情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
― 天上宮・門扉 ―
── 祝一路平安
[蒼龍>>+2の隣へ翼を閉じてフワリと舞い降り、捜索隊の出発を共に見送る。
道中恙無けれと祈りながら]
此度も頼もしそうな者達が揃って。
リエヴル殿も快く務め果たせましょうな。
[蒼龍朱雀が後を守る以上、帝の事や妃の事に不安材料などそう無かろうとは、当事者ならずとも思えること。
愛しすぎての心配は別問題として。
自分も早くもっと頼って貰えるようなりたいものだ、と心新たにしつつ微笑んだ**]
― 地に降りる前 ―
[ 霧の繭を地へと降ろす術を行使した直後、玄武神は、一度だけ、天上宮を振り返り、緩やかな一礼を贈る。
それは、天帝に対する出立の礼であると同時に、常の如く、ただ視線を交わすだけで後を任せ…任されたと伝わる朋友たる蒼龍神、その傍で大きな支えとなろう当代応龍への信を示す礼であり、更には、未だ顔も合わせぬままに、けれど伝えるべきはすでに伝わったと信じる対極たる朱雀神への礼でもあった ]
[ 出立前の一夜のみは共に過ごした、妻の無事を案じる気持ちは微塵も無い。
供として連れていた冬花を探索に駆り出したことで、寂しい思いをせねばいいが、とは、気に掛かっていたが、それは一刻も早く任を果たして戻ることで埋め合わせるしかないだろうと心は定まっていた ]
……幸運、だな。
[ 幾千年、幾百度も地上への転生を繰り返した玄武神であったが、これほど心安んじて、後顧の憂い無く降臨するは稀な事。
地に近づくにつれ天穹の清涼なる空気とは異なる香りを含む風を感じながら、漆黒の神は柔らかな笑みを唇に浮かべた** ]
― 出立前 ―
[ 結局、朱雀神への挨拶の後は、別の用に追われて、友の姿を見たのは、出立の朝の事となった ]
クリフ!
[ 相手が既に、霊亀の代行者たる一族の当主であると知っていても、浮かべる笑顔も口調も、以前と変わることは無い ]
久しぶりだな、今度の祝祭では会えるかとは思ってたんだが、またこんな任で一緒になるとはな。
落ち着いて近況報告ってわけにもいかないのは残念だが…頼りにしてるぜ、戦友。
[ どんな形であれ、会えて嬉しいと、満面の笑みで告げ、同時に真摯な瞳でこの先の任への思いを見せる。
頼りにすると言った言葉は、この友を必ず守るという密かな誓いの裏返しだ、とまでは、クリフも知らぬことだろうけれど ]
あ、そうだ、当主を継いだって聞いたんで…と、と…
[ そこで、けほ、と軽く咳払いして背筋を伸ばし一礼する。先に朱雀神に対した時と同じ、神将としての正規の礼だ ]
当主継承の儀、心よりお喜び申し上げます。
[ しかし、真面目な声音はその一瞬だけで、すぐに、くっと笑いが零れる ]
…ダメだ、長々と祝辞なんて無理。
クリフ、おめでとう。
これ、俺からの祝いの品だ。もっと豪勢な祝いはもらってるだろうけど、手作りだから、気持ちだけは篭ってるってことで。
[ 手渡したのは黒曜石に守護の印を刻み、銀の台座に嵌め込んだ腕輪。その石の内に、レト自身の浄化の水気が封じられていることは、触れれば感じることが出来ただろう* ]
― 地上/洞窟前 ―
あ、ちょっと、いいっすか、大将。
[ 玄武神が、八角鏡を皆に手渡したタイミングで>>4神将は軽い調子で手を挙げた ]
苗床の花守から教えてもらったんですけど、長く天で力を溜めた仙花てのは、やっぱりただの花じゃないんで、身を守るために姿を変えてるかもしれないって。
地上の生き物の「中」に身を隠したり、生き物の姿を真似て擬態したりってことも有り得るみたいなんで、探す時はそのつもりでいた方がいいって事だそうです。
[ 実のところ、この辺りは、ある程度の時を生きた神仙ならば予測の内の筈だったが、年若い者も混じる探索隊には伝えておくべきとの判断だった** ]
村の更新日が延長されました。
― 天上宮・門扉上 ―
そうだね。
彼らならば任せて大事無い。
必ずや務めを果たし、全員で無事に戻って来るだろうさ。
[ラートリー>>+5へと返しながら、交わす視線>>18に目元を緩める。
一礼を残して降臨する玄武と捜索隊を見送り、門扉上で踵を返した]
さて、万一に備えるとはいえ、ただ警戒しているというのもなんだ。
花茶でもどうだい、ラートリー。
[場所を変えて、場合によっては誰かも巻き込んでお茶会でもしないか、とラートリーに誘いをかけた**]
─ 前日 ─
[束の間の休息を水入らずで過ごしてもらう為、主たちの元を離れはしたものの。
成すべきも多い主の事、あまり時間をかけてはまずかろうと城下で幾許かの買い物を済ませるだけで戻る。
翌日の出立の準備の為妃の側を一旦離れた主を見送り、神妃と二人になった所で気になっていた事を問いかけ]
姫様。
…ほんとは、主様に付いていきたかったんやないですか?
もしうちが言ったせいで言えへんのやったら、うちから主様に言いますけど。
[自分が行きたいといったばかりに妃が遠慮したのでは、と抱いた不安は妃からの答えで案じる事は無いと解った。
安堵しながら城下の土産を渡せば、明るい笑みを浮かべる妃に喜んでもらえて良かったとこちらも同じ笑みを返し。
その後は主が戻るまで中庭などを散歩する妃の傍に控えた**]
─ 前日 ─
[少し城下を見てくると言って離れた夫の眷属は然程の時間を置かず戻ってきて。
彼女の帰りを待っていたのだろう、まだする事があると言って入れ違いの形で夫は離れていった。
その背を二人で見送って、城下の様子を聞けないかと見遣った彼女の表情は普段のそれとは違っていて。
どうしたかと問う前に彼女から聞かれたそれは、思いもよらぬことだった。
思わず丸くした目を、緩く苦笑の形に細めた後伏せて微笑み]
いいえ。
我が君が任を受けて発つならば、不在を守るは私の務め。
誇りでもあるこの務めを、誰にも譲るつもりなどありません。
[そう答えながら、夫の眷属たる彼女の手を取ってその目を見上げ]
だから、貴女が行きたいと言ってくれた事。
私は行かぬと決めた場所で、あの方の力になってくれる事が、私は嬉しいのよ。
[真っ直ぐな瞳で告げれば、真実の言葉と伝わったのだろう。
安堵に緩む表情に笑みを深めると、己の桃髪を結わう組紐を解いて彼女の右手首に巻き付けて]
邪魔にはならないでしょうから、持って行って。
微力ではあるけれど、貴女の助けになれると思うわ。
[木行たる彼女ならば、組紐に宿る水の気も活かす事が出来よう。
少しでも力になりたいと託した思いは、相手から返された笑顔で確り受け取られたのだと伝わって。
その後は、彼女の持ってきた土産を見たり話を聞いたりして時間を過ごした**]
─ 天上宮門前 ─
[翌朝。
主と共に赴いた門前には地上に向かう探索隊以外に見送りの人も集っていた。
>>1主の様に言葉にせずとも無事を願う心は、その視線からも伝わるものだったから]
ほんと、頑張らなあかんな。
[右手首に巻かれた白藍の組紐に視線を落としながら、錫杖を握る手に力が籠る。
どんな人達が一緒に行くのだろうと周りを見回せば主の神将が少年に声をかけているのが見えた。
誰だろうかと思うと同時、どこかで見覚えがある気がして首を傾げた。
昨日城下に買い物に行った際に>>12店前に居るのを見かけたからだが、その時は>>14兄弟らしき二人連れであった為に一人でいる彼は思い出せず。
記憶を辿るよりも、主が編んだ術によって地上へと運ばれていく方が早かった**]
『お役に立つ』とか、そういうんじゃなくってさ……。
天界を護るって意味じゃ、同じ立場なんだし。
一緒に頑張ろう! うん、これだな。
[改まった口調で話すウルズに、それでも気持ちの上では対等でありたいという意志を示す。
武人流の一礼する相手に、身長差もあってか同じ目線から笑いかけ]
というわけで、よろしくな、ウルズさん。
――この桃、大事に食べるから!
[と、最後に礼を述べて別れた相手。
遠からず再会することになるとは、この時はまだ、知らず*]
― 出立前 ―
[ウルズと別れた後、出立へ向けた準備や休息を済ませ。
明朝になって門前へ向かえば、そこに再会を心待ちにしていた友の姿を見つけた>>20]
レト!
やっぱこっちに来てたんだな。
[こちらが当主に就任したことも既に聞き及んでいるだろうが、彼から向けられる言葉はかつてと変わらぬもの。
それは自身も望んでいたことだったから、心からの笑顔でそれに応える]
うん、慌ただしい形になっちゃったけど……。
レトも一緒に来るなら心強いよ。
こっちこそよろしく、戦友。
[彼の密かな誓いは知らぬまま。
ただ、立場が変わって初の大事な任に、信頼する相手と共に当たれることを有難く感じていた]
ありがとう、レト。
――ううん、どんなお祝いよりも、これが一番嬉しいよ。
「友達」に祝ってもらえるなんてさ。
[対等と呼べる存在、それも戦場を共に出来る友人は得難いものであったから、その相手からの祝いが嬉しくないはずもない。
それに、彼から受け取った手作りだという品は]
すごい……気持ちだけじゃない、いろいろ篭ってるんだろ、これ?
[触れた際に感じたのは、レト自身の気と等しい浄化の力。
それを確かめるように両手で包んだ後、左手首にそれを通した]
絶対、大事にするよ。
本当にありがとう。
[いずれ機会があれば、何らかの形で返礼をしたい。
そう密かに思いつつ、まずは感謝の意を口にした*]
はい!
こちらこそ。
それ、美味しかったら贔屓にしてやって下さい。
[彼の笑顔を受け止めて、女は白い歯を見せて笑う。
肩に入った力は少しばかり抜けて、顔に浮かんだ笑顔は出会ったばかりの頃に近いもの。
そうして彼の姿を見送ってから、宿舎へと足を向ける。
その足取りは、心持ち弾んでいた。*]
/*
クリフもウルズも可愛いでござる。(にこにこ)
そういや、五行揃ったなあ、ウルズさんは揃えてくれたんだと思うけど。そもそも地上組が五人もいるのがすごいわー。(←企画当初、地上は二人くらいかなと思ってた奴)
― 天上宮・物見台 ―
[出立の朝、朱翼が佇むは都を一望できる場所──即ち、物見の高台。
必要な言の葉は既に受け取っている。
故にわざわざ見送りに行く必要性は全くない]
……前往的以前沒有陽的恩惠和保護的。
[故に、ただ小声で陽の恵みと加護を願う祈りを紡ぐに止め、それから。
霧の繭に包まれる事なく、己が翼を開く己が眷属の様子に小さく笑みを漏らした]
……さて。
皆が戻るまでは、この空の守護は我が務めか。
[いつかはいとし子がここに立ち、護りを務めた場所。
そこにあるのは当然、と言わんばかりに立つ姿は、鮮やかな朱の翼と真紅の装い共々目を引くか。
当の本尊は文字通りの涼しい顔で、緩く流れる風に吹かれているのだが。*]
― 天上宮・門付近 ―
[一夜明け、夫と彼の眷属が門前に向かう。
自分は共に行かぬものの、少しでも近くで見送りたいと門の近くに留まって。
門扉を見上げれば、同じ様に見送りに来られている姿に温かな笑みが浮かんだ。
周囲を見れば、他にも見送りの姿が見えるだろうか。
夫や周りから伝え聞いている話から、朱雀神はこの場に顔を見せぬだろうとは察せるものの]
…そういえば、霊亀の当代様も地上へ行かれると聞いたけれど。
霊亀の君も御一緒かしら。
[夫やレトから聞いた話だけでも霊亀の現当主の人柄や才気は伝わっている。
自分が知る霊亀はかの大祭で会った青年だが、どちらにいらっしゃるのだろうと思いながらも視線は出立まで門前から外れる事は無かった*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新