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聖神神官長 ルートヴィヒ は 疾風の御魂 九神 星司 シュテルン に投票した
― 聖神神殿・儀式の間 ―
……さぁて、と。
[淡々とした通達を終えた後、神官長は一つ、息を吐く]
ここからが正念場だな……『混沌』の侵蝕、どこまで遅らせる事が出来るか……。
[完全に押し止めるには、迫る最大の脅威は──『混沌の王』は、あまりにも、近い]
……ま、無茶やらしてる以上は文句は言えん。
全員が覚醒するまで。
最低、そこまでは、結界を保たせんと……。
[呟いて、手の中の精霊石を握り締める。
未だ輝かぬ二つの輝石に熱がこもるのを待ちつつ。
神官長は『世界樹』を護る結界へ、再び己が力を注ぐ。*]
聖神神官長 ルートヴィヒは、大地の守護者 アイリ を投票先に選びました。
聖神神官長 ルートヴィヒは、流水の守護者 ベルティルデ を能力(襲う)の対象に選びました。
[路の繋げ方を伝えた後。
それに関する三人のやり取りには、口を挟まなかった。
ただ、タチアナが自らの意思で為せる事を、と望む様子に微か、笑む気配を伝えた程度。
その後、転送の成功を枝側と根側、双方から受け取った所では、と小さく息を吐き]
……では、皆は引き続き彼らの補佐を。
その後の指示は状況如何ですが、討伐と試練の完了後は念のため、彼らの状態を万全に保っておいてください。
[そう、短く伝える声には珍しくも疲労が滲む。
常に穏やかな様子を保ち、崩れた所などほとんど見せぬ神官長らしからぬそれは、声を聞く三人にどう響いたか。
ともあれ、神官長はそれきり口を閉ざしてしまう。*]
― 聖神神殿・儀式の間 ―
……近い、な。
[結界の維持に力を送りつつ、小さく呟く]
間に合ってくれりゃ、いいんだが……。
地水火風、四大全てが揃ってくれんと、アレの放逐なんざほぼ不可能だからな。
[ぼやくように言いつつ、また、力を凝らす。
常人であれば当の昔に尽き果ててもおかしくない量の魔力を注ぎ込んでいるのだが、結界を維持するために消費される力は未だ涸れる気配を見せてはいない。
もっとも、それが為せるだけの理由を持つからこそ、若くして聖神神官長という大任に就く事となったともいうのだが]
……まったく。
俺の代でよかったと言えばいいのか、なんで俺の代なんだと言えばいいのか。
……ま、言っても始まらんか。
[それでも、愚痴るぐらいは許されてもいいはず、と一頻り吐き出した後、神官長は再び力を凝らす。
その手の中の輝きが揃う時は、そう遠くはない。**]
……そうですか……わかりました。
[言霊石から届く報告>>+84に、小さく返す。
根を直接蝕む存在は、懸念の中でも大きかったものだから、零れるのは安堵の息。
そこに届いた、声色変えての言葉に、神官長は一つ、二つと瞬いた]
……は?
……わかっていますよ。
『勝利』を見ずして倒れる心算など、元よりありません。
[それは自身には赦されぬ事だから、とは口にはせず]
あなたの手を煩わせるような事には、ならぬように努めますよ。
ま、相手次第ですが。
[相手、が何を示すかは口にはせず、軽い口調で返す。
激励への感謝の言葉は綴らぬものの、声音には確かにそれが現れていた。*]
― 聖神神殿・儀式の間 ―
……む。
[閉ざされていた目が緩く開く。
視線が向くのは、手の中の四つの精霊石。
それらは全てが熱を帯び、美しい輝きを内から放っていた]
四大……揃った……か。
[目標は無事に達せられた、と。
感じ取ったそれに、は、と一つ息を吐く]
と、なると、後は……。
[迫りくる最大の脅威にどう対するか。
ともあれ、まずは『均衡』を取らねばならないが]
根側に送ったのは、異界の疾風と火炎。
……なら、大地と流水は血脈とするか。
それで、総合的な均衡は取れるはず。
[小さく呟き、意識向けるのは言霊石。*]
……試練の突破、並びに『七大蛇』と『翼毒蛇』の沈黙を確認した。
[向ける言葉は、表向きの口調ではなく、素。
メレディスやバルタザールはともかく、タチアナには驚きを齎すかも知れない]
……が、同時に最凶の厄介者が降りてきた。
もうしばらく時間は稼ぐ。
その間に、大地のアイルリートと、流水のベルティルデを根側に送ってくれ。
それで、四大の均衡は保てるはずだ。
[そこまで言った後、は、と大きく息を吐いて]
……詳細は、路を繋ぐ時に通達するが……最悪に備えておくのを忘れるな。
そして……。
[ここで、言葉は一度、途切れ]
最悪が訪れた時には、最善を保てるように。
……全力を持って、『四大の勇者』たちを支えてくれ。
現場に出れん、俺の分も……頼む。
[そう、告げる声音は今まででも一番真摯な響きを帯びていた。*]
……『世界樹』を蝕むものたちの討伐の完了と、そして、大地と流水の精霊の承認を、確認しました。
[声が響いたのは、各自が落ち着いた頃合いの事。
口調は静かだが、声音はどこか、緊張感を帯びる]
それでは、これより大地のアイルリートと流水のベルティルデは、根の領域への移動を。
そこで、火炎のステファン、疾風の星司らと合流し、待機してください。
大地の徹、流水の玲緒、火炎のミリアム、疾風のウェルシュカーディは、そのまま枝にて待機。
そうする事で、四大の力の均衡を保ちつつ……『次』に備えます。
『次』を退けられるか否か、それに、『世界』の行く末はかかっています。
……皆、十分な休養を取ってください。
そのための時間は……稼ぎます。
[静かに言うのにやや遅れ、現れるのは白い光の渦──枝と根とを繋ぐ路。*]
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