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調香師 ローランドは嵐激の騎竜師 カークに投票を委任しようとしましたが、解決不能でした。
公子 セルウィンは嵐激の騎竜師 カークに投票を委任しています。
嵐激の騎竜師 カーク は 調香師 ローランド に投票した
銀跳の魔弾 ユーリエ は 調香師 ローランド に投票した
精霊師 コンスタンツェ は 調香師 ローランド に投票した
調香師 ローランド は 嵐激の騎竜師 カーク に投票した(ランダム投票)
王国兵 トール は 調香師 ローランド に投票した
公子 セルウィン は 調香師 ローランド に投票した
翡翠風精 シュテルン は 調香師 ローランド に投票した
嵐激の騎竜師 カーク に 1人が投票した
調香師 ローランド に 6人が投票した
調香師 ローランド は高貴な身分の生まれの為、一度だけ処刑を免れた。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、嵐激の騎竜師 カーク、銀跳の魔弾 ユーリエ、精霊師 コンスタンツェ、調香師 ローランド、王国兵 トール、公子 セルウィン、翡翠風精 シュテルンの7名。
[カークと一角獣との会話はほとんど聞き流していたが、白の方がなお躊躇う気配なのは気が付いた。]
……あなたが何を抱え込んでいるのかは知りませんが
[静かな声で、白の神徒に語り掛ける。]
おひとりでは限度があるのは、お分かりのはずです。
それでもなお拒むというのなら、理解していただけるまで、
───主君に代わり、私がお相手仕りましょう。
[ふつ、と声に怒りを滲ませた。
公子にこれほどの消耗を強いておいて、なお強情を張るのか、という怒りである。]
/*
何か言うにしたら、こっちの方かなぁ、と。
後は単純に、負けたんだから言うこと聞けやこら、
くらいしか。
(だいたいが脳筋である)
それを聞いて安心しました。
[公子の返答に、言質は取りました、の顔で澄まして答える。
言質も何も、言葉にされた信頼に嬉しくなった顔を少し隠しただけなのだが。
またこのひとは配下への目が行き届いているなと笑み浮かべつつ、問いには軽く頷く。]
毒は弱いものだと、ローランドが。
解毒剤も服用したので問題はありません。
[右手の治療跡を振ってみせる。]
[語り掛ける静かな声>>1に、碧がゆらりとそちらを向く]
『…………』
[続けられる言葉、声音に滲む怒りの念。>>2
それに、真白はまた尾を揺らす]
……あれ、ただの脅しじゃねぇぞ。
やると言ったらやる……そういう男だ。
[その辺りは最初の立ち合いと、ここに至るまでの動きから感じている]
主のためにやると決めたらやる、ってのは。
お前さんが一番理解してるところだろ?
『……それは、否定すべくもありません』
[間を置いて、紡がれたのは小さな声]
『…………私のみでは、彼の焔を抑えきれぬのも…………』
[わかっています、と。
消えそうな声で紡いだ後、真白の獣はふるり、と身を震わせた。
剣を受けて罅の入った角が揺れ、直後、それはぱきり、と折れる]
『……必要ならば、治癒に用いなさい。
支度が済んだなら、狂焔の門を開きます』
[静かな声でそれだけを告げると、真白の獣は目を閉じてその場に伏せた]
……ったく。
この、意地張りが。
[その様子に零れ落ちたのは、呆れたような嘆息、ひとつ。*]
嵐激の騎竜師 カークは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
王国兵 トールは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
/*
一番美味しい反応をもらえたので、レアアイテムゲットフラグが立ちました。
や、こっちの一人漫才で進めちゃうのは寂しいからね!
/*
めっちゃ迷ったが、このこは多分、信頼してる相手なら抱き上げられても別に気にしないと思う。
あとまあ...実際は照れるような年ではないしなw
公子 セルウィンは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
[手を拒まれれば別の方法を考えなくてはならないところだったが、拒絶は無かった。受け入れられたことに安心して、大切に持ち上げる。]
…はい。
[囁かれた言葉に短く答えて頷いて、ほんのりと微笑んだ。]
[どこか落ち着ける場所を、と立ちあがったところで真白の神獣が身を震わせた。]
どうぞ。
[ふわりと落ちてきた角の欠片を受け止めて、当然のように公子に渡す。
カークとの遣り取りには、ちらりと視線を向けたのみで、もう口を差し挟まなかった。]
[乾いている場所を探して歩き、公子が起こした熱で水気の飛んだ小高い場所を見つけ出す。
ある限りの布などを敷いて整えた上に公子を下ろせば、後はローランドの手にゆだねた。]**
銀跳の魔弾 ユーリエは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
『……当代』
[伏した真白の獣は、小さな小さな声で呼びかけてくる]
ん? どした?
『……人の子が彼の領域に触れる事は……』
ま、今まではなかった。
だから、確かにどーなるかわからんが……。
[不安げに綴られる声に、静かな声で答えを返し、それから]
それでも、さ。
……信じてみろよ?
先代は、人の可能性はいつも信じていた。
先代の意を忘れんと言うなら、そこまで貫けよ。
『…………』
[静かに告げる言葉に真白の獣は小さく尾を揺らす。
無垢すぎる神徒の中には、未だ昇華し切れぬものがあると知るからそれ以上の言葉を重ねる事はなく]
これを騒がずして何を騒げと!
[かしましい声はセルウィンの意識を引き戻せた>>3:123模様。
傷だけが原因だけではない、とは察せないが、常の状態ではないのは明らかだった]
[直ぐにトールも駆けつけ>>3:129、後のことはそちらへ任せる。
手を貸すにしても、自分が潰れるだけの話だ]
さっきのが岩石頭だったら、こっちは氷頭?
[どちらも頑固だと言われていた神獣達。
守人達との会話を耳にしつつ、そんなことを呟く。
白角の角が折れ、トールを介してセルウィンの下へと渡る様子には、おぉ、と目を輝かせていた。
お宝である]
[その頃になれば忘れていた痛みもぶり返してくる。
治療はセルウィンが最優先となるだろう。
ユーリエの腕に走る三本線は、出血自体は止まっているし、優先される方が終わるまで大人しく待つことに**]
― 水の神徒の間 ―
[休息の時を経て、守り人は神徒の許へ皆を集める。
先に折れたはずの真白の角は、いつの間にやら再生していた]
『……では、あなたたちに水の赦しを。
そして、狂焔の門を開きましょう』
[静かに告げた後、真白の獣は一度尾を揺らし、それから]
『在幹凈白角的名。
給予外國人們水的承認和保護。』
[歌うように紡がれる言霊に応じて、力を与える淡い碧の光が散り]
『關閉我,幹凈白角,門的者。
在那個名,經過狂焔的門的開封審核。』
[続く、もう一つの言霊は空間に淡い碧の光の渦を創り出した。
外周は碧だが、奥に向かうにつれて鈍い緋色へと変化していく渦は、聖性と魔性、双方を強く感じさせるもの]
……さて、んじゃ、封印の間へ行くわけだが。
[開いた門を見やりつつ、守り人は静かな口調で皆に告げる]
この先にいるのは、『古き狂気の化身』。
遠い昔に生じた、純粋な狂気の塊、その具象化だ。
……アレに、人が近づいた事は今まで一度もない。
だから、何が起きるか正直わからん。
[いつになく真面目な顔でそこまで言って、それから]
ま、それでも。
……行かなきゃならん事には変わらんし、ここで止めるつもりなんてねぇよな?
[止まる、あるいは戻る選択など今更なかろうと思いながらもこう問うて]
覚悟が決まってるってんなら、着いてきな。
[問いに返る答えを聞く事無く、自身は光の渦へと踏み込む。
光の渦に踏み込むとまず感じるのは激しい熱。
それを抑え込むように涼やかな水の力が感じられ、直後、何処かへ移動する力が作用して──]
― 封印の間 ―
[転移した先で、最初に感じるのは、激しい熱波。
次いで、何者かが激しく吼える声]
……っ!
やっぱり、大人しくしてねぇか!
[中央に祭壇を配した石造りの間。
祭壇の上には、くすんだ緋色の獣の姿がある。
炎思わせる尾を持つ巨大な狼──その四肢には、鎖のようなものが絡みついている。
祭壇の四隅には同じ鎖とわかるものが打ち込まれており、獣が鎖を引き千切って動いていることは明白だった]
とはいえ、あれならまだ、間に合うか。
封を修復すれば……。
[言いかけた言葉を遮るように、咆哮が響く。
咆哮と共に空間に焔が弾け、それは雨のように降り注いだ後、緋色の獣を形作った]
……はっ。
大人しく封じられる気はない、ってか?
……わかっちゃいたけど、一筋縄じゃいかないねぇ。
[祭壇の上の獣よりも小さいが、姿かたちは全く変わらぬそれ──焔の獣たちは、一様に激しい敵意をこちらに向けてくる。
まずは、これを抑えるのが先だな、と思いつつ、守り人は皆を見回して]
て、わけで。
封印を再構築するにも、こいつらが色んな意味で邪魔なんでな。
まずは、分身どもを抑えてくれ。
……ああ、今までと同じ、全力でぶち抜きゃ、力は散る。
[とはいえ、散らした力が再び本体に取り込まれる可能性もあるのだが、そこまで言ったらきりがないから口にはせず]
神代の存在相手に身体張る、なんてぇ、早々ある事じゃない。
……気合入れて、頼むぜ!
[代わりに口にするのは発破掛け。
ここに至れた彼らならば、為せる、と。
そんな揺らがぬ信を声音に込めて。*]
☆4dイベント:封印の間
・フィールド
いわゆる、階段ピラミッド型の祭壇を中央に配した、石造りの間。
床石には何かの紋様が彫り込まれ、常に水が流れている。
祭壇の上には封印されしものの本体が蹲り、時々火やら闇やらを吐いてくる。
・登場敵
狂焔の分身である、緋色の狼。
たまに火を吐く。
・ボスキャラ
『古き狂気の化身』狂焔。
外見は、炎の如き尾を持つ巨大な緋色の狼。
たまに火を吐いたり、闇を吐いたりする。
・判定方法
cardを利用。判定回数が最大5回なのは、これまでと変わらず。
襲い掛かってくる狂焔の分身を撃破した際、力を散らせたかどうかを判定する。
引いたカードによって、pt加算。最終的な合計値トップがラストイベント行使権獲得。
A,JOKER:大成功 +8pt
J,Q,K:中成功 +5pt
5〜10:成功 +1pt
2〜4:拡散失敗 +0pt
【判定リミットは8/12の00時半です】
【イベント投下遅くなったので、少しリミット遅らせます】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
翡翠風精 シュテルンは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
― 水の神徒の間 ―
[守り人と神徒のやり取りに、少年は口を挟まなかった。
どちらの気持ちもわかるが故に──そして、獣の想いが痛いほどに良くわかるから。
だから、獣が先に進むを是としてくれた事には、ほっと安堵の息を吐いていた]
……る。
ありがとう、なのだよ、白角。
[短い言葉に、真白の獣は小さく尾を振る。
言葉はないが、思いは読み取れるそれに、微か、笑みが零れる]
[移動の段となり、門が開かれる。
調査団の面々に向けられる言葉。
それに対し、少年は何も言わなかった。
何か言わずとも、正しい選択はなされる──そう、守り人ともどもに信じているから。
だから、先に進んだ守り人の後に躊躇う事無く続いて、そして]
― 封印の間 ―
……るぅ。
[辿りついた封印の間。
荒れ狂う狂焔の獣の姿に、少年の表情が険しくなる]
……クゥ。
出し惜しみは、せぬのだろ?
[現れた焔の獣たちを見やりつつ、問う声は低い。*]
全力持って当たらねばならぬのは、変わらぬはずだよ?
ん? ああ……。
[少年が低い声で問う。>>23
その言葉に、守り人は微か、笑みを浮かべた]
……わかってるよ。
出し惜しみなんざ、してる余裕はないってな。
[言葉と共に、片手で掴むのは首から下げた翡翠の勾玉。
翡翠色の光がちらちらと舞い散り、応じるように少年の周囲に同じ光が舞い始める]
……るぅ!
[紡がれる言霊>>25に対し、少年が浮かべたのは嬉し気な笑み。
翡翠色の光が弾け、次いで、風の力が大きく揺らめく。
光孕んだ風が吹き抜け、るぅぅぅぅぅ、という澄んだ咆哮が響き渡った]
[咆哮が止んだ後、現れるのは鷹を思わせる翼を持った翡翠色の龍。
純白の翼がばさり、と羽ばたくと、翡翠色の光が散った。
それまで少年がいた所には、淡い金糸雀色の光が漂う。
精霊の力に触れる事が叶うならばそこにある、純粋な光の精霊の気と、少年に良く似た金糸雀色の髪の精霊の姿を見て取ることもできるだろうが。**]
[翼広げた嵐龍の姿に、目を細める。
人として生きた時から、今に至るまで繋がる縁。
それ以外の縁の全てを振り切らざるを得ない選択をした己と永劫共に在る、存在。
そうするために色々とややこしい事になったりもしたのだが──まあ、それはさておき]
さて、それじゃあ、やるとするかねっと!
[軽い口調で言いつつ、水の流れる石畳を蹴って嵐龍に飛び乗る。
高い位置から全体を見回すと、祭壇の上からこちらを睨む狂焔と目が合った]
……御先祖の不始末っちゃあ、そうなんだよなぁ……。
[言っても詮無いぼやきは一瞬。
守り人はすぐさま意識を切り換えて]
さて……それじゃ、行くか!
[ふと過った物思いは振りきり、群れる分身へと意識を向ける。
祭壇の上から吹き付けられる炎を掻い潜りつつの急降下は、鋭い風鳴りの音を伴うもの]
[繰り出した一撃はこちらに向けて炎を吐き出そうとしていた分身に僅かに先んじ、その身を貫く。
銀の一角に貫かれた獣は緋色の光の粒子となって飛び散った。
散った光は祭壇の上の狂焔へと寄って行こうとするが、それを阻むように床を流れる水が散り、光を取り込んで消し去る]
……上升!
[間髪入れずに出すのは上昇の指示。
真白の翼が羽ばたき、跳びかかって来た分身の牙を掻い潜るようにして翡翠は再び宙へと舞った。*]
/*
先祖の不始末ってなんぞ、ってなるので独り言に格納しつつ。
身も蓋もない言い方するとこれ、食べ残しだからなあ……。
[味も素っ気も浪漫の欠片もない物言いですね]
さりげに、四玉鎖国の元凶でもあったりするし。
[ 抱えあげられた位置から、一角獣の角が折れるのを目にする。>>7
角が折れても神獣には異常が無さそうなのを見てとると、密かに吐息をついた。
遠慮する気も、その余裕も無かったから、凝り固まった神獣の意地諸共に叩き折るつもりで剣を揮ったものの、それで相手の本質までも傷付けてしまったのでは本末転倒だから、少しは心配していたのだ ]
ん...一角獣の角、か。
[ 古来、万能薬の素材とも伝えられる、その角を、トールに手渡されると>>10そっと試すように、傷を受けた左手で純白のかけらを握った。
駆けつけてくれたユーリエにも傷があるのは当然見て取っていたが、この雰囲気では、自分の治療を置いてそちらを先にと言っても全員に拒否られるだろうことは明らかだったから、むしろ回復に努めるのが賢明だろうとは判断がついている ]
[ 一角獣の癒しの力を受けたとはいえ、すぐに傷が跡形もなくなるわけでもなく、ローランドがやってくれば傷の治療は適切に為されただろう。もしも動けなくなった方の原因を問われれば ]
この剣は、精霊力やマナの代わりに俺の気を吸って力を放つものなのでな。使いすぎるとこうなる。
[ 事も無げにそう告げる。
その力を得るためには剣との同調とでもいうべきものが必要で、結果、剣を手にして以降、肉体の時間が止まっている、というのは、治療には関係なかろうと口にしなかったが ]
何、そちらは休めば回復する。この角のおかげで戻るのも早そうだしな。
ユーリエにも使ってくれ。
[ 大丈夫だという証拠に、自力で起き上がり、治療を済ませたローランドに一角獣の角を手渡した ]
トール、お前もだぞ。
[ そして既に治療そのものは終えているトールも、角による回復促進の恩恵は受けられる筈、と、傍に控える男にも、そう念を押しておいた ]
[ やがて、休息を経て、支障無く動ける程に回復する頃には、左肩の傷も、動かしても痛みを感じぬ程に塞がっていた ]
やはり、神獣の力というのは、大したものだな。
[ 純然たる感嘆の声を漏らして、公子は今や角も再生し、狂気の熱の消えた澄んだ碧の瞳を持つ一角獣に笑みを向け ]
感謝する...この先は、俺達に任せて休むがいい。
[ やはり口調も態度も変えぬまま、ただ声音だけは柔らかく告げた ]
[ やがて封印の間に、封じられたものについて語るカークの言葉を聞けば>>16何を今更、という表情を隠すことなく、口角を上げる ]
ここまで来て引き返したのでは、ただの物見遊山と変わらん。
そも、その「狂気」を放置すれば、やがては我が国......いや、この世界そのものにも影響が生じるのは必定だろう、他に選択肢などあるか。
[ 神代より封じられ、神獣をも呑み込む狂気の化身......そんなものが外界に出て来たなら、危ないどころの騒ぎではない ]
覚悟ならとうに出来ている。行くぞ!
[ きっぱりと言って、公子は、カークに続いて光の渦を潜った>>17 ]
― 封印の間 ―
[ そして運ばれた先は、水の神徒の間とは、まさに真逆の、激しい熱と、怒りに満ちた咆哮に満たされた空間 ]
は...これは確かに......
[ 祭壇の中央に蹲る炎の塊のような姿からは、暗く深い狂気の闇の気配がする。
恐ろしさと同時に、それは己の魂をも狂気に引き込まれそうな強い力を感じさせた ]
[ 切り裂かれた獣は空に散ったが、僅かに名残のように影が揺れて不快な空気を残した ]
...やはり、一筋縄ではいかんか。
[ 公子は、剣にこもる冷気を高めようと、駆け出しながら気を凝らす** ]
― 回想 ―
[言葉少ないながらの賞賛の言葉>>3:111に、きょとん、とし。
じわじわ、と言葉を理解すれば、照れたように、ニヘラ、と笑い。]
んにゃあ!?
[セルウィンの剣が熱波と吹雪を生み出し、それによってできた爆風が駆け抜けていく。
顔に風が当たらないように、小島から背を向け身体を縮める。]
[風が収まった頃、小島の様子を伺う様に振り向くと、
ちょうど純白の神獣が氷の中に崩れ落ちるところで。]
勝った!
[やったぁ!ととても幼い歓声をあげた。*]
[最深部へと向かう前、小島へと近づく。]
ねぇ、真白さん?
色々言われてるから、あたしからは細かく言いませんけど。
古い在り方も大事かもしれませんが、困った時は「助けてー!」って言えば大抵の人は助けてくれますよ?
古くからいる隣人で友人ならなおのこと、ね。
[自身が精霊師である、という事も大きいだろうが、そう告げて。]
[そして、水の使徒の間から奥の奥へと向かう。
ここで引き返す、という選択肢はないから。]
― 封印の間 ―
焔狼……。
[奥の奥の間にいたのは鈍い緋色の狼。
どこかの国では狼型の炎の精霊もいるという噂だが、少女にとっては噂でしかなかった。]
しっかり、がんばらせていただきますよぅ!
[カークからの発破>>20に、ぎゅ、と杖を握る、が。]
……わ、ぁ……。
[守り人の青年の呼びかけ>>25に応じ、元の姿に戻った少年>>27の姿に目を瞬かせる。]
綺麗ですねぇ、カッコいいですねぇ。
[自身に見える姿に、本音が思わず漏れる。]
……と、今は呆けてる場合じゃないでした!
听我们的声音,水精灵变成长枪,贯彻我们的敌人!
[はた、と我に返ると、強く握っていた杖を構え直し、呪を紡ぐ。]
まずは一匹です!
[水の槍が炎の狼を貫き、力を散らしていった。]
まだまだ、頑張りますよー!!
[ふんす、と息巻いている**]
― 封印の間 ―
[吼え猛る炎の獣。
いくつも生み出され、牙を剥く緋色の狼。
人智を超えた光景にも怯むことはない。
今まで通り、斬れるのならば斬るだけだ。
長柄刀の柄を軽くしごき、駆ける。
その頭上を翡翠の龍が飛んだ。
気高く雄々しい姿に視線を奪われるが、見惚れるより先に狼が飛び込んできた。]
[牙を剥き、向かってくる狼の口を狙って真横に薙げば、緋色は弾けて消え、橙の淀みを残す。
返す刀で散らしたが、手ごたえというほどのものは感じなかった。
これは面倒だ、と思いながら次の獲物を求めて踏み出したとき、頭の奥でなにかが疼く。
楽しい。
戦いの高揚が、全身を満たしていくあの感覚。
生きていると実感する。
熱い。]
[昂る心のまま新たな獲物を探し、駆け寄って斬りつける。
横薙ぎの刃は狼の身体を両断し、さらに身体ごと回転させて放った二撃目は残る淀みを巻き込み寸断し、消滅させた。
ああ。良い。
生きている。そう実感する。
この感覚のために、自分は戦っているのだ。
血をたぎらせるもの。この身を熱くするもの。戦場の熱こそ、我が魂。]
[吐きかけられた炎を寸前で躱し、円の軌道で体を運んで刃を回す。
残、滅。散らしきらなかった淀みに踏み込んだとき、目の奥でちかりと赤が光った。
次の狼。いなす。払う。
違う。おまえたちじゃ足りない。
もっといい獲物が欲しい。
獲るならば最上級がいい。
もっと心躍るような相手が。]
[側に気を感じた。
とても大きく、涼やかで、強い気。
あれこそ、自分が欲しいものだ。
思った時には身体が動いていた。
重い刃が、熱い風を引き裂いて奔る。]
[瞬間、ぞくりと体の芯が冷気に貫かれたような気がした。
今、 自分は、 …何に刃を向けた?
混乱と自失の間隙に、赤い気配が押し寄せてくる。]**
― 水の神徒の間 ―
[精霊師や騎竜師の存在すら希薄な故郷。
正直、神徒だの神獣だのと言う存在にも縁はなく。
そう言う存在がいる、と言うのを祖先の記述で知るのみだった。
故にこうして目の前にしても、どう対応していいかなど分からない。
それが、それとなく近付かない行動に繋がっているのは、やや無意識のこと]
[治療には白角の折れた角も使用され、新たな傷もこれまでの傷も痛みは綺麗に取り除かれた。
これならば動くに支障は無い]
まぁ、今更だよねぇ。
[意思確認するような守人>>17に返すのは軽い声。
開かれた道>>15は聖魔渦巻く気配を見せて、ほんの少し息を呑んだが、それだけだ。
次々と光の渦へと足を踏み入れるのに続き、ユーリエも転移へと入る]
────炎の狼、
[『古き狂気の化身』と呼ばれているそれは、これまで相手にして来た狂気に中てられた神獣と比にならない狂的な気配を発している。
気を抜けば呑まれそうなほど]
……連中も大概だとは思ってたけど。
塊に比べればかわいい方、なのかな。
[故郷でのことを思い出しながら、小さく呟いて鼻で笑った。
これを乗り越えれば、あちらもどうにか出来そうかも、と心中で冗談めいて言う]
やることは一緒、でしょ。
やってやるわよ。
[分身どもを抑えて欲しいと守人に言われ、不適な笑みのまま返した]
[咆哮と共に現れた緋色の獣。
それを視界に収めながら、皆の邪魔にならない位置を取る。
魔銃を握り締め、錬金術の力を込めて。
ターゲットを絞ろうとした時、視界の端に翡翠色が過ぎった]
────ええぇぇぇぇ!?
[最初に出会った少年が純白の翼を持つ龍へと転化している。
当然のように意識はそっちに持ってかれた。
残念ながら、少年がいたところに残る精霊の姿は見ることが出来ずにいる]
どんな隠し玉よ、ったく!
[不思議な気配のする少年だとは思っていたが、まさか龍とは思ってもいなかった。
驚きを抑えるために吐き捨てるように言い、改めて緋色の獣へと向き直る。
狼、祭壇の上に鎮座する焔の大狼の分身。
水と聖を司ると見えた白角がここの入口を護っていたことを考えれば、効果がありそうな属性は2つ]
― 封印の間 ―
うわっ……
[水の力により抑え込まれていた転移時と異なり、転移先では熱が直接吹きつける。
思わず顔の前に手を翳し、顔面に直接受けるのを避けた]
[銃声は三つ。
突進してくる狼の足元へ向けての一発。
避けるであろう方向に向けての一発。
そして、更にそれを避けるであろう箇所、その顔面が来る位置に向けての一発。
誘導を狙った水弾を忌避するかのように地を蹴る狼は、ユーリエが狙う通りに跳ねて。
ユーリエ自身を狙っての跳躍に放った最後の一発が、狼の顔面にクリーンヒットした]
せぇぇぇぇい!!
[怯んだその顎に、蹴り上げの一撃を食らわせる。
くるりと宙返りする勢いを乗せたそれは、狼を後方へと飛ばし、緋色の粒子へと変えた。
宙返りの着地の隙に、別の狼が飛び掛ってくる]
[鋭い牙が並ぶ顎門がユーリエへと襲い掛かる]
────ッ!!
[それに対し掲げたのは、魔銃の銃身。
顎の中に銃口を突っ込む形で牙を食い止めた。
ミシリと不穏な音が聞こえる]
ッ……簡単にっ……砕けると思うな!!
[先祖より伝えられてこの方、魔銃はカスタマイズを繰り返し使用され続けている。
通常であれば超えている耐久年数も、錬金術を組み合わせることで強化し、打撃武器としても耐えられるものとなっている。
そう加工したのはユーリエ自身]
食らえ!!
[魔銃を狼に噛ませたまま引鉄を引く。
装填された光弾はその場で弾け、狼を体内から灼いた。
奇声が上がり、魔銃に噛み付いた状態のまま、狼は緋色の光へと転じていく。
自由になった魔銃を握り締めたまま、腕を外へと振り、光の残りを弾き飛ばした]
ッ、 ………なんか、ヤな感じ。
[緋色の光に触れた腕からざわりとした感覚が伝わってくる。
気のせいなのか、本当に影響があるのか。
判じ得ないままに意識は再び緋色の狼へ**]
/*
シュテルンが龍だったのはプロロから明らかだtt
多分過去村知ってる人なら皆見抜いてるだろw
だがPCは知らないからね!驚くね!!
[ 頭上を翔る騎竜師と龍は、その名の通り嵐のような勢いで風を切り、急降下と急上昇を繰り返しながら、焔の狼を蹴散らしていく ]
恐ろしい程動くな。
[ あんな動きの出来る龍も、その龍と完全に一体化して、槍を揮う騎竜師も見た事も聞いた事も無い...いや、伝説でなら聞いた事が無くもないが ]
[ 身体の中心を氷の剣に貫き通された焔の獣は、今度は気配も残さず宙に散じて消え失せた ]
...まあ、いい。
[ 今は、伝説のことなど考え込んでいる場合ではない、と、これまで同様、先頭を駆けるトールの背に視線を戻す ]
[ 少し体勢が良くなかったからか、青い剣に跳ね飛ばされた焔は、四散してから少しの間、空中に留まってから水の中に消えていった ]
やはり、あれが気の澱みの元、か。
[ 前を往くトールの長柄刀の冴えは、万全で、むしろこれまで以上にその刃は生き生きと揮われているように見える。
が、その刃の閃く先で、獣の纏う昏い焔が強く燃え上がるように見えて、一瞬、公子は眉を顰めた ]
/*
とくになーんも言ってないのにここまでの流れから緋わんこさんに煽られて行く皆さんが大好きです(まがお
さて、動くかー。
[ばさり、と真白の翼が羽ばたく。
風を切る感触、大気流手繰る心地、それらはどちらも久しいもので。
唯一、難を上げるならばここが外ではなく遺跡の奥だという事くらい]
っと、悠長に構えてる場合じゃねぇな。
[焔の獣たちは着実に数を減らしているが、やはりというか相応の影響は残しているらしい]
完全に飲まれるような、軟な連中じゃないだろうがな……!
[そこには信があるから、今は目の前に集中して]
……俯冲!
[羽ばたきの音が響く中、降下からの閃を繰り出す。
その一撃が届くより僅かに先、横合いから跳びかかって来た別の獣が右の腕に噛みついて軌道を強引に逸らした]
……んのっ!
大した事、ねぇよ!
[るぅ! と甲高い声を上げる嵐龍に短く言いつつ、槍握る手に力を込めて]
[横への一閃は腕に噛みついた一頭を振り払い、同時、生じた隙を狙って跳躍してきた最初の標的をその鋭い穂先で打ち払い。
振り切った槍をくるりと回して向きを変え、止めの一撃を繰り出した]
……ったく。
ま、手間が省けたっちゃ、そうともいうが。
[噛み裂かれた後から溢れる紅い色。
それは腕を伝って槍に落ち、そのまま溶けるように消えて行く。
手にした槍は、聖魔双方の特性を併せ持つもの。
持ち主の血を得る事で、力を高める事が叶う。
かつては、必要とあらば自らの意思で血を供する事もあった──というのは、余談だが。*]
[緋色の狼を見据える傍ら、周囲へと視線を走らせる。
コンスタンツェも水精の協力を得ているようで、水の槍で狼を退けていた。
息巻く様子が少し微笑ましい。
トールは相も変わらず前線を駆け、刃を振るっているよう。
付与が必要かとしばし眺めていたが、ひとまずは不要のようだった。
ただ、これまで以上に前へ前へとのめり出ているように見えて、若干の不安も覚える。
先程緋色の光を払った時に似た、不穏な気配]
中てられちゃいないでしょうね。
[精神の護りは流石に付与出来ない。
それが具現精霊具の難点だ。
彼の精神力を信じ、意識を別へと移す]
[セルウィンは怪我の影響なく動けている模様。
ただ、扱う武器が彼の気を転じて作用するものであると聞いたから、その点で少し心配な部分はある。
けれど、そちらばかりを気にしていられないのも実状だった]
わわ!
[頭上から降るように跳躍してきた緋色の狼に気付き、咄嗟に前方へと踏み切り、飛び込み受身の要領で転がる。
片膝立ちになると、すぐさま後方へと振り返った]
[振り返った先、緋色の狼も着地をし、こちらへと振り向こうというところ。
それよりも早く、引鉄を引き四発の水弾を放った。
連射した水弾は吸い込まれるようにこちらへと振り向いた狼の顔面を連打する。
三発目の弾により仰け反った狼の腹に最後の一発が減り込み、狼は緋色の光へと転じ散じた]
次っ!!
[視線を転じれば、横から駆け込み火を吐かんと顎門を大きく開く狼の姿。
ユーリエの手が胸元の結晶へと触れた]
Contributo: Acqua
[呪を紡ぐとマナの結晶が砕け散り、触れていた手に水の盾が現れる。
それを身体の前へと翳したと同時、狼が獄炎を吐き出した。
チリ、と高温に炙られた水の盾が水蒸気を発する]
くっ……
[熱を帯び始めた盾を切り離し、その場に残すようにして後方へと飛び退る。
着地と同時に銃口を狼へと向け、引鉄を連続して引いた。
放射状に広がる光弾が途中で曲線を描き、左右上下から狼へと襲い掛かる。
光に貫かれた緋色の狼は悲鳴を上げて掻き消えた]
あっつ…!
[盾をつけた左腕に熱傷が残る*]
─ 回想・水の神徒の間 ─
[トールの提案から取り出したのは、固定帯代わりに持参していたスカーフ。
この軽さなら弩の勢いを削ぐ事は無いし、薄い分香も染み込みやすいだろうという狙いはどうやら上手く働いた様だ。
とはいえ、狙い通りに行ったのは>>3:91ユーリエと>>3:108コンスタンツェの連携と、>>3:104トールの働きあってこそ。
そうして作られた好機を公子が見逃さぬ事も、男にはもう、分かっていたから]
…お見事、だね。
[>>3:109一喝と共に浴びせた撃が止めとなったのだろう、純白が崩れ落ちるのを見て。
上手く行った安堵と、成した彼らへの感嘆を織り交ぜた呟きを落とした]
[それも束の間、地に伏す純白を染める赤が不自然な箇所にも在るのに気付けばその意味をも悟るもの。
>>3:122トールが駆けていくを横目に見ながら、リュックの中を確認する。
幸い薬はまだあると、小さく息を吐いた後>>3:117ユーリエに応える為にまずは手を挙げ]
分かってる、今行くよ!
[とは言ったものの、当初よりも半分程の中身になったリュックは背負うにもバランスが取りづらく。
トールが落ち着ける場所まで運んでくれた所でようやく駆けつける事が出来た公子の様子は、思ったよりも落ち着いていた。
何故を問うよりも先に、>>7実物を持って一角獣の癒しを受けたからだと分かれば、大したものだと感心した後]
ともあれ、これなら傷の処置も変えなくて済みそうですね。
ですが…傷以外にも何か、あるのではないですか?
[身を起こすもままならぬセルウィンの様子は、肩からの失血のせいだけとは思えず問いかければ、>>33剣の作用だと答えを聞く。
それがどういうものであれ、その剣は危険ではないか、と男は思いはするものの口には出さず]
…では、こちらをお飲みになられますか。
体力の消耗を抑え、回復を促す漢方茶です。
甘草を加えてありますので、甘味が苦手でしたら申し訳ないですが。
[そう言うと、公子だけでなくトール達にもその茶を勧めた後。
負傷した彼らを診て、処置を施した]
[それから、カーク達と白角へと近付いていき]
申し訳ないんだけれど、ここの水は僕らが口にしてもいいものかな?
差し障り無ければ、飲み水を補充させて頂きたくてね。
[そんな確認をして、可能なら水筒に水を汲み入れた後]
君たちは、お茶も飲んだりはしないのかな。
何か口にすると、気分が変わることもあるんだけれど…
良ければ、香りだけでも味わってくれないかい?
[公子達にも勧めた茶を、彼らにもどうかと問いかけてから]
[ トールの長身から繰り出される長柄刀の一閃、それは、心構えも無く近付いた公子には躱事も剣で受ける事も不可能な間合いで ]
くあっ!!
[ 銀の閃光を追うように走る紅の軌跡* ]
君達は人とは違う、力もその存在そのものも余程大きい。
君達に比べたら僕らが出来ることなんてたかが知れているだろう。
けれど、それでも君たちには出来ないことが僕らに出来ることもある。
君が自分の意志を通そうとした様に、僕たちにも試させてくれないか。
小さな水滴が集まって岩に穴を穿てる保証はない、けれどやってみなくちゃ分からないだろう。
[語り掛けたそれに何か返るものはあっただろうか。
何もなくとも、男は笑みと、受け入れられれば茶を残して側を離れた**]
/*
昨夜はログ書いてる途中で寝落ちて落とせず、今日は色々忙しくてこの時間まで来れなくてでまことに申し訳ない!
あと投票自分に変え忘れてカークさん委任のままだったのもごめん、ほんとごめん。
今ログ確認して気付いたんで表にはもう出せないけどほんとごめんねえええええ!!!
調香師 ローランドは、嵐激の騎竜師 カーク を投票先に選びました。
[己が紅を槍に吸わせつつ、再び宙へ。
上から見てとった状況に、きつく眉が寄った]
……ち。
やっぱり、影響は出る、か。
[この狂焔の獣は、負の感情すら喰らいつくして力となす、とされたとある強大な魔精霊ですら駆逐しきれなかったもの。
それほどまでに突き抜けた狂気であればこそ、厳重に封を施されていた。
神気帯びた神徒でさえ飲まれた狂気──人の身が完全に抑えきれるかどうかは、ある種の賭けではあったのだが]
とはいえ、ちょっかいかけられる状況でもなし、と……!
[力で割り込めば状況は更に混沌とする。
ならば、ここで己が為すべきは、と。
思考を切り換えるのは、早い]
さっさと片づけて、元を断つ、ってな!
[このままでは封護の再構築も覚束ない。
ならばやるべきは、と思考を切り換えて]
─ 水の神徒の間 ─
[休息の間に男は浄化の香を染み込み直したストールを腰に巻き。
トールに貸したスカーフにも同様に香を加えてから左のトンファーに巻き付けておく。
それと、ホルダーに幾つかの香り袋も結わえておいた。
それは一重に、これから進む先への用心の為]
狂焔の門、か。
[>>15白角の紡いだ言葉は、この先に居る者の属が知れるもの。
成程、生物に根源的な恐怖を与えられるそれは、>>16守り人から告げられる具象にも相応しい。
>>17続き向けられた言葉に異論など出るはずもなかったが。
問うた守り人自身返答など分かり切っていたのだろう、答えも待たず光の渦へと消えていった。
その後を追って飛び込んだ先は、強い熱波とそれを抑える涼やかな水、そして─]
─ 水の神徒の間 ─
[休息の間に男は浄化の香を染み込み直したストールを腰に巻き。
トールに貸したスカーフは水で濡らした後、同様に香をつけ直して左のトンファーに巻き付けておく。
それと、ホルダーに幾つかの香り袋も結わえておいた。
一重に、これから進む先への用心の為]
狂焔の門、か。
[>>15白角の紡いだ言葉は、この先に居る者の属が知れるもの。
成程、生物に根源的な恐怖を与えられるそれは、>>16守り人から告げられる具象にも相応しい。
>>17続き向けられた言葉に異論など出るはずもなかった。
問うた守り人自身返答など分かり切っていたのだろう、答えも待たず光の渦へと消えていった。
その後を追って飛び込んだ先は、強い熱波とそれを抑える涼やかな水、そして─]
……湍流!
[降下と上昇の交差は、既に読まれている可能性が高い。
故に、と選んだのは羽ばたきによる乱気流、なのだが]
……っと!
[真白の翼が巻き起こした風が焔の獣を捉えるのとほぼ同時、祭壇の上の狂焔が咆哮した。
直後、開いた口から迸るのは濃い闇の波動。
とっさの急旋回で直撃は避けたものの、闇の波動は光と転じた焔の獣の残滓を飲み込み、ふ、と消えて行った]
……話には聞いちゃいたが。
本気で、悪食だな、おい……。
[思わずぼやいた。
先代から狂焔に関する逸話は聞かされているが、やはり現物を目の前にすると、思う所は増えるというもの]
[巻き付けたスカーフに水を含ませたのはトンファーから剥がれにくくする為だったが、思わぬ功を奏したようだ。
水に濡れている御陰で緋色の発す熱に燃やされる事も無く。
確実な一撃を胴へと与え、叩き伏せることは出来たものの]
…この熱で乾いてしまう前に、出来るだけ叩くべきだね。
[緋色に触れた瞬間、じゅ、と蒸発する音が聞こえた事を考えればあまり保たないだろう。
最悪、飲み水を使って濡らす事も考えながら次へと視線を向けたのだが]
/*
ラ神がいろいろと読み切った出目をしてくれているので安心である。
[基本、GMの時はトップ取る気ないのです]
[龍海ん時は、やたら出目走ったけど、あれは白わんこが白わんこだったから、だよなあ……]
[ 氷の剣が貫いたのは、混乱に隙を見せたトールに背後から飛びかかろうとしていた焔の狼の頭...ごう、と音立てて散った焔は、トールの顔も少々は灼いたか ]
ぼーっとしていると、命を落とすぞ!貴様、戦士の気概はどこへやった?!
[ トールは、どう反応したか、まだ惑乱の中に居るようであれば、血塗れた左腕の拳を固めてごん、とその頭上に拳骨を落とす ]
俺が死ねと命じるまで、死ぬ事は許さん!
さっさと目を覚まして、勤めを果たせ!
[一旦魔銃を仕舞い、手と歯を使って熱傷を受けた部分を布で縛り上げる。
熱気帯びるこの場所で熱傷をそのままにしておくのは集中力の問題で出来なかった。
布を当てたことで熱傷箇所の痛みが少しだけ治まる]
冷やしたいところ、だけど……
[目端に狼が飛び掛ってくるのが見える]
[顎門を大きく開き、肩へ噛み付こうとして来た狼を紙一重で躱す。
服が牙に引っ掛かり肩口が破けたが、構っていられなかった]
せいっ!
[閉じた顎の下に潜り込み、左手で掌底を繰り出す。
熱傷部分がジンとした痛みを示したが、そのまま振り抜いた。
狼の腹部が眼前に現れる]
いぃっけぇぇぇ!!
[ホルスターから魔銃を引き抜き、腹部に直接当てて引鉄を引く。
光と水の力を集わせた二連弾。
狼を貫いた先で光と水が弾け、雨のように降り注ぎ、止んだ*]
[ 断末魔の咆哮上げて散っていくくすんだ赤を、不機嫌全開で蹴りつける ]
ふん...!
[ 狂気よりも強い怒りに支配された、公子の氷の剣は、かつて無い程に冷え冷えとした、絶対零度の凍気をもって、封印の間の熱に拮抗しようとしていた* ]
ま、確かにあれだけの悪食なら、御先祖が手こずったのも納得いくがな……!
[そんな呟きを落としつつ、呼吸を整える。
これ以上の侵食を許す前に、と。
そんな思い共に槍を握り直して]
……っよ、と!
[勢いをつけた下降の途中、軽い掛け声と共に嵐龍の背から飛び降りる。
勢い乗せた攻撃と読み、避けようとしていた焔の獣に取って、それは想定の域を越していたらしい。
空中で回転し、自身の体重を乗せて降下する先は、焔の獣が退いた先。
繰り出された突きは過たず緋色の狼を貫き、直後、舞い降りた嵐龍が羽ばたきで風を起こした。
風は散り行く光を浚い、狂焔が引き寄せるより先に浄化する。
それを見届けると再び石畳を蹴り、翡翠の背へと飛び乗った]
暗示か何か…?
いや、でもそんな術を使う様には見え───…あ。
もしかして、この地に呑まれた…?
[この熱波に負けず劣らず、狂気がこの地に充満している。
けれど男は身につけている浄化の香のおかげで、それに侵されずに済んでいた。
だからこそ、事が起きるまでその可能性にすら気付けずにいて]
…少し考えれば、予想は出来たことなのに。
[後悔を口にするも、先ず優先すべきは現状の対処、と。
腰に結わえた香袋を一つ、外し取った]
……ってぇと。
そろそろ、封の準備もしねぇとヤバいかな。
こっちの準備は、十分そうだが。
[相変わらず紅を零す傷口と、その紅を喰らい続ける槍をちらりと見て。
そこに宿る淡い紅の光に小さく呟いた。*]
[男が袋から何かを振り撒くその姿は獣から見ても異様だったのだろう。
粉を振りかけられている緋色の苦悶の様を見、別の狼が男へと向けて火を放ってきたのだが]
あぁ、丁度良かった。
使わせてもらうよ。
[そういうと、苦悶から動かなくなりつつある緋色の首を掴んでその火へと放り投げた]
[かち合った焔は、緋色の全身を包んで燃え上がる。
それと同時、周りに立ち込めていくのは穏やかな花と、微かに香る海の気配。
鎮静と浄化を掛け合わせたその香は、届けば正気を取り戻し、保つに一役買えるだろう]
[火を吐いた獣から見れば、男の行いは非道でしかないだろう。
自身と同じ身を、自らの手で焼かせたのだから。
故に向けられる敵意も更に強く、激しくなるは当然なのだが]
もっと火を吐いてくれていいよ。
香を焚く手間が省ける。
[男もまた、護るべきものの為なりふり構っていられない。
男がこれまで選んできた道は、人の為の道だから]
― 移動前/水の神徒の間 ―
……る。
[やって来た調香師の問い。>>81
ああそうか、水は大事、なんて思いつつ]
大丈夫なのだよ。
この水は、神代の聖水。
悪いものは入っていない。
ねー?
[こて、と首を傾げて真白に同意を求める。
白角はどこか気まずそうなまま、それでも頷きを持って肯定を返した]
……おちゃ。
苦くない?
甘いのなら、ぼくもクゥも大好きなのだよ。
白角も、良い香りのものは大好きなのだよね?
[お茶を勧められると、誰よりも早くこう言い切った。
守り人が人としての食を必要としないのは知っているが。
人として生きた頃から変わらず、甘いもの好きなのは知っている。
そして、真白の獣が芳香を己が糧とできる事も知っている。
だから、遠慮させる前にさっくりと言って受け取った。
そうしないと話がややこしくなるから、というのは言わないけれど]
[静かに綴られる言葉>>83に、真白の獣は何も言わない。
純粋すぎるが故に曲がれぬ質の神獣は、すぐに己が意を翻す事はできない、けれど]
……うん。
人は、この世界で最も強く『可能性』を秘めるもの。
だから、本当にできない事なんてないのだよ。
……白角も、わかっているのだよ、本当は。
だって、その可能性が世界を輝かせた場を見ているのだもの。
[勿論、それ故に、という部分もあるのはわかっているが。
言葉を紡がぬ神獣に代わり、その思いの丈を綴る。
当の真白は何も言わぬままだったが、調香師に向けた碧の瞳の穏やかさは、少年の言葉の肯定するが如き静かなものだった]
[そんなやり取りの後だったからか。
移動する間際、精霊師の娘>>43に呼びかけられた時には、真白の獣は少しだけ素直に頷いて。
『……無事に戻られますように』。
と、小さく紡いで、見送っていた。**]
[言葉が通じているのかは分からないが、男の挑発は伝わった様。
男へと向かい焔を吐き出そうと、緋色が大口を開けた。
それを見るや否や、駆け出すと同時、中身を殆ど振り撒いた香袋をトンファーの柄先に括りつけ]
── せい!!!
[真っすぐ突き出したそれは、緋色の吐き出した焔を貫き、更に大きく開いたその喉まで強く打った]
[マナの結晶を使って水を精製し、布で覆われた箇所ごと水で冷やす。
腕に留まるように包み込めば、冷却はしばらく続けられるだろう。
熱気により温まるまでは、の話だが]
よし。
後は……
[応急処置を終え、辺りを見回す余裕が出来る。
トールとセルウィンの一件は見過ごすことになったが、妙な空気が漂っていることは知れた。
それとは別の場所でローランドが場の浄化をしているような仕草が見える。
漂う香りは意識をすうっと覚醒させるような感じがした]
それなら、
[銃口に風の力を集め、ローランドの頭上目掛けて一発打ち込む。
パンッと弾けた風弾は緩やかな風を生んだ。
焚かれた香の香りを広げる一助となるはずだ*]
[リュックから目当てを取り出すと、口を開きスカーフを濡らす。
その作業をしている最中、パン、と頭上で音が弾けた]
っ、
[即座逃げなければ、と思ったものの。
それが何を成したかが分かると、誰からのものかも理解が出来た。
銃を以て戦うは、この場においては彼女しかいないのだから]
俺の命は、 あなたのものです。
我が君……!
[誓いの言葉を、自らの精神をつなぎ止める錨とし、
己の生きる場所を定めて、足下を確かなものとする。
斬りつけたと同じ箇所を己が刃で裂いた。
痛みと、怒りが、思考を覆う緋をクリアにする。]
/*
あ、トール来た。すまんね、あんまり面白くない返しになって。
しかし、ほんとにくっそ可愛いな、このわんこ。
[ エアわしわし ]
ローランドにも、沢山助けられてるなー。
[先を行く公子の背を追い、死角をカバーするように動く。
飛びかかってきた狼を斬り飛ばし、残滓も散らし砕いた。
在るべき場所を定めた心は迷いなく、曇りない。
鏡のように凪いだ精神は、狂焔の気を撥ね除ける。]
[古き狂気を精霊師の少女は、肌で感じていた。
それを表に出さずに、術を編み始める。]
听我们的声音,请我们的在眼前有污秽的东西是那个光,并且光的精灵驱除
[今までは闇や水、土の術しか使用していなかったが、こちらも友好であろうと考えた。]
悪いね、邪魔しないでくれるかい!
[目指す位置は、当然ながら距離がある。
眼前を遮る緋色も脚で蹴り避け最短を駆けて行き]
…うん、やっぱり此処には届いていないね。
[くん、と空気を嗅いで確認をした後、香袋をもう一つ、腰から外し取った]
[音に気付いたか、風に気付いたか。
こちらを見たローランド>>117に笑顔で手を振る。
声は届かないが、その表情が言葉の代わりとなっていた]
だいぶ減ってきたかな…。
[焔から作られた分身の数も減る頃、ユーリエは祭壇へと視線を向ける。
祭壇の上の大狼は未だ動く気配は見せないが、時折咆哮が響いていた。
それが分身の欠片を取り込むものだと言うのは気付けぬまま。
辺り一帯にある床石の紋様と途切れぬ水は封の一つだろうか。
確かに水は緋色の狼によく効いた]
水で集中攻撃の方が良いかも?
[魔銃に装填された触媒に、錬金術で水精を結合して行く。
それらを使い、残る狼の対処へと向かった*]
[横合いから突っかかってきた狼は、視線を合わせもせずに刃を突き入れ、貫いた。
まとわりつこうとする淀みを、振り払う。]
…おまえの狂気に中てられるような俺の未熟は、今、斬り捨てよう。
神代の存在であろうと、もはや惑わされはしない。
[決然と告げ、狂乱の獣へと走る]**
[近付いてきた焔狼は、降り注いだ光に不快な断末魔をあげ、消え去る。]
ん。
よしよし、きっちり効いてますね……!
[狂気を肌で感じながらも、しっかりと前を見据え、先ほどと同じ術を紡ぎ始めた。]
…さて、それじゃあ君達にもう少し協力してもらおうかな。
[そういうと、自分を追ってきた緋色とこの周辺に居た緋色に対峙して。
香袋を放り投げると同時、腰に提げたトンファーを左右共に抜き取った]
[男の狙いは、緋色たちの放つ炎。
此処まで駆けてくる間に闇を吐き出す個体も見た為にある種の賭けではあったのだが]
(……来た!)
[それぞれが炎を口中に溜めているのが見えれば、自分の読みが勝った事を悟る]
それ!!!
[間髪入れず香袋を放り投げると、開いた封から粉が散らばっていく。
それを見て男も駆け出し、まっすぐ伸ばした腕を目の前でかち合わせれば手にしたままのトンファーも当然かち合う。
それにより生じた火花は、緋色に向かい振りかかる香粉を伝って全てを燃やし。
更に緋色の口中にある火も、香粉が導火線となって体表を燃やし尽くす助けとなった]
[結果、緋色は炎によって浄化の香を広げながらその力を散らすこととなったのだが]
くっ…!!!
[間近で燃え上がったそれに、巻き込まれるは避けられたものの。
その熱から逃げられる程の距離は即座に稼げる訳もなく、構えたトンファーから伝わる熱で手に軽く火傷を負った。
もっとも、この状況で火傷程度で済む事が奇跡に近いことは男が一番分かっていた*]
[ 剣から放たれた凍気は、広がる香の成分を包んで氷の粒を運ぶ暴風となって荒れ狂い、狂焔の眷属に触れれば一気に蒸発して更にローランドの香を拡げていく ]
[ ユーリエの放つ水と光、そしてコンスタンツェの光の精霊術も頭上から降り注いで、香の効果で弱った獣達は、徐々に動きが鈍っていった ]
[すぅ、と大きく息を吸い込む。
その際に、ローランドが撒き拡げた清浄な香の香りが鼻をくすぐって。]
……ん、いい匂い。あとで御礼言わないと。
[そう呟いて水の術を紡ぎだす]
听我们的声音,把水精灵别的地方的身体和切我们的敌人,撕掉的剑改变成,切,撕掉!
ちぇ。
失敗しちゃいましたねぇ。
[水の術は、焔狼を切り裂いたが、先ほどまでと違い、上手く散らされずに。]
(とりあえず、気を取り直して行きましょうか)
[杖をしっかりと構えると広範囲の水の術を編み始めた。]
……ん、上々、ですかね?
[何体か同時に消えていく。
大分、眷属たちの姿が減ってきたように思えた。]
あまりやりすぎて倒れたらアレですし……少し回復するまで杖でがんばりますかー。
[そんなノホホン発言であった。*]
/*
ラスイベは、どーしても結果見てからじゃないと書けんので、事前に用意しとくのが難しいのだよな。
[各自の特性とか状況に合わせた展開にしたいせいでそーなる]
[一人一人が動き、それぞれの力を持って狂気を鎮めて行く。
その様子に浮かぶのは、微かな笑み]
……やっぱ、ここ一番で強いのは、『ひと』なんだよなぁ。
[ふ、と零れる呟き。
それをかき消すように猛々しい咆哮が響き渡った]
……っ!
[咆哮を上げたのは、祭壇の上の狂焔。
分身たちが倒された事に業を煮やしたか、或いは己が存在と相反する香に苛立ったか。
何れにせよ、そこにあるのは──憤りの響き]
ったく、大人しくする気皆無だな!
と、なると、これは……。
[まずは、力を抑え込んでからか、と思いつつ。
ふわり、舞い降りたのは魔銃を操る娘の傍ら]
ちょいと、頼まれてほしい事があるんだが、いいか?
今の状態の狂焔を、そのまま封印してもすぐに同じ事の繰り返しになっちまう。
それを避けるために、あいつの力を削ぎ落す必要があるんだが……。
[言いながら、左の手を嵐龍の首筋に当てる。
翡翠色の力がふわりと散り、離した手の上には翡翠細工を思わせる鱗が一枚。
それを、今度は自身の右腕の傷に当てる。
鱗は滲む血を吸い取り、一瞬だけ紅く煌めいた。
応じるように、銀の一角が微かな光を落とす]
そのためにゃ、俺の力直接ぶち込まにゃならんのだが、如何せん、封護結界編み上げるのに集中が必要なんでな。
連続してやるってのは、ちと難しい。
て、わけで、力をあいつにぶち込む役目、頼まれてくれんか?
[さらっと口にした頼み事は、結構な厄介事]
……ぶちこむ力は、この鱗に移した。
純粋な風の精霊力と親和してるから、扱えなくはないだろ?
[言いながら差し出す鱗。
それが精霊石の純結晶とほぼ同じ組成を持つ事は、わかる者にはわかるはず。*]
なーによ、まだやるっての?
[祭壇上へ視線を向け、睨むように見遣る。
その横に、上空から何かがふわりと舞い降りた。
見れば、翡翠色の龍に跨る守人>>135の姿]
何かしら?
[頼まれて欲しいと言われ>>136、その詳細を聞く。
内容は確実に封印するための方法。
力を削ぎ落とす、と言われて浮かんだのは、神獣達の時のように力をぶつければ良いのかな、と言うものだったが、少し異なるようだ]
わ、綺麗……
[龍から分けてもらったのか、守人の手には一枚の鱗が収められている。
それを自分の傷口に当てるのには驚いたように目を剥き、鱗に起きる僅かな変化に目を瞬かせた]
結界を編み上げる間に貴方の力をぶち込む……って私が!?
[連続で行うのが難しいと言うのは分かるし、結界を編み上げるのは守人にしか出来ないだろうからそちらを優先するのも分かるが、力をぶち込めとは何ぞ。
どうするのかを問う前に、先程何か処置をした鱗を差し出され>>137、言われるままにそれを受け取る。
手にした鱗の質を見て、触って、更に驚いた]
うわっ……これ滅多にお目にかかれないやつと同じ…!
[思わず鱗と守人を交互に見遣る]
……確かに扱えなくはないけど、これ銃に装填出来るかしら。
[鱗の形状を確認し、魔銃への装填が可能かを確認する。
文字通りぶち込むのであれば、魔銃を使用するのが一番精度が高い。
勿論、装填が難しいようなら接近する覚悟はあった]
厄介なことをさらっと言ってくれるわよね。
良いわよ、やってやるわ。
[浮かべる笑みに怖じる気配は微塵も無い。
自分に出来ることなのであれば、全力でやってみせよう*]
俺の半身は、生まれつきこう言う質でな。
[渡した鱗の質に気付いて上がる驚きの声>>141に、微か、笑みが浮かぶ。
翡翠の嵐龍は、精霊石と化しつつあった卵から生まれた、という過去を持つ。
それ故に精霊の力を強く宿し、その鱗は精霊石に近い組成となっていた]
ああ、ある程度は形を変える事も出来るから、何とかなる……とは思うが。
[剥がしたての龍鱗は、案外と柔らかいもの。
固まる前に成形する事はできるだろう、と告げて]
……今回の一件が厄介なのは、承知の上だろ?
[返される宣>>143に、浮かべるのは楽し気な笑み。
怖じる様子など全く見えぬ様子は、力を預けられるという予想を裏付ける]
ま、お前さんの腕と度胸なら、安心して任せられるからな。
……頼むぜ。
[最後の部分は、真面目な声音でそう紡いで。
守り人は再び、翡翠の嵐龍を舞い上がらせる。*]
[ 粗方の分身達が鎮まった頃、狂焔の咆哮が響き渡り>>135嵐龍とカークが、ユーリエの傍に舞い降りて、その手に何かを託すのが見えた>>137 ]
ふむ...切り札はユーリエに託されたということか。
[ 視線を移せば、狂焔の纏う焔と闇、そして狂気の波動は深く濃く、長く切り結ぶような事をすれば、先のトールのように、呑み込まれるか...下手をすれば「喰われて」しまう可能性すらある ]
確かに、ユーリエの飛び道具にしか出来ぬ事かもしれんな。
ならば...
[ 公子は氷の剣を左肩に置くように構え、振り向く事無く声を張った ]
トール!あの狼の足を止めるぞ!
[ ローランドの香と、コンスタンツェの術は、後ろからユーリエを支えるだろう。前の道を斬り開き、好機を与える役目は戦士たる二人が負うべき役目、と ]
交互にかかって、やられる前に引く、繰り返せば奴は狙いを定められん。
[ 所謂ヒット&アウェイの戦術を二人掛かりで行う、と、戦術を伝え...先に駆け出そうとして、足を止めた ]
...先に往け、トール。
[ 先陣を切るのは、お前の役目だから、と。そう命じて、笑みを浮かべた** ]
[今なら成形も可能、と言われて>>144、なるほどと鱗を見遣る。
カーブをかけて球形にすれば装填も可能と判断した]
はいはい、任されましたよー。
[真面目な声色で言われ>>145、それでも軽い声で返すのは自分自身を奮い立たせるため。
不安はある、けれど弱音を吐く心算は無いし、皆だっている。
一人ではないのだから、きっとやり遂げられると信じていた**]
[小物たちも討ち減らされ、周囲には浄化の香が漂う。
趨勢の傾いた戦場に、狂狼の咆哮が響き渡った。
近づけば、先ほど自分を捕らえた力が強くなるのを感じる。
触れられそうなほど濃密な緋の気配。
もはや負けてやる気は無いが、無策で行くのは無謀だ。]
[思案していると、カークとその龍からユーリエに何か渡されるのが見えた。
前を行く公子が漏らす言葉を聞き、なるほどと思う。
その公子から言葉を向けられて、刃を構えなおした。]
応!
[短く答え、走りだそうとしたところで公子の足が止まった。
疑問の目を向けたところで先陣を任されたと知り、身体の底から奮い立つ。]
[誰よりも速く。
誰よりも先に。
磨いてきた己の腕を頼りに狂焔へ向かっていく。
こちらに気づいた緋の巨狼が頭を上げて不快の唸りをあげ、叩き潰そうと前脚を上げる。
その動作を追い抜いて懐に飛び込んだ。]
はッ──!
[短く気を吐き、低い軌道で跳ぶと同時に身体を捻る。
狼の右前脚を、内側から外側へ、長柄の刃で切り裂けばそのまま駆け抜けて背後へ回るような動きを見せた。]**
[眷属たちが減り、狂焔の咆哮が響く]
うーわ、なんか怒ってますねぇ
[思わずうへぇ、とした表情になっていると、
カークと嵐龍がユーリエの傍に降り立ち、何かを託したのが見える>>137]
[舞い上がる守人達を見送って、手の中にある鱗を球形へと変形させる。
思いの外柔らかいそれは難なく装填出来るサイズへと収まった]
弾はこれでよし、と。
[魔銃から触媒を抜き、鱗弾だけを装填する。
チャンスは一度きり。
緊張に短く息を吐いた]
[視線を祭壇へと転じれば、セルウィンとトールが駆け、道を開こうとしている。
響き渡る巨狼の唸り声。
不快さを露にするそれは、今は先陣を切ったトールへと向いている。
巨狼の右前足を斬り払い、下がる動き。
入れ替わるようにセルウィンも駆け行くか。
巨狼の意識が彼らに向いている今が絶好の機会だった]
……色んな狂気見て来たけどさ。
その根底には、目的とか願いがあるんだよね。
ただ、それを忘れて暴走してしまったのが、狂気。
アンタを作っちゃったモノにも、そういうのってあるのかな?
[守人は巨狼を”純粋な狂気の塊”と言っていた。
狂気がどうやって発生するのか、何が元になるのかなんてことは分からない。
けれどもし、根底に何か、願いや目的があるのだとしたら]
[魔銃から抜いた触媒を、ローランドの香が充満した空間にいくつか投げて、呪を紡ぐ。
香を孕んだ風は祭壇の上へ向けて駆けた。
巨狼を弱らせるためと、セルウィンとトールの援護のため]
コンちゃん、一発大きいの頼むよ!
[後方からの一発が放たれれば、巨狼の意識も一時散じられるだろう。
そう考えてコンスタンツェに一声投げた]
[それぞれの行動に紛れるように。
けれど大胆に、正面から祭壇へと近付く。
巨狼の額に一撃ぶち込むために]
[触媒を4つ、宙に投げ上げて呪を紡ぐと、ふわりとユーリエの身体が浮いた。
足元に風の渦を発生させ、短時間ではあるが自由に飛行するもの。
それを足場にし、ユーリエは巨狼を見下ろす位置に陣取った]
[香を嗅がされ、足を削がれ>>151、更に精霊術をぶつけられれば、流石の巨狼も動きを鈍らせる。
下がった顎、眼下に見える額に照準を合わせ、ユーリエは大きく息を吸い込んだ]
大人しく────寝てなさい!!
[一喝と共に引鉄を引く。
銃口から純粋なる風精の力があふれ出し、龍の形となって巨狼へと駆けた。
その中心、球形に加工された鱗が巨狼の額へと叩き込まれる。
長く尾を引くような咆哮が巨狼から溢れた**]
最終決着はユーリエさんの手の中に、ですね……
……節制はやめて頑張らないといけませんね!
任せてください
[きりり、と表情を整えたところで、ユーリエからの呼びかけ>>156に答え術を唱え出す。]
听我们的声音,神圣的魔掉到地方里,有依然充满自负的灵魂别的地方的胳膊,使我们敌人灭亡!
[呼びかけたのは、家に伝わる聖から魔へと堕とされたとされる精霊。
魔に堕とされてなお、その魂は清きまま、という不思議な精霊。
あまりにも強い&魔力消費が激しいため、最後の最後、切り札としての手段でしか呼びかけられないのであった。
この強力な一撃は、狂狼の意識を逸らしユーリエの攻撃の一助になった。>>158]
[空間に吹き抜ける風。
為すべきに至るため手繰られるそれは、心地良い感触を伝えてくる]
……さって。
浸ってる場合じゃねぇ、よな。
[小さく呟いた後、槍へと向けて意識を集中する]
在破邪神角的名。
地,水,火,風,四大的理。在四面八方消遣,變成楔子。
光,K暗,影子,光輝的理。築來,編織守護,在世界和中間做界。
為猛烈來,封火炎的發瘋,吸引到睡眠的帳本。
[静かに紡がれていく言霊に応じ、周囲に銀と翡翠色の光が舞い散る]
[閉ざしていた目を一度開けば、見えるのはそれぞれが力を生かして狂焔へ向かう姿。
強き意志、揺るがぬ想いを持って振るわれる力は、狂気の焔を削ぎ落し]
……っと、やるねぇ。
[一喝と共に引かれる引鉄。>>158
揺らがぬ意志を持って放たれた一撃は、龍さながらの風の力を伴い狂焔へと向かう。
巨狼の額に龍鱗が叩き込まれ、咆哮が周囲に響いた]
……ユウレンが王の血脈に連なる者、キリク・フェオリバラムの名に於いて。
祖霊、双牙獣魔より別たれしもの、緋き狂焔に願い奉る。
鎮まり、天霊が封護の内にて、悠久の眠りに就く事を……!
[咆哮する狂焔に向けて紡ぐのは、魂鎮めを願う祈りの詞。
それに導かれるように涼やかな風の力が狂焔の周囲を巡り、やがて、燃え盛る炎を思わせた尾が力を失してゆらりと落ちる。
それを見届けた瞬間、手にした槍を天高くへ向け突き上げた]
……封護,展開!
[鋭い声に応じるように、空間を光が駆けた。
橙、碧、紅、翠の光が祭壇の四隅に舞い降り、千切れていた鎖を再生する。
同時、白と黒と紫の光が狂焔の周囲を取り巻いた]
在破邪神角的名,在天靈的封在這裡重新起來!
[宣と共に掲げた槍を振り下ろす。
銀色の光が弾けて祭壇へと降り注ぐ。
光の形は、鳥の羽を思わせるもの。
それは雪のように祭壇に降り積もった後、四色の鎖と三色の光に囚われた緋き焔を包み込んで──]
[るぅぅぅぅ、と、嵐龍が鳴く。
しばし、静寂が生じ、そして]
……やれやれ。
どーにか、終わったか。
[先ほどまでとは一転、軽い口調の言葉が守り人の口から零れて落ちた。*]
わわわ、
[空間を駆ける光に驚いた声を上げる。
くるりと下方へ下がりながら宙返りをして、ゆっくりと地面に足をつけた。
丁度、飛翔の効果も切れた模様]
わー……
[祭壇の四隅に四色の光が舞い降り、更に三色が巨狼を取り巻く。
次いで銀色の光の羽が降り注ぎ、祭壇へと降り積もった。
繰り広げられる光景を、感嘆の声を零しながら見詰める]
[やがて、終わりを告げるように龍が鳴き、辺りが静寂に包まれる]
……おわった、のかな。
[先程まで渦巻いていた不快感はもうない。
それが終わったのだと実感させ、緊張していた身体から力が抜けた]
わたっ、
………ふあぁー……
[かくん、と膝が折れ、尻餅をつくような形で地面に倒れ込む。
そのまま大の字に倒れ込み、両手足を四方に投げ出した**]
[ その間にも剣の冷気を高め、トールが身を翻して巨狼の背後へと回る動きを見せると同時に、大きく振りかぶった剣を正面に振り下ろす ]
オオォッ!
[ 横面をはり倒すような勢いでぶつけた凍気に、巨狼の頭がこちらに向けば、更に気を引くように雄叫びめいた声をあげて、その足元に向かって駆けた ]
[ 咆哮と共に、吐き出された闇が襲って来るが、その大半は、ユーリエが放った突風>>156に散らされ、ローランドの香に浄化されていく ]
破っ!
[ 闇の残滓を搔い潜り、トールが切り裂いたと同じ場所を狙って氷の刃を突き入れれば、びしりと音を立てて、焔の熱を凌駕する氷塊が、奥深くに食い込んだ ]
[ 立て続けの攻撃に、苛立つように身を捩った巨狼が、振り上げた前肢は、しかし真っすぐには公子の身に届かない。
巨狼の死角から、黒い疾風が再び襲いかかり、その動きを阻んだからだ ]
ふ...
[ 狙ったタイミングを逃さず動いたトールの姿に、思わず笑みが零れる ]
[ 巨狼がこちらに気をとられれば、トールの刃が焔を裂き、矛先がトールに向かえば、その隙に乗じて氷の刃が襲う。
いつ引き、いつ攻めるか、言葉を交わさずとも、その姿が見えずとも、互いの動きが繋がり、巨大な敵を翻弄する、その感覚に、身の奥から熱が湧く ]
うあっ!
[ 苦し紛れに振り回された焔の尾が、公子の身を弾き飛ばす ]
(龍...!?)
[ 床に叩き付けられる一瞬前、ユーリエの放った光と風纏う翠龍の一弾が、空を翔て狂焔へと襲いかかる姿が目に映り、息を呑んだ>158 ]
[座り込むやらひっくり返るやら、それぞれ力を抜く様子に苦笑しつつ、ふわり、と舞い降りる。
先ほどまでの熱さや重苦しさは今はどこにもなく、封印の間には清浄な空気が漂っていた]
……よ、お疲れさん。
どーにか、狂焔は鎮まったわ……ありがとさん。
[翡翠の嵐龍から飛び降りつつ、最初に向けるのは感謝の言の葉。
合わせるように、嵐龍がるぅ、と甲高く鳴いた。*]
[斬りつけ、離れた直後の空隙を埋めるように、巨狼の頭を凍気が揺らす。
ざ、と足元を滑らせて止まり、振り向いた目に公子が斬りかかる姿が映った。
長く伸びた氷の刃が、狂焔を圧して食い込む。
氷のように冴え冴えと澄み、炎のように熱く燃える心を持つ。
あの剣は、公子のありようをそのまま表しているようだ。
きっと、共に駆けて飽きるということはないだろう。
倦むことを知らぬあの方は、この心にいつでも熱い炎を送りつづけてくれる。
この命をあの方のために使っても良い。
そんな気持ちは、初めてだ。]
[思考が走る合間にも、身体は動いていた。
斬りつけられた痛みに憤る巨狼が怒りを叩きつけようとするより先に、燃え盛る尾を回り込んで左脇腹へと斬りつける。
傷は浅いが、痛みはあるだろう。
狼が咆え、火を吐こうとする動作の向こうで、氷の剣が煌いた。
綱で結ばれているように、あるいは振り子の両端のように。
見えざる糸を手繰って交互に挑みかかる。
声も、視線も交わさない。
けれど、熱を共有していた。
共に戦う戦士として、響き合う高揚を。]
[作戦の網が引き絞られる。
香が焔の勢いを押さえ、聖なる魔が闇を吞んで膨らむ。
巨狼の身体越し、純白の翼広げる翡翠と、見えざる翼で駆ける白が見えた。
そして、自分の名を呼ぶ声が届く。]
はっ!
[答えるのと、気を吐くのと、跳躍するのとを同時にこなし、距離を詰める。
氷と鋼が狼の左右の後脚を同時に切り裂いた。]
[ユーリエの放った弾が狂焔の額を穿ち、守り人が光を呼び封を為す。
その光景を、息を詰めて見守っていた。
守り人の声が軽い調子を取り戻したところで、ようやく終わりを実感して息を吐く。]
…殿下。
御無事ですか?
[最後の最後で炎に弾かれていた公子の元へ、ゆっくりと歩いていった。]*
はい、お疲れ様でした。
こちらこそありがとでした。
[礼を口にするカーク>>175へ、へたりこんだまま、ぺこり、と頭を下げる。]
……宵暁たちも、ありがとうでした。
[そして、力を貸りた精霊たちにも礼を口にする。]
いつかまた封印に綻びが出るとしても、あたし達が生きてる間は大丈夫になったわけです、かね?
[ふと思った事を、確認するように口にする。*]
もーこれ以上は無理だからねー?
[労いと感謝を紡ぐ守人>>175に対し、大の字になったまま返す。
浄化された空気が清々しい。
もうしばらくは動かずそのままでいたかった]
(…あの鱗、凄かったなぁ)
[並の精霊石以上の純度を持つ鱗。
込められた力も尋常ではない強さだった。
現在までに作成された具現精霊武器であっても、あれほどのものは無いかもしれない]
(あー……精霊石探せてないー…)
[それが出来る場所でもなかった気がするが、当初の目的を果たせずに心中でぼやく。
けれど、それ以上の達成感もあるため、精霊石を見つけられていないことはあまり気にならなかった]
[しばらくはそのまま大の字になっているが、その内もぞりと起き出す予定*]
ん? ああ……。
[ぺこり、と頭を下げた後、投げかけられた問いかけ。>>180 >>181
それに、守り人は今は銀色の半球に覆われる形となった祭壇の上を見た]
がっちり締め直したから、お前さんたちが生きてる間にすぐ解ける、って事はないさ。
ただ……。
[ここで一度、言葉を切る。
瞳に僅か、鋭いものが浮かんだ]
……今回、こーなっちまった理由の一つは、現世の気の乱れ。
なんて言えばいいかね……戦乱やそれを求める意思。
それらが齎す『負』の感情。
そういうもんに、こいつが反応した結果だ。
だから、いつかまた、同じような事が起きる……それは、忘れんでほしい。
[『負』の感情もまた世界を構築する要素、故に、『いつか』は訪れる。
だから、そんな願いを伝えて]
……ま。
俺としちゃ、何事もなくのんびりできる方が、ありがたいんだがな。
[一転、表情を軽いものへと変えて紡ぐのは、どこか冗談めかした言葉。
それに、嵐龍が呆れたようにるぅ、と鳴いた。*]
……戦乱やそれを求める意思、か。
[コンスタンツェの問い>>181に答える守人の言葉>>185の一部を繰り返す。
『負』の感情も含めて、若干の心当たりがあった。
胸元に転がるマナの結晶を指で摘み、光を透かすように覗き上げる]
(これも、なぁ……)
[直接的な原因ではないにしろ、関わるように思えた。
今はまだ、表面化してはいないこと]
[男が自身の治療に入った所で、>>135>>139守り人がユーリエの元に向かったのが見える。
恐らくはあの祭壇に居る大本命を抑える為の相談だろう。
ユーリエの武器ならば、近付かずとも決定打を与えることが出来る。
となると、セルウィンとトールは攪乱役を買って出るだろうとは容易に読めた。
コンスタンツェも術を繰り助力を惜しまないだろう]
…後は頼んだよ。
[皆がそれぞれの力を揮い挑む相手に、男は挑めない。
これ以上香を広げれば、過剰となって効力が下がってしまう。
かといって、セルウィン達と同じ様に戦うには腕が違いすぎる。
何も出来ない歯痒さに眉を下げながら、自分の役目はこの後だと言い聞かせて彼らの戦いを見守った]
あー、大丈夫大丈夫。
これ以上の隠し玉は出てこねぇから、今はゆっくり休んでくれ。
[大の字になったままの一言>>182には、笑いながらこう返す]
封護が再生して気が浄化されてきてるから、休むにゃ悪くないだろ。
[軽い口調に続けるように嵐龍がるぅ、と鳴いて小さく羽ばたく。
清浄な気を宿した風がふわり、娘の方へと流れて行った]
[零れた呟きや内に廻る思い>>187には気づいてはいない。
知ったとしても、今の守り人に取っては、務めの外の事。
故に、何言うこともできぬのだけれど。*]
[ 地水火風、光闇影...七色の封が狂焔を縛り封を為し、銀の光が雪のように降り積もる。
先刻までの狂乱の熱が幻でもあったかのような静寂の中、守り人は妙に軽い調子の礼を投げて寄越す>>175 ]
ああ、大事無い。
[ 無事を問いながら近付いて来たトールには>>179軽く手を挙げて見せてから、公子は跳ね飛ばされてから座り込んでいた床から立ち上がり、剣を収めた ]
お前は...
[ 無事か?と問い返そうとして、くす、と笑いを零す ]
その傷はさっさと治療しておけ、馬鹿者。
[ 示すのは、トールが自ら切り裂いた腕の傷。
そして、コンスタンツェの問いと>>181それに対する守り人の答えに耳を傾ける>>185 ]
戦乱やソレを求める意思、ですか……。
……それがなくなる事はないにしても、減らす努力はしなきゃないですね。
[返ってきた言葉>>185に、しみじみと口にする。]
そも、普通の人間の一生などでは計れぬ話だな、それは。
人の世の在る限り、争いは止まず、神ならぬ人の身に「負」の心を完全に捨てる術は無い。
[ 冷たくも響く声で、そう断じてから、腕組みして目を細めた ]
神代の封を修復したからとて、一度壊れたものは、元の封と同じ強さは保てぬのではないか?
可能な限り、世の乱れを届かせぬため、この地を不可侵としたのは判る。だが、動かぬ水は腐り、動かぬ大気は澱む。
「負」の気を届かせぬだけではなく「正」の気を巡らせる事も考えてはどうだ?
[ 神代の封なれば、人の手に余る、とは、欠片も考えぬ公子は、この場に手を貸した者...そして、地の乱れに直接関わる者としての立場で、そう口にした。
先に守り人自身が、この地の停滞に不満を吐いていたのを耳にしたせいでもあったが ]
タンツェ、奉り、封じれば、と言ったのは、お前だったな...その手は使えるのではないかと、俺は思っている。
封じたものを、正しく祀り、生気と精気を巡らせることによって、封を強めることがな。
[ 地の神徒との戦いの最中、娘が口にした事>>2:80を耳に止めた時から、その方策を意識の底で考え続けていたのだと、その言葉から知れたろう ]
お前達が人の世には関われぬなら、俺がその橋渡しとなってもいい。
今すぐに結論を出せとも言わん...俺は、只人よりは長く生きる筈だからな、手を借りる気になったらそう言え。
そりゃ平和が一番大事ですけど。
大らかすぎやしませんか。
[続いた言葉>>186には、ジト目で人のことを言えない突っ込み?を入れる。
呆れたように鳴く嵐龍に、「ねー?」と同意を]
ああ...言っておくが、この場の意味を知った以上、俺は二度と近寄らぬなどという殊勝な真似はせんからな。
[ 時折は様子を見に来る、と、それは決定事項として言い放った* ]
ふぇ、
[声が近付いてくる>>194のが聞こえて目だけを動かす。
駆け寄ってきたローランドが視界に入れば、そのままでにへらと笑った]
あー、ローさんー。
大丈夫、ちょっと疲れただけ。
あ、でもここは治療お願いして良いかな。
[よ、と起き上がり、左腕に巻いた布を外す。
冷やすために添わせていた水は当の昔になくなり、赤味を帯びた熱傷が顔を覗かせた*]
/*
あ、せやせや。
エピ入り前に言っとこうと思ってたことがあったんやった。
昨日一昨日と忙しかったので遅くなっちゃいましたが鈴音さんお誕生日おめでとうございました。
本当は10日当日に言っとくつもりだったのに遅くなってごめんねー(´・ω・`)
りょーかいー。
[休んでくれと言葉を貰い>>191、全身の力は抜いたままに。
そよぐ風が届き、あー、と気持ち良さそうに声を上げていた]
ふぇ、
[声が近付いてくる>>194のが聞こえて目だけを動かす。
駆け寄ってきたローランドが視界に入れば、そのままでにへらと笑った]
あー、ローさんー。
大丈夫、ちょっと疲れただけ。
あ、でもここは治療お願いして良いかな。
[よ、と起き上がり、左腕に巻いた布を外す。
冷やすために添わせていた水は当の昔になくなり、赤味を帯びた熱傷が顔を覗かせた*]
[主君に刃を向けたのだ。
本来ならば、首を差し出すべきだろう。
でもきっと、この人は面倒くさがるだろうな、と思う。
けじめの形が同じ傷だったし、それも理解されているのだろう。
ならばいいか、とあっさり結論付けた。
この命はもう預けてしまったから勝手に処分できないし、それ以上のものはちょっと思いつかない。]
へ?
ええ、そうですけど。
[嵐龍に同意を求めた後、公子の言葉>>197に、目を瞬かせながら頷く。
何の気なしに自身が思いつき紡いだ言葉を考えていた、と分かると感嘆の息を吐き。]
思いつきを拾っていただきありがとうございます。
あと言いだしっぺですから、実行に移す際は協力させていただけたら嬉しいです。
[公子に頭を下げ。
少女は、ただただ思った事を口にしただけだから。]
……まーな。
その辺りは、現世の住人になんとかしてもらうしかないわけだが。
[しみじみとした言葉>>195に、軽く、肩を竦める。
続いたジト目の突っ込みは、けらり、とした笑みで受け流した。
嵐龍はある意味では達観しているのか、る、と短く鳴くに止めて尾を揺らす]
……お?
[公子から向けられる言葉>>196に、守り人はひとつ瞬くも、口を挟む事はなく。
為された提案>>197に、何事か思案するように、緩く腕を組んだ]
まあ、正論だな。
[最初の肯定は、至極あっさりとしたもの]
だが、やるとなると、色々と面倒がある。
それがあるから、俺も先代のやり方をなぞるしかできんかった……ってのもあるんだが。
正の気を巡らせるために、狂焔を奉じるは悪かないんだが……『あいつ』が……狂焔の対なる存在がなんていうかねぇ。
それやるくらいなら、今すぐ喰う、とか言いかねねぇんだよなぁ、あいつ。
[いったい何の話だ、と言われそうな事をさらり、と告げるがそこへの説明はなく]
ま、そこらはのんびり話してみるしかねぇけどな。
[問題は他にもある。
神徒たちは納得するかも知れないが、他の理の守り人が何を思うか。
そこは、正直未知数でしかない]
ま、奉じる云々はさておき。
『変化』を齎す事、それ自体は必要な事だからな。
たまに来るのは構わんぜー?
その方が、俺も退屈せんし。
[言い放たれた言葉>>199も、あっさりと受け入れる。
この公子が来るならば、直属となった男も共に来るだろうから。
それはそれで、退屈せずに済むんじゃないか、なんて。
そんな思考があるのは否めない。*]
あ!
公子、公子!
ここへ来る際は、あたしも一緒についていきたいです!
[と、主張する。
此処へ来たがる理由は、嵐龍だったりするのだが、まぁそれはそれ。*]
/*
起きちゃ困るけど、鎮まり切ってても困るという面倒なブツだからねー。
最初に喰い切れればよかったんだけど、できんかったからなぁ。
[聞こえてきた声>>209に、視線がそちらへ動く。
目を瞠ったのは、ほんの一瞬の事]
……ま、そういう考えも、あるよな。
[く、と笑みつつ漏らしたのは否定でも肯定でもない言葉。
もしかしたら、この男が一番『狂焔がここにいる意味』を正しく捉えているのかも知れないな、なんて。
過ったのは、一瞬の事。*]
[その側に近づくと、涼やかな風が吹き抜けて。
気持ちよさそうな声を上げた彼女が、こちらを見て顔を緩めたのを見れば大事は無さそうなと安堵する]
そりゃそうだ。
あれだけの大立ち回りを演じたんだものね。
まぁ、疲れただけなら良かったよ。
少し休んで、まだ辛いようなら薬湯を作ろうか。
[ユーリエからの答えにそう返しながら、薬湯は皆にも必要かなと思考に意識が逸れる。
ふと見れば、彼女が身体を起こそうとしているのに気付いて]
あ、ちょっと待って。
まだ横になっていた方が…うん?
あぁ、これは……そうだね、すぐに薬を塗ろう。
流石に時間が経っているから、しっかり包帯を巻かせてもらうよ。
[身体を休めていろと言おうとするも、見せられた火傷に眉を下げ。
守り人の太鼓判もあることだしと、動かしやすさを考慮せず治療優先の処置を施した]
対か...成る程、それは無視できんな。
[ 正確な意味は知らずとも、狂焔の対となれば、強大な存在なのだろうとは予想がつくから、守り人の言葉には>>207あっさりと頷いた ]
ああ、俺の言葉はまだ思いつきに過ぎん、手を貸す気の在る者が人の世にもいると、覚えて貰えばそれだけでも構わん。
[ ここに来ることは拒まないと言われれば、今はそれで充分と頷き、コンスタンツェの要望>>210を聞けば、小さく笑った ]
お前も大概、物好きだな。
[ 連れて来てもいいのか?と、そこは守り人に水を向けたが、戦の無い世などつまらない、と言い切るトールの訪れを期待しているような相手だ、大方答えは知れていた ]
薬湯も貰おうかなぁ。
最後に撃ったやつ、込められてたのは私の力じゃないけど、結構持ってかれたから。
[具現精霊具も魔銃も、対価は触媒だけではない。
精霊師が精霊の協力を得る時に疲労するのと同じように、錬金術も精神力を使う。
純度の低い触媒を使うため、普段は連発も可能だが、度重なる使用の上に純度の高い触媒を使用した一発を放ったとなればその負担も大きい。
それが分かっていたから、薬湯の勧め>>214をありがたく受けた]
うん、お願い。
治療が終わったらまた転がっておくー。
[しっかり包帯を巻く、と言われて>>215素直に頷く。
隠し玉がもう無いのであれば、この後は治癒の時間にあてても何ら問題無いはずだ。
治療を終え、薬湯が用意されたなら、それを口にしてまたこてりと地面に転がる予定*]
[無視できない、と動けぬ理由に理解を示す公子に、ほっと息を吐く。>>216]
ん、それだけでも十分だ。
ちゃんと、覚えとくよ。
[かつて、先代がそうしたように、とは口にしないが]
……あー、連れてくるのは構わんけど、今回みたいな大人数は勘弁してくれ。
双角と白角は、お前さんたちは認めたが、基本的にひとと相容れるを良しとできん質だ。
客人が多いのは、あいつらの負荷になる。
[人の出入りが多くなる事でも、均衡は欠かれるのだと、釘を刺す。
精霊師の娘が来るを望む理由は、気付く由もないままに。*]
…包帯はきつすぎないかい?
ひとまずこれで手当は終わりだけど、僕が出来るのは応急処置までだから戻ったらすぐにお医者さんに診てもらうんだよ。
あ、もし余力があるなら包帯の上からでも冷やしておくと治りが早くなるからね。
[ユーリエの左腕を大きく覆う様に包帯を巻き付け、具合を確認すると共に念を押し。
次は公子達の所に、と立ち上がろうとしかけたものの、一旦止まり]
……皆、本当に頑張ったね。
無事で居てくれて、ありがとう。
[誰も命を落とす事なく戦いを終えてくれたことに、感謝を告げた*]
[ユーリエの治療を済ませれば次は公子達主従だ。
二人とも此処に来るまでにも大概な負傷をしているのだが]
お二方とも、流石にもう応急処置では済まされませんよ。
ユーリエ君にも言いましたが、戻られたらすぐにお医者様に診て頂いて下さいね。
[声をかけに行くも、守り人と言葉を交わしている内は邪魔するべきではないかと控え。
話が一段落ついたところで二人の治療と相成った]
うん、大丈夫。
[包帯の具合を確かめて、ローランド>>219に頷いて見せる。
応急処置だから、と言う忠告にも是を返し、包帯の上から患部を触ってみた。
丁寧に巻かれ、肌への刺激も最小限に留められている。
余力に関しては、この後の休息次第か]
へへ、目一杯頑張ったもの。
それに、皆のお陰。
勿論ローさんもね。
[感謝の言葉にはそんな風に返して、にへらと笑った*]
公子ほどでもないと思いますよ?
[にっこり笑って公子>>216へと言い返し。]
イライラは少ない方がいいですもんねぇ。
[嵐龍王>>218の言葉にコクコクと頷く。
精霊やソレに近しい存在なんてそんなもんだ、と少女はあっけらかんとしていた。]
ん?
愉快な奴だと思ってるが?
[冷たい切り返し>>222に、しれっとさらっと言い切った]
ま、そこらの見切りはできると思っちゃいたが、立場上言わんわけにはいかんからな。
お前さんたちなら、双角たちも文句は言わん。
[むしろ構え、と。
言葉にはしないものの、そう、言わんばかりの物言いで言い切った。*]
[先に負った傷も改めて消毒し、保護をし直して。
一刻を争う事態は遠のいたと息をついた後、すぐにリュックから取り出した革袋を火にかけて湯を沸かし]
疲れている人は、これを飲んでもらえるかい?
さっきのお茶より苦くはあるけれど、効き目はこちらの方が断然上だからね。
タンツェ君も疲れていたろう、飲んでおいた方が早く回復出来るよ。
[水の神徒の間で淹れた茶よりも仄かな苦みがあると分かる香が湯気から伝わる薬湯を勧め]
皆、本当にお疲れ様。
無事で居てくれてありがとう。
[どんなに良く効く薬も香も、死んでしまった相手には通じない。
皆が全力で、それぞれ己を失うことなく戦ってくれたからこそ自分が此処に来た意味を全う出来た。
そんな想いからユーリエにも向けた感謝を、彼らにも向けた後。
守り人達にも同じように、頭を下げた**]
ああ、そーゆー事。
[イライラは少ない方が、という言葉>>223に頷きで同意を返す。
それから、ぐるり、と周囲を見回して]
……さて。
治療と休憩が終わったら、地上に戻るぜ。
いつまでも俺らがいると、空間が安定しねぇからな。
[皆に呼びかけながら、自身は半身たる嵐龍の鬣を軽く梳く。
応じるように翡翠色の龍はるぅ、と鳴き、そして]
[翡翠色と金糸雀色、二色の光が空間に散る。
嵐龍の姿がふっと掻き消え、直後、翡翠色の髪の少年がふわり、と姿を見せた。*]
[今後のことも封印のことも自分の領分ではないと口を差し挟むようなことはせず、刃を拭い状態を確かめたりなどしていた。
武具を万全にしておくのは習慣のようなもの。
けれども弩の弦を緩めたのは、もはや戦いの匂いを感じなかったからだ。
ずっと張りつめているのは、よろしくない。
と、ユーリエの治療を終えてやってきたローランドに、釘を刺された。>>220]
一角獣の癒しの力を受けたから問題ない。
…はずだが、留意しておく。
[基本、動ければ何でもいい、ではあったけれども、治療の重要さは理解していたしローランドの腕にも信頼を置いていたから、頷いておく。]
それから、あなたも。
無事でよかった。
いてくれて、良かった。
[皆の無事に感謝した彼の言葉を、そのまま返す。
真心の心情を載せて。]
[ そして、ふと、思いついた顔で、守り人の方を振り向いた ]
ところで、お前は甘い物が好物と聞いたが、酒の方は飲めるのか?
カーク。
[ 酒のつまみに甘味というのは、少々変わっているが、土産は待つ者が好むものがいいだろう、と、尋ねて笑う。
知ることとなった真名ではなく、始めに名乗られた名を呼んで* ]
はぁい。
[ローランドが勧める薬湯>>225を受け取る。
あまり苦いのは得意ではないため、えいや!と飲み干す]
あぅん……
[ニガニガ、と言いたげに顔をしかめる。
文句を口にしないのは、こちらを思ってのことだと知っているから。]
こちらこそ、ありがとうございました。
[ぺこ、とローランドへとお辞儀をしながら、礼を口にした。]
[向けられた感謝の言葉と礼。>>226
それに、こちらも居住まい正した礼を返した後]
……は?
[向けられた問い>>232に、目を瞠ったのは一瞬の事。
カーク、という呼び名に、守り人はふ、と微かに笑んで]
……ああ。
昔はよく、四季の花見ながら飲んでたもんだ。
[とおい昔にあった場所、その風景を思い出しつつ。
静かな声音で、そう返していた。*]
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