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[一層冷え込む長い冬のある日。
どこから迷い込んだのか、雷華の地に一人の花精が現れた。
ちょうど、ガートルートが獣達を鎹沼のある湿地へ誘導している最中のこと。
獣の体温に惹かれたのか。弱り切ったその精は、獣の精気を、温度を、吸い上げていった。
雷華の地では、魔も神も獣も、死すべき者は死ぬ
だが次代の長として、見た以上は止めぬ訳にもいかず──しかし、声を掛ける前にその精は霞のように姿を消した。]
あ。おい────、
[引き留めようにも、最早その姿も形も失せて。仄かに残る、清々しい甘い香り。]
──……。
『なんだありゃ。余所者か?』
おそらく。
寒かったんだろ。…俺の精気で良けりゃくれてやるのに、逃げてしまったな。
[悪いことをした。
呟きに兄弟達は不思議そうにする。
領地に入られた事を咎めも罰しもする気が無いのは、幸い、かの精が取り憑いた獣は元気に沐浴を始めていた。]
だって、花は愛でるもんだろ。
どこの誰か知らんが、頑張んな。生きて会えたら、まあ酒でも飲もう。
[果たされる予定も相手も分からぬ約束を凍えた外気に溶かし、変わり者の次代の長は、琥珀色の目を細めて笑う。
以降、『長き冬の時代』がとうに終わった今でも、鎹沼はどこの誰が近付こうとも、咎めず罰せず争わず、それが雷華における暗黙のルールとなったのは、また別の話。]*
/*
雷華さん度量がでかい。
確定避けたら正縁故になったわね。
しかしたぶんこのこは怖がってるから会ったら、キシャーします。(子供か!
― 闇桜の領域 ―
いや、俺の好みの問題だ。
[全開笑顔の問題発言、これで幾度目か。
決意に繋がるあれやこれや>>113は知ってか知らずか。
浮かぶ笑み、それ自体は邪気ない幼子のそれとも似るから、質が悪い]
……む?
[思わぬ向きへと地を蹴る動きに、上がるのは訝るような声。
敢えて背を向けるは誘いか、それとも。
思案巡らせつつ、それでも、追わぬ選択肢は魔にはなく。
一足跳んで、距離を詰めるのと、後退からの反転>>114はほぼ同時]
そう、来るか……!
[とはいえ、ここで捕まるは本意ではない──まだ、足りない。
そう思うからこそ、後ろに一歩、続けて横へと素早く足を流して身を翻し]
良き動きをするが……さすがに、まだ捕まってはやれぬな?
[く、と笑いつつ右の耳朶に軽く唇寄せて、上へと向けて大きく跳ぶ。
薄紅咲き乱れる枝の一つに両手をかけてぶら下がり、逆上がりの要領でその上へと上がり。
浮かべる笑みは、やはり、悪戯な幼子を思わすもの]
いやいや、このように駆け回るのはいつ以来か。
万年は、過ぎてはおらぬと思うが。
[その笑顔でさらりと零した後、再び枝を蹴って下へと降りる。
左耳の桜花がしゃら、と揺れた。*]
[二度目、触れた感触が残すのは、春の香運ぶ風の如き柔らかさ。
そして、それと共にやはり刻まれるものが、ひとつ。
それが、魔の力の印であると知れるは、もう少し先の事。*]
― 聖蓮の池 ―
[ 花神の意に添う蓮花の茎は>>107青年の手足に巧みに絡み、縛めとなって、丁度池の中央、一際大きな蓮花の上に磔にするような形で抑え込む ]
ふふ、なかなか似合っているよハルト。
[ 色様々な蓮花に取り囲まれて、見た目だけなら華やかとも言える様相に、愉しげに花神は笑う ]
話し合い、ねえ。
それが出来れば、誰も苦労はせぬのだけれどね。
我らの力は強大に過ぎて、王が定まらねばそれだけでも世の理を崩しかねぬのさ。
[ 力持つ者がひしめきあい、凌ぎを削る『譲葉』の世界。
その中でも、それぞれが世の営みを揺るがすほどの力を持った四君子が、王を決めずに勝手をすれば、それは即ち、世界そのものの崩壊へと繋がりかねぬ ]
[ それは、恐らく、四君子の誰もが暗黙の内に呑み込んでいる理で ]
確かに遊びに違いないが、この遊びは真剣勝負。
[ 笑み崩さぬ花神は、睨みつける青年の主張>>108にも動ぜず、ゆっくりとその前に歩み寄り ]
それに、私はお前が気に入った。
紅蓮の次期長...ハルト。
[ 白い指が、青年の頬に伸びると同時、大きな薄紫色の蓮花が花神と青年の姿を包むようにふわりと、閉じて ]
ヒトならざる者の楽しみというものも、教えてやろうほどに。
嘆くでないよ。
[ 誘うように声は囁き ]
世界を滅ぼさず、理を変える試みを貴方はしたって言うの?
[キッ、と冬神>>109を睨みつけ。
畏れ多い存在だとしても、言葉を躊躇っていては場のリードをされるばかりと無意識で理解していたのかもしれない。
その証左に、リリの沈黙>>92は確かに状況の受容も含まれてはいたが、状況の推移を見るものではあったのに、肯定の其れ>>110と進められんばかりだ。]
(もしかして、全く人のことを……ううん、生きてるものがどんなものなのか知らない?)
[先程は流してしまった“精霊”だった>>28身からの昇格を思えば。]
そんなに簡単なものじゃない。
[その言葉は冬神にどう響いていたろうか。
凍柊の領域に入ってしまえば、リリからの会話は途絶え、最低限の言葉を絞り出すしか出来なくなろうか。]
― 凍柊の領域 ―
…………、
[語られる>>111言葉の意味は、停止した世界だろうか。
停滞ではなく停止、凍結した世界の言葉。]
[正義感でもなく、この世界を救いたいが為でもなく、まずは自分達の世界に何か影響が無いか確認したかった。
そして次に、流されるが侭に
圧倒的な力の前でも、何か行えることを模索し、状況を穿つ為の切欠を探す為に、矢継ぎ早の言葉は矢の様に向けられていた。]
[だが、それもここまでのようだ。]
お断り、よ…ッ!
貴方の望み通りになんて、なってやるものか!
[受け入れる覚悟>>110への返答とばかりに、一息で叫び]
[何も逆らえなくても、ほんの些細で影響すら殆ど及ぼせなくとも。
この澄ました顔をした冬神の顔を少しでも歪ませる事が出来ればと。]
[首元に手が伸びれば、万力の様な力を感じたろうか?
リリの背後にある緑は、領域に入った時>>32に目に少し映ったが、現在のリリの視界には無く。
迫る冬神と、猛威を振るう吹雪だけが、視界を占めていた。*]
[その隙を逃す相手ではなく、体勢崩すナネッテの右へと回り込まれ]
っ〜〜〜〜!
[今度は右の耳朶に触れるものを感じた。
右手で耳を押さえ込むが、残された感触が消えることは無い]
どこまでも上から目線でっ…!
[崩した体勢を整えながら、樹上の人となった蒼月を睨みあげる。
これで二度目。
ナネッテももう後が無い。
触れたのは左右一回ずつ、次はどこを狙われるかと考えたが、まるで想像出来なくて。
ここでもやはり、待ち受けるという選択肢を選ばずに接近することを選んだ]
懐古してる暇なんてあるのかしら?
[飛び降りてくる場所へと駆け込み、制動もかけながら先ずは右の拳を一突き。
避けられることを予測して、右の拳を引きながら、左の拳も突き出さんとする*]
/*
そして秘話に移行しようとする私、ハルトを押し倒すために(待ちなさい
ちなみに、多分普通に、戻してあげられるんだけど、わざと言ってませんね、この神様。
じたばたするハルトが可愛いんだもの。(*ノノ)キャ
― 聖蓮の池 ―
[抵抗もむなしくあれよあれよと磔にされていく>>121]
すんげえいらない褒め言葉どうもありが…
あっ! その銃 返せっ!!
[蓮花の茎が、気づいた時に俺の銃をとりあげやがった!
バタバタともがくも、この茎、どんな力してるんだよ!]
神様ってそんなに融通利かなかったの!?
ああもうっ・・・
それ結局、俺らみたいな奴が巻き込まれるの確定じゃないか。
[気分としてはぐしゃぐしゃ髪を掻き毟りたいのだけど。
残念。腕は既に身じろぎできない]
・・・・・・・・。
[動じない魔神様と反比例に俺はムスっと渋面を深めてく>>123]
俺はあんまり関わりたくないけどな。
神様ってこんな勝手な奴かよ。ちっ。
[しかし白い指だ。花びらみたいに細かい。
或いはこんな魔神様でさえなきゃ、俺よりか弱そうな]
[そこまで考えた次の瞬間だ。
薄紫の蓮が、あの時と同じ様に俺とコイツを閉じ込めて]
わぶっ・・・・!?
[水面を震わせて高く響く鈴の音を引いて。
花が、沈んでいく。水底に、人間にはどこへともわからない場所に…*]
[ 薄紫の蓮花の内、水底に沈みながらもそこには水は流れ込んでは来ない。
だが、薄らと透ける花弁の向こうは、魚の泳ぐ水の世界。それもかなりの深さとは知れるだろう ]
縛られたお前も悪くはないが、暴れぬというなら解いてやるよ。どうせここから出れば溺れるだけだ。
[ どうする?と、花神は首を傾いでみせる* ]
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