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閃影の騎竜師 レトは風の紡ぎ に投票を委任しています。
鋼鍛侯嫡子 ファミルは風の紡ぎ に投票を委任しています。
白の剣士 ジークムントは風の紡ぎ に投票を委任しています。
精霊師 リーゼロッテは風の紡ぎ に投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
風刃の騎竜師 コンラートは風の紡ぎ に投票を委任しています。
玄海の精霊師 シュテルンは風の紡ぎ に投票を委任しています。
暁紅の騎竜師 ラートリーは風の紡ぎ に投票を委任しています。
異国の兵 ロー・シェンは風の紡ぎ に投票を委任しています。
細氷の騎竜師 キアラは風の紡ぎ に投票を委任しています。
風の紡ぎ は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
閃影の騎竜師 レト は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
鋼鍛侯嫡子 ファミル は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
白の剣士 ジークムント は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
精霊師 リーゼロッテ は 異国の兵 ロー・シェン に投票した(ランダム投票)
風刃の騎竜師 コンラート は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
玄海の精霊師 シュテルン は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
暁紅の騎竜師 ラートリー は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
異国の兵 ロー・シェン は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
竜人の末裔 アリーセ は 細氷の騎竜師 キアラ に投票した
細氷の騎竜師 キアラ は 精霊師 リーゼロッテ に投票した
精霊師 リーゼロッテ に 9人が投票した
異国の兵 ロー・シェン に 1人が投票した
細氷の騎竜師 キアラ に 1人が投票した
精霊師 リーゼロッテ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、細氷の騎竜師 キアラ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、風の紡ぎ 、閃影の騎竜師 レト、鋼鍛侯嫡子 ファミル、白の剣士 ジークムント、風刃の騎竜師 コンラート、玄海の精霊師 シュテルン、暁紅の騎竜師 ラートリー、異国の兵 ロー・シェン、竜人の末裔 アリーセの9名。
― ? ? ? ―
[砦へと帰還は果たしたものの、長時間の活動はまだ無理な状態で。
雑用を手伝う事はあったものの、多くの時間は自室で微睡みながら過ごしていた。
そして意識は、何処とも知れぬ空間を漂う――**]
― 上空 ―
[自身が通信具に手を伸ばすその横。
>>4:269又従妹もまた、通信具に手を伸ばしていた。]
…………。
[……拠点へ戻ればどの道取り上げる事になる。
特に奪う事も無く、空に居る間は好きにさせていた*]
― 霧がまだ晴れぬ中・地上 ―
[やがて落下地点に辿り着けば、
傷ついたトルメンタと倒れているキアラの姿だけがあった。
つまり白い竜はすでに飛び去った後で]
……、?
なんで捕まえないでそのまま飛んでったんだ?
[最もポジティブに考えるなら、
“キアラを捕まえるどころではない痛手を負った”――だろうか。
しばらく立ち止まって首をひねっていたが]
――っ、大丈夫か!?
[無事を確認しようと、慌てて駆け寄った**]
今の聞いたか?
[駆け寄る中聞こえたキアラ>>4:=52の声に続くように早口で告げる]
ちょうど、キアラと風刃の騎竜師が戦ってた辺りに到着した。
向こうはもういなくて、キアラが動けなくなってる、けど……生きてる。
[言葉の最後には安堵が滲んでいた**]
― 氷竜軍・拠点 ―
[ キアラがコンラートとの交戦で傷ついたことと、リーゼロッテの行方が判らなくなっていることを聞かされたのは、陣に着いた後の事だった ]
そうか、キアラとトルメンタは命に別状ないんだな?
リーゼロッテは…一体…
[ 一度だけ通信はあったという。ならば、リーゼロッテも生きてはいるはずだと思えるのだが ]
で?レトは探しに行ってるに決まってるよなあ…
[ あのレトが、よりにもよってリーゼロッテが行方知れずになったというのに、大人しくしている筈が無い、むしろ今まで、ただ探していただけだとすれば、我慢が効いていた方だ。
恐らく、捕虜交換が終わるまでは、と、踏みとどまっていたのだろうが ]
暁紅の騎竜師 ラートリーが「時間を進める」を選択しました
― 氷竜軍・拠点 ―
[ 多分、恐らく、きっと… ]
そろそろキレるな。
[ ぼそりと呟いて、再び愛馬の元へ足を運んだ ]
俺も、探しに行ってくる、無理はしねえから、心配すんな。
[ ツヴァイヘンダーは置いたまま、腰にはブロードソードだけを提げて、彼は白馬の腹を蹴った** ]
白の剣士 ジークムントが「時間を進める」を選択しました
白の剣士 ジークムントは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
/*
あー……昨日のうちにはっきりさせておくべきだったな。
失敗した。
[ラートリーにバトルタイミングいつなのか聞こうとして、まぁいっか、になってた奴]
/*
昨夜本当限界きてメモはったところで落ちちゃったけど
あれからすぐに更新きてたのね…
がんばっておきていればよかった。orz
そして時間軸的にみんなに悩ませてしまってて申し訳ないな…うん、ごめん。
通信おくらない方がよかったな…
/*
と、申し訳なく思いつつ。
こう、レトがキレるのが当然という認識がされてるのは、結構、クルという、か。
ごろりと、する。
反応したら最後もう坂道転がる勢いで照れてしまうので、出せなかったが!が!
くろねこさんと絡みが濃い時は毎回素で転がされてるなぁとしみじみ、思うんだ…
/*
とか気がついたらそろそろお昼だったので落ちる前、に。
この後夜まで表に出る時間が取れそにないので先にメモだけ。
マリィにぎゅっぎゅしてもらってるの見て、独り言だけで終わるとかできないよね…!(ぉ
鋼鍛侯嫡子 ファミルは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
―コンラート交戦後・拠点傍―
[きっと誰よりも先に、帰ってきた二人を出迎えると]
お帰り、コンラート、ネージュ。随分とやられてきたようだね。
ケリはつけられたのかい?
[何にたいして、とは言わない。ただ、なにかはあったよえな気がしたからそう言った。
その傷を労り、撫でようと手を伸ばす]
[コンラートの事情を知るわけではないが、何かがあったのだろうことは、その様子かネージュの様子等から察することはできただろう。
それでも、その事についてこちらから触れることはせず、必要があれば向こうから話すだろうと、ある種の信を寄せている。
少なくとも自分とはそれくらいの仲であると、そのつもりで]
三人の今だからはなしておこうか。
[拠点に戻るまでの会話は、コンラートからの話がなければ、約束していた話についてが主になるだろうか*]
竜人の末裔 アリーセが「時間を進める」を選択しました
― 捕虜交換前:戦場上空 ―
んー……この辺りは静か、っと。
[ようやく覗いた蒼天に、褐色の翼が舞う。
空からの哨戒は、ほぼ日課状態。
それでも、陣から離れすぎぬ程度の距離を維持するのは忘れない]
に、しても。
なんっか、落ちつかねぇなぁ……。
[零れ落ちるのは、こんな呟き。
太刀振るい、気を鎮めてから飛んだのに、妙にざわめく。
けれど、それが何を意味するのかわからなくて、落ち着かない]
んー……。
[ふる、と首を軽く横に振る。
──褐色が何かに気づいてきゅぃぃ、と声を上げたのは、その直後]
……どした、ルアル!?
[突然の声に表情を引き締め問いかける。
返る鳴き声にあるのは、警戒。緋の気配を感じる、と。
伝わる意思に淡い紅が険しさを帯びる]
方向、わかるか。
……行くぜ。
[短い言葉に、影竜はきゅぃ、と鳴く。戸惑い帯びた声──その戸惑いの元は、自分自身とわかる、けれど]
いかねーわけにゃ、いかねぇだろ。
[促しに、影竜はきゅぅぃぃ、と鳴いて。
しばし間を置いてから、感じた気配の方へと翼を向ける。
方向違えてから、少しして──届いたのは、短い言葉。>>4:269 >>4:274
淡い紅がきょとり、と瞬いた後──躊躇う事無く、通信回線が開かれた]
……リロっ!
どーした、なんかあったのか!?
[早口で投げるのは、問い。
回線をどこまで開いたのか、確かめる余裕は声の力なさに飛んでいた]
っていうか、お前、どこにいるんだよ!
すぐに行くから、場所教えろ!
……返事、しろってば!
[矢継ぎ早に問うけれど、返る声はなく。
それが、焦りをかき立てる]
なんなんだよ、もうっ!
ごめん、とそれだけじゃ、何がなんだかわっかんねぇだろ!
ちゃんと返事して説明しろ、このバカ!
[勢い任せに言い放つ。
何もなければ、きっと、言い返してくるはずだから、と。
──言い返してくれるはずだから、と。
そんな想いを込めていたのに。
返るのは、ただ、沈黙で]
……なん、で。
[通信具に向け、一しきり騒ぎ立てて。
けれど、望むものは返らずに]
なんで、答え、ねぇんだよ……?
[嫌な予感がする。
先に褐色が感じた緋の気配が、それを助長する。
それでも、と、嫌な予感は押さえつけて空を翔け。
──結局、見つかったのは、乗り手を見失った馬一頭だけ。
それの結果に着実に積みあがる嫌な予感は、一先ず陣に戻り。
リーゼロッテが戻っていない事を再確認した瞬間、嫌な確信へと変化した]
[哨戒中に感じた緋色の──暁紅の気配と、取り残された馬と、帰らないリーゼロッテ。
二人は又従姉妹と──知己であると聞いていた。
なら、戦場でぶつかりあい、連れ去られた可能性が高いんじゃ、と。
状況報告と共に予測を伝え、取り返しに行く、と言ったものの、諸々状況鑑みたなら許可が下りるはずもなく。
戦力的な均衡という、現実的なものを見据えたなら飛び出す事もまず無理で。
一先ず、捕虜交換が行われるまでは大人しくしろ、と各方面から釘を刺されて、それまでは歯がゆいものを感じながらもじっとしていた──のだが]
― 捕虜交換後:氷竜軍・拠点 ―
……これ以上じっとしてられっか
[ジークムントの読み>>2 >>3は正しかった。
これ以上はない、というくらいに、的確に。
キアラの戦線離脱の事もあり、捕虜交換まではと自重していたものの。
それが終わっても、消息掴めぬ状況に、完全にキレた]
他のどこにもいねぇ以上、リロが
しかも、返す気ねぇ、ときたもんだ。
だったら、直接乗り込んで取り戻すのが一番手っ取り早ぇ!
[感情赴くままにこう言い放ち、褐色に飛び乗る。
影竜は意に応じて舞い上がるものの、紫紺の瞳にあるのは、何かを案ずるような色。
けれど、余裕をなくした少年は、それに気づく事もなく]
[通信の呼びかけにも苛立ち交えた言葉のみを返した少年は、先へと空を翔けようとするものの]
……っ!?
ちょ、ルアル!
行く方向、ちがっ……。
[褐色は、それを是とはできぬのか。
白の剣士の姿が視界に入ったなら、少年の意に反し、そちらへ向けて舞い降りてゆく。**]
閃影の騎竜師 レトが「時間を進める」を選択しました
― 霧晴れぬ中 ―
[シュテルンを捜索へと送り出してしばらくして。
通信にキアラからと、それを受けて紡がれたシュテルンの声が届いた]
…………
[休戦の最中の避けられなかった戦いに静かに瞳を伏せる。
大きく息を吐いた後、私は通信機に声を伝えた]
…あぁ、聞こえた。
シュテルン、キアラを連れて来れるか?
手が必要なら兵を派遣する。
相手がもう居ないならそれ以上の追撃は無かろうが…。
気を付けて戻って来い。
[シュテルン>>=0に対しそこまで言って。
最後の声にはこちらも安堵を宿して声を伝えた]
……そうだな。
それだけでも、御の字だ。
[キアラが無事──とは言い難いが、生きていて捕虜になることも無かったことに、安堵が表情に宿った。
とは言え、貴重な戦力が削られたのも事実。
キアラはひとまず軍営内で安静を言い渡すことにして。
私は目下問題となっている捕虜交換についてに従事することにした*]
風刃の騎竜師 コンラートは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
―― 戦闘後・拠点 ――
[拠点へと向かう途中、自らの傷を見分していた。
左腕に受けた氷竜の尻尾による打撃で腕を動かすだけで痛む。
袖を捲くって見れば青黒く変色していて、内出血と骨にも異常があるのは見て取れた。]
…いって…、折れてはねぇよな…?
[一応は動くし多分折れてはない、おそらくはヒビが入っているのだろう。
痛みに顔を顰めると今度は別の傷が痛んだ。
氷竜のブレスによって受けた裂傷は頬や首筋、手や腕の一部に存在している。
こちらも風で応戦し、ある程度は散らしたとはいえ、流石に竜の攻撃ともなれば防ぎきる事は出来なかった。
一番大きな傷だろう頬の裂傷あたりを指で撫でれば、未だ乾いていない血がぬるりと指先を汚す。]
[報告もしなくてはならないが、それより前に傷を水で洗った方がいいかと水場の近くへと降り立ち。
ふと気配に気づいてそちらへと視線を向ける。]
…アリーセ。
はは…酷いだろ、流石に騎竜師は強ぇなぁ。
ケリはどうだろうな、結局逃がしちまったから。
どうせまた会うんだろうし……て、汚れるぞ。
[アリーセが撫でようと伸ばした手を一瞬止めようと腕が動くが、結局は好きにさせ。
嬉しそうに目を細めてその様子を見つめた。]
……俺さ、ずっと家族なんて義父さんしかいなくてさ。
だから幼馴染の女の子をずっと妹みたいに思っててな。
もう何年も会ってなかったのに、やっぱ会うと懐かしくてさ…でも、この手で…いや、まだ生きてっけど。
ダメだなぁ、俺。
アイツの母ちゃんとかすっげ優しくて憧れてたのに、なんか全部壊れちまったのにさ。
…でも皆いるから弱音吐いてらんねぇって思ったんだけど。
[苦笑を浮かべながらぽつぽつと話す。
傷を撫でる手が暖かくて優しかったから、泣きそうな気分になりながら。
それでも涙が流れる事はなかったが。]
[撫でていたアリーセの手をそっと止めて、自らの手で包み込むように握り。]
アリーセだけはさ、なんかアリーセの為に頑張らないととかそんなんじゃなくて。
ただ会いたいなって、だから俺死ねないなって。
好きな子の前でくらい格好つけりゃいいのにな、何言ってんだろ。
[笑いながら言うと握っていた手を離す。
温もりが離れる事に寂しさを覚えるが、今は近くにいるのだからそれでいい。
あの戦いではっきりと自覚した。
自分はアリーセの事が好きだし、離したくないと思っている。
それを押し付ける気はないし、何も変わらなくてもいい。
今までと同じように一緒にいられるのならそれでいいと思っているから*]
風刃の騎竜師 コンラートが「時間を進める」を選択しました
― 捕虜交換後/軍営 ―
[捕虜交換も終わり、彼らを連れて軍営まで戻って来てからのこと。
私は悪い報せを二つ、ジーク殿>>2に伝えた]
あぁ、命に別状は無い。
しばらく安静にしていれば直に回復するだろう。
[確認する声に頷いて返して、見舞えるよう天幕の場所も伝えておく]
リーゼロッテについては、分からない…。
馬だけ残っていたと言うのは、不自然極まりないのだがな。
…あぁ、リーゼロッテが行方不明になってからずっとな。
[捕虜の中にリーゼロッテの姿は無かった。
事を荒立てぬよう、
急な捕獲にかこつけてしらばっくれている可能性はあったが、あの場は不可侵を定めた場所。
諍い無用故に大事には出来ず、自分の内だけに秘めて戻ってきたのだった]
……そう、だな。
そろそろ限界だろう。
[呟かれるジーク殿の言葉に小さく息を吐きながら同意をして]
すまないがよろしく頼む。
[探しに行くと言う彼に首肯を向けた。
ジーク殿に任せた方が良いと言う判断からである]
[リーゼロッテの行方が掴めなくなった時のレトの焦りは、その時の通信機から伝わってきた。
彼がいくらリーゼロッテに向けて声を投げても、それに返る声は無くて。
陣へと戻って来た彼の姿は、声をかけるのも躊躇う程だった]
[ジーク殿が探しに出た後、兵からレトが荒れている旨>>11を報告された]
案の定か…。
良い、この件はジーク殿に一任した。
お前達は今後に備えておけ。
[指示を出すと兵は下がり、それを他の兵に伝えに行く]
……………
[海精軍の真意がどこにあるかは知れない。
特にリーゼロッテは訳ありと言っていい境遇にあったのだから、今回の出来事も起きるべくして起きたのかもしれない]
……だが。
[切り捨てはしないと、私は彼女に約した。
だから、レトが何かを掴み彼女を取り戻しに行くと言うのであれば。
引き止めず背中を押すつもりでいる。
ただし今は。
休戦の終了も宣していないため
風の紡ぎ は、風の紡ぎ を投票先に選びました。
/*
[めも最後のあれなんですか]
→息抜きです
[つか、いつ喋るんですか]
→……たいみんぐが取れないの
[なんで画像がこれなんですか]
→なんとなく
― 捕虜交換後 ―
[ 疾走する白馬の上、術具を通して返されたレトの言葉に、彼は呆れた吐息を漏らす ]
「今から」取り込み中ってなんだよ?意味不明じゃねえか。
[ 敢えて、それ以上レトには声をかけず、そのまま馬を走らせる。
追いつけるかどうかの心配はあまりしていなかった。本来なら空行く竜の方が、馬よりはよほど速いはずではあったが、ヒルデが、確実に影竜の気配を追っていると判ったから ]
ルアル…!
[ 空に褐色の翼を見つけ、呼びかけるのは騎竜師ではなく、その半身の名。声が聞こえる距離ではなかったはずだが、こちらの姿を見つけたのだろう、反転して降下してくる様子に、彼は目を細めた >>12]
[ 馬を止めて待つ彼の目の前に、困ったような瞳で小さく、きゅう、と鳴き声をあげるルアルと、憮然とした表情のレトが降り立つ ]
ルアル、お前は賢いなあ。相方とはえらい違いだ。
[ 笑顔で竜を褒めると、彼はその顔のまま、らしくもなく顔を強ばらせ、視線を寄越そうともしない騎竜師を見やった ]
どこに「取り込み」に行く気だった…なんてのは野暮だな。この際、まだるっこしいことは言わねえ。
帰るぞ。
[ レトの反論を、彼は当然に受け流し ]
ルアルと同調も出来ねえくらいの癖に何言ってやがる。今のお前が暁紅からリーゼロッテを取り戻せると本気で思ってるのか?
一人で海精軍の陣に突っ込んで、リーゼロッテも取り戻せず、おっ死んでみろ、お前だけじゃねえ、下手すりゃ氷竜軍もコリルスも道連れだ。
[ そんな事は言わなくても判っているはずだ、と知っていながら敢えて口にする]
閃影の騎竜師レナートゥス・アイヒェ。
[ ことさらに静かに、低い声音で彼は呼び、腰のブロードソードを抜き放つと、その切っ先を真っ直ぐに、友たる騎竜師に向けた ]
お前は守護者だろう?リーゼロッテとお前自身の帰るべき場所を無くすつもりか?
[ けれど、次の瞬間、彼の瞳は厳しさを消し ]
それでも行くってんなら…もう止めねえ。
[ ただ、困ったようにそう言って ]
だが、それなら俺も一緒に連れていけ。
骨は拾ってやるからよ。
[ 軽い口調で告げられたそれが、本気の言葉だと、レトには判っただろう* ]
― 霧がまだ晴れぬ中 ―
[通信具でファミルと会話しつつ、
少年と妖精の視線はトルメンタに向けられる。
飛べる力は、キアラを運べる意思はあるのか見極めるように。
結局よくはわからなかったので、
やはり人手が要るだろうと判断し、通信具に言葉を返す]
……頼んだ。
トルメンタも相当傷ついてるから、
竜を運べるものがあればそれも一緒に。
[キアラを運ぶため、兵をよこしてほしい旨を告げた後、>>=5
安堵を宿した声が返ってきて、思わず眉が下がる]
あっちの騎竜師……白い竜乗ってる方。
偵察で会った時やる気だったからさ、
まさか、ってやな予感もしてたんだけど、
良かった――生きてて。
[少年が呼んだ増援は役に立ったか否か。
ともかく、安堵を浮かべてしゃがみこみつつ、思うのは。
キアラと相対していた騎竜師は、彼女にとどめをさせなかったのか、
――それとも、ささなかったのか。
不謹慎ではあるが気になるのだからしかたない。
もし“ささなかった”としたら]
さてはいいやつか!?
でもあっちに直接訊かないとわかんないよなあ。
[他にもわからないことはある。
とどめをささなかったとしたらその理由とか、
鎖で下げられたコインがいつのまにか2枚になってることとか。
おそろいなのか気になったが、
コインを勝手に触ろうとした時の様子を思い返せば、>>4:260
手を伸ばすことはためらわれた。
わからないことだらけの少年にわかることといったら、
キアラが氷竜軍の一員として、
海精軍の騎竜師とちゃんと、やりあったということくらいだから]
……よく、頑張った。
[店番を頑張っていた時そうしたように、キアラにねぎらいの言葉をかけるのだった*]
玄海の精霊師 シュテルンは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
玄海の精霊師 シュテルンが「時間を進める」を選択しました
トルメンタもか……了解した。
馬に荷台をつけたものを向かわせる。
それにキアラも共に乗せてくると良いだろう。
[シュテルン>>=6に返しつつ、兵にその準備をさせた。
場所の確認をして兵と馬をシュテルン達の居るところへと向かわせる]
……既知の者を手にかけるのは躊躇ったのだろう。
あちらとて、人の子だ。
[キアラと風刃は知り合いであることを口にし、小さく、短く息を吐いた。
キアラが記憶喪失であることは知る由も無かったが]
兵を向かわせたが、しばらく時間が掛かるだろう。
簡易的で良い、治療もしてやってくれ。
[そうシュテルンに頼んでおいた*]
― ? ? ? ―
[ラートリーと
リーゼロッテが海精軍に連れ帰られた事も、何処からか知らされるだろうか。
難しい立場に置かれた彼女には、おいそれとは接触出来ぬ雰囲気もある。
それでも、胸中に浮かぶのは、かつての友人としての素直な思い]
会いたい、な。
[彼女に対し何が出来るかなんてわからなかったけれど、それでも願わずにはいられなかった]
鋼鍛侯嫡子 ファミルが「時間を進める」を選択しました
異国の兵 ロー・シェンは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
― 霧が晴れぬ中の頃:通信 ―
[いまだ待機状態でいたところに先に受けたコンラートの報告の追加>>4:~2とラートリー>>4:~3>>4:~4が入る。]
まずは無事で何より。
コンラートが戦ったってのは、前いっていたキアラっていう騎竜師のことか?
[もう一人、騎竜師はあちらにもいるが通信機越しでもわかる重苦しい雰囲気からそちらかと思って確認するように聞く]
[それに対してまともな返事がコンラートよりかえったかはわからないが]
次が無ければな。…条件次第だができるだろう。
[ラートリー>>~3の言葉の重さとは違いあっさりという。]
コンラートのいうどうにかしたという度合にもよるが、その二度目を味わいたくないやつがしばらく動けない状態だっていうならば、その間にこの区域での争いに決着を着けることだ。
終わっちまえばそこまでだしな。単純だろ。
[すなわち敵指揮官≪ファミル≫の撃破を口にした]
― 捕虜交換後 ―
[褐色が意に添わなかった事が、過去になかったわけではない。
むしろ、少年の無謀を諌めるためにあえて逆らった事は幾度もあった]
…………。
[今、ここで半身が意を違える意味。
わからなくはない、けれど、認めたくはなくて。
影竜を褒める笑顔から淡い紅を逸らして、無言のままでいたのだが]
……わかってる、よ。
俺だって、わかっちゃいるんだよ。
けど。
だけど。
悔しくて、自分が情けなくて。
……じっとしてらんねぇんだよ!
[間を置いて、零れ落ちたのはずっと抱えていたもの]
護るって、決めてたのに。
一番、大事、なのに。
肝心な時に、手が届かなくて、何にもできなくて、だからっ……!
[後は言葉に出来なくて、きつく唇を噛み締める。
影竜がまた、きゅぅぃぃ、と案ずる声で鳴いた。*]
暁紅の騎竜師 ラートリーは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
/*
まったくまったく……w
毎度の事ながら、てめぇこんにゃろう、であるwww
避けられない角度で的確にぶん抜いてきやがってwwwwww
― 拠点 ―
[拠点へ降り立つ頃には、既に日が暮れていた。
連れ帰った又従妹の姿に、居合わせた兵が数名駆け寄りざわめき始めるが。]
……待て。この娘、私の親族だ。
[別部隊の隊長が、その言葉に眉根を寄せ。庇い建てするつもりか、と、武器を構える……が。]
……だから、待て。私の親族だと言っただろう?
この子は、リッター家本家の娘だ。私の又従妹に当たる。
[その言葉に顔面は蒼白になる。
……ああ。そもそもそう言えばこの部隊長に、出自の話をした事が無かったかもしれない。]
ああ、そういう事だ。
リッター家は海精側、勝手に殺すのも拙い。
が……その。……家の、事情でな。恐らく本家は、この子の引き取りや交換交渉の為の本人確認には、応じない。
とは言え。そのまま氷竜側に居られて、リッター家の旗を掲げられても、拙いだろう? ……故に、捕縛した。
……まあ、海精軍にしても、リッター家が何をどう言おうが殺すわけにもいかず困り果てる事になるだろうが。
[竜の上で考えた言い訳を列挙して。
「そんな事する物か」と言いたげな又従妹に一瞥だけ向け、そのまま、兵舎として使われている陣幕の方へ彼女を連れ歩いた。]
捕虜返還を掲げ動くこの時期だ。
協定違反にはなるが……
[……と言っても。敵将を見かけたら見逃す事はできないのは、お互い様だろう。そこは、肩を竦めるに留めて。]
……今からでは書面も間に合うまい。
私の隊に、この子の事情を把握してそうな者が居る。丁度、今度の捕虜返還で戻る予定の者だ。
恐らく、交戦により多少なりとも負傷しているだろう。戻った後、暫く前線からは下げるつもりでいた。
その者が戻り次第、見張りに付けよう。それまでは……別の者を監視に宛てる。
[目指すは、一足早く此方に着いていたウェルシュの元。]
処遇に付いては。
……司令官との相談になりそうだな。
[この間捕えた白の戦士も、あの後身分云々で扱いに随分揉めたらしい。
「内密に、かつ迅速に」と前置いた早馬を飛ばしたが、捕虜交渉の折にも指針は纏まるまい。
尤も。
戦場の一角、馬が駆けてきた場所のほど近くに、竜のブレスの余波で焼け焦げた草の残る地面を見れば。何が起きたかは、心当りがある者には見当も付いたのだろうが*]
/*
竜のブレス攻撃で俺のも大概だとは思うが、炎ってえげつないよな。
火傷なんかは傷跡も醜いし、髪の毛とか焼けてしまって肌が(ry とか吸い込んだら口内から食道から灰から焼けてしまって(ry とか色々と。
火力次第では末端が炭化して(ry とか。
後の治療も喉渇いたって訴えて水あげたら(ry とか傷後に包帯巻いてそれ取り替える時に(ry とかね。
いやぁ、ラートリー怖い。
知り合い、………そうか。
[兵と馬を待つ間に聞こえた声に、>>=7
通信具の向こうで眉が寄った。
この話を聞いてもなお風刃の騎竜師のことを「いいやつ」とは言えない、そんな気がして。
キアラの記憶喪失については、
いつの知り合いか判別がつかなかったから口には出さず]
了解、治療しつつ到着を待ってる。
[そう返信>>=8しておいた*]
/*
“もしも知り合いではなかったら容赦なく殺っていただろう?(いいえがお)” >>=9
表で使う機会のなさげなアルカイックスマイル
― 捕虜交換後・拠点 ―
[願い>>+1が通じたのかはわからないが、ラートリーに命じられたのは、海精軍に連れ帰られたリーゼロッテの監視>>38。
名目はどうあれ、友人との再会を果たせるのが嬉しかった。
けれど、リーゼロッテ自身は、果たしてそれを望んでいたのだろうか]
――久し振り、ですわね。
[リーゼロッテの囚われた場所へ出向き、おずおずと声を掛ける]
ラートリー様から聞きました?
今日からは、わたくしが監視役ですの。
……良かった。ひどい怪我は、していないみたいで。
[屈むようにして、リーゼロッテの体を眺める。
革のバレッタで止めた薄紅色が、首の後ろで揺れた]
―― 霧が晴れぬ中の頃:通信 ――
[こちらの内容に対する反応の差は予想通りと言えて思わず苦笑する。
苦笑する事すら痛みを覚えて、瞬間的に顔を歪めるが誰も見ていないのだから問題はなかった。]
……そうそう、お相手は細氷の騎竜師キアラ=メモリアだっけか。
そう名乗ってた。
[気を使わせている、そう感じて軽く返そうとするも言葉が出るのが一瞬詰まってしまって。
結局は重苦しさを払拭する事は難しかった。]
― 後退後:拠点・天幕 ―
う、煩い! 私は……!
[>>4:214とは言え、見えた笑みは存外穏やかで。
>>4:216傭兵が命を掛ける価値、を、自分の身に置き換えて。]
……私はともかく……弟が、束縛……?
[体の弱い弟だ。家督を継ぎ、貴族として生き、自分はその裏方に徹すればいいと。そう思っていた。
……だが。言われてみれば時折、先々の事を語る自分に、弟は困ったような眼差しを向けてはいなかっただろうか?]
…相手がなぁ、戦えねぇくらい大怪我でも負ってればね、それがいいんだけどな。
治ったらまた出てくるってなら厄介だし。
ここでの戦いが終わったところで中央に行くかもしれんしなぁ。
ま、俺が中央に行くかどうかは知らんけどね。
ん、でもローの言う通りさっさとここの戦いは終わらせるのがいいと俺も思う。
相手の指揮官はガキだっつー話しだしね、大将首落とすんが一番早いな。
[実際に殺す必要はないが、まあ言葉のあやという事で。
敵指揮官の撃破に同意を示した。
アリーセが敵指揮官である少女と何かしらの縁があると知っていたら反応は違っていただろうが。
残念ながら知らなかったのだ*]
ああ、それでも……もう、迷いは消えた。
……少し違うな。道が無くなり、迷いは増えた……が。その通り歩まねばならない、という気負いは、無くなった。
それだけでも。……ありがとう。
[それでも、>>220目の前の傭兵は少し気を抜いたようで。
いつになく穏やかな心のまま、礼を述べて。]
― 捕虜交換後 ―
[ 名を呼ぶ声>>34に、確かに意の通じた事を知り、彼は剣を収め、馬を降りると、地に降りた竜の傍まで歩み寄る ]
じっとしてらんねーのは、俺も同じだ。
肝心な時に、何も出来なかったのもな。
[ 彼自身は今日まで、傷ついたキアラのことも、リーゼロッテのことも、知る事すら出来ずにいたのだ。その事への悔いは、余るほどに有る ]
けどな…俺にはリーゼロッテの気持ちも、ちったあ判るんだ。自分が居なくなったせいで、仲間がどんなに心配してるか、とか、自分のせいで無茶するやつがいるんじゃねえか、とか…
きっと…お前の事は特にな、胸が潰れるくらい心配してるんじゃねえか?
[ 実感のこもりまくった言葉は、レトの顔を上げさせることは出来たろうか? ]
……私が?
[笑っている?
指摘に、瞳を瞬かせる。そう言えば、最後に笑ったのはいつごろだろう? 少なくとも、中央の生家に戻って以降は、笑顔を持つ余裕すら持てなかったとは思うが。
だが。>>221濁された言葉に、首を傾げる。]
……なんというか?
[泳いだ視線、伏せられた瞳。]
…………おかしなやつだな。
[思う事をはっきり述べろ、と、今目の前で説教した男の表情に。また、微かに笑い声を上げた*]
― 回想:数か月前・クラタエグス砦 独房 ―
……そういう物、なのか。
ああ、まあ……傭兵が捕虜としての価値が薄い、と言うのは、理解はしていたが……。
[>>4:234あくまでもそれは【理解】の範疇。実際の傭兵や、雇う側の在り方は、今目の前の男を通じて見るのが初めてで。
とりあえずは、“そういう物”と思っておけばいいらしい。]
…………わかった。
[>>4:235あ、やっぱりかなり高い買い物だ。
已む無し、とは言え。今尚獲物をぶん回して若年の兵を叱咤する祖父母に無心などはできないし、父に泣き付くなど言語道断。
だが、相場は知る事も無く。後にこの独房から彼を出す為の書面に数日予想以上に追われる事になるとも知らない今は、只々受け入れるまでで。]
そう、だな。
……追加報酬を出したくなるほどの働きを、見せてくれるのなら。
[どこかおどけた言葉と眼差しに、一瞬、どこか幼い光が見えた気もしたが。
雇い主、と掛けられた言葉に。心中気合いを入れ直し、頷いた*]
よいしょっと。
[ レトの傍までよじ昇ろうとした彼を、影竜は、邪魔することなく、むしろ昇りやすいようにと頭を下げてくれた ]
泣きそうな顔してんじゃねえよ。
[ ごん、と、良い音をさせて、拳がひとつ、唇噛む騎竜師の頭上に落とされる>>35 ]
暁紅の騎竜師は、あっちの陣営でもえらい苦労人らしい。俺も顔を合わせたけどな、リーゼロッテを傷つけるような事はしねえと思う。
[ 彼はレトと彼女の因縁も、リーゼロッテとの縁もまだ知らなかったから、その言葉は彼自身の印象からのものになった ]
すぐに休戦も解ける。そうすれば暁紅の部隊も前線に出てくるだろうし、リーゼロッテを取り戻す機会も出来るはずだ。
レト…取り戻すつもりなら、全力でいかねえか?
[ 本当に大切なものだからこそ、全身全霊をかけて、もう一度手を伸ばし、取り戻せ、と ]
/*
ちなみに描写が最初と今とで齟齬出ちゃっててゴメンなさい。
うん。wikiで「アンタが新しい雇い主なー」とは言われてたけども、「部隊長だしラートリーの家自体鉱山持ちのファミルとは懐事情も感覚も違いそうなんだよなー……そしてこういう時って砦で直接雇うんじゃないだろうか」とか思ってた為、そのつもりでト書き書いてたのね。
んでも、ああうんやっぱ私が雇い主なんだよなー……と、認識すり合わせを振ってみたのであった。
それにしても。コイツら思惑がえらくすれ違っててあれでそれでコレd
[※ちなみにらとりは、本人粋がってるけど相当な世間知らずのコミュ障です。17歳位までずっと勉強とか武芸の鍛錬とかはしてても基本祖父母の領空をぶんぶん飛び回ってたんだろうし、そもそも後ろ盾もほとんど無い。祖父母が一応の後見だけども、立場は微妙。位の積もりだった。]
― 捕虜交換後 ―
むしろジーク達が帰ってくるまでよくもったと思うよ。
[その報告を他の兵から聞かされた時の反応がこれである。>>22
言葉だけは落ち着いているが、様子は落ち着きなく、
天幕の中をうろうろしながらそう言っていた。
竜か馬を乗り回せたならば、すぐにでもレトとジークムントを追って飛び出していきそうな雰囲気]
……まあ、
[その落ち着きない動きが、唐突に止まる]
ジークに任せとけば大丈夫か。
文句はその後にでも言うとしてだな――、
[もし戻ってきそうになかったら――と思いつつ、
通信具をもつ手にわずかに力をこめた**]
― 捕虜交換から少しして ―
[悪天候により休戦協定を結んでいた数日。
その間に互いに確保していた捕虜の交換も済み、その日はやって来た]
皆準備は良いか。
休戦期間は昨日で終了した。
あちらも恐らく終了に合わせ動いてくることだろう。
我々も、敵軍目指し進軍する。
[捕虜交換の後にも書面をやり取りし、天候回復を理由に休戦期間の終了日を決定していた。
それが昨日であり、本日から再び我々は交戦状態へと入る。
若年軍の皆を前にし、彼らを鼓舞するべく口を開いた]
休戦の間に怠けて身体を鈍らせては居まいな?
…士気を維持し、鍛錬を怠らぬ貴君らの努力はこの戦いにて大きな戦果を齎してくれよう。
ここで敵軍を突破すれば砦は目前だ。
汝ら一人一人がこの戦況を覆す鍵となる。
各々奮起せよ!
弛まぬ努力により身に付けた技を以て全力で敵に当たれ!
[号と共に前進する2つの小隊。
私は愛馬に跨り、レイピアを腰に据えて隊の後方を進んだ。
晴れ渡る空、見晴らしの良い平原。
この先に、海精軍の兵達が待ち構えている*]
わざわざ中央まででばりたいやつならば何言っても無駄だろうから考えても仕方がない。
ただそれでも、早く済めばそれだけ犠牲もない。といっても、傭兵にとっちゃ仕事場がなくなる行為だがな。
[だから強く薦めもしなかった。なのに彼らの苦悩の解決になるかもしれないことをいったかといえば、おそらく気まぐれなのだろう]
とはいえ、俺たちの隊が次の戦いでどう動くかかんがえねーとな。
― 進軍中 ―
[ 常ならば、全軍の戦闘を駆ける白馬は、今日に限っては後方の指揮官の愛馬の隣を歩んでいた。>>53尤も、それを不思議と思う者もすでに居ない。
それほどに、戻って以来の白の剣士は、
フロイライン…話しておきたいことがある。
[ 馬を寄せ声を落として囁く彼の様子は、傍目には陣の構えか何かを相談しているように見えたろう ]
……〜〜〜っ……。
泣きそう、って、誰がだよ!
[じとりと睨み上げながら、そこだけは反論する。
続けられた言葉は、自分の見えているものからも、理解できなくはなかった]
取り戻すなら……全力。
[確かに、今は。
気も乱れているし、全力には程遠い。
こんな状態では、というのも、よくわかるから]
……みんなも、ごめん。
気、乱して、騒がせた。
[少し落ち着いた所で、通信回線を開いて声を送る]
でも、大丈夫……頭、冷えた。
[ここ数日の苛立ちで荒れた声に比べて、随分と凪いだそれは、内心の落ち着きを伝えるか]
あ……それ、と。
[帰りの道中、回線を絞った上でジークムントに伝えるのは、自身の出自。
これだけは、自分自身で伝えるんだ、と。
そんな意地は、ずっとあったから。*]
― 進軍中 ―
[先を進む2つの小隊。
それに続く私と、隣を歩む白馬に乗ったジーク殿>>54。
数日不在だったその姿が傍にあることは、とても心強いものだった]
うん? 何だ?
[囁いてくる彼に対し、私も声を潜めて返す。
歩みは愛馬に任せているため、隊から遅れることもあるまい]
[通信機に届くレトの声>>=10]
落ち着いて何よりだ。
もうしばらくしたら休戦期間も終わる。
準備を怠るなよ。
[それは彼が事を為すための日となろう。
その日が近いことを告げ、私は小さく笑みを落とした*]
[ ファミーユの承諾>>58を得て、彼は言葉を継ぐ ]
砦で、アリーセと話をした。ほんの短い通信で、肝心なことは何も言えなかったけどな。
[ それはこの日まで、彼が話すべきかどうか迷っていた事柄 ]
竜人という存在は、海精軍でも、腫れ物かなにかのような扱いらしい。通信の監視も、俺にじゃなく、彼女の方にきつかったように感じた。
[ 兵士達も、アリーセの話を聞こうとすれば総じて目を逸らすような有様だったとも付け加えて ]
― 通信 ―
……随分気楽に言ってくれる物だな。
[>>~1それが意味する所は、一つ。
>>~3コンラートの言葉も続けば、浮かぶのは渋面。もっとも、声のみ届ける通信では、それまでは見えはしなかっただろうが。]
大将首を落とせば、とは言え。それはこちらも同じ事。
何より。大将首は落とされぬよう、護られている物だろう?
[アリーセと指揮官の縁までは知らない。
だが、返すのはあくまでも慎重論。]
……そうだな。中央に……。
[それは、“家”を護るなら必須の行程。
……だが。本当に、それだけが途なのか? と。いつかの言葉から、返す言葉は力無く。]
…………ああ。
早く終わらせるなら、まずは、目の前の事だ。
[捕虜の交換が終了すれば、再びの戦。
負傷者も多く、先と同じようには動けまいが。
……ふと。“指揮官を”という言葉に、思い当たったのは。]
……コンラート。
後で、アリーセの元へ行くのだろう?
[竜でも構わないが、恐らくは目立つ。
それになにより、小回りは効かない。ならば。]
――――…………空から、指揮官を狙えないか?
竜……というより、我々を囮に、アリーセに単独動いて貰う事とはなるが。
[恐らくアリーセも目立つには変わりないが、それでも、騎竜師が空中で飛行していれば其方へ視線は向くだろう。と。思いついたままに、問い掛ける*]
― 後退後:拠点・天幕 ―
違うのか?家にも、そして、お前がやろうとしていることにも束縛されてるように俺は聞こえていたんだが。
[少なくとも、自分がこうしたほうがいい。と思っているという要素しかラートリーからはみえてこなかった以上そういう印象であっただけだが]
考えさせられることがあったみたいだし時間があったら話してみたらいいだろう。少なくとも、お前が戦場であった身内二人よりは話しやすいだろう?
[考え込る様子>>40からそれ以上はいう必要も感じずに言葉を止めて]
自分の雇用主が迷いに迷って立ち止まっていたらこっちが困ることになる。それだけだ。
でも…よかったんじゃねーか。とは思うけどな。
[正面切っての礼>>41の言葉に妙なむず痒さを感じて、思わず素っ気ないいいかたをしてしまう。自覚したならばそれは照れというもので、視線を受けないように伏せたまま]
……別に、大したことじゃ、ない。ただ……以外と可愛い……とも思っていない。
[もう一度笑うラートリー>>44に応え、ふん。とそっぽを向く。珍しく年相応の反応であったかもしれない*]
/*
恋愛どうこうというよりも戦争やら考えかたはシビアだが、意外と交友関係は簡素にどうしてもなってしまうので、そういう面は弱いやつなのであった。
― 進軍中 ―
けどな、彼女は誰にも膝を屈しているようには思えなかった。それに、ちゃんと信頼してる奴もいるみたいだ。
[ ミリカ村での遭遇と、通信での会話が、彼にそう確信させていた ]
フロイライン…俺は、何かを言える程、二人を知ってるわけじゃねえ。
けど、俺にはそう見えた。…それだけ、伝えておきたかったんだ。*
― 捕虜交換後 ―
お前が、だよ。
[ 誰が泣きそうなんだと、反論するのにはあっさりと断定して>>56 続いた言葉には>>57黙って肩をすくめた。
そうして、その帰り道、通信の術具から聞こえたのは、レトの家庭の事情のあれこれ ]
― 進軍中 ―
[>>59 アリーセの名前を聞いて、私は軽く目を瞠った。
何を話したのだろうと思ったが、あまり話すことは出来なかったらしい]
……そう、か。
あちらでも、そんな状態なのだな。
[兄のように拒絶するのとどちらがマシなのだろう。
そう考えたりもするが、どちらも良い思いはすまい。
瞠った瞳は窄められ、ほんの少し、眉尻が下がった。
けれどその表情も、続く言葉>>63で再び驚くようなものに変化する]
…信頼している奴?
………そうか、居るんだな、そんな者も。
折れないのは……そいつのお陰、なのだろうか。
[そうであるなら、それはそれで良いと。
私は彼女の傍に居られないから、そんな人が居るのはとてもありがたいこと。
本当なら、私自身が彼女の傍で支えてあげたかったけれど。
私は、2つの意味で彼女の”敵”だ]
───うん、ありがとう。
彼女が独りじゃないなら、安心だ。
[私が居なくてもきっと彼女は飛べる。
私と敵対しても、彼女は信じる者が居る。
潜める声を本来のものに戻して、私はジーク殿に返した*]
― 捕虜交換の後 ―
[結局。休戦協定の折も、又従妹の処遇は保留となり。
捕縛の報は頃合いを見て、と。氷竜側には、報を向けぬまま。
その数日後。結局指揮官は、中央へは報告しない途を選んだ。
――――……当人の事情も含め。またどこぞの放蕩息子の時のように、成果を期待した末無駄足に終わり書状だけやり取りが増えるのは溜まった物ではない、という、あまり表に出せぬ事情ではあったが。]
……事実上処分は完全に保留、か。
[捕虜として扱うのか、そうではないのか。
随分と恨み節を向けられたが……現場にはウシャスのブレスの痕跡も残っている筈で。]
……氷竜は、どう出るのだろうか。
[見棄てるのか。それとも、救いにくるのか。
軍人として以上に、親族としての想いは多々あれど。全ては、その反応を見てから。]
…………レトは。
あの子は、来るのだろうか。
[思いを馳せるのは、空の向こう。
いつか夕焼けの中から見た、あの子の生まれ育った街*]
―― 通信 ――
…騎竜師なら中央から声がかかる事だってあるさ。
ま、俺には関係ねぇけどな。
[何やら複雑な思いがあるらしいラートリーの様子は気になるものの。
彼女の内面にまで踏み込む程の関係があるわけではない。
しかし続く言葉(>>~7)には考えるように暫く黙り。]
……俺は反対したい…が、アリーセが同意するなら。
そうだな、後で会った時に聞いてみる。
[本音を言えばそんな事はさせたくない。
それこそ真綿で包むように優しい場所に置いて、戦場などからは遠ざけてしまいたいけど。]
[隣に並んで一緒に戦う方が好ましい。
以前にアリーセへと言った言葉は嘘ではない。
ならばやはり大事に隠して、戦場から遠ざけようなどという考えは捨ててしまうべきだ。]
その前に俺が囮役ちゃんと出来るかのが心配だけどなぁ。
[渇いた笑みを浮かべてそう返し、通信を切る。
それ以前に大事に隠されてもくれないだろうしな、との呟きを聞く者は相棒たる白竜しかいなかった*]
へーえ、姉弟にしちゃ、あんま似てねえなあ。
[ レトの打ち明け話>>=11に、彼が返したのは、あまりにもふつーな感想だった ]
お前も女だったら、あのくれー美人に…いや、じょーだんだって!
[ 更にふざけた調子で言ってから、声を落とす ]
正直、俺は血縁をぶち切ってここに来たクチだからな、お前の気持ちを解ってやるってのは無理かもしんねえけど。
お前も、別にいいんじゃね?無理に頭で解ろうとしなくてもさ。
― 通信 ―
難しくいったって状況は変わらんだろう?だがどうやって落とすかは相談の末ってとこか。
[やはり気楽にラートリー>>~5への物をいって]
少なくともうちの隊はラートリーにコンラート、それにアリーセと機動力だけは申し分ないからそれを利用すれば……
[そこで通信が途切れる。単に考え事のため。その間にもアリーセを伴った作戦などがたてられているわけだが]
直接呼んで話したほうがいいと思うぜ?天幕ででも話すか。
[アリーセについてのみいえば、当人へと話を聞こう。だが通信具をもってないならば場所を移すか。と口にした]
頭でも、言葉を重ねても全部は理解できねえ、て、そう思ってもさ、剣を交えれば解るってこともある。
[ 思うのは、金と褐色の傭兵のことだったか ]
ああ、敵将と親戚とかってのは今更だなあ…
聞いて驚け、
俺の親父とか、海精軍の将軍だぞ?
[ 最後にあっけらかんと言い放ったのは、打ち明け話というにはあまりに軽いネタばらしだった* ]
異国の兵 ロー・シェンが「時間を進める」を選択しました
― 後退後:拠点・天幕 ―
……そう、ね。
この戦が落ち着き次第。一度、きちんと話をしてみる。
[>>60少なくとも、それに関しては今考えるには大きすぎた。
が。>>61どこかそっけない言葉にも、今は笑顔で応じ。]
― 後退後:拠点・天幕 ―
そう、ね。
この戦が落ち着き次第。一度、きちんと話をしてみる。
……ありがとう。
[>>60少なくとも、それに関しては今考えるには大きすぎた。
が。>>61どこかそっけない言葉にも、今は笑みで応じ。]
…………。
……く、……ふふっ…………!
[真意までは、解らない。
ただ。そう言えば、この傭兵は自分よりも少し歳が下だったろうか。見えない表情が、逆にどこか可愛く見えたなど。黙っておいた方が、良いのだろうか。
なるべく、声を殺して。それでも、笑みは零れ続けた*]
― 通信 ―
……言っただろう。赤は目立つ、と。
そもそも竜は飛んでるだけでも、自覚以上に目立つらしいぞ。
[>>~9乾いた笑みに、その一言だけ返す。
夕暮れ時ならともかく、蒼天に紅は相当目立つらしく。隠れたつもりが矢や術の的となったり、雲に紛れたつもりが相手の騎竜師にきちんと見つかっていたのは、よくある話。
但し。“竜”と絞るならそれは、アリーセにも言えるのだろうが。]
……そうだな。
何はともあれ、皆が拠点に戻り次第だ。
まずは……済まないが、コンラート。アリーセに聴いてみて欲しい。もし問題が無さそうなら、天幕で詳細を練ろう。
[アリーセは通信具を持たない身。とは言え、その殆どはコンラートが対応している認識でいて。
>>~10場所を移す提案に、その言葉で通信を〆た*]
……頭、冷えたか。
じゃあちゃんと戻ってきなよ。
[放り出した衝撃で通信は切れる。>>=10
雑音めいた音を残して]
― 捕虜交換後・氷竜軍拠点 ―
[ふいに、通信具を放り出して、
戻ってくるであろうレトを探して辺りをうろつく。
見つけるのはそう難しいことではなく、]
水くさい真似するんじゃないよーっ!!
[怒鳴り声に近い叫びが響き渡ったのは、レトを見つけた直後のこと]
どんだけ僕が寂しかったと思ってるんだ!
立派な騎竜師になって戻って来た時は真っ先に僕のところに知らせに来たくせに―――…っ、
[それからちょっと待ってとでも言いたげに手を前に出し、息を整えると、続ける]
何も、ひとりで飛び出すことなかったじゃないか……、
ってか、できることはなんにもないって言われたみたいで、
それが一番寂しかったんだからな!
―コンラート帰還後・拠点傍―
お互いに生きているなら、まだいくらでも可能性はある。
[汚れるとの言葉>>16も気にせず、コンラートを撫でながらその話>>17を聞き]
必要だと思ったからしたのだろう?
お互いに戦士として出会った、たまたま、それが敵同士だった。
間違ってるとは、ボクは思わないね。
[家族のこおについては特に何も言わず]
泣き言も、弱音も、必要な時に必要な相手の前でならばいいのではないかい?
[それが誰なのかまでは考えていなかったが。
一際大きな外傷を労わる様に頬を撫でると、血が手につき]
氷の属をもつものか……
[ぽつりと呟いてから]
[その手を取られとめられ、そちらを反射的に見るとコンラートと視線があい、
告げられた言葉をはじめは先ほどまでの調子で聞いており]
ふむ、気を奮い立たせるものがるのはいいことだな。
好きな相手か、たしかにそれも…
あ、いや、なんだそのコンラート。
それは君がボクに対して好きだと言っているように聞こえるわけだが…
[普段見せたこともないような様子をおそらく見せていた]
― 霧がまだ晴れぬ中・地上 ―
[ルゥルゥと弱ったような声を上げて、トルメンタは角を少女の額に当てていた。その首を新たな音がした方に巡らせる。>>1
シュテルンの姿が見えると、助けを求めるようにルゥゥと鳴く。
無数の風刃は氷竜の翼も痛めていた。その状態で吹き飛ばされたキアラを追いかけたため、単独でもどうにか飛べるかどうかといった状態。
精霊と一緒に見つめられて、パサリといつもより力なく翼を動かす。>>29
正確には伝わらなかったようだが、精霊師の少年は正しい判断をしてくれた。たとえ飛ぶことが出来なくても、氷竜は少女の傍を離れようとはしなかった]
[ただ、手を一度離されてから…]
少しいろいろと待っていてほしい。
[視線をあわせずに、コンラートの胸に軽く拳をとんとあてて]
そ、それまで一旦ここに返しておくぞ。
[その頬はとても赤くなっていた]
[それから拠点へと戻る途中少しして、ようやく自分についての話をはじめることになった]
ボクは母さんと二人で、追われるようになってから逃げ隠れて生きてきた。
ちょうど6年前までのことになるね。ボクが幽閉される前の話だ。
ボクと母さんは匿ってもらっていたんだ。
母さんは、その時にはもうそう長く動ける体でもなかったからね。
その時、その家の娘だった子とボクは親友だった。
一緒に遊んで、一緒に悲しんで、一緒に笑っていた。
[語りながら懐かしむように空を見上げる、手を伸ばす仕草とともに]
同じ空を共に並んで、見ていたよ。
けれども母さんが死んですぐ後のことだね…、彼女の双子の兄が全部壊してくれた。
いや、正確には壊すきっかけを作ったと言っておこう。
あいつにボクを渡す手引きをして…
[語りながら言葉が震えていたのは怒りからか、悲しみからだったか]
そこから先は君のよく知るボクだ。
[コンラートの方を向くときには微笑んでいたが]
でも6年ぶりに…、戦場であったんだ。
[どちらにとは言わない、その相手の名は問われたならばそれに応えるように]
ファミーユとファミル、それがボクの親友と仇敵の名だ。
[その名前の意味するところはすぐに伝わっただろうか。
自分は人の世には疎く、正直に言えば興味が薄い為、その名がもつ意味の大きさを皆ほどは知らなかったが]
次の戦闘の時に、また会いにいこうと思っている。
その時は、コンラートとネージュに…、近くまでつれていってもらってもいいかい?
[答えが是であっても否であっても、その言葉に納得したようにわかったと頷いた]
/*
投票デフォだった。
自分だった、死亡フラグかぁ……
[なんか目の前に見えないものがつまれていくような気がした]
竜人の末裔 アリーセは、風の紡ぎ を投票先に選びました。
― 拠点 ―
他の奴らも功績立てたがってるだろうしな。
…りよ……違うな。協力してやったほうがいいな。
[いいかけた言葉をとめて言い直す。
その間にも精霊術師の調整や、新しい武器、クロスボウとメイスが届いた。などの報告を受けていた。武器はそれぞれどちらかを武装することになり...はメイスを持つ予定だ]
―― 戦闘後・拠点 ――
[何時もと変わらない調子でこちらへと相槌を打ってくれる。
同情めいた言葉とか必要なくて、自分に必要なのは変わらない存在なのだと噛み締めていたのだが。]
す……あ、いや…そっか、そうなんだけど……、
[告白しようと思ったわけではなく、するっと出た言葉だっただけにこちらも動揺し。
視線を外されればほんの少し寂し気に眉を下げるが。
胸を拳で軽く叩かれ、目に映る顔が赤く染まっているのを見ればぐっと喉が詰まる感覚に襲われる。]
/*
Σ な、なんだってー! >>=14
>>=16絡みで シュテルン最初レトのこと絶対「レナ」って呼んだよなー……
そんでレトと呼べ、って言われたパターン
このレトと敵対したくて僕は 僕は(ごろん
[好きだと自覚したから尚更その様子は可愛くて。
いっそこのまま抱きしめたいとか、その他色々頭を過ぎる。
いやいや、でもここ外だし。
それ以前に俺怪我してるし、てかそんな場合じゃねぇし。
それでアリーセに嫌われたらどうする。
待てって言われたし、待てよ俺。
そうだ、冷静に冷静に。
ここまで約{1}秒。]
……分かった、だからアリーセも無茶すんなよ?
俺を一人でずっと待たせるとか止めてくれよな。
[ほんのりと赤くなった耳を自覚しながら返した。
内心では俺マジ紳士と思っていたとかなんとか。]
[その後は多少ぎこちない雰囲気だっただろうか。
それでも拠点へと戻りながら歩いていれば徐々に距離感は以前のものへと戻るだろう。]
ん…そのファミルってやつがあの男か、なるほどな。
ファミル…ファミル…、ああ……。
[過去の話しは時々相槌を打ちつつ黙って聞いて。
ファミルの名を聞けばどこかで聞いた覚えがあって、やがて氷竜軍の指揮官の名前へと行き着く。]
そいやローからだったかな、前に聞いた事ある。
ファミルって指揮官の名前だったはずだ、そうか…。
[そして先程ラートリー達と通信でやり取りした内容。
足を止めて、アリーセも足を止めたならアリーセを真っ直ぐに見つめ。]
さっきな、ラートリーから提案があった”敵の総大将を狙い撃ちしろ”ってな。
俺やローが指揮官以外の足止めってか囮をやる。
その隙を狙ってアリーセが空から狙い打つ。
危険だけど…アリーセなら大丈夫だと信じてる。
だからちゃんと近くまで連れてってやるよ。
[最後まで言うと小さく笑った、そこには心配も滲んではいたが。
きっと無事に戻るはず、という信頼も滲んでいた。]
[緋色に運ばれ、せめて生きてはいると伝えたかったから落とした声。
心配はさせてしまうだろうな、とは覚悟していたけれど。
通信機から聞こえた、返事を乞う声に、思わず息が詰まった]
(…できないわよ)
[すぐに行くから、と。
その呼びかけに答えたなら、言葉通りレトは来てくれるだろう。
──来てしまうだろうと思うから、返事なんか出来なかった。
今のこの状況で、又従姉と彼を会わせたくなんてなかったから。
ただ、必死に呼びかけてくる声が途切れるのを、待って]
(………………、ごめん)
[もう一度、音に乗せない謝罪を唇だけで紡いだ]
[そうして、連れてこられた海精軍の拠点でのやり取り>>36>>37には、口を挟むことなく黙っていた。
剣で受けた傷で血を失い意識が朦朧としていたからだが、又従姉の懸念は真っ当なものだとも思ったから。
力無く見つめた瞳は、又従姉にはどのように取られたかは解らない、が]
……
[陣幕へと連れていかれ、零された言葉>>38に自分を氷竜の元へ帰すつもりはないのだと再確認した。
対峙し、緋色の背の上で会話をかわした中でもそれは垣間見えていたけれど。
内心ではあの場を誤魔化す為だけのポーズで捕虜返還に併せて戻してくれるかもしれない、と淡い期待もしていたのだ。
それは甘すぎる考えだとも解っていたから、落胆こそはしなかったが]
…捕虜っていうより。
幽閉ね。
[恐らくは又従姉が明かした事情のせいだろう、通された部屋は殺風景ではあるが休むには充分過ぎるものだった。
肩に受けた傷も、酷く打ち付けた背中もちゃんとした手当てを施されて。
見張りを置かれると言われても、大人しく従った。
それは諦めたからでも、受け入れたからでもなく、仲間の元に戻る為]
見張り役とか、イヤな仕事させて悪いわね。
逃げたりなんかしないから、気楽にしてて良いわよ。
あたし無駄に体力使う気ないし。
あ、ところでさ。
あんた、名前なんていうの?
あたしはリーゼロッテって言うんだけど。
[見張り役を任された少女には、申し訳なさそうに笑って告げて。
ただ黙っていてもつまらないだろうと、お互い身体に障らぬ程度に他愛ない話でもして時間を過ごしただろう]
あー……えと、その。
わりぃ。
そんな心算じゃ、なかったんだけど……。
[がじ、と頭を掻く。
寂しかった、という物言いに、困ったような笑みが浮かんだ]
暁紅が絡んでる、って。
そう、確信できるようになってから、その。
色んなのがごちゃっとしちまってて。
自分でなんとかって、そう、思ってたのかも、しんない。
[でも、と。
ここで一度、言葉を切って]
今は、大丈夫、だから。
……俺独りじゃ、どうにもできないって、忘れてない、から。
だから……さ。
そう、怒るなよ……な?
[こて、と首を傾げて問いかける笑みは。
子供の頃と、殆ど変わらない表情だった。*]
[捕虜が返還される日になっても、自分はやはり部屋から出されることはなかった。
溜息は出るが、今はどうにも出来ない。
もしも此処からどこかへ送られるなどという状況になったら危険を承知で強硬手段に出ることも考えるけれど、今はまだ耐えるべきだ。
そう思って目を閉じたのだが]
……え…?
[聞こえた声>>+2に、大きく見開いた]
…マリィ。
/*
これが若さか…… とりあえず爆発しろ 直ちに爆発しろ もう爆発しろ
ふむん そうなるとさっさと前に出た方がいいのかまあ最初っからそのつもりだが
前にでまくる精霊師
…それ。
まだ、持っててくれたんだ。
[久しぶり、という彼女の髪に懐かしいそれが留められているのに目を細める。
もう拒絶に逃げることはせず、穏やかな声を紡いで。
自分の手首にある腕輪に彼女にとって見覚えのあるリボンが括ってあるのも隠す気もなく]
あたしは平気。
手当てもしてもらってるし、充分休ませてももらってるし。
マリィこそ。
身体は、平気?
[自分だけでなく、氷竜に居る仲間も気に掛かっているだろう問いを返した]
―― アリーセを指揮官の元へと ――
[アリーセを約束通り指揮官の元へと連れて行く為、白竜で空を翔ける。
本当ならネージュの負ったダメージを考えれば休ませた方がいいのだろうが。]
(今は休ませられる状況じゃねぇし、ごめんなネージュ。)
[内心で謝った事がネージュへも伝わったのだろうか、白竜は小さく鳴き大丈夫だと訴えてくる。
軽く首筋を撫でてやり、視線は油断なく下方へと飛ばしていた。]
……あれは…こないだの。
[進軍中の銀髪の男が目に入り、一旦白竜の動きを止め。
アリーセへと視線を向け。]
一つだけ覚えといて。
ファミルだっけ、そいつが憎いのは分かる。
ファミールが大切なのも分かる、でも――――。
俺が待ってるって事忘れないでくれよな。
[そこまで言ってから笑みを向け、軽くアリーセの背中を叩いてやり。]
指揮官らしき一行を見つけた!
俺が先行すっから、皆すぐ来てくれよな!!
[通信で友軍へと伝え。]
アリーセも隙をついて行って―――冷静にな。
[一言告げると白竜を急下降させ、その姿をファミル達一行の前に晒す。
槍は奮わず、ただ敵へと向けるのみ。]
― 交戦当日:戦場上空 ―
……よーやく、か。
[交戦の再開。ずっと、待っていたその時の訪れに、口にしたのはこんな呟きだった]
だいじょーぶだ、ルアル。
……俺は、迷わねぇ。
[きゅぅぃ、と鳴く褐色に返し、そ、とその首筋を撫でて]
悩んでぐるぐるしてのた打ち回って。
でも、答えなんか出なかった。
[それでもそのループから抜け出せたのは、
わからないことはかっこ悪いことじゃない、と。
無理に頭でわかろうとしなくてもいい、と。
ごく自然に自分の中に落ちた言葉は、確かに先へと進む力になっていて]
……暁紅と出くわした時、どーなるか、自分でもわからねぇ、けど。
[気を乱さずに相対せるかどうかは、自分でも未知数で、けれど]
でも、今は、迷ってられない理由があるから。
取り戻さなきゃなんねぇ、大事なものがあるから。
護らなきゃなんねぇ、大切な場所があるから。
……飛んでみせる。
[前を見据えて、紡ぐのは小さな決意。
常は姿を隠して飛ぶ褐色は、今は陽の光の下にその翼を大きく広げて姿を示す。
キアラが戦えぬ現状、空の護りは自分のみ。
だからこそ、空は奪われていないのだ、と。
味方に示す必要があったから。**]
― 捕虜交換後 ―
[ レトの打ち明け話に、彼もネタばらしたら、ツッコミ入れられた、が、それを気にすることもなく、無事に陣へと帰り着き ]
[ シュテルンを探すレトと別れて、様子を見に行ったのはキアラのところ。少女はもしかすると眠っていたかもしれないが構わず静かに声をかけた ]
キアラ…悪かったな、肝心な時に留守にしてて。
[ まっすぐに伝えるのは、この少女もいつもまっすぐに彼を見ていたからだ ]
お前、妙に生真面目だから、みんなと一緒に戦えなくて悪い、とか思いそうだけど、今は気にすんな?
お前とトルメンタの分も、俺が働いてやっからさ。
[ そう、口にして、微笑んだ* ]
― 出陣前 ―
[敵本陣を突く。シンプルだが単純で確実な方法。同時に多くの綱渡りを要することになる。
そのような場に傭兵がいくことも、そしてあっさりと終わってしまう作戦に乗るのも、正しいこととはいえない]
俺たちは味方の背後から東に迂回。側面より攻撃をする。
ああ、わざわざ隠れる必要はない。見つかって構わないから堂々といけばいい。
[補足されることが前提だ。そしてこちらに前線以外の、後方…おそらく敵本陣付近で待機している兵を差し向けるだろう。兵を引きずり出して目をこちらに向けさせる。それが目的。
別に乗らなくても構わない。それならば素直に前線の敵兵に横撃を加えて崩し、他の部隊とともに敵陣へと雪崩こむだけだ。]
/*
ユーディット様のメモ。
実家知られたくなさそうだったからって、そりゃまぁ、うん。
自分の身の安全と、ユーディット様の身の安全の両方の意味で知られたくないです。
公式に死んだことになってて、死んだことにした理由も理由で。
親世代は把握してるかもだけど、少なくとも親戚筋であっても公式発表しか教えてないんだから。
本当のこと知ってる&知らせたってことバレたらマズいと思うんだ。
と、これを表で上手くロールに絡めて出せる自信が無いのでしょんぼり独り言で落としておく私。
― 進軍中→交戦 ―
[敵軍とぶつかり合うのはもうしばらく先───のはずだった]
─────!!
[蒼穹を駆ける白い竜。
遠目からは雲にも見紛うその竜が、単騎でこちらへと向かって来る>>95]
この人数に単騎…?
いや、一騎当千の豪にしても、そんな無謀な輩は居まい。
皆警戒せよ!
敵が一人だと侮るな!
[白い竜の登場にどよめいていた兵達を宥めるべく声を上げ、臨戦態勢へと切り替える。
それでも僅かな隙は訪れよう。
よもやいきなり指揮官を狙ってくるとは考えても居ない]
[身体の事を聞かれると、胸元に手をやるようにして微笑んだ。
胸の精霊石には再び光が灯っていたが、表情には少しばかり影が差す]
ええ。もう、傷もすっかり言えましたわ。
ただ……当分は、戦場に立つ事は出来ませんわね。
[それ以上は口にしない。
ただ、その後も度々ウェルシュと見張りを交代する姿から、活動時間がそう長くない事は察せられるかもしれない]
ふっ、もっとビジネスとしてやれたらよかったんだろうが……任されちまった以上はしかたねーだろ。あちらは俺らを信用した。ならば俺らも最低限の義理果たす必要がある。
そこまで俺らは感情やら捨てられねーしな。でも変にすたれて枯れた爺になるよかマシだろ?
[だからまた、わかっていて間違っているとわかっていても進もうと誘う。仕方ないな。とでもいうような空気が流れたが、ラートリーが、コンラートが、マリエッタが敵陣営にいる知己を相手に奮闘した話は彼らの心にあった疑念を解し、その武器を振るうのに違和感を消していた。]
んじゃ、いくか。いつも通りだ。生き残るぞ。
[前進をする他の部隊。しばらくすれば敵の前衛と接触することだろう。それを横目に...ら外人部隊は東側へと回りこむように進軍を始めた]
― 戦場 ―
[ 蒼天を白い竜が駆け、その姿を上空に現すと、>>95彼は躊躇いなく、馬に括り付けたツヴァイヘンダーを肩に担ぐようにして構えた ]
来たか、風刃。
/*
ダメだな、トゲトゲしくなる。
私はずっと待っていたのだがな…。
明日アリーセが早めに来れる確証が無いから今日のうちに少しは進めておきたかったのに。
ここで寝たら進められなくなるから、睡眠時間削るしかない。
/*
通信で作戦相談したのかな…。
Wikiに出来るだけ白ログで、って書かれてるんだけどな…。
私はそれに準じて表に出したのに、それはそれで物議を醸してしまうし。
色々と上手く行かない、私の中で。
― 戦場を東に迂回して ―
[そろそろ前衛もぶつかりあうだろう。同時にこちらの動きも補足されているだろう。もちろん前衛にだけ注意を向けていなければだが、ないならないで側面から強襲するだけだ…といったところで、通信>>95が入る]
…張り切りすぎだ。
[にわかに戦場が騒ぎだしたのは、はたして、コンラートによる奇襲によるものか。それとも互いの前線の兵がぶつかりあったのか。思ったよりはやい接触に呆れるようんいぼやいたところで状況はすでに動いているわけだ]
/*
はぁ…せめて作戦相談が表でされてたらな…。
それを踏まえながらその流れになるように表で描写していけたのに。
あぁもう眠い。
―コンラート迎えた時―
[互いに足を止め、指揮官であることや、敵の総大将を狙い撃ちにしろとか聞いた話>>89に]
これで大義名分もついてくるか。
いいよ、任せておきなよボクに。他の誰にもさせる気はしないしね。
その時はしっかりと任せたよ。
[笑いかけて]
―決戦当日・上空―
[いつかのように、ネージュには横すわりになりながら、その左腕には包帯が一巻き巻かれており]
これを渡しておく。
[コンラートに紅の液体の詰まった瓶を渡す]
前にした約束、血には誓うとは言ったけども、少しばかしボクも用事があるからね。
お守りにでもとっておいてほしい。
飲めば意外と効果があるかもしれないよ。
[そこにつめられたものが何であるかは概ね察しはつくだろうか。
たしかに力を秘めているであろうそれは、精霊術を使うものが触媒に使うならば強力な素材ともなるだろうが…]
まぁ、人と交わった血と、竜との交流を持つ君となら親和性は高い、かもしれない。
[ご利益や効果があるかはコンラートの気持ちしだいかもしれない]
[目的の場所付近になり、背を叩かれ]
約束しよう。
[かけられた言葉>>94にそう、はっきりとした声で応え]
ありがとう、それじゃあいってくる。
[ 今日の彼は、ツヴァイヘンダーの他にブロードソードを
下がれ、指揮官殿!
[ しかし、竜の背に乗る男にまだ彼の剣は届かない ]
[ネージュの急降下にあわせ、自分もその背から飛び立ち、
首輪の宝石を輝かせながら敵の大将の前にと降り立つ]
さて、ケリを付けにきたよ
[二人の間の縁を知らぬ者達には、この戦いのことをさして聞こえただけだっただろうが。
今頃他の皆もそれぞれの戦いをしてるのだろうが…]
君を倒しにきた。お相手願おうか。
[敵陣の中、見張りをつけられて外にも出られない現状に焦りや不安は抱きつつもそれは表に出さぬように努めた。
そんなものに駆られては、身も心も休めない。
回復には、何よりも休息が一番の薬。
戻らぬ自分の身を案じてくれているだろう仲間の元に帰る為、時が来たらすぐに動けるようにしなければいけないから。
緋色の背で聴いたあの声の元に、早く戻りたいから、と。
そう思いながら意識が薄れたからか]
…え…キアラ?
ちょっと、どうしたのその怪我!
大丈夫!?トルメンタも、平気!?
[その姿に、思わず目を瞠る。
この場がどこなのか、何故こんな所にいるのか。
そんな意識も持てぬ程動揺しつつ、慌てて声をかけた]
/*
ああっ、ロッテも接触してきてくれたのに!
でもどうにもクラクラしてるのでごめんなさいorz
シュテルンやジークムントの愛にもお返しはちゃんとしたい…!明日は頑張りたい。です。
― 戦場 ―
[ アリーセが、竜の背から飛び降りたのに気付いたのは、その竜を目がけて、彼の馬が駆け出した直後だった ]
しま…?!
[ 引き返そうとして手綱を引きかけ、途中で、その動作が止まる ]
アリーセ…彼女一人、か…
[ 上空の騎竜師は、彼女と共にはいかないと見えた。ぎり、と、彼は歯を食いしばる ]
[異国の神々の名が紡がれる。どれもこれも知らない名前であるが一様に祈りを捧げ、加護を得るために、だが彼らもそれを無心に信じているわけではない。覚悟と行動。それが伴うならば与えられる加護を求めるだけだ
自分もまた、故郷の夜の女神へと祈りをささげんと天を眺める。縛られぬ自由なるものたる騎竜師の姿が見えるか否か。]
急ぐぞ
[多神の加護を心に宿し、足を速める。
思っていたよりもはやい接触に、敵指揮官の位置は予想していたよりも近いのかもしれないと思いながらも、行動は変わらない。
敵がこちらへと部隊を派遣してきたならばそれを叩き、こないならば、最前線の敵へと横撃を与えるつもりであった]
― 捕虜交換後・氷竜軍拠点 ―
怒ってるとは一言も言ってないけどなー?
[ただし顔は怒っている。
しばし、笑みを見せるレトを前に、>>92
“目は口ほどにものを言う”を体現していたが、
下がっていた口の端はだんだんと上へと上がっていき]
………だあああ!!
[観念して謎の叫び声をあげた後には、
すっかり笑みの形になっていた]
ほんっと、そういうところは相変わらずだな……。
[レトに、多少なりとも先を越されて拗ねた少年を、
不思議とまた笑顔にしてくれる笑みを浮かべられるところ]
つまりは暁紅の騎竜師に「リーゼを返せー!」って言いたくなる状況なんだろ?
で……、実際に出会ったら、どうするんだ?
[レトと暁紅の騎竜師の関係などは聞いているから、
素直に、案ずるような色を瞳に浮かべて]
やれる――、
[言いかけて、首を横に振る]
やれるかどうかは今決めなくてもいいよ。
ただ、レトがやるって決めたんなら、
手を貸すよ――できる限り。
レトの進む道に立ちはだかるもの、片っ端から阻んでやる。
[告げて、短剣を掲げる。
己の言ったことを実現させる、その意思を示すように*]
ユーディット様が、話しちゃったからね。
[良かったと言ってくれるマリィ>>+9に、微か痛みを滲ませて目を伏せる。
生家にこの事が伝われば今度こそ本当に殺されるかもしれない。
自分だけならまだ良いが、本当の意味を知ってしまったユーディット達にまで害が及んだらと思うと不安は尽きぬほど沸くけれど。
此処に閉じ込められている内は、恐らく生家に伝えられていないということだろうと、無理やりにその不安を閉じ込めて]
…うん。
もう、戻らない。
[真っ直ぐ、はっきりと偽りない言葉を口にした]
おい、コンラート。敵指揮官のだいたいの位置を教えろ。
[予想である後方のどこか程度の大雑把なものから明確なものへと変えるべく、進軍をしながら通信をした**]
/*
脳内補正しないでそのままの流れな気がするけど…
私の脳がすでに理解力超えておーばーひーとしてるだけなのだろうか・・・?
……良かった。
[身体の傷は癒えた>>+10と聞けば、安堵の笑みを浮かべた。
その表情に少しの陰りが見えたのは気にかかったけど]
シュテルン、心配してたの。
マリィに、ひどいことしたって。
[彼女を氷竜軍まで連れ帰った後。
シュテルンと交わした会話を、口にした]
[白き竜が舞い降りたとほぼ同時。
自軍の東方面から敵兵>>100発見の報が入る]
東側だと…?
まさか囲みに来たか!
[捕捉されるのを前提とした動きとは知らず、後方に詰めていた兵を捕捉した敵部隊へと向かわせる。
この様子では左翼にも敵兵が現れるのだろうか。
もし現れるなら同様の対処をすることになるが、果たして]
[ジーク殿から下がれと声が掛かる>>109。
それに応じる間も無く降って来る、一つの影>>110]
───アリーセ。
[金の髪、金の翼、金の尾を持つ人型の異形。
首や両手足に課された枷は異様さを一層際立たせ、首にある宝石が輝くと周囲に居た兵達が僅かに竦みあがった]
……よかろう。
相手にとって不足は無い。
[私は、彼女の名を口にしつつも
隊が横撃を仕掛けてきたのもこのためだろう。
私を倒せば、この地方の戦いは終わりを告げるだろうから。
私は騎乗したまま、腰のレイピアを右手で握り、引き抜いた]
― 交戦の日 ―
……首尾は上々、か。
[アリーセやコンラート、ネージュの姿を目にしながら、少し遅れて空を飛ぶ。
空中に目を向ける。
元より騎竜師はそう多くなく。度重なる戦で、竜や乗り手が負傷した隊が大半。
結局、真っ当に動けるのは自分とコンラートの、二騎だった。
しかし。陽動なら、それでも充分。後は地上の皆も居る。
>>95雲に隠れるよう先行する彼らは、既に指揮官の姿を捉えたらしい。自分は後続の隊と合わせ、しかしいつもよりも低めの空を飛ぶ。]
― 戦場 ―
[ 引き返しても、翼持つ竜人には追いつけまい。それに、あれはファミーユの… ]
……それ以上、近付くなよ。風刃。
[ 少なくとも今は、今だけは ]
弓隊!あの白い竜を指揮官殿に近づけるな!
[ 前方に先行していた弓隊に指示を出し、威嚇の矢を飛ばす ]
[低空を旋回する為、手綱を切る。が。]
…………っ。
[右腕。自分で簡単に手当はしたが、又従妹を捉えた折の傷が、じくりと痛む。
無論、止血もした……が。開いてしまったのだろうか。
それでも。今は、目の前に集中する時。]
全員、コンラートへ続け!
但し、焦るな。戦略通り、確実に歩を進めていけ!
[通信具に向け、コンラート以外の自分の部隊の者へ声を掛ける。
にわかに騒ぎ出す戦場。眼下を見やれば、正面から衝突する手筈の部隊が前線と接触している。恐らく今頃、コンラートも指揮官本隊目掛けて急降下している頃だろうか。]
[視線を東へと向ける。
……こちらもまた、軍の流れは手筈通り。全軍の、一割には満たぬ数であろうか。傭兵部隊は自軍の背後を経由し、東へ向かい。敵拠点へ向け少しずつ前進している。
伏兵、と呼ぶにはやや派手な隊。こちらも、目当ては陽動。
あの中のどこかに、あの傭兵も居るのだろうか。]
…………。
[>>112……一瞬、軍勢の中にあの眼差しが見えた気がした。
個を認識できぬほどの、距離。
それでも。
全軍、互いに賭け信じた一撃の為、進む他無い。]
―― 少し前・上空 ――
[渡された小瓶を受け取り、しげしげと見つめる。
その紅い液体が何かなんて考えるまでもなく。
視線はアリーセの包帯が巻かれた左腕へと移り。]
…竜の血、な。
ありがたく貰っておく。
[一応はまだ動ける、ならこれはお守りとして大事に取っておこう。
そう決めて懐へと仕舞い、急降下を開始する。
同時にアリーセは指揮官の元へと向けて降り立っただろうか*]
―― 戦場 ――
[声を掛けて来る銀髪の男(>>104)を高みから見下ろし。]
よう、怪我はどうだ。
俺があんたを運んでやって治療受けさせてやったんだ、感謝してくれてもいいんだぜ?
[唇に笑みを乗せ軽く言いつつも、視線は男が下がらせている指揮官へと向いた。]
さって、やりますか!
――――風よ!!
[コンラートの強い言葉に反応して白竜が大きく羽を広げ。
突風が前方にいる部隊へと襲いかかる。
本来ならそれこそブレスで攻撃してしまえばいいのだが。
生憎自分も白竜も負傷を負っている身、あまり無茶をさせるわけにはいかず。]
今すっげぇ爆風吹いてっとこだ!!
[通信具に向かって言い放つ。
ある程度離れていても上空から大きな風をぶっぱなしていれば、舞い散る木の葉や木の枝なんかで場所の把握くらいは出来るだろう**]
/*
手筈もなにも、大雑把な方針以外何も相談してないけどね(何)時間ないのでとても端折ったよ。裏でこそこそ作戦立ててるようにみえて理不尽に感じるかもしれないが、コンラートがいってたアレ以外決めてなかったんだ・・・
――――……最善を。
[通信具に向けた物でも、ウシャスに向けた物でもなく。
言葉にするのならそれは、“祈り”になるのだろうか。
紅は蒼天を舞い、本隊へと進む*]
/*
まあ単騎って言ったのは
俺は囮で、その隙をついてアリーセがファミルの元へっていう指示だと思ってたので。
一緒に突撃したら囮にならんよねって。
[ 東からの敵兵に、ファミーユが兵を回すのが見えた。だが、そこに騎竜師が居ない ]
暁紅は、どこから来るか…だな。
シュテルン!レト!見逃すなよ!
― 戦場 ―
ああ、そりゃあ、ご苦労だったな。
礼は後でたっぷりしてやるぜ。
[ 高い所から人を見下す奴>>126は生まれつき嫌いだった。見下し続ける事で人は腐ると、父親を見て思ったからだ…というのは、この際どうでも良い話で ]
…ちいっ!怯むな!盾を上に!固まって凌げ!!
分断されるんじゃねえぞっ!
[ 荒れ狂う突風に、兵のいくらかは吹き飛ばされる>>127
だが、相手は単騎、それに、動きを見る限り、万全の常態には見えない。そう何度も大技が続くわけはないと、指示を飛ばし続けた。
彼自身は、場を心得た愛馬が、すんでのところで、風の直撃範囲からは逃してくれていたから、その場を離れずに済む ]
奴が上に居る限り、風は上からしか来ねえ!怯えるな!少しでも下がってきやがったら、弓でも槍でもいい突き落とせ!
[金の髪も、翼も、尾も、それは本来の力を失ってのもの、そして、首に輝く宝石はその力を失わせるもの。
けれども、それを知らぬものから見れば、竜を想起させる異形の姿は畏怖を与えるには十分だったかもしれない]
以前のように、青くはないぞ、ボクは。
[その言葉は相手には二つの意味に聞こえただろうか。
自分をやはり名で呼ぶのは
それでも、
今日、ボクは君を竜の前に立つ戦士として迎え、討たせてもらおう。
[
内心に揺れるものがなくなるわけではない、けれども目の前の相手が、それを抑えて立つというのならば、自分もそれに応える。
そのつもりで、それが自分にある、竜としての誇り]
臆せずに立った、その勇気を称えてだ。
[馬上でレイピアを引き抜く相手に対し、武器も構えず構えも取らずにゆっくりと歩みよっていき、
その右腕の枷の宝石は光を徐々に強めていく。
向こうから攻撃が来るのならばそれに応じながら、こないのならば、
飾りも技もなにもない、ただその力を行使するのみの拳をふるって馬を狙うだろう]
/*
どうしても烈風と書きたくなるのはSDVXのせいだな……
ところでこれほんとルアルの背に乗りてえええええええええええええ
…ダメなの。
ユーディット様が護りたいのは、エリーザベトだから。
[緩く頭を振って、友の言葉>>+15に弱く笑う。
忘れないでくれて嬉しかった、それは偽りない気持ちだけど。
今の自分ではなく、過去の自分を望まれていると伝わる行動は受け入れる訳にはいかなくて]
― 交戦当日・地上 ―
……いい天気だなー。
[晴れ渡る空を見上げて呟く。
飛ぶにはおあつらえ向きだ――と思いつつ、
褐色の竜の姿を数秒だけ、目で追っていた。
空にばかり目を向けていては、地上の障害物とかを見落とすことくらい、
経験で、知っているから]
…それに。
あたしの素性を知っても、変わらないでいてくれて。
リーゼロッテとして胸を張って生きろって言ってくれる人たちが、傍にいてくれるの。
何より、会えたのが今のあたしでよかったって。
そう、言ってくれたから。
あたしは、リーゼロッテとして生きていくの。
[マリィ>>+16に、穏やかな笑顔ではっきりとした宣をして]
…うん。
[見開いた瞳>>+17に、こくりと頷く。
シュテルンから貰ったという言葉と共に見せられた短剣は、見覚えのあるそれで。
彼女のことを大事だと言っていた仲間のことを、思い]
───…逆の立場だったら。
マリィは気にしないで、いられた?
[静かな声で、首をかしげて問いかけた**]
[――しかし敵は空から来るとも知っている。
今、視界に見える範囲を、白い竜が飛び回り、
白い竜の起こした突風が吹き荒れている。>>127]
―― 応じよ、阻め ――
[今まさに吹き飛ばされんとしているいくらかの兵の前に、
水の壁を出現させる]
――っ、あんまりもつ気がしないからこの隙に風の届かないところまで、早くっ!!
/*
今まで参加したRP村でここまで齟齬が出て状況把握出来なかった経験ってないんだけど、なんでだろうって考えてて。
あれだね、大抵の村だとなんか違うかなって思っても適当にお互い誤魔化したり濁したりで結果的に上手く回せてるパターンが多いからか。
こんなに細かく状況をメモで聞かれる経験ないからな。
メモで言う時って大きく状況が違うって場合くらいかなぁ…。
/*
メモ意訳:ぶっちゃけ軍団戦よりもどんぱちが好きです。
……と、言うか。
そもそもこれ、大元、軍団戦の要素ってあったか?
少年少女が軍隊の中で葛藤しながら適宜バトってく話じゃなかったのか?
向こうで指揮官云々言ってたしこっち側立場がなかなか微妙なPCが多いから、せめて号令役位は居ないと拙いのかなぁ→将校立候補。が、正直な想い。
まあ。後は何か話すなら、エピだ。
忘れてるかもしれないが。
― 交戦当日:戦場上空 ―
[しかし。
その色に気付いたのは、本陣付近まで来たその時。]
…………あれは……。
[降下し戦う白い竜の、その更に上。
褐色の騎影。閃影の名を持つ、“コリルスの守護者”。
――――……自分の“弟”、レナートゥス。]
[不安気に啼くウシャスの背を撫で、語りかける。]
……済まない、ウシャス。
互いに背負う物、別に護る物がある以上。“弟”とは言え、今の衝突は避けられない。
[告げる事実は、淡々と。けれども。]
……お前の言う通りだ。
殺す必要は、無い。殺さず互いに暮らしていけたなら、それが一番だった。
けれども。
――――私が斃れれば、他の誰かが余計に死ぬ。
コンラートが、ネージュが、アリーセが……或いは……。
…………それは、解って欲しいんだ。
[その他の名を、続ける事は無かったが。
哀し気に空気を震わせた竜は、それでも。数拍後、褐色へ向け、全力で飛んだ。]
[いつかとは逆に。自分が、“弟”の元へと上昇する。
太陽の元広げられた、その翼目掛けて。]
――――……待て。
お前の相手は、私だ。……閃影。
[進路を遮るよう立ちはだかれば。
あの時垣間見えた瞳は、今は遠く。
首から下げた水晶翼も、今は隠す事も無く。
陽の光を受け、跳ね返し。自分の胸元に輝いていた**]
……ふ、それは楽しみだな。
── 美しい色だったのに ──
[
二つの意味をそれぞれで受け取り、
臆するだと?
お前を目の前にしてそんな想いなど───あるものか!
[ようやく会えて嬉しい。
戦わなければいけないことが悲しい。
そんな想いはあっても、彼女を恐れることなど何一つ無く。
口端を持ち上げたまま張り上げた直後、危機本能により愛馬が前足を持ち上げ拳を振るうアリーセを威嚇した。
暴れるような愛馬の手綱を引き、アリーセをその蹄で踏みつけようとしたが、愛馬の蹄はアリーセからそれ、落ちると同時崩れるように胴を地面へと横たえた]
───!
[咄嗟、足が下敷きにならないように自分の身体へと引き寄せて、愛馬が地面に落ちると同時に私自身も地面を転がる。
どうやらアリーセの拳を避け切ることが出来ず、愛馬は態勢を保つことが出来なくなったらしい]
……リューエットワール、すまない。
しばらくそこに居てくれ。
[膝を突いた状態から立ち上がると、仕切り直すようにアリーセへと向き直る。
地面を蹴りアリーセへと迫ると、後ろに引いたレイピアを彼女目掛けて突き出した。
狙うは愛馬を殴り飛ばした拳──その手首]
― 戦場 ―
よし、今だ!槍隊以外は下がって、円陣を組め!敵は奴一人じゃねえぞ。後続に備えろ!
弓隊!矢を途切れさすなよっ!
[ シュテルンの水の壁が、風の攻撃を一時阻む間に、>>134対抗手段を持たない兵達を下げ、更に後続へと備えさせる ]
左翼と前方!相手にはまだ騎竜師がいる。緋色の目立つ奴だ、見つけたらレトに通信飛ばせ!
[ そう指示したのと、暁紅の騎竜師が、その威容を、上空高く、閃影の騎竜師の目前に現したのは、ほぼ同時か ]
/*
あ、今の内。
レトは村建て様確定、として(
ジークがろこあさん、かな?
マリエッタがめいさんかあかつき……だと思うんだけど、ここ自信が無い。あかつきはリーゼかもしれない?
ローは確定匿名さんだが、なんかどこかで逢ったような雰囲気が……んー、……んー?(首こてりん
れてぃさんも直近同村してるので解りそうな物なんだが、誰だろう。ファミルとか、かなぁ。と、ざっくりと。
/*
何か色々私がやりすぎたと言うのは理解した。
指揮官設定は舞台作りする時に状況を明確化させることが出来ると思って希望出したのだが、裏目に出たようだ。
まぁ後は色々訓練兼ねてたんだが、そこは他を巻き込んだようで申し訳ない。
[少年も別の場所に出現させた水の壁で風を防ぎつつ後退する。
そしてまた、空を見上げ]
そういえばりょーかい!
たぶん大丈夫だと思うけど、晴れてるし!
[思い出したように応答の通信を送る視界の先、>>129
霧に阻まれていない空は、呆れるくらいに広い。
――その広さのただ中にあっても、二匹の竜の威容は、目立って見える]
[少年も別の場所に出現させた水の壁で風を防ぎつつ後退する。
そしてまた、空を見上げ]
そういえばりょーかい!
たぶん大丈夫だと思うけど、晴れてるし!
[思い出したように応答の通信を送る視界の先、>>129
霧に阻まれていない空は、呆れるくらいに広い]
― 戦場 ―
[ 海精軍の奇襲は成功している。しかしその目的が指揮官を狙うことによっての氷竜軍の指揮系統の混乱をも狙ったものだったとしたら、その点においては、完全に成功したとは言えない ]
[ 事実上、今の氷竜軍には指揮官が二人いるからだ。兵全体を配備する知略はファミーユのものだが、戦場で兵を鼓舞し、その勢いを絶やさぬよう戦線を維持するのは、彼の方の得意とするところだった ]
[ それでも、ファミーユが倒れれば、撤退は余儀なくされるに違いなかったが** ]
どこから来るんだ……!?
[呟き、緋色の竜を探し。
やがて、褐色の竜の前に立ちはだかるよう舞うその姿に、
目を奪われることとなる**]
[その心を図ることも、その思いを知ることもできるわけでもなく、
互いの胸にあるものを言葉にしたわけでもない。
けれども自分を恐れずに、目の前に立つその姿、そして向きあうその姿、
真摯にそれに対する自分、指令とか作戦とか、人間の都合のあれこれの上にある状況ではあったが…
内心でどこか少し楽しくてしかたがない、それは竜としての闘争本能の為か、
あるいは再開に対する思いのあれこれがあるからか、自分でもわからない]
[前後に2隊並べられていた行軍中に襲い掛かってきた敵兵達。
前隊は前方より進んできた敵隊とぶつかり、後隊の一部は東側に現れた敵隊へと回し変則的な挟撃を防ぐ。
けれどそれは後隊の更に後方に居た私へ
風刃の騎竜師が私の前方でジーク殿やシュテルン、後隊の一部と対峙し。
暁紅の騎竜師は、
そして私は
あちこちで飛び散る風、飛沫、炎。
私が指揮の余裕を失っているにも関わらず、兵達はよく戦ってくれている**]
[拳を振るうのに合せ馬が前足を持ち上げ、威嚇をしてくる。
それにもかまわずに向かいながら、もしくるならば左腕で受け止めようと構え、右の拳を馬へと叩き込む。
蹄はそれて、地面へと横たわる姿を見るのは少しの間、同時に離れたその動き>>140を見ながら、
地面を転がり終え、立ち上がるのを待つ間はこちらから手出しはせず]
来るといい。
[右の手首に向けて突き出されるレイピアを、腕を動かして手枷の部分で受け止めようとしながら
鎖でつながった先、右手とそう離れていない位置左の拳を握ると、そこの宝石が光を帯びていく。
何かを仕掛けようとしてるのは、悟られたかもしれない。
受け止めた後、左の手が動くのは、そのレイピアをつかもうと刃の部分でもかまわずに]
/*
読み返していると、昨夜いかに眠かったかが良く解って、恥ずか死にそうな朝です。
誤字脱字の山はどうすれば(ぱったり
あと、ラートリーとファミーユには改めてごめんなさい。普段から自分の位置すら把握できてない奴が言うなって話でしたorz
いや、ほんとは前衛突出戦闘馬鹿のつもりだったんだってばあああああ(魂の叫び
[ 最初は、戦場で敵として放蕩息子が暴れ、ついでに戦死でもすれば父にも多少は意趣返しが出来るかと、そんな半ば捨て鉢な気持ちでの参戦だった ]
[ 恐らく、鋼鍛侯は、そんな彼の内心を見通していたのだろう。息子の振りをした娘が指揮する膠着状態の戦場に彼を配置したのは、ある意味信用の無さの現れと思えた ]
[ 『賭け事は、はったりをいかにかますかだぜ』
父に反抗して出入りしていた賭博場で、彼を妙に気に入ったらしい博打打ちが、伝授してくれたコツを彼は戦場にも適用した。
単騎で揮うには実用に向かない、護り刀としての意味合いが強かったツヴァイヘンダーの威容を利用して、経験不足を見た目で誤摩化し、派手に暴れることだけを目的としたような闘い方を続け ]
[ いつ倒れても構わないのだ、と、そんな気持ちが、変わり始めたのはいつだったか? ]
[ 少なくとも、そのきっかけの一つが、少女としての願いや苦悩を押し殺し、懸命に全霊をかけて、その細い肩にかかった責任を果たし、預けられた命を 守ろうとする、
―― 戦場 ――
あんた本当に死んでてもおかしくなかったんだからな!
[ある程度は武器の届かない位置からの風での攻撃だったので。
やはり威力は弱かったらしい、いくらかの兵士を吹っ飛ばす事は出来てもそれだけだった。
咄嗟に風の力を強め、下からの弓と投擲された槍の勢いを弱め落下させる。
きゅう、と白竜が鳴いて自身は舌打ちをした。
氷竜によって受けた傷に響くらしい、無茶はさせられない。
一旦、矢も届かない程度に上空へと。]
……やっぱ突撃するかなぁ。
[ある程度の矢を受ける覚悟で突撃して、竜の身体と尻尾で蹴散らす。
有効だろうが、無茶をしないという言葉はどこいったと自己ツッコミするしかない。]
[下の様子を油断なく眺めながら、ふと懐にある小瓶を思い出す。
アリーセに渡された紅い液体。
飲めば多少の怪我くらい治るかもしれない、ならば。]
ネージュ、痛い思いさせて悪いけど無茶に付き合ってくれよな。
[白竜は大丈夫、と鳴いて訴え。
それに自分も頷くと、小瓶を取り出しそれへと軽く口付けて。]
さて
[小瓶を懐へと仕舞えば、そのまま急降下を開始する。
集団を蹴散らすべく舐めるように低空飛行で飛び回り、竜の身体や尻尾、槍を振り回し。
武器で攻撃されようともある程度は勢いで弾き飛ばした**]
― 戦場 ―
[ 死んでいてもおかしくなかった>>148と、告げる風刃の騎竜師の声が耳に届くと、彼の唇は弧を描く ]
ああ、よーく解ってるよ。
ローを相手にしたんだからな。
[ 命を捨てるつもりは無かった。けれど、あの戦士と渡り合うならば、命を賭けぬわけにはいかなかた。だから、死にかけたのも当然で、その命を拾った事は本当に礼を言うべきだろうとは思っていたが ]
― 戦場 ―
[ 下からの攻撃をいちいち躱すことに飽きたのか、白竜が、降下してくるのを見るや、彼は白馬をその巨体に向けて走らせる ]
てめえが暴れてっと、邪魔なんだよ!
[ 兵を尾で払いのけられるほどの高度>>149であれば、届く筈、と、長大なツヴァイヘンダーを担いだまま、馬の背に立つという曲芸を披露しながら彼は叫ぶ。
その言葉は、兵を指揮する者としてではなく、対峙するファミーユとアリーセの元に、コンラートの開けた隙を縫って他の兵を近づけるのを嫌ってのもの* ]
[東側の敵伏兵隊へと近づいたのは、氷竜軍で擁していたもう一つの傭兵隊]
「なんだ、お前らか」
[視認出来た相手を見てそう呟いたのは氷竜軍傭兵隊の隊長格だった。
当然、ロー・シェンも見覚えのある相手]
「んじゃあ、
[
ロー・シェンにはどう聞こえただろう**]
― 捕虜交換後:氷竜軍拠点 ―
うん、『言っては』いねぇよな。
[向けられる視線>>113に、笑みは崩れない。
その内上がる謎の叫びと、表情の変化。>>114
幼い頃、幾度も繰り返したやり取りは今も変わらずに。
本気で喧嘩をした事もあったけれど。
気がつくと、いつもこんな感じで笑っていた。
家同士は、表立ってやり合う事はないものの、水面下では常に駆け引きする間柄。
加えて、シュテルンの父に纏わる憶測や噂話>>4:233の事もあり、祖父母や父はシュテルンと付き合うことにいい顔はしなかったけれど。
物心ついた時には顔を合わせていた同い年の少年は、コリルスの人々からすれば不可解な生まれ故に微妙に腫れ物扱いされていた自分に、ごく当たり前に接してくれたから。
夢を抱いた時もそれを叶えた時も、真っ先に知らせるくらいに大事で──それは、今も変わらない]
……ま、そういうこったな。
あの場所に残ってた跡とか、ルアルが感じた気配とか。
それ以外の色々も考えると、そこに殴りこむのが一番手っ取り早いって、思ったから。
[問われた状況>>115については、否定の必要もないから頷いた。
最初に馬を見つけた時には、余裕がなくて見落としていたけれど。
翌日、改めてそこを調べて見つけたもの──不自然な焼け跡。>>39
それが竜のブレスの痕跡なのは、叩き込まれた知識と照らし合わせれば覚るのは難しくもなく──繋がった状況の欠片が焦りを募らせたのだけれど]
……どうするも何も……。
[もう一つの問いには、口ごもる。
その答えは、あの邂逅の時からずっと探して、でも、見つかっていなくて。
案ずるような色の瞳を、困ったように見返していたのだけれど]
……頼りにしてるぜ、
[告げられた宣に返すのは、ただ、信のみ。
示された意思に己がなすべきは、揺るがぬ信と自身が望むを成し遂げる意思を示して返すこと、そう思うから。*]
/*
ところで、このこ、本当に傷が治っているのかg(ry
多分治ってないと思うんだ!
でも、騎竜師相手にしてて、傷がいてえとか言ってらんないでしょー><
― 戦場・上空 ―
[開かれた戦端、飛び込んでいく白。
けれど、風纏う白は、影と共にある褐色の求めるものではない。
だから、そちらを追う事はしなかった。
飛び込んだ先がどこか、の予測はついていたし、開いたままの回線から状況も伝え聞いてはいるけれど]
……だいじょーぶだ、ルアル。
あっちにゃ、ジークやシュテルンがいる。
[いいのか、と問うようにきゅい、と鳴く影竜に短く返し。
味方を援護するための一撃離脱を繰り返しつつ、今は淡い紫紺を纏う瞳が探すのは、空の蒼とは対照的な一色のみ]
/*
……あかん、意識がフォールダウンする……!
今張り付いて張り詰めててもしゃーないし、仮眠してこよう……。
うきゅう。
ぼちぼち、3時間睡眠では持たなくなってきてんのかなぁ。
[最初は
ただでさえ肩身の狭い思いをするはずの彼女に、剣を向けることなど出来なかった。
周りが彼女を遠ざけたとしても、私だけは、彼女の味方で在りたかったから。
喩え
一度対峙したあの時も、狙ったのは手首の拘束具のみ。
容易に壊れてはくれないと解っていても、私はそれを壊したかった。
彼女を、
[私は今でもアリーセを
けれど、状況は容易にそれを許さない。
私には護るものがある。
私には応えねばならぬものがある。
そのためには、立ちはだかる者と戦わなければならない。
喩えそれが、
[アリーセはきっと私が
兄は決して呼ばぬ、彼女の名を口にしている。
その上で彼女は私を「竜の前に立つ戦士として迎える」と言った。
そんな相手に手を抜くことなんて出来ない。
だから私は、私のために、彼女のために、剣を持つ。
私達が戦い抜く先。
そこで必ず掴み取ることが出来ると信じているから]
(────硬い!!)
[レイピアの切先は案の定、
ギィン、と金属同士がぶつかり合う音が響く。
手に痺れを伝えて震えるレイピアに耐える中、視界の端でアリーセの左手の宝石が光を帯びる>>147のを見た]
ッ、 はあっ!
[彼女の左手が動くと同時、無理矢理右手の手首を動かし、手枷に押し付けたままだったレイピアの先を上に跳ね上げようとする。
それで態勢を崩してくれるなら重畳、そうじゃなくても、彼女が為そうとしたことの阻害になれと願う]
―― 戦場 ――
[死にかけた事はよく分かっているらしいが、そこに苦々しい感情などはないようで。
むしろ笑みすら浮かべているように見えて、どこか嬉しそうだ。]
…なるほどねぇ、ローの事認めてるって事かね。
でもまあ、そんな個人感情捨てて邪魔になりそうなヤツ排除出来なかった悔しさもないんだったらさぁ。
[低空飛行をしながら兵士どもを蹴散らし。
くるりと反転してジークムントへと向き直れば。]
あんた指揮官とか向いてねぇな、感情で動かれると下のもんは迷惑だし。
[鐙に足をかけて立ち上がっていた男へとにぃ、と唇を歪ませ笑みを見せた。
上から目線、大いに結構だ。
こんなものは虚勢だろうがなんだろうが、引いたら負けである。
槍を構え直し銀髪の男へと向けて疾走する。
蹴散らす際に受けた矢傷がじくじくと痛み、流れる血が肌を汚しているが。
自分が引けば他の者が窮地に追い込まれる、そんな事はさせない。]
/*
投票確認、おーる風さん。
しかし、5dの投票結果は、はて。
落ちた段階では全員委任(風さんからのリロ票のみ表示)だったから、一票がランダムになるのはわかるんだけど。
なんでああなってんだろ??
/*
ところで、お天気発言を外したため、一言喋る内容にも苦慮しています、風さんです(
さて、マジでどーおすべか。
このままでは、コミ確認も出来ぬ……!
― 戦場・上空 ―
[>>159真っ直ぐ此方を見据える眼差し。
その首元には、いつかの『お守り』。]
リロ? ……ああ。
[相性に首を傾げ、続いた名に思い至り。]
心配には及ばん。
あの子は私の親族、何があろうが手出しはさせない。
[それは案に、全てを認める物。
ただ。捕縛から出陣に至るまで、彼女と話をすることはできぬままで。]
それより、閃影。
[日の光を受け輝く褐色。
翼を広げるウシャスに、こちらも武器を構える。
――――尤も。それはやはり、騎乗には向かぬレイピアと短剣。]
貴様は言ったな……コリルスの、あの街の守護者だ、と。
――――あの街とあの娘。
どちらか片方、護れる方を選ばせてやると言ったら。
貴様なら、どうする?
[右手のレイピア、切っ先で指し示す。
……しかし。その腕は傷もあり、微かに揺らいで*]
― 氷竜軍後退拠点 ―
う…ん……トルメンタッ!?
[目を覚ましての第一声はやはりそれ。
柄とはいえまともに食らった槍の一撃で左肩は折れていたし、風刃による傷は鋭利すぎて出血こそ酷くしなかったものの、深い傷ばかりで全身に包帯を巻かれていて。
動きにくい上に動くと痛い。ガバと起き上がろうとしたせいで全身に響いて、涙が浮かんだ]
うぅ……。
[それでも天幕の外からルゥゥと嬉しそうな声が聞こえてきたので、ホッとする。
あれからどれだけ眠っていたのか、よく分からなかったが]
起きたよ。大丈夫。
トルメンタも大丈夫?
ごめんね。加減しながらどうにかしようだなんてしたから。
[ルゥラルと歌うような声が響く。
気にしなくていいと言われても、相棒を危険に晒したのは事実。
しかも助かったのはコンラートが最後の最後で見逃してくれたからだ。
深く落ち込んでいると、トルメンタが一つの伝言をくれた。>>31]
シュテルンが。そっか。
迎えに来てくれたんだね。後で、ありがとうしなきゃ。
[店番でミスをして落ち込むたびに何度も元気付けられた言葉を聞けば、少しだけ浮上する。
彼の優しさが嬉しくて、でも同時に戦いきれなかったことが申し訳なくてやっぱり泣きたくもなってくる。
そんな天幕越しのやりとりをしていると、訪問者があった。
急いで目を擦って迎え入れる]
ジークムントさん!
ええと。おかえりなさい、でいいんでしょうか、こういう時って。
[変なところを気にすると笑われたかもしれない。
悪かったと謝られると、そんなことないと頭を振る]
だって、肝心な時って言ったら。
[この状態では戦えない。みんなの役に立てない。
また涙目になりながらジークムントを見上げれば、心を読まれたように返されて目を瞬いた。>>99]
[浮かんでいる微笑は優しいと同時に力強く。
頼もしさを感じて、うん、と素直に頷いていた]
……よろしくお願いします。
[前線はこの人達に任せよう。そう思った。
ただ、何かしたいという気持ちは消せなくて。
せめてトルメンタが健在であることを見せようと、天幕から這い出した]
飛ぶのは無理そう?
大丈夫ならちょっとだけ、みんなから良く見えるように。
氷竜の加護が目に見える形であるのは悪くないって、最初の時に言われたじゃない。
[トルメンタの傷はそこまで酷くなく、休んだ後の今ならば少しの間飛ぶことくらいは出来なくもなくなっていたけれど。
それが風刃の騎竜師から見えたらどうするのだと、ここでも無理をすることはないと、押し問答となった。
騒いでいれば救護班の少年少女も気がついて。何やってるのかと怒られた。素直に説明したら、もっと怒られた]
だって、せめても何か出来ないかって思って!
敵のところまでは行かないよ、だから!
あっ、うん。薬はちゃんと飲む。
飲むから、ね、ちょっとだけ……。
[別の少年が運んできた薬を飲んで。
更に言い募ろうとしたけれど、それほどしないうちに頭がぼんやりとしてきた]
……あ、れ?
[背後に回っていた少年がトルメンタを宥めるように何か言っている。仕方がないというようにトルメンタが鳴いて、翼の内側に抱え込まれ。
譲歩しようとかなんとか。通じているようないないような会話を耳にしながら、少しひんやりとした羽に包まれて、意識は再び現実から遠のいていった]
― 戦場 ―
ごちゃごちゃ、うるせー!
[ この男には、いや、他の誰にも解るまい。あの傭兵と己との間に剣を通じて交わされたもののことは。
そう確信していたから、彼は一言のもとにコンラートの言葉を切り捨てる>>165 ]
お前なら、邪魔者は全部排除できるってわけか?
[ 白竜も騎竜師も、傷ついているようだった。キアラとの戦闘で負った傷なのだろう。相手もまた、その背に譲れぬものを背負っている事を彼は知っている ]
(だったら何故キアラを殺さなかった?)
[ 浮かんだ問いは口にしない。コンラートに彼の事が解らぬように、彼にあの少女と風刃の騎竜師の間にあるもののことは解らない。だから踏み込まない。
甘いのかもしれない。だが、全てを切り捨て、踏みにじることによって掴む勝利を…父のようには望まぬと、そう決めていた ]
― ??? ―
ふぁ。ロッテ?
[名前を呼ばれて目を開く。>>+11
さっきまでいた陣地内とは何となく違う場所だった。
けれど、彼女が敵司令官に連れ去られたことも知らないままだったので、強い違和感を抱くことはなく]
あ。えっとね。
霧の中を飛んでたら、風刃の騎竜師さんと会っちゃって。
お互い引けないって……ぶつかっちゃって。
[まだ兄のような人との思い出を取り戻せてはいなかったが、敵を呼ぶには随分と柔らかい呼び方になっていた。
リーゼロッテに伝わっていなかったことについては、また通信機の操作をミスしたのかもしれないと、頭が勝手に「ありえそうなこと」で修正していた]
[ 横薙ぎに払われた槍が馬上を襲う>>166 ]
やれるもんなら、やってみろっ!
ヒルデッ!!
[ 彼の叫びに応じて、白馬は、地を蹴り、高く飛び跳ねる。
払い落とされる前に、自ら愛馬の背から飛び降りながら彼のツヴァイヘンダーが狙うのは、コンラートではなく、白竜の翼の付け根 ]
…ぐっ!
[ 未だ癒えきっていない内蔵の傷が、僅かにその動きを鈍らせる。避けきれなかった槍の穂先が、脇を掠める痛みを感じながら、振り下ろした剣は、少しでも白竜に届いたか? ]
― ??? ―
……負けちゃったの。
レトが言ってたとおり、とっても早くて、風に慣れてて。
[どこか嬉しそうにすら語りながら。
怪我のことは、眉を下げながら少し引き攣り気味に笑った。
あまり心配をかけたくなくて]
んー、ちょっと痛いけど。大丈夫。
トルメンタも、ねっ。
[氷竜は実像だったのか、心象が生み出す幻だったか。
けれど本物のように少し呆れた声で、どこが、と言いたげにウルゥと鳴いた]
……は。
いきなり、なに言い出すのかと思ったら。
[言いながら、右手の『月影』を握り直す。
東方で鍛えられた太刀は、その名と対たる陽の光の下、冴え冴えと。
その刃に、鮮やかなる緋色を、写しだす]
どっちか一方選ばせてやる?
……ざっけんな。
あいつも、コリルスも、俺にとっては絶対失えないもの。
何があっても、護る、と決めたもの。
どっちか欠けても、意味、ねぇんだよ……だから。
……何があろうと、両方、護り抜く。
それが、俺の、唯一の答えだ!
[一片の迷いもない、宣。
それに重なり響くは、竜の咆哮。*]
/*
>ラートリーメモ
気持ちは解らぬでもないけれど、このシリーズのラ神の傾向と対策が、今回も働くかどうかは、個人的に見てみたいわー、と思う今日この頃です。
(とても興味本位)
/*
ほんとになぁ。
蒼天輪舞の01然り。
碧海無双の人狼化発動敗北然り。
黎明黄昏と天穹演舞の相討ち然り。
剣舞でも負けてたし、流星ver.2も、だったよなぁ。
とにかく、いつぞの連戦連勝のお釣りを今もらうが如く、バトル村の最終戦で勝てない俺なので。
変に対応幅は広くなっとるよねぇ……。
/*
まあ、ほんというと、竜降りて戦って欲しかったけどね。
その方がシュテルンと話できるだろうし。
でも現状、単騎対雑魚多数の状況になってるからなあ、無理よねー
― 戦場・上空 ―
[>>171小さく確かめ細められた瞳には、答えずに。
>>172構えた太刀に、己の緋色が映る。]
…………そう言うだろうと思ったよ。
[瞳の色に一瞬重なる面影は、よく見知った物。
>>173迷いの無い宣に、薄く笑みを浮かべ。]
ならば、まずは私を倒す事だな。
――――……往くぞ!!
[右のレイピアを持ち直す。
竜の咆哮に、己の竜も声を上げ、その翼を羽ばたかせた。
向かう先は褐色。
構えた太刀のその向こう。切っ先の狙いは、右肩*]
/*
しかしブレス…、コンラートの槍当たってるわけだから相当接近してるはずなんだけど放てるものなのか?竜の構造が良く解らない…
― 回想・3年前 ―
[コリルスで時を過ごす内、シュテルンの実家>>4:233に関する噂も幾つか耳にすることとなった。
何処からか流れ着き、一代で財を築いたという交易商。
噂の中には、ごろつきや荒くれ者扱いするような、良からぬものも含まれていた]
かつてのわたくしなら、相手の顔を見ずとも、近寄ってはならぬお方と判断していたかもしれませんわ。
[貴族の娘は、かつての自分を振り返り苦笑する]
けれど、今は違う。
シュテルンの力を認め、夢を後押ししているお方、なのですよね。
[シュテルンの人となりや言葉の端々から、そんな姿が目に浮かんでいた。
そうして血筋や出自に囚われぬ見方が出来るようになったのも、コリルスでの修行の日々や、シュテルンのお蔭。
たくさんの事を教えられた>>3:202のはシュテルンだけではないと、彼の思いを知っていたならそう返していただろう*]
―― 戦場 ――
[自分なら邪魔者を全て排除出来るのか否か。
答えるのならば否と答えるだろう。
未だ若く未熟な身で、軍人でもなければ傭兵でもなく。
ただ流れのままに戦いに身を投じ。
中途半端な人間である自分が情を交わした相手を心を殺してまで屠る事は出来ず。
見逃した
それでも武器を奮うの理由はただ一つ。]
俺は死にたくねぇんだよ!!
[生き汚いと言われようとも、待つと言ったからには死ぬわけにはいかぬ。
覚悟があるとしたら、ただそれだけしかない。]
[こちらの槍が銀髪の男を掠め、それと同時に男の剣が振り下ろされる。]
――――避けろ!
[コンラートの強い声に白竜が反応して急浮上する。
身体にかかる上から押さえつけられるような圧迫感に低く呻いた。
それでも剣を躱す事は出来ただけ重畳と言えよう。
白竜の瞳が怒りに揺らぎ、ゆるりと大きく翼を広げ。]
――――ダメだネージュ、止めてくれ。
[カッと口を開いてその鋭い牙を見せるのに、首に縋り付いて止める。
ブレスを使わせてはいけない、それ以上やらせれば白竜とてただでは済まない。
白竜は剣も届かない上空から殺気を込めた視線でジークムントを睨めつけ。
コンラートもまたじっと彼を見つめる。
アリーセから渡された紅の液体を使うべきか。
逡巡しつつ友軍が間に合うかどうか、機会を窺っていた。]
/*
地上の皆さん頑張って!
とメモに入れそびれてしまってたので、こちらでひっそりと。
後方支援は上手いこと思いつかなかったので、眠らせておきつつ。邪魔になりそうだったら時間軸を前後させてでも起こして救護班のお手伝いでもしてたことにしようかと思います。
ご都合主義嫌いな人がいたらごめんなさいですっ。
― 戦場。前線より東に迂回したぐらい ―
あれか。わかった。意地の一つや二つ張り通すぐらいの無茶でもして死ぬな。
[風が不自然に舞い、暴虐にさらされている木の葉>>127など把握して進路が決まったところで、慎重さなど欠片もない無茶苦茶な励ましを軽く送り通信機をしまう]
半分は予想通り…ってとこか。
[むしろ来ないほうが楽であったが、兵>>152は引きずりだせた。このままあの部隊に一当てして暴れてもっと敵指揮官の回りから兵を排出させるつもりではあったが、思ったよりも早いコンラートとアリーセの奇襲によりこれ以上引きずりだせるかは難しいだろう。]
ん……?
[進軍を続け敵部隊を視認できるところまでいくと、それが誰であるかをしって、進軍を一時中断。あちらもそのつもりのようで]
おぅ……久しぶり……でもないか。
[氷竜軍にいたころいた同じように雇われていた他の傭兵隊]
ああ、互いにこれが仕事だからな。
[あげて見せたのは、掲げたのは槍。だが見れば、それは刃のついていない側のほう。刃を向けず適当に槍を併せることを八百長≪はじめよう≫>>152という無言の主張。]
[そう、敵を引きずり出し、指揮官周りの兵を減らした。という意味では一部とはいえ目標は達せれていることは事実だったが...は盾の陰で、槍を逆手にもって掲げていた]
/*
ああ、なるほど、こっちが落ちてから想定だったか。
竜に飛びつきの案採用してた方が悩ませなかったわね、ごめんなさい。
今回飛びつき可能だったかどうか、確かめられなかったんでやめたんだよねー(^^;
[彼女の声に諌める響きはなかったかもしれないが、その言葉は精霊師にひとつの決意をさせた]
それなら、早く元気にならないといけませんわね。
シュテルンに、心配しなくてもいいって伝えられるように。
[まだ本調子ではなかったものの、その笑顔は明るかった]
/*
ちなみに、最終戦で勝ちを譲られたり、途中で勝ちを譲ったりした経験もあるので、わりと拘りはないほうなのでした。
[緋月繚乱と魔導弾のおはなし]
まあ、うん。
流れるままに打ち合いを楽しむのが、バトル村で一番大事なことかな、とも思うので、うん。
どーにかなるさ、きっと(
[確証をもてたわけでもない、けれども違和感の正体の答えに、
そして通信で話したジークムントの言葉がさすもの、
そうと判ずるべき材料はいくらでもある。
再開の形が違ったものならば、もっと過去を懐かしみ分かち合うこともできたのだろうが…、
そうは言えない立場に…、互いに立つ位置はいまはそれを許される状況にない。
それをなしているのがこの戦争ならば……、
それを終結へとむけることが一番の近道とも言える。
互いに今は、敵として、討つべき相手としてその位置に立つ身であるから]
[跳ね上げるレイピアの動きに手元はぶれてつかむことは叶わずに空を掴む]
残念だけどこいつはそんなにやわにできていないものでね。
[両手の枷を繋ぐ鎖がじゃらりと音を立て、空を掴んだ手を一度右手とともに自分の右上に振り上げる。
両腕の枷の宝石があわい光を放ち、枷の重みとあわせ勢いよく伸ばした指を曲げ引っかく爪は鋭く切り裂く竜の力のもの。
狙うのは相手の左の肩口から胸にかけて]
「話がわかるじゃねぇか」
[それに対して満足したのか同じように、刃とは逆側の槍を掲げ、気が緩む敵傭兵隊をみて、思い切り腕を振りかぶり、隊長格の傭兵へと槍を投擲した。
咄嗟のことに茫然としたがすぐに我に帰り回避する敵傭兵隊長の腕をざっくりと掠めとっていくパルチザン]
「て…」―――進軍
[あいにくと相手の口上に律義に付き合うつもりはない。憎々しげに見られたところで悪いが、俺は氷竜軍にいたころジークムントより前に隊に加われと高圧的に誘ってきたあいつが好きじゃないのだ。]
[傭兵隊が敵傭兵隊を狭撃するように二隊に分かれて、後方にいたものがクロスボウで一斉に敵傭兵にむけて射撃をし、精霊術の溜めが行われる。
示し合わせたような動きに見えるだろうが、よく鍛錬を積んだというわけではない。実際に示し合わせていた。とにかく最初の部隊を一気に叩くのが大事だと決めていたからだ。各々が役割に準じて動き出す。
気が緩んでいたところで突然の攻撃による隊長の負傷に加え目まぐるしく動き出す眼前の敵に容赦などない。]
――蹴散らせ!!!
[喊声をあげ左右から盾を掲げ、槍を突き出しながら突撃。
肉を裂き、鉄同士が激しくぶつかり合う音が響いた。]
― 戦場・地上 ―
……どーやらそうみたいだな。
[上空、レトは知らせるまでもなく探していた緋色の竜の姿をとらえた模様。>>158
対峙する二匹の竜を見上げ、渦巻く言葉の中からしっくり来るただひとつを選んで、告げる]
――頼んだからな。
[気をつけろ、でもなく勝て、でもなく。
ただ、空は頼んだと信を置いて、地上を見据える]
― 戦場・上空 ―
[>>181何処かそっけない言葉に笑みは深まる。
無論、予想ができた以上に。“両方”と言い放つ気骨が無ければ、託す気も持てぬ物で。
>>182一閃はギリギリの所で避けられるが、確かな手応え。
……だが。急な上昇に、瞬間、ウシャスの動きは固まる。
大きいが故に小回りが利かぬのが、祖母の流れを受け継ぐこの炎竜。その動きを捉えた時は、既に遅く。]
……ちっ……!!
[強引に手綱を切り、身を捻る。
幸い肩は帷子が仕込まれている……が、鋭い剣閃は左腕に逸れ、鈍い痛みと焼けつく痛みを伝える。]
っ、く……今だ、ウシャス! 斬り裂け!!
[だが。速さが無いなら、勝負はこの瞬間。
そのまま、傍に寄った影竜の体躯目掛けて、緋色の爪が呻る*]
[頼りにしてる、と言われた。>>156
頼りにしているからこそ、レトは、
折れずに目的を見据えて今、空にいる。
ならば、信頼に応えよう。
レトが自由に空を飛ぶ手助けをするために]
よーしジーク、いっけえー!!
[走る馬の鐙に足をかけて立ち上がるという曲芸をやってのけつつ、
白い竜へと向かうジークムント>>151へと声援を送る――送るだけ。
自分もついていく、などといった、できないことを無茶してやるつもりではないようで、
他の精霊師と交代しつつ、吹っ飛ばされた兵士の回収と治療にあたる。
その最中]
そういや、海精軍に行っちゃった傭兵、……ロー・シェンだっけか?
姿を見てないな。
[思い出したように呟き、辺りを見回す視線には警戒が滲む。
騎竜師が空の脅威とすればロー・シェンは地上の脅威。
何せジークムントを打ち負かすくらいなのだから]
まさか怖気づいたわけでも海精軍にお金がなくなったわけでもあるまい……。
どっかからくるよな。
どっからでもかかってくるがいい!
[とはいえ叫んでも少年の視界に、よく目立つその傭兵の姿はまだ見えない。
ただ、ジークムントと風刃の騎竜師が、
中空を隔てて睨みあっているだけで]
/*
どうしよう、やっぱりシュテルンがかわいいww
いや、萌えてないで、早くコンラートへのお返事書けって話ですね、はい。
[だが相手も戦場を渡っていた傭兵。初手に打撃を受けたが譲ったが号令をかけて、あちらも三方に対処するようにその場その場での対応を始まる。眼前の敵をメイスで兜ごと叩き潰しながら、持ち直され果敢に反撃を始める場所もいくらかある。]
さすがにこれだけじゃ無理か。っと……そろそろか。
[精霊術師の詠唱が聞こえる。不自然であるとすれば、同じ文言を同じペースで、同時に複数人が詠んでいること]
盾掲げろ!!巻き込まれる前に退くぞ!
[もともとはラートリーに捕縛されたときを鑑みて、騎竜対策としての手段として他国を渡ったことがある傭兵らの技術を三カ月…それこそつい先日まで鍛錬を積ませていたもの。一個の単体ではなく複数でもって強力な術を放つ。戦場用の精霊術。
精霊の力が一斉に集うのは、この戦場にいる精霊術者>>192にはいち早く伝わるだろうか]
[だが伝わる順番はさほど変わらなかったかもしれない。なにせ最後の一節が詠み終わると、集った精霊が炎と化して―――
ズドォン!!!と派手な音を立て、敵傭兵隊の中央で爆ぜたからだ。]
― 戦場 ―
[ 揮ったツヴァイヘンダーの切っ先は急上昇した竜には届かず、そのまま、彼は地に落下する ]
ぐあ…っきしょ!
[ 高度がさほどなかったおかげで、どうにか受け身は取る事が出来たが、元々、痛みを抱えた上に新たな傷を増やして動きは鈍い ]
……!
[ 見上げた先、竜の口がカッと開いて牙を見せると同時、白馬がその視界を遮るように、彼の前に駆け寄ってきた ]
ヒルデッ!危ない…退けっ!!
[ 竜のブレスを避ける暇も、受け止める力も無い。唯一使える手は一つ残っていたが、それを使えば後が無いうえに、周りの味方も巻き込みかねない ]
― 戦場・上空 ―
[小柄な影竜の強みの一つは、立ち回りの細やかさ。
それは、自身もまた速度を身上とする剣士の意思と動き重ねる事で、縦横無尽に天翔ける力を得る。
そこに、鋭い刃の一閃を重ねるのが、師である斬影の騎竜師と紺碧の影竜の戦い方で。
その剣技を受け継いだ少年と褐色の影竜もまた、同じ立ち回りを得意とする。
だが同時に、影竜単体の戦闘力はと言えば、かなり難のあるもので]
……っ!
[振るった刃は狙い逸れるも手応えを伝えてきた。>>189
同時上がる声と、緋色の咆哮。
迫る爪を避けるべく、下降を試みるものの、振るわれた一閃は褐色の胸の羽を散らし]
……っつ!
[同調している感覚は、同じ場所に痛みを伝える。
短く声を上げながら下降して距離を取り、そこから、素早く反転をかけて上昇する。
上を取らせてはならない、との本能からの行動だが、僅か、動きが鈍るのは否めない]
……は……さすが。
そう簡単にゃ、いかねぇか。
[高度あわせた状態で距離を取り、ひとつ、息を吐く。
遠距離の攻撃手段を持たぬ身、余り大きくは離れられない。
次の一手をどううつか。
思案しつつ、太刀を握りなおした。*]
/*
うっひょおおおお
ところでジークの奥の手ってあれかな、武器についてる精霊石絡みの
僕と同じことを考えてるかもね!
[できて二回といっていた術は、本当はもっと兵を引きつけて、あるいは敵騎竜師にこれをぶつけるつもりであったのだが、致し方ない。]
突撃するぞ!俺らの前に阻むやつは斬れ!前に逃げようとするやつも斬れ!立ち止まり降伏するやつもついでに斬れ!
[吹き飛ばされ燃やされて、既に統制を取るどころではなくなった傭兵隊に突撃の号をかける。前に立つな。そんな意志も暗にかけ、理解した敵傭兵は道を開けることになるか。]
遅れるやつは無理についてくるな!態勢整えた後追っかけて来い!
[一人に指示を任せると約半数ほどを伴って、コンラートが指示した戦地をめざして突き進んでいく]
― 戦場 ―
くそ…!
[ その場を退く様子の無い白馬に促されるように、身体を馬上へと引き上げる…間に合わぬかと思ったが、予想した竜の息吹は、襲っては来なかった>>177 ]
………。
[ 荒く息を吐きながら、殺気を込めた竜の瞳を睨み返す 。
死にたくないのだ、と、言った風刃の騎竜師の声が耳に残っていた。
初めて挑発でも威嚇でもない、コンラートという少年の本当の言葉を、聞いた気がしていた ]
/*
むー。
返しに20分かかっておる。
頭はだいぶはっきりしてるんだけど……こーひーのむか。
そして風さんの一言が(ry
─ ??? ─
[キアラ>>+29が起きたのを見て、ほっと息を吐く。
傍に行き、彼女の話>>+30を聞いて]
…そっか。
強かったんだね、その風刃の騎竜師。
[どこか嬉しそうな様子と柔らかな声。
キアラから伝わるそれに暗い感情は見あたらなかったから。
負けたことの慰め等はせず、事実だけを笑みに乗せ。
怪我について聞いた反応はなんとなしレトに通じるものがあったのと、氷竜のそれとから多分にやせ我慢だろうとは思ったけれど]
大丈夫ならよかった。
でも。
[そう微笑んだ顔は、少しの間を置いて、翳り]
…キアラも捕まってたなんて、知らなくてごめんね。
[自分と同じところに居るということは、彼女も海精側に捕われたのだと思い、謝った]
― 戦場・上空 ―
[>>196小柄な影竜の体躯に、散る羽根。
だが。炎竜は、>>197短い声にその爪を鈍らせる。
結果、素早く上へと昇る影竜の姿が太陽へと向かい。]
……ウシャス……。
[済まない、とは思えど。
昇る騎影を前に、一瞬背を撫でるのが精一杯で。]
悪いが……私とて、退く訳にはいかないのでな。
[太陽へ向け、飛ぶ。]
ウシャス……もう一度だ!
[己の騎竜に声を掛け、褐色を追う……が。
その姿は、逆光。竜もまた、眩む瞳と先ほどの声とに、爪を出す事を躊躇うまま。定まらぬ軌道で、飛ぶ*]
[硬い手枷ごとアリーセの手を跳ね上げることは失敗した。
けれど彼女の目論見は外れ、レイピアは私の方へと引き戻される]
随分と堅固なものに護られているものだ。
[右手に握ったレイピアを外に広げるように払い、相手の左下からの斬り上げを狙った。
同時に振り下ろされる彼女の爪>>184。
仕掛けている以上避けること叶わず、爪は左肩を。
更には手枷の重量による勢いで鎖骨下まで肌を引き裂いていく]
ぐぅっ!!
[自分の攻撃の結果を確認しないまま、爪から身体を引き抜くように地を蹴った。
爪の数だけ残る痕、滴る紅は胸元に巻いたサラシの位置で留まり、白を紅に変えていく]
はっ … ふ ぅ …
……艶やかなネイルをつけたものだな。
[私の血で染まるアリーセの爪を見て、喉奥で低く笑った。
呼吸を整えて見据えるのは、首輪のつけられた彼女の首。
その下にあるものの重要性を、私は知っている。
ただ、容易には到達させないだろうことも予測は出来た]
―― 戦場 ――
[キアラから受けた傷も治っておらず。
新たに出来た矢による裂傷からの出血と痛みで目が眩み、呼吸は荒く肩が上下する。
ちらりと視線を飛ばせばロー・シェンの様子(>>199)が目に入り。
まもなくこちらへと到着するだろうか。]
はは…いいざまだな。
[落馬した男へと視線を戻して小さく笑い、再度槍を構えた。
行くならば男が動いた瞬間、もしくはロー・シェンが突撃してきたその時。
連日の無理が祟り握力は落ちて動きは鈍い。
それでも死ぬ気もなければ引く気もないとなれば。
後はもう気力で勝負するのみ。]
― 目的の戦地 ―
[行軍は戦鼓のごとく力強く。味方を奮い立たせ、敵を畏怖させる。
眼前には敵兵。ここが目指していた箇所にて激戦の地]
コンラーーート!!無事か!?
[上空にはコンラート>>206の姿をみとめ、通信機越しでなく声を上げる。その下には相手の指揮官を守るために編成されているのだろう兵がいる、妙に統率されているのは、白の戦友をみとめてすぐに理解して]
おい、気を引き締めろ。氷竜軍の陸戦最強がいるぞ。
[容易くいかない状況を想像し、傭兵ともども体の芯に熱をいれるよう戦気をとがらせた]
─ 海精軍拠点 ─
…ん。
ありがと。
[マリィ>>+32の気持ちが嬉しくて、礼を返し。
良い仲間を得られた>>+33と言われたのには、はっきりと頷いてみせた]
うん。
───マリィも。
[戦場で対峙した時。
又従姉は何より先にマリィの無事を案じていた。
仲間としての絆があるからだろうと、短く返して]
…そっか。
[こちらの問いかけに返されたのは、否定。
それは予想していたものでもあり、そうしてくれればいいと願ったものでもあったから]
うん。
そうしてあげて。
シュテルン、絶対喜ぶから。
[心からの笑顔を彼女に向けた]
/*
日本刀、という言葉は使えんからなぁ……w
どうしても、太刀、としか表記できぬのです。
クラールハイト既存国で日本に相当するとこって……ユウレンよりは、むしろシンシャかなぁ。
ユウレンはむしろ、中華圏だしねぇ。
桜とかふつーにあるけど(
―― 戦場 ――
[ジークムントが馬上へと戻り(>>200)、動こうとした瞬間。
ロー・シェンの声(>>209)が耳に飛び込んできた。
一瞬気が緩みかけるが、即座に引き締め。]
おー無事だ、まだ動いてるしなー!!
[ちらりと笑顔を見せて言ってのけたが。
矢傷による裂傷は流血している事もあり派手であろう。
軽く槍を持った手を持ち上げてみせるが、僅かに眉が寄り。]
ま、さっさと片付けちまいたいけどな。
[視線の先にはジークムントと、そしてシュテルンの姿も見えただろうか。]
― 戦場・上空 ―
[柘榴の名を持つ竜の血脈。
「人と共に」と叫ぶ血は、故国では常に、斎巫女の元にあった。
――――……夜から朝を齎す、暁よりの使者として。
>>207閃影の竜が受け継ぐ血脈は知らぬまま。
“人”が傷つくその事実は、緋色に重くのしかかる。]
ふん、同じ手とは言え……
[>>208一閃の重みは、避ける事を許さない。
そう続けようとして、己の竜が爪を出さぬ事に気付く。]
……ウシャス? ……っ、こら……!!
[けれども叱咤は時遅く。
逆光を受け逸れた軌道、入らぬ一撃。そのまま、目の前の褐色は更に高みを目指す。
肉眼で軌道を追えど、それは瞬間、日蝕の如き影と化し。]
…………っ、ぐっ……!!!
[斜めに振りぬかれた刃は、竜の首筋を逸れ、乗り手の胴を掠める。
帷子よりも深くは無い、とは言えその衝撃は確実に伝わって。]
……距離を取れ、ウシャス!
それならば、お前の炎で……!
[緋色から上がるのは、戸惑いの聲。
されども。その指示通りに、天へ昇る竜の下、大旋回の軌道に入る*]
― 現実 ―
[現実では、軍の裏で手伝えることだけ手伝っていたかもしれない。
新たに来た少女>>+6の見張りのためにそちらへ向かって]
……んーん。
あたしも、お荷物みたいなのだから、構わない。
[言われたことにはふるふると首を左右に振って答えた。
昏い世界で教えられた事は覚えていたから、精神の均整はとれていたけれど。]
あたしの名前?……ウェルシュ。
ウェルシュだよ。
[名を聞かれたことには驚いたが、素直に口にした。]
/*
悩みながら投下するからダメなんよね。
シュテルンとかどうなってるのかなぁとか考え出すとんー?ってなる。
― 戦場 ―
ち…面倒なのが、間に合いやがったなあ。
[ 聞こえた声>>209に、うんざりしたような言葉を漏らす。実際騎竜師一人に手を焼いている状態の所へ、戦慣れした傭兵部隊に乱入される程の面倒はない ]
黙って睨み合ってる暇があるなら、
仲間がどっから来るか教えて――、っ!?
[言葉は、最後まで紡がれなかった。
精霊の力が一斉に集まった方>>193へと顔を向けると同時に――、
派手な音が、響く。>>194
少年がひるむ中使役している精霊の方が先に動き出したのは、
あれだけの派手な力を生み出したのが炎、だったから。
命ずるまでもなく精霊の知覚するものが少年へと流れ込んできて、
敵の接近を、知らせる]
――つまりはひるんでる場合じゃないってんだろ!
[気を取り直して、自分達の右側より到達したその部隊を見据える。>>207]
ずいぶんすごい術を使うんだな。
ひとりの力とは比べ物にならないよあんなの。
……だが炎だ。
もう一回来るようなら押し流してやろうか?
[精霊石が蒼い光を淡く放つ短剣を構えて告げる。
挑発体勢だが向こうは乗るかどうか。
だがやるしかない。
彼らを
/*
とりあえず時間までに判定は無理だな。
秋ちゃんさっきのやつ予備動作前にしてもおっけーとか気付いてくれないかな。[無謀]
……考えられるのは……。
[こちらになくて、あちらにあるものの活用か。
ならば、距離は詰めるか開けるか。
思案した後、選ぶ道は]
……どんな攻撃も。
当たんなきゃ、どうって事ねぇんだよっ……!
[どちらにせよ、こちらは斬り込まねば始まらない。
火炎が来るなら避けるのみ、と割り切って。
再度、斬り込まんがため、緋色へ向けて、真っ直ぐ、飛んだ。*]
─ ??? ─
うん、悔しいけど。
[悔しいとは言いつつも、一つ間違えば死んでいたことへの認識が甘い。こんな調子だから、コンラートに言われたように、戦場には似あわないのだろう。良くも悪くも、これから変わるかどうかはさておいて、今はまだ。
呆れ声を上げた氷竜は少し離れて翼を畳み、眠る時のような姿勢を取った]
でも?
[リーゼロッテの表情が翳ってしまうのに、小首を傾げる。>>+36]
ええええっ?
い、いつのまに!?
[氷竜の方を振り返っても、我関せず。
捕まったとも、違うとも答えてはくれない]
それって氷竜軍壊滅しちゃったの?
あれ、でもそれなら私一人じゃ変だよね。
シュテルンが助けに来てくれて、戻ったはずなのに。
えっ、どうして?夢?
[混乱しながら周囲をキョロキョロと見渡す。
他に人影はあるのだろうか。
それとも戦場が見えて、更に戸惑うことになるだろうか]
風の紡ぎ が「時間を進める」を選択しました
風の紡ぎ が「時間を進める」を取り消しました
― 戦場・上空 ―
[大きく距離を空ければ、此方は炎も使える。
……が。>>218>>219感付かれたか、向きを変えるその少し前、褐色の影が此方へと飛ぶ。]
く、っ……ウシャス、
[竜は躊躇いつつも、炎を吐き出す。
……が。それは指示通りの炎壁ではなく、小さな複数の火球。滑り込む影のその周囲目掛けて、威嚇の代わりと言いたげに*]
面倒とかぶっちゃけんなよー。 実際面倒だけど!
[うんざりした調子のジークムントの言葉に条件反射で返しつつ、>>215
短剣を2本、まとめて地面に突き刺した]
―― 沈め ――
[短剣が刺さったところから水が湧き上がり、
ロー・シェンの部隊へと流れて行くのが見える。
深さはせいぜい足首がつかる程度だが、
触れれば足場を失ったように感じるだろう]
これなら面倒じゃなくなるか……?
─ 現実 ─
[見張り役の子>>+40が頭を振って言った言葉には、少し眉が下がった。
けれど、理由に踏み込んでいくのも気が引けて、問うことはせず]
ウェルシュか。
よろしくね、ウェルシュ。
[驚いている様子に構わず笑顔を浮かべ]
暇しててもつまんないしさ。
話、しよ?
過保護に育てらているものでね。
[振るう爪は狙い通りに左肩を捕らえて、その肌を引き裂きながら、
応じるように振るわれたレイピアはこちらももちろんよけることはできず]
[脇腹のよこ、鱗のない地肌を滑る刃は、切り裂くよりも擦り切るに適したその性質を現すように胸元あたりまでを通り、その細い軌跡を赤く残していく]
っ…
[服の切れ間から覗く赤い筋は、じわりと滲む赤で広がり服の内に垂れ落ちるそれはゆっくりと付近の布地を赤に染めていく]
[赤に染まった爪は振り下ろした姿勢のまま、笑みを返し]
そのレイピアも後で一流の精霊術士に頼めば生まれ変わるんじゃないかい。
[自分の身を裂き、血をまとった刃を一度視線でさしてから、視線を受けてわずかに身構えるように顎を引く。
顎を引く前に見えたもの。
その視線を受けた首輪は、首元にあるものを隠すようでいながら、その隙間は突くに適した相手の武器ならば狙えなくもないものだっただろう]
それとさ…
[右足の枷の宝石が光り、鎖で左の足とつながったそれは膝の高さ程までしかあげることはできないが今はそれで十分。
相手の左足、脛の辺りを狙って]
あまり女の子の大事なところは見るべきじゃー…
[枷の重みとともに踏みつけるように足を下ろす]
ないね!
ははっ!随分と男前になってるじゃねーか!
[裂傷に流血。コンラート>>211の様子は遠目でしかわからなかったが、今、この場で気遣った態で敵に挑むような精神をもっていない。
敵から奪った槍を油断なく構える]
/*
風さんwww
メモが可愛いな。
と独り言で芝生やしつつ、だな。
ログ遡ってたら、レトのユーディット様への第一声に、ごろっと、させられてた。
どうしてくれような本当にもう。
ああ?あれはな。相手が見せてもらいたくないときにしかできねー技なんだよ。
[自分で言ってて本当にあったら嫌味な技だと思う。とはいえ実際、精霊術師は、いまだ後方でちょっと遅れてやってくるから出しようがないのだが、それをいう必要もない。]
……にしても…お前は術者ってわけか。先に知れてよかった。
[その物言いと蒼い光を淡く放つ短剣>>217とを見ていう。不意になにかされるより随分とマシだが、状況が別段好転したわけでもない。]
/*
しかし、いいのかしら。こういう墓下でも。
ちょっと不安になってきてたりします。
地上にも反応したいと思って生霊モードになってみたのですが、そこまで辿り着けるかも分からないですし。ううむ。
あ、あとミス発覚。司令官ではなく部隊長でしたね!
ラートリーさん認識甘くてごめんなさい。
ウシャスの「戦いたくない竜」の描写が凄く好きです。
[囲うような兵の層を見つめる。突入するにしてもアリーセを逃がすことになるとしても、一角ぐらいは崩しておきたいところだ。とまで考えたところで術が行使>>221されて思わず身構えたが、衝撃の類はこない。代わりに足場を失ったようなふわふわとした感覚に陥るこれは前にウシャスに乗っていた時の空中移動時に似ている。]
まやかしだ!戸惑うな!今までと同じだ!自分の感覚をしっかりもてよ!クロスボウ構えろ!……放て!!
[ざわつく傭兵に言い聞かせるように言った後。クロスボウを構えて…射線がシュテルンめがけて注がれ、そして踏み出す。ぬかるみにつっこむような感覚に狂わされ、いつもより鈍るが動かせないことはない。]
― 戦場 ―
[ 派手に炸裂した炎には>>194、シュテルンが牽制をかけている>>217 では、こちらのやることは一つだ]
しゃーねえ、まとめて相手してやるぜ。
[ にやりと笑うと同時、ツヴァイヘンダーを、ぐるりと頭上で回し ]
打てーっ!
[ 竜を警戒して、後方待機していた弓兵が、号令一下、傭兵部隊に向かって矢を射かける。多少距離が空いてはいるが、シュテルンの足止めが効いていれば>>221効果はあるか? ]
どうせ突撃するのはかわらねーんだ。とにかくこの鬱陶しい水がねーとこまで突っ込むぞ!
[後方に声をかければ盾を前面に掲げる。沼のような大地に抗うように進み始めて]
[彼らが望むのは、行儀よく鍛錬を積んだ正規兵や、数か月鍛錬をかじったものには戸惑いを生む乱戦。それを成させるために]
悪いが邪魔させねーぜ。
[...が選んだのは術者の排除。強引に感覚を直し、シュテルンめがけて突き進み、槍を繰り出した]
……あいつ。
[紫紺に染まった瞳が見やるのは、蒼に映える緋色]
傷つけるのを、嫌がってる……?
[以前も感じた事がふと過ぎる。
先ほどの体当たりも今の火球も。
本気でかかられれば、こちらはもっと危ういはずで。
何故、と。
問うような視線が、緋色とそれを駆る暁紅へと向いた。
同時、紫紺は緋色との距離を測る。
先に進むために一手を、打ち込む事を意識しながら。*]
─ ??? ─
なら。
次は、キアラがもっと強くなる番だね。
[キアラ>>+41に笑ったまま、違う?と問うように首を傾げ。
こちらの言葉に驚く彼女の混乱>>+42>>+43に、え?と同じように目を丸くして]
─ ??? ─
ちょっと待って。
キアラは捕まったんじゃないの?
じゃあ何でここに居るの?
あたし、今、海精側の拠点にいるのよ。
…って、
そういえば此処、どこなの?
あたしあの部屋で眠ったはずなのに。
[同じく混乱に辺りを見回す。
見える景色は漆黒か、戦場か。
どちらにしても困惑が胸をしめるが]
/*
なお。
久しぶりの対人空中戦に、機動考えるのが楽しすぎて。
ついうっかり、判定タイミングを失念していた俺がいました。
―― 戦場 ――
おう、惚れ直していいんだぞ!
[笑いながら答え、ロー・シェンが槍を構えるのを横目にジークムントとシュテルンへと視線を向ける。
シュテルンの術(>>221)は元より陸地を進まず空を飛んでいる自分には関係なく。
ロー・シェンの力強い言葉(>>228)にそれは彼に任せれば大丈夫だと放置をきめこんだ。]
――――…させるか!!
[ジークムントの掛け声と続く弓兵での攻撃(>>229)に即座に割って入り。
矢を幾らかは受けつつも勢いは止めず。]
いい加減に……―――しろっ!!
[一直線にジークムントへと疾走し、槍を鋭く突き出した。]
[放たれた矢>>229は、常の前進体型通り掲げられていた盾>>230が阻む。それだけならば大したことではなかったが、矢の衝撃だけで足元がおぼつかないなか、動きが鈍る。隊形が崩れる。
それでも傭兵たちは止まらない。それは感覚というよりも、動かずにこの場に居続ければ不利どころではない。常にある死への抗いが彼らの行軍を止めないのだ]
― 戦場・上空 ―
…………っ、
[狙いと異なる火球を、愕然と見つめる。
……が。>>231影竜を掠めた火球に咄嗟に漏れたのは、“弟”の名で。]
っ……それでも……それでも!!
[駆けあがる影竜。
ウシャスの背を撫で、手綱を切れば、その後を追い。]
……、……どうした、閃影の守護者。
――――お前は、全てを護るのだろう?
[>>233何かを問うような眼差しに。
ただ、その紫紺を見返し、問い掛ける。
距離を取りながら、左の短剣と収め。
悟られまい、と。手負いの右で、レイピアを握る。
……ウシャスが望まぬとは言え。
決着は、着けなくてはなるまい、と。]
……ならば私は!
貴様が真にそれだけの力を持つか、見極めるまでだ!!
[空いた間合いを、再び褐色へ向け滑り出した*]
─ ??? ─
マリィ?
[聞こえた声>>+45に、ぱちり瞬いた。
見えた姿には本当にここは何なんだと思いつつ、問いを聞いて]
知り合いっていうか。
マリィに話したでしょ。
シュテルンと同じ、あたしの仲間。
[と、話した後に為された説明>>+48は理解するにはちょっと現実離れしていたが]
じゃあ、キアラは捕まった訳じゃないのね。
[その一点が揺らがぬならば、安心できると微笑んだ]
― 現実 ―
う、うん。
[話>>+44、と言われて、思わず首を縦に振る。
何を話せばいいかわからず、ポツポツと話せる所―海精軍側の領地にある森の出身であること等―を口にした。
それにリーゼロッテはどう反応しただろうか。]
― 戦場 ―
[ 術にも怯まず、ロー・シェンがシュテルンに向かうのが見える>>232 ]
シュテルン!!
[ 思わず馬首を返すが、上空には今だ怒りに燃える白竜と騎竜師がいる ]
…やられんじゃねーぞっ!!
[ 結局、そちらへは走らずに、風刃の騎竜師と対峙し続けることを選んだ。無鉄砲なようでいて、肝心の部分では抜け目のないシュテルンならば、凌ぐ筈、と、そう信じて ]
─ ??? ─
ええ、では氷竜の……。
[記憶を探れば、彼女がコンラートと交戦した事や、その経緯も辿れるかもしれない。
前線を離れていたことや夢のような空間であることから、正しさは保障出来そうもないが]
大丈夫。わたくしも、この方が捕まったというお話は聞いておりませんから。
[安堵した様子のリーゼロッテに言い添えて微笑んだ]
[顎が引かれることによって位置のずれる視線の先。
それを一度アリーセへと転じると、大きく息を吐いた]
それは良い事を聞いたな。
[向けられた言葉>>224にそれだけを返して、レイピアを再び自身の右へと払う。
刀身から滴る紅、それが地面へ落ちきる前に、アリーセの言葉>>225が続いた]
[こちらが何か言うよりも早くアリーセが動き、じゃらりとした重い音と共に彼女の右足が振り下ろされた]
────!
[狙いが足なら剣で往なすことは出来ない。
単に足を踏みつけの軌道上から外すより他無い。
やや強引に左足で地を蹴ると、右足を軸にして回転の要領で踏みつけの軌道から左足を引き抜いた。
踏みつけの反動で振り降りる鎖が、逃げ遅れた左足の甲を打ち据えていく。
相手が踏み込むことで私達は再び接近し、私は彼女を左側から見ることになった。
攻撃のチャンスではあったが、片足であるためにバランスが悪く、レイピアの切先を突き出すには距離が近すぎて。
左肩の痛みに耐えながら、掌をアリーセの肩に当て押すと同時、軸足にしていた右足で地を蹴ることで互いの距離を離そうと試みた]
― 戦場 ―
[ 間髪入れず、コンラートが急降下してくる>>234 ]
それは、こっちの、台詞だっつーの!!
[ 突き出された槍は、大振りとなるツヴァイヘンダーではなく、腰から抜いたブロードソードで、打ち払った。同時に、ツヴァイヘンダーを頭上から振り下ろす。
変則の二刀流といったところだが、例によって片腕で扱う大剣の方の狙いはやや甘くなった ]
……は……そっちがそう来るなら、俺は。
[太刀を握る手、力がこもる。
褐色の翼が羽ばたき、緋色へむけて飛んだ]
全力を持って、それを示すだけ、だ!
─ 現実 ─
[シュテルンも喜ぶ、と言った所で、彼と交わした言葉も思い出した。
マリィを大事に思う同士、お互いにと口にした願い]
マリィ…ううん。
マリエッタ。
[愛称ではなく、名を呼ぶ。
彼女を真っ直ぐに、見つめて]
あたしは、あんたとは友達じゃない。
─ ??? ─
うん、もっと強くならなきゃ。
自分のためにも、トルメンタのためにも。
[首を傾げるリーゼロッテの笑顔に、それは間違いないと笑って頷いた。>>+46]
記憶もちゃんと取り戻さないと。
って、え?
[そして、ようやく周囲の不思議に気がつき、混乱に陥る]
えっ。ロッテ捕まっちゃったの?
ええと、哨戒に行く前はちゃんといたよね。
[一生懸命記憶を辿ってみる。
恐らくは意識を失っていた間の話、だと思われるところだが。
リーゼロッテの疑問には答えようがなくて、ふるふると首を振った。>>+47]
私は、トルメンタの傍で薬を飲んで。
そこから先の記憶がない、な。
[あまり笑い事ではないが、記憶の欠落には慣れていた。
ここがどこかは分からないままだが、混乱しながらもどこか冷静に思考することは出来ていた]
─ ??? ─
うん、シュテルンは恩人……って、え?
[聞こえた声に自然に答えかけて、固まった。>>+45]
あれ、ジークムントさん戻ってきてたのに、なんで?
[落ち着きかけた頭の中がまた混乱していると、リーゼロッテの説明があり>>+49、マリィと呼ばれた少女の解説が入った。>>+48]
とりあえず。
夢の中にいるようなもの、と思っておけばいいのかな。
ええと、マリエッタさん?
[マリィという通称から、思い出せた名前を呼んでみる]
みんなに迷惑かけたわけじゃなさそうで、ちょっと安心した。
ありがと。
[微笑む様子が柔らかで、警戒心が緩む。>>+51]
あの時。
こうしてちゃんと話すべきだったのに。
そうしないで、酷いこと言うだけで逃げて、ごめん。
だけど。
もし、許してくれるなら。
[一旦言葉を留めて、深呼吸をする。
三年前、あの時再会してから、ずっと。
叶うなら、と何度も願った事を]
― 戦場 ―
[ 足を止めぬ傭兵達、>>235その勢いに押されるかと見えた氷竜軍の中から、一団となって、駆け出す少年達がいた。先頭を切るのは、白の剣士の副官である少年兵。
傭兵達の中には、その一隊が、かつて、彼らと共闘した小隊であることを見覚えている者もあるだろう ]
[ 彼らは、兵士としてはまだ未熟だ。だが、かつて隣で戦った戦友に恥ずかしくない闘いをと、その剣は鋭く、激しく揮われる ]
― 戦場 ―
[眼前に飛び出た敵>>245が、見覚えがある少年兵であることは元氷竜軍の傭兵にはすぐにわかった。二か月、二か月の間もともに戦ったのだ。だからといってこちらにも戸惑いはなく、振るわれる剣を盾で防ぎ、槍を突き出す]
『はっ…』
[誰にともなく、笑いとも疲労ともとれる息が漏れ出しながら看取るのか看取られるのかわからぬ戦いを興じる]
/*
さて、逆鱗ちら見しつつ、実はそこを突く気がなかったりするわけだが。
だってここレイピアで突いたら死ぬる。
まぁ、多分それを想定してあっちもなんか持って来るつもりだとは思うんだけど。
勝つために己に克つかぁ。
[踏みつけるように下ろした右足は地面を踏みつけ、ずんと、大地を揺らすことはないが、その重量を感じさせる重い音を響かせる。
続けて蹴り上げる足は、それほど早くも強くも大きくもできず、相手が離れたことによりやはり外れることになる。
近くの距離、レイピアを突くにはそれは近すぎ、力での取っ組み合いとなれば封印されている身とはいえ自分に分があっただろう。
けれども距離を離すその動きをそのまま追うことはせず、ゆっくりと見やり]
久しい時間をゆっくり楽しみたくもあるけど…、
[名は呼ばずとも、すでにその正体に確信に近い思いがあるのが相手にも伝わることだろう]
そろそろ決着をつけようか。
[蹴り上げた足を戻してこちらからも一歩二歩と後ろに、十分な距離が一度空いてから]
勿論ですわ!
[それは、自分自身も望んでいたことだったから、迷うことなく頷いていた]
これからもよろしくお願いします、……リーゼロッテ。
[新しい友の名前を呼んで、右手を差し出した]
― ??? ―
[どこかわからぬ昏い世界に来るようになって、
どれほどの時間が経っているのだろう。]
???
[聞こえる声にはただただ首を傾げながら近付いて。
少女は新たな友情が結ばれるのを、目を瞬かせながら目撃した。]
……、つまりは隠し玉か。
[少年の認識では隠し玉=そう何度も連発できないもの。>>227
安堵を含んで表情が緩みかけたが、]
確かに僕は精霊師だけど。
先に知れたところでそれがどうしたっ!
[不意に何かするチャンスを逃したことに気付かず言い返す]
げっ……。
[足止めを狙った術に相手はひるまず、
それどころかクロスボウを向けてくる。>>228
斜線の先にいるのは明らかに――少年自身]
―― 打ち払え ――
[沈ませようとするのはやめない。
短剣をもう1本地面に刺し、水流を出現させて迎え撃つ。
ほぼ正面から来た攻撃だ。打ち払いきれると確信した通り、
矢は、失速して地面に落ちるか、射線を逸らされて曲がった方へ飛んでいく。
打ち払いきれないのはただ、術が発動しきる前に飛んできた矢、のみ]
――この、っ!
[結果、とっさに顔をかばって矢を左腕に受けながら、
沈ませる力に抗い突き進む兵士達を睨みつけることとなる]
─ 現実 ─
森の出身なんだ。
ね、その森ってクレイエラより広い?
[ぽつぽつと話してくれるウェルシュ>>+50に、一つ一つ話題を拾って問いかけたりしつつ]
ウェルシュはどうして此処にいるの?
なんか理由でもある?
[少し話しただけでも軍属らしくない印象に、首をかしげた]
[じっと相対する、
を見据え、よく通る声を張り上げる。周囲にいたものや耳のいいもの、あるいは竜種達にもその声は届いたかもしれない]
ボクは竜人の末裔アリーセ・ドライヤーだ
その名をしっかりと胸に刻め。
そして君が…竜を討つ戦士となるというのならば…
[この場にいる二人の間でならば、その真意はおそらくは通じるであろうか。
両手足の枷の宝石と、胸の宝石がゆっくりとあわい光りを放っていき、その動きを待った。
光りはわずか蒼みを帯びて、金に染まったその場所を照らせば、かつての姿の色の片鱗を
邪魔はそっちだろっ――!
―― 纏え ――
[その命はしかし、短剣ではなく少年の身体に向けて放たれたもの。
薄い水の膜が少年を包み、突き出された槍>>232が身体に届く前に、
すんでのところで弾こうとする。
タイムラグが少ないだけでなく腕からの出血も押しとどめられる、そんな判断のもと]
― 戦場・上空 ―
[迷いが全くない、わけではない。
先に呼ばれた名が、微か、揺らぎを齎していたのも、事実で、でも]
囚われて、堕ちるわけにゃ、いかねぇんだ……。
[護りたいものがいて、失えないものがあって。
自分を信じて送り出してくれたものがいて。
さがる事、逃げる事は自分に赦せない、から]
[選べるのは、ただ]
……人竜一体……閃影、月光と共に、推して参る!
[想いを込めた一刀を持って、その意思を示す事。
見極める、と宣した彼女に、全力を見せる事。
宣に重なるは、竜の咆哮。
急降下する褐色の背の上、太刀を両手で持って構え]
……っせい!
[気合込めた声の後、振り下ろした刃が落ちるのは左の肩。
こちらに向いた刃が身を捉えたとしても、それに怯む事はなく]
―― 戦場 ――
[槍はブロードソードで打ち払われ、続くツヴァイヘンダーの攻撃は咄嗟に身を捻る事で躱す。
しかし剣先は右肩を掠り、赤い血が滲んだ。
ここで怯む訳にはいかぬ。
全ては仲間の為―――アリーセの為に。]
―――――っ!!
[槍を素早く構え直し、振り下ろす。
全身が軋み、呼吸をする肺すらも痛む。
それでも止まらない、気合の一閃をジークムントへと放たれた。]
/*
えー、ちなみに奥の手ですが、ツヴァイヘンダーに封じられた精霊石を壊して、氷の精霊術を開放すること、でした。
主に精霊師との対戦になった場合に備えての隠し設定でしたが、多分もう、最後まで使わないでしょう、ということで、ネタばらし。
シュテルンに術の媒介で剣を貸すてのも考えたんだけどねー。まあそちらも必要ないでしょ。
─ ??? ─
[強くならなきゃと、笑顔と頷きを返してくれるキアラ>>+53にはこちらも笑んだままだったが。
混乱に陥り、問われる>>+54のにはうん、と返して]
哨戒中に暁紅の騎竜師と会ったの。
それで、海精の拠点に連れてこられちゃって。
[そう答えたところでマリィの説明が入り、この場の認識ができて。
彼女の太鼓判>>+51も得られたので、ほっと息を吐いた]
良かった。
― ??? ―
キアラでいいよ!
騎竜師の号は貰えたけど。
様づけされるほどのこと、まだ何も出来てないもん。
[頭を下げるマリエッタに、ぱたぱたと手を振った。>>+63]
あ、とね。
恩人の息子さんなんだけど、私もいっぱいお世話になって。
だから、シュテルンも恩人だな。
[本人のいないところで認識を新たにしながら、新しく感じた気配の方へと顔を向けた。>>+61]
ええと、見覚えないってことは。
そっちの人も、海精軍の人?
[和んでしまったからか、敵味方の認識薄く問いかける]
/*
ん、てか距離一回離してくれてるなら、
別に相手の予備動作にコレでよかったんじゃn…
頭が回りきってないな……
/*
さてて。
あとは、あっちのばとるがどう決まるか、で、全体的な〆の方向は変わるかな。
し、しかし。
勝ったの久しぶりすぎて、まだちょっときょどっておる。る。
― 現実 ―
多分。
[比較対象が少ないため、眉を下げながら答えて。]
えと。
父さんに会えるかなぁって、思って。
母さんおいて、森から出て行ったから。
[真実ではないが、嘘でもない理由をリーゼロッテ>>+62に口にする。
事実を言っていないだけだが、なんとなく視線を下へと落とした。]
─ 現実 ─
[自分の言葉に、変化する表情>>+58>>+59をただ見つめる。
謝らなくても、と頭を振った彼女が驚きの眼差しから変わっていくのも、見つめて]
…ありがとう。
[満面の笑み>>+60に安堵の息をつき、感謝を言葉にして]
こちらこそよろしく、マリエッタ。
…マリィって、呼んでいい?
[差し出された右手を取り、幼い頃初めて会った時と同じ問いを口にした。]
[隠し玉>>248。というのは正解でありまた彼の想像通り連発できないのもあたっていた。とはいえ完全な正解ともいえないところはある。だからこそ否定も肯定もしない。勝手に想像してくれればそれでいい。]
はっ!違いないな!
[どちらがやったなどという言葉遊びなどもうやる段階はとっくに過ぎている。だから否定はしない、だが感触を伴わない槍にすぐに引き上げるという右後方に体を捻る動作と同時に、今度は左腕の盾で殴りつける面積を変えて何かをまとっているシュテルンにたたきつけるが攻撃としては浅い。
狙いは、この足止めをなくすことと、地面に突き立った短剣を槍で薙ぎ払い地面から弾き飛ばした。
まあ効果があるかは知らない。ただの勘だ。]
― 戦場 ―
[ アリーセが、ファミーユに対して放った宣>>250が、遠く、けれど高らかに耳に届く。その声に、憎しみや恨みの色は無いと感じて、彼は胸の内、僅かに安堵する ]
(フロイライン…貴女の声も、彼女に届いたか?)
[ 繰り出される、裂帛の気合いを込めた槍の輝きを見つめながら、>>256彼は、うっすらと笑んだ ]
― 戦場・上空 ―
[>>254見据える紫紺に、意志の光。]
……生憎だが、それは私もだ。
[>>255宣に重なる咆哮に、太刀は光を受け輝いて。
レイピアを突き入れようと、狙うは胴。]
……覚悟……!!!
[気合いの号と共に、太刀が来る。
突き入れたレイピアは一瞬遅く。光は、左の肩に迫り――――]
…………、っ…………!
[どさりと、竜の背に倒れ込む。
左の手には既に力は篭らず。右の手で、肩を押さえ。
……取り落としたレイピアが、遙か地上へと消える。]
……言うだけの事は、あるな。閃影。
――――……ならば。
あの子は。“リーゼロッテ”は。
確かに、お前が護ってくれるのか?
[痛みを堪え。絶え絶えに、問い掛ける。
緋色の竜が心配を声に乗せ、問い掛けるが。背に、篭らぬ力で頬ずりを返し。]
幸せ、など、願ってやれない が
それでも
――――……生きろ、“レト”。
[主の危機に距離を取る竜の背で。
それでも。褐色を探し……問いかけた*]
─ 現実 ─
そっかぁ。
と、色々聞いてごめんね。
あたしこの辺から離れたことないから、他の地域の話聞くの楽しみでさ。
[ウェルシュが困ってる様>>+66に見えて。
謝罪をしてから、問いに返された答えを聞けば眉が下がった。
踏み込んで欲しくない事情だったろう、と思い]
…ごめん。
不躾だったわね。
[視線を落とす彼女に、嫌な思いをさせただろうと謝った]
[じん、と左足の甲が痛み、左肩を走る傷から紅が滴る。
それでも距離を取ることには成功して、追撃>>247からも避けることが出来た]
……そうだな、
[声に応じるように返し、レイピアを構え直す]
[狙うことに躊躇いが無いかと言われれば、是と返すことは出来ない。
ましてやこのレイピアで貫くとなれば……]
…………………
[アリーセの声に思考するは刹那。
意識はすぐさま切り替わった]
────よかろう。
鋼鍛侯嫡子、
この
[本気を出すために己に克つ。
穿たれた弱い心を奥底に沈め、私はアリーセの喉に視線を定めた。
そこかしこで淡い光を放つ宝石。
金が蒼を宿し、かつての姿が脳裏に浮かぶが、私はレイピアの切先を
― ??? ―
え。
う、うん。
[いきなり(?)問われたこと>>+65に、目を丸くしながら頷く。
…あれ、敵味方別れてなかったっけ、と少女が思うのはどれくらい経ってからか。]
[ ツヴァイヘンダーを手放し、両手で握ったブロードソードで、槍を受け止める ]
ギィン…!
[ 硬い金属音が響き、重い衝撃が彼の身体を、その内側に潜む傷を揺さぶった ]
ぐ…う…
[ 痛みに顔を歪めながら、槍の穂先をそのまま叩き折ろうと、剣を揮う ]
─ ??? ─
[この場に対する困惑は、シュテルンが恩人という二人が挨拶しあうのを見ていれば薄れてきた。
敵味方の区別といえば、自分も既に薄れてしまっていて]
あれ、ウェルシュも?
[キアラの声>>+65に、自分についた見張り役の少女>>+61もここにいると知り。
目を丸くしながらキアラの問いに頷く>>+70彼女に首を傾げた]
/*
地上がどこもカッコイイな!
墓下を不可思議な和み空間にしちゃっててごめんなさい。
ラートリーさんのメモ★に吹いたので、お返事前にこっそり灰挟み。
[
けれども
鋼鍛侯嫡子
違えぬようにボクの胸に刻んでおこう。
[向けられる切っ先はまっすぐにこちらを貫く意志を感じ取れるもの。
宝石の放つ光りはあわい光りを放ち続けながら、左半身を引いて構える。
それは人間が通常の生き物であれば急所のひとつであるものを隠す行為にも見えただろうか。
左身を引けば、自分の身の右側の多くを向けるような形に。
顎を上げ、晒されたかすかな首元は、レイピアを突き刺すには十分な隙間を見せていた]
─ 現実 ─
ありがと。
[頷いてくれた彼女>>+71の右手を握り、礼を言って。
呼ばせて、といわれたそれには、勿論とこちらも頷いてから]
…改めて、よろしく。
マリィ。
[エリーザベトではなく、リーゼロッテとして。
― ??? ―
そうなんだ。
年も同じくらいかなあ。
[思わずじっと見てしまったのは、失礼だっただろうか。>>+70]
ウェルシュ…さん。
よろしく、って言ったら変かなあ?
[様づけしたマリエッタと、呼び捨てにしたリーゼロッテのどちらに倣うか迷って、間を取った呼び方をしながら。
まだ戦いがどうなったかは分からないことを思い出して、穏やかな心のまま小首を傾げてみせた]
……そんなの、言われなくたって。
[わかってる、と呟いた後]
っていうか、その言葉、そのままそっちに、返す!
そっちだって、護りたいもの、抱えてんだろ……だったら、ちゃんと、生きろよ、な……!
[遠ざかる緋色を追う事無く、投げかけるのはこんな言葉。
名は聞いていた、けれど。
それを呼んで返す事は、できなかった]
俺、は。
こんな戦いじゃなくて、もっと、違う形で。
あんたと、空で、競いたいって。
あの時から、ずっと、そう、思ってたんだから……!
[アリーセの構えはこちらが狙いやすい形>>269。
だからと言って彼女が死ぬつもりでその場に居るとは思っていない。
彼女には
動かないことから何を狙っているかは、予測がついた。
だからと言って、私は引きはしない]
──── はあっ!!
[構える
狙いは、首輪の隙間から覗く逆鱗ただ一点。
距離を詰める勢いを乗せた
[ロー・シェンのやり口は正解と言える。>>257
少年が纏う水を振り払うには、面積の広い何かをぶち当てた方がわりと効く。
半ば吹っ飛ばされたような体勢から立ち直りきれず地面を転がった直後、
短剣が槍でなぎ払われ、地面から離れる。
まもなく、感じることができるだろう。
沈ませようとする力が、引き波のごとく足元から消え去っていくのが]
い―――…っ、いまだかつてない面倒さだなあー!
[起き上がった時に生じた呻きを叫び声でごまかして、
それでも、立ち上がる]
だけど、
[まだ、媒介は手元に残っているし、
なぎ払われた3本も使えないわけではない。
再度、短剣を構えなおした直後、
――陽光を反射しながら、上空から何かが降ってきて、>>260
相対する二人の間に突き立った]
なんだ、これ……、レイピアか?
/*
…護ると言い切られているところに、こうゴロゴロするしかないわけだが。
なんだ、もう。どれだけ私を照れさせる気だ。
といいつつ。
>>272は、やっぱりそうだよね。となる。
こういうレトが好きなんだよな。リーゼロッテ。
[見せていたのは右の半身の方、それはつまり背の近くを見せていたことでもある。
距離をつめてくるのを、
向けられる
その切っ先は自分の首輪の隙間、逆鱗を狙い向かってくる。
昔教えたその場所。自分と
それを避けることも、受け止めようともせず、尻尾を勢いよく振り下ろす。
枷も封じる宝石もないその場所は、縛られることはないが精密な動きをするには向かない。
けれども、ただ振り下ろす、それだけならば技術も何もいらない。
両足の宝石は尻尾を振るうその身を支えるのに輝き、両手と首輪の宝石はその光りを止めていた]
──── はあっ!!
[二人の声は重なり]
― 戦場・上空 ―
……そう、か。
[流れる血の気配。
>>271それでも、聴こえた言葉に笑みを浮かべ。]
ふ ……はは……
……敵将に 生きろなどと
随分と 甘い 守護者だな……
[>>272続く言葉には、微かに苦笑する。
けれども。それはきっと、彼が愛され護られ育てられた証。]
…………ああ。
私も
出会い方が違えば 何も知らなければ と
あの時から、ずっと……。
[思い返すのは、昔。歳の近い騎竜師の姿に、純粋に、仲良くなれるかと思った。あの瞬間の、空の色。]
/*
レトとユーディット様は倍以上の差がついてたけど、
ファミルとアリーセはなんという接戦…
ラ神の思し召しってことだろうか。
― ウシャス ―
……らてぃ? りる・らてぃ?
どこか いたい の?
ねえ。どうしたの? ねえ。
りる、けがしてる……?
ごめんなさい わたしの せい?
[……その声音は、心配を色濃く映し*]
[……緋色が低く啼く。]
……心配は無用だ、ウシャス。
お前の言う通り、殺す必要の無い相手だ……。
[そうして。
事態に気付き拠点の方へ向かおうとする竜を制し、一言だけ。]
あの子は 大丈夫
必ず 生きて そちらへ “預ける”
……それで、いいのだろう?
[その一言を最後に。
緋色は踵を返し、褐色から離れた*]
[精霊術の守りはどうやら、これが有効だったらしい。そして短剣をはじいたことで、足場が楽になる。後ろから行軍の音が聞こえる。残った傭兵がまとまってやってきたのだろう。だがまずはこいつを叩く。短剣を構え直した精霊術師>>275へと先ほどとは違う本気の踏み込みをしようとしたところで、煌めく光>>260に咄嗟に足が止まったのは、運がよかったのだろう]
こりゃ……
[見覚えがあるレイピアに瞳を細めた*]
/*
も、もう負傷度合いが低いことには目をつぶってくrrrっれー! にぎゃー!
あとアリーセが出したような数字を僕も出したかったな……
─ 現実 ─
…マリィの思うように。
[バレッタの外された薄紅が揺れるのを、目を細めて見つめ]
あたしは、外さない。
…外せない。
[腕輪に括った翠色に触れ、目を伏せる]
マリィからもらった、以外にも。
大事な思い出が、あるから。
[8年前の、大切な少年との出会いの証だから、と]
[振り下ろした尻尾は両の足で支えるにはやや不安定で、先ほど爪で切り裂いた肩口へと振り下ろされることになるだろう。
それとともに、こちらの尻尾よりも早く、
鱗でありながら柔らかな逆鱗をその切っ先が貫き…喉へと刺さり、
喉に鋭い激痛が走るのを感じながら]
ううっ…あっ……
[悲鳴に似た声をあげかけ、それを抑えると]
― 帰還途中 ―
……誰か、聴こえるか……?
[それは、決着が付いた後少しした頃合い。
拠点へ向け飛ぶその最中、傷を押さえる手に通信具を持ち。途切れる意識を繋ごうと、誰にともなく声を掛ける。]
上空 褐色の騎影
……閃影と、当たった。
負傷し、獲物を取り落とし た
戦闘不能 これより 拠点へと 引き返す……
……そちらの 首尾は……
[言葉を紡ぐが、声は幾つか形に成らずに*]
[激痛のあまりこぼれる涙までは止めることはできなかったが、再開した
喉から溢れる鮮血は止まらず、けれどもその切っ先が押さえにもなり噴出すこともない]
[かすれた声を漏らし、その後は続ず、唇が動くだけに。
喉に走る激痛は抑えがたいものであったが、その場に倒れることも膝をつくこともはせずに、その身は立たせたままで、
[ふとロー・シェンに目を向ければ、あっちもレイピアに目を奪われている様子。>>281
脅威は去った、とは言い難く、しばらく警戒を向けていたが、]
………。
[ゆっくりと短剣を下ろし、晴れ渡る空を見上げた*]
鋼鍛侯嫡子 ファミルが「時間を進める」を取り消しました
─ 現実 ─
え?
……うん。
[教えて、というマリィ>>+77には最初きょととしたものの。
すぐに笑顔で頷いてから]
マリィも。
シュテルンの話聞かせてくれる?
[マリィのことを大事だと言っていた仲間の名を出し、こちらも悪戯っぽい表情をしてみせながら]
………あたしが帰っても。
友達だよね。
[問う言葉は、不安に染まらぬものだった。
そう、自分は帰る。
仲間の元に。
何より、思い出を共有している少年の元に。
それは絶対に、揺らがない想いだから**]
風の紡ぎ が「時間を進める」を選択しました
[迎撃のためにアリーセの尾が振り上げられる>>276。
カウンターがあることは予測済みであるため、その動きに対しては敢えて何もしなかった。
ただひたすら狙いを一点に定め、右腕をピンと張る。
握りの部分を上に向け放った一撃は、違わず首の逆鱗を貫いた。
やや遅れて、振り下ろされた尾の先が負傷していた左肩へと一撃を与え行く]
────っ!!
[激痛が走り、声ならぬ声が零れ落ちた。
けれどそれよりも、アリーセから零れた声>>282に意識をそちらへと向ける]
アリーセ………っ!
[私が為したこととは言え、喉から溢れる鮮血が痛々しい。
私は
[レイピアを抜けばアリーセの出血は酷くなる。
だから抜くことも手放すことも出来ず、それを握ったまま。
名を呼び言葉を紡ごうとする彼女の唇を見詰める]
[本当は抱き締めたい。
ごめんなさいと謝りたい。
けれど、それすらもこの状況は許してくれない。
手を伸ばしたいのに、アリーセを貫いた
鋼鍛侯嫡子 ファミルが「時間を進める」を選択しました
― ??? ―
……こんな風に話したかったのかな。
でもそのためには、まだ足りないんだよね。
[会話の後、小さく呟く。
閉じられていた竜の瞳が薄く開いて、チラリと相棒たる少女を見る。その視線を感じながら、そっと瞼を閉じた*]
─ ??? ─
…キアラ。
[マリィやウェルシュ達とどんな話をしていたか。
本来なら今の自分は会えないはずの彼女に、声をかけて]
あたし。
絶対に帰るから。
だから、心配しないで待っててね。
[ここが夢の中だとしたら、目が覚めれば忘れてしまうかもしれないけれど。
それでも、ちゃんと言葉にして伝えたい思いを彼女に告げた*]
/*
☆目標の件
・初回落ち→まあ色々(リアル事情込み)あってこの通り
・あほのこ→結局空気の読める馬鹿に
・隠し目標→自重はした
[
喉に刺さる、彼女の思いと魂の具現たるレイピアは自分に確かに届いた。
だからそれを受け止めるべく、彼女の握り手に添えて優しく握る。
約束があるから、自分はまだ死ねない。
自分でもしっかりと手放さないように。
言葉は紡ぐことは出来なかったが、その思いの一旦だけでも伝えることはできただろうか**]
『久しぶりに、また二人で星空を眺めたいね、
― 戦場・上空 ―
[遥か地上のどよめきも、氷竜への猛攻の行方も。
そのどちらも、聴こえぬまま。
緋色は、拠点を目指す。]
…………ウシャス。
[ふと。
背に乗せた主の声に、そっと、羽ばたきを緩め。
気遣わし気に、けれどもその声を問い直すよう。竜は低く空気を震わせた。]
……この空も
綺麗な、空だな……。
[……やがて、どちらかの陣営がいつか見た>>0:0西日の如く沈むとしても。それは、緋色の理解に無く。
ただ。
空に見入る主に、長く空を見せようと。
ゆっくりと、蒼天を舞った**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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