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… ん ?
[悪い予感を感じてトオルが言葉を切るその瞬間>>160。
トオルの目の前には、鼻柱ギリギリの場所でギリギリと音を立てて引き絞られた握り拳が寸止めされていた。
その向こうではにこりと小首を傾げるアイルリートの笑顔]
[本当に何を突拍子も無い事をいうこの馬鹿はと考えながらも
拳を引けば、数秒前のやりとりは何もなかった。何もなかった]
僕にもトオルにも丁度いいだろう。
必要なら後で魔法のひとつでも込めてやる。
お互い、消耗が激しい性質はかわらん様だしな。
[当然だがこれで終わりでは無いのだ。
恐らく自分とトオルが別々に別れて、どちらかに送られる。
こうして、地精霊に菓子をやる程度の平和な事ならいいのだが……て……]
おいまて。何故おまえがそんなに菓子袋をもってるんだ。
[本気で瞠目して米神を弄りだしたアイルリートの表情が複雑に彩られていた]
いや確かにそのうち覚悟しておけと僕も教えたがな?
こいつらの賄賂はこれ以外ないとか教えたがな?
…………このデブ精霊どもめ……
[その様なやりとりを経て、黄色の渦へと赴く]
…… …… …… …… 。
[だが黄色の渦に踏み入る直前で、またアイルリートが足を止めた。
もうこれ以上の用事は別にあるワケでは無い。地精霊も首を傾げている。
アイルリートは大地の魔力をよく内包したそれの裾を摘んで目の前に回していた]
[それはアイルリートがつけていた黄色のマントだ。
多少、大地の精霊の力が込められている。
マガーネル家の当主が代々つけてきた品物であり
実際、威厳や貫禄が身につきやすいからとこれまで纏い続けてきた品だ。
数秒か、数十秒か、それを無言で見続けて]
[アイルリートはその黄色のマントを外すと、地精霊たちに向けて投げ捨てた]
…… それもあげる。
[恐らくキョト、とした疑問符を地精霊やトオルも浮かべたかも知れないが。
さ、いくぞ、とトオルの背中を押す様にして、やがて世界樹の空間へと戻って行く事となった]
…… ……あのマント……何時か進化したら儲け物だな。
[大地の領域から世界樹の場所へ帰還した後、ふとそんな事を呟いた]
……ん? なんだトオル、よく考えてみろ。
あそこは歴代の血族や王族でも生涯に入れたら幸運なほどの聖域なのだぞ。
ただの感情や思う所だけで捨てたとおもったか?
あんな大地の魔力が充満した場所に数百年数千年晒してみろ。
遠い将来、あの領域に訪れる大地の勇者が回収する頃には
繊維の隅まで大地の精霊が染みこんだ伝説級の霊具に進化してるかもしれないのだぞ。
ははははは。折角あんな聖域に入る機会を賜れたのだ。
未来の勇者への先行投資は必要ではないか。
[そんな少し残念さを感じないでもない会話をはさみながらだが、さて
将来的に実際に、あのマントがどうなっているかは遠すぎる未来の話だろう]
― 世界樹:待機場 ―
[今度こそ精霊の領域から抜けて、指定されていた待機所まで特に何事もなく到着する事になる]
すまんな、レントナー。
途中で最低限はしてやったが、魔力が足りん。
先にそこのバカからやってくれ。
[訪れた待機所では治癒の場が形成されていた>>153。
正直ありがたい。治癒の場を形成できる癒者も稀有だし、何よりも今の疲労困憊したアイルリートは、自前の魔力を正直使いたくなかっただけに。
尤も、治癒を受けるにしても、先にコイツからだ、とメレディスには、トオルの方へ手を払う仕草を示してみせたのだが]
― グラフヴィトニル戦 ―
[ウェルシュの魔法>>105のお陰で、火球は避けられずに当たり燃え上がる。]
---Gyaooooonnnnnnn
[長く響く咆哮は断末魔だったのか、そのまま下へと落下していく。]
――――……あーー、消火、どうしよう。
[あいつ、油ぎってたよね、と呟きながら落下していくグラフヴィトニルを眺めている。*]
[ニーズヘッグの頭がステファンと反対の方向へと向く>>+54。
セージが引きつけてくれていることに感謝しながら、目標との距離、放つ威力、魔法の形状を頭の中でイメージした]
ッ!
[途中、セージを害そうとする霧の如き
sharply……pierce……vast……
[セージがニーズヘッグとの距離を詰める>>+56間、放つ魔法のイメージを膨らませていく。
鋭く、広く貫くイメージ。
両手で握った長杖を右下から後方へと振り下げると、柄頭の先端で結晶が強く光を放った]
Cross spear flare!
[宣と共に振り下げた柄頭を自分の左上へと振り上げる。
柄頭がシュテルンの正面を通過せんとした時、ニーズヘッグに巨大な炎の槍が放たれた。
それはセージがニーズヘッグを斬り上げ、蹴り飛ばした>>+57と同時]
セージ! 離れテ!!
[万一を思い上げる声。
それはニーズヘッグの意識をこちらに向けることになっただろうが、既に魔法は放たれた後。
蹴り飛ばされ、振り向かんとするところに、炎の槍が突き刺さった。
直後、突き刺さった内部から十字を切るように更に炎が奔る]
ワ!
[煌々と内を焼く炎に抗わんと、ニーズヘッグが片方だけ残る翼をデタラメに振り回し、乱気流を放つ。
その一筋がシュテルンのところまで奔り、長杖で受けるようにしながら後方へと吹き飛ばされた*]
…………。
[視界を半分以上覆う握り拳に、無言で両手を上げた。
その向こうに、とてもいい笑顔をするアイリ>>167が見えていた]
そうか……そうだな。
盾が一つくらいあるといいかもな。
[>>168攻撃を持って護りとする、が自分のスタイルになりつつあるが。
アイリと別れ、他の勇者たちと共に戦う以上、1枚は保険が欲しいと考えを口にして]
ああ、これか?
ね、念の為……だな。
[菓子袋について指摘されれば>>169歯切れ悪く答える。
なんとなく腹が減るからと多めに持ってきた訳ではない。きっとない。
いずれにしろ、全てを譲り渡してなお、精霊たちを満足させることは出来なかったが]
……ん? どうした?
[そして黄色の渦を通る直前。
足を止めマントを外すアイリ>>170>>171に瞬く。
トレードマークとも言うべきそれを、アイリは領域の地精霊向け投げ捨てた]
えっ、いいのかよ!
[通常の衣服と違う、どこか伝統を感じさせる威厳あるマントだと、なんとなくは思っていたから。
その行為に驚くも、背を押されればそれ以上何も言えず、その場を後にする]
進化?
[唐突に思えるアイリの言葉に聞き返すと、彼から解説が返ってくる]
そりゃまた……気の長い話だな。
[確かに、自分でもわかるほど濃密な、あの場の魔力を受け続ければ――
何だろう、漬物とかの残念な例えしか出て来ないが、何か特別な効果は得られそうな気がした]
でも、お前は良かったのか?
[未来、というのがいつの話かはわからないが、今戦いに赴くアイリ自身はと。
随分すっきりしたシルエットになった彼へ、視線を送る]
[貫く槍に虹の守りは砕け、衝撃でベルティルデは後ろから倒れた。
耳を打つ小さな悲鳴に、玲緒は涙と痛みでぼろぼろの顔をぎゅっと歪める。
守りを失おうと、きっと相棒は戦意を失わない。
簡単に折れてしまうような、脆い心の持ち主ではないと知っていたから]
――……っ。
[叫ぶことも出来ず、ただ荒い吐息を吐き散らしながら。
倒れる少女を逃すまいと縺れる足で追い縋り、、
自分の身体を使って抑えこもうと、跨るようにして両膝をついた]
― 世界樹:待機場 ―
え、いや、俺は……。
[待機所で、アイリに手を払う動作をされ、困ったように彼我を見る。
消耗したアイリを先に、と言いたい所だが、肉体的な負傷を見れば、自分の方が度合いが上なのは確かで]
大丈夫か? 痛い所とかないよな?
[知らぬ内につけた傷はないかとアイリへ確認した後、大人しく治癒を受けることにした*]
なんだかおまえもおまえで残念な例えを考えてそうだが……
……いいんだよ。
アレは僕の身体には少しブカブカだからな。
[背中に感じる布地の重みが消えるだけで、随分スッキリした]
大体、あんな布切れいちまいを捨てたところで。
最後まで勝てるに決まってるだろう?
僕たちならそれで当然だ。
[トオルの前を歩きながら、そう、肩越しにそう瞳を向けて]
― 世界樹:待機場 ―
お帰り、とーるくん、りーとくん。
……って、あっちゃあ〜…これは。
漢同士派手に拳交えたみたいだね。
[アイルリートの仕草>>173から意図を汲み取ると先に徹の元へ。
彼らの様子から怪我をしているのは疑いがなかったが、
いざ剥いてみると痣や腫れの多さに思わず唸る。
アイルリートの言う通り、道中で処置を施された箇所もあり、
取捨選択も含め適切な処置によって悪化を免れている部分も多い。]
君たちの補佐がこちらの任だから、謝るようなことないよ。
その『最低限』がこっちはとても助かってる。
りーとくんは、少しの間、こっちで。
[傷の再生促進のための術式の隣に、新たな陣を敷く。
自身が考え事や精神統一の為に使うことのある術式だが、
精神力の安定は多少の魔力回復の助けになればと。]
[蹴りを決めた直後に放たれた力。>>+63
間を置かず響いた離れて、という声>>+64に、とっさに気流を操りニーズヘッグから距離を取った]
……なんっ……。
[ニーズヘッグに突き刺さる、炎の槍。
それを誰が放ったのかなど、確かめるまでもなく]
すっげぇ……。
[零れ落ちたのは、感嘆の声。
とはいえ、そんな悠長に構えている場合じゃ、ない]
[熱に苦しむニーズヘッグが片翼で発生させる乱気流。
風乙女に護られたこちらは、軽く、よろめく程度ですむものの]
ステファンっ!?
[その護りを広げて向ける暇もなく、吹き飛ばされるステファンの姿>>+65が目に入り]
んのっ……!
風乙女、みんなを守ってくれ!
[風乙女たちに願うのはステファンを、そして戦いを見守るバルタザールたちへの守護]
俺には、こいつがありゃ、十分!
[懸念を示す風乙女に示すのは、精霊の腕輪。
直後、少年は暴れるニーズヘッグと向けて走り出す]
……吹き荒れる風の流れ、その力、俺に応えろ!
[双剣を握る向きを変えつつ、駆ける。
呼びかけるのは、暴れるニーズヘッグが引き起こす乱気流。
翠の光が煌き、腕輪から零れたその煌きを取り込んだ乱気流は、ニーズヘッグを捕える縛となる。
怒りによる咆哮と共に撒き散らされる毒霧すら飲み込む風の縛は、竜巻の如く。
一度開けた距離を詰めた少年は、絡み合う根を思いっきり蹴って跳び上がり]
……っせぇい!
[気合と共に振り上げ、振り下ろした双剣で、翠に煌く乱気流を叩ききった。
その一閃で乱気流は風の刃と転じ、ヘーズヘッグの身を引き裂く]
……これで、止めだっ!
[風の刃が舞う中、更に高く跳んだ少年は、降下の勢いを乗せた突きをニーズヘッグの頭頂に叩き込む。
響く咆哮。
翠に煌く刃は硬い鱗の抵抗をもものともせずに突き刺さり。
咆哮は絶叫へと転じ、やがて、その巨躯がゆっくりと崩れ落ちた。*]
[傷は多いものの、大きな損傷は見当たらないようだ。
長引きそうな痣については慎重に回復促進魔法を重ね掛けして]
ん。よし。
これで大丈夫なはずだよ。
もし痛いとか痒いとかあったら言ってね。
[徹の処置が終われば、彼に休息を勧める。
アイルリートの処置へと移るべく手の洗浄を行いつつ]
……それで…
君たちは、どっちが勝ったのかな……?
[傷だらけの徹。魔力残り少ないアイルリート。
見て分かる勝者の証でもあれば別だが、
ふと、ぽつり、と問いを向けた。*]
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