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クリフもウルズも可愛いでござる。(にこにこ)
そういや、五行揃ったなあ、ウルズさんは揃えてくれたんだと思うけど。そもそも地上組が五人もいるのがすごいわー。(←企画当初、地上は二人くらいかなと思ってた奴)
― 出立前 ―
へへ、そうか?喜んで貰えたなら、俺も嬉しいよ。
[ どんな祝いより>>30というクリフの言葉に、本当に嬉し気に破顔する。気持ち以外にも篭めたものがあるだろうと看破されると、まあな、とくすぐったそうに肩を竦めてみせた ]
こうやって、一緒に討伐に出られる機会ってのもそうそう無いけど…でも、俺は、いつだって、お前と一緒に戦場に立ってる気でいるから。
[ 離れて在る時も、天地を護る任は友を護る任でもあると思い、そして友もまた、同じ願いを抱いてその責を果たしている筈と信じている。言葉の内に顕れる想いは主と違ってかなり直裁だった* ]
― 洞窟 ―
[ 玄武神の言葉と忠言は、黙って聞いていた。周囲の様子については、玄武神の気に、ほぼ同調している彼にとって、すでに周知の事実だ ]
俺は北を探ってきます。
[ どこから探索を始めるか、と、考える様子の一同の前で、早々とそう宣する ]
仙花も花ってからには水気に惹かれる可能性は高いでしょう?そっちに妖魔が多いってなら痕跡が無いかどうかだけでも探って見た方がいいっすよ。
[ 一人では踏み込むなと言った筈だが、と、ばかりに玄武神から半眼向けられて、大丈夫ですよ、と、笑って見せる ]
深入りはしません、気配を探って見つからなければすぐに引き返しますから。
[ 一応、本気の台詞では、ある* ]
今は、本気で様子見だけで戻ってくる気だから、心配しなくていい。
大将の結界の中、それも水気の地なら、俺の気配はすっかり隠せるしな。
[ その自信はあるのだと笑って ]
なんかあったら、すぐに呼ぶから、心配すんなって。
[ 案じられた事を、どこかで嬉しく感じながら、無理はしないと、重ねて約す。二重になった約定はある意味、彼の力となりそうだった* ]
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五人なので、全員二人組では動けないし、三人にするのは、時間合わせとか大変よね、という感じ。
そんなこんなもありましての、レト単独行でございます。
あと、毎回クリフ独り占めするのもなっ!やっぱり、青少年としては、お姉さん達との交流も深めねばだろう(何
ウルズさんの来れない日がいつなのかが問題っちゃ問題だけど。
それじゃ、行ってきます。
皆も、また後でな!
[ やがて他もおおよそ、行き先を決めたと見計らうと、主に軽く会釈し、他の仲間にも声をかけてから洞窟を離れる ]
うっわ、確かに瘴気の気配するなあ。
天の花とか、こんなとこに長く居たらすぐ萎れちまいそうだ。
[ 山を降りて北へと向かい、湿地に近づくにつれ、濃くなる妖魔の気配に顔を顰め、辺りの水気に己の気を溶け込ませるようにして仙花の気を探り始めた**]
― 北の湿地近く ―
[ 仙花の気配を探る内に、ふいに、その感覚に引っかかるものがある ]
…これ、ただの瘴気じゃねえな。
[ 鋭く目を細め、背の双剣を抜き放つ ]
[ 感じる気は相応に強い。単身の今、自分から討って出る気はない、が、 ]
どんな奴かだけは、確かめときたいとこだよな。
[ 武器を手にしながらも闘気は抑えたまま、ゆっくりと歩を進める。シュウ、という不穏な音が湿地の奥から届いた** ]
― 北の湿地 ―
(霧が濃すぎる…)
[ 感じた瘴気の主を探って、慎重に湿地へと足を踏み入れた途端、纏いつくような濃霧に視界を奪われ、顔を顰める。
玄武神の結界で生じた浄霧とは違い、この霧には腐臭と瘴気が混ざっているのが感じられる ]
ち…
[ 小さく舌打ちしたのは、霧の瘴気に紛れて、先刻感じた強い瘴気の行方が曖昧になってしまったからだ。或いはこの霧自体、妖魔が身を隠すために放っている目くらましか、と、手にした双剣の柄を油断なく握り直したその時 ]
うわっ!
[ 突然、霧の向こうから激しい炎が吹き出して神将を襲った ]
『水鏡っ!!』
[ 咄嗟に炎を斬りはらうように双剣を縦横に揮い、刃から水気を放って水の盾と為す。
炎の激しさに、水の盾の表面は忽ち蒸気となって文字通り霧散したが、その水気に含まれる浄化の力が、濃霧の中の瘴気を薄れさせ、視界を明るくする ]
…蛇、か?
[ 霧の向こう、シュウシュウと怒りの唸りをあげ、鎌首をもたげる影は、合わせて九つ。それと見とめた途端、今度は激しい水流が、その頭の一つから放たれた ]
食らうかよっ!!制水!水霊反魂 !
[ 見えている攻撃、しかも水であるなら、己の得意領域と言っていい、双剣を交差するように振り抜けば、水流はその刃に引き寄せられるように渦を巻き、反転して、放った妖魔の方へと逆流する ]
[ その反撃が相手に効いたかどうかは、確かめなかった。効いたとしても致命には遠いだろうととの予測はついたし、何より、このまま一人で相対して倒せるかは危うい相手と判じたからだ。
故に剣を振り抜いたとほぼ同時、飛び下がってそのまま、湿地の西へ駆け出す。
南へ戻り、完全に背を向ければ背後を襲われる危険が増す、それに水棲の妖魔であれば土気強い山岳への侵入は嫌うかもしれないという目算もあった ]
誰か、仙花の気配を掴んだか?!
[ 疾駆しながら、周囲に散った仲間達に問いを投げるのは、追ってくる妖魔を、仙花に近づけてはいけないとの判断から。
その鋭い声音は、何事かが起こった事を、彼らに伝えもしただろうが ]
[ 別に、無理をしたわけじゃない、とか、勝手に襲ってきたんです、とか、言い訳したい事は多々あれど、今必要なのはそれではないと、判っていた ]
『九嬰』です、大将。
俺を、まっすぐ襲ってきたとこ見ると、あれは待ち伏せてたんだと…。
[ 八角鏡に気を凝らし、仲間と玄武神に連絡する間にも、シュウシュウという唸りは近づいてくる ]
ハッ!!
[ 再び横合いから襲ってきた炎を、今度は足を止めることなく、跳躍で避ける ]
あっちぃな、くそっ!
[ が、激しい熱の全てを躱すというわけにはいかず、熱波に炙られた足が、軽い火傷を負った感触に、思わず悪態が口を突いた* ]
水霊招来!
[ 放った水弾は、過たず九つの頭の一つを吹き飛ばし、八頭となった妖魔は、その場でのたうって、暫し、動きを止めた ]
は、つっかれるぜ…
[ 身を躱しながら、しかも瘴気の濃い中での術の行使は、神将の側にもそれなりの負担を強いるもの。追撃を考えるよりも、今は距離を開けるべき、と、足を早めた* ]
[ 妖魔に追われながら、足を早める。その間にも、八角鏡を通して返る声 ]
邪魔だ、退けーっ!
[ 山に近付くにつれ霧は薄れたが、今度は小怪の類が増えてわらわらと群がってくるのを、浄化の水気纏った双剣で薙ぎ払う ]
カスパル殿!俺が、あいつを引きつけてる間に、上から叩いてくれ。
あんだけ頭があるんじゃ、狭い山道で、そうそうは避けられない筈だ。
金生水……水霊招来…護法結陣…!
[ 炎と水の攻撃が来る事は判っている。追いつかれれば加えて物理的な八つ頭との攻防も始まるだろうが、まずは遠隔からの攻勢に耐え切らねば意味がない。
幸いにも鉱脈を持つ山には金気も宿り、水の結界を強める助けとなった ]
さあ、来いよ、間抜けな蛇野郎!
[ 相手が人語を解するかは、分からぬままの挑発だったが、即座に炎と水が、同時に飛んできたところを見ると、どうやら通じているようだ ]
っく…
[ 水の盾にぶつかる力、そして何より濃い瘴気に顔が歪む、が ]
は!まだまだー!ぜんっぜん効いてねえぞ、間抜け!!
[ 更に挑発を重ねながら、かざした双剣に浄化の気を注ぎ込んでいく* ]
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