― 天上宮・物見台 ―
[不意に、風の内に声が響く。>>+40
馴染み深い感触のそれに、口の端が微か、笑みを刻んだ]
……茶会、か。
それも悪くはないな。
[小さく零した呟きは、誘いを運んできた風にほんの僅かな火気と共に乗り、戻って行く]
……代替わりした応龍のとも、まともに顔を合わせてはおらんしな。
[己がいとし子から、継承前の人となりは知らされてはいるけれど。
実際に見えてみなければ、という思いはあるから]
……穏やかな内は、ゆるりとするか。
[そのな呟きと共に、視線向けるは茶会の場として示された方。**]