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[7歳の時、招かれた客人は淡い金色の髪をしていた。
同性で、かつと同じ守護者という事で、是非少女の友人にと求められたのだ。
事前に告げられていたものの、アイルリートの性別を間違えた一件から、また何か失敗しないだろうかと少女はかなり緊張していた。]
ほんじつはわざわざおこしくださり、どうもありがとうございます。
あなたがミリアムさまですか?
はじめまして。
わたくし、ベルティルデともうします。
[スカートの裾を摘まみ、挨拶をした少女は自分より一つ幼いミリアムに頭を垂れる。
先生に習った通りに出来て、少女はほっと安堵の息をつく。]
[小振りなロングソード、と言えようか。
流水の加護受けし扇を振りかざし]
やあっ!!
[掛け声と共に撃ち降ろすと、
燃え盛る火輪は粉々に砕け散る。
――こうして「輪をつくるもの」オヴニルの討伐は成されたのだった]
――あの。
さしつかえなければ、そとのことをおしえていただけませんか?
わたくし、そとにあまりでたことがないのです。
[はにかんだように笑う顔の、薄藤色の瞳は好奇心に輝いていた。
それから彼女と友誼を交わし、父母に連れられて彼女の住まう集落にも足を運んだ事もあった。
成長するにつれて修行の時間が増えると、会う機会は随分と少なくなってしまったが。*]
[集中、静かに、心を落ち着けて、集中して魔法を詠唱する。
大丈夫だ、いつもの通りにいつもの心でやればいい。
いつも当たり前の様にしている事で、それが当然ではないか、当然――…]
...Circulinem Mundis Terr...
...Circuli... mun.... !?
[いてえ、と微かに呻くトオルに微かに離れた視線が、左腕の毒を認める。
それを認めて、集中の糸が途切れたと同時に…。
解れる魔力、弾ける力。ひっそりと、術式自体は初歩にあたるはずなのに。
ファンブル。解毒呪文が術式崩壊を起こした]
[無意識のままに、次の詠唱をトオルへ向けようとした時、トオルに回復を拒否された>>303。
今のを、視られていたのだろうか。いや、そんな余裕はないか。
術式のファンブル。怪我人に動揺する新人癒者によくある失態だ。
そんな物を、この自分が?
それは、決して失敗を赦されてならないと考えるアイルリートのプライドを大いに逆撫でた。
だから、アイルリートは行き場も不明な怒りに強く握り締められた拳を…]
…… …… …… ……づっ!?
[猛毒で激しく脈打ちを繰り返している自分の脇腹に叩き付けた。
目の奥で白い光が点滅しそうな激痛が、脇腹で暴れ狂う。
だがその激痛で、堂々巡りになりかねない感情を強引に押さえつけて]
...Circulinem Mundis Terr...
[再三、四、解毒魔法を静かに重ねがけて脇腹の猛毒を除去する。
その間もトオルは単身、必死に思案しながらも大蛇と対峙し続けている>>305]
...Imobul Fort Terr...
...Nult Defendr Amis...
...Tie Chain Becher...
大地の精霊たちよ、この祈りと求めを聞き入れ
悪しきを縛る黄色の枷を貸し与えよ
[長い詠唱と地面に魔方陣を描いて築かれる、複雑な詠唱。
この構築は、アイルリートも厄介な魔物が現れた時に時折試みた程度で、未だ完全に成功できるワケではない。だけど]
[地面に、世界樹の枝に強く激しく叩き付けられた戦槌が震えた>>306。
スヴァーグニルの腹部を狙い、土の杭が強く飛び出して、大蛇が少なからず怯みを覚えたその瞬間に]
トオル! 封印ごとこのクソ蛇を叩き潰してやれ!!
――… 『テラの壁枷』 !!
[両手で足元にあたる、世界樹の枝を強く抑えながら叫び、魔法が発動する。
大蛇の四方から、杭の様に競りあがる障壁。
それはアイルリートがよく扱う、黄ガラスの様な障壁とほぼ同一の物であるが。
ピラミッドの様な四角推状の結界として、一部の隙間なく大蛇の全身を障壁の封印が囲うと]
[大地の精霊により齎される魔力が、激しく大蛇を押さえつけた。
封印の内側で暴れようとする大蛇の尾針は、狭苦しい障壁封印に押さえつけられて、威力を加えるのに十分なスペースすら許されていない。
この封印魔法が砕かれるそれまで、この大蛇は自慢の尾針で、トオルを攻撃する事は愚か、近づく敵を追い払う事も逃げ出す事もできない。
結界にヒビが入りだすのはそう長い時間も掛からないが、それで時間は十分すぎる]
これで届かせて、終わりだ!!
[すくりと立ち上がり、既に解毒を終えたアイルリートが、なけなしの強化魔法をトオルへと施しながら、封印ごと大蛇を撃ち砕けとトオルにそう宣告した]
[魔法の連続発動で、疲労しきった様子のベルティルデに歩み寄り、
苦しげに顔を歪めて頭を下げる]
無理させて、ごめん。
私のミスのせいだ……。
[玲緒の油断がベルティルデまで危機に追い込んでしまった。
二人とも無事だったから良かったものの、それは結果論に過ぎない。
きっと彼女は玲緒を責めないだろうけれど、それが何よりも辛い]
― 休憩所 ―
うん、精霊は自分達の領域に人間を入れるのを簡単には認めないから。
[ 本当に珍しい体験だったのか、と驚く星司>>323や、ステファンに>>332頷き返す ]
そもそも世界樹に昇るのだって、滅多な人間には出来ない事だよ。神殿の中でも限られた人だけ...そうだよね?
[ その『限られた人』の内であるメレディスに同意を求めて視線を移すと、何やら動揺する様子が見えて、首を傾げた>>329 ]
メル兄さん?
[『七大蛇』オヴニルとスヴァーグニルが撃破された頃。
再び、響くのは神官長の声]
……『七大蛇』オヴニルとスヴァーグニルの撃破、そして、火炎と疾風の精霊の承認を、こちらでも確認しました。
皆、疲れているでしょうが、時間の猶予はあまりありません。
[何故それがないのか、の説明はまだせずに。
神官長が伝えるのは、次なる指示]
大地と流水の加護を受けし者たちは、精霊の領域での試練を。
そして、試練を終えた火炎と疾風の勇者たちには、残る『七大蛇』グラフヴィトニルと、『世界樹』の根を蝕む『翼毒蛇』ニーズヘッグの討伐を。
……ニーズヘッグ討伐には、火炎のステファンと疾風の星司、両名に向かっていただきます。
火炎のミリアムと疾風のウェルシュカーディは、グラフヴィトニルの討伐にあたってください。
『世界樹』の根には、既に調査のための先遣隊を派遣してあります。
隊を率いる神官騎士バルタザールには既に連絡をしてありますので、まずは彼らと合流してください。
癒者メレディスは、ステファンと星司を根の領域に転送後、その場にて引き続き、皆の補佐を。
[必要な事を、必要なだけ告げた後、神官長の声は消え。
そして、大地と流水の加護を受けし者たちの元には、黄と碧の光の渦が。
火炎と疾風の勇者たちの元には、霧のように白い光の輪が現れる。**]
― 待機・休憩所 ―
アッ、そう言う話も聞いたことあるヨ!
この『世界樹』には普段は入れない、って町の人も言ってタ。
[ウェルシュの説明>>344に思い出したように言い、納得の意を示す。
メレディスに同意を求めるのを見止めれば、ステファンもまた視線をそちらへと向けた]
[剣の百合を持ってオヴニルに向かおうとしたレオに扇を渡したのは、
これが終われば疾風や火炎の勇者候補達と同じように試練が言い渡されるのではないか――という漠然とした予感があったから。
もしそうなら、彼女と最後まで心を合わせて戦いたかったのだ。]
――…、よかっ、た
[扇を振りかざし、火輪を打ち砕くレオの姿を見て少女はその場に座り込みかける。
何とか踏みとどまるとそっと安堵の息をついた。]
― 待機・休憩所 ―
[陽気な笑い声>>331に、わかるわかる、と頷いて。
ウェルシュの説明>>344に、へー、と言いつつ、すぐ傍の樹の幹を見た]
……そんな、特別な場所にいるんだ……。
[なんて呟いていたら、何やら皆の視線がメレディスに集まっていて。
なんかあった? と首を傾げて、自分もそちらを見た。]
[核がなくなればオヴニルはその存在を保てなくなり、討伐は終了する。]
お疲れ様でした、レオ。
[>>343少女は歩み寄って来た相棒に向かって笑いかける。
けれど対する相手は苦しげな表情を浮かべていた。
頭を下げる彼女の言葉を聞いて、ゆるりと首を横に振り]
レオ…。
少し休めば大丈夫ですわ。
私も先のモーイン戦が成功した事で油断しておりましたもの。
[左肩に触れようとそっと右手を伸ばす。]
[届いたなら、そっと撫でて。]
上手く出来なかった事は次に生かせばよいのです。
同じ間違いをしないように気を付ければ、私達、もっと強くなれますわ。
[そう言って、微笑む。*]
― 精霊節前の事 ―
[鍛錬場での修行の合間。
一休み中に呼びかける声>>327に、くるりとそちらを振り向いて]
お、差し入れ?
あんがとな、ちょーど喉乾いてたんだ!
[にぱ、と嬉し気に笑いながら受け取って、即味わう。
回復の効果がじわり、染み透る感じが心地よかった]
ん?
まあ、なんかこう、波長が合うっていうか、なんていうか、なんだよなぁ。
[息が合っている、というベルティルデの評>>333に、こて、と首を傾いでから一度ウェルシュを見て]
んー……上手く言えねえんだけど。
そんなに、難しく考えなくてもいいんじゃねーかな。
お前ら二人って、相性悪くなさそうだし。
なんていうか、余計な事考えなくても、動けば自然に息会うんじゃねーかなー。
[俺はそんな感じでいるし、と。
例によって想うままを口にしてから]
って、これじゃ参考になんないかな?
[がじ、と頭を掻いて、ちょっと笑って見せた。**]
[大蛇の攻撃は届いていないはずなのに、アイリの方から届いた呻き声>>339。
自分の声が彼の集中を乱したことには気付かず、異変があったとしても振り返る余裕はない]
……大丈夫だ、まだあいつは倒れてねえ……。
[長く複雑な詠唱が、アイリの声で紡がれる>>340。
その一手のための時間を稼がねばと、痛みに震えそうな指で戦鎚を握り直し、前を見据えた]
[土の杭は大蛇の腹を掠め怯ませたものの、決定打には至らない。
そこに届く、アイリの声と魔法発動の合図>>341。
ピラミッドのような四角錐の結界が、大蛇の全身を覆い、尾を振るうことすら出来ぬように閉じ込めた]
――ああ!
[狭い中でものたうつ大蛇が、結界にぶつかり衝撃音を立てている。
しかし、それが壊れるまでの間、待つつもりもない。
アイリの立ち上がる気配と共に、毒とは違う、力もたらす熱が体に漲り始めた>>342]
おおおおおおっ!
[走りながら、戦鎚を振り被る。
そして、四角錐に封じられ、ろくに動けぬ大蛇の脳天目掛け。
気合いと共に全身の力籠め、戦鎚を振り下ろした]
[ガシャァァン、と、ガラスの砕けるような音が響く。
暴れる尾が勢いで結界から飛び出すが、それは空中で力をなくし、枝の上にのたりと落ちた]
[勢いで宙に両足浮かせた男。
身体強化を受けつつ振り下ろした鎚の下、大蛇は脳天に大穴を穿たれ動かなくなっていた。
間も無く『ねむらせるもの』の名を持つ蛇もまた、土に還ることだろう*]
― 待機・休憩所 ―
[メレディスから何か反応はあったか。
その如何に関わらず、しばらくすれば響く、ルートヴィヒの声>>345]
ボクとセージ?
ミリアムとじゃないんダ。
[それぞれの属ではなく、分かれての指名に不思議そうに瞬いた。
その状態でウェルシュやセージ、ミリアムを見遣る]
…分けるってことは、ナニカ意味があるんだよネ、きっと。
ミリアム、ウェルシュと一緒に頑張ってきてネ!
[転送前、ミリアムの傍に寄り両手で彼女の手を包もうと手を伸ばした。
火炎の精霊王からの祝福は形には表れなかったが、ステファン達の中に確かに在る。
それがミリアムの力になるよう、自信に繋がるよう願った]
[応答を終えた直後は、難しい表情を見せぬよう
候補生の輪に背を向け、思案に沈み額に手を当てていたが。
ふとウェルシュカーディに向けられた問いを思い出し、
時間差で彼らに向き直る。>>344]
……あっ、ああ、うん。
聖神神殿との行き来に使った転移陣も、
普通とは少し違う特殊な術式で組まれていて、
俺たちも、よほどの理由や命令が無い限りは足を踏み入れられないし…
[言葉を探すように、数拍の間を空けて、]
あの場所は、
冒すことの出来ない聖域――だからね。
貴重な経験というのは、本当にその通りだよ。
…特に、今回の舞台は精霊の長たちが手ずから構築して下さった場だし………
[そう締めくくる。]
ごめん、話の途中で抜けてしまって。
ルートヴィヒからの神官長からの連絡で、ちょっと…。
……さっき聞かれたのって、この件だよね?
[確認が付け足された辺り、まだ少し通信の余波が抜けないらしい。
彼らの視線がなんとなく此方に向いていたのも感じていたが…
苦笑を浮かべて、わしっと前髪を握り込んだ。*]
[ メレディスの様子に気を取られている間に響いた声>>345>>346 ]
星司と、ステファンをニーズヘッグ討伐に?!
[ それは、鍛錬どころではない、いきなり大ボス相手の実戦だと、気付かぬわけもなく ]
そんな...
[ だが余裕が無いのだ、と神官長の告げた言葉は、どこか、逆らえぬ響きと真剣さを感じさせる ]
......星司、ステファン、気をつけて。
[ 一度唇を噛み締めて、そう告げる ]
― 待機・休憩所 ―
[そろそろ、足の傷も癒えたかな、と思った頃に響く声。>>345
その内容にへ? と惚けた声が上がった]
……なんで、俺ら二人なわけ?
[不思議そうに瞬き、こちらを見やるステファンに返す>>357のは、やはり不思議そうな表情。
それでも、これまでの事から選択の余地がないのはわかるから]
んじゃ、俺、行ってくるから。
……んな顔すんなってば!
だいじょーぶ、だよ。
[気を付けて、と告げるウェルシュに返すのは、いつもと同じ、明るい表情。*]
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