サシャ!やめて!
[突然叫んだかと思うと、弓矢をメイン・サロン内に降らせるサシャ。>>361
慌てて駆け寄って止めようとするも、強い力で振り払われれば、地面に倒れこんでしまう。]
痛っ…!
[その際矢が腕をかすめたようで、みるみる内に血があふれ出す。そんなことは構わず、震える手で必死にサシャに縋りついた。]
お願い、落ち着いてサシャ!
[叫んだ声は、サシャに届いただろうか。
どうしてこんなことに…。
友達だと言ってくれた彼女>>2:8を思い出した。
「全部滅んでしまえ」だなんて…それほど強くて悲しい思いをしていた彼女に、気づくことができなかったことを後悔する。]