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ハダリー シグルド は ハダリー シグルド に投票した
『ガーディアン』 スノウ は コンパニオン ラヴィ に投票した
コンパニオン ラヴィ は 『ガーディアン』 スノウ に投票した
二等航海士 ダーフィト は ハダリー シグルド に投票した
医師 カーク は ハダリー シグルド に投票した
聴く人 シメオン は ハダリー シグルド に投票した
音楽家 トール は 音楽家 トール に投票した
ハダリー シグルド は村人の手により処刑された。
医師 カーク は、コンパニオン ラヴィ を占った。
次の日の朝、二等航海士 ダーフィト が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、『ガーディアン』 スノウ、コンパニオン ラヴィ、医師 カーク、聴く人 シメオン、音楽家 トールの5名。
[一撃で、首を。
あの女と違わぬ傷口からは、伝わる痛みはほんの一瞬のことだったろう。
地を蹴り、吹き抜けの踊り場から身を躍らせ、階下の闇へと吸い込まれるように落ちてゆく黒い影を。
誰一人、目にすることはなかったはずだ。
命の灯が消えた亡骸がひとつ、残された踊り場には。
ただ、静寂だけが]**
/*
俺の書き方に想定外なところがあって、投下しそびれたとかだったら本当にごめん……!
というか、ざっくりで何もかもごめん……!
/*
あー…
自落ちさせられないとかじゃなくて
やりたいことがあったんでそのやりたいことをロールに放り込んで落ちたかったんだよね…
伝えられなかったのが悪いんだけど。
取り敢えず、自落ちのロール供養しとこ…
[ダーフィトの顔色は悪いまま、まだ意識を取り戻さないままでした。
どれくらい時間が経過したことでしょうか。
突如見覚えのある黒い影が、現れたのです>>6:197。
でも、そこに居たのはいつもの優しそうな『彼』ではなく。
そう。私は知っている。彼から感じる、この感覚は。
――タイガさんの時のような。]
シメオンさん……?
[刃のように美しく輝く深紅の双眸が捕らえているのは、私の隣に居る――。]
や……
[やめて、と言おうと口を開くものの、袖の先から伺う鋭い爪が振り下ろされた先には――。]
―if:人狼に襲われなかった場合・6d―
[スノウの人を慮る言葉すらも>>6:178
寄せられる白い毛並みすらも>>6:183
ダーフィトにはどこか他人事のように感じられた。
…唯。
下された言葉>>6:182に一つ、吐息を零して]
具合が悪いって…?
ああ。最悪の気分だよ。
[傍らの猫へと話しかけた。
"人狼"は…殺せなくとも、隔離される。
これで、船の中に不確定因子は無くなったはずだ。
…自分を除いて。]
[ハダリーは人狼だと、確信を持って言える。
スノウへその名を告げたことも、ダーフィトは後悔していない。
…しかし、彼の意味深な言葉は。
"貴方は大丈夫ですか?">>5:138と問いかけた、声は。
果たして、ダーフィトを惑わせる為の甘言であったかどうか。
今となっては、それを判断する術はない。
己を調べてくれとカークに申し入れるか?
…否、そんなことをしている間に
船の中に残る人数が人狼を下回ったら?
ダーフィトは考える。
…考える、ごとに、有り得ないとは確信が持てなくなった。
だと、したら。
いつか彼へ告げたこと>>5:153を実行する。
自意識が保たれている、今のうちに。]
な、冷凍睡眠装置に送られるわけじゃねえけど、
伝言を、一つ託けてもいいか。…カークに。
[白猫か。
はたまたその傍の茶色い兎か。
言伝を頼んだなら引き受けてくれただろうか。]
[二匹の返事がどうでも
いつか、まだこの船の乗員となる前に
どこかで目にした文句を一言一句違わずに呟くと。
ハダリーへ向けてから、手の中にずっと持っていた
大口径の銃を自らの額へと寄せて。]
――…ごめんな。
ピアノを聞くって約束も、奢るって約束も、
守ってやれそうに、ねえや。
[まさか自分の知らぬところで
他にもレストラン関連で約束>>1:443が
成されているとは夢にも思わないが。
それだけ伝えといてくれな、と二匹へ囁き。
冷たい銃口の感触に目を細め、激しい熱を感じた次の瞬間。
髪を結っていた紐が解け落ちる音がして、
ダーフィトの意識は、そこで おしまい。*]
[私は反射的に、彼の前に立ちはだかりました。
現実は虚しく。
当然の如く、実体のない私にそれが当たることはなく。
私の背後で、深緋が弾け飛んだのでしょう。*]
/*
>>*1
もう墓下の方が人数も多いですからねえ。
でもちゃんと俺やシグルドさんは見てますよー
LWがんばってくださいね、見守っています。
/*
おつかれさまですにゃん。
最後、バタバタの中で、
襲撃ロルお願いしてすみませんですにゃ。
ダーにゃんからも、
「シメオンにもすまんな」と伝言預かってますにゃ。
/*
個人的には、ダーにゃんには、
とても残ってほしかったにゃんけど…
流石に村建て我儘いえないにゃ…
すみません&ありがとうございますにゃ。
スノウにも、カークさんにも、
色々と本当にありがとうございますにゃ。
大好きでしたにゃん。
/*
お疲れ様。
ダーフィトには本当にありがとうだ……
俺の方でも、何かあったときに動ける余地残すのに、足庇っておいたり、何かもう少しできることもあったと思うから、ぎりぎりになってしまって申し訳ない。
ダーフィトの投下分、は、墓で読めるのかなー、と期待しつつ…
次の動きをさすがに考えてなかった。
[ハダリーが亜空間へと飛び出して、どのくらい経ったか。
その場に呆然と座り込んでいた自分は、立ち上がれずにいた。
結局あのまま、ハダリーは帰って来なかった。
『人狼』が種を守るために脱出させたのか、それとも『自覚なき人狼』もしくは人間で、ただ脱出したのか、それならば何故今なのか、今となっては、もう分からない。
ただ、あのハダリーの覚悟を決めたような顔。
それをみれば……ただ逃げたのではないような、そんな決意を秘めたような目だった。]
……もう、何が正しいのか…
[この船に乗り、事態が起きて、積もった信頼はハダリーが人狼だと言っていて、自分の直感はハダリーは人間だと言っている。
もはや、何が正しくて、何が間違っているのか、見極める自信も気力も尽きかけていた。]
──── カークの後ろ (移動中) ────
カーク……ハダリーさんが人狼って本当に…?
[返事が返ってこないのはわかっているけれど。
信じられなくて、信じたくなくて。
何故そう言えるのかという疑問も吹き飛んでしまうほどだった。
────私を助けてくれた人が、人狼なんて…
ふと目を伏せる。
こんな時、壁にぶつかって痛い思いをしないのは本当に便利だと思う。]
どんな事実も受け入れなきゃ。
仕方がない事なんだから。
事実に私の想いなんて、関係ないもんね。
[ハダリーはどこへ行ったのだろう。
タイガのように、ダーフィトに殺されただろうか。
あるいはまだ鬼ごっこしているだろうか。
ハダリーが獣化するような感じはしなかったけれど、彼は本当に人狼なのか。
なんにせよ、もし彼がこの世界に来るようなことがあれば、私は笑って迎えるのだ。
まだあの時のお礼を言っていないから、今度こそ言えるように。
それを言ってしまえばカークにもお礼を言いたい。
けれど願わくば、もう誰も傷つかない未来があればいいと思う。]
カーク………あなたに私の言葉は届かなくていい。
生きて欲しいから。
それで必ず、瀕死の人を助けてあげて。
[私に言われなくても彼は当然のようにそうするだろうから、やはりこの言葉も伝わらなくていい。]
……ダーフィトは、無事だったですかね。
[ノロノロと立ち上がる。
フラリと立ち眩み、一時きつく眉を寄せるも、一歩踏み出す。
歩き出さないと、いつまでもここに座り込んでしまいそうだったから。
ハダリーのところに来る前に、スノウに教えられた>>6:186場所へと足を向ける。
非常階段って言ってたっけ…と。
非常階段なんて、逆に知っている者の方が絞られるだろうと、ハダリーを優先させたのだが…
「ダーフィ!?」
と、悲痛な叫び声に、嫌な汗が背中を伝う。]
カーク!?
っ!!
[そこは…エレと同様、血の海で。
その血がダーフィトのものであることは明白であった。*]
/*
ifロール、何とかして使えないかなあ
リサイクル用途考え中。。
うーん…せめて襲撃されるときに遺言言えてれば…無理か…
―脱出ポッド内―
[同時存在できる白い猫のホログラフは、
ハダリーに気づかれぬよう、姿を薄めて
脱出ポッドまで付き添った。
音楽を聴きながら、外されるバッテリー>>6:192
酸素供給が断たれた脳が、
数分で不可逆的な還らぬ眠りに落ちるのを、
ただじぃっと見守り]
おやすみなさい、もういいにゃよ。
……酷いことをして、ごめんなさいにゃね。
[哀し気な声音で囁いて、
その額に、小さな鼻先でそっとひとつキスを落とした]
―― 通路 ――
[無人の通路に一人、黒い影が佇む。
その手には血の痕跡はなく
一滴でも口に含んだならば、
罅割れた硝子に差し込まれる錐のように
怪訝な顔で辺りを見回す青年の記憶の欠落はほんの数分のことで、自身ではそれに気付くこともなく。
制御系へのダメージは思いのほか軽かったものの、部品の砕けた右脚にはあまり体重をかけることが出来ず、ひどく遅い歩みで、のろのろと通路を歩く。
頭蓋の内側を直接殴りつけられるように、酷い痛みがあった。
吐き気を押さえつけ、しばらくの間そうして歩けば、思考が少しずつ戻ってきて、痛みが遠ざかる。]
―船内のあちこち―
[茶色の兎から不審そうな様子で、
何故ハダリーを隔離しなかったか>>5:190、
と問われれば]
……大丈夫にゃんよ。
ハダリーも、皆と同じく”隔離”したにゃ。
[同じ人工知能ではあるが、
白い猫よりもはるかに心優しい茶色の兎が
安心できるよう、そう教える]
[私は怖くて、背後を振り向くことが出来ませんでした。
先程の光景も、私の過去の傷を抉り出すには十分過ぎました。]
(――シメオンさんが、ダーフィトを……。)
[その間にも、深緋が地を這い私の視界にも入って来ます。
まだ夢であって欲しい。……これは悪夢だと。
……怖い。
震えが止まらないまま、意を決して、私は背後を振り向いたのです。
――彼の最期を、生きた証を、見届けるために。]
[非常階段という場所柄申し訳程度の照明の設置しか光源は無く。
血痕が鮮明に見えないことがせめてもの救いでしたが、それでもトラウマを刺激するには十分すぎるものでした。
体が震えるのです。
あのシメオンさんが、ダーフィトを殺した、現実。
心の乱れを隠すかの如く、私は血塗れの動かぬ体を、すり抜けながらもそっと抱きしめました。
あの時、彼が私を運んでくれたように>>3:157、私も彼の為に何かしたい。
でも、触れることは愚か、声すら届かないのです。]
……ごめんなさい。本当、ごめんなさい……。
[違う、こんな形で彼に謝りたかったはずじゃなかったのに。
どうして……。]
[何も出来ない自分に対する憤り、悲しみ。
それらに打ちひしがれていた頃、先生とトールさんの姿が見えました>>1>>3。
――ああ、彼らが来てくれたのなら良かった。]
先生、トールさん。
ダーフィトを、よろしくお願いします……。
[決して聞こえることのない呟きを、今を生きる彼らに向けぼそりと。*]
[“無人の通路”――それでも、この第二エリアにはまだドロイド達の姿があり。
いまこうして眠らず、生きて動く者の姿がこれほどに少なくなったいま、常と変らぬその様が、まるで墓に供えられた人形が、意志もなくくるくると、歩みを止めずにいるかのような――
……少なく、なった……?
再びずきり、と痛む蟀谷を強く指で押さえつけ、あらぬ思考を追い出す。
少なく、なった。
5人……冷凍睡眠装置に送られたのがハダリーだとするならば、4人?
いま、自分が数えたのは、何人だったろう?]
スノウは、”ガーディアン”にゃ。
『人狼』を…危険生物の『ガルー』を、
本当に、逃がしたりはしないにゃよ。
[そう請け負う。けれど脱出ポットの数は、
ハダリーが脱出した時と同じ。
回収されていないポット分が、ひとつ減ったまま]
でもね、ラヴィ。
スノウも、分からなくなってきましたにゃ。
……人間って、時々とても残酷なことを思いつくにゃね
[碧い瞳を揺らして、ぽつり呟き。
白い猫は慰めを求めるかのように、
温かな茶色い兎の毛に、すりん、とすり寄った**]
/*
ああ、脱出ポットじゃなくて、ポッド><。
ポットで脱出してどうするにゃ…
だめにゃ…頭が熱でゆだってるにゃ…
多分墓下で、シグルドさんが
つっこみいれてくれてるにゃ…すみません。
/*
久々にダーにゃんとお話できる、といきなり大量発言してしまって何こいつウワキモ状態になってる……
本当すみません……! 1週間以上も地上組とは話せてないので!
でも最終日まで行ったか……すごいなぁ。
/*
さて、昨日あたりからのスノウのネタばらしで、
誰も死なない裏設定、分かる人には分かるにゃんね?
うぃきにもいっぱいヒントを入れたし。
誰か当ててくれていたら、ちょっと嬉しいにゃん。
『ガーディアン』 スノウは、コンパニオン ラヴィ を投票先に選びました。
/*
離席*付け忘れたけど一旦落ちる…
おやすみー。
よし、最終日がんばろう。
サシャとの約束も、ロルに込めてくの、考えてみるよ。サシャが望むのとは、こう、音楽性が違う人狼かもだけど…
/*
あ、ごめんないにゃ…鳩書きながら、落ちてたにゃ…
はあい、おやすみなさい。
泣いても笑っても最終日、がんばりましょうにゃ。
サシャさんのこと、覚えててくださって、
ありがとうございますにゃ。
そいえば、スノウも赤ログ設定あったのに…
全然出してる暇なかったにゃんから、
最終日くらいは赤ロルもできたらいいにゃ……
― 5d>>5:+7以前/データ資料館 ―
はあ……貴女は、誤解をしているようです。
[こちらを睨みつける女性(>>5:+10)に対して、わざとらしく肩をすくめて見せた。]
「俺は『ガルー』に操られていたから、
殺人を犯したのは俺の意思ではない。」
………とでも言って欲しかったですか?
ご生憎様、貴女の目の前にいるのは
『人狼』なんですよ。
自分の意思で、はっきりと人を殺しました。
[貼り付けていた笑顔が剥がれ落ちて、裏側から覗かせた無感情の瞳で彼女を見つめる。
彼女と視線が交わるようなことがあれば、己の金色の瞳の奥に、赤い色が混じっていることに、相手も気づくかもしれない。]
―――でも、もう、『人間』のときのように
人が傷ついても、死んでも、何も思えない。
人殺しに罪の意識すら感じる事が出来ない。
[形だけの贖罪に一体なにの意味があるのか。]
/*
つくづくモブのような人生だった。
と思いながらロールの方向性迷ってる
痛み止めと睡眠薬間違えた方向で曲げるかねえ
―夢―
[記憶を歪に閉じ込めているからか、
ダーフィトが鈍い頭痛に襲われることは稀ではなかった。]
[ただ、]
[医師であるカークにも知らせず、
医務室からかっぱらっていた薬は特殊だった。]
[鎮痛剤。
薬に長けていない者からは単にそう見えたはずだ。
しかし、知識がある者が見れば、ダーフィトの飲んだ
痛み止め>>6:24は強すぎるものだと即座に理解できただろう。]
[行き過ぎた薬は毒になる。
痛み止めも過ぎれば脳に重篤な抑制作用を齎す。]
[それを知らないダーフィトでは無かったが、]
[薬を飲んだ、あの時には]
[ハダリーへ言った通りに、彼をどうにか出来たならば
自分の身などどうなってもいいと思っていた。]
[だからこそ、]
[規定よりも多くの薬を摂取して]
[それと同時に、
それまで意識で抑えていた薬の効果が]
[身動きひとつも取れないほどまで]
[…安堵の意思を媒介として、一瞬にして
ダーフィトの意識を昏い闇の底へと引きずり落とした。]
[自分以外の三人の中に
未だ人狼がいるのだとは思いもしないまま。]
/*
意地でも髪パラリを断行する俺。
だってこの村の目標だったんだよ…
遺言と髪パラリが目標だったんだよ…
もうこの村はあれだよ
フラグぽっきり村と名付けてやる!(個人的なアレ
/*
村の名前も拾えなかったしペンダントも使えなかったし髪パラリは出来ないし遺言も出来ないし自吊りは直々にダメです言われたし思ったより長生きするし俺はな。
フラグ折れても泣かないけど俺はな!
フラグ運というか、もう基本的な運が悪過ぎるんじゃなかろうかという気分にすらなってくるっていうな。もう。
…ダーフィ おい…っ!
酒を奢る”約束”、忘れんなって言っただろ…
勝手に死ぬな…っ!
[いつものように怒鳴りつけてやりたかったが、
実際に唇から零れたのは、掠れた囁き声にしかならず]
― 回想(6d)/Nルーム ―
やっほー!…って、えええ?!
なんでノトカーがこうなっちゃってるの?
[いつも通り、声をかけてくれたノトカーについつい同じように返して、驚く。>>6:+31
冷凍睡眠装置に入っているノトカーと、目の前にいるノトカーを見比べては、事態が上手くつかめず困惑した。
ノトカーも亡くなっちゃったの?と思えば悲しくなってくる。
でも、死してなお、こうして話ができることに関しては、喜ぶべきところなのだろうか。
困惑する...の耳に、随分と会っていない気がする友人の声が届いた。>>6:+35]
ベル!?
嘘…ベルだ…!
[ベルの悲しそうな表情に気づかずに。ずっと会えなかった友人に会えた喜びで、ベルの手を取って瞳に涙を浮かべた。]
ベル、会いたかった!
もう痛くない?大丈夫?
[彼女の最期の姿は痛ましいものだったと聞いていたので、大丈夫か、と彼女の周りをウロウロして怪我がないか確認する。無事な姿を確認できれば、ホッと息をついただろう。]**
ああ。この状況は…。
また…俺が、殺したの?
[両手の血や亡骸の傍らの状況から、ぼんやりとそう推測し。
困惑気に眉を寄せつつ、誰かの姿があったなら、そう問いかける。
ということは、たぶん、この男は「人狼」だったんだろうか…?
両手を亡骸の血に染めつつも、記憶や自覚のない様子や、
再び殺したという告白めいた言葉が、
「人間」と「自覚なき人狼」のどちらに見えやすいかには、
無自覚なまま**]
/*
昨日の夜に落とそうとして、力尽きました…すみません。
ま、あまり効果はないでしょうけど、
多少の自吊+村・狼のバランス調整くらいはしておきたい…
[心配そうに声をかける。
何があったのか、なんて聞かない。
彼女の表情は彼女自身が壊れてしまいそうで、見ていられなくて。
私の思い違いかもしれないけど。
ベルは何か言っただろうか。
また1人にしてと言われれば追わないが、とどまってくれるなら、
"泣きたい時は思いっきり泣いて。
私はいつまででも付き合うから。
それで泣き止んだら
────ダーフィトさんを探しに行こう?"
微笑んでそう言おうと。]
/*あれ単体だと、
最終日にはやや強めの、村落ちフラグぽいけど、
(そうなるかどうかは、トールさんやシメオンさんが、
いつ来てどこから目撃してるか、疑いに乗ってくれるかによりますが…)
トールさんには事前に、
制服を掛けて渡して、有り得ない徽章に気づいて貰って
トールさんにだけは真実を話してもいいよ、と、
カークを信じたい時には信じられる、
「補正フラグ」も先にお渡ししてあるので…
(脳内寄生生物のおかげで長生きしてる、
人狼が分かると事実を話す。ダーフィさんのタイガやハダリーへの人狼確信があるから、傍証も)
最終日を見越して、シメオンさん、トールさんへの縁故や
フラグの仕込みとしては、村側・人狼側の両方にとって
最終日にトントンの強さくらいになるよう、振ってきたつもりだけど…
さて、どうなりますかにゃ…
/*
とりあえず時間軸を逆に補完していこうと思い、昨日のログを読み返しましたが、カークさんとシメオンさんのハダリー喋らずはよ死ね扱いがなあ……。
うーん、中身誤認ってことはないでしょうから、これはお邪魔虫なのが漏れてしまった系かな。
しかし、医務室へも行かずに逃げ出すと、PCが情報を持っていなさすぎて次の行動できなかったのですよ……。
すみませんねえ。
[薄暗い明りの中、血塗れの白衣――いつ血が付いたかも、彼の血かダーフィトの血なのかも知らずにいる>>10――の胸が、呼吸で動くのを見とめれば。
下がりかけた全身の血が、辛うじて回り始める。
ダーフィトを襲ったのが“人狼”であることは間違いない。それがハダリーなのか、何者なのか――思考はそこまで思い至ることはなく]
おい!
確りしろ、くたばったんじゃねえだろうな!?
[揺さぶって起きるならそれで良し、起きないなら無理にでも――ああ、いや、まずは医務室に――
混乱する思考で、それでも取りあえずは、肩に手を当て揺り起こそうと。]
/*
一撃ごめんにゃ
ダーにゃんの落ちロルは、
襲撃貰えない可能性を考慮して、
自分落ち想定で書いてたから、灰で供養するそうです。
/*
たぶんですが、シメオンさんの襲撃への反応ロルは、
墓下で書いててくださるんじゃないかにゃあ…
(分からないですが、ダーにゃんなら)
/*
ああ、そうか、すれ違っちまったんだな、事情了解。ありがとう。
ダーフィトの自分落ちロルで6d終わった方がきれいだったかとは思うけど、あのどたばただと打ち合わせしきれないのは、うん……
本当にやっつけ襲撃で申し訳ない、しかもワープした(
供養された灰、楽しみにしてる。
ー非常階段付近ー
[声は反響し、聞こえているのにも関わらず、その声の元へは中々辿り着けず、非常階段を恨めしく睨み付ける。
しかし、それでも焦って取り乱さなかったのは、「勝手に死ぬな」]と零れる声>>11が、掠れ、今にも泣き出しそうな子供のようであったから。
逆に少し冷静さを取り戻す。
悔やむように絞り出された声に、ズキズキと胸の奥が痛んだ。]
カーク……
[傍目に見ていても、お互いに通じ合っていたように思う。
"相棒"という言葉が、本当にしっくり来る程に。
自身を顧みず、他人のために動くようなところもそっくりで…それでもお互いに気遣い、その心配も信頼も伝わっていたように思う。
だから。
「すまない」と、絞り出された声に。
……半身が捥がれたような、痛く、悲しい想いを想像して、涙が零れた。]
[しかし急に、どちらかと言えば、聞いている方が顔を顰めてしまいそうな悲痛なカークの声が耳に届く。>>13]
"やめてくれ"
"嫌だ"
[不穏な単語とともに、すぐにぱったりと聞こえなくなってしまった声に、嫌な予感が止まらず、急いている足を更に急かして、もつれこむように階段を登る。
まさか、まさか!!
登り切ると、血だまりの中に男が2人。
ざぁっと血の気が引く音がして。
片方は、傍目に見ても、命が尽きていることが明白だった。
髪の毛までベタリと血に塗れたカークは、壁にもたれかかるように座り気を失っているようで、その頬を回ペチペチと叩くが、目を覚まさない。
ひとまず、血だらけの白衣を脱がして、近くへと横たえた。
そして、改めてダーフィトに向き直る。]
/*
人とのコミュニケーションってそンなに難しく考えない方がいい。伝えたい事がある時に話しかけ、話を聞いてもらい、話すべき事が無い時は口を閉じる。無駄口は叩かない。沈黙も会話のうち。そして人が話している時は真剣に聞く。基本はただそれだけ。饒舌だけがコミュニケーションではない(小池一夫)
……ダーフィト。
[それはやはり、無残としか言い得なかった。
首筋に、エレ同様、『人狼』とおもわしき傷跡を見つけ、鮮血に身を染めるダーフィトを視界に入れて、嘆くように呟く。
エレ程、取り乱さないことが、この状況に"慣れ"ているようで、自嘲の笑みが浮かんだ。
しかし頭の中は、パニック状態で。
そんなバカな。
だって…彼は……。
だって、彼は……強い、筈で……。
シメオンがカークを揺り起こそうとする様を横目に>>19、ペタリとダーフィトの胸の上に手を置く。
力強く脈打っている筈のそこは、シンと静まり、いつものような鋭い目も、柔らかく細める目も、固く閉ざされたままだった。
青白く、ぐたりと横たわる彼に、想いが溢れ出る。]
なに、…死んで、るん、ですか。
だから、複数人で……行動しろ、って。
貴方が言ったんじゃないか…。
いっつも、そうやって……1人で、動く……、
……カークがどんな気持ちで……
[最後は言葉にならず、はぁっと熱い息を吐き出した。]
僕が……、あの時、追ってれば……
[震える声で、ドン、ドンと、言葉を吐き出すたびに、ダーフィトの胸を叩く。
それは責めるような響きをもっていたが、全て自分へと返り、ボロボロと涙が零れた。
……そのとき。]
……"また"?
"殺した"?
[続くカークの言葉に、眉を潜める。
(貴方が……殺す訳ないだろ!?)
殺した人間が、その直後に、あんな声を出すものか。
乱暴に涙を拭い、カークに向き直った。]
バカ言うな!!
[そう一喝し、詳しく話を効くだろう。
以前にも同様のことがあったのか。
自分達のことは、覚えているのかも。**]
/*
6d流れ
・医務室
目を醒ますと、カークとシメオンがいる
カークと話す
シメオンに外へ出てもらう
カークと話していると、突然苦しみ出してダーフィトを呼ぶ
ダーフィト乱入して拳銃撃ってくる
シメオン乱入
トール乱入
自分逃げ出す
・非常階段
ジャンプして降りる
/*
・第1エリア・某室
トールに連絡を試みるもカークに阻まれる
・第1エリア・Nルーム
ノトカーに遺書
・第1エリア・デッキ
脱出ポッドに乗る
亜空間へ出る
バッテリーを外して自殺
/*
サシャさん お疲れ様でしたー! 未だに赤ロールがほぼない狼陣営ですみません。
ベルティルデさんの健気な墓下ロールにダーフィトさんは反応するでしょうか? 密かに壁期待。
オクタヴィアさん4dメモ
「サブテーマとも言えそうになってきた音楽関係の人が多く残っている」のは偶然でしたが、ロール的にはおいしかったですね。
/*
ベルティルデさん5dメモ
「順調に女子が消えていく地上」ほんまや!ww
スノウさんがハーレム目的で狼陣営を唆したのですね!!
/*
そういえば男ばかりの狼陣営でしたが、あまり男臭さはなかったなあ。
自分がサイボーグ(無性)設定だからそう思うのでしょうか?
タイガさんは非常事態に突然巻き込まれた一般リーマンで、それどころじゃなかった感。
シメオンさんはそもそも性欲なさげ(トラブルを起こさないようガルーに抑えられているのかな?)。
/*
ベルティルデさん5dメモ
「墓は発言して削除がないのがつら……(灰誤爆注意)」同感です。
私もこの国に来るたび墓下で誤爆しているというね…。
アイリさん5dメモ
「あれ……地上は消せたんでしたっけ……(記憶ない)」
はい、地上は確定まで20秒あります。
投下前にチェックしているにせよ、先に相手のロールが確定していれば、自分は消して書き直さないといけないときも。
バトル・シーンでは特にあるあるではないかと。
/*
ベルティルデさん5dメモ
「女子全滅フラグ」そ れ だ
何だったのでしょうね…スノウさんの呪い?(濡れ衣
そういえば、昨日の更新前と更新直後はかなりダークスノウっぽかったですね。
しかしこれ、全部夢オチだったらそのほうがちょっとなあ…なのですが。
全員コクーンで眠っていたとか、あんまり嬉しくない。
時間を巻き戻すのかと勝手に予想していましたが。
/*
しかし、6dまで地上にいてもキリング1回とか。
本当にすみません、シメオンさん……。
医務室に残れば4対1で確実に殺されていたでしょうし、どうすればよかったのやら。
/*
カークさんシメオンさんの無意識の殺意が高かったしなあ……。
うーん、6dはなぜ通話切ったと言われそうですが、PL視点でもカークさんと何を喋るのかという疑問が。
あの緊迫したシーンで、何でもいいとからと言われましても。
/*
5dは死亡フラグが多かったですよね。
墓下視点では心配でやきもきされただろうなあw
墓下のアイリさんがだんだんお上手に、読みやすく、かつ印象的なロールになっていて、さすがです。
/*
サシャさん5dメモ
改めて狼陣営からの感謝をお伝えします。
どうもありがとうございました。
「村vs狼が持ち込まれると、とても発言しずらいです(震え」もふもふもふ…
すみません、狼の都合で先に落ちていただいたせいですね。
私も頑張って死亡フラグを建てまくったのですが、進行の必要上、こういう展開に……。
「リアルタイムで反応出来ないのが辛い」もわかります。
個人的には、墓下がここまでロールだけになるとは予想していませんでした。
もう少し中身発言があってもよさそうではあるのですよね。
練習目的の村ですし。
/*
ベルティルデさん6dメモ
「この船にいる狼は女好きなのでしょうか」
むしろ逆な気も……。
フィオンさん6dメモ
「地上はむさ苦しくなった(真顔」
確かにwww
私の個人的な癒し枠はこの日に墓落ちしたおふたりでした。
[夢を見ていた。
けれど、それは今まで見てきたものとは違う。
幸福な夢幻ではなく、凄惨な悪夢でもなく。
ただただ"何もない"真っ暗で闇のような夢だった。]
[――…どこかで、
自分の名を呼ぶ悲愴な声>>11が。
もしくは、謝罪の言葉が聞こえて。>>12]
嗚呼、うるせえなあ。
もう少し寝かせといてくれよ。
ずっと寝不足だったんだから。
[そうして応えた声は、
微かな風の音にすら成りきれず
半透明な音色となって中空へ消え。]
[…意識が、呼び覚まされる。]
[自分の存在が何であるのか。
それを理解するにはあまりに
…眼前の光景では、過ぎた。]
[何せ、自分の体と
見ているだけで胸の引き絞られる心地になるほど
薄く涙を滲ませるカークの姿が目に飛び込んできたのだから。]
[嗚呼、これは夢なのか。]
[そう思い込むことすら難しい。
常軌を逸した光景。
自分に関わることとは言えど、
自ら目を…逸らしたくなるような。]
[刹那、顔を歪め、]
……… お前にとっては、
[幾らか黙り込んだ末に小さく小さく囁いて]
…何もかも、忘れた方が幸せなのかも な。
[微かな吐息と共にその場に背を向けた。]
トールとシメオン。
どっちが俺をやった人狼なのかは知らねえが、
俺はお前のことをやっぱり信じてるよ。相棒。
なあ、最後を任せてすまないが、よろしく…頼む。
[背中越しの声も、きっと何一つ聞こえないのだとは
薄らと理解はしていても、言えずには居られなかった。]
[その折、目を閉じたダーフィトの躯へ
涙ながらに話しかけていたトールへ視線が移り、]
ピアノを聞くって約束も、どうも守ってやれねえらしい。
トール。お前にも悪かったな。
[一声、かければそのまま歩き出す。
立ち尽くすシメオン>>22へは何も言わずに
赤い瞳を半透明な自らの躯が通り抜けようと、構わず。]
ヘッドセットを渡すときにな、迷ったんだ。
そして、少しでも可能性の少ない方へ、と思った。
[その後、倒れていたお前を見てから、
その可能性も考えてはいたんだ。と。
…通り抜けざまに嘯く。
信じたくなかったが、俺は、シメオンを、]
今となっちゃ、疑ってる――。
[視線は交わることはなく。
ダーフィトは歩みを止めずに
何処かへと立ち去った。*]
/*
地上をぶち抜いて立ち去る俺である
かなしいけど、仕方ないね!
自分の死を悲しんでくれる人がいるっていいな!
/*
このまま回想始めてもいいんだが、墓下が予想通りというか静かめなので俺一人の顔でロールが伸びるのは阻止したい…
/*
ダーフィトさんの壁が相変わらずです。
私視点ではただ怖いだけの人でしたが…
ベルティルデさんもすっかり「ダーにゃん」呼びにwww
/*
墓下読破。
皆さん幽霊設定なのか……。
私はどうしましょう。
地上はメインのお二人が時間的・体力的に大変そうなので、コミットはなさそうですね。
/*
まずは昨日の最後のシーンの補完ロールからですね。
自分の脱出時(自殺時)のロールの手抜き感が半端なく。
イメージは戦闘機からの射出座席(ベイルアウト)でしたが、赤の打ち合わせも慌しく、余裕がなくて全然描写できていません。
悲しいです。
/*
さすがに、ここまで疑いどころのないトールさんを、
疑うのは無理ですにゃ
それ以前に、トールさんが素敵すぎて、生きててほしい…
カークさんもシメオンさんも、
トールさん落ちは回避の構え…? たぶん。
自分でも定かじゃないが…
俺は、殺さなきゃいけない時には、誰でも殺せるよ。
それに、こういう状況で記憶が飛んだり、
目覚めたりは、初めてじゃねぇしさ。
[血まみれの両手を見おろしてから、二人の方を見遣り]
…とはいえ、トールがそこまで言うんなら…
他に、どんな可能性が?
[乱暴に拭われたトールの目元、涙の跡に、
微かに痛まし気に瞳を眇めて、そう問いかける]
[しかし先程の反応からして、思い出す可能性も……ないわけではないだろう。
ダーフィトの顔を確認しようとしているのか、顔に掛かる髪を避け、覗き込んでいる。>>33
思い出せと言いたいが、記憶を封じるほどの彼の悲しみを思うと、それを口には出せなかった。
"フェリ"と呟いて首を振る様子に、もしかしたら、その人とダーフィトを重ねていたのかもしれないと思えば。
二重の悲しみに胸が痛んだ。
そして、"殺したことがある" "誰かを救いたかっただけなのになぁ"と、続く言葉に、ぎゅうっと眉を寄せる。
(やっぱり、貴方の本質は変わらない。……人のために、動く人。自分をないがしろにしてさえも。)]
一番ありそうな可能性?
はは、ダーフィト見くびってんじゃないですか?
貴方が"生きている"というのが、貴方が彼を襲った『人狼』でないことの証明だ。
ダーフィトと、貴方は、傍目からみていても、"相棒"だった。……覚えていないかもしれませんが。
それに、ダーフィトを見つけたときに聞いたあの声に……嘘はありませんでした。
[へらりと笑うカーク>>36に、静かに怒る。
相棒と呼び合う仲なのだ。
命を託せる者同士、それは言い換えれば、命をの手綱を握りあう者同士。
もしカークがダーフィトを襲った『人狼』だとするならば、ダーフィトが、それを許すはずがない。
黙って殺されるわけがない。
……カークが "生きている訳がない" のだ。
カークと、話している内容がすれ違っているとこには気づかず、そう言って、うっすらと笑う。
それはダーフィトに対する、粉うことなき信頼だった。]
/*
私、二重人格にしなくてよかったじゃないですか!
していたら、設定丸被りですよ。
絶対に元ネタは違うのですがねえ…。
ポール・スコット‐ダンカンの設定は浦沢直樹『PLUTO(プルートウ)』(過去話は出していませんが)。
事故による全身サイボーグ化の元ネタは士郎正宗『攻殻機動隊』の草薙素子+アニメ『2nd GIG』のクゼ・ヒデオ。
外見にも元ネタ由来の設定があります。
カークさんにロールでぶつけたかった。
時間があればなあ。@0
僕たちのことは、覚えているんですね。
[それには、ひとまず安堵。
そして、続けられた言葉に息をのむ。]
記憶が飛ぶのが……初めてじゃない?
[それはつまり、記憶を封じないとならない経験を、積み重ねて来ているわけで。
いくら記憶がないからと言って、その時に感じる悲しさや苦しさは……変わらない。
いつでも殺せるよと、簡単に言うが、どれだけの葛藤を伴うのだろう。
以前それに頼り、安堵までしてしまった自分が悔しくて、情けなくて。
擦ってピリピリと痛い目に、再びジワリと涙が浮かんだが、唇を噛み、耐えた。]
ダーフィトを、Nルームに運びたいんですが、手伝って貰えますか?
[カークにそう言う。
記憶を失くしたとはいえ、一緒に来て、別れを言ってほしかったのだ。*]
/*
うわあああ地上の展開から目が離せない……!
トールかっこいいよ……!
そして明日のエピ入りまでにソロル落としきりたいんだけどもう時間が26hしかないという衝撃
/*
トールさんが、恰好いい!
とはいえ、この状況だと、トールさんはシメオンさんか、
肩の怪我で自吊も考慮か…
トールさんの自吊はカークもシメオンさんも、
断固NO!だな、たぶん。
シメオンさん吊の流れだなあ…
ということは、時間的には…今夜中くらいには、
流れがある程度見えてるか、狼ばれぽくなる方が
シメオンさんの感じだと、話しやすそうかなあ…
トールさんと話したいことと、カークに話したいこと、
多分、べつべつにありそうかな、と思われる感……うーん?
シメオンさんの様子見て考えよう…
― 非常階段 ―
[零れ落ちるその言葉たちは、控え目に見ても、まるで自身が“自覚なき人狼”との告解のようにも聞こえ。
この局面で自分がするべきことは、もしかしたら幾重もの意味で分かっている。
感染の疑いがある者は、冷凍睡眠に。
ずっとそれを繰り返してきたのだから、いま自分がするべきことは、本当に、よく分かっていて――]
そうか。
殺したことがあるのはお互い様だ。
そう多くはねえが。
[そう、しなかった。
自身の言葉がどのように聞こえるかは知ったことではないと、口を開く。
その記憶の朧な様子に、手を伸ばしたくなる衝動はあるけれど、それを表には決して出さずに噛み殺したのは。
目の前の男の、危うげなことばの奥底に潜む何かを――身の内に“心をあやつるもの”を潜ませる青年の直観が、正体は分からずとも、感じ取っていたからであるかもしれない。
他の可能性……ね。
人狼の疑い濃厚の男を追って飛び出していった結果が――… なら、
俺としては、そっちの方向を考えたね。
あんたが、自分は人狼だ、とでもいうなら話は別だが?
[“ハダリー”――彼が最後に人としての心を残したままで、船を去ったと、知ることもなく。
先ずは思いついた可能性を、ひとつ。]
――loup-garulf 〜lose control〜――
[レオンの出向期間が数ヶ月延びたのは、病に臥せっていた為。
彼一人の出向であった上自ら現地に赴くスタイルを変えなかった彼は、後先を考えずに行動する嫌いがあった。
母星では見られない珍しい資源や鉱石、薬草等があれば危険を顧みず自ら採取に向かう性質が仇となり。
ネオ・カナンの住人は生まれながらにして抗体を持っている為まず罹らない病であり、命に別条はない病ではあるが、現地でも治療法は限られていた。
更に運悪くシルバー・メリー号が外惑星周航中の為、連絡も取れず医師の派遣も出来ず。
しかしレオンは持ち前の生命力で、現地の医師も驚く程回復力を見せ、病は完治する。
人は一度死の淵を彷徨えば、より生命力に溢れるようになると言ったのは誰だっただろうか。
やがて約8ヶ月の出向期間を終え、母星、そして家族の待つ故郷へと戻ることとなる。
出向による成果も上々、病も完治、体調も良くなり良いこと尽くしの成果を挙げられたと、本人も船員達も歓喜に包まれていた。]
[病は奇跡的に回復し、完治したものの。
同時に別の
[出向期間が終われば帰りを待ち構えていた家族に出迎えられ、再会を喜び合う。
家族には心配させないようにと、病ではなく仕事の都合で出向期間が延びたと嘘を吐き。
土産と美しく輝く現地の鉱石の欠片を渡し、現地の雄大な自然や民のことを語り、公私共に大成功だったと告げる。
結果その功績が認められ、昇任も決まり、順風満帆過ぎる輝かしい未来へのレールが敷かれていた。
はずだった。]
[何時からだっただろうか。
時々、記憶の一部分がページを破られたかの如く抜け落ちるようになったのは。
その度自らの手が、時には口元までもが血で塗れていたことは。
妻や娘を見て、冗談抜きで「旨そう」と感じたことは。
――血肉の味で我に返れば、自らの姿がヒトのものではなかった。
当たり前のように、四つ足で闇に紛れ 大地を駆けていた。
悪い夢だとしか思えない、思いたくなかったが、身に起きたことは、全て紛れもない現実。]
[出向期間を終えて僅か数ヶ月程度しか経過していないのに。
己が己でなくなる現実。人を喰らい、破壊衝動により無差別に人を襲う記憶のは確実に存在している。
正確に言えば喰らっている時の記憶、ではなく。
全て『事後』の記憶でしかない。]
――今はまだ身内や近しい人物が居る時にこの症状は起こっていないが、もし、妻や娘の前でその衝動が起こったら。
……どうなる?
その時、
[既に手遅れかもしれないが付け焼刃程度にはなるかと、船内の資料館で自身の症状――文献の書物を読み漁り、後に娘を手に掛ける男も見ることになるデータを底から搾り出す>>2:350。]
――ああ、もう手遅れだな。
俺がお前らを獲物として食っちまう前に。
俺は死なないといけない。
……哀しいな。
本当に、お前らが美味そうに見えることがあるんだ。
いつまで抑えてられるか、わからん。
すまんな、カタリーナ、ベルティルデ。
カタリーナ、あんなに惑星行き反対してたのにな。俺が強引に決めなければ、こんなことにはならなかったかもな。
ベルを船に乗せてやるって約束してたのにな。
[
何かあった時には、遠慮なく俺を殺してくれ、と。
妻は、ずっと泣いていた。
「殺してくれ」に対しての返事は返って来なかった。
その後、夫婦間は気まずい雰囲気が続き、会話も徐々に減る。
何も知らない7歳の娘だけは、変わらずに元気なまま。]
お父さん、お母さん、最近どうしたの?
仲良くしないとだめだよ?
(――こんなに無邪気で純粋な娘が、餌に見えるのだから。
俺は、本気で戻れないところまで来ちまった化け物なんだな……。)
[人間としての理性と、自らと完全に同化した、獣としての本能。鬩ぎ合い続け、残り少ない時は流れ。
――それらの決着が着く時。
来るべくして来る時は、僅か数週間後。*]
……は?
[カークの言葉に>>45対し、あまりに間抜けな声が出た。
しかし、決してとぼけているようでも、誤魔化すようでもなく、逆にこちらが困惑してしまう。]
え、そこからだったんですか?
ダーフィトの首の傷、『人狼』によるものでしょう?
仲間割れで殺されたとかいう可能性を見るなら、話は別ですが。
[カークにそう伝え、横たわるダーフィトの顎をソッと持ち上げて傷を見せた。
それで、納得したのかは定かではないが。
Nルームへ運ぶという提案には、頷いて手伝おうとしてくれたため、ホッとして礼を述べる。
そして、その段になり、はじめてシメオンの義足がダーフィトによって撃たれ、故障していたことを思い出した。]
あ、そうだった……シメオン、歩けますか?
担架よびましょうか?
……あれ?
[その問いに返答はなかった。
何故なら、その姿はもうその場には無かったから。
そして同時に、医務室から若干距離のあるここへ、あの足で歩いてきたのかと僅かに驚いた。
ふと、ダーフィトの傍らに控えるスノウ>>6:182に、尋ねる。]
ねぇ、スノウ。
……ダーフィトがここにいるって、昨日皆に伝えましたか?
もしそうなら、そのとき、……皆はどこにいましたか?
[白い猫からの答えはなかったかもしれない。
しかし、ダーフィトから連絡が入りそうなカークはまだしも、シメオンが自分とほぼタイムラグなくこの場所にいたことに、疑問を抱く。
あの足で、歩くのならば、……時間がかかるはずなのに。
それはほんの一欠けらの疑念。
ダーフィトを連れてゆく間に、溶けて消
あ、そうだった……シメオン、歩けますか?
担架よびましょうか?
……あれ?
[その問いに返答はなかった。
何故なら、その姿はもうその場には無かったから。
そして同時に、医務室から若干距離のあるここへ、あの足で歩いてきたのかと僅かに驚いた。
ふと、ダーフィトの傍らに控えるスノウ>>6:182に、尋ねる。]
ねぇ、スノウ。
……ダーフィトがここにいるって、昨日皆に伝えましたか?
もしそうなら、そのとき、……皆はどこにいましたか?
[白い猫からの答えはなかったかもしれない。
しかし、ダーフィトから連絡が入りそうなカークはまだしも、シメオンが自分とほぼタイムラグなくこの場所にいたことに、疑問を抱く。
あの足で、歩くのならば、……時間がかかるはずなのに。
それはほんの一欠けらの疑念。
ダーフィトを連れてゆく間に、溶けて消えるほどの。*]
[誰をどういう状況で、だったかは知り得ずとも。
口振りからは、殺したことは一度ではないのだろう。
赤い瞳の奥、医師の裡に潜むものを
感じ取られているかもしれないとは、知り得ぬまま>>42
その赤を覗きこむようにして、淡い光色の瞳を眇めた。
幾度か記憶の揺り籠を揺らす手>>4:174]
お前、義足の具合は?
[関連があるのかないのかは不明だが、
これまでの彼の歩み来た道のりが平坦でなかったと知れる言葉に、
ちらりと、医務室のデータでも理由の知れなかった、
右足の義足を見遣った。
後で踵を返し去る様子>>48を見れば、
一先ずの歩行は可能そうかと、知れただろうが]
[この状況での殺人の経歴の告白が、どのように捕えられるかは、概ね予想通りと言えたけれど。
正確に言えば、殺したのは、いま青年が“認識”出来ている分としては、ひとり。
見捨てたのは――… 数え切れぬほどの屍の山。
覗きこまれた瞳に、沈むような赤が揺らめく。]
――…
旧い友人を殺して、食った。
俺が人狼だったなら、まだ――…
[今度こそ。
その言葉がどのような効力を持つかは、はっきりと分かって。
囁くように、平坦な口調で、真実を口にした。
トールの耳に届いていたかどうかは定かではないが、恐らくは、聞き取るのは難しかっただろう。]
[まだ良かった、まだどちらも苦しまなかったかもしれない、まだ――…
その先に続ける言葉を選ぶことは、結局、出来なかった。
どれも、恐らくは、酷い間違いだから。]
C-4934『ウルム』。
10年前、冬。村の座標はN38-95、ケネル地区。
あんたを見てると、少し――… 思い出すことが、あった。
[いまとなっては、多くの者たちの顔が歪み、消えた記憶の中で、ただ一人、最期を看取った友人の顔。
そうして、右の月の傍に浮かぶ星の光。
此方の一方的な記憶の押しつけは、微かに、遺言めいた響きを帯びる。
医務室のパーソナル・データに入っているような情報ではないだろうが、あのときの状況からして、駐屯地に駆け込んだ青年の情報や事の顛末は、軍のデータ・ベースには残されているだろうし、知り得る術もあるだろう。
義足の具合は、との言葉には、ある程度は動けると、そのまま答えた。]
/*
ちなみに、カークの方のシメオンさんの
赤い瞳が古い記憶に引っかかる〜〜と何回か言ってるのは、
シメオンさんとの直接の過去縁故でもいいし、
直接縁故でない場合は、
ネオ・カナンの獣の瞳も赤いので、
寄生生物を脳内に宿して、最初に共謀化の兆候を示した
「人狼」のプロトタイプの人の変化が、
最初 瞳が赤く〜のつもりでした
(恋人設定だったけど、ダーフィさんと被るから取り下げ。
小さい子どもにしよう)
―― 第二エリア・通路 ――
[二人と別れ、どれほど歩いただろう。
“何もない”――窓もなく、音もなく、ドロイドの姿もなく、ただ只管に続く白い廊下の真ん中で。
青年は、足を止める。
そうして、“何もない”はずの空間を、ゆっくりと見下ろした。
順番に、一定の間隔で、何かを見おろすように移動する。
その間隔は、丁度――……
冷たく静かな眠りを齎す、羊が刻まれた、銀のそれ。
今既に、多くの者が、いつまでとも知れない、あるいは永遠の眠りについている、あの部屋のもの。
その場所では、いま、死者を悼む別れが行われているのだろうか。
目には見えない銀の揺り籠、その一つの前で、青年は立ち止まる。]
私は、増してこの男も――お前の望みに応えられる者ではないだろう。
[その透明な蓋の下、赤い髪の面影を辿るように、手のひらが幻の頬を撫でた。]
科学技術を憎む、と、お前は言っていたか。
語られぬことを、知ることはないが。
お前も、絶やされゆく者で、あったのだろうか。
お前の故郷も、美しかったのだろうか。
地に息づいていた者たちの、いかに多くが、後より現れた物に、絶やされたことだろう。
けれどそれは、人の手に限らず、繰り返されてきたことのように、思う。
その“術”に、正否を断ずることは、私には出来ない。
それもいずれ、あめつちの間にあるものから、できているのだから。
作り出した者たちが、自らに問い、負うべきことと。
けれど――…
コンパニオン ラヴィは、『ガーディアン』 スノウ を投票先に選びました。
それでも、私は。
深く、憎んでいるよ。
[“憎んでいる”――と。
そう口にした、刹那。
青年の目が、燃えるような激しい怒りを帯びる。
そう――憎んでいる。何度殺しても飽き足らないほどに。]
[“私は”“青年は”
――境目もなく溶け合いかけた意識の中で、
少し左側に、視線を投げかけるようにして。
自らを、故郷を、愛するものを、友を、奪われ、壊され、絶たれた者の。
決して言葉では溶かすことの出来ない、癒すことのできない、食らいつくしても引き裂いても砕いても、消えることのない怒りが、迸る。
だからこそ――…
一人、背負い、歩み続けろと。
この恨みも、憎しみも、置き去りにされたものたちが手にするはずだった、断たれた未来も。
遺された、形あるものを、その血に塗れた手で触れ、汚すことはなく。
蓋が閉ざされた、眠りを護る、いくつもの羊たち。
そう、お前は、一人生き延びようとしているのだろう?
見捨て、引き裂き、同族すら浅ましく切り捨て。
――さあ、その時だ、と。
『ガルー』は、憎しみに満ちた歪んだ瞳で、大きな笑みを浮かべ。
砂時計の蓋を、開けた]
――回想・6dNルーム――
[私が不安、戸惑いを隠しきれないままエレオの名前をぼそっと呟いただけの反応をしたのに対し、彼女は喜びからか、嬉しそうに、私の手を取りました。
その瞳にはうっすらと涙が浮かんでいたのです>>+20。]
エレオ、久しぶり……私も会いたかった!
[彼女は私の周りをうろうろと周り、何やら見ていました。
私のことを心配してくれているのでしょうか。
私がどのような第一声を掛けようか悩んでいたのが、何だったのかと思う程に素直に感情を出してくれた彼女は、やはり変わらないままで。]
いっぱい心配かけさせちゃってごめんね。
エレオが私が死んだって聞いたとき、お皿落としてショック受けてた場面、見てたの。
うん、私は大丈夫。……大丈夫かは不思議なラインだけどね。
[エレオが半透明の姿で居るということは、彼女の身に何か起こったのは確実でしょう。
でも、トラウマを刺激されたりやショックな内容かもしれない、と彼女から言い出さない限り聞かないことにしました。
何より、彼女に笑っていて欲しいから。>>3:+33>>3:+34*]
[私の様子を見かねたのか、アイリが声をかけてきました。>>+21>>+22
残念ながら彼女の声>>+4は聞こえなかったのですが。]
ありがとう……。
[嬉しさ、哀しさ、葛藤――私の中には様々な感情が渦巻いていました。
一瞬、また一人になりたいと考えていたのも事実。
でも、こうして私のことを心配し、声を掛けて友人が居るのだから。
私はしばらく、彼女の胸を借り泣きました。
最後の方は、嬉し涙へと変わっていたことでしょう。]
そうね、今はまだ居ないようだけど。
死んでしまったのなら、私達と同じように何処かに居ると思うから。
[実は彼は、近くに居たのです>>+26。
私の視線や意識が彼の物言わぬ本体の方に集中していたから気付かなかっただけで。
あれから時間が少し経ったはずですが、彼は何処に居るのでしょうか。
謝りたいこと、伝えたいこと、ずっと見ていたこと等言いたいことは沢山あり過ぎて。
とりあえずは、怒られないようにしたいですが。*]
[目を開けば、その視界に“映る”のは、白く閉ざされた雪と、整然と並ぶ十の棺――銀の、棺。
全身が、かたり、と力を失う。
見開かれた瞳から光が失せる。
自身の肩を抱こうと、腕を動かそうとするが、かなわない。
どれ程に叫び声を上げようとしても、ガルーの制御する声帯は、音を発することを許さない。
右手が、誰かの手を振り切るように動き。
先端に光る“爪”が、迷わず、自身の左手をざくりと刺した。
もう一度振り上げた腕は、ねじり上げられたように空中で動きを止める。
溢れ出る血は、見る間に流れが細まり、やがて小さな滴りとなる。
“この船にいるものは、あと二人”
その狂乱が収まるのを待つこともなく、『ガルー』は、冷静に指示を出し、宿主の感情の糸をふつりと切り落とす。]
[身を潜め切れるならそれで良し。
それが叶わぬなら、一人を殺し、一人を食らう。
“投票”がドロイドたちを動かす、その前に。
青年は、]
……分かって、るよ。
ただ――
[それなら――最後に、ひとつだけ、と。
言葉にならない息で、そう呟いた。]*
/*
[動く者が絶えた、赤い闇の中で。
一人、声を求め続ける。
お前とは少し色の異なる、あの銀色の男は、結局最後まで、お前の声が聞こえることはなかったのだったか]
……それでいいのかな、って思うよ。
聞こえなかったけれど。
優しくて、悲しそうだったから――。
俺が触れちゃ、いけないものだと、思う。
そういう……すごく、きれいなもの、だと。
[整然と並ぶ結晶のように。
時を刻み続ける針のように。
その奥深くに揺蕩う繊細な音色が、心に染み入るようで。
遠ざかりゆく共鳴が絶えたのは、いつのことだったろう。]
……誰の音も、聞こえなくなったな。
まだ、誰か、いるのかな……
[Simeon Vox――
お前は、一人、声を聴き続け、時に呟きをなげかける。
もう、誰の耳に届くことも、なかったとしても]*
―フェリクスの独白―
Sep.15,XXXX
カークの奴が実験をするってんで、
オレが記録係を仰せつかった。
これは、その記録ってやつだな。有り体に言やぁよ。
実験が失敗したらその時ァこいつが役に立つんだろうが、
オレは奴のことを信用してるし、成功例>>2:105もある。
だからサ、これはある意味無駄な書物ってことで、
記念すべき一回目はオレの独白だ。
後の世の学者サマが見てるんなら顔を顰めるかもしれねえがよ。
…ま、我慢してくれや。
これを見てる奴には弟や妹が居た経験はあんのかねえ。
…いいや。居た経験はあるって前提で話を進めるぜ。
妹や弟が生まれるとさ、親ってそっちにかかりきりになるだろ。
お兄ちゃんは自分で出来るでしょう、やりなさいって具合にな。
オレの周りもそうだった。
…で、オレはいっそわかりやすいくらいにグレた。
両親とも科学者でさぁ。
元々多忙だったから家に居る時は研究成果の話か、弟の話か。
そのどっちかしかねえわけだ。弟は弟で俺のことを慕ってくるし、
ある日にな、自分が何の為に家に居るのか分からなくなってな。
…ある程度深みへハマっちまったらもう引き返せやしなくなってたよ。
両親との溝が埋められなくなった頃、
まだ開発の進んでねえ辺境の星の入植者にならねえかって
話が来たもんだから一も二もなく飛びついた。
オレ自身が家族とは離れたかったし、
ロクでもねえ暮らしから足を洗いたいと思ってた頃合だったからさ。
オレを知らない奴らばかりのところで、
新しい環境で、きっぱりやり直す。
そう決めてから時間が過ぎるのは早かったなぁ。
ネオ・カナンは赤い土肌に七つも月を抱えた妙な星だったが、
入植者は愉快な奴が多かったし、苦痛を感じることは少なかった。
特にカークの奴とは馬が合ったし、奴と飲むのは好きだった。
出身が某巨大化人間で有名な星だって言うんで、
酔った勢いでビームも出せるのかなんて絡んで怒られたっけな。
あぁ、だけどな。それがどこでおかしくなっちまったんだろう。
死神の吐息が吹きかけられてるみてえに、
気付いたらネオ・カナンへ降り立った入植者たちは
治る見込みのない疫病に躯を犯されてたんだ。
原因が何かだって?そんなことが分かりゃ苦労はしねえさ。
免疫不全の容態にも似た症状。
一人ひとり細かくは違うが、概ね咳、発熱、稀に吐血が見られる。
入植者唯一の医師であるカークですらお手上げだった。
発症してないやつも何時かはくたばるだろうと言ってたよ。
ただ、奴はそんな絶望的な状況下でも生存手段を探していた。
そして、ネオ・カナンにおける狼に似た原生生物の脳内に
巣食う寄生生物を利用する手段>>2:105を提唱したんだ。
初段階での実験は成功だった。…成功だった、はずだ。
奴の脳に寄生生物を寄生させて経過観察を行った結果、
治癒力と再生力が爆発的に向上したという結論が得られた。
だが、その時既に患者の数は膨大で、…死者の数も膨大だった。
迷ってる時間はもう僅かも残っちゃいねえ。
この記録は、原生寄生生物の投与実験の臨時カルテだ。
…くだらねえことばかり書いたが、これが本題だ、ってな。
危険性や副作用については何も予測が出来ねえが、
死ぬよりはマシなはずだ。――…ああ、それに。
親友一人に咎を負わせてオレだけ先に逝くわけにもいくめえよ。
投与は今からきっちり一時間後だ。
オレがくたばってなけりゃそのうち続きを書くだろうさ。
Sep.18,XXXX
実験は 成功した
成功した はずだっ た だろう?
患者の一人が暴れだして
連邦から 使いが寄越された
この記録も取り上げられそうなんだ
これだけは、
Sep.31,XXXX
ようやくこの日記とペンだけは返してもらった。
昨日、研究所から逃げ出そうとした患者が
一人射殺されたらしいと聞いた。
カーク…奴は、処置を講じるために睡眠装置へ送られたようだ。
考えてみれば奴が人体への寄生成功例の一件目だ。
隔離されてもおかしくはない。が。
看守へ話しかけてみれば、ここは軍部の管轄の施設なんだと。
アイツだけでも逃がしてやれねえだろうか。
嗚呼、無理なのはわかっちゃいるが。
Oct.2,XXXX
衣食住、何にも不服なことはない。
むしろ快適な生活だ。
…いや、カナンでの生活を思い出したら過ぎるほどだ。
でもな、どうしてか、ここはとても窮屈に感じるんだよ。
部屋の扉の外の看守を思い切り甚振って喰ってやりたい。
そしてネオ・カナンへ還りたい。
満たされない。
こんなにも満たされない気になるのは、どうしてなんだ ?
他のみんなはいま頃どうしているんだろう、
、 ああ
Oct.4,XXXX
失敗した 失敗した 失敗した 失敗した
失敗した 失敗した 失敗した 失敗した
オレ達は、実験に失敗していたんだ
頭の中で聞こえないはずの声が聞こえやがる
誰の声だ? これは、何の音だ?
人間はえさだ 違う こんな、こんなことを オレは
―フェリクス・マクワイアのその後―
[フェリクスの手記では彼のその後は語られないが、
彼の凄絶な末路はマクワイア本宅の地下室に眠る
彼に関する他の資料で知ることが出来る。
研究用に書かれたらしい報告書の類は非常に分厚いものだ。
フェリクス・マクワイア。
彼に施された実験は普通では有り得ない数だった。
しかし、何がそれを可能にしたのかというと、
報告書の末尾に書かれている彼の実弟の名前サイン。
…それが、彼に対して施された数々の理不尽の理由だったのだ。
ネオ・カナンに棲んでいた原生寄生生物。
その変異種。"ガルー"について調べる為と銘打った実験。
それに尤も適していると判断されたのがフェリクスであり、
彼の死は病死という扱いで処分が為された。]
[数多の実験の末、得られた結果は微小なものだった。
曰く、フェリクスは寄生の失敗作であったが、
その体細胞には変異が見られ、彼の細胞を人間へ移植すれば
通常の地球系の人類よりも長寿になる可能性があると。
ただし、彼の実弟にその手段を適用するには時が経ちすぎていた。
その為、後世へフェリクスの細胞は保存されることになったのだ。]
[そして、彼の跡を引き継いだ二代目は、
初代の意志を継ぐに相応しい才覚を持つ者を求めて
政略結婚という手段を使い、人脈を広げた。>>6:67
フェリクスの細胞を継ぐに相応しい才覚…
それは、彼の特殊な体細胞と合致する躰を持っていることだ。
残念ながら、二代目のマクワイア提督も、
彼の跡を継いだ三代目もその資質は持ち合わせてはいなかった。]
[そして、非業な実験から時を経て。現在。
漸く適合者となり得る人間が見つかり
その人物には母親の胎内に居る状態から一定間隔を開けて
規定の年齢になるまでフェリクスの体細胞が投与され続けていた。
経過観察を欠かせないとされたその人物は…彼は。
どんなにしきたりから外れたことをしようとも、
家名に泥を塗るような真似をしようとも。
決して見做されることはなく、生きてきた。
家督を継ぐことを厭い、生き方を縛られることを厭うた彼は。
ネオ・カナンへ向かう船へ左遷のような扱いで移動させられたことも
その際に勘当の憂き目に遭ったことすらも、
全てが自らを観察対象とする"誰か"の掌の上だなどとは知らず。]
―自室―
ベルを、見かけた気がするんだよなあ
[ダーフィトは自身と同じく
半透明な煙草の煙を揺蕩わせ、言った。
後輩の姿を見かけたのは何処でだったろう。
考えてみれば、自分がここにいるのだから
彼女が今のダーフィトのような状態で
船の中を彷徨っていたとしても何らおかしくはない。
もしかすると、…他の人間も。]
出来れば会いたくなかったんだけどねえ…
しかも、こんな場所で?
[自嘲気味な笑みを口の端に上らせる。]
[人にいざとなったら躊躇うなと言って。
自分で死を選ぼうとした挙句、人狼の牙にかかった?
そんな状態でほいほい顔を合わせられますかって。
…これでも、俺、カッコつけたがる男の子なもんで。
どういう顔で会えばいいかも、わからない。]
[そんな諸々の理由で、
ダーフィトは自室のベッドへ身を投げたまま。
天井を見つめて機械的に煙草の煙を吐き出していた。]
幽霊になってまで生きたいなんて
まるっきり思ってなかったんだけどなぁ。
[意識だけの状態だからか、煙草の火は潰えることがなく、
それだけはほンの僅か、便利だと、思ったが。*]
/*
発言35回がほぼ回想な件について。
あと、カークすごい振ってるけどごめんなあ
つい親友振ってくれたのが嬉しくてやっちゃった…
/*
でででもこれで回想多分終わりだから!
フェリクスの細胞が投与されてるからちょっと面影あるよ!って書いたらもう後は特に……
/*
もうみんなロール書こうぜ!で言いたいことは全てだわ。
いやね、墓下とか書きにくいのはわかるけどさ!けど!
俺が喋り過ぎなので流してくださいお願いします(本音
/*
でも今日の墓下見る限りは多分伸びないだろうなあ…
PL発言込みならアレかもだけど、俺が中身発言はしないよ言っちゃってるしなあ。
/*
そういやスノウに出来れば居てくれたほうが嬉しい言われてたけど、ダーフィト的にはハダリーを船の中から放り出せた時点で自分にも人狼の疑いがある以上は自吊りの方向に動いたと思うのですよね。
それに、シメオン対村側三人はちょっと厳しいかなって。
特に、俺とカークは疑い合いそうになかったしね。
/*
昨日は村側が誰か落ちないと狼勝ちの目が潰れそうだったんで進行も一応考慮した上で落ち立候補したよ。
とか、灰でぽつぽつ言ってみる。
狼さんも生存投げてる感じじゃなかったしね。ロールからして。
/*
気付いたらマクワイアさんちがまっくろくろなお宅になってた。シグルドが書いてくれた回想は綺麗な表の姿ってやつだな。たぶん。
/*
今回、希望通った場合の目標が
・クズ
・クズ
・最期がすっごいミジメなクズ
で、
通らなかった場合は
・髪パラリ
・進行がんばる
だったんで、折角だしクズの方も遠回しにやってみようかなって…
/*
普段は進行に関わらないで隅っこでうろうろしてるか発狂してることが多いんで、今回は少しくらい出来たかね。
まあ、灰でお前この野郎って言われてるかもだが。
──── 非常階段 ────
[泣いている彼女を見て思う(>>+40)。
"ごめんね、ありがとう"
言葉にはしなかった。できるわけがない。
謝罪は彼女がこの世界にいる事を喜んだ事に対して(>>6:+37)。
感謝はそんな自分の前で泣いてくれた事に対して。
ベルが泣いている間、私は黙ってそこに居ただろう。
本当は背中をぽんぽんとできたらよかったのだけど。
誰かの気配を感じ取ったのは少し後だっただろうか(>>+31)。
周りを見回してもそこには私たちと同じ姿をした人はいなくて、気のせいだと思った。
やがて、ベルが落ち着きを取り戻す。]
もう…平気……?
………うん。絶対どこかにいる。
じゃ、探しに行こっ!!
[ニコッと微笑むとふわりとその場を離れようとする。]
[最後にちらりとカークを見て
────記憶…なくしちゃったんだね。それも"仕方ない事"?起こってしまったから、そうなんだよね。でもね?あなたは殺してないよ。私が見てたから。
想いだけをそこに置くように。
それから来た道を戻っただろう。]
──── 非常階段→??? ────
[ダーフィトを探すため、通路を進む。]
ねぇ、ベル。
ダーフィトさんの行く場所に心当たりある…?
私全然思い浮かばなくって……
あ、でも私がこの姿になった時、"自分の部屋"に居たんだよね。
可能性としてはそこもあるのかなーなんて。
[ただ、何となく言ってみただけだった。
それはないかな、と笑って続ける。]
もう大声で呼んじゃうとかっ!
だぁぁぁぁぁぁふぃとさぁぁぁぁぁぁん!
[いきなり大声を出したから、ベルには驚かれてしまっただろうか。
驚かれたようなら"えへへ、ごめん"と無邪気な笑顔を浮かべて謝るだろう。
やがて道が分かれたなら、私はベルと別れて第一エリアを探そうと。]
俺も、『ウルム』には、一時期いたことがある。
あの惑星での記憶にも抜けがあるが、
その地区名と座標には……聞き覚えはある気がするよ。
詳細までは、すぐには思い出せないが。
[いずれ、軍のデータを確認する時もあるかもしれないが、
ぼんやりと記憶に残る座標に、静かに頷いた]
[このポッドの設計思想が戦闘機の射出座席(ベイルアウト)で
あることを、...は知っている。
本来は宇宙服とヘルメット着用で乗るべきものであることも。
しかし、...にはもはや、宇宙線による被曝を心配する必要がない。]
―非常階段➡Nルーム―
[ダーフィトをNルームへ運ぼうとする時。
想定の違いに驚き返されたトール>>49から、
横たえられた後は角度的に目に入っていなかった>>34、
亡骸の傷を見せられれば]
……ああ、『人狼』の”爪痕”だな。
エレオに残ってたのと、似てる(>>0)…
仲間を喰らう特殊な変異種もいるけど、
普通は仲間は殺せない。種族的な本能があるから、な。
[暫くじっと思案するように傷口を見つめた後、そう告げる。
彼がスノウにダーフィトの居場所を皆に伝えたか、
と尋ねる>>50のには、微かに訝し気に眉をひそめるが、
その後は、トールと共にダーフィトの亡骸をNルームへ*]
/*
実は、プロではフィオンさんに縁故を振るつもりだったのですよね…。
中の人的に応じてもらえるはずだと期待していたので。
それがどうにも無理っぽく見えて、余計にあの愚痴へつながってしまいました。
勝手に思い込んですみません。
私の思考の癖というか、心理のパターンですよね……。
一方的な期待と甘えを過剰に持ってしまって、うまく行かないと反動で、なぜ!?><になってしまうのは。
相手にご迷惑をおかけするのはわかっているし、注意していたつもりでしたが……。
本当に申し訳ありません。
/*
うまくいかないというより、うまく通じないとき、と表現すべきかな。
いずれにせよ褒められた態度ではありませんね。
親しき仲にも礼儀あり。
小池さんの含蓄あるツイートをしっかり読んで、気をつけなくては。
/*
なおこの父の設定は2d直前から湧いてきたものである(
設定など村に入ってから出来るもんだっていってた(
元の名字が違ったのや、父が銀羊号の乗員だと決まったのは4dくらいとかげほごh
― 医務室 ―
[机の上に、書置きを。
走り書きのような音符の並びの意味する曲は、見るものが見れば分かるだろう。
ベルティルデの件をラヴィから聞き、走り出ていったときからずっとここに置いてあった楽器を手に、最初にこれを弾いた場所へと向かおうと思う。
――本当なら、一度、一緒に。
そのように思ったことも、あったのだけれど。
服の肩に残る血の跡に、気付いてはいたので。ならばせめて、と。
もし二人がそのときまで語り合うようなら、誰の耳に届くことなく、一人弾くことになっても一向にかまわない。そして――…]
――…たいこと、も、あったんだけどな。
[ただ、思い出すだけでは、なかったと。何処かで見たこともあるような気がした……それだけでも、なかったと。
今は誰もいないこの部屋で。
ただ、あの非常階段で。
既に命の亡い亡骸と、駆け付けた二人…の間に通いあう心の伺える会話。
それを、遠い場所から眺めながら下した、おそらくは正しかった選択を、思い。
楽器を手に、医務室を後にした]**
/*
白ログで見る限りシグルドは狼じゃなくて人だったなあ
マリエッタも最初処刑のつもりでキリングしたのかなあと思ったくらいだったもん。マジで。
[何かを発した際、シメオンの白い顔から、更に色が消える。
ポツリと零れるように、吐き出された言葉は、音としては届いたものの、内容を聞き取ることは適わなかった。>>54
カークとシメオンの会話の"音"に、二人とも、言葉には言い表せられないような悲しみと懺悔が含まれるような気がして、ぎゅうっと胸が痛くなる。
彼らに、かける言葉を持たない自分が、何ともちっぽけで、無力で。
お互いに何かを吐露するような、その会話に入ることすら、できず、ただただ眺めていることしか出来なかった。
この船には、……もうこの三人しか、いない。
ハダリーが、仮に人狼だったら、ダーフィトを襲い、そして脱出船で逃げたのだろうか。
あれだけ、警戒していたダーフィトが、みすみすとそれを許したのだろうか。
ピアノの音源が入ったチップ。
ポケットに入れて持ってきていたそれを、無意識に撫でる。]
ダーフィト、……貴方を襲ったのは、誰だったんですか?
[その呟きは、彼らには届かなかっただろう。
……教えてくださいよ。
彼にも、決して届かない言葉を、一つ飲み込んで。]
/*
落ち着いて自分のロールを見返してみると、表の流れやシメオンさんの都合に合わせて、相当迷走&変更しています。
足りぬ、もっと上手くやれと思われたでしょうが(特に6d最後あたり)、すみません、今回はこれが限度でした……。
ダーフィトさんを襲撃できなかったのは申し訳ありません…。
うーん、あちらはどういう想定をされていたのかなあ。
医務室で決着をつける予定だった?
未だにわからないのですが…。
私が怪我をしなかったのは、
足に怪我→逃げられない→ピアノが弾けない&亜空間ダイブできない
腕に怪我→ピアノが弾けない
だったからです。
反撃もせずただ逃げていますし、ダーフィトさんの部屋でもそうだったので、害意のなさは伝わっていると思ったのですが。
突然豹変したら余計に変だったかと。
/*
トールさん、展開が読めず困っておられるでしょうねえ。
6dのうちに1回は接触したかったのですが、上手くいきませんでした。
[カークがシメオンを見送っているとは>>71知らず、間抜けにも声を掛けた後。>>51
カークが思案し、発した言葉に耳を傾ける。>>72
基本的に、仲間は殺せないと聞き、カークが人狼ではないと、ほぼ、確信した。
(変異種……だったら、仕方ないですよね。)
もしそうなら、カークを襲ったタイガも変異種ということになる。
タイガに始まり、カークに加えダーフィトもが『人狼』なんて……ウルトラミラクルアンハッピーな確率な訳で。
カークに手伝ってもらいながら、ダーフィトの身体をNルームへと運ぶ途中、ふと気になっていたことを尋ねることにした。]
……一つ、聞いてもいいですか?
その徽章と……記憶がなくなることは、関係しているんですか?
[上着の襟についた徽章に視線を向けて、尋ねた。
船医にしては、身分の高いそれを見て「それと引き換えに何かを犠牲にしてきたのだろうか。」と、以前にもぼんやりと思ったことを思い出しながら。>>4:215>>4:216
答えがどうであれ、彼への信頼は揺るがなかっただろう。]
/*
なぜ医務室に集めた&集まったのですか皆さん〜〜〜><
4対1ではどうしようもなかった……。
次の機会があれば、ぜひ分散してください!!
本当、焦りましたよ(涙
/*
うむむむ……、6dはどうすればよかったのでしょう。
正当防衛っぽく動いてダーフィトさんをぐっさり?
刃物持ってなかったです。
拳銃も。
というか、意識不明で寝かされていて、起きたばかりでしたよ私は。
医務室に武器らしいものが何かあるという誘導もなかったし、逃げる以外にどないせえと。
/*
武器は持っていません、特殊な装備はありませんとと何度も表で強調したつもりでしたが、嘘だと思われていたのかなあ……。
PCが警戒するのはわかるのですが、PLが期待して勝手に振るのはどうかと。
ラヴィさんもシメオンさんもご自分の行動には理由を付けるでしょう?
私にだけ展開のためのブチギレ系の動きを希望されましても……。
/*
まあ、実際のところ一人で悲劇のなんとかやってるただの白々しい…だからね。
我ながら、死ねと思うわ…
襲撃しておいて…だし。
どうしようかなあ、話としての盛り上がり…
二人が話しててくれればいい、かな。
本当に参加してごめん状態。
/*
んんー……難しいなあ。
まあ、展開はカークさんとシメオンさんの希望通りになっているので、よしとしてもらうしか。
ダーフィトさんのご期待は外してしまいましたが、またの機会もあるかと…思いたいです…。
すみません……。
/*
例えば、無自覚側の意識で、本当に死んでほしくないと思ってる村側のこと心配したとしても、懐柔卑怯とか、そういう風にしかなってない。
この書き方の下手さ…
心理描写は全部赤に埋める、で行こうかな。
表は、カークのストーリー中心になった方が、トールの心情的にはうまく回るはず。うん。
―Nルーム―
[Nルームに並ぶ装置に、彼を横たえ、顔まで飛び散った血を、ごしごしと些か乱暴に拭く。
それはそうでもしないと、また涙が落ちて、彼の顔を汚しそうだったから。
手早く拭いて、エレにしたときと同様に、隈のひどい、血の気の失せた頬を撫でた。]
……あのときのチップ、……結局受け取ってくれませんでしたね……。
……酷い、人だ。
[そう呟いて、自分は怒っているのだと、泣いてやるものか、と唇を噛みしめた。
声は震えていたかもしれないが。
もはや、お決まりになった演奏に、見送った人間の多さを改めて自覚する。
ハーモニカを取り出して、すうっと一息。]
[ダーフィトは嫌がっていたが、構うものか、
勝手に死んだ彼への、ささやかな趣向返しに、やさしく奏でる、子守唄。
澄んだ高音が響き、シンプルな構成の中で、穏やかに、穏やかに繰り返されるフレーズ。
滲んでは溶け、滲んでは溶け……まるで砂浜に打ち寄せる波のように。
緩やかに眠りへと誘う、子守唄……。]
……おやすみなさい、ダーフィト。
[(そして、さよなら、ハダリー……。)
もう戻ることがないであろう彼にも、心の中で、そっと呟く。
両者とも、直接本人には言えなかった言葉を。*]
― 回想・6d脱出ポッド ―
[安全装置>>184がふくらみ、シートの背もたれに...の全身が強く圧迫される。
誰かに触れるのが怖かった。
軍病院でのリハビリ中も、万が一のことがあってはいけない、
注意するようにと言われていた。
自分からは誰にも触れないようにしていた。
晩年のスコット‐ダンカンの介護をするまでは。
だが、彼と過ごした13年間よりも、
ここ数日で触れた相手のほうが多い。
すっ転んだノトカー>>0:69、>>0:73、
廊下の壁に手をつき、震えていた若い女性>>0:201、>>0:228、
資料室の前で腰を抜かしていたノトカー>>3:87、>>3:89、
………そして、
エレオノーレ。]
[それからもみんなと少し会話しただろうか。
船内の様子が気になった男は、ふらりとNルームを後にする。
行き先は…直接気分次第。]
[両手が自由になると、...は自分の首の後ろに手を伸ばす。
肩甲骨の下から人工皮膚を剥がし、髪もろとも持ち上げると、
もう一方の手を後頭部、人間の延髄の位置に差し込んだ。
爪先にわずかな窪みを引っかける。
その下には極小バッテリーが埋め込まれている。
...の脳に酸素を供給するための最後の砦。
放っておいても自分が死ねることはわかっていた。
体内のバッテリーはデッキに捨ててきた。
これがなくなれば同じ結果を迎える。
今、自分が動かなくても。
だが、...は自分の意思で、
自分の選んだ瞬間に死にたかった。
大好きなポール・スコット‐ダンカンの組曲を聴きながら。]
[ダーフィトをNルームへ運ぶ途中、
まだどこかぼんやりとした頭で、船内の残り人数は何人だったか…
知っていた筈の人数情報を数えなおす。
3人? 4人?……いや、スノウがハダリーの名を告げていた。
……残り3人、か。
ずっと恐れていたように、元患者と同じく
既に自分の脳内にいる「メトセラ」が、
変異して凶暴化したのではなければ>>6:116
シメオンの仮説通り、ハダリーの犯行か、
あるいは……トールか……シメオンか。
トールのエレオとダーフィの死を嘆き悼む様は、
とても演技には見えず、「自覚なき人狼」としても、さすがに…。
かといって、シメオンに「人狼」らしき兆候があるわけでもない。
旧友を殺して食べたと語る赤い瞳には、
「人間」の深く揺れる哀しみと葛藤が、滲んでいたように見えて]
[最初に凶暴化の兆候を示した、
『ガルー』のプロト・タイプを、脳内で繁殖させたのは、
ネオ・カナンの第一入植者たちの生き残り…
俺と同じ原種の寄生生物を脳内に持つ元患者達の一人だった>>6:116
最初に、この手で殺さざるを得なかった『人狼』>>7:71
始まりの兆候は、ネオ・カナンの狼に似た獣たちと同じく、
瞳の色が赤く変色し始めたこと。
全ての人に発現する兆候ではなく、かなり珍しいことだが。
この船に乗り込み、バーでシメオンと会った時、
最初に声を掛けたのは、その患者と似た赤い瞳のせいだろう。
それはたぶん、いつどこで出会っていたとしても、
赤味を帯びた瞳を見ると、最初に蘇るぼんやりとした記憶だ。
ただそれとは別に、彼自身の中の何かに、
ひかれたことも、確かだけれど>>0:52]
……ああ。
よっぽど、大事なやつだったんだな…。
[霞む記憶には、手が届かずとも。
心の方はたぶん、忘れることなど出来ない程に。
けれど多分、医師自身にも心があることなんて、
トールがいなければ…その音色の優しさを聴けなければ、
自覚できないままだっただろう。
心はちゃんと覚えてるよ、おやすみ…と囁いて蓋を閉じた]
[...の視力は強化されているので、
自分の見た景色かそうでないかの区別がつくのだ。
あれは、自分の人工眼で見たものだという確信があった。
記憶障害についても、...は当事者である。
直近の記憶を忘れさせることはできても、
見てもいない景色を捏造して...に覚え込ませるのが
技術的にも時間的にも不可能だとわかっている。
ただ、自分の脳に『ガルー』が寄生していないとは言い切れない。
クルーが『ガルー』を持ち込んだのなら、
この船全体が“汚染”されていると見るべきだろう。
感染経路は不明だが、
タイガと行動をともにしていた自分が一番危険なのも理解できる。
だから、この行動を取ることは決めていた。
レウコクロリディウムに寄生されたオカモノアラガイになる前に。]**
ただ、目の前の患者を…大切な友人を、
救いたかっただけだったのにな…
どうして、こんなことになっちまったんだろうな…
[300年を振り返るように、ただもうひどく疲れ切った声で、
ぽつり、呟いて]
もしトールが、俺を赦せないと思ったり、
最初の『人狼』と同じように、
俺も変異して凶暴化するかもしれない、と考えても、
それは当然だ…
[その可能性は、自分自身でもないとは言えないものだから]
――…
永く生きる星は悲しいだろう、と話したことがある。
どれだけその身体に、雪が積もっては溶けを繰り返して。
亡骸が積もるのだろうと。
[最初に見たとき、どうしてか、遠く長い年月を思った。>>0:103
まあ、恐らくこの男は気付かなかったのだろうな、と思う。
此方から語ることも悟られることも、ないようにしていたのだから。
周囲のことばかりを気にかけて、一人ひとりに心を砕き、始終走り回っているようなその姿を、恐らく此方は呆れて見ているだけとでも思ったのだろう。
その周囲には、通い合う手や、寄り添おうとする手や、信じ合える手が、いくつとなく、見えていたので。
まだ辛うじて“ひと”だった――それでいて、そのいくつもを断ち切ったことを無意識に感じている、その青年は。
語られるその惑星の思い出に、どうしようもなく遠い向こう岸で耳を傾けながら。]
でも俺は……お前が、エレオやダーフィトの死を
心から哀しんでいたのを知ってる。
「自覚なき人狼」だったとしても、
完全に自覚がないのはよほどのことだ。
少しでも自覚めいたものがあったなら…
何よりお前自身が、お前を赦さないだろう?
[人狼なら迷いなく撃てと告げた時、
他者が人狼の場合をでなく、まず自分が人狼の場合にだろう、
人間としてか、音楽家としてか。あるいはその両方か。
安心したと、静かな矜持の滲ませて微笑んだ姿を思い出す>>2:78.
その、矜持を。
他者の為に心から涙を流し、心を思いやれる、柔らかな強さを。
どんな状況の中でも、誰かを想い優しい音を紡げる、その手を。
何よりも信じられるものだ、と言外に告げる]
/*
本当は人狼のハダリー・シグルドが一番自分が人狼ではないと信じている矛盾。
だってサイボーグの上に全生活史健忘ですよ。
自分が何者であるかというような悩みは今さらなのです。
17年前から悩んでいるから。
そこを疑うと生きていられません。
プロローグで哲学者の本を読んでいたのもその伏線でした。
命懸けの状況ではあるが、
音楽家にとっちゃ、肩は大切なもんだろ。
一先ず手当するぞ、医務室へ行こう。
[それからトールとは幾らか言葉を交わしたか。
申し出にトールが応じてくれるようなら、医務室へ向かい。
シメオンの書置きを、見つけるだろうか**]
[あるいは、本当にあのとき、出会ったことがあったのかもしれないな……と、そんな推測を、口にすることもなく。
恐らくはその心にある何かに触れて暖めることが出来るであろう、優しいその手が傍らにあることを見届けて。
さようならの代わりに、座標を告げ。
やがて来るそのときを、心のどこかで知っているがゆえに、
語られる欠落の中>>36、それでも残された温もりの残滓を心に留めて、手探りで触れていくような、その姿に。>>33
何故か、“優しく”穏やかな銀の揺り籠――檻を、見たようにも思った。
いつかそれを、もう自分ではない自分が、無遠慮に揺らすことがないように、と
最後に、そう願い、
非常階段の、扉を閉める。]*
/*
結論を出した上で生きていたから悩めなかった、が正しいのかな。
だから、『ガルー』寄生の可能性が高くなった今、一人で死ぬことしか選べなかった、と……。
― 回想・6d移動中 ―
(>>6:165続き)
[非常階段>>6:164から廊下に出て足早に歩くが、行き先の当てはない。
生存者は全員医務室に集まっていた。
大昔の西部劇の悪役ガンマンよろしく、
問答無用で銃を撃ってきた>>6:128ダーフィトも、
何の説明もせず床に転がった>>6:132カークも、
動きだけなら完全に打ち合わせた上での茶番だった。
駆け込んできたシメオンは一瞬驚いていた>>6:133
ようだったが、...を見たのは驚いた後。
ダーフィトの発砲に対する反応ではなく
カークの転倒に対してのものなら、
やはり事前に知らされていたのだろう。
トールだけは本気で驚き>>6:148、固まって>>6:149、
おたおたしていたふうに見えた。]
[歩きながら、...はコートの左ポケットから
連絡用トランシーバー>>6:165を取り出す。
ヘッドセット>>4:254をトールが持っているなら、
連絡できるかもしれない。
……だが、通話先を個別に指定できる設定ではない上、
3個のうちダーフィトが1個でも持っていれば……。
警告が筒抜けになるのはまだしも、
...の居場所を特定されるのはやっかいだと思う。
コックピットに入ったという状況から、
ダーフィトも『ガルー』に寄生されている可能性は高い。
高いが、医務室での彼の姿>>6:143が前日のノトカーに被る。
ノトカーの銃の乱射>>5:233が力を持たない人間の恐怖心ゆえならば、
ダーフィトが...に話をさせず、
問答無用で撃ってきた>>6:128のも同じ恐怖心由来ではないだろうか。]
/*
うにゅ…41度…。
やっぱり昨日ダーフィトさんに
交代お願いしておけばよかったな…(頼り過ぎすみません
ずっと準備してたのに、
シメオンさんの縁故もちゃんと拾えなかったし、
時間とログ展開をカークが引きずって遅くしてる
オンタイムズレで
夕べのログ回し遅くなったのも申し訳ないし、
LWシメオンさんの方を中心に出来ないとなのに、
シメオンさんにも、とてもすみませんです。
わから、ない…………。
[...はつぶやく。
エレオノーレを襲った『人狼』があの中にいることは確かだ。
なのに、わからない。
誰が『人狼』なのか。
誰が人間なのか。
誰に警告すべきなのか。
誰に伝えてはいけないのか。
廊下を歩き、エレベーターと非常階段を使って絶えず移動しながら、
...には何の当てもなかった。]**
[...は足を止めず考え続ける。
ダーフィトの行動に対する個人的な不愉快さを脇へ置くなら、
彼自身に『人狼』の自覚があるようには見えない。
彼の凶行に驚きもしなかったカークとシメオンとは
打ち合わせ済みの可能性が高い。
ならば、ダーフィトはこの人数で、自ら手を下すという損な役割を引き受けたのだろうか?
あれこそが『人狼』の破壊衝動だったのだろうか?
...は嘆息しつつ首を振る。
何かが絶望的に噛み合っていない気がした。]
[「え、どういう……」
「は?え、なんで…」>>6:149
と、ドア前で一人だけうろたえていたトールの反応も自然だった。]
では、カークさんかシメオンさん……?
[そういえば、カークはしきりに「自覚なき人狼」>>6:119を強調していなかったか。
自覚がなくても無意識下の行動には反映されるだろう。
人間は、興味のあるもの、好きなものに強く意識を向けやすい。
自分の話や、自分と同じ存在にも。
途中から明らかに同情的になったカークの...への口ぶりが、
自分のことなのだとすれば合点がいく。
...は思わず立ち止まり、廊下の天井を――医務室のある方向を――見やる。]*
/*
ベルと会おうかと思ったけど、時間的に厳しいくさいのでエピに入ってからのがいいかなあと黙っている俺です
死んだと思ったら死んでなかったって方向になるってことで、ベッドで目を閉じたら起きた。みたいな。
― 回想(6d)/Nルーム ―
[ベルには目立った怪我もなく、ホッと息をつく。>>+39
こんな姿になってまで苦しんでいたら、救いがなさすぎる。元気そうな姿に安心していれば、ベルの襲撃を知った時の様子を見られていたことを知り、]
――見られてたんだ。ちょっと恥ずかしいね。
ベルが襲撃されたって聞いて、すごくショックで悲しかったんだ…。
でも、こうしてまたベルと会えたから、こんな状況だけどすごく嬉しい!
ベルが元気そうで良かったよ。
[その時を思い出すと、今でも胸が痛むけど。けれど、こうしてまた話ができることに喜びが湧き上がってくる。
「大丈夫かは不思議なラインだけどね。」という言葉には「うん、確かに。」と同意して笑った。笑っていい話じゃないのかもしれないけど。
ふと、ベルは...の死に際を見ていたのかな、と疑問に思う。シメオンのことを何も言わないから、知らないのだろうか。
だとしても、わざわざ言うものでもないかな、と特に言及することもなく。あれはシメオンの意思ではなかっただろうし。]
[思わず大きな声を出してしまい、驚いた様子のノトカーに「ごめん」と謝る。>>+73
ノトカーの話にも耳を傾ければ、自分の知らないところでノトカーも亡くなっていたことに悲しくなった。
何があったのだろう。ノトカーの様子を見る限り、『人狼』として排除されたという訳ではなさそうだけど…。]
ノトカーも亡くなったんだね…。
ノトカーは自分が何で死んだのか分からないの?
[記憶がないのだろうか。ベルは知っているのかな、と横目でベルを見る。もし知っていたとしても、ノトカーの前では話しにくいかもしれない。機会があれば教えてもらおう。
しばらく談笑して、ノトカーが出ていくのを見送り。>>+74
自分もどこか行こうかな、と考えていれば、Nルームの扉が開く。ベルがまだいれば、一緒に入室者を見やっただろうか。]
ハダリーさん!?
[入ってきたのは、血で汚れたハダリーだった。
その血が自分のものとも思わず、怪我でもしたんじゃ、とオロオロとハダリーの周りを漂う。聞こえないと分かっていても、「大丈夫ですか?」と声をかける。
どこか気落ちしているように見える彼に、何があったのだろうと心配になった。
『人狼』かどうかは分からなかったけれど。いつも周りを気遣って、誠実にあろうとした彼を、ずっと信じたいと思っていた。
振り返ってみると、少し甘えていたのかもしれない。しっかりしていて、でもどこか寂しそうで。
そんなところがあの人に似ていた。抱き上げてもらったことも、あの人以外になかったから。
どこかで名前をくれた人と重ねて、「父親がいたら、こんな感じなのかな」と思っていたのかもしれない。
見た目の若いハダリーにそんなことを思うのは大変失礼だろうけれど。今更、気付くなんて。]
[ハダリーがノトカーとマリエッタの装置の上に何かを置いて、最後に綺麗な一礼をするのを見守る。>>+79
何故だかもう会えない気がして、消えていく背中に思わず「あの!」と声をかけた。]
ありがとうございました。
守ってくれたり、心配してくれたり。
私、すごく嬉しかったんです。まるで…まるで、
[お父さんみたいで。最後は言葉にできず。
届かない声にもどかしさを感じつつ、去っていくハダリーの背中を見送る。彼の憂いが少しでも晴れればいいな、と思いながら。]*
―Nルーム―
[カークが、自分の肩の状態を覚えていて、医務室に連行しようしていることには、気付きもせず。>>81
「関係があるといえば、ある」と、些か遠回しの表現に、うん?と一瞬首を傾げ、うんと頷く。
それ以上言うつもりもないような響きを持ちながらも、隠そうという雰囲気も伝わらなかったので、暫くは黙って後を続いた。
ダーフィトに処置を施す様子を見ながら>>83、ハーモニカを吹いた。その手はとても的確に、淡々と動く。
それはまるで、"単なる医師"の、それだった。
しかし、その曲も、終盤に差し掛かったそのとき。
いままで、どんなに悲痛な顔をしても、零れたことのない彼の淡い色をした両目から、ポロリと涙が零れる。
"……ああ。"
"よっぽど、大事なやつだったんだな…。"
そう呟くカークに>>84、ああ、そうだよ……と、柔らかい音色で宥めるように包みつつ、いつだったか、シメオンと、音は記憶を蘇らせると話したことを思い出す>>5:10
(見てるか、ダーフィト……さよならって、言ってるぞ。)
高音は、清く高らかに響く。
その反響とともに、ぽろりぽろりと零れる涙は……そっと見ない振りをした。]
/*
あ、ちょっと強制しちゃったな。
トールが治療を受けてくれても、受けてくれなくても、
音符を差し出すだろう、だ。
トール、行動強制してごめんね。
うん、本当に頭がだめだめです…申し訳ない。
[その後、カークは、少し赤くなった目をそのままに、ポツ、ポツ、と自分のことを語る。
"罪"を犯したと真摯な目をして告白する様に>>85、ごくりと唾を飲み込んだ。
"300年以上前" "ネオ・カナン" "風土病" "全滅" "寄生生物利用の治療"
それは、自分が思っていた以上に、壮絶で。
何の言葉もかけられず、ただただ息をのむことばかり。
しかし話が進むにつれて、まず自分で試したという部分には、盛大に眉を寄せ、口を開く。]
……貴方は、なんともないんですか?
[言葉だけを聞けば、不審に思っているように聞こえただろうか。
どこに行っても、いつのことでも、まず自分を犠牲にして他を顧みる姿勢に、呆れていただけなのだが。
回復力は、傷の治りが早かったことをみれば、納得できたし、あの徽章の意味も頷ける。
あまり喜ばしい内容ではなかったが。
記憶を失くす理由を聞いて>>86、ぐぐっと顔をしかめた。
つまるところ、彼の頭の中には、『ガルー』とは異なるが寄生生物がいるということで。
それには大きな動揺を感じたものの、恐怖や、不信感は、不思議と湧いてこなかった。]
"ただ、目の前の患者を…大切な友人を、"
"救いたかっただけだったのにな…"
"どうして、こんなことになっちまったんだろうな…"
[その呟きは、彼の心の底からの言葉だった。
酷くくたびれたように、俯いて、言葉をこぼすカークに、ペチンと軽く頭を叩き、ぐしゃぐしゃと掻き混ぜる。]
貴方の悲しみや、苦しみは、……僕は想像することしか出来ません。
きっと、想像でなんて、到底そんなものじゃないんだろうけど。でも……。
……でも、……この船で見た貴方は、……人のために駆けずり回って、人もために怒って、泣いて。
僕は、過去がどうであっても、とびきり優しい貴方しか知らないんですよ……。
[きっと、それが彼の本質だ。全部、全部、自分でしょい込む。
へらりと笑う、あの笑顔の下に、ぎゅうぎゅうと、押し殺してしまうのだ。
それが、当たり前で、ごくごく自然なことのように。
そして、誰かに責められるのを待っている。
自分は、それだけのことをしたのだから、と。]
[絶望的な気分で、それでも急がなければと立ち上がる。
投票が終わるまでの残り時間はごくわずか。
ドロイドに阻まれた挙句のNルーム送りだけは困る。
冷凍睡眠がまずいわけではない。
...のボディに、解析されて困るような軍事機密は何もないのだから。
ただ、気の毒なマリエッタをこれ以上怖がらせたくなかった。
たとえ、本人の意識がなくても……。]
……過去に貴方のしたことが、間違ってるって……僕には言えません。
責められたいなら……「なんて酷いことを」……って詰ってもいいけれど、僕がそこにいたら、やっぱり同じことをしたと思うから。
医者でも何でもない、僕がそう思うんだ。
助かるかもしれない可能性に賭けるのが、賭けたいと願うのが……お医者さんでしょう? それに……。
[そこで、一旦言葉を切った。
思考をよぎるのは、今までに装置に入った人たちの顔。]
毎晩、誰かを選んできた僕が、……何かを言う資格なんてない。
でも、もし不安なら……。
カークが人狼化したら、……僕が何としてでも、殺してあげますね。
[それは、いつだったか、彼の言葉に安堵した自分>>2:78に対する戒めの言葉。
手が汚れたら、ピアノが弾けない?だから大人しく殺される?
バカ言うな。
(そんなことよりも、彼が悲しむ方が、ずっとずっと辛いに決まってる。)]
それが、嫌なら、頑張って"闘って"ください。
[自分は、笑ってそういっただろう。
間違いを犯した手で、優しい音楽は綴れない。
……でも、悲しい記憶を封じられ、そこに立っている彼を思えば……それは間違いではなく、正解なのかもしれないし。
この場に場違いなくらい、にっこりと笑い、抵抗されなければ、随分先輩であるらしい、カークの髪の毛を再度、ぐしゃぐしゃと掻き混ぜただろう。
貴方を疑ってなんてないよと、伝えるために。
その後、信頼していると、言外に伝えられた言葉に、内心でありがとうと返し、肩を気遣ってくれるカークにこくりと頷く。]
……じゃあ、お願いします。
[たしかに、痛いことは痛かったので、ありがたく提案を受けた。
医務室に向かいながらも、何かポツリポツリと話しただろうか。
暫くし、到着した医務室で、カークの手当てを受ける。>>93
手際よく施される治療に、流石と賞賛の声をひっそりと上げつつ。
そして、カークから、差し出された紙を受け取った。>>93 *]
──── 回想 10年前 ────
[バイオリンケースを投げつけ、逃げる。
どうやらそこはかなり大きな家らしかった。
一つ扉を開ければ長い廊下に出て、3つの扉が目に入る。
正面の扉が正解だろう。
開けるとそこは吹き抜けのホールのようだった。
豪奢なシャンデリアや二つに分かれた階段、大きな時計…そして、一際大きな扉。
────あそこから出れば、きっと外だ!
階段を駆け下りて一目散に扉へ向かう。
しかし、何かがおかしい。男は何故追ってこないのだろう。
そして、この扉に感じる違和感はなんだろう。
扉を開けようとした時、その違和感の意味を知った。
───────────ガシャンッ!
その扉には、違和感の正体────鎖と南京錠が鈍い光を放っていた。]
「あはは、元気だなぁ。
鬼ごっこをして遊ぶかい?」
[私はその場から動けなかった。
楽しそうに笑う男をただ睨みつけることしかできなくて、悔しくて涙が溢れてくる。
男はいつの間にか銃を手にしていた。
────殺されるの?そんなの嫌だ!どこか……逃げられるところ………………ベランダ…?
階段が二つに分かれていてよかった。
男が降りてくる階段と別の階段を駆け上がる。
そして、今来た扉とは反対の扉へ。
────あの窓…!外に出られる!
ベランダというより庭のような外へつながる窓がある。
そこから外に出て、飛び降りようと。
しかし、下を覗いた時、私は固まってしまった。]
けい………さつ…………?
[そこには3人の警官がいた。
男性が2人、女性が1人。
3人は私を見て騒めくが、すぐに1人が私に手を伸ばした。
"受け止めるから、おいで"と。
────よかった……これで助かる………
緊張が解けたのか、自然と涙が溢れた。
震える手を伸ばす。
後ろから、魔の手が迫っているとも知らずに。]
きゃっ…………?!
[突然、私の体が浮いた。
他でも無い、あの男の手によって。]
[警官達の顔つきが変わるのがわかった。]
「捕まえた。
ダメじゃないか。外に出るなんて。
……ん?警察?
…………………僕からアイリスを奪おうとしたね?」
[男は私を立たせて逃げられないようにすると、警官達に銃を突きつける。
静かな言葉の裏にある狂気に全員が動けなかった。
さっに私に手を伸ばした警官が"落ち着いて、話をしよう"と後ずされば男は不服そうに"嫌だね。とりあえず動かないでくれる?"と答えた。
やがて、男が私に銃口を向ける。]
「そうだ………
アイリスと一緒に死んでしまうのも良い……
どうせもう、逃げられない……」
[うわ言の様に呟いて周りを見渡す男。
そこにはいつからいたのか、あるいははじめからいたのか、たくさんの警察が待機していた。
狙撃班もいたのだろう。
男の指が引き金に触れる。
────助けて…………っ!
その時、手を差し伸べた警官と目が合った。
周りの景色が白く霞んでゆく。
私はこの感覚を知っていた。
あの公園で、この男と目が合った時と同じ───
辺りが白に包まれた次の瞬間、3発の銃声が鳴り響いた。]
[それは一瞬の出来事だったのだと思う。
私には驚くほどゆっくりと鮮明に見えた。
1発目は目が合っていた警官が男に向かって
2発目はそれに反応した男が警官に向かって
いずれも命中し、赤色が空を舞う。
男は脇腹、警官は首から────]
[あの時、誰もが銃を構えた
その中にはっきりと感じたんだ
私に対する"明確な殺意"を
そして見た
銃口を私に向ける女性警官の姿を
男が私に向けたものとは比べ物にならない殺意
私に対する憎しみ
きっと向けられた本人にしかわからない
女性警官が何か言っていた気がしたけど
何だったのだろう…?]
/*
すみません、名前のミス発見。
2015/10/23(Fri) 14:22:03
の灰ログは、「スノウさんもシメオンさんも」が正しいです。
ラヴィさん、重ね重ねごめんなさい…。
ー回想・脱出ポッドー
[…は自分自身が意識不明の重体になり、幽体離脱してから、様々なものを目にしてきた。
過酷な状況に、狂い、恐怖に振り回される人達。
気の合った相棒と共に、人狼と戦う人達。
そして、ガルーに寄生されながらも、自我を貫く人達。]
僕は、ハダリーのことを何も恨んでません。
知ってます。貴方が僕のことを冷凍後も気遣ってくださっていることも。
貴方は、確かに人狼なのかもしれない。
でも、貴方は他のどんな人間よりも人間でした。
[ありがとうと口にした時だっただろうか。
ハダリーを乗せた脱出ポッドは、広い宇宙空間へと旅立っていった。]
/*
残り3時間で医務室の補完ロールを急げ>自分
カークさんにアンドロイドの設定をぶつけるんだ!(でも、墓下にはわかる人が誰もいない可能性大)
/*
トールさんがオアシスだなあ…
疑心暗鬼展開じゃないけど、
LWさん的にもこっちでいいと思うし
うん、やっぱり最終日に残って貰えてよかった。
トールさん、途中で落ちれなくしてごめんなさいにゃね。
残って下さってありがとう。
/*
>アイリメモ
聞こえてたらホラーってことは聞こえない方が自然なのかなあとだんまりしてる俺がいる
あと微妙に体調悪いんだよなあ
落ちたあとでよかったけど。
/*
アイリさん おおお、インパクトがあって魅せる設定ですね。かっこいいなあ。
マリエッタさん、ありがとうございます〜〜〜(もふもふ
/*
全体のストーリーの中のハダリーの役割はピエロなのですよね。
本人は大真面目ですが。
自分が人狼だと最後までわかっていない設定にしたのは、赤設定を出せなかった流れのせいもありますが、最初から自分が周囲(軍)に利用されていることをわかっていない人だからです。
万が一にも暴れられては困るから、脳内物質を定期的に投与されてコントロールされています(本人はメンテだと思って感謝している)。
真面目で穏やかないい人なのではなく、誰も憎んだり恨んだりできない鈍い人なのです。
だから、罵倒されても叱られてもスコット‐ダンカンとうまくやれたし、スコット‐ダンカンのほうもハダリーを受け入れたのですね。
/*
特に5dダーフィトさん、6dカークさんとの会話は、ある種の発達障害の人の反応を参考にしつつロールしていました。
常識はあるし知識もある。
大真面目でいい人っぽいけど、どこか変という。
[治療を終え、グーパーと手を開け閉め。
心なしか、痛みが和らいだように思う。>>98]
ありがとう、カーク。
……何だか、肩も腕も、……すごく楽になりました。
[流石医者だなぁと、ほぅ……と感嘆の息を漏らす。
そして、差し出された紙に、さっと目を走らせた。
急いで書かれたものなのか、さらさらと走り書きされたそれは楽譜。
書かれた音符を、目で追う内に、その顔が不思議そうに歪んだ。]
……これは、あのときの……?
[以前通路で耳にした、あの曲の楽譜だろうか。>>0:132
自分でアレンジし、ハダリーに渡した、曲の原曲。>>0:158
それをシメオンが書置きする意味はなんだろう。
(……呼んでる、のか?)
一瞬、ざわりと背中に走ったものはなんだったか。
医務室で待つことなく、動きづらい足で歩き、……走書きを残す意味。]
/*
うーん…時間的にもあれですし、
トールさんが書きにくいかもだから、
先にシメオンさんから、待ちロル落とすのもありかも…?
(横から余計なこと言ってすみませんにゃ)
/*
ん、それいま考えてたんだけど、上に投下あったし。
来ない(対話なしの)選択肢なら、一人で弾くのもありかなあ、と…
場所移動の仄めかしが分かりづらかったなら、ごめんだけど。
[それは、なにやら直感めいたものだったのかもしれないが、すぐに意識から消え、以前、セッションしたいと話した会話を思い出す。>>2:85>>2:86]
以前、これと同じ曲を聴いたことがあります。
第二エリアの……ホテル近くで。>>0:149
それは、バイオリンの音で……多分シメオンが弾いてたんだと思います。
……よくわからないけど、呼んでるのかも。
だから、行ってみます。
[ピアノを持って運ぶことはできないので、医務室に置きっぱなしになっていたエレキギターを手に取って。
カークにそう伝えれば、彼は一緒に来ると言っただろうか。**]
[Nルームで別れたのだったか、それとも誰か着いてきていただろうか。
歩きながら己のことを振り返ってみた。
幽霊になるということは、何か未練があるということなのだろう。
確かに信じることより生きたいと願っていたことから鑑みるに>>5:232、生への渇望はしていたようだが……。]
死んでまで渇望すんのかねー?
[エストホルムさんが言っていたように>>6:+32、命あってこそと言う考え方はよくわかる。
というか、その考え方が自分のポリシーみたいなものである>>1:176。]
オレ、そこまで死んでまで生きてーとは思ってなかったと思うんだけどなー。
[このポリシー、『死んだら意味がない』と同義なのだが……。
死んでも生きたかったことに気付いてなかったとか?
だったらもっと渇望するってか、自殺票いれねーんじゃね?>>5:276。
となると、他に未練があるのだろうか。
首を傾げているとふと、ズボンのポケットの辺りに違和感を感じて顔を顰めた。
何かが入ってると気付いた男はポケットの中のモノを引っ張り出す。]
/*
あと、申し訳ないけど、トールの疑い先が此方一択は見えてたから、疑い合いはキャンセルしたよ。
(最初は無理して乗ろうと思ってたけど…)
ゆっくり話したい最終日かなあ、と。
[形と大きさ的にライターかなーと思っていると、利き手の腕にも違和感があることに気付いた。
手首辺りが少し重い? だが、修理する時に誤って依頼品にぶつかって傷を作りたくはないため、腕にアクセサリーを着ける習慣はない。
不思議がって服の裾を少し上げて見えた物に、1度緩めた眉間をまた険しくした。]
これって……。
[全身サイボーグ化した彼が、大切な物だと言っていた腕時計>>2:171。
何でここに、とまじまじと見ていると、掌の中からお得意様から預かったオイルライター>>1:389が顔を覗かせていた。]
オレ、意外と仕事熱心だったんすねー……。
[不真面目にやってたつもりはないが、それほどまじめにやってたつもりもなかった。
苦笑して再びライターをポケットに突っ込めば、自分の店へと足を向けた。**]
―― 第二エリア・アミューズメント施設 ――
[ベルティルデに案内され、演奏した場所。>>0:149
それをトールに聞かれていたのだと、教えられたのは、暫く前のこと。>>2:58
本当に、これで最後。
音を聞けば記憶がよみがえると、記憶がよみがえれば音が戻ってくると。>>4:303>>5:10
そう語り合ったときのことが、はるか遠い過去のように思えた。
託したいと、そう思っているわけでは、決して、ない。
もうじき、自分か彼らか、どちらかがいなくならなければいけないと、心のどこかでそう知っている。
それでも、ガルーに許された最後の今だけは、心は凪いでいて。
あの最後の晩も、似た気持ちだったように、思う。]
[どれほどそうしていたか。
アミューズメント・エリアのホテル前の一画。
人の気配がしんと絶えたフロアに、響いた足音は、一人分だったか、あるいは二人分だったか。]
ああ、呼び出して悪いな。
こんなときだが……こんなときだから、かな。
弾きたくなったから。
……って、そのギター、弾く気じゃねえだろな。
また怪我してんだろうが。
[人として自身が生きてきた名残を、誰かに伝えようとしているというような、そんな上等なものではなくて。
ただ、あのとき。
ドロシーのギターをかき鳴らし、声を乗せて心を伝え、別れと“再会”の曲を選んだ、その姿に。>>4:243
ああ、きっと――…
沢山の楽器と出会い、出会った者たちの言葉を受け止め、心を深く察し、音の一つ一つを愛し、触れて、癒して、自身の音もより深く豊かに響かせてゆける、
そんな手なのだろうと、思った。]
[そもそも、あの難解極まりなく迷路のように捻じれて、それでいて芯の通った作曲家の最後の作品を、あんな風に弾きこなすなど。
その時はN室での別れに沈んでいたけれど、後で思い返せば見事なもので。>>4:243
だから――これは言ってみれば]
俺の要件は――
記憶の、横流しだな。
[ぽつり、いかにも楽しげにニヤリと笑ったその笑みは、少しばかり久しぶりのものだった。
唐突な言い回しに、その意図するところが伝わったかどうかは、分からないけれど。
ああ、折角だから、もしその場にいたとしたら、どこぞの忘れっぽい藪医者にも聞かせてやろう。
穴の開いたポケットに入れて、うっかり落としても全く構わないような、赤い目のがらくた人形だから。
――… いま、届けば、それでいい。]
/*
あ、同じこと考えてたにゃね、すみません>ロル
ですにゃんね…トールさんの疑い方というか、
信じ方があんなにカークさんを…とは、
誤算というか…とてもすみませんにゃ。
はあい、カークさん的にもこれは疑い合は無理と見て、
ゆっくり二人が話して貰える方優先ぽいですしにゃ。
/*
割とぼっち感すごいけど(時間帯的にも)w
1d-6dの動きで、二人とゆっくり目に話せる機会がもう少しほしくはあったけれど、そこ俺の動きの問題だし。
何より、こういうのは気持ちの問題なので、ね。
―― Berthilde Nykvist――
[ ――13年前のあの日。
月と星の光を浴び、輝く鈍色の獣となった父の姿を、最初の最後に見た時。
私の中に最初に芽生えた感想は「きれい」だったのです。
人狼の恐ろしさなど何も知らなかった無邪気な子供だった私は、お父さん――きれいな狼に近寄ろうとしたのです。]
お父さん、そんなこと出来るんだね。すごい!
[一方、隣にいた母は何も知らない私に「逃げなさい!」と金切り声を上げ。
目の前のお父さんを、まるで化け物を見るような目つきで睨んでいたのです。
しかも、包丁を持って。]
(どうして包丁を持ってるの? どうしてそんな怖い顔してるの?
あの狼、お父さんなんでしょう?
――あれ? お母さん、もしかして、泣いてる……?)
[母は既に父に全てを宣告されていたのです>>+38。
既に人としての意識を失い、血肉を求める獣と化した父は興味を示した私の方を向くや否や、信じられない速さで私の目の前まで距離を詰め、月光に照らされ輝く爪を振りかざしたのです。
私は、何が起こったのか全く理解できなかったのです。
月下に舞う狼の姿はまるでCGを見ているように美しく。
気が付くと、目の前に母が居て。
私の視界は、父により噛み切られた母の深緋と欠片、母が包丁で切りつけた父の深緋で染め上げられました。
声を出す間もなく、次の瞬間には狼が、自らの首筋を刃のような爪で切り裂き、更には深部にまで食い込ませていたのです。]
/*
まあ多分、狼COでがーっと落ちる形になるかなあ…
勿論、二人がどう動くか次第だけど。
落ち方のNGだけはメモでお伝えして、と。
[事件が起こる数日前に父が言っていたことが、記憶の底から蘇りました。]
「ベル……。俺は、また仕事でしばらく居なくなる。
俺が居ない間、母さんと強く生きていけよ。
……偶にで良い。俺のような父親が居たことを、思い出してくれれば嬉しい。
何もしてやれなかった父親だったが。
俺は、母さんとベルと一緒に居られて、幸せだったぞ。
母さんやベルも、そう思っていてくれたのなら、嬉しい。」
[父はこの後、私を痛いほどの力で抱きしめたのです。
何も知らなかった私は「お父さん、痛い、やめて」と言っていたことを覚えています。
父が仕事で長期間不在にするのは寂しいですが、お仕事なら仕方ない。そう思っていました。
大好きな父が不在なのは寂しかったですが、母が居てくれるから大丈夫、と。
この時、父が何故今生の別れのような言い回しをしていたのか。
その意味に気付くのはもう少し先のことでした。]
[――父は、真実を知ってから一人で死ぬ覚悟を決めていたのです。
本当は、自覚した段階で早々に死ぬべきだと思っていた。
同時に少しでも長い間家族共に在りたい、今ある幸せを失いたくないという葛藤に苛まれ。
眼前の幸せ――欲望――を追求した結果、父は母と共に命を散らせ、残された幼い一人娘は、十年以上経っても消えない大きな心の傷を植えつけられたのです。*]
/*
(ああ、ゆっくり話したい最終日、はトールとカークが。
トールだけには過去開示するとか徽章の件とか、前からフラグがたくさんあって、話せてなかったから、N室行くあたりで色々あるかなあ、と思って。
当たった b
あとは、落ちる仕事頑張る…どっかでなんかの自吊でも起こらない限りそうなる方向かと思うので。)
―― Berthilde Östholm――
[この後、私は母の姉である伯母さん夫妻に引き取られ、姓がニークヴェストからエストホルムへと変わったのです。
私は事件後当然のように鬱ぎ込み、暫く引き篭っていました。
――父も母も死んだなんて認めたくない。
でも父も母も、当然私の前に姿を現すことは二度と無かったのです。
エストホルム夫妻は、父と母の詳しい死因は知りません。父が人狼だったということも。
私ですら、誰があの凄惨な現場を誰が発見したのか覚えていないのですから。
ただ、「私達に何かあったらベルを頼む」と母から伝えていただけ。
――母も、覚悟を決めていたのです。
伯母さん夫妻には子どもが無く、私は実の娘のように可愛がられ育てられました。
本当に亀の歩みでしたが、徐々に私も普通の生活を送れるまでに回復できるようにはなれました。]
[月と星が綺麗な夜空を見ると、父を思い出すのです。
長い出向から帰ってきて、話を聞かせてくれたこと。
その時交わした約束。
「今度、ベルを船に乗せてやろう。
羊や兎や猫もいるから、きっと楽しめると思うぞ。」
[私の夢は、かつて父が勤務していたシルバー・メリー号で働くことでした。
願わくば、父が所属していた第一エリア管理部門開発部の所属となること。
20歳になり、私の夢は一部ですが叶ったのです。>>0:7
しかも父が滞在したネオ・カナンへ向かうと聞き、夢の一部がまたしても叶うこととなったのです。
あまりにも嬉しすぎる奇跡の連鎖。
あの時の私は、夢と希望に満ち溢れていました。]
/*
そうですにゃんね…トールさん、カークさんと
ゆっくり話せる時があったら…は
たぶん、向こうお二人も思ってるかもですにゃね。
48hとはいえ人狼騒動RP村は慌ただしいですから、
それはシメオンさんの動きがというより、
村の性質かもで、すみませんにゃ。(もふもふ
/*
/*
落ち方のNGと、あと希望(メモでなくロルでもOK)
両方伝わる感じだと、いいかもですにゃんね。
村側からしたら、LWの希望する落ち方に協力したいと
思うことが多いので(特にこのお二人だと)、
希望が分からないと村側が動きにくくなる可能性も…
落ちに関しては本当に、
ご希望の方向に動いていいと思います。
遠慮しすぎずに、にゃね。
/*
落ちは…人狼騒動RP村の最終日はだいたい、
キリング系が多いですので、村側は想定内かもですにゃね
シメオンさんが避けたいor別の落ち方したい場合は、
メモかロルでお伝えした方がいいかにゃ
/*>>*19
あー、トールさんにだけは徽章とか過去開示するは…
シメオンさんから直接縁故が来る予想だったので、
(4dのシメオンさんのカークさんを知ってるぽい感から)
最終日に、
カーク・シメオンの縁故が強くなるのを想定での、
村側のトールさんとも縁故強めだったにゃね…
(トールさん好きなのも本当ですが)
―アミューズメント・エリア/ホテル前―
[第二エリアの通路を歩く。
歩きながら、不思議と、シメオンがいるだろうという確信を帯びていた。
なんでこんなまどろっこしい真似をしたのかは、ひとまず置いておいて、何かに急かされるように、足がどんどんと歩みを速める。
そして、たどり着いた先には……彼がいて>>102、バイオリンを持っている姿に、やはりと思っただろう。
ああ、呼び出して悪いな、という彼に、不思議そうな顔を浮かべたかもしれないが、続く言葉に、にやりと笑う。]
シメオンだって、怪我してるのに、弾こうとしてるじゃないですか。
[広げられたバイオリンケースを横目に、笑う。
本来ならば、諫めるのが正しいと分かっているが、お互い様だ。
多少は目を瞑ろうじゃないか。
そういってにやりと悪い顔をして笑えば、彼はどういう顔をしただろう。
"記憶の、横流し"
という言葉>>103に、蘇るのは、メイン・サロンで交わした会話のことで。>>5:203]
/*
シメオンさんからの>>57が、直接縁故はなしで
遺言ぽく後から知ってほしい、一方的記憶だからカークは反応しちゃだめっぽい縁故(?)に見えてしまって、本当にとても申し訳ないにゃ。
あの>>57をちゃんと拾えて、カーク・シメオンの直接縁故につなげられていたら、
たぶん、村・狼のバランスは悪くなかったかにゃ…?
いずれにしても、カーク的には、
シメオンさんとトールさんにいっぱい話してほしい
最終日だったにゃ…
一番の希望は、シメオンさんにやりたいことを
やって貰える最終日だったんにゃけど…
色々動きまずくて、上手く回せず、
本当に申し訳ないですにゃ…(涙目
/*
シメオンさんが自殺系をしたかったのなら、私がやってしまってすみません……。
亜空間でなければ、太陽へのダイブをしたかったのです。
『鉄腕アトム』にそういうエピソードがありまして。
実はこの村の設定の元ネタ濃厚な『たったひとつの…』も、主人公が太陽へのダイブを設定して眠ったのだと思い込んでいました。
たぶん作者の自殺の話と混同してしまったのでしょう。
/*
ちなみにネオ・カナンでガルーをもらってきたのは、現地の住人ではなく他の星から来た感染者に貰った結果。
ネオ・カナンで掛かった病により抵抗力が弱まっていたところダブルパンチで、と。
ので普通の宿主に比べると、症状の進行が目に見えて早かったという。
しかしすがすがしいファザコンだ。
ここまでなのは初めてかもしれない。
……勿論、歌付きでお願いしますよ。
[そういえば、伝わっただろうか。
いつもより、どこか固い顔で、それでもにやりと楽しそうに笑う彼に、たまに音の飛ぶギターも忘れずに……と添えて。
心配した相手に、何故?とでも言いたげに見せたぽかん顔。>>1:491
"ああ、暖かかった"と、どこか寂しそうに笑った顔。>>4:201
不服そうな顔を隠しもせずに、ありがとうと呟いた言葉。>>4:200
音痴だから、絶対忘れられないこと請け合いと、くしゃりと笑った幼い笑顔>>4:203]
全部……忘れたくない大事な記憶ですからね。
[手に持っていたギターを肩からかけて、一本の弦を弾きつつ、そう答える。]
まあ、怪我は大したことねえから。
[もう――ないから。]
ああいや、バイオリン弾きながら歌うって相当だぞ。
今は勘弁してくれ。
次のときの、約束。
[そんな風に、笑いながら。
出来もしない、嘘を吐いた。
楽器を肩に。
弓を運ぶ。
流れるように、滑り出した最初の音は、その曲が奏でられた旅の映画のひと幕を、思わせるものだったろう。
けれど、それは最初だけのこと。
気儘に道筋を揺さぶり、時に駆け出し、時にゆったりと、時に回り道をしながら、止まることなく歩みを進めるその音は。
一呼吸ごとに、一音ごとに刻まれた、青年自身の、旅の軌跡。]
[ 例えば、宙を行き交う船の外に遠く流れる、星々の河。
例えば、眼下に見おろす惑星に煌めく不夜の灯火。
例えば、全てを飲み込むように無限に広がる、瞬かぬ星々。
速度を増すにつれ船の前方に集まりゆく星々が
不意に黒へとくるり、取ってかわれば、
深淵を覗かせる亜空間が、船を次の旅へと誘う。
水のないひび割れた赤茶けた土の中で、
這うように根を伸ばす草木。
星ごとに姿を変える、不思議な形をした生き物たち。
木々の梢、流れる川、色の違う海。
一輪の花。
幾重にも層を成し、整然と美しく立ち並ぶ、町。
一つ一つの星が、街が、土地が、違う香りで、違う温度で、違う色で、違う――音で。]
[ そして――… 長かった、雪原を渡る、二人旅の、おわり。
形も果ても深さすらない、白い絶望。
託された約束という名の、罪ある者への呪い。
病を、ガルーをもたらした者たちのひとりである、青年への。
葬られ、消えてゆくものたちの。
深い、深い、憎しみゆえの、約束。]
[いきなり軽く頭を叩かれ、髪を掻き混ぜられれば>>96、
医師は驚いた様子ながらも、抵抗はせず。
医師の気持ちや苦しみを思いやってくれる言葉に、
とびきり優しいのは、やはりトールの方だと思う。
責められる方が楽だと考えていたのまで、
お見通しとは知り得ないまま。
医師が人狼化したら、トールが殺してくれるという言葉に。
それが実現可能かはともかく、酷くほっとした。
自分が誰かを殺す前に殺して貰えることに安堵した彼>>2:78が
”殺してあげる”と約束してくれるのは、
自分自身より誰の気持ちを思いやってくれた故かは、
分からない筈はなく。ありがとう…と小声で囁いた]
[その土地に生きていた、あるいは船に乗り合わせた、髪も眼も肌も、骨格や大きさも言葉も種族も違う、出会った者たちの顔を、ひとつ、ひとつ。
伝えられる限りのものを、伝えられるようにと。
ひとつひとつの音に、精一杯の、記憶を込めて。
昔はもっとたくさんの人と笑い交わすことが出来た。
いまは――向こう岸を歩きながら、窓に灯る温もりを、ただ眺めている。
語りたいわけではない。
軌跡を残すことなど、何一つ望んでいない。
ただ……これだけしか、持っていないから。
もう、出来ることが、他に何も残っていないから。]
[祈るという言葉は知らない。
この指は、ひどく無様で不格好で、憎しみと欺瞞に満ちていて。
その形には、組めない。
濁って、血に塗れて、奏でることすら汚らわしい音かもしれないけれど。
それでも、せめて、願いたい。
――… 少しでいいから、と。
最後に残された、ひどく心優しくお人好しな、ふたりに。
触れることが赦されない対岸でも、届くような。
何か、出来ることがあれば良いのにと――…
この期に及んで、今でも、そう思ってしまっているから。
そう思うことの罪は、ちゃんと、背負っていくから。
それだけは、本当に、嘘がない、最後の。]
[怪我は大したことない、という彼に、またかと、ため息を吐くのもつかの間。
歌は勘弁してくれといわれ、むすーっと顔を膨らます。]
……次、絶対ですよ?
[昔、自分も歌い方を知らず、音痴であったことは棚に上げ。
こんな状況で、"次"の約束が出来たことに、ひそかに口元を緩めた。
澄み切ったバイオリンの、最初の一音が響く。
激しさを見せたかと思えば、ゆっくりと、そしてアップテンポに。
ダイナミックで、なのに繊細で。
(山賊の宴会だなんて、誰が言ったんだか。)
時折、胸が締め付けられるように、切ない音を響かせるのは、彼自身の歩んできた道なのだろうか。
呼吸すら、奪われるように、その演奏を聞き入った。
そして、その演奏を邪魔しないよう、そっとギターを抱えなおす。]
[贈ることが出来るものが、出来ることが、これだけしか、残っていない。
道のりはそれなりに波乱万丈で、笑い話も土産になるような話も色々あった。
ほんの少しでいいから、その耳に届けることが出来たなら、いい。
笑い声が耳に届くなら、暖まることも、あるだろう。
泣き声が耳に届くなら、それを想い、手を伸ばし合うことも、できるだろう。
自分がそれを望み、奏でることが―― それがもう次の瞬間には、いや、今でも、赦されないことであったとしても。]
[ 右腕は、柔らかに、力強く。
左指は、音を揺らしながら、時に真っ直ぐに抑えながら、時に小刻みに素早く。
高く、高く。
左手の小指で押さえた“一番右の弦”は、張りつめて高らかに、歌うように叫ぶように鳴り響き、
かき鳴らす低音は大きく豊かなビブラート。
左指に伝わる弦の振動が、耳元に響く低音は――それでもやはり、依って立つ故郷を知らない、雪に空いた白い穴のような、ぽっかりとした空洞で。>>0:132
それでも、ただ、歩みを進め。
けれど……
もしかして、一人きり歩み続けるその音が、
対岸で奏でられる、その優しい音を、聞くことが出来たなら。>>115
響きを、合わせることが出来たとしたら。
きっとそれは、途方もなく――…
失くしてしまった涙が、零れ落ちる――そんな、錯角すら抱かせてくれるほどに。]
[
それでも。
最後は、きっと、それを振り切って。
最後に思いの限り奏でた一音は。和音ではなく、ひとつきりの音。
間違いなく――別れの、響きを帯びただろう
]*
──── 資料室 ────(5d)
[笑顔も、仕草も、全部作り物。
何となくそんな気がしていた。
────これが、本性。誤解?私が?人狼とタイガさんが別だと考えたかったと?………そんな事はない!私は、あなたが許せない……!
今私の目の前にいるのは、無表情な男性。(>>+9)
凍りつくような冷たい視線に怖気付きそうになる。
ぐっと奥歯を噛み締め自分を奮い立たせた。
その視線から逃れるように目を伏せる。]
………いいえ、もういいです。
あなたは、人じゃない。それはよくわかりました。
気持ちがないなら謝らなくていいです。
そんなんで謝っても誤った内に入りませんから。
………その目、誰にも向けて欲しくない…です。
["誰にも会わないでほしい"と言ったところで人狼は聞かないだろう。
だからせめてその目を見せるなと言いたくて。
悔しいかった。
よくわからないけどとても悔しくて、腹が立って泣いてしまいそう。
────どうしても目の前の人狼が発する言葉に自虐的な意味を見てしまって。
いや、そんな筈はない。
彼はそのまま本心を言っているのだから。
そう、私は期待なんて、最初からしていない。]
[私の問いに人狼は"さぁ?"と。
その仕草にさえ腹が立った。]
そう、ですか。
[苛立ちを隠すため、静かに言い放ってその場を離れた。]
―第二エリア:イレックス―
[店の看板を見ながらはあ、と大げさに溜息を吐いた後、道具を一切持っていなかった男は一先ずの修理道具を手に入れるために自分の店に足を踏み入れた。
さすがに壊れたドロイド>>1:35は処分されたらしい。
なくなったドロイドの影を探すように見ていると、一体が体をすり抜けた。
ドロイドが幽霊である自分を認知するはずなどない。
そうはわかってはいたが、実際やられると少し寂しさを感じる。]
だーから、さっさと消えたかったのになー……。
[ぽつりと、呟いたこの言葉も。
きっと生きてる人には届かないんだろう。
さっさと未練をなくして消えてしまおう。
奥にある作業机へと進み、引き出しを見つめる。
もし、これが本当に未練ならば工具が引き出せるはず。謎の確信と共に引き出しの中へと手を突っ込んだ。
机をすり抜け、出て来たのは……――。]
……え?
[目的としていた工具ではなく、見覚えのある1冊のノートだった。]
……これじゃ、修理できねーっての。
[くしゃり、と顔を歪める。
ぺらりとページを捲り、中を見てみる。
予想通り、昔生物関連の話を書き留めていた、特に植物関連のものをまとめたノートだった。
ぱらぱらと懐かしむように、あるいは切なそうに捲っていた手を、ふと止めた。
開いたページにまとめられていたのは“モチノキ”]
『時の流れ』、か
[用は終わった、と言わんばかりにノートを閉じる。
“時の流れ”は過ぎれば決して元には戻らない。
唯一しか流れない“時(命)”を、時計で計ることによって大切にして欲しい。自分の思う通りに生きて欲しい。
そう願って
……あーあ。
[目元を片手で隠し、ゆっくりと床に座り込みながら溜息を吐いた。
信じたい、信じたいと願いながら、他人は愚か友人やシステム。
挙げ句の果てには自分自身すら信じることができなかった。
結局、店主自身が大切にできていない。]
[そうっと、ギターの音を鳴らせば、シメオンは気づいたように、音を合わせてくれるだろうか。
バイオリンとよく似た、けれど全く異なる音が、絡み合って、交じる……。
彼の音が、その軌跡をたどるのに、付き合いながら、自分の軌跡も混ぜながら。
音が無くなり嘆いたことも、少女と会って救われたことも、自分の歌を笑われたことも、かじかんだ指先を温めつつ、ピアノを弾いた時のことを。
時折、音が飛ぶのはご愛嬌だ。
くすくすと笑って、彼にバチンと目を瞑る。
不意に彼の音が、冷たさを帯びる。
切ない音と、どこか冷たい暗い音が、消えては現れ、消えては現れ。
なら、それに寄り添うように、温かい音を。
焚火がパチパチとはぜるように、誰かにだきしめてもらったときの温度を……。]
[視界が赤く染まる。
ここ数日の間、最後の最後まで理性の奥底で押さえつけてきたその衝動が、津波のように押し寄せれば。
理性を、言葉を、根こそぎ奪い尽くして浚うそれを、
今度こそ、どうしても、抑えることは出来ずに。
服に染みついた血の匂い。
もう一時も耐えることが出来ないほどの、脳を食い破り心を刻みつくす……
果てしない、底のない、飢餓感。]
――……!
[からり、音を立てて、地に落ちる楽器と弓。
声を上げることも出来ず、割れるように痛む頭蓋を両手でぎり、と掴み。
やがて、顔を上げれば、その双眸は、見間違えようもない血のような朱の光りを帯びて、光っていただろう。]
[永く生きる星は悲しいだろう…と語る声>>89に、
彼が医師をどう思っているかの、胸の内までは測れないが、
何処か自身にも似た星の話に、数瞬、瞳を伏せた。
たしかに”悲しい”、としか言えない時もある。
「メトセラ」が記憶を封じなくてはならない程に。
永い時の中に、一人だけ取り残される、
その深い孤独も、つらい慟哭も、全てを癒すすべはないが、
それでも……
封じてきた積み重なる古い記憶も。
この身の上を流れた、長い年月も。
その間だけは忘れて…何もかも無かったことであるかのように、
付き合ってくれる大切な人達>>0:213に、ずっと救われて来た]
[左脚で、地を蹴る。
飛ぶように一気に距離を詰めれば、ギターを手にしたその青年の首筋を、今はもう傷もなく自在に動く右腕で抑え込み。
左手の爪を振りかざし。
これまでも、そうし続けてきたように、振り下ろそう、と――]*
悲しくない星なんて、きっとないよ。
ひとりで生きる星の方が、悲しいだろう。
その身体に降り積もる雪を、溶かす手のぬくもりもないまま
ただひとり、積もる亡骸の野を行くのは。
[そんな風に答えたのだったか。
それが何か重い十字架を背負って、
一人で生きなくては、と生き急ぐような誰を、
案じてのことかは、云わないまま]
[彼の音は、いつも気高い、孤高の音で。
それが人を惹きつける。
寂しさと、哀愁を帯びるから……。
だから、笑った音も、泣いた音も、怒った音も全部音に乗せて伝えよう。
もしこの音を聴けば、彼がクスリと笑ってしまうように。
贅沢をいうなら、……たまに一緒に弾いてほしいかな。
そんなことを思いながら、柔らかくビブラートを震わせて、彼の音に、寄り添った。
しかし、鋭い一音を皮切りに、唐突にその音が止まる。]
聴く人 シメオンは、聴く人 シメオン を投票先に選びました。
/*
すみません…熱で頭がゆだってて、ロルがひどい…
トールさんへのお返事は、
さらにお返事が必要ないように、簡略化してすみません。
……シメオン?
[自分もギターを弾く手を止め、訝しげに彼を見ただろう。
苦痛を押えるかのように、彼の両手が、頭をつかむ。
その目に宿った赤い光に、ひゅっと、息をのんだのも刹那、一気に距離を詰められて、首筋を抑え込まれた。]
っ、く……しめ、おん……?
[その手を外そうと、必死にもがく。]
― 回想・医務室 ―
(>>6:120、>>6:137の続き)
[立って話していると、カークとは随分な体格差があるとわかる。
身長差はざっと12センチ。
...のほうが大柄な相手を見上げる格好になった。
「こういうことを訊かれるのが嫌だったらすまんけど…」>>6:120
と気遣うカークに、
...は大丈夫ですという気持ちを伝えるべく微笑み、
両手を開いて爪を見せた。]
私もよくできていると思います。
センサー付きの義手の開発は地球時代の、
20世紀末にはかなり進められていましたが、
難しかったのは人工皮膚のほうで……。
いえ、ドクターなら貴方のほうがお詳しいでしょうね。
でも、私のこの外見にはモデルがあるのです。
この船に残った方はご存知なかったようですが……、
アンドロイドのジークムント・モデル、
別名アングラメル・モデルをご存知でしょうか。
私の外見はそれに似せて作られました。
[“それ”は――ほんの一瞬だけ。
諦めのような、何か遠い名残のような、静かな笑みを浮かべ。]
……ここまで、だな。
今日まで上手く潜ってきたつもりだが……
まあ、潮時だろう。
他の連中も、目晦ましには役に立ってくれたからな。
[“他の連中”――、既にこの場にはいない同族たちのことを、一言でそう切り捨てる。]
[二人を利用してここまで生き延びたことが事実なのだから。]
[どれ程に――その囁きや繋がりを感じることを、“Vox”が、切望していたとしても]
ああ、大方見当は付いてるだろうが……
エレオノーレとダーフィトを殺った人狼なら、あんたらの目の前にいる。
悪いが……邪魔だったんでね。
まあ、強いて言うなら――…
[人間に恨み言を言うつもりはないが、恨みはある、そんなところだ。
ウルムのことを、いくらかは知ってる様子だったが。
あの件に関しちゃ、“ガルー”の感染は人為的なものだったと、俺は踏んでる。
それだけじゃなく――… 人間が現れなきゃ、あの場所は平和だったろうよ。
ガルーと人間の敵対・競争的な寄生関係は、種が新しいことにもよるんだろうが――憎しみか、怒りか。
――そんな、やはり所詮は恨み言でしかない繰り言を『ニンゲン』に向けて、言ってやろうかと。
そうも思ったのだけれど……やめた]
[だから、私は『この男』を恨んでいる。
命を奪い、去って行った、“罪ある者”。
“呪われよ”、どれ程苦しめても飽き足らない、地獄の果てまで歩めと。]
ガルーの声は……“還りたい”と、
そう、聞こえるんだ。
既にない何処かに向けて、叫んでいるようにも、聞こえる……
[まるで、誘うように、銃を持つ男をひたりと見据え]
そうですね、貴方はとんでもない
お人よしなのでしょう。
お人よしが過ぎると身を滅ぼしますよ。
……きっと君、すぐ"こっち"にきますね。
[ そうすれば、先ほど会話した女性と同じように
この青年とも話をすることができるのだろう。
ふと、そんなことを思い至る。
まだ「この人と話をしてみたい」なんて
そんな人らしい気持ちが残っているとは。]
ー船内の何処かー
[兎は人間が大好きだった
人間と関われるコンパニオンの仕事も好きだった
設計者である人間から与えられた感情と役割
兎はそれでも自らの感情として人間を想ってきた
そんな大好きな人間が3人にまで減り、物悲しくなってしまった船内
そんな状況と化すまで兎はただその流れを見ていただけ
無力だとか、彼らの身代わりになりたいだとか
そんな繊細な感情を兎のホログラムは持ち合わせない
その状況を悲しむ事は出来るがそれ以上はない]
[第2エリアにある資料館から第1エリアのNルームまでの道のりはそこそこある。
Nルームへと続く通路を進むノトカーの歩みは相変わらずゆっくりとしたもので、追うだけの己は他に何ができるわけでもない。
届かない返事をするのは、暇つぶしも兼ねてのことだった。]
何日前でしたっけ、随分前の事に感じますね。
もう数カ月、数年も昔のようですよ。
[まだ『人間』だった時、ほんの数日前を思うと不思議な気持ちになる。
"記憶"としては確かに残っているのに、自分が違う生き物になってしまった感覚。]
[『ガルー』に寄生されなければ、もしかしたら己も彼のように(>>5:80)人間らしくいられたのだろうか。
「そんなのは夢物語だよ(>>5:+26)」と言った彼女の言葉を思い出して、首を横に振る。]
この顔も、身体も、私のものではありません。
そのせいかもしれませんね、
自分の過去を全部忘れてしまったのは……。
ダンカン様は、私によく仰いました。
お前は騙されている、もっとしっかり確認しろ、と。
でも、私、ちゃんとインフォームド・コンセントを受けて
いますよ?
自分のことですから。
日々のメンテナンスは自分でしなければいけませんから…。
[バァン!と、大きな銃声が響いたかと思えば、押えこまれていた手が若干緩む。
逃げ出そうと、そして、何より空気を吸い込もうと、盛大にむせた。]
っ、げほっ……
[そう咳き込んだのもつかの間、再びぎりぎりと込められる力に、再度息を詰める羽目に。
もうだめだと、思った瞬間、彼の目の色が……揺れた。]
げほっ……げほっ……
"貴方"は、……
[首への重みが無くなって、"シメオンではない彼"が飛び退くのに、咳き込みながら、声を出す。]
人狼さんも一緒に仲良く出来たら良かったのぜ
人狼さんも人間なのぜ
いつかそうしてくれる人間が出てくるといいのぜ
[人間に作られた人間が大好きな兎なりの願い
叶う叶わないはそんな人間の選択と行動次第
兎にそこまで考える思考回路はなく、ただそう願うのみ
側にスノウが居たかは分からないが…その白い姿を見付けられたなら、ペチペチと近付き小さな前足でぎゅっと顔を埋めて抱きついた事だろう*]
[駆け寄ったカークに大丈夫だと返し、"彼"に向き直る。
さてね、と半ば、諦めたような、それでいて、状況を静かに見守るような声色に、ぐっと眉を寄せた。
"彼"が語る言葉は、カークに向けてのことだったのだろうか。
それとも、"シメオン"に向けての言葉だったのだろうか。
エレとダーフィトを殺したと告白する"彼"は、まるで、カークに殺されるのを望むような響きだった。
カークに"シメオン"を殺させようとするかの響き。
それに気づいた瞬間、ぎゅうっと、心臓が、張り裂けそうに痛む。]
……それだけは……ダメだ!
[考えている間も無かった。
おおきく一歩、シメオンに、近づいて、にこりと笑う。
引き攣るような、不格好な笑みだったかもしれないが、それでも。]
ばかだなぁ……そう言ったって、心配するんだって、言ったじゃないですか。
自分にどういう脳内物質が必要で、
脳に何を補給されているか、ちゃんと知っています。
だって、自走機能の付いた戦車にバグのありそうな危ないAIを搭載するわけがないでしょう?
私は安定していました。
行動の管理も確認も、記録装置を持たない一般の人よりはずっと細かくなされていたと思います。
このシルバー・メリー号に乗るまでは……。
だから、『ガルー』の寄生はこの船内で、だと考えているのです。
[微笑みながら説明する...に、カークからはどんな反応が返ってきただろう?]**
……やはり、お前が『人狼』か…シメオン。
”還りたい”?
もう、『ガルー』には、還れる場所はない
ネオ・カナンは…俺達が奪って変えてしまったから。
還れるところは…もう、たったひとつだけ、だろ?
[トールが違うとなれば。
人工皮膚と爪だったハダリーに”爪痕”を残すのが無理ならば。
残る可能性は…と薄々は脳裡にあったが。
信じたくなかったというような声音で、そう呟いて]
―― 第一エリア・デッキ ――
[白猫から強請り取った近道を通り、どれほど進んだことだろう。
“シメオン”は知らずとも、共鳴の囁きがどこから消えて行ったのか、彼は知っている。]
真似して悪いな。
[くすり、と笑い、ドンとパネルを叩き、船の内部に通じる扉を下ろす。
昨日、あの男は、ここからどのように去って行ったのだったか。
知る由はないけれど、きっと、真っ当で静かな方法だったのだろうと思う。
外に通じる、此方の扉を開ければどうなる?
大丈夫、知らない。身体が肉塊に成り果てようと。
歩いていくだけ。
約束をしただろう、瞬かぬ星の中を、歩くと。]
[還してやれる場所は、かつてのネオ・カナンの穏やかな夢の中だけ
7つの月と紅い大地の幻を懐いて、
安らかに眠れるところ以外にないと…
ひたりと銃口を見据える、赤い瞳を見つめたまま。
一瞬だけぎゅっと瞼を瞑って、気持ちの中の何かを振り払い。
その心臓めがめて……もう躊躇わず、引き金を引いた]
/*
あっ、書き忘れていたかも。
ジークムントの息子で「シグムンダルソン」です。
アイスランドでは父名+ソンが姓の代わりなので、それにあやかって付けられました。
[その言葉は、"彼"ではなくて"シメオン"に……いや、それは"彼"なのだろうか。]
記憶は、音を鳴らすと、蘇るんですよ?
[ギターを鳴らし、もう一歩。
優しい音色に、別れを告げたとは知らず、ニコリと笑って指を動かす。
そうすれば、"忘れっぽいな、お前"と、ポロリと零れる言葉。
それに彼自身、驚いたような、困ったようにくしゃりと笑う。]
シメオン……
[そう"二人"を呼んだ。
視線が合ったと思ったときには、通路の入り口まで跳躍し……。
一瞬で姿が見えなくなる。]
/*
えっとまあ、取り敢えずこれだけ。
灰が色んな意味で汚れててごめんよ!
エピでもよろしく。
そして俺はもうダメだ、寝る!
──── 医務室 ────
[ダーフィトを探してふわりふわり。
次は、医務室を覗いてみようと。
思えばこの姿になってからたくさんの時間が過ぎた。
だんだんと増えていく人。
同時に実体を持った人間は減って行った。
この世界が何なのか未だにわからない。
私が作ったのかもしれないという疑念は晴らせない。
────この世界に、終わりがないのなら。私はこの先もずっと世界を彷徨い続けるのかな?
医務室に入る。
もうそこには誰もいなかっただろう。少なくとも、実体のある人間は。
────ここでカークとハダリーさんと3人でいたんだよなぁ…
数日前の事だけど、大昔のようだ。
ベッドに横たわるように体を横にする。]
/*
起きたああああでもエピ入り金曜夜なのは嬉しい。
7つの月と聞くと昔の某TRPGの世界を連想してしまう。
[どれだけその場に居ただろう。
半透明の躰が煙草に飽きる頃、
ダーフィトはふと、思い立って
自室の外へと咥え煙草で踏み出す。
何処へ行こうかというアテはないが、唯。
置いてきた彼らはどうなっただろうかと、
脳裡に過ぎったのだ。
自室から出れば、
自分を呼ぶ知らぬ声>>+64が聞こえて
ぽろりと口から煙草を落とす羽目になったが。]
[落とした煙草は床へ焦げ目をつけることもなく
空気の中へ溶け消えるように静かに形を失くし
自分の身が虚ろのものであることを
今一度再確認させたのだったが、
辺りを見渡しても、声の主は見つけられず
もう一度新しい煙草を口に咥えて眉を寄せた。]
なんだったんだ…?
[訝しむ声を投げても、返事はない。
自分を探しているものがいるとは
気づけないまま、ダーフィトは先へと歩を進めた。]
―メイン・サロン―
[恐らくは久しぶりに訪れたその場所で
ダーフィトは自らを殺したと口にする
人狼――シメオン>>132の告白を聞いた。
自らを殺したと宣う相手に対して
今となっては何の感傷も持つことはできず
メイン・サロンの中の椅子の一つに腰掛けて
何を口にするでもなく、行動するでもなく。
唯、サロン内の様子を見遣りながら
気を揉むように、時折奥歯を固く噛み締めていた。
シメオンが出て行った>>141のを見れば
後を追おうと立ち上がって、そこで。]
医師 カークは、聴く人 シメオン を投票先に選びました。
― 5d/Nルーム ―
そう、ですね。
ここまでありがとうございました。
[人工睡眠装置に横たわる己の死骸を見下ろし、
ノトカ―へと感謝の言葉を告げる。
もっとも、己の言葉など相手には伝わらないが。]
人を襲って、人に撃ち殺されて
『人狼』として死んだ俺ですが、
貴方のおかげで『人間』らしく終われますよ。
[こうして『人狼』としての意識がある以上、
やはり俺は『人間』には戻れないのだろうが
それでも人と同じように眠る己の亡骸を見ると
確かに、俺も『人間』だったのだと、感じた。]
滅びゆくものたちを ただ哀惜と郷愁の念を以て
追憶の額縁に飾りたてることをせず
その権利など、ないのだから
悔恨と憐憫に 溺れることもなく
消え去るものたちがおこなった たゆまぬ闘争への敬意を
つぎへの歩みと かえてゆけ
目に焼き付けて、罪を思え
忘れ去る資格など、ないのだから
持ち去ることもなく すがることもなく
朽ちたものたちを 眠るべき地に 葬り
触れることは、赦されないのだから
その身一つで
ただ ただ 進みゆけ
命尽きる さいごの刻まで
地の果てまで、還る場所もなく、呪われ続けよと。
あれ……なんか眠くなってきた…………
あはは、この姿でも眠くなるんだ……………
[ゆっくりと目を閉じる。
ここで起こったことを思い出しながら。
いつの間にか意識は────]*
今はもうない目で。
一番右の月に、灯る明りを見る。
暗闇に光る、美しい銀の船の姿。
それは、最期に見えた、幻だったのかもしれないけれど。
――どうか……
その船に残る者たちに。
生きる者達に。
安らかな夢と朝が訪れることが、あるようにと。
青年は、振り払うように、
歩みを
**
―第一エリア・デッキ―
[船内のなりゆきを見守っていた白い猫は、
もう今日は、誰が一番人狼の可能性が高いか、
と問うことはなかった]
……ごめんなさいにゃ、シメオン。
[白い猫は、ただただ悲し気に碧い瞳を揺らして、
最後のガルーと人狼を、見守る。
最後の『ガルー』の観察を終えるまでが、
”ガーディアン”の役割だから]
……待って、くださいよ。
[あの視線が合わさった一瞬、ハダリーと同じような覚悟を決めた目をみれば……。
彼が、ここから離れ、何をするのか分かってしまった。]
自分だけ、死ぬ……つもりですか。
"次"だなんて、期待を持たせたくせに。
……約束、守る気なんて、なかったくせに……
[もう間に合わないと知り、両手で目を覆うように頭を抱える。
喉から漏れ出したのは、悲しみの咆哮に似た叫びだった。]
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