さすがに、俺も未だ見えぬ『蕾』に飽いたなどとは言わぬよ。今から、迎えに行く所だ。[そう、告げる様子は晴々と楽し気なもの。かつて、想いの花弁を落とした時とは真逆の態。漏れた言葉に微かに苦いものが過るは刹那。続いた宣>>144に、魔は浮かべた笑みを更に深めた]