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― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
そう言えば去年は二色だったっけね。
試行錯誤したんだろうから、きっと美味しいだろうね。
[普通の袋と竜のスタンプが押された袋を一つずつ。
受け取って左腕に二袋を抱え込んだ]
カルモにも感想を聞いておくよ。
[ミヒャエルの言葉>>105に、笑ってそう答えた]
[訓練メニューの話に返るそれぞれの声。
その中に、僅かに気負う声>106が混ざった。
そう言えば、ミヒャエルとその相棒たる竜との間には、どこかぎこちないものがあったか、と思い出す。
彼の兄と比較している、と言うことまでは気付けないが、そこに潜む焦りは感じ取れた]
…何事も地道に。
一つ一つ自分に合ったやり方を探して進めていくのが良いよ。
[焦るな、と言っても簡単には切り替えられないだろう。
だからその言葉は言わずに、別の言葉に変換して言葉を紡ぐ]
[二人で乗り越えるんだ、と言うように*]
― 回想 ―
[竜の卵との顔合わせは、学校生活の中でも大きな転機の一つだ。
ごく稀に精霊師学科の生徒が縁を結んで転科してくることもあり、そのような時はクラスを越えて噂が聞こえてきたりもする。
その稀なケース>>85が発生したのは、アイリと卵の頃のココンが出会ってから少し後のことだった]
精霊師から騎竜師に、か……。
[両方をこなせる人はまず居ないと言うから、その転向はきっと大変なことなのだろう。
初めから騎竜師を志した自分でも、卵の世話はわからないことや慌てることばかりなのだから。
だからその子が困っていることがあれば何かしら手を貸そう、なんて密かに思ったりもしていたのだった*]
[少年がミヒャエルと呼ぶ彼は、同い年であり、また、
少年と同じく騎竜師になるべく学びを重ねている。
マイペースなところがあるのがこの少年である。
ゆえに、騎竜師を目指すうえでの進み具合を周りと比べまくることはない。
しかし、自分がちょっと自信があることに関してはちょっと強引である。
それはたとえば、絵を描くことだとか。
中庭に飾られている氷像は、
少年が先輩の竜をスケッチしたものをもとになんやかやと作られたものである。
そういうわけでやっぱりいろんな人に見てもらいたいなあと思い、
ミヒャエルのことも誘っていたわけだが]
…………はっ。まさか。
屋台の方がとっても賑わっているんじゃなかろうか。
[真っ先に思いついたのがそれだった。
特設ステージでやっている、歌と踊りの白熱ライブを見ている可能性については……どうだろう。
彼も実は隠れたファンで、
いわゆるファンサというやつをするんだろうか……]
ま、何はともあれ行ってみようか、屋台。
[独り言めいた呟きを聞くのは肩掛け鞄から顔を覗かせる幼竜だけである。
そのウンブラはというと、おとなしくしながら一声鳴いたので、
少年は自分の選択に改めて自信を持つことにした*]
こんなに賑やかでも、出てこないですね。
でなきゃ、いい匂いに釣られてくれてもいいのに。
[抱えた籠を揺らして、不安を誤魔化すように笑ってみる。
直後、答えてくれたのは自分の腹の虫の方であった]
!!
[いつぞやの、年始挨拶の時を思い出す。
兄と並んでいたくなくて庭に逃げ、オヤツの匂いに戻るかどうするか迷っていた時に、この従兄と出会った。
同じように聞かれて、返事をする前にお腹が正直な返事をしてくれたのだった*]
ノアも、子守を手伝いなよ。
[ くすくすと笑いながら、相棒の鱗を撫で、青年はカルモの方へ、遊び相手をお願いするね、という視線を投げた。 ]
さて、食べ物屋台は...
[ やがて、賑やかな方へと歩き出すと、同時、ちらりと視界の端に、虹色の光が過った気がして、振り向いた。 ]
んん?気のせいかな?
― 運動場・カルモside ―
[尻尾や翼を器用に動かして、カルモはじゃれついてくる若い竜をあやしていた。
時折、若竜の相棒が回収しに来て、また別の若竜がやってくる。
そんなループが続いている。
そこに立派に育った騎竜と共にクリフが空から滑り降りてきた>>107]
『クア』
[おやつ、と返す鳴き声だったが、同種たる彼の騎竜にしか分からないもの。
ノアから通訳が入るならクリフにも伝わるだろうが、何やらノアは落ち着かなさそうだ。
ピコピコと、カルモの尻尾の先がノアに向かって動く。
立派に成長したとはいえ、カルモにとって学校にいる騎竜はまだまだ若い部類だった。
クリフからの視線>>118には、また『クア』と鳴く。
諾の声を上げたのは、ノアを置いていく様子から、預けられたと察知したため*]
はっ。なるほど……。
[昨日よりも強く。
その言葉は父の微かな痕跡を辿っているだけの自分にも強く響いた]
やっ――やってみます!
私も自分の限界の先を見てみたい……!
[その時には大分同好会の熱にあてられていたか。
思わず瞳を輝かせながら、バルタザールの誘いに乗っていた*]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
「今年入ったメンバーで菓子作りが得意な奴がいて。」
「味は保証します!」
[>>111生徒達はわいわいと教官に話しかける。
剣術を好む者が集まる同好会故に、双剣を扱うローランドの事を慕っていた。]
はい、是非。
[彼の相棒にも感想を、と言われれば、青年は仄かに笑みを浮かべて肯いた。]
[>>112何事も地道に。
自分に合ったやり方、をという言葉にはっとした。
今の言葉の向けられた先は自身だと感じる。
孵化する前から面倒を見てきた故に、間違いなく情はある。
自分なりに原因を分析し、仲を深めようとなるべく共に過ごすようにもしてきたが、成果は上がらず。
悩みを教官に相談をした事はなかった。
けれど、青年と騎竜の様子を見ている教官の目は誤魔化せる筈がないのだ。
視線を真直ぐに教官に向ける。]
[ちらりと肩越しに群青色の竜に視線を送る。
どうかしたのか、と青褐色の瞳を向ける竜に仄かな笑みを向けた。]
はい、ありがとうございます。
[向き直って頷く青年の顔からは、気負いは消えていただろう。
これから先も迷うかもしれないが、教官の言葉を胸に刻んで頑張ろうと。*]
― 中庭 ―
[わたわたする様子はどこか微笑ましいもの。
それに柔らかな笑みが浮かんだのは無意識の事]
ああ……確かに、一部の熱気はすごいですからねぇ。
[熱気に負けて、という言葉>>108にちょっととおいめ。
まあ、色々と思う所はあるんです。
というのは横に置いといて]
でも、座ったままじゃ勿体ないですよ。
静かに見れるもの……竜の氷像なんかもありますから、ゆっくりでも見て回るといいんじゃないかな。
[そんな風に勧めつつ。
籠を揺らしながらの言葉>>117に、とりあえず返そうとした……のだが]
…………。
[遠いいつかを思わせる状況に、言おうとした言葉は途切れる。
代わりに口から出たのは]
少し、熱量摂っておくといいよ。
そのままだと、本当に動けなくなるから。
[微かに笑みの気配を帯びた言葉。
ローブのポケットに手を入れて、引っ張り出すのは小さな布の包み。
色とりどりの飴玉が入ったそれの口を開いて差し出す。
余談ながら、思い出されている過去にも全く同じことをしていたりする。
気分転換のための小さなお菓子を持ち歩くのは、子供の頃からの習慣のようなもの。*]
[ きょろきょろした視界に、盛り上がるステージ前でなんだかきらきら振り回される光の棒が目に入る。 ]
あの光、とも、違ったような?
ていうか、妙に迫力あるな。
あ、バルタザールが混ざってるのか。
[ 不思議な精霊術を使う上に、なんだか面白い同好会を立ち上げた男は、学科違いでも名を知る、ある意味有名人だった。 ]
― 中庭・鈴カステラの屋台 ―
[何だかんだで生徒達は自分を慕ってくれているらしい。
何となく雰囲気>>122で伝わってくるそれに、ローランドは心のどこかで嬉しく思っていた。
精霊師の相棒に見られていたら、後で揶揄われるだろうな、なんて思う。
味について力説する言葉には、「分かった分かった」なんて言って笑った]
[ミヒャエルへと向けた言葉は彼にきちんと届いた>>123>>124ようだ。
表情を見遣れば、先程とは変わり、すっきりしたような面持ちをしている]
うん、いい顔になった。
じゃあ僕はそろそろ戻るよ。
カルモが首を長くして待っているだろうからね。
[これなら大丈夫かな、と心の裡で呟いて、ローランドは調達した鈴カステラを手に屋台から離れていった*]
[ちなみに、ついついとおいめをしたくなるのは。
先に触れた熱気の一画と言うか中核な生徒のための特別カリキュラムが招いた誤解>>101に起因する。
……ぶっちゃけ、あのカリキュラムの直接的な発案者は自分ではなく相棒たる騎竜師学科教官ノトカー・ラヴェンデルだったりするのだが、そこはどういうわけか上手く伝わらず。
顧問に、という嘆願は既に別の同好会を預かっているから、という理由で逃げ回りつつ、なんとか相棒に押し付けるための算段をしている、というのが現状だったりした。*]
[卵に抱きついたまま目が覚めて、自分がしたことの危険性を教えられると顔面蒼白になった。
自分の命の危機よりも、卵への悪影響が怖くてパニックに陥り、落ち着くまで少し時間がかかったり。
あの時はそれを望まれているように感じたはずだが、どうしてかの説明は一切出来ず。何がどうなっているのかは、教官達にも分からなかったようだ>>90]
私、どうしたら。
[転向することになってからは、以前より必死に勉強して訓練にも励むようになった。
助けてくれる人もいる>>113のでなんとかついていける、といった状況だが。
特に体力面では、筋トレ同好会に顔を出せるレベルにはまだまだ遠そう、だった]
[ 熱気溢れるステージから、微妙に距離を取りながら、屋台の方へと歩いていけば、やがてローランドの姿を見つける。>>129 ]
ローランド教官!
[ ぱっと笑顔になって駆け寄りながら、その手にある包みへと視線を向ける。 ]
それ、カルモのおやつですか?どこで買ったんです?
[ 恩師と慕う相手に対して、礼は崩していないながら、あまり遠慮した様子もないのはいつもの事だ。* ]
─ 中庭・特設ステージ ─
[親子のやり取りに慣れてるだけじゃなく
歓喜しているファンまでいる>>78とは流石に思いもよらないけれど。
そろそろちょっときついかもしれないぶりっこポーズに
ひゃあああ、と叫んでくれる声があることはよく知っていた。
一番古い記憶は辺境のお祭りで歌と踊りを披露した後。
辺境伯の令嬢は大人しい方だから、と聞いていたから
おしゃべりとかはできないかな、と思いつつ挨拶に赴いて。
予想通りおしゃべりは出来なかったのだが
令嬢の様子が予想の範疇外だった]
『ふわぁあ……わざわざ私めにお声がけをぉ…!』
[私よりちょっと小さな女の子から、
私と同年代だろう男の子の背に隠れながら
ちらちら、というには熱すぎる眼差しで見つめられて。
そんな彼女の様子に呆気にとられながら挨拶をしたのが
私のファン一号とのファーストコンタクト。
あの時は、これから先も応援してくれるかな、とは思ったけれど
まさか、同じ学び舎で一緒に学ぶことになるとは思わなかったものだ]
[ペスカと一緒、ではあるけれど今までとはまったくの畑違いの場。
右も左もわからない場所で知っている顔が見えて。
一人じゃなかったという安心感から気軽に声をかけたのだが
とっても逃げ腰低姿勢な彼女の反応>>79に気が付いてしまったのだ。
ここに学びに来ている以上立場は同じ学生だけど。
彼女は、ここでもファンとして接してくれているのだと。
舞台に上がっていなくても、距離を保とうとしてくれてるのだと。
ほかにも色々と理由はあるかもしれないけれど、
ファンが望んでいる距離感を、私も守りたいって思ったから
舞台に上がっている時と同じように振る舞うことに決めた。
だから今初めて素を見たという学友もいるのは仕方ないことだ>>75]
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