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― 聖神神殿・儀式の間 ―
動いてないのに、それですか。
翼人たちはそちらにも回るでしょうし、直接頼んでくださいね。
[汗をかく、という言葉にさらっと突っ込みは入れておく。>>9
声に滲む安堵からも、彼が候補生たちの事を親身に思っている事は伝わっているから、そうなる状況も理解はできるのだが。
ともあれ、伝えられる報告>>13にはそうですか、と呟いて]
手柔らかにできるような状況ではないのは、お察しでしょうに。
荒療治、は、ここからが本番ですよ。
[指令に返る了解に、返す口調はいつも通りのさらりとしたものだが。
声音には僅か、厳しさの響きがあった。*]
[『七大蛇』を退けた勇者候補生たちが十分な休息を取った頃。
不意に、空間に響くのは神官長の声]
……『七大蛇』の内、ゴーイン、モーイン、グラーバク、グラフウェルズを退けるには至ったようですね。
しかし、その近辺にはいまだ、オヴニルとスヴァーグニル、と呼ばれるものたちの気配があります。
大地と流水の加護を受けし者たちは、そちらの討伐に。
火炎と疾風の加護を受けし者たちは、これより試練を受けてもらいます。
[言葉と共に、火炎と疾風の勇者候補生のすぐ傍に、光の渦が現れる。
紅と翠のそれは、精霊の力を強く感じさせるもの]
その光の渦に触れれば、精霊の領域へと転移します。
領域内で、お互いの全力をぶつけ合ってください。
[さらっとさらっと告げたそれは、協力して大蛇を撃破した相手と、今度は全力で殴り合え、という無茶なもの]
ぶつかり合う事で己の、そして、相手の力を知り、更にそれを引き出すのです。
そうして、あなた方の力を精霊族の長へと示してください。
[それが、『勇者』と見なされるために必要な事だ、とは口にはしない。
だが、真摯な口調がそれが重要である事を伺わせるか。
……何れにしろ、選択の余地はない状況ではあるのだが。**]
[その声>>+1が届いたのは、儀式の間で祈りの合間]
ええ、聞こえていますよ。
そちらの状況はどうですか?
[問いを返しつつ、状況報告と、指示の確認を聞く]
……はい、それで構いません。
くれぐれも、彼の厄介者に直接手出しはせぬように。
[こちらの意図は既に察しているであろう彼に対し、多くの指示は紡がない。
ただ]
……誰一人、欠ける事無く帰還するように。
それだけは、重ねてお願いいたします。
[そこだけは、と願い言葉だけはさらり、と付け加えた。**]
[精霊の領域内での試練。
中でのぶつかり合いに決着がついたなら、転移の際に現れた光の渦が空間内に現れる。
それに触れれば、『世界樹』の元いた場所への転移は叶うだろう。
そして、門を抜ける際には、精霊族の長より、『勇者』として認めた、との言葉と祝福が届けられる事となる。**]
/*
うっかり忘れてましたが、これ投下しとかないと、でしたよ……!
さて、そろそろあちらも切り上げて寝ないとですね。
聖神神官長 ルートヴィヒは、火炎の御魂 ステファン を能力(襲う)の対象に選びました。
― 聖神神殿・儀式の間 ―
……む。
[不意に感じた熱に、神官長は閉じていた目を開く。
熱の源は、手にした四つの精霊石の内の二つ]
……火炎と疾風の承認は得られた、か。
一先ず、半分は得られた、と。
[だが、それだけでは足りない。
大地と流水の承認、『四大の勇者』の現臨。
『混沌』の近づく現状、それは急がなくてはならない]
……翼毒蛇対策と……最終的に、『光輝結界』を展開する必要性も高い。
四大揃えて、なんてぇ悠長に構えてるヒマぁ、ねぇな。
先に、火炎と疾風だけでも一人ずつ、根に送るか……。
[小さく呟き、力を凝らす。
それは、枝から根への道を拓くためのもの。*]
……皆、聞こえますか。
[言霊石に意識を向けて、呼びかけるのは任を託した者たち全員]
火炎と疾風の承認を、こちらでも確認しました。
……ですが、同時に最強の厄介者の接近も確認されています。
あの『
覚醒した火炎と疾風の勇者たちに、討伐を託します。
[さらりと告げるのは相変わらずの無茶な振り]
とはいえ、覚醒した全員を送ってしまうわけには行きませんので、各属から一人ずつを選んで送ります。
人選は後程伝えますが、皆は彼らの補佐に努めてください。
[お願いします、と付け加える部分に滲むのは、願う色。**]
……言いたい事は、わかりますよ。
[短い了承を返すメレディス>>*2に、小さく返す]
私とて、『混沌』の侵蝕がここまで速いとは想定外でしたから。
[予定の内ではあるが、想定は大きく外れていた、と。
言外に滲ませつつ、小さく息を吐き]
それで、転移方法ですが。
枝側と、根側を結ぶ『路』は構築してあります。
後程入り口をそちらに出現させますので、後は、違わずバルタザールたちのところへ行けるよう、その『路』と、あなたたちの持つ言霊石を共振させてください。
[つまり、最初にメレディスとバルタザールの間で連絡を取り合い、その通信の波長を通路に共鳴させる事で、間違いなく彼らの所に現れる直通路を開く、という方式らしい。**]
[『七大蛇』オヴニルとスヴァーグニルが撃破された頃。
再び、響くのは神官長の声]
……『七大蛇』オヴニルとスヴァーグニルの撃破、そして、火炎と疾風の精霊の承認を、こちらでも確認しました。
皆、疲れているでしょうが、時間の猶予はあまりありません。
[何故それがないのか、の説明はまだせずに。
神官長が伝えるのは、次なる指示]
大地と流水の加護を受けし者たちは、精霊の領域での試練を。
そして、試練を終えた火炎と疾風の勇者たちには、残る『七大蛇』グラフヴィトニルと、『世界樹』の根を蝕む『翼毒蛇』ニーズヘッグの討伐を。
……ニーズヘッグ討伐には、火炎のステファンと疾風の星司、両名に向かっていただきます。
火炎のミリアムと疾風のウェルシュカーディは、グラフヴィトニルの討伐にあたってください。
『世界樹』の根には、既に調査のための先遣隊を派遣してあります。
隊を率いる神官騎士バルタザールには既に連絡をしてありますので、まずは彼らと合流してください。
癒者メレディスは、ステファンと星司を根の領域に転送後、その場にて引き続き、皆の補佐を。
[必要な事を、必要なだけ告げた後、神官長の声は消え。
そして、大地と流水の加護を受けし者たちの元には、黄と碧の光の渦が。
火炎と疾風の勇者たちの元には、霧のように白い光の輪が現れる。**]
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