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― そして、現在。 ―
[突然にゲルトが「嵐が来る」と言う。釣られて窓の外を見れば確かに雲行きが怪しい。
「あんなに昼間は天気が良かったのにな。」と聞こえて来たオットーの言葉に相槌を打った。>>22
夕飯をご馳走になるばかりか>>57、オットーに酒を強請りアルビンは少し酔っていた。
パメラが家に帰ると言えばアルビンも緩慢な動きで首を動かす。傍目からは船を漕いで居る様にでも見えただろう。]
んー…、そうだなあ。俺も家に帰るわ。
嵐が来るとなれば折角の村の化粧が勿体ないが、夏至祭の準備は明日にでも手伝うさ。
[パン屋に来るまでに見た広場に飾られた花時計。花に彩られて花に塗れた村の光景を思い出してはほうと息を付く。]
─それから夕食まで─
[用意して貰えたカフェオレに口をつけて、店にいた人々と会話をしたり、交わされる話に耳を傾けていたりもした。そうして時間を過ごしていると、オットー特製のシフォンケーキが運ばれてくる>>21]
[生クリームを添えられたそれは、売られる直前に最後に父とカフェの様な店で食べたものと同じ代物。
シスターらしくゆるりと祈る仕種をしてから、小さく苦笑してフォークでそれをすくった]
美味しいですね。
[いつもと変わらない微笑みで、素直な感想を洩らす。
>>57の夕食を摂る時も、女の仕種や表情は変わらないだろう]
― 帰り道 ―
[店を出て、来た道を戻り、家を目指すアルビンとパメラ。
昼間とは違い湿気を含んだ空気は重たく、
夜空に星が見えないのは淋しく感じたが、
夏の夜の醸す濃厚で爽かで多少腕白なところもある雰囲気にアルビンは浸っていた。
今夜は良い晩だった。
素直に口にはしないが、オットーの作った夕飯は相変わらず美味かった。カタリナの穏やかで控えめな声が酔っているアルビンの鼓膜を心地よく揺すったのを覚えている。
それに他の客にも居て賑やかな晩餐だった。]
[幼児から行商人の親に連れられ各地を転々として花盛りの村へと流れ着いた。
此処に越して来たばかりのアルビンは年の近いオットーを連れ回しては遊んでいた。
村近くの森にオットーを誘っては樹に登ったり小川で水遊びをしたものだ。
どの季節にも関わらず、森の中は様々な生き物が隠れ潜んでいる。厚く茂った葉によって日差しが遮られる為、森の奥は夏の間も暗く湿っていた。
森から射上げられるやうな鳥の影に声を上げて驚いたのは子供のオットーだったか。
「馬鹿だな、あれは梟だよ。」
そう言ってアルビンは笑った。
オットーに教えたのはそれだけではない、他の皆も連れて蛍の居る湖へと案内した事もある。
それら全てが何もかもが懐かしい。]
ああ、それならご案内しますよ。
濡れても文句言わないでくださいね。ふふっ、ちゃーんと夕飯食べ終わるまで待っててあげますから。
[どうやらジムゾンが自分の事を覚えている事に気がつき、そうして気まずかろう、そうだろう、それはこっちもだ。という気分を笑みに変えて、>>70の言葉に返した。
にこにこと、敢えて昔街で顔を合わせた時の様に笑って]
[子供時代に送った美しい日々の事を思い返しては、
何か歎かずにはゐられない気持ちになって、アルビンは哀れな優しい溜息をした。
そう、自分の一生のうち二度と来ない夢の世界の恍惚に浸っていた。
こんな素晴らしい日々がずっと続けばいいのにと願ってしまう。
けれども、今夜の嵐に、折角摘み集めた抒情の香りも堤の花も散らされてしまうのだろう。*]
[そうして食事を終え、ジムゾンを連れて教会へと向かうだろう]
お久しぶり、神父サマ。よく黙っていてくれたわね、あたしは嬉しいよ。
雨が降って身体冷えたっつーなら、あたしが人肌であっためてやるから、取り合えず文句言わずについて来なさい。
[いらんと言われるであろう事を言いつつ、久々に素で話せる人に会えたせいか、嵐が来るというのに女の足取りは軽かった]
[人の考えや言葉なんて二度と信用してはいけない。
聖職者に属したというのに、女の考えはこんなものだ。
けれども、ジムゾンなら何となく大丈夫じゃないかと、それは淡い期待にも似た様な事を女はひっそりと考え、教会までの帰路へと向う]
神父 ジムゾンが「時間を進める」を選択しました。
/*
実は素の口調打つのが楽しい。けど難易度高い。
シスターモードは割と普段からやるタイプなんで問題なく、ストレスもなく。
業務連絡です。
皆様、ご協力感謝致します。
22:00、5分前となりました。
カタリナさんの姿が見えませんが、予定通りコミットさせて頂きたいと思っています。
行商人 アルビンが「時間を進める」を選択しました。
行商人 アルビンが「時間を進める」を取り消しました。
[内なる衝動を歯を食いしばって耐えながら、家路に急ぐ。
どうするか…は知れたこと。
では誰を…となればその選択肢は限られる。
一番胸がいたまないのは、かの神父だろう。
私には縁もゆかりもない存在だ。だが、彼の寝床は教会。そこにはシスターもいるだろう。気づかれれば私はもとより、私をよく知る者たちへも懐疑の目が及ぶ。
カタリナ、オットーはさすがにはばかられた。
衝動に駆られ勢いでできる相手ではない。
…決心が必要だ。ならば]
あのね……
[誰を…とは告げることはできなかった。
けれど視線の先にあるのは一軒の家。そこの住人は傍らの彼とてよく知った者のもの。彼にとって思い出深き幼なじみの家だった]
>>80
ええ、頑張ってください。調子こくとどうなるか、その身を持って知ってくださいね?
[クスクスと笑いながら女はジムゾンの食事を眺めただろうか]
/*
いちいち返したらアレかもーという事で、ここで投げる。ジムゾンさんかわええのぅ。
行商人 アルビンが「時間を進める」を選択しました。
あらーら、ツレないのー。
あたしだって、一人寝が淋しい時もあるのにー。
[>>81の返しに、少しばかり弱い女みたいな声を出してみる。
客ならころっと騙されてくれるが、さすがに昔馴染み相手にだと笑いしか出てこない。
堪らず噴き出して、星空なんて見えない暗い空の下、ジムゾンを振り返る]
─ 帰り道 ─
[アルビンを伴って家路へと向かう。カタリナがどうするかはわからなかったが、呼ぶにしても少しばかり片付けをしなければならないだろう。散らかってるとまではいかないまでも、見られたら恥ずかしい物くらいはあったかもしれない。
『来るなら雨が降る前にね』とでも告げてから出たことだろう。
道すがら酔っているのもあったのだろうが、傍らのアルビンはいつに増して機嫌がよさそうだった。>>75
機嫌といえばオットーもそうだったか?>>62
自分のおかげと言われた時は少しびっくりして……少し気恥ずかしかった。内心あわあわしたせいか彼の顔はちょっと覚えていなかったけれど……うん、きっとご機嫌さんだった]
変わんない、か。けっこー変わったんだよ、これでも。
街から逃げる前は、やっぱガキだったからさ。カンタンに、ちょーカンタンに人の甘い言葉信じちゃったりしたし。
……今はそんな事、しないよ。つーか出来ない。
ま、アンタの言葉なら信じられる気はするけどね。
[街で商売をしていた頃に流行った、愛しい誰かを想う歌なんて小さく口ずさみながら、踊る様な足取りでジムゾンを教会まで案内しただろう]
ちゃんとした寝床作りますね、神父様。
[そうして協会に辿りついた時、強い風に阻まれながらも木製の扉を開けて、ジムゾンを中へと案内する。
リーディアと呼ばれた娼婦の顔から、この村の修道女フリーデルの顔に戻って]
業務連絡です。
大変お手数をお掛けして申し訳ありませんでした。
無事、全員が「時間を進める」を選択している状態となりました。
2013/09/16(Mon) 22:30:00更新される予定です。(暫くの間お待ち下さい。)
[あの日、アルビンはパメラに言い聞かせたのだ、
「ひとりで山に行っては行けないよ、ひとりでは助けも呼べないのだから。森や山は危険なんだからね。」
幼い子供が一人で山や森に出掛けて万が一の事があったとしても助けは呼べず。
それなのにアルビンが気付いたのは……。]
― 深夜 教会の一室 ―
[今はフリーデルと云う名。彼女が用意してくれた寝床の部屋で、蝋燭がか細く揺らめく。
天は黒雲、花は嵐の中儚く散り往く、絶え間なく矢の降り注ぐ様な雨夜の音。
絶え間なく涙を流し続ける様な窓辺の近くで、バロック調を思わせる様古めかしいタロットが、十字を描く様な形で、五枚伏せられていた。
胸中で思い浮かべるは、年月を経ても若かりし頃を忘れてはいないらしき、馴染みの女性。
正直、アタリだと思わない。命懸けの役目に何をしていると云う気がしなくもなかったが。
彼女が本当に、あの頃の彼女のままなら良い。
そう思い、視やる真実は、期待や信頼から来るのか、或いはその逆なのか]
[十字を描かれた、本来並べるべきタロットの用法とは異なる、特別な配列を齎すそれらを視るべく、指先が動く]
Padre...(我らが父と)
Figlio...(其が神子と)
e Spirito...(聖霊の元に)
[上下、左右。中央に伏せられたカードを縛る、十字架を、ひとつひとつ剥がしていく。
そこから現れる真実。心に描く人物を示す、占術の視]
...... Santo ......(其の魂を示し給え)
[十字架に貼り付けられた、中央。最後のカードを開く時。
指先が何故か震え、開くのに微か時間が掛かった事を、知る者は誰もいなかった**]
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