情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[一曲弾くくらいなら…と、シメオンが無理して笑顔を作るので…>>250]
はい、楽しみにしています。
[と、それに応えるよう、僕も心配を隠して笑う。
勿論、終わればすぐさま病院だけど…未来の約束くらいいいだろう。
誰がみても、暫くは絶対安静だ。
弾かせないぞ?]
[遠くのドロイドを撃った際、顔を顰めたので、反動が相当響くのだとうかがえる。>>252]
気にしないでください。
……僕が前に出ますので、万が一のときには援護射撃をお願いします。
[それだけ言うと、前へと進む。
援護射撃なんていらない程、敵を倒せればいいんだが。
彼の演奏を、自分はまた聞きたいのだ。]
661942
くっ…!!
[一体は止まったが、後の2発は外れたようだ。白い腕が伸びてくるので、さらに2発、頭を目掛けて引き金を引く。]
77
35
[さらに一体、動きを止めた。
しかし、一発はこの距離にも関わらず、掠めもせずに流れる。
グッと腕を掴まれて、亜空間ワープの際にぶつけた箇所を、物凄い力で掴まれた。]
ぐっ…!!
[ここで銃を落とす訳にはいかない。
気力を振り絞って、銃口をゴツリとドロイドにぶつけた。]
88
ー回想・メインサロンー
いえ、僕こそすぐに動けなくてすみません。
[サシャが「パニックになっちゃって」と言ったが、自分も相当パニックだったのかもしれない。
初動、自分の不甲斐なさもあったので、無事な様子を確認すると、目頭がジンと熱くなってしまう。]
はは…無事でよかったです。
[それを隠すようにニッコリ笑う。
心配したんだぞ、と、くしゃくしゃと頭をかき混ぜて、誤魔化すことにしたのだった。]
ッ!!
[撃ち終わり、一先ず一体仕留めて、ふうっと一息ついた>>312、その瞬間。
ぐらり、と視界がぶれ、周囲の音が消える。
(またか!)
特有の強いめまいによろけたが、辛うじて座り込むことは避けた。
音が消える……いや今回は、その言い方は正確ではないだろう。
ドロイドが動くときに発せられる、常時は聞こえない機械特有の高音のみが、耳から頭へ突き刺すような大きさでキンキンと響いた。
その音が大きくなるにつれ、周りでまだ僅かに聞こえていた筈の銃声や、人の声は聞き取れなくなってくる。
音の条件が揃うと、聞こえない部分を補うようにして、ある一音を過敏に拾う。
聴覚補充現象というのだと、医師には説明を受けていた。
聞こえなくなることに対して、せめてものお詫び……のつもりなのだろうか。
(随分と煩わしい"お詫び"だけれども。)]
音楽家 トールが「時間を進める」を選択しました
―ピアニストの道ー
[自分で"ピアニスト"と名乗っていたのはいつまでだったかと。
キンキンと不快な音を頭の中に響かせながら、そんなことを思う。
血を吐く思いで延々ピアノを弾いたし、思うような音を出せずに腐ったり、自棄になったこともあるが、振り返ってみれば、ピアニストの道としては驚く程に順調だった。
……ピアニスト……いや音楽家にとって致命的ともいえる、この症状がでるまでは……。]
[あの日……いつものようにピアノに向かう。
選んだ曲は、ピアノ協奏曲第3番ニ短調。
滑るように第一主題冒頭から、指を走らせる。
そして展開部から再現部への移行部に差し掛かり、積もり重なる和音部に向かうため一瞬息を吸い込んだときだった。
くらっとめまいがしたかと思うと、フッと聞こえていた音のボリュームが下がる。]
……え、
[もしこれがテレビ等を見ていて、ただ音を受け取る側だったなら、……機械の故障を疑えた。
しかし今、奏でているのは自分の指先。
練習の成果なのか、癖のようなものなのか、半ば反射的に演奏を続けているのに……。
いつもの音が……聞こえない。]
その指先を止め、人差し指で、恐る恐る高音のドの音を押した。]
……聞こえない……。
[そう呟いた声も、自分の発したものとは思えない程遠い。
ぶるぶると震える手で、今度は低音のド。]
……っ!!
[思わず口を覆う。
そうでもしないと、叫びだしてしまいそうだった。
いや、実際は、ぁあ、あああ……と、悲痛な声が漏れていたのだが。]
[幸い、高音に比べ、低音は……まだ聞き取れた。
早期に医者にかかったため、聴力を失うことは無かったが、完治は無い病だと聞かされる。
薬を服用することで症状を抑えながら、一生付き合ってゆく病だと。
その診断が下されて、入っていた公演も全てキャンセルし、自分は旅に出た。
だれも知らない知られてない場所に住みついて、ひっそりと暮らそうと思ったからだ。
当然、音楽からも離れるつもりで……。]
それなのに……こうやって旅をして、音楽をやっているんですよね。
[そう呟いて、口元に笑みを浮かべる。
不快音のせいで、随分と無理をした笑みだったかもしれないが、先程に比べると、頭に響く音も小さくなっているように思った。]
[結論から言えば、音楽のない生活は、寂しくて送れなかったのだ。
それに……長い間連れ添ってきた相棒"ピアノ"のことも、……どうしても嫌いにはなれなかった。]
やっぱり、僕は、色んな音楽や楽器に触れたいんです。
[それ以来、自分からピアニストだとは……名乗らなくなった。
代わりに名乗るのは"音楽家"
音楽を楽しさを、伝える仕事だ。]
それなのに……こうやって旅をして、音楽をやっているんですよね。
[そう呟いて、口元に笑みを浮かべる。
不快音のせいで、随分と無理をした笑みだったかもしれないが、先程に比べると、頭に響く音も小さくなっているように思った。]
[結論から言えば、音楽のない生活は、寂しくて送れなかったのだ。
それに……長い間連れ添ってきた相棒"ピアノ"のことも、……どうしても嫌いにはなれなかった。]
やっぱり、僕は、色んな音楽や楽器に触れたいんです。
[それ以来、自分からピアニストだとは……名乗らなくなった。
代わりに名乗るのは"音楽家"
音楽の楽しさを、伝える仕事だ。]
ーメイン・サロン 隔壁降下後ー
[ふぅ…と一息。
全てのドロイドが完全に動きを止めたおかげか、頭に響いていた不快音が、緩やかに治まっていった。
名残でまだ頭が重たい感じがするが、音が、人の声が聞こえ、心底安堵した。
(いつも、このまま聞こえなくなるのではないかという恐怖があるから。)
どうやら無事に隔壁が降りたようだ。
周りを見渡すと、ぴょんぴょんと元気に跳ねて、身体いっぱいに嬉しさを表現しているエレ。>>344
そばにいる女性は…挨拶をしたことはあるが、クルーだと言うことしか知らない。
エレと仲がいいのか…とぼんやりそんなことを思う。]
よかった……無事で。
[彼女の料理、また食べたいからな…と、料理の味をゴクリと唾を飲み込んだ。
ついでに見た目も蘇ってしまったが。]
[カークの申し入れ>>346 には、有難く頷く。
この事態が終結を見せたら、湿布貰いに行こう。]
ありがとうございます。
[そう返事をして、グー、パーしてみるが、…大丈夫そうだ。
肩もグルリと回してみる。
うん、大丈夫そう。]
[奥の方では、サシャとノトカーが話していた。>>407
何かあったら守ってあげなきゃ…と思っていた自分が笑える程に、華麗な弓矢捌きみせたサシャを思い出し、……彼女は怒らせないようにしようと心の奥でウンウン頷く。
ノトカーは…命中率凄かったな…と、思いながら、前線を突っ走っていたにも関わらず、無事な様子で安堵した。]
ーメイン・サロン メリーダウン前ー
[急に駆け寄ったのに気付いたのか、こちらへと足を踏み出して、バランスを崩した。>>445
無事な足で踏ん張って、転げはしなかったが、やはり、片足が動いてないようだ。
パタパタと、コップから数滴水が零れるのにも構いなく。
コップが二つあって、片方を自分に差し出そうとしていたなんてことには、気づかない程に慌てていたに違いない。
「足…怪我でもしたのか?」と痛いだろうにそんな素振りは見せず、肩をポンと叩き、逆にこちらを気遣うシオメン。]
す、座ってください!
[声が震えたのは、確実に過去の自分を重ねたから。
適切な処置さえ出来れば、治りも早く、後遺症もない筈だと、幹部を触ろうと手を伸ばす。
もし仮に、折れているのであれば、医者であるカークが応急処置を施さない訳ない…という初歩的なことを全く失念したままで…。]
[そのとき、ポンと肩に掛かる手。>>452
振り返ると、カークがへらりと笑いつつ、シオメンをチラリと見て、こう言った。
「…トール? どうした?ああ、シメオンの足のことなら、ちゃんと俺が了解してるよ。大丈夫だ。」]
[…歩けないのに?動かないのに?と、言いたいことはあったが、笑っている目の奥の真剣さに、コクリと頭を縦にふる。そして存外、このゆるい感じのする医者を、自分は信用しているのだと、口元が緩んだ。]
すみません、ちょっと取り乱してしまって。
[「お前の方こそ、顔色悪いぞ。…さっきも様子が変だったし…」と続いたカークの言葉には曖昧に笑う。
乗船時に健康診断を受けたが、意外にも、この病気については知られていないらしい。
もしかしたら、シメオンの前だからと気を遣ってくれたのかもしれないが。
(しかし…まぁ、伝えておいた方がいいのかもしれないな。)
肩から伝わる温かい手の温度が、取り乱し強張っていた身体をじわじわと溶かしてゆく。カーク曲がりなりにも医者である訳だし。]
実は…
[病名を告げるため口を開く。*]
ーメリーダウン前 / メイン・サロンー
[ポカン、本当に顔の横に文字が浮かびそうな程に、見事なポカン顏を浮かべられ。>>491]
貴方以外に、誰がいるって言うんですか!!
[シメオンの反応に、もう不安や心配を通り越して、怒った!
目に見えて動揺しているが>>494、知ったことか。
この男は、絶対的に自己愛が足りないんだと……怒りながらもずびっと鼻を啜り、自分の目元を乱暴にこする。]
仕方ないって…諦めないでください。
……『痛い』って……弱音言ってください。
……、…心配……させて、くださいよ。
[自分が心配していたことが杞憂であったことはカークの反応と、シメオンの言葉から分かったが、それが『心配しない』に繋がるかと言えば否だった。義足であれ、サイボーグであれ、…何なら足が3本あったって、心配するに決まってる。
目の前のこの男には、おそらく伝わってはいないんだろうけど。
多分、怒った理由も、泣きそうな理由も…例のポカン顔のはずだ。
それでも言わずには居られなかった。
自己満足だと言われても、ずびずびと鼻を啜りながら、自分は、そう伝えただろう。]
……取り乱してすみません。
[落ち着いたらそう言って、シオメンとカークに自分の症状を話しただろう。>>494 >>503]
実は……僕、突発性の難聴を抱えてるんです。
主に症状は左耳で…たまに両耳。
普段は大量の薬で症状を予防緩和しているんですが…先程は……目眩がして…久しぶりにこんな酷く症状が出ました。
[そう言って、情けなく笑う。音がうるさいと思ったのも久しぶりだった。
そして、今はちゃんと聞こえてますよ、と自分に言い聞かせるように、2人に伝える。]
完治はしないんです。
音楽家にとっては致命的な欠陥でしょうが、……僕は音楽が好きだから。
[カークと視線を合わせ、そう言う。
医者である彼ならば、完治しないという、その真偽が分かるだろう。
彼らにはそう言ったが、旅をしている理由の一つに、治療という目的もあった。
星が違えば、医療だって…という一抹の希望は捨てていない。]
ーメイン・サロン/スノウ説明ー
スノウ?
[突然現れたスノウは、普段の可愛らしい猫ではなかった。
いや、外見は全く変わっていないのだが、急に倒れたかと思えば、そのホログラフから、歪で途切れそうな"メリー"の声がしたのだ。>>#18 >>#19]
人狼…ハッキング……システムダウン…
[自分に何とか聞き取れた単語は、それだけであったが、その単語だけでも、相当危険であることが想像出来る。
人狼なんて…噂でしか聞いたことないけれど。]
…あれは……あくまで噂でしょう?
[その声は確信を持てず、沈黙を落とした場所へとよく響いた。>>#20
とすればこの中に…人狼が?
ゾワリと嫌なモノが背筋を走る。
努めて態度に出ないよう、自然に振舞ったものの、懐疑心という種は撒かれてしまったようで。
その後、スノウは何事もなかったかのように動き始める。ドロイド達も、あれ程人間を襲おうとしていたのをケロリと忘れたように、船は見せかけの日常へと戻っていった……。]
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新