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……んのっ!
[響く気合いは、先の大蛇戦を想起させるもの。
真っ向う来るか、と切り上げるつもりだった左の軌道を変え、止めの構えを取るが、ここでもまた、予想の先を行かれた]
後ろっ!?
[こちらを飛び越え、背後に回る気配。
とっさに向き直ろうとしたのが仇になり、軸足にした右足をサーベルの刃が捉えた]
……ってぇ……けど!
[裂かれた傷が痛むが、走れないほどじゃない。
ならなんとかなる、と念じつつ、両手を上へと振り上げて]
……っせい!
[左右ほぼ同時に、真っ直ぐ斬り下ろした。*]
/*
当てなかったのは、無理に攻撃ヒットを捻じ込む必要はないというか、イメージした結果射程的にもむりぽい、と判じた結果である。
しかし、なんだ。
今回のスタイルのベースは某えあますたーなんだけど。
やっぱ面白いわ、双剣の動きってw
[空を駆け昇った『剣の百合』は幾百もの薊となり、
オブニルの上に降り注ぐ。
棘持つ薊の雨に打たれれば、
さしもの輪を為す蛇も怯みを見せ、動きを止める*]
― 疾風の精霊の領域 ―
[変則的な動きが功を奏し、サーベルは星司の右足を捉えることに成功する>>129]
…!
[自分でやっておきながら、散る紅に、一瞬案じる心が過るけれど、疾風は傷ひとつで止まるはずもない]
うわっ!
[気を取られている隙などない、と思い知らされたのは、左右同時に上から斬り下ろされた翠の煌めきが目に入った瞬間のこと。>>130
身を屈めた状態から後ろに下がる事は物理的に不可能で、左右どちらに逃げても逃げ切れない。前方に飛び込んでも恐らく星司の剣の方が速いだろう]
…ええいっ!
[ままよ、と利き腕を庇う事を選んで、右に身を投げ、転がって右の剣を避ける。
予想の通り、避け切れなかった左の剣がざくりと、左肩を裂いた]
つううっ!やるねっ!星司…!
[そのままごろごろと転がって、剣の届く範囲から逃れ、漸く身を起こした時には息切れがしていたが、痛みもどこか遠く感じる]
でも、まだまだっ!
[声を上げ、立ち上がって、全力で駆け出す。
右手のサーベルを振り上げ、思い切り右からの袈裟懸けに振り下ろすのは、今度は小細工一つない真っ向からの一撃だ*]
─ 回想 ─
[神官長が近しい者だけを集め任せた特別な仕事>>1:51。
その責任の重きは、本来ならば自分が担えるものではない。
身体能力で劣らずとも、きっと足手纏いになる。
お前には無理だと言われる可能性は高いと解っていても、願わずにはいられなかった。
だからこそ、神官長>>1:*4からもバルタザール>>1:+14からも了承を得られたことに微かな驚きと、深い感謝を抱いて]
はい。
自分の身は、自分で、まもります。
[バルタザールから付け足された条件も、当然のことだったから否も無く頷いた。
同行する面々が誰か解らずとも、その中で自分が一番未熟なのは間違いない。
序列のみならず日常生活も力の差に影響される獣の性を持つ身なれば、尚の事力が上の者に迷惑をかける訳にはいかないから]
─ 回想 ─
バルザー、さん。
ありがとう、ございます。
私…がんばり、ます。
[神官長にバルタザールから許可を貰えた報告に戻る直前。
もう一度バルタザールを見上げ、礼を言って頭を下げる。
メレディスからの口添えがあったことは知れたかどうか、彼がまだこの場に残っていたなら彼にも頭を下げてから場を辞した**]
─ 現在軸 ─
[養い親も含めた、神殿の面々の見送りを受けて出立した先は聞いていた通り─否、それ以上の厳しさだった。
今まで自分は神殿や門前町など危険の少ない場所にいた、異変があっても一度に察知するのは片手で余る程度のものばかり。
四方八方から様々な気配、敵意を感じるのは初めてのことで疲労も緊張も今までとは比べものにならない。
それでも精一杯、鼻や耳、肌など己の感覚を全て研ぎ澄ませて団が進む先の気配、異変を探りながら此処まで来た]
………だい、じょうぶ。
[同行を貰えた報告の際神官長から言われた通り>>1:*5出来る限りの準備はしてきたし、そもそも前面に立ってはいなかったから怪我は無い。
癒者から問われた治療の必要には頭を振り、他の人の治療にあたってもらう。
ただ疲労が想像していた以上に激しくて、酷く休息を望んでいる身体を休めようと間近の根に寄りかかった刹那、その感覚が自身を襲った]
─────── …っ !?
[ざわり、肌が一気に総毛立つ。
極寒の寒気にも似た震えは、歯の根が噛み合わぬ程。
獣の感覚全てが、この先に在るモノの存在を畏れ、怖れる。
『こちらには何もないのでは』
何処からか聞こえたその呟きに、かろうじて頭を振るも声すら出せない。
そんなタチアナに代わり、近くに居た騎士が否定を紡いでくれた後]
…すごく、こわい。
おおきなの、が…いる。
[いる、と肯定するバルタザールの声>>+0に、微か頷き。
怯える獣の性を何とか抑え、震える声であげた同意はバルタザールの推測の後押しになったかどうか。
神官長への確認>>+1と、その返答>>*0を聞きながらも震えはまだ残ったまま。
この先に向かうことは出来るのか、そんな弱気が胸を占め始める。
バルタザールによる新たな部隊編成、それぞれにかけられる言葉>>+2。
その中にタチアナの名前が無いことが、より弱気を広めていったけれど]
…──わたし、です、か?
[共に来て欲しいという声>>+3に顔を上げれば、同行を許された時と同じ表情が見えた。
バルタザールがどんな思いで発したかは解らない。
けれど、共に来れるかでは無く、来て欲しいと願うその言葉が──
一緒に先を進むことが出来ると信じてくれている、タチアナにそう思わせてくれて。
収まることは無いかもしれないと思わせた震えを遠退かせてくれた。
だから、タチアナは迷う事無く、確りと頷きを返し]
いっしょに、行かせてください。
お願い、します。
[此処まで来るのもそうだったように、バルタザールは一番危険な所を進むだろう。
その行く先、少しでも安全に進める様に自分にしか出来ないことを頑張ろう。
その誓いを今、改めて胸に抱いて同行を願った**]
― 疾風の精霊の領域 ―
[斬り下ろしの閃、一方は空を切り、もう一方はウェルシュの肩を捉える。>>133
散る紅に、軽く唇を噛んだのは刹那。
転がって距離を取るウェルシュは無理に追わず、その場で構えを取り直した]
あんまり、動けねぇかな、これ。
[走れなくはないが、大きくは動けない。
感じる痛みと熱にそんな事を思いつつ]
そいつは、こっちの台詞だぜ!
[やるね、も、まだまだ、も、倍にしてお返ししたいくらいだった。
一撃交わす毎に高まる『負けたくない』気持ちは、どんな状況にあっても諦めを是としない。
だから]
……っと!
[真っ向うから振り下ろされる袈裟がけの一閃、それを斜め交差させた刃で受け止める。
重さを支えた瞬間、足がずきりと疼いたが、気合でそれを抑え込み]
せえいっ!
[掛け声と共に押し返しつつ、後ろに大きく飛びずさる。
距離を開けたところで、呼吸を整えて]
……一か八か……やって、みっか。
[剣技だけで押し切るには、足の状態が心許ない。
なら、もう一つの要素も取り入れてみる。
その結論に達するのは、早かった]
……ちょい、力、貸してくれな。
[周囲に添う風乙女に小さく呼びかけた後。
少年は翠の刃を握る手に、力を入れ直した。*]
そうですか…。
――無理に詰め込むのも良くないですわね。
[>>112食料にあまり手をつける事なく食事を終えた彼女に案ずる視線を送るも、無理に進める事はない。
少女自身もあまり食が進まず、結局途中で片付けてしまった。
衣類の交換こそしないが、少女も簡易の天幕の下で軽く汗を拭う。]
[>>114そうしてレオと共に少女も出立の準備を始めた。
荷物を纏めていると、背中越しにレオの言葉を聞く事となり]
――レオ…。
[相棒と戦いたくないというレオの心情は、少女にも理解が出来るもの。
そうして世界を救う為に必要なのであれば、逃げるわけにはいかないという事も。
気持ちが同じである事は嬉しくもあり、哀しくもあったが。]
[>>119けれど、本気で戦うと彼女は言ってくれた。
だから自分にも本気で戦って欲しい、と。
彼女がその気持ちで臨もうと言うのなら――応えないわけにはいかない。]
分かりましたわ。
私も全力で戦わせて頂きます。
[少女も頷いて、力強く自らの決意を述べる。*]
― 回想 : 出立前 ―
[それとなく提言してみたものの、
バルタザールの意向は至極冷静なもの。
矢張り余計なお節介だっただろうかと思いながらも、
同僚の言葉には浅く頷いて、連れ立って歩を進めている途中]
……おっと。
[背後から声がかかり、足を止めた。
バルタザールを呼び止める声>>1:+7は
話題に挙がっていたまさにその少女のもの。
挨拶よりも早く、彼女の依願の言葉を聞いたなら
思わず傍らの同僚へ視線を向けた。]
[実は正直なところ、とても驚かされた。
どちらかといえばタチアナのことは
種族や年齢の事もあり、控えめで大人しい少女と見ていたこともあり、本人自らが追いかけて来てまで依願に訪れるとは予想だにしていなかったのだ。
だからこそ、経験が選択の一助になるならばとバルタザールの側をつついてみたのであったが――]
ちあちゃん……。
[真剣な眼差しのタチアナを見詰める。
今回の調査隊志願、彼女が彼女の進む道へ確信を得ているかどうかまでは分からない。
けれども、直々に志願する決意をするまでの、心の動きはどうか。
もしかすると、神殿に召集された8人の候補生たちとの交流で、
彼女なりに変化の欠片を育てているのかもしれない。
その内容までは、当然己には与り知れぬことだが――]
―「輪をつくるもの」オヴニル―
――ッ!
[>>122輪を作るもの、という二つ名の通り、オヴニルは車輪のような形を取ると、物凄い勢いで回転しながら相棒に襲い掛かった。
先刻と同じ作戦で彼女と少し離れた場所に待機していた少女は、その姿を遠目に目に収めて瞠目する。
流石に甘かったかと思う中、聞こえてくる聲からも焦燥が滲んでいる。]
…先刻と同じようにはいかないという事ですわね。
私も打つ手を変えねばなりません。
――何とかあの動きを止めないと…。
[どうすればよいか、と少女は必死で頭を動かせる。]
[バルタザールの承諾が返るまでは短かった。
彼女の先行きを己と同様、いや、きっと己以上に気にかけていて、それゆえに思うところもあるだろうに。大仰な忠告を行うこともなくごく自然に受け容れる様は非常に彼らしい気がする。
タチアナの反応までを見守って、自身の口元にも漸く笑みが浮かんだ。>>1:+14>>>>+4]
ばるたくんと一緒なら大丈夫。
知っての通り相当な腕利きだし。
こんな真顔してても、凄く他人思いだし。
…気をつけて行って来てね、二人とも。
[冗談2割でも静かな語調で信を表し、
調査に赴く2人とは別れたのだった。**]
[高速で動く相手に飛び道具は通用しない。
思い浮かんだのは操る水の形を変える事。
――それには心を鎮めなければならない。]
…何とか持ちこたえて下さいね。
[少女は深呼吸をしてから表情を引き締めると、黒の扇根を握り直した。]
[――ダンッ!
ブーツの左足の踵で大きく一歩床を踏みしめ、音を鳴らす。
左手は領巾の裾を握り、真っ直ぐに横に伸ばした。
少女は右手に握り締めた閉じたままの扇を天に向け、きっと眼前の景色を見据える。]
…蒼き命よ。
清漣なる魂よ。
我が求めに応じ給え…
[指を滑らせて扇を開き、左手を外から内へ、内から外へと動かす。]
[右足を上げ、ブーツの踵で床を打ち鳴らす。
それに従ってアンクレットが揺れてしゃらりと音を立てた。
流れるように、すいと右足の方へと広げた扇を動かす。]
――精霊達よ
命に恵みをもたらすその力を凍てつく白き息吹へと変じて
我に仇なすものを凍り付かせよ――
[その魔法は、敵を凍てつかせるもの。
但し相手が素早いので範囲は意図的に拡げている。
魔法が完成に近づくにつれ、周囲の空気が冷えていったのがレオにも感じられただろうか。]
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