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村娘 パメラは負傷兵 シモンに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
少女 リーザ は 負傷兵 シモン に投票した。
農夫 ヤコブ は 村娘 パメラ に投票した。
負傷兵 シモン は 村娘 パメラ に投票した。
仕立て屋 エルナ は 村娘 パメラ に投票した。
パン屋 オットー は 村娘 パメラ に投票した。
村娘 パメラ は 負傷兵 シモン に投票した。(ランダム投票)
村娘 パメラ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、仕立て屋 エルナ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、少女 リーザ、農夫 ヤコブ、負傷兵 シモン、パン屋 オットー の 4 名。
/*
とりあえず書けそうで書けない辺りまでテンションがもどって……来た……?
願いに生かされてきた彼女は、
矛盾する願いによってその生を終える。
/*
ちなみにフリントストーンは古代から使われていたパワーストーンで、ドイツでも採れるらしいっす。
茶色系の石、で検索して拾ってきたら
「魂の声を助言として伝え、消極的な気持ちを取りのぞき人格の完成に力を与える」
という意味があって驚いた。
/*
「占い能力を使う相手を選ぶ事が出来る」っていうのはPL視点漏れで、ニコラスの能力を信じられない理由がガチ村理論なんだよね。
―???―
[昇りゆく我が身にかかる声はあったのだったかどうだったか。
例え何か聞こえたとして、青年には振り返るつもりも立ち止まるつもりもなかった。
不安定に明滅する体が長く保てない事は明白で、
死んだところで救いなんてないのだと、それを信じている人間の前で証明することはしたくなかったから。
だから、人間の敵のままで在りたかった。
人として、死ぬ。だなんて。"欠けて"しまった青年には…出来ないから。]
――…
[高く高く、後ろに見える白銀の色も遠く…遠くなった頃に。
漸くその場へとふわり。青年は止まる。
下へと見下ろす景色のどこかに、肉体を持たなくなってしまった幼馴染や、もしかすると…他にも。
しかし、それを知る時間も方法も――もう、無い。]
[身の端をほろりほろりと崩していく塵は、何かの意思を受けてでもいるかのように、時にゆっくりと、時に速く。
青年の透明な体を削ぎ落として、消し崩して、空気と同化させていく。
頬を伝う一滴の滴さえ、落ちる前に黒く塵となって空気に溶けて行って。]
…ごめん
[肉体のあるうちに遺した言葉と同じ言葉は誰に向けたものだっただろう。
ひとつ声を残して、透いた青年は、完全に消滅した。]*
/*
ヨアヒムううううぅぅぅぅぅ!!
なんとなく、村にやってきて最初に打ち解けたのはヤコブな気がする。ヨアヒムはぶっきらぼうさんで最初は苦手だったけど、いつの間にか馬の合う友人になってたイメージ。オットーは気質が近くていろいろ察してくれてたから、一緒にいて楽だったんだろうなぁ。
― 宿屋談話室・早朝 ―
[いつもと同じように暖炉で部屋を暖める。
別れの挨拶を終えたと判断したあと、パメラも昨夜の内に倉庫に運んだ。
しかしヨアヒムの部屋を掃除したとき、天井板の隙間に隠した”滅びた村の記録”>>4:98は見つけることができなかった。そこまで捜索することは思いつかなかったから。
オットーが起きてきたら、”今朝も朝飯の支度を頼む。”とお願いして手伝ってもらう。
ソーセージと豆と人参のスープ、ポテトサラダ、瓶詰めにしてあった梨のコンポートとパンを出した。
それからふと思いついて紅茶も淹れた。”ご自由にどうぞ。”のメモを添えて、一息つく。
さて今朝は全員の無事を確認できるだろうか。
それとも、また誰かが欠けていまうだろうか――。**]
―ヨアヒムが消えた頃―
[とおく、とおく
高い空の彼方から――友の声がきこえた気がした。
天を見上げても、なにも見えない、けれど]
……ヨアヒム。
君が、何者であっても
なにを行っていたのだとしても
……君は僕の、大切な友だという事に変わりはない。
これでもう、苦しまずに済むのなら
それはきっと、救いなのだと――…
[そうであって欲しいと。
願いを込めて、空に向けて十字を切った**]
[強烈な殺意というものを浴びたことがなかった身には、
瞳に込められたそれが何なのか明確には掴めなかったが、
それでも切りつけるような冷気が周囲で増したのは感じ取れていた。
身を震わせて、硬直する。
迫りくる黒き影を見たのを最後に―――
視界は、暗転した]
[死は全ての終わりではない。
むしろ続くものもある。
月が二つ見える現象の本質を理解した時にそのことも理解していた。
かといってそれは――死んでもいい、という思いを植え付けることはなかったけれど。
むしろ生きていた方が色々と得であるという思いを、
漠然とではあるが強くさせていた。
だって、こんな力があったところで、
死者と会えたり話をすることなど、結局できはしないのだから―――]
―回想:どこか―
[すこしずつ、自分が欠けていく感覚を覚えながら。 >>5:+11
目は開いていて、村の映像を頭に流してはくるのだが。
ただぼんやりと、それを眺めている。
何か言葉を紡ごうにも、まるで言葉すら忘れてしまったように何も出てこない。
そうしていたら、何者かの影>>+6が、近くを横切ったような気がした。それは恐らく、ヨアヒムのものなのだろう、と。なんとなく、思った。
頭で考えるよりも先に、言葉が出てきた。]
……勝手なんですね。友人を置いて消えるなんて。
……男のひとなんてみんなそうです。
[小さくつぶやく。以前、ニコラスにも同じことを思ったが。>>+4:12]
私を殺したのはまあ、いいとしても。……そのこと覚えてなんていないんでしょう、あなた?
[その声はきっと、届くことは無いのだろうけど。]
―回想:昨日夜 広場から若干離れた、空中から―
[もう周りを見渡そうという気にもなれず空中で佇んでいたら。
オットーとエルナの邂逅が目に入った。
呼び出したのがオットーの側であったということは、雰囲気から伝わった。>>4:76 >>4:94
その邂逅の意味は、百も承知なのだが。
……なぜだか、声が上がらない。]
………ああ、わたし
[そうか。これは、つまり]
……うごけない、んだ
[身体が、ではない。
身体を動かそうとするほど、心が動かない。
遠く目の前で起きていること。起き続けていること。それは。生きていた頃なら、悲鳴でもあげていたはずなのに。
心が、まるで、動かない。
それは、まるで、心を動かすことを拒んでいるみたいに]
[従業員部屋に戻った直後、拳銃の弾を一発だけ補充した。
白銀の村に来たあとは、手入れこそこまめにしていたものの、銃は全く使用しなかったのに。やはり体で覚えたことは簡単に忘れられないらしく、すぐ手に馴染む感触がした。]
……。
[服の上から拳銃をそっと確かめる。
既に自分が銃を持っていることは皆にばれてしまったのだから、隠す意味はほとんどないようなものだけれど。昨日硝煙の臭いが談話室に漂ったときは、違和感を覚えたので、堂々と持ち歩く気にはなれなかった。]
―前日・談話室、承前―
[全てが終わって、リゼットはパメラの亡骸に歩み寄り膝をつく。
泣いてはいけない。
きっと、パメラは少女の涙を望まないから。
泣くわけには、いかない。
大切な人を見棄ててしまった自分に、そんな資格がないことは分かっていたから。
麻痺毒を使って抵抗すれば、彼女と二人逃げ出すことも出来たかも知れない。なのにリゼットは何もできなかった。
――否、何もしなかったのだ。
後悔に心が塗り潰され、視界が歪む]
/*
寧ろ覚えてなかったらニコラスの手に縋っていたかもしれない。そっちの方がヨアヒム的には幸せだったのかもしれないけども。
でもこの青年狼だからなあ。
あうあう、最終日だけれども、本当になんというか、至らない人狼で申し訳ございませんでした(土下座
エピは軽く謝るにとどめてまったりすると決めているので……
[ぽたり、涙が頬を流れ落ちる。
駄目だ、――泣くな。
けれど、袖口で何度双眸を擦っても、次から次へと涙が零れ、
どんなに奥歯を噛み締めても、嗚咽が喉から漏れ出してしまう。
シモンが人狼であってくれれば良いと、そんなことさえ願う。
そうすれば、パメラの敵を討つことが出来るのに。
けれど、そんな願いは自分の心の弱さの表れだと、パメラを見棄てた罪から逃れようとする醜さが生み出したものだと知っていたから]
――……っ う、ううっ。
[遺体が運び出されるまでの間、リゼットはただ泣くことしか出来なかった]
─宿屋・談話室─
[例の如く、起きてから談話室へ行くとシモンがいて、朝食の準備を手伝った>>0]
[多くの人の息吹が絶えて、宿屋は広くなったことを誇張するかのように静けさを搾り出す。
エルナは、ニコラスと違って捜されたのならば簡単に見つけられるだろう。外傷も頸椎を除けば殆ど無いはずだ。
エルナのことは、喰らわなかった。“渇”きが知らずの内に癒えてしまった。遂に己からは、“渇”きすらも失われてしまったのかと、他人事のように考える。ただ──]
──呪いだけは、癒えることなく、鎖のように外れない。
[この呪いだけが己をこの世に留めている。命の価値などはじめから知らず、己の命と他人の命の区別すら付かない。そんな己に、自己と他人の命の区別をつけさせるものがあるのなら、それはその呪いのみ。]
──正直、人狼探しとかどうでも良い。
[昨日、シモンが問いかけようとしたであろう質問>>5:77の答えを、心の中で呟く。もし、改めて問われることがあるのなら、やはり此方はこう答えるのだろうと。**]
―朝・談話室―
[いつの間にか寝入ってしまったらしい。
定位置のソファで目覚めたときには、既にエルナ以外の生き残りの姿があるか。
エルナが顔を出したら、すぐにでもニコラスの行方を捜しに行こう。
そうすれば、魔法が本物か分かるはずだから]
もう、……終わりに、しなきゃ。
[眠っている間も涙は零れ続けたのだろう。
泣きすぎて腫れてしまった瞼を押さえ、俯きながら呟いた]
[声をかけてきたヤコブ>>4に無言でこくりと頷く。
客商売である宿屋を手伝っていることもあり、レジーナの特訓の元(ある意味軍隊のそれよりもきつかった)で何とか村に馴染むよう努力した。
それは、戦場は村での日常生活とはほど遠い存在であるからに他ならない。逆に言えば、”ためらいなく人が殺せる。”と言ってすぐ納得できる相手は、村の中にほとんどいないと思っている。]
――できれば、こういうところは見せたくなかったんだが、な。
[ヤコブが呟く感想の意味も、内心何を考えているかも理解できる範疇ではある。
だが、昨日パメラに歩み寄って泣くリゼット>>2>>3を反射的に思い出してしまったせいか、いつになく弱気な口調で返事をした。]
―洗面所―
[シモンの申し出を受け、洗面所に赴き顔を洗う。
水の冷たさが瞼に沁みた。
タオルで顔を拭いた後、鏡に映る、
痩せっぽちの自分に話し掛けるよう言葉を零す]
魔法使いが本物なら、人狼はシモンさんかオットーさん。
もし嘘なら、エルナさんとニコラスさんが、そう。
……ここまで、来たんだ。
絶対に、死んでなんかやるもんか。
[気合を入れるべく、ぴしゃりと自分の頬を叩き、談話室に戻った]
―談話室―
エルナさん、……遅いですね。
[一刻も早くニコラスを探しに行きたくて、焦れたように口にして。
手持ち無沙汰のまま、紅茶にだけ口をつける。
さすがに食事を摂る気分にはなれなかった]
…いえ、おかげで言葉だけでないことがわかりました。
[言いながら、自分の呟きに答えるシモンが弱気な様子>>7なのを見て、少し意外に思う。
「ためらいなく殺せる」という言葉は本当だろう。
実際、昨日のシモンの行動にためらいはないように見えた。
しかし、「できるなら見せたくなかった」という言葉は、やはりどこかにためらいがあるからこそ出るのではないか。
人狼だとしたらこの言葉は出てくるのだろうか。
と一瞬考えて、否、恋人のように人間の心を持つ人狼なら、あるのかもしれない。
これだけでは判断できないと思い直した。
やがて目を覚ましたリゼットが「終わりにしなければ」と呟く。>>6]
ああ、そうだな。
[人数はずいぶんと減ってしまった。
自分が今こうして生きているのが不思議なくらいだ。
いつまで続ければいいのだろう。
いい加減終わりにしたいと、短く同意を示した。]**
[今朝はエルナの起床が遅い、と洗顔から戻ってきたリゼット>>11が指摘した。
その焦れたような口調にそうだなと頷くと、エルナが宿泊している三階に視線を向けた。]
俺が見に行ってくる。何かあったらすぐ皆を呼ぶから、ここで待っていてくれ。
[一人でも十分だと言外に告げて、談話室を出るとエルナの部屋に向かった。
ノックをして返事のないドアを開ければ、すぐに不在だと分かる。談話室に戻ると皆に知らせた。]
エルナはいない。ベッドには寝た痕跡もないし、何処に行ったのか、手がかりになるようなものも残っていなかった。
気になるから、朝飯を食べたらすぐ探索に出かけよう。昨日リゼットからニコラスを探すという提案も出ていたしな。
[そう告げるとソファの定位置に腰を下ろして、静かに食べ始める。]
……大丈夫ですか?
[エルナを呼びにいくと言うシモンに声を掛ける。
昨夜、一触即発になってしまったヤコブは勿論として
パメラの件があったから、彼女を呼びに行くのは自分の方が良いのでは? そんな意味を込める。
けれど、シモンは特に意に介した様子もないように談話室を出て行った]
[ヤコブへは短く”嗚呼。”とだけ答えて会話を終わらせる。
もし内心の疑問を、「できるなら見せたくなかった」という言葉はためらいがあるから出たのではないかと直接言われていたとしたら、微妙に違うと首を横に振るだろう。
自分としてはためらいは”ある”というよりは、”思い出した”感情と表現した方が正しい。]
「人に手にかけることで、命を奪われた者を大切に思う誰かが悲しむ。お前はそう言うが、そんなのは只の感傷だ。そんなことのために仲間の足を引っ張る奴は、今すぐ此処を出て行け。
それにいいか。戦場は常に死と隣り合わせの世界だ。一瞬のためらいが命取りになる。
強くなれ。死にたくなければ。殺されたくなかったら。」
[同じ年頃の仲間が初めて人の命を奪って衝撃を受けていたとき、部隊長からかけられた言葉は今でもハッキリ思い出せる。
自分は焼きが回ったと反省すべきなのか、それとも一応人間の心が残っていたと歓迎すべきなのか。正直微妙に思っている。]
エルナさんが、いない……。
それって、……拙くないですか。
[さして時間の経たぬうちに戻ってきたシモンが、エルナの不在を告げた。
――胸騒ぎがする。
それはシモンも同じらしく、探索の必要性を口にする。
もし、エルナまでいなくなってしまったら。
人狼へと届きかけた手は、影すらも掴むことが出来なくなるかもしれない。
ヤコブとオットーはどうだろうと、二人にそれぞれ視線を向けた。
人間と確信しているヤコブは別として、オットーの反応が気になった。
殆ど感情を面に表さない彼の、思うところがリゼットには読み取れない]
[朝飯を作っている間、オットーに昨日言いかけて止めた質問>>5:77をしてみた。
”人狼が誰かとか、真実が気にならないのか?”と。]
人狼探しもどうでもいい、か。
[オットーの回答>>5を貰うと、本当にどうでもいいのか?と疑う気持ちが半分、やはりそうだったかと納得する気持ちが半分。珈琲にミルクを入れてかき混ぜたときのように、ぐるぐると渦状になって混ざり合っていく。どう反応したらいいか分からなくて、そのあとは言葉が続かなかった。
疑ってしまうのは、人狼を見つけない限り自分はいずれ騒動がきっかけで死ぬ―疑われた人々の手にかかるか、人狼に襲われるかの違いこそあれ―に違いないから。その恐怖がオットーにはないのだろうか?と思ってしまうのだ。
いずれにしてももう時間はない。
オットーの意図を掴むべく観察を続けてきたが、結論を出さねばならぬ時期が来たことを悟る。]
そう。リゼットの言う通り、拙い事態なんだ。
だから片手間ではなく、しっかり探しに行く必要がある。
[エルナの能力が信じられるかどうかで、昨日ヤコブとやりあったとはいえ、ニコラスの証言と合わせて情報を提供してくれたことは確かだった。
しかも証言などから推測すると、どうやらエルナは亡くなった者の正体を知ることができる能力を持っているらしい。だとしたら、パメラの正体も分かるのではないか。]
オットー、一緒にエルナを探すの手伝ってくれ。
[いつものようにオットーへ探索をお願いするを申し込んだあと、リゼットとヤコブの顔を交互に見つめて、”どうする?”と問いかけた。]
わたしも行きます。
[オットーに探索を呼びかけ、此方に視線を向けるシモンに頷く。
リゼットが人間と確信しているのはヤコブだけ。
もし、シモンかオットーのどちらかが――或いは両方共が人狼であったなら、二人だけで行かせるのは様々な意味で良くない。
ヤコブはどうするだろうか。
もし彼が掣肘するようなら、同行を考え直す必要があるかも知れないが、共に行くつもりだ]
どうでもいい。
[此方の回答を繰り返すシモン>>17へは、さらに此方も繰り返す。]
簡単なことだよ。はっきり言わせて貰えば、人間も人狼も大差ない。人狼を悪だと思う気持ちもなければ人間が正義だと思う気持ちも更々ない。
僕にとって大切なことは“僕に仇なす者があるかないか”だ。僕を害しようとするなら人間だろうと殺すし、僕さえ害しないのであれば、人狼だろうと関与しない。その逆も、また然り。その相手の正体なんて心底どうでも良い。
そうだね──
──もしも君が人狼ならば、僕を害そうとさえしなければ殺さずに見逃してあげよう。
[人狼など恐れるに足りないと言わんばかりの不遜な態度を隠すことなく、しかし、その様子は普段通りのまま。研ぎ澄まされた刃のような、一介のパン屋が放つようなものではない殺意を言葉に乗せて、軽く向けてやれば些か言葉の説得力が増すこともあっただろうか。]
まぁ、僕自身としては僕の命なんてどうでも良いのだけれども。
[直後に、言葉に乗せた殺気など初めからなかったかのように、痕跡すら残さずに殺気を蒸発させて、そう告げる。]
かつて、ある人に“生き続けろ”と願われた。僕にあるのはそれだけ。
自身の命に危機が迫ればその願いに従って逃れようとするし、そうでなければ何もできない。
そもそも僕は、そういう存在(もの)だ。
[と、初めて“彼女から授かった呪い”のことを他人に告げる。どうして今更そんなことを、しかも、相手がどれだけ理解できるのかも定かではないようなことを、このタイミングで告げたのかは、己にもわからなかった。]
……エルナ。
[目の前に横たわっていたエルナの亡骸から、その魂が抜け出して目を開ける>>+11
ごめんなさい、と悲痛な顔で謝罪の言葉を口にするその様子に、男は目を細め、眉を下げ、ゆるりと首を降った]
――…いや、
謝るのは、僕の方だ。
[約束を守れず、置いて行ってしまった。
つらい思いをさせてしまった。
彼女にひとを、殺させてしまった。
物を作り出す手で――命を奪わせてしまった。
ヨアヒムの命を奪ったその手を取り、握り締める]
ごめん。
……僕の友達の、業を絶ってくれてありがとう。
[生きて笑っていて欲しいという願いは届かなかったけれど]
約束を守れなくてごめん。
つらい思いをさせてごめん。
君をひとりにしてごめん。
何も伝えず勝手なことをしてごめん。
許してくれなんて言える立場ではない、けれど
……だけどもし、許してくれるなら
もう一度、笑ってくれないか?
[エルナの笑顔は、男にとっての救いであるから。
勝手な願いだと思っていても、月の下、静かに問いかける**]
/*
リゼットのロールが、材料は揃えたのに調理する手順とタイミングを間違えて、仕方がないのでカレールゥを大量投入して辻褄を合わせた料理染みて見える今日この頃。
……まあ、美味しく食べて頂けるなら良いのですが。
しかし、リーザチップの『上目遣い(微笑)』は可愛いですね。
基本、笑顔は使わないつもりなので、ここらで使っっておこう。
[リゼットたちが魔法に期待していることに、
何か言いたげなヤコブの様子に、困ったように少し眉を下げる。
勿論、エルナの言う能力とやらを全面的に信じている訳ではないが、可能性を否定するつもりもないのだ]
……急ぎましょう。
[オットーは"望むのなら"と、いつもと変わらない応えを探索への同行を依頼するシモンに向ける。しかしその言葉から、彼が何を思うのか導き出すことは出来ない。
そんな二人の遣り取りを眺めていると、
外套の下に隠し持つ刃の存在が、やけに冷たく感じられた。
場合によっては、この二人のどちらかと殺し合いをしなければならない**]
→宿の外へ
俺は人間なんでね、その仮定は必要はない。
[不遜な態度を隠さないオットーの言葉に乗っている殺意>>22を読み取りながらも、軽く受け流した。まだ騒動が始まる前、平穏な空気の中で軽口を言ったときのように。
何故ならオットーが本気だと思ったから。普段通りの様子でありながら、明らかに殺意が一介のパン屋とは思えないものであることで。但し此処では殺意の応酬をする気はないし、する意味もないので、いつもと表情を変えずに答えた。
それでも目には隠そうとしても隠し切れない好奇心が浮かび上がる。
自分の意思がないと評価した青年が初めて大切と告げた内容と、人狼をも恐れないと放つ殺気に強く興味を惹かれた。
なるほど、その基準が“僕に仇なす者があるかないか”ならば、確かに相手の正体とは無関係だ。今回の騒動で誰かの命を奪ったのは、人狼だけではない。他ならぬ自分もそうであるし。]
……。
[次の瞬間、殺意が完全に消えたように感じるオットー>>23をじっと見つめた。何を言い出すのかと内心楽しみにしながら。最後まで話を聞くと、ひとつだけ首を縦に振る。]
中々面白い話だ。これについては少し考えさせてくれ。
[オットーのことをより理解したいとの思いから、猶予を申し出た。
そのあとヤコブやリゼットとのやりとり等を経て、エルナを探すため談話室から廊下に出た直後に再び口を開く。]
お前に”生き続けろ。”と願ったのは、もしかして少し前に”人殺しに慣れた人間なんて殆どいない。>>4:54>>4:55”と言った人と同じか?
[交流の多寡に個人差はあれど、何らかの影響を受けたと自覚できる相手というのは、大抵の人間では然程多くないと思っている。ましてやそれが、オットーのように己の根幹を為すほどの強いそれなら尚更だ。
おまけに共通する”あの人”という表現が妙に気になってしまったのだ。]
そしてお前は、俺と一緒にゲルトを発見したあと、自分の命が危険に晒されていると自覚したことはあるか?
[最後の問いは単なるおまけだったのだが、果たしてオットーはこの騒動中に死を意識したのかと気になったので尋ねる。
ヤコブは平然としているオットーに疑惑を向けたとき>>2:166、オットーが殺気を発した>>2:170際の一連の出来事を思い出すだろうか。
そして、場合によってはオットーと殺し合いをしなければならないと考えているリゼットは、どう感じるだろうか。
話をしながらも探索はする。いつものように一階の共有部分を探してエルナの姿がないことを確認すると、宿屋を出た。**]
― 宿屋→
/*
ト書きで振ってますって…
相手のPCに心情エスパーさせるようなのはなあ…。
ト書きってのはあくまで行動描写であって心情描写じゃないんだよなあ…。
/*
ト書きは神の視点ではあるけど、全部細かく描写していいってわけじゃないしなあ。
いやまあ、最後は個々のNGに引っかからなきゃいいんだけどさ。
[シモンの問いに対するオットーの回答>>22を聞いて、人狼を探そうとしていないその姿勢に違和感を感じつつ、「人間も人狼も大差ない。」という考えには納得できるので何も言わなかった。
人の命を脅かす人狼が害悪なら、人狼の命を奪う人間はどうなのか。
そこに大きな違いなどないとヤコブも思っている。]
…なら、誰かに「死んでほしい」と言われたらお前は死ぬのか?
[自らの生きる理由を「願われたから」>>23と言うオットーに、皮肉ではなく、単純な疑問を口にする。
自分がペーターを殺した理由だって、元をたどれば恋人に願われたから。
けれど、その願いをに応えることを決めたのはヤコブ自身だ。]
その願いに応えることを決めたのはお前だろう?
それは、お前自身が生きたいと願っているのと同じなんじゃないのか?
[改めてオットーのことを振り返る。
問われれば考えは述べるものの、感情を持たないという彼から情報を得るのはとても困難に思われた。
感情を持たないなら、おそらく彼もシモン同様、やるときはためらいなく殺せるだろう。
シモンはまだ人としての感情>>15を持っている。
人狼だったとしても、恋人がそうだったように、隙をつくることがあるかもしれない。
しかしオットーにはそれが見込めない。
ある意味もっとも恐ろしい人物だ。
そして思い返してみて、おどろくほど彼と関わっていなかったことに気づいた。
ゲルトの遺体が発見された日のやり取りからその恐ろしさを感じ取り、無意識に彼と関わることを避けていたのかもしれない。]*
―広場―
[村中を探し回ったおかげでエルナの遺体はすぐに見つかった。
頸椎以外の損傷はなかった>>103ものの、一目で人狼によるものとわかった。]
エルナは人間か…
[彼女が人狼だと確信していたわけではないが、状況を見て確かめるようにそうつぶやく。
人狼は人狼を殺せないと聞いたことがある。
その情報がどこまで本当かわからないが、少なくとも訳のわからない能力で人間だと判定されるよりはまだ信憑性がある気がした。
そして遺体を見ても動揺することなく冷静にそう分析する自分に驚きつつ、その場にいないならシモンやオットーやリゼットを呼びに行っただろう。]**
― 広場 ―
[探索中は他の三人に向かって、なるべく一人にならないよう、他の人が何処にいるのか常に確認して欲しいとお願いする。
探索範囲が広いのに人数は大分減ってしまったのだから、効率という点では難がある。しかし一人きりになったところを狙われる可能性がある以上、安全を第一に考えたかった。
人間であれば一番危険だと思っているリゼットは、特に注意を払った。
何故ならヤコブと互いの身の安全を取引したことをまだ知らないから。昨日ヤコブがパメラからリゼットを引き離した理由は、残酷な場面を見せないためと解釈した。]
おそらくこれは人狼の爪による傷だ。
[ヤコブにエルナが見つかったと呼ばれる>>31と、すぐに駆け寄って傷口を確認する。エルナを手にかけたあと広場から何処かに向かったはずの足跡がない>>5:103ため、多少時間はかかってしまったが、ニコラスのように生死不明の状態になったら、今後面倒だったなと思っている。]
[こんな状況に陥って、尚。
人狼を――死を恐れないていないように見えるオットーは、
やはり、おかしいのではないか。
道すがら、大人たちの会話は聞いていると違和感は膨れ上がるばかりだ。
オットーは初めて出会った日から今まで、常に冷静で感情を表立って見せることは殆どなかったように思う。
平穏な日々であれば、少し毛色の変わった人物で片付く。
けれど、命の危機に晒されて、恐怖に支配され、
お互いを疑い合う異常事態の中。
彼は変わらない。――あまりにも、変わらなさ過ぎるのだ]
――……。
[勿論、それだけではオットーが人狼である証拠にはならないが。
リゼットの彼を見る眼差しは疑いのいろに染まりはじめる]
[エルナの目を閉じさせたリゼット>>32が、オットーと自分から距離を取る。
自分達を人狼と警戒するその姿は、今までの少女の言動と合わせても矛盾はなく、人間として当たり前の感情だと判断した。
だからこそ――”人狼探しはどうでもいい。>>5”と告げられて、感情を表に出さず自分の意思を持たない青年の個人的な思考だと解釈していた意見に特異性を強く意識した。]
なるほど。リゼットはヤコブを信頼しているのか。
[少女の言葉から推測される考えを口にしながらゆっくり立ち上がる。
今までは自分がどう思われようとも特に気にしなかったし、パメラを失ったリゼットから恨まれても仕方がないと思っていた。
だがパメラを手にかけても騒動が終わっていないと明確になった今。自分が人狼と間違われて、命を奪われることはとてもまずい。これ以上人数が減ったら、おそらくこの場に残っている人間は全て人狼の餌食になる……そんな悪い予感しかしなかった。]
此処で誰が人狼かハッキリさせて、全てを終わらせよう。
[自分は人間だと信じて欲しいという言葉は、信頼を重ねる努力を怠った身としてはあまりにも陳腐すぎて言う気になれなかった。
それでも自分の意思はハッキリと示す。]
……少なくとも、人間だと思っています。
[ゆっくりと立ち上がり、"ヤコブを信頼しているのか"と口にするシモンに答える。
それは決して信頼ではなく、リゼットなりに状況を判断して導き出した結果だ。
――そして、今度は二人を見極めなければならない]
実のところ、……わたしはオットーさんの方を、より強く狼なんじゃないかって、疑っています。
だって、シモンさんがそうなら、パメラさんを――
[そこまで口にして、一度、言葉を区切る。
パメラが殺されたことへの恨みや怒りを抑えるように胸を押さえ、大きく息を吐いた]
シモンさんは、パメラさんにではなくて、
ヤコブさんかオットーさんに拳銃を使うべきでした。
あんなことしたら、シモンさんの正体がどうでも……警戒されるだけじゃないですか。
そんなことが分からない人だとは、とても、思えないですし。
[それに――彼がリゼットに向けた、数々の心遣いが嘘であるとは思えなかったから。
もし、それが少女を騙すためなら、あんな形でパメラを殺したことで、彼の言動は支離滅裂なものとなってしまうから]
少女 リーザは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
……もし、シモンさんが――仮に、オットーさんが人狼だとしても、
警戒するのはわたしやパメラさんじゃなくて、男の人ですよね。
だから――
[結論は口にせずとも言いたいことは伝わったはずだ。
視線をシモン、そしてオットーへと向けて、彼らの言葉を待つ]
ん、同じ人物であると思ってもらって相違ない。
[シモンからの質問>>27に応える。そういえば“彼女”は人に認知されることを嫌っていたのだが、己が今このようにして話していることも嫌うだろうか。などと考えながらも、彼女の死後に関して望まれることは“生き続けること”以外には何もなかったため、特段気にすることはない。]
命が危険に……?自覚はないね。ないから未だに“こう”なんだろう。人狼という存在に対して命の危険を感じたことがあるのかという意味ならば、感じていたら犯人探しなどというまどろっこしい真似を傍観したりしないでとっくに君達を全員殺しているという返答になるだろうね。
[続く質問>>28へは取り繕おうとすらせず、他人事のように応える。]
[一旦ヤコブを見つめて静かに話し始める。]
さっきオットーに向かって言った問いかけ、願いに応えることを決めたのは自分だろう?>>29という言葉には衝撃を受けた。なるほど、三年前に恋人から託された願いを叶えたいと口にした>>4:47お前らしい意見だと思う。俺は全く考え付かなかった。
[此処で何故それが頭に浮かばなかったのか、理由を思いついたので、深くため息をつく。]
俺はヤコブとは……願いを叶えたい存在がいるお前とは全然違う。
俺は戦場に行くと決めた日から、大切な人を作ることを止めた。今までにたった一人、ジムゾンにこれを告白した頃は、何故そんな風に考えたのか、我ながらさっぱり分からなかった。
けれども今なら理解できる。
もしそんな相手を見つけたとしても、俺は相手を幸せにできない。己の身すら保障できない世界で、他の人を心から思いやるなんて俺には無理だ。
それは無理。もう生きろと願われているから。
ただ、その前に「死んでほしい」と言われたなら死んだだろうね。
現に、なるべく食べ物を我慢するように親に言われただけで餓死しかけたこともある。
[ヤコブの質問>>29へは「餓死しかけた」という過去の出来事も交えて返す。餓死しかけたことについては、当時あまり騒ぎにはならなかったため、彼が知っているかどうかは分からない。]
別に僕は願いに応えることを決めているわけじゃない。断る意思がないだけ。
「お前自身が生きたいと願っているのと同じなんじゃないのか?」という質問については本質的に全く異なるが、客観的に大差ないから敢えて否定する気はない。
[続いた質問に対しても、ただ淡々と返す。]
―広場―
[ヤコブに呼ばれて広場へ向かう。己とシモンから距離を取るリゼット>>32が視界に入るが、特に興味もないために露骨に無視を決め込んだ。]
……。
[その後、リーザから一連の疑いの言葉>>37>>38>>39を聞くと――]
どうでもいい。そんなものは疑いですらない。
[とだけ反応して相手の真剣さに対して残酷なまでに、それを無視する。]
君が僕を殺そうとするのであれば僕は君を殺すし、そうでないのならば僕は何もしない。
[最後にそう告げると、リゼットを意識から外す。道端の、石ころであるかのように。或いは、リゼットにそのことが伝わることもあるかもしれない。]
[自分よりもオットーを疑っていると説明するリゼット>>37を黙ったまま見つめる。一旦言葉を切り胸を抑える姿から、リゼットが己に向ける思い>>38を読み取って唇を噛み締めた。
だが、”そんなことが分からない人とは思えない。”>>38と聞くと、流石に苦笑する。]
それは買いかぶりすぎじゃないか?俺は今までずっと、他人が自分をどう思おうと関係ないと振舞ってきたからな。
第一確実に扱える武器として選択した拳銃を誰に使うかは、最初から人狼と疑った人物と決めていて、性別なんか全然意識してなかった。
[結論を最後まで言わなかったリゼットに向かって、警戒すべきは男性>>39との言葉を否定するように首を振った。
因みにそもリゼットを騙すメリットが存在しないのだから、気遣いすることで懐柔しようとは全く考えていない。**]
確実に言えるのは、俺は間違いなく人間だってことだ。
[オットーから同じ人物のと返事>>40を聞くと、やはりそうだったかと表情を引き締める。]
以前お前に、「人を殺すことに慣れるということは、己の命の価値すら見失うこと。生き残るために成るものじゃない。」>>4:40と告げられたことを思い出していた。それも”あの人”が言った話だったっけな。
あのときは気づけなかったが、確かに俺も自分の命の価値が想像していた以上に軽くなっていたようだ。
誰もが疑心暗鬼になる中で、他人にどう思われても良い・疑われても構わないと振舞うことは、即ち人狼と思われて殺されても仕方がないと諦めることとイコールだとようやく理解した。
[オットーの返答を期待していない口調で告げる。]
[だが”自覚がない。”との考えは想定外だったので、目を丸くした。]
一度も?あれだけ皆が、一体誰が人狼なのか、誰が疑わしいかとやりあっていた中でか?
まあ、確かにそれがオットーの素直な感じ方なのは理解できる。現にお前も、自覚がないから己がこうなのだという意識はあるみたいだしな。
とはいえ人狼への恐れがないように見える点や、全員殺していると簡単に言えてしまう態度からは、他の人との温度差を感じる。そこがお前が怪しく見える点だ。
[静かな口調ではあるが、ここまで一気に喋ると一旦言葉を切った。]
[微かに殺気を感じて>>48、一度意識から外したリゼットに対し、あくまで視線は戻すことなく、注意を向ける。]
……。
[この場にいる全員を手にかけてない以上は、己は命の危険は感じていないのだろう。しかし――
――この三人全員を相手にしなければならない可能性は十二分にある。
当然だ。己は誰かに信じたいと思わせるようなことなどしていないし、する気もなかった。
となると、多少の準備はしておきたい。]
――この殺意、この場で向けてくるようなことがあるならば、一人でこの場を離れる理由として利用させてもらおう。
[…は心の中で呟くと、リゼットに悟られないように、注意だけを彼女へ向ける。
もしリゼットが今この場で刃を向けてくるのであれば、少なくとも外れることはないだろう。]
[今しか――オットーがリゼットを取るに足りないものと見做している今しか、彼を斃す機会はない。
勿論、彼が少女の焦燥を察し、それすら利用しようとしていることなど知る由もなかった]
――……。
[いつの間にか、オットーが自分に注意を向けていたことにすら、気付けないまま。
彼の存在の威圧感の僅かな揺らぎに、緊張で張り詰めていた背を押されるようにして]
うああああっ!!
[叫び、山刀を抜きながら、弾かれたように駆け出して。
油断し――無防備の"はず"のオットーへと斬りつけた]
[理屈も何も無い。
リゼットの行動は捕食者の存在に中てられた獲物が、
恐怖に駆られたあまり、恐慌を来たして暴れたようなものだ。
もし、少女と贄との違いを探すとするならば、
それは彼女の持つ牙に、毒があるということだ。
だが、小さな牙が本当に怪物に通用するのかなど、最早、考える余裕などない]
……く…っ!
[リゼットが、山刀を抜きながら此方を斬りつけてくる>>53と、己はなるべく気付かれないように急所を外し、その山刀を身に受けた。]
これ……麻痺、毒…。
[しかし、実際に受けてみると、麻痺毒が仕込まれていることに気が付き、こればかりは流石に予想外だったと、リゼットの方へ振り向きながら考える。]
油断、してたよ……。
[…は即座にリゼットと距離を置くと、リゼットの視線と自身の視線を交差させるように瞳を動かす。そして、その視線を捕らえると、押し潰すような殺気を、鎖を巻きつけるように送り込んだ。]
……いや、治療が先だ。一旦、店へ戻る。
[しかし、数刻でそれを解くと、殺気は完全に蒸発させて、一人パン屋へと向かった。]
―パン屋―
[オットーのパン屋には、オットー自身も知らない“ある物”が隠されている。それは、一枚の手紙。かつて彼に呪いをかけた、“彼女”の遺した“解呪”の手紙である。]
『――拝啓。私から、貴方へ。
出会いを遂げてから時が経ち、貴方は私を、私は貴方を、いつしか依存対象として過ごすようになりました。
ところで――
――この手紙を、貴方は見つけるかしら。もしも見つけたのであれば、貴方は恐らく、この上なく、疲労している。何せ私の、この私の願いに逆らったということに相違ないのだから。
それと同時に、貴方がこの手紙を見つけるということは、私は貴方に「生き続けること」を望んだのでしょうね。貴方のことだから、貴方はきっと、私の願いに縛られると同時に解放されて、傀儡のような人生を過ごしてきたことでしょう。
いいかしら?今から私は、貴方の根幹に関わることを書く。それはあるいは、貴方を死へ導く死神のような言葉になるかもしれない。でも、それでも、私は貴方にこのことをどうしても告げたいと願うし、貴方は知るべきだと思う。
“貴方には、感情が在る。”
当たり前ね。感情が無い人間なんていないもの。本当に感情がない人間なんてものが存在するのなら、その人は動くことすらし得ないのだから。
確かに貴方は特異だし、感情が在ると言っても、殆ど無いに等しい。実際に、私は感情の存在を認めてもなお、貴方が空っぽであるという言葉を訂正する気はないわ。
貴方はね、感情が無感情のまま凝り固まって、まるで全方位から圧力をかけられているかのように動かないの。
当然よね。こうは言っても、貴方のそれは本当に感情が無い状態と言ってしまっても差し支えがない。だからこそ、貴方は様々な願いに応えて来たし、貴方自身を保つには様々な願いを受ける必要があった。
私がいる内は、貴方は私の願いで満たされていた。でも、私がいなくなってからは様々な願いが雑多として入り込んで、貴方の中身を滅茶苦茶にしてしまうことでしょう。
貴方自身は、何とも思っていないかもしれないわ。でも、貴方は決して感情が無いわけではないの。そんな多様な“もの”が自身の中に入り込んで無事なはずがないのよ。
もう一度言うわ。貴方は、疲れている。この上なく、疲労している。
どうか、考えて頂戴。貴方は本当に平気なのか。
ただ、もし貴方が自身で疲れていることを悟ったのだとしても、貴方はきっと私の“生き続けろ”という願いを裏切らない。
他ならぬ貴方のことだもの。私にはわかる。
だから、最後に遺す言葉はこれにしようと、決めていました。
ありがとう。心から。貴方様のおかげで、私は本当に救われていました。
この手紙を読んで、貴方様がどのような選択をしようとも、私は全て――
――赦します。』
負傷兵 シモンは、パン屋 オットー を投票先に選びました。
―パン屋―
[思惑通り、パン屋へ戻ると己は店の奥へと向かった。治療を行うためだ。]
……っ!
[しかし、己は麻痺毒の所為か一瞬よろけると、かつて“彼女”が「決して開けるな。開けたとしても、中のものは見るな」と告げて寄越した箱を引っかけて落としてしまうのだった。]
……これは、手紙…?
[その中に入っているものを確認すると、己は何を思ったのか彼女の願いを破ってその手紙を開いてしまった。
その内容>>57>>58>>59を目に留めると、己は一瞬何が書いてあるのか理解できなかった。しかし、数秒も経ったならば内容が文字列から意味を持った文字群として昇華され、己の頭の中を侵して行っただろう。]
どう、して……。
[…は虫の息のような声量で呟くと、思い立って店の裏手の窓を破り、彼女の墓前へと向かうのだった。
それは、この村と外界を繋ぐ道の付近にあり、かなりわかり辛い箇所にあるが、己の足跡を追えば辿り着くこともできるだろう。]
["いきなさい――リゼット"
リゼットが駆け出した瞬間、耳をかすめる誰かの声を聞いていた。
けれど、そんな声は耳障りなリゼット自身の叫び声に塗り潰される。
滅茶苦茶に振り回す一撃。
その山刀の切っ先は違わず、オットーに届いた。
刃から伝わる肉を斬る感触。
人を傷つけるその感触に鳥肌が吹き出し、怖けそうになるが、
もう、行動に出てしまったのだ――後には引けない]
貴方は、勝手です。
勝手すぎますよ、…………ニコさん。
でも、
ひとつだけ、ちゃんと、伝えたい、言葉、が、ある………から、
[手を握られている以外には曖昧な感覚。
頬が濡れているかどうかも分からないのに、泣いているみたいに言葉を途切れさせながら。
こわごわと、口の端を持ち上げていった]
[思いもしない、仕込まれていた毒に驚いたのかも知れない。
オットーが何かを話しかけてくるが、恐怖に囚われた少女に理解することなど出来ずに]
まだ、……生きてる。
殺さなきゃ。――殺さ、なきゃ。
[振り上げる刃は、人狼のひと睨みに押し止められる。
鎖のように全身を絡め取る、押し潰すような殺気を受けてしまえば、
立つことすらもままならず、かくりと膝から力が抜けて、その場にへたり込んでしまうだろう]
[それからしばらくして、エルナは宿屋に戻った。
音も立てずに扉を通り抜けられることに気付き、
本当に霊体になってしまったのか、と切なげに眉を寄せた。
部屋に戻れば書置きはなくなっていた]
……っ。
[小さく唇を噛む。
仮に残されていたとしても、あの筆跡では誰が書いたか明確には分からないし、そもそも。
オットーがいつあれを書いて部屋の前に置いたのか、
白熱してしまっていたせいかさっぱりわからなかった。
誰か、抜け出したことに気付いた人はいるのか―――
皆をたたき起こして訊いてみたい衝動に駆られたが今はそれもかなわない。
夜明けがことさらに遠くに感じられた。
そして、ほんの少し意識を飛ばした合間に、夜はもう、明けていた]
―ある人の墓前―
これは、どういうこと……?
[…は麻痺毒のことも忘れてしまったかのように、返事のない相手へと疑問を投げつける。
しかし、己の言葉は体を成しているだけの空虚なもので、自身は既に手紙の内容を把握し――納得していた。]
そうだ……確かに、君がいなくなって、僕だけが傀儡のように遺されて。でも、日々抜けていく“君”という存在を埋めるために、様々な“もの”が僕の中へ入り込んできた。
君の純粋な願いだけで埋め尽くされていたのに、僕の中身には悪意も善意も区別なく、入り混じって叫びを上げ続けている。
そうだ、無事なわけがない。
[何ともないと、思っていた。でも、この手紙の所為で、自覚することによって、それはとてつもない矛盾として己の中を蹂躙し始めた。]
なら、どうして君は僕を置いて、命を絶ったんだ……っ!!
[それは、彼が生きてきて初めて上げる、叫び声だったかもしれない。もしも近くまで誰かが来ていたのなら、聞こえてしまうくらいに。]
……いや、違う。
[しかし、少し経つと、己はすぐに平静の声色を取り戻し、呟く。]
君の言うとおり、もし僕に感情があると認めるのであれば、僕はきっと、これまでずっと、君に――感謝していた。
そうだ。本当はずっと、お礼が言いたかったんだ。
[…は告げると、言葉とは矛盾するような普段通りの無表情を向ける。]
ありがとう。そして――
――赦してくれて、ありがとう。
[…は内容とは裏腹に、挨拶でもするかのように告げると、己の胸を自身の爪で貫いた。]
[世界が横転する。見える縦の楕円に映るのは、彼女からの手紙と墓だった。
――最期の月は、漸く白く雪色に見えた。]
[リゼットが振り上げた刃がオットーの体に届く>>60。
即座にオットーからの反撃があると思いきや、意外にも殺気を送り込んだだけで傷ついた青年は姿を消した。]
大丈夫か、リゼット!
[へたり込んだ少女>>62に駆け寄り、声をかける。
ヤコブはどうしているかと一瞬視線を向けたあと、傷がないことにほっと胸を撫で下ろす。]
行先は分かっている。オットーはパン屋に……自宅で怪我の治療をしようとしているんだ。あの様子ではすぐに動くこともできないだろう。
だから決して無理をしてはいけない。目的を果たすためには、慎重に行動しなくては。
[リゼットを安心させるよう、静かに声をかけた。]
[押し潰す殺気に囚われて、身動き一つ出来ない。
きっと、このままオットーに――人狼に殺されてしまうのだろう。
無力な小鳥のように、リゼットは恐怖に打ち震える。
嗚呼、自分は何て愚かなのだろう。
『何もしなければ殺さない』と、そう彼は言っていたではないか。
せめて苦しまないようで済むように、祈りながら見上げる本物の――殺意の眼。
けれど、そこには不思議と、あれほどに恐れた悪意を感じることはなく。
見つけたものは果てしのない虚無のような黒]
[訪れる避けようのない死を待つ、永遠に似た数瞬の後。
不意に小さな体は殺意から解放された。
呼びかけるシモンの声に、おそるおそる瞼を開けると、
そこにはもう、オットーの姿はなかった]
だめ、です。
今のうちに……毒がまだ、効いてるうちにいかない、と。
みんな、殺されちゃう。
[『慎重に行動しよう』というシモンに、へたりこんだまま、オットーを追うように頼む]
…そのまま消えちゃうのかしらね。
[浮遊感にゆだねて、ふわふわと漂う。
今はどこにいるんだろう、と周りを見れば、見覚えのある談話室]
大丈夫かしらね…。
[ふわふわとする浮遊感は心地がよく
このまま委ねて目を閉じる]
[ふわり
ふわり
ふっと、かき消されるかのように浮遊感も、思考も、感覚も、ふっと消えたのだった。
始めから何もなかったかのように――**]
[リゼットが一体いつの間に、どうやって毒を手に入れたのか不思議に思ったけれど、今はそれを聞いている場合ではないと考え直す。]
嗚呼、そうだな。オットーがどれほどの能力を持っているか分からない以上、リゼットが言うように今が好機なのは間違いない。
だがお前は大丈夫か?
俺一人でオットーと対峙するのは心もとないので、ヤコブについてきて欲しいが、かといってリゼットを一人にすることは避けたい。
[しゃがんで視線を合わせると、立ち上がれるか?と心配そうに問いかけた。]
[このままオットーに姿を晦まされたら、もう手も足もでなくなる。
視線を合わせて問うシモンに手を借りて、何とか立ち上がり]
大丈夫、です。
もし遅れても、……すぐに追いつきますから、先に行ってください。
今、足手まといになるわけには、いかないですから。
[シモンとヤコブ二人の顔を見てから、まだ恐怖に震える足を引き摺り歩き出した]
少女 リーザが「時間を進める」を選択しました。
[そして、伝えたい言葉があると聞けば、彼女の言葉を聞き漏らすまいと途切れがちの声に意識を向けて]
……うん、僕の見立てた通りだ。
良く似合っている。
[ありがとう、と。
彼女のその言葉を耳にすると、久しぶりに笑顔を浮かべた]
………はぁ。
どうしちゃったんだろ、あたし。
[エルナは自分が真実を知ってしまったことで、
どこか腑抜けてしまったとは思っているが。
真実を知らなかった愚かな自分から目を背けようとしているとは気付いていない。
それでも、目の前の生きている者達から目を背けることはできず。
揺らめく霊体は終わりまでを見届けようとする**]
さて。ヤコブ、行くぞ。
[表情を引き締めてもう一人の青年に視線を向けながら声をかける。オットーにどのくらいの心得があるかは不明なので、決して油断することのないよう気をつけなくてはと視線で伝えながら。
今朝起きたあとのヤコブの発言を、騒動が発生してからの行動をつぶさに思い返した結果、信頼できる人物であると思った。時折意見が食い違ったことはあったけれど、ヤコブの思考に矛盾は感じないし、いざというときは行動で示してくれると期待もしている。
だから同行して欲しいと頼んだのだ。
懐の拳銃を意識しながら、広場を後にした。]
― 広場→
負傷兵 シモンが「時間を進める」を選択しました。
/*
訊くまでもなく似合うって言ってくれたよおおおおうふふ!
エルナさんの精神状態がまたよく分かんなくなってきましたひえええ
そして結論:よく寝ようになるけどコミット揃うとなると(そわぁ
難しいよな…… >リゼットメモ
コアタイムがおかしかった頃は多少置いてかれても仕方ない覚悟で動いていた記憶
だけどいない面々への気遣いを忘れていいということにはならない
―回想・約十年前D―
[その日の空は、溢れ出した彼女の願いを揶揄するかのように、涙を雨の雫として溢し、世界を覆い尽くしていた。]
[朝、彼女の姿は店から消えていた。]
――嫌な、予感がする。
[己に感情などありはしないが、どうしてか、何か異質なものが這いずり回っているかのように、胸に嫌な感触が走るのだった。
己はその感触を振り払うように首を左右に振ると、丁寧なことに足跡すら残していなかった彼女の向かう先を感覚で察知し、真っ直ぐに向かう。その先に、彼女がいた。
その姿に、どこか喪失感を覚えたことは、今でも覚えている。降り頻る雨は彼女の頬を、肌を滑り堕ち、或いは染み込むように絡み付く。目元は宙(そら)に奪われてしまったかの如く前髪に隠されて、その前髪は、その生命力の全てが奪われてしまったかのごとく萎びてしまっていた。]
――来ないで。
[彼女は、此方の姿を認めるまでもなく、呟くように拒絶の意思を向けてきた。そう、願われたら、従う他ない。]
――……女の子が来ないでと言うときは、来て欲しいということなのよ。覚えておきなさい。
[やがて夜が明け、エルナの遺体を見つけた生き残った者たちが広場へと集まってくる。
宿に戻っていたエルナの魂もその中にあって、その姿を見て少し安心したように微かな笑みを浮かべた。
どうしちゃったんだろう、となにやら落ち込んだ様子の彼女に、そっと声をかける]
――大丈夫。
きっと、気づいてくれる。
僕らの、みんなの死は無駄にはならないはずだから。
[生きている彼らから目を背けず、行く末を見届けようとする彼女の手を取り]
だから
――彼らを信じて、見守ろう。
[硬く、握り締めた。
――オットーの事も、止めてくれるはずだから。
そう、心の中で呟きを残して**]
[しかし、直後に彼女はいつものように理不尽な願いを向けてきて、己は当然のようにそれに応える。
間近で見る彼女は、しかし、そのいつも通りの姿からはかけ離れてしまっていた。彼女に望まれて、彼女の前髪をかき分け、その瞳を覗き込んでみたならば、その願いの溢れる様を表していたかのような輝きは失われ、矛盾する願いに引き裂かれる苦痛を帯びて濁っていた。]
――私ね、貴方に会わないと決めてから、ただひたすらに、毎日の日記をつけるかのように、人を喰らったわ。私自身の、貴方を喰らいたいという願いを、その血で塗りつぶそうとして。
――でも、ダメだった。貴方を喰らいたいという願いは日々強まり、それと同時に、喰らった人の数に比例するかのごとく、貴方を喰らいたくないという願いが強まっていった。
[語る彼女の口調は、その苦しさが色として見えてきそうなほどに痛々しく、その様子は、死期を悟った猫のようだった。]
昨日も言ったけれども、君が望むなら僕は――
[彼女の様子に誘われるように、己は昨日も告げた言葉を彼女へ向けようとする。しかし、その言葉は彼女の稲妻のような、張り詰めた怒号に遮られる。]
……嫌っ!!絶対に、そんなの……っ!!
――私は、貴方を失いたくないっ!!
――貴方がいないと、生きていけないのよ……。
[最後は弱弱しく、それでいて、語る彼女の瞳は此方に何かを訴えかけてきているかのようだった。]
――でも、私の願いは貴方を奪おうとする。どんなに上書きしようとも、その上から黒色として塗りつぶしにかかってくる。そのたび、私の心は引き裂かれ、心の隅々から壊死してしまうような感覚に陥る。
[彼女はそこまで言うと、その冬の月明かりのような爪を、彼女自身の胸へと向けるのだった。]
――ごめんね。もう、限界なの。
[そう告げながらも、彼女は死の間際まで此方のことを心配した様子で]
――どうか、貴方はずっと生き続けて頂戴。そして、私のお墓を作りなさい。
[こんなときにまで我儘だった。必要としてくれる人を失う此方を、生かし続けるための呪いの言葉だった。更には「そして、そうね――」と付け加えると、]
――毎年、初めて出会った日。この村が外界と断絶される日には墓参りに来なさい。
[「生き続けろ」という呪いに更に効果を上乗せしてくるのだった。
そうして最後に、彼女は普段通りの太陽のような笑顔を見せると、その胸に爪を突き立てて、命という名の願いの水源を断絶させるのだった。
その後、己は彼女の墓を彼女と出会った場所の近くに作り、最期の願い通り、毎年外界と断絶された最初の日には墓参りをした。とは言っても、その墓参りの内容は指定されなかったため、挨拶する程度であったが。
彼女の呪いは彼女の目論見通り、己を生かし続けることとなる。それを迷惑ともありがたいとも思うことなく、ただ、それだけを己の中心に据えて、生き延びた。]
[何度も主張するようだが、これは悲劇的な話ではない。彼女は多くの人を殺したし、多くの人の人生を滅茶苦茶にした。台風のような人だった。
そんな彼女が、自分自身の願いに耐え切れずに、自らの命を絶った。全ては彼女の願いがもたらした結果であるし、そこに同情の余地など、或いはないのかもしれない。
ただ、彼女が命を散らしてから一つ、気が付いたことがある。
――この世には、彼女の生きた痕跡が驚くほどに存在しない。
そう、探せば探すほど、彼女の生きた証が残っていなかったのだ。この村に限らず、彼女は姿を見せることを嫌っていたのだから]
だから、僕は――
[気を遣うように怪我をした足を叩き、
冗談を口にするシモンに応えようと、薄く笑んで見せる。
もう、オットーは決して油断はしないだろう。
あの押し潰すような殺意が、再び立ち向けられると思うと、逃げ出したくなる。
殺し合いの場にリゼットがいても何の役にも立てないのに、それでも行かなければならない。
何故なら――
死にたくないと、叫んだあの日。
少女は戦うことを選んでしまったのだから]
――……。
[例え、どんな結果に終わろうと、もう足を止めることなど赦されないのだ]
パン屋 オットーが「時間を進める」を選択しました。
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