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後世の歴史家 ナイジェル は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
モルトガット皇帝 アレク トール は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
帝国扶翼官 ルートヴィヒ は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
ウルケル軍大佐 タクマ は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
船を愛する領主 ウェルシュ は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
帝国軍中佐 ロー・シェン は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
ウルケル海軍中尉 シロウ は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
ウルケル海軍少尉 シュテルン は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
ウルケル海軍提督 ゲオルグ は 船を愛する領主 ウェルシュ に投票した
船を愛する領主 ウェルシュ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、ウルケル海軍少尉 シュテルン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、後世の歴史家 ナイジェル、モルトガット皇帝 アレク トール、帝国扶翼官 ルートヴィヒ、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア、ウルケル軍大佐 タクマ、帝国軍中佐 ロー・シェン、ウルケル海軍中尉 シロウ、ウルケル海軍提督 ゲオルグの8名。
最初の戦闘が行われたあと、両軍は一度軍を引いた。
戦闘終息時のウルケル側にはまだ余力が残されていたのだが、帝国軍への攻撃を続けなかったのは両軍最高指揮官同士の会談の結果であると推測されている。
事実、会談の直後に戦闘停止の信号が出された。
両軍は共に戦死者を弔う機会を得て、悲しみに沈む時間を持った。
互いに敵味方分け隔てなく救助した人員を交換する間、戦闘を一時停止する取り決めも交わしていたという。
この戦いが、非常に紳士的に行われたことを示す一例である。
一時的な停戦のあと、両軍は次なる戦いの準備を───
── Rikhard Hannu Nigel 『グロル海峡戦役』 第五章
──前の領主さまが亡くなって、その息子さんが領主になった時、私はとても不安でした。
だって、みなさんも知っていらっしゃるでしょう? あの方、とてもお優しい方で、こう言っちゃあなんですけれども、ちょっと頼りない感じがしませんでした?
でも違ったんです。お若いのにすごくしっかりしてらして、でも気さくでとても良い方で。ええ、造船所にも良くいらしてました。私たちと一緒に油やすす塗れになってまで作業してくださるんですよ。
こんなに船のことを考えてくださる領主さまなんて、他にいなかったんじゃないですか?
あの時の大きな戦争の時もね、軍艦に乗ってご自身で戦場にまで行かれたんですよ。本当に度胸のある方でしょう?
戦場から帰ってらしたら、今度はね───
── ラジオ 『証言で辿るストンプの歴史』 記録テープ
同じ空、同じ虹を見上げたふたつの鳥は
あかいあかい、壁の向こうへ引き離された
違う空、違う翼で鳥たちは空を飛んで
くるりくるり、ぶつかって空から落ちた
ひとつの鳥は虹の向こうへはばたいて
もうひとつの鳥は置いてけぼり
けれど、翼をあきらめない限り
ふたつの鳥は虹の向こうで出会うだろう
いつもいつまでも待ってる 虹のたもとの約束事
── 詩集 『双翼の記憶』
― 水雷母艦アストラ ―
…なんでしょう?
[連絡を滞りなく終えて去ろうとした時、ロー・シェンに呼び止められた。足を止め、改めて彼へ向きなおれば、まず伝えられるのは謝意。]
いえ。
少佐の母君のことは"小鴉"伝えに聞き及んでおりましたから。
残されるものにはなにか、よすがが必要でしょう。
[会話はそこで途切れたが、まだなにかある様子を察して待つ。
果たして、代将が取り出したのは金属片…ドッグタグだった。]
あなたの部下の?
それは…さぞ勇敢な方だったのでしょう。
───私に、ですか?
[心は籠るがありきたりな追悼の言葉が途中で途切れた。
差し出されるそれを受け取るために手を伸ばしたところで、固まる。]
ミリエル 、クラリス=エマニエル
[告げられた名を繰り返し、載せられた冷たさに震える。
小さな金属片に書かれている名は、耳にしたものと同じもの。
ぐっと握りしめれば、冷たさと硬さが否応なく掌に伝わった。]
会おうとして、 あえなかったひとの、名です。
[常よりもなお一層顔をしろくして、彫像のように立ち尽くす。
微かに肩が震えたところで、視線が下がった。]
ありがとうございます。…すみません。
少し、一人にしていただけますか?
[平坦な声でそうとだけ告げ、ふらりと外に歩み出る。
舷側の手すりを握りしめて、雨が身体を芯まで冷やすまで、そうして立っていた。]
[小さな、掠れた旋律が、雨音に紛れて流れていく。
戻らない過去のゆめが、雨に滲んで揺れていた*]
/*
wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
シロウメモ>こっ、この、仲良しさんめえええ!!!www
/*
ローシェンの顔が見えたので落としてみました。
ところでローシェンとシロウがいきなりお互いふたり落ちを御指名なのですがww
ああ。でもちょっと相討ち憧れますよね。わかります。
[背を向けた養い親の表情>>4:328はわからなかった、けれど。
向けられた声音の柔らかさから、何となく察しはついた]
はぁい。
[それに返したのは良いお返事、と言えそうなもの]
じゃ、俺、もう少し寝ときまーす。
[直後にこう言ってばっと毛布を引き被ったから、きっとこっちの表情──ようやく呼べた嬉しさが滲んだそれも、見られてはいなかっただろうけれど]
[それからまた、幾つか夢を見た。
相変わらず、あかい色が隠す肝心な部分は見えていないけれど。
なんでこんな事忘れてたんだろうな、と思えるような事が幾つも閃いて。
……軋む痛みは、消えないけれど。
その痛みを、ただ、苦しいもの、と捉える事は少しずつ減っていった]
[養い親から聞かされた特命が正式に辞令として下った頃には、少なくともいつもの様子は取れるようにはなっていた。
左腕は、相変わらず自由に動かす事はできない状態ではあったけれど]
……あー……交互連射は無理ですねぇ、これ。
[思わずぼやいたら、当たり前だ、自重しろ、と怒られた。
状況に応じて持ち手を変えて行う連続射撃も、特技の一つ]
やりませんよー。
……というか、そんなの必要な状況になってほしくないですから!
[重なる突っ込みには、さすがに本音がもれたりもしたが、それはそれとして]
……シュテルン・シエル少尉です。
特命により、これより護衛任務に就かせていただきます。
[ともあれ、諸々準備が整った所で出向いたのは護衛先となった若き領主の許。
話には聞いていたが、会うのはこれが初めてだったか。
ともあれ、形式に則った挨拶を交わした後]
……ちょっと、怪我残ったりしてますけど、任務遂行には問題ありませんので、御心配なく!
右腕使えれば、ま、何とかなりますから。
[いつもの調子に戻って、軽い声音でこう告げて。
にぱ、と笑う様子は、さて、どう見えたやら。**]
― シコン港 ―
[殿軍の任を果たした第二艦隊は、最後にシコンへ帰り着く。
シコンの港は、無数の軍艦であふれかえっていた。どの艦も大なり小なり傷ついて激戦の名残を漂わせている。
人々が時折港を覗きこんで、不安げな顔で囁き合っているのが見えた。
ファミル・アンディーヴの死が伝えられた街は悲しみに包まれたが、葬儀の準備が始まれば人々は黙々と動き出す。
何かしていることで、悲しみを紛らわせたい。
そんな意識も少なからず働いているのだろう。]
[港へ帰り着いた瞬間から、扶翼官の仕事は山となって積み上がっている。
傷ついた艦は優先順位を決めて修理に取り掛からせ、
失われた水雷艇や複葉機の補充が可能か確認し、
負傷者の受け入れ施設を手配させ、
部隊の人員補充や再編の指示をし、
戦死者名簿を作成させて本国に送る手配をする。
ファミルの葬儀の統括も自分の仕事だ。
加えて、ウルケル側の将兵の収容場所を決め、
こちらも全員分の名簿を作成させたのちに、
負傷者と遺体の名簿も別に作成させた。]
[これらの作業と並行して、次の作戦策定も進めている。
比較的被害が少なかった第四艦隊を海峡内部まで送り出し、複葉機を幾度も飛ばして偵察を行わせた。
リオレ島へは、迎撃機に追いつかれない位置まで姿を現してから帰ることを日に一度の定期便のようにする。
他にフリカデル島北側を抜ける航路や、フリカデル島南側に広がる暗礁地帯へと偵察機を送り込む。
そうして得た情報を蓄積し、幾度か参謀たちと協議を行った。]
[偵察を進めるさなか、少し踏み込んだ偵察が必要だろうと優秀なパイロットを探していたときに、初めてセルウィンの死を知った。]
彼が、一対一のドッグファイトで?
[状況を聞いたときには、まさかという思いを抱く。
自分が知る限り、セルウィンの操縦技術は天賦の才と言えるほど並外れて優れたものだった。
その彼が、一対一で負けることなど。]
[最初彼は撃たなかった。
ダンスか鬼ごっこでもしてるみたいだった。
飛行機乗りたちが口々に言う言葉を聞いて得心する。
彼はなにか、大切なものを見出したのだろう。
ウルケルの、飛行士の中に。
最期の様子を聞いて、暫し瞑目する。
彼は望むものを手に入れたのだろうか。
掴んでいったのならいいと思う。]
[セルウィンと踊った相手の飛行士はどうしているのだろう。
意識はウルケルの空へと飛んだ。
共に逝ったのか、生きて帰ったのか。
知るすべはない、けれども、
生きていてくれればいい、と、少し思う。
セルウィンが生きた証が、その相手にもきっと受け継がれているのだと思うから。]*
/*
中身発言あり、との事なのでこっちにも……と思ったら、すごいニアミスが見えた……。
てわけで、蒼い世界にお邪魔します。
と言いつつ、あと10分もないんで、すぐに離れますけど!
というわけで、また夜にー。**
― 回想:9年前/帝都 ―
[仲間たちの将来を口に出せば、トールの顔が為政者のものに変わる。
それを横目で眺めて、仄かに笑みを浮かべた。
正しく彼は王者だ。
民を思い、まとめ、導いていく者。
それを見せられるたびに惚れ直す。]
トール。
私も商家を継ぐのはやめますから、
ちゃんと雇ってくださいね。
[書きあがった名の列を見ながら、さらりと告げた。]
/*
えーと、あとなんでしたっけ?
ウルズの母親への遺品配送手配は必要なくなりましたが、追悼はどこかでしたいですね。
あとはミリアムの追悼と、あとちょっと陛下と話もしておきましょうか。
シロウがいらっしゃる前に、全部片付けてしまわないと。
― 現在 ―
ウェルシュ・ストンプ侯に会ってきましたよ。
[戦いから一夜明けて、一路シコンへ向かっている艦隊の中でトールに呼びかける。]
彼はウルケルが停戦に応じるよう、尽力してくれるでしょう。
任せておくと、賠償金と言い出しそうではありましたが。
[伝える声は常と変わらないものではあったが、思考に一枚の布をかぶせているようでもあった。]
― シコン ―
[超がつくほどの激務のさなかにも、扶翼官の姿は何故か時折海の前にあった。
人の来ない堤防の突端に腰を下ろし、竿を出してぼんやりと海面を眺めている。
小魚の群れが針の周りを泳いでいたが、つつく様子もないのはやはり餌もつけていないからだろう。
軍服の内ポケットに手を入れれば、冷たく硬いものが指先に当たる。
鎖が触れ合う微かな音とともに引き出された金属片に刻印されているのは、昔々の御伽話に出てくる人の名前。
いや、生きていた人の名だ。
帝国で、軍で生きて、 この海に散った人の名だ。]
[会いに行くと言った、約束は果たされることはなく、
これほど近くにいたのに、知りもしなかった。
思い出したときにはすべてが遅すぎて、
彼女は再び、そして永遠に消えてしまった。]
…度し難い愚か者ですね、私は。
[零した言葉に、波が応える。
そうだ、そうだと繰り返すように。]
[金属片を握りしめた拳を振り上げ、海に投げ捨ててしまおうかと振りかぶる。
しかし結局、どうすることもできずに手を下ろした。]
私は本当に、愚かで、卑怯者で、意気地なしの男です。
あなたを探そうと思えば、いくらでも探せたのに。
[オルヴァルが無くなったあと、彼女に嫌われるのが怖くて、拒絶されるのが怖くて、記憶にまで蓋をして忘れたふりをし続けた。
その結果が、このありさまだ。]
[それでも、これを託されたことに希望を抱く。
彼女は憎んではいないのではないか、思いを残していてくれたのではないかと。確かめるすべなど、どこにもないのに。]
やはり卑怯だ……
[呟いて視線を落とす。
見つめる波間に、翠が揺らいだような気がした。]
ミリエル・クラリス──
[声が聞きたい。謝りたい。
せめて一目、会っておきたい。
波間に映る翠は、誘うように揺らめき流れていく。
伸ばしても伸ばしても手は翠に届くことはなく]
―第三艦隊 水雷母艦アストラ―
[相手が、名を、繰り返す。
どこか呆然と。
血の気を失った…いろの無い面差しは固く。
その白さは、扱いによっては脆い繊細な陶器を連想させた。]
…。そうか、
[震えた肩>>6は、見て見ぬ振りをして。
ロー・シェンも倣うように目を伏せる。]
[一人に、との要望には首肯を返し。
ふらりと立ち去る背を静かに見送る。
そしてロー・シェンは、シコンへの帰港を指示すべく艦橋に向かった。
艦橋に上がれば、雨に濡れた窓からは
舷側の手摺を握りしめて佇む男>>7の姿が滲んで映る。]
――――…、
[次第に強さを増してきた雨音に混じって、
遠い日の懐かしい音色がふたつ、寄り添って響いたような気が――*した*]
― リオレ島拠点内 ―
[リオレ島へと帰り着けば、軍港は一気に慌しくなった。
艦が順次、修理・整備にとまわされ、辺りは賑やかな音に包まれる。
艦が次々と整備されていく様はストンプのドックにも似て、或いはウェルシュの耳目を奪ったかも知れなかった。その中にあって、ゲオルグ・ヒューベンタールの名でひとつの特命が指示される。
シュテルン・シエル少尉は水上機母艦クラーニヒを離れ、
ウェルシュ・ストンプ候の護衛の任を命ず。
以後は別命あるまで、本命を以って待機せよ。
程なくして、リオレから一隻の小型艦がストンプへと向かっただろう。ストンプとは補給のこともあり、この戦い以後ますます船舶の往復が増えているから、その小さな艦はそれらに紛れて目立たぬものであったかも知れない。
だが、それは小さな希望を乗せた艦だった。
明日に繋がる光を乗せたかも知れない艦だった。]
ああ、努力しよう。
[ウェルシュへは最後、そう応じた>>4:357
生きて帰る約束まではせずとも、その努力はする。自分に対しても、麾下の将兵に対してもだ。人には生きて帰れとなどという癖に、この男が自分でそう口にすることはない。
それは多分、10年前のあの時から。]
[帝国軍捕虜や傷病人を送り返す病院船の手配、それに乗せるべき人員の手配やリストアップといった雑務は、リオレに残っていたテオドールが進めていてくれていたようだった。
それに、この戦いで新たに捕らえられ・救助された帝国兵らが追加されて行く。
幾分かの時を必要とはしたが、それでも然程の準備を必要とせずに捕虜交換の為の艦はリオレを進発しただろう。マストには病院船を示す旗が掲げられていたから、帝国の哨戒機に遭遇しようと撃たれる気遣いはないはずだった。]
― 回想 ―
一周回って懐かしい、か。
[瞬時、複雑な色をめぐらせたシロウへ向け、ゲオルグはといえば穏やかな笑みをみせた。そうだなと応じる声の色は深い。
オルヴァルが滅んでから程なくして、かの国の優秀な軍人も帝国軍に組み込まれたと聞く>>1:322
そこに彼の名のあるを知り、やがて傭兵部隊としてもモルトガット帝国艦隊との交戦が増えるたび、そして近い将来のかの国との戦いを予想するたび、…───もう、覚悟は出来ていた。
また会おう。いつか、海風が誘う先で、と。
約束交わした
懐かしいよな。案の定だぞ、代将だそうだ。
あれで生粋の帝国軍人なら元帥杖も手にしたかも知れんな。
[微笑んで、それだけの男だと口にする。
その表情に嘘はなく、あるのはただ旧友を思う心のみ]
……ああ、頼む。
[もし会えたなら、と。>>4:245
恐らくはその可能性が低いだろうと思いながらも頷いた。
かの皇帝の言葉を思い出す。誘いに乗れば、あの男にも再び会えたか。惜しいとは思う。が、これで良かったのだとも思った。]
もっとも、何も言わんでも分かるだろうがな。
軍人はその立つ場、その在り様で己を示しているもんだ。
あいつもそうしているだろうし、
覚えていりゃ、俺たちのこともそうして見ているだろう。
[────かく生きてきた、と。
言葉によらず、人はそのあり方で己自身を示しているもの。
彼は間違いなく見事にそうしているであろうと、旧き友への信すら篭めて口にし、ふっと小さくシロウへと笑いかけ、]
因果なもんだ。あいつが出てくるとありゃ厄介だ、顔を見れるなら風邪でも引いて寝込んでろと伝えてくれ。一服盛ってもいいな。
では、よろしく頼む。
お前さんたちが戻り次第、再び会戦となるだろう。
… それで終わりだ。
[次は決戦になると、静かに告げた*]
― 現在:リオレ島拠点内 ―
[捕虜交換の為の艦はもう発ったか。
それを見送る余裕もなく報告を受け、次の戦いへと思考を巡らせる。連日のように帝国複葉機が現れるとの報告>>11もあった。
それに対して、ウルケルもまた同じように複葉機を飛ばし、艦を巡らせては警戒を続けている。言ってみれば礼儀のようで、ただその中にも飛ばされてきた複葉機の情報、そしてやって来る第四艦隊の情報は全て記録され報告をされていた。]
………?
[その光景に行き会ってしまったのは偶然だ。
丁度、港からの帰りに少し静かな場所が欲しくて、敢えて人気のない廊下を選び歩いていた。その先に、壁に背を預け座り込む影>>4:324
足を止めて一度見て、そうして再び歩み寄る。
足音を殺す真似はしないまま、その傍らに立った。]
ヴィクトリア・スキュレステノか?
[どうしたとばかりに名を呼び、見下ろした。
目が合えば、珍しく憔悴したかの顔に僅か目を見開いた。]
…どうした。
[聞けばこたえはあっただろうか。
窓の外からは遠く、ストンプにも似た船体を叩く工具の音が*響いている*]
/*
あっ、投票一人でもいいの!?
なるほどなるほど、助かるねえ……!
最終日あんま少ないと大変だからねwww
-リオレ島内拠点にて-
名簿だ、名簿。カルテ作るのに要るんだよ。
重傷者だけでもカルテ作る。そっちの方が向こうさんへの引渡し、話早ぇわ。
[捕虜交換の為の用意は大急ぎで進んでいる。
その間、男も自分の準備を進める。
病院船に乗る予定の衛生兵との打ち合わせや、重傷者の確認。
任せられた以上は、この船に乗る人間は全員生存でシコンへ送り届ける。
医師として誇りにかけて。]
――隠すんじゃねぇよ、馬鹿か。
その傷で平気だとか、医者の目を誤魔化せると思うな。
だから所属なんて知らねぇっての。怪我人だろ? 以上。
[そんな言葉をぶつけられ、重傷者扱いへとなった兵が幾人か。
病院船の衛生兵たちにも、“先生”と呼ばれるものの、何も言う気は無い。
男は、医師としてこの船に乗ってるのだから。]
[ナハティガルは修理に送られていた。航行に問題なく。ただし、ぎりぎりにて、と、そんな状態である。
やはりと言うか、何箇所も危うい破損があった。
「直るか?」の問いに「直します」との返答は心強く、任せたとだけ男は返す。
“死神を追い払う”この艦でも、やはり死者は出て。
死亡者の名が連なる名簿を、男は、そっと撫でた。]
[ナハティガルに積まれていた虹は、一時リオレに預けられ、後はシュテルンの希望に任されるだろう。男が次の用意をしている間、既に話は付けられていたかもしれないが。
知り合いの、ストンプ在住の医者の連絡先を渡しておいたが、使うも使わないも自由である。
タクマはシュテルンと会話してくれたようだし、なら、男が心配するのは怪我の心配だけでいい。]
[シュテルンが護衛する予定になったストンプ領主には、一度会った事があるのを思い出し。
もっともほんの少し会話しただけだ。船の関係者と船を修理するものとして、少しだけ。
ナハティガルを修理にストンプへ預け、様子を見に造船所へ行けば、いつの間にか若い青年が修理に混じっていた。
よく働くし、機械油塗れになって動く様子は、職人の一人だと思い軽く挨拶をした。
話してみれば、ナハティガルの設計にも詳しく、若いのにたいしたもんだと感心していたら、後で領主と聞かされ、驚いた。
その領主が戦場に来ていた理由は色々と耳に入ってきていたが、今の所、どれが真実かは男は分かりようもなかった。]
[ヴィクトリアもリオレにいるようだが、忙しい時間の間に会えただろうか?
もしも会えたのなら無事を確認したい所だが。
新型艦の操舵を命じられたものの、その艦が戦闘に巻き込まれ大きく破損したとも聞こえている。
怪我してなきゃいいんだけど、と、独り言。]
/*
そういえば元帥。と今日ログを書いてて思い出した小話一つ。
ゲオルグの階級も元帥(設定なければ大将)とかなのだろうと思っているけど、その、提督ってめっちゃ便利で幅広い呼称を出してて使ってしまったせいで、階級が迷子のようなことになっててwww
なんだかすみません(?)ってなっているのだけど、まあ、そんなもんだろうと思っていますが書く場所がない。という枝葉を灰においてしまう。
― リオレ島拠点内 ―
[静かな廊下に響く施工の音が酷く懐かしく感じる。
脳裏に浮かぶ、ストンプの造船所の光景。
自分と、幼馴染と、そしてウェルシュが並び艦を見上げているもの。
それがまた胸を締め付けて]
──── っ
[堪え切れずに目端から一筋雫が落ちた]
[カツ、と足音が聞こえた>>31のはその辺り。
ハッと瞳を開き、頬に残る跡を手の甲で拭う]
───提督、
[傍で足を止めた人物を見上げ、息を詰まらせながら声を出した。
止まりかけた息を緩やかに吐き出し、ヴィクトリアは徐に立ち上がる]
……みっともないところを見られたなぁ…。
[独り言つように言葉を零し、問う声>>32にゲオルグへと向き直った]
…10年以上会えなかった
ヴァイスメーヴェの損傷見たかい?
あれ、アタシの
[問いへの答えは限りなく軽く聞こえるように努める。
表情も笑みを浮かべていたが、どこか固くも見えたろう]
/*
今日一人落ちの可能性…だと…!?
その発想は無かった。
んーーーむーーむー。
二人なら、これだろうと思って自薦したんだが
一人となると話が変わる……ぬう(悩
……覚悟はしてたけど、いざ目の当たりにすると堪えるもんだね。
[そう呟く時には、自嘲めいた苦笑が浮かぶ]
1日経てば落ち着く。
気にしないでくれ。
[引きずることはしないと口にし、忙しいだろうゲオルグに余計な気を遣わせまいと笑った//]
-シコン港へ向かう海上-
[空には時たま複葉機が飛ぶ。
遠くに帝国艦と思われる船影が見える。
が、マストに病院船である旗を掲げたこの船を攻撃するものは無い。
酷く奇妙な気分になる船旅だ。
空を見上げ、海を見つめ。
思い出すのは、海上、ゲオルグとの会話であり――目的にいるかもしれぬ人の事だ。]
-回想-
代将、ですか。
流石って所ですね。他国の出身でもそれだけ認められるってのは並大抵の事じゃない。
[ゲオルグが話すローの話は、男が持っていなかった情報ばかりで。
過去のローを思い出し、納得して笑う。
敵として出会うだろう過去の戦友に、いまだ好意混じりの感情を持っている。
いや、敬意と言うべきだろうか。
オルヴァルの戦い。あの場にいた三人。男が見ていた、“違う”と思っていた三人。
いまだ、その三人に対しては、あの時に抱えていた思いが抜けない。
敬意と憧憬なのだろうと、思うのだけど。]
……もしかすると、俺、ローさんと戦ってるかもしれねぇな。
勘ですけどもね。
提督が、ローさんを将として手に入れたら、何処に配置します? 水雷艇に関わる場所におきませんかね。
[ナハティガルに一撃与えた水雷艇。そして、戦う力を備えた水雷艇母艦。]
もしもそうだとしたら、厄介なのは、物凄く正解ですよ、ほんと。
[浮かべた笑みは、やはり、懐かしむような色だった。]
-現在/シコン港へ向かう海上-
……在り様、なぁ。
[現在、海上。
男はひとり呟く。
右手首に巻いた緑の紐。
ぼんやりとそれに視線を向けて。
立場は分かる。ナハティルガの副艦長。たまに医者。
では、在り様はなんだろう。
男はぼんやりと海を見続ける。
衛生兵が呼びに来るまで、そうやってぼんやりと海を見ていた。*]
― リオレ島拠点内 ―
[ウェルシュがストンプへ戻ると聞いて、ヴィクトリアは厚手の包みを手に出発前の彼を探す]
ウェルシュ!
これ持ってけ!
[短く告げて差し出すのは、これまで幼馴染とやり取りした手紙の束。
送られてきたものであるため、その手紙は全て幼馴染のもの]
アイツがどんな生活をしてたのか知りたいなら、読んでも良い。
捨てたり燃やしたりすんなよ、アタシの宝なんだからな。
[忠告つきのそれをウェルシュはどうしたか。
いらないと答えるなら、無理に渡そうとはしない]
ウェルシュ。
今回のことはアンタにとって辛い想い出になっちまったかもしれないけど…。
アタシはアンタとルカを逢わせることが出来て良かったと思ってる。
喩え、最期の邂逅だったとしても。
[ウェルシュの瞳をじっと見て、偽りない本心を告げる]
― シコン ―
[夜、皇帝の姿を求めて扶翼官はアンディーヴ邸を訪れた。
手にはもろもろの資料を下げている。
食堂の戸を叩き、中へと滑りこんで後ろ手に閉めた。]
お邪魔でしたか?
[一人、チコリコーヒーを傾けている彼に静かな声を掛ける。>>4:296]
こちらが艦隊の復旧計画、
こちらが部隊再編表になります。
[後で決裁しておいてくださいと書類を並べたのち、テーブルの上に海図を広げた。]
現在の状況ですが、ウルケル主力艦隊はリオレ島にて修復作業中のようです。
暗礁地帯方面には艦影は見えませんでしたが、やはり現実的ではありませんね。
フリカデル島北の水路には少数ではありましたが、ウルケル海軍らしき姿がありました。
それと、街の住民への聞き取り調査によると、この海域周辺の住民に機雷を敷設したとの注意が出されているそうです。
[様々書き込まれた海図を見ながら説明する。]
掃海艇と護衛の巡洋艦1隻を、準備でき次第出発させます。
───ところで、
決戦会場のお知らせは出さなくていいんですか?
[問いかけるのは、トップ会談で話しそびれたらしきこと]
会場案内だけなら、掃海艇で代わりになるでしょうけれども。
あちらからもしきりに
それと、ファミル・アンディーヴ卿の葬儀は準備滞りなく、予定通り明日執り行う運びとなっております。
街の住人も大多数が参列する見込みです。
誰か一人でも、シコン以外のウルケルの人間が参列してくださると良いのですけど…
[息を吐いて、少し物思うような目をした。]*
― シコン港・夜 ―
[その夜更け、掃海艇6隻と巡洋艦1隻が密やかにシコンを出港した。
夜陰に紛れて沿岸沿いを進み、昼には陸地の影に隠れて擬装を施し、息を潜める。通常の倍以上の時間をかけて、フリカデル島方面へと向かう予定である。
フリカデル島の警戒範囲に入ればさすがに発見される恐れが高くなるが、なるべく隠密状態のまま時間と距離を稼いで掃海任務に費やす時間を確保する手筈であった。]
[無事にフリカデル島北部水路に到達すれば、掃海艇はこれ見よがしに作業を行うこととなっている。
その到達予定と相前後して、シコンの主力艦隊が出港する*予定であった*]
/*
シロウ宛になんか妙なの思い浮かんだけど、そうなる理由が思い浮かばなかったので投げ捨てよう(
なかみのがんぼうをだしてはいけない(
-シコン港近く-
[船上から見るシコンの港は、戦争前に見たのと何の変わりも無く思えた。
その港に並ぶ軍艦が、ウルケル軍のものでないのが唯一の違いと思えるぐらい。
階段状に配置された白い建物が並ぶ街。
その美しさには、変わりは無い。]
――……。
[街や領民を守ると言う一点ならば、女領主の取った方法は成功と言えるのだろうが。
男はシコンの湾に視線を向け、それから、その向こう、守備隊が配置されていた海をも思う。
そこに沈んだ戦友たちを思うのだ。]
[病院船は速度を緩め、湾内を進む。
港から合図があれば、船を港へ着けるつもりで。
男は船首に近い位置で港を見ていた。
合図が見えるように、と。*]
/*
ふぉおおおおおお
どうにかシロウと遭遇しようと思ってるんだが上手く纏まらない。
リオレ軸に引き戻すのもなんだかなー、って感じだしな…。
…あ、そうか。
見送り的な感じにすれば良いかな。
よし。
/*
しかし星の欠片になったから早期に落ちようと思ってたはずなのにな。
どうしてこうなった。
性別比率的にハーレム状態なのにそんな気がしないのはキャラの性格のせいだなそうだな(
― 少し前/旗艦ヴァンダーファルケ ―
[ 謝罪よりも褒めてやってくれ、と、兵士と医師、二つの顔を持つ
ああ、うん、そうだな。よく持ちこたえてくれた。
きっと持ちこたえると信じちゃいたが…
[ もしも間に合わなければ、と、焦りは常に男の中にもあった。けれど、どうにか間に合う事ができたのは、彼等の踏ん張りのおかげだ。
その先に、続けられた言葉を聞くと「何言ってるんだ」と男は笑う ]
俺と提督を並べてくれたのは嬉しいが、それはこっちの台詞だぞ、シロウ。お前さんがリオレに居る筈だって気付いて、俺がどんだけ安心したと思ってる。
[ 最前線の地、そこに在る戦友を案じもした、けれどそれ以上に、頼む気持ちが強かった、と
]
[ 謝罪はなしに、と言われ、ああ、と頷く。
どこか照れてでもいるような笑みを浮かべる相手に、短く ]
ありがとう、シロウ。
[ それだけは、と、謝罪ではない言葉を渡した** ]
− シコン アンティーヴ邸 −
いいや、
いてくれた方が嬉しい。
この邸宅は…今は、寂しい。
[入ってきたルートヴィヒに視線を投げる。]
…海に落ちたと聞いたぞ。
[テーブルに広げられた海図と的確な説明に頷く。>>53>>54]
会場は察しているだろうが、下手な保険なしで来てもらいたいからな、
決戦の布告は、病院船に託す。
提督のことだ、彼の名代の務まる者をたててくるだろう。
セルウィンがいれば…とは思うが、おまえが行ったきりは困る。
艦隊の編成だが、 今回は突破戦だ、
第二艦隊の水上機母艦を第四艦隊にまとめ、
第四艦隊につける護衛は1に減らしてもいいかもしれん。
それと、第三艦隊に機雷敷設艦を加えるつもりだ。
− 現代 −
帝都のことだが──
宰相──義兄はよくやってくれている。
が、姉の動向がいささか不穏だ。
[帝都の”小鴉”からの報告を、ルートヴィヒに伝える。]
件の芸人だか俳優だかのパトロンになって、ご寵愛ぶりが甚だしいと。
姉は父のもとで政略結婚の駒に使われて、不憫ではあるんだが。
複葉機のとんぼ返りで釘を刺しに行くくらいで片付けばいいが、どうも長引きそうな予感がする。
決戦は、我らにとっても必要だ。
― シコン港 ―
[病院船の旗を掲げた船が到着したという報は、すぐに扶翼官の元にもたらされた。
同時に皇帝にも報せが飛んでいるだろうが、まずは自分が出迎えに出る。
船と港とで幾度か信号が交感され、病院船を港の一角に導く。]
お待ちしておりました。
帝国扶翼官のルートヴィヒ・アルトハーフェンと申します。
[船の中から人が下りてくれば、名乗りと共に握手を求める。]
[挨拶もそこそこに、湾口施設の一室へ移動し、さっそくとばかりに事務手続きを始める。]
早速ですが、こちらが今回お帰しする方々のリストと、
こちらが治療が必要な方のリスト、
そして、残念ながら無くなった方の階級と所属部隊リストです。
[必要な書類を互いに交換する間にも、実際の移動・運搬作業は始められていた。]
1、2時間ほどで作業は完了するかと思いますが、
[待つ間に、と相手の視線を街の高台の方へ向ける。]
もしよろしければ、で構わないのですが、
ファミル・アンディーヴ卿のために、
花を手向けていただけませんか?
[街を見下ろす教会で、領主の葬儀が行われているのだと示した。]
[その日、街は静謐な悲しみに包まれていた。
鐘の音が幾重にも重なり合って鳴り響き、参列の人々は朝から途切れることなく続いている。
皇帝自身も、教会にて葬儀に列席しているはずだった。**]
― リオレ島拠点内 ―
うん、
[>>24 生きて帰れというウェルシュへの言葉に対し、ゲオルグは是とは答えずに。
「努力する」と、明瞭とは言えない答えで返す。
仕方のないことだ、軍人なのだから。「約束する」とは言えない立場なのだろう。
然し、嘘でもいいから。
そう答えてくれたならば、ウェルシュは安心して発つことが出来たのに。
だからせめて、]
― リオレ島拠点内 ―
[会戦を終え、帰投して間もないが、特命を帯びた者はまたリオレ島を発つらしい。
前線から離れるウェルシュにはシュテルンが護衛につくと聞いた。
名を聞いて、会戦前に会った複葉機乗りと気付く。
それが何故後方に、と話を聞いた者に聞くと、詳しいことは知らないが、と知る話を教えてくれた]
破損した機体と共に海に浮いてた?
ははぁ…それで怪我でもしたか。
後ろに下げられるってことは、相当なんだろう。
[断片的な話でも、そのくらいの推測は出来た。
そういや焚き付けたっけなぁ、と会った時のことを思い出す]
…へぇ、激戦だったって?
それで怪我で済んだなら……いきろって言われてるんだろな。
誰にって?
さぁな、誰かの想いにじゃないか?
[根拠はなく、漠然と思ったことを口にすると、話していた相手に首を傾げられた。
自分でもはきとした答えが無いため、返答も曖昧なものとなる]
後は捕虜交換のでシロウが行くのか。
怪我人が多いだろうからな、アイツなら適任だ。
腕は疑うべくも無いからね。
そういやナハティガルは最前線に居たって聞いたが…どうだったんだ?
[問えば、艦の航行に問題はないが、破損は何箇所もあるとのこと。
逸話を持つ艦であっても、否、逸話を持つ艦だからこそ、それで済んだのだろう。
乗る者が優秀であれば尚更だ]
戻って来て直ぐ任務か…忙しいなアイツ。
ちょっと顔見に行くか。
[話をしていた者と別れると、恐らく詰めているだろう病院船へと足を向けた]
[病院船へと赴けば、後数刻で出発と言う段にまでなっていた。
ちょっと遅かったか、と思いながらもシロウの姿を探す]
シロウ、無事か?
[姿が見えればそう声をかけ、右手を軽く振って見せた]
休む暇も無さそうだな…大丈夫か?
移動中でも良いからちゃんと休息取れよ。
[元気そうではあるが、仕事に追われているようにも見える。
案ずる言葉を投げかけると、シロウから怪我の是非を問われた]
あー……、
ここに、青痣は出来てる。
動いても痛みはないから、折れてはないと思うんだが。
[指で指し示すのは、左鎖骨の下辺り。
実際に見るまで気付かなかったのだが、榛との衝突の際、舵にぶつかったらしい]
あの衝撃でこれだけで済んだのは奇跡かもしんねぇな。
あと胸がクッションになったとか。
[軽口を交えて笑う。
その言葉にシロウはどんな表情をしただろう。
いずれにせよ、互いの無事を確認したならヴィクトリアは会話を切り上げその場を離れることになる*]
/*
よし、見える範囲でやることはやった、かな。
あ、投票デフォはルートヴィヒです。
今日の投票…1人でも良い、か。
……てか1人ならアタシだろ。
ってなる分布だよね(真顔
[>>23 リオレ島内は慌ただしく、忙しない。
傷付いた戦艦が次々と、修理や整備に回されて、作業員が怒声を上げながら作業を行っていた。
ウェルシュもそこに混じろうとしたけれども、やがて「休んでいて下さい」と、離れるように促されただろう。]
はぁ……
[溜め息が出たのは、怪我の所為では無い。
ベンチに腰掛け、俯き。長い髪を垂らしたまま目を閉じる。
――――長いようで、短い一日だった。
昨夜はストンプにいたなんて、遠い昔のようだ。
なんだか、色んなことが起こり過ぎていて、目を回しかけていた。]
……ん?
[>>+3 どの位時間が経った頃か。
年若い青年に声を掛けられ、顔を上げる。
聞けば、自分の護衛の特命を預かったとか。]
シュテルン少尉、初めまして。
僕はウェルシュ・ストンプと申します。
[彼の快活な挨拶に答えるべく、ベンチから立ち上がり、胸に手を当ててお辞儀をした。
にぱ、と笑う姿は少年のようで。眩しい。
暗鬱な気持ちになりかけていたが、自然とつられて顔が綻ぶ。
彼が、タクマの義理の息子とは知らない。
タクマにそういう存在が居ることは聞いていたけれども。
まさか、シュテルンが息子だということは、姓名を聞いただけでは悟れなかった。]
[>>+4 怪我と聞けば、少し不安そうに、]
そっか……
無理しないでね。
急ぐ旅でもないのだから。
もし痛ければ、途中どこかで病院に寄ってもいいんだからね。
[そういう自分も怪我人であるのだが。それは伏せたままで。//]
-シコン港にて-
[合図を受け、船を着岸させる。
そして出迎えてくれた青年は、何処かで見覚えがあるような気がした。
戦場で出会った訳ではない。どこか賑やかな場所で。
タクマ相手に頑張っていた青年だと思い出し、あ、と短く声を上げた時、その青年が名乗りを、握手を求めてくる。]
お迎え有り難うございます。
ウルケル海軍中尉、シロウ・エイベルと申します。
[握手に応じながらも、とんでもない相手が出てきた事にひやりと。
扶翼官と言えば、皇帝の片腕足る存在じゃなかったろうか。]
[案内されるまま湾口施設のひとつに向かう。
随分と鐘の音が響いているなと思い、音を探った。高台にある教会が鐘を鳴らし続けてる。]
――はい、有り難うございます。
[施設内で書類を受け取り、代わりにこちらが用意してきた書類を差し出す。
内容は向こうと変わりは無い。
帰還者のリスト、死亡者のリスト。
負傷者のリストの代わりに、男直筆のカルテが付属されているのが違いとなる。]
この赤インク入ってるカルテの人たちは、先に治療願います。
今は容態安定させてますが、設備の整った病院での治療が必要だと見てます。
[付け加えた。]
[そして、話が女領主の葬儀の話に移れば。]
申し訳ないですが、俺が参列する訳にはいかんでしょう。
[己の軍服の襟元を軽く引っ張る。
苦笑交じりの言葉。]
一応、俺も軍属なもので。
軍服来たまんまで、ここの領主さんの為に祈れはしません。
……それに、まだ、ここの海で沈んだ奴らの為にも、祈ってないので。
[申し訳ない、と緩く頭を下げた。]
[会話の間も、鐘の音は聞こえるだろう。
これは葬列の音だったのだ。
街全体が喪に服しているかのような、響き。
男はぽつりと呟く。]
俺はここの領主さんの事、そんな知りません。
けど、領民に愛される人だったんでしょうね。
[言って後悔するように唇を閉ざす。]
用意できるまで待たせてください。
[それだけ言って、もう一度、小さく頭を下げた。*]
-リオレ島、出航間際の病院船にて-
おお、ヴィクトリア。
[無事かと声を掛けられ、手を振って笑う。最後に自分の荷物を船に積み込んでる所だった。
片手に医療道具の入った鞄を持ち、しばし、彼女と立ち話。]
休むつもりではいるんだがねぇ。
結構な重傷者がいらっしゃる。
ま、そいつらの容態が安定すりゃ、休めるかね。
[苦にもなってないような声で笑って返す。]
俺はおかげさまで忙しいほど無事で元気だが、そっちはどうなんだ?
新型艦で戦闘したって話は聞いてるぞ。
怪我は?
[ヴィクトリアが鎖骨辺りを示せば。]
どれ?
[思わず覗き込むような仕草。勿論、衣類に隠れて見えはしないのだが、周囲からは、「あー…」のような声がハモリ。]
あ? なんだよ、お前ら、その声。
「女性の胸元覗こうとするのはちょっと…」
「しかも真昼間から、どれ、とかなぁ」
「スキュレステノ中尉、その医者、海に蹴飛ばしてもいいかもしれない」
……なんだよ、それ。
[物凄く変な顔をすれば周囲からは今度は笑い。]
[しかし、“胸がクッション”の軽口には真顔で頷き。]
実際あるんだよな。
女性の身体の柔らかさで衝撃のダメージを吸収し防ぐって事が――
[尻すぼみになったのは周囲からの声と視線が原因。]
……いや、そのすまん、ヴィクトリア。なんか俺、物凄く失礼な事をしたし、言ったな、これ…。
[ヴィクトリアがどういう反応をするか分からないが、とりあえず、男は出発前に二度も周囲の笑いものになった。*]
/*
あれだよね、ウルケルの軍人て、みんな似た者同士の頑固者。
まあ、このこ行ったら、多分しゃーしゃーと参列してた気もする。
[ 殺したのあんたなんですが? ]
[ まあこのこたぶん、そゆとこまぞいので ]
[ ゲオルグに託された救護の任を終え、リオレ島の基地に男が到着したのは、ウェルシュとシュテルンを乗せた小型船が出航する直前のことだった ]
すまないが、少し中を見せてくれ。
[ 男がまだ、ウェルシュ達が乗り込む前の船で、そう頼むと、船長は笑いながら快諾してくれた。
すでにある程度の事情が伝わって、ウェルシュと養い子の無事を気にしてのことだろうと思われたのかも知れない ]
[ だが、男が向かったのは、その船内に安置された、一人の女性の亡骸の前だった ]
『急に飛び出して行かれたんです、敵の巡洋艦に近付いた直後でした』
[ 男にそう告げたのは、ヴァイスメーヴェの艦長。彼自身、何の事情も把握できてはいなかったが ]
『よくは聞こえませんでしたが「姉さん」と叫んでおられたように思います』
[ その後、ヴァイスメーヴェと対峙したその巡洋艦の乗員の一人の亡骸が、ウルケル側に引き渡されたという極秘扱いの報告も、男は目にした。
事情の全てを察する事はできない、ウェルシュに尋ねる事も、今は出来ない、けれど… ]
ウルズ・アイグル殿…いや、本当は違う名をお持ちだったのかな…俺には、分からないが…
[ 棺の前に佇み、男はぽつりと声を落とす ]
貴女にもウェルシュ殿にも、謝罪する言葉を俺は持たない。…謝罪など出来る筈も無い。
[ 目を閉じ、一度、深く息をついてから、再び視線を棺に向けた ]
だが、一つだけお約束します。
この戦を手遅れにならぬ形で終わらせ…ウェルシュ殿の夢が叶うよう、力を尽くすと。
[ あらゆる海に、様々な国に…そうファミルに夢を告げたウェルシュはもしかしたら、遠く在ったこの女性の元へも、と、思っていたかもしれない。それは、ただの想像でしかなく、その事を彼女の方が望んでいたかどうかも判りはしなかったが ]
[ この戦がどのように終わるか、その形によって、ウェルシュの夢が叶うかどうかは、大きく変わる。
だから、それが叶うための終わらせ方を、実現させる。それが、この先に男が出来る唯一の事だったから ]
叶うなら、どうか、安らかに...
[ そうして深く頭を下げ、その場を立ち去った男は……その船の出港を見送る事はしなかった** ]
― リオレ島・出航間際の病院船 ―
[ヴィクトリアの怪我についてのシロウの反応>>81、そして周囲の声。
次いで真面目な解説>>83と再びの周囲の反応。
そして謝罪>>84まで含めての一連の流れ]
ぷ……
あはははははははは!
[それを見たヴィクトリアが小さく噴出したかと思えば、腹を抱えて笑い出した]
ふっ、ははは!
いや、シロウらしいっちゃあ、らしいんだけどっ。
ぷくく、
[謝罪に対し声を返すものの、笑いもしばらく途切れず]
[一頻り笑ったところで、笑いすぎて目端に溜まった涙を指で掬った]
あー、おかし──。
シロウ、アンタやっぱ医者だわね。
没頭しすぎると配慮に欠けちまうけど…そう言うところがアンタらしいよ。
アタシは気にしてないから、アンタも気にすんな。
この痣も、一応アンタに診てもらおうかとも思ったんだが…忙しそうだしな。
アンタが戻って来た時に悪化してるようなら診てもらうとしよう。
[な、と言って笑いかける]
葬儀の支度は──滞りなく、か。 感謝する。
[ルートヴィヒの嘆息に、海図をひと撫でした。]
明日、ここでしか祈りの声が届かないわけではない。
戦が終われば、行き来も自由になる。
[人の心もまた、そうであれと願う。]
− シコン アンティーヴ邸 −
[後刻、ルートヴィヒのもとに顔を出す。]
まだ起きてるだろうと思ってな。
[トレーに乗せてきたティーセットをサイドテーブルに乗せ、手ずから注ぐ。]
ジンジャーと蜂蜜とレモン、どれ混ぜる。
あと、林檎を切ってやろう。
海に落ちたなら、身体を温めないと。
おまえは俺ほど頑丈にできていないんだから。
/*
ところで、ロー・シェンに伝言とかは、意図的に避けてます。
直接会って、話すなり戦うなりして伝えたいんだよね...結局会わず仕舞いになる可能性も多々あるんで、もだもだしつつなんだけど。
― シコン港 ―
シロウ・エイベル中尉。
[名乗りを繰り返し、しっかりと手を握る。
薄雲色の瞳が探るように相手へ向けられたが、口に出してはなにも言わなかった。
受け取った書類にざっと目を通し、書式の確かさに感嘆の息を吐く。きめ細やかなカルテとシロウの見立てに頷いた。]
ありがとうございます。
すぐに手配させましょう。
[カルテの部分は従卒に託してそのまま病院へ届けさせる。]
[葬儀に参列できない旨を告げられれば、微かに落胆の色を見せた。]
そうですか。
───そうですね。
ご無理を申し上げました。
[軽く頭を下げて、それ以上は口を閉ざす。
ただ、領主のことに触れられれば仄かに笑って]
領地と民の安寧を第一に考える方でした。
[そうとだけ告げた。]
どうぞ、この建物はご自由にお使いください。
お待ちになるのでしたら、茶菓のひとつもいかがですか?
いえ、私がご相伴にあずかりたいだけなのですが。
[捕虜交換が完了するまでの拠点として建物ひとつを提供すると告げる。
次いで冗談めかして笑った後、茶と甘味を運ばせた。]
私の艦の主計長が良く作るのですよ。
これが寄港の時の楽しみで。
[香ばしい香りを立てるチコリコーヒーに添えられるのは、皮目まで黄金色に焼き上がったアップルパイだった。
見た目にもふんわりさっくりと焼き上がった皮の間に、とろけ落ちそうなリンゴのフィリングがたっぷりと詰まっている。
甘いシナモンの匂いが部屋の空気を柔らかく満たした。]
エイベル中尉は、海軍総司令官殿とは親しくいらっしゃるのですか?
[アップルパイをつつきながら、そんな話を振る。
生地を割る軽やかな音が、合間に挟まった。]
タクマ・ナギ殿とご一緒のところはお見かけしましたよね。
あの時は、 ……大変な目に遭いました。
[他愛もない話題の先に、姿勢を正す。]
海軍総司令官殿にお伝えください。
決戦の地は、フリカデル島の北側水路。
我々が水路を突破すれば我々の勝ち、
阻止すればあなた方の勝ちです。
我々は、明朝よりシコンを出港いたします。
[託したのは、決戦の内容だった。]//
− シコン 葬儀の日 −
[午前中に街の者たちと共にファミルの葬儀を、午後には有志で戦没者の慰霊を行うこととした。
式の準備はルートヴィヒの手によって恙無く整えられる。
当日は青空が広がった。
花盛りの季節ではないにも関わらず、街の人間はそれぞれ庭の花を持ち寄って、ファミルに献花する。
高台の教会にしつらえられた空の祭壇が色とりどりの花で満たされ、聖堂は挽鐘を響かせた。
式の最後に、花は海へと投げ入れられる。
「邪魔にならないなら
どうか、私共々、
海に浮かべていただければ」
そう望んだ彼女の魂に捧げるべく。]
/*
うんまあ、そうだとは思った。
でも機雷は何に使うんだろう?反対側の水路の閉鎖??
つーかリオレ島からだと暗礁地帯越えないと多分、間に合わないんじゃ?
[ そこはウルケル海軍の地の利でなんとかしろ、ですか?そうですか... ]
[アレクトールもまた白い薔薇を波間に投じた。]
レディ・アンディーヴ、
貴女は遠来の異邦人にも門を開き、隔てなく救いを与えてくれた。
あまりにも儚いその死は、多くの悲しみを与える。
この街と花と海と民を愛し、
自由を求めて殉じたファミル・アンティーヴの名を忘れ得ぬよう、
今日より、彼女にちなんで、この港を”ファミリア港”と呼ぼう。
ファミリア港より旅立つ者に、良い風と日差しのあらんことを。
[皇帝らしい独断を交えて、アレクトールはファミルの存在をこの地に残した。
以降、帝国の公文書において、シコンの港はファミリア港と記されることになる。]
[続く戦没者の慰霊祭は喇叭の音でしめやかに始まる。]
悲しみを乗り越えて、我らは今日を生き、未来を見なければならない。
英霊の息吹は風となって我らの傍らにある。
再び海へ漕ぎ出そう。
自由と勝利を手にするために。
[慰霊の言葉は同時に、再起を促すものだった。
遠からず、決戦の時がくる。]
/*
こっちでも慰霊祭して提督に演説頼むとかも考えましたが、多分提督はすでに決戦前の演説は考えてる気がするので大人しく待つ事にするのです。
― シコン アンティーヴ邸 ―
……少し、頭を冷やしたかったので。
[海に落ちた話>>62 には、そんな風に視線を逸らし]
私ももう無茶はしませんよ。
あなたに怒られてしまいますから。
ええ…。セルウィンがいれば、使者に立つことも考えましたが。
[彼がいればいくらか無茶も効いたと、共に宣戦布告の使者として赴いた日のことを思い出しながら言う。>>63]
わかりました。
ではそのようにいたしましょう。
[決戦の布告を病院船に託す話を脳裏に記し、艦隊の編成についても>>64了解を返した。]
― シコン アンティーヴ邸 ―
ああ───
あの御方にも、困ったものですね。
[伝えられる宮殿内部の事情に嘆息する。]
ご寵愛なさるだけならいくらでもお好きにしていただければいいのですが、それ以上となると。
───確かに。これ以上長引かせるわけにはいきませんね。
[早く片付けないと足元が危うい。]
[葬儀の後、ウルケルの病院船の軍医が通された部屋を訪う。
室内には美味しげな匂いが漂っていた。]
待たせた、が、有意義な時間だったようだな。
― シコン アンティーヴ邸/後刻 ―
[深更に誓い時刻まで書類に向かっていたら、扉が開かれた。
ティーセット持参のトールを招き入れて、一度デスクから離れる。]
あなたがそんな優しいことを言うなんて、
どんな風の吹きまわしですか?
…ジンジャーと蜂蜜がいいですね。
蜂蜜はたっぷりで。
[海に落ちたことも、身体が頑丈にできていないことも反論しようがないので、そこは黙って受け入れる。]
-シコン港にて-
有り難く使わせて頂きます。
[建物の使用許可には礼を述べ、続く茶菓の話にはこちらも小さく笑みを。]
ご馳走になります。
帝国の菓子は美味いと聞いてますんで、楽しみだ。
[運ばれてきたアップルパイは見た目からして美味そうで。
フォークを差し込めば、さくりと良い音がした。
一口。]
あ、美味ぇ。
[思わず素の言葉が漏れて、「すみません」と苦笑した。]
提督には、オルヴァルの戦の際から世話になってます。
あの時に軍に残る事を許してもらってから、ずっと世話になりっぱなしです。
[親しいと問われればそんな事を。
ローの事を問おうかと考えるものの、相手が相手なだけに躊躇する。]
え?
[タクマの事に話が及び、驚きの声を。]
あ、やっぱり、あの時酒場にいた人だよな。
タクマさん相手にすげぇ頑張ってた人。
…って、あー、申し訳ない…。
[そして、相手が姿勢を正せば、こちらもすっと身を正す。
決戦の地。
相手の言葉を、目を閉じ、繰り返す。]
はい。
確かに、承った。
[緩くうなずく。
明朝、と。
一刻も早く情報を届けたいが、病院船には複葉機は積んでない。
僅かな焦りと緊張で、両手の指に力を入れた。//]
ええ、と。
[現れた男>>104を見るが、彼が誰か瞬時に理解できず。
ただ扶翼官がいる部屋にノックも無しに入ってこれると人間など限られているだろう。]
…滅多にお会いできないだろうなって人にお会いしてるんじゃないですか、これ?
[ぽつりと呟きつつ、頭を搔いた。]
― シコン アンティーヴ邸/後刻 ―
いつも通りだろ。
したいようにしているだけだ。
[キャンプで飯を作ったりはするので、手際はいい。
が、味と量に関しては繊細さを求めてはいけない。
その場でザクザクとスライスした生姜を投入した上に、たっぷりと言われたので、制止されるまでハニーホッドを傾ける。]
釣りを諦めて、素潜り漁に転向したか?
[作業に集中しているふりをしていたが、やはり聞いてしまう。]
― リオレ島 ―
[ 帝国扶翼官ほどではないが、停戦後の男も多忙だった。艦隊の再編、兵の補充etc
その合間に、偵察機からの報告に目を通し、やがて、ひとつの報告に接して眉を顰める ]
フリカデル北に掃海艇…あの水路を押し通るつもりか?
[ だが、機雷の処理は一朝一夕には終わらない。しかも、気付かれず海域に近付いてみせた割に、機雷の除去作業は堂々と行うなど、随分とこれ見よがしな動きに見える ]
……これは、お誘い、と見た方がいいのかな?
[ 浮かぶのは苦笑。同じ報告に接したゲオルグはどう考えたか* ]
― シコン港改めファミリア港 ―
[アップルパイを食べる様子や、ゲオルグのことを話す様子から、この人はとても純朴な人なのだなと内心に感想を零す。
自分の心に忠実で、仕事に向き合えば真剣で妥協を許さず、酒でも酌み交わせばきっと気持ちいい相手だろう。
世話になっているという彼を通して、ゲオルグの心根を思う。
こういう男と親しく交わっているゲオルグもまた、同じ種類の人間なのだろうと。]
― リオレ島・拠点内 ―
[後ろに下がるのは了承したものの、気になるのは愛機である
機体は、シロウによってリオレ島の技師たちに預けられていた。>>36]
……すみませんけど、しばらく、相棒の事、お願いします。
[整備を請け負ってくれた技師たちに向け、ぺこり、と頭を下げる。
今は翼を駆る事は出来ぬ身、ここに置いていくのが妥当だろう、と。
離れ難いものを抑え込んで託しつつ、修繕の進む翼に手を触れた]
……ちゃんと、戻ってくるから。
そしたら、また一緒に、行こうな……。
[小さく紡いだのは、また、この翼の元に戻る、という誓い。
今は、飛ぶ事はできないけれど]
……まだまだ、見なきゃならないものがあるんだから、俺たちには。
[目指すものは、今は一時遠のいているけれど。
でも、届かなくなったわけじゃないから、と言い聞かせて]
[正式に届いた特命>>23は、背筋を伸ばして受け取り、了解の意を返した、ものの]
……以降は待機、か。
[任務自体は重要なものだが、そこに込められた想いは何となく、感じられて]
無茶、できませんねぇ。
[冗談めかして呟くものの、若葉色には感謝の色が揺れていた]
[そんなこんなを経て、対面した護衛相手。
返された挨拶と浮かんだ笑み>>+9は、養い親が言っていた話し易い、という評>>4:325を得心させるもの。
笑みが自分につられてのものとは、思いも寄らず]
あ、大丈夫ですよー。
無茶なことしなきゃ、痛みもありませんし。
[怪我を案ずる言葉>>+10にも、返す調子は軽い]
ストンプにいらっしゃるっていう、お医者さんの連絡先とかももらってますし。
俺の事は御心配なく!
[どこまで明るい調子は崩していないが、半分くらいは空元気。
そうしないと、まだちょっと辛かったから]
……取りあえず、別命下るまでは待機、という事になってますので。
しばらく、よろしくお願いいたします。
[改めてそう告げて、それから]
……えーと、それはそれとして。
お伺いしたい事が幾つかあるんですけど、いいでしょか?
あ、急いで聞きたいってわけじゃないんで、話自体は道中のんびりでもいいんですけど。
ここだと、慌ただしいですし。
[自分がこの任務に回された理由──養い親が言葉濁したそこは気になっているから、そう問いかけるが。
慌ただしい中では、とも思い、出発してからで構わない、と言い添えておいた。//]
[話しているうちに、2度目の喇叭の音が聞こえてきた。
戦没者慰霊祭が終わった合図だろう。
果たして、ほどなくして扉が開き、皇帝が顔を出した。>>104
それを、立ち上がって出迎える。]
お待ちしておりました、陛下。
陛下の分もございますよ?
こちらがウルケルからいらした、シロウ・エイベル中尉にございます。
[茶菓をもう一式用意させながら、シロウを紹介する。]
/*
裏の表(ややこい)を進めつつのこんばんはですよっと。
今日は一人おちもありか。
確かに、人数比的にはその方がバランス取り易いんだよなぁ。
[ウルケルの軍服に医療従事者を示す腕章をつけている男が頭を掻く。
戸惑いはあるようだが、むやみに畏まられているわけでもない。
ゲオルグは型にはまらぬ男を寄越したようだ。]
扶翼官の言葉をもって自己紹介は省く。
シロウ・エイベル中尉、
人員の送り迎え、ご苦労。
[ルートヴィヒが用意させた席につき、扶翼官にも再度着座を促す。]
エイベル──か。
個人的な質問だが、ジェフ・エイベルを知っているか。
わけあって恩師の姓をもらったと言っていたが。
俺の主治医をしてる。
[ソーサーごとコーヒーカップを手に取り、初めに問うのはそんなこと。]
― シコン アンティーヴ邸/後刻 ―
ええ、確かに。
[いつも通りだというトールに笑って答える。
蜂蜜は、かなりたっぷり入れてもらった。
そんなトールの手元を見ていたら、問いが飛んでくる。]
素潜りで、何か獲れるとも思いませんが…
[冗談めかした言葉を、途中で止めた。]
─── 会いに行く、と約束したひとが、
結局、会わないままに、いってしまったんです。
[捨てそびれ、また懐にしまったドッグタグを引き出して、手の中で弄ぶ。]
思った時に会いに行けばよかったと。
アイグル少佐の時も同じことを思ったのに、
続けざまで、 少し …
[後悔がいくつも重なって、苦しくなったのだと息を吐く。]
そうか、なら良いんだけれど。
本当、気を遣わなくていいからね。
辛い時は、言ってね。
[>>+15 シュテルンという若い少尉は人懐っこい笑みを浮かべる。
彼のその笑顔が空元気からくるものとまでは、ウェルシュは察する事が出来なかったが。
けれども、好意には甘んじようと頷いた。
>>+16 伺いたいという言葉には、不思議そうに首を傾げつつも。]
? ……うん、良いよ。
遠慮なく聞いて。
[問題ないという風に告げた。
じゃあ行こうか、と足を踏み出したときに、]
あ、………ごめん、ちょっと待って!
[>>49 ヴィクトリアに呼び止められる。
ウェルシュは駆け足で彼女に駆け寄った。*]
[陛下と言う言葉>>111に、あぁやはり、と。
これ、ただの捕虜交換じゃねぇだろうと改めて認識。
少々の混乱の後、だんだん開き直ってきた。
ルートヴィヒの紹介の際に立ち上がり、一礼。
自分の言葉でも自己紹介をしようとし――]
[彼女から、分厚い包み紙を手渡された。
それは―――……小さくとも、重かった。]
そっか……
姉さんと遣り取りしていたんだね。
[羨ましいな、とぽつりと小さく呟く。
思わず、視界が潤むけれども、雫を零すことはせずに。
息を飲み込んで、……耐えた。]
ありがとう。
大切なものだろうに……
僕に渡しちゃって良いのかな?
[丁重にそれを受け取り、ウェルシュは胸に抱えた。]
[読んでもいいと言われると困惑したような表情を浮かべ、]
―――……うーん。
やっぱりこれは姉さんとヴィクトリアさんとの、
かけがえのない思い出だろうから……
気になるけれど……
読まずに、姉さんに返そうと思うよ。
[天国にその手紙を届けようと、告げた。*]
っ、ごめんね!おまたせ!
[包みを抱えたまま、シュテルンのもとへと戻る。]
じゃあ…… 行こうか?
シュテルン少尉は、どの船に乗るのかな?
[船を愛する領主は、シュテルンも当然軍艦を操舵するのだと思い込んだまま。//]
……知ってる。
俺と一緒に親父の所で学んでた。
[ジェフの方は父の死をきっかけに、さらに医学を学ぶと国を後にしたのだけれども。]
そうか――今も元気で医者やってるんですね。
そりゃ、良かった。
皇帝陛下の主治医とありゃ、腕も確かなんだろうな。
[懐かしい名前を聞けたと思わず嬉しげに。]
― リオレ島拠点内 ―
あぁ、心配かけたね、大丈夫だよ。
[次の会戦の準備が進む最中、ヴァイの乗員達に声をかけられた。
共に帝国軍とあたった彼らはあの衝突を当然見ている。
直後は救難活動に従事していたため、ヴィクトリアの情報がなかなか入って来なかったようだ。
無事な姿を見つけてようやく安堵したよう]
ヴァイの方はどうだい?
砲撃はこっちに集中してたようだから、大きな損傷は無いだろうと思うんだが。
[問えば、推測の通りに艦は問題無いとのこと。
少なからず損傷はあっても軽微であることが伝えられた。
整備が終わればすぐにでも動けるとのこと]
それなら良いんだ。
…戻ってくるのかって?
その辺りのことはまだ何も聞いてないよ。
なんだい、そんなに戻って来て欲しいのかい?
アタシが居なくても十分よくやってたじゃないか。
危ない時が何度もあったからね、助かったよ。
アタシが居る居ないに関わらず頑張りなよ?
[自分よりも年若い乗員達を鼓舞するように言って、ヴィクトリアは快活に笑った]
[それからしばらくはヴィクトリアも物資輸送の操舵士として艦に乗ることになった。
戦時外であるために暴れ馬はなりを潜め、周りと歩調を合わせ任を進めていく*]
やはりな。
どこか──雰囲気が似ている。
[シロウが”主治医”と兄弟弟子とわかって、声に楽しげないろが乗る。]
おまえも、「精神も肉体も、使えば傷がついて当たり前」と言いそうだ。
いつか、会いに来てやってくれれば喜ぶだろう。
帝都で町医者をしている。
儲かってはいないらしい。
[皇帝に促されて再び着席したのちは、ふたりの会話に口を差し挟まずに聞いていた。
途中、作業進行状況を報せに来た伝令から、もう間もなく完了するとの報告を受け取って頷く。
この茶会が終わるころには、全ての準備が整っているだろう。]
はい、了解しました。
[辛い時は、という言葉>>+18には素直に頷いて。
促しに応じて歩き出そうとした所で、ちょっと待って、と言われ素直に応じた]
……あれ、あのひとは……いつぞの、お姉様。
[ウェルシュが駆け寄る先に立つ人の姿に小さく呟いて、二人の話が終わるのをその場で待ち。
戻って来たウェルシュの、行こうか、という言葉に頷いて]
え?
[向けられた問いかけに対して上がったのは、惚けた声]
あーと、俺は、艦船乗りじゃあないんですよー。
複葉機の操縦士……飛ぶ方が、専門です。
今は、機体も治療中なんですけどねー。
[一拍間を置いて、自分の所属を伝えつつ。
操縦士である事を示すエンブレムを見せた。//]
― シコン アンティーヴ邸/後刻(葬儀前夜) ―
[ルートヴィヒの吐息が紅茶の湯気を乱す。
その掌でかすかに光を反射する金属片。]
運命は時に意地悪だ。
おまえでも計算できないことは、ある。
…泣くか?
似たような事は、言いますね。
心も身体も、痛むもんだと思ってます。
[帝都か、と。]
会いたいですが随分と遠い。
そりゃあ――儲かってないでしょう。女の子に甘くありませんか、奴。
可愛い女の子に泣き落としされたからって治療費貰わずにやるとかありましたからね。
[ シロウの乗った病院船が戻る前に、男は暗礁地帯を越えるための水先案内を手配し、アーレント島を迂回する経路で、自分の率いてきた艦隊の巡洋艦のうち二隻に機雷を積んで先発させる。
首都の手前に新たな防衛線となる機雷を設置し、巡洋艦そのものを後詰めとするためだが...必要はないかもしれない、とは、考えていた* ]
…俺も、ひとつ聞いていいですか?
ジェフはウルケル出身だ。そいつを医者として身近に置く事は怖くねぇんですか、皇帝陛下?
噂には聞いた事あります。
帝国は能力さえあれば、異国の出身でも重用されると。
…そういう事ですか?
― シコン アンティーヴ邸/後刻(葬儀前夜) ―
泣きませんよ。
そんな恥ずかしいこと。
── 雨に打たれてきましたから、もういいんです。
[視線を落としたまま、首を横に振る。]
……あなたのことに関してだけは、
なにひとつ後悔しないように、したいですね。
[ぽつりぽつりと、そう呟いた。]
―シコン港―
[ひとつ預かっていた荷が減って。
軽くなったのか、重くなったのか、…解らない。
多くの負傷者を乗せ、
喪われた仲間の命を悼みながら、
巡洋艦の数をひとつ減らした第三艦隊もまた、シコンへの帰港を果たした。
領主ファミルの死を悲しむ民を見れば、彼女がいかに慕われていたかを知った。
「どうして」「領主さまが」
…その問いに、今はすまないと謝る術しか持たない。
あなたたちの大事な領主さまは、
あなたたちが自由な明日を迎えるための礎になったのだ と。
口にした言葉を偽りにしないためにも――…
自分たちは、止まる訳はいかないのだと気持ちを引き締める。]
/*
決戦でエピでもいいんじゃないかと、ぼんにゃり考えているんだが、これウルケル側からは言い出しにくいんだよなあ...そして、ここへ来て自薦がすごく難しい状況に...
(なんとなく提督が忙しそうで、置いて逝き辛い)
へぇ…… じゃあ、パイロットなんだ!
[>>+23 彼の戦場は海ではなく空であるようだ。
意外な言葉には、ウェルシュは目を丸くし、その後目を輝かせて、]
かっこいいなぁ……!!!
[彼の方を眩しそうに見つめた。
そう言えば、時折上空からも烈しい音が聞こえたことがあったか。
きっと、海からでは想像することもできない苛烈な戦いがあったのだろう。
もしかしたら暗雲を切り裂き、空を飛びながらの戦いは、一瞬の瞬きも許されないのかもしれない。]
そっか……
修理中なんだね。
じゃあ、代わりの飛行機で行くのかな。
[彼が普段乗っている機体も修理中であるならば、どうやって行くのだろう。もし彼が軍艦か、軍用機に乗るというならば、それに従っただろうか。//]
/*
投票どーしよ。
どうせならローさんとバトりたいんだよなぁ、殺されたいんだよなぁ、うぐぐ。
ぎり行けるかなーと言う気がするが…うぐぐ。
― リオレ島拠点内 ―
……、そうか。
[頬に見えたのは涙の跡だろう>>41
親友を誇るかのような明るい声に無理が滲む。
それを真っ直ぐに見つめて、そうかと短く頷いた。
顔を窓へと向ければ、遠く空と海の色が見える。]
───…ストンプで、だったな。
[不意に口にするのは、昔のこと。
ゲオルグはここに来る前に、兵より一つの報告を受けている。
曰く、ヴァイスメーヴェがある帝国軍人の遺体を持ち帰り、更にはストンプ候の乗る船にそれを乗せたとのこと>>4:322
帝国軍人の氏名は聞けずじまいだったが、ヴィクトリアの話を聞けば、ひとつの名前が記憶の裡から浮かび上がる。]
覚えていないか?
前にお前さんも言っていただろう。
どこかで会ったことがないか、とな。
[軽く笑って口にするのは6年前、一番最初に出会った時のこと。
その時は、男も分からないような顔をしたものだけれど>>1:340]
スキュレステノの名で気付くべきだったな。
ストンプ候のところのスキュレステノだろう?
では見覚えもあるはずだ。
……、…死んだ
[問う口調ではなく、確認するかのように名を呼んだ。
ウィズルカ・ストンプ。かつて幾度かウェルシュに土産を託した少女。]
『ぶどう、ありがとう。』
『おじちゃんにも、あげるね──…』
[小さな手が葡萄の粒をくれたことがあった>>3:455
古い、懐かしい記憶に一度長い息を吐く。]
/*
よ う や く箱に復帰できたやつがログの海に沈みながらも
顔を出すよ…
[電源アダプタがおしゃかになって結局買い替えた]
とてもざっと表を読んで各所からの追悼を受け取りつつ、
投げっぱなしで死んでおりあれこれすまないと頭を下げつつ
返事にも沈みつつ、
とりいそぎざっと目を通して、
提督からカルボナードにおいた叔父に
矛収める手伝いが投げられてるのを見つつ、
ウェルシュには停戦協定の処理に都合よく使ってもらえたらと思う。
というのをまずこちらからおいておこう。
可愛らしい、良い──…娘だったが。
[懐かしむように言って、ヴィクトリアを省みる。
慰めるように、とん。と、肩に手を置いた。]
分かった。ならば存分に弔ってやれ。
そりゃあ覚悟していてもしんどいもんだ。
顔見知りとやるのも、大事なやつを亡くすのもな。
… 俺は一日酒ばっかり飲んでいたこともあるぞ。
[微かに笑んで、明かしてみせるのは古い傷跡。]
飲んで飲んで、気がついたら酷い二日酔いでなあ。
吐いて、吐いているうちに涙も全部出ちまった。
無理するこたぁない、そんなもんだ。
だからな、
─── 無理に笑ってなくていい、泣け。
わぁ。
面と向かってかっこいい、とか言われたの、もしかしたら初めてかも……っ!
[冗談めかした口調で言うが、事実だったりするから悲しい。
というのはちょっと置いといて]
ええ。
俺と一緒に、頑張ってくれたので。
今回の任務では、ここで留守番になります。
[修理中、という言葉に頷きながらこう返す。
よく無事に戻れたな、とは帰還した直後の
移動に関しては、小型艦を用意していただいているので、そちらで。
いつまでもここでぽやっとしてると、養い親殿やら提督に怒られちゃいますし、急ぎましょーか。
[冗談めかした口調で言いつつ、用意された小型艦へ向かう。
向かう前にそこを訪れた者>>85の事は知る由もなく。//]
泣いて泣いて、存分に、思い切り弔ってやれ。
[そうして、小さな女の子にするようにくしゃり。と、長い髪を一度だけ掌を置き、]
……瞼の腫れが引いたら、戻って来てくれ。
[ぽん。と静かに、男勝りな中尉の頭を撫でた//]
― ファミルの葬儀の日 ―
[ まだ多くの仕事が残る基地を抜け出し、男は独り、港からは外れた小さな崖の上に居た。
シコンの鐘の音は、この島には届かない ]
.........
[ 男の手にしているのも、花ではなく、愛用の、古いライフル銃だった ]
怖いものか。
ジェフは自分の天賦の才に誇りを抱いている。
天賦だ。出自が与えたわけではない。
俺は出自で人を判断する必要を感じない。
[シロウの問いに、まだ噂の扱いかと苦笑する。]
/*
>>+26
ぉぉぅ……!
諸々、お疲れ様ですよー!
復帰できて何よりでした。
ログ増えてますし、無理なしでー。
― ファミルの葬儀の日 ―
[ 青い空を、1羽の小鳥が横切っていく...その鳥を見送り、男はライフルを空に向かって構えた ]
パーン...!
[ 勇気ある気高き花に捧げる、聴く者も無い礼砲の音が、高く空に吸い込まれていった** ]
/*
リアはメモに書いておけばよかったな…(エアなでした
ファミルお疲れ様。
箱復帰したのかよかったよかった。
無理なくログ読むんだ…。
ウェルメモ>うん、リアも燃やすなって言ってたからそうしてもらえると。
もし、何かの機会で私がリアから受け取った手紙が出て来たなら、そっちは燃やして届けてもらっても構わないけれど……それもリアが望むなら持って帰ってもらってもいいけれどね。
/*
苗字変わってるの!?
wwwwwwwwwwww
wwwwwど、どういう設定だったんだごめん。ちょっとヴィクトリアを冒頭から読み直すべきだったのかも知れんwww打ち合わせWikiも見て来るべきだったかなあ!!!
ごめんwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
えっ、じゃあ苗字は他人の空似…じゃなく、て、か。
わからん。ごめんwwwww
/*
wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
すみませんwwwwww
でもごめん。ってなりながら、わかんねえ。までくっついてきて、ほんと分からんかった、申し訳ねえwwwwww
ここまで派手なミスって珍しすぎて、くっそ笑うわww
[アレクトールの返答に緩く息を吐く。
安堵のような音。]
…出自で判断しないって言葉を聞けて、安心しました。
有り難うございます。
古い知り合いがここにいるって話を聞いたもんで。
出自が何の関係も無いなら、その人と俺、多分、会えると思うんです。
……いや、もう、会ってんのかな。
/*
うううううん。
めっちゃヴィクトリアの設定洗い出したくなってきたけど、やめとくわ!!!!ちょっとあかん気がする。
---
ヴィクトリア・スキュレステノ
(本名:ヴィクトリア・ルシエルナガ)
32歳。
ストンプの中流階級の出だが、政略結婚の道具にされるのを嫌い、両親の反対を押し切って、後見人を得て14歳で士官学校へ入学。20歳で軍入りし、24〜29歳の間は傭兵部隊に所属し各地を渡り歩いていた。30歳からは護国主体でウルケル内の拠点に駐在するように。
操船・操縦技術に優れ、女性ながらに豪快な操船を行う。複葉機操縦も可能。
護拳の広いサーベルを所持し、護拳を活用した戦い方をする。
☆縁故
ウルズ:幼馴染
タクマ:傭兵部隊へ所属し始めた時に同船した
☆家族構成:両親、姉(婿養子を得て在宅)、妹(政略結婚で嫁ぎ済)。家族とは勘当状態。父はストンプで内政職に就いている。
― シコン アンティーヴ邸/後刻(葬儀前夜) ―
ああ、
何をどれだけ失おうと、傷つこうと、
おまえは俺のために生きていていい。
俺は太陽だ。
おまえひとりのために生きてやれはしないが、
おまえだけを住まわせている場所が、ある。
/*
あったわーーーーーーー!!!
wwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そういやなんか、その、プロロのメモでなんかやってた記憶はある、な?あるな????wwwwwwwごめん、あんま
良く見てなかったwwwww
うおおお、本名を進行中のメモにも頼む……っwww
/*
挙句メモで心配されるレベルの。
タクマもごめんね、ほんとごめんね。
ちょっと落ち着いてから頑張りますね……。wwww
/*
ウルケル海軍では現在提督直下の副官扱いとして旗艦に同乗。戦局によっては別の艦を預かる事も想定。年齢39歳。提督に命を救われたのは15〜6年前、島国オルヴァル(ロー・シェンの故国)で傭兵部隊としての戦闘中のこと。
☆10年前、島国フェリシアの海戦に赴いた際、シュテルンを戦地で拾って引き取り、後見人となっている。
☆ヴィクトリアとは同じ船に乗務したこともある同僚。
☆かつてルートヴィヒと酒場で出逢った事がある。
/*
今日は投票が全然出そろいませんねぇ。
かくいう私も投票していないわけですが。
いいんです。私は村建てメモで既に意思表明しているようなものですから。
/*
36歳。
元々貴族のお抱え医師を代々やっていた医師の家系だったが、父親の代から軍医に転向。
二十代の時に師である父親が戦死して以来、主に傭兵団に混じり、医師としてよりも軍人として戦ってきた。
出身も育ちもウルケルだが、10年強、あちこちを傭兵として渡り歩いていた。
■縁故
ゲオルグ、タクマ、ロー:オルヴァル戦で共闘
ヴィクトリア:同軍として面識有り。
/*
アレクトール・スライ・モルトガットIV
幼少〜少年期(14歳まで)は、転戦する祖父(二世皇帝)が連れ回し、各地の風土を経験。
10年前のフェリシア島戦で祖父が敗れ、その時の負傷がもとで死去した後は、三世皇帝となった父の言いつけで帝都に留まる。この時期(14〜20歳)に”小鴉”を結成して将来の地固めをする。
父の死により21歳で即位。23歳から全土巡察と称して各地の兵力をまとめながらウルケルへと遠征を開始。
初期編成(予定) ※ファミルが率いる分は除いた数
第一隊 総司令官=アレクトール 戦艦6 巡洋艦4
第二隊 指揮官=ルートヴィヒ 巡洋艦6 水上機母艦1
第三隊 巡洋艦3 水雷艇母艦2
第四隊 巡洋艦2 水上機母艦3
☆縁故
ルートヴィヒ : 幼馴染
セルウィン : ”小鴉”の一員
/*
ルートヴィヒ・アルトハーフェン
モルトガット帝国扶翼官(皇帝の補佐を行う官職)
シュヴァール商会を営む商家の長男。
実家は主に海運業を営んでおり、世界各地に拠点と交易網を広げている。
家業は妹(18)が継ぐことになる見込み。
☆縁故
タクマの鼻歌被害者の会、会員。
ファミルとは開戦前よりの知己。
交戦国の首魁の言葉をそんな風に実直に信じるおまえも同類だろうに。
古い知り合い?
その話、提督から聞いたのなら、リーミン代将のことだろう。
なるほど、おまえも15年前にオルヴァルにいたか。
会って行くがいい。
扶翼官が手配してくれよう。
帰ったら、提督にも、配慮を感謝していると伝えてくれ。
/*
ウルズとシュテルンも有難う。恐縮しつつ
流し読み中に見えたロー殿の回収力に感心しつつ、
地上組にお疲れさまを言いつつ、
ひとまずゆっくり表を読んでくることにする。
俺に嘘を吐く理由は無いでしょう?
これでも医者なんで、人が嘘吐いた時は分かりますよ。
[出された名に。]
……許可貰えるんなら有り難いですね。
ローさんが俺の事、覚えていてくれるかは分かりませんが、挨拶ぐらいはしておきたいです。
伝言は確かにお伝えします。
/*
理由は書かない主義なんだけど...トーリアの覚悟を買いたい。
うん。
めっちゃ辛いんですけどね...orz
■業務連絡
集計の結果、本日(11/14 08:00)の落ちは
「ヴィクトリア」に決定しました。
「ヴィクトリア」に投票をセットしてください。
ウルケル海軍中尉 シロウは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
ウルケル軍大佐 タクマは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
― リオレ島拠点内 ―
[こちらを見詰めていたゲオルグが窓の外を見遣る>>125。
その様子を眺め見遣ると、ぽつ、と確認するような声が聞こえた]
──…え、
[覚えていないかと問われて>>126、確かにそんなことがあったと思い出す。
あの時はお互い、判然としないままに話は流れて行ったのだが]
あ──…、あの時の、
[ストンプで、幼馴染と一緒に居た時に見覚えの無い男性と会った時のことが甦った。
年を経ての変化があるが、強い意志宿る瞳は変わっていない。
懐かしいと思ったのは、その目を見たからだ]
スキュレステノは家を出てからの名なんだけど…ウェルシュ辺りから聞いたのかい?
もしくは……親父が何か言ったか。
[14歳の時に家を出て、決別のために苗字を変えた。
そのことは父も知っているし、ストンプへの出入りが多かったなら、ゲオルグと父も面識があって然るべきだろう。
仮に父が何か言ったとしても、碌なことを言わなかったろうと、ヴィクトリアは思っている]
…………あぁ。
[確認するような声色に、短く是を返し頷く。
肯定に時間がかかったのは、未だに感情を御し切れていないため。
迸りそうなそれを押し込めんために瞳を伏せると、懐かしむ声>>128が聞こえた。
不意に、とん、と肩に触れる感触を覚え、ゆるりと瞳を開く]
/*
こうも綺麗に一人落ちに揃ってしまうと、申し訳ないような気もします。
一人でも二人でも構わないですよ、というつもりだったのですが。
なんか、もうちょっとメモの書き方考えるべきでしたね。
― リオレ島・司令官室 ―
[フリカデル北に掃海艇が現れたとの報告は、ゲオルグの元へも届いている。暫し考えるような風を見せたのち、タクマ・ナギ大佐が呼びに遣られた。片腕が顔を見せれば、既に広げてあった海図を示し]
……で、お前さんはどう見る?
[指先でつついて示すのは、フリカデル島北の海域。]
後世の歴史家 ナイジェルは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
帝国扶翼官 ルートヴィヒは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
……提督も?
[明かされた古傷に堪えるような表情でゲオルグを見上げる。
酒の力も借りて涙も全部吐き出した、と>>129。
無理をするなと言う言葉が静かに染み渡っていく。
泣け、と言いながら頭に触れる大きな手>>130。
撫でる動きは優しくて、押し込めていたものが一気に緩んだ]
──────ッ、ぅ 、ぁ
[小さく零れる嗚咽。
溢れる涙に両手で顔を覆った]
ルカぁ……ッ!
[零れる声は少ないけれど、子供のように泣きじゃくる。
ゲオルグの前だと言うのも頭から抜けるくらいに、脇目もふらず泣き続けた^]
ウルケル海軍中尉 ヴィクトリアは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
うん?そうなのかな。
[>>+27 初めて、というのは流石に嘘だろう、と。
ウェルシュは面食らった。]
僕は飛行機、殆ど乗った事ないんだ。
だからやっぱり憧れちゃうよ。
[一体どんな訓練をしたらその若さで、操縦士を努められるのだろう。
ウェルシュには全く想像がつかない。だから、やはりかっこいいと。]
そっか。
……いっぱい休ませてね。
[相棒と離れるのは寂しいだろうけれども。
ともに戦った仲間ならば、今はそれを労わってやるべきなのだろう。
>>+28 急ごう、とう言葉には頷いて。ともに小型艦へと向かった。*]
/*
あのな、当初、後をヴィクトリアに任せて落ちようとか思ってたねん...
なんでこうなった...orz
くそお、全力で追悼してやる...
/*
!!!!
ほんとごめんなのに、めちゃきちんとレス来た愛しい……
へ、平行になるな。マジすまない。
でもここやっておきたい。
[アレクトールからの許可が得られたのなら、出発の準備が整うまでの間、ローとの面会を望む。
ルートヴィヒには、「世話をかけます」と緩く頭を下げた。]
/*
皆の悩みの声が伝わってくるようだったな、うむ…。
こう決まった以上は、最後まで精一杯戦い抜こう。
と、デフォ投票は自分だったのか、よく見れば。
帝国軍中佐 ロー・シェンは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
扶翼官、嘘は見抜かれるそうだぞ。
今日のところは素直になっておいたらどうだ。
[からかう口調で言った後、]
次は戦場だな。
戦場であることを願う。
我らはカルボナードを目指す。
評議会の首元に大砲を突きつけて開国を迫ることにするかな。
その前に我らを止めねば、ウルケル海軍の負けだ。
何も手を出さずに看過すれば、一番、損耗なく終わるだろう。
だが、その”勝ち方”は”良くない”。
我らのいずれにとっても。
俺はまだ若輩だ、提督の教えを請うつもりで挑む。
― シコン アンティーヴ邸/後刻(葬儀前夜) ―
[トールの言葉に顔を上げた。
青天の太陽が目の前に降りてきた心地がして、目を細める。]
─── はい。
あなたのために、これからも、
生きていけることが、嬉し い …
[彼の存在に、彼の言葉に、体が熱くなる。
ついでに目頭まで熱くなって、慌てて顔を伏せた。]
おまえも救える限りを救うのだろう。
縁あって俺の身体をおまえに任せることになったら、丁重に頼む。
[それを辞去の挨拶とし、席を立った。*]
モルトガット皇帝 アレク トールは、ウルケル海軍中尉 ヴィクトリア を投票先に選びました。
/*
るがる初落ち。
なんだけど。
後半まで残るのはもはや仕様か…と悩むターン。
やり切るのが遅いんだよな、多分。
と言うか、今までは腹心だったなwwwww
おちにくい。
/*
昨日今日と投票デフォが自分だったりしたわけだが。
そして俺、今日すでに地上最年少だったことに気づく
― シコン/ファミリア港・3者面談中 ―
[会談の途中、不意に皇帝から水を向けられれば、心外なといわんばかりに眉を上げた。]
私は嘘などついていませんよ?
嘘などつくのは二流です。
[さらりと怖いことを言ったのち、再び伝令を呼んで用を言いつける。ほどなくして、ロー・シェン・リーミン代将の元へ連絡が届くだろう。
『ウルケルのシロウ・エイベル中尉が代将にお会いになりたいそうです』 と。]
えぇ、俺も戦場で皇帝陛下にお伺いしたいです。
うちのナハティガルもまだ戦えます。戦場にて、お会いしましょう。
戦の方法を決めるのは俺じゃありませんけども、看破なんてねぇのだけは今でもお約束できますよ。
有り難うございました。
この時間に、感謝します。
― リオレ島・司令官室 ―
どうもこうも、十中八九、皇帝陛下からの決戦の御誘いだと思いますよ。
[ 問いに答える>>140男の言葉は明快だ。他の可能性があるか?とゲオルグに逆に問い返すような視線を投げ ]
応じるしかないでしょうね。あの水域を突破されれば首都が脅かされる。
…と、思わせるための場所の選択でしょうが。
[ 自分達に、ではない、恐らく、カルボナードの官僚達に、迫る危機をより強く感じさせるために、あの皇帝はその場所を選んだのではないか、と、男はそう感じている ]
まったく、こんな
[ いかにも迷惑極まりない、という口調で言いながら、その口元には薄く笑みが浮かんでいた// ]
そりゃあもう、勿論。
医者の誇りにかけて。
[救うの単語に目を細め、座っていた椅子から立ち上がり、アレクトールを見送るだろう。]
/*
お、生存の芽もあるか?
こう重傷で、シロウの腕で救われるとかも熱いよね!
[ ぶっちゃけ生きててほしい...うん ]
[皇帝が立ち上がれば自分も立ち上がってそれを見送り、彼が去った後にシロウに向き直る。]
ロー・シェン・リーミン代将には、連絡を入れました。
すぐにこちらに来るでしょう。もうしばらくお待ちください。
艦の準備がととのったら、連絡を差し上げます。
[伝達事項に加えて、ひとつの提案を出す。]
もしよろしければ、複葉機をお使いになりますか?
私の推測が正しければ、
あなたの船がリオレ島に帰り着くころには、
ウルケル艦隊は既に出発していると思われますので。
[今回返還するウルケル兵の中には操縦士もいた。
機体が違えば操縦方法も大きく違うと言うが、それでも良ければと。
必要ならば準備させますと言い置いて、その場を辞去する。]*
んー、と、なんていうかな。
俺が普段いるとこは、『飛ぶのが当たり前』とか『飛ぶのが仕事』って連中が多いから。
かっこいいとか、そういうのって二の次なんですよねー。
[面食らう様子>>+32に、冗談めかして返すものの。
素直な気持ちが表れている、と感じられる言葉にほんの少し照れたように頬を掻いた]
そ、なんですか……ありがとう、ございます。
[操縦士になれたのは、ひたすら夢を追いかけた結果。
それを素直に称賛されると、やっぱり嬉しくはある。
今は少し気が緩んでいるのもあって、覗くのは少し幼い素の表情]
……ええ。
また、一緒に飛ぶためにも。
そのためにも、俺もちゃんと怪我治さないとなんですけど。
[気を取り直し、調子も戻してそう言って。
慌ただしさを縫って、用意された小型艦へと乗り込む。
出発間際、ちら、と見やるのは港の慌ただしさ]
(……とーさん)
[声に出さず、小さく呟く。
今頃はまた、慌ただしいんだろうな、と思いつつ]
(行ってきます……行ってらっしゃい)
[届かぬ言葉を心の奥でそう、と紡いだ。**]
− 現代 − >>146
好きだったり気になったりしているのにツンケンするのも嘘のうちだと思わないか?
―シコン/葬儀の日―
[短い休息は、次の決戦に向けた慌しい準備に殆どが費やされた。
扶翼官のルートヴィヒは、これらに加えてファミルの葬儀や戦没者慰霊祭の準備も進めていたというのだから、いかに有能かが知れようというものである。
自分にはとても真似出来ん――と、ロー・シェンはしみじみ思う。
人間、得手不得手がある。
ロー・シェンにとって事務処理は後者だった。
今まではこういったことは、アイグル少佐が殆どを率先して対応してくれていた。生真面目な彼女は、きびきびと手際よく、様々な手配をこなしていたものだ。
ロットケン老将の頃から、…自分が第三艦隊を率いることになった後もずっと。]
まったく、…有能なおまえがいないと
押し付けられるやつがいなくて困る。
[口調は、寂しさを隠すように努めて軽く―――]
[ファミルの葬儀が粛々と始まった。
老婆が杖をつきながら、小さな花を手に献花>>99へ進む。
涙浮かべた娘が、子供の手を引きながら後に続いた。
『おじさんも、どうぞ』
小さな子供に渡された青い、チコリの花を。
ロー・シェンは有難うと受け取って、…自由な海の代わりに献じた。]
[それぞれの庭の花が
それぞれの哀しみを託されて。
空だった祭壇を、ひとつ、またひとつ、と埋めてゆく。
――――――どうか、どうか、安らかに。
祈りを纏った色とりどりの花が、
季節はずれの雪のように…はらはらと。波間に降りゆく…]
有り難うございます。
[ルートヴィヒの言葉>>150に頷き、礼を述べる。
複葉機の件には驚くものの――]
使わせてください。
[帰還中に信号弾か光で自軍複葉機と連絡取ろうかと思っていたが、使わせてもらえるなら幸いだ。]
― リオレ島・司令官室 ―
さて、そうと見せかけての迂回策──…
なんて手は採らんだろうなあ、あのお二人は。
[一応は検討したのだと示してみせるが。
どう考えてもない。と結論するのにさしたる時間は要しなかった]
ああ、だろうな。
しかし、態々あの海域を選んでくるのは、いかにも”らしい”
狭い海域に敢えて大艦隊を擁しながら臨む、か。
ああ──…突破出来れば、それは効果的だろうな。
[恐らくはそうした効果も狙うのだろう、と。
思うところは、ほぼタクマの出したものと似ている。
そうして、海図に視線を落としたまま考え込むように言葉を続けた]
[皇帝と扶翼官がその部屋を去れば、男は椅子に座り、天井を見上げた。]
……“違う”人間っているもんなんだなぁ。
[そのままの姿勢で大きく息を吐く。]
だが、この海域は狭い。
艦を詰め込んで防衛というわけにもいくまい。
だからな、
[海図の上、艦の模型を指で動かし]
各母艦をカルボナード方面に配して防衛とする。
その前面に巡洋艦、戦艦を配して──…
[つ。と、指先が西へ、艦を前へ動かす]
──── 攻める。
― シコン/ファミリア港 ―
[シロウとの会談を終えたのち、扶翼官は海へと足を運ぶ。
慰霊祭が行われた海は、色とりどりの花々が名残のように波に揺れていた。]
─── ……。
[言葉なく祈りを捧げ、1輪の花を海に投げる。
この海に沈んだものたちに、安らかなる眠りを、と」
― 翌日・シコン/ファミリア港 ―
[翌朝、港では新たに再編された艦隊が出港の時を待っていた。
昼夜を継いでの修復作業では、修理に時間のかかる大破・中破艦を後に回し、小破以下の艦を万全の状態とすることに力を注いだ。
結果いくらか艦数を減らしながらも、帝国艦隊は戦いに向かう力を取り戻している。
未だ動けない大破・中破艦を戦線から外し、艦隊編成を組みなおした結果、第一艦隊は戦艦4隻、巡洋艦4隻の構成となった。
以下、第二艦隊は巡洋艦5隻、第三艦隊は巡洋艦2隻と水雷母艦2隻に加えて機雷敷設艦1隻とする。
第四艦隊には巡洋艦1隻と水上機母艦4隻が所属した。]
[第三艦隊に加えられた機雷敷設艦とは別に、第二艦隊の旗艦と4番艦にも機雷が搭載される。
数十分という短い単位で起爆能力を失う、攻撃用の機雷であった。
かくして準備を全て整えて、艦隊は出港の時を待ちわびていた。]
[ざ、と。
机の上に、ルートヴィヒから受け取った書類を広げる。
特に必要なのは、負傷者の情報だ。
目を通し、病院船に乗っている衛生兵たちに指示すべき事を。
複葉機に自分も乗り移動するつもりだった。なら後を任せるための指示が必要だった。
ローがここに来るまでの間の調べもののつもりだったが、気付けば夢中に。
扉が開くまで、外の音には気付く事もないだろう。]
向こうも突破戦を意図してくるだろうから、タイミングを計らねばならん。…が、狭い海域で砲撃を待っていても不利だ。で、あれば守ると見せて攻め──…皇帝の首根っこを押さえるより他にあるまい。
タイミングについてだが、次は不意打ちは効かん。
効かんが、どちらにせよ艦隊をまた二つに分ける。
ひとつは南に、ひとつはフリカデルの北西に。
どちらにせよ、またあの扶翼官殿が出てくるだろう。
であれば、その相手役が必要となる。
いいな?
[と、顔を海図から上げタクマを見やり、]
開戦より機を計り、時が来たなら両面から一気に攻勢を掛ける。
突破し皇帝の首元に刃を当てられれば良し、出来なきゃ俺たちの負けとなるだろうな。
……もう少し確実な手を採りたいが、他にない。
幸い、他の海域に警戒の必要はないだろう。
なにせ向こうさんは”純情”だからな。
[タクマの言葉>>4:256を引いて、笑った//]
― フリカデル島北側水路 ―
[シコンで艦隊が出発準備を終えた頃、6隻の掃海艇と1隻の巡洋艦は隠密の衣を脱ぎ捨ててフリカデル北側の海域に入った。
護衛の巡洋艦が周囲を警戒する中、掃海作業が開始される。
掃海艇二艦の間に長い鎖を張り渡し、海中を引きずるようにして機雷を除去するのだ。
発見された機雷は機銃で処理するが、鎖に掛かった時点で爆発する機雷も多い。また鎖を引く掃海艇自身も触雷の危険性は高い。
海域を細かく区切り、慎重に行われる作業はひどく時間のかかるものだった。
完全を期すならばおそらく数日から数週間。
2日程度の作業では、取りこぼしもあると推測された。]
― 喪われた手紙1 ―
親愛なるウェルへ
ウェル、元気ですか?
私はようやく、帝国での暮らしてゆける目途が立った所です。
そういえば、ウェルはどうして私が出ていくことになったか、知らされていますか?
私の母が、病に臥せっていた事は知っているだろうと思いますが、
その母の治療が帝国で出来ると聞き、こちらに移り住むことになりました。
幸い、お医者様はすぐに見つかり、治療もしていただけるということなので、
安心して母を任せる事が出来そうです。
良いお医者様(少し書き損じがある)に出会えて幸運でした
ウェルは元気?風邪なんか引いてなければ良いのだけど、
それよりも、造船所の人たちを質問攻めにして、
迷惑をかけたりしていないか、少し心配です。
今、私は帝国の×××という所に住んでいます。
海風は少し遠いけれど、穏やかな気候の土地で、
周囲の人も良くしてくれて、何とかやっていけそうです。
手紙に住所は書いておきますので、もしよかったら返事を下さい。
貴方の姉 ウィズルカより
― 喪われた手紙2 ―
親愛なるウェルへ
ウェル、元気ですか?
この手紙の前にも手紙を書いたのですが、
届いているでしょうか。
帝国で暮らしてから××ほど経ちました。
姉さんは今帝国の軍に入隊しています。
軍の仕事は、やっぱり大変だけれど、
上官や周囲の人らは良くしてくれているので、
何とかやっていけています。
一番良く面倒をみてくれている人は、
同じ階級なのに私よりずっと仕事が出来て有能で、
学ぶ所が多く、歳が近いのにと感心しています。
尊敬できる人もでき、帝国での暮らしは少しずつですが
安定した物になってきました。
母の病気も、少しずつですが回復に向かってきています。
この調子なら、完治出来ると言われほっとしてます。
だけど、不思議なもので、
落ち着いてきたらストンプが懐かしくなってきました。
父上(少し書き損じがある)は元気でしょうか。
もちろん、ウェルも。
身体には十分気を付けて、造船所の人たちをあまり困らせないように。
いつか、また貴方の船の話が聞きたい。
貴方の姉 ウィズルカより
― リオレ島拠点内 ―
いいところのお嬢さんだ。と聞かなければ、分からなかっただろうな。…実際すぐには分からなかったが。
[そう教えてくれたのは、タクマであった>>1:347
これも昔の話だ。懐かしいように目を細める。]
ああ。
───家を飛び出した、お転婆娘がいる、と。
[聞いた言葉なぞるように告げ、くつりと笑った>>138]
お転婆娘が士官学校に入り軍人になった…、と。
これの所為だろう、父君にお聞きした。
[これ。と、己の軍服を示して見せ、]
……よろしく、と言っていた。
たまに顔を出してやれよ。親は親だ。心配している。
[恐らく顔を合わせれば素直にはならんだろうが、と。
軽く笑う調子で、”お転婆娘”へ目を細めたが。]
…────、ああ、
[色が、揺らぐ>>141
ゲオルグが語ったのは古い傷、酒を呑もうと語ることのない古い昔話だ。傭兵として海を渡り、戦いを生業とすれば様々なことがあった。彼女に明かしたのはその一つ、若い頃の苦い思い出]
[午後は、戦没者の慰霊祭だった。
多くの有能な者が死んだ。
まだ未来ある若者たちも。
だが、…――と、皇帝の慰霊の言葉>>101に、耳傾ける。
それは皆を鼓舞する声だ。
止まらず前へ進む声だ。]
[嗚咽が零れた。止まらなくなったのだろう、抑えたような泣き声が小さく人のいない廊下に響く>>142
その中に、親友の名を呼ぶ声を聞いた。
頭を撫でた腕を少し伸ばして、肩口に額を押し付けるようにする。
そうして、小さな子をあやすように背を優しく叩いた。
温かい雨が降りしきる。その雨が少し止むまで]
[此度の会戦は、冷静に戦果を分析すればウルケルに競り負けた感がある。
だが帝国の兵らの士気は落ちていなかった。
理由のひとつとしては、
皇帝アレクトールが、会戦の最後にウルケル提督に持ちかけた会談。
…この存在が大きい。
彼は其の行為で示したのだ。
主導は、自らのもとにある――――と。
苦境に立っても、自らの遣り方を貫き。
周りを巻き込み明日へ繋げる……英雄としての資質。
眩き天賦の才を。]
[窓の外からは、今も造船所に似た音が微かに響いてくる。
それに混じって香り来るのは、潮風の香だ。
かつて少女二人と、一人の少年の上に吹いていただろう潮の風。
その風が、今は穏やかに彼女らの上に吹けばいい。
そんな、らしくもないことを───思った*]
[そして今、皇帝は慰霊の句を綴る。
今日を生き、未来を見よ、と。
自由と勝利を手にするために、自らと共に海へ漕ぎ出そうと。
慰霊祭に出席した兵たち一人ひとりに…信と意志の芯が、ぐっ。と入り込んでゆく。
涙堪えて前を向く。表情が引き締まる。
その理想を共に、叶えんと。
心に新たな熱を灯して*]
― 喪われた手紙3 ―
親愛なるウェルへ
元気にしていますか?
手紙は、これで三通目になりますが、前の二通は届いているでしょうか。
姉さんは相変わらず、仕事や母の世話で忙しい毎日を送っています。
おかげで階級が少しあがりました。
母は随分よくなりました。もう完治するだろう、とお医者様には言われています。
ただ歳のせいか、少し忘れっぽくなってきているけれど。
たまに、私に向かって『誰』って言われるのは…少し寂しいです。
ひょっとしたら、もうストンプでの事も忘れてきているんじゃないかと、少し不安にもなります。
リアとは連絡を取っているでしょうか。
彼女とは何度か連絡を取っているのですが。
貴方の事は、聞けていません。
何も言われていないから、きっと元気なんだとは思うけれど。
でも、もしもこの手紙に返事がなければ…もう、手紙は書きません。
多分、迷惑になってる気がしているので。
処分されてるなら尚の事。あの人は、貴方宛ての私の手紙なんか見たくないだろうし。
今でもあなたのお母さんの事は苦手だけど、
家を出た後まで、嫌な気持ちにさせたくもありません。
(少しの書き損じと、空白がある)
貴方がいつも、何時までも
健やかである事を、願っています。
貴方の姉 ウィズルカより
― 現代 ―
その間と笑みが不穏なんだ。
何が改まって「陛下」などと。
[こちらも、いつも通りの調子で揶揄う。]
― 回想:9年前/帝都 ―
[家を継ぐのはやめます、と宣言された。
そういう選択肢を考えたこともなかったアレクトールは目をしばたたく。]
おまえが俺専用に? 思い切った賭けだな。
[声が弾む。脈が早打つ。]
ああ、昼寝つきは保証できないが、同じ釜のパンを一緒に食おう。
実家にいるよりもおまえの才が発揮できる場を用意してやる。
[リストの末尾に自分の名を書くつもりなのかと手元を覗き込む。]
/*
しかし機雷めんどくさいな?
綺麗になりきらん機雷が面倒くさい!!!
んんん、でもやっぱ塞ぐ、しか、ないのでは(単純)
ってなるから、たーたかいつつ、気をつけるんだぞー!しつつ、じわっと防衛しながら最後は一気に互いに攻める!!!くらいの雰囲気が熱いですかどうですか、ここ確か熱血村だったよね。熱血せねばならん…(この年で)とか、もじゃもじゃと考える。
ヴィクトリアが逝ったところがタイミングってやつですよね。って気がしつつ、つつ。
― リオレ島/司令官室 ―
[ 防衛の要、と思われる水域に陣を配し、大艦隊が押し寄せることを知りながら、ゲオルグが選んだのは、攻める、という言葉>>158
男は、瞬時息を呑む。
この決断が、躊躇いなく出来る、それが、ゲオルグ・ヒューベンタールだ ]
...いいですね。待つのも待たせるのも、もう飽き飽きしていたところです。
[ 続けて示される布陣と作戦を聞けば>>163そう口にして笑う ]
扶翼官殿とは戦場での再会をお約束しましたから、丁度いい。
そっちは俺に任せてください。
[ 上げられた視線に、視線を合わせ、ひとつ頷いた ]
―シコン/ファミリア港―
[慰霊祭が終わって、ロー・シェンは、今はファミリア港と名を変えた港の桟橋を歩いていた。
その海の青さを瞳に映し遣っていたところに、扶翼官の伝令>>146がやってくる。]
なんだ。
ウルケルからの来賓は、扶翼官殿がもてなし中では――…
、シロウ?
[告げられた既知の名前に目を瞠った。]
……あの、シロウ … だよな。
来ていたのか…――――。
[じわりと懐かしさが込み上げる。
「すぐいく」返して、ロー・シェンは会談が行われている建物に足を向けたのだった。]
了解。シロウの戻りが間に合わなさそうですが、複葉機で後を追えるよう手配します。
[ 続く言葉にも頷いて、了解を返し、確実な手という言葉を聞くと、肩を竦めた ]
────提督、手堅い作戦なんて、あの皇帝陛下にはつまらないって蹴飛ばされちまいますよ。
この間は、形の上ではウルケルが帝国を押し返したってことになってますが...最後に俺達を驚かせていったのは、あちらだ。
[案内された扉>>162の向こうは、妙に静かで。
ただ紙束が擦れる音だけが小さく響いている。
ノックをひとつ。
「入るぞ」と中へ声を掛けて、返事を待たずに扉を開いた。]
[15年前の面影を残す
懐かしい顔が、其処にある。]
…―――― 老けたな、シロウ。
[からかいと親しみを交えた呼びかけが、
ロー・シェンから最初に発せられた言葉だった。//]
/*
コアずれ酷くてすまん、ってなるな。
すまん…。
もうちっと早く顔出したいと思うのに
村入っている時に限って忙しくなるのよな…。
[扉が開く音に気付き、書類に向けていた視線を上げて。]
あー……。
[老けたなの第一声には、笑って見せた。]
そっちは詐欺ですか。
なんだよ、その顔。昔とまったく変わってないじゃないですか。下手すると俺の方が年上に見えるんじゃないです?
[どっかの誰かと偶然にも同じ単語を口にした。]
[零すように笑って――やがて、笑みを口元と目元に残して。]
ご無沙汰してます。
今は代将だとか。
流石、っーか、貴方らしいって言うか。
今のこの状況で、こうやってお会いできんの、本当、奇跡みたいですね。
お互いの無事に、まず、感謝しますわ、俺。
……なんて言えばいいのかな。
あぁ、そうだな、やっぱり。
お会いできて嬉しいです、になる。
[照れくさそうに笑った。//]
詐欺は散々言われている。
おれのせいではないのだから、仕方ない。
[しれっと肩を竦めて、こちらも同じように笑みを浮かべた。
誰かさんに大声で怒鳴られた過去が、ほんのり胸を掠めて沈む。]
おまえのは、多分それ、髭のせいだぞ。
どうした、
忙しすぎて剃る暇もないか?
[こんなにも――… 会うのは久し振りだというのに。
昔のように、他愛の無い軽口が浮かぶのが不思議で、
でもなんだか納得だった。
…ああ、変わらないなと。
/*
リアが泣いてくれたりロー殿に悼んでもらったり
ゲオルグさんやらタクマさんあたりにも偲んでもらって幸せであった(拝んだ)
つらつら上を見ながらおやすみなさい。明日はリアと会えるのかぁ…*
/*
そいえば鳩で、最初シロウとロー・シェンの投票見て「お互いへのラブコールかあ」て、素で思ったと、埋めときますね。
[ ほんと、かっこよかったよね、二人の戦いぶりは ]
― リオレ島/司令官室 ―
ああ、頼む。
[シロウの件にはそう返し、タクマへと手配を任せる。
攻めると告げるに楽しげに輝く目、続く言葉>>178に僅か苦笑した。]
……ったく、どいつもこいつも。
面倒なもんばっかり喜びやがって。
[いかにも年寄りじみた台詞を、だが男は冗談めかした軽口で言う。
実際のところ、この男自体充分に自由であるのだけど]
代将か。気が付けばなっていた。
年を喰うとは、こういうことかもしれん。
おまえは―――中尉か。
…まだ、医者をやっているのか?
[だが医者だったらウルケルを代表して来るだろうか、と。
そんな疑問も心に浮かぶ。]
奇跡。
まったくだな――…
お互い息災で何よりだ。
[戦場で、敵軍に在する相手に対して口にするには、
何処かおかしな言葉だけれど、違和感は無かった。]
ヴァイスメーヴェは使えるか?
使えるなら、あれはそのままお前の指揮下に入れる。
水雷艇母艦も回しておくが、……
[考えつつ、提示したのはこうだ。]
[主力艦隊。ということになるが、旗艦ヴァンダーファルケ並びに戦艦アードラー、この両戦艦はゲオルグ指揮下に変わらず置かれる。
その下に巡洋艦ナハティガルをはじめとする巡洋艦四隻、水雷艇母艦一隻、水上機母艦二隻。他小型艦は主に水雷艇になるであろうか。
対してもう一艦隊、こちらは小型戦艦シュヴァルベを旗艦とする。これに巡洋艦シュタインアドラー、巡洋艦シュヴァーン、巡洋艦ヴァイに新型巡洋艦ヴァイスメーヴェを加えて五隻、先に主力艦隊に加わっていた雷艇母艦二隻を加え、更に水上機母艦二隻の構成だが]
小回りと突破力が要るが…。
[今回は前のように、半端な戦力で「持たせる」ための戦いではない。案はあるかと、片腕へ向け問う視線を*向けた*]
…。こんな状況だし、立場だが、
[嬉しい、と素直に笑みを浮かべるシロウの姿に、
青年医師だった頃の姿が、二重写しのように重なった。]
おれも、おまえに会えて嬉しい。
ゲオルグやタクマは元気にしているか?
まあ、今のウルケルの様子を見れば―― 大体予想はつくが。
[彼らの国、彼らの兵が、彼らの今を示す鏡のようなものだ。
戦ってみて、その強さ逞しさは、…よく。解った。//]
/*
メモ。not子守唄の話。
タクマになんか投げたいな〜と考えつつ、つつ。
今日囁いてないとかないわ!もう!!でも誤字酷いので寝よう。
/*
両陣営の英雄腹心のログを見ていると
陣形やら作戦やら艦隊の計算やら、いろいろ大変そうすぎて
とても拝みたい心地になるな…。
どちらさまもお疲れ様です。ほんと。
髭が原因ですかねぇ。
[顎を撫でる。]
最初はゲオルグさん見て真似したんですよ。箔が付くかなって。今はまぁ、仰るとおり――忙しくて怠けてます。
[忙しい理由は伏せて。]
えぇ、俺はまだ中尉です。俺、士官学校出てませんからね。後ろ盾もないですし、自力で上がらなきゃならん訳です。
今は、ナハティガルの艦長に拾ってもらって、そこの副艦長やってます。
あの艦って、ちょっと変わってましてね。副艦長が指揮やるんですよ。代々の伝統だとか言って。
[ゆっくりと首を傾げる。
聞きたかった事を口にした。]
ローさん、もしかして、変わった形の雷母に乗ってませんか。
久しぶりに、うちの艦が水雷貰いました。
なんどかわしても、副砲で狙っても、食いつかれましてね。
……こういうの聞くの軍規的にアレでしょうから、ただ俺がナハティガルに乗ってるのだけ、覚えおいてくれませんかね?
会えて嬉しいって言うのも本当です。
無事なのも嬉しいのも本当です。
でも同じぐらい、貴方があの艦に乗ってるなら、お相手できたの嬉しいんですよ。
[酷くひどく満足そうに、息を吐く。]
俺にとって、貴方たち三人は特別だ。
ゲオルグさん、タクマさん、ローさん。
オルヴァルの戦の時からずっと、俺が憧れ、尊敬した人たちだ。
強くなりたいって望んだ俺の、ひとつの指針です。
その人と戦えてるなら、俺はちょいと嬉しかったりします。
[一枚の風景画のような景色。いまだ忘れられない風景。
見ているだけだった、その場所に、指先だけでも届いているのなら。]
[一気に喋り、男は瞳を伏せる。]
まぁ、変な話ですみません。
貴方が何も変わって無くて嬉しかった。敵同士になっても俺をシロウと呼んでくれて笑ってくれた。
その貴方となら、変わらないまま戦えるんじゃねぇのかなって、俺は、期待してるんです。
[会い、ローが何も変わってないのに安堵して。
男が欲したのは戦いの約束だった。]
[あぁ、と漏らし。]
ゲオルグさんもタクマさんもお元気ですよ。
相変わらずのお二人です。
あの二人がいるだけで、戦場が安定する。
大丈夫だって気になる。
貴方が出てくるなら厄介と冗談めかして言ってましたが、本心でしょうね、ゲオルグさん。貴方の実力を認めてる。
でも俺はその厄介を待ってます。
― リオレ島・司令室 ―
一番面倒に頭から突っ込んでく人に言われても困るんですが。
[ ゲオルグの呆れたような言葉>>186には、そう笑って返す、そして ]
完璧とは言えませんが、修理は完了してますから使えます。
[ 「完璧」でない部分は、主に間に合わなかった外装だ。ヴァイスメーヴェの航行自体に支障はない、とも、告げる ]
[ 更に、艦隊編成が提示されたあと、重ねられる問い ]
小回りと突破力、ですか、それを両立させるってのは、なかなか難題ですがね。
[ 実現出来る艦ならある、言うまでもなく、男が現在預かる小型潜水艦シュヴァルベだ。だが、ただ1艦の特攻で、皇帝旗艦まで近づけるほど甘くはあるまい。皇帝扶翼官がすでに、その力を知っているという事実もある ]
あとは、ヴァイも旋回能力に優れた小回りの効く艦です。攻撃力は劣りますが、敵艦を翻弄し掻き回すのには、充分。
それに幸い、この間の海戦の時、扶翼官殿の前からは、すぐにいなくなった艦ですから、特徴も掴まれてはいないでしょう。
ただし操舵者が、スキュレステノ中尉でなければ最大の力は出ない…
[ 結論、ヴィクトリア・スキュレスティノをヴァイに戻し、男の旗下に置く、とはなった筈だ** ]
箔を狙って生やすようでは
まだまだってことだろう。
[口に出されなかった忙しい理由。
…その心当たりは十二分にあるから、それ以上を聞かない。]
ナハティガル…?
[不沈艦の二つ名を持ち、
さきの会戦でも大きく帝国軍を苦しめた艦の名に。
燈黄色の瞳が幾分と細まる。]
おまえが―――… … そうか、
[ふ。と満ちた吐息が零れた。
何故だか――酷く、愉快だった。]
[見れば、相手からも同じ吐息の音がする。
…―――なんだ。思うことは同じだな。
なんて。口に出して言いは、しないけれど。
代わりに、]
随分と指揮の腕を上げたな。
自慢の水雷が、あそこまで弄ばれたのも久し振りだ。
[シロウの推察の通り、所属を直接口にすることは出来ない。
だから代わりに…推察できるような物言いをして。
相手の希望に対し、覚えておこうと首肯した。]
[憧憬を交えてシロウは言う。尊敬したと。
その中に、自分が入っていることに、
面映さと誇らしさと有難さと、…形にし難い色々なものが
15年前の頃の思い出と共に滲んでゆく。
ゲオルグ。タクマ。シロウ。
オルヴァルの戦で、
祖国の敗戦でも、心折れずにいることが出来たのは。
最後まで共に戦い抜いた彼らの存在も、きっと大きい。]
[変わっていないことを喜んだ相手へ、
ロー・シェンは小さな笑みを覗かせた。]
…。海は、何処へ往こうとも海だ。
それと同じことだ。
離れているように見えても、繋がっている。
[海はどこまでも繋がっていると、
口にしていた男>>1:548は今、海峡の向こう側に在る。]
15年。おれたちは会わなかったが、
それでもきっと何処かで繋がっていたし、
それは…
敵味方として別れた今も、変わらん。
[続く二人の近況には、
鼻歌も相変わらずか?――なんて軽い揶揄も飛んだ。]
だろうな。
まったくもって、厄介だ。
同じ言葉を返しておくぞ。
[こちらも冗談めかして言ってから、
――“厄介を待っている”と、
告げるシロウの眼差しの強さを覗き見て、ふ。と笑む。]
[出撃を控え、主立った者たちを集めて今回の作戦の概要を伝える。]
目的地は首都カルボナード。
北の陸沿いに進む。
このルートには機雷が敷設されているという情報があったが、先行した掃海部隊が対処に当たっているところだ。
作業済みの安全な航路にはブイを浮かべてあるから目安にするように。
ウルケル海軍が我々の進軍を阻もうとするならば、フリカデル島との狭間、グロル海峡内の海峡ともいえるエリア──我々は仮に”水道”と呼ぼう──の前後に艦隊を配置すると考えられる。
それを突破あるいは振り切ることが今作戦の要となる。
カルボナードに艦隊を進めてしまえば、事はウルケル海軍の手を離れ、政治の問題になる。
どれだけ兵力が残っていようとそこで終了だ。
つまり、カルボナード到達を勝敗条件とし、我々が突破を断念するか、ウルケルが進軍阻止を諦めるか。
心を明け渡した時点で決着はつく。
各隊の所属艦は扶翼官から説明のあった通りだ。>>160
第一艦隊は旗艦シュヴァルツアインを先頭に戦艦4隻の縦列陣、それに並走して巡洋艦4隻の縦列陣とする。
第三艦隊には、夜間の先陣を任せる。
ウルケルが待ち構えている場合、闇に紛れて接近し、水雷で攻撃せよ。
昼の航行は後ろに下がって追撃に備えよ。
敵艦隊が追ってきた場合は機雷を有効に使え。
この機雷敷設艦はレディ・アンティーヴから託された艦だ。シコンの機関員と帝国の兵が協力して運行に従事する。
第四艦隊は第一艦隊の後ろにつく。偵察と航空支援に当たれ。
交戦の際は、追撃艦隊がないことが確認できたら離れて追ってくること。
ウルケルが挟撃を選択するなら中央が一番護りやすいだろう。
第二艦隊は扶翼官に従い、臨機応変に。
各員の技量と根性を発揮せよ。
太陽は諸君らの才を尊び、努力を喜ぶ。
運は、各々が愛するものに祈れ。
──挫けぬ限り、道はきっと見出せる。**
― 回想:9年前/帝 ―都
商家の仕事より、あなたといる方が面白そうですから。
[これまで、家の仕事を継ぐのだと当然のように思ってきた。
その未来予想図がこうも短時間で覆るとは、自分でも信じがたい。
多感な15の年に出会った刺激的な出来事と相手に惑わされているだけかもしれない。安定した道と両親の期待を捨ててしまう愚かな選択かもしれない。
けれども、こうするべきだと魂が囁く。
触れ合った熱さが、新たな道を指し示す。]
あなたが作る国を、間近で見てみたい。
[だから共に行くのだと宣言する。]
…どうしました?
[手元を覗きこまれて、不審の目を向ける。
ペンを置いて、インクの乾きを確かめ、
自分の名は書き加えぬままにリストを懐に入れた。
そこでようやく、トールの疑問に思い至る。]
別に私はここには加わりませんよ。
[当たり前だという顔をトールに向ける。]
象徴もなにもなくとも、
私は、あなたと繋がっていますから。
/*
この、シミュレーションゲームの勝利条件を聞いている感よ。
作戦お疲れ様です、と
そっと陛下にふかふかクッションを贈呈しておこう。
/*
機雷敷設艦はなるほど、ファミルから託された奴なのか。
これは是非とも使えというやつですね。わかります。
指示明確でとても有難いな(拝んだ)
そして毎度ながらの第二艦隊のフリーダムっぷりに笑う。
苗字変えたって設定あるなら、メモに記載しないと。
別ページにあるからって、それで記載もせずに「違ってるよ」って、仕方ないことだよね。
僕、最初に言ったのに、なんでまたメモから消したんだろ。
― 海洋 ―
[再編された帝国艦隊はシコンの湾を抜けて速力を上げる。
昼夜に隊列を変えながら、真っ直ぐに東を目指した。
ウルケルの提督副官に評されたように、"純情"で、裏も含みもない艦隊運用である。
動かせるかぎりの全艦を、囮もなく陽動もなく、宣言した通りの道筋を一丸となって進む。
己の道を突き進み、前に立つものは全て正面から打ち破ろうという皇帝の意思が、艦隊の形を成しているかのようだった。]
[事前の通達通り>>209 各艦隊は隊列を組んで進んでいくが、第二艦隊は速力の利と遊軍の位置を良いことに、本隊の南側を航行しながら隊列変化や機動の確認を幾度も行っていた。
時には所属の水雷艇を下ろし、立体的な攻撃の組み立ても行う。]
型破りな連中を相手にするには、
こちらの対応能力の幅を広げておく必要がありますから。
[進軍中になにやってるんですかとの補佐官の問いに、扶翼官は当然という顔で答えていた。]
― フリカデル島北側"水路" ―
[先行していた水雷艇部隊は、きっちり2日間で最低限の任務を終えて活動を打ち切った。
作業の途中に半数を触雷で失い、残り3隻となった掃海艇と巡洋艦1隻は、再び擬装を纏って北岸沿いに身を潜めた。
擬装は主に空からの偵察を惑わすもので、船で近づかれれば容易に見破られるだろう。
有力な敵艦隊と遭遇した場合、または作業終了後5日間しても本隊が来ない場合には投降が認められていたが、逆に本隊が戦闘状態で現れた場合にはこれに加わることとなっている。
本来、第二艦隊に所属している巡洋艦の艦長は、扶翼官が特に状況判断に優れていると認める男だった。]**
-シコン港にて-
[病院船に乗る衛生兵たちへの連絡は、すでにまとめた書類を渡す。
後は口頭でいくつか。]
悪ぃ、急ぎの用ができたから、先に複葉機で戻る。
お前らはこのまま戻れ。病院船の旗は絶対外すな。
[用意して貰った複葉機を、操縦士は真剣な顔でチェックを入れている。
動かせるかの問いには、明確に「はい」と返る。
やがて、複葉機は、シコン港の海から飛び立った。]
……。
[眼下。蒼い海が広がってる。
男は荷物から取り出した酒瓶を、蓋を開け、海面に投げ落とした。]
あー、いや。
少ねえけど、ここに寝てる奴らにさ。
ウルケル軍の人間でここまで来れるの、今、俺ぐらいだろうし。
[何を? と問う操縦士に答え、視線はいまだ蒼に。
高度を、速度を上げる複葉機の上。
男は、後方になる景色を、まだしばらく眺めていた。]
-リオレ島にて-
[拠点上空で、ウルケル軍機であることを光の合図で示し、旋回する。
許可を得て上陸すれば、近くの兵を捕まえ、叫ぶ。]
提督、今何処だ?
[帝国から受け取った言葉を届けるために。**]
― リオレ島・司令官室 ―
俺は突っ込もうと思って突っ込んでいるわけじゃないぞ。
[心外なといわんばかりに反論したが、さてどうか。>>198
ついで、ヴァイスメーヴェを請合う言葉には頷いた。
タクマがそう言うならば、問題はない。]
ああ、分かってる。
…っふ、元より難題を突破するための難題だ。
止むを得まいが、
[艦の性能だけを恃むには限界がある。
ではこの先は自分たちの能力次第だろうとは、言うまでもなく]
分かった。では早速準備を進めてくれ。
整い次第、全艦にて出撃する。
[此度は先の会戦とは違い、最初から全力を挙げる。
そういうことであろうとは既に先の会見にて互いに了解した。
強い意志を湛えた堂々たる若き皇帝の佇まい、見事な統制をもって引き上げていったかの艦隊と再び見えるかと思えば、ぴりりと緊張が漲るが]
───次は、こっちから驚かせてやろう。
[悪戯を仕掛けるかの目で、笑った*]
しかしなあ、
[ふと、落ちるのは音にならざる小さな声]
……俺は相変わらず、臆病なんだろうな。
[微かに笑う気配。
見ても、怯えの風は見えぬだろうけど]
あの皇帝陛下を驚かせんでも、どうしても、
確実に勝てる方法がないかとずっと考える───…
[つまらないと言われたそれを、繰り返して]
つまらなくともどうしても、勝ちたいな、タクマ。
お前と…お前さんたちを、生かす為にも。
[結局はそういうことだ。
命を奪う商売を続けながら、命を失うことを恐れ続けている。
英雄らしからぬことを、ごく密やかな音にして]
──── 勝つぞ。
[ひとつ呼吸を置き、力強く言い切って口を結んだ*]
― ファミルの葬儀に ―
[既に艦隊の準備は整いつつあり、あと半日もすれば大よその準備は整うだろう。その多忙の中、ゲオルグの姿が一度だけ消えた。
時としてはほんの短い時間、場所は屋上、ごく手軽に一人になれる場所を選んで、その姿はある。]
……
[低く流れるのは古い歌。
いつかの戦場で流行した歌、かつてタクマの歌ってくれた歌だ。]
[遠く、鐘の音を聞くように瞼を落とす。
『 … 貴方に、非があるわけではない。 』
そう言った淡い紫色のまなざしが、遠く、彼女を殺す命を下した男の胸の裡を、苦く掠めて*消えてゆく*]
/*
これまでウルケル側の死者ないな!?って気付いて真顔になったけど、なんかこう、ウルケルっぽい縁故の死者が出ているせいで、まったく気付いていなかったよねwwww
― リオレ島 ―
[シロウが報告>>219を携えてやってきた時、既に出撃の用意は整えられている。その報告は概ねタクマと予想した通りの話で、だが、改めてその内容を聞くゲオルグの表情には微笑の気配が漂った。]
皇帝陛下は、やはり素直でいらっしゃる。
[真っ直ぐに、最短の距離を威を以って押し通ろうというのだろう。
大艦隊を敢えて狭い水路に突入させる不利を厭わず、これで全ての勝負を決めようとする様は、まさに清々しいほどの決断だ。]
承知した。シロウ・エイベル中尉、ご苦労だった。
戻ってきたところすまないが、準備を整えたらナハティガルへ向かってくれ。程なく全艦出撃する。
[ごく手短に伝達を済ませる。
ゲオルグは、これに先立って主なる士官を集め作戦の概要を指示している。
すなわち編成は先にタクマと話したもの>>189、とはいえ各母艦はあくまで後方に置く形になるから、端的に記すならば旗艦隊に戦艦2と巡洋艦4、これをフリカデル北側、主戦場となると思われる位置に置く。
もう一艦隊はタクマが率い、これは小型戦艦に新型巡洋艦、そして巡洋艦が3の合計五隻の大型艦が主力となる。これは本隊から見て南、帝国艦隊がフリカデル北の海峡を押し通ろうとするならば、それを真横から叩く形での配置となる。]
航路は西側から行く。
[そう、ゲオルグは語っている。]
帝国の掃海艇がいかに優秀とはいえ、全ての機雷が取り払われるとは思えん。狭隘な海域を逆手に取る策も考えたが、リスクが大きい。
よって機雷海域の前、即ち西側に主力艦隊を布陣することを、まずは目標とする。あとは戦況に応じて機雷海域を活用することもあるかも知らんが……ひとまずは、なしだ。どこが解除され、どこが解除されていないかの情報が少ないんでな。
どちらにせよ、先の会戦よりは狭い海域での戦闘が予想される。
各自そのつもりで備えてくれ。
岸壁近くは海流も複雑になる。
…分かっているとは思うが、操舵手にも徹底するように。
[最後、小さな注意を付け加えて解散する。
これらの指示は、シロウにもその場にあったナハティガルの士官から伝達されるに相違なかった。]
/*
・・・・・・・ご丁寧に、裏表で刺されたよね。
[ ↑帰り鳩で見て挙動不審者となったのは、こちら ]
腹心を本気で萌え殺しにかかるとは...さすが英雄(吐血
/*
何度見ても照れるな……どうしてくれる(
手が進まない(ダンダン
いやしかし、良いおじさまスパイラルに飛び込んだわ眼福。
幸せすぎるw
― リオレ島・出撃 ―
これよりウルケル海軍全艦隊は、
フリカデル島北海域へ向け出撃する。
[出撃に先立って、ゲオルグは艦隊の前に立ち、その姿を見せている。夜明け前。未だ暗い波の上に、煌々と軍艦の明かり灯るさまは、天の星を海上に引き下ろしたかと思われるほどの壮麗さであった。
その灯火に照らし出されて、男は立つ。]
ウルケルの独立と、我ら自由の誇りを守るために、
これが最後の会戦となる。
──── ここは俺たちの海だ。
この海は俺たちの故郷、この海の主は俺たち自身。
決してよそのものでは在り得ない。
我らウルケルは必ず勝利する。
勝って、明日の自由と我らの誇りを掲げ続ける。
…──ぽっと出の余所者に、この海を自由にされてたまるか。
[に。と、言葉崩した男は太い笑みを浮かべ]
― リオレ島拠点内 ―
[顔を覆った指の間から雫が零れ落ちる。
何も言わず、額に寄せられる肩口や背を叩く動き>>170。
ただ黙ってそうしてくれるのが何よりもありがたかった]
[もう会えない。
もう話せない。
離れていても傍に在るように思っていた者の喪失。
胸に刺さった大きな棘は喪失感を広げんとする。
けれど、遺された言葉が、掛けられた言葉が、優しく棘を包み込んだ]
[やがて嗚咽が掠れ、顔を覆っていた両手が緩く動く。
指で目元に残る雫を掬い落として、ゲオルグの肩口につけていた額を離した。
窓からそよぐ潮風が濡れた頬を撫でていく]
………あーぁ……
ウェルシュ以外に泣くところ見られるなんてね。
[泣き腫れた目元が少し赤いのはさることながら、泣くところを見られたのを恥じて頬まで紅潮する。
今まで、ここまで泣くことはほぼ無かったし、泣いたとしても、幼い時に癇癪を起こしたり、幼馴染の前で悔し泣きした時くらいだ。
人前では泣かないようにしていたため、穴に埋まりたい気持ちでいっぱいだった]
あー、と。
……ありがとう、提督。
もう、大丈夫。
[この場から逃げ去りたいくらいだったが、それでは礼を失すると。
泣き腫らした目のままだったが、笑みを浮かべてゲオルグに例を言う]
目、冷やしてくる。
[一言断りを入れて、部屋へと戻るべく踵を返した。
その背は迷い無く真直ぐに伸ばされている**]
― リオレ島・司令室 ―
全く説得力がありませんね。皇帝陛下と次に顔合わせるまでには、もうちょっと口の方も鍛えといてください。
[ 次が勝利の上での停戦交渉の席となるか、敗戦処理の場となるかは、判らない。判らないが、その時また、ゲオルグは矢面に立つことになるだろうから、と、反論する提督>>220を副官は脅す ]
後は腕と度胸の勝負ってことになるでしょう。
[ 難題を難題と認める言葉には ]
ここがウルケル魂の見せ所って奴です。はは…ま、俺等も皇帝陛下や扶翼官殿を笑えない。
[ 結局単純なものだと、声上げて笑った ]
[ そして全艦出撃準備を告げる命に>>221背筋を伸ばして応え、ゲオルグの視線に浮かぶ笑みに同じ笑みを返した* ]
[ 小さく落ちる声を、タクマはしばらく黙って聞く。
弱音と思える言葉も、自らを臆病と呼ぶ、その声も、否定も肯定もせぬままに ]
[ そうして、英雄としては口に出来ない、人としての本当の願いを、そこに落としたゲオルグに、緩く笑みを浮かべた ]
言われなくても、生き抜きますよ俺は、ちゃんと帰ってこいってうちの息子に言われてますからね。
[ 息子、と、男が今まで養い子の事を、そうはっきり呼んだことはない、と、ゲオルグは知っているだろう ]
ええ、勝って帰りましょう。**
[ ゲオルグの命を受け、ウルケル艦隊の進発準備を進めながら、男は、ふと空を見上げた ]
虹…?
[ 嵐が去った後だからだろうか、高い空に、うっすらと、淡い虹がかかって見えた ]
『ちゃんと、帰ってきて』
[ そう言ったシュテルンは、きっと知っているのだろうと思う。最後の最後、もしも男の命を盾にすればゲオルグを生かせるならば、男が躊躇わず、そうするだろう事を。
15年前、生きろ、と言われて、拾った命を、生き抜いた果てに、そう使うなら、男に悔いは欠片もありはしないけれど ]
― 出撃前/リオレ島軍港 ―
[時が経つにつれ、決戦に向けての緊張感が高まり行く。
ヴィクトリアはタクマの要請>>200を受けて、古巣のヴァイに乗艦することとなった]
[出発は夜明け前>>227。
艦隊居並ぶ軍港は海上の星となり、海軍の星たるゲオルグを照らし出す。
皆黙ってゲオルグの言葉に耳を傾けているが、熱気は高まっていく一方だ]
[古くよりウルケルの生活の要となっていたこのグロル海峡。
この国の基盤であり、護り、護られ続けてきた場所]
[それを好き勝手されるなど、許せるはずが無い]
[ゲオルグの言葉>>228は彼らしい実直な言葉だ。
飾らない、けれど力強い、聞く者の魂を奮い立たせるもの。
ヴィクトリアもまた魂を奮わせる一人。
きつく掌を握り込んだ]
おおっ!!
[海をも揺るがす出撃の号>>229に艦に乗る者達の声が続く。
ボイラー室では石炭がぶつかる音が響き、低い駆動音が艦を揺らし始め。
ヴィクトリアは持ち場たる操舵室を陣取り、握り慣れた舵に手を添えた*]
トーリア。
[ 巡洋艦ヴァイの操舵士として、再び戦線に復帰したヴィクトリアを探して、男は進発前に一度声をかけた ]
身体はなんともないか?
[ ヴァイスメーヴェで受けた傷があるのではないか?と、そう案じる言葉を投げて ]
すまんな、俺の我が侭に付き合わせてばかりになって。
[ 真面目にそんな風に告げるのは珍しい事かもしれなかった ]
だが、お前の腕が...いや、お前が必要だ、トーリア。
[ 表情を改め、男はヴィクトリアの顔をじっと見つめる ]
もう一度、力を貸してくれ。
ウルケルの...未来を開くために。*
― リオレ島・出撃 ―
[ ゲオルグの、進発の激>>227を、男は彼の少し背後に立ち、聞いている ]
[ その目に映るのは、ウルケルの海の猛者達。誰もが一様に、海の英雄の力強い声に鼓舞され、その決意に己の決意を重ねて「おう!」と力強い声を上げる ]
ようし、行くぞ、野郎共!
[ 全軍出撃の号の後、男は自身も、自らの率いる艦隊の乗組員達に向かって、そう声を張り上げ ]
戻ったら、美味い酒で宴会だ!
[ ぎゃー!と、いう悲鳴と笑い声が巻き起こった* ]
大丈夫だよ。
左胸んとこに青痣は出来たけど…それだけだ。
[声を掛けてきたタクマ>>240に問題無いと声を返す。
すまん、と謝罪めいた言葉が向けられると、きょとんとして瞳を瞬かせた]
[至極真面目な表情をしてそんなことを言ってから、直ぐに笑みへと崩す]
なんてね。
別に気にしてないよ。
必要とされてるなら喜んで手を貸すさ。
[苦楽を共にした相手なら尚のこと。
断る理由なんて何一つ無い。
その判断を疑うことなど無いからだ]
[そう本心を告げた直後、タクマが表情を改めてこちらを見てくるのに気付く>>241]
お、おぅ…。
[向けられる言葉がなんだかこそばゆく感じた。
瞳が少し、所在無く辺りを彷徨う]
……お前その言い方、迂闊に使うと勘違いされるぞ。
[最初に出てきたのは照れ隠しに近いもの。
何に照れているのかは割愛する]
アタシで良けりゃいくらでも貸すよ。
言うまでもねぇや。
[護りたいと願うウルケルのために力を揮うことに否やは無い。
真面目な表情のタクマに対し、ヴィクトリアは明るい笑みで応じた*]
-シコンにて-
[海と同じとローは言う。>>205]
離れていても繋がってる、ですか。
そうだなぁ……きっとそういうもんなんでしょうね。
分かる気します。
今なら、特に。
こうやって変わらぬ貴方に会えた。
/*
妙に転がされてる感があるのは気のせいだよな。
気のせいだよな?
そうだと言ってくれ(
これはあれか、死んで奮起させるフラグなのか、そうなのか(
地上に丸投げしたくなってきた←
そこらも含めて何も変わりませんよ。
[鼻歌の揶揄にはそう笑い返して。]
また四人で飲みましょうや。
“いつか”は可能かもしれんですよ。
[別れの時間はやがて訪れる。
男は握手を求め、ローに右手を差し出した。
ローがくれた言葉>>203を思い出して笑う。明確ではないが、彼の所属を示す言葉。]
じゃあ、また――会いましょうや。
[目を細め、ただ、笑った。*]
― リオレ港 ―
シロウが戻った?そうか、間に合ったか。
[ その報を聞き、男はほっと息をついた。彼がナハティガルに在るのと無いのでは、兵の生存率が全く変わる。
その指揮能力においても、医師としての手腕においても、シロウ程「命を護る事」に長けた将は、ウルケルにも唯一だ ]
あいつ、この戦が終わったら、是が非でも佐官に上げてやる...
[ 男はこれまで、昇進に口出しをしてきた事は余り無い。だが、この戦いの中で痛感した事があるのだ ]
いいかげん、俺の後を任せられる奴がいてくれないと...シロウといいトーリアといい...いつまでも気楽でいられると思うなよ。
[ 別方面まで巻き込んで呟いた男の声には妙な気合いが入っていた* ]
/*
[ だからなんでここで微ネタ ]
[ いや、昼間見た海におっこちるルートさんが可愛くて ]
[ どうやら萌えが変な方向にネタ魂を刺激したようです ]
-リオレ島内拠点-
俺が大急ぎで持って帰ってきた情報だってのに、何かもう筒抜けになってる気分なのはなんでしょうかね?
準備万端に思えるんですけども。
[ゲオルグに面会を求め、会えて帝国からの情報を渡したその後。
男は、肩を大げさに竦めてみせる。
なんせ既に出撃の準備は整っているのだから。>>224
出撃指示>>225には頷く。]
了解。
すぐに準備しますよ。
[それから、少しだけ声を変えて。]
ローさんに会いましたよ。
[帝国軍の所属もなく、昔の名前のままローの事を伝えたのは、彼が変わらなかったとその事をも知らせるように。]
あぁ、提督には申し訳ねぇですけども、会う約束しちまいました。必ず出陣してくると思いますんで。
[楽しげに付け加えた。]
ローさんが言うには、海は繋がってるそうですよ。
離れてるようにも見えて繋がってるって。
俺、好きですね、この言葉。
なんか、安心する。
あぁ――
[最後、別れ際。
これだけは迷ったように。]
皇帝陛下に会いましたよ。
あの人は――ちょっと怖いですね。
踏み込まれそうな気がする。
もっとも魅力的な人でしたけどね。
[支配する側の人間に会った際の、恐怖と好奇心が覗く評価。
それを本人も気付けぬまま口にして、誤魔化すように笑った。]
準備しますわ、失礼。
[一礼し、その場を立ち去った。]*
/*
ちなみにだけど、指揮官としては、本当にシロウの方が優秀だと思う。このこ、多分指揮能力じゃなくて、優秀な部下が持ち上げてくれて出世したタイプじゃないかなあ。
面倒見だけはいいから。
息子に…? 、そうか。
[ふと。何気なく落ちた音を聞きとがめ、そして、その意味するところに仄かに微笑んだ。はっきりとは初めて聞く、その響きに]
… そうか。
そりゃあ、 みっともないところは見せられんなあ。
[心が温かになる。その心のまま、ゲオルグは嬉しそうに笑みを浮かべた**]
− ファミリア港 / 出航の朝 −
[旗艦に乗り込む前、ロー・シェンに声をかける。
昨夜の慰霊祭の後、彼はシロウと語り合ったはずだ。
かつて同じ側で戦った者同士が決戦を前提にどんな会話をしたのか、それを聞くつもりはない。]
リーミン代将、
今回も
自分らしい戦をやり抜け。
そうすれば、勝敗も、属する国も、生死すら関係なく
“彼ら”はおまえを誇りに思うだろう。
[鳥の羽根を一本、ボタンホールに挿してやる。]
予備の矢羽根だ。 武運を祈る。
/*
>>252
やなこった、指揮するくらいなら操縦する。
と、ヴィクトリアは至極真顔でのたまっており…(
-巡洋艦ナハティガルにて-
戻ったぞ。
[「あれ、先生」「早い」と言う兵たちの声にはいはいと頷いて。]
戦が始まるってのに、のんびり船旅してられねぇや。
先に空飛んで帰ってきた。
ナハティガルの修理は間に合ったのか?
報告寄越せ。
[先に他仕官が聞いていたゲオルグからの伝達>>225>>226もこの時点で耳に入ったろう。]
修理は何とかって感じかねぇ。
[常の8割と言う部分がある。]
そこらを庇って立ち回ると変な動きになる上に、庇い過ぎると敵さんに気付かれるしねぇ。
まぁ、やるしかないって感じになるか…。
あぁ、見りゃ分かるが、うちらは毎度おなじみ前列よ。
今回は遊び場そんな広くねぇぞ。めんどくせぇ海流もある。
が、ナハティガルの操舵は艦長に任せる事にしてりゃ何の危険もない。
俺たちはいつもと同じ、ただ遊び尽くせばいい。
[かん、とナハティガルを軽く叩き、男は笑った。*]
/*
死亡が相応しくないかどうかと言われると、自己判断が出来ないのが背後なのだよなぁ。
死んでも良い、とは思っているのでそちらでも良いとも言えるし。
周りが望まないなら生きても良いとも思ってる。
ルカの
ただし下手すっとエピで死ぬ系←
― 洋上 ―
[艦隊が蒸気を噴き上げ、北へと向かう。
右方、東の空に朝日が昇った。しらじらと空を染め上げる黄金はやがて艦をも照らし、白く噴き上げる蒸気をも黄金色に染めてゆく。
艦隊は巡航速度よりも速く、船足をあげて北へと向かった。
機関室では赤々と石炭が燃えている。
艦の鼓動のように、振動が足元から響いてくる。
ゲオルグは、少しの間そうして海を見つめて目を細めた。
海は繋がっているのだ。
遠くどこまでも…あのオルヴァルの遠い海までも、ずっと。]
― 回想 ―
海は繋がっている、か。
……… 、 ああ
[シロウがその言葉を伝えた時>>254、男は一度少しだけ目を開いて息を零し、やがてひどく嬉しそうに破顔した。それはかつて、自分がローへと贈った言葉だ。その一言で、
それが、それだけのことがひどく嬉しかった。]
あいつ、覚えてンだなあ…。
[言えばそれとなく、そうとシロウにも伝わるか。
楽しげな笑みに、こちらは仕方ないなとばかりに笑み返した。
結局のところ、再会を喜ぶ気持ちは男とて変わらないのだ。
たとえその再会の場が、互いに命を賭けた戦場であるにしても]
…承知した。やれるもんなら、やってみろってんだ。
[笑って零す口調は、ごく軽く。
今よりも身軽くあった、15年前のものにもどこか似て。]
────…、
[最後、落とされた皇帝の評には黙って目を細めた。
圧倒的なカリスマと、鮮烈な輝きとを纏う皇帝。
太陽と称されるのも分かる輝きを、かの若き覇者は持っている。
近づけば鮮烈さに焼かれそうな恐ろしさと、それでも心惹かれずにいられない鮮やかな明るさと]
あんまり魅了されちゃ困るがね。
[その魅力でウルケルを落とされても困る、と。
半ば本気の冗談で混ぜ返し、シロウの背を見送ったのだ──*]
-リオレ島、出撃-
[軍港に並ぶ艦隊は、海に光を映し、空と海、二箇所に夜が現れたようで。
夜明け前のもっとも暗い時。
そして、“ナハティガル”が歌う時でもある。
機関室ではこの鳥の心臓が動いている。響くそれがいつもより楽しげに思えて、夜明けにこの鳥も喜んでいるような気がした。]
[男は余計な言葉を挟まない。
ゲオルグの言葉が、ナハティガルに、そして艦に乗る者たちに響くのを聞く。
自分にも響くそれが、響くのを聞くのだ。]
おう!!
[出撃の声>>229に応じる。応じる声は更に重なり、溢れ――さらにナハティガルも歌うように重ねていく。
そして――ナハティガルは夜明け前の海へと、この鳥がもっとも好む時間へと、進みだした。*]
[リオレ島から離れれば、慌ただしさも遠退いていく。
そこから離れる事への想いは飲み込み、今は、自分のやるべき事へと意識を向けた──のだが]
……あ、そうだ。
[同時に意識が向くのは、そのやるべき事、に関連して気になっていた事。
即ち]
ええと、さっき言った『伺いたい事』なんですけど。
……俺が、この任務についた理由の一端、俺の養い親殿にあるみたいなんですが。
あのひと、何やらかしたんですか?
[どうも自分の知らぬ戦場で何かやらかしたらしいのだが、一体何があったのか、と。
そこの疑問を解消すべく問いかける。
とはいえ、養い親が誰をさすかはわからないだろうから、先に自分がタクマの養い子である、という事を説明する事になるのだが。*]
― 回想:9年前/帝都 ―
[「あなたが作る国」とルートヴィヒは言った。]
ああ、
俺はいずれ帝国を”受け継ぐ”だろう。
そこから先を生み出すには、おまえがまだ足を踏み入れたことのない地まで連れて行ってやらないとならないか。
大仕事だな。
だが──見せてやる。 俺を扶けよ。
[海峡の彼方へ向かう意志は、この時、確かに蒔かれたのだ。]
[そんな誓いを交わしたルートヴィヒは”仲間”には加わらないと言う。
出自の違いを気にしているわけではなかろう。]
繋がっている──確かにな。
[遠くに居ても感じる熱と声。情。
それは特別なものだ。 けれど、]
おまえが、こういうものがあれば絆がより強くなると言ったのだから、
俺はおまえと
それも──牢に入れられようと取り上げられぬものを。
[誂えられた黒革の短剣をルートヴィヒの胸に擬した。]
― 現在・洋上 ―
[艦隊の到着に先駆けて、複葉機が飛行する。
常の警戒よりも多いそれらは、帝国の水雷艇部隊>>216に明らかな異変を知らせたであろう。
やがて程なくして、ウルケルの艦隊が遠く水平線上に姿を現せばその異変は確固たるものとなる。
ウルケルの複葉機は掃海艇の姿が最早ないことを認めて、一度南へと飛び去った。それに遅れること半日近く、ウルケル艦隊が姿を現した。]
― 現在・洋上 ―
[艦隊の到着に先駆けて、複葉機が飛行する。
常の警戒よりも多いそれらは、帝国の水雷艇部隊>>216に明らかな異変を知らせたであろう。
やがて程なくして、ウルケルの艦隊が遠く水平線上に姿を現せばその異変は確固たるものとなる。
ウルケルの複葉機は空に対する艦の擬装に、その姿が最早ないことを認めて、一度南へと飛び去った。それに遅れること半日近く、ウルケル艦隊が姿を現した。]
―シコン―
[ウルケルに辿り着く前は――
…けれど。
実際に会戦し、こうして再会し、
遠く懐かしかったものを身近に感じれば感じる程、逆に―――…この状況を歓迎している自分がいることに気づく。]
[昔のように飲もうと誘うシロウ>>250の言葉に頷いて。]
…、ああ。
楽しみにしている。
あいつらにもよろしくな。
[所属も立場も超えて。
この――繋がる海のように、 “また” と。
差し出された右手――シロウたちが重ねてきた年月を感じさせる大きな掌に、己のそれを重ねた*]
― フリカデル島北側"水路"手前 ―
[ウルケル海軍が遊弋しているであろう海域を間近に控えて、第二艦隊は一度速度を落として水雷艇を下ろした。
3隻の水雷艇はそれぞれ艦隊の旗艦、2番艦、3番艦の脇につく。
戦闘中に巡洋艦で水雷の交換などできるわけもないから、彼らは攻撃したのちは第三艦隊の水雷艇母艦へ向かうことになっている。
一度きりの切り札だ。
戦闘中の隊列と信号の取り決めなどを改めて確認した後、最後に旗艦ザイヴァルに信号旗が掲げられた。]
『帝国は各員が最善を尽くすことを期待する』
[おう、とのどよめきを乗せて、第二艦隊は再び戦場へと動き出す。]
/*
>>269
あ、ずるい!!!
それ今から使うから信号旗!!!wwwwやるよねえwwww
発想同じところすぎて、くそうwwww
ほんと好き。
― 出発前/リオレ港 ―
勘違いって、何がだ?
[ ヴィクトリアの照れたような様子にも>>247全く気付かず、男は首を傾げた。
縁談を断っている他にも、色事の噂が、とことん無いのは、この辺りが原因と思われる ]
ああ、頼りにしてるぞ。
[ 少し前にもそう言ったな、と男は思い出す ]
俺は、どうも、お前には少々甘えているな。おかしな話だが。
[ 英雄と言われる男を支え、彼が喪うまいとする、兵の命を少しでも掬い上げ、先に進む事を助けようとして来た男が、ぽつりと、年下の戦友相手に、そんな風に零して苦笑する ]
[旗艦隊には、四隻の巡洋艦が所属する。
ゲオルグは今回、それを二つに分けて配置した。
ひとつはナハティガルを含む二隻、これは戦場左翼、つまりは戦艦より見て南側に配される。行動に自由の利きやすい配置であり、タクマ率いる味方艦隊にも近い配置であるが、それだけに帝国艦隊の激しい攻撃が予想される、即ち激戦の予想地点であった。
ナハティガルと組むのはやはり同じく歴戦の巡洋艦、先の戦いにも比較的損害軽微に立ちまわっていた艦である。
水路中央、ここを守るように置かれるのは戦艦二隻。更には北側に巡洋艦二隻が配されて、今回はいずれも単縦陣を基本とする。流動的に変化する戦場に対応し、小回りに手早く動くための配置であった。
帝国側から見れば、あまり守る。という印象を与えない布陣ではあろう。実際にこれは守るためではなく、帝国艦隊を迎え撃破せんとの意を持った布陣である。]
[ ヴィクトリアが、どんな時にも前を見て進んでいると思えるからか、それとも、男女の別も、階級の上下も関係なく誰の前でも、己を変えず、凛と背筋を伸ばす姿が、頼もしく見えるからか。
そう…彼女なら、あのモルトガット皇帝の前ですら、自分を失う事がないのではないかと、そう思える ]
(ああ、そうか…)
[ 彼女もまた、曲がらぬ心を…「不覊」の魂を持つ者だからか、と、そう気付いて。男は笑った ]
行くぞ、トーリア。今度こそ、皇帝陛下にお前の腕を見せてやろう。*
− 北岸沿い航路 −
[帝国艦隊は海峡の北岸を左に見ながら、東へと進む。
偵察に送り出していた複葉機からは、ウルケル艦隊が”水路”の西側に集結中との情報がもたらされた。]
西、だと?
東側で待ち受けて、我らが機雷源を抜けようとしているところを攻めるのではなく、自ら機雷源を背負っての迎撃か。
これは──手強いな。
[言葉とは裏腹に、嬉しげだ。]
/*
>多分ここだと、タクマ艦隊&ヴァイにも近い。
( ^ω^)……うん?
自分の身の振りを考えてるせいで色々穿って見てしまうwww
第一艦隊、前へ。
射程内に入っても、射撃は待機。
先日の戦いの教訓を忘れるな。
[第一艦隊の陣形は、巡航中と同じく、旗艦を先頭にした戦艦4隻の縦陣形、その北側に巡洋艦4隻の縦陣形を並べた形である。]
水上機部隊は先制攻撃の準備。
機を下ろした後、第四艦隊は後陣で推移せよ。
― 回想:9年前/帝都 ―
あなたは、"受け継ぐ"だけで満足はしないでしょう?
きっとあなたは何かをする。
新しい、おおきなことを。
私は、それを見たい。
[未来への種を、共に握りしめ]
─── はい。
私は、あなたの翼になってみせましょう。
あなたを高みへ駆け昇らせる力に。
[誓うように告げる。]
[取り上げられぬ証が欲しい、と短剣を向けられて、
困ったようにしばらくその切っ先を見つめた。]
…… 痛いのは好きじゃないんですよ?
[文句を言いながらも、服の前を開く。
空気に晒された躰は、ここ暫くトールに連れまわされて多少は鍛えられたものの、年相応に細くなよやかだ。
一点の曇りもない白い膚は、新雪の風情を宿していた。]
── これより敵艦隊を突破する。
[総旗艦シュヴァルツアインが掲げるモットーが風に翻る。
曰く、
『勝利は後ろにはない。前進せよ』 ]
― 出発前/リオレ港 ―
(こりゃ噂も立たないわけだ)
[照れ隠しで言ったことに対するタクマの反応>>270にやや呆れ顔。
照れ損だ、と同じような体験をした者達は思うのだろう。
後で笑い話にしてやる、と考えたのはさておいて]
良いじゃない。
何でもかんでも背負い込むのは良くないからね。
アタシで良けりゃ少しは肩代わりしてやっても良いよ。
[タクマの心情は知らぬまま、向けられる言葉をそのままに受け取り笑み返す]
そうさね、この間はお互い阻まれちまったしねぇ。
目にもの見せてやろうじゃないの。
[行くぞ、と発する声>>272に応じ、パァン!と甲高く拳を鳴らした*]
― 決戦の場へ ―
[ヴィクトリアが操縦する巡洋艦ヴァイは、タクマの艦隊として他の艦と肩を並べる。
嵐の前の静けさ。
そんな表現が似合いそうな、慌しくとも静かな夜明けが右方から齎された。
きらりと艦隊の合間の海が光を反射する]
[ヴィクトリアはこの国が好きだった。
この海が好きだった。
家のしがらみから逃げるには外に出るのが手っ取り早かったのに、それをせずに国に留まったのは、この国で強く生きる者達が好きだったからだ。
この手で護りたいと思い始めたのは士官学校に入り半ばも過ぎた頃。
そんな想いが、幼馴染の帰る場所を護ると変化したのは、20歳のあの時からだった]
[いつだったか、名を変えた経緯を酒の席で親しい者に話したことがある]
ルシエルナガってさぁ、元は「蛍」を意味するんだと。
アタシはそんな儚いもんじゃないし、軍人として似合わない気がしたからさ。
家との決別を機に苗字を変えた、ってわけ。
[多少酒も回り、緩い口調になりながらも、はきと言葉を紡いで]
アタシは牙になりたかったんだよ。
護りたいものを護れる牙に。
爪でも良いね。
その願いを込めたのが、スキュレステノ。
意味?
簡単には教えてやれんなぁ、当ててみろ。
[
幼馴染には教えたことがあるそれを聞くことが出来たのはどれだけ居たか。
然程多くは無かったはずだ]
―シコン/出撃の前―
[広げられた海図を示しながら語られる今作戦の概要>>209。
敢えての正面突破。
太陽が真っ直ぐ光差すに似た――正々堂々さ。
当代皇帝らしさ溢れる作戦に、
ロー・シェンの口の端には笑みに似たものが浮かぶ。]
― 旗艦ヴァンダーファルケ ―
[間に合ったか、と。
音にすることはなく、男は静かに西の海を見つめていた。
やがて来るモルトガット帝国艦隊を静かな気持ちで待ち受ける。
これから生死を賭けた戦闘が始まるというのに、今は波も気持ちも随分と穏やかだ。この戦いに負ければ国はなく、或いはこの命も波間に消える。ひたりと、その冷酷な事実を静かに胸の内に思う。]
──── 信号旗を掲げよ。
[やがて帝国艦隊が水平線の向こうに見えれば、旗艦のマストにするすると信号旗が掲げられた。]
『 我らが興廃この一戦に在り。各員とも奮起せよ。 』
[旗が繰り返し掲げ降ろされ、繰り返す。
帝国へと頭を誇らかに上げるようにして、潮風に旗が翻った。]
[本隊が戦闘態勢に入るころ>>274、遊軍たる第二艦隊は本隊の一部のような顔をして戦艦の南側に縦陣を作っていた。
ただし、旗艦ザイヴァルは最後尾にいる。]
来ますよ。
[開戦前、艦隊の主だったものの前で保証したものである。]
狭い水路に全艦詰め込むようなつまらない真似、ウルケルはしないでしょう。
それに、またお会いするのを約束しましたからね。
[将らが浮かべた疑問符を気にも留めず、仄かに笑った。]
砲撃戦、用意。
[次第に艦影が近づいて来る。射程内に入れば、こちらは容赦するつもりがない。砲はぴたりと帝国艦隊へ向け据えられて]
──── 撃て!!!!
[水上機が飛来する>>274
それを迎え撃たんと、ウルケルの複葉機もまた空を舞う。
その空の狭間を縫うように、耳を聾する轟音をして、戦いの砲火はウルケルから先ず撃ち放たれた。]
-巡洋艦ナハティガルにて-
[ナハティガルは、良い位置へと配置されていた。>271
同場所を指示された艦とは、航行中、幾度か合図を。]
たっぷり遊んで来いって感じだねぇ。
さて、どうやって遊びますか、と。
[タクマ側の艦と協力するのも面白そうだと、男は海を見る。]
なぁ、艦長。
機雷海域って、ナハティガルで抜けれんのかなぁ。
[阿呆か、と言われて。]
無理か。ナハティガルの運を試してみたくなった。
[生死を、そして国の命運を賭けた戦いの前、あくまでもナハティガルの中ではそんな軽さが漂う。
それでも、海を見る男の目は真っ直ぐで。
じ、と。戦場を見つめていた。*]
/*
機雷海域わろたwww
上手く使えば面白いよなあと思って悩んだけど、もぐらたたきは微妙すぎて却下してしまったよn
母艦つめときゃ、まあ、横から殴られる心配はない・護衛要らんだろっていう雑な扱い。
[戦闘開始を告げる遠い砲声は長閑な時報のようですらあったけれど、空気を切り裂き鳴かせながら急降下する主砲弾には貫き破壊する意志が籠められていた。>>288]
当てさせるな! 蛇行にて照準をズラせ。
射撃はまだ待機。
[完全な修理が間に合わず、半分の広さに切り落とされた艦橋からアレクトールは指示を出す。
旗艦の上を飛び越えた砲弾が海面に突き刺さって高い水柱をたてた。確実に、射程内だ。]
― 戦艦シュヴァルベ ―
[ 男の率いる艦隊は、ゲオルグの旗艦が率いる艦隊より、少し遅れて北を目指す。待機地点と定めた海域に辿り着けば、更に北上し、主戦場となるはずの海域を目指す主力艦隊に向けて、長い蒸気の汽笛が鳴らされた ]
[ やがて、モルトガット帝国艦隊の威容が、西の海から姿を現す ]
さて、行くか。
全艦、微速前進!
/*
こんばんは。地上はやっと開戦、かな。
帝国もウルケルもファイト。
リア8時には間に合うだろうが、無理せずにとエール送っとこう…。
[敵軍艦影の接近を確認。]
じゃ、一発ぶっ放しときますか。
進路妨害でいいぞ。邪魔させて貰おう。
[ただし、と。]
撃ったら引け。こっちを無視してくれるなら歓迎。タクマさん側と混じってやらせて貰おう。
向こうさん、どんだけ修理間に合ってるのかねぇ。
崩せる所から崩したいんだが、見えるかな、そういうの。
[ しずしずと、一見大人しやかに、ウルケル第二艦隊とでも呼ぶべき艦隊は動き出す。
今の陣形は、先頭にシュヴァルベを置き、その両脇、少し下がってヴァイスメーヴェとヴァイ、更に後方、シュヴァルベと重なる位置に縦列でシュヴァーンとシュタインアドラーという、少々変わった矢印のような陣形だ。
そしてその両脇に、背後に連れている水雷艇母艦二隻から放たれた水雷艇が20。こちらは、左右前方に向かって開く梯陣を構成し、艦隊に挑みかかる者があれば、忽ち取り囲んで迎え撃つ体勢で待ち構えている。
上空から見れば、その艦隊の姿は、今正に、放たれようとする矢の、引き絞られた姿にも似ていたか* ]
― 戦場 ―
[遠雷響く戦場の中、扶翼官は周囲をじっと見つめていた。
艦隊は回避運動を取り始めるが、主砲はまだ沈黙している。
戦艦の射程であっても、まだ巡洋艦には遠い位置だ。
指揮も艦隊の先頭となっている4番艦に任せ、
ただ機を捕えることに神経を研ぎ澄ます。]
足りねぇ所で遊ぶぞ。
真っ向勝負やってくれる人たちが多いんだ。
なら俺たちはせいぜい搔き回して遊ぼうぜ?
[いや、と笑って。]
搔き回しもしてくれるのかねぇ。
なら、それの“手伝い”だ。
[ちらりと思い浮かべるのは、ヴィクトリアが操るだろうヴァイの事で。
搔き回すには丁度いい艦だ。
彼女が酔った勢いで口にした苗字の意味を、男は教えてもらう事が出来たのだろうか?
教えろよ、驕るから、とは言ったような気がする。*]
― 回想:9年前/帝都 ―
[文句を言いながらも晒される肌は透けるような白さだった。
穢すのは惜しい、と同時に、嬉しいと思う。]
一緒に、だ。
おまえはあまり身体が丈夫ではないから、キツいかもしれないが。
ちゃんとした師に彫ってもらおう。
俺とおまえの絆の象──何がいい。
[誰にも奪えない、なくしたりしない。秘密をそっと身体に刻む。]
― 南海域 ―
[ やがて、帝国艦隊の姿が見える海域まで到達すると、艦隊は急激に速度を上げる。
特に船足が速いのは、シュヴァルベの脇から飛び出すようにして並走するヴァイとヴァイスメーヴェ、まるで二隻で競争でもするように、同じように速度を上げた水雷艇部隊を引き連れて帝国艦隊へと迫らんとする// ]
[“会う”にはまだちょい足りないだろう、と。
引っ張り出すにはまだ遠い。
戦えるあの艦なら、水雷艇を失えば前に出てくるか、と。
ぼんやり、企み、まだ淡く。]
[「南方より敵別働隊接近。巡洋艦と水雷艇…多数」とマストから報告がある。]
進路変更の必要なし。
[第一艦隊戦艦列の南側には第二艦隊が並走している。
一瞥しただけで、再び視線は前(東)へ。]
主砲用意。 目標、敵総旗艦。
― 戦場 ―
[南から新たな艦隊との報。
今、正対している相手はウルケルの巡洋艦。
例の"不沈艦"を含む巡洋艦二隻だと報告が入る。]
……さて。
うまく釣れるといいのですが。
[呟きに、艦長が「扶翼官のそれは洒落にならないんでやめてください」と苦情が入り、思わず口をつぐむ。]
主砲、撃て。
[総旗艦シュヴァルツアインの放つ主砲の轟音を聞きながら、第二艦隊も炎を吐き出す。
巡洋艦の射程としてはぎりぎりの距離。
主砲を撃った直後、第二艦隊は不意に艦列を崩す。
敵艦を前にしながら、各艦がばらばらに回頭を始めたのだ。
回頭を終えた艦から順次戦列を離れ、西へと逆走を始める。
もしも追いかけて突出する艦があれば、第三艦隊の目の前を通るような航路を辿りつつ。]
―ファミリア港/出航の朝―
自分は今は、
どこへなりとも前進する 陛下の
[当代皇帝が語りかける、ひとつひとつの言葉>>256は。
…自分がシロウと会い、そうして感じたもののことを――この御方は全部お見通しなのではなかろうかと。そんな心地を抱かせるもので。]
…、はい。
[そっと頭を垂れる。]
[敵方の砲弾が正確さを増してくる。
この先へ距離を詰めるならば、当てられることは必至。]
相手がそのまま進んでくるなら反航戦に持ちこむ。
怯むな、当ててゆくぞ。
── 撃て!
[戦艦、および第一艦隊巡洋艦から主砲が発射される。
巡洋艦が装填しているのは、貫通力より燃焼力を重視した榴弾だ。
発する黒煙で視界を奪い混乱を誘う効果も期待される。]
陛下、
………国を失った自分が
なれど自分らしくあれたのは、
総てを受け入れる広さを
陛下が示して下さったからです。
[鳥の羽根がボタンホールを飾る。
代将の階級章をつけてもらった時の記憶を呼ぶ仕草。
…自分は。今再び、波に乗る。
自らの意志で。
波の上から見える景色>>1:190を、共に知りゆく為に――――]
この矢羽根があれば
[羽根の上から、包むように掌を胸に押し当てる。]
“あなた”にも誇りと思っていただけるよう
――――最善を尽くします。*
―決戦の地へ―
[新たな道を築くように先頭をゆく第一艦隊の、殿を守るような位置で、第三艦隊は決戦地“水道”へ航行を続けている。
巡洋艦ヘイゼルを失った代わりに、今はファミルから託されたという機雷敷設艦が、第三艦隊の麾下にある。
アンティーヴ卿の意志を継ぐのだと意気込むシカンの機関員の士気は高い。
二隻に減った巡洋艦が殿の一番後方を務め、背後からの追撃を警戒している。
ロー・シェンが乗る水雷母艦アストラは、そのすぐ傍に配置した。砲弾を備える雷母は、巡洋艦をいつでも支援できる位置で、状況に目を光らせている。]
[西へと逆走しながら、艦隊各艦は左へ舵を切る。
艦列を為していない状態でバラバラに弧を描いた各艦は、左回りの半円を描いたところでぴたりと一列に揃った。
ちょうど、南から来た新たな艦隊と平行になるような、東に艦首を向けた横隊となる。
旗艦ザイヴァルは、最も南側に位置していた。]
主砲、撃て。
[2度目の指示で、2度目の主砲斉射が南から来た艦隊に向けて放たれる。]
/*
私はしみじみと、なんでもいいから艦これの一つでもやっておけば良かったのでは???って思い始める。反航戦ぐぐったらwwwwww艦これしか出てこねえwwwwwww
wwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
ま、まって。wwwwww
/*
だがそれも艦これサイトだった。
艦これェ………
wwwwwwwwwwww
wwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwww
撃ってこない、か。ありゃあ学習したな。
もっと引き寄せてから撃つ気だろうが──、構わん。
[敵艦隊を狙った砲撃が盛大な水柱を上げる>>291
着弾なし。の報告に、ゲオルグは顎を引いて頷いた。]
向こうを休ませるなよ。
射程が短くなれば命中率が上がるのはこちらも同じだ。
動きの先を予測しろ。
[既に南にはタクマらの艦隊が控えている。
それらを背に艦首を北に、舷側にずらりと砲を並べて撃ち崩す構え。同じく戦艦の足元には砲艦をはじめとする小型の艦が舷を並べて、これは射程に敵艦を収めるのを今や遅しと待ち構えていた。]
『敵艦に砲撃の構え!』
[見張り台から緊迫した声が落ちてくる。
回避せんと、右に舵が切られ、ぐ。と、艦が傾く錯覚。]
― 南海域 ―
[ 二隻の巡洋艦が先行すれば、残る戦艦一隻と、続く二隻の巡洋艦は、単縦陣となる。
そして、後方に残った水上機母艦2隻から、今度は艦載された水上機の半分、12機が飛び立って、帝国艦隊上空を目指した。内、8機は爆弾を抱え、残る4機は、ガトリングガンを備えて僚機の援護に当たる ]
『敵艦隊、動きました...!西へ回頭...戻っていく...?』
違う...
[ 艦橋で常の通りに双眼鏡を睨んでいた男は、声を張り上げた ]
面舵一杯!回避行動とれ!
道を開くぞ。
[指示。
目前、巡洋艦4艦。崩し、搔き回しやすい場にする為に、その進路を塞ぐ攻撃を行おうとし――]
おや、ま。4艦でやるのはなかなか豪勢。
[小さく驚きの声。>>301]
[主砲を斉射した直後に、第二艦隊が陣を乱す。
舵が壊れたかのようなバラバラな回頭をして、第三艦隊の鼻先を通過してゆくのが視界に入った。>>301]
あんな特訓をしていたらしいな。
[片笑みして、視線はザイヴァルを離れ、第三艦隊へ向けられる。]
[元々危険な任務の多い第三艦隊は先の戦でも多くを失った。
にも関わらず、今また敢然と戦場にある。
出航前、ロー・シェンが捧げた言葉を思い出す。>>302>>304>>305
強い意志を宿す誇り高い男の眼差しで紡がれる声は、アレクトールに響いた。
その力が身の裡にあるのを感じる。]
ウルケルのカモメたち、
その矢は引き絞られているぞ。
― 南海域/巡洋艦ヴァイ ―
[艦隊の指揮艦であるシュヴァルベから信号にて指示が飛んだ>>292]
微速前進、
[ヴァイの位置は指揮艦右後方、ヴァイスメーヴェと離れ並ぶ場所>>294。
速度を合わせ、並び奔る]
敵艦隊の動きは?
……威風堂々と東へ、か。
真正面から向かって来る様は気持ちが良いと言えば良いな。
[報告で上がってくる内容を耳にし、くつ、と喉奥で笑う]
ま、それで怯むアタシらじゃないがね。
こっちの本隊の方はどうだい?
[別の問いを投げれば、艦の並びが耳に入り、ヴィクトリアは思わず小さく笑った]
なんだ、シロウの奴こっち側に居るのか。
遊びに来る心算かね、アイツ。
[彼が持つ視野は広い。
軍医としての自負がそうさせるのか、よく他の艦の様子を見ているとヴィクトリアは思っている]
アイツが”アレ”を覚えてるなら…手伝ってくれそうだな。
[奢る、の言葉で明かした自身の名の意味。
酒の席であったため、記憶が消えてなければ覚えているだろうと。
口端を持ち上げながらヴィクトリアは舵を切った]
見えたな、行くぞ!
[予めの打ち合わせ通り、帝国艦隊の姿が見えると先ずシュヴァルベが速度を上げる。
それに続きヴァイとヴァイスメーヴェが加速し、徐々に2隻はシュヴァルベとの距離を縮めた>>297。
やがてシュヴァルベを抜き去り、それぞれ水雷艇を率いて待ち構える帝国艦隊へと迫り行く]
主砲副砲、装填忘れて無いね?
良いな、
[即ち、操船は自分に任せてタイミングを計れ、と。
挨拶代わりなどと無駄弾を放つ余裕は無い。
敵艦隊の主砲がこちらを向いている>>307にも関わらず速度は落とさず。
やや敵艦隊側に弧を描くような軌道を取り射程を狭めんとする。
射程に入る直前の位置で副砲発射の号が飛んだ。
ヴァイスメーヴェからも同時に放たれる砲撃の結果を見る前に、2隻は共に東へと舵を切る]
ちっ、なんて動きだ!
[バラバラな動きから一転、一列に揃い即座に砲撃を放ってくる高い錬度。
一気に駆け抜けることでまともに食らうのは避けることが出来たか。
ヴァイスメーヴェは大きな弧を描きながら、ヴァイはその内側を小さく弧を描きながら、ナハティガル寄りの位置を旋回する。
共に奔った水雷艇は敵砲弾の着水の影響で数隻隊列を崩していた]
/*
>>308
回頭したって書いてないということは、ゲオルグは最初から北に艦首向けた想定だったのかな?
>>271「戦場左翼、つまりは戦艦より見て南側」という表記があったので全艦西向きかと思っていた。
[水雷艇母艦までの道が一瞬見えたが――]
今はまだ早い、かねぇ。
[ゲオルグとタクマ、二人の艦隊の間に入れる位置を維持する。足りない位置で遊ぶ。遊ぶタイミングを見るぐらいの節度はあった。]
ほら、来た、“スキュレステノ”だ。
[意味ありげに呟いたヴィクトリアの苗字には、別の意味をこめて。>>315>>316
共にここに配置された巡洋艦に合図。“行って来る”程度の挨拶。]
ヴァイ、ヴァイスメーヴェへ援護。あいつらが戦いやすいように、他の攻撃を阻害しろ。
[守る命令を飛ばし、ナハティガルは加速。二艦の高速艦の動きを見つつ、敵へ妨害を目的とした砲を放つ。]
― 南海域 ―
[ 戦艦シュヴァルベは、他の巡洋艦より小回りが利く、その利点のおかげで、かろうじて、直撃は免れた。しかし、巡洋艦二隻は、それぞれ船尾と船腹に砲弾が掠め、船腹に一発喰らった巡洋艦シュヴァーンはからは、火の手が上がる ]
シュヴァーンに火災発生!あ、いえ消し止めました!
[ 先の海戦で、火を出して戦列を離れたシュヴァーンは、今回は火災に対する供えを万全にしてきていた。そのため、致命傷とはならずに済んだが、やはり被害はある ]
『シュヴァーン、副砲2基損傷!』
主砲は?
『無事のようです。シュタインアドラーは損傷軽微!』
よし、全艦に信号、主砲斉射用意!
撃て!
[ 回避行動を経て、単縦陣から、右梯陣に変わった三隻の艦から、お返しとばかりに主砲が火を噴く。シュヴァルベの大口径の砲は、横に並んだ艦隊の中央の艦を狙っていた// ]
―北岸沿い航路/後方―
守るではなく、攻めるか。
いかにも―――らしい。
[『第一艦隊、接敵せり!』との報が入り、
ウルケル艦隊が機雷源の前まで進軍しているを知る。
間を置かず、第一の砲音>>288。
殿に居る第三艦隊からでは…まだ震わす空気は遠いものの、
決してこの道を譲らぬという相手の気迫が肌に伝わる。]
だが、
“勝利は後ろにはない。前進せよ”
それは此方も同じこと ――――…だ。
[互い譲れぬならば。
意思の強さを、今、この海に示すのみ。]
― 戦線南方 ―
[ウルケル南方部隊の先頭を駆ける2艦から、返礼の砲弾が飛んでくる。高く上がった水柱から水のしぶきを浴びながら、各艦はさらに南へと回頭した。
「最近、扶翼官も陛下に感化されたんじゃないか?」
「こんな無茶機動、普通敵の目の前でやらないよなぁ」
なんて声も聞こえてきたが、聞かなかったことにした。
回頭中はどうしても無防備になる。
相手の意表をつけていなければ、手痛い攻撃を喰らうことにもなるだろう。]
/*
あ。タクマの続きがあった。
うん。続きまで間があるときはできたら続きますよ記号を、記号を………(ばたり
/*
ほんとごめんで(ゲンドウポーズ)
反航戦。って見えてから、あーーー、艦首。あー…ってなったやつ、本気ですまないすぎてな。うーん、まあまあそのまま進んでもいいんだけどもタイムスケジュールそれだと早くなりそうすぎてな?(ひでえ理由だった)
……やはり反応がいいですね…。
[小声の呟きは、轟音にかき消された。
相手は回避行動を取った直後に、すぐさま撃ち返してくる。
特に、小型戦艦が放つ主砲は、ひときわ大きな水柱を立てた。
急回頭していなければ直撃していただろう、というのはどちらかと言えば怪我の功名に近い。]
損傷艦は?
[問いかけて、軽微な損害はあれどいずれも舵や主砲が健在であると確認して頷いた。]
/*
メモ回答りょーかい。
戦況再掲を待つぜ
T字されてるなら当初の想定の2倍は撃たれてるはずだ (どこ壊そうw わくわく
[南への回頭が完了すれば、ザイヴァルを先頭とした単縦陣となる。
そこからさらに東向きに舵を切り、速度を上げた。
梯形陣を取ったウルケル艦隊を真横から突き刺すように艦列が疾駆する。
相手がそのままの速度、移動方向であれば、相手の最後尾をかすめ行く距離と速度の計算だった。]
距離が詰まれば相手も当ててきます。
各艦、回避に集中してください。
[突進の速度に、緩やかな蛇行の動きが加わった。]//.
/*
メモ応答ないな。大丈夫か……
つ、つづけていいのか、な。いいのかなwww
wwwwwwこわいwwww
/*
動きすぎですか?
そうですね。たぶんね。
いやあ、前回の動きが単調だった分、今回はっちゃけてるんですよ。
― 戦場北側 ―
[轟音と共に敵艦の主砲が砲煙を吐く>>303
轟音、それに続いて周囲に水柱が上がった。
不運な砲艦が一隻、直撃を食らって炎を上げる。
もくと黒い煙が立ち登って、辺りを淡く覆った。]
進路保てよ。
[じりじりと敵艦隊が迫り来る。
あまり近すぎてはいけない、その距離を測る。
既に空中では、複葉機による空戦が繰り広げられている。
こちらを狙ってきた帝国の複葉機が一機、翼を打ち抜かれて間近に落ちた。]
速度上げ。第四戦速へ移行。
砲撃戦続行せよ。
[ヴァンダーファルケとアードラー、それに北に配されていた巡洋艦は北に艦首を向けている。上空から見れば東に進んでくる帝国艦隊に対し、わざわざ進路を空けるかの動き。
但し砲撃だけは、その舷側より間断なく放ち続けられている。
ナハティガルとそれと共にある巡洋艦、これらが孤立する恐れはあるものの、フリカデル島南端の地形、南側艦隊の配置からその心配は薄いだろうと思われた。
つまりこれらの艦は「好きに遊んで来い」、と。>>289
確かにシロウの言う通り、半ば遊撃めいた位置に置かれてあるのだ]
......これはまた見事だな。
[ 返礼の斉射は、急回頭によって、ほぼ空振りに終わる>>324思わず感心してしまったら「感心してる場合ですか!」と遠慮のない突っ込みが入った ]
分かってる、五戦速前進!
[ 男の命に、え?という顔が返った ]
前進だ。ここはヴァイとヴァイスメーヴェに任せて、俺達は皇帝旗艦を目指す。
[ 男の視界には、ナハティガルが援護に動き始めたのも見えていた ]
それにここからこれ以上撃つと、味方艦に当たる。
[ぐるりとほぼ一回転する動きで旋回した後、ヴァイは水雷艇が後方に来る位置へと艦を進める。
その間に動いたのはシロウが指揮を執るナハティガル>>319]
来たな、ありがたい。
[微速で西へと進みながら、ナハティガルの援護を得て隊列を組み直す。
ヴァイスメーヴェを後ろに、ヴァイは前方にて周囲に水雷艇を纏う]
ち、逃げ遅れがあったか。
[先の敵艦隊の斉射により、水雷艇が2隻誘爆を起こしたらしい。
船首ごと撃ち抜かれたものも1隻あり、その水雷艇は航行不能となったようだ。
もう1隻は水雷のみに留まったが、換装が必要となってくる]
航行不能船を率いて後ろに下げさせよう。
他は問題無いな。
[是が返れば、ヴィクトリアの瞳は再び前を向く]
[微速から2速へと変わる時、ヴァイからヴァイスメーヴェへ信号が放たれた。
曰く、「ヴァイの前を横切れ」と。
タイミングまでは伝えなかったが、ヴァイスメーヴェの艦長は意図を汲んでくれたようだ]
4速前進。
[徐々に増す速度。
艦首は先日見た敵艦隊>>325へと向いている]
[4速を維持し、主砲の射程まであと一息と言うところまで来た時。
ヴァイの右後方からヴァイスメーヴェが飛び出し、左旋回の軌道を取りながらヴァイの前方を横切り行く。
駿足と大旋回を活かした位置の入れ替え、相手にはどう見えたか。
右舷を敵艦隊に晒したヴァイスメーヴェは、副砲からの斉射を行う]
5速、突っ切るぞ!
[纏っていた水雷艇を後方へと従え、ヴァイスメーヴェが横切り行くその後ろからヴァイが飛び出した。
艦首は未だ敵艦隊へ。
蛇行する敵艦の1隻に対し、足を鈍らせんと主砲を放つ。
目論見が通るなら、水雷艇が2隻、横穴を開けんと迫ることになる//]
―北岸沿い航路/後方(西側)―
[南方より敵艦隊――そして其処に、第二艦隊が向かったとの情報が続けて入る。新たに現れた敵艦の数はかなり多い。主力を二つに分けた感だ。
水平線に目を凝らす。西から来る艦影、未だ無し。
南東から海を走ってきた第二艦隊の艦>>301が、挨拶をするように水雷母艦アストラの近くを旋回していった。
釣竿にも似た、誰かを誘うようなその動き。]
確か、兵には言葉が通じるから得意… だったかな。
[ふと。扶翼官との昔の遣り取り>>2:383を思い出して、独りごちる。]
ウルケルのやつらは、…さて。
扶翼官殿の言葉が通じるかどうか。
[追いかけ迷い込んだ艦があれば、第三艦隊の巡洋艦を仕掛ける目算で。
信号を送れば、最背尾の2隻が艦首を南に向けた。]
[間を空けず、指揮は続く。]
水雷艇、用意。
第二艦隊の援護に回る。
アストラのを全部出せ。
[既に発進準備の整っていた兵らが、
雷母アストラに搭載されている7隻が、手際よくクレーンを使って着水した。]
艦長、ついにヴィクトリアと操舵勝負だな。
[男は笑う。艦長は露骨に顔を顰めた。]
冗談だって。艦のタイプが違い過ぎるわ。
援護、援護。
砲術長、敵の動き読めるか? 読めないならうちの2艦の動きだけでいいや。
邪魔しないように撃つ。指示は入れる。
[読む事なら不得手ではない。
ヴィクトリアの性格は熟知してる。
ナハティガルは大きく円を描くように移動。敵艦の進路を妨害目的の攻撃を行う。
艦本体に当てなくてもいい。海を揺らす。そちらへの行動を避けさせる。
攻撃は、“牙”に任せるのだ。]
[間を空けず、指揮は続く。]
水雷艇、用意。
第二艦隊の援護に回る。
アストラのを全部出せ。
[既に発進準備の整っていた兵らが、
雷母アストラに搭載されている7隻が、手際よくクレーンを使って着水した。]
[取舵。そう音にするまでもなく、じりり。と、艦隊は全体に左へと向けられつつある。言うなれば先の会戦で敵戦艦の見せた動きを真似るかの如く、今度はこちらが迂回して北岸壁側を西へ進もうとするかの動きだ。
このままいけば、やがて反航戦の形にもなるであろう。
それは、かの皇帝の思うがままに]
全艦最大戦速。駆け抜けるぞ。
[これには幾つか、ぎょっとしたような顔が返った。
完全に駆け抜けてしまえば、帝国艦隊の行方には小型艦、それに母艦と機雷海域くらいしか残されはしないのだから。]
構わん。但しすれ違い様に全力で砲弾を叩き込め。
追い越したなら反転、食らいつく。
[恐らくそこまで互いに残りはしないだろうが。
とまでは音にすることはなく、男は一旦、口を閉ざした//]
/*
先生。あの、海戦の陣形が
わからねえ、すぎる。
wwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwww
wwwwwwくっそわからなすぎて、ずっと噴いてるんだが、あの、本当にすみません。艦これしときゃよかtt 艦これ。なんだこれ地上戦の方が大分やりやすいよねえ!?wwwwきっつwww
[艦首を北に向けて帝国艦隊の前方を進むウルケル戦艦のいずれを狙うも意のまま──ではあるが、反撃は主砲・副砲あわせて倍では留まらない。
縦陣をとる帝国艦隊の射界の不利であった。
敵の砲弾を受けて、旗艦側舷に吊ってあるカッターが粉砕される。
小型船が主砲の直撃を受ければそういうことになると、見せつけられた形だ。
ワイヤーを切ってカッターの残骸を海に落し、なおも進む。
その視線の先で、ウルケル本隊が速度を上げた。
前方に”水路”へと進む海路が開ける。]
/*
最終日前にこれとは
本気で申し訳ないにも程があって
芝でも吐いてないとやってらんないが、とりあえず皇帝陛下にすまんと言うわ。楽しませるどころの騒ぎじゃねえ、恐らくこれ苦労しかさせて差し上げられていないねこれね!?ごめんねwwww
/*
兵糧(ポテチ)取りに行って、と。
タクマを通すのがお仕事だから、ルートヴィヒ艦隊を引き付ける・追い回すのがメインになるか。
しかし少なくとも4+2隻の巡洋艦が相手になるのかこれwwww
2+1+水雷18か…押されて然るべきの戦力さだな、うむ(
被弾方法(人体)を考えねばならんのだが…。
操舵室に砲撃食らうかなぁ(
/*
ほんまごめん。あとあの、縦陣ってのは→→って並べていれば成立するもんだと理解していたんだけれども、違うのかどうか。
↑
↑
これオンリー?なの?? →→ でも、真っ直ぐ並べておけばOKか?
↑↑(最初のトールの)これが横陣と読んでいたけど、マジ、わかんねえ。wwwwごめんこの辺もう絶対基本の基本だwwwww
「先生! 敵雷母から水雷艇の発進を確認しました!」
あん?
もうか、早いなぁ。
[と言う声は何故か嬉しそうに。
ナハティガルは 舷側を迫る水雷艇へ向ける。]
まずはご挨拶と行きますかね。
全力、砲撃。
[主砲、副砲が一斉に目標を定め、構える。
艦を揺らす射撃の反動。
鉛の雨。]
[戦場の南側には本隊から遊撃に出た形の巡洋艦ナハティガルとタクマ率いるウルケルの別動隊とがいる。
が、そちらはルートヴィヒの第二艦隊と交戦中だ。]
敵本隊の後方を擦り抜けて”水路”に向うぞ。
[前進進路維持の指示を出したが、その間にも敵本隊は西へと進路を変えつつあった。
すれ違いざまに砲弾を撃ち合う反航戦の形になれば、ウルケルからの止まない砲撃に、戦艦列より北に配置されている巡洋艦列の最後尾にいた艦が炎まじりの煙を吐き始める。]
敵巡洋艦は気にすんな。
そちらさん、ヴァイとヴァイスメーヴェを無視したら、持って行かれるぞ。
こっち狙うってのなら、倍の数は喰わせて貰う。
[あの2艦ならそれぐらいやってくれる。
故に、前へと攻撃を向ける事に迷いはなかった。]
/*
あれ。シロウもこっちに来てるのん?
そうだよねえ。そう言ってたよねえ。
ああ、書き直しか。加筆でなんとかなるか。
― 南方 ―
[距離を詰めようという目論見は外れ、小型戦艦を旗艦とする敵艦隊は速力を上げて北へ抜けていく。
こちらも北へと舵を切って追撃、さらに本隊との挟撃に持ち込む───という意図の前を、二隻の巡洋艦が遮った。
先ほどから妙に動きのいい二艦だ。無視して進めば損害を被ると判断して一旦目標を変える。]
北へ前進しつつ、迎え撃て。
[命令に応じて全艦から砲弾が放たれたが、直前でクロスするように動いた相手の動きに付いていけず、海面を叩くにとどまる。]
ああいうのを無茶な機動と言うのです。
[ザイヴァルの艦橋で艦長相手に扶翼官は何故か胸を張っていたが、戦況はそんな暇などなかった。
降り注ぐ副砲弾のいくつかが命中し、マストや舷側を削っていく。]
進路変更、0-4-5から0-2-0へ。
[北東向きに伸び上がるような弧を描き、迫りくる二艦を包囲せんと動く。
稼働全砲門を放って相手を捉えようとするが、目論見は困難を極めた。]
[肉薄する敵艦から主砲が放たれる。
回避行動で航跡を乱した2番艦に向けて、相手の水雷艇が突進してきていた。
2番艦もまた副砲で水雷艇を迎撃しながら、艦の体勢を立て直そうとする]//
/*
進路変更、0-4-5から0-2-0へ。
これも毎度わかんねんだ。
わかんねんだwwwwなんだこれwwwくそッww
[ 梯陣を組んでいた三艦は、速度を上げながら前進し、再び単縦陣となる。後ろを擦り抜ける第二艦隊を置き去りにして、旗艦同士が対峙する水路の入り口へと向かおうとの目論見だ。
無論追撃は受ける覚悟だが、ヴァイとヴァイスメーヴェの連携がそれを阻み、第二艦隊の足を止める]
今だ、最大戦速!一気に抜けるぞ!!
[ ボイラーが唸り、戦艦は身震いするような振動と共に、波を蹴立てて、北へと奔る。追従する巡洋艦すら、引き離されて陣形は間延びしたものとなった。
上空には援護の水上機が追ってきていたが、水雷艇に足を止められる可能性はある// ]
[動きの速い二隻のほかに、もう一隻の巡洋艦が進路前方を遊弋していた。>>335
ナハティガルだ、と識別されれば、扶翼官は首を振る。]
…釣れすぎた。
[あるいは、針を外すタイミングを逸したか。
いずれにしても、本隊と対峙する艦が一艦でも減ったと思えば良しとする。
───代わりに、戦艦含む3隻ほどに追いついていないのだが、そこは本隊の勇戦に期待しよう。]
["不沈艦"からの妨害にいくらか船足が乱れたのも、水雷艇の肉薄を許す原因となっていた。
だがその"不沈艦"も第三艦隊の攻撃を受けて進路を変える。
正直なところ、ありがたい、と友軍に感謝の念を捧げた。]*
[北岸付近は切り立った崖で、水深も読みにくい。
故に帝国艦隊はやや沖合いを通るはずであり、だから北側海域は少し空いているはずだった。そこを通る。
すれちがいざまに砲撃が交わされる。
砲撃はやはり、敵旗艦に多くを集中したがさてどうか。
こちらの旗艦を狙ったのだろう、間近に交わされる砲に副砲が一つ持っていかれた。無残な形を見せる砲が黒煙を上げ、砲手が血塗れとなって運び出されていく。
傍らの砲艦がまた一隻、黒煙を上げた。>>340]
黙って通してはくれるはずもない。
とは思っていたが、そこで反転、か!
[ゲオルグの艦隊運用を振り返る。
追い上げられる感じが足元にまとわりつく。]
“水路”への進入をなんとしても阻止する、という動きではないな。
三番戦艦、四番戦艦──北へ回頭。
ウルケル艦列の頭を押さえろ。
[先程されたT字をやりかえすべく指示を出す。]
/*
にゃ、熱い決戦が地上で行われており
墓下では明日への希望を抱えた生者の皆さんがロールを巻いておいでです
私は手紙は書かないですかねえ。
ときに、落ちてきたお二人にお疲れ様でした言いそびれてた気が。
[先の会戦で8隻の被害があった水雷艇は、シコンでの不眠不休の修理で3隻が利用出来る様になり、現在の搭載状況は、アストラに7、ダヌラに9の計16となっている。
そのうち――アストラに搭載されていた分が、巡洋艦2隻に護衛されるようにして、東南に舵を切った。]
『敵巡洋艦、――来ます!』
[と。こちらの動きを目敏く捉え、すぐさま向かってきた艦>>339がある。]
『急速旋回!』
[咄嗟に右舷に舵を切る。
直後。ば、ば、ば、ば、ば。と、海が揺れた。
砲弾の雨が水面に牙を穿つ。
掠めた副砲は、小型な水雷艇の帆柱の一部を削り取ってゆく。]
/*
死ぬほど迷ってからのこれな。
>>340って、もうすり抜けた、感じ??なのかな?
まだかな??ってしてみる。ガリガリゴリゴリ撃ちあうよね…
撃ちあったら、またちょっと離れないと、だな?(時計睨みつつ)
で、タクマが来ている。ので、ここを拾おう。向こうがどうなっててどうなってるかサッパリわかんね(
/*
えーと、ローはシロウと遊んでるのね、するとPCの居る艦隊は皇帝旗艦の前にはいない、と。適当に邪魔されつつ...水路に飛び込むのは砲撃で妨害とかしていいのかな?
衝角戦法はやるとしたら、提督の方だよなあ。
黙って通してはくれるはずもない。
とは思っていたが、そこで反転、か!
[ゲオルグの一糸乱れぬ艦隊運用を振り返る。
追い上げられる感じが足元にまとわりつく。]
“水路”への進入をなんとしても阻止する、という動きではないな。
三番戦艦、四番戦艦──北へ回頭。
ウルケル艦列の頭を押さえろ。
[先程されたT字をやりかえすべく指示を出す。]
― 回想:9年前/帝都 ―
[どうやらトールはここで無茶をするつもりはないらしい。
止血をどうするか、まで考えて構えていた身体から力が抜ける。
と同時に、そんな無茶も受ける気だった自分に驚愕した。]
……絆の象、ですか?
[いささか疲れた気持ちを取り繕いながら、首をひねる。
程なくしてペンを手に取ると、紙の上にさらりと滑らせた。]
こういうのは、どうですか?
[示してみせたのは、翼の生えた太陽の図柄。
胸に感じた熱さをそのまま絵にしたら、こうなったのだ。]
[そこに、「南より敵別働隊3隻接近」の知らせが飛び込んだ。>>345]
扶翼官が押さえ切れなかったとは。
──タクマ・ナギか。
こちらで相手をする。
キツくなるが、しばらくの間だ。
[第二艦隊と第三艦隊が追いついてくることを疑わぬ声で、主砲の旋回を命じた。]
― 現代 ―
なかなか船の釣りもうまくいかないものですね。
[ぼやく口調で声を飛ばす。]
例の小型戦艦がそちらへ向かっています。
すぐに追いつくつもりですが、気を付けてください。
[護衛巡洋艦が負けじと、主砲を敵巡洋艦――ナハティガルに向けて砲撃した。
更に副砲重ねる。三発。
息つかせぬように、次はもう一隻の護衛巡洋艦から同様の砲撃が続く。
その間に水雷艇は半円状に散開し、ナハティガルを伺いつつ射程外の距離を取らんとする。]
[激烈だが短い砲撃戦を終えれば、艦隊はぐるり、反転を見せた。
巡洋艦は僅かタイミングを遅らせて、西方に見える雷母艦を警戒する風を取る。一見、敵本隊に後方を抜かれるかの形、しかし、]
/*
今、灰を書くと、愚痴しか出ない気がする。(眠くていろいろ垂れ流すの危険
次回は12:30更新にしよう……!と決意したいけど、そうすると参加できない人もいそうだよね。
いっそ立会い不要の2時更新とか。
(それは連日強制的に2時まで続くので危険な予感)
[敵旗艦と砲火交わしながら片腕に投げる声一つ。
それは問いの形をとりながらも、疑うかの色が乗ることはない。
最大の砲火を至近に叩き込み、狭隘な水路に入り込む背を再び多々艦と試みる。だがこれも、横からの支援薄くば水路を抜かれて終わるだけの下策だろうが───…]
…、
[ふ、と。瞬時、男の口元が弧を描いた。]
― 南海域 ―
[タクマが巡洋艦2隻を引きつれ北上せんとするその後ろで、敵艦4隻に対し2隻と水雷艇を持って抑えにかかる。
囲まんと北東へと伸び上がる敵艦隊>>343。
先に旋回していたヴァイスメーヴェは、敵先頭艦の前を横切るように東へ。
右舷は装填が間に合っていないために砲撃は無く、更に左旋回して艦首を南に向けんとしていた]
振り落とされんなよ!
[舌先で唇をちろりと舐め、握る舵を右へと切る。
狙い定めた敵2番艦との衝突を避け、背を向ける形となる他敵艦へと向き直るためだったのだが]
主砲、用意。
[前方、東の海上に戦艦が二隻回頭する。
皇帝への進路塞がんとするそれらへ向け、砲が向けられた。]
撃て!!!
[塞がれる先をものともせず、艦は速度をあげていく。
轟音が再び海を揺るがした。]
/*
海戦は、地上戦より動きが激しいイメージだな…(方々を見つつ)
急募)マッピング機能。自給xxx円。
むさいおっさんや若い子と遊べる楽しい職場です!
ち…!
そう簡単には行かねぇか!
[包囲は免れたものの、放たれた鉛の雨>>343がヴァイのみへと降り注ぐ。
右舷に数発、これにより中央の副砲が2基沈黙した。
砲弾は甲板に立つマストにも迫り、上下への着弾でヴァイが左右に大きく揺れる。
ウェルシュに相談し装甲を厚くしていたのが幸いしたか、今すぐ沈むような大ダメージには至らなかった。
しかし体勢を立て直すためのロスが生じる]
[そんな中で、ヴァイは短い信号を出し、率いていた水雷艇を散開させる。
艦数が少ない分を、水雷艇で補わんとする動き。
ヴァイと敵艦隊の北側で南進の構えを見せていたヴァイスメーヴェが動き出すと同時、16の水雷艇が4隻ずつ、敵艦隊へ取り付かんと駆け始めた。
少し遅れてヴァイスメーヴェが一番北側にある敵艦への接近を試みる。
反航戦の軌道を取り、装填の終わった右舷から副砲の連射が放たれた。
だいぶ遅れてヴァイが艦首を敵艦隊へと向けんと旋回するが、敵艦がそれを許したかどうか]
[敵2番艦へと迫った2隻の水雷艇は蛇行を繰り返しながらも速度を上げる。
しかし敵艦副砲による砲撃で思うように近付けない。
付かず離れずを繰り返しながら、砲撃の合間を縫い接近を試みるも、1隻は避け損ねて船体に砲弾を食らった。
残る1隻は動き回るうちに敵2番艦の後方を捉えんとする軌道へと移り変わりゆく//]
― 現代 ―
食えんシロモノだ、そう残念がるな。
[別状のない声に安堵して、息をつく。]
ああ、確かに早いしコンパクトな戦艦だ。
実検しておく。
[ 後続の巡洋艦のうち、後方にいたシュタインアドラーは追いすがった水雷艇に、水雷を喰らって、片側のスクリューを持って行かれ、足を止められた。
そのままそこで、追ってくる水雷艇や水上機を狙い撃って、先に行く二艦の援護と徹することになる ]
『見えました!敵艦隊...皇帝旗艦視認!!』
主砲用意、目標、敵旗艦、斉射と同時に、取り舵!
撃てーっ!
[ 轟音が、響いた ]
なんか、ガードの固いお嬢さんを口説いてる気分になるな。
「はぁ?」
独り言。
[さらりと返し、水雷艇と接近中の巡洋艦2を見る。]
艦長、悪ィ、ちと踏ん張るぞ。
目標、敵巡洋艦。一体に絞れ。撃ちつつ動く。ヴァイとヴァイスメーヴェの邪魔はすんなよ。
[全弾の回避は無理だ。巡洋艦2艦からの攻撃。操舵により装甲の厚い部分へと着弾させてはいるが。
動き――敵巡洋艦を舷側に捉える。
ひとつ、確認。同じく北側に配置されていた味方巡洋艦の接近を見る。]
/*
皇帝陛下に見えたと言われ、提督に抜けるか、と言われればこれしか選択肢がなかったんだが...大丈夫だったのだろうか?(どきどき
[帝国の三番戦艦と四番戦艦から、ウルケル旗艦に向けて主砲が放たれる。
前部と後部、両方の主砲が使える位置取りは戦術の教科書どおり。
だが、その分、敵に晒す的も大きくなるのだった。
ヴァンダーファルケからの容赦のない砲撃が三番艦の中腹を射抜く。
火薬庫に引火したか、三番戦艦は折れ曲がるようにして爆沈した。
あっという間のできごとだった。
四番艦は回避せんと大きく舵を切るが、北岸近くの複雑な海流に苦闘し、遅れる。]
なぁ、近付くチャンス狙ってんだろ? なら近付いてやるよ。
[次、視線が捉えたのは、散開する水雷艇。]
目標、敵水雷艇。範囲に捉えろ。
砲撃は続行。目標は巡洋艦のまま。
[接近する味方巡洋艦を示し、言う。そこの砲撃と重ねて狙うと。
そのまま――加速。水雷艇へ距離を詰める。
まっすぐ。
突撃するように。]
艦長、任せた。
[砲撃を緩めぬまま、旋回。水雷艇に横を向けるように体勢を変え、副砲の連射。
速度を落とさぬまま通り過ぎ――体勢を立て直す。
その間、追いかけてきた、もう一体の自軍巡洋艦の砲撃は続いていただろう。
「水雷艇に突撃するな、阿呆」と言う声には、けけ、と笑って見せた。]
巡洋艦2対2なら、何とかなりますかねぇ。
[ナハティガルは加速の熱を抑えるように、低く唸る。]
[一方、南から旗艦を追い上げてきた片方は、巡洋艦と見まごうほどの小型の戦艦だった。
早い、だけでなく切れのあるいい動きをする。
逡巡のない的確な指揮ゆえだろう。]
それだけの速度を出すためにどこまで装甲を削った。
ウルケルの造船技術がどこまでのものか見ておこう。
──撃て!
[シュヴァルツアインの号砲が、戦艦シュヴァルベのそれと重なる。]
[先ほどとは逆に、倍する砲火がヴァンダーファルケに集中する>>362
徹底した旗艦狙いは、艦隊を分けても変わらぬままだ。
見事なまでの徹底振りに、ゲオルグは一度目を細めた。]
『砲撃、回避──…ッ』
[指示するまでもなく舵は切られる。
蛇行するように切られた舵に、艦が傾いた。
その僅か横を掠めて砲弾が飛び過ぎるが、]
……っ!
[があん!と、背後で轟音が響いた。
見れば従っていた巡洋艦のうち一隻が炎を上げている。
甲板に砲弾が命中したようだった。甲板上に慌しく走り回る人の影がある。目に見えて速度が遅くなる]
装填急げ。もう一隻、沈めるぞ!!!
[沈んだ敵戦艦は一隻のみ>>362
それを回避せんともう一隻が手間取るのに、速度を緩めぬままの三隻が迫る。沈められずとも止められたなら皇帝への道が再び開く。
戦艦二隻と巡洋艦の主砲が、四番艦へと据えられた。
轟音が、岸壁に響きあうようにして再び*轟く*]
― 南方 ―
[包囲しようとした相手の動きは、やはり機敏で自由自在だった。
一隻が帰還の鼻先をすり抜けて旋回し、もう一隻は砲撃を受けながらも振り切って、2番艦の目の前に鋭い軌跡を刻み付けていった。]
片方へと集中させましょうか。
二隻にうろうろされると厄介です。
[2番艦以下、3隻に南側の艦──ヴァイへの集中攻撃を命じ、旗艦は相手の連携を崩すべく北側の艦──ヴァイスメーヴェへと挑みかかった。]
[旗艦のみ戦列を離れ、近づいてきたヴァイスメーヴェとの接近戦を試みた。
すれ違うように進みながら相手の後ろを追うように舵を切っていく。相手が乗ってきたならば、2艦で巴を描くような軌道になるだろう。
『後部被弾、火災発生!』
『一番副砲被弾!』
飛んでくる砲弾に艦体が悲鳴を上げるが、構わず四つに組んでの格闘戦を誘う。]++
[残る三艦はもう一隻への包囲を狭めんと、北西から西向きへと弧を描きながら砲撃を続ける。
今はその先頭となった2番艦に、敵水雷艇が群がった。
16の水雷艇が散開したタイミングで、旗艦ザイヴァルは支援要請の信号弾を上げている。
応じて現れたのは、もともと第二艦隊所属であった8機の複葉機だった。
全機、爆弾無しのガトリングガンのみの装備である。
これらの複葉機が、水雷艇へ接近しては掃射を浴びせていく。
船を沈める威力は無いが、狙いは乗員だった。
身軽に翼を閃かせながら攻撃を繰り返す。]
[この複葉機の支援が2番艦に届かなかったのが第一の不幸だろう。
新たに現れた4隻の水雷艇への対応に手を取られるうちに、後方の水雷艇に接近する隙を与えてしまう。
背後より近づいた水雷艇は2番艦の船尾付近に攻撃を敢行する。
撃ち当てられた水雷が炸裂した───その場所が石炭庫であったのが不幸の第二。
爆発で起きた火災は、海水の流入よりも早く船尾を包み、やがてボイラーにまで延焼して轟と天高く爆炎を噴き上げた。]++
/*
うちの巡洋艦沈めようとしてたら、提督がじぶんのとこのを沈めてた件ww(まだ沈んでませんが)以心伝心すぎて笑うww
[この時上がった黒煙を隠れ蓑に、飛び出した船がある。
旗艦から3番艦まで、寄り添うように並走していた水雷艇である。>>269
2番艦が炎と煙を吐きながら沈んでいくのを背にして、もうもうと立ち込める煙の中を相手水雷艦の包囲を抜けて、一路ヴァイへと駆ける。
バディを沈められた怒りが、小さな船から立ち昇るようだった。]//
/*
キリングの相手方に、自分だけで〆られてしまうのは申し訳ないと言うかもったいないと言うか、
ヤ ラ セ ロ
…って感じ?
[きゅるるんな眼差し]
/*
なのでいろいろ努力してみました。
ところで、ヴァイスメーヴェの方は沈めてもいいのでしょうか?
(北に行くのに邪魔だなあ、の眼差し)
(ひどい人ですねあなた)
/*
でも頑張ったけどあれNPCだよね、いうたら。
(だって旗艦はヴァイスメーヴェの方が近かったんだもん。)
[獲物を追い詰める猟犬のごとく、ウルケルの戦艦二隻と巡洋艦が帝国の四番戦艦に砲撃を重ねる。
彼らとて、同胞艦をやられていた。
不規則な地形が艦底を擦る。
浅瀬にはまり、身動きのとれなくなった四番艦は固定砲台と腹をくくって応射を続けた。
帝国旗艦が波を蹴立てて進んだ航跡は、東へと続いている。*]
[ 男の思った通り、シュヴァイベの主砲が火を噴くと同時に、皇帝旗艦からも主砲が撃ち込まれる。>>365同時に切った取り舵のおかげで、艦橋直撃こそ免れたが ]
右船腹に着弾!
[ 大きな爆音と共に、戦艦はシェーカーを振るかのように激しく揺れた。男は、咄嗟に羅針盤の縁を掴んで身を支えつつ、休まず声をあげる ]
面舵いっぱい!動きを止めるな!五戦速を維持!
砲士長!被害状況は!?
『副砲台一基損傷。まだいけます』
砲術士は?
『二名死亡、一名重傷』
[ 男は唇を噛み、東へと進もうとする皇帝旗艦へと睨むような視線を向ける ]//
― 回想:9年前/帝都 ―
[服の前をそのままにペンを執ったルートヴィヒは、紙の上にインスピレーションを残す。]
ああ、 これだ。
[自分にも、ビジョンが見えた。
デッサンを半分に折り、ルートヴィヒに対しては振るわずにおいた刃でカットする。
片翼の半円がふたつ。太陽で月で未来を向く横顔で比翼。]
― 南海域 ―
[一度の反航戦の後、ヴァイスメーヴェは敵艦の合間を縫いヴァイと合流する心算だったのだが。
敵旗艦>>369単独の接近により敢え無く阻まれてしまう。
背後を追うように舵を切る相手に、ヴァイスメーヴェもまた同じように相手の後ろを追うように舵を切った。
大回りな旋回になるために多少のラグはあれど、くるりくるりと旋回する数を重ねる。
その度に砲弾は降り注ぎ、副砲並ぶ舷側や、応急処置の外装しか取り付けられていない艦首付近が被弾により損害を受けた。
元のダメージが残っているために、敵旗艦よりも艦の傷みは早い]
[ヴァイスメーヴェとの合流を阻まれたヴァイは、尚も包囲せんとする敵艦3隻に対し、反航戦の進路を取りながら急旋回。
砲弾が一時でも途切れるタイミングを狙い、東へと舵を切った。
主砲と左舷副砲から艦隊目掛け斉射した後、更に舵を切り南へと転進する。
左舷にはいくつもの砲弾の跡が残り、副砲がまた2基沈黙した。
その間に飛来する、8機の敵複葉機。
狙いは水雷艇らしく、ヴァイにまでは仕掛けてこないが、果敢にも敵艦へと向かった水雷艇の乗員が撃たれて幾人か海へと落ちた]
くっそ…!
[離れてしまっている上、ヴァイには対空装備が無い。
水雷艇の乗員達の手腕に任せるより無かった]
[南進から再び舵を切り、西側へと至らんとする敵艦隊に艦首を向ける。
視界の先で上がる、爆発音>>371。
黒煙と共に炎が見えて、味方水雷艇が功を上げたのが分かった]
乗り遅れんな!
[これに乗じて反撃に入ろうと、ヴァイが速度を上げ始める。
敵艦隊先頭で黒煙を上げる2番艦を右手に迂回しようと舵を切り、後方の2隻に砲弾を撃ち込まんとして]
[特攻にも近い動き。
迷い無いそれは、ヴァイの右舷中央へと到達する]
────っぁ!!
[艦を震わせる破裂音。
轟音と共にヴァイの艦体に大穴が開いた]
[衝撃で落ちる船足。
そこを狙い済ましたかのような砲弾の雨が降り注ぐ。
甲板や艦首を叩き付ける中]
しまっ…────!
[そのうちの一つが、操舵室の下部を掠めながら艦を貫いた。
ガラスが飛び散り、足場が抜け。
ヴィクトリアの身体は瓦礫と共に船底へと落ちて行く。
どこかで、ボン!と何かが破裂する音を聞いた。
艦の後部から轟と火の手が上がっている。
消火急げ!と慌しくなるヴァイはやがて、失速しながら海洋上に停止した^]
―水路西方/水雷母艦アストラ―
[艦橋から見ゆる、第一艦隊の方角からは黒煙が上がる>>340。
砲弾の音は先程よりも大分近い。
第一艦隊の隊列が前後に分かれ、片方がウルケル艦隊を抑えるべく北を向いた。
今はまだ、第三艦隊の位置から直接支援するには距離がある。
けれど前が進んだ分、通る視界は増えた。
艦隊を前に出せるスペースも。
此方を警戒する風の敵巡洋艦>>353が、
そしてその向こうには威風放つ戦艦が……確かに、見える。]
[敵艦隊は、第一艦隊の戦艦との交戦に意識を向けたようだった。少なくとも、西方に迫り来る気配はない。]
なに、別に構わん。
おれたちが前進するだけだ。
全艦、第二戦速前進。
[襲い掛かる、という速度ではなく。
だが着実に駒を進めてゆくような水雷母艦らの動き。
それは皇帝の信>>351にも通ずるもので――…
ゲオルグ率いる巡洋艦との距離が縮まる。]
アストラ、砲撃準備。
狙いを定めろ。
射程に入ってこないようなら、無駄撃ちはいい。
[じわり。背後から圧力を掛ける。今はそれだけでもいい*]
―水路南方/巡洋艦&水雷艇―
[それは――猛獣が獲物を定める仕草に似た動き。
仕留めんとするひとつに、ひたと意識を据えて。
静かに…牙が研がれてゆく。
護衛巡洋艦の片方に、砲撃が集まる>>361>>363。
その分だけ避け切れぬ被弾が増えた。
蒸気機関室が唸りをあげて、なんとか回避せんと奮闘するが…限度というものがある。
鉄の装甲が貫かれて弾け飛んだ。
艦首の傍にいた兵が、直撃を受け、船の一部ごと海の藻屑に消える。
避けつつ副砲で返礼をしようとするものの、2隻に狙われていては難しく。
狙いの甘い砲弾は敵艦の傍で水柱を作るに留まる。]
『僚艦をやらせるな! 砲撃用意。』
[主導で砲撃をしている敵巡洋艦目掛けて――
狙いから免れた方の護衛巡洋艦が、速度を上げて近づき、相手艦の側面狙って砲撃の嵐を浴びせかける。]
[一方。水雷艇にも、迫り来る巡洋艦>>363があった。]
『…ッ、向かってくるか。 それなら――!』
[突撃は本来、水雷艇の十八番の動き。
故に判断は早かった。
寧ろ、狙われた水雷艇も、これをチャンスとばかりに速度を上げる。
突撃に似た速度同士の交差は、
あたかも抜き身の刀を鍔迫り合うかのごとく。
…だが口惜しむべきは、片方が日本刀であるのに対し、
もう片方は小太刀であるということだった。
リーチの差――すなわち、砲弾の飛距離。]
[副砲を間近で浴び、水雷艇の舳先で爆音と炎が上がった。
あと一歩距離が足りなかった水雷が、
その砲撃に誘発して、水面下で大きな爆発を引き起こす。
周囲の海がぐらぐらと揺れた。
その中を、突撃姿勢のナハティガルが進み行き、――――離れる。
大破し、水雷を失った水雷艇1隻が沈んでゆく。
不敵を浮かべたナハティガルに対し、残る水雷艇は、
じり。と、未だ突撃のチャンスを狙って*いる*]
― 南海域 ―
[ヴァイへと突進した水雷艇は、速度を上げすぎたあまりに回避行動を取るのが遅れた。
自らが起こした爆発に、斜め前から頭を突っ込む形になってもろともに吹き飛ばされ、船首をほぼ失って停止する。
残る3番艦、4番艦の巡洋艦は、推力を失った艦をそれ以上攻撃するのを止め、水雷艇を振り払いながら旗艦の援護へと向かった。
今は一刻も早く北の戦場に向かうべき時である。
残る1艦を停止させるか振り切れるようになれば、すぐにでも北へと舵を切るだろう]**
……あ……マズ……
[崩れた瓦礫の上に強かに身体を打った。
投げ出された腕の横に、舵が割れて転がっている]
…動かねぇ、な…
[身体と、艦と。
その両方を示す言葉。
顔にはガラスによる擦過傷が散り、どうも足は折れているよう。
うつ伏せで落ちた時に腹部も打撲を受けたらしい。
下手をすると内臓に影響が出ているかもしれない。
そして脇腹がいやに、熱い]
[船底にはじわりとした熱と、冷やりとした海水が迫りつつある]
はは……沈むのが早いか、焼けるのが早いか、か。
[どっちもイヤだな、なんて笑ってしまうのは、死を身近に感じ始めたが故]
[「いきて」。
幼馴染の声が甦る]
……あぁくそ……
[「いきて」。
幼馴染の最期の願い]
…寝てる場合じゃ、無いってのに…
[どうにか動いた右手が拳を握り込んだ]
………?
[遠くで誰かが名を呼ぶ声がする。
首を巡らそうとするが、やはり動かず。
声を返すにも掠れて、何も反応を返すことが出来なかった]
[やがて、複数の声と共に後方──艦の天井、大穴が空いている箇所からいくつかの気配が降り立つ。
呼ばれる名。
声には聞き覚えがあった]
…は……なにしに、きてんだ、おまえら…
さっ…さと、だっしゅつ しろよ
[そこに居たのは、決戦前に話をしたと年若い乗員達。
助けに来た、と口々に言う彼らにヴィクトリアは苦笑を零した]
…ば っか、んなこと、してた ら、にげおくれる ぞ
[火の手が回るのが早いか、水没するのが早いかと言う状況。
それでも彼らはヴィクトリアを背負ってでも船底から脱出しようとする]
……ばかだねぇ……
[そう呟いてヴィクトリアは意識を失った。
今のところまだ息はあるようだが、乗員達はヴィクトリアの身体を起こして驚いた。
左脇腹から大量に出血していたのである。
慌てて圧迫止血をして、一人の背中にヴィクトリアを括りつけた時]
― 巡洋艦ヴァイスメーヴェ ―
『艦長!ヴァイが!!』
[ 傷んだ艦首を庇うように細かな回頭を繰り返しながら、帝国巡洋艦からの砲撃と喰い着いてくるかのような水雷艇を躱し続けてきたヴァイスメーヴェの艦橋に、悲鳴のような声が響く ]
「......ここまでか」
[ ヴァイスメーヴェ艦長は、タクマ・ナギからひとつの命令を受けている。それは、彼がかつてタクマの副長として傍らにあった時から、変わらぬ命で ]
「敵巡洋艦の動きは?」
『針路北寄りに移動しつつあります。振り切って皇帝旗艦の援護に向かうつもりかと』
「よし、減速のうえ、取り舵、敵巡洋艦には威嚇砲撃を続けながら距離を取れ...ヴァイの乗員救難に向かう」
[ タクマの乗った戦艦シュヴァルベが皇帝旗艦まで届いたことを、ヴァイスメーヴェ艦長は確信している。ならば、ヴァイとヴァイスメーヴェの役割は八割型終わりだ。敵を殲滅する事が目的の戦ではない以上... ]
『生きられる限りは生きろ、無駄死にはするな』
[ ただひとつ置いていかれた命令を守り、白いカモメは、救うべき僚友の方へと舵を切った** ]
― 南海域 ―
[ヴァイがその快足を止めたころ、二つの艦が形作る巴は示し合わせたようにゆるくほどかれる。
一方は北へ、一方は南へ。
砲撃の間隔も間遠になり、距離も次第に開いて
やがては完全に離れていった。
満身創痍のザイヴァルの艦橋で、扶翼官は遠くなる二つの艦を見つめる。]
……見事なものですね。
[忌々しい、と感心する、の中間ほどの口調で呟く。
完全にしてやられたと思う。
相手は足止めの役割を見事に果たし、
こちらは巡洋艦1隻と、貴重な時間を失った。
引き際も良く心得ているのが、また心憎い。]
[艦列を整えながら、第二艦隊は北へと速度を上げる。
その途上、一度だけザイヴァルの主砲が響いた。
それは、沈んだ者への弔歌であり、
優れた敵手への賞賛であり、
命を救う作業に向かう艦へのエールでもあった。]**
/*
どうにか起きて来た(今日もりんごもぎ)ら、いきろと呟かれていた。
ああ、うん。
エピのシロウのお仕事になっておくよ(
/*
更に綴るのは無理だな…(時計を見た
うん、大人しく怪我人になっておこう。
ご飯食べないとりんごもぎ持たない(切実
ここで皆にありがとう、と呟いておく。
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