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よろしくお願い致します。
ルートヴィヒ・デンプヴォルフ、と申します。
[ご存知なのでしょうが、と小さく付け足した後。
お好きにお呼び下さい、とさらに付け加える。
それから、門からずっと寄り添ってくれた狼の前へ、少し体をかがめるようにして手を差し出す。]
少々物騒な名を冠してはおりますが…
貴方がたに牙を剥くつもりは毛頭ございません。
よろしく、ご鞭撻願います。
[おそらくこの狼たちは、主となる人の神使のような物だろう、と判断し、軍帽を被せられたもう一頭にも、頭を下げた。]
[再び上げた眼差しは、主であることを宣言した人へ、注がれる。]
私の疑問はともかくとして。
お呼びいただいた理由、私の成すべきことは、
お教えいただければ幸いです。
[上に立つ者の指示に対し、疑問を抱くのは御法度と叩き込まれた若輩の頃を思い出す。
今でこそ、参謀などと言う立場に胡坐をかいて、様々な意見も口にするようになったものの、ここでは己はただの
従うべき相手がいるのであれば、是非もなく従う構えである。
それはただ、“そうあるべきである”というだけの認識として。*]
そこまでは知らないからなっ!?
[いや厳密には草木も動物も微生物もすごしている訳ですが。
花の精霊とか魔神様とかそういう神話物ファンタジー物は管轄外。
当然だな。この魔神様は数時間で性格を把握できる親切設計じゃあないらしい]
― 闇桜の領域 ―
ああ、それか。
……予め施しておかねば、先には進めぬのでな。
とはいえ、ただ必要だ、と告げた所でそなたが従うとは思えなんだ故にな。
[咎めるような声>>149にも、魔が動ずる事はなく。
さらりと返しつつ、緩く右手の扇を閃かす]
……約は違えぬ、と言った。
俺の意、しかと見せるが故、そう尖るな。
[閃く扇に誘われるよに、花弁が周囲に集まりゆく。
集う花弁は、帳となり、周囲を覆うが如くその密度を高めて行き]
……で。
このままでは、それもままならんのだが。
[言いつつ、見やるは胸倉を掴む手]
……離す気がない、というなら、俺の方でもちと、考えねばならぬのだが……良いか?
[何をどう考えるのか、とは言わぬまま。
小首傾げて問う様は、緩い。見た目は。*]
[きょろきょろと俺は不安を覚えて、薄紫の外を眺める]
……それはいいからさ。隷属、だっけ。それどうすればいいんだよ。
もう贅沢はいわないからさ。
ちゃんと人間に戻れて家に帰れるなら、奴隷でも生体兵器でもなってやるよ。
ここ、結構落ち着かないんだ。
[いやあ。溺れる心配が無けりゃ澄んだ水底はいい所だけどさ。
あっ、今の魚何が泳いだ?何匹くらい淡水魚がこの池にいることやら。
ムス、と顰め面ながらも、俺はずい、とレンに右腕を差し出してみせていた]
[リリには、変えられるものと変えられないものがあるのは知っていた。
変えられないものと付き合うには、自分が変わるしかない。
変わる事をこの冬神>>144がしているかどうかまでは分からないし、この冬神自身が変わらぬものと仮に自分を見定めているならば、それこそリリが口を出す類のものではないだろう。
故に、会話はそこで途切れたか。
その程度、と煽る言葉は、煮える様な苦味をリリに齎したが。]
[だが、そう思えたのも束の間。]
――かはッ
[肺から吐き出された呼気は瞬間に凍りつき、空中で煌めく氷霧となる。
冬神の片腕で首を捕まれ、樹氷に叩きつけられれば、足は浮き、爪先は地に積もる雪を掠めれば良い程度。
そんな不安定な体勢の侭、片手で冬神が細剣を現したのが目に映れば、重くなった睫毛を動かし、目を見開く。]
[猛吹雪は、リリの体から体温を奪い去り、肌の表面は霜に覆われていた。
そこへ、柊の葉の葉脈をも模った氷の柊の葉が埋め尽くす様に殺到した。
ある氷の鋸葉は肌を切り裂き血の氷霧を生み出し、ある氷の鋸葉は透き通る色そのものが絶対とばかりに更に熱を奪わんとす。
リリの手の近くに氷柱があったとして、引き抜く力があるのか、もしくはリリの体勢によっては冬神が力緩め足が地についたとて、引き抜く事が出来たとしても、抗いは出来るのだろうか?]
ッ、……あ、ァあアア…
[指先は氷柱を触るに現時点は留まり。
痛苦は厳寒と凍死近くを彷徨う意識状態により、判然としない。
涙の様なものが零れ出たとしても、出た先から氷付き、熱を奪う一因となるばかり。*]
なんだ、知らぬのか。
己の住む世界であろうに。まあ、知らぬなら仕方ない。
[ 花神はあからさまにがっかりした顔で、吐息をつく ]
[ そして、覚悟を決めたとばかりに差し出された腕に、くすりと笑って ]
物知らずではあるようだが、恐れ知らずでもあるか、お前は本当に面白い。
安心せよ、私が王華となったなら、お前をヒトに戻してやることなど造作も無い。
[ では、王華となれなかったらどうなのか?ということは、口にせず、差し出された右腕をとり ]
[ ぐい、と己の方へと引き寄せながら、足を払い、蓮花の花芯の上へと押し倒そうとする]
[物知らず。コイツに言われるのすげえ納得いかねえ。
いいや、ともかくだ。
多少不穏な前提があるが、言質はとれた!
これで最悪の問題は解消された!
帰りたければこいつをさっさと王様にのしあげりゃいい!
え?後の事?こんなヤツ王様にしてほんとに大丈夫?
そんなのは、この世界の奴らに任せる!俺は知らない!]
・・・よし、それじゃあどうすりゃ・・・
[隷属の儀式と云うが、とりあえず右腕差し出しときゃいいか。
そう考えていた右腕をとられ、足を払われて世界が逆転する]
――――… !? お前なにするき!!
[艶めく囁き声、ビク、と身体が震えて叫びが漏れる*]
[こちらの頬を張った瞬間ほくそ笑んだ顔>>158は、反応こそしなかったが視界には入っていた。
しかし、その表情も長くは続かなかった]
[首を掴み樹氷へ抑えつければ、少女の足は地より浮く体勢>>159。
彼女が息を詰まらせようとも構いはせず、柊型の氷片を少女へ向け舞わす]
[既に雪で覆われたその身を、更に鋸葉が切り裂き、或いは貼り付いていく。
赤色は一瞬にして凍り付き、ぱらぱらと散り落ちる。
冷気に固められ出血は即座に止まろうが、痛みや傷が消える訳ではない]
そろそろ、限界かね?
[首元から手を放す。
それで手近の氷柱を手に取ることも、体を動かし抗うことも可能になろうが、それも体力気力がまだ残っていればの話。
悲鳴上げ、目元から煌めき散らす少女には、叶わぬことかもしれぬ]
[確かめるような僅かな間の後。
その右手が伸ばされるは、首ではなく顎へ向けて*]
[鋸葉は体を重くする様に、或いは魚人の鱗の様に身を覆い尽くす。
その顔もまた、鋸葉の氷が殆どを覆い尽くさんとしていた。
肌は蒼白さを増してゆく。
首元から手を離されれば、背後の樹氷を滑り落ちる様に蹌踉めき、手に触れていた氷柱の表面を滑る様に両手も動く。]
[眠気に似た朦朧とした状態。
もう良い、このまま眠りに落ちてしまえば、この状態から逃げられる。
この状態を感じ続けなくても良くなる。
其れは、分かっている。
けれど、]
[悴む手は、擦過の様な凍りついた指先が痛みの様な、割れてしまう一歩手前の様な痛みを肉体に訴える。
なのに、]
ああっ!!!
[訳も分からない侭、握りしめた細い一本の氷柱を振り回す事が出来たのは、きっと奇跡。]
[呆気無く冬神の体、もしくは細剣に当たり氷柱が砕け、雪に身を投げ出す様に斃れても。
凍える様な冷たさの中、這う様に身を動かす。
乱れた霜付く髪の毛に、雪がはらりとこびりつく。
それでも、呼気のその一片まで白さが無くなるまで動くのを止めようとしない様に這い、]
終わりになんか、しな…い……
[何処か恍惚ささえ生み出している脳内麻薬は最後の慈悲だろう。
目の中から光が消えんとしていた。
最後に見えたのは、緑色。
氷雪の中でも、鮮やかな色をミせる柊の樹が、初めて意識に留まる。*]
[ 叫ぶハルトにのしかかり、花神は嫣然と笑う ]
怖がらなくていい。痛いのは一瞬、あとは心地よくなるから。
[ 振り払おうとしても、さして重くも感じられぬ花神の身体は、ぴくりとも動かせはしない。やがて白い指が、ハルトの顎を持ち上げ、柔らかな唇が青年のそれに触れる... ]
― 闇桜の領域 ―
……やれ、強情な事だ。
[返る言葉>>163に、零れ落ちるのは嘆息。
力緩めても放そうとしない様子に僅かに眉を下げたのは刹那。
魔は手にした扇を帯に挟み、不意を打つように耳元に唇寄せて]
……だが。
俺としては、そなたのその気質は好ましい。
[そ、と落ちる囁きは、僅かに艶の響きを帯びる]
ただ畏れ、従うだけのものには、飽いていた故にな。
[零れる言葉が、滅多に晒さぬ魔の真意である事までは知る由もなかろうが]
[不意の囁き落とした後、魔はすぐに顔の距離をあけ。
浮かべるのは、変わらぬ笑み]
……まあ、怒らせる真似をしたのはすまなんだ。
だが、このままでは動き難いのでな。
[軽く言いつつ、左の腕をひょい、と回す。
素早い動きを持って、有無を言わさず抱き寄せた後]
逃げも隠れもせぬ故、放してはくれぬか?
[こてり、と首を傾いで再度問う。
これで折れぬのであれば已む無しか、と思いつつ。*]
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