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世界軸の神子 シェットラント は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
蛍石の技師 クラリッサ は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
紫黄水晶の占師 メレディス は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
日長石の鍛冶師 シルキー は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
黄玉の皇龍 オズワルド は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
紅玉髄の氷女 ユーリエ は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
月長石亭の元店長 トーマス は 紫黄水晶の占師 メレディス に投票した
紫黄水晶の占師 メレディス に 7人が投票した
紫黄水晶の占師 メレディス は村人の手により処刑された。
次の日の朝、紅玉髄の氷女 ユーリエ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、世界軸の神子 シェットラント、蛍石の技師 クラリッサ、日長石の鍛冶師 シルキー、黄玉の皇龍 オズワルド、月長石亭の元店長 トーマスの5名。
/*
……これはこれで、凄いでふぉ。
現在の投票先は以下の通りです。(委任している人は含まれません)
蛍石の技師 クラリッサ : 2
黄玉の皇龍 オズワルド : 2
月長石亭の元店長 トーマス : 1
ぼくの最後のデフォはクラリッサ殿でした。
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
[声と癒しを送った後、は、と小さく息を吐く。
下層へ向かう方法──奥の院への入り方は、以前と同じく、薄碧の仔竜に伝言を託しておいた。
天聖の『柱』となった二人が儀式の間を訪れたなら、奥の院に続く光の輪が見える事だろう]
……さて。
あちらの二人を送り出したら、ぼくも本気を出さないと、ね……。
[ふ、と小さく息を吐く。
『虚無』が侵食する際は、文字通りの全力を持って、その影響を世界軸内部に押し止めなければならない。
それは、神子が本来の姿に立ち返る、数少ない時でもある。*]
─ 『天聖の間』 ─
あぁ、今はちょっと、僕も上手く整理出来そうに無い。
[ユーリエの言葉>>3:153に是を返して、落ち着いてから話をすることに同意する。
その後、大変美味な食事を取り、休息の後に中層へと戻ろうとした頃、神子の声>>3:151が届いた]
八竜は討伐完了か。
[一先ずの安定は保たれると聞いて、安堵の息を漏らす。
けれど、それで全てじゃないと伝えられ、表情が引き締まった]
『虚無』……大元ってことか。
[試練を越えてからが本番。
オズワルドが予見していたのはこれかと心中で思う]
『柱』としての最初にして最大の大仕事だね。
[周囲を巡る癒しの風>>3:152を受けながら、その役目の重大さを改めて受け止める]
行こうか、ユーリエ。
次に備えなきゃ。
[神子からして最難関と言わしめるもの。
それに対し、万全の状態にしないと言う愚は犯せない。
中層へと戻り治療を受けるため、ユーリエに手を差し伸べ移動を促した*]
黄玉の皇龍 オズワルドは、世界軸の神子 シェットラント を投票先に選びました。
[しみじみ共感してるものがある、なんて知る由もなく]
……ばぁか。
嫌がる理由なんて、何処探したって、出てくるもんか。
[ぽそり、返したのはこんな言葉。
言い方は素っ気ないが、嫌がる様子など全くないのは言わずもがなか]
― 『世界軸』上層・影輝の間 ―
……大丈夫じゃない、色々ダメ、限界。
[顔を伏せたまま、らしくないか細い声を上げた所に届いた神子の声。>>3:152
やるべき事、なすべき事が耳に入ると、少しだけ頭の熱が抜けた気がした]
……『虚無』の、討伐。
[何となくの予想はあったが、はっきり言われるとやはり緊張が走る。
本当に、退けられる事ができるのか、という思考は、その先へと伸びる前にぶった切られた]
あ……そだね、メンテしないとまずい……って!
[何か言う間も拒否権もなく、軽々と抱え上げられてまた思考が止まる。
あああ、もう、絶対素だよねえええ、なんて叫びも内でぐるぐると回るだけ。
オズワルドが仔竜に向ける声を聞きつつ、しがみつくのに託けて顔を伏せる。
心拍がおかしい事に気づかれませんように、なんて願いはきっと届かないだろうけど。*]
[中層へと向かう道がてら、声>>3:151 >>3:152が届く]
なるほど、これからが本番のようだな
[体に鈍く走る痛みが癒しの風によって癒えていく]
『柱』たる…か。実感がわかんが、それでも少しずつ使えてるかもしれんな
[左手首、バングルに収まった金剛石を見る。
虚無を、負の感情を祓う光の力があるのではないか。先の戦い、虚竜に押し負けなかったのは気合だけではないのだろうから]
蛍石の技師 クラリッサは、世界軸の神子 シェットラント を投票先に選びました。
世界軸の神子 シェットラントは、世界軸の神子 シェットラント を投票先に選びました。
ワシらは上層組みのようだな。
まずはしっかりと休息をとるか。
[休息、それすなわち、食事である!]
今日は森の恵みをたっぷりと使ったオムライスだぞー
[休憩に向かった**]
月長石亭の元店長 トーマスは、世界軸の神子 シェットラント を投票先に選びました。
/*
ところで、この上層組なんですが。
素晴らしいまでに、ガチ殴り型が揃ってないかい?
……まあ、ボクは後ろからの援護型だけど、うん。
─ 『天聖の間』 ─
[>>3:151届いた神子の声は、試練の完了と八竜の討伐を告げるもの。
一先ずの安定は、と聞こえて安堵を浮かべたのは束の間。
最後の最後に大事な仕上げが待っている、と聞けば目を見開いた。
柱候補、ではなく『柱』と呼ばれたのに気付くと同時>>3:152癒しの風を受け。
僅かな休息では得られなかっただろう回復を実感しながら、>>+2メレディスの顔を見て]
うん。
神子さんが俺達に『柱』を任せて良かったって思えるように、頑張らなきゃだもんな。
[思えば神子の交代という話は聞いた事が無い。
もしかして、ずっと一人でこんな風にしてきたのだろうか。
もしもそうなら、その重圧は自分達の比でも無いだろうと今更に思い至ったから]
俺もだけど、兄ちゃんもちゃんと治癒受けるんだよ。
やった俺が言うのも何だけど、背中から落ちた時受け身取らなかっただろ。
[>>3:144背中が結構、と言っていたのを引き合いに出しながら差し出された手を取って、空いている手を仔竜に振って別れた後。
そのまま中層に戻ると治癒に着替えと忙しなく準備を整えて、儀式の間に向かうことになるだろう**]
―― 『世界軸』下層・心の広間 ――
[上空広がる雲がキアラの叫びに応えてまばゆく光る。>>3:+37
降り注ぐ幾本もの雷鳴が心の龍の身を打ち、苦痛の叫びを響かせる。
やがては雷鳴と咆哮が止んだ頃に心の龍は地に伏した。
姿が消えていくのも時間の問題だろう]
はああああ…… って、キアラだいじょうぶっ!?
[正直今までにない無茶をした自覚はある。
流れを操るのではなく流れを生みだしたうえで操る、
それもこのような広範囲に及ぶ魔法を使ったのは初めてなわけで。
倒れ込みたいのをどうにかこらえて相棒の無事を確認に向かう]
顔も赤いな、また熱でも出たんじゃないか?
[ 大丈夫じゃない、という返答に、男は、心配そうにクラリッサの顔を覗き込む ]
ちゃんと水や食事も摂ったほうがいいな。確か料理が得意って言ってたおっさんがいたな、何か食べられるものないか聞いてみるか?
[ 階段を降りながらそんな提案をする間は、しがみつくようにして顔を伏せているクラリッサの表情は見えなかったが ]
脈も速くなってるなあ...
[ ほんとに大丈夫か?と、尋ねるのは、毎度の如く全くの素の行動だった ]
― 『世界軸』下層・心の広間 ―
[激しい雷光に焼かれた龍は苦悶の声を上げる>>+5。
キアラを締め上げる胴体の力も、衝撃により緩むだろう。
ようやく抜け出せる状況になったが、体が楽になった途端、今までどうにか保っていた意識が急激に落ち始めた]
あ、……駄目……。
[まだ倒し切れた確証は持てないのに、と思いつつも、引きずり下ろされるような感覚に抗えない。
龍の体が落ち始めるのに、どうにか下敷きになるのは避けようとするものの、ほとんど折り重なるような形で地に伏すことになるだろう*]
嫌がる理由が無いってことは、お前も俺と同じ気持ちだって思っていいのか?
[ ばあか、と、繰り返される声は、どこか甘く耳に響くから、きっと間違ってはいないだろうと思いながら、確認するように問いかけるのは多分、嬉しくて仕方ないからだろう。
孤高であることを己に課してきた龍は、今初めて、本当に独りではなくなったことを感じていた* ]
……熱は出てるけど、寝込むタイプの熱じゃないから大丈夫。
[色々が鎮まれば、きっと落ち着くから。
というか、いつまでもこんなんじゃ、この先やってけない、というのもちらほら出てきていた。
そうでなくても、いつもと変わらぬ素の様子に、自分だけ動揺しているのがちょっとだけ悔しい、というもの出てきていて]
……ご飯。
[そう言えば、まともに食べていたかと聞かれると、つい視線を逸らしたくなるくらい、適当にしていた気がする。
工房設備の応用で簡単な料理ならできるから、国にいた頃の癖でついついクレープとかパンケーキですませていた、というのが実情だった]
あー……うん。
ちゃんと食べた方がいいかも。
[そういや、あのおっちゃん料理人って言ってたっけ、なんて思いだしつつ、肯定を返す。
その前に、脚メンテしないとなあ、なんて思いながらだったけど。**]
……〜〜〜っ!
[確認するような問いかけに、追い打ちかけるなばかー! なんてちょっとぐるっとしたのは許されてほしい。
歩けなかった幼い頃は箱入りで、動けるようになってからは男勝りのお転婆だった公女にとって、今さっき自覚したそれはまだまだ不慣れな感情なわけで]
……なんで、わざわざ、きくかなぁ、もぉ……。
[ぽそぽそと不平申したてはするものの、返せるのは肯定しかないから]
……同じ、だよ。
だから。
…………離れたら、やだ。
[以前、それまで誰にも言う事のなかった『またくるねー』を言わせたもの。
それをほぼ限界の小声でぽそり、と伝えた。**]
ああっ大変!
[龍とともにキアラも落ち始めているのが見える。>>+6
おまけに着地できるだけの力は――残されていなさそうだった]
………間に合って〜〜〜っ!
[残る力を振り絞って、キアラが落下してくると予測される地点に向け、
人一人分の大きさの輝きをまとった水球を放つ。
それがキアラの身を受け止めれば、
安堵の表情を浮かべてその場にへたり込んでしまうのだった**]
― 中層 ―
[ やがて中層まで戻ると、トーマスの部屋を探して訪ねてみたり(抱いたまま訪問しようとしたのは、クラリッサに拒否られたかもしれない)そこにシルキーも居たなら、少しは話も出来たろうか ]
『虚無』てのは、全てを無に返そうとするものだって聞いてる。
だが、俺達は無くしちゃいけないものを持ってる筈だ。多分、それが...
[ 強大な敵に対する一番の武器になるのだろう、と、男がそう口にしたのは、クラリッサを部屋へと送った時のこと。
その右手には、深く澄んだ紫水晶が命宿すかのように煌めいている** ]
/*
てゆーか、あれだね。
ここんとこ違う所で鍛えられてたから、多少耐性はついているようだが。
ろるでやるとまた違うんだなあ、というのを、くろいいきものはひしひしと思い知っているんだよ……!
[あるいみあたりまえです]
[ 返った小さな声に、男は笑みを深くする]
可愛いなあ...
[ 以前にはコエに乗せるのを堪えた言葉を、遠慮なく落として ]
離れろって言っても離れるもんか。
[ そんなわがままめいた物言いも、龍にとって初めてのことだった** ]
[そのまま床に落ちるかと思われた体が、弾力のあるものに受け止められぼよんと跳ねる。
それを誰が生み出したのかは、確かめずともわかった>>+7。
もう声を出す余力もないから、ただ思いだけを相手へ飛ばす**]
─ →『世界軸』中層 ─
分かってるって。
[治癒の話>>+4には笑って是を返した。
尚、受身に関しては取らなかったのではなく、取れなかったと言うのが正しいが、治療を受けるということで有耶無耶にしておく]
[着替え等もあるためユーリエとは一度別れ、治療その他の準備を行う]
カードは……問題無いね。
[枚数と状態を確認し、腰のカードホルダーへとカードを仕舞い直し。
着替えを済ませた後、胸元の絆石に手を触れた。
意識を向けても、以前のような身の内に蠢くものを感じない]
……安定したか。
まさか、これが記憶喪失の原因だったとはなぁ。
[記憶を取り戻した今、あの時何があったのかをはっきりと思い出せる。
何のことは無い、絆石の力を使ってみようとして、暴発を起こしたのが事の真相だった。
ぐるりと身の内を巡っていたのも絆石の力で、安定せぬが故に影響が出ていた、と言うことらしい]
……似て非なる、か。
僕のところに来たのは、何の因果やら。
[無限たる時と悠久たる天。
一つの場所に揃ったのは偶然か、それとも]
─ 『世界軸』中層・奥の院 ─
[治療と十分な休息、そして必要なものを身につけ、メレディスはユーリエと共に儀式の間へと向かった]
─── あれか、あの仔が言ってたのは。
[仔竜から言われた通り、儀式の間にはそれまで見なかった光の輪が現れており、それが奥の院への入口であると察する。
「行こう」とユーリエを促し、光の輪に触れ、神子の要請の通りに奥の院へと**]
日長石の鍛冶師 シルキーは、世界軸の神子 シェットラント を投票先に選びました。
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
……試練、お疲れ様。
待っていたよ、天聖の『柱』たち。
[やって来た者たち>>+12を、神子は静かに迎える。
相変わらず疲労の影は残るが、瞳に宿る力は強い]
先にも伝えたように、きみたちにはこれより下層へ赴いてもらう。
侵食してきた『虚無』を祓い浄める……この百年の間にたまった澱みを祓い、新たな百年を正しく刻むために、その力を尽くしてほしい。
[そこまで告げて、神子はは、と一つ息を吐く]
下層から来る『虚無』は、重い感情を澱みとして宿している事が往々にしてある。
それへの護りとして、コスモを戦いの場の近くに控えさせておくよ。
あの子は、心の輝石の化身。
きみたちの揺るがぬ心を、確りと支えてくれるはずだ。
[静かな言葉でここまで告げた後、神子が浮かべるのは、笑み]
……それでね。
コスモが、『気を使ってくれてありがとう』って。
そう、きみたちに伝えてほしい、と言っていたよ。
あの子たちは力の象徴……故に、言の葉ひとつが言霊と転じる事もあるから、言葉を紡ぐ事はできぬのだけれど。
どうしても、伝えたい、と言っていたから。
あの子たちがそんな風に、『柱』に想いを向けるなんて、とても珍しい事なんだけどね。
[そう、紡ぐ口調は楽し気なもの。
それから、神子は声音と表情を改める]
……それでは、道を開く。
転移した先にある門に触れれば、『虚無』の侵食する最前線まで移動できる……が。
この門は、四つの絆石が揃わなければ開く事はできない。
必ず、月闇の二人と四人で向かってくれ。
[静かに告げつつ、神子は下層へ続く道を繋げ、そして]
きみたちが、戻ってくるのを。
……待ってる。
[小さく小さく、そう紡ぐ。
中枢故に動けぬ神子には、それしかできぬから。**]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[下層へ向かう者たちを送り出した後、神子は儀式の間へと姿を見せた。
浮かぶ疲労は色濃いが、瞳にあるのは強い意志。
手にした杖で身を支えている態ではあるものの、中枢として立つ姿に揺らぎはない]
……それでは、きみたちにはこれより、上層の『虚無』の討伐をお願いする。
[休息を取った『柱』たちに向け、紡ぐ言葉は静かなもの]
『虚無』の討伐とは即ち、百年の間にたまった澱みを祓うという事。
それを行う事で、世界は新たなる刻の螺旋を積み上げて行く事が叶うんだ。
上層から来る『虚無』は、
それへの護りとして、マリアを戦いの場の近くに控えさせておく。
あの子は、命の輝石が転じたもの。
きみたちのその、強き命の輝きを高め、支えてくれるはずだ。
[静かな口調でここまで告げて。それから、神子はふ、と笑みを浮かべる]
……それでね、トーマス殿。
マリアが、『ありがとう』って。
そう、伝えてほしいと言っていた。
まあ、ありがとう、はぼくからもなのだけれど。
あの子たちは力の象徴故に、言の葉が言霊と転じてしまう事もあるから……自分で言葉を紡ぐ事はできないのだけれど。
どうしても、伝えたい、と言っていたから。
コスモもなのだけれど……本当に。
あの子たちが『柱』に想いを向けるなんて、いつ以来だかわからないくらいだ。
[楽し気に楽し気にそう紡いだ後、神子は声音と表情を改めて]
さて、それでは道を開く。
今から転移した先にある門に触れれば、『虚無』の侵食する最前線まで移動できる。
そこにある門を開く鍵は、きみたち四人の持つ絆石だ。
陽光と影輝、二種の力を重ねる事で門は開かれる。
[静かな口調でそう告げると、神子は上層へと続く新たな道を一つ、繋げて]
戻って来たきみたちと、ゆっくり話せるよう。
ぼくも、己が務めに尽力する。
……待ってるよ。
[小さく小さく紡ぐのは。
送り出すしかできぬ神子の、切なる願い。**]
上層、下層。
それぞれに開かれし門を潜ったその先に待つのは、煌きを孕んだ暗黒色の流動体。
『柱』たちが現れるや大きく震え、唸るような音を立てたそれに意思はあるや否や。
それは、見た目で知るは叶わぬもの。
『虚無』の立てる唸りを打ち消すように響くのは、るぅぅぅぅ、という歌うような声。
声の出所は、薄紫と薄碧の竜。
小さき仔竜の面影残すそれらは、命と心の輝石の化身。
一時的に長じ、高めた力で竜たちは命と心を護り支える歌を歌う。
中枢が受けとる、世界の住人たちの想いを力と変えて。
☆最終イベント:『虚無』討伐
NPCボス戦です。
具象化した『虚無』を撃退します。
バトルフィールドの設定は、すみっこで竜が歌っている以外に特にないので好きに演出してください。
『虚無』の動きや能力も好きに捏造・演出OKです。
・4dのみの特殊ルール
前半24時間の間に、1人3回までfortuneを振り、その合計値が高かった方のペアが後半、『虚無』に止めをさす。
fortuneは、攻撃のロールに絡めつつ、actで振る。
※『虚無』は上層と下層、それぞれに別個体が出現します。撃破も上層と下層、それぞれ別個に行います。
※ダイス振り自体は強制ではないので、敢えて援護に徹して振らないのもアリ。この辺りはペア同士の相談の上で。
……かわっ……!
[なんとか落ち着けそう、と思った所になんか追い打ちがきて]
……きみ、楽しんでないかっ!?
ボクはそういうの、慣れてないしそも苦手なんだから、あんまり言うなってば!
[早口に言い放ったのは、本音。
わがままめいた物言いに素直に嬉しい、と返すには、ちょっと残念度が高すぎた]
― 『世界軸』中層 ―
[色々ばたばたとしていた(といっても主に一人で、だが)ものの、食事のための訪問自体は文句はなく。
歩けないから仕方ないとはいえ、抱えたまま……というのには僅かにむう、としていたものの、それはそれ。
歩けない理由を問われるようなら、素直に義体の事と、試練で不調になった事を告げる。
『柱』として同じ務めを果たす相手に隠し事はしたくない、というのと。
自分の在り方が他からどう見えるか知りたい、という気持ちも少なからずあったから]
……ふにぇぃ?
[そんな一時を経た後。
部屋へと送られ、告げられた言葉>>8に、空色はひとつ瞬いた]
……無くしちゃいけないもの……。
[小さく呟き、ふ、と手を触れたのは自身の喉元。
チョーカーにあしらった紫水晶は、以前は感じなかった温かさを感じさせる]
ん……そだね。
それが、大きな力になると思う……。
[これまでの旅路でも、そこだけは譲れない、無くせない、としてきたものが力になってくれた事は多々あったから。
告げられた言葉に返すのは、素直な同意]
ま、いずれにしろ。
ボクたちは、やれる事を全力でやるだけだしね。
[それ以外に出きる事なんてない、と思うから、そう告げて]
……そのためにも、ちゃんと身体休めないと。
メンテもちゃんとしないとなぁ……蹴り一撃で接続不良になるようじゃ、この先やってけそうにないし。
[なんか物騒な事をさらりと言った後。
視線を向けるのは、自身の銃弾が掠めた辺り。
神子の癒しの風は受けていても、その近くにあると教えられたものを思えば心配が先に立つのは已む無しか]
だから、そっちも。
……ちゃんと、休んでよ?
[言わなくても大丈夫だろうとは思うけれど。
つい、言いたくなったんだから仕方ない、という事にしておいてほしかった。*]
/*
[めものべしべしってなんですか]
[いろんな心情を端的に示してみました(]
さて、ここからは余裕あるし、少しも先に進めておくか……。
/*
そういや、こっちのめたもるふぉーぜはいつ出しますかね。
……どこかが『虚無』とエンカしてからでいいか。
─ 『世界軸』中層・奥の院 ─
神子さんもお疲れ様。
[討伐を開始した頃に比べて疲労の色が濃い神子>>*0を目にし、労いの言葉を向ける。
瞳に宿る意志の強さはこの先へ待ち構える難題を想起させて、メレディスは気を引き締めた]
百年分の澱みかぁ……手強そうだ。
[小さく表情が歪むが、臆したものではない。
『虚無』の浄化が自分達の役目であり、その困難さを理解するが故のこと]
ま、やることをやるだけだけどね。
[『虚無』を祓い、侵蝕から世界を護るために]
あの仔も一緒なんだね。
[心の輝石の化身たる薄碧の仔竜も共に下層へ向かうと言う。
その支えが必要となるほどの相手であると認識した。
仔竜の話を聞いた後、「それでね」と更に続き>>*1が紡がれる]
え、
[『気を使ってくれてありがとう』と。
神子から仔竜の言葉を伝えられ、メレディスはきょとんとした表情になった。
何に対してなのかは何となく分かった。
メレディスは撫でただけであるため、主にその言葉はユーリエへのものとなるのだろう]
ユーリエの思いやり、ちゃんと伝わってたね。
[傍らのユーリエに笑みながら片目を瞑る。
神子の笑みと言葉からも、それが仔竜の本心であることが伝わってきた]
はは、珍しいことを為したんだな、ユーリエ。
凄いや。
[笑ってユーリエの頭をくしゃりと撫でた]
月闇…キアラとミリアムだね。
分かった、二人を待って一緒に向かうよ。
[最前線への道が開かれる時>>*2、その進み方を聞いて頷きを返す。
キアラとミリアムがこの場に揃えば、いよいよ出発の時]
任せといて。
きっちり浄化して戻って来るよ。
[「待ってる」と、そう紡ぐ神子>>*3に、笑みと共に言葉を向ける。
神子としての役目を全て知っているわけではない。
けれど、自分達が浄めに向かう間、彼にも為すべきことがあるだろうことは察せたから。
任された分は遂げてくると、言葉に出して誓いを立てた*]
─── ユーリエ、頑張ろうね。
僕達には護りたいもの、護るべきものがある。
それらが『虚無』に呑み込まれてしまわないように、
──…僕達が護るんだ。
[今は離れた者達であっても護ることは出来る。
そんな想いを籠めて、意識を介してユーリエへと伝えた*]
楽しんでるのは楽しんでるぞ。実際楽しいからな。
お前に会ってからずっと、生きる事そのものが楽しい。
[ 残念な物言いすらも楽しみの一つと言いたげに、くすくすと笑い ]
ん?言われたことなかったのか?
他人には無くても、ほら、お前の兄上とか。
[ 可愛いという言葉に対する反応には、不思議そうに問い返す。
前に「にいさま」と間違えられたっぽいことは、しっかりきっぱり覚えていたし、こんな妹がいたら、自分なら、それこそ猫かわいがりするだろうと思っていた ]
慣れてないから苦手なんだな?よし、じゃあ、今から慣らしてやるよ。
......可愛いクラリッサ......
[ 最後に落としたコエは、これまでの男の物言いとは一線を画した、柔らかく甘い響きの囁きひとつ* ]
/*
影輝組をにやにや見ておく(
うちは……弟、じゃなくて妹扱いっぽい感じになってる気がしつつ。
ユーリエも兄ちゃんとしか思ってないんじゃなかろうかね。
― 中層 ―
ああ、そうだな。今まで通り全力で、だ。
[ それ以外に出来る事はない、というのは全面同意だったから、クラリッサの言葉には、笑って頷く>>16 ]
いやお前、さすがに『虚無』は、あんまり蹴らないほうがいいと思うぞ。
[ 続いた物騒な台詞には、そう突っ込み入れておいたが、やれるとなったらやるだろうな、とも、どこかで若干諦めていた ]
[ 首元に向かった視線に気付き、ちゃんと休んでという言葉を聞けば、ぽふと宥めるようにクラリッサの頭を撫でる ]
大丈夫だ。俺の部屋は地脈から力を補えるようになってる。
[ 部屋の中に岩山の一部があるんだから、凄いだろう?と、どこか自慢するように言って ]
お前のメンテナンスが終わる頃には、万全にしておくから。
今度は俺達だけじゃない、トーマスやシルキーも一緒だ、下層に向かったメレディス達も..多分神子殿や、仔竜達も、な。
[ 共に戦う者、離れて戦う者、それぞれが互いの絆を信じていれば、『虚無』の澱みを祓うことも必ず出来る。心配するな、と言う代わりに......ここまで試練を越えてきた柱達と、要たる神子を、心から信じる表情で、オズワルドは笑った* ]
/*
と、書いたが若干前後関係がおかしいな、休憩後に神子の言葉じゃんー
と、とりあえず目を瞑っておく、か...
[ 儀式の間での神子の言葉には、これまで通り、ただ迷い無く頷いた。
仔竜とトーマスの交流の話を聞けば、彼らしいな、と、微笑ましい気分にもなったが、相変わらず表情には、あまり出なかったから気付いた者はいなかったかもしれない ]
では、また後で。神子殿も御身大事に。
[ 見送る神子には、それでも笑みを向けて、そう言い残し、門へと続く道を潜る ]
― 上層 ―
これか。
[ 道を潜り昇った先、閉ざされた門の前に立つと、躊躇う事無く、絆石を埋めた右手を押し当てる。
やがて紫水晶と金剛石の輝きが重なり、門の向こうへと、新しき柱達を招き入れた ]
あれが『虚無』......
[ 天に近い場所、どこよりも清浄な空気に満ちる筈のその場所で、唸りをあげて蠢く暗黒。
流動する巨大な暗黒の煌めきは、星を呑み込んだ軟体動物、或いは、膨れ上がる絶望そのもののように見える ]
[ 『るぅぅぅぅ』と、薄紫の竜が歌う。その姿を一瞥して、口角を上げ、オズワルドは、まばたきひとつ、銀の龍眼と黄玉の瞳を目覚めさせる。
そして、手にした龍牙の穂先を『虚無』へとまっすぐに向けて構え、一歩前へと足を踏み出した ]
行くぞ。
[ 後ろではクラリッサが、愛銃を構え、トーマスとシルキーも、各々のスタイルで『虚無』と対峙しているだろう ]
うおおおおっ!
[ 駆け出す男の放つ気合が、命の竜の歌と重なり、龍の牙が『虚無』を貫かんと迫る。
明白な殺気に、唸りをあげて暗黒は宙へと伸び上がり、襲い来るものを呑み込もうと覆い被さって来た ]
[ 一瞬、視界が暗く陰ったが、龍牙は確かに煌めく暗黒を貫き、引き裂く。
男を呑み込もうとしていた部分は、ぼたぼたと液体と化して床に落ち、やがて色を喪い透明な水のように変化してから蒸発した ]
[ しかし、削られたのは僅かな部分、唸りあげる流動体の本体は、まだその形を大きく変えることもなく、しかし、怒りを感じてでもいるように、大きく震えた** ]
……ふにぇぃ?
[なんでここで兄上? と。
その時の記憶は飛んでいるから、上がったのは惚けた声]
あー……え、と。
前は、言われるの、嫌、だったんだ。
なんていうか……飾り物みたいでかわいい、って言われてるように思えてて。
[歩けなかった頃は、欠落している部分を見られたくないから必然的に丈の長いスカートで少女らしい装いをする事が多く、髪も長く伸ばしていて。
その様子でちょこん、と座っている様子は、何も出来ない人形みたいで嫌だったから。
それをぽつり、ともらしてからは皆、気遣ってなのか言わなくなり。
……動けるようになったらなったで、駆け回るのを望んでいたから、違う意味で可愛い、と言われる機会はなくなっていた]
だから、兄上たちもだけど……姉上にも父上にも母上にも、言われた事って、ほとんどないんだよ。
[なんて解説をした矢先に落ちた、甘い響きのコエ]
……って……。
そ、そんな簡単に、なれるか、ばぁかぁ!!!!
[全力で返した後、あーあー、きこえないっ! と言わんばかりに身体を丸めて拒否態勢。
それでも、ぴん、と立った尻尾が示す心情はお察しを、と言うべきか。**]
― 『世界軸』中層 ―
……いや、蹴るのは『虚無』とは限らないし。
[入った突っ込み>>18にはさらっとさらっと返しておいた。
なんというか、突っ込み(物理)が必要になった時に備えよう、という思考もちょっとあるかも知れないが、表には出さない]
そ、か。
それなら、大丈夫だね。
[ぽふ、と頭を撫でながらの言葉>>19に、もれるのは安堵の息。
同時、教えられた部屋の設備に、そこまで用意されてるんだなあ、なんて思いつつ]
ん、わかった。
こっちも、万全にしとくからね。
[何があっても負けないように、皆で務めを果たせるように。
今、できる事をしよう、と思い定めつつ頷いた。*]
― 中層・個室 ―
[オムライスを相手にひゃっはーと喜ぶシルキー>>13とともに個室に戻る。
森の茸と野菜たっぷりのオムライス。バターをとかしたフライパンに卵を溶かしてかき混ぜ、フライ返し、ふわふわな卵の上にはデミグラスソースをかける
喜んで食べるシルキーをほほえましく見守る。戦いの前の英気を養う時間だ。]
お、いらっしゃい。
[やはり店と同じノリでオズワルド>>8と借りてきた猫のようにオズワルドに抱えられたクラリッサ>>14を出迎えた]
大丈夫か?とりあえず飯だな。
[用事といえばやはり食事だろう!ただ抱えられているのは負傷したのかとも、ただ神子の力によってけがは治っているとはおもうが、そんな疑問を抱きつつ二人分の食事を追加しながらクラリッサの体…義体>>14について聞く]
ふむ…義体についてはよくわからないが、家族や大切なものはワシにもいるからな。無茶もしてほしくないが、無茶できるぐらいには元気でいてほしいものだろう…ということで、ひとまず…今後食べる量については任せておけ!
[同じサイズのように見えて体積が違うからな。ついでに研究などで食事がおざなりになってることがあったら、食の大事さを!医食同源なのだ!など説教をクラリッサにしたりするだろう**]
― 『世界軸』中層 ―
[出迎えのノリはなんか、ホントに食堂だなあ、なんてちょっと思ったりしつつ]
うん、へーきへーき。
怪我とかは殆どないんだよ。
ただ、ちょっと、足がねー……。
[大丈夫か、という言葉>>28には、頷きひとつ、返して]
うん……そだね。
父上も、兄上たちも、何よりそれを望んで、これを創ってくれたから。
[切欠は絆石だったけれど、部屋に閉じこもって、心まで閉ざしかけていた自分を救うために、と尽力してくれた家族の事を思い返しながらこう言って]
え、ホントに?
ホントにそこ、任せていいの?
[食べる量に関しては、多分、一番おざなりで。
発育不全の原因の一つになっている疑惑もあったりしたから、そこは素直に喜んだ。
それをこんなおいしいご飯でやってもらえるなんてしあわせすぎる、というのは、ぴん、と立った尻尾が何よりもはっきりと物語っていた。
とはいえ、つい手を抜く事で説教されれば、神妙になって聞くのだけれど。**]
― 『世界軸』中層 ―
[ 思いつきで訪ねたトーマスの部屋は、まるっきり食堂然としていて、ちょっと驚かされた ]
凄いな。
[ 思わずぼっそり呟いてしまったのは、この状況で、普段通りの自分自身を、楽々と維持しているように見えるトーマスの中に、気楽な様子とは裏腹の逞しさと強靭さを見たからに他ならない。
それは、楽しげに食事しているシルキーに対しても同様で、この翳りの無さが『陽光』の由来なのかと、なんだか妙に納得してしまう ]
すまない...いただきます。
[ 出してもらった食事は遠慮なく頂いた。>>28龍は大地からの気を取り込むだけでも生きられるが、人の血も受け継いでいるオズワルドは、人と同じ食事もたまにする ]
オムライスか...何か懐かしいな。
[ そういえば仔龍の頃、幾度か母に作ってもらったことがあったな、と思い出し、口にすれば、茸と野菜の旨味が効いた味に笑みを零した ]
ん、美味い。
こういうのをいつも食わせて貰えるなら、お前も、もうちょっと太れそうだな?
[ 今後食べる量は任せろというトーマスに喜ぶ様子のクラリッサに>>30揶揄い混じりな言葉を投げてみたり、和やかな時間も料理と共に味わう事が出来た ]
うんうん、なるほど。医食同源か。
[ 続いて説教タイムらしきものに突入すれば、とても真面目に拝聴し、クラリッサが、機械弄りに熱中でもして食事を忘れていたら、またトーマスに協力を仰ごうと、心に固く決意したオズワルドだった** ]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[休息とメンテナンス、それから幾つかのカスタマイズを終えた後、集った儀式の間。
久しぶりに対面した神子は、疲労を色濃く残しながらも毅然とした態度を崩さなかった]
……百年分の澱み、かあ……。
[どれだけのものが積み重なっているだろう、と。
ふと、過ったのはそんな事]
ん、あのちっちゃい子も行くんだ。
ほんとに、みんな一緒に、なんだね。
[薄碧の子はきっと、下層に行くんだろうな、なんて思いながら頷いて]
そだね、神子さんともだけど……他のみんなとも、ゆっくり話したいからね。
[ここに来てからはメンテやカスタマイズに時間を取られる事が多くて、あまり他と話せていなかったから、そう言って]
ん、じゃ。
行ってくるよ!
[繋げられた道を通る時、ひら、と手を振り残すのは軽い言葉。
けれど、声音には必ず戻る、という強い意志の響きが乗っていた]
― 『世界軸』上層 ―
[道を抜けた先に見えた門。
開くために、絆石をつけたチョーカーを外す。
零れる光は他の石それと響き合うが如く。
そうして、開かれた門の先に見えたものに]
…………うわぁ。
[最初に口をついたのは、こんな声だった]
……それ自体は、わかんなくもないけどさぁ。
[想いや願いが一途だからこそ、歪んでしまう、というのは公国でもよくある事。
魔法や奇跡はある意味では静止がかかる。
けれど、技術はそれを扱うものが静止をかけない限りどこまでも突っ走ってしまうもの。
『機』に属するものが異端と見なされる理由の一端がそれなのは、どうやっても否めぬもののひとつ]
……でも、ま。
わかるものがあるって言っても、こうなっちゃったら、容赦はできないからね。
[言いながら銃を右手に。
響く竜の歌声に重ねるように、安全装置の解除音を響かせる。
薄紫の竜の姿には少なからず驚いたけれと。
その色と、感じる気配は仔竜と同じだったから、すぐにそれと気づく事ができた]
バックアップ、よろしくね!
[軽い口調で呼びかけた後、銃口を上げて]
[槍を構えて駆け出すオズワルド>>23の後ろに立ち位置を定め、呼吸を整える。
気迫に応ずるように伸びあがる『虚無』の動きを空色が追い]
……今度のは、今までとはちょーっと違うからね……!
[引き金を引いたのは、龍の牙が暗黒色を貫き、引き裂いたその直後。>>24
銃口が向けられたのは本体──追撃を阻むための連続射撃を受け、暗黒色は鈍い音を立ててその身を凹ませた──ように見えた。
色を失った滴が落ち、蒸発する所からして、それなりに効いてはいるらしい]
さっすがに、オリハルコニウムさんはよく効くみたいだねぇ。
[オリハルコニウム、別名をオリハルコンとか、神の黄金とかいわれるもの。
公国が国として立ちゆく最大の理由である、国内産レアメタルを惜しげもなく使った銃弾の威力に、零れたのは楽し気な笑み。
こんな時でも技術屋根性が覗くのはまあ、ある意味仕方ない、という事にしておいてほしい。**]
シルキー、今回ワシは盾は使わないことにした
[なんとなくそのほうが絆石の力を発揮できる。そう思ったからだ。]
今度はオズワルドやクラリッサもいる。他の場所ではキアラやミリアム、メレディスやユーリエも戦っている。
だがいざとなれば今度はこの身を盾とするだ。だから…任せたぞ
[安心しろ。とはいわなかった。ただ任せた。というと、準備を整えて儀式の間へと向かった。]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
んむ、かしこまった。ここまできたら最早質問もない。…が、それでもいうことはある。
ワシの目はごまかせん。終わったらしっかり食事をとるのだぞ!
[強い意志を宿す瞳。だがそれは意志だけでたってるだけのなんとも不安定な姿>>9に見えた]
[そして虚無との戦いで支えてくれるという薄紫の仔竜のマリアを見て]
おう、そうかそうか、ガッハッハ!
[代弁も込みで話すシェットラント>>10の様子にこちらも豪快に笑う]
おぬしらも言いたいこともいえず大変だな。よし、この仕事が一段落ついたら何か好みのものをつくってやるからな。
[ではいってくるぞ。とマリアもコスモも一緒に分厚い手で荒々しくなでた]
[そうして問題がなければ戦いへと向かう。
神子>>11によって開かれた道。鍵の一つの金剛石をあて。四人の絆石が合わさった時、共鳴するような輝きを発して上層へと続くが開かれ、天へと続く道を上っていく]
― 『世界軸』上層 ・戦い前 ―
少し準備をさせてもらうぞ。
[蔦で絡まったトランクのようなものを一度階段に置くと、そこに拳を叩きつける]
装着!
[キラーン!と輝く光がトーマスの体を覆う。
月長石のエナジー力に変えて!空腹許さず健やかな体に筋肉を!
ノリノリな絆石が、キュピーン!キュピーン!と七色の輝きを放ちながら、蔦が鎧のように体を覆いつくす
(スープ)のアクを許さない植物ヒーローの参上である
シュバッ!とポーズをとった。金剛石もトドメとばかりにキラーンと光った]
[初見の二人はどう見えたか。
応援するように歌う大人になっちゃった?マリアに後押しされるように、暗黒の流動体をにらむ。
スープに浮いた油のように形を不確かに変えるそれは、聖なる空気に覆われてるからこそ一層悍ましい。]
あれだな。
[シュバっとポーズをまたとった。きらめきならば金剛石も負けていない。
今もまた周囲の、行き過ぎた清浄たる空気が緩和されていく]
― 中層でのこと ―
今の日常、大事だねー。
大切だねー。
[と、のんびり答える。
食べることは、幸せです。]
柱になる理由なんて、簡単かつ単純でいいでしょう?
[あっさりと口にして、鋭気を養い。上層へと向かうのだ*]
[クラリッサは後方からの援護だ。シルキーは空を飛べる。オズワルドは…龍族の特性はわからないが、きっと龍だからいろいろできる!まあそれはそれとして]
おう……オズワルド、ワシらに釘づけにするぞ!!
[駆け出すオズワルド>>23に並走するようにしながら無愛想だと思っていた男へという。
おそらく相方に対する思いは同じかどうかはわからずとも、似通っているところはあるだろう。
それに自分たちに釘づけにさせれば、銃による援護も、空からの攻撃だってしやすいだろう。何より二人の安全度が増す。暑苦しい態度とは裏腹に今後の展望も考えながらかける。
迎撃するように飲み込むように不格好に顎を開ける暗黒体、その顎の形をした虚無が迫った]
[上顎と下顎を片手でずつでつかみしばし組み合う
薄光を纏う植物スーツが反発するように暗黒体を震わせる]
んむ、やはりか!
[他の生物にはなんら害にも脅威にもならず演出でしかない光は、こと虚無に対して効果があるようだ。
組み合った腕を強引に下に振り下ろし、暗黒体を引きちぎり地面に叩きつけたころ。
闇を引き裂く槍>>24と、援護する弾丸>>39が見えた]
ガッハッハ!心強いものだな!
[つかんだ塊へを膝で叩きつける。黒い飛沫を飛ばして生き物とも気体のようにも揺らぐ虚無のかけらを上空へとパスするように放り投げた**]
─ 『世界軸』中層 ─
じゃ、また後でね。
[>>+9>>+10治療を受けると言うメレディスに手を振って別れた後、自分も治療をまず済ませ。
それから着替えと休息の為に部屋に戻り。
一旦は、クローゼットから今までと同じチュニックを取り出したのだが]
…次が、最も重要って言ってたもんな。
[それを戻し、持参してきた鞄を開き。
取り出したそれは、氷女の正装だと言われるもの]
[五分丈袖にスリットの入ったカシュクールタイプのブラウスの上に、紅掛空色の薄布を羽織り。
本来ならばこれにスカート状の裳を履くのが正式だが、自分の戦闘形式にはそぐわないから下は今までと変わらぬままで。
それでも、これまでの装いに比べれば随分と女性的なものに変わっただろう。
今まではどこか、これを着ることに抵抗があったけれど]
…望んでこうなった訳じゃなくても。
これが今の俺、だもんな。
[思い出した約束が、あの日知った悔しさや悲しみから立ち直った時の気持ちも思い出させてくれたから。
迷いも、後悔も。全部ひっくるめて、受け止められる気持ちになれたのだと思う]
[そうして着替えを済ませて、充分な休息を取った後。
>>+12メレディスと共に向かった儀式の間には、仔竜から伝えられていた通りの光の輪と、神子の姿が在り。
>>*0こちらに向けられたその顔に疲労の色が浮かんでいるのを見ると、眉が下がった]
…待たせてごめんな。
[>>+13お疲れさまの労いはメレディスが言ってくれたから、こちらは待つ間気が急いただろうと謝罪を向ける。
今まで躾けられた口調ではなく、生来のものになったのは半ば無意識だった、が。
続き、この先に赴く目的を改めて告げられて、更に聞かされた推測に眉は下がったまま息を吐いた]
要は百年分の大掃除、か。
最難関って言われた理由が分かったよ。
[百年分の澱みなんて聞くからに陰鬱で、中てられてしまわない様にしないとと思うものの。
護りとしてコスモを控えさせておくと言われ、>>*1更に続いた言葉にぱちり瞬いた]
…へ?
[伝えてほしいと言われたそれは、最初何のことだろうと惚けてしまったが。
言葉を紡ぐことはできないけれどと言われて、先の天聖の間でのことだと解った。
珍しい事だとか、楽し気な神子の様子とかもあるのだが、薄碧の仔竜の気持ちが嬉しくてじわり、頬が緩んで]
俺、困らせちゃっただけなのに。
こっちこそ、伝えてくれて…そう思ってくれて、ありがとう。
[>>+15メレディスから向けられた仕草と、くしゃりと撫でられた手で浮かんだ笑顔でそう言った後]
[>>*2改められた表情で、神子から告げられる道筋と、進む条件を聞き。
>>*3待ってる、と紡がれたその言葉に、>>+17任せてと返すメレディスと同様に頷きを返した後。
まずは最前線へ繋がる門へ行く為に、いよいよ光の輪を通るとなった時、ふと]
なぁ、神子さん。
神子さんの名前って、聞いても良いか?
[問うたのは、ここまで神子の名を聞いたことが無かったと気付いたから。
最も名前を知られてはいけないのかなとも浮かんでいたから、教えられないと言われればすぐに「聞いてごめんな」と謝って引き下がり。
名を教えてくれたとしても、まずは「いきなり聞いてごめんな」と謝った後、教えてもらった名を呼んで、それから]
うん。
[迷い無く、頷きを返した後]
─── 一緒に頑張ろう、メレディス。
[何時か少年の頃憧れた『兄ちゃん』、ではなく。
同じ目線で、同じ位置で、共に立ち戦うんだという意志を込めて、名を返した*]
/*
風呂飯前に覗いた...わけだが、これトーマスがトドメさすのが一番いいんじゃねえかと...ラ神空気読んでくれるかなwww
─ →『世界軸』下層・門前 ─
[繋がる意識に届いた呼び名の変化。
それに刹那驚いた後、口端を持ち上げてユーリエに頷き返す]
(本当に、成長したなぁ)
[今まではどこかでまだ子供だと思っていた部分があった。
装いが変わった後>>+19の出会い頭に「似合ってるよ」と言った時にも思ったが、それとはまた別の、精神的な部分での感想。
望むものに触れて、また一つ、メレディスに護りたいものが増えた]
[ユーリエと共に下層へと向かうと、眼前に厳しい門が現れる]
これか…。
[門を挟んでもその奥から重々しい気配が伝わってくるよう。
それに気圧されぬよう、一度深呼吸をした]
[キアラやミリアムはどうしていたか。
姿を見つければ軽く手を上げて声をかける]
お疲れ様、二人共。
いよいよだね。
準備は良いかい?
[確認をして、四人揃ってから門の前へ。
胸元の絆石が淡く光り、その煌きともう一つの輝きが重なった。
二つの光が門へと伝わり、手を門へと伸ばすとゆっくりと動き始める。
門が完全に開くと、薄闇の奥から地を震わせるような唸りが轟いた]
[それを打ち消さんとするように響く、澄んだ鳴き声>>#0。
強く張り詰めていた威圧感が和らいでいく]
─── コスモ、ありがとう。
[薄碧の仔竜の面影を残す竜に礼を言い、蠢く暗黒色 ─── 『虚無』を見据えた]
小手調べなんて必要ないね。
最初から、全力で行く。
[カードホルダーからトランプを全て取り出し二つの山へと分け、両手に握る]
─── speedup
[トランプ全てに加速を付与し、両腕を下へと下げ]
Shuffle cross!!
[腕をクロスさせながら両腕を振り上げた]
[鋭さを伴うトランプは暗黒色の流動体へ次々と刺さる。
刺さった箇所が崩れ、突き抜けたトランプが個を描き手元に戻って来るのを受け止めながら『虚無』を見遣るのだが]
─── 点の攻撃じゃあんまり効果無いかな。
[崩れ落ちた部分が色を無くし、掻き消えていくのだが、流動体の動きは止まらない]
僕の武器とは相性悪そうだなぁ。
[肩を竦めて次の手を思案する中、ユーリエ達はどうして居たか。
仕掛けるタイミングを計るなら、『虚無』の矛先を引き寄せるために自らに加速をかけ前へと出る心算**]
――んー?
トーマスのおっちゃんが決めた事なら、あたしは文句言わないし。
まかされた!
……信頼してるよ、おっちゃん。
[にへら、と全幅の信頼を込めた笑みをトーマス>>40へ向けた。]
― 上層 ―
[虚無がいる上層へとくれば、少女は虚無の大きさに目をぱちくりして。]
おっきいねぇ、おっきいねぇ。
[様々な正の感情から変じ、沈殿し、凝ってしまった
……苦しかったね?
[優しく笑みながら、こてん、と首を傾げる。
ばさり、と畳んでいた翼を広げると、
少女は響く竜の歌声を背に、上空を舞い。]
でりゃぁぁぁ!
[トーマスが上空へと飛ばした虚無の欠片>>48を、少女は光を纏いながら大槌を振るって消滅させる。]
おっちゃーん、もっととばしてもいいよー!
[こちらも攻撃するつもりでいるけれど、トーマスへとそう声をかけた*]
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
[やって来た二人からの労い>>+13と謝罪。>>+20
それに対して、柔らかな笑みを浮かべたのは僅かな刹那]
……ありがとう。
でも、これがぼくのなすべきだし、待つのにも慣れているからね。
[だから気にしないで、と告げて。
為すべき務めを伝えた後の『柱』の様子は静かに見つめ、その言葉を受け取った]
[伝えた仔竜の伝言、それに対する反応と言葉。
自然、浮かんだのは見た目の年齢相応の笑み。
待ってる、と。
紡いだ願いにも、はきとした答え>>+17が返され、そして]
……名前?
[問われたそれ>>+23に、上がったのは惚けた声。
本当に驚いているのは、表情と声音で伝わるか]
……ごめん。
『虚無』の干渉がある間は、名を紡ぐ事はできないんだ。
[だから教えられない、と返し。
謝罪と共に引きさがるユーリエに向けるのは、穏やかな笑み]
でも、だからこそ。
きみたちが戻って来た時に、ちゃんとそれを伝えたいんだ。
同じものを支える者としての、自己紹介として、ね。
[それは偽りない気持ちだから、真っ直ぐに告げる。
……戻って来た時には、違う意味で驚かす事になる、という予想はあるけれど。
それは今は、表に出さず。**]
― 『世界軸・上層』/少し前 ―
承知っ!!
[ ワシらに釘づけにする、という、トーマスの声に、男は笑って諾を返した>>47
この場に来る前に、いきなり眩い七色の光に包まれて蔦の鎧を装着した姿>>44には、さすがに一瞬、あんぐりと口が開いたが、シュバっとポーズが決まった瞬間には、思わず、ぱちぱちと拍手をしていた...というのは余談として、その光は、確かに暗黒の煌めきを霞ませる ]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[告げた言葉に返るそれぞれの反応。
御身大事に、というオズワルド>>21、ゆっくり話したい、というクラリッサ>>34の言葉にはそれぞれ、静かに笑みと頷きを返していた──のだが]
……は?
[言う事がある、という前置きと共に向けられたトーマスの言葉>>41は、色々な意味で想定を超えていて。
うっかり、妙な声が上がったものの]
……あ……はい。
多分、そちらの方でも、色々とお世話になるとは思います。
[何故そうなるのか、については触れる事なくそれだけを告げて。
繋いだ道を通り、進む姿を見送った。**]
やるな、トーマス!
[ 槍で突き破った暗黒の向こう、陽光そのものの光を纏った男は『虚無』そのものを引きちぎるという大胆な技を見せていて、思わず、男は、そう声をかけた ]
[ 同時、耳に届いた銃声が、こちらに反撃せんと膨れ上がった暗黒を撃ち抜き、消滅させる>>39 ]
おお...!
[ これまでとは違う銃弾の威力に、思わず相棒を振り返れば、目に入るのは楽しげな笑み。
上空からは、トーマスの投げ上げた欠片を見事に捌いて、更に力強く羽ばたくシルキーの声も降ってくる>>51 ]
負けてられんな...!
[ 男の瞳の黄玉が輝きを増し、どん、と、床を踏み鳴らせば、尖った石錐が、再び男とトーマスを押しつぶそうと迫ってくる『虚無』の真下から突き出した ]
…………、よかった。
[もう声を出す余力はないのか、声なき声ばかりが聞こえる。>>+8
それでも無事に受け止められたことに変わりはない。
やがて届いた神子の声>>3:151>>3:152にはっと瞳を瞬かせた後、
すぐに表情は引き締まる]
やっぱり、八竜の後にまだ待ち構えているモノがあるようねえ……。
動ける?
無理そうなら……そうねえ、このまま水を担架代わりにして運ぶわ。
[何せ抱き上げて運べるほどの腕力はないわけで。
癒しの風のおかげで戻るまで魔法を展開し続けるに不足はない。
ともあれ一度中層に戻れば十分な休息の後、
『虚無』の討伐へと動きだすことになる*]
[ しかし、真下から迫る大きな地脈の力は『虚無』に、早々に気付かれたか、軟体動物のような姿は、後方に大きくへこんで、石錐の直撃を避ける ]
ちっ!
[ 舌打ちしながらも、男は足を止めず、自ら呼び出した石錐に、駆け上った* ]
[勇ましい声>>51が上空から響く。いると思う場所にいた。そんなぴたりとはまる感覚が高揚を呼ぶ]
おう!任せておけ!
[蔦の鎧をまとい、絆石の光をもっても、決定打には欠ける時はある。
難しいものは遠慮なく上に投げ飛ばそうと決める。]
[再び飲み込もうとする暗黒に左右の腕を交互に振るい、かきわけるように進む。一見して演出効果にしかみえない光の滴が両腕より舞う。ついでに果汁も舞う。]
さあ、こっちだ!
[意志の有無が定かではない唸り声。感じるのはすべてを消し去ろうとする寂しさと清らさゆえにある自己への信。他者の疎外する思念。
押しつぶされそうになる心を奮い立たせる。自分は一人ではないのだ。]
いいのよこのくらい。
キアラこそ……ありがとう。
今はゆっくり休んで次に備えようねえ。
[釘付けにする。その言葉のとおり、暗黒が深いところへ目指し、ただ前へ。と愚直に進むように流動体のより深いところへと突き進まんとする
大地より突き出た石錐>>56>>57により凹んだ場所に体を滑り込ませる。
前へと躍り出ることを了承したもう一人の漢>>57もまた歩みを止めぬのに、太い笑みを浮かべる
濃度の濃い暗黒に薄光を放つ鎧がわずかに侵食され蔦の鎧にへばりつく]
― 『世界軸』上層 ―
おおお???
うわぁ……すっごい。
[戦いの前、準備と称して始まったあれこれ>>44に上がったのは、上擦った声。
あれどーなってるんだろ、やっぱり原理魔法なのかな、ちょっとあれ応用効くかな、なんて。
そこまで一気に思考が回ったのは、技術屋的好奇心の現われ。
見開いた空色の瞳が好奇心できらっきらしている様子は、相方には見覚えもあるものだったろう……というのはさておいて]
[光纏う二人の連携>>48 >>51は鮮やかで。
そこにもはっきりそれとわかる絆が見て取れる。
周囲を照らす光は『虚無』が放つもの──純粋に突き抜けた、消滅を求める意志から来る威圧を和らげる。
そしてその光が生み出す影は、『虚無』の強大な力を鎮め均すが如く感じられた]
……さぁて、ボクも負けてらんないね……!
[刹那、こちらを振り返った相方>>56に笑みを持って返した後、弾倉を振り出して弾を再装填して]
― 『世界軸』下層・心の広間 ―
[『深奥』が消えた頃に届くのは、神子からの声>>3:151>>3:152。
どうやら試練と八竜の討伐は皆が無事に果たせたようで、安堵するものの]
なるほどね……それが最後の仕上げってわけかい。
[告げられたのは『虚無』そのものの討伐]
戦って倒せる相手ってんなら都合がいい。
最難関だろうとなんだろうと、果たしてみせるさ。
[癒しの風を受けたこともあり、言葉だけは威勢よくそう言ってみせる]
[しかしミリアム>>+32の言葉を受け起き上がろうと試みれば、肋や背骨の辺りがミシリと痛んだ]
アタタ……悪いね、もう少し休ませてもらえると助かるよ。
[そう告げれば、水の上に乗せられたまま中層へ戻ることになるだろう。
それから休息と準備を挟んで、再び下層へ向かうこととなる]
ぐっ……
[濃度の濃い場所に埋まるように入り込む。さすがにこれは苦しい。だがそれでも止まらない。
意志にのって蔦が蠢き、螺旋を描くように回転する]
貫けぃ!!!
[拳を突き上げるようにして、光を帯びた螺旋が覆いつぶさんと迫る暗黒の流動体を抉り貫き自身を押しつぶそうとしていた虚無を散らした**]
― 『世界軸』下層 ―
[休息の後、下層の門がある場へ向かえば、それと前後するようにメレディスとユーリエが現れた]
ああ、そっちもお疲れ。
準備? フン、いつでも来いってんだ。
[メレディス>>+28には軽くそう返し、ユーリエの正装>>+19を目にすれば]
あれ、アンタ雰囲気変わったかい?
……いや、かっこいいなと思ってさ。
[微笑んでそう口にした。
短いやり取りが済めば、門を開くのに必要だという左耳の黒曜石を、そっと手に取る]
[照準を合わせた先は、低い位置に蠢く暗黒色。
自ら呼び出した石錐を駆け上がる>>57、その背を追おうとする部分へと銃口は向いていた]
……行かせない、よ!
[言葉と共に放つのは単独射撃。
もっとも撃ち出されたのは途中分散する散弾──それを、間隔をずらして撃ち込む事で、広範囲にダメージを叩き込んだ。*]
[そして四つの絆石が揃い、門が開かれる。
その先にあったのは、暗黒色の蠢くもの。
生き物のようには見えず、されど門の向こうへ踏み入れば、こちらを認識したかのように唸るような音を立てる]
なるほどね……百年も悪いものが積もり積もれば、こんな風になるわけか。
[ミリアムの動きを待ちつつゆっくりと構えていると、まるで唸りを打ち消すかのような声が響いた。
それを発するのは、仔竜の面影残す薄碧の竜。
けれど、その声はどこか――この『世界軸』の内側だけでない、もっと大きなものの想いを乗せているようにも思えた]
でもね――百年どころじゃないものを、アタシらは背負って来てるんだ。
[それは鬼族の歴史のことでもあるし、世界そのものや、中枢存在たる神子のことも。
相棒のミリアムも、メレディスやユーリエ、上層へ向かった者たちも、それぞれ背負ってきたものがあるだろう]
こんな所で、終わらせやしないよっ!!
[先に動いたのはメレディスだった>>+30。
高速の札が流動体へ突き刺さるも、単体では効果が薄いらしく。
まるで囮となるかのように、彼自らが前へと出て行く>>+31]
おいおい、そういうのはアタシの仕事だっての。
[お株を奪われ思わず声を上げるが、彼自身の術によるものか、その動きは速く『虚無』を翻弄する様が見えた]
なるほどね……やるじゃないか。
それならアタシは、こうだ!!
[じゃらじゃらと落ちた針が、キアラの合図により電流帯びて浮かび上がる。
それらはメレディスを追うように蠢く『虚無』へ、連続して突き刺さっていく。
一撃一撃は弱いだろうが、同じ場所へ攻撃を集中させたのは意味があった]
今だ――迅れ!!
[雷の一撃を受けた『虚無』の一部は弾け飛び、穴が穿たれた。
しかし決定打にはならなかったようで、弾けた『虚無』は再び繫がり、幾本もの触手へと姿を変える]
ちっ……これじゃまだ弱いっていうのか。
[触手がこちらへ向け伸ばされるのを見れば、言葉に反し僅かに笑みを浮かべた。
『虚無』に意識があるのかは知らないが、メレディスへ向かった攻撃の幾らかをこちらへ引き受けられるなら好都合だ]
ははっ、まるで鬼ごっこ――なあんてね!
[そのまま床を蹴り、メレディスと反対側へ向かうように駆ける*]
[ 垂直に近くせり上がった石錐を、男はまるで足が岩に張り付きでもするかのように、楽々と駆け上がる。
背に、下から追ってくる『虚無』の気配は感じたが、振り返りはしない。
前に竜の尾に襲われた時とは違う、今は後ろにクラリッサが居るから、振り返る必要はないのだ ]
ふ...
[ 想いに違わず、撃ち込まれた弾丸が、床に蠢く暗黒を散らすのを感じて>>64男は再び唇に笑みを刻んだ ]
/*
そういえば今更ながら、上層チームって...思いっ切り物理力押しチームなのな...
[ どっかで見たぱたーんだな、と思ってる顔 ]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
……始まった、ね。
[送り出しから幾ばくかの時を経て。
『柱』たちが『虚無』に接触したのを感知した神子は、いつになく厳しい面持ちで目を細める]
さて……それでは、ぼくはぼくの務めをなす……か。
[低く呟き、杖を両手で捧げるように持つ。
ふわり、と巻き起こった風がその周囲を取り巻いた]
……遠き古よりの盟によりて。
我、天と地の狭間なる者としての務めを果たさん。
『中枢』たるもの、メディウス・ロクスの名において封じしもの。
我が内なる力、その全てを持って、深き澱みの散るを抑えん。
[紡がれる言葉に応じて、緑と紫の光が零れ、散る。
それは周囲を取り巻く風に乗って儀式の間を煌きで飾りたてた]
……天煌、開封!
我、我が力の全てを持って、中枢たる務めを全うする事、ここに宣する!
[凛とした宣言と共にばさり、という音が響き渡る。
それと共に開いたのは、真白の六翼。
天界にあるという、天使思わせるそれは右が薄紫、左が薄碧の光を淡く纏っていた。
本来の姿──天界より下りし者と、人の融合体としての在り方を晒すのは、百年に一度のこの時のみ。
『虚無』の侵食を抑えるため、『世界』と交わした約束を果たすため、文字通りの全力を振り絞るためのもの。**]
─ 『世界軸』下層・門前 ─
[自分の変化にメレディスが思うことは、こちらには解らない事だけど。
その変化は、メレディスがいなかったら決して起きなかったこと。
>>+26返った頷きに満面の笑みを浮かべながら、神子の言っていた通り門の前まで辿り着いて。
キアラとミリアムはもう来ていたか、それとも自分達よりも後に着いたか。
どちらにしても、二人の顔を見れば手を振って傍に行き]
キアラもミリアムも、討伐お疲れさま。
二人とも、ちゃんと休んだ?
/*
キアラさんと、ミリアムさんと、ユーリエさんには、全然お話できてないので、エピで会うのと楽しみにしております。
秘話と表のギャップにドン引きされないことを祈る...
─ 『世界軸』下層・門前 ─
[そう声をかけたのだが、>>+35キアラからの返答は頼もしいもので。
雰囲気が変わったかという問いと、続いた言葉も合わさって自然笑みが零れながら]
ありがとう。
メレディスのおかげでね、色々変われたんだ。
[出迎えの挨拶も含め、こちらの口調の変化にも問いはあっただろうか。
問われたなら、「本当はこれが素なんだ」と苦笑した後「内緒にしててごめんな」と謝って。
それから、準備が済んでいることを確認した上で門へと向き直り]
─ 『世界軸』下層・門前 ─
…この先が、本当の大一番か。
早く終わらせて、神子さんの肩の荷降ろしてもらわなきゃな。
[疲労の色濃くも、>>*4これがなすべきと言った微笑みと、>>*6戻って来た時に伝えたいと言っていたその表情を思い返しながら。
月闇と天聖、異なる絆の四つ石を以て開いた門の先、薄闇の中から低く重い唸りが届いた]
…っ
[近付く前から伝わる威圧感に圧されそうになるも、それは一瞬。
>>#0るうぅ、と澄んだ声がその重圧を薄れさせてくれるのが解ってすぐに笑みが浮かぶ。
見れば、自分が知る仔竜ではない、けれど知る面影を宿す薄碧の姿がやはり在り]
ありがとう、コスモ!
俺達もお前に負けないくらい、頑張るから!
[仮に届かずとも、そう伝えた後。
真っすぐ先、どろりとしたへどろの様な、それよりも更に重く昏い蠢くものへと視線を戻した**]
[ 端から削っていっても、形を持たない暗黒はなかなか弱った様子を見せない ]
全く効いてないってわけでもなさそうだが...
[ 高い位置から見ると、削られた部分や、トーマスの光に触れた部分は動きそのものが鈍くなっているようにも見えた。
しかし、このまま少しずつ削るのは長過ぎる消耗戦となる ]
......またオーバーヒートしちまったら困るしな。
[ ぼそり、思わず本音がコエとなって落ちた ]
おーにさんこちら、てーのなーるほーうへっ!
[トーマスやオズワルド、クラリッサが虚無を削っていく。
こちらも虚無を挑発しながら、上空へ。]
[ 天と地に輝く陽光、力強き一対と、己の対成す空色の星......今、自分は独りではないのだ、と、男は、長槍を頭上に掲げる ]
はああっ!!
[ そして、気合と共に『虚無』の中心に向かって、龍の牙を、全力で投じた ]
あたしの大事な仲間に、手ぇだすんじゃない!
[きしゃぁ、と少女は吠える。
トーマスの美味しいご飯を食べる=仲間。
実に単純な思考回路である。]
[>>+30先ず動いたメレディスが放ったカードは『虚無』を貫いたものの、>>+31その動きを止めるには至らなかった。
>>+38加速を使って前に出るのを見れば、自分もそれに続こうかと思ったけれど>>+39キアラの動きに気付いて一旦留まる。
迅った雷光は傍目にもかなりの威力だと解るもの、だが『虚無』は弾けた一部を埋める様にまた繋がり、触手が更なる獲物にも狙いを定めた様に蠢いて。
キアラが駆け出すのに合わせ、暗黒はやはり流れ広がる様にその背を追いかけ始めた。
それはメレディスを追うのも合わせ、平く伸びている様にも見えて]
…メレディスのカードも、キアラの雷撃も、効いてない訳じゃなかった。
なら修復…違うな、崩れたものが戻った様には見えなかったし…補修能力が高い、のかな。
[小さく推測を呟きながら、羽織った薄布をふわり翻す。
詠唱も無く頭上に生み出したのは、無数の氷柱]
[ それは、恐ろしく素早い動きだった。龍牙が、飛来する、その気配に、四方八方から、伸び上がった暗黒の腕が、一気に集中してその槍を絡め取る。
同時に、低く怒りに満ちた『虚無』の唸りが、一際大きく空気を震わせた ]
トーマス!シルキー!クラリッサ!
[ 鞭のように細長く伸びた暗黒の腕が、男の足場となっている石錐を砕け散らせる ]
中心が、弱点だ!
[ 武器を犠牲に得た確信を口に乗せながら、無手のまま、男は蠢く暗黒の只中に落下していく* ]
はは、それは済まないね!
[自分の仕事だと主張するキアラ>>+38に、笑いながらも謝罪を向ける。
しかし前に出てしまえば、『虚無』の狙いはメレディスへと定められ、その間にキアラは仕掛ける準備を始めていた]
─── speeddown
Phalanx!!
[メレディスを追う『虚無』の触手から淀んだ球体が吐き出される。
それに対し翳すのは、速度を限界にまで落とした小アルカナの絵柄カード。
[回避する最中、キアラの鋭い声>>+39が響く。
鎌首を擡げていた触手が一瞬硬直したかと思えば、その根元で雷撃が爆ぜた]
やるぅ!
[賛辞の声を上げ、『虚無』の硬直の隙に「硬貨」の数字カードを空中へとばら撒いた]
Pentacles gain
[ばら撒いた「硬貨」の数字カードを宙へとランダムに固定し、足場を作る。
高さや位置に差はあれど、『虚無』を囲うような配置だ]
[キアラの攻撃から持ち直した『虚無』が触手の数を増やす。
その一部がキアラへと向く>>+40のを見止め]
キアラ!
[名を呼び、空中へと固定した足場を親指で示した。
使うなら使え、と言う仕草]
[メレディスもまた足場へと身を翻し、空中も使って『虚無』を翻弄する]
しっかし、いつまでも逃げてるわけには……
[次の一手を、と刹那意識を逸らした時、メレディスを囲むように触手が伸び上がってきた]
げっ、
[檻の如きそれに焦りの色が宿る。
如何に速度を上げたとて、囲まれてしまえば活かせない。
触手はメレディスを絡め取らんと迫ってくる*]
緋色は氷色 氷は漂
想いのままに 穿ち留めよ!
[狙いはメレディスとキアラを追う、『虚無』の中間。
二つに分断する如く氷柱を穿った箇所は、やはり今まで通り崩れて消えていったが]
……まだ足りないか。
[失った部分を補う様に暗黒が蠢き、また一つに戻るを見て眉を顰めた。
だが、今の対処でキアラとメレディスを追う動きは少し鈍くなっただろう**]
―― 『世界軸』・下層 ――
[『虚無』は上層と下層の双方に存在し、二手に分かれて対処する。
自分達と同じ下層に行く役目を帯びた、
メレディスとユーリエと合流すればひらりと手を振って、>>+26]
そっちもお疲れさま。
準備? いつでもいけるわよー。
[そう言って今度は杖を振った方の手を一振りして見せる。
ちゃんと休んだか、というユーリエの問いには頷いてみせる。>>+41]
ここに至るまでけっこう無茶しちゃったからねえ……。
[それから、起き上がるのも辛そうだった片鱗も見せず、>>+34
衣装に関するやりとりを繰り広げるキアラとユーリエ>>+35>>+42を微笑ましく眺め、一言]
ふふ、似合ってるわねえ。
[やがて、門を開くべく絆石の力を用いる。
胸元、闇夜の色合いを持つそれを手の中に握りしめて、]
……行きましょう。
[立っている位置こそ違うが、同じ立場。片割れがゆけば、片割れが支える。
背後を気にせぬ龍族と同じように、隙をつくればより攻撃に集中してくれる存在がいるのだと信じられる。
上部ではじける衝撃>>70に、覆いつくそうとする虚無の濃度が少し減った]
ええ。私達の手で……、
これからの百年がより良くなるための流れを生みださないとね。
[天を衝くような声>>73が響く。
道しるべのように、一瞬靄のような暗闇が一斉に意志をもったように動いている]
任せろ!
[場所もわかった。薄くなった場所へと突き進む。目的は、一斉に槍へと向かった暗黒体を一身に受けることだ。絆石が光を放つ]
[これで少しはメレディスとキアラが動きやすいかと思ったのは、油断だったかもしれない。
>>+50聞こえた声に咄嗟視線を向ければ、メレディスを囲むように伸び行く触手が見えて]
メレディス!!!
[思わず名を呼ぶと同時、やはり腰に巻いていた紐を外しそちらへと放り投げた]
オズさん!?
[這い寄る闇へと落下していくオズワルド>>73を目撃して、少女は眼を白黒させる。]
あー、もう!おっちゃん含めて無茶しいめぇ!
[作品作りの時の寝食忘れる集中力を少女はしれっと棚上げし、再び上空へと舞い戻ると。]
[オズワルドが落下するのを横で見ていた。助けにはいかない。いけといわれたら小難しいことは考えない。
その選択の迷いのなさと、光の力がより脅威に感じたのだろう。
中心を覆い層が薄いうちに殴り飛び散らせて、惹きつけて]
[上から聞こえた声>>72に、思わずそちらを振り仰ぐ。
そこに至る思考変遷のストレートさは知る由もないが。
言われた言葉にちょっとどころでなく、嬉しくなったのは許されてほしい]
…………。
[大切な存在とか、大事な仲間とか。
独り旅をしている間は、接する事のなかった言葉。
ここに来てそれをたくさんもらえている事に、それを導いてくれた絆石に。
言葉に出来ない感謝をひとつ、積み上げて]
……ふに?
[不意に聞こえたそれに、上がるのは戸惑い帯びたコエ。
何を言っているのか、の理解はすぐに落ちて]
……っ……。
そんなの、考えてる場合じゃないでしょーに!
[理解したら突っ込まずにはいられない]
もぉ……過保護の心配症!
[想われているのは嬉しいけれど。
表に出るのは、突っ込み優先になるのは気質故に仕方ない事]
[気合と共に槍が投げつけられる。>>71
その軌跡を追いつつ、弾倉を振り出し再装填をして]
……って、ええっ!?
[伸びた触手が槍を絡めとる。>>73
低い唸り、それをかき消さんとするかのように薄紫の竜が歌う声が高まった]
ちょ、あぶなっ……!
[弱点を指摘する声が響き、石錐が砕かれる。
落ちていく姿に息を飲むものの、自分の位置からはどうする事もできない、から]
緋色は氷色 氷は豹
思いのままに 全て切り裂け!
[投げた腰紐は詠唱によって刃の如き氷を纏い、その勢いのままに回転していく。
急造のそれは鋭さはあれど強度が足らず狙い通りに触手全てを切り落とせはしなかっただろうが、怯ませる位は出来ただろうか**]
/*
ちなみに数値が高い=より警戒されるため、こっちに攻撃がくる。結果貫かれるってことで、高いと危険ってかんがえでした
[撃ちだしたのは特製弾の6連射。
言われた所に届かなくてもいい、そこを狙うものの援護になれば。
何より、落ちていくオズワルドを狙うものを少しでも退けられれば、という意思を込めて撃ち込んだ弾丸は、暗黒色を少なからず削り、散らす]
あー、もうっ!
後ろで待ってる方の身にもなってよねっ!
[文句を言いつつ、再装填をして、距離も詰める。
援護が必要なら、遠すぎてもまずいから、というのはまあ。
半分くらいは、口実だが。*]
[ 任せろ、と聞こえる声、羽ばたく翼の音、そして銃声...そして、少し前に聞こえた、もうひとつのコエ ]
頼むぞ...!
[ すぐさま攻勢に出たトーマスとシルキーへの対処と、クラリッサの放った連射のおかげだろう、男の方へ、攻撃の意図を持って向かってくる『虚無』の動きは緩い ]
退けえっ!!
[ 武器を持たずとも、天然の鎧とも言える表皮が、身体を貫こうとする暗黒の触手を弾き、振り回した腕が、男を絡めとり鎮めようとする動きを阻んだ ]
[ それでも床に足がつくと、泥のように粘りつく暗黒に足を取られ、すぐには抜け出せない ]
トーマスっ?!
[ その視線の先、暗黒に身を貫かれた男の姿に>>79目を見開いて叫んだ ]
―― 『世界軸』下層・門の向こう ――
[『虚無』はこれまで相対した八竜のうちの二体とは違い、
生き物の姿をとってはいなかった。
積もりに積もった重い感情がそのまま形を為したかのような。
仔竜の面影残す薄碧の竜が響かせる歌うような声をバックに、
まずはキアラに、続いて自分に強化の魔法をかける]
百年どころじゃない……それもそうねえ。
[自分達は――先祖だけじゃない。>>+37
かつてこの世界を維持してきた過去の『柱』の意志も、
まとめて受け継いで背負ってここにいる。
そうしていつかは未来の誰かに引き継がせていくんだろう]
[囲い込んできた『虚無』の触手は容赦がない。
この状態で先程メレディスを追った球体を放って来たのだ。
タロットの盾を掲げ、一部は打ち消すものの、取り零した分はメレディスを打ち据えて]
ッ う ───!
[物理的な打撃だけでなく、蓄積した澱みの素たる昏く重い感情を沁み込ませて来る。
絶望を凝り固めたようなそれは内側からメレディスを押し潰そうとした]
[拙い、と心の内で零すと同時、耳に届いたのは]
───── ッ、
[澄んだ鳴き声に重なる、自分の名を呼ぶ声>>+55]
…── そう、 簡単に、
染められて堪るか!!
[吼えるように声をあげ、暗黒色を切り裂いて現れた氷の長刃>>+56に加速を付与する。
それをタロットの盾で受け、更に回転をかけて周囲へと放った]
[しんみりしている時間はあまりない。
メレディスとキアラが前に出て『虚無』の一部と追いかけっこを繰り広げるのを見やる]
鬼が追われる鬼ごっことはこれいかにってねえ……
[さてどう出るか。
前衛陣が攻撃を引きつけている間に弱点を探るにしても、
あまりに未知数の存在すぎてうまく探査ができるかわかったものではない。
そうこうしているうちに二つの動きを見る。
ひとつは初撃から立ち直った『虚無』が触手をキアラへと迫らせたこと、
もうひとつは、メレディスがキアラの名を呼び、
空中へ固定したカードを指し示したこと。>>+49]
飛び乗って!
[後押しするように叫んでから、杖をキアラに迫る触手どもへと向ける。
足元から漣が現れ、やがて湧きあがる大波となり、
触手をまとめて押し流そうと前進を始める]
[氷の長刃はカーブを描き、伸び上がった触手を全て切り裂いて行く。
その軌道は来た方向へと向かい、ユーリエの下へと戻り地面へと突き刺さった]
[メレディスはその方向へと視線をやり、感謝するように軽く手を振る。
しかしその場に留まることはしない。
再び鎌首を擡げ始めた『虚無』を牽制すべく、足場と地面を往復した*]
[身を貫いた触手は脳へと、心へと侵食するように声が響く。
多くの生き物を喰らい、多くの命を他者に捧げてきた。命を奪うそれを危険といい、責めるように亡くすように誘う声でもあった。
確かに、獣からすれば、粗末にせず美味しく食べたところで、関係ないかもしれない。
己と似たような形の、あるいは意志の疎通ができる相手へと仲良くしているだけかもしれない。
ここにきてすぐのときは、侵食された思念におとされていたかもしれない]
[貫く触手を掴んだ。まとめるように腕に絡みつければ、触れた先から蔦の鎧が朽ち体が侵されていく]
なんとも…哀れだな
[あの時、横で聞こえた声。苦しかったね。という言葉>>50の意味を深く考えなかったが、双だったのかもしれない。声には同情が帯びる]
[貫く触手を掴んだ。まとめるように腕に絡みつければ、触れた先から蔦の鎧が朽ち体が侵されていく]
なんとも…哀れだな
[あの時、横で聞こえた声。苦しかったね。という言葉>>50の意味を深く考えなかったが、そうだったのかもしれない。声には同情が帯びる]
[背中に埋まる月長石は不退転を宿し、己の名を叫ぶオズワルドの声>>82にわずかに体を傾け、ぐっと親指を突き出して見せる。そして、体を貫く触手をそのままに、両腕に触手を巻き付けるようにして引き寄せる。]
健全な思い≪キンニク≫を思い知るがいい!
[盛り上がる筋肉。体を楔として掴んだ触手を思いっきり引き寄せ、そして振り上げた。
オズワルドがみつけた弱点である中心が、シルキーのいる上空に届くように、跳ね上げさせた*]
[キアラに迫っていた触手どもはおおかたが飲み込まれたようだった]
これで当面の危機は去ったよねえ、……ね?
[といっても全体を見ればまだ一部を削っただけにすぎない。
喜ぶにはまだ早いと戦場を鋭いまなざしで見つめる*]
……っ!
平然と、そゆ事いわないっ!
[いや、そういうひとなのはわかる。
わかるけど、思う所もあるから、突っ込みが更に重なるのは止めようがなく]
[援護の連射は上手い具合に作用したらしく、どうやら絡めとられるのは免れたらしい。>>82]
……って!
[それに安堵したのも束の間、暗黒色に貫かれる姿>>79に、再度息を飲んだ、が]
……ふぇ……。
[距離があるから、攻防の様子ははっきりとは見えない、けれど。
その果てに、中心部分が上空へと跳ねあがるのは、はっきりと見えて。>>88]
……すご……。
[知らず、零れたのはこんな呟き。*]
任された!
苦しいのはこれでおしまいだよ。
おやすみなさい。
[声に思いをのせ、虚無の中心へ光を放ちながら、
少女は笑顔で大槌を降り下ろして虚無の中心を打ち抜き。
虚無は光に包まれるように消えていく**]
[ それは、一瞬だったか、もっと長い時間だったか、トーマスは、苦しむのではなく、何かを己の内に受け止めているように見えた。
やがて、名を呼ぶオズワルドに親指を立てて見せる姿に>>86思わず苦笑と安堵の息が漏れる ]
まったく...たいした奴だよ、あんたは。
[ 引き寄せられた『虚無』を、鍛え上げた筋肉が、跳ね上げる ]
[こちらが針を用意する間にも、メレディスは『虚無』との攻防を続けていた。
『虚無』が吐き出す球体を打ち消したのは、恐らく天聖の力>>+47]
なるほど、便利なもんだねぇ。
[自分の月闇の力も何か応用が出来ないか、と考えていた所へ掛けられる声>>+49。
見れば『虚無』を囲う位置に、足場が出現していた>>+48]
おっと、こりゃあ有難い!
[床を強く蹴り、背丈よりやや高い位置の足場へ飛び乗る。
宙に浮いた体へ迫る触手の一本は、雷撃帯びた苦無で叩き落とす]
余計な心配だったか。
[咄嗟に援護の苦無を放ったものの、周囲の触手が切り裂かれていく>>+60のを見れば、深追いはしない]
――っとぉ!
[こちらへも再び迫る触手を、足場を移ることで回避した。
そこへミリアムの生み出した大波が殺到し、触手を押し流す>>+62]
ミリアムも助かったよ!
[暗黒色の『虚無』の表面が、大波を被ったことにより濡れた輝きを纏う。
その様に、娘ははっと息を呑んだ]
もしかして、今なら……!
[『虚無』を牽制するメレディス>>+63を横目に、『虚無』の中心に近いところへ目掛け足場を駆ける。
こちらの動きに触手の幾らかが反応して伸ばされるが、体の頑丈さに賭けて堪えた。
それは触手との攻防より、力を練り上げることに集中すべきと判断してのこと。
そして、出来る限り触手の根本に近いところまで接近して]
アタシの雷――全身で喰らいなっ!
[電撃帯びた掌を、『虚無』へ向けて突き出す]
[ トーマスが託した想いを、シルキーが受け止め、陽光の慈悲の光の中に、澱んだ暗黒のいろが消えていく>>91
やがて、『虚無』は、光に満たされて......『虚無』ではなくなった ]
は......
[ 皇龍は大きく息をつき、祈るように目を閉じて... ]
(確かに命も奪ってきた。この力も使いようによれば他の命を脅かすだろう)
[跳ね上げた先に、待っていたように構えていたシルキー>>91を見上げる]
(だが、守る意志を持つときは別だろう?)
[大槌に打ち抜かれ、虚無が光に包まれ浄化されるように消えていった]
[――ということはつまり、体に栓をしていた触手まで消えるわけで、開いた穴からはどうなるのか。
答えは、噴き出る紅とばたりと倒れる巨漢の音であった**]
[ ずる、と崩れるように、その場に座り込んだ ]
......リッサ......
[ 顔を顰めながら、名を呼ぶ声が小さく漏れる ]
[ トーマスが倒れたことに>>95気付く余裕も今は無い ]
は......
[ クラリッサが近付いてきたなら、男の首から下の身体全体に、黄褐色に煌めく龍の鱗が現れている事が判るだろう* ]
[次の手のために足場へと上った時]
おぉ……豪快。
[キアラ側の触手が大波に飲み込まれていく>>+62>>+64のが見えた。
思わず感嘆の声を零し、術の主であろうミリアムに視線を向ける。
目が合ったなら拍手の仕草もして見せよう]
…やっぱすごいな。
[>>+58視線の先、メレディスを囲む触手に投げ放った氷刃は>>+60彼の術を受けて勢いを取り戻し、更に増してその全てを切り落とした。
術をかけてすぐ急造で強度に欠けるものだと悟ったあれで良くも窮地を脱してくれたものだ、と今更ながらメレディスに感嘆する。
あちらから手を振られたのに返しながら、戻ってきた氷刃を地面から引き抜いて。
そのまま視線を動かすと、キアラを追っていた触手も>>+62ミリアムの術によって粗方削られた様。
けれどまだ『虚無』そのものには大きな欠落が見えず、安心材料までは至らない]
[それぞれの攻撃によって『虚無』にも相応のダメージが与えられているはずだが、『虚無』の動きが止まる気配はまだ無い]
点だと効率が悪そうだからなぁ。
[パララララ、と両手の間でトランプを弾き流すのは思案する時の癖。
先程は油断したが、今は思考の合間も触手の動きを見て、迫る前に地面に下りたりして触手を回避している]
っとぉ!
[幾度目かの回避を行った時、キアラの居る方から高圧の雷が迸り、その一端がメレディスの傍まで飛んできた。
驚いて飛び退る視線の先ではキアラ>>+68が触手の根元近くに直接電撃を叩き込んでいる]
確かに効果的かもしれないけどっ。
[無茶をする、と思いながら、こちら側からキアラの方へ向かいそうになった触手にトランプの連撃を叩き込み追撃を防いだ*]
…ちまちま削ってっても切りが無いな…
[どれ程損傷を与えても、すぐに補修されるのでは疲労が増すだけだ。
どうしたら、と考えた所で>>+68キアラの声が聞こえて。
彼女の掌から放たれた雷撃が、『虚無』の身体を迅り抜けたのを見たことである考えが浮かぶ。
その足元、知らぬ間に触手が伸びてきていたと気付くのはほぼ、同時で]
っ…!!!?
[足に何かが巻き付いた瞬間、一瞬で身体の中を奔る感情が昏く重く、染まっていく。
それは思考全てを諦めてしまいそうな程、苦しくて、哀しくて。
でも、どこか懐かしいとも思えるもので]
(…俺は、これを知っている)
[真実を伝えられたあの日、目の前が真っ暗になった様な気がした。
男じゃないことが悔しかった、女だなんて受け入れられなかった。
どうして最初から教えてくれなかった、どうして男として産まれてこなかった。
何度も何度も、自問自答して、誰にも言えない感情を押し込めて、押し込めて。
あの逃げ場を失った感情は、もしかしたらこの『虚無』の内に込められているのかもしれない。
ならば、俺は。
もうこれに、飲み込まれる訳にはいかない]
/*
今晩中に終わると思ってなかったので、予定してた龍身への変化は端折ることになりましたとさ。
しかし下層は、まだ全然途中なのだね、これ。
[ やっぱりどっかでみたようなぱたーん ]
…掴んでんなら、そのまま掴んでりゃ良いさ。
[小さく零した言葉はただの強がり、だけど浮かんだ考えを実行するには好都合でもあったから。
それどころか、触手を伸ばす『虚無』の本体へとこちらから近付いて緋色と乳白色を輝かせる右手をそれに触れさせて]
………こんだけ濡れてりゃ、よぉく凍るだろう?
[そう言いながら、急速に己の体温を下げていき]
[跳ね上げられた『虚無』の中心を、大槌が打ち抜く。>>91
柔らかい光が散り、『虚無』が光に包まれ、消え失せて行く]
…………浄めた…………っていうか。
これで、休める……の、かな?
[おやすみなさい、という言葉にふと過ったのはそんな考え。
けれど、その先へ思考が進む前に届いた声ふたつが、意識を違う所へ向けさせた]
……っ!
[はっと振り返った先に見えたのは、座り込む姿。>>96
もう一人、重症の人の姿>>95も視界に入ったけど、そちらまで意識は回らないし、その必要もないだろうから]
え、ちょ……。
ど、どしたの一体、ねぇっ!?
[駆け寄った先、目に入った姿>>97に声を上ずらせつつ。
動揺しながらその場に座り込んでいた。*]
手を貸すって、なに!?
ボクに出きる事があるなら、ちゃきちゃき言う!
[直の声を出すのが苦しいなら、こっちで伝えろ、と。
投げかけるのはこんな問いかけ。*]
……お前なんかに。
負ける、もんか!!!!
[自分を起点に、『虚無』の表面を凍らせていけばその動きの抑制に一役買えるか**]
/*
一応、今日もお休みなんで、起きてはいられると思いますが。
……夜更かし耐性、落ちちゃってる自覚もありますからねぇ……。
[ ああ、心配させているな、と思いながら、現状動けないのはどうしようもなく、傍に座り込んだクラリッサの手を掴む。
右手の絆石が、それだけでもふわりと熱を伝えて、波が荒れ狂うようだった気の流れが少しずつ凪いでいくのを感じる ]
...地脈を喚んだ上に、虚無に大分触れたからな...気が乱れて龍身に戻りかけたんだ...
[ 完全に龍身になってしまっていたら、今度は人型に戻るのに難儀するところだったが、半端に変化した身体もバランスがとれず、なかなかに辛い ]
傍に、いてくれればいい...お前が居れば、俺は、俺で居られる、から。
[ 絆石の齎す安定と共に、クラリッサの存在自体が、力となるからと、そう告げた* ]
/*
やりたいことあるっちゃあるんだけど、今落とすと齟齬が出そうで悩む。
そして相変わらずダメージ描写がうまく出来ない…。
[手を掴まれる>>100のに呼応するように、喉元に熱を感じる。
絆石が共鳴している、というのは、それでわかったから]
…………。
[ちょっと考えて、空いている方の手でチョーカーを外して。
それを手に引っ掛けるようにしつつ、自分の手を握る手の上にそ、と重ねた]
……つまり、結構な無茶した、って事だね。
[起きた事を説明され、最初に落ちたのは低いコエ。
続けて告げられた事に対しては、しばし、沈黙が落ちて]
……っとに、もう。
意外と、世話が焼けるよね、きみって。
[どう言ってやろうか、という思案の沈黙は、小さなため息が破った]
でも、さ。
そういうんなら、手が届くところにいてくれないと、困るんだよ。
一方的に護られるような状況、ボクは嫌だ。
[それは、さっき突っ込みたかった所。
短期決戦狙いの理由がこっちのオーバーヒート懸念で、その結果がこれというのはさすがにちょっと、引っかかるから]
……ん。
ていうか、戻ってくれないと、困る。
[届いた声>>101に、落ちるのはため息。
空色には色々と、複雑な思いを込めた色が宿っていた。**]
[ユーリエがメレディスの名を呼ぶのも聞こえていた。>>+55
そちらは大丈夫かと視線を移せばちょうどメレディスと視線が合った。どうやら無事な模様。>>+69
拍手が聞こえれば照れくさそうに相好を崩す。
何せ治癒魔法に比べればまだ扱い慣れていない方の力であるがために]
世話が焼けて、嫌になりそう、か?
[ くす、と小さく笑う気配は、それだけ余裕が戻ってきたためとは判るだろうか ]
オーバーヒートは確かに心配だったが、それだけじゃない、トーマスも、自分を盾に戦ってたからな...急いだ方がいいと思ったんだ。
身体の傷だけなら、後で癒しも出来るが、人間が長く虚無に触れるのは......危険すぎる。
[ でもこれは、トーマス達には言うなよ、と念を押して ]
それに、お前の足のメンテナンスやオーバーヒートは、俺にはどうしようもないが、俺の気の乱れは、お前が居てくれれば収まるからな。
こっちの方がマシだと、思ったんだ。
[ その他にも、虚無を倒すための力がどうしても及ばなかったら、龍身となって戦うしかないかもしれない、と考えたという理由もあるのだが、そちらは言わずにおいた...怒られそうだったので* ]
ああ...すまん。
[ 溜め息落としたクラリッサに、ようやく出るようになった声で、そう謝罪を告げて。そっと髪を撫でた ]
トーマス、は、大丈夫かな...
[ ここには命を司る竜も居る、癒しは受けられるだろうとは思うものの、あちらも大怪我の筈だ、と、漸く意識が向いた** ]
[こちらの一撃は、一瞬なりとも『虚無』の動きを止められただろうか。
メレディスのトランプが触手の追撃を防ぐ>>+71のに感謝の眼差しを向けるも、その間にユーリエの身が触手に掴まれる>>+72]
ユーリエ!
[声を上げはするものの、全力の一撃を放った直後故咄嗟には動けない。
そしてユーリエが、『虚無』を凍り付かせていくのも視界に入るが>>+75]
――がはっ!?
[更なる追撃を恐れてか、雷撃と冷撃を受けたショックによるひと暴れか。
横合いから重い一撃が、キアラを殴りつけ吹き飛ばす。
それが文字通り"殴りつけられた"のだと気付いたのは、宙を飛ばされている間のことだった。
『虚無』は巨大な拳を形作っていた]
[それが人に似て人ならざるものの拳だと、キアラはなんとなく察していた。
――ここは、下層に近い。
それに、感情の澱みが、『虚無』を構成する一部なのだとしたら]
ああ、確かにそれは、アタシたちが乗り越えなきゃいけないものだねぇ。
[それが、『虚無』を抑える天界由来の力>>68に呼応してのものか、真相は定かではないが。
いずれにしろ、このままではキアラの身は、壁に激突することとなるだろう**]
[大波が通り過ぎた後の『虚無』は輝きを帯びながらも水浸しだ]
! 今なら……
[キアラも同じことに気付いたようで、>>+68
足場を駆け、触手の攻撃を堪えながら、根本に近いところまで接近して雷を叩きこむ。
その姿に頼もしさを感じつつも、
キアラに触手が接近しかけてヒヤっとした一瞬もあった。
直後にメレディスのトランプが撃破していったが>>+71]
すごいすごい! ありがたいよ。
[弾んだ声があがる、が、
雷を浴びて弱っていない部分――つまりは己の足元付近からも触手が現れる。
それをどうにか避けつつ溜め息]
どうにもキリがない……ねえ。
[効いてないわけではないようには見えるのだが。
未だ決め手には欠ける状況]
…ユーリエ!?
[そうこうしているうちにユーリエが触手に巻きつかれてしまうが。>>+72
それでもなお接近し、右手を『虚無』へと近付けさせる。>>+75
二つの石の輝きがほのかに見える。
徐々に表面を凍りつかせていく『虚無』へ向け、]
私も……負けてなんかられないっ、
だから―――!
[力を貸してほしいと願うのは、やはり二つの石に向けて]
―――力をここに。
我が意に応えて、 降り注げ!!
[杖の先から水球が生み出される。
探査のためのそれに比べればずっと大きい。
水球は一振りで杖の先から離れ、
『虚無』の中心辺りをめがけて漂い、
到達した次の瞬間、瀑布のごとき勢いで真下へと降り注いだ]
/*
こう、寝落ちてはないんだけど、ないんだけど、ロールが降ってくるのが格段に遅い
水の加護付き杖で殴るって案が浮かんでもそれ採用ってわけにはいかないし
うーーーーーん
……それ、頷いたらどーする気だい?
[笑う気配が示すものに安堵はするものの、突っ込みだけは入れておいた。
ここらは性分だからどうにもならない、という事にしておきたい]
そりゃ、まぁ、ね。
直接触れたらまずそうだなっていうのは感じてたから、急がないと、っていうのはあったけど、でも。
[距離を置いていても言葉に出来ない圧を感じるほどなのだから、直接触れたらどうなるか、というのは何となくわかる。
口止めにはうん、と返すものの、まだちょっと割り切れない何かがある、というのは口調からも伝わるか]
……て、もう。
そことそこを天秤にかけるな、ばぁか。
[それに、と告げられた理由に、落ちるのは深い嘆息。
なお、もう一つの理由は伏せて正解だった、というのはちょっと置いて]
……居てくれればいい、っていうのはね、ボクにとってはきついものなのだよ。
『何も出来なくてもいいんだよ、お前が生きていてくれれば』って。
延々言われ続けるのって、どんな気分になると思う?
最初は……っていうか、物の道理が理解できない頃は、それでも良かったけれど。
……その内、それしか出来ない事が苦しくなってくるんだよ。
そうなると、何も受け入れられなくなってくるんだ。
[ぽつり、とぽつりと落ちるのは、今まで秘め続けてきた心情。
可愛い、と愛でる言葉を拒絶してきたのも、それに由来する、というのは伝わるか]
や……うん。
これ、ボクのわがままなのはわかってるんだ。
今だって、何もできてないわけじゃないのは、わかってはいるんだけど。
そういう風に言われちゃうと、なんていうか、気持ちが追いつかなくなって、逆に不安になる、から、その。
[謝罪と共に、頭を撫でる感触に、ふる、と首を横に振る。
なんかこう、言葉が上手く出せないような心境に陥っていたものの、トーマスを案ずる声>>104に、意識はそちらへと向く]
……あ……。
あの子もいるから、大丈夫、だとは、思うけど。
[言いながら空色を巡らせる。
空色が探すのは、歌う薄紫色の竜の姿。**]
/*
我ながらめんどーだな、とは思うけど、ある意味通常運行なのはお察しいただけているであらう(
まあ、ここを越えないと真の意味では落ちないからなあ……(ややこい
っ、大丈夫!
[触手に絡まれたこちらを案じる>>+77>>+80声が耳に届くも、会話をする余裕は流石に無く。
俺の事は気にしないで良いとは、短く返した声で伝わったか。
ここで伝わらずとも、『虚無』の表面が凍りついていくのを見れば意図は察せられただろう。
こちらに駆け寄るでなく、『虚無』へと向き合う皆を見ながら、無意識に微笑んで]
──ミリアム、すごい!
[動き鈍っていく『虚無』の中心、>>+81ミリアムが瀑布のごとく大きな水球を降り注がせたのを見れば破顔しかけた]
[だが、それと同時。
>>+77聞こえた声に視線を動かせば、キアラが宙を舞っている所で。
恐らくは、ミリアムの水球が炸裂する直前『虚無』の攻撃を受けてしまったのだろう]
メレディス、キアラを!!
[キアラの相棒であるミリアムも、彼女の危機に気付き対処に動いただろうけれど。
こちらは、気付いた即座、同じ絆で繋がれた誰よりも信頼のおける人を呼び、頼る。
だが、ユーリエ自身はこの場から動かなかった。
キアラとミリアムが与えた攻撃を、それだけに留めない為に]
緋色は氷色 氷は表
天命結ぶ 天聖の色
遊色をも包み 電気のごとく伝わらん…!
[唱えた言の葉は、自分の力だけでは不可能だったことを可能にするもの。
メレディスとの絆だけでも足りない、キアラの放った雷撃を身に穿ち、ミリアムがその身全てを覆う程の水を生み出してくれたからこそ。
各個の攻撃を受けてダメージを蓄積していた巨体を、ミリアムが打ち付けた水ごと凍りつかせてその動きを完全に封じ込めることが出来た。
最も表面を凍りつかせただけだから、拘束は長くは保たないが]
…キアラ、大丈夫か!?
[少なくとも、キアラの安否を問う余裕を作ることはできた。
怪我の有無はどうだったか、この場はミリアムに彼女を任せることになっただろう。
絡みついていた触手は、足を振り上げると覆った氷ごと砕けて消えていき。
その足でメレディスに駆け寄ろうとしたが、もしかしたら彼がこちらに来る方が早かったかもしれない。
間近に顔を見上げれば、普段よりもかなり低い体温が冷気として伝わっただろう。
メレディスから何か言われる事があったかもしれないが、それはひとまず後にと願ってから]
メレディス。
最初に追いかけられてた時に打ち出したカードがあったろ。
あの光を俺に纏わせて、俺ごと打ち出せないか?
[これまでの事を考えると、メレディスのカードも自分の術も、決定打には欠けている。
だからと口に出したのは、自分自身が『虚無』の中に突っ込む、という無謀とも言える提案だが。
凍りつくような肌、その瞳の奥に焔のような意志を込めていると、真っすぐに見つめるメレディスには伝えられただろう**]
/*
陽光:「太陽」
シルキー:「力」
トーマス:
月闇:「月」
キアラ:「正義」
ミリアム:「女教皇」?「女帝」?
影輝:「星」
オズワルド:「皇帝」
クラリッサ:「魔術師」?
天聖:
メレディス:「魔術師」?「運命の輪」?
ユーリエ:
神子:「愚者」→「世界」(始まりと終わり)
と仕事中にメモ(
/*
使うか分かんないのをもそもそやってたら、何か凄い提案がwww
ちょっと待って帰ってからもう一回読み直すw
[暗黒色の流動体は攻撃を受ける度にその存在範囲を広げていたようで、触手がユーリエのところまで伸びていた>>+72ことに気付くのがだいぶ遅れてしまった。
近くの触手に気を取られていたのもあり、キアラ>>+77やミリアム>>+80の声を聞き、ユーリエが触手に巻きつかれてしまったのを知る]
ユーリエ…ッ!
[遅れて呼ぶ名に重なるようにして届く、強い意志を秘めた声>>+75]
(── そうだ、『虚無』に負けるような奴じゃない)
[ユーリエの意志を反映するように、『虚無』の表面が凍りついていく。
その時駆け寄らなかったのは、彼女なら大丈夫だと言う信の下。
瀑布の如き水圧が『虚無』を捕らえ>>+81、同時、『虚無』に殴り飛ばされてしまったキアラ>>+77に気付けば、ユーリエの声>>+83を背に受けながら、宙の足場を踏み切りキアラ側へと跳んだ]
Chalices screen!
[「聖杯」の数札をキアラへと放ち、壁側の身体に貼り付けてタロットに減速を付与する。
衝撃を和らげるように徐々に減速していったそれは、壁を目前にしてピタリと止まった]
大丈夫か、キアラ。
ミリアム、頼む!
[一度キアラの傍らに降り立ち、タロットの減速を解いて回収してからミリアムへと声をかける。
その返事を聞かぬうちに再び地を蹴り、足場を介してユーリエの下へと駆けた]
[ユーリエの下へと降り立った時には既に『虚無』は氷漬けにされていた>>+84。
ミリアム達の技があってこそ為されたものと言うのはメレディスでも見て取れる]
……まだいけるかい?
[傍に寄れば普段よりも強い冷気が届き、体温が下がっていることが知れた。
その状態から、今の拘束でだいぶ力を使ったのではないかと、こちらを見上げるユーリエ>>+85に問いかける。
その問いに是と答えるかのように、ユーリエからは提案>>+86が返ってきた]
君ごとって……正気か!?
[キアラが飛び込んだ時でも、無茶を、と思ったのに。
この娘は何を言うんだ、とメレディスは驚いた表情になる。
キアラは種族の特性上、丈夫さが備わっていただろうが、ユーリエはそうではない。
故にその提案には制止をかける心算だったのだが]
────………
[ユーリエの瞳から伝わるのは、あの日約束をした時と同じ強い意志。
それをメレディスは正面から受け止めた]
……ったく、言い出したら絶対にやるよね、君は。
ううん、君ならやり遂げられる。
やってみよう。
[かつての約束を果たしてくれたように。
また、やり遂げてくれると信じて是を返した]
───……少し、準備に時間がかかるよ。
さっきとは比にならない力を籠めるから。
[詰まりはメレディスも全力を注ぐと。
そう宣言してカードホルダーから大アルカナを引き抜いた*]
[>>+88メレディスが足場を飛んでこちらに来るのが見えて、自分も向かい駆け寄る。
見上げれば、抑え込めない冷気が伝わったからか>>+89まだいけるか、と問われたのにまず頷き。
>>+90続けた提案に返されたその表情は、覚悟していたものだったけれど]
『虚無』の中にある感情は、俺も知っているものだ。
俺だけじゃない、他の誰か──ううん、きっと皆が抱いたことのあるものだ。
皆の抱えた想いが集まって、こんなに大きくなった。
だからこそ、中に飛び込むくらい出来なきゃ、きっと駄目なんだ。
[逃げても、力任せに潰しても、乗り越えることは出来なかったから、と。
真っすぐに見つめた数瞬の間で、>>+91厳しさが>>+92柔らかく変わっていくのを見れば、その言葉の嬉しさに花綻ぶ様に笑みが浮かんだ]
うん。
キアラとミリアムも頑張ってくれたんだ。
コスモだって頑張ってくれてる。
上に居る神子さん、トーマス達だって頑張ってるのに俺達が出来ないことなんて、ある訳ない。
俺とメレディスなら、絶対に出来るよ。
[そう言って、右手をメレディスの胸元に触れて、絆石を重ね合わせれば乳白色の煌きが増した様にも見えて。
準備に時間がかかると言うメレディスに頷いた後自分も残る全力を一つに集める為瞑目した**]
― 『世界軸』上層 ―
[『虚無』が光と転じ、消滅したのを確かめた薄紫色の竜は、ばさり、と音を立てて大きく翼を開く。
応ずるように、神子の六翼が微かに揺れたのは、他者の目に触れる所ではないけれど]
『るぅぅぅぅ……』
[一際高い歌声が響き、癒しの力がふわりと舞う。
それと共に吹き抜ける風が、『虚無』の残滓を掬い、どこかへ運び去ってゆく。**]
ふぃー……っておっちゃぁぁん!?
[虚無が消えた事に安堵しながらも。
紅と共にぶっ倒れた人>>95の隣へ、目を白黒させながら降り立つと、
傷口に手を当てて包帯代わりにしようと。
――これがホントの手当、である。]
ふぇぇ、おっちゃん、死んだら駄目だよぉ!?
[テンパりまくってなにをいうやら、である*]
/*
タロット当て嵌め出来たけど、全員ver.をやるか、絆石ver.をやるかで悩む。
全員ver.だと陽光が「太陽」じゃなかったりと微妙に、うーん、ってなったりするのでねー。
意味で寄せたのと人のイメージで寄せたのと混ざっちゃうのも悩みどころの一つ。
イメージがすっきり纏まるのは絆石ver.の方か…。
/*
ちなみに絆石ver.がこれ。
陽光:「太陽」
月闇:「月」
影輝:「星」
天聖:「女教皇」
神子:「愚者」→「世界」(始まりと終わり)
/*
んでもって全員ver.がこれ。
陽光:「隠者」
シルキー:「力」
トーマス:「太陽」
月闇:「愚者」
キアラ:「正義」
ミリアム:「女帝」
影輝:「節制」
オズワルド:「皇帝」
クラリッサ:「魔術師」
天聖:「女教皇」
メレディス:「星」
ユーリエ:「戦車」
神子:「世界」
コスモ:「月」
マリア:「運命の輪」
頷かれたら...困るな。
[ 頷いたらどうする気だと、突っ込まれれば、男は真顔でそう答えた ]
お前に嫌われても、俺の心は変わらないが...傍に居られなくなるのは困る。
[ 本当に嫌になったのだとは思っていないけれど、その事態を想像するのも遠慮したいという気分なのは、いつになく弱気な声音で伝わるだろうか ]
[ 続いてクラリッサが口にした想いを聞けば、男は、暫しの間、じっと口を噤んで、それからゆっくりと、大きな吐息をついた ]
.........どうも、俺は、肝心な所で言葉が足りないな。
[ 僅かに自嘲するような調子で零して、空の色の瞳を見つめる ]
ここに来る前の......いや、お前に会う前の俺だったら、あの時、龍牙を…俺の槍を『虚無』に投げたりはしなかった。
[ 静かに口にするのは「無茶をした」その刹那のこと ]
あれは、俺にとっては賭けだった。俺の勘が当たっていて、槍が運良く弱点に当たれば『虚無』に大きなダメージを与えられる。だが、躱されれば、俺は確実に武器を失う。
独りで戦っていたなら、そんな真似は絶対に出来ない。
例えどんなに大切なものを護ろうとしていたとしても、武器を手放しては、後が続かないからな。
[ 本当に独りならば、或いは最初から龍身となって相打ち覚悟の戦いを挑んだかもしれない...それは、やはり口にはしなかったけれど ]
だが、俺は独りじゃなかった。トーマスもシルキーも...何よりも、お前が後ろに居てくれた。
例え、俺が一時戦線を離脱する羽目になっても、きっと俺の意を汲み、後を受けてくれる...俺自身が虚無の反撃を受けたとしても、必ず援護してくれる…そう信じられたから、迷わず、あんな無茶も出来たんだ。
[ まるで自分の無茶を正当化するように、そんなことを言って ]
[体が宙を舞う刹那、ミリアムの生み出した水球から、瀑布の如く水が降り注ぎ『虚無』を抑えつけるのが見えた>>+81]
はは……やっぱりすごいよ、アンタは。
[徹底して守りの側に立つと思われた相棒が、今は敵を圧倒するほどの力を身に付けている。
それはいつかミリアムと対峙した時、見たいと思ったものより更に"先"の光景を見せてくれていた]
これはアタシも、負けてらんないねぇ。
[とはいえ吹き飛ばされた体はどうにもならない。
こうして思考出来ているのも、走馬燈のように時間が引き伸ばされているからだろう。
そこに聞こえたのはユーリエの叫び>>+83。
そしてメレディスの力が、壁に激突する寸前でこちらの身を止めた>>+88]
確かに今は、傍に居てくれるだけで、いい...そう言った。
だが、俺はお前を護って庇うだけの戦いをしたつもりはない。お前を護り、同時にお前に護られ助けられて......だからこそ、こうして、戻ってこられたんだ...お前の元に。
[ 握った手に、ぎゅ、と、力を込める。胸の中に宿る、強い想いを、その手の熱で伝えようとするかのように ]
俺は、約束を破らない......お前の手を、決して離したりはしない。
はあ、助かったよ。
[半ばひざまずくようにではあるけれど、どうにか足から床に下りて。
『虚無』はと見れば、氷漬けにされ今は動きを止めているようだ>>+84。
自身やミリアムの攻撃を、強力な拘束へと変えてみせたユーリエに感嘆の眼差しを向ける]
……大丈夫、動けないほどの怪我じゃない。
[ユーリエ>>+85、メレディス>>+88に問われればそう答える。
とはいえ立ち上がる動きはぎこちなく、万全でないのは見て取れるだろう]
[術を解き間髪入れず動き出すメレディスに、ユーリエ>>+86が策を伝える。
無謀だとも言える策だが、彼女の目に強い意志と、メレディスとの固い信頼が見えれば口を挟むこともない]
覚悟が決まってるなら、存分にやればいいさ。
援護と時間稼ぎは任せておきな。
[自分には中心へ飛び込むだけの余力がない、とは、あえて口には出さず。
彼らが準備に集中出来るよう、『虚無』の動きを見逃さぬように構える*]
お前は、ただ1人の...俺の半身だから。
[ 例え、離れて戦っていたとしても、それは変わらないのだと、そう告げて、龍は静かに笑みを浮かべた* ]
/*
めっっっっっっっちゃ、抱き締めたいんやけどな、重傷者も居るし、さすがに、ここではあかんやろ?という、こう、僅かな理性のセーブが、だね...
[胸元で重なる絆石>>+95。
重なる煌きもまたその強さを増して、煌きを受け取るように自分の右手をユーリエの右手に重ねた。
重ねた手を解き、瞑目するユーリエの横で引き抜いたタロットを一枚ずつ宙へと固定して行く]
大いなる可能性集いし今
澱みを滅するは新たなる光の誕生を促し
負の感情は裁かれ正なるへと変化す
穢れは無限なる封により聖められ
瘴気は均され安定を創造す
世界の要たる者の下にて新たなる時代を創り成さん
[「愚者」を頂点に置き、「太陽」と「月」で上三角を作り。
「世界」を下点に置き、「星」と「女教皇」で下三角を作る。
重ね合わせたその形は六芒星]
──── Divine hexagram
[完成した術は天聖の光を纏い、タロット一枚一枚が強い力を帯びる]
ユーリエ!!
[準備が出来たと言わんばかりに名を呼び、ユーリエと『虚無』が直線状に並ぶようにタロットの陣を配置した]
Burst shot!!
[タロットの陣に右手を翳し、合図を出すとタロットそのものが高速で射出され、ユーリエを巻き込むようにして『虚無』目掛けて疾駆する。
ユーリエが放つ一撃の威力も上げるため、タロットを纏うユーリエにも加速の術が付与された*]
/*
尚、生命と精神は、”混沌”をどう入れるかで悩みすぎてしまったので省きました。
これ全員ver.で組もうとしたら多分背後がしぬ(
[真顔で返された言葉に、じゃあ言うな、と言うのは、続く言葉の声音に取りあえず自重しておいて。
落とした心の内の内、それに対し返る言の葉。
黙ってそれを聞いた後──落としたのは、深い、ふかい、息ひとつ]
……まったくだよ。
過程を飛ばして結論だけ言うのは、理論証明と成立を妨げて、思考を止める最悪手なのだよ?
[言葉が足りない、という自嘲めいた言葉に入れるのは、技術屋的視点からの突っ込み]
……うん。
わかっては、いるんだよ。
……一緒にいるみんなを信じて突っ走ってった事は、ちゃんとわかってたんだよ。
だから、自分がどうすればいいかも、わかってて、ね。
[感情任せに突っ走らずに、踏みとどまっての重点射撃を選んだことで、その辺りは伝わってはいるだろう、と思うけど]
[重なる手に、力がこもる。
力と共に伝わる熱に、空色が少し、揺れたけれど]
……ん。
ちゃんと、届いてるなら。
ボクがボクとして、できてる事があるなら。
なら……大丈夫。
[そうは言っても、突っ走って行かれれば、その度に全力突っ込むのは変わらないだろうけれど、今は]
置いてかれない、って。
信じるよ。
[物理的な意味でも、精神的な意味でも、置いて行かれる事はない、と。
ようやくそう思えたから。
浮かんだのは、ごく自然な笑み、ひとつ。*]
/*
ここまできてもまだ、名前呼びに至らないのはどういう事なんだろうか、ってちょっと思ったが、まあ。
……このタイプだとよくある現象である(
[ぴゃぁぁぁ、とパニクったまま手当を続けていると、
薄紫色の竜の歌声が響き、癒しの力が周囲を舞って>>106。]
おっちゃん、大丈夫!?
[泣きそうな表情のまま、トーマスへと、少女は声を掛けた*]
ああ、トーマスなら、大丈夫って気はするんだけどな...
[ 龍も呆れるほどに頑丈で健康的なあの男なら、このくらいのことで死ぬ訳がない、と、何故か思ってしまうのだが、舞い降りて来て初めて状況を把握したシルキーは、どうやらパニクってしまったようで>>107 ]
......あっちの方が大丈夫じゃなさそうだな。
[ かといって、まだこちらも動ける程には回復していない。どうしたものかと思う傍から、薄紫色の竜が翼を開き、一際高く優しい歌声が響き渡って、癒しの風が吹き抜けていく ]
...ありがとう。
[ ほっと、息をついて、男は薄紫の竜と、きっとその竜と繋がっているであろう風の神子に感謝の言葉を紡いだ* ]
[薄紫色の竜を探すのと、その声>>106が高く響くのはどちらが先だったか。
吹き抜ける癒しの風に、漏らしたのは安堵の息]
……まあ、そう簡単にどうにかなるようには見えないけど。
あれは、普通に動揺するよ……うん。
[パニックを起こすシルキーの様子>>107には、色々と共感できたから、漏らしたのはこんな呟き、ひとつ。*]
[こちらの案じた声に>>+97キアラからは大丈夫と答えが返るも、立ち上がる動きはやはりぎこちない。
これ以上時間をかける訳にいかないというのも、我ながら無茶な策を口にした理由の一つ。
だが、メレディスからの同意も得られ>>+98キアラからも背を押す言葉が飛んできて。
ミリアムも、キアラと同様にこちらの想いを汲んでくれただろう。
それらも自分が、出来ると信じられる根拠になって]
ありがとう、援護は頼むな!
[キアラ達にも助力を願うと、>>+100メレディスの術が整うまで、少しでも力を集める為に瞑目を続け。
術が完成するに近づくと、ゆっくり瞳を開き]
…緋色は火色にして氷色
[呪を唱えながら、羽織っていた薄布を下ろし]
相反するもの 秘めし天命
[腰布を外し、代わりに薄布を巻き付け]
焔取り込み 尚凍り尽す その力
[2本の腰布を、両の手首に巻き付けて。
>>+102名を呼ばれると同時、メレディスの組んだ陣へとその身を投げ打つと同時]
お前と違って単純に出来てるんだよ、龍族は。
[ 最悪手と、理論だてて指摘されれば、まるっと種族特性のせいにしてしまう。多分、里の...特にオズワルドを仔龍時代から知っている側近連中辺りに聞かれたら、白い目で見られるだろう、が ]
[加速の術も付与された身は、いわば氷の弾丸と化して空気を切り裂き疾駆していく。
見る間に近づく『虚無』は、覆う氷も徐々に罅割れてきていて。
動き出すのも時間の問題だったが]
(間に合った…!)
[それよりも早く、光纏う身がその氷を打ち割り、『虚無』の只中、暗闇の奥深くへと飛び込んだ]
[ わかっている、ちゃんとわかっていた、と、そう言葉を重ねるクラリッサには、男もうん、と頷いた ]
さすがの腕前だったぜ。俺よりも『虚無』を削ったダメージは大きかったんじゃないか?
[ 何しろ自分は躱されてばかりだったから、と、肩を竦めて ]
ああ、届いてる。お前の声は...コエも...いつも、俺には、まっすぐに届いてるから。
………!!!
[『虚無』の中は、触手に絡みつかれた時以上に激しく深く感情を湛えていた。
昏く、重く、苦しいそれを、ユーリエは知っている。
時として、この感情が優しく包んでくれる事があるとも、知っている。
百年の間この感情を抱いた人の中には、きっとここから抜け出せなかった人もいるだろう。
この感情が無ければ、壊れてしまった人だって、いるだろう。
あの時を経ていなければ、きっと今ここに居る自分はいなかった様に。
だから]
お前は──貴方は。
百年の間、皆の想いをこんなにも。
たくさん、受け止めてきたんだな。
[自然に零れたのは、純粋な感謝の気持ち]
[ やがて信じると言って笑った、その笑顔に、少しの間、沈黙が落ちる ]
今、もの凄く、お前を抱き締めたくて困ってるんだが......
[ さすがに、ここじゃダメだよな?と、真顔で尋ねてしまうのは、少々どころではなく問題かもしれない* ]
[そして、両の手を伸ばす。
触れる全てを抱く様に、触れる全てを放す様に]
貴方が受け止めた、その全ては。
俺達が、──新たな柱が、確かに見届けた。
今、確かに
天聖の温もりと月闇の安らぎを以て
貴方の百年を受け止めた
[昏く深い煌きの身の内から凍らせていくその中、メレディスから付与された光、更に自身の絆石からの輝きも解き放つ。
全てに行き渡れば、徐々に『虚無』の身体は崩れ落ちていって。
その崩落と共に身に纏っていた氷が剥がれ落ちていけば、程なくメレディス達からもユーリエの姿が確認出来るだろう**]
/*
[火狐とくろーむのタイムスタンプを見て、後の表示かおすがこわいなあ、と思ってしまうのは赦されてほしいわらい(]
/*
自重しなくて本当に申し訳ない…!
あと、落とした後で思い出したんですけど連投制限ってありましたっけ…
あったら絶対オーバーしてるんでそれもごめんなさい。
メモに書いた方がいいかなとも思うんだけど、あんまりメモ連投するのもアレなのでひとまずこちらに埋めておくのです…
[キアラ達の援護>>+98により術は完成し、放つと同時にユーリエの身体が氷に覆われる>>+105。
加速付与により氷の弾丸と化したユーリエを見送る間も無くメレディスは片膝を突いた。
全てを出し尽くしたために身体が重い]
─── 任せたよ、ユーリエ。
[ここから先はメレディスには出来ないこと。
ユーリエだからこそ為せる、浄化の御業]
[『虚無』の中へと飛び込んだユーリエの姿は視認出来ない。
今はただ、彼女が成し遂げることを信じ待つのみ]
[罅割れた氷から『虚無』の姿が見えた。
最初は飛び込んだユーリエを取り込もうとしているのか、激しく蠢いていたのだが]
───── !
[その動きが徐々に緩慢になっていく。
ユーリエが絆石の輝きを解き放つのに呼応して、メレディスの胸元でも絆石が淡く光を点した]
[やがて、『虚無』の身体が崩れ始め、崩落した部分が色を無くし掻き消えて行く。
その崩落から覗いた氷もまた剥がれ落ちていき]
──── ユーリエ!
[ユーリエの姿を見止めるや、メレディスは重い身体を叱咤し立ち上がり、彼女の下へと駆けた*]
……そこで種族特性にしてしまうのはどうなんだい。
[言えるほどに色々を深く知っているわけではないけれど、そこはしっかり突っ込んだ。
個人特性もあるだろこれ、と言いたげなのは伝わるか]
……あはは。
そりゃまあ、採算度外視のレアメタル使ってまで、削れなかったら悲し過ぎるからね。
[冗談めかした口調でそう言って。
届いている、と受け止めてくれる言葉に安堵したのも束の間の事]
……ダメに決まってんでしょ、この、ばぁかぁっ!!!!
[力いっぱい、拒否りました。
……突っ込み(物理)が入らなかったのは、多分、自重できた証。*]
[ 絆石の共鳴と、癒しの風の助けも受けて、龍の気は宥められ、やがて本来の均衡を取り戻す。表皮に現れた龍鱗は、すぐには消えそうになかったが、どうやら動けるようにはなった ]
クラリッサ、お前、応急手当の道具、持ってただろう?とりあえずトーマスの傷を塞ぐだけでもしといてやるといい。
[ 本格的な治療は中層に戻らねば無理だろうが、傷が塞がれれば、シルキーも落ち着けるかもしれないから、と、そう言って、自らもゆっくりと立ち上がろうとする ]
俺は、龍牙を拾ってこないと......忘れて戻ると、100年後に親父からどやされる。
[ そして『虚無』の残滓も消えた広間の真ん中の床に、どこかぽつねんとした様子で突き立っている長槍に視線を向けた* ]
[急速に力が抜けていき意識が遠のく
自分の名前を呼びながら傷口に手を当ててる彼女>>107]
無事……だ…っ………た…か…?
[どの体でそれをいうのか。とでもいう言葉をとぎれとぎれに口にして、手当をするシルキーの手に手を重ねようとして、空を切る]
飯も、食って……筋肉も………鍛えてる……んだ。
[テンパってるシルキーに大丈夫だ。とでもいうように、手に触れようとして空をきった先にあるシルキーのほほを軽くなでる。
蔦は、まだ動かせるか。治療するための種は――うっすらとした意識でどうするかを考えたところで、力が抜けたように、シルキーを撫でていた手が落ちて、瞼が閉じそうになったところで、子守歌のように届く>>106癒しの歌]
[メレディスの札が六芒星を描き>>+100]
[力を受けたユーリエが、弾丸の如く飛翔する>>+106]
[暗黒の奥深くへ潜り込まれて、『虚無』は苦悶するように罅割れの隙間から触手を伸ばそうとする。
それは内側のユーリエを取り込もうとする動きにも見えるか]
させないよっ!
[先のような強力な電撃は放てずとも、苦無を投げて触手を弾き、牽制する程度は出来る。
ミリアムもまた、自身に出来る形で助力をしてくれるだろう]
邪魔させはしない!!
[月闇の力は、ざわめき、ままならぬ感情を鎮める力。
それは感情の澱みを孕む『虚無』を抑えるのに、一役買うことは出来たか]
[ユーリエが『虚無』の内側で見たもの、為したことを、知る術はない。
けれどそれは、ただ憎み、打ちのめすための力ではなかったのだろう――そう思う。
何故なら激しく暴れていた触手は、最期の瞬間、まるで内側のものを抱き留めるかのように折れ曲がり、そして力を失ったのだから。
それは或いは、感謝の意を示した、ようにも見えるだろうか]
[いずれにしろ『虚無』の身は崩れ、やがてユーリエの姿も見えるようになる>>+110]
やったね、ユーリエ。
よく、あの中に飛び込んだよ。
[それは体の頑丈さに頼る自分とは、また異なる勇気だっただろう。
彼女のことはメレディスに任せ、自身は安堵したようにその場へ座り込む*]
元気だぞ!!
[えらい早さで元気になった。
胸に空いた七つの傷痕こそ残しつつ、無事だぞ。とシルキー>>108に示す。実際なところ、血を失っていたりなど完治ではないが、それでも先ほどよりは雲泥の差であった。
シルキーのほほを撫でた左手の金剛石が熱くなっていたことまでは自分の変化に気付く暇はなかった*]
だよなあ...
[ 力一杯拒否られて、いまいち自重できない皇龍は、少しばかり肩を落としたものの ]
じゃあ、後で...二人きりになれた時に、な。
[ どうやら実行しない、という選択肢は存在しないらしかった* ]
― 『世界軸』下層 ―
[『虚無』が崩れ、色を失っていく。
それを見てとった薄碧の竜は翼を大きく羽ばたかす。
応じるように、神子の六翼が揺れたのは、やはり、他者には知り得ぬ事]
『るぅぅぅぅ……』
[一際大きく響く歌、それに導かれるように吹き込む、癒しの力を帯びた風。
風はくるり、廻って『虚無』の残滓を掬い取り。
どこかへ運ぶようにひゅるり、と消えた。**]
/*
ほんとにトーマスさんいちいちおもしろすぎてwww
七つの傷痕って、お前はもうしんでいるとかいいだしませんよね?wwwww
[『虚無』が光に溶けるように崩れていく、それに合わせて自分の氷も剥がれ落ちるのは浄化で力を使い尽したから。
自分を飲み込んでいた昏く重い煌きが色を失い、徐々に息苦しさも消えていけば>>+113>>+115外からの声も聞こえてきた。
その声に応じようと、身体を動かしかけた所で視界がくらり、歪んで。
気が付けば、自分の身体は地に伏していた]
…、あぁ………やっぱ、まだまだ、だな…
[理由は自分でもわかっている。
単純なガス欠と、自分の氷に中てられた結果だ]
/*
しかし、上層がすっかり漫才だの秘話でいちゃつくだの(ごめんなさいごめんなさい)してるというに、下層はまだまだ頑張っているのであろうか?
がんばれー、みんながんばれー
[ とりあえず、ひっそりエールを送っておく ]
[ガス欠の方は、>>*7コスモが歌うに併せ届けられた癒しの風で幾分楽にはなったけれど。
如何な氷人族とはいえ、全身を氷で覆って平気では居られない。
元々色素の薄い肌は、更に血の気が引いて白く、青く変わっていて。
駆けてくるメレディスがどんどん近づくのを見ながら、心配させちゃうかな、と思ったけれど]
…メレディス、寒い。
[疲れたより何より、滅多に味わうことの無い感覚を声に落とした**]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
……ん。
[真一文字に引き結ばれていた口の端が微かに上がり、笑みが刻まれる]
…………どうやら…………越えた…………ね。
[続けて零れるのは、掠れた呟き。
それと共に、神子はゆっくりと目を開いた]
[ばさり、と六翼が羽ばたく。
それに応じるように、神子の頭上と足元から、異なる色の光を宿した風が吹き込んできた]
『世界』の『想い』の欠片たち。
……おかえり……そして、おやすみ、ぼくの内で。
[歌うような声に導かれるように、風は、神子を取り巻くそれと一つになり。
数度巡った後、神子の内へとするり、消えた。
風が身の内へと消えると、神子は小さく息を吐き]
……今まで、ありがとう。
[小さく声を向けるのは、既に中枢を離れた先代の『柱』たち]
ふふ……大丈夫だよ。
彼らとも、上手くやっていけるさ。
……きみたちとだって、そうだったろう?
だから……。
[心配しないで、と。
告げる声音は、穏やかなもの。**]
……え? あー……。
[色々な事が起き過ぎて、つい忘れていたもの──医療キットの存在を示唆されて>>111、上がったのは惚けた声]
そだね、応急処置くらいはしとかないと……って。
[言いながら、慌てて視線をトーマスたちへと向ける、ものの]
……なんか、元気そう?
[傷跡は残っているようだけど。
元気、と宣言する様子>>115は、急いでどうにか、という風にも見えなかった。
勿論、必要と言われるならばやる事に否やはないけれど]
[ともあれ、オズワルドが立ち上がろうとするならその挙動を見守って。
100年後、という言葉に、空色をひとつ瞬いた]
……あー……そっか。
確かに忘れてったらまずいね、それ。
[そう、思うのと同時。
そういや、100年経ったら、公国に見知ったひとはいなくなるんだろうな、と。
ほんの一瞬そんな事を考えて──振り払うように、首を軽く左右に振った。*]
あったりまえでしょーが!
もうちょっと、場所を弁えたまえ、きみは!
[単に自分が気恥ずかしいから、というのは口にはしないが。
態度から伝わるのは已む無しか。
その後に出てきた選択肢には、何も言わなかった。
言えなかった、というのが正しいが。*]
[駆けるうちに一際大きく歌が響き、癒しの力を運ぶ風が通り抜けていく>>*7。
それにより重かった身体はいくらか持ち直し、『虚無』の残滓が運ばれて行く中を駆け抜けた]
大丈夫か!?
[駆け寄った先のユーリエの肌がいつもより青い。
そこに異変を感じ取ったのも束の間、ユーリエからの訴え>>+117を聞いて、思わずきょとんとした]
は………?
─── はは、そこまでだったのか。
[疲労よりも何よりも訴えられた、これまで聞くことのなかった言葉を耳にしてつい笑ってしまう。
そこまでして成し遂げてくれたことに感謝を抱き、そっとユーリエに手を伸ばした]
……お疲れ様。
[倒れ伏すユーリエの傍に座り込み、彼女の身体を抱え上げて膝の上に座らせ。
自分の体温で温めんと抱き締めた。
こつ、と額も合わせておく]
本当に冷えてるなぁ。
[苦笑めいた声が零れ落ちる*]
/*
あ、退席符つけちゃってたの今気付いた。
まだいますっていうか更新までは最低でも居ますってこっちで書いても見えないけど(何回目だ
読み込み能力とか語彙力とか我ながら低下してて、誤字とか勘違いとか沢山してるだろうなぁとも思うしアレですね、年はとりたくn
そういやメレディスの種族についても触れられたら良いなって思ってたけど触れられませんでしたね。
最低でも長命ではあろうなって思うんですが。つーかむしろ不死かもとか思ってるんですが。PLは。
ユーリエは多分その辺気付いてません。まったく。
[不穏しかないトーマスの言葉>>112に、泣きそうになっていたのだが。
癒しの力を受けたあとの超回復>>115には]
さっきまでは重傷者だったんだから、ちょっとは大人しくしろ!
あたし、おっちゃんのご飯、食べれなくなるの困る!
[ある種、当然の怒りと食い気(だけ、ではないかもしれないが)が滲む言の葉を紡ぐ。
絆石の変化には、こちらも気づかなかった。*]
わしわし食べてもりもり働いてるからな。
[クラリッサ>>120へと答える。医食同源、そして健康の秘訣である。と。
相当無茶な理由だ。
育てるのを得意とする天命石とそれをさらに助長させる光の絆石の効果がまるまる自分にかかっていた……つまり治療とかがものすごく聞きやすく治りやすいだとかがあったが、当人はとても無自覚である]
だが完治してるわけではないしな…だから頼む。
[死んでしまうかもしれない。そんな危機感はぬぐいされたが、激しい動きなどによっては傷口が開く程度には厳しい。そんな状態であったため応急処置、主に傷口を縛るようなことができるならとクラリッサに頼んだ]
[>>+118駆けつけてくれたメレディスに、かろうじて頭を動かして顔を向ける。
大丈夫かと問う声には小さくうなずきを返した後零した本音は、メレディスの意表をついたようで]
…だって、さすがに全身は覆ったこと、なかったし。
[腕とか脚とか、一部を氷で覆うことはあっても全身は流石に初めてだったから、と。
きょとんとした後>>+119笑うその顔を見れば少しだけ膨れた後、徐々につられて笑みが零れた]
[それから伸ばされた手、>>+120向けられた言葉に瞬き一つして。
抱え上げられれば多少の恥ずかしさは感じたものの、温もりが心地良くて目を閉じた後]
メレディスこそ、あれだけの術を使ったんだから疲れただろ。
お疲れさま。
[額を合わせたまま、こちらからも労いの言葉を向けた*]
[それから、彼だけに届く声で]
…ありがとう。
[自分に託してくれた事、信じてくれた事も含めて。
言い尽せない感謝を、一つ紡いだ]
お、おう。
[逆らってはいけない剣幕のシルキー>>122に少し驚きながら、反射的にうなずく]
まあだが、虚無も無事晴れたようだしな。シルキーが無事でよかったぞ。
[悪びれもあまりなく、いつものように豪快に笑おうとして、痛た。と傷口を抑えた]
元気......そうだ、な...
[ ものすごい勢いで復活したトーマスの様子には>>115相棒の意見に>>120全力同意するしかない ]
俺は、ちょっと自信を失いそうだぞ。
[ 頑丈さだけは、滅多に負けないと思っていた龍としては、少々ふくざつらしい ]
[それでも、と。
取りあえず、医療キットの準備をしていたら、なんかすごい理由>>123が聞こえた]
……それで、そこまで一気に回復できるもの?
[無茶な理由に思わず突っ込み入れる、ものの]
ん、おーけいおーけい。
ちょっと沁みるかもしれないけど、おっちゃんなら大丈夫だろうしね。
[頼む、という言葉に素直に頷いた。
手当ての手順はいつぞと同じ、傷薬をつけて、止血テープをぺたり、と貼りつける、というもの]
でも、重傷者なんだから、っていうのは同意なのだよ。
見てる方がはらはらするのだからね。
[シルキーの様子>>122に、そんな言葉を付け加える。
この点では多分、共感度高いんじゃなかろうか、なんて。
ふっと思ったのは、きっと已む無し。*]
/*
やぁ、なんだか本当に気恥ずかしいな。
メレディスに他意ってかその気は無いだろうに、惚れてまうやろうってなるだろう。
自重しよう俺。
しかし表は相変わらずトーマスさん素敵すぎて吹く。
筋肉かっこいい。
......
[ 頭を振るクラリッサの様子>>121には気付いたが、今はそこに言葉をかける事はせず ]
龍牙は、先祖伝来の槍だからなあ。俺も次代にちゃんと引き継がないと。
[ そういえば、メレディスに頼んだ占いの結果はどうなっただろう?と、ふと思い出す ]
(下層の連中も怪我が少ないといいがな...)
[ 彼等が『虚無』に負けぬ事は、疑っていない。だが、やはり無傷とはいかないのではないかと、心の内で無事を祈った* ]
[少し膨れての反論>>+121には、「そっか」と相槌を打って。
瞳を閉じるユーリエ>>+122の腕の覆い切れない部分を手で軽く擦ってやる]
あぁ、もうくたくただよ。
ゆっくり休みたいね。
[労いの言葉に、「ん」と短く返事をした]
[意識に届けられた感謝の言葉には柔らかく笑んで]
どう致しまして?
─── 僕からも、ありがとう。
[危険を冒して成してくれたことに対し、感謝を伝え返した]
そうだ、このまま運んであげようか?
[体温が戻ったとしても、自分よりも疲労は濃いだろうからと。
にっこりと笑んでユーリエに問いかける*]
[相棒の危機に気付いたのは、>>+77
魔法を、今できうる限りの『虚無』を抑える術を打ち切った直後のこと。
心の龍を相手にした時のように水で受け止めるのは間に合わない。
とっさに走りだす。だがユーリエ>>+83の声を受け、
足場を使って巧みに移動するメレディスの方が対処は早かった。>>+87
あわや壁に激突するところだったキアラの身体は、
メレディスが投げたカードの力で減速していった。>>+88
ミリアムが辿り着いた頃にはどうにか床に足をつけていたものの、
見るからに動きはおぼつかない>>+97]
ありがとう……!
[あとは自分の役目である。
お礼の言葉をメレディスに告げればキアラへ向き直り手早く治癒の魔法をかける]
……きみのその自信は、修正の余地があるかもね。
[自身を失いそう、という言葉>>125に返すのは茶化すような物言い、ひとつ。
首振る仕種を気取られていたのには気づかぬまま]
あー……それじゃあ、尚更だ。
そういうものはちゃんと引き継がせていかないと、ね。
[古くから伝わるものには意味があるというのは、公国でも大事にされている教え。
それを認めた上で、更に上を行け、と繋がるのだが。*]
[その間にもメレディスは『虚無』を打つために再度動きだす。
一方当の『虚無』は、先程よりもさらに氷漬けになっているのが見えた。>>+84]
よく凍ってる……すごいわねえ。
[おかげで立て直す時間も作戦を立てる時間もとれたというもの。
ユーリエがメレディスに伝えた作戦は一言で言えば無謀、と言い表せるものだったが。>>+86
『虚無』の触手に巻きつかれたばかりでなおそう提案するのだ。
意志は固いだろう。それはメレディスもよく分かっているようだった。>>+92]
だから、ちゃんと弁えただろう?
[ 思いのままに抱き締めなかったのを褒めてほしいとでも言いたげに、男は軽く首を傾げて ]
ほんとに可愛いなあ、お前は。
[ にっこり、また囁いたのは、慣らすため...ではなく、多分単なる本音だ* ]
多少はらはらさせちゃうのは、……戦いだもの、しょうがないとして。
ちゃんとみんなで戻ってこないとダメだからねー?
そうなれるようちゃんと手助けはするけれど。
[と、決意と作戦を固めたメレディスとユーリエに告げ。
それからちらりとキアラを見やる。
きっと、二人をいたずらに心配させないように、
ああいう言い方>>+98をしたのだろうと思いつつ。一息]
じゃあ、もうひと仕事といこうか。私達も。
[準備は整った。
全身を氷で覆いつくしたユーリエが、>>+105
天聖の光をまとったタロットカードの陣によって高速で飛ばされ、>>+101>>+102
『虚無』のただ中へと飛び込んでいく。>>+106
身を覆っていた氷を打ち割って。
よくよく見れば氷はあちこちひび割れ、その隙間から触手がまたうごめきだしている。
激しい動きを見せるそれを、キアラが投げ放つ苦無が弾いて、>>+114
ミリアムが放つ規模の狭まった波がわずかでも動きを抑え込んで。
やがて、]
『虚無』が……崩れてくよ!
[崩れていくとともに暗黒色はかき消え、やがて、
中に飛び込んだユーリエの姿も見えるようになってきた。>>+110
最初は氷に覆われたままだったが、それも剥がれ落ち]
終わった……かしらね。
よーく頑張ったよ。
[一息。メレディスがユーリエに駆け寄るのを見れば、>>+113
後は任せておけば大丈夫だろうかと小さく笑う。
先程までは膝をつき『虚無』の只中にいたユーリエを見守っていたメレディスだったが、
響く歌声に導かれるようにして巡る風が、>>*7
いくらか動きを軽くしてくれたようだ。>>+118
風はミリアム達の周囲をも巡る。
吹き流される虚無の残滓から、へたり込む傍の相棒へと視線を移し、>>+115]
修正?...つまりもっと鍛えろてことか?
うーん、一理あるな。
[ クラリッサの言葉を聞いて>129 そんな風に思考が動く辺り、ひっそりトーマスの影響かもしれない。
龍牙の事に同意されれば、頷いて]
ああ、何せ御先祖様の骨と牙だからなあ。
[ 粗末にしたらきっとバチが当たる、と笑って、トーマスの治療に向かったクラリッサと一旦別れると、突き立った槍を回収に向かった ]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[穏やかな声を何処かへと飛ばした後。
神子は杖を両手で持って、横に構える]
……さて。
そろそろ、彼らを迎える準備をしなくてはね。
[呟きと共に揺れる、六翼。
この姿を見て彼らが何を思うか──ある意味、それは神子にとっての試練ではあるけれど]
……マリア、コスモ。
[呼びかけるのは、『柱』と共に向かわせた輝石の化身たち]
波長を合わせて。
迎えるための道を開く。
[呼びかけに返るのは、るぅぅぅぅ、という鳴き声。
唐突に上がったそれは、『柱』たちを驚かせるやもしれないが、そこは気にする事なく。
命と心、二つの属の波動を辿り、そこに、自身の風を添わせる。
緑と紫、薄紫と薄碧の光を孕んだ風が儀式の間を、そして、『柱』たちのいる空間をふわりと舞って──]
……『虚無』の浄化を、確認したよ。
お疲れ様……そして、ありがとう。
[風の内から響くのは、穏やかな響きの声]
その光の作る門に触れれば、儀式の間まで戻ってこれる。
すぐには、動けないかも知れないけれど……待ってる、から。
きみたちの、帰りを。
[そう、声が告げた後。
光は集い、きらきらと煌く門を作り出す。**]
いや、だからっ……!
[そも、こんな所で言うんじゃない、と。
言いかけた言葉は続く囁きのおかげでぶった切れた]
……〜〜〜っ!
…………も、この…………ばぁかっ!
[反射的に口をつくのは、可愛げの欠片ものらない憎まれ口。*]
[ やがて、龍牙を再び手にすると、男は、天に穂先を向け、とん、と石突きで、軽く床を叩く。
オーン、と、僅かに共鳴のような音が響いて、皇龍に召喚された地脈の力が、遠ざかっていく。
それと同時に、男の身体に浮き上がっていた龍鱗も、薄れて見えなくなっていった* ]
[修正の意味がちょっと違う、と思いはしたけれど、突っ込まなかった。>>130
というか、違う理由で突っ込む余裕が飛んだのもあるのだが、それはそれとして]
……ご先祖様、かぁ。
[長命な龍のご先祖様って、何年前の存在なんだろう、とか。
思考が違う方向にそれたのは、半分くらいは現実逃避。*]
[ くすくすと、笑う男が、その憎まれ口が一番可愛いな、と思ってるとは、多分、気付かれてはいないだろう* ]
[抱き抱えられた背中から、腕を擦る掌から。
伝わる熱が、ゆっくりと身体に沁み込んでくるのが解る。
>>+123ゆっくり休みたいという言葉には、そうだよな、と笑った後。
ひそり返された言葉に、分け与えられた体温以外の赤みが少し頬に差したのだが]
な…
[>>+124良い笑顔で問われたそれに、少し所ではなく赤みが増した]
……
[確かに疲労は濃い。
まだ体温も戻り切っていないし、そもそも身の内から凍えるのは滅多にない事で勝手も解らない。
確かに運んでもらった方が助かる、助かるんだけど]
…楽しんでるだろ、メレディス。
[その表情を見れば伝わると、じと目を返した後]
…嬉しいけどさ。
メレディス、冷えてきてないか?
[ただでさえこちらは体温が低いのに、こうも冷えた身体をくっつけたままで大丈夫か、と問うた後]
…大丈夫なら、お願いする。
[すり、とその胸元に頭を寄せて目を閉じるのと、>>132「るぅぅぅぅ」という鳴き声が上がるのはどちらが早かったか*]
/*
上層班(班?)はぶっちゃけ、まったく気にしなさそうよね、神子さんの正体。
むしろ翼仲間だーとか、シルキーとか喜びそう。
……ミリアム。
[『虚無』の一撃を受けた自分に、ミリアムはすぐに駆け寄り治癒を施してくれた>>+125。
万全とはいかずとも、立ち上がり援護に回る程度には回復出来ただろう。
それからはミリアムと並び立ち、共に『虚無』の動きを抑える>>+128]
[そして『虚無』が崩れ落ちる瞬間を、共に目にするのだった]
アハハ……ちょっとだけ、悔しいよ。
倒すべきものの影が見えたのに、届かなかったから。
[共に戦った結果として、『虚無』を倒す役目は果たせたとはいえ。
自分を殴りつけた"何か"を自分は受け止め切れただろうかと、少しだけ後悔を滲ませた]
うぉぉ…なかなかこいつは染みるな…!
[自分から頼んだ手前断らない。わざと染みさせるという考えをもたない...は素直にクラリッサ>>127に治療される。]
ワシとしては守られてくれる存在がいるというのはうれしいものだがな。
[ハラハラされてしまうのには申し訳なく思うが、それも含めて頼ってしまうのだ。と、すまなそうにいいつつ、もうしない。とはいわなかった]
[ やがて、神子の声と共に、光の門が現れた>>133 ]
トーマス、必要なら肩を貸すぞ?
[ 龍牙を手に皆の所まで戻った男は、とりあえずこの場での一番の重傷者であろう相手に、そう声をかける。
応急手当は為されていても、早めに戻る方がいいだろうとの判断だった ]
[しかしその思いも、癒しの風>>*7が巡れば霧散していくだろう]
ううん……でも、今はいいか。
――そちらこそ、お疲れ様。
ありがとう、相棒。
[傍らのミリアム>>+130へ微笑む]
[やがて竜の鳴き声>>132が響き、巡る風が神子の声を運んだ>>133]
アンタも……って、言うのは直接会ってからだね。
それと、コスモだっけ……アンタも、ありがとう。
たくさん、元気付けてもらったからさ。
[視線を声の響く辺りへ、それから薄碧の竜へ向け。
そしてもう一度、相棒へ向けて]
戻ろう、ミリアム。
[そう言って、右手を差し出す。
待つ人の所へ赴くために*]
/*
キアラとミリアムに、声をかける余裕が、ない…!!
すまない、すまない…一緒に戦ってくれたのにカヤの外にしてしまって本当にごめんね…!
でもそっちに視線向けると流石にはずかしいんだよぅううう
/*
わかっているな…… >相棒メモ
ミリアム「くっなんていい雰囲気……治癒魔法をも超える癒しのパワーが放出されてる気がするわ」
・∀・「人それをニヨ空間という」
[そうやって相方に怒られたり、獣人族に、応急措置してもらったり、一人の龍族の自信をなくさせていたりした後、緑と紫、薄紫と薄碧の光を孕んだ風>>132が言葉>>133が儀式の間にとどく]
下層で戦ってる四人も無事だったか…よかった。…おし、帰るか。
ちゃんと無事な姿をみせねばならんからな
[一番無事じゃないやつがそういった]
いや、確かにそうだけどね!
[あっさりいうな、あっさり。>>136
そんな気配は、思いっきり、声音に滲みでた]
そお?
でも、この方がよーく効くんだよ?
[その辺り、嘘はついていないからさらっとさらっとそう言って]
……まあ……うん。
その気持ちもわかんなくもないけどさぁ……。
[すまなそうな言葉は否定する事はないけれど。
あ、これ、もしかすると似た者同士なんだろうか、なんて。
自分の相方をちらりと見ながら思ってしまったのは、多分きっと、已む無し……だと思う。*]
バレた?
[じと目>>+132と共に向けられた言葉に悪びれなく返す。
体温の上昇ではなく顔に赤みが差すのが楽しいのは事実。
けれど、ユーリエがそうして反応出来ることに安堵を覚えているのもまた事実だった。
体温さえ戻れば大丈夫だと、そう思うことが出来る]
んー、確かに冷えては来てるけど…。
まだ大丈夫かな。
[問う声>>+133に自分の身体を確かめて、戻る分には問題無いと判断する。
動けばまた熱も戻るだろうと考えてのこと]
じゃあエスコートさせてもらうとしましょうかね。
[胸元に頭を寄せてくるのを、可愛いなぁ、と思いながら、運ぶために一度体勢を変える。
所謂姫抱きでユーリエを抱え、立ち上がらんとする辺りで澄んだ鳴き声>>132が響いてきた]
ぅわ、 …コスモ?
[討伐の間、歌い続けてくれていた竜の一鳴きに驚いて、視線をそちらへと向ける。
鳴き声に呼応するように現れた、光孕む風が周囲を舞うと、そこから神子の声>>133が響いてきた。
その声はとても穏やかで、最初で最難関の大仕事を終えたのだと、改めて実感する]
─── 帰る、って約束したからね。
約束は守らなきゃ。
[行こうか、とユーリエに告げた後、キアラやミリアムにも声をかけ、光の集う門へと触れた*]
[応急処置とその片付けが終わる頃、届いたのは四色の光と神子の声。
ああ、そうだ、と思い出すのは]
……帰ったら、色々話、しないとねぇ。
[出発前に交わした、小さな約束の事。*]
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