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人里に身を潜めながら、夜毎人を喰らうという恐ろしい人狼。
幾つもの村を滅ぼしてきた狡猾な化け物の噂が、遂にこの地にも訪れた。
震え上がる者、馬鹿馬鹿しいと一笑に付す者、そして…。
様々な思惑を余所に、人々は話し合いのため集うのだった。
1人目、語り手 が参加しました。
語り手 は、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
2人目、舞踏の綴り が参加しました。
舞踏の綴り は、銀狼 を希望しました(他の人には見えません)。
強大なる力はあれど、『竜郷』という名の枷に囚われしもの──『竜神』。
その枷から、煌めく石を楔とする事で解き放つ力をもつもの──『召喚師』。
彼らはいつからか、盟を交わし、その力を持って更なる力を求める催し──『舞踏会』へとその身を投じるようになっていた。
乱舞の舞台は、『新月』の名を持つ世界に置いて、最も月の魔力が蓄積された場所、『月の舞台』。
新月の夜、舞台へ至る道を得た召喚師は、煌めく石を持って『竜神』へと呼びかける。
村の設定が変更されました。
3人目、煌風の幻燈師 ヴィンセント が参加しました。
煌風の幻燈師 ヴィンセントは、従狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[己が一体なんであるのか、という命題は]
[ある時を境に、手の中から零れ落ちて]
[探す気力もないから、そのまま、放置している]
― 何処かの樹の上 ―
……んー。
[気だるげな声と共に、閉ざされていた瞼が開く。
直後に響くのは、羽ばたきの音。
広げられた翼の真珠色は、薄暗い森の中では一際、目立つ]
あー……そういや、そろそろ、だったな。
[ふ、と視線を向けた夜空の様子に、零れるのはやはり気だるげな呟き。
直後にはふ、と露骨に眠たげな欠伸がひとつ、落ちた]
さぁ、て。
色々と、思う所はある催しだが……興味があるのは事実だからな。
……行けるところまで、飛んでみるとするか。
[軽い調子で呟いた後、枝の上に立ち上がる。
空を見上げる紫苑色の瞳にあるのは、好奇の彩。
さわり、拭き抜けた風に心地よさげに目を細めた後、真珠色の翼がひとつ、羽ばたいて。
『煌風の幻燈師』と呼ばれる魔導師は、ふわり、『その場所』へと飛び立った]
― 月の舞台 ―
[舞い上がった幻燈師が舞い降りたのは、虚空に浮かぶ水晶の舞台。
そこに、他の人影はあったか否か。
他の召喚師の姿が見えたなら、ひらりと軽くを手を振った後、大きく翼を動かしながら身体を伸ばし]
……話しにゃ聞いてたが……ほんとに、『濃い』な。
これなら、世界の壁位は容易くぶち破れる、か。
[ぽつりと呟きを漏らした後。
手にした石に、力を向ける]
……さぁて、と。
[どこか楽し気に笑みながら、力を集中する。
応ずるものがあるならば、力持て道を繋ぎ、呼びかけるのは定められた言葉]
『我と共に舞い、力を手に』。
……異郷より来たれ、力ある者よ……!
[紡がれる言葉と共にふわり、舞うのは。
真珠色の羽思わせる、魔力の光。*]
4人目、珊瑚の海蛇竜 ベルティルデ が参加しました。
珊瑚の海蛇竜 ベルティルデは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 竜郷・深海 ―
[新月の夜の海中は、静寂に満ちていた。
深海の底に月の光は届かないが、月の満ち欠けは生命の営みを司る。
満月の夜ならば一斉に産卵を始める珊瑚たちも、今夜は息を潜めていた]
[その珊瑚の林を縫うように、ゆらり、一際大きな生物の影が通り過ぎていく。
魚ではない。細長く伸びた下半身を覆うのは、白く硬い蛇鱗。
そして上半身には――紺藍の長い髪を揺らす、人間の身があった]
[半人半蛇。竜郷にあってそのような姿を取る者は、竜に属する者に他ならない]
[白蛇の竜神は、ふとくねるような尾の動きを止めて、上方を見上げた。
空を、そして陸を目にすることがなくなって、幾許の時が過ぎたか。
息継ぎの要らぬ身は、いつしか行動範囲を海中のみに限定し、水面の向こうへ至ることもなくなった。
ある海域を統べる者として、麗玉の『座』を得てからもそれは同じこと]
――……なのに、……
[何故か、胸騒ぎがした。
暗い水底の光景に、何一つ変わりはないというのに。
その小さな衝動と渇望に突き動かされるように]
[海蛇の化身は、手を伸ばした**]
5人目、緑蛋白の雷鳥竜 アデル が参加しました。
緑蛋白の雷鳥竜 アデルは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
[見上げる空には細かな輝きが幾万と散りばめられていて。
それは素直に美しいと思えるもの]
月下で眺めるも良いが、星灯も悪くはないのぅ。
[己が住まいを構えるこの地は、竜郷の中でも大きな山の頂。
地平は遥か遠く、けれどゆるり首を傾げて見上げた空はまだ遠い。
果てに届くにはどれ程飛べば良いかなど、考える幼さはとうに過ぎたものだが]
…悪くはない、が。
代わり映えの少なさは、如何ともしがたいのぅ。
[ぱちん。
手に持っていた扇を閉じた音に隠した溜息に、蓄積した退屈を吐き出した**]
6人目、怪異の巨躯 ディーター が参加しました。
怪異の巨躯 ディーターは、従狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[それは奇跡のようなものではなく、実態をもった強者という称号でありそれに付随する権限。そこに手を伸ばさぬような者がいるものか。
聖人、修練者、あるいは隠棲家であれば、その心もわからないではないのだろう。
ただ世俗に生きるものにとって、その欲のなんと甘美なことであるか]
[そのような舞台に上がるのは一人の魔族。
膨大な魔力を身に秘めながらも魔族の名のわりに、魔力を発生させる器官が著しく劣り、碌に魔術も使えぬ出来損ない。
随分肩身の狭い思いをしそうな境遇とは別に図体はでかく。また精神も図太くあった。
異端である。とも、精神が壊れていた。とも。根っからそんなもんだ。とも。あるいは極めて前向きだった。とも。
出来なければ出来ることをすればいい。出来るものを作ればよい。
至極単純。一歩ずつ着実に歩んでいき、次の一歩進んだ場所―――月の舞台であった]
[舞踏会において、それは福音か、災厄か。妙薬か。劇薬か。
人にとっては憎悪と拒絶を抱くかもしれない。
だがそれは、純粋愚直に突き進んできた者の生きてきた道であった]
― 月の舞台 傍 ―
[深紅のジャケットのようなマントを羽織った。筋骨隆々の男。
両腕両足には"S"と"C"の刻印が掘られた手甲足甲を纏い。
胸部を覆うように身に着けた短いタンクトップ――そして赤ふん姿の男が舞台への道を征く]
五つの宝を集めしもの、願いを得る挑戦権を得る。
それはここか!!
[気合だけは入っているが色々と勘違いしていた男の声が月の舞台周辺に響き渡った*]
― 月の舞台 召喚時のこと ―
[誰かが誤解を解いてくれたかもしれない。
その際は折角五つ集めたのに―――。と10(10x1)秒ほどしょぼくれる赤ふんの巨躯がいたとか。
なお、残りの四つの違う色の石は、イミテーションだったか本物かはともかく今回は関係なかったようだ。
まあ助言いただけなかったとしても石に魔力を込めるということだけは知っていたのだけは幸いした。
魔力は大安売りするほどある。全部にぶち込めば当たりはあるという、ひたすら力づくだ。]
『叶えたい願いがある。野望がある!!力を貸せ!』
[なれてない魔力の出力という、加減なき魔力の奔流、それは乱暴ですらあっただろう。それは言霊にも乗る]
『俺の名はヘイハチロウ・D・タチバナである!!』
[クワッッッッ!!!!!!*]
7人目、変幻騎士 メルヒオル が参加しました。
変幻騎士 メルヒオルは、従狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[天色の瞳が初めて光を捉えたのは数年前。
ひとの形を取れるようになったのは3年ほど前のこと。
それまでは数多の獣が寄せ集められたような姿で魔界を彷徨っていた]
[産み人を知らず、名付け人とは1度会ったきり。
己が何者か知らず、何のために産まれたかを知らぬ獣はその意味を求めた。
その果てに辿り着いたのは、新月の夜に開かれる門の前]
― 月の舞台 ―
[門を潜ると、無空間に浮かぶ水晶で出来た舞台が天色の瞳に飛び込んできた。
切れ長の瞳でしばし見遣った後、舞台へと続く道を進む。
前方から響いた声>>17に一度足は止まったものの、直ぐに歩き出し舞台の上へと立った]
………『我と共に舞い、力を手に』。
応えよ、我が声に。
開け、竜郷の扉。
[変幻たる色合いを宿す宝石を掌に乗せ、満ちる魔力に己の魔力を重ね、力ある者を喚ぶ。
魔力を受けた宝石から赤と青の魔力光が散った*]
/*
と言う訳で推定生誕6歳ほどです(
失敗作として捨てられて(その事実も知らない)、彷徨った挙句、人への変化の仕方を覚えて現在に至るという経緯。
キメラ時に退治されかけたとかあるとちょっと楽しい(
― 月の舞台 ―
[手にした石に力を向けるより前。
聞こえた声>>17に、紫苑色はひとつ、瞬いた]
……何か、間違っとらんか、それ。
いや、石に願いをぶつける、というのは、ある意味間違ってないが。
[淡々とした突っ込みが零れて落ちる。
請われるならば、この場の由縁を説明した後]
……しかし、なんだ。
個性的な格好だな。
[ぽつ、と零したのは、こんな呟き。*]
8人目、妖精の囁き が参加しました。
妖精の囁き は、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
「刻が満ちた」
「力が満ちた」
「始まるよ」
「始まるね」
「二界を代表する『舞闘会』」
「強者を決める『舞闘会』」
「今回は誰になるかな」
「今回は誰になるかな」
「楽しみだね」
「楽しみだね」
― 月の舞台 ―
[召喚する少しだけ前のこと、親切に教えてくれるかた>>21がいた。有翼の人のようだ。]
なに!そう聞いて抱き合わせで色々買わされたぞ!
[一個こと本命は自分が手に入ったものだが、残り四つは詐欺行為的なアレであったとか―――いうことにも気づいていない。]
願い…ぶつけるといえば、やはりこれか
[拳をぐっと握った。違った。
かくかくしかじか由来を教わる。]
これはご親切に、いやー、すまんな。
[後頭部を掻いたりして嫌味なく笑いつつ、呟きには仁王立ちするような恰好となって]
恥じ入ることのない生きざまのようだろう!
[自慢げなポーズであった。*]
― 竜郷・深海 ―
[それは、力の流れだった。
初めは、血潮の熱を思わせる紅色の。
次いで真珠の白を思わせる、軽やかで異質な魔力が身に届く>>8。
それは遠い昔の記憶にある、海の外の世界で触れた風のそよぎを思わせて]
わたしを、……呼んでいる……?
[声は、届いていた。
その『舞闘』の存在も、知らぬわけではない――自らには縁遠い世界の話と思っていただけで]
[幾らかの逡巡の後。
意を決したように、蛇竜は世界の壁の向こう側へ手を伸ばす。
自らを呼ぶ力の源を求めるように]
― 月の舞台 ―
[濡れた肌に、水ならぬ気の流れが触れているのを感じる。
全身から海水を滴らせながら、蛇身の下面で床を捉えて身を支え起こした]
[そしてゆっくりと目を開き、召喚師の姿を瞳に映して]
――……あ、……
[声の出し方を確かめるような、小さな感嘆が漏れる。
視線は一度、彼の者が追う背の翼に吸い寄せられ、それから正面に戻って]
あなたが、わたしを呼んだの……?
[僅かに見上げるようになりながら、確かめるように問いを発した*]
― 月の舞台/召喚前 ―
[ふぁさ、と翼が軽く揺らめく。
その仕種が意味するのは大抵は困惑なのだが、それと知る者はほとんどいない……というのはさておいて]
抱き合わせ、ってそれ……。
[普通に騙されてないか? 大丈夫かこいつ?
なんて思考が過ったのは刹那。
とりあえず、これ説明しないとヤバそうだな、という思考の下の説明に返されたのは素直な礼の言葉。>>23]
……まあ、役に立ったならなによりだ。
[ていうかこいつ、勢いだけでここに来てないか、なんてちょっと思ったのは飲み込んで]
他人の生きざまに突っ込みを入れる趣味は
……あんたが、歪みないのは、よくわかった。
[歪みねじれて一周回って今の気質に落ち着いた幻燈師からすれば、どう見ても真っ向勝負な気質はどちらかと言えば好ましくはある。
服のセンスだけは、相容れそうにないが]
ま、ともあれ。
同じ時にこの舞台を踏んだもの同士だ、よしなにな。
[それが相争う事を意味している、と理解した上でそんな風に告げた後。
意識向けるのは、自らの手にした導きの石。*]
― 月の舞台/召喚前 ―
[翼のゆらめく仕草がどういう意味かはわかりはしない。
ついでに刹那に心配されたこともわかってはいなかったが]
ああ、よくわからんままとにかく魔力をこめるとこだった。
[とりあえずそれだけは知っていた。だから全部の石にやろうとしていた。あっけらかんと告白するのは危惧>>26通りともいえた]
それはな。自分には自分の生き様が、使命があるだろう。
[そして、説明を受けたということより、目の前の有翼人は、どの呼称が正しいかわからぬが、頂を目指すものの一人ということだろう。それが使命とあるかわからぬが]
俺も突っ込まんし、真似はできんし真似はせん。
―――……俺のことをだいたいのやつはディーター呼ぶ。
[この珍妙な姿とか名前から、もしかしたら怪異などと言われている存在、魔力放出に難がある。等と聞いたことがあるかもしれないが、そこは気にしないで]
競争相手というやつだな。そういうのも燃えるな。わくわくしてくるぜ!よろしくな
[名乗って、戦う相手の一人となると理解しながらも、手を伸ばした。応じたら握手するのであった*]
― 月の舞台 ―
[真珠色の光がひらり、ふわりと舞う。
それはさながら、天より零れる御使いの羽の如く。
もっとも、散らしている当人にそんな事を言おうものなら所謂『いいえがお』を向けられたりもするのだが、それはそれとして]
…………。
[向けた力に触れる気配>>24がある。
それを感じ取った幻燈師は、躊躇う事無くその気配と己が許へと繋がる道を確たるものへと変えた]
[不意に響いた問いかけ。
それに、微か滲むは笑みの気配]
……悪いと思うのであれば。
そも、声は繋がらんらしいぞ。
[それと共に返したのは、揶揄うような響きの声、ひとつ]
[ゆら、ふわ、と漂う真珠色の舞が加速する。
二つの界の狭間に道が穿たれ、呼びかけに応じた者が姿を見せる]
……っと……こいつはまた。
[現れた姿>>25に零れ落ちたのはこんな呟き。
ふぁさ、と翼が軽く、揺れた]
……まあ、そういう事になるな。
[問いかけに、返すのはこんな言葉]
まさか、水底に届くとは、思ってもみなかったが。
[無意識に空や風に関わるものを避けた可能性は否めないが、水に関わるものに声が届くというのは予想していなかった]
……ともあれ……まずは、名を請うても?
[召喚の仕方やら何やらは、師でもある実母に一通り叩き込まれている。
一応はその手順に則りつつ、最初に向けたのは名を問う言葉。*]
― 月の舞台/召喚前 ―
[あっけらかん、とした告白>>28に、あ、突っ込んで良かった所か、なんて思ったのはさておき]
……使命、か。
[その発想はなかったな、という部分は声にはならず。
名乗られた名に、僅かに紫苑色を細める]
ああ……風の噂に聞いた事がある、な。
ここで会うとは思わんかったが。
[放浪の最中に聞いた名や噂を思い返しつつ。
求められた握手には、素直に応じた。
触れた右手は、どこか硬質な感触を与えるもの]
ヴィンセント・アドウェナ・アウィス。
改めて、よしなに。
……そちらの御仁も、な。
[名乗りを返しつつ、この場にあるもう一人>>20の方にも声を投げた。*]
[胸の内の問いに答えが返る]
[それを最後の後押しに、蛇竜の身は世界を渡り]
― 月の舞台 ―
[視界の中で、召喚者の翼が揺れる>>31。
遠い昔に見た空渡る竜の中には、そのような翼を持つ者も居た。
けれど『召喚師』であるからには魔界の住人なのであろうと、その二つを結びつけることはないまま、意識を会話に戻す]
そう、よね。
わたしも、こんな形で……
[空を征く者。
相容れぬという思いと、焦がれる思いが綯い交ぜに浮かんで、小さく息を呑む]
こんな形で、"外"に出るとは思わなかった。
[苦笑を浮かべるも、名を問われれば、慌てたように居住まいを正し]
ベルティルデ、と申します。
『座』は、麗玉――
[呼び出される者としては最下の階級を告げた後、深く頭を下げる]
どうか、よろしくお願いします。
― 召喚前/月の舞台 ―
[水晶の舞台には既に2人の召喚師が居た。
1人は背に翼を携えた人物、もう1人は大声を響かせていた、奇怪な姿をした人物。
互いに会話をしていた彼らからやや離れた位置で立ち止まっていたが、声>>34を向けられて天色をそちらへと向けた]
………
[考えるような間。
表情はあまり変わらないが、向けられた言葉をあまり理解していないような雰囲気が僅かばかり漂った]
……メルヒオル。
[名前だけが返答として紡がれる*]
― 月の舞台/召喚前 ―
その通りだ。誰かに言われるようなことではないが、胸の内に宿すもののために進む―――といっても、その時いつなのかわからないが、挑戦する価値はある。
[使命は果たせるのか果たせないのか。まけるつもりで挑むつもりはなくても、どうなるかは別物だ]
ではこちらは、ヴィンセントと呼ばせてもらおう。名前だけは知っていた気がするが、目の前にいるのだ。噂などどちらでもいいだろう。
ははっ。なかなか忘れないものたちが多いようでな!
[硬質な感触のある右手と握手>>34を交わして]
メルヒオルだな。ディーターだ。そちらさんもよろしくな。
[名前だけくれる者>>38へとこちらも名を返しながら、競争相手たちの名前を心に刻んだ*]
― 月の舞台 ―
[揺れる翼が思わせるものは知る由なく。
こんな形で、という言葉>>36、それに込められた想いもまた、掴みきれぬまま。
求めに応じて返された名を一度、口の中で小さく紡いで、それから]
……さて、名を得たからにはこちらも返さんとな。
呼ぶ時は、好きなように呼べばいい。
[さらり、軽い口調で名を告げた後]
ま、とりあえず。
色々と、騒々しくなるのはこれからだからな。
今の内は休んで、この場に身体を慣らしておいた方がいい。
[盟を結ぶために必要とされるもの、それが何かは知っているからこそ。
今の内に勧めるのは一時の休息。*]
と、ひとつ確認しておくが。
……水の中にいないとまずい、とか、そういう事があるなら、今のうちに言っておいてくれ。
[それならそれなりに対応しなければならない事があるから、と。
そんな思いから、そう、と声を届ける。
直に聞かぬのは、他者に聞かせたくない事情が絡む事も考慮したがため。*]
― 月の舞台/召喚前 ―
[呼びかけに向けられる天色。>>38
声が返るまでの間も長く、一瞬、よもや通じていない? という思考が過る。
相手のまとう雰囲気も、そんな予測を裏付けて]
……メルヒオル、か。
[ともあれ、名乗りが返ればそれを確り記憶に刻んで]
ま、呼び方は如何様にでも。
[呼び方は本当に気にしない──否、一つだけ呼ばれるのを厭う愛称もあるがわざわざ触れる事はなく]
おっと、こちらの名も知られていたか。
ま、
[魔界に存在するどの有翼族とも異なる翼の彩。
それと、光と風を合わせた幻燈さながらの魔術を用いる、という点で色々と目立っているという自覚はある。
だからと言って、何かするわけでもないのだが]
まあ、あんたは印象つきやすいだろうからな……。
[何を持ってそう判断したかは触れぬまま、ぽつり、落としたのはそんな呟き。*]
9人目、金緑石の変彩竜 ツェーザル が参加しました。
金緑石の変彩竜 ツェーザルは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 月の舞台 ―
ヴィンセント、……様……。
[教えられた名を、声に出して呟く。
水中に慣れた身に、空気に響く音は少し奇妙にも聞こえたが、この先しばしを共にする音声として噛み締めるように口にし]
ええ、……そうさせて頂きたく。
[この時、他の竜神の姿はその場にあったか否か。
いずれにしろ、自分ほど大きな環境の変化を味わう者は多くはないだろうと思う。
それが不利となることはあってはならないと、心中に刻みつつ、一礼してその場から下がる。
先に待ち受けるものについては知らぬまま**]
[そこに他者には秘する響きで届く声]
いえ、水中の方が過ごしやすくはありますが……必要とあれば、地上で生活するのに問題はありませんわ。
[海中を住処としていたのは、自らその場を選んでのこと。
身体的には、生活の場に制限があるわけではない。
とはいえ細かい事情はこの場にては口にせず]
竜神ですもの、それなりに"合わせる"ことはできますわ。
[とはいえ気遣いはありがたく、心中にて静かに頭を下げた**]
― 竜郷・山上の館 ―
[どれ程深い溜息をついた所で、退屈な時間は変わらない。
竜郷という限られた世界の中では不便すら楽しみの内。
人の身を好んで用いているのも、竜身よりも不便だからが大きいが。
過去、何度かの交流で人界そのものが面白いと認識があった故]
…そういえば。
あれに喚ばれるのも、新月であったかの。
[退屈の中でもあの感覚を薄れさせぬよう、との意識が少なからずあって。
独り言ちたのは、彼らとの交流の機会について]
途絶えてはおらぬじゃろうが、暫く喚ばれてはおら…
[おらぬな、と。
呟くつもりだった言の葉は、唐突なそれに遮られた]
なっ…んじゃ、
[静やかな時を轟と破り、更にこちらをも飲み込まんと奔りくる。
加減無き力は、こちらを害そうとするものに見え。
即座立てたのは、逃れる算段。だったのだが]
……は ?
[>>18こちらの住処を飲み込んで尚収まらぬ力の氾濫から伝わった言霊、その願いに目を瞠った]
[ 竜郷のおよそ中央に位置する深い森の奥。
最初に居たのは、同じ時に生まれた紅と碧、二頭の竜。
紅の竜は自由を望み、碧の竜は力を望んだ。
———それは遥か昔の話。 ]
[ 今、二頭の竜の姿は無く、森の奥には二彩の竜が眠る。
光によって色を変える変彩の鱗を持つ竜神は、月無き夜に界を渡った魔力の気配に>>20ほんの僅か身じろいだ。 ]
……は、ははは
あははははははは!
[思わず笑ってしまったのは、届いた願いと向けられた力があまりにもそぐわなかったから。
この力と願いの主は、一体どんな者なのか。単純に興味をそそられた]
どうやら、暫く退屈とはおさらばできそうじゃのぅ。
[楽し気な笑みのまま独り言ちると、未だ乱暴に溢れ続ける魔力の奔流へと身を投じた]
─ 月の舞台 ─
[己を導くというよりも、力任せに運ぶ魔力の奔流によって誘われたのは想像通りの場所だった。
ふるりと頭を振った視界に入るのは無機質な円形の床と、小さな舞台。
それと、何人かの竜ではない者の姿。
その中で、己を此処まで連れてきた者が誰か、などとは問わずとも魔力で分かったのだが]
…のぅ、
何故に下帯のみで立っておるのじゃ。
[見た目含めて上と下の防御力の差の意味が分からず、扇で顔を隠しながら首を傾げた**]
[ やがて、月の舞台の上に二彩の光が戯れるかのように踊り、変幻騎士と称される魔の前に小柄な若者の姿が現れる。 ]
「ぐう...」
[ 紅と碧の二彩の光沢を帯びた滑らかな皮膜翼に身を包むようにして、竜神の化身たる青年は.........未だ、思いっきり眠りこけていた。* ]
― 召喚前/月の舞台 ―
[ヴィンセント、ディーター。
それぞれの名を記憶に刻む。
だが、よろしく、という言葉に対する返答はなく、頷きもしなかったために、その様子をどう捉えられたかは分からない]
(よろしく、って、なんだ?)
[当の本人は残念な思考をしていたが、表情はやはり変わらなかった]
[産まれ落ちて3年ほどは獣として、続く3年ほどは人として。
短い人生と経験において、人との交流と言うものは少なく、長い付き合いとなった者もごく僅か。
交流に難があることが問題とは、当人はまだ気付いていなかった]
― 月の舞台 ―
[魔力と声に応じ、二つの色が目の前を踊り。
それに誘われるかのように魔力の道を通り応えた姿が現れ出づる]
……………
[視線は中空から下へ。
手にした宝石と似た色合いを持つ色>>50が天色の瞳に映った]
……似てる。
[近くにしゃがみ込み、宝石と皮膜翼を見比べて]
……似てるけど、違う。
[何かを思い出すようにしながら、そっと皮膜翼に触れた**]
村の設定が変更されました。
/*
あなたは銀狼を希望しています。ただし、希望した通りの能力者になれるとは限りません。
おうけい。
自分が間違うのが一番問題。
― 月の舞台 ―
[紡がれる名の響き>>44に、紫苑色を僅かに細める。
休息の勧めに応じる様子にはん、と頷きをひとつ返して。
それから改めて、舞台の様子を見回し]
……ふむ。
話には聞いちゃいたが、これは本当に……。
[多様な召喚師と、多様な竜。
それらが一堂に会する『舞闘会』は、壮観なものだった、と。
幼い頃に聞いた話をふと思い返しつつ]
……退屈は、せずに済みそうだな。
[呟きと共に、ゆるく翼を動かす。
普段は可能な限り抑えているため、身の内に流れる竜神の血──真珠色の由縁はすぐにそれとは気取られる事もないが。
羽持つ種の竜であれば何かしら、感ずるものはあるやも知れず。*]
そうか。
[合わせる事が出来る、という応えに小さく呟いた後]
ま、実際の『舞闘』では難しいかも知れんが、休息用の領域位は、しっかり休める状況を確保した方がいいだろうからな。
その様子だと、呼ばれるのは初めてだろう?
それなら、負荷は少ない方がいいからな。
[そんな風に気を回す事の一環には、昔聞かされたあれそれがあるわけだが。
その辺りは今は表に出る事はなく。*]
― 月の舞台/召喚前 ―
……なんというか……。
薄いな。
[反応の薄さ>>51に、瞬きひとつ。
とはいえ、それが個性なのだろう、と思えば特に気にする事もない。
普段は渡り鳥さながらに魔界、時には人界を気ままに放浪する身、他者との付き合いは基本、浅い。
そんな気質と、自身も含め、踏み込みを厭う者も世にはいる、と知るが故に。
それ以上の踏み込みを避けたのは、良いのか悪いのか。**]
― 月の舞台/召喚前 ―
[ならそれでな。と、深く考えない巨躯の男
ヴィンセントの何かに触れる>>43ようなことを言う日があっても事故レベルなのだろう]
ははっ。有名税というやつだ。仕方あるまい。
[羽毛翼の男>>43を前に、こちらもお返しするべきか。と、むんっとサービスするようなボディービルポーズ。
そして、姿形、そして恰好も含め、噂通りの男であったとか。]
もう一人のは気難しがり屋なのかもしれんな。
[律義に名乗った後はあっさりとした対応なメルヒオル>>51を...はそのように受け取った]
― 月の舞台 ―
[そんなこんなで、親切に由来やらを教えてもらったことにより?無事?暴力的な召喚行為で召喚を行ったのだ。
現れたそこには確かに自分とのつながりを感じることができる存在>>49が円形の舞台へと現れる]
ふむ、美しいな。雅といったほうがいいか。
[第一印象。遠慮ない視線と評価を隠さずに口にしながら、向けられる疑問、]
鋼に身を包み安堵すればその分隙が生まれる。それならば隠さずに神経を尖らせたほうがより隙が失われるというものよ!
[赤マントに赤ふんをたなびかせ、堂々と胸を張ってこたえる]
それにだ。金属や魔力をこめた武器で鍛え上げられた筋肉が貫けることはないだろ
[冗談とか意気込みとかではなく、扇で顔を隠す相手へと真顔で言い切った]
呼び声に応じてくれて俺は嬉しいぞ。
[かなり乱暴な召喚であったことは、一切自覚はない。そしてそんな召喚であったにも関わらず魔力の消費をほぼ感じさせない怪異はニッと笑う]
名は先ほど告げたが、だいたいのものは俺のことをディーターと呼ぶ。
相棒の名前を聞いても構わないか?
[そんな自己紹介であった**]
― 回想 ―
[遠い昔――蛇竜にとっては、まだ幼いと言える歳の頃。
覚えたばかりの化身の術で人の身に変じ、大地に自らの足で立ったことがある]
[その日、世界は海よりももっともっと広いことを知った。
天を舞う有翼の竜に焦がれるような思いを抱き、地を征く竜の多様さに胸を躍らせた]
[自分もあのようになりたい、と思った。
海の竜として生まれた者でも、更なる力を得れば、いつかは]
― 現在・月の舞台 ―
[有翼の召喚主により呼び起こされた記憶に浸っている内、舞台には役者が揃いつつあった。
竜郷より呼ばれた二名>>49>>50は、いずれも直接の面識はない者たちだ。
これから彼らと争うことを思い、僅かに緊張に身を固くする――それが余裕のなさの表れとも、自分からは気付けず]
[それから主ならぬ召喚師たちの顔を見た。
中でも、赤い衣の巨躯>>57は目を引くものがあったが、どう反応していいものかと困ったように一瞬固まった。
他方、騎士らしき青年>>52は随分と言葉少なだった。
目が合えば会釈くらいは返すが、パートナーに歩み寄る様子なら邪魔する心算はなかった*]
――有難うございます。
ならば休息時には、身が浸る程度の海水を所望致しますわ。
[要求を口にすることに少しの迷いは見られたが、遠慮のし過ぎも互いのためにならぬと思い直す。
何より、指摘の通り、自身は初めてこの場に挑む身だ]
ええ。
でも、出来る限りのことは、やりますから。
[気を回す相手の内心は知らず、ただ、どこか必死さの滲む口調で応えた*]
─ 月の舞台 ─
[扇で顔を隠したのは、召喚主の予想外な出で立ちの為。
声に応えて良かったのか、と内心の溜息を扇の内に隠したまま問いかけたのだが]
…なるほどの。
[不躾な視線はともかくも、>>57こちらを見ての言葉から趣は感じられる。
少なくとも、享楽的に力を振りまわすだけの男では無さそうだ。
そう思えたところで、顔を覆っていた扇をぱちりと閉じて]
あれを呼び声というなら、もうちぃと加減をして欲しかったのぅ。
一瞬儂を害しに来たかと思うてしもうたぞ。
[苦言めいた応答は、表情から見れば内心と裏腹と分かるだろう。
閉じた扇はそのまま口元を隠し、くすくすと笑みを零して。
>>58ディーターと名乗る男からの問いかけに、ゆるりとした動作で頷き返し]
あぁ、構わぬぞ。
主が竜の眼を持ち、皇玉たる儂を喚ぶ力を持っているのは確かじゃからな。
儂の名は…そうさな、これまでの舞闘会でも呼ばせた名が良いか。
儂のことはアデルと呼ぶが良い。
[微かな試案の後、告げた名と付け加えた言の葉でこの召喚が初めてではない事が周りにも知れようか。
ちらりと視線を巡らせた先、自分と同じように喚ばれた竜たちの姿も見止めて軽く目を細めた*]
[控えながらも視線を巡らせていた時、アデルと名乗る竜の声が聞こえた>>63]
(皇……玉……?)
[彼の者が口にした座は、舞闘に呼ばれる者の中では最高位のもの。
告げられた言葉や立ち居振る舞いからも、強者であることが窺えた]
[舞闘を演ずる竜神としての立場は等しくあるものの。
恐縮した面持ちで相手の視線を受ける*]
― 月の舞台/召喚前 ―
……有名税、か。
そういう考え方は初めて聞いた。
[言い方>>56に素直に感心しつつ、いや何故そこでポージングする? なんて考えたのは置いておくことにした。
こちらもこちらで、個性と認識してしまえばそれ以上の突っ込み対象にはならないから。
気難し屋、というもう一人への評にはなるほど、と思いつつ。
ともあれ、彼らが相手であるならば退屈はしなさそうだな、などと思いつつ、意識は己が手にした石へと向けられる。*]
ん、わかった。
[正直なところ、自分は樹が一本あれば事足りるので向こうに合わせるも吝かではなかったのだが。
あまりやり過ぎても委縮するか、とそこまでは言わず]
……出来るだけ、か。
それはありがたいが、今からあまり気を張り過ぎるな。
疲れるぞ?
[必死さ滲む口調に返す声には、揶揄うよな響き。*]
……はい。
[格上とも言える竜神を目の前にしていたこともあり、返す声にはやはり緊張が滲む。
しかし揶揄うような響きに少しだけ肩の力を抜いて、人知れず息を吐いた]
ふふ、……そう、これからですもの、ね。
[舞台の上の顔触れは、賑やかで多様だ。
その高揚に意識向けるようにして、召喚主に応えた*]
― 月の舞台 ―
[それぞれが竜の召喚を行い、相対する最中。
眠りこける己の竜の傍にしゃがみ込んだまま、他の者達を見る]
[ヴィンセントと名乗った召喚師の下には、蛇に似た半身を持つ竜が現れたよう。
肌が濡れている様子から、水辺に棲む竜では、と推測出来た。
背に翼を持つヴィンセントとは真逆の竜が現れたと言えそうだ]
[ディーターと名乗った召喚師の下には、気位の高そうな竜が現れていた。
扇を手にする姿は優雅でもあり、竜としての位も高いものらしい。
これまたディーターとは真逆のタイプのように思えた]
[そうして、己の目の前で眠る竜を再び見遣る。
呼び声に応えた眠ったままの竜は、他に比べれば小柄のように思えた。
メルヒオル自身、大柄ではないため、並べばバランスは取れているのかもしれない]
[大柄でもなく、クロースとブレストプレート程度の防具しか身につけていないメルヒオルが騎士と呼ばれる由縁は扱う武器にある。
己の背丈ほどもある、円柱状の大きなランス。
持ち運びに不便にも見えるそれは、普段は魔法で小型化されて首元のネックレスとして提げられていた]
………(どうしよう)
[眠ったままの竜を前に、ほんの少し眉尻が下がった]
…おきろ。
[竜の身体を揺すりながら声をかける。
このまま起きなければ物理行使に移る心積もりは、一応、ある*]
─ 月の舞台 ─
[見た目に関しては頓着していなかったので、扇で隠していた意味>>62や固まらせてしまった>>61りしていた。]
矜持というほどでないけどな
…ただ、道を進むうえで守るべき手順や矜持は、時にそれより大事なことに直面したとあれば捨てねばならぬだろう。
例えば相棒が雅に過ごしたいだとか。食事を取るときとかはな。
[一応気遣いということは考えている。あと衛生面も考えていた]
はっはっは。慣れてないことだ。すまんな。
[忠言に対して、刻まれる笑み>>63を見ながら、笑いながらすまなかったと謝る。]
だが伝えた通り。俺には願いがある。それを叶えるためにともに戦うのならば、まずは己の気持ちを伝えてこそ、力を借りられるものだと思ってな。
[呼びだした言上までは謝らなかった。]
おう、ではアデルとも相棒とも呼ぼうか。これからを頼むぞ。
[いいかたは妙だが必要ないときは深くは気にしないのがこの男である]
[そうしているうちに、最初は三名だった気配より互いに対となるものを呼び出したことにより、気配が増えている。一瞥するように見遣りながら]
そういえば、俺は願いがあるとはいったが、アデルには何かあるのか?
[いまいち竜が参戦する理由というのを知らぬ故にそんな疑問を口にした*]
[返る響きは、僅かなりとも力が抜けたよう。
それに安堵したのは、こちらも同じ……だが、そこは響きには未だ現われぬ所]
そう、何せまだ始まったばかり、だからな。
それに、
余力と余裕は、持っておいた方がいい。
[見せぬだけでそれなりに緊張しているのだという事は。
実際に視線向けたなら目に入る、時折ふるりと落ち着きなく揺れる翼の動きが物語る。*]
― 月の舞台 ―
[場に呼び出されし異郷の竜神。
ふと、過ったのは、彼らの内に己が血脈を知る者はあるのだろうか、という疑問。
とはいえ、それを問う心算はなかった。
『あのひとは風だから、捕えようなんて思わない事』。
父の事を語る母が、必ず口にしていた言葉の影響も少なからずあろうが。
知った所でどうするか、という所が全く決まっていないから……というのも、ある]
(そも、名も知らんし。
風の属を持っていた事と、羽のある竜、って事しかわからんからなぁ)
[己が生まれるよりも先に、竜郷へ帰った、という真珠色の竜。
何故そうなったのかの詳細は知る術もなく。
術もないから、強いて手繰ろう、という気にもなれずにいた。*]
─ 月の舞台 ─
[向けた視線に然したる意味は無く。
ただ此度はどんな顔ぶれか、確認する程度だったのだが。
片や未だ眠りの淵の只中で顔は見えず、となれば視線は自然と一方に。
興味をそそられたのは、自身が闘う相手のみならず]
(ほぅ…?)
[>>54背に翼を負う男から伝わる気配に、細めた瞳のまま瞬き。
けれど、思考は口に出さぬまま、その傍ら濡れた気配の竜へと視線を移して]
皇玉というても、この地においては座など飾りに過ぎぬ故。
この場を共にする同士、よしなに頼むぞ。
[>>64相手の面持に気付かぬ素振りで笑みを向けると、己が召喚主へと向き直り]
主もの。
皇玉を喚んだからといって胡坐をかくでない…と釘を刺す要は無さそうじゃが。
儂に遠慮も不要じゃとは言うておこうかの。
あぁ、気遣いは有り難く受け取るがの。
[>>69ディーターの言葉を受けて、声を返した]
そう……だったのですか?
[自分よりも随分と落ち着いて見えたから、召喚主の言葉に驚いたように視線を向ける。
やや後方に引いていたからか、視界には彼の翼の微かな揺れも捉えられ。
それを指摘はしないものの、小さく頷く仕草と共に表情を引き締める。
緊張によるものだけでなく、彼としばし共闘する者としての在り方を定めるように*]
― 月の舞台 ―
んん......
[ 翼に触れられても、ぴくりとも動かずぐーぐーと眠っていた二彩の竜は「おきろ」という声>>68が届いた途端、小さく呻いたかと思うと、パチリと瞼を開いた。
爬虫類めいた縦長の虹彩を持つ紅の瞳が天色の瞳を見上げ、次いで、唇がゆるりと弧を描く。 ]
呼んだか?
[ 声音はひどく軽い* ]
[続けて、>>70こちらの言に慣れてないと返る声には微か瞬いた後]
なんじゃ、大きい形をしている割にはまだ加減を覚えぬ童であったか。
儂は子守までは請け負えぬぞ?
[閉じたままの扇で再度口元を隠すと、微か意地悪気に眉を歪め。
けれど、ディーターから続けられた言の葉には、確りと頷きを返した]
あぁ、
よしなにな。
[どうやらディーターも周囲を確認しているようだ。
視線はこちらを向かぬまま、>>71問われた疑問には浮かべていた笑みを微かな瞬きに変えて]
…そうさな。
この場に喚ばれること自体が、願いと言えるかの。
[浮かべ直した笑みは、この場に来て初めて見せるもの*]
― 月の舞台 ―
はっ……
[その皇玉>>75から話し掛けられて、思わず人の半身を固くした。
知らぬ顔である辺り、恐らく海の竜ではないのだろう。
空か陸かは、力の披露がなければ知る術もないが]
わ、……わたしの方こそ、よろしくお願いします。
[笑み向ける相手に一礼を返す。
座の上下が決定的な力量差でないことには内心安堵を覚えるものの、余裕の差という意味では歴然としているようだった*]
― 月の舞台 ―
[戸惑いながら紡いだ呼びかけ。
それが届いた途端、瞼を開く目覚めた竜>>76。
翼に触れても起きなかった相手が声で目覚めたことに、メルヒオルは目を円くした]
………
[軽い声色での問いに反応するのも遅れるほど。
呆気にとられた、と周囲からは見えるかもしれないが、その実、メルヒオルの意識は紅い瞳へと向いていた]
(宝石のいろ)
[ぱちりと天色が瞬く]
……呼んだ。
ぼくの声にきみが応えた。
メルヒオル。
君は?
[少し後に問いかけに答え、端的に名を告げる]
ぼくと一緒に闘って。
[そのために必要なことを知りながら、声には願いが乗る*]
中々、機会がなくてな。
[さらりと告げた事実がもたらした予想通りの驚きに、く、と楽し気な笑みが漏れる]
それでも、話だけは散々聞かされているからな。
……これから為すべきへの覚悟は、できているつもりだ。
[笑みの後、声音は僅かに引き締まる。
それは、最初に為すべき事を知るが故の緊張感。*]
ん?……ああ、そういえばそうだったな。
でもな。俺のもとにこの石が在り、俺の願いに応え、相棒が呼ばれた。俺からすればそれが全てだ。
[籠手に嵌めるようにおいた緑蛋白石を掲げみせ応える。
そういえばアデル>>75は皇玉と名乗っていたな。というのを思った。竜の化身という存在に見惚れていたのかもしれない。
遠慮は不要というのに、そうか。と頷いた。色んな意味で遠慮は不要と考えたかもしれないが]
ああ、頼んだぞ。
[挨拶?している竜同士のはそっと見守りつつ、ぱっと握手を求めるようにアデルへと手を伸ばした。]
生活するための魔術はがんばったが、それ以外は今の今まで無用なことだったからな。
これが竜を王子様お姫様扱いしてエスコートする大会なら俺には無理だがそういうものではないからそこのところは大丈夫だ。
[皮肉めいた言葉>>77もある意味で昔から言われてるものの弱体化版だ。
陰もなく笑ってみせて、俺だってそっちのほうは無理だぞ。という態度はできぬというのに恥じる様子もなく、ついでに恰好も恥じてないし堂々としたりもしていた。]
/*
会話がへたくそ、という縛りを入れているものの、下手すぎて伝わるのかこれ、になっているなぅ(
思考が6歳児ということはないんだが、大人な思考も出来ないだろうなぁ、とも思う。
尚、性別は「どっちにでもなれる」カタツムリ仕様です(
[キメラが過ぎて身体を作り変えられる]
[そういえば、美人といってしまったが、美竜というべきだったのだろうか。
難しいな。反省だ。一人でダメだったところはとしっかりと反省。
気難しいメルヒオルが呼び出した森の香りがする竜その化身ともいえる青年は寝ていた。
親切なヴィンセントの呼んだ竜からは潮の香りがした。
自分がよんだアデルは世俗から離れたような清らかな香りだ。
だいたいの見分なんかしながら]
訳ありというものであるのか。難儀な性格をしているのか。
別にそれならそれでいいんだが、こちらも手伝ってもらうのに、それだけってのも座りが悪い…相棒にも何か必要ならば手だって貸せるからな。
[浮かべる笑みの意味>>78を測りかねる。未だ出会ってさほどだっていないのだ。その意味を理解するには無理であった。結局自分の性格上のことを言うのであった*]
― 月の舞台 ―
[皇玉に属すと名乗った竜神の視線がこちらへと巡る。>>74
その内心に過るものなど知る由もないまま、己が呼んだ竜とのやり取りを聞いて]
……
[小さく零れ落ちたのは、率直な感想。
それから、紫苑色をふ、と空へと向ける]
……さて、そろそろ、かね。
[後から来る者がないところからして、どうやら舞手は全て揃ったらしい。
ならばそろそろ、と思いつつ、ひとつ、息を吐く。
表に出さぬ緊張を示すように、真珠色の翼がふるり、と揺れた。*]
/*
(84) 2019/06/09(Sun) 00:15:50
(85) 2019/06/09(Sun) 00:15:51
素晴らしい微差で挟まりを回避した事把握(
[そういえばというようにお試しするのは、緑蛋白石に呼びかけるように]
意志を通じさせることができるとも聞くが、通じるかー。ディーターだー。
[気になったら素直に試す。流石に今回は乱暴なまでの魔力ではなく普通の通信であった]
─ 月の舞台 ─
[話しかけた先、>>79海のものらしい竜からはやはり緊張が伝わってくる。
どうやら舞闘会に慣れていないだけでなく若くもありそうだ、とは内心のみで呟いて]
うむ、素直で可愛らしい子じゃな。
…さて、あちらで其方と目見えた事はあったかのぅ。
儂の住処は山の上にある故、会うたことは無いと思うのじゃが。
[自身の住処を明らかにすることで、少なくとも水とは縁遠い身と明かす。
地か空かまでは推察できまいが、会が始まる前から答え合わせはつまらぬだろう]
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