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菫青石の神魔 カサンドラ は 南極石の王子 クレステッド に投票した
赤虎目石の剣士 イェンス は 翡翠の巫女 リュカ に投票した
翡翠の巫女 リュカ は 南極石の王子 クレステッド に投票した
柘榴石の修練者 ローランド は 翡翠の巫女 リュカ に投票した
空晶石の守り子 パメラ は 南極石の王子 クレステッド に投票した
南極石の王子 クレステッド は 南極石の王子 クレステッド に投票した
曹珪灰石の
桜石の魔人 イングリッド は 翡翠の巫女 リュカ に投票した
砂金石の眷属 ミーネ は 翡翠の巫女 リュカ に投票した
翡翠の巫女 リュカ に 4人が投票した
南極石の王子 クレステッド に 5人が投票した
南極石の王子 クレステッド は村人の手により処刑された。
次の日の朝、曹珪灰石の
現在の生存者は、菫青石の神魔 カサンドラ、赤虎目石の剣士 イェンス、翡翠の巫女 リュカ、柘榴石の修練者 ローランド、空晶石の守り子 パメラ、桜石の魔人 イングリッド、砂金石の眷属 ミーネの7名。
/*
結局名前を伝えるところまではいかんかったのだがそれはナカノヒトのリアル事情のせいという気もなくはなく胸が痛い
― 川 ―
[身に残る傷の大半は、教練を終えて実戦に出てからの6年間についたもの。
相手の間合いに飛び込んで行く戦い方故の痕は、大抵は初見で引かれるものだから、息を飲む気配もやっぱ驚くかー、くらいに思っていたのだが]
……え?
[上がった声に肩越し振り返れば、背の歪な傷に視線は向けられているよう。>>3:76
角度の問題か、揺らぐ滴までは見て取れなかったが。
何となく、いたたまれないような心地がして、視線を前へと向け直し]
………………。
[触れる感触と、微か、届いた声。
聞き流してしまえばいいのかもしれない、けれど。
あの時に――魔獣の爪を受けながら、思っていた事だけは、覚えていたから]
……死んだら、絶対、泣かれる。
って。
そう思ってたから、死ねなかった。
……誰にか、とかまでは、覚えてねーけど。
[ぽつ、と落とす呟きは、ごくごく小さなもの]
[手当の間は何も言わず、大人しくされるがままにしていた。
ここで余計な事をすれば、この後の動きに差し障るから、というのはわかっているから]
……ん、ああ……ありがとさん。
頼むわ。
[一通り手当てが終わると短く言って、自身は手入れのために二刀を手に取り]
……てか、そっちは大丈夫、なのか?
[女性陣の戦いの様子は見る余裕もなかったから。
ようやくというか、そこに思い至って問いかけた。*]
菫青石の神魔 カサンドラは、翡翠の巫女 リュカ を投票先に選びました。
赤虎目石の剣士 イェンスは、翡翠の巫女 リュカ を投票先に選びました。
ひゃっ!?
[師へ駆け寄ったのは、対戦相手の従者が近寄って来たのを見て、何かあれば対応に動くため。
――なのだけれど、その身は抱き寄せられ外套の中に入れられた]
師匠、これでは身動きが……!
[抗議はするものの、間近に燃え盛る炎の竜巻を感じれば、その先の言葉は引っ込んだ。
助力したとはいえ凄まじい威力のそれは、間違いなく師の力と策が生み出したもの]
[対する氷纏う水龍もまた、伝説の魔物と見紛うほどで]
二人の力で……これほどのものが生み出せるのですね。
[そう呟き、そして激突の行く末を見守った*]
赤虎目石の剣士 イェンスは、柘榴石の修練者 ローランド を能力(襲う)の対象に選びました。
翡翠の巫女 リュカは、空晶石の守り子 パメラ を能力(襲う)の対象に選びました。
翡翠の巫女 リュカは、赤虎目石の剣士 イェンス を投票先に選びました。
─ 川 ─
[>>0零した呟きは、無意識によるもので。
彼が私の声に反応して振り返ったのも、気付いてはいなかった。
だから、その表情も、視線を前へと戻したのも気付かないまま手当に入って。
素直に応じてくれるのもあって、滞りも手間も無く手当を終えて上着の繕いに入ったのだが]
はい?
[>>1そっちは大丈夫なのか、という言葉に、ぱちりと瞬く。
こちらの怪我のことを聞いているのかとすぐに解して、あぁ、と声を紡ぎ]
大丈夫ですよ。
これが終わったら、ちゃんとしますから。
[綻びを縫い始めた彼の上着を軽く持ち上げながら、答えを返した*]
[荒れ狂う火炎の渦の中央へと、双頭の龍は真っ向飛び込んでいく。
十分な速度と力があれば、炎の竜巻を突っ切って、術者に届くはずだった。
だが、現実は想像もしていなかった結末を迎える。
龍とともに竜巻に飛び込んだ直後、世界は真っ白に染まった。]
[耳を聾する轟音。全身を打つ衝撃。
遠望していたものがあれば、なにが起きたか理解しただろう。
大量の水と巨大な炎が出会った瞬間、水蒸気が爆発的に吹き上がったのだ。]
……つ、ぅ…?
[気づいたときには、湖畔に倒れていた。
何があったか、わからない。
けれども、全身が痛んで、動けそうもない。]
[その痕に触れて落とした言葉は、どれも無意識のもの、だったから。
返る声があるなんてことも、思ってもいなかった。
だから、彼が紡いだそれには、驚きもした、けれど]
……そう、ですか。
[絶対泣かれる、と思った相手。
それが、自惚れでない保証など何処にもない、けれど。
彼の前では、私は、泣いてばかりだったから]
………そうですね。
[紡いだ肯定は、彼にどう響いただろう*]
[納得いかなそうな様子の妹>>+3:+29。
それには上手く言葉を返せなくて、惑っていたところに喰らった塗り薬の容器の一撃。
言葉を返すにはしばし時間を要することになる。
左腕に注がれる悲し気な瞳>>3:+30。
恐らくゾフィヤはあの日のことを気にしているのだろう。
謝罪には「大丈夫」と声を返しておいた]
[荷物の中から修理のための器具を出しながら、ゾフィヤの願い>>3:+31を聞く]
ああ、構わないぞ。
折角来たんだ、存分に見て回らないとな。
いずれ、またこの森は閉ざされるのだろうし。
[これまでを考えれば、自分達が領域へと足を踏み入れることが出来たのは『神魔』が招き入れたからなのだろう。
こうして絆ある者と引き合わせられたこと、力を示せと試練を課してきたことからもそれが窺える。
そんな推測をしつつ、ゾフィヤには是を返した]
『神魔』が何者か、か……。
そうだな、どんなやつなのかくらいは、見ていきたいもんだ。
[願いを叶えるとはどんなものか、それを目の当たりにしたいとも思う。
喩えそれが自分の願いではなかったとしてもだ]
/*
さてさて。
なんとなくこーなるんでないかなーと思ってた通りの最終日である(
デフォはローランドさんでしたーと言いつつダイス振るぞー。
5(6x1)
空晶石の守り子 パメラは、翡翠の巫女 リュカ を投票先に選びました。
[そうして、会話を続けた流れで返しそびれた言葉>>3:+29への返答を口にする]
俺は、ゾフィが助けになってない、とは思っていないぞ。
そうやって、力になってくれようとしていること自体、嬉しいし。
結果ばかりが全てでもない、と思う。
[思っていることをどう伝えればいいか、模索するようにしながら言葉を紡ぐ。
取り出した器具を一度地面に置いて、塗り薬の容器を鋼鉄の手で拾い上げると、ゾフィヤにそれを示すようにして見せた]
塗り薬だってもらったしな。
[ただ、それを塗るには鋼鉄の手では難しい]
悪いが塗ってくれないか?
この手ではどうにも、な。
[手を貸して欲しい、と妹に願う*]
/*
手がこれだから塗って欲しい、って言うのもゾフィに気にさせそうなのだが塗りづらいので仕方ない(
どう話を切り出すかなー、にはなってるんだが、どうも風邪のひき始めになってる感もあってちょっとぼーっとしてる。
薬は飲んだ。
いや、今は身動なんてしたら危ないのですよ。このまま、なんでしたら身を低くして身構えておいてください。
[むしろ危険だと諭すように弟子>>*0へといいながら、見上げる弟子を寄せるようにしてじりじりと後退する。]
彼は、果断でしたからね。
[性質にもよるものだろう。彼は挑んだ。前へ前へと。だから私は待ちうけた。
本当はもっと引いてもよかったのだが、確実にこちらにこさせるためには、餌として立っていなければならない。
企みが半分成功>>2:*48といっていたのはそこに危険が潜むから。というのもあった]
[そして訪れる爆発の瞬間>>+0>>+1、リュカを庇うように引き寄せてその衝撃が背を打った。
その真っ只中にいた二人とは比べ物にならなくても、痛いものはいたい。
もつれあうように数回地面を転がりながら背中を地面につけて]
これは…痛い……相当痛い。
[はぁ、と息を吐いて、無事かなと自分の身の上に乗せるようにしていた弟子を見上げた*]
[ それは崇高さすら感じさせる光景だった。>>3:*55
熱を喰らい天を灼く螺旋。
ぶつかった氷の龍が弾けるのが見えた。
クレステッドがその背から投げ出される。]
──…!
[ 手を伸ばすが、距離があった。]
[ 足りない。魔力も水資源も。
とっさに剣を鞘から滑らせ、根元で指先を故意に切る。]
命の水よ──、
[ 最も近しい水を用い、魔力を絞り出した。
紅い糸を紡いで彼の体が地面に激突する前に釣り上げ、かろうじて湖の方へと飛ばす。]
これまでだ! 追撃は止めてくれ!
[ ローランドとリュカに合図し、戦いを降りると宣言する。
そのまま、クレステッドを助けに向かい、躊躇うことなく湖へ飛び込んでいった。*]
― 川 ―
[上着繕う彼女から返ってきたのは、それが終わってから、という答え。>>2]
それなら……って、いやいやいや、ちょっと待て。
まだ先があるかも知れねーんだから、上着より自分優先しろ!?
[一瞬納得しかけて、直後に突っ込んだ]
傷とか残ったら、めんどーだろーが。
いや、戦う立場なら織り込み済みかも知れんけど。
[それきっと、そういう問題じゃない、と思うから。
突っ込みはわりと真剣だった。*]
[小さく落とした呟き。
それに対して紡がれたのは、肯定]
……ぁー……。
[ここまでのやり取りや、思い出せぬ事への苛立ちから、そうなんじゃないか、とは思っていたけれど]
……あのさ…………って、やっぱり、いい、か。
[ふと、自分にとって空白になってしまった時間の事を問いたくなったけれど。
直後に、安直に走るな、と思い直す。
神魔の試練がどこまで続くかはわからないが、勝ち残ればそこを埋める術も得られるのだろうから、と。*]
─ 川 ─
[>>3私の答えに返った突っ込みは、思いのほか熱を帯びていて。
まさかそんなに真剣に返されるとは思っていなかったから、きょとり瞬いた。
のだが、優先するには一応、理由があって]
いえ、あの。
もちろんちゃんと、手当はします。
しますけど、あの
[熱からは守られても、転がる動きに頭の中を揺さぶられるのは如何ともしがたい。
数瞬の後に意識を戻せば、自身は師匠の身の上にいて]
ううっ……って……
師匠! 師匠、大丈夫ですか!?
[戦いの決着より何より、こちらを庇った師の状態が心配だった。
打撲による軋むような痛みは無視して跳ね起きると、師の身の上からどいてその顔を覗き込む*]
これを直してからでないと、
…は、はおるものが、無い、ので。
[手当するには私も服を脱がなくてはいけなくて。
でも、そういう時の為に持っていた布は、今イェンスの身体を冷やさない為に使っているから、と。
耳まで赤くしながら、だから上着を直すのを優先しているのだと小さな声で答えた*]
[私の紡いだ肯定に、返されかけた声は途中で切り上げられた。
彼も、私と同じように何かを感じているのだろうか。
今の彼に、私の中にある言葉を伝えてはいけないと思っているように、
彼も、私に聞いてはいけないと思う何かがあるのだろうか。
ならばそれを、私が聞こうとするのも、きっとダメ、なんだろう]
………ありがとう。
[だから、せめて。
この一言だけは伝えてもいいだろうと、小さく紡いだ*]
― 湖畔 ―
……いやあ。
ハデ、だねぇ。
[そう遠くない所で繰り広げられる戦いに、思わず落ちたのはこんな呟き]
……ここまで派手にやったヤツは久しぶり……てぇか。
今までおらんかったんじゃないかねぇ。
[過去をぐるっと振り返る。
確かに、派手にやってた連中はいたが、ここまで盛大だったのは、多分、いない]
……いやまあ、別にいいんだけどねぇ。
[神魔の領域はそれそのものが別世界。
森を狭間となし、その内に小さな異空を作り出している、というもの。
なので、多少派手にやっても外には一切影響を及ぼさないし、空間自体も容易くは揺らがないが]
今回の連中、瞬間が全て、ってな感じで。
……ホント、全力だねぇ。
[それ自体は厭う事もなく、むしろ歓迎する所だが。
もうちょっと後先考えなさいな、なんてちっょとだけ思っていたりした。*]
はぁ、大丈夫さ。といいたいが、ちゃんと痛いものは痛いものさ。
[傷口に薬を塗ってもらても呻く師匠だからね、やせ我慢は苦手さ]
弟子の前で格好つけたかったが、しまらないもんだね。
[いてててと。どいてもらった後、体を起こす、顔を覗き込むリュカ>>*4に笑みかけて、背中をぽんぽんと叩く]
[よっこいせと起き上がり、ヴィンセント>>+9の声をきく]
わかったよー。
[実際、迎え撃つようにおいていただけだ。竜巻はその場で巻きあがっているだけで、投げ出され距離をとれば、風圧こそあれど動き出すものでもない
後は熱を散らして、火を消してしまえば竜巻は自然とおさまっていくものだ。
クレステッドの容体は心配だが、彼に任せておけばいいだろう。自分たちは一旦二次被害がでないようにと、火消しを行っていく]
[そして先に発生した竜巻の中心部はといえば]
お、咲いたな。
[黒のオブジェは枝が絡みつき、塔の部分が幹となり、太陽の部分を中心に花を咲かしていた。
緑の花びら、中心部が紅となった命の儚さを感じさせる小さな木。御衣黄桜のような花。]
はい、がんばったリュカにプレゼント。
[熱を帯びた大地にと新たに生み出したリュカへと、変異したオブジェを渡すのであった]
― 川 ―
……は?
[入れた突っ込みに返ったのは、予想外の反応で。>>4 >>5
思いっきり、惚けた声が上がったのは、許されてほしい。
そんな所がど天然なのは、幼いころから変わっていない、というのは、すぐに気づかれるだろうが]
……あー……。
あ、そゆこと、ね。
[それでも言われた事はわかるから、はあ、とひとつ息を吐いて]
……りょーかいした。
んじゃ、頼むから可及的速やかに終わらせてくれ……。
[それだけ告げて、自身は二対の手入れに意識を向けた。**]
[問うて答えを得るのは、逃げ、という思いは変わらない。
一度決めた筋を通したい、というのは昔から変わらぬ気質のなせる業]
……ん。
[小さく紡がれた言葉。
それに返したのは、こちらも小さな頷き、ひとつ。**]
しかし、この試練、あと何回やるんだかね。
[怪我は痛いから治療もしたいし、クレステッドやヴィンセントは無事だろうか。ともあるし気を休め時間はまだのようだなと、作っていた薬を出したりして治療のお時間であった**]
本当に……敵わないんですから。
[ぼやくような言葉は相手に届いていたかどうか。
手当てを最優先としたい所だったが、火消しを優先するよう言われればそれに逆らいはしない。
現状回復が早くなるよう樹の力を注いだついで、薬草を増やしておく。
摘んで加工すれば4人分程度の火傷薬になるだろうか]
─ 川 ─
[>>8返ってきた反応は、これもまた覚えがあるものだった。
こういう所も変わってないんだなぁなんて、頭の片隅で思ってしまったのは恥ずかしさからの現実逃避。
>>9幸い、すぐに理由を察してくれたイェンスから了が返ってきたから、これ以上の恥ずかしさを味わうことは無く]
はい。
これくらいなら、そんなに時間はかかりませんし。
すぐにお返ししますから、待っていてくださいね。
[幼少の頃からのあれそれで、こういった事は手慣れたものだ。
言葉通り、然程時間をかけることなく戦闘で出来た綻びは全て繕いイェンスの手元へと戻し。
それからすぐに自身の手当、服の直しも済ませることは出来ただろう**]
[私が紡いだそれに、返った言葉は短いものだった。
それでも、思いは伝わったと、そう思えたから]
あなたに、なまえをよんでもらえるの
まってるから、ね
[彼にも届かぬ小さな声で、願いを紡いだ**]
……そうだね。
[願いが聞き入れられれば嬉しそうに頷いた。>>+4
この場所の探求も目的にあったのだ、嬉しくないはずがない]
『神魔』さんが何者か……それはもう、気になるよねえ。
[本当にあらゆる願いを叶えてくれる存在なのか。それも含めてだ。>>+5
もっとも、負けてしまった自分たちにはその資格はないが。
自分たちが戦ったあのふたりは、いかなる願いを託すのだろうか。
そもそもこれで”終わり”かどうかも分からないまま、そう思う。
ふと思い浮かんだのは茶色い髪の女の人の、別れ際の表情。>>3:*42
あの真っ直ぐな思いの行く先を見届けたいという思いはあった]
………ありがとう。
ヴェルがそう言ってくれるだけで、わたしは……良かった、って思えるんだ。
今、ここで一緒にいられて。
そりゃあ高望みするとキリがないけど、……でも、ホントだよ?
[「結果ばかりが全てはない」と言ってくれたのも、>>+6
ちょっと前に言ってた「大丈夫」という言葉も、>>+4
ヴェルがどんな思いで言ってくれるかについては疑いようがなくって、
つまり問題なのは受け取り手たるゾフィヤの気持ちだ]
それは……本当で……
[何かを探すようにごくごく小声で呟きながら、
地面を見る。見たことない装置と見覚えのある容器が転がっている。
ヴェルは容器の方を拾い上げてこっちに示してみせた]
/*
とりあえず一朴念仁は引き出せたので満足である(
しつつ、ゾフィヤさんの誤爆は私あての突っ込みかなー…w
わるいことしたかな!
といいつつさくっと寝なければや…2時すぎてるねむい…
それも、うん、どういたしまして……、って、え……、
[塗ってくれないか、と頼む声に、
彼の示す容器と彼の手の先とを交互に見て、納得したようにうなずいた。
と思ったらまたばつが悪そうに顔をそむけてしまったが、それも束の間のこと]
うん。いいよ。
[望むならばいくらでもこの手を貸そう、と、
手を伸ばしてヴェルの手から容器を受け取った。
僅かに触れた手は思った通り冷たい感触がした]
で、……どの辺から手をつけようかな、
ってかどこが一番痛い?
[その後は質問も絡めつつヴェルの身体の傷の広がりと度合いを確かめ、
傷が酷そうなところを始点に塗り薬を塗る処置を進めていった。
必要にかられた際服を脱がすのにためらいはなかった。
訊きたいことは相変わらず色々あるものの、
自分にしかできないことを今やっている――と思うと、
どうしても真剣に静かになってしまっていた**]
/*
昨日は恒例墜落してました。残念。
水蒸気爆発ドッカーン!(大の字ポーズ)
どちらも見事でしたねぇ。連携も滑らかで。眼福。
拍手を送らせていただくのです。
さて本日の針が向くのは…4(6x1)
砂金石の眷属 ミーネは、赤虎目石の剣士 イェンス を投票先に選びました。
― 湖畔 ―
よいしょっと。
[秘密?の場所に風呂敷包みを置く。
このひんやりした石の上ならしばらくは平気なはず]
置いてき……うわぁ。
[遠くからでも様子の分かる>>3:51水流と竜巻に報告する声は途切れて、感嘆の声が漏れた。
その詳細までは見て取れずとも、水と氷、樹と炎が編み上げる膨大な力は十分すぎるほど感じられて]
凄ぉぉい
……っきゅぁ!?
[そちらに意識が向ききった時。
凄まじい音が響いて耳を両手で押さえた。無意識に風を手繰り寄せていた結果の自業自得な事故である]
[でもその名残のおかげで、誰かが水に飛び込む音も聞き取れた。一度風との同調を切り、深呼吸を一つして]
えと、ね。
誰か湖に落ちたみたいだから、みぃ、行ってみる。
全力のあとだと、泳いだりとかも大変かもしれないし。
あ、でも、今度はこっそり。
[誰が落ちたかは分かっていないが、競い合っていた片方が先程の二人なのは分かっているから、やはり心配で。
呆れ声の神魔>>7に、そう声をかけた。
踏み込みすぎない約束も忘れずに。再び風を纏って飛び上がる]
あ、おじさんたちじゃなかったんだ。
でも、うん。
[かなり上空まであがり、見下ろす形で姿を探す。
一瞬ホッとしてしまったあと、フルフルと首を振って。
王子を支え泳ぐ姿が見えたなら風で補助を送り、既に岸へと上がっているようならば、少し暖かい風を送って過ごしやすくしようと試みるのだった**]
いやいや、時には格好つけるのは大事なことなのさ。
そういうのに憧れてきたものだからね。
[とリュカ>>*10に反論するが矜持というよりは子供じみた我儘さ披露する。
でも痛い。身を起こしたはいいものの、すぐに動きたくはないものだ。
火傷こそ火ネズミの衣がその大半を防いでくれてるが、その前の怪我と衝撃についてはどうしようもない。
リュカ>>*11に薬を摘むのは任せ、魔法により周囲の被害を広めないようにおさめることだけに集中していって]
そりゃ、大切にしてたよ。便利だったしね。
[それがあると火の術が使いやすくする力以外にも生活において、カイロにもなるしお風呂も水さえあれば作れるのだ。]
これは元々朽ち果てていくはずだったものをおじさんが拾い上げて使っていたんだ。
でも今さっき、リュカの力とおじさんの力によって新しい姿を得た。似通った使いかたはできても同じようには使えないはずさ。
[弟子の疑問に答えるように変質してしまったオブジェ>>*12について答えつつ]
だからもっていくといい。力になるはずさ。
[どれほどの役に立つかというと当人次第ということにはなるが、少なくとも無駄にはならないだろう。]
……隣に並んでみたいんだろう?
[先の戦いになる前の寂しげな言葉に答えるようにして、ならば受け取って使えるようになってみなさい。とそれが戦うものとしてか巫女としてのものになるかはわからぬが、そんな含み笑いを向けて]
[それに]
これも綺麗な花だとは思わないかい?
[なら、乙女に渡したところで、何ら問題はないだろうと口にはせずに笑った*]
[ 湖に落ちたクレステッドを探す。
水面に巨大な蓮の花にも似た氷塊が浮かんでいた。
花弁の中を覗き込めば、意識を失ったその人が体を丸めている。
天命石の加護だろう。
触れればホロホロと崩れる花の中からクレステッドを抱き取る。
背中を押すような風の助けを得て、そっと岸へと曳行していった。>>14]
──…、
[ あれだけの爆発を間近に受けてダメージがないはずもないが、
少なくとも人工呼吸の必要はなさそうだと確認して、上体を起こす。
脈もしっかりしたものだ。
ほどなく目を覚ますだろうと思う。
周囲を吹く風は、先ほどよりも温かい。
炎の技の余波かとも考えたが、肌を撫でるのは春風のような、野の匂いがした。
この匂い、どこかで知っているような──と訝しむ。>>1:28]
[ ふと視線を上に向けて、そこに浮く姿を認めた。>>14
異国情緒あふれる服をまとっている。
風属性の人、だろうか。
あるいは妖魔の類。
いつから見られていたのだろうと、わずかに血が逸るのを感じる。**]
[含み笑い交じりの言葉が届いてはっとする。
思い悩み、密かに望んでいたことではあったけれど、師にそれを汲まれるとは思っていなかったから]
それは……でも……。
[否定はし切れぬまま、あたふたと声を出す。
けれど師の言外の期待に気付いたなら、突き返すのも憚られて]
……はい。
大切にしますね。
[珍しくも、師の言葉を素直に受け取って微笑む。
様々な意味合いの籠められた花であるそれを、師に倣うように、腰帯へそっと提げた*]
[ 魔人は自分の生まれを知らない。しかし恐らく神魔とほぼ同じ頃に生まれたのだろうとは思う。それは、自分の命の一部に神魔の気が混ざり込んでいるから感じ取れることだった。
多分、神魔が生まれなければ、魔人も生まれる事なくこの世から消えていたのだということも。 ]
[ 生まれてすぐは、明確な形を持っていなかった魔人は、程なく神魔の姿を模倣して魔人となった。全く同じ姿とならなかったのは、根本的な力と性質の差のせいだろう。 ]
[ それ以降、神魔の眷属として、魔人は常に…神魔が世界の柱として森を離れた期間以外は…神魔の傍らに存在した。
姿形の模倣は、やがてその在り様までも模倣する形となったが、やはり相違点はあった。
求める者の願いを受け止めるのが神魔の仕事。しかし魔人は他者ではなく、神魔の願いを叶えようとする。
神魔が何を望もうと、或いは何も望まなくとも。** ]
姉さまが飽きてないなら、それでいいのだけどね。
[ 無茶振りも楽しみ、と、軽く返される声に、魔人の声も柔らかく変わる。 ]
お肉がどうとか言ってたよ?
ほら、ミーちゃんは、割と食いしん坊だし。
[ お土産についての予想を風に乗せて神魔に届けながら、湖畔近くまで来た魔人は、丁度佳境に入った仕合を、目にして、ぱちり、と瞬く。 ]
おやま、派手な事。
[ 神魔と同じような感想を抱きながら、ふわりと風を周囲に巡らせる。
どうやら決着を見たらしい二組の放った火や水の影響が、必要以上に広がらぬよう、緩く抑える結界もどきだ。
あまり強い力は無いが、残滓の収束を助ける程度の役には立つだろう。 ]
[成長するというのは嬉しさと寂しさも入り混じる。
なにせ少し前の記憶は再会する前こと十年前の記憶ではコニーリオとよんでいた子だ。
兎はあの頃の面影を残しながら大人の女性へと成長して、並び立つ意志を持とうとしたらしいが]
ふふ、大丈夫ですよ。簡単に追いつかせはしませんしね。
[楽し気に笑った]
ええ、火より生まれた花ですので生命力が強いでしょうが使用しないと物というのは寂しがるものですしね。
[納得したように受け取る弟子>>*18へと頷く。
不可思議な力>>16の助力もありおさまりをみせれば、背嚢を拾い上げ、先に拾った打ち身斬り傷の薬をだして、火傷の傷薬と合わせて治療をする]
[そうこうしているうちに、湖からヴィンセントはクレステッドを引き上げて地上にあがる>>+16。
暖かい風>>14が送られていたことは知らなかったが、話かけたのは主従の会話が終わったあたりとなっただろう]
お互い酷い状態ですね。
よい戦いでした。お二人の力や絆は古代の戦士たちの霊魂に届くほどだったでしょう。
試練ゆえに戦いましたが、次は違う形での出会いというのを楽しみにしています。
[穏やかな口調でそうだけ戦った二人へと伝え]
薬はありますが使用しますか?
[なんにせよ怪我の治療が先だろうと、必要あれば薬を渡すのであった*]
[ そうして、薄緑に桜の紋を持つ蝶と、桜の香りのそよ風が、先と同じに、戦い終えた者達の傷と疲れを癒す一助となろうと身を休める者達の間を巡る。 ]
おや、ミーちゃん?
[ 自らの放った風のもたらす結果は気にかけることなく、社へと向かおうとして、上空に見つけた眷属の姿に、目を細め、魔人は楽しげに手を振った。* ]
桜石の魔人 イングリッドは、翡翠の巫女 リュカ を投票先に選びました。
/*
ちょっとまとめよう まとめ よう うむ
・故郷のある国は隣の国とイクサしていた>>2:81
・ヴェルを助けたのは傭兵団>>2:87
・ゾフィはものすごーーーーーく遠くまで逃げそしてちからつきた
・ゾフィ拾った人からイクサの顛末を聞く。戻ろうとしたが引き留められた
・帰るところもないのでなし崩しについて行った形か
・2年ばかりそのひとと二人で放浪しながら戦闘の基本などを教わったイメージ
/*
ところで、このこ、多分、カサンドラ姉さまが、終わりを望んだら、それも叶えようとするんだよね、という、ありがち設定を埋めておきます。
終わらせたあとどうするか?知らんがな。(
[余裕ぶった師の囁きには歴然とした差を感じたが、同時にどこか安堵した心持ちでもあった]
――やはり、師匠はそうでなくては。
[並び立ちたいという思いと、それは矛盾しているかもしれないけれど]
ええと……。
[色々と一段落がついた所で、師と共に湖から上がった主従の許へ赴く。
一応の立場上、言葉を掛けるべきかとも思ったが、師が代表するかのようにほとんどを語ってしまった>>*20。
それよりも威厳を持った語りを出来るかと言われると自信がない]
――神魔様ならぬ私には、祈ることしか出来ませんが。
この日相まみえ互いに力を尽くしたことを、生涯忘れることはないでしょう。
[そして彼らに祝福を与えるように、小さく祈りの言葉を唱えた。
かつて巫女の役目の一つとして、試練へ挑むに際し立ち寄った者たちへ、祝福を授けることがあった。
それと意味合いは違ってしまったが、彼らの前途を祝す形とはなるだろうか]
そうか。
[返る言葉>>+12に口元が緩む。
妹にそう言われて嬉しくないはずがなかった。
何かを探すように小声で呟く様子は気になったが、こちらが示した塗り薬の容器に対しての反応>>+13もまた気になるもの。
束の間見えたそれを問い返すよりも前に、薬を塗ることに対する是を得た]
痛みは蝶のお陰でいくらか抑えられてるが……。
一番酷いのは左腕だな。
鎧のお陰で切り傷はほとんどないんだが、雷による火傷や負荷が多い。
[状況を説明しながら上半身の衣服を脱ぎ、肌を曝け出す。
身体にはいくつもの古傷。
加えて両腕は義肢の繋ぎ目も曝け出すに至った。
肩と肘の間、肩よりの辺りから黒い鋼鉄の腕が伸びている。
左腕の繋ぎ目の辺りが赤く火傷のような様相を呈していた。
他にも身体のあちこちに、小さいながらに同じような痕も見受けられるはずだ]
………驚いたか?
[火傷の部分に塗り薬を塗ってもらいながら、己の義肢についてを問う。
何を言われても、何を思われても仕方がないと思う。
背に薬を塗る段には、首の後ろに埋まる黒尖晶石が仄かに光っているのも目に入ることだろう*]
……あ、良かったらこれも。
即席ですが、私の力を注いだ薬草です。
[それはともかく、目の前の現実への対処も必要だろう。
師に倣って特製の薬を手渡したり、必要な手助けはする心算*]
― 湖畔・上空 ―
[当然乱れていたのだろう場の空気は、辿り着いた時にはもうかなり落ち着いていて>>16
桜薫る風>>17が巡っていたので、癒しの必要は感じていなかった]
えへ。
[魔人の姿を確認したのは、相手が此方に気付くのとほぼ同時。社に向かうようなのを見て、ニコニコしながら手を振り返した]
みぃ、ちゃんとお仕事もしてるよ!
[囁く声には、エヘン、という響きも混じりつつ*]
― 川 ―
ん、ああ。
[待っていて、という言葉に一つ頷いて、二刀の手入れに意識を向ける]
……これで納めたらまた抜けない、のオチはねぇよな?
[雷纏う龍の彫られた『紅雷』の刀身を見つつ、小さく呟く。
どうして抜けなかったのか、そしてどうして今抜けたのか。
それが、持ち主の意志力に刀が感応したが故の結果……というのは、知れぬまま手入れを進め、鞘に納める]
[やがて繕い終わった上着を受け取り、借りていた布を返して。
動けるだけの余裕ができると、改めて周囲を見回した]
さってと……とりあえず、どうすっか。
……目印になりそうなモンもねぇし、川沿いに進んでみるか。
[言いつつ、視線を向けるのは川の下流。
同意が得られるなら、そちらに向けて歩みだす。*]
[そのまま、場を見守るように眺め続けて。
不意に見上げてきた人>>+16と視線が交わった]
ふふっ。
[その表に浮かぶのは、少しだけ謎めいた笑み。桜石の魔人を真似るそれは、彼の人よりはどうしても幼さ残るものでもあるが]
あなたの肩はもう痛まない?
[その内心は知らぬまま、そっと風に乗せて囁いた*]
― 湖畔 ―
[弟子に薬を塗ってもらい、傷口は軽く縛る。]
ふむ、どうにもこうにもせっかちのようだね。
[ひらひらと舞う蝶々と桜の香りを運ぶ風>>17が痛みを和らげ活力を戻していくのは、おそらくそういう意図なのだろう。
重傷を負わせる気はないということなのか]
しかしこうして争いあうことに、何か仕掛けでも施されているのかな?
[明確な答えを求めているわけではない世間話のように傍らの弟子へと口にしつつ]
さて、他の競争者はおそらくあの社を目指すだろう。つまりおじさんたちはその手前で待っていれば探さなくても相手は来ると思うんだけど、どうかな?
[先ほどの主従を巻き込まないように距離をとりつつも、基本は待っていようか。とそんな提案をした*]
そも、飽きるようなら最初からやっとらんしねぇ。
[柔らかさを帯びた声に、冗談めかして返す。
もっとも、飽きる飽きない以前の問題も多少はあるのだが。
わざわざ、言葉にする事はなく]
― 湖畔 ―
……ああ、うん。
あの子はよく食べるからねぇ。
[風に乗って帰ってきた予想>>16に、笑うような声を落とす。
ちなみに、神魔自身は特に食を必要とはしない。
文字通りの気や霞と呼ばれる類のものを吸収して己が存在に変換している……らしい。
だからと言って食べないわけではなく、香草の煙草などの嗜好品も嗜む。
童を眷属に迎えてからは、食べる機会が増えた……というのは余談としておいて。
戻ってきた童が感嘆の声を上げたり>>11、音に耳を抑えたり>>12するさまをどこか微笑ましく見守ったりしていたが]
……ん、ああ。
気になるなら、行っておいで。
[行ってみる、という童>>13に返すのは頷き。
特に注意を繰り返す事はしない。
言わずとも、届いているだろう、と思うからこそ、そのまま見送った。*]
─ 川 ─
[>>19了が返ってきたので私は上着の繕いに集中していて。
上着を繕い終わった頃にはその刀身は鞘に収まっていたから、彼が見ていた二刀の片方、雷纏う龍の彫られた刀がどのような物かも知らぬまま、気付かぬまま。
手元に戻された布を羽織って自分の傷にも黒髪の彼女から貰った薬を塗って。
その薬はまだ少し残っていたものの返さなくていいと言われたものだから、その言葉に甘えておこうとウエストポーチに仕舞うことにした。
そして手当を済ませた後は自分の服も繕って、着終えた所でイェンスも身動きできる余裕は取り戻せたらしい]
そうですね…
あの人たちも川沿いに進んでこられましたし、
他の方もそうしている可能性はあるでしょうね。
[当てもない状況では水場を目指すのも一つの指標だろうから、と>>20イェンスの提案に頷きを返し、共に下流へと足を進め始めた*]
/*
こっそり、と言いながら囁きかけちゃうのが童(爆
でも今度は絡みすぎないように、魔人みたいにスマートに、を目指してるつもりです。本当だよ!
生み出した本人の傍にいたらそうそう寂しがることもないが、使われてこそと思いそうだしね。
[巫女の力となるかリュカの力となるかは、受け渡された意志と受け止めたもの>>*21の考えによるだろうけど]
役目を喪い棄てられた術具に新たな使命が宿った。
めでたいことだよ。
[祝福を述べる。この瞬間は、修練者の名の通り。信徒の一人のように厳かな口調で呟いた*]
― 川→湖畔 ―
んじゃあ、行くか。
[返る同意>>25に、提げ直した二対を確かめるように撫でてから、歩き出す。
しばらく進むと、前方に大きな水の広がりが見て取れた]
……いやホント、ここって規格外だな。
[明らかに地図上のスケールを越えた風景に、改めてこの場の特異さを感じつつ、歩みを進めて]
お?
[進んだ先、湖の畔に人影>>22を認めて、僅か、目を細めた。*]
― 湖畔 ―
[ほのかに漂う桜の香り。
癒しの力帯びた風が、自分たちの間を巡っていく]
そうですね。
しかし、不意に襲われることを思えば有難くもあるのですが。
[意図を深読みする師>>22に頷きつつも、一方ではある程度の平等を確保しているのでは、とも思う。
思考の行き着く所は同じかもしれないが、自身はそこまでは至らぬまま]
仕掛けですか……。
何か、力そのものが求められているようには感じますが。
ここも人が踏み入らなければ、静謐で調和のとれた森でしょうから。
[樹を操る者として感じるのはそのようなことだ。
同時に、これだけ派手な行動を許す度量のようなものも感じる。
と、世間話程度かもしれない師の言葉に応じて]
――賛成です。
休んでいられる分、体力も温存できるでしょうから。
[戦闘の時間差を考えれば結局は同条件となるかもしれないが、ともかく長くを休憩に充てられる策は賛成だった。
促されるまま、先の対戦者から離れる方向へ歩を進める*]
へーそう、じゃあますますこの薬が役に立つだろうねぇ。
何せすり傷から火傷まで色んな傷の応急処置に使えると評判の…… ってえっ雷?
――雷喰らったの!?
[怪我の状況をヴェルの口から聞き、>>+19
最初はあたかも日常の延長線上にいるかのような軽い口調をしていたゾフィヤだったが、
思いもよらぬ戦いの激しさに目を見開いた。
何せ自分の戦いの方で一生懸命だったのである。
黒髪の軍人の人が雷の使い手であることも今さっき知ったばかり]
……。
[自らの相棒じみた二輪車を所持しているから、
機械にとって雷がいかに良くない影響を及ぼすかよくわかる。
回路とか大丈夫なのだろうか。
だが喰らった当人たるヴェルがあまりにもぴんぴんしているから、
結局心配事はいったん脇に置くことにした]
─ 川→湖畔 ─
[>>26私の同意を確かめてから歩き出した彼に続いて、歩を進めて。
しばらくしたところで視界に開けたのは、大きな水の広がり]
………すごい。
湖、ですね。
[規格外という言葉に頷きを返しつつ、呆気に取られて目を瞠る。
それでも足は止めぬまま、だったのだがそこから更にどれ程進んだ辺りか]
……あ。
[>>22>>28新たな人影を私も認めて、一旦足を止め同行の彼を見遣った*]
[容器のふたを開けながら、服を脱ぐヴェルの手で上半身がさらけ出されていくのを見た。
まずいくつもの古傷が目についたが、
服を完全に脱いだころには、生身の腕――があったところと、
機械仕掛けの腕との繋ぎ目まではっきり見ることができた。
傷だらけの上半身において最も真新しい傷は、
彼の申告通り赤い火傷跡として見受けられた。
無理やり繋がれた左腕と上半身との境目と、あとはあっちこっちに点々と]
無茶したねえ……。
[くぐもった声で呟いた。
とはいえこれはこれでやりがいがあると思えば笑みを浮かべることはできた。
初めにとりわけ痕の目立つ左腕から取り掛かっていく]
― 湖畔 ―
まぁね。とはいえね、実は勝者の基準というのがおじさんたちには知らされていないんだよね。
ただ勝つだけならもう少し違う方法もとろうとおもえばとれるだろうけど、それが神魔殿に勝利と認められるかどうかは別問題なのだよね。
[だから奇襲などを使った戦いかたが推奨されるかわからない。少し頭が回ればそのように思うものじゃないかな。なんていう思考もあった]
力そのものか…そうだね。『他より抜きん出し力を示し』…だったものねぇ。
[樹の力をもつ弟子>>27の見解に、ふむ、と頷く。競い合うきっかけとなった言葉を思い返す。対なる花。新たな縁を結び合わせる場。少しだけ思考したが]
予測の域にでない思索は夜に焚火とともにするほうがいいか。
そのほうがロマンチックだ。
[なんて、おじさんはのほほんと笑う]
[弟子の賛同>>28も得ました。
とはいえあわてんぼうな相手だったら困りますし、クレステッドとヴィンセント主従に戦いが起きたときに被害が及ばぬように、距離をおいて、適当に座れそうな石の上によっこいせ。と腰掛けていた。旗布を交換などしていた。
そしてしばらくして]
来ましたか。
[人影が現れる。
対の花という通り、先ほどと同じ二人分>>26 >>29だ。
立ち上がり、やってきた人影に体を向ける]
試練の競争者とみて間違いないかな?
[長柄の棒で肩をとんとんと叩きながら問いかけた*]
………え、っと、……うん。
[ふいに問いを投げかけられ、途切れ途切れに応えたのはびっくりしたからだけじゃない。>>+20
束の間言葉を探していた。
さっきは「良かったと思っているのは本当」と、そう伝えながら、>>+12
肝心の言葉を見つけられないありさまだったが、今は迷わなかった]
こういう姿には驚いてるけど、……自分にも驚いてるところで。
もっと、……取り乱したりする、かと思ってたんだけど……。
怖い夢でも見た後みたいに。
[だが今の己は落ち着き払ってヴェルの身体に薬を塗っている。
自分に力がなかったから招いた事態を直視できている]
……逆に訊いてしまうけど、
わたしにどうしてほしかったの? そういうのがあったとして、
わたしがそうすればヴェルの気はおさまるのかな……。
って、なんとなく思っただけなんだけどね。
[締めの言葉だけからりと明るい調子で言いながら立ち上がって背を向けた。
これから背中の方の処置に取り掛かるからである。
それが終われば今の自分にできることも終わりだ。
顔は見えないが首の後ろに埋め込まれている黒い煌めきは見える。
記憶の中と変わらないその煌めきに僅かに目を細めた*]
― 湖畔 ―
[見やる視線>>29に応えるように、こちらも視線を向ける]
恐らくは、ご同輩……だろうな。
行くぜ。
[二人連れでここにいる、という事は、彼らも同じく対なる花に導かれた者なのだろう、という推測は容易い。
だから、躊躇う事無くこう言って距離を詰め]
……あー。
まあ、そういう事だな。
[棒で肩をとんとんしながら問いかけてくる男>>31に頷きを一つ、返す。
返す口調は軽いが瞳は鋭さ帯びて。
左の手は『紅雷』の柄に置かれていた。*]
/*
あえて抜いた>>+19最初の方への反応を最後に持ってくかたちで
いい話だなーで終わらせようと最初は思ってたんだけどまあ我々だしな……(我々とは)
― 湖畔 ―
おっと……まぁた、会ったな。
[向けられる、もう一つの声。>>34
視線巡らせれば、覚えのある姿が目に入り、微か、口の端が上がった]
終わった、って宣言はどっからも聞いてねぇし。
つまりはまだまだ、真っ最中、って事でいいんじゃね?
[始まり方からして、終わったならばなんらかの反応があるだろう、という読みもある。
何より、対なる花を持つと思われるものがまだ二組いる、という事が、只中である何よりの証、と思えていた。*]
─ 湖畔 ─
[>>32私の視線を受けて、彼も視線を合わせ応えてくれて。
推測は同じ、となれば躊躇する理由は私にも無く]
はい。
[短い応答と頷きを返し、彼と共に近付いて。
見えた姿は、私たちと同じくらいの年頃だろう女性と、年上の男性。
親子という訳ではないだろうけれど、この二人はどういう繋がりなのだろうと思いながら声には出さず>>31イェンスが男性からの問いかけに返すのに合わせ、頷きで応じたのだが]
……先の試練の時といい。
随分と、顔が売れているようですね。
[>>34女性から彼へと向けられる視線の冷たさに、彼女も彼を見知っていると分かって紡いだ声は、言葉とは裏腹に責める色は無いものの。
先に戦った黒髪の男性といい、この女性といい、今のイェンスを知っている人は沢山いるのだな、という当たり前の認識と。
冷たい視線、低い温度で紡がれる声に、彼女はイェンスをよく思っていないだろうことを解した。
自分自身彼と知らなかった上でのあの遭遇を思えば、彼女も同じような体験をしたのかもしれないとも思えて。
彼が記憶を取り戻すことは、彼にとっていいことなのだろうか、と表情が少し、翳った*]
/*
でも最終的にはいい話でおわらせたい
結局この鋼鉄の手足と生きていくヴェルを認める(失ったものを取り戻したいとならない)ことで
イェンスパメラ組とある意味対照的になるのでわ? わ? などと思い始めており
いや当初は願いを最終的に手足を取り戻さすことにしようと思ってたんだけどね
― 湖畔 ―
そう、例えば勇気を示すことが最重要だったら、おじさんたちは負けたことになっていたと思うね。
[まあ具体的にどうこうはいっていないが、せめてよくわからない行動をして敗北はしたくないものだ。そんなことを弟子との会話>>33をしながら思うところ
だからひとまず話しかけるということから始める手段をとるのは最初の方針と同じであった]
ふむ、見たところ軍人と…
[さて、もうひとかたは見てわかるほどの装束であったか。なお、おじさんは旅人だね。
軍人な彼>>35はまどろっこしいことは嫌いなようだ、とは思いつつ]
おや、知り合いだったか。
[とはいえ親しみを感じてはいないようだが、とは弟子の声色>>34から察しつつである]
どうやら、君の相棒さんは色男なようだね。
シュラハト国ではよくあることだろうね。
[国については色々と縁を持ちそうな国と、適当に辺りをつけていっただけである。
先の試練といった相手の女性>>37の言葉に軽口を叩くようにいって]
おじさんはローランド。気軽にダンディなおじさんとよんでくれ。
さて、そこの美しいレディ。お名前をお聞かせ願えますか?
[試練の真っ只中というのに対応がナンパである]
どうやら、君の相棒さんは色男なようだね。
シュラハト国ではよくあることだろうね。
[国については色々と縁を持ちそうな国と、適当に辺りをつけていっただけである。
先の試練といった相手の女性>>37の言葉に軽口を叩くようにいって]
おじさんはローランド。気軽にダンディなおじさんとよんでくれ。
さて、そこの美しいお嬢さん。お名前をお聞かせ願えますか?
[試練の真っ只中というのに対応がナンパである*]
― 湖畔 ―
さっきの傭兵のにーさんはともかく。
俺の顔が売れてるっていうよりは、国の名前が、って方が正しいんだがな、この巫女様との縁に関して言えば。
[紡がれる言葉>>37に、大げさなため息と共に傍らに視線を向けて。
やや翳り帯びた表情に、ひとつ、瞬いた。
彼女の内に過ったものは推し量れていないから、その理由はつかめなくて。*]
……なんか、あったか?
[首を僅かに傾いだまま、小声の疑問がぽつり、と落ちる。*]
私は、彼個人を知っていたわけではないのですが……。
とはいえ敵対する立場であることには違いないでしょうね。
[彼女と軍人を繋ぐ絆が如何なるものかはわからないが、その表情は彼を案じて翳っているように見えた。
それを見れば、必要以上に彼を詰るのも憚られる。
代わりにやるべきことと言えば――]
[目を開けども、意識は茫として定まらず。
此岸に魂が戻ってきたのは、ふたいろの暖かな風>>14>>16の為せる業か。
ゆるく動いた瞳が、傍らの乳兄弟を認め、
――― 不意に、理解した。]
… 私は、 負けたのか。
[色のない声が唇から零れ落ち、]
私では届かぬのか!
力が足りぬのか!
希いが本物ではなかったということか!
所詮は口先だけの人間であったのか!
[叫ぶたびに全身が痛む。
けれども叫ばずにはいられなかった。
悲嘆と無念が体の痛みを凌駕する。
それは現実を突きつけられた痛みだった。]
[叫ぶだけ叫んだあと、ゆっくりと落ち着きが戻ってくる
あるいは、虚脱と呼ぶべきものかもしれない。]
……そうだな。
今の私は、策なく炎に飛び込む無謀な羽虫か。
かつての私は無力な子供だった。
今の私は、何かをできるような気になっていただけの、無謀な人間だ。
力が欲しい。
本物の。
[囁くほどの声音には、血を吐くような痛みと、なおもあがく意地が乗る。
人生で二度目の挫折は、悲嘆に底があることと、立ち上がる足がまだあることを、改めて教えてくれる。
傍で、手を貸してくれるものがいるならば、なおさらに。]
そなたの、力を貸してくれ。
私は、もっと強くならねばならぬのだ。
[乳兄弟を視線にとらえ、震える手を伸ばした。*]
ふふ、相変わらず元気だね。
[ 手を振り返すミーネの姿に>>18笑みを深め、大鹿から降りて社に向かって歩き出す。 ]
そりゃあありがたい。
[薬が役に立つ>>+21と聞けば、ホッとしたような声で言う。
治癒が早まるならそれに越したことはないのだ。
雷を喰らったと聞いて驚く様子には、また苦笑を浮かべて]
ああ、あいつが雷を使うとは知らなくてな。
向こうも雷撃が効くのに気付いたみたいで、何発も良いのを喰らっちまった。
[大きな溜息を一つついた。
尚、喩え雷属性だったと知っていても挑んでいたというのは置いておく]
ま、こっちがフルメイルだったからな。
刀じゃ効果が見込めないってんで、向こうも必死だったみたいだ。
俺も、あいつの攻撃を躱しながら当てるのは難しくてな。
[それで左手を盾にした、と言うのは負傷の偏り具合から見ても気付けよう]
無茶しないで勝てる相手じゃなかったよ。
[くぐもった声>>+22での言葉にはそんな風に返した。
10年前よりもついた筋肉、身体についた古傷。
戦い抜いて築き上げたものがヴェルナーの身体にはあった。
左腕から薬を塗られていく。
自分の手ではもう感じられぬ、柔らかい指の感触がそこにはあった。
右手が握り締められ、軋むような小さな音が鳴る]
― 湖畔 ―
[いきなりナンパ紛いの声掛けを始めた男>>39に向ける視線ははっきりそれとわかるジト目になっていた]
いや、なんなんよこのおっさん。
[ぽそ、と呟いたものの、突っ込みはそれ以上重ならない。
そちらよりも意識向けるべき、と思えるものがあったから]
ま、ここの領域の主殿は、それをお望みのようだしな。
[向けられる言葉>>41、そこに込められる意志は先とは違う響きを帯びているように思えた。
一歩、こちらへ踏み出した後に最初に投げかけられたのは、先の事への謝罪と、こちらを認めるかのような言葉。>>42
続いた対戦を願う声に、青年はは、とひとつ息を吐く]
……ま、なんしても、求めるもののためには突き進まにゃならんわけだし、な。
[問いかけた言葉に返ったのは、肯定と、ゾフィヤ自身に対する驚き>>+23。
その言葉の意味は、何となく知れた]
そうか……。
俺も、取り乱されたりしなくて、正直ホッとしてる。
[薬を塗られながら、小さく笑う。
問い返された>>+24ものには少しだけ考えてから言葉を紡ぐ]
俺の気が治まるというか……。
ゾフィが、思い詰めたりしていなければいいと、そう思っていた。
俺がこんな姿になったのは自分のせいだ、なんて思ってなければいいと。
[この姿になった原因が、”あの日”にあるのは明確だったから*]
……シュラハト軍第5師団所属、イェンス・ドゥルヒブルフ。
対戦の申し出、しかと受け取った。
……一戦、お相手仕る。
[刀から一度手を離し、正式な礼の姿勢を取りつつ。
返すのは、対戦を受ける、という意思。*]
─ 湖畔 ─
…そう、ですか。
[>>40傍らから返された溜息に、彼自身が彼女との因縁がある訳ではなさそうとは分かったものの。
それでも、その国の人間というだけでこんな目を向けられること、それを苦に受け取ってもいなさそうなことで、余計に私の翳りは増した。
だからといって、彼にこの理由を明かすことはしない──出来ない。
そも、そんな悠長なことをしている場合ではないとは彼も分かっているだろうけれど。
>>41巫女と彼が称した彼女から向けられた表情、>>42言葉にも翳りは残したまま]
[そんな中、小声で届いた問いかけに、少し、瞬く。
その響きは、今の彼自身から出た気遣いの色、だから]
……ううん。
ちょっと、きづいたことが
あった、
だけ、です。
[泣きそうになるのを堪えて、声を返した]
[女性はイェンスと戦うことを選んだらしい。
ならば私は、もう一方の男性と戦うこととなるかと視線を向けた相手は穏やかそうな人。
>>38私の様相は軍服にも似てはいるが、旅人である彼が見ればこの近隣の国のものではないと分かるだろう。
>>39かけられた声、上げられた国の名は私も知っているもので。
今のイェンスはその国の人なのか、と今更ながら認識をした所で、続けられた名乗り、問いかけに瞬いたのは]
え、…あの。
[試練の場というには不釣り合いな軽さに戸惑ったのと、もう一つ]
…すみません。
お名前をうかがっておいて、失礼とは
分かっている、のですが。
私の名前は、聞かないでおいて、
いただけませんか。
[どうしても。
今は自分の名前を出したくはないと、申し訳なさに眉を下げながらお願いをして。
それから]
私とお手合わせ、願えますか?
[問いかけと共に、長柄を握る手を持ち替えた*]
[弟子と彼との知り合い具合>>42を横できく。
敵対する立場とききながら、静謐な気質をもって試練に向かうという弟子>>43の成長を、目を細めて見守り]
いったろ。単なるおじさんさってやつさ
[軍人のはっきりとしたジト目>>45に飄々と笑って答えた*]
[弟子と彼との知り合い具合>>42を横できく。
敵対する立場とききながら、静謐な気質をもって試練に向かうという弟子>>43の成長を、目を細めて見守り]
いったろ。単なるおじさんってやつさ
[軍人のはっきりとしたジト目>>45に飄々と笑って答えた*]
そう、お仕事「も」してるんだね。
[ くすくすと笑い声が溢れる。 ]
頑張りな。姉さまと一緒に見ているからね。
[ その背に、遠く慟哭は届けども、魔人の歩みも表情も揺れることはない。 ]
ただいま、姉さま。
[ 神魔の顔を見るとふわりと笑って ]
今回は、みんな生きがいいねえ。あんなに全力だと、終わった後、魂抜けちゃうんじゃないかな?
[ 帰る体力尽きないようには見てるけど、と肩を竦める表情は、案じるというより、呆れているという色に近かった。** ]
― 湖畔 ―
ま、今のシュラハトは『そういう国』だからな。
[他所からあれこれ言われるだけの積み重ねがある国なのは、わかっている。
わかっていても、今はそこが自分の生きる場所だから、という思いがあるから、それらに関しては気にしない、を貫いていた。
翳り深まる様子>>48には、やや、戸惑うものの、今はそこに囚われている余裕はなく]
――行かせて頂きます。
[杖で地を突く、それが術力を地へ巡らせる合図。
急速に伸びた草の蔓が、対戦者に絡みつかんと迫る*]
……気づいた事?
[返された答えは更なる疑問を呼び込むものの。
状況と何より、何かを堪えるような声音がそれ以上を問う事を躊躇わせて]
……ぁー……なんてか、その。
無理、するなよ?
お前、なんかこう、抱え込みまくってるみたいに見えるから、うん。
[その原因の一端は、自分にもあるんだろうな、という自覚はある。
だから、あんまり言うのもアレか、とは思うけれど、それだけは言いたかった。
口にしたのが、『だから心配』という一部分が欠けているだけで、昔言った言葉とさして変わらぬ事なのは、当然の如く無意識、無自覚]
……さよですかい。
[飄々と笑いながらの返し>>51に、は、と一つ息を吐く。
あ、これ、何か言ってものらくらするタイプだ、と。
直感的に悟ったから、それ以上の突っ込みは重ねなかった。*]
― 湖畔 ―
ま、俺の方でも色々とありまして、ね。
[求めるものができたのか、という巫女の問い。>>53
仔細を語る事はせず、ただ、それだけを返答とする。
ただ、返す時の声音と表情はほんの少しだけ柔らかくなっていたのは十分に見て取れるもの。
もっとも、それもその後の名乗りと宣>>54を受けて、溶けて消えるのだが]
……っと!
[杖が地を突く動きに応じるように、伸び始める草の蔓。>>*25
とっさ、掴んだのは『紅雷』の柄]
……ここで抜けない、はナシだぜ、『紅雷』……!
[呟きながら力をかける。
刀は抗う事無く、抜刀の勢いを乗せて蔦を切り払った]
刃で切れるなら、全然マシ、ってな!
[軽口めいた口調で言いつつ、振り切った刃を正面へと戻す。
その動きに乗せるように、赤の煌き帯びた雷撃の矢を一矢、放った。*]
はは、ダンディさはまだ足りないかな。
[想像通り、のらりくらりとした態度で青年>>56に応じつつ、互いの相手が決まったともいえる。自分は意識を、もう一人に傾ける*]
[彼女の軍服の作りからはからは近隣ではないことだけは察しつつ、名前を名乗ったところで、困ったような返事>>49>>50が届いて]
おや、何やら訳ありのようだね。
ならやめておくよ。乙女の領域に無粋に入りこむのはおじさんの仕事じゃない。
でも呼び名がないと不便だし、必要があったらアウェスと呼ぶことにさせてもらうね。
[鳥を意味する言葉を口にする。とはいえ、そのどこかもどかしくも頑なな様子が、籠の中のが、前につくかもしれないが]
ああ、いいさ。
ダンスの所望か花を愛で合うことになるか。
[弟子も相手を決めたようでしね。
軽い口調は変わらずに相対する彼女を見据える。
アウェスの武器は長柄だな。だが花(術)を重視するのか。な、そんな言葉遊びをしながら長柄の中央に両手を重ね持つ。
先端に任せた布が任せた側をアウェスへと向けるのは槍術のような構え]
アウェスの武術の冴えを、まずは見せてもらえるかい
[そうはいっても、別に合わせるかどうかという点には期待していない。
身を低くして、アウェスに向けて接近、突きを放つように右半身を逸らして、そのまま踏み込んだ左足を軸に反転するようにして放ったのは、アウェスの右側より薙ぐような払いであり、布が鞭のように伸び、狙うのは背中という。二方向からの攻撃であった**]
おっと、お帰りだね。
[戻ってきた魔人>>52に向けるのは、のんびりとした出迎えの声]
まあ、それだけ賭けてもいい、ってモンがあるんだろうさ。
……それくらい突き抜けた願いや想いを捧げれば、アレの……『願いの珠』の力はより強くなる。
強い……強すぎるくらいの想いをここに集約できれば、世の中の澱みもちった晴れるだろうしねぇ。
[けらりと笑って、視線を巡らせる。
新たな対峙は、ぼちぼちと始まっているようだった]
ま、魂抜けちまうのは困るけどねぇ。
そんな事になったら、わちきが怒られちまう。
[誰に、とは口にはしないものの。
神魔がこんな物言いをする時に示すのが世界の中枢存在――『世界軸の神子』である事は、魔人には知られた事。
かつて『天聖の柱』を務めた際、不測の事態によって対なる『柱』を喪った神魔が、神子との間に仮の『絆』を結んで100年均衡を保ち切った、という話は。
当時の中枢関係者以外では、魔人だけが知っている話。**]
― 湖畔 ―
ここは神魔の領域なれば。
命尽きるようなことは望まれない。
[見下ろし続けるのは失礼か。スルリと湖面へ立つよに舞い降りて。
初めて見かけた時のことを確認されたなら頷き、監視の類いかと聞かれるなら不思議そうに小首を傾げながら、鈴鳴らすように言葉を紡ぐ]
あなたたちは、か…神魔が招いたもの。
選ばれたことにも意味はあるのだから。
[呼び名がちょっと縒れたのはご愛敬。
意識戻した王子様から慟哭が響けば驚き、再び上空へと舞い上がって。
主従の絆の交感を前に、霞がかるように気配を薄く薄くしてゆくのだった**]
/*
ちな、わちきのこの設定は。
結局ロストテイクになった『絆石で人数が一人足りない場合のフォローネタ』の流用でありんす(
なるほど……雷の力ですか。
[武器の材質が金属でないのが幸いしたが、防御しても完全に防ぎ切れないのは厄介だ]
でも――触らなければいいことです!
[足許にて棘のある茨が蠢く。
僅かに溜めの時間を置いた後、太く成長した茨はその枝先を幾つももたげる。
次の瞬間、鞭のようにしなるそれらは、一斉ではなく波状の連撃としてイェンスへ襲い掛かった**]
[もう子供ではないゾフィヤにとって、
戦いはもはやどこかスクリーンを隔てた遠くのできごとではない。
一体どんな戦いを繰り広げたのかヴェルから聞けば、>>+30
生返事でなく相槌をうつことができた。
相手も必死だったのだろう、とか、
躱しながら当てるなんてわたしには無理だよねえ、とか思いもした]
そっか、
無茶しなきゃってくらい、……頑張ってるんだ。
[この領域に足を踏み入れてからの話ってわけじゃなく、
10年前に引き裂かれてからずっと、必死に頑張ってる。
それだけの時の重みを、返された言葉>>+31からなんとなく感じ取りながら、
10年分成長した身体と向き合っていた]
[もし取り乱していたならどこかへ去ろうとしていたし、>>+32
それこそ願いをかなえてもらうべく勝手に家出した時の二の舞だ。
だから取り乱さなくてよかったとは思っている。
ヴェルも「ホッとしてる」と言ってくれたし。
あとは……そう。
してほしいことがあるというならやってしまってもいい、
何の足しにもならないかもしれなくとも。
そのことすらも落ち着き払って、できれば笑って伝えられればいい、とも思っていたが]
…………わたしが、
そんな風に思ってなければいい、って、
[ヴェルからすれば背中越しにそんな穏やかならぬ声が聞こえたことだろう。
やがて彼の背にそっと手を当てると、声を聞かせる]
どうして? どうしてそんな風に言えるの?
こんな姿になってそれでもよかったの?
わたしは、痛かったよ。……痛くて怖かった。
どこかで、……どこか、で、ヴェルがわたしのことを責めて、羨んでるんじゃないかって。
ヴェルのことはよく知ってるくせにそんなこと思ってたんだよ。
わたしが、弱かったから、そうされたがってた……。
[脳裏をよぎるのは「ゾフィが羨ましい」と、そう言ったときのヴェルだ。
その時とも今の彼は、違う。
彼が抱えた時の重みは、行先が見つからず同じところを行ったり来たりの蓄積ではなく、
ちゃんとどこかに向けて進んでいるからこそのものだと、今さらになって思い至った]
会えてからも別のことが怖かった。
傭兵だし、わたしの知らないところだって出てくるし、
なんとなく遠くに感じてた……、遠くに行っちゃったら追いつけなさそうだって。
[今だ背中の後ろに隠れるような形で、右手を伸ばしてヴェルの右手にそっと触れた]
会えてよかった。
いっしょに戦おうって言ってくれて、嬉しかった。
……未来のことを考えなきゃいけないってわかってる。
でも、今だってどうしても思っちゃうんだよ、
願いが叶うなら…… わたしは、戻りたかったって……、
戦争が起こる前の父さん母さんもいて幸せだった頃に……ふたりで……、
[できることなら切ない涙は流したくなかったのに、止まらない。
だがどうしようもない。
帰り道がわからず夜の中で泣いた時みたいな、
途方に暮れたような眼差しを浮かべたまま**]
/*
なんだ5発言でまとまったのか……と最初に思ったのをおゆるしください(珍しく発言ぶつ切りにしないから)
ていうか「ヴェル、昔と変わんないところもあるってわかってるのに」の辺りを入れればよかったなって今更……うおーん
いい話から遠ざかりつつあるけどでも「戻りたかった」はわりと規定路線というか……ふんわりありと思っていたのをぶっつけたというか……
[ 温もりとはまた別種の香る風>>17が体の疲労を癒してゆく。
先ほどの仕合を夢に帰すかのようだ。
小さな人影が降りてきて、神魔の意図の一端を語る。>>61
鈴を鳴らすような可憐な声であった。
その無垢さはどこかクレステッドに通じるものがあると思った。
魁に天から授かった花とは異なり、少女の姿は留まることなく消えてしまう。
それもまた夢のような出来事だったが、
クレステッドの悲痛な叫びは、逃避を許さない認識を突きつけた。>>+27
彼が己を鞭打つ言葉を、頭を垂れて聞く。]
[ 彼がそんな自己評価をすることに胸を痛めつつも、
自らを傷つけて落ち込むばかりでないクレステッドの覚悟により一層惹かれた。
己が無力で無謀であるという気づきは、成長の証であろう。]
存分に悔しがり、自省した上で、
なおも折れることなきあなたを私は誇りに思います。
[ 差し出された手を取り、押しいただく。]
──私のすべてはあなたに捧げております。
本物の、愛と誠をもって──私もあなたを欲します。
[ そのまま距離を無にして抱きしめよう。*]
そなたのまなざしは、私の支えだ。
思えばずっとそうだった。
成功も失敗も、そなたと分かち合ってきたな。
[彼に預けた手から震えが消えていく。
荒れた心が静まっていく。
幼いころから彼はいつも傍にいてくれた。
彼という鏡があればこそ、自分は自分を保てたのだ。
彼こそ、欠くべからざる己の一部なのだ。]
そうだ。
そなたを取り戻した時点で、私の願いは半ば叶ったようなもの。
残りは私自身の手で実現せねばならぬ。
そういうことなのだな。
私たちがここに導かれたのも、ここで敗れたことも、
すべては意味のあることであった。
貴重な機会を与えてくれたすべてに、感謝を。
[そなたにも、と視線に思いを込める。*]
[語る距離はどんどん近くなり、不意に零となる。
回される腕の圧に、胸郭の奥で鼓動が高く響いた。]
そなたの愛と誠とは、貴重なものだな。
無論、そなたが私のものならば、逆もしかりだ。
[示された誠愛を受け入れ、ゆるく腕を回す。]
[いくばくかの後、ローランドとリュカがやってくる。>>*20>>*22
二人とも服は汚れて傷も負っているようだが、大きな怪我はなさそうだ。]
二人とも見事な技だった。
私たちの完敗だったな。
そなたたちの戦い方には、大いに学ぶべきものがあった。
試練という形ではあったが、戦う機会を得たことに感謝しよう。
そして、二度の機会は来ないことを願っている。
そなたらとの対戦は骨が折れるからな。
私にとってもこの戦いは忘れ得ぬものであったし、こたびの出会いをこれきりのものとするのは惜しいと思っている。
次は是非、もっと穏やかな場所で会いたいものだ。
[二人の言葉に、晴れやかな笑顔で応じる。]
翡翠の巫女より祝福を頂けるとは、望外の幸運だ。
感謝する。
そなたらの願いが叶うことを、微力ながら私も祈ろう。
[巫女の祝福は、神妙に首を垂れて受ける。
しかしながら、二人からの薬は丁重に辞退した。]
私たちの試練はここで終わりだ。
幸いなことに私も彼も重篤な損傷はないから、少し休めば動ける程度にはなるだろう。
そなたらは、あと何度戦うかもわからぬのだ。
それは、そなたら自身のために使ってほしい。
[そうして、彼らが湖畔で他の対戦者を待つつもりと察すれば、退避させた馬を呼び戻し、その場を離れるようにゆっくりと移動を開始した。**]
[私の答えは、彼にとって疑問を深めるだけだったようで。
続いた声は躊躇いと、変わらぬ気遣いに染められたものだった。
それは幼い記憶にも覚えのある、だからこそ余計、堪えなければならなくなって]
……ほんとに
かわって、ない。
[記憶が無くても、私の知っているそれが変わっていないから。
記憶を取り戻したとして、その記憶を今の彼がどう受け止めるのか。
私の知っている彼も、記憶が無かった間の自分を、受け止められるのか。
そんなことを、思ってしまったなんて、言える訳がなくて。
答えにならない言葉を返して、視線を正面、対峙する相手へと戻した*]
─ 湖畔 ─
[穏やかな男性へと傍らから入った>>45突っ込みは、やっぱり第三者からでも試練の場らしからぬ声掛けだったのだな、という納得というかなんというか。
彼の突っ込みに>>53対峙する女性も内心同意していたまでは知らぬまま、>>56>>58のらくら飄々と交わされるやり取りが収まるのを待っての名乗りの辞退と、手合わせの申し出をしたのだが]
あうぇす…?
── えぇ、構いません。
[>>59呼び名として挙げられたのは、聞き覚えの無い響き。
勿論意味も分からない言葉だが先にこちらが勝手を言っているのだ、あちらの勝手を断る道理も無い。
意味するところが分かれば、複雑な思いを抱いたかもしれないけれど]
同じ長柄の方を相手取った事はあまりないので
上手く踊れるかは、わかりませんが…
足を踏まない程度には、お付き合いできるかと。
[花が何を指すかまでは分からなかったものの、向けられた構えからまずは技量を見せよとの誘いだとは察せたから。
私も中段、攻めにも守りにも転じやすい構えを取った切っ先を彼へと向けた*]
[>>*27男性の構えは槍のそれだが、持っているのは旗にしか見えない。
まさか旗を用いて戦う人がいるなんて想定もしていなかったなと思いつつ、相手の動きをまずは見据えて。
低い体勢から繰り出される一突きが、軸足から逸らされた半身からの払いに転じたまでは対応できるもの、だったのだが]
っ── !?
[己の得物で受け止めた長柄の穂先、据えられている布の動き。
鞭のように伸び、しなり、背中を打つそれを阻む術は持っておらず。
何が起きたか理解すると同時、強かに打ち付けられて。
その衝撃、痛みに一瞬、息が詰まる]
っ、く…!!!
[こらえ切れず漏れ出た声は、けれどすぐに、ぐ、と噛み締める歯がそれ以上を遮って。
ぎり、と受け止めたままだった長柄を、一歩あえて下がってみせて拮抗を乱す。
体勢を崩すまでは至らずとも、生じた緩みは私の腕を横に薙ぐ程度の余裕は稼いでくれただろう*]
[背に回ったゾフィヤの表情は見えない。
だから、その声>>+34が聞こえた時、どんな表情をしているかは分からなくて]
ゾフィ?
[背に手を添えての声にほんの少し、首を後ろへと巡らせた。
後ろが見えるように翼をぐっと下げる]
[どうして、と。
腕や足についてを問う声>>+35。
口に上る言葉は、ゾフィヤ自身を責めるような言葉だった]
俺にゾフィを責める理由なんてないぞ。
[そこだけは揺らがない、と言うように言い放つ]
この手足になって苦労はしたが、後悔はしていない。
ゾフィの身に何かあった方が、後悔しただろうよ。
[”あの日”を思い出しながら紡ぐ言葉。
ふ、と短く息を吐く]
手足を失ったのが俺で良かったと、そう思った。
あちこちを巡る夢を持っているお前が俺のようにならずに済んで良かった、と。
夢が奪われずに済んだことが、嬉しかった。
[勿論、あの後どうなったか分からなかったから、そう思えたのは再会してからだけれど。
心底感じたことを言葉にしていく]
失った手足も、見ての通りこうして自在に動かせる。
初めてこの義肢を動かした時、ようやく機鋼の属で良かったと思うことが出来たよ。
以前のままなら、きっとどこかで靄を抱えたままだったろうな。
[視線を一度自分の腕へと落とす。
温もりは一切消え、与えることも得ることも出来ないそれ。
それが寂しくはあるが、一度手足を失った身からすれば、自由に動かせるだけありがたいことなのだ。
再び顔を上げ、少しだけ後ろを振り返る]
俺はもう、自分を卑下して羨むことはしない。
だから、もう自分を責めるな、ゾフィ。
[願うように言葉を向けた]
[ゾフィヤが恐れていたのは、ヴェルナーが彼女を責めているかもしれないという不安だけではないらしい>>+36。
後ろからゾフィヤの右手が伸びてきて、ヴェルナーの右手へと触れる。
握り締めていた手を、少しだけ緩めた]
昔のように、か………。
[語られる願い>>+37に困ったような表情をする。
心はそう願っていても、現実では不可能であることを知っているからこその嘆きだった]
……ゾフィ……
[腰を少し上げ、身体を反転させてゾフィヤへと向き直る。
座った体勢のまま、身体を伸ばしてゾフィヤを腕の中へと引き寄せた。
再会した時と同じように、正面から抱き締める形。
右手をゾフィヤの背から頭へと伸ばし、何度か軽くぽんぽんと叩く]
戻れるものなら戻りたい、けど。
そうだろう?
[そのことは妹が一番よく知っているはずだ。
その身に宿す属故に]
………一つだけ、約束しよう。
必ず、ゾフィの下へ帰る、と。
いつになるかは、まだ分からないけど……。
[己にはまだ、やり遂げたいことが残っているから*]
また、一緒に暮らして、旅をしよう。
あの時の約束を果たさせてくれ。
[幼い日の約束を口にする*]
/*
おぉ…
ヴェルナーさんゾフィヤさんのお互いへの兄妹愛がとっても深い…
切なくもあるけれど、とても愛が深くて良い兄妹だ…良いなぁ…
[薙刀の柄で薙ぎ払いを防ぐアウェスは、鞭のような一撃が背を打つ感触と音が届く]
あまり乙女の肌に傷をつけたくはないのだけど戦のダンスを踊れる人にはそれも失礼だしね。
[受け止めた薙刀への力が抜け一瞬力が逃れ手が軽く泳ぐ。
その間隙に背の半身を向けている側より薙ぎ払う刃>>*31を放つのをみながら、軸足をそのまま相手の側面に回りこむような足運び、自らの棒の動きは力が泳いだ方向そのままに動かして背中に背負うように棒を構え、左手は腰に回すように、背を向けたままその薙ぎ払いを受け止める]
思ったより重い一撃だね。
[背に向けるようにしたため力はしっかり入るわけでもない、手に痺れを覚えながらも、今度は左手で長柄の中央を握り旋回させ、薙刀を地面側にはじくようにしながら、くるりと回転し、途中右手に持ち替えた棒で真上から叩きつけるように降り下ろした*]
……え?
[向けた言葉に返されたのは、意の繋がらぬ言葉。
けれど、その意を問う暇はないから。
浮かんだ疑問はひとまず飲み込み、対峙するべきへと意識を向けた。**]
[放つ一矢は、杖の一振りに払われる。>>*28
が、少なからぬ衝撃を与えるには至ったようだった]
ま、確かにそりゃ真理だけど……って!
[触れなければいい、は確かに間違っていない、と。
同意を返そうとするのを遮るように、棘持つ茨が伸びた]
ちょ、これ……。
[最初の一撃を刀で払った所に、時間差で次の一撃が落ちてくる]
ちょっと、ばかし……。
[それは後ろに飛びずさる事で避けたものの、着地の隙を突くように次の一撃が振るわれた。
態勢を整えきれぬ所への一閃が右の肩を打ち据え、衝撃と、棘の与える痛みに息が詰まる]
シャレになんねぇっての……雷速!
[このままではジリ貧になる。
そう思ったから、まずは、と己が速度を上げる術を紡ぐ。
直後に落ちてきた一撃は跳躍で避けて]
……天より下れ、雷の雨!
[跳躍の頂点で紡ぐのは、細い雷を雨の如く降らせるもの。
うねる茨相手にどれほど効くかはわからないが、動きを鈍らせるくらいはできるだろう、との期待を込めてつつ、青年は次の一手のための距離を測る。*]
/*
あーーーほんとヴェルめちゃくちゃいいやつじゃんか いいやつ……
とりま整理しておくべきところをしよう、先に
驚いた――術においてもなかなかの使い手であるようですね。
[二刀を帯びる姿から武器戦闘を得手とする相手かと思っていたが、どうやら見誤っていたらしい。
降り注ぐ雷の雨は茨に当たればその茎を裂けさせ、あるいは雷撃の作用により動きを鈍らせる]
[しかしその攻撃はこちらの身を直接狙うものではないようだ。
動きの鈍った茨の向こう、次なる攻撃へ向けてか身構える青年が見える]
鈍い追撃では、隙を突かれかねませんね……!
[茨へ術力を注ぎ込むのをやめ、朽ちて地に還るに任せた。
それは次なる術への養分となって活かされるだろうから]
さて……どう出ます?
[足許の地中へ術力を浸透させつつ、巫女は杖を正眼に構える。
相手の次なる一手に対応するため、であるがその狙いは未だ読めてはいない*]
/*
そういえばこのナカノヒト上半身脱いでるなら翼まるまる出してる可能性について失念していたな……おうふ
[>>*32男性の声はやはり軽やかさを残したまま、けれどその動きは軽々しさなど欠片も無い。
鋭い鞭のような旗の動き、狙って放たれたとは彼の言葉で容易に知れて]
それは、おたがいさまではありません、か?
[傷を言うなら、私の方は刃がついた武器を用いているのだ。
斬れば打ち付けるよりも深い傷がつく、その心配をする必要は彼には無いというのだろうか。
少なからず憤りは抱くものの、この一合だけでも相手の技量は私より上だろうと測れぬわけも無くて]
これでも、積めるだけの鍛錬は、こなしてきたつもりですから。
[思ったより重いという言葉に声を返しながら、熟練者相手にこの間合いを続けるのは拙いと。
距離を稼ぐ為の払いは緩み泳いだはずの棒に受け止められてしまった。
私の動きに逆らうことなく、むしろそれを利用するように回り込まれたその足運び、背に負うように動かされた長柄がくるりと回り。
回転によって動かされた薙刀の先は地に落とされ、同時に頭上から振り下ろされる影にとれる対処は限られて。
選んだのは、長柄から右手を離して身体をずらし、右肩を差し出してその一撃を受け止めること。
叶うなら、右の手で振り下ろされた棒を握ってその動きを止めさせようと*]
/*
まあゾフィ的には見慣れてーるーだろうなのーでー特にコメントをさしはさむこともなかったろうが ナカノヒト的には描写あると嬉しいじゃん? とはなる
[広範囲の術が使える状態になったのは、『紅雷』が使われるに応じてくれたが故の事。
もっとも、その辺りの事情は話す必要もないから、と口にはせず]
思ってたよりは効いた感じ、か!
[雷に触れた茎が裂け、あるいは動き鈍らせる様子に微か、口の端を上げる。>>*37
とはいえ、油断は禁物、と気を引き締めた矢先、茨は力を失うように朽ちていった]
……なん、だ?
[茨が消えたとて、油断ならないのはここまでで感じている。
とにかく、地面から出てくる、というのがやり難い]
っても、贅沢は言えねぇし、な!
[地を駆ける以外に術がないのだから、と割り切り、一度は開けた距離を詰めるべく、駆ける。
刀の間合いまであと一歩、という所まで近づいたところで]
……っせい、
[両手で下段に構えた刀の切っ先を地面に付け、半円を描くように一気に振り上げる。
その奇跡を追うように地から天へと雷が伸び]
やっ!
[気合いと共に一歩を踏み出しつつ、雷の尾を引く刃を振り下ろす。
刃の閃、その直後に雷が付いてくる、という二段の攻撃。*]
確かにアウェスのは痛そうだ。おじさん痛いのは嫌だからがんばらないといけないんだ。
[そんなことを軽口を述べながら体は動く。槍術から棒術へと転じて、半ばあたりから棒を旋回させつつの防御、弾きからの打ち下ろし。
容易く間合いを外れぬようにという動きであったが、それを自らの打撃を受けること覚悟をもった行動には少し驚く]
おや、こんな間近で見つめあったらおじさん照れてしまうね。
[にっと笑いかけて、右手で受け止められた棒>>*40をひくことなく押し込むようにしながら棒を傾けて、体の全面に斜に構えるように整えていく*]
受け止めて!
[命じつつ力を注いだ若木は、刀の一閃を止めはしないまでも、僅かに動きを鈍らせるには至っただろうか。
しかし相手の攻撃はそれに留まらない。
やや遅れて奔った雷の尾は、即席の盾を回り込むように動き、その奥にある巫女の身を打った]
く……!
[痛みと痺れを感じつつ一歩後退る。
致命となる威力ではないものの、幾度も喰らい続けられるものではないと身を持って感じた。
しかし待ちに徹した所で、完全に防ぎ切るのは難しい]
形ある術もない術も、良し悪しといった所ですね……。
[それならば、こちらは自身の術の利点を活かすのみだ]
そのまま絡め取りなさい!
[まだ残っているなら若木の枝へ、既に斬られたならその根へ向けて。
一撃終えた後の間隙を狙い、相手を縛り付けよと命じる。
先は眼前ゆえに刀を振るわれたが、その間合いより至近であったらどうであるか]
[とはいえ成長の早い若木の性質を優先したため、その強度は高いものではない*]
[痛いのは嫌だなんて男性が返す軽口は、こちらから見ればやっぱり余裕の表れに思えるもので。
舐められていると思っても良さそうだが、そう思えないのは相手の体捌きの変化にも気付いたから。
突く動きから振るう動きへ、それは相手の手数の多さを物語り。
また状況に応じて最善を用いられると示されたと同じ、だからこそ尚更、今の状況を覆す何かをしなければと思って]
う、く……っ!
[選んだのは、振り下ろされた一撃を右の肩で受け止めること。
相手のペースを崩すため、動きを止めさせるためにあえて避けず、けれど少しでも衝撃を逃がせるようにはタイミングを合わせたものの衝撃はやはり強かった]
[痛みに耐えながら、肩で止まった棒を右手で確りと掴めば当然相手の動きも捉えられる。
間近に見えた相手の顔は、一瞬驚きの色が浮かんだもののすぐに飄々とした笑みに戻されて。
ぐ、と押し込まれる動きに、やはりこの余裕は簡単に崩せるものではないと悟るも]
自分から、ちかづいてきてるのに、
照れるん、ですか?
[生真面目な問いを返したこちらも、ある意味余裕だと思われただろうか。
実際は力負けしないよう踏みとどまるので精一杯なのだけれど。
片手で棒を掴んだまま、左手で持った薙刀の長柄を相手の棒に交差させるように動かして。
傍目からには、鍔迫り合いの様相にも見えようか*]
[駆けるこちらを阻む壁の如く生じる若木。>>*44
振り下ろしの斬撃はその枝によって阻まれるものの、刃に沿いつつ、しかし異なる軌道を描く刃は、その奥の巫女を捉えた。>>*45]
ってか、これだけのモン、よくまあぽんぽん生やせるよなっ……!
[枝に阻まれた刃を引き戻しつつ、上げる声には感嘆の響き。
状況に応じた植物を的確に選び、用いる回転の速さは素直に賞賛できるものだった]
んのっ……。
[伸びた枝が胴に絡みついてくる。
力任せに引き千切るなりなんなりすれば、振りほどく事もできなくはなかろう、が]
このくらい、で。
[腕はまだ使える。
大きく振るう事はできない――ならば、それ以外で、と]
止まれるかよ!
[止まるを良しとしない意思は、真っ向からの突き一閃、という形で繰り出される。
もっとも、距離的な問題や狙いの甘さから、ただ空突く可能性も高いのだが。*]
[直接的に切り結ぶような、そんな相手ではない。
けれど、対する巫女は紛れもない『強者』である、と認識できた。
そして、その認識を得た以上は、こちらも礼を持って当たらねば、と。
そんな事を考えた矢先、目の前の若木の枝が揺らいだ]
……なんっ……!
[柔らかな若木の枝が伸び、こちらを捉えようと絡みついてくる。>>*46
柔らかいと言っても、初手の草の蔓のように容易く切り払えるものではなく。
どうするか、との思考が巡り、たどり着いたのは]
/*
赤バトルは撤回ないからなー、これやると辛すぎるんだよなー(^ ^;
しかし、真ん中落とさないと肝心なとこが伝わらないというジレンマが……!
てか、なんで。
抜けたしorz
そりゃ美人を間近にしたらそうなるものさ。
そのお堅い表情は和やかに咲く姿のほうが似合いそうだけどね。
[まあ、向けられてるのは、生真面目ともいえる感情を落さないものだけどね。とは内心で呟く]
ところでね、アウェスは改めて縁を結び合わせれたのかな?
[問をむけながら、鍔ぜり合うように交差する長柄と長柄>>*48、一度両腕でぐっと力を込めて押し込むようにして]
おじさん宗教柄そういうのも気になってね。
[なんて笑みかけ、押し込んでそして反動をつけるように引き抜く、アウェスと飛び越えるように宙返りをしてアウェスの背後に降りたって、振り返り際に、背後より下段にむけて薙ぎ払いを放ち、伸びる布はその体に、あるいは足に絡みつけるように伸びていく*]
[名を呼ぶ声にほんの僅か、背に触れる手に力がこもった。>>+45
背の翼は力なく下がって動いていない。
顔を見られたくないときに翼で隠す……というのは考えたこともなかった。
一方で後ろを振り向いて見るには少々邪魔な翼。
それをぐっと下げてからこっちを見ようとするしぐさには、
間違いなくかつての面影があった。そういうところは変わっていない、と思いもした]
(……そういえば、)
[少し前に見た、嬉しそうに表情を緩めたところにも、やっぱりかつての面影を重ねていた。
そうやって変わっていないところを探すのはそんなに難しいことじゃないのに、
どうしたって変わったところを嘆く気持ちの方が大きかった。
自分を責めたくなるる気持ちだって]
夢。わたしの、ゆめ……。
[語った夢も交わした約束も彼の中で色褪せてはいなくて。
だから、今、こうして心底喜んでいる。それが伝わってくる。
失った手足の代わりの鋼鉄の四肢を帯びることになっても、
ちゃんと、心から生きている、ことも、伝わる。
「機鋼の属で良かった」という言葉が聞こえれば小さく息を呑んだ。
かつては聞くことのなかった言葉だとはよく知っていた]
[だけど、ゾフィヤの中には後悔だけでなく未練もあった。
この手足になって、結果的に未来にも等しい何かを掴んだのだと、
最初からそう知らされていたとしても、
きっと、この未練ばっかりはどうにもならなかっただろう。
彼の表情は見えない。ただ声だけを聴いていた。>>+50
思わず「ごめん」と謝ろうとした時、彼がふと腰を浮かしたものだから反射的に固まった。
それからの出来事はゾフィヤにとっては一瞬だった。
抵抗することを選ぶ間もなく正面から抱きしめられる。
あやすような手つきで頭を撫でられ。
それでも涙は止まることがなかった]
っそ…… そんなことわかってるよお……。
[だから応える声もぐずりながらのものになった。>>+51
過ぎ去った刻の中に相手を導くことはできる。
戦いの中でそうしたように。
だが、それだって所詮は白昼夢のようなものだ。いずれは過ぎ去る。ただの過去に戻る]
本当に、……もどってくるんだよね?
[抱きしめられた体勢のまま顔を上げようとする。
泣きぬれた顔のまま、それでも笑っていた]
…………じゃあ、 わたしも、約束するよ。
もう……自分のことを責めたりしないって。
[彼が願った>>+49ままに、そうするのだ、と]
ありがとう、ね。……ヴェル。
[敗北した以上願いを叶える権利は互いにない。
それでも行く先を選ぶことはできそうな気がした
後悔と幼い頃に語った夢のカケラを抱えて、
振り子のように行きつ戻りつするのではなく――交わした約束を抱え、光射す方へ*]
[とはいえ、本来動かぬ樹を動かしなおかつ強度を維持するのは、それなりの集中と引き換えである。
イェンスを縛ることは、ある意味自分自身にも縛りを与えることだ。
そして相手は、縛られてもなお動くことを選んだ>>*50]
――この状態で……!
[止まらぬという意志を示すかのように、真っ向からの突きが繰り出される。
狙いはやや甘いが、振り払うか術を優先するという予測の間隙を突いた行動は、反射的にかわした巫女の左脇腹を浅く裂いた]
なるほど、その意志の強さ、確かなようですね。
[その強さが生まれた理由を、この場で問いはしなかったが]
とはいえ私が"認め"ても、神魔様の求めるものはより先にあることでしょう。
[術の維持はそのままに――つまり無理をすれば引き千切れる程度のままで、巫女は杖を構え直す。
接近戦を挑むリスクは承知だが、踏み込まねば勝利を得られぬのはこちらとて同じこと]
行きますよ!
[突きをかわし僅かに右へ跳んだ状態から、足を踏み込み速度を上げる。
回り込み、後頭部へ一撃叩き込むべく、半円描いて杖を振るった*]
……なるほどね……実地経験の賜物ってわけか。
[幾度も森に入り込んでいた。という巫女の言葉。
多彩な植物を操る術は、その経験による裏打ちがあり、故に強い、と納得しつつ。
繰り出した突きは、浅い手応えを伝えてくる]
てか、な。
[認める、求めるもの、という言葉。
は、とひとつ、息を吐いた]
……俺は、望みのために、先に進むって、決めたんでね……。
[巫女が杖を構え直す姿が見える。
このままでは殴られる――というのは、すぐに察する事ができるもの。
そして、唯々諾々と殴られるつもりは、青年にはなく]
他の連中が認めようが認めまいが……。
そんなの、関係ないんだよ、なっ!
[叫びざま、文字通りの力任せに枝の縛を引きちぎる。
回り込みから一撃、それが迫るのを気配で感じつつ。
強引な状態から反転をかけつつ、刃を横に振り抜いた。*]
なごやか、ですか?
[>>*52返された答えはやはり軽く。
けれど、その答え自体に目を瞬かせたのは、思いもしないもの、だったから。
続けられた問いにも、その表情は変わらぬまま、だったけれど]
…結び合わせたとは、言えないと思います。
この試練を乗り越えても、合わせられるかは、
わからない。
[紡いだのは、胸に生まれていた翳りから出た答え。
押し込まれる動きから一転、引き抜かれた棒は右手から逃れ、背後に回られたと気付いた時にはすでに遅く]
─…っ!
[しゅるりと巻き付いた布が、左足の自由を奪う。
体勢を崩しかけるも、柄を地に突き立てて倒れるのはなんとか阻止をした。
そうやって先とはまた違う拮抗を生み出した所で、背後の男性へと視線を向けて]
…貴方のほうが、私よりも
経験も、技量も上だということは
分かっています。
私よりも、貴方が──もしくは、あちらの、彼女が。
試練を打ち勝つ方が、世の為になるだろう、ことも。
[紡いだのは、答えというよりも独白に近いもの。
相手はどのような顔をしているのか、背後ではあまり見えはしないけれど]
私たちが勝ったって、
誰かがすくわれるわけじゃない。
私の願いは
彼すらも、苦しめる願いかもしれない。
でも、それでも。
ずっと、諦めていたの。
会いたいけど、もう会えないからって、ずっと思って。
また会えた人に、あの人に。
もう一度、私の名前をよんでもらいたくて
この試練を、乗りこえたいと、望んだの
[そう言って、動かしたのは左足。
ぐい、と巻き付けられた布ごと引き寄せるように足を上げ、身体を反転させながら大きく足を引いて。
同時、振り上げて八相の構えを取ったのは、この一撃で勝負をつける為]
この願いを叶えてくれるなら、私が出来ること、
なんでもするから
[国だって世界だって、救えと言えば救ってみせるとも言いたげな声で紡ぎつつ。
身勝手な願いを押し通そうと、正面に向き直った男性を真っすぐに見据え、捉えた*]
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