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― スポーツジム ―
[仕事上がりのナネッテが訪れたのは、頻繁に利用するスポーツジム。
身体にフィットする濃いピンクのタンクトップに、ネイビーのレギンスパンツ。
それらを身に纏い、彼女は眼前に聳える人工の岩肌を見据えた]
………フッ!
[両手を人工岩から飛び出す突起物にかけ、腕に力を込めて身体を浮かせるように上方へと引き上げる。
浮いた足を別の突起物にかけ、右腕を伸ばし斜め上に滑るように身体を移動。
全身を使って人工の岩肌を登る競技──ボルダリングがナネッテの趣味だった。
ただ、趣味と言うにはストイックに彼女は岩肌を登り続ける。
一日に登る本数は他の人達の倍以上。
まるで自分を追い込むかのようだった]
[何本目か数えるのも止めた辺りのフィニッシュ。
頂点に手を伸ばし、両手で突起物を掴み身体を宙にぶら下げた]
ふぅ………
[スポーツジム内とは言え、高さはそれなり。
下を見れば竦む者も居るその場所で、ぶら下がりながら一息つく。
後は戻るだけ、と再び腕に力を入れた時]
は…? 何で、…
[ここは天井間際、天窓も無く、外に繋がっている場所も無い。
それなのに降り注ぐ、薄桃の花弁。
それらは一つ、また一つと舞い降り、汗ばむ額やタンクトップから窮屈そうに覗く豊満な胸の上へと張り付いた]
ちょ、何っ…!
[その数が徐々に増え、遂にはナネッテの身体を取り巻くように渦を巻く]
──── あっ!!
[不可思議な現象に心乱され、腕にかかっていた力が不意に抜けた。
落ちる、と思った直後、ナネッテの身体は薄桃の花弁に完全に埋め尽くされる。
刹那、薄桃の花弁はその密度を薄め、急激に数を減らしていき]
[はらり]
[幻の如く花弁は跡形も無く掻き消えた。
人が居るにも拘らず、目撃者は皆無。
桜の花弁による怪異は誰にも認知されること無く、ナネッテを何処かへと連れ去った**]
/*
周りが微妙に一般人では無い中、一般人で登場。
どうも、龍猫です。
向上心が強い、なんて設定つけたけど、ちゃんとやりきれるかしら。
そこが一番の不安だけど、考えすぎずに楽しもうと思うわ。
さて、ご飯してきてから背景の名前考えなきゃ…。
[決まってなかった]
8人目、譲葉戦ぐ風 が参加しました。
譲葉戦ぐ風 は、妖魔 を希望しました(他の人には見えません)。
我は翔る 大地根付く花を
我は翔る 高きを舞う翼の相を
我は眺む 草木覆う豊かなる大地を
我は眺む 捲られし新たなる物語を
永きを紡ぐ刻の唄
我は運ぶ 終わりなき唄を
9人目、柊の氷華 ジークムント が参加しました。
柊の氷華 ジークムントは、従狼 を希望しました(他の人には見えません)。
[――かつて、『氷華』の名を持つ王がいた]
[『王華の選』を経て頂点に立った後、彼の者は『譲葉』の世界を雪に閉ざした。
草木は凍り、人々は餓えと凍えに喘いだ。
己が力で民を庇護する者、また『王華』に抗わんとする者も現れたが、『王華』として力得た者に敵うことはなく。
次の紅月昇る夜まで、『譲葉』の冬は続いたという]
[『永き冬の時代』と呼ばれる千年の後。
王は側仕えの精霊の一人に『氷華』の名と神格を継がせ、その座を降りた]
[――そして、幾千年]
― 凍柊の領域 ―
[白銀の氷雪に覆われた領域。
生命の気配はなく、そこに佇む『四君子』が一華もまた、血の廻りを感じさせぬ色であった]
[ただ一つ。
四君子を象徴する柊のみが、表面を凍り付かせてなお、枯れることなき濃緑の葉を繁らせていた]
――ようやく。
四君子が一華として、この夜に臨む刻が来たか。
[『氷華』の名を継いだ神格へ、向けられた警戒と敵意は格別のものであった。
それらを力にて捻じ伏せ、『四君子』に名を連ねたはそう遠くない過去の事。
『柊』が『王華の選』に臨むは、此度が初であった]
血の通う者を領域へ呼び込むは、気が進まぬが――
[白銀に紅を差す月光を見上げる。
白き外套の左胸元には、柊の二葉が覗く]
――凍れる中にも、花開く『蕾』があるならば。
[二葉の間に、白き花が咲くと同時。
宙にもまた風花が生まれ、天高くへと舞い上がる。
季節外れでも解けることのない雪の花は、『従華』となるべき者の許へ届くであろう*]
― 異界門 ―
[覆われていた視界が急に開ける。
さわりと肌を撫でていく風。
自分が今、外に居ることが知れた]
……… な、に
[広がる景色は今まで居た場所とはまるで異なるもの。
桜の花弁と良い、理解出来ぬ現象にナネッテは座り込んだまま困惑の色を浮かべた]
なんなの、ここ
[混乱のあまり零れる声はいつもと異なり弱々しい]
/*
そことは、普通に相互負縁になるなと思うていた……!
[こっち:春・あっち:冬]
[超真逆]
さてさて、すぐに拾いに行くのも何だしな。
どう接していくか。
10人目、柊の護花 コンスタンツェ が参加しました。
柊の護花 コンスタンツェは、囁き狂人 を希望しました(他の人には見えません)。
― 植物園 ―
[コンスタンツェモーツァルト。
其れは白い薔薇の名前。
灰雪に仄か
昔の古めかしいドレスの色に似た、心を擽るような色合いの薔薇。]
[
― 異界門 ―
[さくり、と霜柱踏み締め辿り着いた先。
一角には己が領域と変わらず雪が積もるも、他方には薄紅の花が開き、紅の葉が散り蛍が舞う。
鮮やかなる光景に目を細めるは、心奪われたからではなく]
煩わしき色だ……。
[賑やかさなど不要とばかり、手近の桜花を一房、凍らせ落とす。
花弁の砕け散る音は、近くへ佇む者の耳へも届いたか。
如何なる眼差しを向けられようとも構うことはなく、視線は狩衣纏う魔神>>26の方へ]
[指先で薔薇を触れば過去の記憶。]
――ねェ、……ちゃん。
さっきの、まるで王子様みたいだったね。
[作曲家の妻の名を冠した薔薇は、まだ生み出されてもいない頃の話。
小さい頃は、近所の男の子やお兄さんやお姉さんとここでよく遊んだり隠れんぼをした。
迷路の様な植物園は四季折々の植物が植えられており、その一部は自由に出入りも出来た。]
お姫様を助けてくれるような王子様。
[思い出すだけで赤面するような幼い記憶。
そんな遥か彼方の記憶は、稚気染みたおままごと。
今はもう、小さい頃の友達なんて遠くなってしまっている。
中学や高校にあがれば、尚のこと。]
― 異界門 ―
[さくり、と霜柱踏み締め辿り着いた先。
一角には己が領域と変わらず雪が積もるも、他方には薄紅の花が開き、紅の葉が散り蛍が舞う。
鮮やかなる光景に目を細めるは、心奪われたからではなく]
煩わしき色だ……。
[賑やかさなど不要とばかり、手近の桜花を一房、凍らせ落とす。
花弁の砕け散る音は、近くへ佇む者の耳へも届いたか。
如何なる眼差しを向けられようとも構うことはなく、視線は狩衣纏う魔神>>26の方へ]
[指先で薔薇を触れば過去の記憶。]
『 ――ねェ、……ちゃん。
さっきの、まるで王子様みたいだったね。
[作曲家の妻の名を冠した薔薇は、まだ生み出されてもいない頃の話。
小さい頃は、近所の男の子やお兄さんやお姉さんとここでよく遊んだり隠れんぼをした。
迷路の様な植物園は四季折々の植物が植えられており、その一部は自由に出入りも出来た。]
お姫様を助けてくれるような王子様。』
[思い出すだけで赤面するような幼い記憶。
そんな遥か彼方の記憶は、稚気染みたおままごと。
今はもう、小さい頃の友達なんて遠くなってしまっている。
中学や高校にあがれば、尚のこと。]
あれは――蒼月の名を持つ者か。
[己と違い、四君子の中でも古参であるという。
『王華の選』を幾度も途中放棄しているとは噂に聞いている。
先代『氷華』が『王華』に選ばれた際も、共に選へと臨んでいたはずであるが、その際ははてどうであったか]
『王華』として君臨する気がなくば、初めから選に臨まず立ち去ればよいものを。
[彼の者の心中は知らぬまま、独り言ちる]
ならば、異界の者を戦に巻き込むこともあるまいよ。
[そう言葉を発する間にも、異界よりの客人が、ちらほらとこの地に辿り着きつつあった*]
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