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[
『一か八かだ。どうせ死ぬなら行くよ』
気っ風の良い踊り子がすっくと立ち上がった。同僚の若い娘を抱えて逃げ込んだ当初は、何故卑しい女が教会にと、散々白い目で見られたものだ。
『吸血鬼がいい男ばかりてんなら、最後に美形の顔を間近で拝んで死ぬのも悪くはないさ。ひょっとしたら逃げ出せるかも知れないしね』
同僚の娘に片目をつむって見せ、軽口を叩く。そうして女王のように堂々と、人々の間を縫って歩いて行った。笑みを湛えた口の端は、微かに引き攣って震えていたが。
ねえさん、と叫んで、若い妹分が後を追った。彼女は最後に自分たちを蔑んだ者たちを睨んでいった。
『にょ、女房と子供を助けてくれ! た、頼む!』
今にも死にそうな顔色の石工が立ち上がった。取りすがる妻と愁嘆場を繰り広げつつ、ぎくしゃくと歩き出した。
老い先短い命だからと、声を上げた老人がいた。
私はどうなってもいからこの子だけはと、泣いて訴える母親も、
大工の親父の言う通り、ここに居続けるのは何かヤバいと直感して、迷いながらも外に出る決断をした者もいた。**]
[選択した者は僅かで、多くの者は竦んだままだった。
ぎゅっと目を瞑って、延々と祈りの言葉を呟き続ける老婆。
不安に縮こまり、子供たちを抱き締めるのが精一杯の夫婦。
卑しい女は化物にも媚を売るのかと、小声で悪態を吐く老人。
聖女様が行ったって結局無駄だったじゃないか、奴らは絶対に約束を破るに決まってる、と半ば無理矢理自分を納得させる者。
何だかんだ言って何とかなるのではないかという楽観的な幻想に縋る者。
彼らの誰もが慣れ親しんだ巣から離れるという選択をできずにいた。]
[そこらあたりで、ようやく我を取り戻した司祭が必死の形相で喚いた。
『ま、待て!! 悪魔と取引してはならない! 神を信じて留まるのだ!!』
腕を振り回し、双子のところへ行くのを押し留めようとする。
騎士たちもまた、決死の覚悟で双子たちに斬りかかっていった。
彼らは自分たちの技量では到底吸血鬼に敵わないと知っていたが、それでも守るべき市民をむざむざと吸血鬼の手に渡す訳には行かなかった。
自分たちに教会を託していった上官に応えるためにも、騎士の務めは果たさねばならない。**]
[明らかな拒絶も、かわいらしい。
もっと、したい。]
なにを忌避しているのか、わかっているのかい?
[横を向く彼の背中側に、身を横たえる。
頑なな線を描く肩に触れて、軽くひっかいた。]
残るのは傷でもなければ、屈辱でもない。
おまえは、豊かな世界を知ることになる。
[身体を丸めるのは、身を守ろうとしてだろう。
あるいは、羞恥だろうか。
ならば、自ら開くように促すまで。]
それほど嫌なら、このままで続けよう。
まだおまえは、なにも見ていないのだから、
[――― 感じて。
息だけの声で耳元に囁き、耳朶を舐める。
さきほど、敏感になった側を。
そして、彼の体に闇を流し込んだ。]
[背後から抱きしめながら、先ほど指で蹂躙した場所に闇を忍ばせる。
指より柔軟かつ複雑な動きをする闇は、彼が感じる場所を的確に撫で、擦り、圧迫して刺激した。
闇はさらに、彼が隠そうとしている場所、血の集まる茎に巻き付き、締め付け、あるいは緩めて螺旋に滑り、細く伸びて先端より潜り込みさえした。
下を闇に任せ、両手を彼の体に這わせる。
隠された水脈を探り当てるように、肌を撫で、爪で軽やかにつま弾く。]
おまえの身体はとても感じやすいから。
きっと、すぐに喜んでくれるようになる。
ほら、ここに触れれば、どうかな?
[髪の生え際を唇でついばみながら、笑いを含んで囁く。
伸ばした手は、彼の胸の突起を捕らえ、柔らかくつまみ上げていた。*]
[ 紅の魔性は再び背後をとって、堕落への誘いを囁く。
離れろ、といちいち言葉に出してやるのも、相手の手の中で踊らされているようで、シェットラントは押し返す動きだけで意思表明をした。
檳榔卿はそれを抱擁で拘束しながら、息で、唇で、指で ── そして得体のしれないものを駆使して、全身でもつれ合う。]
[ 股間へ伸びてきたものは、指よりもずっと深くまで到達して、しなやかにのたうった。
頭髪と同じく淡い金色をした陰毛の中を、掻き分け、包み込み、貫く。]
── っな… くッ
[ その間も、檳榔卿の玩弄は止むことがない。
首を、背中を、胸乳にいたるまで同時に愛撫されて、どこを守ればいいのか。
爆発しそうに熱いものが堰上げてくるのに、逃げ場がない。
シェットラントは身を捩り、足で蹴り除け、苦悶を緩和しようと──気持ちよくなろうと──焦れる身体を開いた。*]
>>277
[ 絢爛公の足元にまとわりつくように膝を崩して侍り、亜麻色の髪を撫でられながら語る。
いかに自分が、恵まれた能力と絢爛公からの贈り物で狩人とその一味を追ったか。
闇の眷属に相応しく、策略と術をもって、手を汚すことなく狩人を召し取ったか。
ところどころ省かれたエピソードや言動もあったけれど、ウェルシュ視点では、そうなっているというだけのことで嘘はない。
かねてより幼く詩的でナルシシズムな性格であった。]
ぼくに魅了された少女もひとり、持ち帰ってきました。
気に入れば、お側に召してやってください。
[ もうお腹いっぱいかもしれないけれど、と無邪気に言上する。*]
[彼の拒絶の仕草は、言葉ほど強いものではなく、
実際、肌を触れあわせれば、身悶え擦りつけて感じる場所を示してくる。
未だに快楽をほとんど知らぬらしき身体だ。
そろそろ絶頂に達していてもおかしくはない。
それだけの快楽を注いでいる。
けれども、彼の勃ち上がった陽根は出口を塞がれているのだ。
内側に押し込められた熱に耐えかねた風情で彼が身体を開く。
膝を立て、腰を揺らすさまは陵辱を求めているようにしか見えないと、彼は気づいているだろうか。]
欲しいのかい?
[防御の緩んだ足の間に手を差し向ける。
秘洞に潜り込んだ闇をかき分け、指を深く沈める。
内側は、熱く滾るようだった。]
欲しいのだろう?
こんなものでは、物足りないだろう。
もっと、ここにぴたりと収まるものを、
おまえは知っているはずだよ。
[指をねじ込み、壁を刷り上げる。
それでもなお、長さも質量も足りない。]
いれてください、と言ってごらん。
[存分に彼へ性の技を施しながら、耳元に囁いた。]
拒否できないのはわかっているだろう?
おまえの言葉で、私を求めてごらん。
そうすれば、おまえを"解放"してあげるよ。
[耳朶に触れる唇は笑みを描く。
言えばどうなるか、わかっていても彼に拒む術はないのだ。
そして、結果は彼の想像など軽々と越えるだろう。*]
[シスターの体はうんと軽くて、片腕で背負って歩くのも出来そうだった。
そうだ、まだほとんど子供みたいな少女だ。
少し動いただけで顔を歪めて弱い咳をする。きっと怪我が酷いんだろうと思う]
ごめんな、なるべく揺らさないけど
[そして、勝手に離れて道を作ってく人の群と、聖堂のベンチの間を抜けて行く]
もし俺が転んで動かなくなったら
痛いだろうけどさ、這っても転がってでも君だけ逃げるんだよ
[紅い霧で人間達は互いを傷付けてゆく。
道には力尽きた者が転がっていた。
街中は散々な状況だ。
正気なままなのと、狂気に呑まれるのとではどちらが幸せなのだろうか。
幸か不幸か、青年は霧の影響受けなかった。
否、気を抜けば、暴力的な衝動に呑まれてしまいそうになる事はあるが、ぎりぎりのところで踏み止まっている。
青年が意識を落とした者達は吸血鬼憑き達の牙に晒されてしまっている。
かといって、彼等が意識を持って動き回るのは危険だった。
血潮が吸い尽くされてしまわぬ事を祈るばかり。]
……あぁ、くそ。
[くらりと頭が揺れる。
彼等は疲れを知らないような動きをする。
休まず動き続けている所為で疲労感は募っていた。
教会へと至る道を辿る中、それとなく姿を探したのは逃がした部下や子供。
そうして約束を交わした大工の姿。
屍になっている彼等を発見していない事が救いだった。*]
/*
昨日よりましですが、まだ頭回ってないので…どうしようかな。
更新後にどうする?しますかね。
PLはやりたい事の邪魔はしたくない。
PCは多分、邪魔しちゃうんだろうなと思って歩みが遅いです。折角の村なのでPCさんと絡みたくはあるのですが。
何とか人のやりたい事を汲み取りたいんだけど、うまい動きが出来てなかったらごめんなさい。
めっちゃ様子見行動で申し訳なかったです。
今回、あまりRP村に居ない方もいそうな感じだったので、「村でやりたい事」とかメモ欄にあったら動きやすかったのかな、などと思ったりしました。萌え萎えみたいな感じで。
私自身が、基本、ロルで語り合おう派なのであれですが。
/*
エディさん、腰は大丈夫かな??
どっか悪いとしんどいですよね。
梅雨は足の古傷というか前職で痛めたところが痛むので、ぐぬぅってなります。走れるようになっただけまし。
[我が仔の髪を撫でながら、彼の物語に耳を傾ける。>>285
一つ一つ頷き、時折笑みや感嘆を差し挟んだ。
彼自身が言ったとおり全てコウモリを通して見ていたのだが、我が仔の語り口は耳に心地よい。]
狩人相手に、良くできましたね。
[欠けた部分を指摘することもなく、賞賛の言葉を掛けた。]
では、貴方が連れ帰った少女とも会ってみましょうか。
貴方からの献上とは、嬉しいものですね。
[微笑んで、もう少し寄るようにと手を伸ばす。]
[城内をさまよう少女の前には、侍女が現れた。>>286
よく見れば、肩にコウモリが乗っている。]
「
こちらへどうぞ。」
[一礼する彼女の後に付いていけば、大広間に到着するだろう。*]
― 街 ―
[街の惨状は、想像以上だった。
吸血鬼たちが襲ってきた、というだけでは収まらないなにかがある。
荒れた痕やら、今も聞こえてくる悲鳴の割には、死体が見当たらないけれど。
歩く内、視界が赤いことに気がついて、咄嗟に口を布で覆った。
ヤバさの元凶はこれだと勘が囁く。
図書館から連れ出された時は、あまりにも朦朧としていて気づかなかったけれど、吸い込むだけで、なんか頭がぼうっとしてくる。]
やばいやばい。
なるべく吸わないようにしないとか。
[まったく何なんだよと悪態をつきつつ、ひとまずは荷物を回収しようと図書館へ向かった。
現在位置が若干不明だけれども、教会を目印にして歩けば大体なんとかなるものだ。*]
[ 檳榔卿の指が深く分け入ってきた。
それまで蠢いていた無機質なものとは違う感触に、陶然として痺れたようになる。]
んッ う… は
[ 欲しいかと問う声に、頑なに首を振った。
全力で拒んでいるというのに、どうして身体は花開いてしまうのか。]
[ 切れ切れに喘ぐ中で、紅の魔性が唇を寄せてくる。]
…──ッ
[ 彼を求める言葉を口にしろと、そんな勧誘に目眩がする。
この上、まだ辱めようとするか。]
そんな ことを、する くらい ならッ
[ 歯噛みするが、彼の言うことを聞かなければ、姫の身が危険にさらされるのだ。
彼は莞爾として笑い、何も言わなかったが、いつでもそのカードを切れることを散々、チラつかせてシェットラントに忍耐をしいてきた。状況は今も変わっていない。]
…くッ
[ 睨んで灼き殺せるなら、とうに灰になっているだろうに。]
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