……ふむ。どうやら、俺は邪魔者のようだな。逢瀬を阻む無粋は本意ではない……俺は、俺の『蕾』を迎えるとしよう。[さらりと告げて、ふわり、蒼の袖を翻す]また、後にな。[そう、告げて。数歩、歩いた所で──ぴたり、動きが止まった。*]