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―― 『世界軸』中層・広間 ――
案内ありがとうねえ。
[そう、二匹の仔竜に告げた後。
視線を向けたのは広場の奥に立つ少年の姿をした人物。>>0:55]
思っていたより若いのねえ。
[だからといって侮る様子は見せず。
穏やかな口調で話を始めれば、居住まいを正してそれを聞く。>>0:56>>0:57]
確かに身勝手に映るとしても……、
私、この『世界』が好きよ。いいところも悪いところも含めて。
だから、やります。務めを果たします。
[告げる言葉に迷いはない。
やるべきことが試練と討伐だとしても、>>0:58
仲間の傷を癒したり、体内の気の流れとでもいうべきものを活性化させ活力を与えたりと、
やれることは多いように思われた。
やがて、どうやらすぐにでも任につく必要はないらしいとわかれば、>>0:59
ようやく肩の力を抜いていた]
……望遠鏡もあるのかしらねえ。
[元食堂の店長>>5だったり技術屋>>12だったりする面々が必要としているものに比べれば、
その重要性は薄い。故郷でだって忙しい時は星など見る間もなく眠ってしまっていたし。
いや、自分が必要と思えばあるはずだ。
そして望遠鏡が必要である行為――星を見ることすなわち趣味は息抜きに必要だ。だからあるだろう。
そう結論付けたところで自己紹介の流れに混じる]
私はミリアム・イーストワード。治癒魔法士ですよ。
怪我しちゃった時やなんとなく調子の悪い時には呼んでねえ。
[よろしく、と告げて頭を下げる]
[種族も様々なれば立場も様々な、自分達八名。
その中の一人の姿を見た時、はっきりとした形で懐かしさが去来した。>>14
また、逢えるとは思っていなかった相手だからなおのこと。
積もる話はどうしようか。部屋を見て荷物を置いた前か後か。
逡巡したのは束の間]
久しぶりねえ。キアラ。
……あれから強くなった?
[広間を離れようとする姿を荷物を手に追いながら、
ほんわか笑って声をかけることにした**]
/*
うーーーーんはらいた とりあえず今回のコンセプト曲をはって落ち着こう……
【OSTER project】ラブラドライト feat.常盤ゆう【Music Video】
まあそのまんまですね よくあることだ
[キアラにミリアムはいたって気さくに話しかける。
初対面の時からそうだった。
あの時は彼女から怖くないのか、と訊かれたものだが、>>0:141
見つけたばかりの頃は心配が先だってそれどころではなかったし、
治療が済んだ後も結局は怖がる素振りなど見せなかった。
確かに、頭部に二本の角を抱いた目前に見た鬼族の姿は、
小さな子とか容易に威圧してしまうだろうが、
そこまでこどもじゃないって自負はあったし、
何より、角が格好良く見えたのだ。当のキアラに告げたことはないが]
[強いと告げた言葉を素直に受け入れる様子を見せなかった彼女は、>>0:142
この人気(鬼気?)の絶えた岸壁で、
強くなるために修行中だったらしい。>>0:144]
へええそうなんだ。
ちょうどね、私も修行中なんだ。
あんたには治癒魔法士の才能があるから鍛えてきなさいー! って放り出されたんだけど。
ねえ、貴女は将来何になりたいの?
[わずかに嘆息。
この時のミリアムはまだ、なりたいもの、やりたいことというのを見出しあぐねている状態だった。
旅を通じて世界を見て回ることは存分に楽しんでいたし言われた通りの修行内容はこなしていたのだけれど。
でも――怪我しているらしき者を前にすれば放っておけない気持ちは強まり。そして今に至る]
そっちが貴女の天命石? じゃあもうひとつの石は……まいっか。
私の天命石は、これよ! ふふふ。
[胸元を示す。きらりと光るラブラドライトを。
光の当たる角度によって黄色や青など、幾つもの色を編んで輝く石は、
水の流れでもって、生命に宿る力を、
磨きあげることのできる魔法の才を与えてくれた]
[将来何になりたいか――その答えがどうあれ、
ミリアムが返した言葉は、]
そうかあ、私は通りすがりの治癒魔法士の身だけれど、
それでも応援するよ。少しずつでも強くなれるといいわね。
[純粋に通りすがった彼女を応援する言葉。
キガン島に住まう者はよほどの例外がない限り、
島の外には出られないと聞いていた。
彼女が強くなった時、うまい具合にミリアムが旅をしている保証はない。
もう会えないかもしれないけれど、それでも願った。
彼女の道行きが輝かしいものになることを]
―― 現在・『世界軸』広間 ――
[それから時は流れ。
彼女が片方の耳に飾っていた闇夜のごとき黒い石を自分も得て。
今、3年ぶりの再会を果たし、互いに積もる話は色々あるわけで、
荷物を置いたら話したいことが色々あるのはこちらも同じだったのだが、]
うん。絆石。
修行から帰った日に降ってきたのよねえ。
[同じ、黒曜石を絆石をして持っている。>>34
挨拶ついでにひとまずそのことを伝えたくてついてきたのだ]
まあ、積もる話は荷物を置いたあとにしようか。
それとも何か食べておいた後の方がいいかしらねえ。
[そういえば今日は、船の上で簡素な食事を一食分とったくらいだ。
トーマスに頼めば料理を振る舞ってくれるだろうか。
そんなことも考えつつ周囲をちらり]
/*
ほう……? >>97
いちおーミリアムのししょーはミリアム視点すげー治癒魔法士ではあったんですにゃー ただ外国に知られてはいなかったってだけで
/*
知られていなかったってのを知られてたっていうのに修正してしてー、で、間接的な繋がりができるかにゃー
―― 休息の間 ――
[キアラと別れた後。
ひとまず荷物を置きに自室へ赴き、
ベッドに腰かけふかふかさを堪能し。
部屋の片隅に望遠鏡があるのを見て小さく表情をほころばせていた]
世界というのは広いわねえ。
[主に西側のあちこちの国や、中央海域の島々をめぐった一年程度の旅だった。
氷人族が住む雪と氷に覆われた地や、
龍族の住む山奥には訪れたことなく。
記憶に引っかかったものといえばキアラのことの他には、
クラリッサが告げた国の名前くらいのものだった]
[ミリアムの才を見出したのは、
あの村にいた治癒術に長けた老婆であった。
どのくらい長けていたかというと、
かつて、強力な癒しの術を求めていたという辺境公国――コンセルトのお偉方から、
声がかかったと。そういう話を聞いたことがあるくらいにである。>>97
(声がかかった当時はなにぶん6歳。その頃のことはあまり記憶にはない)
しかし――いくら治癒術に長けているといっても。
失われた四肢を再生させることは、その老婆にもできない。
否、どんな治癒魔法士にもできないのだと老婆は告げていた。
もしもそのようなことができる者がいるとしたら、
それこそ神の領域にでも片足を突っ込んでいるやもしれない――とも言っていた。
その教えは形を変えつつもミリアムの中に浸透した。
例えば、早期治療が肝心なのだ、という思考形態として]
[とはいえ。
修行の旅の最中実際に訪れたコンセルトという国の印象は、
とにかく信じられないくらい美味いお菓子を出す国。それに尽きた。
何せ冷えていた方が美味しいお菓子を、
冷えているままに眼前に出してきたのだ]
え、……ええ?
氷の魔法で冷やしてた、にしては凍りついたまんまじゃないし……。
[その不思議な技術は冷蔵技術というらしい。
おおいに驚いた後に食した、
薄く焼いた生地を、間にクリームなどを挟んで幾重にも重ねたお菓子――ミルクレープは、
大変美味であった]
お菓子を冷やす装置みたいなのもここには揃っているのかしらねえ。
まあ、冷えてなくても美味しいお菓子にありつければそれもアリだけど。
[なんて呟きつつ荷物を置いて自室を出て。
美味しそうな匂い>>20につられてトーマスの自室を訪れもした。
海辺育ちのミリアムは茸にはあまり縁がない。
興味本位にかけた粉の正体を知った時にはただただ感心した>>54]
[メレディスに会えたならば訊かれたことに応じて故郷の話を少しばかりした。>>47
コルムナ西方の海辺の小さな村――カエルレウム。
漁で主な生計を建てる、比較的親だかな気性を持つものが集まる島。
そこにメレディスみたいないでたちの占師が1年前に立ちよった話は聞いたことがないから、
どうも彼のお役には立てそうもないが、]
良ければ一度遊びに、……は、無理な話かしらねえ。
せっかく晴れた夜には星が綺麗に見えるのに。
貴方は星占い、できます?
[そうこうしているうちに、誰もかれもが世界軸の神子からの召集の声を聞く。>>35]
―― 『世界軸』中層・儀式の間 ――
[光の門が呼び出される幻想的な光景にしばし見とれた後]
ええ!
[キアラに意志ある視線を返して頷いて、>>105
現れた転移門に触れる。すぐさま移り変わった風景に感嘆の吐息を一つ]
昇らなくていいのは楽ねえ、
……とはいってもここからは歩きなワケだけど。
[目の前には4つの階段。>>#0
昇るべきひとつにはほどなくして見当がついた。
星の出ない夜闇を思わせる漆黒。胸に飾った絆石の色合いと実に似ている。
先に一歩を踏み出したキアラに続くように早足で歩き出し――やがて横並びになる]
―― 『世界軸』上層・『深淵の間』 ――
[階段を昇り続けた道行きにもやがて終わりが見えた。
開けた空間に出て最初に目についたのは、>>136
無造作に並ぶいくつもの巨大な立方体だった。
揃いも揃って黒い色をしている。足元に目を落とせば床も黒い]
………。
[そのうちのひとつ、背丈くらいの立方体を見上げ。
あまりに大きいのは身体能力普通な自分ではよじ登れそうにない、と思う。
遮蔽物にはなれそうだが]
[自然物とは明らかに異なる趣き。
どのような術がこれを生みだしたのか、思いを馳せている暇はない。
なぜならここには『虚無』を討伐するために赴いたからで、]
………、いるわねえ。
[討伐すべき“それ”との距離は既に遠くないのだから]
[下がってて、の声に頷きはするが、>>137
下がるのはやるべきことをやってからだ]
――輝きをここに。
[杖を一振りすれば、光を受けてきらきら舞う水飛沫にも似た輝きがキアラを包む。
ミリアムの使う治癒魔法とはすなわち、
傷を治そうとする力を活性化させて治りを速めるというもの。
その応用として、一時的にではあるが、
力を“引きだす”魔法をかけることもできる。
肉体に宿る力、天命石に宿る力、など、諸々ひっくるめて効果は及ぶ]
[とはいえキアラが一蹴りで背の高い立方体に飛び乗れたのは、
元の身体能力が高いおかげであるのだろう。やっぱりすごいなあと素直に感嘆し、
直後、キアラの手から長針が放たれた。
続けて、気合いの入った叫びが聞こえ思わず笑顔になる。
そう、私は決して一人じゃないから、
こんな竜だって怖くなんかない]
[電撃が針の軌跡を追うように奔り、振り下ろされようとしていた竜の手を弾く。
その一撃が頭にでも来たのか、竜はキアラを追ってひたすらに腕を振り回して攻めたて始める]
ううーん厄介な。
どうにか動きを抑えられれば……ていうかあの竜にもアレは効くのかしらねえ。
迷ってる場合でもなし、まずはやってみてからだねえ。
[一息ついて、後、
竜の攻撃を引きつける相棒へと声をかける]
キアラ! 私ちょっとアイツの弱点魔法で探ってみるわねえ。
デカいから時間かかるかもしれないけれどそれまで対処お願いっ!
[弱点を探る魔法も力の応用のひとつ。
普段は外見からではわからない体内の異常――病魔や著しく疲労している箇所を探るのに利用する。
それらは体内にある“流れ”を淀ませている箇所としてミリアムの目に映る。
今からやろうとしているのはその逆を行くこと。
どんな生物にもある“流れ”の中心となる場所、
つまりはそこを攻撃すれば著しく生命活動が減退する箇所を探って、
キアラの強力な雷の一撃をお見舞いさせればいいのでは、という考え]
[腕を振り回す動きに合わせて忙しなく上下する尾に当たらない範囲で近付いて、
杖から水球を放ち、当てる。
キアラが引きつけてくれていたおかげで上手くいったようだ。
着弾した水は竜の巨体を薄く広がっては縮み行くのを繰り返し、
まるで生き物のように動き回って竜の体内の“流れ”を探っていく]
―――よしっ捉えた!
[やがては竜の巨体の一点にまとわりつく水の輝きが、
狙うべき一点を教えてくれるだろう*]
/*
出力が安定し ない(ぐったり
そして強すぎてないかな? 大丈夫かな あああああああ
一応装甲は紙だぞ! 防御なんて捨ててかかってくるぞ!
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