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― 『世界樹』の枝の上 ―
[魔法を発する前、ミリアムが気勢よく大剣を手に蛇へと向かっていく。
彼女が蛇の気を引く間に放った炎の矢は、ミリアムの頭上を越え灰色の蛇の背へと落ちるように到達した]
Hit!
[そう喜んだのも束の間、蛇は身をくねらせ胴体を幹から枝の上へと移してくる]
わわ!
[如何に丈夫でも巨体が乗れば揺れる枝。
枝に突いた長杖を支えにしながら揺れに耐えようとしたが、支え切れず片膝を突いてしまう]
wait……stop!!
firerain!!
[咄嗟に紡いだのは広範囲に火の粉を降らせる魔法。
巨体全てを包もうと放ったのだが、集中が足りずに範囲選択が正しく出来ず。
蛇は元より自分の場所まで範囲を含めての暴発となってしまった。
範囲が広まった分火の粉の密度は薄くなり避けやすくはなっているが、ステファン自身も巻き込まれるということは、ミリアムも巻き込んだと言うことに*]
[このまま逃げ出してしまいたかった。
そもそも、ただの中学生に過ぎない玲緒に、
怪物退治なんて、出来るはずがないのだ。
恐ろしくて叫び出したくて、涙が零れそうになる。
それでも――玲緒は逃げない。
逃げ出してしまえば、ベルティルデに危難が及ぶと分かっていたから。
玲緒を信じてくれている、彼女を裏切ることは出来ない]
わああっ!!
この、――あっち、行っちゃえ!!
[どんなに無様を晒しても、踏み止まって戦うしかない]
― 世界樹の枝の上 ―
[ 隠せぬ殺気に反応したか、大蛇が威嚇の音を発する。
それをスタートの合図に、星司が世界樹の枝を蹴った>>293 ]
1、2、3...セイン!
[ 彼の“速さ”は、共に鍛錬した数日で掴んでいる。同じ風を感じるものとしての共鳴がその感覚を助け、合図に応じて妖精が結界を解き、落下を始めたタイミングは、間違えてはいない、と確信していた ]
― 世界樹の枝の上 ―
ヤアァァアアーーッ!
[ 大声で気合いを発するのは、大蛇に上下からの攻撃どちらに気を向けるべきか迷わせるためでもある。
顎の下に走り込んだ星司の姿はすぐに視界から消えてしまったが>>294躊躇うことなく、サーベルを一度頭上へと掲げ、落下の勢いのままに、大蛇の頭の中心めがけて刃を突き立てた ]
[>>253此方を見つめ返してくる視線は揺れる。
それはレオの中にもまた葛藤がある事を感じさせた。
けれど、その真意を聞いていられる暇はない。]
…レオ。
[獲物を握る手の震えは気付かなかったが、笑顔は何処かぎこちないもののように感じた。]
――ぁ、
[>>256そうして彼女は返事を言う間もなく行ってしまった。
自分は間違った選択をしてしまったのではないか。
少女は細い肩を震わせ、唇を噛みしめる。]
――…必ず、成功させてみせますわ。
ですから、どうかご無事で。
[贈ったタリスマンに彼女の身を守ってくれるように願う。
やがて少女は表情を引き締めると扇に触れた。
普通のものよりも二回り程大きいそれは、やはり精霊の秘術で作られている。]
― 聖神神殿 ―
……ああ、戻りましたか。
ご苦労様です。
[報告のためにと訪れた姿。
苦労の後を感じさせる出で立ちに苦笑が漏れたのは一瞬、神官長は居住まい正して、報告>>287を受ける]
……そうですか。
まあ、賛否両論となるのは想定内でしたが……理解を得られたのなら、何よりです。
[精霊には、精霊独自の理念がある。
それに基づいたならば、転生して界を離れた者を呼び込む事への思いは分かれもしよう。
だが、目的への理解を得られているのであれば、それで十分で]
……これは……精霊石の純結晶ですか。
[置かれた輝石>>288に、小さく呟く。
精霊石は文字通り、精霊の力の塊。
純度の高いそれを人に託すという事は、それだけで長たちの意志と想いの強さを知れるもの]
長たちよりの返答、確かに、受け取りました。
……それでは、私はしばし『儀式の間』に入りますので。
あなたは、休息した後、『世界樹』へ。
[後は、送った者たちを見守ってくれ、と言外に伝え、それから]
……ま、何はともあれ。
今度は、ちゃんと装備を整えてから行ってくださいね?
[にっこり笑って、そう付け加える。
今回は状況的に已む無し、との判断だったのだろうが、無茶をしたのは伺えて]
傷は癒せる……とはいえ、ひとのかわり、というものは、基本的に存在しないのですからね。
[故に、最後に一本、釘刺しするのは忘れない。*]
レオが時間を稼いでいる間に、向かわねば。
[上方を確保する為に少女は木を登り始める。
途中、蛇の咆哮が聞こえたが、後ろ髪を引かれるのを振り切って必死で上っていく。
焦った所為か、少し掌を蔦で擦って出血したが、痛みは感じなかった。]
…は、…っ…
[やがて高台に位置する幹が絡み合って台座のようになった場所に上がる事が出来れば、少女は深呼吸をして乱れた息を整える。
それからレオ達の居場所を探し始めた。]
――あそこ、ですわね。
[葉の間から見えたのは、鉄の大蛇と対峙するレオ。
実戦は初めてだろうに、 さぞや怖い思いをしているだろうに。
――すぐにでも駆けつけたくなるのを堪え、腰に提げていた扇を外す。
閉じたままのそれを振るうと邪魔な葉を払い、膝をついて。]
この霧は私に味方してくれるでしょうか。
…いいえ、霧さえも味方につけてみせますわ。
[指を滑らせて扇を素早く開けば、黒い骨の間に張られた布地が露わになる。
濃い瑠璃色の地には水の精霊を表す細やかな紋章が白く染め抜かれていた。]
――…
[少女は深く息を吸い、虹色の輝きも鈍い領巾を纏わせた左手を伸ばす。
そうして右手で持つ扇の上に翳してその上を二度、三度往復させ始めた。
扇に触れた領巾はその度にきらりと星の瞬くように輝いて、大気から、大樹を覆う霧から水の気を呼び起こす。]
…蒼き命よ。
清漣なる魂よ。
我が求めに応じ給え…。
[少女は水の精霊に助力を求める言葉を紡いでいく。]
[恐怖は焦燥を生み。
焦燥は冷静な判断を失わせる。
枝の上を駆け回りながら牙を避ける玲緒は
モーインの攻撃が激しくとも、単調なものであることに気付けない。
戦いの経験が皆無であっても、
冷静に考えることが可能ならば、
その意味を理解することが出来ただろうか]
――――!
[視界の外から振り上げられる、鞭のように撓る尾の一撃。
かわしきれず、小柄な身体は枝から投げ出された]
[濃縮された濃い水の気が少女の周囲に集まる。
練り上げられた魔力は収束して一つの魔法になろうとしていた。
金属を貫通する程に高められた、空色をした小石程の大きさをした4(3x2)個の珠。]
我に仇なす敵を射抜け!
ヴァッサー・クーゲル!!
[少女の言葉で水珠は空を切り裂き、鉄の鱗持つ蛇に襲い掛かる。
聲と共にレオの周囲に漂っていた泡玉がぱちんと弾け、事前に魔法の完成を告げるだろう。]
レオ、魔法を放ちます!
巻き込まれないように距離を取って!
[そんな声が、泡玉が弾けるとともに彼女の耳に届いたか。]
[ 突き立てた刃の下からは、生き物の紅い血ではなく瘴気めいた鈍色の蒸気が噴き出し、大蛇の巨体がのたうちまわる ]
く...うっ!
[ 足を着いた蛇の頭が激しく振られるのは、顎の下を鋭く切り裂く星司の双剣のせいだろう ]
負けないって...言ったんだっ!
[ 振り落とされそうなのを懸命に堪え、突き立てたサーベルに全体重をかけ、更に深く、柄まで埋まる程に押し込んだのは、星司の剣が、大蛇の喉へと突き刺さったのとほぼ同時 ]
[ ダーン!と、枝分かれした尾は世界樹の幹を叩き、やがて、その力を失っていく* ]
[水珠は蛇の纏う鉄の鱗を穿つ。
尾に一つ、長い胴体に二つ、そして右目に一つ。
鱗が堅い所為か、勢いは殺されて貫通はしない。
けれど蛇は突如襲った激痛に牙の生えた口から泡を吹いてもがくだろう。*]
レオ、大丈夫ですか?!
[魔法は無事に射抜いたように思えるが、彼女は無事だろうか。
焦った雰囲気が声から伝わるだろうか。]
[モーインの尾に弾き飛ばされ、流れて行く景色の中。
ぱちり、と泡玉が弾け>>311
注意を喚起するベルティルデの声が耳に落ちた。
――その直後。
鋭い風切り音と共に飛来する、四つの空色の珠が、
獲物に止めをさそうと鎌首を擡げた七大蛇を貫くのを見た]
私、は、大丈夫――。
だか、ら……次の魔法の準備、を。
[焦りを纏うベルティルデの声に、
痛みに耐えながら、止めの魔法の準備をするよう要請する]
― 世界樹の枝の上 ―
[撒き散らされる瘴気は辛うじて、周囲を巡る風乙女が散らしてくれていたから、受ける影響は大きくなく。
最後の一突きと同時、上からより強い衝撃が伝わった]
よっしゃあ!
[枝分かれした尾が幹を叩く音>>312が大気を震わせるものの、大蛇がその力を失っていくのははっきりと見て取れて。
歓声を上げつつ双剣を引き抜いた直後、ある意味当たり前の事態が発生した]
ちょ、あ。
え、ちょっと、待っ……!
[待てと言っても、力失い崩れ落ちる大蛇に届くわきゃーない。
慌てて踵を返し、顎の下から抜け出そうとするものの、ほんの少し遅く──結果]
/*
下を取った以上、これはやらねばなるめぇ!
[※熱血あほの子は身体を張ったネタ師でもあります]
/*
おお。
るぅとサンからもう反応が、ありがとう。
俺は世界樹同行してたんだな。
神殿の癒務室で保健室の先生待機してようとかじゃなくて仕事しよう仕事…
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