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はっ。私――ですか?
ええ、その……それを口に出来る貴重な機会があるなら、遠慮なく頂きますとも。
[常は贅沢品との意識もあり滅多に口にすることはないが、嫌いであろうはずもない。
無論、贈られるものが何であれ、有難く受け取るに決まってはいるのだが*]
― 天上宮・門付近 ―
[>>+26返された笑顔は、いくつかの感情が絡まったものに見える。
深い安堵に染まった言葉に、どれ程の想いが込められているか。
その一つも零さぬ様に、言葉無く微笑みだけで受け止めた後]
良かった。
甘味は苦手な方もいらっしゃるから、聞いておきたくて。
[感謝の印にと挙げたそれには心良い反応を返されたけれど、自分もとは思っていなかったらしい青年の>>+28返答に微笑んでから]
ノトカー様、この後にお急ぎの御用はお有りですか?
[問いながら、門扉に居る蒼龍神達へと視線を向けたことで彼の方々も交えて話したいという意図は伝わるだろうか**]
― 門扉上 ―
そうしようか。
外の風をとなれば……内庭の東屋はどうかな。
花園の見事な花と香を愛でながらと言うのも良いが、内庭にて慎ましやかに咲く花や調和の取れた庭の造詣を楽しむのもまた良きもの。
甘味は何を用意しようか。
[ラートリーの提案>>+23に場所を決め、茶請けの相談へと入る。
門の辺りで話をする者達へと視線をやれば、ローズマリー>>+29と視線が交わった。
風を纏いふわりと地面へ下りる]
ご機嫌麗しく、ローズマリー。
それにノトカーも。
これから茶の席を設ける心算なのだけれど、ご一緒に如何かな?
[妻の姉でもあるローズマリーと、依代としてだったが演舞にて玄武と渡り合ったこともあるノトカーへ、算段していた茶会の誘いをかける。
場所が内庭であることも伝え]
茶請けとなる甘味の案はあるかな。
[花茶を用意することも伝え、意見を求めた**]
― 門扉上 ―
あぁ、好いですね。
彼処であれば、より心も落ち着きましょう。
[内庭の方向へチラと視線を向け、其処に留められた力を感じ二重に首肯く]
甘味は…そうですね。
此度は未だ城下にも赴けておりませんがゆえ。
となると私よりも、ローズマリー殿の方が造詣深いのではなかろうかと。
[軽く肩を竦めながら、誘うのであれば意見を聞いてみたい、と続け。
視線を巡らせればノトカー>>+30も此方に気がついたようで、小さく黙礼を送った*]
― 天上宮・門付近 ―
[応龍神と視線が交わった>>+33所で黙礼を交わす。
ローズマリーに気付いた様子の蒼龍神は、その間に近くの地面へと降り立っていた>>+32]
はっ、これは蒼龍様。
ご挨拶が遅れまして。
[声を掛けられれば深々と一礼を向ける。
茶会の誘いを受ければやや恐縮したように]
私のような者には勿体ないお誘いですが。
ええ、同席をお許し頂けるなら、是非に。
[守護者としての立場を得ていたかつてと違い、今は単なる従者の身。
そのような場に招かれてよいものかとは思うが、辞することはなく]
いえ……この地にて手に入る品には詳しくないものですから。
お任せいたします。
[茶請けに関してはそう答えた*]
─ 天上宮・門付近 ─
[視線を上に見上げれば、>>+31丁度同じタイミングだったのだろう視線が合わさった。
>>+30ノトカーからの答えにも返した笑みは、そのまま地に降り立つ蒼龍神、応龍当代に応じるものに代わり]
蒼龍様も、御変わりなく。
[>>+32妹の夫君であり、夫の友でもある神に頭を垂れて微笑む。
茶会の誘いは、場所も含めて否が浮かぶはずもなく]
私もお誘いしようと思っていた所でしたので。
喜んでご一緒させて頂きます。
[ただ話をするよりも、蒼龍神の花茶を囲んでの方が嬉しいのは当然のこと。
>>+34多少の遠慮は見えるものの誘いを受けたノトカーに、笑みは変わる事は無かったが。
茶請けについての意見を聞けば、少し思案をした後に]
でしたら、月餅に、あられなどは如何でしょう。
丁度城下の品が手元にありますので。
[昨日夫の眷属から渡された土産の中で花茶に合いそうな菓子を思い浮かべた*]
― 天上宮・物見台 ―
[霧の繭の出立の後も、門の周囲には賑やかな気の彩がある]
……やれ、賑やかな事だな。
[その賑わい自体を楽しむような物言いをしつつ、朱雀は緩く気を辿る。
今の所は、空に異変の影はなく。
柔らかな風が長く伸ばした髪を揺らして過ぎた。
異変の影は見え隠れしてはいるものの、今、ここにあるのは違う事のない平穏。
つい先日まで身を置いていた討伐の苛烈さとは真逆のそれに浸るように、ゆら、と朱の翼が揺らめいた。*]
― 門付近 ―
[ラートリーの言葉>>+33に頷いて、降り立った先でノトカー>>+34と言葉を交わす]
そう畏まらずとも。
花茶と共にクリフの近況などを聞かせてはくれないかな。
[従者としての立ち振る舞いに小さく笑みを浮かべ、挨拶の遅れには、気にするなというよに緩く首を横に振った。
茶請けについての返答には頷くに留め、ローズマリー>>+35へと視線を戻す]
提供して頂けるか、ありがたい。
貴女の選定であれば間違い無いね。
[同席の返答と、茶請けの提案を受けて笑みを深めた]
では準備が出来たなら内庭へ。
私も花茶の用意をしてこよう。
[ローズマリーだけでなく、ノトカーやラートリーへと告げて、一旦天上宮の中へ]
…………
[準備の最中、ふと思い立って風を巡らせる]
朱雀、これから茶会を開くのだけれど、良ければ君もどうだい?
内庭の東屋にいるよ、いつでも訪れると良い。
[巡る風は言の葉を乗せて空へ**]
― 天上宮・門付近 ―
私も、ご無沙汰しておりました。
[翼畳んでジークフリートと共に立ち、改めて礼を取る。
朱雀復活と重なる間で起きた継承の後、封印の安定に掛かった時間は短くもなく。天上宮においてさえ姿を滅多に見せぬ期間は長かった。
花茶を用意して貰うこともあり、段取りの主たるは蒼龍に任せ。ローズマリーの茶請けの提案>>+36には納得の顔で頷いた]
出立を拝見させていただいていたが、当代霊亀守護者殿も随分と立派にお育ちになられた。
少々遅くなりましたが、継承おめでとうございます。
ノトカー殿のご尽力あればこそ、ですね。
[若干の遠慮が窺えたノトカー>>+34の様子に、後でと思った祝いの言をその場で伝え。
立派に誓いを果たされたのだから何も遠慮されることはない、とジークフリート>>+38に重ねて微笑んだ]
― 天上宮・門付近 ―
フフ。
私もあの年に戻っていれば、同じような思いをしたのかもしれませんね。
[あの百年大祭の前年、蒼龍と弟が演舞に臨んだ時の事だ。無論、ノトカーの感慨は比べ物にならないほどなろうが。浮かぶ感情>>+44につい此方の頬も緩む]
ノトカー殿らしい謙虚さだ。
確かにそれもまた間違いなかりましょうが……と、失礼。
このまま立ち話もなんですね。
茶会の場でゆるりと話しましょう。
[蒼龍>>+39や玄武神妃>>+46が準備に動き出すのを見て、やや恥ずかしげに一度話を収めた。
何の事かと気にさせるようなら、弟が演舞に立った事実の話だけはして]
私は席の準備でもしておきましょう。
ノトカー殿は?
[戻れば仕事は無くもなく、休むと決めたなら言伝一つで済ませれば良い。
とはいえ準備も大したことをするわけではない。水鏡も覗きやすいよう、若干の位置調整をする程度か。
このまま向かうかどうかを尋ね、内庭の東屋へと向かった**]
― 天上宮・門付近 ―
応龍は他の方々と異なり代を重ねることとなったが故、在り様も多少異なるところはありますが。神と呼ばれても、基なる所は皆々様と変わりません。
[信じられないというノトカーの言>>+50に、クスリと笑う]
それはほら、ローズマリー殿やローレル殿の今を見ても瞭然でしょう。
以前は私もあまり想像しておりませんでしたが。玄武殿は凛々しき面が目立つ方で、蒼龍殿は万人にお優しかったので、ねぇ?
[それが一人に向けられるとどれ程のものになるかは、時に見ているだけでも気恥ずかしさを感じてしまうほどで。
内緒話ではないが、僅かに声を潜めてクスクスと笑ってしまった]
そんなものですよ。
こうして縁ある方々と話せるのは何よりも楽しいですし。
えぇ。近き血の弟が居りまして。
[同道することとなったノトカー>>+50と並んで歩きながら、軽く最前の話に説明を添える]
まだ若年でしたが、蒼龍殿に演舞の御相手をしていただいたのです。
[今では差異も生じてしまっているため、もう眷族と呼ぶのが正しいかもしれないが。絆が消えてしまった訳ではなかった]
― 天上宮・内庭東屋 ―
ですが、気が引けたりせぬようなんて余計な気を回し、当日は不在してしまいまして。
今思えば少々惜しいことをしたかも、と。
[今更悔いはしないが、誇らしげなノトカーを見て思うものもあるのだと、軽く肩を竦める。
やがて東屋に着くと、敷物や背当ての位置を多少整えて、一角に腰を下ろした**]
― 天上宮・内庭 ―
[朱雀も含めた人数分の茶器を用意し、内庭の東屋へとやってくる。
席を用意してくれていたラートリーらに礼を言い、机の上に茶器を広げた]
朱雀にも誘いをかけておいた。
その内来るかもしれないね。
[朱雀から返った反応>>+45を見る限りは、訪れるのも遠くないだろう。
茶器を温め、花茶を淹れ、それぞれが集まった後にそれらを振る舞う。
天上宮を漂う香りに負けぬ甘やかな香りが辺りを包んだ]
[内庭にも花は咲く。
東屋を囲む庭木に紛れ、慎ましやかに咲く花がいくつか。
緑に映える白、緑に負けぬ赤。
それらの横には凪ぎの如き様相の水鏡が据えられていた**]
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