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[アイルリートのことは過去、親戚話の中で
ウェルシュカーディから聞いたことがあったのだが、
実際に彼と体面したのは今回の一件が初めてだった。
姻戚のため風の守護者たる血脈はこの身に流れてはいないこと、
先祖を遡ればどこかの血筋とぶつかることもないとは言えぬにしろ、
それはごくごく薄く、ゼロといって差し支えないことを彼に説明した上で]
………りーとくんは、さ。
なんだかんだ世話焼きだよね。
とーるくんのこともだけど、それだけじゃなくて。
心配してるんだ? かでぃのこと?
[ふと言葉を切り、覗き込むようにして少年の表情を伺う。
共通の縁者に対してのアイルリートの評を聞いてのこと。>>53
名前は早速縮めた上、ゆるい響きに加工されている。]
[有無を言わさず彼のペースに巻き込む力を持ち、
それが時に衝突やトラブルも生むきらいあり。
ただ、大局を見ると悪くない結果に収まる場合が多い。
突出した実力をいかに協調力に振り分けられるかが課題。
――そこまでが数日間の彼の印象であったが、
ここにきてその像が少し揺らぐ。
洞察力に優れ、非常に周りをよく見ている。
流れを作る指揮官型よりもむしろ、
調整者型なのかも知れない、と。]
止まらない、曲がらない、進んでいく…か。
確かに、せーじくんはそんな風だね。
爽やかで真っ直ぐな気質だってことが、
あの子の行動にも言葉にも溢れてる。
[『星司と性質が合わない』と零すアイルリート。
その意味合いが否定的なものでないこと、
意図が伝わっていると示すように、ひとつ頷いてみせて]
何者にも囚われず吹き抜ける自由な在り方と、
君は、逆、だと?
でもそれは、悪いことじゃないよ。
『君』が自然にそう在るのなら、それは正しいことで……
[そこまで言葉を紡いだところで、声を切る。
アイルリートが隠した言葉、その先。>>55
途切れた音の中に滲むウェルシュカーディへの思いと、彼の心の一端が垣間見えたような気がして、暫く彼の横顔へと思案げな視線を据えていた。]
…… …かでぃは確かに、
ここぞという時に少し踏ん切りが付き難いところがあるように思う。
それはきっと優しさゆえだけど、同時にあの子の弱みなのかもしれない。
……そして …俺は君のことを――…
んん、ええと、立場上余り詳しくは伝えられなくて
もどかしいんだけど、そうだ なあ…
[言葉を捜すように中空を見詰め、暫し。
個人的な認識であることを前置いて唇を開く。]
『大地』なんだなって、今、強く感じてる。
何を当たり前のことをって思うかも知れないけど、
当たり前でない人間にとっては、これってかなりの驚きなんだよ。
かでぃが守護すべき相方…相棒は、せーじくんで。
せーじくんもきっと、あの子を護り、高めてくれる。
それは紛れもなく特別で運命的なツナガリだけど。
異界の子たちの力で成し得ることがあるように、
守護の血脈同士でしか成すことの出来ないこともあるんだろうと、俺は常々、考えてるんだ。
きっと君の『大地』は、
かでぃのことも支えているんだと思うよ。
昔も……今も。
[深く根付く神樹と世界とを支える大地のありようと、
親しき存在に対しての彼の器の深さとを重ねて。
静かな言葉で締め括ったのだった。**]
神殿所属 癒者 メレディスは、疾風の御魂 九神 星司 シュテルン を投票先に選びました。
/*
火炎組も決着かな。お疲れ様。
それにしても、1d20振って4人が4人とも一桁(7以下)って凄いな。
ここのラ神は10以下の数字がお好きなんだろうか…
えい。12(20x1)
/*
そういえば。
防御・治癒を得意とする言わば壁のりーとくんと戦うとなると
どんな感じになるかなと想像してざっくり書いてしまったけど、不都合や想定外あったらごめんね!
こいつは、
・基本ヒーラー/攻撃も魔法
・剣技・他打撃武器は才能無さ過ぎて諦めた人
・補助呪文は概ね網羅しているが
攻撃力補正に偏り気味で、保護呪文は人並み
・当たったら痛いので避ける方向性
・よって装備は機動性重視→紙 装 甲☆
魔力同士のぶつかり合いは割と耐えるけど
避ける隙も与えないような素早い物理攻撃にはかなり、いやとても弱いです。
― 世界樹・待機場 ―
[八人のうち四名、疾風と火炎のペアが
四大精霊の長による力で構築された場へ移動し、
そして残る四人は大蛇の討伐を継続……
それぞれが動き出す気配がまた待機場所に届き始めたが、
二つ目の試練の内容が内容なだけに、どうにも落ちつかない。]
……様子、見に行くかな。
[ある程度時間が経過した。
近場の枝に手を掛け、元の太枝を蹴ろうとしたところで、
見慣れた妖精が飛来するのが見えた。
ウェルシュカーディの傍の風妖精、セインだ。>>223]
一人でどうしたの。かでぃ達は……
――…そっか、怪我人が。
君が来てくれなかったら行き違ってしまうところだった、
知らせてくれてありがとう。
[星司が怪我をしたこと、二人が向かっていること。
セインの状況説明を聞くや否や、彼女に礼を告げ、
様子見に向かうのを取りやめて元いた枝に戻る。
太い枝が二本ぴたりと添うように伸びているその場所は
視界と足場に難のある世界樹の上でありながら一定の広さが確保され、陣を敷くのに適していた。]
と……せいんちゃん、何か食べるかい?
せーじくんとかでぃを待つ間、
そこにある物は好きに使っていていいよー。
[第一試練の後に翼人とは会って補給は為されているだろうし、
妖精が好む飲食物が準備した中にあったかは分からないが、
幼い頃から面識があるゆえにセインへの物言いは大分気安い。
報せに走ってくれた彼女へは声を投げつつ、治癒の場を展開する。]
話は聞いてる。
早速だけどせーじくん、怪我した箇所を診せて。
[疾風の二人が辿り付いたなら、直ぐに治療にかかる手筈。*]
― 待機・休憩所 ―
[先に星司を傍に招いたのは、
ウェルシュカーディの言葉と心を汲んでのこと。>>256]
足だね。わかったよ、かでぃ。
あ〜… これは、うん、かでぃの言う通り、
確かにちょっと全体に数が多い。
[まずは目立つ切り傷を慎重に検分し、
傷の汚れを除去した上で、片手を翳して治癒魔法を施し、止血。
足元の陣によって細胞を活性化させ、傷を癒すと共に再生を促す。]
(…両腕と両足、その周囲に細かい傷が複数。
一番目立つのは右足の刃傷……ってとこか)
[慎重に呪文を重ねながら、
出来る限り身体の隅々に視線を走らせ、処置順を組み上げる。
星司が受けた傷の至るところを仄白い光が包み込んだ。]
[星司の治療の間に、
ウェルシュカーディの呟きを拾えば>>258]
あっ、それは少し分かる気がする。
本当は気配り屋さんで優しい子なのに、
照れ屋さんっていうか、表現方法が不器用っていうか…
[セインとウェルシュカーディの関係と
時折織り成されるドタバタは微笑ましく見ていたものだが。]
あれかな。いわゆる……
大切な人や、好きな人になかなかギリギリまで
素直に大好きだって伝えられないタイプ。
[異世界で言うところの『ツンデレ』という単語は知らぬので、
他に表現が思いつかず、言語化はつい端的なものとなってしまう。
林檎を齧る音が止まった気がするが、それも知らぬ振りだ。
振り向いたら怖い気がするから、振り向かない。]
…これでよし、と。他に痛むところはない?
深めの傷は完全に消えるまで少し時間がかかるけど、
大丈夫、ちゃんとくっつくし痕も残らないはずだよ。
次はかでぃの番。肩と、あとは?
[星司には安全な席と休息を促し、
同様にウェルシュカーディを手招く。
処置を受けるのに同意してくれたなら、
傷を余すところなく数え上げて……ふと浮かぶ笑み。]
……
本気でぶつかれたみたいだね。
[召還の日、魔法を失敗して誰かを巻き込んでしまったと
転がるように己の元に駆けてきたウェルシュカーディ。
しどろもどろな彼と、一方で、何ともないと笑う星司。
そんな二人を見ているから、試練にどう向き合うかがひとつの焦点であったのだと、行間から伝わるだろうか。
彼の相棒同様、丁寧に処置を施して。
やがて一段落ついたなら、おっしまい、と肩を叩いた。]
りーとくんの組からは特に連絡はないんだ。
大蛇には順調に対応しているんじゃないかな……
[アイルリートと徹のみならず、他の二組の動向も心にかかっている。
唯一女性組である流水の二人は大蛇との連戦となるし、相棒同士の試練に臨む火炎の二人は、火精霊の長がやけに力を入れてしまったのか何なのか、手合わせの場からして過酷だ。
案ずるように樹上に双眸を向けるが、すぐに掻き消す。
候補生たちの手前、不安は見せられない。]
……心配し過ぎることはないよ。
君たちは、信じて待ってあげて。
あ。ほら。
言ってる傍から。
[風の為だけではないざわざわとした葉擦れの音。
姿を現した少年少女に、片手を上げて応じた。>>265]
お帰り、すてふくん、みりーちゃん!!
[帰るなり、イタイー、と言われてしまえば、>>265
星司、ウェルシュカーディに続きステファンの治癒にかかる。
ミリアムの状態はどうであったか、何事もなければそれでよし、
小傷があり差し支え無いようなら、彼らと同様に処置を施す心算で。]
(…これは…、)
(心配することはなかった、かな)
[試練に望む八人が、敵性存在ではなく
絆深い者と戦う腹を決められるのかどうか。
試練の内容を聞いてまずそこが第一関門と思っていたが、
少なくとも火炎と疾風の、彼らへの懸念は杞憂だったらしい。
激闘ぶりを伺わせる傷の多さを見て、
彼らの決意と選択と、帯びた使命への理解を知り
安堵するというのも可笑しなものだが―――]
[治療も済み落ち着いてきたならば、適当な場所に寄り掛かる。
複数人の治癒で自身の魔力も少し削れた。
回復がてらに飲料を流し込んで、一息。]
さって。
試練突破した皆は改めてお疲れ様。
ここでは決まりがひとつだけ。
自分たちの体力を戻すことを考えるよーに。
またいつ次の指示があるか、分からないからね。
[今回大蛇の討伐に当たった組が相棒と手合わせするであろうことは予想に難くないが、他の者への指示がどのようなものになるかは未知数。
心身癒すことを最優先にと諭して、
足元に敷いた陣――再生能力増強の術式を更新した。*]
― 少し前・待機休憩場 ―
おおっと、了解〜!
…まったく、「相棒の方を先に!」って子が多くて、
嬉しいやら安心するやらだよ。
[泣き付かれたのには少々おろりとしつつも笑って、
ミリアムの進言>>275を快諾してステファンの治療にかかり、
彼からミリアムの治療も頼まれれば、彼女にも。>>276
女性ゆえに少々気は使うものの、火傷は難無く処置を終えた。]
(火山の中……空中も相当だけど、
すてふくんもせーじくんも、思った以上に肝が据わってる。
おろおろしてたのはこちらばかりか。やれやれ。)
[観光してきたかのようなステファンと星司の報告に、
背中を向けて双眸を細めた。
うとうとしている少女には、ブランケットを渡して。>>282]
― 現在 ―
[不意に、言霊石が強い光を放つ。
候補生達の輪からそっと離れ、石に耳を押し当てた。]
こちら、メレディス。聞こえています。
……なんっ……!?
それって、どう――…
[応答する声は緊張を帯びるが。
今は周囲に候補生達がいる。
一度言葉を噤み周囲を見回し、小声での応答に切り替える。]
翼毒蛇、って、あれの討伐は相当な難易度では…いや。
火炎と疾風の勇者……それに否やもありませんが、
いや、
…… …了解しました。
準備が出来次第、決められた移動方法に則って
『根側』へ彼らを送ります。
[これも予定通り、なのだろうか。
いずれにせよ根側にはバルタザールとタチアナを含む調査隊が先行している。
彼らがサポートを行うのであれば、大船に乗った気持ちで居れば良いのだろう、と思い直した。
次なる試練に向けて、短い了承を返す。**]
/*
赤のほうで全員に応答が来たようだったから
今度は赤でお返ししてみたのこころ。
まだ使っていいのか分からなくて
白ログ赤字と迷ったんだけど、内容的にはこっち、だよね。
まずかったらごめんね!
/*
あっ、使って大丈夫だったんだね!?
てか、赤でばるたくんの通信に応答も出来たのかもしかして。
こう、
根側:ばるたくん・ちあちゃん←神官長→世界樹側:俺
というピラミッド型通信(こっちが子機みたいな)
なんだろうかと思ってたけど普通に反応してよかったんだね
勿体無いな!!
そもそも俺がまず赤使っていいのか迷ってたのがいけないんだけどね!ごめん!これはずかしいな!!
[応答を終えた直後は、難しい表情を見せぬよう
候補生の輪に背を向け、思案に沈み額に手を当てていたが。
ふとウェルシュカーディに向けられた問いを思い出し、
時間差で彼らに向き直る。>>344]
……あっ、ああ、うん。
聖神神殿との行き来に使った転移陣も、
普通とは少し違う特殊な術式で組まれていて、
俺たちも、よほどの理由や命令が無い限りは足を踏み入れられないし…
[言葉を探すように、数拍の間を空けて、]
あの場所は、
冒すことの出来ない聖域――だからね。
貴重な経験というのは、本当にその通りだよ。
…特に、今回の舞台は精霊の長たちが手ずから構築して下さった場だし………
[そう締めくくる。]
ごめん、話の途中で抜けてしまって。
ルートヴィヒからの神官長からの連絡で、ちょっと…。
……さっき聞かれたのって、この件だよね?
[確認が付け足された辺り、まだ少し通信の余波が抜けないらしい。
彼らの視線がなんとなく此方に向いていたのも感じていたが…
苦笑を浮かべて、わしっと前髪を握り込んだ。*]
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