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― 世界樹の枝の上 ―
[ 牙を折られた蛇がのたうちまわり、枝分かれした尾も、苦悶を表わすように激しくうねる]
うにゃあっ!?
[ うねる尾に、ふいに、空中に放り出されて思わずおかしな声が出たが、自由になったのだ、とはすぐに判って、サーベルを握り直して、空中でなんとか体勢を整えようと試みる ]
『もう、馬鹿ウェルっ!!』
[ 呆れたような、怒ったような声と共に、風の妖精の結界が、ウェルシュを包み、ふわりと、その身は宙に留まった ]
ありがと、セインっ!
[ 星司は未だ、大蛇の前に居たか、決め手になる一撃を探して、ウェルシュは息を整え、空中から睨むように“グラフヴェルズ”を*見下ろした* ]
― 数日前・聖神神殿 ―
[下した命に返る、それぞれの答え。>>+12 >>60 >>70
それに対する安堵は心の内にのみ止める]
……どちらも容易い務めではありませんが……頼みます。
年若いものたちに危険を押し付けて、年長者がのうのうとしているわけにはいきませんからね。
[世界の行く末、という大事。
それは少年少女に託さねばならない現状に、思う所が何もない、という事はない。
そのような事態を招いた事への憤りは、常に神官長の内に秘められている。
……もっとも、それが表に示される事はないのだが。
まあ、助力を願う大国の使者相手にはちょっと滲んでいるかも知れないが、それはそれ]
[一先ずその場は解散となり、神官長も次の
それに先んじて、傍に控えていたタチアナが声を上げた。>>+6]
……どうしました?
[問えば返る、想いの綴り。
神官長は僅かに目を細めてそれを受け止める]
わかりました。
あなたがそれをなしたいというのであれば、私に止める理由はありません。
ただ、先ほども言った通り、人選はバルタザールに一任してあります。
まずは、彼の了承を得てきなさい。
[タチアナが自ら選んだ選択肢、それが拒まれるとは思わぬものの、そこは通すべき筋だから、と送り出し]
そうですか……わかりました。
[調査隊志願の結果を報告に来たタチアナの表情は、より強い輝きを帯びているように見えた。>>+8
顕著な変化、成長の兆し。
今のこの世界において何よりも強い活力となり得るそれに、自然、口許が綻ぶ]
それでは、あなたも出発のための準備にかかりなさい。
根側には、こちらと交流のない妖魔族や、魔界由来のモノなどの危険も多い。
準備は、しっかりと整えなさい。
……ああ、『言霊石』は、忘れぬようにね。
[霧を越えて言葉を届ける魔法具は、危険地帯に赴くのであれば必要になるものだから、と念を押して。
出発の準備のためにと退出する背を見送った。**]
[淡藤色の瞳を見つめ返す玲緒の視線は、迷い、揺れる。
怪物と戦いは恐ろしかったし、
上手くやれる自身なんかあるわけがない]
大丈夫、とは言わない。
……でも、やらないわけにはいかないから。
[『剣の百合』握る右手が震えた。
隠すようにさりげなく左手を添え、
ベルティルデに笑ってみせたつもりだが、
上手く出来たかは自分でも判らない]
― 世界樹の枝の上 ―
[蹴りの一撃に返ったのは、はっきりそれとわかる手応え、もとい足応えと、ガキっ!と何かが折れる音。>>251]
っしゃあ!
[飛んでいく牙を見ながら着地し、ガッツポーズを取る。
直後、風の流れる気配が感じられ、見やった先には結界に包まれたウェルシュの姿があった。>>252]
[対する大蛇は、だいぶ弱っているようだが、まだ倒れる気配はない]
んでも、もーちょい、だよな。
[あと少し、それこそ一撃か二撃。
上手い所に叩き込めれば、それで落とせるんじゃなかろうか。
そんな事を考えながら、身を屈める。
両手に双剣を携えているから、やや変則になるけれど、姿勢はスタート時のそれに近いもの。
一気に駆けよって、下から一撃喰らわすか、と。
そう、思ったのは上にウェルシュがいるから。
タイミングよく上下から同時攻撃を仕掛けられれば、と。
浮かんだ思考は、声ではなく、風の流れに託される。*]
……今丁度、上と下にわかれてるし。
タイミング合わせて、上と下から同時に頭狙ったら、ダメージ通んねぇかな。
このままバラバラに斬りつけてても、ラチ開かねぇっぽいし。
一撃必殺、狙ってみるのもありじゃね?
[玲緒が囮役なら、仮に失敗してもベルティルデは退却することが出来る。
それは決して勇気ではない――いや、自己犠牲ですらなかった。
囮役を志願するのは、自分の失敗がパートナーを危地に陥れることへの恐怖。
――ただのエゴだ]
魔法二回分を稼げば良いんだよね。
……じゃあ、いってくるよ。
[ベルティルデの返事を待つことなく。
槍の石突で両足を軽く叩き、水精の祝福を希う。
長靴の両側面に現れたのは、水が形作る小さな翼。
流水の加護を得て、玲緒は戦場へと駆け出した]
/*
どの日程でもバトル大丈夫なんか、って不安になってる人の数←(1)
だってミリアム1時間くらいしか顔出してないジャン…w
― 精霊節まで 回想 ―
ああ、いや、いいと思うぜアイリ。
[睨みを送られて>>196折れたように両手を上げる。
そういえば精霊たちはそちらで読んでいたか、とも思い]
いや、そこで菓子を優先するなよ。
つーかたまに食うから美味いんじゃないのかよ。
[スポーツマンな男にとっての菓子は、割と自分へのご褒美的なポジションだ。
しかし続く強引理論にはさすがに面食らう]
そう簡単に治せねーよ!
[この世界の魔法便利すぎるだろと、内心でつっこんだ*]
なるほどな……。
家柄とかよくわかんねーけど、それはそれで面倒なんだな。
[肩竦めるアイリに呟いて]
ああ、結構形振り構ってられない状況なんだな。
それでも揉めるってのは……まあどこの世界でも変わらんか。
[一蓮托生の言葉には少しばかり顔が強張るも。
とりあえずこの危機さえ乗り越えれば後は神官長がどうにでもすると、その点では安心が出来そうだった]
[こちらの学校に関する考えを聞いたアイリは不満げに瞼を閉じる。
無論自分の考えが常に正しいとは思っていないし、アイリの言葉にも一理あるとは思うのだが]
――これだけは言っておくぞ。
出来ない奴ってのは、何も出来ないって意味じゃねーんだ。
そりゃいっこの物差しで測りゃ、どうしたって差は出る。
でもな、そこで別の物差しを出すのは、無意味なことじゃないと思うぜ。
[アイリに見越された通りの頑固な男は、思わず主張せずにはいられなかった。
その言葉に妙な実感が籠っているのは、果たして見透かされたかどうか]
……ま、日本人でもお前に近い考えのは居るし、逆でもここまで言う奴は珍しいだろうが、な。
[出来ない奴は諦めるか、もしくはなあなあにしてぬるま湯に浸かるか。
どちらでもない人間を『馬鹿』と評する辺り、世の中の考え方は推して知るべしだった]
― 『世界樹』の枝 地蛇の広間 ―
[慌てて駆け寄る男の目の前、大蛇の尾が小柄な姿を宙へ弾き飛ばす。
しかしアイリはそれを障壁で受け止め、身を翻して蛇の頭で一撃を喰らわす>>211。
それは見事に脳天を捉えたと見えたが]
あれじゃ弱いってのか……!
[無傷ではないにしろ、蛇に通った衝撃は鈍いと見えた>>212。
守護者の力、精霊力を籠めた特別な武器でも、拳の一撃はやはり決め手に欠ける]
このやろっ!
[少しでも手傷を与えようと棍棒を振り上げた所に、アイリの叱責が飛ぶ>>230。
そしてそれを途切れさせての叫びに、慌てて視線を向ければ]
アイリ……!?
[蛇の口内から放たれた液体がアイリに触れ、その肌を変色させていく。
門前町にいる間使っていた愛称が、咄嗟に口から出ていた]
馬鹿野郎、俺のことはいいって言っただろ!
[毒を癒す力持つことも、強固な障壁を生み出す力も知ってはいるけれど。
痛み堪えながら立つ姿>>231に、思わずそんな叫びが口を突く]
丁寧な解説ありがとよっ!
[精霊を介し届いた声に、得物を握る手の力を強くする]
ああ――やってやるぜ!
[叱咤する声に応えるように、枝絡み合う足場を強く、踏み切った]
[アイリの身が地精霊の魔力に黄色く輝く>>232。
その力は扱い慣れぬ男の身にも、熱と共に力を漲らせた。
腹部への連撃が大蛇の意識逸らす間、危険を承知で一気に大蛇の頭目掛け駆ける]
おおおおおっ!!
[頭部目掛け全力で振り下ろした一撃は、見事目の上辺りを捉えるが。
同時、メキッという音と共に、棍棒がへし折れる]
なあっ!?
[思ったより軟い。
そう思うと同時、大蛇の眼がぎろりと意識の外から現れた人間を捉え、その頭を跳ね上げた]
しまった!
[得物はあっさりと弾き飛ばされ、残された生身の男へ巨大な頭が横薙ぎにぶつけられる。
さしもの男もその一撃に吹っ飛び、背中を枝の足場へ強かに打ち付けた]
ってて……。
[それでもまだ立ち上がれるのは、重量級の体と頑強さの賜物か。
意識は一撃喰らったことより、折角のアイリが作った好機を活かせなかったことに向く]
これじゃ、足りねえ……。
[ぐ、と、熱帯びた立方体の欠片を右手に握る]
もっと、硬くて、重くて、なんでもぶっ壊せそうな武器よこせ!
[無茶苦茶な要求に、だが応える声がある]
『しょうちしたぞ みたまをつぐもの』
[地精霊の宣と共に、精霊石の欠片はその形を変える――]
[それは一見すれば、金槌に似ていた。
しかし柄の長さは1mを優に超え、柄頭は片側が平ら、片側が尖った形状をしていた]
――って、重っ!
[柄頭側を落としかけ、慌てて左手で柄を支える。
バットや棍棒とは明らかに違う重量バランスに戸惑いはしたが]
(いや待て。案外しっくり来る……?)
[重いは重い。
しかし精霊の加護を受けた今、振るえぬ重さではない――むしろ設えたように丁度いい重さだと、感覚で理解する]
よおし……やってやんぜ!
[鎌首もたげる大蛇へ向け、再び走り出す]
おおおおらああああっ!!
[下から上へ、顎を殴りつけるように弧を描いてスイングする。
その軌道は、いささか大味ではあったけれど**]
/*
そう言えば武器を探してるトールの回想に乱入して、「thunder godのトールなら、戦槌だヨ!」とか言いたかったとか。
あとセージ=賢者も頭にあったんだけど、やっぱインパクトではハーブかな、と(
出せなかったあれこれをぽつり。
尚、ベルティはビューティとかけてますw
― 『精霊節』までの間・meetベルティルデ ―
[おっとりと笑う様子も花咲くよう。
対応も自国のものに似て、どこか親近感さえ沸いた]
Wow, ベルティの初めてgetダ!
トモダチになるなら名前で呼ばないとネ!
[深く考えず誤解を撒きそうなことを言いつつ、ステファン自身、親しくなるために愛称で呼んだりと工夫しているため、応じられたことには嬉しそうに笑んでいた**]
―「荒れ地にすむもの」・モーイン―
[魔法の泡に導かれ駆け下りていくと、
世界樹の大枝が無残に圧し折られて作られた、開けた場所に至る。
その中心に世界樹を食む巨大な蛇――
「荒れ地にすむもの」モーインの姿があった]
――……。
[巨体を覆う鈍く輝く鉄色の鱗は、
如何なる攻撃も通じない、堅牢な城塞のようだ。
世界樹に喰らいつく、あの巨大な牙にかかれば、
玲緒の小さな身体など、あっという間に噛み砕かれてしまうだろう]
[『剣の百合』を構えて玲緒は足を止め、
ベルティルデが魔法を投射する為の位置を確保するのを待つ。
緊張に口の中が渇いていた。
竦みそうになる足を拳で叩き、懸命に自分を奮い立たせようとする
その時――]
『――――――――!!!!』
[モーインの咆哮が世界樹を揺らした。
血のような昏い紅色の眼が玲緒に向けられ、次の瞬間。
闖入者を圧し潰そうと、うねる巨体が地響きを立て押し寄せてくる]
ひっ!?
[世界を救う者とはとても思えない、
恐怖のいろ滲む音が細い喉から零れた。
死に者狂いで地を蹴り、頭上の枝に飛び上がると]
やだっ!
あっち行ってよ、来ないでっ!!
[かちかちと音を立て、迫りくる牙を追い払おうと
『剣の百合』を振り回した]
― 聖神神殿 ―
……まったく。
ほんとに現状、わかってやがんのかねぇ。
[そんなぼやきが零れたのは、幾度目かの大国の使者との押し問答の後]
精霊や、力あるものたちが、いまどんだけ必死になって『世界』の維持をしてると思ってやがるんだか。
そんなんだから、停滞してる、って見なされちまうんだろうが。
[素の口調で毒を吐いた後、執務室を出る。
向かう先は、神殿の裏庭──『世界樹』が、はっきりと見える場所]
[霧纏う樹を見上げつつ、そこへ送った者たちの事を思う。
根側の調査も、精霊族への使いも、気軽に預けられる任ではない。
それらを託した、という事は転じて、神官長が彼らに対し強い信を持って接している……という事なのだが、さて、それはどこまで伝わっているのやら。
少なくとも、距離のある者たちからは「毎度無茶振ってる」と見なされていたりするのだが]
ま、あいつらなら大丈夫だろうがな。
[周囲に誰もいないからこそ、零れ落ちるのは素の呟き]
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