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[親切に運んでやろうとすればこれだと、全力抗議するアイリに理不尽さを感じつつ。
じゃあどうすればと考えて咄嗟に浮かんだのは]
まさか、お姫様抱っ――
[あれの正式な呼び方って何なんだと思いつつ、言葉のチョイスに非常に悪い予感がして途中で切った]
[そんなやりとりの最中、精霊石の欠片に熱を感じ掌を開いてみれば、それは一回り大きな魔石へと姿を変えていた>>141。
大きさだけでなく、内から自ら輝きを放つその石は、それまで以上の魔力を内に貯め込んでいることが感じられた]
ふむ。
じゃあ今まで以上に、魔法も使いやすくなるのか?
[ありがたいと思う反面、この先に待つ激戦を思い表情を一度引き締めて]
ん?
[アイリに促され進みかけた所で、彼の言葉>>142に振り向けば。
地精霊たちがわらわらと集い、見送りついでにお菓子を要求される>>143]
あー……まあ、結構無茶な使い方したし、な……。
[魔法型のアイリより、大雑把なイメージだけで魔力をぶん回す自分の方が、ある意味精霊への負担は大きいかもしれないと思いつつ]
あれ、意外と無事だ……。
[懐から取り出したお菓子のうち、8個はきちんと形を保っていた。
結構ボコボコにされたし、菓子をかばう余裕などなかったはずなのだが]
『あいりのやさしさ?』
『やさしさにめんじてゆるすか?』
『いや ここはあえてきびしさをみせるのがあいというもの』
『というわけだ おかしよこせー』
[しかし精霊たちの様子は相変わらずで、アイリと視線合わせ肩を竦めたりはしたかもしれない]
― 世界樹:待機場 ―
[そんなやりとりからしばらく後、精霊の領域を抜けた二人は、世界樹の枝へ設けられた待機所へ辿り着く]
悪い、アイリと、ついでに俺の怪我も診てくれねえか。
……あー、アイリも魔力使い果たしたっぽいから。頼むわ。
[アイリはまた意地を張るかもしれないし、もしかしたら既に幾らかは回復しているかもしれないが、そこは譲る気はなく。
一方、徹の方も全身痣や腫ればかりで、一見すればどちらが勝ったのかわからないほどであっただろう*]
…… ……あのマント……何時か進化したら儲け物だな。
[大地の領域から世界樹の場所へ帰還した後、ふとそんな事を呟いた]
……ん? なんだトオル、よく考えてみろ。
あそこは歴代の血族や王族でも生涯に入れたら幸運なほどの聖域なのだぞ。
ただの感情や思う所だけで捨てたとおもったか?
あんな大地の魔力が充満した場所に数百年数千年晒してみろ。
遠い将来、あの領域に訪れる大地の勇者が回収する頃には
繊維の隅まで大地の精霊が染みこんだ伝説級の霊具に進化してるかもしれないのだぞ。
ははははは。折角あんな聖域に入る機会を賜れたのだ。
未来の勇者への先行投資は必要ではないか。
[そんな少し残念さを感じないでもない会話をはさみながらだが、さて
将来的に実際に、あのマントがどうなっているかは遠すぎる未来の話だろう]
…………。
[視界を半分以上覆う握り拳に、無言で両手を上げた。
その向こうに、とてもいい笑顔をするアイリ>>167が見えていた]
そうか……そうだな。
盾が一つくらいあるといいかもな。
[>>168攻撃を持って護りとする、が自分のスタイルになりつつあるが。
アイリと別れ、他の勇者たちと共に戦う以上、1枚は保険が欲しいと考えを口にして]
ああ、これか?
ね、念の為……だな。
[菓子袋について指摘されれば>>169歯切れ悪く答える。
なんとなく腹が減るからと多めに持ってきた訳ではない。きっとない。
いずれにしろ、全てを譲り渡してなお、精霊たちを満足させることは出来なかったが]
……ん? どうした?
[そして黄色の渦を通る直前。
足を止めマントを外すアイリ>>170>>171に瞬く。
トレードマークとも言うべきそれを、アイリは領域の地精霊向け投げ捨てた]
えっ、いいのかよ!
[通常の衣服と違う、どこか伝統を感じさせる威厳あるマントだと、なんとなくは思っていたから。
その行為に驚くも、背を押されればそれ以上何も言えず、その場を後にする]
進化?
[唐突に思えるアイリの言葉に聞き返すと、彼から解説が返ってくる]
そりゃまた……気の長い話だな。
[確かに、自分でもわかるほど濃密な、あの場の魔力を受け続ければ――
何だろう、漬物とかの残念な例えしか出て来ないが、何か特別な効果は得られそうな気がした]
でも、お前は良かったのか?
[未来、というのがいつの話かはわからないが、今戦いに赴くアイリ自身はと。
随分すっきりしたシルエットになった彼へ、視線を送る]
― 世界樹:待機場 ―
え、いや、俺は……。
[待機所で、アイリに手を払う動作をされ、困ったように彼我を見る。
消耗したアイリを先に、と言いたい所だが、肉体的な負傷を見れば、自分の方が度合いが上なのは確かで]
大丈夫か? 痛い所とかないよな?
[知らぬ内につけた傷はないかとアイリへ確認した後、大人しく治癒を受けることにした*]
なんだかおまえもおまえで残念な例えを考えてそうだが……
……いいんだよ。
アレは僕の身体には少しブカブカだからな。
[背中に感じる布地の重みが消えるだけで、随分スッキリした]
大体、あんな布切れいちまいを捨てたところで。
最後まで勝てるに決まってるだろう?
僕たちならそれで当然だ。
[トオルの前を歩きながら、そう、肩越しにそう瞳を向けて]
……そうか。
[確かに、彼の身には少し大きいとは思っていたけれど]
そうだな。今のお前の方が――
なんつーか、らしい、気がするよ。
[体躯に見合わぬ威厳や迫力が、嘘だとは思わないけれど。
今の、ひとりの少年らしいアイリの姿の方が、好ましく見えていた]
うん?
[さらり、と言われた、『僕たち』という言葉。
そこに感慨のようなものは浮かぶけれど、特にそれを指摘はしないで]
ああ、そうだな!
[肩越しに向けられた瞳へ、同意を返す]
― 世界樹:待機場 ―
ははは、そうだな。派手にやられたぜ。
[漢同士と言う辺りアイリのことをわかってるなと思いつつ、言われるがまま癒者>>181へ傷を見せる。
服の中は自分でもまじまじと見たりはしていなかったから、彼が唸るのと同様、自分でもちょっと引いてしまったが。
それでもアイリの最低限の治療もあり、後に響くことはなさそうだ]
うん……ありがとうな。
[慎重に怪我の様子を見極め、場合によっては魔法の重ね掛けを施してくれた癒者>>182へ頭を下げる。
彼がアイリの治療に移れば、邪魔にならない所に座り込んで見守る心算だが]
お、……俺です……一応。
[どちらが勝ったかと問われ、そうは見えないだろうなと内心思いつつ答える]
でも、どうにか追い付いて勝った、みたいな感じかな……?
[互いに全力を出し切った結果、ではあるのだが。
決着の瞬間まで、食らいつき引っ張り上げられた、という感覚はやはりあった*]
…… ……い、いっておくが!
[ふとトオルと視線が重なれば突然、声を開いて]
僕が本気で勝つ事だけ考えたら!
トオルなんてまだまだなんだからな!
お前の体力が尽きるまで、遠距離で戦えば確実に勝つのは僕なんだ!
まだまだ耐久力は到底勝てないんだからな!
[そんな弁明という名前のいいわけを勝手にしていた]
あ?
[負けた、とは、アイリは言わなかった>>198]
うん、まあ、そうだな……。
[しかし内心に思う所>>194もあり、ここはアイリの顔を立てる]
[ふと視線があった所で、精霊の力越しに声が飛んでくる]
あー。……そうかもな。
[早口な弁明に対し、こちらの反応は素直なもの]
負けてないよ。お前は。
[結果がどうあれ、男は心底からそう思っていた]
[実際の所では一番よく理解していたのは自分自身だ]
…… …… ……ふん。
[負けて悔しいと感じながらも、認めるしかない。
そんな少し複雑な感情を抱くのは、勝負に対してではない。
その頑固な位の意志が、確かに自分のそれを上回った事に。
なのに何とか勝てた、なんて事でも考えていそうな、妙な所で自信のあるかないかわからない、トオルの姿に、ふ、と笑いに近い息がもれていた]
ん。そう……か。
[意外ではない、というメレディス>>202に、ひとつ頷いて。
笑み深める姿>>203を見れば、ちら、とアイリへ視線を送る]
そうだよな。
[アイリの意地っぱりは、さてどんな具合であろうか。
後押しするような癒者の言葉受けつつ、じっとアイリを見た。
そこに掛けられる、祝福の言葉]
あんがとな!
[受け取った飲み物をアイリの方へ向けたのは、なんとなく乾杯でもしようかという気分になったから。
受けられても受けられなくても、豪快に一気飲みしてそれを飲み干し]
はー。体動かした後の飲み物は美味いぜ!
[そんな、体育会系らしいいつもの調子で、感想を述べたりする*]
[風の妖精の叫び>>192が届いたのは、その頃だったか]
え、今の声……。
[そこにミリアム>>207も顔を出し、事情を話す]
えっと……助けに行くのか?
ここまで運ぶなら、俺も行った方がいいよな?
[なんとなく力仕事向きではなさそうなメレディスの顔を見つつ、ウェルシュの方へ向かうならと立ち上がる*]
― 待機場 ―
んー。
[ミリアムの報告に対する、メレディスの反応>>217を耳にし、少し考える表情を見せるが]
ま、大丈夫、だよな。
[信じて待とうという彼に頷く。
傷はほとんど癒してもらったとはいえ、余計な面倒を増やせば彼に申し訳ない。
それに、勇者として認められた彼なら、という思いも確かにあった*]
(これで勉強ができるなんて。
酷い詐欺があったもんだ……)
[もし余裕があれば一度、どこぞの王立学院の試験問題でも遊びでぶつけてみようか?
そんな事を考えながら、傾ける飲み物は、まあ確かに美味しかったのだが]
[アイリに飲み物を向ければ、素直に一度ぶつけられる>>226。
その反応に笑み浮かべる男に、アイリの内心の声は聞こえていない]
[そして誰にともなくの彼の問い掛け>>228は、聞こえたけれどノーコメントとした]
― 世界樹:待機場 ―
[しばらく後、待機場に現れたのは二人の女性。
試練を終えた彼女らもまた幾らかの負傷をしており、癒者の治療を受ける]
[そこに響く、神官長の声>>234]
俺がこっちに残る方、か。
[ミリアムと玲緒、戻って来たならウェルシュへ視線を送り。
それから最後に、アイリの方を見て]
じゃ、また後で、な。
[彼の内心にあるものを知ってしまったが故に、努めて明るくしつつもはっきりと、声を掛ける]
……『次』って何だろうな。
[一方、引っ掛かるのは神官長の言い回し>>235。
今までは一応、何と戦うのかは教えてくれていたはずだが。
それに、時間を稼ぐ――というのも]
――ま、どんな相手だって。
退かないし、負けねえけど、な。
[『世界』の行く末かかった一戦。
アイリへ向けた決意がある以上、そこに迷いはない]
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