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今朝方というか昨日の朝、なんでかふつーに起きらんなかったんで。
今日は大事とって早目に寝とくんだぜ……!
ともあれ頑張れじぶん、今週はあと三日行きゃそこから四連休だ……!
[話をしている間に向けられていた、物問いたげな視線。>>2:325
気づいてなかったわけじゃない、けれど、何となくその意は問えなかった。
両親の事は、普段からもほとんど口にはしない。
ひたむきに前に進み、誰に対しても開放的な少年が唯一、他者に触れさせぬその部分。
それを一部でも零せたのは、それだけ同じ属を持つ相手に強い信を抱けていたから、なのだけれど]
……後で、話さねぇとなぁ……。
[このまま、中途半端にはしたくないから。
やるべき事が終わって、また会えたら、と。
そんな事を思いつつ、そ、と右手首の腕輪に触れる。
揃いの腕輪、祝福の証は、今は遠い風の存在を確り、感じさせてくれるようだった。**]
― 世界樹・転送 ―
りょーかいしましたっ!
[神官長の指示を受けたメレディスの言葉>>44に、ぴしりと敬礼。
ウェルシュの反応>>2:361から、討伐を指示されたものが大物なのは感じていたけれど、それで怯むはずもなく。
武運を、というメレディス>>46に力強く頷いた後、ステファンと共に白き光の渦に触れ]
― 『世界樹』根の領域 ―
やっほーい。
疾風の星司、ただいまとーちゃくしましたっ!
[白に飲まれた視界が晴れれば、そこは今までとは異なる場所。
ともあれ、すぐ近くにいた先遣隊>>+18へ向け、元気いっぱいに手を振って。
ステファンとバルタザールのやり取りから、討伐すべき相手の特徴を拾いだして記憶にとどめ]
ん、傷も塞がったし、いつでもいけるぜ。
てーわけで、前衛は任しとけ!
[元より武器は近接仕様。
ポジションを確かめるステファン>>+26に、あっさりと頷いて]
浮遊と、空中走るならできるぜ。
今なら、前よりも高く跳べる気がするから、翼狙いもいけると思う。
[疾風の精霊より授かりし腕輪は、風乙女との共鳴を高めてくれている。
その感触は、今までよりも高く、速く飛べる、という自信に繋がっていた。*]
そーだな、いくら空中いけるって言っても、自由に飛び回れるわけじゃねーし。
向こうの機動力削いでから速攻、がいーかも。
[自分の戦い方が長期戦向きではないから、というのもあるが、一気に畳みかける方針>>+32に反対する理由はなく]
ステファンの魔法攻撃に合わせて、上から翼強襲、か。
上、結構色々絡まってるから、隠れながら行くのもできそうだし……それで、いってみっか。
[一度上を見て、根の絡まり具合を見て。
提示された具体案>>+33でいけそう、と判じて返すのは頷き一つ。*]
おう!
さっさと片付けねーとな!
[策がどう転がるかなんてわからない。
けれど、今は動く時、と割り切っている少年に迷いはなく。
ステファンと共にバルタザールたちに案内を請い、目的地へと向かった。
進むにつれて、歩みは慎重に、潜むようなそれへと変じて]
……ん。
[風向きをステファンに問われ>>+36、軽く目を閉じる。
根側に吹く風は、枝の上ほど強くはないが、確かに流れを生み出していて]
……こっち側、風下……か。
真っ向向い風、ってわけじゃないけど……少なくとも、進む先に向かう流れじゃ、ない。
でも、ここの気流ってなんていうか……安定してない、っていうか。
いつ流れ変わるかわかんねぇな。
近づくんなら、今の内、って感じ。
[微かな流れから感じた事をそのまま口にする。*]
[一瞬だけあれ? と思ったけど、まあいいや、で突っ込まなかったのは余談としておいて]
ああ、タイミング逃す必要ねーし。
[伝えられる決行の意思>>+39に、返すのは笑み]
ああ、んじゃ、下は任すぜ、ステファン。
[短く告げて、上を見る。
深呼吸の後の踏み切りは、ふわり、上方へとその身を持ち上げて。
頭上に複雑に絡む根の合間に身を隠しつつ、正八面体の結晶体を握り締める。
変容の際の光を感知されるわけには行かないから、双剣を手にするのは、ぎりぎりまで待つ心算で。*]
つか、でっけぇな……。
[根の間に潜み、ニーズヘッグを見下ろす。
上で対峙した大蛇もかなりの大きさだったが、それよりも大きく見えるのはその背の翼の為か。
そんな事を考えながらタイミングを伺っていたのだが]
……っ!
[その最中、微か、風の流れが変わる。
流れはステファンのいる方から、ニーズーヘッグへと向かうものへと徐々に変化しているようで。
何かに気づいたかのように、その鼻先が動くのが見えた。>>+43]
[それでも、声は上げない。
それじゃ、全部台無しになる。
それに、何よりも]
(任せて任されたんだから、俺は、俺のやる事をやる)
[大丈夫だ、と、信じているから。
出かけた声は飲み込み、ステファンの術が完成するのを待って]
[ステファンがニーズヘッグの前に飛び出し、術を放つ。>>+44
それと同時に、翠の双剣を両手に構え、潜んでいた根の隙間から飛び出した。
ニースヘッグは襲い掛かる火炎を打ち消さんとしてか、その翼を大きく広げて、突風を巻き起こすが全てを消すには至らない。
そしてその動きと、巻き起こる風はこちらにとっては好機で]
……いっくぜぇぇぇ!
[宙を駆けつつ、双剣を手にした両手を交差させ、ニーズヘッグに跳び移る直前に、左右に腕を大きく払う。
その動きに伴い、巻き起こるのは刃の鋭さを帯びた疾風。
それは大きく広げられた翼の一方を、容赦なく斬り裂いてゆく]
っせい!
[刃の如き疾風が舞う中、一気に駆け下りた所で剣を握る位置をくるりと変えて振り上げ、ニーズヘッグの背に二本まとめて振り下ろした。*]
[風の刃と、翼の付け根への突きの攻撃。
それらは片翼の動きをほぼ封じていた]
いよっしゃ、ぶっつけ本番大成功っ!
[風の刃は魔法というよりは、剣に付随する技、と言った方が正しい。
風の力宿した刃を振るう際に起きる剣風を、高速で相手に向けて叩きつける、というものだ。
最初にやろう、と思った時は使いそびれたが、どうやら上手く発動したらしい。
自覚し切れていないところでも、確実に、風との親和は強くなっていた]
[ともあれ、翼の動きは封じた。
もう片翼が突風を起こす可能性はあるが、両翼でのそれよりは威力も低いはず、と。
作戦通り、畳みかけようとした所で、ふわり、添うてきた焔>>+50にひとつ、瞬いた]
……これ……。
[ぱっと見でそれが何かはわからなかったが、どうやらステファンが援護を飛ばしてくれたらしい、とそこは理解して。
ちら、と視線を向けると、集中しているらしき姿>>+51が目に入った]
……大技準備、ってとこか。
そういう事なら……!
[自分がやるべきは、単純明快。
ニーズヘッグの気をこちらに引きつけ、集中しきるまでの時間を稼ぐ。
それと決まれば、後は動くのみ]
……っせえ、の!
[掛け声と共にニーズヘッグの背を駆けあがり、一気に頭まで突っ走る。
頭に到着した所で思いっきり踏んづけ、その視界を横切るように舞い降り、ステファンのいる方とは逆向きに駆けた]
ほらほら、ついて来やがれっ!
[大声で怒鳴りつつ、右手の剣を大きく振る。
放たれるのは剣風の生み出す風。
それはニーズヘッグの首筋すれすれを掠め、その意識をこちらへ引きつけた。
ぐ、と一度首が引かれ、くわ、と大きく口が開く。
そこから放たれるのは、強い毒素を帯びた霧の如き息吹]
ん、のっ!
[風乙女の守護と焔の護りが毒素を散らし、焼き切ってくれるものの、僅かに吸い込んだそれは眩暈のような感覚を引き起こす。
けれど、風は止まらない、止まれない]
……あいつだって、今頃、頑張ってるはずなんだ。
俺だって、負けちゃいらんねぇ……!
[枝の上で、最後の『七大蛇』と戦っているであろう
そんな想いから、一度離したニーズヘッグとの距離を再び詰めて]
……いっくぜぇぇぇ!
[気合の声と共に、踏み切る。
狙うは、鎌首擡げたニーズヘッグの腹から喉元。
最初は右、返して左。
連撃を叩き込みつつ、風の力で上へ上へと切り上げて]
うおりゃっ!
[喉元まで達した所でくるり、後方一回転。
同時に繰り出すのは、気合と力を込めた蹴り、一発。**]
[蹴りを決めた直後に放たれた力。>>+63
間を置かず響いた離れて、という声>>+64に、とっさに気流を操りニーズヘッグから距離を取った]
……なんっ……。
[ニーズヘッグに突き刺さる、炎の槍。
それを誰が放ったのかなど、確かめるまでもなく]
すっげぇ……。
[零れ落ちたのは、感嘆の声。
とはいえ、そんな悠長に構えている場合じゃ、ない]
[熱に苦しむニーズヘッグが片翼で発生させる乱気流。
風乙女に護られたこちらは、軽く、よろめく程度ですむものの]
ステファンっ!?
[その護りを広げて向ける暇もなく、吹き飛ばされるステファンの姿>>+65が目に入り]
んのっ……!
風乙女、みんなを守ってくれ!
[風乙女たちに願うのはステファンを、そして戦いを見守るバルタザールたちへの守護]
俺には、こいつがありゃ、十分!
[懸念を示す風乙女に示すのは、精霊の腕輪。
直後、少年は暴れるニーズヘッグと向けて走り出す]
……吹き荒れる風の流れ、その力、俺に応えろ!
[双剣を握る向きを変えつつ、駆ける。
呼びかけるのは、暴れるニーズヘッグが引き起こす乱気流。
翠の光が煌き、腕輪から零れたその煌きを取り込んだ乱気流は、ニーズヘッグを捕える縛となる。
怒りによる咆哮と共に撒き散らされる毒霧すら飲み込む風の縛は、竜巻の如く。
一度開けた距離を詰めた少年は、絡み合う根を思いっきり蹴って跳び上がり]
……っせぇい!
[気合と共に振り上げ、振り下ろした双剣で、翠に煌く乱気流を叩ききった。
その一閃で乱気流は風の刃と転じ、ヘーズヘッグの身を引き裂く]
……これで、止めだっ!
[風の刃が舞う中、更に高く跳んだ少年は、降下の勢いを乗せた突きをニーズヘッグの頭頂に叩き込む。
響く咆哮。
翠に煌く刃は硬い鱗の抵抗をもものともせずに突き刺さり。
咆哮は絶叫へと転じ、やがて、その巨躯がゆっくりと崩れ落ちた。*]
[崩れ落ちたニーズヘッグの頭の上では、と息を吐く。
突き立てた翠の双剣を結晶体に戻し、飛び降りた所に駆けよってくるステファン。>>+74]
おう、やったな!
[ハイタッチを受けつつ、にぱ、と笑う]
毒吐かれた時はちょっと焦ったけど、あの火、つけてくれたのステファンだろ?
あれのおかげで助かったぜ!
[じんわりと勝利を実感しつつ問いかけた直後に、視界がブレた。
あれ、と思う間もなく、世界が回り]
あ……れ?
なんか…………しび、れて、る?
[僅かに吸い込んだ毒霧の効果が、落ち着いた所でじんわりと出てきたとは気づく余裕もなく。
くてり、その場に座り込む。
その背後では、力を失ったニーズヘッグの巨躯が霧に飲まれ、根の奥へ染み込むように消え失せて行った。*]
[名前を呼ぶステファンの声が遠い。>>+79
なんて考えた所に伸びた支えの手。
それがバルタザールのものと気づくと、は、と一つ息を吐いた。>>+77]
あー……バルタザール、さん……。
[間延びした声で名を呼びつつ、やって来た癒者の治療を受ける。
その周囲を、風乙女が案ずるようにくるり、と舞った。
その視線が何度か上へ向いたのは、上での相棒のあれやこれやを覚っていたから……かも知れない]
[ともあれ、治療を受けて落ち着いた所で改めて、今後の事を聞いて]
『本命』、かぁ。
あの上ってなんなんだ、って思うけど、りょーかいですっ。
俺も、さっきの痺れ以外は問題ないし。
ちゃんと休めば、大丈夫。
[毒霧の影響さえ取り除かれれば、残るのは慣れぬ技の行使による疲れのみだから。
問題ないですよ、と頷いた。*]
[大丈夫、と返す自分たちに休息を、と願うバルタザールは真剣そのもの、と見えた。
彼と神官長のやり取りは知らぬ身ながら、その様子は競技前のコーチの様子にも似て。
ニーズヘッグ討伐成功に浮かれていた気持ちが、ぴしり、引き締まる]
んでも、『本命』……『本命』、かぁ。
[なんだと思う? なんて、ステファンや風乙女に問いかけながら時間を過ごし。
やがて聞こえた声>>234に、きょとん、と瞬いた]
え? なに、あの二人がこっち来るの?
[根側に来る、と示された二人の名にこてり、と首を傾ぐ。
バルタザール曰くの『本命』に対するため、なのだろう、という予測はすぐについたけれど]
……四大の、均衡。
[大地と流水の二人をこちらに合流させることで、保てる、というもの。
それが大事なものなのは何となく、わかる。
この辺り、言葉でなく、感覚での理解が先に来ていた]
……『次』を退けられるか、否か、に。
世界の……行く末。
[そうだ、と思い出す。
自分たちは、この世界を救うために呼ばれたのだ、と。
ふと、視線が落ちるのは、右手首の腕輪]
……『次』がどんなモンかは、わかんねぇけど。
ここまで来たら、最後までやり遂げねーとな。
[そーだろ? とステファンに同意を求める。
少年の瞳にはやはり、迷いの翳りはない。
ここまで来たら最後まで走りきる──そんな、強い意志が覗くのみで]
さってと、んじゃ、まずはこっちに来る二人、出迎えるか!
[まずは、と意識を向けるのは、こちらに来るという仲間たちを出迎える事。*]
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