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[大きな体も入る椅子に腰かける。
作業を興味のまま見守るため向かい合うのではなく、隣り合うようにしてみていた。
置かれたテーブルの上に、茶器一式。扇より伸びた枝葉から零れる花びらは幻想的ともいえる光景に見える。]
花茶というのは、俺が考えようとする趣味にはないな。
[批判というわけではなく物珍しそうに、お茶を淹れるアデルを見たりは、茶の説明を聞いたりして]
竜郷がどういうところかは知らんが……アデルは、普段はどういう暮らしをしてるんだ?
[そんな疑問と、そしてもう一つふと思っていた疑問があって]
アデル、確認したいことがあるがいいか?
[聞きたいことではなく、確認したいこと。ときいた]
ありがとな。
[ふわりと香る甘い香りの蜜入りの花茶。いただきます。と感謝を告げて]
……やっぱりちょっと冷まさんとだな。
[茶器に触れた。ちゃんと熱かった。]
せっかくの馳走なわけだしな。待ち時間も大事だ。
筋肉も疲労した後は休ませないとやせ細ってしまうのと同じか。
[戦うのを待つというのは、どこかじりじりとした嫌な汗をかくような時間であるが、それを落ち着けてもらうような、そういう心地であった*]
皇玉と座したから…か。
そうとも言えるし、違うとも言える。
そも、麗玉の力とて竜郷ではこの地と比べものにならぬでのぅ。
あの海の子も、あちらで本気の力は出したことはそうあるまいよ。
[男の問いかけに返す言葉は、明確な答えという訳ではないが。
そこに透けたものは、男にはおそらく分かるだろう]
光栄か。
主はほんに儂を持ち上げてくれるのぅ。
[名を預けたのは初めてと告げたのに返された反応には楽し気に笑ったものの。
扇で額を叩いた後の反応には、なんとも言い難い表情を浮かべ]
…まぁ、儂のこれは確かに作ってはおらぬがの。
もうちぃと考えて物事を話すが良いぞ。
年寄りに対して可愛いはなかろうに。
[枝が伸びたままの扇では顔も隠せず、茶器へと視線を落とし唇を尖らせた]
[そうして扇で口元を隠したまま。
確認したいという主に、視線と身体を傾けて]
あぁ、構わぬぞ。
何じゃ?
[真っすぐに見返す瞳は、少なくとも、答えを隠すことは無いと伝えられるか**]
よりわかられているようで、召喚者としてはありがたいな。
[それを厭うわけではない。単に自分に向かないだけだ。という面>>43も含めていう。]
ああ、佳い光景だ。
それに余興といわれたら楽しまないわけにはいかないしな。
[巨躯もまた楽しむ気持ちはまたあり、アデルのいう竜郷の暮らしぶり>>44を聞いて思い描く]
……思うまま、全力を出せない。か?
[そういえば、そういったニュアンスを聞いたような。
であれば、それは息苦しさともなるだろう]
持ち上げてるつもりはないんだがな。
俺は誇りを持ち、見識もあり、力と節度を持ち、俺に合わせようとするだけの遊び心と度量もある。
[自分への忠告や、確かめ合うように契約した時、海の竜への気遣いの様子などなどであるがそこらから察するものをあげて]
そんなアデルに敬意と好感を抱くのは普通だと思うがな。
[楽し気に笑うアデルへと告げる]
……ふーむ、そうか。
[だが、直後、なんともいえない難しい表情に変わっていたアデル
可愛いはダメだったらしい。
いや、あるいは、確かに間違った評価だったのかもしれないのか?うーんとおもった。
だから次の行動につながるということになったのは―――酷いことだったかもしれない]
…竜も、魔族も、そう変わらぬ点もあるのだな。
当たり前なのだろうが聞くまでわかっていなかったな。
[少しだけ意外なような。だが、力や意志をぶつけあってわかるような時を過ごしたことを考えれば当然だったか。とは思う。]
とはいえ、同じ日々ばかりでは枯れてしまうな。
俺は魔術を上手く使えないというので色々あったが、退屈という点はなかったからな。
[ただそこにある葛藤やらが全て、同じとは言わないのも理解しているつもりでいた。
茶器>>44を受け取り、穏やかな口調で品よく扇で口元を隠すアデルを見ながら、程よい温もりとなった花と蜜のお茶を、ゆっくり味わう]
美味しいな。
昨日までに知り合ってなかった者とこうした時間を過ごすのも不思議だが、なんていうか……落ち着く。
余興にしては贅沢だな。
[ふと気づいたように言いながら、筋肉隆々の巨躯には似つかわしくないお茶の時間を楽しんだ]
んむ……
[隣の席、体を傾けみるアデルへと手を伸ばす。その先は足の付け根のほうで]
(ぱんぱん)
……なるほど。
[確認であった。無骨だとか。なんだとかいう以前の何かである]
[しばらくそんな疲労回復な効果がある。というお茶というのをあまり意識せずに、お茶会を楽しんだりなどした後]
よし、見に行くか。
あいつらも…如何様な思いかを抱いて戦いに来たのだっておもうと、観戦しないのももったいないからな。
[競争相手の戦闘スタイルというよりも生き様を見届けるのもいいか。というようにいって]
召喚者も竜も揃った極彩色の舞踏会だ。舞台袖に赤と緑を加えにいこうか。
[出遅れてるだろうが、まあそれはそれだ。
アデルへと、いこうか。と、再度エスコートに誘った**]
…ま、そういうことじゃな。
上を臨むばかりであった頃には無かった願いじゃ。
無い物ねだりと言ってしまえばそれまでじゃがのぅ。
[力を得る事に興じて、気が付けば皇玉に座していた。
己を顧みれば、得た力をどうするかまで思い至らぬままで。
力を振り翳すに享楽を見出さない己であったことは幸いなれど、浅慮の結果という思考は苦笑にも滲む。
だから、持ち上げているつもりは無いという男の竜に対しての見解、評にはどこか気恥ずかしさを煽られた。
浮かべた表情、物言いは照れ隠しとも言えたものだが。
まさかえが一因となって、男がどんな行動をとるかなど考えもしておらず]
[そんな中。
改まって切り出された確認したいという言に。
一体何を知りたいのかと男の顔を注視していた竜は、男の行動が読める訳もなく。
男が何を確認したかったか分かったのは、既に行動が為された後。
それも、なるほど。という男の声が耳に届くまでは理解が追いつかなかったのだが]
こ、こ、このたわけ!!!!
直に触る奴があるか!!
[先とは違い、男の額を手加減抜きで打った扇がいい音を響かせた]
まったく、確認したいというから何かと思えば…
知りたかったなら儂に聞けばいいだけの話であろう!?
[一発だけでは飽き足らず、ぺしぺしと扇で額を叩きながら言い募る。
まぁ聞かれた所で答えたかと言われればさてどうだかという所だが。
ちなみに、男の手で感じたものに、慣れたものの感触は無かっただろうとはさて置き。
気が済むまではぺしぺしぺしぺし繰り返した後]
……ほんに主は、分かりやすいようでいて。
ようよう読めぬ男だのぅ。
[無骨ではあるだろうが、粋を解する余裕はあって。
他者を気遣うゆとりがあると思えば、このような無神経さも見せるとは。
まったく、破天荒な主に喚ばれたものだ、と。
ようやく額を叩くのを止めた扇で、口から零れる溜息を受け止めた]
― 個別領域 ―
自分がやれといってるわけでもなし、そういわれてるわけでもなし、もてなさられていい気分でいるだけだぞ。
そうみたいだな。別々だとしても似通ったところはあるか。
ほう、ずっと寝ていて―――そんな隠棲生活をしてるものもいるか。
[>>49にはあっさりとした口調で答えながら、二彩を持つ竜>>50について、ふむふむと頷く。生態系が違えばそういうことも可能。ともいえるのだろうが、それが、密やかに聞いた言葉と同じような意味もあってのことならば、良い召喚者に巡り合えれば幸せだろうか?
少しだけ広がった価値観がそう思わせた]
今、俺がその真っ最中だからな。
[上を目指していた頃。というアデルの言葉。自分は真っ最中であり、たどり着いた先については想像もできない。
良いこと>>50というのにも頷いたりしたはした。ただ鍛え上げた自分を振るえないというのは窮屈そうである。
筋肉は裏切らないが、自らが裏切ると筋肉は衰えてしまうのだ。]
むしろ、自制せねばならんか。
それならば確かに召喚されるのも悪くはない。ともいえるか。
なら…いや、今はいいか。
[少し思い浮かんだことがあったが、それは今はやめておくことになった]
[そんな感じに茶会を過ごしつつ、確認を。と行ったのだが]
お!…お、お、おぅ
[言葉がどもった。べしべしデコを叩かれて驚いたように目を瞬かせた。
手加減なしに叩かれて、肌が赤くなったりはしたが、竜の嘴を受け止めれる男には、ある意味衝撃不足であったりしたが精神的にはたじたじであった。]
いや、可愛いはない。とかいわれたからな。
[そういわれたので、可愛いという評価が嬉しくない性別なのかと思ったのもあった]
俺の家は魔術に長けたものはだいたい両性であったりで、はぐらかされる。見た目や聞いたところで参照にならんこともある。
[自分は別だが。とはもう説明もせずにわかったことだろうけど]
悪気はなかったんだがなぁ。すまん。
[気が済むまでぺしられながら謝る。親しみのある感触はまあなかったわけで]
なら、可愛いは特に間違いじゃなかったんじゃないか?
[素朴な疑問とでもいうように首を傾げはしつつ、ため息交じりに言われた言葉には、いまいち返す言葉も浮かばずに、うーむ、と神妙そうにうなずいて返すのであった]
そうだな。
俺は気難しそうなやつか親切なやつか。そのどっちかと戦うことになるわけだし、どっちも応援しとくか。
[お互いに対戦相手が気になるというものなのは同じだろう。
小声には首を傾げたりしつつ、必要なことなら伝えるだろうからと、アデル>>51の手をとって、月の舞台へと戻っていく]
― → 月の舞台 観客席 ―
[観客席といっても、別に椅子があるとかではなかったりでの立ち見観戦]
ふむ、あの翼は飾りではないと思っていたが、あちらもまたどうして
[有翼人のほうは予想通りともいえるが、あちらもまた様々な動物の形態をとるように見える。]
あのように距離をとるならば、俺も――――――を使わざるを得ないか。
[腕を組み、神妙な面持ちでうなずいた*]
あちらもまた器用なようだな。
[多少の羨ましさはある。
飛べないまでも器用に魔力か何かわからないものを武器に防具にし、堅実に戦う潮の香りがした竜。
空を飛び、幾多の魔弾を放ちながらも駆け回り攻めの姿勢で戦う森の香りがした竜。]
あの攻防一体ともいえる武技。回避と攻撃を一体とした妙技
あれぞ民冥書房にあったやつか!
[武術体系を竜の戦う姿から想像していた。
そんな感じでアデルとともに観戦していた*]
[その手が差し出されるより前。
竜の願いを読み取った男の、真っ最中という言葉にはそうじゃろうのと頷いて]
もっとも、主は儂とは違うじゃろう。
主の願いは求める力を得た所で終わるものではあるまいし。
むしろ力を得てからが本領じゃろう?
まぁ、自制は要るやもしれぬがのぅ。
[男の独り言ちるそれは、男自身のみならず竜の願いへの理解でもあろうが。
それ以上の言葉は続けることなく、というか男の行動によって話どころではなくなった]
[扇の一撃程度、男の肌に傷をつけられぬことなど百も承知。
そも、ダメージを与える為ではなく憤りを発散する手段に過ぎない行動は中々止まず。
こちらの勢いに圧されたらしい男の弁解?にも、扇を動かす手は止めぬままだったが]
そりゃ、確かに儂らでも無性だったりする者もおりはするがの。
悪気はないからというて何でもしていい訳ではないぞ?
[ぺしぺしぺしぺし。
叩く威力は段々弱まり、けれどリズムを取るように動かしていた手を、最後に一度大きくぺしっと音を立て]
あれは可愛いと言われたが不服という意味じゃないわ。
年寄りに言うことでは無いじゃろと言うたんじゃ。
…まぁ、主がそう思うてくれたという事は有り難く受け取るがの。
まったく、主の番いは苦労していそうじゃのぅ。
[いや、この男を伴侶とするならばこういう面も好ましく思っているだろうかと思いながら大きく息を吐き出した]
竜を呼ぶ舞台において、竜の子が混ざる。
なんとも奇縁だな。
[普通の人タイプは自分だけではないか。そういう考えをもった]
姿形は違えども、競いあう相手だ。
願いがあるならばぶつけあうのみだ。
アデルと話したことで、多少の違いがあれど、そうそう変わりはせんと思えたからな。
どこかで妬むようなそんな感情を抱いていたかもしれん。そうならずによかった。
[アデルの感想>>57を聞きながら、むんっと、気合をいれるように筋肉が隆起した]
なんと……そうか。アデルは民冥書房を知らないのか
それも仕方ないか。
なら説明しよう
とある地に、書に記すために生をうけた魔族がいた。そのものの名はミンメイ。当初はうまくいかなかったこともあったようだが、とある日より、開眼。武術書、自然学、宗教、様々な知識分野を世へと送りだされていく。
特に武術においてはその出生まで詳しく語られており
[なんやかんやいいまくること9(10x1)分ぐらい]
…というような書物だ。
[とあるときに言えばいい、そんな便利グッズであるという感じである]
[そんな説明に時間をとっていたりもしつつ、観察をしていたからこそわかるのは]
そろそろか?
[勝負の大まかな流れを敏感に露出しまくってる肌で感じ取って、そうつぶやいた*]
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