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魔力付与者 タチアナ は ナイフ使い カーク に投票した
ナイフ使い カーク は 紫忌星 エレオノーレ に投票した
四季の人形遣い ゾフィヤ は ナイフ使い カーク に投票した
戦闘機械 ヴェルナー は ナイフ使い カーク に投票した
酔いどれ聖職者 ゲオルグ は ナイフ使い カーク に投票した
風使い ドロシー は ナイフ使い カーク に投票した
蒼禍星 セルウィン は ナイフ使い カーク に投票した
藍骸星 バルタザール は ナイフ使い カーク に投票した
紫忌星 エレオノーレ は ナイフ使い カーク に投票した
ナイフ使い カーク は村人の手により処刑された。
風使い ドロシー は、ナイフ使い カーク を占った。
四季の人形遣い ゾフィヤ は、酔いどれ聖職者 ゲオルグ を護衛している。
次の日の朝、紫忌星 エレオノーレ が無残な姿で発見された。
次の日の朝、四季の人形遣い ゾフィヤ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、魔力付与者 タチアナ、戦闘機械 ヴェルナー、酔いどれ聖職者 ゲオルグ、風使い ドロシー、蒼禍星 セルウィン、藍骸星 バルタザールの6名。
おはようございます。
カークさん、エレオノーレさん、ゾフィヤさん、おつかれさまでした。
本日のメインフローは
「賢者(ドロシー)と呪狼(バルタザール)が相討ち」
「洗礼者(ゲオルグ)が犠牲となって聖1(フィオン)を蘇生させる」です。
【赤組は、襲撃をドロシーにセットして下さい】
【全員、カークに投票セットして下さい】
【賢者は、占いをバルタザールにセットして下さい】
【洗礼者は、復活をフィオンにセットして下さい】
システム上は
呪狼バルタザールが吊られるので呪殺は発生せず、
ドロシーは襲撃で落ちます。
藍骸星 バルタザールは、風使い ドロシー を能力(襲う)の対象に選びました。
― 地下一階 ―
[>>3:147
セルウィンが、自分の近くまで跳ぶのを確認し、壁を作るように彼とゲオルグの間に立つ。]
――了解した。
[すぐに床に穴が開き、後を追って抜け道の下へと…]
……―――
[移動途中、ふわりと広がるエレオノーレの術の名残の甘い香り。
先ほどのようにあからさまな不快な表情を浮かべることも無く、目を伏せて小さく息をついた。]
[移動しながら、剣をゆるく翳す。
バルタザールが守る階。
地下三階では、大量の骸骨兵・白骨狼がゆるりとその不吉な姿を*出現させつつあった。*]
戦闘機械 ヴェルナーは、藍骸星 バルタザール を投票先に選びました。
藍骸星 バルタザールは、おまかせ を能力(襲う)の対象に選びました。
風使い ドロシーは、藍骸星 バルタザール を投票先に選びました。
風使い ドロシーは、藍骸星 バルタザール を能力(占う)の対象に選びました。
いや、全然。
僕の兄さんがどれだけ強いか、君自身、身を持って思い知っていると思うけど?
[あの爆発を思えば、違う意味で心配ではあるけれど、口には出さないでおいた]
[映像はあのままゾフィヤを写し続け、ゲオルグと共に周りの景色が流れていく。
道中別れた兄やタチアナ、ドロシーがどうなったのかはわからないが……良くないこと、言い換えれば魔族にとって面白いことが起これば、場面を切り替えるはずだからと、無事を信じる]
……ゲオルグさん?
[ゲオルグが近づいていったのは、フィオンの亡骸だった。胸元から流れたであろう大量の血痕に、思わず目を背け――
隣に映されているカークとエレオノーレの一騎打ちに視線を移した]
……っ、カーク!
[それは丁度、エレオノーレの攻撃を肩で受け>3:+107、エレオノーレの背にナイフを突き立てる所だった>>3:+108]
『なんだ、相打ちか。
ちぇ。同じ生け贄2人でも、あっちは勇者2人か。僕の獲物とは格が違いすぎるなあ』
[どこか拗ねたように唇を尖らせる。それは、死してなお殺戮を楽しみ、死者を冒涜するようで]
……黙れ。
[少年が、静かな怒りを向けた。
映し出されたそこには、折り重なるように倒れるカークとエレオノーレの姿があった。
それは、互いに存在を確かめあうようにも見えて――
少年の頬を、ひとつの雫が伝わって落ちた**]
蒼禍星 セルウィンは、藍骸星 バルタザール を投票先に選びました。
蒼禍星 セルウィンは、風使い ドロシー を能力(襲う)の対象に選びました。
― 地下2F ―
む。
[>>3:80 タチアナ、ドロシーの気配を感じて立ち止まる。
ついてきたことに特にそれ以上の反応は示さず]
カーク様は現在も戦闘継続中。
相手が斃れた様子もなし。
引き続き、探索を行う。
[瘴気の影響が少ないヴェルナーが先行してヴェルナーパンチやヴェルナーカッターでぶよぶよを潰し、ドロシーの風が幻術と瘴気を払う。
途中、ひっかかったタチアナから妙な悲鳴が漏れることはあれども、大きなダメージはなく――
どのくらい続けたか。
幻に塗り替えられていた地下2Fが、主の死とともに現実の姿を取り戻す。
嘗て見えなかった主の部屋が、姿を見せた]
― 地下2F ボスの部屋 ―
[天井を突き破って、ではなく、今度は正面から扉を開ける]
[戦闘は終了した後だった]
特異点反応消失
同じく、フロアーの瘴気の主の反応も消失
[エレオノーレに重なるように倒れたカークの姿]
理解不能。
[何がここで起こったのか。
敵を倒した以上のことに理解を示すことはなかった]
カーク様の聖痕が消えている。
[勇者は死ねばどうなるのか。
データに検索してはでてこない。ただ、観測した事象のみを読み上げる]
勇者様は二人とも死した。
これからの進撃は必負である。
有意提言。
二人はおっさん、ゾフィヤとともに地上に帰参するべきである。
[振り返らず、先を目指す。
そして、部屋の奥にあった下り階段から3Fへと降り立った]
― 地下3F ―
敵性反応補足。
骸骨と狼の死骸である。
瘴気によって動いているものと推測される。
状況に応じて最適な武器を選択。
[残っている拳の形状が変化する。
指が全部折りたたまれて収納され、大きな錘のようなものがつく。
ヴェルナーハンマーというやつである]
粉砕する。
[その場が骨を砕いた破片で白くなるにはそう時間はかからなかった**]
― 地下2階 ―
[天井から床まで、緩やかに降りていく。
その途中、甘い香が通り抜けていくのを感じて、
一度その階で留まった。
黄金の視線は、折り重なるカークとエレオノーレの死体を捉えて。]
……最後を見逃してしまったな。
まあ、いい。ご苦労だったな、紫忌星。
[そのうち、フロアにかかっていた幻術が消えれば、やがてエレオノーレの体も紫色の石へと変わるのだろう。
幻が覚める前に、更に下へと移動する。]
― 地下3階 ―
……そうだな。
存分に力を発揮するといいさ。
任せたぞ。
[バルタザールの肩を叩き、
そして自分は、再び地下4階へ。]
……勇者の一人は復活するかもしれん。
己の命と引き換えに、死者を蘇らせるという洗礼者の力で。
それも、俺の嫌がる顔を見たいという理由でな。
[ゲオルグとの会話である程度察せられたかもしれないが、
改めて、ゲオルグの能力について説明を入れた。
ゲオルグの、命を捨てる理由が面白いからと放置した魔。
そこに、命を賭けて勇者を屠った紫忌星への配慮はない。]
……俺のやり方に不満はあるか?
まあ、俺は。楽しければそれで良いし。
実のところ、魔王復活に興味はない。
[バルタザールへと、打ち明けた。]
上の二人が完全な忠誠を誓っていないなどと、
白虚星や紫忌星に告げ口されても困るからな。
一応、俺の意思は隠していたんだが……
お前、本当正直過ぎるぞ。
[くく、と笑う。二人だけになった今、真意を語る。]
一度弱体化したくせに復活をしようという敗者など、
いらないだろう。
[――――最初は]
……。
[耳に届く鼓動が、ゲオルグのものだと思い込んでいて]
……。
[魂が少女の形を成しても、なかなか目を覚まさなかった。]
[そんなまどろみから浮上する切欠となったのは、
よりにもよってゲオルグの吹き出す声。>>3:144]
…何?
[そもそも、何故ゲオルグの鼓動が聞こえると思ったのか。
どのような経緯があってそのようになったのか?
少し、記憶が曖昧になっていた。
ゆっくり目を覚ますと、時折衣服の端がおぼろげに揺らめいては
形を崩し、実に不安定な様子。]
……ここは。
[呟くと同時、何が起こったのかを思い出そうと
眉間に深い皺を刻んで俯いた。]
『………。
…………あほくさ』
[ぽつりと。
つまらなそうに、心の底からつまらなそうに、白虚星が呟いた。
急に全てに興味を無くしたかのように、にたりと張り付いていた笑顔も消え、その様子はどこか寂しげにも見える。
傍目には、少年らの言動に呆れたように見えたかもしれないが、実際には、死してなお耳に届いていた、凶星たちの音無き声のせいであった**]
魔力付与者 タチアナは、藍骸星 バルタザール を投票先に選びました。
ご指摘ありがとうございます……orz
既に皆さん揃えて下さってます通り
【本日の投票先はバルタザール】です。
カークさん二回も吊る勢いで申し訳ありません。
天声の原稿、毎回書いてからマジで5回くらい見直してるんですマジで
酔いどれ聖職者 ゲオルグは、剣を背負った少年 フィオン を能力(復活)の対象に選びました。
……?
[不意に、呼ばれたような気がして
気配の感じた方向へと首を動かすと、そこに居たのは…]
―――…イェンス!
[そこでようやく、衣服の揺らめきが止まった。
ゾフィヤという己の存在をしっかりと自覚した瞬間である。]
やっぱり、居た!
怪我…大丈夫?
[そこまで問うて、今自分が居る場所を見渡してみた。
つい先程まで一体何をしていた?イェンスに関わる事を
していたか?
もう一度考えて、思い出す。
矢に貫かれたこと、遠のく意識の中で人形を通して
ようやく思いを伝えられたこと―――。]
[そうして命を落としてしまったことを、全て。]
……。
[ゲオルグは無事なのだと安堵するのと同時、
ほんの少しだけ…父親に会いたかったと寂しげな
笑みを浮かべてもいた。**]
「……勇者の一人は復活するかもしれん。」
[そんな言葉をセルウィンから聞いたのは、エレオノーレとカークの相討ち現場を横目に、下の階へと移動をしている途中だった。]
…そうか。それが、あの聖職者の力。
[納得するように重々しく頷く]
聖なる力だなんだとお題目はつけているが…
要は、アレは元々、勇者の餌、代えの部品としてあるべき存在だった…というわけか。
我らが餌にするまでもなく。
……どちらが復活しても問題ない。
カークなら、紫忌星と相打ちになる程度の力。俺の敵ではない。
今度は一人で餌場に戻ってもらおう。
フィオンなら………
気づいていたか?
アレの太刀筋は、ほぼお前の模倣だ。
得物の違いや癖による差異はあるものの…面白い位に真似ていた。
――長年、お前の剣を見てきたからな。
そこを見間違うことは無い。
人間時代に最も対策を練った剣技だ。
不覚をとることもないさ。
[>>2:90 以前…魔物退治が終わった後、フィオン本人ともそんな会話を交わした記憶があった。
「なんとなく、似ている気がするが…どこで覚えた?その使い方。
あの面倒くさがりが、わざわざ教えるとも思えないのだが。」
自分の問いかけに、自己流で真似をした…と予想外の嬉しそうな表情で答えが返ってきて、少し驚いた。
フィオンに聞くまで、二人の間にそんな繋がりがあるとも知らなかったので、マイペースな友人らしいと思うやら、更にそれを忘れきっていた事>>2:88に呆然とするやら、微妙な苦笑が浮かんだりもしたのだった。]
不満?
そんなの、あるはずもないだろう。
お前が愉しい方法が、俺にとっては最良の方法だ。
だから、魔王復活も正直気には食わないが…
……………
………………
そう、なのか?
いや、その方が俺にとっても気分は良いが。
[>>*1 そのうち明け話にはさすがに、驚きを隠せず、わかりやすく表情に出た。]
……なんだ。
そういうことか。
俺は構わないから、もっと早く言ってくれれば…
いや、言うとばれるから駄目なのか。
正直ではない。
繕うのが苦手なだけだ。
―――なら、下にあるアレは、どうするつもりだ?
[セルウィンの守る階の、魔王復活の為の闇を示した。]
確かに死んじゃったけど……
[>>+0ふわふわと飛び回る魔に首を傾げてみせる]
意味がないかどうかはやってみなければわからないよね。
[自分たちは妖星に捉えられた魂だ。
何が出来て出来ないかは、今は時折弱い胎動を繰り返す魔王の決めることなのかもしれない。けれど、]
お前が消えれば、魔王の復活が遅くなるかもしれないし。
[そんなことが可能であれば、自分に出来ることも、まだ、ある]
― 地下三階 ―
機械人形が残っているからな。
ここも、少々埃っぽくなるかもしれん。
下で茶でも飲んでいるといい。
――ここで、奴らを寝たきり大喰らいの餌場に突っ込んでやる。
[肩を叩かれたのですれ違いざま、片手を伸ばして青い髪に手を伸ばす。くしゃりと梳いてすぐに離した。
そのまま、地下へと降りる背中を見送り自分も反対側へと歩き出す…。]
[見ててやれ、と魔に囃し立てられなくても、
にこいち勇者の自分がカークの行く末を見守るのは当然のことだ。
自然と、ゾフィヤの成り行きは、耳で追うことが多くなるが、どちらの事も追っていく]
カーク……、エル……
[二人とも自分にとってはかけがえのない存在だ。
小さい頃は三人で、よく、川に遊びにいった。
時にはカークが怒って、エリー、なんて呼ぶのだけれど、
エルがあんまりにも可愛らしく頬をふくらませて応えるものだから、
カークも自分も笑ってしまって、それで大体おじゃんになった]
エル。
[>>3:103今のエルには、そんな面影は微塵もない。
浮ぶ憎悪の色に、唇を噛んだ。
カークの命を奪うべく繰り出された一撃は、
カークの拳に刻まれた「聖痕」の輝きによって勢いを失う]
…………。
[胸を押さえる。
特訓の後、川遊びをするとき、ひとつのベッドで布団を被るとき、先生に一緒に怒られた後、
それから、別れの時も>>2:163。幾度となく、合わせてきた聖なるしるし。
カークのは、鏡。自分のは――*]
― 地下三階 ―
[長年放置されていた迷宮であったとは思えないほど、清潔に磨き上げられた地下回廊を進む。
壁には鈍く光る銀製の燭代が淡い光を揺らし、所々に白骨や動物の剥製オブジェが埋め込まれている。
――まるで昔の城のような風景。
やがて、広い吹き抜けの大広間にたどり着くと、古めかしい剣と鎧を身にまとった骸骨兵達が床から染み出て居並んでいた。]
――お前達が刈るべき餌は4匹。
機械人形、風使い、聖職者…それから、無力だが異様に幸運値の高いニンゲンの娘。
―――行け。
どれか一匹でも討てれば、後で肉をつけてやるぞ。
[骸骨兵は返事の変わりにかたかたと骨を揺らし、剣を片手に廊下を出て行く。
数刻後、その大半は
― 地下1F ―
ああ、愛してるぜ、バカ息子。
[拳を掴まれたまま、ニヤリと笑う。
聖なる気は魔族の身体を灼くが、与えられるダメージは少なく、致命傷になど程遠い。
やはり"勇者"の力が必要なのだ。と悟る。]
バーーーーーーーーーーーーーーーカ
何でわざわざお前を喜ばせなきゃならんのだ。
苦しむ顔なんか見せてたまるか。
[拳を離した掌を叩き、誂うように舌を出した。]
[二人が消えた地面を睨みつけ、それから懐からスキットルを取り出して一気に煽った。]
……カーク。
死ぬなって言ったろ、バカ野郎。
[最後に言葉を交わした時、薄々感づいていた。
彼はおそらくエレオノーレと刺し違えるつもりだったのだろう。
セルウィンの言葉に、その予感が正しかった事を悟った。
飲み干すと、空になったそれを地面に投げつける。
鈍い音がフロアに反響する。]
[二つの映像が、終局を告げたのはほぼ同じ頃か>>+5
>>+10イェンスが涙を拭う。
そうだね、と一人呟くようにこたえて、深呼吸を、ひとつ]
>>+11耳に届く声に、視線を移す。
見えた魔の表情は、今までの威勢の良い、どこか破れかぶれでもあるような愉快さはどこにもなく]
…………?
[その変化は、なんだか唐突に思えて、
ぱちくりと瞬きを繰り返した]
―地下一階―
[ヴェルナーの後を追いながら、>>3:80
ゾフィヤとゲオルグの向かった方角を、一度振り返る]
……どうか、お気をつけて。
[それから前へと向き直り]
参りましょう、ドロシーさん。
[風使いと共に迷宮の奥を目指した]
―地下二階―
[小柄な女性ふたり、歩みは遅い。
けれどヴェルナーが目印を残し、魔物や絡繰りを取り除いてくれていたから、
やがてどうにか彼に追いつくことができた。
>>4ついてこいとも、ついてくるなとも言われない。
わりといつものパターンだった。
女の子には優しく>>3:91、とかそんな行動はヴェルナーに期待していない。
ただ、迷い無く敵を殲滅し、罠を破壊して進んで行く様は、この場で何よりも頼もしかった]
……以前は、皆で。
セル様が、バルタさんが、フィオンさんが、カークさんが……こうして道を切り開いて下さいましたのに。
イェンスさんが先の様子を確かめて、エルさんが結界を張って……
[ほんの数刻前までは、皆で力を合わせて進んでいたのに。
そんな感傷は、抑揚の無い声に遮られた>>5]
きゃあん、そ、そんなあ!
[おかしな悲鳴を上げて、少女は杖を取り落とす。
自分の顔を両手で覆って、指の隙間から見ているのは、何も無い空間]
ああ、セル様、いけませんわそんな……。
だってほら、皆さんが見ていらっしゃるじゃありませんか。
ああいけませんわそんな格好、何かお召しになっt
[何やら楽しげな幻覚は、足に絡みついたぶよぶよをドロシーの風に吹き飛ばされることで終わった]
さて――エマ。
ご主人様を迎えてやってくれよ。
[フィオンの額で鼻をひくひくさせる小さなねずみの頭を指で撫で、それからゾフィヤの遺体に呟いた。]
せっかく護ってくれたのに悪いな、ゾフィヤ。
だが……オレは、オレにしかできないことをする。
[フィオンの傍に跪くと、生まれて初めて――神へと正式な祈りを捧げた。]
―― 神さんよ。
オレは絶対にあんたに屈しないと決めてた。
あんたの決めた運命はオレにとって本当にクソだったよ。
だからオレがあんたに祈るのは最初で最後だ。
これで満足か?
満足したか?
なら――
――……このクソみてぇな命と引き換えに、勇者と生きてる奴らにあんたの加護を与えてやってくれ。
そういうお約束ってやつだろう?
[その呼びかけに応じるかのように、聖なる光がゲオルグに降り注ぐ。
光の届かない地下に、眩い光が満ちた。
その強い強い光の波動は階下――地下2Fにも届くだろう。]
[――パキィ……ン――
やがて、澄んだ音が響き渡った。
エマが咥えて、フィオンの胸の傷へと滑り込ませた金貨が砕け、金色の淡い光を放つ。
それはフィオンの身体を包み込み、傷を癒し、そして。
ドクン――
止まっていた彼の心臓が、ゆっくり鼓動を刻み始めた。]
……はっ。
わ、私ったら、幻を……?
[>>35目の前に居たのは「そんな格好」のセルウィンではなく、
こちらをある意味心配そうに見つめるドロシーだった。
今さらのように気付く、辺りに漂う甘い香り。
ドロシーの力が無ければ、もっと深く吸い込んでしまっていたのだろう]
……こほん。
あ、ありがとうございます。
参りましょう。
[杖を拾い上げて、再び歩き出す]
[ 幻影を生み出す黒紫のそれが消え、やがて階層全体が見えてくる。
仄暗い明かりさえも生み出していた軟体が消えて、辺りは白けた薄闇に変わっていた。
――と、瘴気と幻影に遮られた風の気配を感じ。 ]
……カーク、
エレオノーレ!
[ 扉を開けてその奥へと進んだヴェルナーの肩越しに、偵知に送った風が戻ってくる。 ]
[そうこうしながら進むうち、
ふと辺りの景色が変わった。
前方を行くヴェルナーの向こうに、何かが見える>>5]
……あれは、扉?
カークさん……。
[>>6ヴェルナーが扉を開けるのを、
>>37その肩越しに風が吹き抜けるのを、息を詰めて見守る。
扉の先には――]
……消……失。
[>>6ヴェルナーはそう告げて、
>>38間に合わなかった、とドロシーが呟いて。
扉へと駆け寄れば、見えたのは。
折り重なって倒れているふたりの姿]
……カークさん!エルさん!
どうして……!?
エルさんを、助けるって……!
[全身傷だらけのカークが、エレオノーレの胸に短剣を突き立てたように見える]
ああ……フィオンさんのときと、同じ事が起こってしまったのでしょうか。
カークさん、あなたは、やっぱり……。
[魔物に、と言いかけて気付く。
鳥に変えられていたエレオノーレは人の姿に戻り、穏やかな微笑みを浮かべて息絶えていた。
それは自分のよく知る少年の姿で、けれど、耳だけが人間のものではなかった]
……エル……さん?
『僕は一体、何のために目覚めて、
何のために君たちを殺して
何のために追い詰めたんだろうね?』
[それでも、してきた事を悪いとは思っていないけれど。
あの「声」が耳に届いて、急にいろいろが空しくなったのは確かだった。
その感情がとても人間臭いものだという事には、気づいていない]
[イェンスの姿を認めると、その場に在る魂の存在も徐々に
認識出来るようになった。
少女の精神が、全てを思い出した事で安定したからだ。]
…みんな。
[フレデリカも見覚えのある姿で存在し、
フィオンもまだ見辛くはあるが、そこに在ると解る。
そしてカークや目を凝らせば見えて来る、星の存在も―――]
なんとなく、そうなってしまうんだろうと思ってた。
[それは名を呼んだカーク>>+22に向けた一言。
一人離れて行く時に、とても危うげに見えた事を思い出した。]
― 地下三階 ―
[意識の隅に、地下へと下りたセルウィンからの言葉が聞こえてくる。]
――本当だ。違和感は感じていたが、そこを言うのも…と思ったからな。
認識を改めておこう。
お前は元々、格好をつけるのは上手いだろう?
あまり外に油断した姿は見せないのだから。
…まぁ、見せる必要もないが。
………なるほど。
ならやはり、餌を常に満たしておく必要があるということだな。
大喰らいを活かす為ではなく、お前の貯蔵庫として。
[元の性質が色の近い主を自分で選んだのか、それとも最初からセルウィンの補助として意識付けられていたのか…。
魔王への敬意の全く無い藍骸星の化身は、蒼の星の告げる魔王への背信の言を薄く笑いそのまま支持した。]
[>>8帰参を促すヴェルナーへ答えようと口を開く前に]
……ドロシーさん。
[彼女の決意が聞こえた>>45]
私も、戻るつもりなどありませんわ。
セル様とバルタさんを、お救いしなければなりませんもの。
全然……別にって顔、してないよ。
[>>+24向けられる眼差しを真っ直ぐに見る。
続けられる言葉は、自分が信じていた言葉を軽くひっくり返すモノで……
それは、相手の表情からも、同じだったのだろうと思った]
もし……
[もし彼らがパシリに乗っ取られたまま襲いかかってくれば、
ヴェルナーは容赦なく彼らを殲滅しそうな気がして]
…………。
[でもそれを、弟の姿をした魔物を倒してきたのだろうヴェルナーに言うことなどできなくて]
…………。
[そんな逡巡など気にする様子も無く、彼はさっさと進んで行ってしまうのだが]
……理由はきっと、あると思うよ。
他人のじゃなくて、自分のが。
ぼくは――こたえることが出来ないけど。
[何のために、と問う姿は、
それを繰り返して来た自分自身に少し重なってしまって]
でもね。
腹が立ったら怒っていいんだよ。
[困ったように笑ってみせた]
……ゾフィヤさん。
[困ったような笑顔は続く。
ちらちらと光るモノが集まって模ったのは、共に旅をしてきた仲間の姿。
>>+26イェンスの名を呼ぶ彼女がこちらに気づくことがあれば、少し手を挙げてみる。
現状で再会を喜ぶのはおかしい気がして、
笑えば良いのか泣けばいいのか、混じり合った顔になる]
[イェンスの顔を見上げる。>>+27
ああ、やはり本物のイェンスだ。笑顔が何より違う。]
……うん。
今も本当は生きて会っているんだって、信じたい。
[イェンスは、あの姿を同じくした者の言う通りに
既に命を落としていたのだとようやく理解し、受け止めた。]
でも。
私達の魂は、精神は、まだ生きてる。
完全には消えてない、だから皆と一緒なんだよ。
[視界を周囲に移すと、ゲオルグの姿が見える。
触れられずとも、その存在と共に在る事が出来るのは
僥倖ではないか。そう、少女の表情は訴えていた。]
[はたと気づいて周りを見回す。
ゾフィヤがいるならば、もう二人、
ここにあるべき姿を捜して]
カーク!
[>>+31ゾフィヤにこたえる姿に、
飛びつかんばかりの勢いで駆け寄って、
直前で急ブレーキをかけて――よろけた]
か、あ……
[幼なじみの顔を見て、あわあわ]
[はあ、とわざとらしく大げさに、ため息をついてみせる]
『……人間って、ほんと、訳わかんない。
なんで慰めてんの? 馬鹿?』
……ドロシーさん。
[>>49思いがけない言葉に、目を瞠る]
私が、幸運に……?
……いいえ。
強化の術しか持たない私を護って下さったのは、皆さんですわ。
[剣で、あるいはそれぞれの術で。
共に進んできた皆を思う]
だから私も、皆さんをお護りします。
そしてきっと、セル様とバルタさんを……
― そして地下 3F ―
[自分の後ろに敵一匹も通さぬ。
そのように、豪快にハンマーを振るい続けた]
[しかし、次から次へと沸いてくる――]
"敵" は、我々に消耗を強いている模様。
有意提言。
ドロシー様は温存せし。
この通路の先に、敵は待ち受けている。
[古めかしい通路。
死してなお戦を忘れられぬものたちが、体系の維持に必要な要骨を折られ砕かれ立ち上がることが出来ぬよう戦闘を続けてきた]
……とても、危なそうに見えた。
思いに大きな穴が空いてしまったかのような、そんな危うさ。
[一度ゲオルグから視線を外し。ふる、と首を横に振って
カークの言葉の尾っぽを>>+31否定した。]
カーク、あの時精一杯頑張ってた。
心にたくさんの針を刺して、危うさはあっても歩いてた。
だからダメなんかじゃない。
結果はこうなってしまったけれど、エレオノーレと…
しっかりお話が出来たのでしょう?
[その肝心のエレオノーレの姿は、一体どこだろう。
映像を横目で見るも、視点が悪いのか確認出来ず。]
あ。
馬鹿って言った方が馬鹿なんですぅー
[>>+36大袈裟なため息に返すのは、
子供のような理論。
べー と舌を出したあと、くすくすと笑う。
>>+35ばかばかしい。
そんな言葉は聞こえていたから。
慰められてるってわかっちゃったんだね、
なんて言葉は、向けないでおいた]
[ ヴェルナーが叩き潰していく骨の戦士たちを一瞥して。 ]
そうね、これは如何にも雑魚だわ。
……あの向こうに、この階を支配する魔がいる。
そいつを倒して道を開くのは、わたしに任せて。
当方は、瘴気を燃料にしている。
倒した瘴気を源とした魔物達の残り香を補給し、動力と化している。
[ドロシー様はとても偉い人なのよ。
フレデリカの言葉に入力された言葉に従って、ドロシーの問いにはしっかり答えた。>>0:21
それは裏を返せば、魔物がいなくなれば、機能停止するに等しく]
有意提言。
ここは地下3Fである。
ドロシー様の力は地上、風の吹く地で非常に有用である。
しかしここでは自然の風の助力は見込めない。
ここは、当方が戦う方がよい。
[それは裏を返せば、潰れるのは自分独りで十分だ、といっているようで]
[フィオンも全く変わらない姿でこの場に居た。>>+32
きっと、カークと話がしたいはずだろうからと一歩離れて
彼に分かるように、笑みを浮かべて返事とする。]
仲直り…と思ったけれど、
もう大丈夫なんだよね。
[死の間際の二人の様子を思い出して、目を細める。
それでもまだまだ積もる話はあるだろう。二人が顔を
合わせるならば、対話の妨げにならないよう更に
離れるつもりだ。]
『この戦いが終わった後に、
瘴気の脅威から解放された世界に、
あなたの目指す場所はあるのかしら……
それとも』
そう心の中で呟いて、頭を振った。
/*
ソロール苦手すぎて思いつかないwwwwww
だが寝まい
バルタの最後を見る必要があるでな…
しばらくサボっていよう(
[細い空間を突き抜ける突風に巻き上げられた夥しい骨とその残骸が、廊下の床を天井を舞い狂い、虚ろな音を一体に響かせる。]
良い音。
身もない上に、骨もない連中ね。
さあ、こいつらの親玉はどんな臆病者かしら。
出ていらっしゃい。遊んであげるわ。
/*
ちなみに、今までは食器洗いしてますた
わあい
家事がはかどる!
風呂も入っちゃおうかねえ
30分ならバルタも死ぬまい
[兄の映像は、未だ見えない。
果たして(いろんないみで)無事なのか]
……にいさん。
[ぽそ、と呟いた途端、少年の意識に反応したのか、ドロシーやタチアナと共に地下3階を進む兄の姿が映し出された。
それは、残った腕をハンマーに変え、骸骨を砕いている所だった]
[>>+37よろけても転ばないのは、
いつも自分を支えてくれる手のおかげ。
支えてくれる手を見て、
カークの顔を見て、
困ったように眉毛を下げる]
……あのね。
[すーはーしてようやくおちつくと、
そう言い出す顔は酷く真面目]
だいじょうぶだから。
[何回転かした思考の末に、
向けることが出来たのは、そんな言葉。
謝っても取り返しが付かないことはあると知っている。
悔いても時間は戻らないこと、不思議なくらい、どうしようもない事なのだとわかっている。
でも、それと自分の気持ちは、別のモノだから]
[妖星の中に、またひとつ。
小さな光が灯る。
光はゆらゆらと揺れ、ゆっくりと人を模った。
その姿は、旅服に身を包んだ耳の尖っていない嘗ての少年の姿。]
……ん…。
[ゆっくりと瞳を開くと、瞬きを何度か。
そして周りの見知った顔に気がつくと、エレオノーレは眉間に皺を寄せた。]
この気配…聖職者が来ていないな。
やはり、勇者を復活させたのか…
[地下三階に移動した後の出来事なので、ゲオルグの最後は見ていない。
ただ、この階に降り立ち討っ手ごたえもなく、セルウィンの語った能力が発動された可能性は非常に高く思えた。]
ゾフィヤさん、言ってたでしょう。
カーク、頑張ってたもの。
エルのこと助けるって言ってて、
嬉しかったし。
ぼくの方こそ……
…………。
ごめんなさい。
[ぼくのほう、と、謝罪の間に挟まる言葉は
ぼそぼそと小声に過ぎた]
生き残る可能性に賭けて、機械の体になったんじゃないの?
なのに、動力が瘴気じゃ……
魔物がいなくなったら、兄さんは――
[どうなるの?
言いかけて、飲み込む。
口にする事で、予想した答えを認めてしまう気がして]
[>>+42返ってくるのは笑みだったから、
おんなじように笑って見る。
彼女みたいには笑えてないのだろうけれど]
うん。だいじょうぶ。
カークと喧嘩しても勝てないしね。
[喧嘩はからきし。
剣を抜かねばうっかりだらけの少年である]
―地下三階―
[最初に視界が捉えたのは、ヴェルナーの後ろ姿。
彼の通り過ぎたあとの通路に積み重なる、白い何かの残骸。
彼が今まさに打ち砕かんとしている、骨だけの魔物たち。
片腕を失っている彼は、残る一本の腕をハンマーと化して振るい、
敵を倒してゆく。
疲れを知らぬかのような彼の力の源は、瘴気なのだという>>56]
ゾフィヤさんもありがと。
あの向日葵の人形ね、エマ、とても気に入ってたやつ。
残してくれて、守ってくれて。
今もね、エマ、寂しい思いしてないと思う。
ありがとね。
[一歩、身を引く様子に、思わず手を伸べて手を掴もうとする。
ゾフィヤとカークだって、話もあるだろうと。
彼女がそれでも離れていくなら、止める手だてはないけれど]
…………。
[互いにここを引き受けて相手を先に行かせようとするドロシーとヴェルナーの会話に、自分は横で立ち尽くすばかり]
えい。
[木の杖を振る。
せめても、ヴェルナーのハンマーに攻撃力増強の術をかけたつもり]
/*
どこかでゲオルグの動向を拾って、
魂も還らないとしないといけないが、
が。エルがきたのでもう少し……!(みれんがましい
/*
白虚星の見た目ってどうなってるんだっけ
昼間に見た気がするけどどこだっけな…
今日まったく追えてなくてログがおおい
>>65
[木の杖を振った動きで、タチアナに斬りかかろうとした魔物の一体がぽかりとクリティカルヒットを受けて崩れ落ちた。]
>>62
……思ったより、騒がしいご到着のようだな。
折角掃除をさせておいたというのに、自ら骨片と埃に満ちた空間を作り直すとは。
[扉の向こうから聞こえる音に、冷ややかな笑みを向ける。]
あぁ、そんな所で遠慮せずとも入ってくるといいさ。
全員、餌として招かれた…ある意味客人といえなくもないのだからな。
いや……そう言われちゃうとそうなんだけどね。
[>>+55勇者は死んだ。二人とも。
こうして顔を合わせて和んでいる場合ではないのはわかっているけど、他に言葉が思いつかなかったのだからしょうがないじゃないか]
……。
[>>+50その当人が、この場に形取ったことはまだ気づいてないまま言葉をむける]
エルのこと助けに行くっていったの、
嬉しかったのは本当だし。
[>>+57聞き返されるととても困る]
嫌われたと思ったから……
[そうじゃなかったってわかったら嬉しかったのだ、と。
>>2:115思い出す事に、返す答えはさらに小さくなった]
― 地下4階 ―
[観察を続けながら、ちらりと背後を見る。
地下4階は、掃除は行き届いているが、石畳に覆われているだけで後は特に何もない。天井が高く広々として、それが余計に殺風景さを際立たせているフロア。
壁や柱に蒼い炎の灯った燭台があり、暗くはないが、
セルウィンの背後には灯りがなく、闇が広がっている。
そこに、炎の玉を一つ投げた。
灯りに照らされた其処にあったのは、巨大なクレーター。
それこそ、階下の妖星へと通じる穴。
近づけば、地下5階を埋めているのではと疑う程の隕石が見えるだろう。
そのクレーターこそが、生命エネルギーを集めては妖星に送り込んでいる装置でもあった。]
あ……あら?
[>>66術のために振った杖へ、まさかの手応え。
骨だけの魔物が、足元へ崩れ落ちてバラバラになった]
ヴェルさんの倒した魔物が、ここまでよろけてきたのですわね。
でも呪文が中断されてしまいましたわ。
[だから効果が無かったとしてもそのせいだ、きっと]
[>>+60カークの視線を辿れば、そこには見慣れた姿のままのエレオノーレがいる]
――――
[エル、と名を呼びそうになって口を塞ぐ。
弟を見るカークの瞳に気づいたら、
邪魔をするのはもってのほかであると身を引いた]
……あと、どのくらい命が必要だろうな。
数個ほどで目覚めそうではあるが。
いや。一つは、取り戻されたんだったか。
[すっと目を細めて、妖星の眠りを眺める。]
…………。
[それ以上は何も言わずに、また前を向いた。
炎の玉も消えて、背後は再び闇に覆われる。]
………消えてなくなる事も許されないってか。
[朽ちたはずの身体は、思い通りに動く。
胸元に手を寄せると、掌を見詰めながら確かめるように握って開いてを繰り返した。
それから視線をもう一度少し離れたところに居る面々へと向ける。]
フン…。
[鼻を鳴らすと、その場から離れようと踵を返そうとしたが。
かけられた声>>+62に立ち止まった。]
[>>62ヴェルナーが道を開き、ドロシーの風が吹き抜けた通路の果て。
扉の向こうから声がする>>67。
聞き慣れた声が紡ぐのは、いつもの暖かで頼もしい言葉ではない]
……バルタさん。
[部屋に足を踏み入れるのは、きっとヴェルナーやドロシーの後**]
……何。僕は今機嫌が悪いんだよ。
[じろり。睨みあげ、顎で示されるとあからさまに不機嫌な色を浮かべる。]
ハァ?!
なんで僕があいつと話なんか―――
[白虚星>>+62へ声を荒げたと同時。
頭上に降った感触>>+61に、エレオノーレは目を丸くする。
それが何であるかを理解するまでに、そう時間はかからなかった。]
………何だよ。
[頭を撫でる兄の姿を、むすっとした顔で見上げる。]
[>>71
風により開かれた大広間。
部屋全体が濃密な瘴気に覆われたその奥に、漆黒の大剣を持ち、骨の狼を4体従えているバルタザールの姿があった。]
これはこれは。
小さく可憐な料理人が現れたものだな。
――風使いの女。
[邪悪な笑みと共に大剣を持つ片手を上げ、仰ぐように振り下ろす。
剣の周囲を瘴気が渦巻き、凝縮させた死の呪いが魔風となって、扉口のドロシーたちに向かい吹きつけた。]
/*
僕の明日のよてい。
セルウィンを模倣した剣で斬りかかり、剣を折られる。
聖痕の剣発動する。
墓下に無茶振りして、隕石破壊。
[ バルタザールの大剣が振り上げられるのを視認した瞬間に、タチアナを扉の影へと押しやり、左の掌を前に突き出した。
見えない風の盾をかざすように。 ]
ヴェルナー、タチアナを最優先に守りなさい!
いいわね!
[ 深く息を吸い込み、身の内すべてに風の通り道をつくる。
そうして、その道を外へと向けて開いて行く。
とん。と床を蹴った足が、外界の時と同じように宙を進む。 ]
なっ…やめろ!この!
[髪をわしゃわしゃする兄の手を払いのける。>>+71]
ってか、わかってんの!?
僕は君を殺した奴なんだよ?!
もっとこう、怒るとかなんかないの?こう、さあ!
笑ったり、頭撫でたり、意味わかんないんだけど!
[抗議(?)の声をあげるが、瘴気も何もないただの少年が喚いているその姿は、小型犬が吠えているようにも見えるだろう。]
―会話の合間・フィオンと>>+58―
……あのネズミさんは、今も戦ってる。
人形でお手伝いすることも、出来なくなってしまったけれど…
それでもリェータが役に立っているのなら、私…嬉しい。
励みになっているなら尚更。
[今はもう傍に在るだけになってしまった夏の人形。
小さな存在が周りで起こっている出来事に立会い、
全てを見守る支えに、少しでもなれれば幸いだ。
少女はそう思い、離れようとしたものの
差し出された手を振り払う事は出来るはずも無く、しばらくは
二人の傍でエレオノーレの姿を捜していた。*]
そ、そうかな。
[>>+69脱力されたあとだから、素直に喜んで良いのかわからない]
え、ていうか今のどこが勇者要素なの?
[頭を掻いていたてを止めて、きょとりとした]
……活きのいい呪いだこと。
[ それが何であれ、タチアナに浴びせるわけにはいかないと、禍々しい唸りを上げる魔の風を左手に握りしめ、そのまま握りつぶす。 ]
おかえし!
[ 右の人さし指をすっと伸ばしてその先から、身の内から通した息吹を迸らせる。
鋭い刃のような風がバルタザールと骨の狼めがけて唸りを上げた。 ]
いーや、ぼくの台詞だし。
嫌うところなかったし。
カークはぼくの勇者だからね。
ちっちゃい頃からずっと。
[勇気を与える人が勇者ならば、
自分にとっての勇者間違いなくカークなのだと頷いた。
反論があれば、きっと延々と納得するまで
「カークの格好良かったところ歴」が披露されるんだろう]
だからさ。
いつもみたいに笑ってよ。
― 少しあと ―
[会話の輪から少し場を離れて見るのはまた地上の映像]
…………?
[胸に違和感を覚えて撫でてみる。
別にねずみが居るわけでもない]
[見たのは、ゾフィヤを映していた映像に映る、ゲオルグの姿>>27-
ずっと、聞こえていた。
ゾフィヤや、セルウィンや、バルタザールとのやりとりも。
こうしてゾフィヤがこちらに現れたあとのことも。
だが理解は、出来ていなかったのだろう。
>>3:132セルウィンが言う様などははっきりと耳に届いていたのに、聖職者をけなす言葉としてしか、捉えていなかった]
[エレオノーレの姿が明確に形作られて行くと、
今度こそ少し離れた所から見守ろうとして、じわりと離れ]
……ゲオルグさん。
[何故かフィオンと自身の亡骸のある場所から
動こうとしないゲオルグが気がかりで、不安げな面持ちで
彼の動向を見つめていた。]
……っ
[>>30映像でさえ、目が眩むほどのまばゆい光。
つむっていた目を開ける頃には、もう、髭の聖職者の姿はなくなっていた]
――――!
[ゲオルグさん? と名を呼ぼうとした声が途切れる。
自分の身体がぼんやりと光っている。
よく見ればそれは、細かい金色の粒子。
>>32見直した映像にいる自分の身体もまた、淡く光を放っていて。
とくん、と。
今まで聞こえていた鼓動とは別の、音が、した*]
>>76
我々とて、時の流れで変容はしている。
仔犬なら、「時が経てば育つ」のは道理ではないか。
―――通常の時の流れを持たず、かといって魔族でもない。
お前は、どういう存在なのだろうな?
風使いの調理人。
世界に味をつける調味料とでもいうのだろうか。はは。
>>77
一つでは足りなかったか?
―――――なら、おまけだ。喰らうといい。
[大剣を両手で握りなおし、更に二振り。
瘴気の魔風は部屋の中心で渦を巻き、風の盾の正面にぶつかり吹き荒れる。]
[>>78 手に持つ剣の柄に嵌められた宝石が昏く輝く。
漆黒の刃が盾のように広がり、刀身を叩きつけるように振り下ろして自分に向かう風の刃を弾き飛ばした。
もう一方の風の刃は骨狼の一体を真正面から捕らえ、切り刻む。
骨狼は刻まれたまま風に巻かれ回転し、やがて割れた磁器の様に崩れ落ちた。]
[>>+82苦笑が返ってくる。
救ってしまうと聞こえた言葉にはやっぱりぱちくりしてしまうのだけれど、その言葉がじんわり沁みてきた頃に、少しだけ、照れたように笑った。
>>+83言いつのるたびに赤くなるカークの顔、
こっちは意気込んで赤くなる顔だ。
わかったわかった、と言い負かしたのを知れば、
どうだとばかりに胸を張る]
そーだよ!僕は君を許してなんか…、………
[言い澱んで、最後にはへの字に口を曲げた。
聞こえた気がして、との言葉>>+76には聞こえないとでも言うようにふいと顔を逸らしたが、また頭を撫でられると向き直って手を払った。]
ッ、だから、やめろって!!
僕は兄弟ごっこなんてするつもりはないからな!
ああそうだ、思い出したから君の間違いをひとつ訂正してあげるよ。
君の父親は僕を作ってなんかいない。
14年前、とある地で泣き叫んでいた赤ん坊の僕を連れ帰っただけさ。
僕の母親となってしまった哀れな女と、君の父親に面識はなかった。
つまり、僕と君に血の繋がりなんてないんだよ。
これでわかっただろ、僕と君は赤の他人。
ましてや僕はニンゲンですらない。
もう兄弟の振りをする必要もないし、全部茶番だったんだよオニイチャン。
[わかった?と言うように、腰に手をあててため息をついた。]
……操られている訳でないのは知っているわ。
あなたが生来の魔物だったのだとしても。
それでも、あなたを助ける。
この寂しい骨の群れを統べる骸の長、あなたを風葬に送ってやるわ。
骸はそれに相応しく地の底へと還りなさい。
[ バルタザールの剣に輝く宝石をじっと見つめて、それに向かい右の掌を伸ばした。
風が圧を伴い、石めがけて宙を走る。 ]
……くっ!
[ 呪いを受け止めた左の掌は黒い焔のような瘴気に包まれてじわじわとその毒を広げ始めている。 ]
っ!?
[途端に、燃えるような熱とともに右掌から光があふれ出す]
、これ、は、
[思わず自分の遺体が映し出された映像を見やると、掌に刻まれた聖痕は消えていて]
…・・・、
[急速に理解する。ふたつに分かれた聖痕が、一つに戻りたがっていることを。
フィオンに託されるために、聖痕は魂に刻まれてここまでついてきたのだ。]
フィーっ!!!
[フィオンに駆け寄り、その顔を覗き込む]
/:
ぐおおおお…フィオンに向けて色々練り練りしてたのに間に合わないでござる…ううううっ
折角仲良し縁故つないでもらったのに満足にアッピールできなくてほんとごめんっていうか独り言謝ってばっかりやな!(ドン
>>82
――お前が、お前の世界の住人を守ろうとするのと同様に……
俺も、俺の世界を守れれば、それでいい。
[剣を降ろし、視線を伏せる。]
それが、この世界の住人を破滅させることになったとしても…
俺は、自分自身で守るに足ると決めたものに殉ずるだろう。
そういう意味では、餌であるお前達と俺の考え方に大きな差異はないのかもしれない。
互いに、異なっていた。
そういうことだ!
[宙に舞う小柄な姿に向かい、男の身の丈程もあろうかという大剣を叩きつけるように振り下ろす。]
っ、…・・・・・・・・・
[何かを言いたいのに、言葉が上手く紡げない。
言葉を交わせるのは、これが最後かもしれないのに]
フィー………、
……頑張れよ。ずっと、傍に居るから。
だってさ、俺達…ニコイチ勇者、だもんな?
[右掌を彼の左胸に押し当てる。
宿っていた熱が、彼の胸に吸い込まれていく。その聖痕とともに]
[やがて、ゲオルグが告げた一言>>27で全てを察する。
彼はその身を犠牲にして何かを成そうとしている。
ネズミへ語るその内容から、おそらくは―――]
……生きて、欲しかった。
でも、ゲオルグさんは自分の事よりも世界を取ったんだね。
大丈夫、怒ったりしない。
[本当は、「父親」の手で「息子」を「叱って」欲しかった。
しかし勇者が不在では世界を救う事は不可能。
おそらく彼は、それを覆す力を持っているのだろう。]
[剣を構えた男には、手元に当たる風の動きなど些細な微風にしか思わなかった。
藍色の石の表面に微かに皹が入る。
……まだ気づかない。]
/*
急に変な眠気が襲ってきて、ばたんきゅうしてました…。
切ない展開だというのに、この肝心なときに!(ビタン
なにはともあれ、明日は最終日…
かぶりつきの特等席で、勇者達の戦いを見守るのですよ!
フィオン、本当なんというか凄くとても勇者だなあって思う…!!
癒し系というのか本当、優しさがにじみ出てて
こういう子が勇者の世界はそりゃ救われますよ!!!!!!!
……………。
[頬杖をついて、石板を見ていた。
風使いの賢者と、呪われし者の王との戦い。
幼い姿の彼女の強さは、旅を共にしたから知っている。
それでも、勝てるだろうと踏んでいた。
藍骸星の強さも、知っていたからだ。]
……………。
[微かな綻びには、気づいていなかった。]
聖痕託す託されるネタは前回もやったのに今回もやってしまった
いや、だって王道展開ですよね…?せっかくの聖痕だもんね!?
フィーにはいろんなログをなげっぱなしジャーマンしてる気がして申し訳ないのだけど柔らかく返してくれて本当
マジ癒し系勇者
[ 叩きつけられる剣に手向かう腕はない。
左の腕は背後の少女を守る盾、右の腕はバルタザールの剣の石へと渾身の風を送っている。 ]
どん、と重い震動が肩口から骨に伝わった。
そのすぐ後に体中をばらばらに砕くような灼熱が走る。 ]
……腕の一本ぐらい、あげるわ。
[ 失せた右腕の肩口から更に吹き出した風が、
剣の宝石へと突き進む。
地に落ちた腕の代わりに風の手が、
昏く煌めく藍色の石に触れる頃には、
左腕を死の呪いが這い登って、心臓へと辿りつこうとしていた。 ]
― 少しあと ―
[金色の光を纏ったまま、見回す中、エレオノーレの上で視線を止める]
エル……ぎゅってしていい?
[歩み寄るなりそう言って、
答えを聞かぬうちに抱きしめようとする]
ね、エル。
ぼく、おとうとが、欲しかったなぁ。
[君は僕にとっても弟だよ、なんて。
カークに怒られそうだと思うから、すこし、笑って違う形で口にした]
[映像に眩い光が満ちると>>30同時、少女達の傍でもまた
神々しい輝きが灯り始めていた。
フィオンの魂に、生命の春が再び巡ってきたのだ。
それは本来の生命の理から見ればあり得ない巡り方だろうが]
……代わりに、春から冬へ転じる生命がある。
そうする事で理は保たれて行くんだね。
[穏やかに笑いながら、奇跡がもたらされる瞬間を
少女はじっと見つめていた。
ゲオルグの姿が跡形も無く消え、奇跡の法が終われば
じきにフィオンの魂はこの場から消えてしまうだろう。]
[ゲオルグが何をしたのか。
正しい知識はもっていないけれど。
呼吸を始める肉体にも、魂を戻さなければ、
せっかくの彼の行為が無駄になることだけはわかる]
―――…行ってらっしゃい。
二度と会えなくなるのは寂しいけれど、
私達の事……忘れないでね。
[フィオンが消えてしまう前にと告げた言葉は、ある意味では
少々圧力を掛けてしまう調子だろう。
皆一緒なのだと言いたかったのだが、上手く言えずこの有様。
それでも頑張って自分の気持ちを伝えようとした努力は
認めてやって欲しいと、頭の何処かで願うのである。]
目覚めたと思った時に見る悪夢。
悪い夢を呼ぶおもちゃは手放して、
そうして、真に安らかな眠りに付くの。
……わたしと一緒に。
[ 見えない風の腕が、バルタザールの剣を包むように触れた。 ]
カーク。
[駆け寄ってくる姿に瞬きする]
それ……
[まばゆく光る右手には、
彼の聖痕があるはずで。
押し当てられると、自分の胸にある痣は熱を吸収して淡く光を帯びた]
……、
[上手く言葉が出てこない。
慌てて彼の手を取ると、
その掌に剣の模様を描く。
自分の胸に刻まれた痣と同じ形。
それは光ってもいないし、温かくもないけれど。
何かしないといけないと思ったのだ。
この場だって、敵の腹の中のようなものだ。安全とはいいきれないし、せめて彼らを守るようにと、そんな思いを込めた]
>>91
…健気なものだな。
命を投げ打ってまで、背後の仲間を庇おうとするか。
お前の命が尽きれば、その盾とて消えうせるというのにな。
―――愚かだ。
[片腕を無くしても尚、盾を作ろうとしている少女を冷ややかに眺めながら、その喉元に血濡れの剣をつきつける。]
……………。
まともに、風の刃も作れなくなっているな。
止めを刺さずとも、長くはなさそうか。
ならば、後に残るのは……
[自分の送った呪いは、確実に目の前の少女を蝕んでいる。
これ以上は手を出す必要は無しと判断し、ドロシーの背後のヴェルナーとタチアナに視線を向ける。]
[>>+100ゾフィヤの声。
地上では、驚かせる以外で聞くことがあまりなかったのだけど、綺麗な声だ。優しくて、真のある声]
忘れない。
絶対。
[笑ってみせる。
寂しいと頷いたら、決心が鈍ってしまいそうだったから。
みんな一緒だから大丈夫、と胸に手を当てて笑ってみせるのだ]
>>92
――何を言っている。
風の賢者といえども、今際の際には正常な判断能力も無くしてしまうものだな。
そんなに言うなら、止めを刺してやっても…
[背後の骨狼が、何も攻撃を受けていないのにガラリと崩れた。]
終わらせて、くるね。
[みんなを見る。
イェンス、その偽物、ゾフィヤ、エレオノーレ、それからカークと辿った視線を止めて、
頷く。笑顔を向ける幼なじみに。
二人で一人前、にこいち勇者の片割れに]
行ってきます。
口にするのは出立の言葉。
金色の光が薄れるのと一緒に、少年の姿も薄れていく**]
……石に刃が役に立つ訳ないでしょう。
[ 剣に触れた風の手が、柄へと伸びる。
そこに象嵌された宝石に指先が触れて、軽く叩いた。
とん、という軽い打音が辺りに響く。 ]
おわりよ。坊や。
地上も墓下も俺を泣かせにかかってやがるんですが
おおおおおおおおおおんんん
ドロシーちゃんかわいいよおおおおバルさんかっこいいよおおおぐううう
(ローリング明太子状態)
―――――!?
[風の力は、剣の宝石に集中していたために生身の体で圧を感じることはなかった。]
[「人」として長く在りすぎた男は、自らの依り代を、人同様に、人の体として認識していた為に、それが致命的な行動だと、自覚ができていなかった。]
[それ故に、ドロシーの意図に気づくのが遅れた。]
― 少し後のこと ―
…これは…、…。
[フィオンの身体が金色の光を放ち始める。
まるで現世と魂が互いを呼び合うように。]
そうか、これの事を言ってたんだな…。
[いつか小耳に挟んだ凶星同士の会話に出てきた、面白い能力という単語。
思い返して、合点が言ったというようにエレオノーレは口角を上げた。
そしてフィオンへ駆け寄る兄の姿>>+92を、じっと見守っていたが。]
…やれやれ。
[巧く言葉を紡げない様子>>>+93に、エレオノーレもフィオンへと近づいた。]
……何だ……
これ…… は…………力……が…………
[漸く異変に気づき、手元の藍石を見る。
その表面には無数の皹。
石の変化と共に操る瘴気の流れが不規則になる。
…時に止まり、時に異様な出力で流れ…]
全く、何て顔してんの。
それじゃ行けるもんも行けないだろ。
[べしっと兄の背中を叩き、次いでフィオンを見上げると。]
……この馬鹿の事は僕が見てるから、心配しないで行ってくれば。
世界が救われようが滅びようが、僕にはもうどーだっていいんだけどさ。
こっちの事気にしすぎてフィオンにまた死なれでもしたら、どーせコイツうるさいんだから。
それだけはごめんなんだよね。
[それだけ言って、ふいと背を向けた。
今はこれが精一杯の、いってらっしゃい。**]
/*
だんだんようわからんくなってきたねむさで
かえしてないことだったりとりちがえていたりしたらすまない!
すまない!
そしてカークを連呼してすまない。
イェンスのあの部分に反応するのは明日!
ゾフィヤのも明日だ!
よし! しゅう、しん!
[その瞬間、広間の内部を暴風が吹き荒れる。]
[行き場を失った瘴気が溢れ、弾け……]
[残されたのは、宝石を失った一振りの大剣のみ………]
[その瞬間、広間の内部を暴風が吹き荒れる。]
[行き場を失った瘴気が溢れ、弾け……]
[その場に残されたのは、宝石を失った一振りの大剣………]
/*
よし、念のため、反応したいログは取っておいたぞ、と。
こんどこそおやすみなさいだぜ!
今日の就寝目標12:00て言ってたの誰だw
そこから、
その石から、妖気が漏れてまくって……いたわ。
……まだまだね。
次は、どうかしらね……。
[ 砕け散る石の欠片に向ける眼には、もう光を捉えることはできなくなっている。
それでも煌めきを追うようにして、背後へと微かに首を向けた。 ]
………
『しっかりね』
[ そう動いた唇の形を、ヴェルナーならきっと読み取ってくれるだろう。 ]
[下の階へと続く隠し通路。
バルタザールの人としての体は、ほぼ無傷で生きていた。
ただ、掌に握りこんだ藍石は中心から二つに砕け、藍骸星としての本体は終焉を迎えようとしている。
移動する肉体は、瀕死の重傷を負ったかのように酷く…重い。]
[途中まで降りたところで、力尽きたように座り込む。
握り締めた藍石は、無数の皹で表面が白くにごり既に崩壊寸前だった。]
長く……人でありすぎた所為…だな。
……本体が……こんな石だと……
すっかり…忘れ…いたぞ……。
セルウィン……すまない……
「これ」がもう…保たない………
きて…くれないか…?
……バルタザール。
[座り込む男に、かけられる声。
カツン、と足音が響く。蒼禍星は、友を迎えに来ていた。]
お前。
死ぬのか?
[わかりきった事を尋ねた。]
――たぶん……な………
見ての……通り…だ……
[自嘲するように笑むと、ボロボロになった藍色の石を掌に載せたまま差し出す。]
だから……底に…沈む前に………
俺の力は、お前が使え……
――あの大喰らいになど……くれてやるものか………
>>*12
俺が……失敗したら……忘れない、だろ?……
昔から…先走って大きな失敗をするのは……俺の役目のような……ものだからな…
>>*13
………それは……有難い……な。
[掌の石がひとかけら剥がれ落ちる。
荒い呼吸の中、死を迎える直前とは思えない晴れやかな笑顔が浮かんだ。]
ゴオッ……
[そして。
両手から生み出された蒼い炎が、
バルタザールの全身を包み込んだ。]
熱いだろうが、まあ耐えろ。
[安らかな眠りの前の、容赦のない痛み。]
>>109
[男の身体が、蒼い炎に呑み込まれる。
本体は藍石だが、痛覚は遮断されていない。
肉体は生きながら焼かれていくのと同様の痛みを伝えてきたが、その表情はとても晴れやかなもので…
それもやがて、蒼の中へと消えていった。*]
……は?
[怪訝そうな顔をしたのは、フィオンが旅立つ間際の事。
問いかけ>>+97の返答を返す前に抱きしめられ、瞬く。]
ちょっ、何…
[フィオンを引き剥がそうとする前に紡がれた言葉が、優しく耳に届く。
無意識に服を掴んでいた手の力は緩やかになり。]
―――…ばぁか。
[エレオノーレはくっと楽しげに喉を鳴らすと、返事の代わりにフィオンを僅かばかり、抱き返した。**]
[>>+88ふい、と顔を逸らす様子にくすくすと笑う。
語られる真実には少し真面目な面持ちで耳を傾け]
…そっか。親父は浮気してたわけじゃなかったのか…。
全部、誤解だったんだな…誤解解いてくれてサンキューな、エル。お前いい奴だなあ。
血の繋がりがなかったら兄弟じゃないなんてルールあったっけ?
ニンゲンかどうかとか、どーでもいいっつーか…。
それにさ、兄弟の振りっていうけど、俺が誤解してた分、そんなに出来てなかったよ?だからさ、誤解してた分兄弟しよう。
…そういえばさっきまで耳長かったよなー。
アレもちょっと新鮮だった。
[弟の耳をうにーっと伸ばしている]
>>*16
もし、再びこの在ることができるのならば…
その時も、また……お前の部下として在りたい。
―――達者でな。
[藍骸星の本体も…人の器を持つバルタザールの身体も…
全てが、蒼の炎に灼かれ、そして蒼へと還っていく。
そうして男の意識は途切れ……後には、静寂が残るのみ*]
[炎は獲物を逃がさない。
藍の石も、バルタザールの体も燃やし尽くし、
やがて全てを飲み込んだ。
そして、セルウィンの体の中に
吸い込まれていくかのように、炎は収束し…消えた。]
……ごちそうさま。
[同類さえも喰らう蒼の魔は、唇に舌を這わせた。]
……今なら、出来るかもしれんなぁ。
[誰もいなくなった空間に、魔の声が響いた。
かつん、かつん、と隠し階段を降りて、己の持ち場へ。]
さて。
あと、2人……いや、3人、か?
1人は数に入るか微妙だがな。
[天井を見上げて、笑みを浮かべた。**]
[金色の光の大半がフィオンの身体へと吸い込まれていき、地下1Fが薄暗さを取り戻しつつあった事。
彼に付き添っていたエマが何かが笑うような気配を感じて顔を上げた。]
『へっ…その顔が見たかったんだ。
ざまーみろ、セルウィン。』
[息子の嫌そうな顔に大変満足したように呟いて。
光の最後の一滴は、フィオンの胸の中へと吸い込まれていった。
ねずみは所在なさげに胸の周りをちょろちょろと歩き周り、きぃ、と一声鳴いた。]
[金色の光の大半がフィオンの身体へと吸い込まれていき、地下1Fが薄暗さを取り戻しつつあった事。
彼に付き添っていたエマが何かが笑うような気配を感じて顔を上げた。]
『へっ…その顔が見たかったんだ。
ざまーみろ、セルウィン。』
[息子の嫌そうな顔に大変満足したように呟いて。
光の最後の一滴は、フィオンの胸の中へと吸い込まれていく。
ねずみは所在なさげに胸の周りをちょろちょろと歩き周り、きぃ、と一声鳴いた**]
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