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後世の歴史家 ナイジェル は 平原の民 エディ に投票した
独立解放軍盟主 ディーク は 平原の民 エディ に投票した
辺境伯嗣子 オクタヴィアス は 平原の民 エディ に投票した
正規軍剣士 クレステッド は 平原の民 エディ に投票した
平原の民 エディ は 平原の民 エディ に投票した
正規軍兵士 ダーフィト は 平原の民 エディ に投票した
老将 チャールズ は 平原の民 エディ に投票した
独立解放軍副将 マーティン は 平原の民 エディ に投票した
伝書屋 カーク は 平原の民 エディ に投票した
傭兵 クロイツ は 平原の民 エディ に投票した
元将軍 コリドラス は 平原の民 エディ に投票した
熊殺しの森の民 サシャ は 平原の民 エディ に投票した
平原の民 エディ は村人の手により処刑された。
次の日の朝、傭兵 クロイツ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、後世の歴史家 ナイジェル、独立解放軍盟主 ディーク、辺境伯嗣子 オクタヴィアス、正規軍剣士 クレステッド、正規軍兵士 ダーフィト、老将 チャールズ、独立解放軍副将 マーティン、伝書屋 カーク、元将軍 コリドラス、熊殺しの森の民 サシャの10名。
エディとクロイツは、お疲れさまでした。
本日より後半戦に入ります。
疲れも出てくる頃合いですが、リアル大事に楽しんでください。
本日は、4d→5d更新の墓落ちPCを決める事前投票日です。
前回同様、2/19の24:00=2/20の00:00までに、墓落ちに推すPC2名をメモに記入してください。
/*
あれもう陽が傾いて……
しまったどこで出てた。
カークのあれか。
斜めってるんなら6時間で到達は無理ぞおいwww
/*
[歓迎エディさま、クロイツさま、の横断幕がひらひらり。]
エディもクロイツも、かっこいい死に様お疲れ様ッスよーー!!
― サクソー川/橋の北側 ―
ああ……直接聞くのが一番いいかもな。
素直に話してくれるかはともかく、こっちの姿勢も示せるだろうし。
……最悪、それも考えるようかねぇ。
[あちらに使者を、というのはさすがにどうか、とも思ったが。
一応、思考には入れておいて]
……知らなかった事が、か。
ま、そーだよな。
見えるものが限られてたら、同じに見えちまっても仕方ない、か。
仕方ない、で済む状況、超えてっけど。
[飄々とした様子が、形を潜める。>>3:345
自分よりも長く生きるこの将には、彼なりに思う所があるんだろうな、と思いつつ]
……ん、じゃ、頼むわ。
なんかあったら、すぐ呼んで。
[諾の返事>>3:346に何もないとは思うけれど、そう告げて。
足を向けるのは、橋の方。//]
/*
っはー。
ああ、青い世界が見えて感涙。
クロイツお疲れ様!!
ツェーザルとガートルードもお疲れ様!
ツェーザルは体調悪かったらしいけど
もう大丈夫かな?お大事にね。
― キュベルドンの森 ―
[森へと帰還する本隊の足取りは重かった。
無理もない。あれだけ激しい戦闘を越えてきたのだから。
そのうえ、多くの犠牲を払っても目的を達成できなかったとあれば。
太陽が地平線の向こうに隠れ、平原を闇が包み始めた頃、兵たちの前にキュベルドンの森が黒々と現れ始める。
凱旋というわけにはいかなかったが、ともかくも休めるところまで帰り着いてきたのだ。
兵の間に、安堵の空気が流れ始めた。]
[兵たちの中でも盟主の周辺だけは、森が近くなってもある種の緊張感が漂っていた。
中心にある盟主は、今はもうすっかり冷たくなった友の遺体と共に馬上にある。
顔こそ毅然と前を向いていたが、口数は普段にも増して少なかった。
やがて彼の元に、前方から伝令らしき馬>>3:340が走ってくるようだと報告が入る。
視線を向けた先に明るい色の髪を見つけて、少し、動揺した。]*
/*
へへへ、青い世界はのんびりできるッスよ…。
[堪能なう。]
二人もゆっくりしていってな、ッス!
おいらとガートのねえちゃんは今のとこ
ダベってるだけだけど、
RPするのも気にせずどうぞッスよー。
/*
お、チョコいいなチョコ。
チョコを男から貰い男同士で貪り食らうこの図……
いやいや、美味しいです。
[もぐもぐ。*興味*な心地。]
― キュベルドンの森 ―
ん、もぅ良いよね。
行っでぐる。
[手当てが済んで、休憩と呼べる程度腰を下ろしていたが、やっぱりじっとはしていられずに、樵の集団をすりぬけてゆく。背後に声がかけられても足は止まらない。聞こえないので当然だが。
暫く行けば森と平原の境が見えてくる。
森を抜けると日はだいぶ傾いていた。]
…すぐ暗ぐなうね。
[傾けば日はすぐ落ちてしまう。森の中は、場所によっては太陽が届きにくいので、移動するなら早くしなければと。]
[クヌギ洞のある森の入り口には、もう殆ど人影はなかった。
大体が森の中へと逃げ込んで、森の民の手引きで散っていったのだろう。
もう来ないかと思いながら、自慢の目で遠くを見る。
ぽつりとした人影が見えたなら、大きく手をふるのだが*]
/*
む、むぎゅられた……!!!
[どどどどどきどき。
いやいやいけません僕はいけません]
少し霧出ていたね。
すぐ直ったけど…この国もきっと盛況なんだろう。
/*
お。ガートのねえちゃんもばんわーッス。
>>+1
もう大丈夫ッス!
ほんと、ご心配とごめーわくをおかけして…
お気遣いありがとうッスよ。
[ふぅ、と息を吐いたことで少しだけ落ち着いた。
前を見ろと言った師の言葉を胸に先を行く]
……………
[待ってる>>3:=21との言葉には、ん、と短く返事をしたものの。
付け加えられた一言>>3:=22を聞いて、反応に間が空いた]
…テッドも、吐き出したい時は吐き出してよ。
[自分より少し年上の友は弱音らしきものをほとんど吐かない。
年上であるが故なのか、生来の気質からなのか。
オクタヴィアスは、友が溜め込みすぎていないかと不安を覚える時がたまにある]
私だって聞くぐらいは出来る。
[友の力になりたいと思うのは、常からのこと*]
― 橋付近 ―
[コリドラスに本陣の取りまとめを任せ、向かうのは戦友の許。
立ち往生していたその身は、今は静かに横たえられていた]
……ばっか、やろ。
貸し、返すんなら。
もうちょっと、マシな形でにしやがれってんだ。
[最初に口を突くのは、悪態。
ぐ、と唇をかみしめる。
しばし、沈黙が落ちた]
― いつかの出会い ―
[彼が家督を継いだ頃。
自分はといえば、父の剣術の鍛錬が激化して、友と会う機会がだいぶ減っていた。
勿論、会わずとも言葉は交わせるから、それが寂しいというわけでもなく。
父から多くを学べるのは純粋に嬉しかった。
ただ──それでも。
声のやり取りの中、友が楽し気に語る自分の知らぬ相手の話が少しだけ面白くなかったのは、事実だった。
だから、自身も軍属を決めて。
軍学校で彼と最初に顔を合わせた時に、取った行動はといえば]
……あんたが、ツェーザル・ガーウィン?
俺は、クレステッド・フォラータ。
あんたの事は、色々聞いてる。
[誰に、とは告げぬまま、そう言って。
次の瞬間。口の端に上がったのは、笑み]
……ってぇ、わけで。
一勝負、お相手ねがおーか!
[なにがどうしてそうなるのか、の説明は一切なしのまま、勝負という名の喧嘩を吹っかけたのが、最初。
その後も何かにつけて突っかかる事が多かったが、その内ぶつかる事自体が楽しくなって]
ん、ああ……あれな。
端的に、気になったから。
[ある程度時が過ぎ、喧嘩友達と言っても差し支えない仲になった頃。
いきなり吹っかけた理由を問われて、返したのはこんな言葉だった]
色々話聞いてたからさ、どんな奴なんだろー、って思ってて。
話するより、あの方が俺の性に合ったから。
[だから、喧嘩売った、と。
あっけらかん、と語る様子はどう見えたやら]
[──何れにしろ、以降も付き合いが途絶える事はなく。
正式に軍属となってからは、互いに背を預ける局面が多かった。
そこには、同じものを支えたい、と思う者同士の共鳴もあったろうか。
理由はさておき、流離い人のままでは得られなかった存在。
友とはまた違う意味で、何者にも代えがたかった──戦友。
最後まで、己が意志を貫き通した彼に、しばし、黙祷を捧げた後]
……お前の想いと願い。
必ず、先に繋げる。
……俺の魂……『霧雨』と、『白露』、に、かけて。
……だから。
[静かに誓いを綴った後、は、と一つ、息を吐いて]
……ちゃんと、さ。
見てろよ?
[見守ってくれ、と頼むのではなく。
見てろよ、といつもと同じ調子で、願う。
感情任せに崩れる事はできない、と自身を戒める。
既に何かを抱えている友が、更に衝撃を受けた時に支えるために、というのもあるが。
泣き崩れるのは柄じゃない、なんて気持ちも、少なからずあった。*]
/*
チョコはなにも悪くないッス!
甘いものは正義ッス。
[ひょいぱく。]
砦もめっちゃ遠かったッスよお…。
クロイツぅ、って視線だけ送ってたッス。
しかし近場にいたエディにもあんま絡めなかった口惜しいッス…。
うぎゅぎゅ。
― サクソー川:橋の北側 ―
……ンな?!痛かったか?!
す、すまん。
[>>3:195 軽く小突いたつもりが、大袈裟に痛がるものだから。
マーティンは彼の傍で取り乱した。
それでも、意識は先程よりも明らかである様子を見て、再び安堵の息をついた。
>>3:196 視線を上げると、軽歩兵たちが南側へ渡ろうと奮戦している。然し、正規軍の勢いも衰えることなく。戦況は未だ拮抗のままであった。
地平線に太陽が隠れ始め、地上を橙色へと染めていく。]
――――……。 そうか…
[退陣の宣は、事実上の敗北にも近しい意味だった。
我々の想像以上に正規軍は強かったということだ。
このまま無暗に南側へ行ったとて、州都を落とすだけの兵力は遺されていないだろう。]
仕方ねェな。
一旦出直そうや。
相手さんが一枚上手だったという訳だ。
[>>3:195 キュベルドンの森まで撤退する旨には頷き。
取り急ぎ、近くに居る軽歩兵隊に号令を掛け、撤退の準備を整え始める。
南側まで進軍していた軽歩兵隊の一部は、進んだ分、戻るのが遅れた。
「ここまで進んだのに」という後悔のようなものも、足を遅めた。
逃げ遅れた者は、騎兵隊の剣の餌食となり、その命を散らす。]
/*
デフォ票が毎回酷い。
2日目:エディ
3日目:サシャ
4日目:カーク
ラめ幼馴染推してくるな…
3日目がディークなら完ぺきだったのに(
投票を委任します。
熊殺しの森の民 サシャは、後世の歴史家 ナイジェル に投票を委任しました。
――――死ぬよりはマシだ。
命あるうちは、何度でも挑戦しようや。
そうだろ?
[>>3:*19 もう一度と闘志を燃やす姿には、確りとそう答えて、]
[心の裡に響く声は沈んでいたけれども、唐突に盟主は弾かれるように目を見開いた。
>>3:232 絶叫し、立場を忘れ、何もかもかなぐり捨ててその翠の傍へ駆けていった。]
若?!
[あまりにも突然のことに対応が遅れた。
追いかけるのが困難なほど距離が開いたとき、漸くその姿を見とめる。]
ンな…… エディ!!
[傷付きながらも、決して敵将に挑むことを辞めない、果敢な命。
>>3:211 赤が己の服を濡らしても構わないと。
今まさにその命の火花を燃やし尽くそうと戦う、勇猛な炎。
マーティンもエドルファスとともに駆け出したかったけれども。
然し、今ここで自分も行ってしまえば、誰が軍を森へと帰還させるというのだ。
それでなくとも、突然の撤退に軍は混乱しかけているというのに。]
ぐ―――……ッ、
撤退だ!!!
殿を固めつつ、行けるものから森へと向かえ。
[そう指示をしながらも、マーティンの意識は後ろ髪を引かれるように。何度もエドルファスの方を振り向きながら。
>>3:296 幸いなことに、撤退していく自軍を正規軍は追いかけることはしなかった。武器の構えを解かないまでも、決して追う事はせずに、我等が軍を見守っている。
その先頭、銀灰の剣士に問われる。
―――胸が、鷲掴みされるが如く痛んだ。]
/*
体力使ったから…
[PCも中身も]
チョコで糖分補給しないと。
生き返る。
そう、近場だったんだよな。
何か投げられたらなーと思ったこともあったんだけども。
あとは弓騎兵で彼方此方走ってたからなかなか、というのもあった。ちょっとでも話したかったね。
/*
あっw>>17
えーとちょっとまって、じかんじくかんがえるwwww
ふわっとでも行けるかもだけど、流石に敵本隊と鉢合う時間帯は避けたいw
/*
>>+6
確かに遠かったねぇ、川が。
そして砦の壁は厚かった…
クロイツはオクタヴィアスへの想いが熱くて、緑窓持っててもいんじゃないか?って思いながら見てたよ。
チョコはあげるものじゃない。
食べるものさ。ふふふ♪(もぐもぐ)
/*
>>8
wwwwwwwwwwwwwww
クレス、おま…wwww
いきなりそれかよ!!!!!
うんうん…
いい追悼をいただいた。嬉しいね。
見るぜ!!!!
がっつり、見てる よ!!!!!
/*
む、そろそろ時間だ。
皆の話も聞きたいが、明日も早いので、私は失礼させて頂くよ。
ログは明日堪能しよう♪
男子会ごゆっくり。
それでは、お休みなさい。
[激戦の疲ればかりとは言えぬ緊迫感を伴う重苦しい雰囲気に、そして、その中央にいるディークからわずかに伝わる動揺の気配に、拒絶めいた気配を察して馬を止めた。
視線は、ディークが抱きかかえている者に惹きつけられる。
力なく傾いたその首の角度、重心の低さ。
意識がない、だけではない。]
そいつ…──
[名を口にしたら認めてしまうようで。
彼が。一緒に未来を生きるはずだった”兄弟”が。その魂を天地に還した、ことを。*]
/*
>>+10 エディ
うんうん、盛り上がろうッスよー!
先に死んだ特権ッス。
[拳を ぐ。]
>>+11
州都で会ったことあるってのもアリかなあと
思ったりもしたんだけど、
おいらもちょっと投げる手が足りなかったッスね…
/*
ガートのねえちゃんおやすみー。
って、 はッ!!!
チョコ分のハグしてもらいそこねた ッス…!
[がくり。]
[短い返事の後に空いた空白。
それを訝り、名を呼ぼうとした矢先に告げられた、言葉。>>=0]
……っ。
[とっさ、返す言葉が浮かばなかったのは、自戒の念を見透かされたような心地がしたため]
[子供の頃から、泣くのは苦手だった。
旅暮らしの中で、簡単に泣くな、と戒められていたから。
そうでなければ、幼い子供が宛のない旅に耐えられぬだろうから、という父の教えの結果がそれ。
勿論、年上だからとか、後は生来の気質もあるのだが]
……ったく。
お前にゃ、敵わねぇ、なあ。
[間を開けて、零したのは、ぼやくような響きの声]
わかってる。
……どーにもなんなくなる前には、頼らせてもらうから。
[いつかみたいに、と付け加える時には、苦笑の響きが声に乗る。
そのいつか──父が病に倒れた時も、すぐには本音を晒さなかったから。
そうは折れる心算もないのは、多分、伝わるだろうけれど。*]
/*
>>+12 クロイツ >>+13 ガートルード
僕も早く抜けるものだと思ってたよ。
抜けていただいて迂回合流を狙う形かなと。
赤が一旦森方面に引くだろうとは想定してたけど、
中央が案外混戦状態だったからもしかしたら砦の面々をお待たせしてるのかもなあなんて思っていて。
中央からの撤退を早められないかと死ぬのを前倒ししてみたという経緯も、実はある。
外国人設定、なるほど、そっか。
設定というか造形って難しいよね。
後からこっちのほうが良かったなぁってこともしばしば。
ガート姐さん(勝手に姐さん呼びをしておく)も言ってるけど、
クロイツにも緑窓あっても良いくらいの深い仲だったよなと見えてたな。心の目で見ればきっと緑窓が見えてくる…。
カーク。
[近づいてきた風が止まった。>>21
言葉を切った彼の顔から一度視線を外し、
なにかを覚悟した顔で、目を合わせる。]
…エドルファス・ハーウェンは、
敵将との一騎打ちで、命を落とした。
[硬い声で、乾いた事実だけを伝えた。]
― サクソー川/橋の北 ―
だいぶ、やられたなあ。
[ 騎兵を率いて、本陣となっている橋の北側に戻って来ると、敵軍は、粗方引き上げた後、クレステッドの指示によって、負傷者や死者の回収が行われている所だった ]
クレスは?...え?
[ 西側から応援に来ていた騎馬小隊の一人が、馬を寄せて、彼の知らなかった事実を告げる ]
ツェーザルが...だと?
[ 一瞬の間に、身体が芯まで冷えきったような心地が襲った ]
『橋への道を...最後まで守り続けてそのまま...』
[ 聞かされる最期の様子は、どこか遠く耳に届いた ]
場所は?
[ ツェーザルが立ち往生したという場所を聞くと、馬を降りた ]
[朦朧となりそうな意識をどうにか縫いとめるのは、帰らなければという一念だ。馬にしがみ付くようにして乗りながら心を飛ばす。]
ダンクラード様。砦が落ちました。
マーティ…、悪いな。
[この声は常のようには掠れはしない。
便利なものだと思いはするが、会えばバレるなとも思い直す。
とはいえ今すぐ知らせる必要もありはすまい。]
/*
はっ 寝ようとしてたら。
白ログに名前出てくるとそわぁっとするね、そわぁ……
兄さんのメモwwww
これ以上何が来るというのwwww
いやだ嬉しくてこわい。たのしみにみてる。
/*
>>+19 エディ
もっと早く抜けるだろうはおいらも。
…ただあれはあれで、砦の攻防戦が見事だったから
見応えある!って眺めていたッスねー。
クロイツは隠れ腹心だったんッスよ。きっと!
>>+21
うんうん、それにこうやってお墓で会えたッスしね!
エディと此処でおしゃべりできて嬉しいッス。
エディもおやすみッスよー。
― 独立解放軍撤退前/橋の北側 ―
…………そう、か。
[返された答えは、予想どおりのもの。>>19
小さく呟いた後、ぎ、と唇を噛み締める。
あの時、あの場を預けてよかったのか。
そんな思いが刹那、過る。
けれど、あの場を戦友に任せたから。
──任せられたから知れた事、なせた事もある。
それもわかっているから、過ったものはすぐに飲み込んで]
おっさん……あいつ、は。
ツェル、は。
……最後まで、諦めなかった……よな?
[最後に聞こえた叫び>>2:485を思い返しつつ、もう一つだけ問いを重ね、それから]
……次は……いや。
次こそは。
負けねぇ。
[短く告げるのは、改めて固めた想い。
この将には、あらゆる意味で、二度、負けた。
だから次は、という決意。
『霧雨』を握り締めつつ、向ける銀灰には揺らがぬ意志が宿っていた。*]
/*
>>+23 クロイツ
外国人が、なのにオクタさまに忠誠を捧げる展開は
すっげえ良かったとおいらは思ったッスよ!!!
よーし、おいらクロイツとハグしちゃうぞー。
[ぎゅむぎゅむ。]
一騎打ち?
[数多の訃報を届けてきた身が、知らせを届けられる身になって、怯む。
すべての音が、動きが、光さえ痛い。
彼は医者になるはずだった。
たくさんの命を救うはずだった。それを、]
誰が、こいつと死闘を結んだ。
[憔悴したディークの顔を見返す。
一騎打ちの相手を知っているかと。]
/*
隠れ腹心……は、実はちょっと意識はしてたけれど、自分が思っていた隠れ腹心とは微妙に違うというか、なりきれていない気もするのでした。
主君側から言っていただいて初めてなれるものだから、自分で意識してたとか、言うものでもないと承知してはいるけれど。
『隊長!手当は...』
後だ。
[ 呼び止めようとする部下に短く返して、その場所へと歩み寄る。クレステッドは、その場に居たろうか。
居たとしても、視線を一度流しただけで、声はかけず、横たわるツェーザルの脇へと歩み寄り、その頭の傍に片膝をつく ]
...ツェーザル......
[ ツェーザルの頭に伸ばす手も別の青年の血に濡れたままだ ]
......タヴィが、泣くぞ?
[ ゆっくりと、頭を撫でるようにして、声を落とす。そう言う彼自身は涙を落としはしなかったが、声は僅かに掠れていた ]
― マーチェス平原横断 ―
[進軍する先に砂煙>>17を見つけたのは、太陽が半分以上地平に隠れてしまってからのこと。
一時の休息も兼ねて進軍を止め、砂煙の行く先を確認していると、こちらへと近付き速度を緩める騎兵の姿があった。
その騎兵から、オクタヴィアス様、と声が上がる]
君は……そうか、コリドラスさんの隊の。
偵察ご苦労様。
この調子だと到着は日暮れ過ぎになりそうだ。
彼にそう伝えてくれるかい。
[行軍は疲労のためか思いのほか緩く、当初の目算を大幅に遅れての移動となっていた。
それを踏まえての予想を伝言として頼み、騎兵を隊へと戻らせる。
彼の駆ける先に皆が居るのだろう。
粗方の方角を確認して、進路をそちらの方へと修正した]
[サクソー川付近へと到達したのは、二度目の予想通りに陽が暮れてしまってからのこと。
待機する者達は居たのかどうか。
拠点となるベルサリス修道院跡が見えると、ようやく緩く息を吐き出した**]
/*
>>+26 エディ
だいじょぶ、伝わってたッスよ!
わざわざ言いに戻ってくるエディは丁寧な子ッスなー。
[ついでとばかりにエディもハグした。もふもふ。]
地上をそわそわっと眺めつつ。
おいらもそろそろおやすみーッス。
まった明日!**
― キュベルドンの森 ―
[それが見えてきたのは、兵らから随分遅れてのことだった。
騎馬であるから、本来ならば歩きの兵より早いはずだが。
走らせることのない馬は、だが、流石に良く訓練された軍馬らしく乗り手を落とすこともなく、どうにかキュベルドンの森まで近づいている。]
…─────、
[意地だったのかなと思う。
少しムキになったのかも知れない。
互いに心捧げる主を戴く者として。
どうしても剣合わせてみれば、それは引くに引けない戦いだった。]
[響いてきた声に、心が揺さぶられる。>>*1]
落ちたか。
そうか。
[意識を通って来る声からは、チャールズの現状を窺い知ることはできなかった。
覚悟していた現状を聞いて、ただ頷く。]
[それに対してこちらは直接心で話しているせいか、感情がそのまま出てしまうことが多い。
問いかけに、こらえていたものが滲み出した。]
…… 私は、 無事だ。
[声が、小さく震える。]
だが......良く守ってくれた。
ツェーザル.........お前は、オクタヴィアスを確かに護った。
親父さんや、ノイアー伯に会ったら、胸を張っていい。
[ そう言葉にしてから、笑みを浮かべ ]
ありがとう...
[ 囁くように告げて、短い間瞑目し、やがて、立ち上がると、剣を抜く ]
気高き我が
[ エドルファスに捧げたと同じ、騎士の礼を捧げて、暮れ行く空へと視線を向けた。溢れ出ようとする何かを、堪えるように** ]
ダーフィト・エイワズ。
[カークに問われるままに、相手の名を告げる。]
『我が主の征く道を王城に繋げる』
エディが最後に、そう言ったそうだ。
[胸を塞いでいるもの、己を支えてくれているものをも言葉にした。
胸に刻みなおさねば、感情が零れてしまいそうだったから。]
[息を呑むような気配>>=1を察する]
何年付き合ってると思ってるの。
[敵わない>>=2と言われて、ほんの少し誇らしげに呟いた]
…うん。
それまでは聞かないでいてあげる。
[苦笑の響きを受けて、無理には聞き出さないと、約す。
耐えてしまうことに思うところもあるけれど、それが友の強さでもある。
ただ、こちらにも支える心算があるのだと、改めて伝えておきたかった。
単に支えられるだけの存在にはなりたくなかったから**]
/*
サシャだけじゃなく、カークさんにもヘイト頂けそうです(嬉しげにもぐもぐ)
二人掛かりで来てもいいのよ?
チャールズさんと対決したかったけどあっちの傷重そうだしなあ。
ダーフィト、 エイワズ。
[ディークの返事に、正確にはその声の抑揚に読み取ったものに、肚の底からひとつ、息を吐く。]
報復だ。
そいつを八つ裂きにするんだろう?
俺もつきあうぜ。
[揺らす。]
─── は。
皆、良く働きました。
あとで褒めてやって下され。
[詰めていた民らを褒めてやって欲しいと。
そう口にしながら、死なせてしまった者の多さも思う。
とはいえ今はまだ正確な数を、男自身把握していない。
これらは、また少し後の話になるだろう。]
ダンクラード様、
[声が揺れた。それに案じる色が返った。
彼の声に感情がそのまま滲むのは、昔から変わらないこと。
ふてくされた声を聞いたり喜びをそのまま聞いたり、そんな楽しい思い出も沢山あるけど。]
どう ……、
[いや。誰が、と。
震える声、自分はと口にする音に息を呑む。
咄嗟に弟分のクマを思うが、彼の声は響いていたはずで。]
───── 早く、戻ります。
[戻らなくては。
怪我の醜態を晒そうと、這ってでも彼の元へとすぐ戻りたい。
そう、*思った。*]
― キュベルドンの森 ―
[一人ぽつんと立ったまま、もうちょっとと自分に言い聞かせてからどれ程経ったか。>>32影のようにゆらゆら見えた人影に、こっちだと手を振り合図を送る。]
あ!じぁーうずざーん!
[やがて見覚えある顔に破顔して――真っ赤な色に笑みが一瞬で消えた。慌てて駆け寄り片手を軽く上げた人の裾を引く。]
じゃーうずざん!らいじょうぶ!?
えっど、あ、ぞうだ、えりぃの薬…
じゃーうずざん、いっがい降りで!
手当てがざき!
[持っていた薬缶を、急いで取り出しながら言う。
サシャの位置から傷は見えないが、服に滲んだ赤色が重篤であることを表している。返り血の可能性は、チャールズの疲労した様子を見ると考えつかなかった。
何とか降りてもらえたら、エディの薬をこれでもかというくらいに塗りたくり、巾で傷口を巻いてゆく。背中の傷には布が足りずに、フードを割いて代わりにした。]
こえでちょっと、らいじょうぶ…がな。
馬、乗える?
乗えないなら、肩、使っで。
[あんまり負担をかけないようにと、楽な方を選んでもらおうとしながら、最後の一人を連れてキュベルドンの森へ入る**]
…… おまえも、
ダーフィトと、同じことを言うんだな。
[カークの目を見返して、低く声を紡ぐ。]
ダーフィトを、討ち取っても、
八つ裂きにしても、
エディはもう、 帰ってこないんだぞ …!
[揺れる激情が、押し殺した響きを波打たせた。]
エディの命を使わせたのは俺だ。
他の誰でもない。
俺だ。
だから俺は、エディが俺に託した望みを
叶えなきゃならない。
[そうでなければ、エディを無駄に死なせたことになる。
そんな認識は、耐えられなかった。]
[ああ、そうだ。
チャールズだけではない。
多くの民が、命を張って砦を守ってくれていたのだ。>>*5]
わかった。
おまえも、よくやってくれた。
[その献身に応えられなかった自分の不甲斐なさを思う。]
[命あるうちは何度でも。
マーティンはそう言った>>*0 けれども、
自分の命があるのは、他の多くの命が消えたからだ。
民の、友の命を費やした事実に竦む気持ちと、
だからこそ、前に進まなくてはならないという思いと、
ふたつの間で、心が軋んでいる。]
だいじょうぶだ。
心配、いらないから。
[全部打ち明けて縋りたいと願い、
それを許さぬ自責と矜持が、正反対の言葉を紡いだ。]
ちゃんと吐きだしちまえよ。
エディが居なくなって苦しいんだって。狂おしいんだって。
なんだよ、「エディが俺に託した望みを叶えなきゃならない」って。
親の仇を討つでも、ラモーラルを独立させるでも、
誰に託されたのでもない、おまえがしたいと望んだから、皆は起ったんだ。
エディのため?
違うだろ、今のおまえはエディ恋しさゆえに、”エディを殺した自分”を罰しようとしてる。
……16年。
[誇らしげな呟き>>=3に、息吐く気配と共に返す]
……ん。
ありがとな。
[無理に聞き出さないと約す友の気遣いに返すのは、短い感謝。>>=4
同時、思い出すのは、以前、初めて本音を吐いた時の事]
― 回想/12年前 ―
[父が病に伏した頃から、口数が少なくなっていた。
ただ、感情の制御はまだまだ覚束ない頃だったから、色々と抑え込んでいるのは伝わっていたと思う。
父を看取り、『霧雨』を引き継いだ後。
弔いに対する周囲の気遣いは全て払い除けた]
……これは。
この事だけは、誰も、手ぇ出すなっ!
[差し伸べられる手を振り払ったのは、多分、その時が最初で。
そのまま、自身の一族のしきたりに添った弔いをするために三日ほど姿を晦ました]
[姿を晦ましたのは、しきたりの事もあるけれど。
一番の理由は、自身の感情を持て余してどうしていいかわからなくなっていたから。
父が傭兵として戦場に出ていた頃から、覚悟は固めていたつもりだった。
けれど、実際にそうなってみたら、天涯孤独になったて、という事実は思っていたよりも重かった。
それでも、完全に折れなかったのは。
行く先も告げずに飛び出した自分を案じる者の存在があったからで]
……おわった。
これから、帰る。
[空と水に命を還す──風と、川の流れに遺灰と遺髪を流す、という独自の弔いを終えた後。
伝えたのは、そんな短い言葉。
それまでは呼ばれても答えなかったから、ようやく伝えたそれはどんな思いを抱かせたか]
…………なんか、こう。
気、ぬけちまって。
……ひとりになったんだ、って思ったら、急に、頭ん中真っ暗になって。
なっさけねぇ、なぁ……。
[ぽつぽつと零したのは、自嘲を帯びた呟き]
こういう事、あるかもって。
覚悟、しろって言われてて。
わかってたつもりだったのに、なってみたらきつくてどーしていいかわかんなくて。
[一度零れたら止まらなくなって。
後から後から、言葉が落ちた]
なんかもう、すげーなさけねぇし、かっこわりぃよなぁ。
[そこまで一気に言って。
また少し、言葉が途切れ]
…………置いてかれたく、なかった。
勝ちたかった。
[誰に、という部分を欠いた言葉が落ちる。
誰かに聞いて欲しかったけど言えなかったそれは、ごく自然に落ちていた。
言っても大丈夫か、という思いがなかったとは言えないけれど。
他には誰にも言えないような気がしていたのも、確かな事。**]
国境の砦はついに陥落し、辺境伯の遺志継ぐ子らが南へと駆ける。
それを待つ守備軍は独立解放軍の攻勢を凌ぎ切った。
解放軍は森へと撤退し、戦場に夜が訪れる。
同朋同士の戦いは痛ましいが、だからこその美しさも生まれる。
撤退する軍に刃が向けられることはなく、無用な虐殺もなかった。
それは両軍共にラモーラルのためにと戦っていたからだろう。
一度剣を収めた両軍だったが、この空隙が長くは続かないことを
誰もが承知していたことだろう。
─── Nigel Buhler 『ラモーラルの戦い』 第4章
ウエストマール王国の軍人として成功を収めつつありながら
軍を退いて傭兵の世界に身を投じた人物がいる。
マルコ・クロイツ。清廉恪勤という言葉が相応しいほど、
実直で職務に誠実に取り組む人物だったという。
彼が任務を離れたのは、生涯の主君にして優秀な弟子と巡り合ったからである。
詳しくは第1集の24pを参照されたい。
余談だが、彼の名が入った歌が存在する。
歌を聞く限り、甘いものには目が無かったようだ。
───『週刊 「ラモーラルの戦い」完全解説 第6集』
───ハーウェンには子供が1人いた。
正確には養子であるが、彼は実の子のように接したという。
エドルファスという名が残るその養子は、もともとは平原に暮らす一族の出身だったと言われている。
ハーウェンの死後、養子がどうなったのか記録は無い。
少なくとも州都には留まらなかったと考えられている。
ただ、ヴィダンの一族の間で「風と大地の間に還った」と語り継がれる平原の英雄は、彼と同じ髪と目の色をしている。
───『医学の発展と伝播 ウエストマール地方に見る医療技術の発達史』
/*
仕事合間に覗いたらなんか来てる…!
これは ちょっと 気合い入れたい
そしてツェーザル関連でもう一個ぶっこむぞ(確定メモ
/*
今回も村建て氏の追悼が素晴らしい……
このために死にたいと思うときあるよね!
[でもなかなか死ねない]
[親の仇を討ちたかったわけではない。
誰かを憎いと思ったこともない。
父が死んだ時は、世界に拒絶されたと感じた。
エディが死んだのは、自分のせいだ。
仇を討たれるならば、自分であるべきだ。]
…… そうとも。
[挑むような視線は逸らされない。]
俺が殺したんだ。
間違いを犯したんだ。罰せられて当然だろう。
エディだけじゃない。
あんなにも多くの民を、俺が死なせたんだ。
本当は、俺が死ぬべきなんだろう。
[低くなっていく声が、独白のように響く。]
許せない。
殺してやりたい。
でも、それじゃエディの命を無駄にするから、……
……… おまえのためなら何でもしたのに。
おまえが帰ってくるなら、何でもするのに。
なんで死んだんだよ、エディ…──
[零れ落ちる言葉は腕の間へ、
動かぬ友の上へと注がれていた。]
/*
あー、やっぱりそう来るか。
[ やっぱりデジャヴ ]
てか>>40面識ありってことでいいですか?いいですね?
[ 瞳きらきら ]
[後悔を重ねてディークは自分の罪を数え上げる。
許せないのも、殺してやりたいのも、敵ではなく自分だと。
知ってる。 だから、]
泣けよ。
エディのために泣きじゃくれないんだったら、おまえはおまえじゃない。
[砕ける前に]
[心に響く、こんな声の色>>*9をかつても聞いたことがある。
そう思った。遠い記憶だ。]
― 回想 ―
[15年前から少し。14年前だろうか…そのくらいの頃の話だ。
未だ逃亡生活落ち着かず、追っ手の影に怯えていた頃。
その頃に、こんな言葉を良く聞いたと思う。
心配ないから、と。
少年は分かりすぎるくらいに分かっていたのだろう。
父が殺されたこと。自分が追われていること。
付き従ってるこの男は父ではなく、臣下であること。
だからしっかりせねばならないのだと────
小さい少年の肩が、痛々しいほど張り詰めていたことを覚えている>>3:239]
おまえのしてることは、エディに対する復讐だ。
置いてゆかれて悔しくて、自分を痛めつけて、先に逝った彼を罰しようとしてる。
今のおまえは、独立解放軍の盟主でもなく、ラモーラルの魂を宿す地の柱でもなく、
親友の死を悲しむ、ただの人間だ。
俺にはそれがたまらなくせつなく、 いとおしい。
だけどな、それじゃ誰も報われねぇよ。
[当時は未だ周囲に人も少なかった。
頼れるクマとその家族も傍にはなくて、少年の世話、しかも些か精神的なそれに男も戸惑っていたように思う。
意を決めて、少年に出掛けようと誘ったのはある夜のことだ。
釣りにもならない時間に湿原近くの池に行こうと誘われて、少年は不審に思ったことだろう。
まあいいからと連れ出して、悠々と池についた頃には夜はすっかり更けていた。月は未だ出ていない。
暗く黒く沈み葦揺れる湿原の端、少年の目にはどう映っただろう。
辺りには虫の声と風の鳴らす微かな草の音ばかりある。
少し道をいくと、ぽかりと池が現れた。
波揺れぬ水面はひたりとして、大きな暗い鏡のようにそこにある。]
いや、なに。…これをお見せしたくなりましてなあ。
ほら上を見てごらんなされ。上、上。
[ごろんと池の端に腰を下ろして背から転がれば、空が見える。
降りかからんばかりの星空が、音を立てるように圧倒的な質量で主従の頭上に輝いていた。]
暫く、ごらんになっとらんかったでしょう。
[あれだけ俯いていれば、空も目には入るまい。
だからそう言って空を、そして傍らの少年を横目に見る。]
───── 若、
強くなくてはいけないことはないのです。
弱みを人に晒したって構わんのです。
泣いても笑っても、構わんと儂は思います。
…クレイグ様も泣いておられた。
昔、ある男がクレイグ様を守るために命落としましてな。
もう随分古い、若が生まれるより前の話ですが。
…──── 意外、でしたかな?
お父上はダンクラード様を愛しておられた…
大切に、それは大切になさっておられた。
大切な人を喪えば、人は泣くものです。
それは立場の上下にも関係はない。
それを知りながら、儂らもついていくのです。
それで構わんのです。
[男が手を伸ばした。少年の髪を、わしと撫でる。
池のほとりの闇の中、その表情を見るものはなく。
葦を揺らす風の音と微かな漣の音ばかりが夜闇に響いている。
やがて東の空に細い月がのぼった。
闇に沈む池に白い波が静かに揺れた───*]
ダンクラード様、嘘はいけませんぞ?
…───大丈夫でない時は、大丈夫じゃないと言うことです。
[後日。男は少年の顔を覗き込んで、こう言った。
いいかと目を覗き込む、男の目尻には皺が寄っている。]
/*
再起ターン熱いな。
ディー兄…!カーク…!!ってなる。
朝からこう、名前連呼されていたのに大変動揺しますね…!
涙腺緩くなったものだな。泣けてしまう。
じゃないと儂の方が、
… 不甲斐なくて泣いてしまいますからな。
[大真面目にこう告げて、戯れに泣き真似などすれば少年はどんな顔をしていたか。遠い、もう、随分昔の*話である*]
あいつが自分や仲間の死はおまえのせいだなんて考えてほしくないこと、誰よりもおまえがわかってるだろ。
本当にエディが好きなら、あいつを──安心させてやれよ。
あいつは今も、おまえと一緒にいる。
泣いて苦しんでもがいて、それでも立ち上がるおまえを、信じてる。
目を、閉ざすな。
/*
ダンさまとカークの遣り取りいいッスねえ…
これはとてもいいものだ。
[しみじみ。]
と、それだけ呟いて、まーた後でッス!
ごはんごはーん。
/*
ただいまっと、状況確認。
んーと、クロイツ、ガートルードの遺体は砦で埋葬ってことか。
時間はぱぱっと端折るべきかもなあ。
― 日暮れ後/サクソー川 ―
[ 日が暮れ切る前には、戦場となったサクソー側の北岸から、両軍の大半は引き上げ、ラモーラル正規軍側の戦死者達もベルサリス修道院へと運ばれていた。
葬儀は、先に安置されている辺境伯と共に、新領主となるはずのオクタヴィアスが到着して後、ということになっている。
オクタヴィアスが無事......と、言うには、微妙な状況ながらも、クリーク砦を突破して本隊へと近付いていることは、先にクレステッドによって知らされたか。
いずれにせよ、彼の軍と遭遇したコリドラス旗下の騎兵の報せによって、それは全軍の知る所となった ]
[クレステッドとマーティンのやり取り>>19>>25>>26を傍で聞き、ツェーザルの元へといくクレステッドに任されその後左翼>>23を担当していたダーフィトも戻ってくる中、彼らが別れの時間を過ごす間の処理を行う。]
(おそらく勇敢だったのでしょうね。)
[父、ターリスに似た気質を受け継ぐ息子ツェーザル。ありありと浮かぶその光景に一切の疑問をいだかなかった。
若い頃から後を受け継ぎ、過去のことからどこか気まずい態度を隠し切れず>>2:44にいた少年。
その頃に何ができたのか。親が碌でもない限り、子を連れてゆく道に抵抗できるものは多くはない。だから特に厭う気持ちはなかった。
ツェーザルに限らず、コリドラスが公人としての面が強くしていたため、自ら積極的に接してきたとも言いづらいが、それでも時折成長をみて喜び楽しむ。そう感じさせてくれる存在であった]
[耐え忍ぶことで、育てられた硬く貫いた守るという生き様をそれが発揮されたのだ]
(見事です。私は誇らしく思います)
[称賛すべきなのだ。
だが同時にツェーザルも、今日この地に伏したもの達のこと、その魂が一足先にラモーラルの英霊となったのは、これからこそ生きていてほしい若い者の死は少々堪えるものだ。*]
[騎兵が一人が戻ってくる
厳格な性質の騎兵の軍長が、珍しく光の灯った表情、
待ち望んだ希望の存在の帰還を告げ、その声の意味を理解した周囲の兵たちに活気が戻る。
オクタヴィアス様が戻るまで守り抜いたことを、ようやく橋の防衛戦において、目的を達成を実感した瞬間だったのかもしれない。]
ご苦労です。フォラータさんに伝令を……周囲には…放っておいても伝わりそうですね。
[騎兵へと労いの言葉をかけ、活気の意味がわからぬ兵が何があったのかとこちらを見るのに対して、報を聞いていた兵が一度こちらをみるのに頷いて返せば勝手に広がっていき、全軍>>52に届いたことだろう]
[ ダーフィト・エイワズ率いる騎兵小隊は、引き上げの殿を引き受け、オクタヴィアス達が、到着するまで>>30橋の北側に留まっていた。
他にも、哨戒のための兵は若干残されていたか...万一クレステッドも残ろうとしていたら「指揮官が殿についてどうする、阿呆!」と蹴り飛ばして、先に引き上げさせたことだろう ]
タヴィ...!
[ 先頭に在るその姿を見つけると、彼は思わずそう声をあげ、おっと、と口元を押さえてひとつ、咳払い ]
オクタヴィアス・ノイアー伯...御無事の帰還をお喜び申し上げます。
[ そのまま胸に手を当て、形式通りの言葉を贈る、が、それも一瞬のこと ]
よく、ここまで戻ったな...お帰り、タヴィ。
[ クロイツの死はすでに聞かされていたか。
聞いていなかったとしても、多くの犠牲と献身に護られて、この優しい青年がここへ辿り着いたことは想像に難くなかったから......ただ兄の顔で、そう言葉をかけた// ]
[カークの声が、記憶と重なった。
胸の奥の、深い場所にある泉がさざ波立つ。
泣いても構わないとその人は言った。
泣けよと目の前の男は言う。]
罰しようと、なんか …
[ああ、その通りだ。
自分はこの苦しさを、エディのせいにしようとしている。
彼のためという題目を唱えて、全部押し付けようとしている。
本当はただ、ただ悲しいだけなのに。]
行けよ。
[ぽつ、と声が落ちた。]
あっちに行けよ、馬鹿。
こんなところでなんか、泣けるわけないだろ…。
[俯いて、額を手で覆う。
ありがとうという言葉は、声になりきらずに唇を震わせた。]
/*
それにしてもこのペースだと土曜の昼に相手してくれる人がいないと、落ちるの難しいなあ。
様子見、する、か?
/*
なにはともあれ、カークさんのタマネギ効果素晴らしい。
これでカークは生き残り組確定だなあ(あくまで俺の中では、です)
― 日暮れ後/サクソー川 ―
[サクソー川に架かる橋を目指しての行軍。
その目指す先に騎兵の小隊が留まっている>>56と伝達を受け、オクタヴィアスは目を凝らした]
ダフィ兄様!
[橋の北側に居たのはオクタヴィアスが兄と慕う者の姿。
呼ばれた愛称に顔を綻ばせ、直ぐに言い直す様子に一度表情を正した]
出迎えありがとう、ご苦労様。
………ただいま、ダフィ兄様。
[形式通りの言葉に対しこちらも辺境伯嗣子としての言葉を紡いだ後、再び表情を崩す。
少しだけ声が震え、張り詰めていた緊張が解けそうになった。
必死に押さえ込んだのは、この場に率いてきた兵が居るため。
その中にクロイツの姿がないことにダーフィトは気付けるだろう。
一騎討ちの上での死はまだ、心を繋いだ友たるクレステッドにも伝えていない。
まだ自分の中でも整理が出来ておらず、後で話すと先送りにしていた//]
/*
おや、お互い、自軍の戦死者伝えてない感じ?
若い子はセンシティヴだねえ、やっぱり。
[ たぶんどっかのおっさん主従wだと、さくさく報告しあってる案件 ]
― 日暮れ後/サクソー川 ―
[ 笑顔をみせながらも、僅か声を震わせるオクタヴィアスの様子に>>60目を細める ]
(クロイツ......)
[ 当然に青年の隣に居る筈と思っていた生真面目な傭兵の姿が無い事にも気付いて、思い当たる可能性に、人知れず手綱を握る手に力が籠もった ]
疲れただろう、とにかく皆に顔を見せて、それからゆっくり休め。クレスも待ってる。
[ だが、その事実を今は確かめようとはせずに、拠点となるベルサリス修道院跡への移動を促す。
ゆっくり、と、言っても、そう長い時間は残されていないのだろうとは、判っていたが。
僅かの間でもいい、動乱の只中に、いきなり放り込まれたオクタヴィアスを、心繋がる友の元で、休ませてやりたかった// ]
― 帰還前/橋付近 ―
[願いの後、その場での負傷者収容の様子を見つつしばし立ち尽くしていた。
ああ、伝えねぇとな、という意識はあるが、声を張り上げるのが少しだけ辛いな、と。
そんな風に考えていた所に、ダーフィトが戻って来る]
…………。
[流された視線>>28には、静かな銀灰で返し。
捧げられる騎士の礼>>33に、僅かに目を伏した]
……旦那、傷の手当ては、ちゃんとしとけよー?
あいつ、砦もう抜けてるから。
もうすぐこっちに来るぜ。
[さらりと告げて、視線向けるのは北の空。
自分の怪我の事を指摘されたなら、は、と息を吐き]
……わかってるよ。
怒られ確定してんだから、観念するさ。
[冗談めかした口調で告げる。
妙に達観した口調は、既に怪我の事も知られている、と伺わせるか]
[その後、コリドラスの命を受けた伝令がやって来る。>>55]
ん、ああ、ご苦労さん。
……そか、ようやく着いたか。
[砦を突破し、こちらに向かっている事は既に伝え聞いていたけれど。
実際に見えた、という報を聞けばやはり、安堵の息が落ちた]
― ベルサリス修道院跡 ―
[帰還の報で全軍の意気が上がった後。
殿でもある出迎えの役に関しては、色々とごねた。
それでも、指揮官がと言われれば>>56、理性の上では納得できない事はなく。
更に、年長者からも宥められては反論もできず。>>61
そうでなくても、心身ともにかなりぎりぎりの所に立っていた身体は、休息を求めていて]
……ま。
事務処理もあるし、仕方ねーけど。
[大人しく?先に拠点へと戻り、そこで帰還を待つ事となっていた。*]
/*
怪我の治療注意されとるww
いやしかし、鎧の下だからな、きっと見てた連中しか気付いてない、うん。
[ 血臭とかは? ]
[ 戦場だもの、そこらじゅう血なまぐさいはずですからっ! ]
― 日暮れ後/サクソー川 ―
うん……そうさせてもらうよ。
皆も休ませなきゃ。
[ダーフィトの言葉>>62に頷いて、視線を一度後方へと向ける。
疲労が濃いのは自分よりも兵達だろうという想いがあった。
クロイツのことをダーフィトは気付いただろうに、それについては問われず、ほんの少しだけ安堵した。
後で彼にもきちんと伝えよう、と心に留める]
― ベルサリス修道院跡 ―
[その後、橋を渡り西へと進路を取ってベルサリス修道院跡へ。
友軍と合流すると、意気の上がった兵達に出迎えられる。
少々面食らったが、彼らが自分の帰還に喜んでくれていることを知ると、急激に胸が熱くなった]
皆、よくぞ解放軍の州都進攻を凌いでくれた。
辺境伯嗣子として、亡き父に代わり感謝する。
だが解放軍の進攻はこれに留まらないだろう。
それぞれが気を引き締め、彼らとの戦いに備えて欲しい。
君達の活躍に期待している。
[ここで敵軍を食い止めることが出来たのは、偏に彼らが身を削り一丸となってくれたお陰。
感謝は言葉だけでは尽しきれないが、万感の想いを込めて紡ぐことで彼らに想いを伝えた]
[そして部隊長を務めた者達には一人一人声をかけていく]
コリドラスさん、ご無沙汰してます。
今回のことで軍へ復帰頂いたこと、とてもありがたいです。
実戦に於いては私も未熟の身、
貴方の豊富な経験と手腕を頼りにさせてください。
[コリドラスとは幼い時から面識があり、例に漏れず稽古をせがんだこともある。
王都へと移住する少し前などは、馬術の指南を願ったりもしていた。
2年前に将軍を引退したと聞いた時には驚きと共に残念に思ったものである]
[そして友 ─── クレステッドの前に立つ]
……ただいま。
[向けるのはただ一言。
離れている間にも言葉は沢山交わしてきたのだ、余計な言葉は要らない。
顔を見てのこの言葉により、この地に、友の下に帰って来たのだと言う実感が溢れるように沸いてきた]
[そこまでして、はた、と何かに気付き表情を変える]
──── ツェーザルさんは?
[父の亡骸を取り戻した功労者の姿が見えず、周囲を見回した//]
[そうしていくらか、馬が森の奥へたどり着くほどの時間のあと、
湿り気の残る声が意識を渡る。]
エディが死んだ。
見事な、最期だった。
『我が主の征く道を王城に繋げる』
そう言っていたと聞いた。
[低い声だった。
けれども、凝り固まっていた重石を脱ぎ捨てたあとの、
しなやかな強さが声に戻っていた。]
…… 俺のために大勢を死なせた。
大事な、友も死なせた。
それは、こんなにも辛いことだと
覚悟していたよりもずっと辛いことだったと、
思い知らされた。
[淡々とした述懐が流れていく。]
けれども俺にはおまえたちがいる。
支えてくれて、案じてくれるものがいる。
俺を信じてくれる大勢のものたちがいる。
これは、とても幸せなことだ。
ありがたいと、思っている。
[ディークの否定は拒絶になりきらずに、ただ、彼らしい意地を示す言葉を結ぶ。]
馬鹿はお互い様だ。
まだしばらくかかるぜ──すまんな、エディ。
[安堵と寂寥を綯い交ぜに、ディークが抱いている金髪に軽く手を置いてから、馬首を返す。]
それと、
次の戦には”
[背中で告げた。]
作戦は任せるが、おまえが自由に動けるように、敵を惹きつけておいてやる。
近づかれたらバレるだろうが、親父がついててくれれば、その前にブッ飛ばしてくれるだろ。
[それは変わりない信頼。]
[それを感じた瞬間、打ち寄せるのは安堵の想いだ。
泣けること、悲しめること。…心を自由に解き放てること。
それもまた、強さなのだ。
そう教えてやれれば良かったのだけれども。
それをそのままは教えそびれていたのかも知れない。
……けど。
やはりこの子は得ていたのだ、と。
それは心であったり心許せる仲間であったり───…
すぐに、こう。と言えるものではないのだけれども。]
─── わかった。
[去りゆくカークの背中へ承諾を返す。
彼とマーティンとの間の信頼が、なぜかひどく嬉しい。
オクタヴィアスの言葉にも頷いた。
言葉で解決できないという認識は、同じだと。
カークがオクタヴィアスに会っていたというのは驚きだったが、彼ならばそういうこともあるだろうと納得する。]
チャールズが、そろそろ戻ってる。
みな、よく働いたと。
[クリーク砦のことも、言葉少なに伝えた。
多分声は震えていなかった、と思う。]*
― キュベルドンの森 ―
[ディークらと合流するより前。
チャールズを伴い、森にいくつかある拠点の一つに向かう途中。会話がなければ黙って歩いていたが、少し、ずっと、疑問に思っていた事を見上げながら聞いてみた。]
あのね、じぁーうずざん
向ごうの…あの、
[気付いていなかったのかもしれないが。カークは答えてくれなかったから、知らない方がいいのだろうかと思い一度言い澱む。]
敵のひどって、何考えでるのかな。
…おぐだびあず、ってひど、
…どういうひど、なのがな。
[でも結局、聞かずにいられずに。
自分よりもずっと長く生きてる人へ、尋ねてみた*]
― ベルサリス修道院跡 ―
[一足先に戻って休息を取り、傷の手当ても確りと受けて。
帰還したオクタヴィアスが兵たちに向ける言葉に、僅かに目を細めた。
労いの言葉に沸き上がる歓声。
名を呼ぶ者、お帰りなさいませ、と叫ぶ者。
疲労を色濃く残しつつ、それでも、兵の瞳は皆一様に輝いていた]
……帰ってくるだけでこれなんだから。
とんでもねぇ、っちゃ、そうだよなぁ。
[小さく漏らした呟きは、歓声に紛れて、消える]
[隊を率いたもの、一人一人に声をかけていたオクタヴィアスが、眼前に立つ。
ずっと、言葉は交わしていた。
だから、こちらも余計な言葉はなく]
おう。
おかえり、オクティ。
[穏やかな笑みと共に、迎える言葉を投げて]
……て、ちょ、おまっ……!
[いきなり飛びついてきた身体>>71を、慌てて受け止める。
勿論、それでひっくり返る事などはないが。
腕の動き、特に左がぎこちないのは多分、隠せていない]
……ったく。
こーゆーとこは、変わってねぇなぁ……。
[やれやれ、と。
呆れたような、安堵したような──色々がない交ぜになった呟きを漏らした後。
向けられた問い>>72に、僅かに目を伏せた]
……ツェル、は。
中で、待ってる。
[しばし言葉を探してから、小さくそう、告げる]
お前が帰って来る場所を、守って。
全力出して……出しきった。
[直接的にどうなったか、は言葉にはしないが。
その場にいない事と、僅かに陰った銀灰が、何があったか、を端的に物語るか。//]
…、ああ。
[正直、今は馬から下りるのも辛い。
けれど確かに、乗ったままでいられないことも事実だから、些か苦労して馬からずり落ちるようにして降りた。
草地に座り込めば、驚いたサシャに手当てされていく。
血に塗れ、肩の辺りは半ば裂かれてもいる皮鎧を脱いで、更にその下の服も取り去れば、また血に染まりきった包帯が現れた。
ちいさな手が、それらを剥ぎ取り薬を塗りつけていく。]
… …っ!
[傷口に薬が沁みて、男は時折顔を顰めた。
どうにか悲鳴にしなかったのは意地ではあるが、実際のところサシャ相手にはあまり意味のない話であったかも知れないが]
― ベルサリス修道院跡 ―
[負傷者の手当て。その後森の民や平原の民の処置は指示があったかどうか。
消耗の少ない部隊から見張りをしぼりだし、各部隊からの必要な物資の補充の調整。等々、年齢と二年間の隠居生活の割に疲れを然程見せない元将軍は可能な範囲でクレステッドの補佐を務めていただろう。
そして時は過ぎ――]
エディ──…、
[これでようやく自分も泣くことができる。]
道半ばで逝くなんて。俺たちを残すなんて。
おまえは純真すぎる。
俺たちはそんなおまえが好きでたまらないんだ。
壊すことなんて、できやしねぇよ。
[ひとつ呼吸を置いて、指を握りしめる。]
負けないからな、この馬鹿…
[結局、随分手間をかけさせただろう。
どうにか傷口を押さえられれば、ひとまず見た目は落ち着いた。
だが、左肩付近の傷は流石に深く、今もじわりと血を滲ませる。
クロイツに斬りつけられた傷である。]
すまんな。…ああ、助かる。
[残念ながら、再び騎乗する余力はない。
結局、よろめきながらも歩くことを選択した。
細い娘の肩にあまり重みを乗せぬよう気遣ったが、それでも随分と負担をかけてしまったかとは思う。]
― キュベルドンの森 ―
[カークが去ってしばらく後、
エディの身体は馬から降ろされ、荷車の上に横たえられた。
足取りの重さは変わらないまでも、
盟主の周囲にあった緊張感はいくらか和らいで、
解放軍の兵たちは拠点へと帰り着く]*
― ベルサリス修道院跡 ―
[ 頷いたオクタヴィアスと共に修道院跡に戻り、彼が兵の歓呼に応えて言葉をかけるのを見る。>>68
それは辺境伯の後継に相応しい凛とした決意を表し、声音にオクタヴィアスらしい兵士への感謝と気遣いを滲ませたもので、兵士達は、その言葉にますます士気を上げ歓声をあげた]
やれやれ.........大人になったと思ったらこれだよ。
[ コリドラスや将の一人一人に声をかける様子も、立派なものだと見守っていたら、最期にクレステッドに飛びついた様子に>>71呆れたような言葉が漏れる。
けれど、彼の顔に浮かんだ表情はどこか安堵したような穏やかな笑みだった ]
[ひとしきり泣いてエディの死を受け入れた後、空になった胸に落ちてくるのは、先程ディークが口にした名前だ。]
ダーフィト、 エイワズ。
[知らぬ仲ではない…という表現でいいのかどうか。
もっとも、邂逅したのは別の名、別の姿でだ。]
[当時、カークは密猟の証拠を追っていて、容疑者がよく出入りする酒楼──いわゆる”綺麗なねーちゃんのたくさんいる店”のマダムに話をつけて、酌婦としてテーブルに侍っていた。
巧みに次の密猟の計画を聞き出し、容疑者が帰るのを店先まで送って──振り返った先に、
「お帰りでございますか? またのお越しをお待ちしています」と営業トークをして横を擦り抜けようとした時に、あの男は──*]
将軍。
[ クレステッドがツェーザルの事を彼なりにオクタヴィアスに伝えようとするのを横目に、彼はそっと、コリドラスに声をかける ]
.........西の湿原を哨戒してた奴らから報告がありました。あの一帯の葦原が、かなりの広さで綺麗さっぱり刈り取られてるそうだ>>3:306
[ 普段川で漁をしている者も、無論平原の民も、今、この戦場となった川岸に葦を刈る為に近付くとは思えない ]
どう見ます?
[ オクタヴィアスやクレステッドに報告する前に、この将に意見を求めるのは、それが、どうやら一筋縄では行かぬ、解放軍の作戦の一端と思えたからだ。
奇妙に見える作戦を検討するなら、少々奇妙な将軍に聞いてみるのが一番、というわけ、でもないが...彼の経験と力を、当てにしているのは確かだった// ]
― ベルサリス修道院跡 ―
[クレステッド>>79 >>80に会うのは本当に久し振りだった。
飛びついてその背に手を回し、ぎゅうと抱き締める。
明らかになる身長差に、抜けなかったなぁ、と心の中で呟いた。
飛びつく刹那、クレステッドの腕の動きがぎこちないのには気付いている。
けれど今はただ、再会を喜んだ]
[腕からクレステッドを解放し、問いかけたツェーザルについての返答>>81を聞く。
中、と言う言葉に言い知れぬ不安が過ぎった]
………え、
[全力を出して、出しきった。
その言葉をクレステッドの瞳を見詰めながら耳にする。
翳る色を見て、開いた唇をきゅっと引き絞った]
、 そん な
[重なり続け、堪えていたものが一筋零れ落ちる]
ッ 、 〜〜〜〜〜
[お礼を言い損ねた。
会いたかった。
様々な後悔が巡る。
未だ人前にあるために涙を堪えようとするのだが、度重なる訃報に抑えるのが難しくなっていた//]
…そうさな。
お前さんとも、いい話し相手になれるかも知れん。
少し、ダンクラード様に似ておるよ。
[肩貸してくれる森の娘にそう言って、深い息をつく。
時折足が止まるのは、傷の痛みのためだ。]
───或いは。話せば話は通じるかも知れん。
だがこうしてひとたび軍を起こし、
軍が動けば、そう簡単にはいかんのも、また事実だ。
その上、問題はこの国だけの話ではない。
ウェストマールという狼が、控えておるでな。
…悪い相手ではない。話も出来るだろう。
だがその話をする為に、ラモーラルの未来を変えるために、
儂らは、互いの力をぶつけ合わねばならん。
それはこちらもあちらも、変わらんだろう。
… 愚かしい、ことだがな。
[深い息をつく。そうして足を少し止めた。
これは痛みのためではなく、サシャに少し視線合わせるために。]
気になるか?気になるなら、気にし続けなさい。
気にして、気にかけて、見極めるがいい。
お前さんの、その目にかけて。
しっかりと見極めなさい。
それが何よりの力になる。
───…何よりのお前さんの財産になるだろう。
[言って、男は僅かに目を細めた*]
/*
コリドラス将軍への相談は、真面目になかのひとの相談だったりします。
ディークが何企んでるのか、わっっかんねえ、んだ。
いや、わからないままでもいいんだけどね、どっちにしても引っかかる方が美味しそうな気はしてるから。
そっちで死ねないかなーってちょっと考えてる。
― キュベルドンの森/森の奥 ―
[拠点に戻り、ひとまず兵を休ませ、諸々の連絡を終えたあと。
少し歩いてくると言い置いて、森の奥へと足を運んだ。
共も連れず、ただ一人で闇深い森を進んでいく。
やがて足を踏み入れたのは、切り取られたようにぽかりと開けた空間。>>1:318
森のおばばは、この場所を森の臍だと言っていた。
ラモーラルの大地の、要の一つであると。
そうかと思い、そういうこともあるだろうと思う。
1人になりたいとき、心を鎮めたいとき、よくここに来ていた。
ここの獣はなぜだか優しい。
寄り添う温かさに、心救われることもある。]
[草地の真ん中に仰向けに横たわる。
空を見上げた。
良く晴れた空だった。
満点の星空が、木々の間を埋め尽くしていた。]
─── エディ。
[友の名を呼ぶ。
星空が、少し滲んだ。]
― 回想 ―
[昔、エディと一緒に夜の湿原に出かけたことがある。
湿原の近くにある池のほとりで、ふたり並んで横になった。
見上げる先には、満天の星空。
押しつぶされそうなくらいの無数の光が頭上にあった。]
好きなんだ。
ここ。
[空へ視線を向けたまま、友と言葉を交わす。]
辛くてどうしようも無い時に、
ここでこうやって、空を見上げるんだ。
そうしたら、悩みとか嫌なこととか、
全部、吹っ飛んでいく気がして。
大丈夫じゃないときは大丈夫じゃないって言えって、
言われたことがあるんだ。
[闇と、星空が、いくらか心の鍵を緩めていたのだろう。
そんなことも、ほろりと零れる。]
だから、本当に大丈夫じゃないときは、
おまえにもそう言うから。
そしたら、なんか、
とりあえず聞いてくれよ。
[おまえはそんなことも言える相手なんだと、
心を許せる相手なんだと、伝えたかったのだろう。]*
[もっとずっと昔。
初めてこの場所で寝転がった時のことを思い出す。
星空は、あの時もまったく同じだった。
推し包むような、自分の小ささを教えてくれるような、
圧倒的な存在感で輝いていた。
ずっと空を見上げることなんてしていなかった。
その間にも、星空はずっと頭上にあっただろう。
改めて見上げるそれに、息を呑む。]
― ベルサリス修道院跡 ―
……オクティ。
[声を詰まらせ、涙を堪えようとする友の様子>>96に、ふ、と息を吐く。
色々と限界近いなこりゃ、と。
そう思いつつ、一度離れた身体を支えるように腕を回してひょい、と引き寄せた]
……おいおい、なーに、ふらついてんだ。
ま、全力出しきってきたんだろうし、疲れてんのはわかるけどな?
[上げるのは、作った明るめの口調。
疲れてこちらに支えられた、という態を作って、表情を隠させて]
旦那、おっちゃん。
我らが主君、どうやら相当にお疲れのようだ。
……この先の事もあるし、一足先に休ませてくるから、後の仕切り、頼む。
[何やら言葉交わしているダーフィトたち>>93に呼びかける。
こちらの状況は、言わずとも察してくれるだろうから、と思いつつ]
……みんなも、まずはゆっくり休んでくれや。
ここからが本番……その本番きっちり決めるためにも、な!
[兵たちにもこう呼びかけてから。
先に中へ、と促した。//]
[星空に奪われた心に、チャールズの言葉が染み透る。
泣いても笑っても、弱さを見せても構わないと。]
父上も、泣いたのか?
[強くて、大きかった父。
その背中をずっと見上げていた父。
その父が泣く姿など想像できなくて、目を見開く。]
[そんな父も泣いていたのなら、
自分が、泣いてもいいのなら。
愛していた、大切にしていたと語る手が頭を撫でる。
その感触が懐かしくて温かくて胸が苦しくて、
細い月がなぜか、ぼやけた満月に見えた。]*
― 森の奥 ―
だから、言うよ。
大丈夫なんかじゃない。
[古い記憶に重ねて、言葉に出す。]
おまえがいなくなって、苦しい。
辛くて、苦しくて、
自分を壊してしまいたくなる。
おまえがどこにもいない世界なんて、
どうなったって構うものかと思う。
───けど、うん。
もう、大丈夫だ。
強がりなんかじゃないさ。
俺にはまだ仲間がいる。信じてくれる人もいる。
おまえだって、見ていてくれるんだろう?
[星空に、手を伸ばす。]
だからもう大丈夫。
信じた道を、歩いていくさ。
……これ以上恥ずかしいところなんて
おまえに見られたくないからな。
[泣くのは恥ずかしくないことだけれども、人を、自分を責めていじけるのはきっと恥ずかしいことだから。
伸ばした手を、約束の形に曲げた。]
― キュベルドンの森 ―
…染みう?ごめんなざい
れも、もうちょっど我慢…。
[鎧はボロボロ、服は真っ赤で、体は傷だらけ。声は聞こえないが時々びくりとするのは解って言いながら、慣れた様子でチャールズに包帯を巻いてゆく。
>>88それでもじんわり滲む傷には眉が下がる。縫う必要があるかもしれないが、これ以上は今は無理だった。]
へーぎ、グマより軽い。
[獲物を背負って帰る事もあるのだから、大丈夫だと言い張りながら、チャールズに肩を貸しながら歩く。身長差があるため、獲物を運ぶよりやり難く、また重みもあったが意地でも言わなかった。]
[前を注意しながら、だが視線はチャールズの口元に集中する。立派な髭があるので、じいっと見ないと読み難いのもあった。だが時折動作を挟んでの説明は非常にわかりやすく、赤ちゃんの頃から、と少し懐かしそうに言う人へ頷きながら返す。]
…りぃぐに?
[似ている、と。
それはあの砦で見かけた時、ちょっとだけサシャも思っていたものの、あまり認めたくない事でもあったので、少うし視線が逸れた。
溜息は気づかないが、時折足を止める度に大丈夫と見上げて様子を見て。]
気にしづづげで、見極めう…?
[諭すような目を細めて言われると、よく解らないまま同じ言葉を繰り返して、暫く間をあけてからひとつだけ頷いた。]
ん。わがった…がは、解んないげど。
忘れない、覚えどぐ。
― 少し前 ―
どう致しまして。
[>>=5 突けばもしかしたら、ぽろっと零してくれるのかも知れないけど。
自分の中で区切りがつかなければ話さないだろうことも知っていたから、どうにもならなくなる前には頼ると言う言葉を信じてそれ以上は言わない]
― 回想/12年前 ―
[いつもは何かあればちょくちょく話をしていたのに、ある日を境に友は口数が少なくなった。
時折言葉は交わしていたものの、その端々にこれまでの違いを感じていた]
テッド……どこにいるの?
[彼の父が無くなった後、友は姿を晦ました。
傍に在った者が居なくなる不安を胸に抱く]
……ねぇ、だいじょぶ?
[何度か声をかけるも、意識の海にも反応は無く、友を案じながら心細い日々を過ごした]
[そんな日々が途切れたのは、友が姿を晦まして三日程経った時のこと]
─── テッド!
だいじょうぶ? なんともない?
[何をしていたかは知らなかったから、先ずは案ずる言葉が突いて出る。
同時、反応があったことに酷く安堵した]
…おわった、って。
なに、してたの?
[彼の父の死が関連してのことと言うのは知っていたが、姿を晦ました理由は大人達に聞いても要領を得ず。
抱き続けていた疑問が口を突いて出た]
[次いでぽつりぽつりと零れる声に、うん、うん、と相槌を打ちながら聞く。
ただ、その途中で相槌は一度途切れた]
……なさけなくなんか、ないよ。
[止まらない友の言葉を全て聞いてから、ぽつりと言葉を零す]
かくごしろ、っていわれてても、いたいものはいたいよ。
いたくない、ってむりしたほうが、なんだかかなしい。
だって、たいせつなひとのことなんだから。
[友を慰めたくて、上手く纏まらないながらに必死に言葉を紡ぐ]
いたいっておもうほうが、あたりまえなの。
だから、なさけなくないし、かっこわるくもない。
[今まで語られることの無かった友の本音。
同じ境遇にはなれないオクタヴィアスが完全に理解することは難しい。
けれど、共有することは出来る]
もくひょうだったんだね…。
[勝ちたかった、と零したのには、そう解釈して]
[泣いた後の目で父親と会うは気恥ずかしいが、母が待っていると思えば、あまり先延ばしにもできない。]
親父見かけた?
[撤退してくる兵に問えば、巨漢で禿の名物熊のこと、ほどなく居場所を突き止めることができた。]
や、おかえり。
それ、殴られた? それとも転んだ?
[殊更にいつもの調子を崩さず声をかける。]
ね、テッド。
あのね、どうしていいかわかんなくなったら、おもいだして。
ぼくがいるってこと。
テッドはひとりじゃないよ。
ぼくがいる。
こうして、つながってる。
わすれないで。
[どうしても耐えられない時は頼って欲しいと、そんな願いを込めて言葉を紡いだ*]
あのね、じぁーうずざん
わぁじだちは
[再び歩き始めながら、ぽつりぽつりとつぶやくように。]
ぐるしい時に、話を聴いでくれて、
わぁじたちの声を形にじでくれた
だがら、りぃぐが連れてっでくれるどこに、
命がけでづいてこうってでぎる。
…りぃぐには内緒だよ、
りぃぐは、わぁじの「ゆめ」なの。
らから、愚がじゃないよ。
じぁーうずざんも、りぃぐも、りっばだじ、
わぁじは大好ぎらから。
[ぽつりぽつりと、言いながら歩き終えるころには、ようやく拠点の端にたどり着く*]
拠点に母さんが来てる。
湯をわかすから、湯浴みしろって。
[湯浴みといっても、浴室があるわけでもない。
地面に置いた盥の中に座り、上から湯を掛ける程度ものだ。]
なんなら、俺が背中を流してやるよ。
親子のスキンシップだぜ。
──少し、話したいこともあるし。
では、小隊の皆、親父を借りてくぜ。
[そう言って、マーティンを拠点の方へと引っ張るのだった。]
/*
二人分落ちる状況つくるの厳しいなー、と、提案してみたら、ディークさんが巻きでいく宣言してたでござる。
まあ、一応返事は待とう。
東、キュベルドンの森でも木を切り倒す音が響いたようです。
[ダーフィトからの相談>>93にこちらも知っている情報を答える。
湿原の異変を聞き、考えるように特徴的な髭を弄り予想を口にする]
木のほうは舟だと思いますが、葦は…予想でしたら、束ねて盾にする。あるいは、水辺の足場にでもつかうのですかね。
しっかり偵察をしていれば見えるのでしょうが、単純に橋を守るためだけの戦いにはならないのでしょう、火矢や、火計の用意をしておいたほうがいいかもしれませんね。
[視界を隠すものが少ないから未発見のままとはならないだろう。だが、そうとしったときに対応できる余力がなければ同じことではある]
まあ…こちらから堂々と決戦を持ち掛けるでもすれば話は別かもしれませんがね。ほっほっほっ。
[あちらの性質上。あるいは信念上。拒絶できないのではないのではないでしょうかね。なんて飄々と笑った//]
― ベルサリス修道院跡 ―
[離れた温もりが再び近くへと寄せられる>>106]
テ 、ド
[友の名を呼ぼうとして、声が詰まった。
上がる声に意図を察し、引き寄せられるままに距離を詰めながら顔を俯ける]
ありがと…
[掠れる声でクレステッドに感謝を紡ぎ、促されるままに中へと//]
/*
どうなるかわからんからそもそも24時間増えないかな。なんておもってる私がいますよ。
投票方針…ここらでかっこよく落ちるとかは、誰が落ちたら熱いかはまだ動いてないからわからないから、死ぬことで奮起し、成長を促すキャラってことですかねぇ。
ああ、ついでにお前もゆっくり休めよ。
[ クレステッドの言葉とオクタヴィアスの様子から、言いたい事は伝わったから>>107任せろ、と片手を上げて見送る ]
(ちゃんと、泣いて来い)
[ 浮かんだ言葉は声には出さぬまま* ]
…───── っ …
[エディが死んだ。
その言葉が響いたのは、未だ森の奥に至るよりも前のこと。
思いがけない言葉に息が詰まった。
そうして得心する。若き主の、この様子に。]
我が主の征く道を……、
[音をなぞるように繰り返す。
馬鹿な。立派なことを言うようになって。
馬鹿な。
…───まだ、早い。早すぎる──… ]
──── 堪えますな。
[ぽつ。と、置くのは己の感慨。
悲しみを共有するような、静かな音が揺れる。]
堪えますなあ…。…、いい、若者でした。
ダンクラード様と一緒に、良く叱りつけましたな。
[元気な悪戯っ子二人並べて、良く雷も落としたものだ。
他愛もないそんな思い出も、今は全てが懐かしい。]
……、ふ。
しかしダンクラード様、
( つよく、なられましたな。 )
[同時に。ほんのりと嬉しいような思いが心を満たす。
悲しみに拉がれるのではなく、受け止めるしなやかな強さを。
健やかな強さを、これほどまでに身につけていたのだと。
そう思えば嬉しくも、また思う。]
我らもそろそろ、年でしてなあ…
[ちゃっかりマーティンを巻き込んだ。
年下の弟分ひっくるめてそんな風に口にして、微かな笑みを声に乗せる。]
あまり、無理させんで下されよ。
[彼のためなら二人とも喜んで無理でも苦労でもするというのに。
わざとこんなことを言って、少し音を切り、]
───── 分かりました。
… 年寄りの涙は、また別に取っておきましょう。
[古い話を持ち出して、茶目っけ混じりに言い返した*]
/*
立候補も微妙ですが、今後のことも考えると成長を促す。というのと、突撃力のある二人だとある程度融通がきくという点から他より楽でしょうしね。
チャールズさんやオクタヴィアスさんと喋れる機会がありますかね。
/*
んん!!!!!頭痛がやっと晴れてきたぞ。
お薬万歳!!!!!
サシャにはお待たせすぎて申し訳ねえーーーー
首動かすだけで頭痛いの、結構めんどくてww
/*
村建てさんへのお伺い、ってよりは全員の合意だっけか<一人落ちにするかどうか
宛先が村建てさんなので反応していいのかなぁとか何とかこう、ごろごろ…。
森の方も、ですか。うーん、舟か...しかし今から材木の状態から舟を仕上げるってのはちょっと時間がかかりすぎませんか?
そもそも、彼等には平原の民が協力してるんですから川で漁に使う舟を普通に調達するくらいは出来そうな気がするんですがねえ。
[ コリドラスの言葉に>>120疑問を差し挟んでみたものの、だからといって別の答えが頭に浮かんだわけでもない ]
...いずれにしても、川を渡ることは必須でしょうからね。
[ そして、最後に告げられた言葉に、ふ、と息をついた ]
堂々と決戦......も、悪くはないですが。
[ 両軍が全力でぶつかれば、また大きな犠牲が出るだろう ]
.........もっと小さな範囲で済む方法があれば、いいんですがね。
[ クレステッドとコリドラスに注意されたにも関わらず、まだまともな治療はしていない、エドルファスの剣によって刻まれた傷が、少し痛みを増した気がした* ]
― ベルサリス修道院跡 ―
[掠れる声で紡がれる感謝>>121に、その場では何も返す事なく]
……ん。わかってる。
おっちゃんも、ありがとな。
[ダーフィト>>122とコリドラス>>123に頷き返して、急ぎ足に中に入った。
向かうのは、他者の目のない場所──将のためにと用意された、個室]
……ったく。
予想はしてたけど、どんだけ抑えてたんだよ、お前。
[他者の目のない所に落ちついた所で、軽い口調で言いながら、ぽふ、と頭に手を乗せる。
子供の頃によくやった仕種]
ま、なんだ。
ここなら、抑えなくてもいいし。
……今の内、吐けるだけ、吐いちまえ。
でないと、『あいに行く』のも、きついだろ?
[気持ちの整理がつかなければ、対面は辛いだろうから、と。
抑えているものを吐き出すように、と促した。//]
/*
コリドラス残してみたい気もするんだけど、残したい比重はサシャの方が大きかった。
カーク・ダーフィトは次辺りと踏んでいる。
カークの影宣言ってそういうことだよね?
その場合勢力図は赤3:緑2……まぁ、うん(何
/*
あと私は今回本当に、死ぬの下手すぎじゃないですかって思ってる。
思ってる………
ど、どう見ても死にそうなキャラの、はずで。
ううううんんんんn でぃあさんのへたくそ!!!!
では、もっともっと単純に…川を渡るものかもしれませんね。川幅を越えるほどの道をいっそ作ってしまう…のも…ふむ…
[船について疑問を>>124を口にされたことで、安易な考えに寄ったことを認め考え直すが最も最終的には見てみないとわからない。ということに通じる]
どのような形であれ、乱は、乱。であるのならば統治者として治める必要がある。同時に、乱を起こさせた原因として、あるいは起こさせた延長上にある恩恵を受けたものとして、恩恵から外れ追いやられていたものの意志を私たちは受け止める必要もあります。…とはいえ流石にただ死ぬというのはごめんですが、彼らを全滅させるつもりがなく共存をするならば、範囲の多寡にかかわらず通る道ではあるかと思ってますよ。遅ければそれだけ範囲が広がるともいえますからね。
ノイヤ―さん…いえ、ノイヤ―伯にもその点をお聞きしたかったのですが…
[聞ける事態ではないようだが、まあ仕方がないか。
まあ少なくとも、恩恵を受けた側として、こちらに立つというのもある、そして、変わる。変革していくものを日常の中から作り出す。そう在るのはおそらくオクタヴィアスのほうが優れているとも考えていた。]
事前投票集計の結果、次の更新で墓落ちするのは、【マーティン と コリドラス】となりました。
【投票をマーティンにセット】してください。
お二人は、華々しく熱血な結末に向けて準備をよろしくお願いします。
ダーフィト> 一人落ちデーについて質問の回答が遅れてすみません。
本日はほぼ全員の希望先が揃っており、自薦票でもあるため、このまま2名落ちでいきます。
次回(最終事前投票時)に一人落ちを希望する場合は、「一人落ち希望/PC名」で記載してください。
熊殺しの森の民 サシャは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
老将 チャールズは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
正規軍剣士 クレステッドは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
辺境伯嗣子 オクタヴィアスは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
/*
自薦というよりも、他に居ないので私が無難というレベルですけどね。自薦するほど熱く落ちれるかっていうハードルはなしでお願いしますね(聞こえません)
後世の歴史家 ナイジェルは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
後世の歴史家 ナイジェルは、元将軍 コリドラス を能力(襲う)の対象に選びました。
独立解放軍盟主 ディークは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
― ベルサリス修道院跡 ―
[ クレステッドがオクタヴィアスを連れて部屋を出た後、指示を頼むというコリドラスの言葉に>>123思わずジト目を向けた ]
将軍、ここで丸投げっスか?
[ この狸親父!と、思った途端に、いつもそう呼んでいたツェーザルの口調が思わず伝染った* ]
正規軍兵士 ダーフィトは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
― 翌朝:キュベルドンの森/解放軍拠点 ―
[森に戻って一夜が明けて。
兵たちと、後方で支えてくれている者たちみなが、森の一角に集まる。
砦と橋、二つの戦いで散った者たちを弔うためだ。
森の民、平原の民、山野に暮らすものたち、街より流れてきたものたち。
それぞれの神と祖霊に祈りが捧げられ、死者の安らぎを願う。
祈りの時間のあと、盟主は彼らの前に立った。]
みんな、良く戦ってくれた。
砦を守っていた者。
おまえたちの働きは聞いている。
圧倒的多数の敵を相手に、よくあそこまで持ちこたえてくれた。
橋への攻撃に参加した者。
おまえたちの戦いぶりは、俺の目に焼き付いている。
力及ばず、南の敵を打ち破ることはできなかった。
砦は失われ、多くの同胞が命を落とした。
俺は、彼らの犠牲を決して忘れない。
彼らの魂は、今も俺と、俺たちと共にある。
元将軍 コリドラスは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
お俺たちはこうして拠点に戻り、
相手は二つの軍が合流している頃だろう。
緒戦は俺たちの失点だ。
けど、まだ負けたわけじゃない。
俺たちの覚悟は、一度の躓きで折れるような
柔なものじゃない。
みな、新しいラモーラルを作るため、
この辛気臭くて鼻もちならない
今のラモーラルを変えるために、
命張って一発殴ってやると覚悟決めて立ったはずだ。
行こう。もう一度。
今度こそ連中をぶっ飛ばして、
その先を、俺たちの手で切り開くんだ。
[拳を突き上げ、声を上げる。
死んでいった者たちのためにも立ち止まってはいられない。
口に出さぬ思いは、きっとみなと繋がっているだろうと思っていた。]*
― ベルサリス修道院跡 ―
"元"将軍ですからね。ほっほっほっ。
[正式な地位がないコリドラスは飄々と笑った。まあ助言などはしますけどね*]
/*
まあ、とりあえず夜明けと同時に一人落ち自薦だな。
[ コリドラスに落ちられるとちょっと状況厳しい気はしてる、が...クレス生きてりゃ大丈夫よねきっと(希望的観測) ]
そうだな、覚えておくがいい。
この戦いが全ての終わりではない。
はじまりなのだ。
ここから始めて、未来へ繋ぐ───…
サシャ。お前も、そのうちの大切な一人なのだ。
[いつかカークに言ったのと同じようなこと。
それを彼女にも告げ、柔らかに目を細めた。
そうして彼女の言葉を聞く。
ゆめ。と、聞こえた音に、男は小さく目を開いた。]
ゆめ、 か ────…
[微笑む娘の顔を見る男の顔にも笑みが広がる。
それはとても、明るい
彼女の言葉には、嬉しそうにそうかとまた頷いた。]
…分かった。内緒の約束だ。
じゃあ、お返しに教えよう。
儂の夢はな。
ダンクラード様と……お前たちなのだ。
お前たち若い者が、儂の夢でな。
[そんな夢の中に、オクタヴィアスらも含まれつつあること。
かの青年の上にも夢を見たこと。
それに今は触れることなく、]
…。 エディが、死んだそうだ。
[ぽつ、と。
夢の欠片のひとつが砕けたこと、音によらず聞こえた思念を、森の民の娘に伝えた*]
/*
さて、どうしましょうかね。
まあ自分がぶつかるならマーティンさんかチャールズさんでしょう。
チャールズさんと少しお話がしたくはありますが、落ちることをかんがえるとマーティンさんのほうがいいかもしれません。時間的なものを考えるとですけどね。
マーティンさんとでしたら、時間が足りなくても、相討ちだ。ってのと最後の死亡ロールだけ表にだして、過程はお墓で二人でやることもできますからね。
/*
残りタスク
☆クロイツへの追悼
☆クレスに後を託す
☆将軍に打ち明け話
☆オクタヴィアスに本名を告げる(は、やらないかも)
なにせ、本名が決まってない(あ
/*
>>127
ダーフィトwww
ちょいちょい拾ってもらえてありがたいッスね!
そしてコリドラスとのその遣り取り、楽しくて好きだw
― ベルサリス修道院跡・個室 ―
[友がダーフィトとコリドラスに後を託すのを聞きながら、彼に連れられるようにして一室へと転がり込む]
ッ ぅ
テ 、 ド
[頭に乗る懐かしい感覚>>125。
それが切欠となった]
ぅ、
うああぁあああぁぁあああああ ─────!!!
[抑えを失った感情が声と涙と言う形で迸る。
友にしがみ付くが、足から力が抜け、膝をついた後にその場に崩折れた]
[やがて、長く続いた嗚咽がしゃくり上げる声と目元を擦る動きによって薄れ]
───……これが戦だ、って言うのは、分かってた、のに。
[ぽつり、ぽつりと言葉が生まれ始める]
頭では、分かってても…、やっぱり、無理、だね。
──── かなしいよ。
[そこまで言って、長く意気を吐いた後にクレステッドへと視線を上げた]
…クロイツさんが、 砦で
フォスターさんと一騎討ちしたんだ。
[伝えきれていなかったこと。
紹介すると約束した師のことを口にする]
──── 命がけで、私を送り出してくれた。
[どうなったかは、その言葉で察することも出来よう]
クロイツさん、もう、喋れなくて
でも、目で、 行け 、って 言って くれて
だから、
[置いて来たのだと。
負い目になっていることを途切れがちになりながらも友へと伝えた//]
伝書屋 カークは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
― ベルサリス修道院跡 ―
その台詞、ものすごーく、今更ですよ「将軍」
[ 相変わらずの狸親父に>>133「元」などと意地でもつけてやるかとばかりに、そう返す。
つかみ所がないとか飄々としているというのは、自分も良く言われる事だが、この狸には確実に負ける。
ちゃんと言葉を紡げば>>126さすがと言える視野の広さと見識を持っている人であるから尚のことだ++ ]
/*
・フルートで鎮魂歌
・ツェーザル追悼
・父上見に行く(剣どこー?含む)
・合同葬儀(森と平原の民に方法を聞く)
・翌朝軸と残兵数明示(最優先)
ここへ来てのタスク増加。
クロイツから来てる有識者関連もどこかに入れたいんだが、どうやるか…。
昨日来てた回想分から繋げるのが良いかな。
― 翌日・キュベルドンの森/解放軍拠点 ―
[慰霊と再びの決意表明の後、慌ただしく補給と部隊再編が行われた。
そのさなか、盟主は主だった者達を集めて次の策を諮る。]
部隊を二つに分けようと思う。
[提案は、短くて簡潔だった。]
一隊を橋に向かわせる。
もう一隊はもう少し下流、修道院跡の近くまで行く。
[簡易な地図を用意して、こことここ、と指す。]
橋に向かう部隊は陽動だ。
相手が前に出てきていれば橋を落とす。
橋の向こう側なら、その場に引きつけておく。
舟も使えると思ったら、持って行ってもいい。
修道院側には、"橋"を持っていく。
状況によって、相手の後背をつくか、
そのまま都に向かう。
[簡単な方針を示して、皆を見回す。]
橋方面の部隊には、カーク、
"影"も行ってくれ。
マーティンも、そちらに付いていってほしい。
修道院方面には、俺が行く。
[ここまでで話を切って、意見を求めた。]*
川幅を越える、道......
[ コリドラスの言葉を反芻する、つまりそれは ]
橋?いや、しかし、それは舟よりもっと...
[ 一朝一夕には出来ないもののはずだった ]
/*
お、おぅ>>147
詰まり私は修道院側に居れば良いんだな。
マーティンが向こうだとすると、テッドがあっちの方が良い…?
ダフィ兄様どうするかな、セットでも良いかも知れない。
となるとこっちにコリドラス、か。
むむ。
コリドラスが私の方なら話をする切欠にはなるけども。
…そうさな、チャールズがこっちに来る可能性高いんな。
ありと言えばありか。
/*
いや待て向こうの作戦見て丸っと対処するんじゃなく。
橋は現状防衛の要なのでそっちに兵を割くのは道理。
追加の橋や船の話が軍議で出るなら、その警戒はするけど…修道院跡まで足を伸ばす可能性は最初には出て来ない、かな。
ここはサクソー川の南北で軍を分けて配置、だろうか。
あーもう、わかんねえ!!
[ 結局、最終的には、お手上げ宣言となる ]
後で、クレスとタヴィの意見も聞いてみますが、当面川岸の哨戒を怠らないくらいの手しか浮かびませんね。幸いタヴィの連れて来てくれた兵も居る。
前よりは手厚い陣を組めるでしょう。
[ そう思い決めると、隊長クラスを集めて、各部隊の動ける兵数を報告するように伝え ]
明朝までに可能な限り、舟の用意をしてくれ。近隣の漁師から借り受けられるだけでもいい。川岸で食い止めるのは勿論だが、上流から押し寄せてこられる可能性もあるしな。
[ 舟で水上に出てしまわれれば、川岸からの攻撃だけでは心もとないから、と、そう工作兵に告げた ]
― キュベルドンの森 ―
はじまり…。
[>>135これで終わりでない事に、瞬きながらも頷いて。]
じゃあ、じぁーうずざん大変らね。
ずる事いっぱい。
[今までだってディークの周りで一番働いていただろう人は、これからもっと大変になるのかと思うと、出来る事があるなら、手伝うと言って。
>>136嬉しそうに笑う様子には、サシャも笑った。]
じぁーうずざんの、ゆめ、わぁじも?
……うえしい。
[>>137チャールズの心の内は知らないが、夢と称されると照れたように笑いながら――ふと足が止まる。]
どうじたの?
[ようやく端に着いたのに、と見上げて、チャールズの急に変わった様子を見ていたが。]
[チャールズの様子は変わらないか。その様に、じわ、じわ、と言葉の意味が頭に染み、先までの明るい表情は消えてゆく。
何度か陸に上がった魚のように口を開いては閉じて。]
ぞ、っか。
[やっと音になったのはその一言。]
…えど、じぁーうずざん、
お医者のどこ、づれでくね。
肩の傷、じゃんと見でもらっで……。
……。
っ。
[ぐっと唇を噛み締めて、残った力を振り絞るようにして、チャールズを医療の心得のあるところまで連れて行く*]
兵の配置については、後程、オクタヴィアス様に計ってから通達する。それまでしっかり休んでくれ。
[ 可能な限りの用意はするが、最後の采配を揮うのはオクタヴィアスだと、そうはっきりと告げ、隊長達を一旦解散させた後、もう一度コリドラスに向き直った ]
...始めてしまったことは、終わらせなければいけないってのは、同意しますよ。
ただ、この内乱が本当に始まったのは、ダンクラード殿が戻って来た時じゃない。
始まったのは15年前......
始めたのは、俺達、です。
[ 今、互いに傷つきながら、懸命に明日を開こうとしている若者達ではなく、と、そう口にした ]
― ベルサリス修道院跡・個室 ―
[途切れがちに名を呼んだ後、解き放たれる感情。
崩折れるに合わせるように膝を突き、何も言わずに慟哭を受け止める]
……ああ……そーだな。
戦いってのはそういうもんだって、わかってても。
きついもんは、きつい。
[直接戦う事もなかった立場であれば、尚更厳しいものだろう。
そんな事を思いつつ、見上げる視線を銀灰で受け止めて]
クロイツ……って。
お前の、御師さん……か。
[幾度となく聞かされていた、友が師と仰ぐ人物。
ぶつかり合ったという人の名に、僅かに目を細めたのは刹那。
命がけで送り出した、という言葉に小さく息を吐いた]
……そ、か。
……強いひと、だったんだな。
[そこまでの事ができるのは、相応の意思と、力。
その双方が必要になるはずで]
強くて……お前の事、信じてた。
言わなくても、ちゃんと。
必要なもの、受け取ってくれるって。
……そこまで、できるとか。
話聞いてて、思ってたけど……ほんと、半端ねぇ御仁だったんだなぁ。
[会ってみたかった、話してみたかった。
それは既に、叶わぬ願いだけれど]
……オクティ、俺、思うんだけどさ。
置いてきた、って言うのは、なんか違うんじゃねーかな。
その御仁は、自分がなすべき事がその場所にある、と思ったから、そこに立ち位置を定めた。
自分の意志で決めた場所で、やるべきをやった。
……なら、それは『置いてきた』って事にはならねぇ、と思う。
[思う所を思うままに綴って。
また、ぽふ、と頭に手を置いた]
大体、それが置いてきた、って事になるんなら、俺も同じだし。
……ツェルに後、任せて、前に出て。
結果、あいつに無理させた。
……でも、あいつはさ。
任されたって、いって来いって、言ってくれたんだよ。
……置いてかれたなんて態度は、これっぽっちも見せなかった。
[ぽつり、と語るのは、戦友と最後に交わした時の事]
……その御仁もさ。
置いてかれた、なんて……思ってねーんじゃねーか、って。
俺は、思うんだけど。
[違うか? と。
僅か首を傾いで、問いかけた。//]
― ベルサリス修道院跡 ―
おやおや、これは手厳しいですな。老人にはいたわりの心をもつべきですよ、エイワズさん。ほっほっほっ。
[意地でも元をつけぬダーフィト>>145へと飄々と笑う。元より一兵卒に配属されればそれ以上文句もいえない立場であることはあながち間違いでもないのだが、自身の影響力を加味したうえでそう振る舞うのだから性質が悪いかもしれない。]
それはそうですよ。あちらは攻め手。先程いいましたようにこちらから攻め手に立つことにしない限りは主導権はまずあちらにあります。
[思案をしてもわからぬ様子>>148>>149にあっさりという
密偵でも用意してない限り神がかり的にあてることもできない、平原の民や森の民の知識が加わるものもあれば余計にである。]
ただ先手であるからといって有利とも限りません。一つ一つしっかりと応対しておけば、後手が有利になるのですからね。柔軟に動けるように心掛けて橋より南に陣を張っておくぐらいではないですかね。
[後は総大将がきめることだろう。備えるように指示をだすダーフィトに堂々と丸投げて]
/*
そう言えば街道に放置馬150居る事実はどうしようwww
砦に残した兵達が対処してるとして良いか。
尚、砦残存兵は戦力外通告扱いの予定。
[話しながら思い返すのは、いつか言われた事。
あの時向けられた言葉は、自分を救ってくれたけれど。
さて、今自分はそれに返せているのやら、と。
そんな思いがふと、過る]
― 回想/12年前 ―
……なんとも、ない。
[案ずる言葉>>=13に、返す言葉は短いもの]
親父の、魂。
空と、水に還して、た。
……俺の……セイガの一族の、しきたり。
還して、また、廻らせる。
[投げ掛けられた疑問には途切れがちに返して。
とめどなく落とした言葉たちに、返される言葉を、黙って聞いた]
……いたいものは、いたい。
[痛みに耐えて、それを越えろと。
そう求められ続けてきた少年にとって、それは考えた事もなかったもので]
……そ、か。
[なさけなくない、かっこわるくない。
そう言われて、少しだけ、気持ちが楽になった]
……うん。
目標、だった。
親父は、すげー強くて、いつもかっこよくて。
[太刀振るい、舞うが如く戦う姿は、それが命のやり取りをするものとわかっていても引きつけられるもので。
いつかそうなりたい……というよりは、いつか、それに追いつきたい、越えたいと。
子供心にそう思わせるものだった]
……いつか……ちゃんと、立ち合って、それで、勝って。
……認めて、ほしかった。
[もう二度と叶わない夢。
亡き父もまた同じ事を望んでいたと、知る術はない]
……オクティ。
[願い込めて綴られる、言葉。>>=17
真っ直ぐな想いの込められたそれが、どこか、昏い場所に落ちそうになっていた気持ちを掬い上げてくれた]
……ん、そだな。
俺、ひとりじゃない。
[血の繋がりは全て喪ったけれど、それでも。
それを超える、心の繋がりは、ここにある。
そう、改めて感じつつ]
……わすれない、絶対。
[言葉紡いだ声音は、常の明るさに戻っていた]
[このやり取りを経て、州都に戻ったのはそれから2日後の事。
戻るなり、周囲には散々怒られた。
怒られたけれど、なんだか嬉しかったのを覚えている。
それは、ここに居場所がある、と。
改めて気づいた──気づかせてもらえた事が。
言葉に出来ないくらい、嬉しかった。
だから。
自分は、自分の出来る事を全力でやっていこう、と思った。
支えると言ってくれた友を全力で支えたいから、と。
それはかつて、父から下された命──それを超えて。
自分の意思で選び取った、選択肢。*]
全部を俺のせいだなんて言うつもりも、思うつもりもないですよ。
確かに俺は、そんなに「偉く」ない。貴方の狸っぷりに叶わない程度の男ですからね。
[ あっさりと告げるコリドラスの言葉に>>162小さく笑う ]
[ ダンクラードと、オクタヴィアスは自らの意志によって道を別れたのではなく、15年前、望みもせぬ戦によって、分たれたのだ。
共存も共栄も望むことすら許されぬまま ]
タヴィは、そもそも争うことなど望んでいません。届かずにある手を、学び、鍛え、助け手となる友を増やすことで、必死に全てのラモーラルの民に届かせようとしていた。
恐らくダンも。本当はそうでしょう。
それでもぶつかることは避けられない。
[ 何も無かった事には出来ない程に、もう多くの血が流れ、命が失われている ]
だから俺は、せめて...始めた者としての責として、護れるものだけは、護りたいと思ってるだけなんです。
[ 静かに落とした言葉は、コリドラスの耳には、どう響いただろう?
いずれにしてもこれは、彼が今まで、誰にも口にせずにいた、本音の一端、ではあった** ]
― ベルサリス修道院跡・個室 ―
[零れ落ちる言葉に同意する声>>156が聞こえる。
武芸の師について確認される>>157と、肯定の頷きが一つ返った。
話を聞いての友による人物評を聞き、少し驚くように瞳が瞬く]
つよいひと……
うん、 強くて 頼りになる人だった。
──…私を、信じて ───?
[友を見上げたまま、語りかけられる言葉>>159を耳にする]
………自分の、意思で 。
[行け、と。
彼の目は確かにそう言っていた。
それは彼の意思の証明に他ならない。
ぽふりと頭に落ちる友の手。
それと共に理解がストン、と胸に落ちた]
[オクタヴィアスと同じ状況になったと友が語る>>160。
ツェーザルもまたクロイツ同様、後を引き受け、そして ───]
…う、ん。 うん。
そう、なのかな。
[違う、と否定しきる要素は無い。
また、クロイツがどう思っていたかを知る術は無いのだが、友が語る言葉がその通りに思えて心が少し軽くなった]
………ありがとう、テッド。
[目元を赤くしたまま、いつもの笑みを取り戻す。
感謝を示すように、しがみ付いていた腕を彼の背中に回し、ぎゅうと腕に力を込めた**]
/*
・フルートで鎮魂歌
・ツェーザル追悼
・父上見に行く(剣どこー?含む)
・合同葬儀(森と平原の民に方法を聞く/コリドラス・ダーフィトの発言周りを見る)
・翌朝軸と残兵数明示(最優先)
・翌々日の配置(最優先)
・テッドの緑……(このやろう)
明日の午前中……間に合えっ。
それでもあえて、身内を責めるなら…強力な指導者たりえる存在が二人、同じ時代にあったことですかね。
[15年という月日を隔て存在す。眩くもあるがそれゆえに拠り所ができ、本心では殺し合いをしたくなかろうとも、正しさをもとめて争う。なんという皮肉]
ほっほっほっ。ですが、偉くなくとも、その護りたい。その思いは尊いですよ。護れるものだけ、手の届く人を守る。それが自力でなせる日常ですからね。
日常を大切に成せるものが今後のこの国を強く生きていけるように変えていけるでしょうからね。
だから、生きて、残るのですよ。貴方の護りたいという思いが続く限りね。ほっほっほっ。
[長く想いを抱き、硬い意志を示す男の肩を軽く叩いてみせた**]
― ベルサリス修道院跡・個室 ―
……送り出すってのは、さ。
お互いに信じてねーと、できねぇもんだろ。
お前ならやってくれる、自分の想いを繋いでくれる……そう、信じたから。
だから、命、かけられたんじゃねーか?
[友の師の事は、話で聞いた事しか知らない。
だから、それが正しいかどうかはわからないけれど。
少なくとも、命をかけられるだけのものがそこにあったのは間違いない、と。
少なくとも、青年にはそう思えていた]
……そう、思っとけ。
武人ってのは、そーゆーモンだ。
[少なくとも、自分だったらその状況で置いて行かれた、とは思わないから、とは。
さすがに口にはせず、冗談めかしてそう言って]
……ったく。
[ようやく見えた笑み>>171に安堵していたら、背に腕が回され、力が込められた]
お前、ほんっと。
こういうとこ、ガキの頃と全然変わってねーのな?
[く、と笑いつつ、ぽんぽん、と背を叩く。
ついあやすような手つきになったのは昔からだ、赦されろ。
なんて思考を過らせつつ。
そんな変わらない仕種が。
再会できた、という実感を強くして、小さく安堵の息が漏れた。**]
― 再会前/ベルサリス修道院跡 ―
……っかし。
仕方ねぇけど大分、削られたなあ……。
つか、あのおっさんだけでどんだけ持ってってくれやがったんだよ。
[帰還を待つ間の事務仕事。
上がって来た報告をまとめつつ、滲ませるのは苦笑。
直接防衛にあたった歩兵、特に動き回っていた方の部隊は大分削られているな、と改めて実感しつつ]
ま、オクティの連れてきた連中と統合すれば、それなりの数が揃うだろーし。
厚みは維持できるか……ね。
[後は実数見てからの話だよな、と。
疲れで鈍る頭での思考を一度放棄した所に帰還の報がもたらされた。**]
/*
しかし、ほんとになんつーか。
……何なんだろね、このかわいいいきもの(待
あっちもこっちも保護者すいっち入ってるよなー。
約一名はいつもの事っつー気もするが(
― キュベルドンの森 ―
[治療を任せると、治療師は怪我の有様に顔を顰めた。
一度治療を済ませた怪我は開き、ついでに新たな怪我が加わっている。
少し寒いがと言えば、当たり前だと返された。
むしろ良く気を保ってここまで戻ってきたと、呆れ顔に言われたものだ。
ともあれ手早く治療を受ける間、損害の状況を聞いた。
森に戻ってきた者、来れなかった者の数を聞く。]
そうか…。…カークには世話をかけたな。
[あとで会おうと、心に留める。
彼の撤退の指揮はそれは見事なものであったらしい。
実際、随分多くの者が彼の指揮に助けられていた。
追うな。というオクタヴィアスの指示も大きかった。
撤退時に追撃がなかった、と。聞けば男もまた頷く。
実際、あの状況で戻れるとは思ってもいなかった。
クロイツとの一騎打ちのあとならば、男はそこらの兵にも簡単に取り押さえられていたはずである。
……そのまま殺されるか突き出されるか。
そう覚悟しなかったといえば嘘になる。
けれど実際はどちらも起こらず、怪我の身は今ここにある。
自分であってすらそうなのだから、兵に手出しがなかったという報告には簡単に頷いた。微苦笑が頬を過ぎる。]
( 甘い、な。…しかし。)
[けれど、それだけではない。
実際に撤退を見逃された兵らの中には動揺もある。
中には戦いを続けることに疑問を持つ者も出るだろう。
オクタヴィアスという青年に、興味を動かされた者も多かろう。
人の上に立つ器だと思った。
こうして人の心を、かの青年は掴んでいくのだろう。
やわらかく、暖かな彼なりのやり方をもって。]
[結局、損害はおおよそ工兵が30ほど。
弓兵40ほどで、歩兵は110ほどにのぼる。
おおよそで180ほどの損害で残ったのは320、とはいえこれは「生きた」者の話だから、重傷人を除いた数ともなれば更に減り、大体230ほどが残るという話にもなるか。
歩兵は200が90だから、半数以上が喪われている。
防衛戦の最後、弓兵を守ろうとした者、チャールズと共に騎兵をとどめんとした者、南門を守り抜こうとした者たち。そういった兵の損害が、ひときわ大きかった。
倍以上の数に攻められ半数以上が生き延びたとあれば良く頑張ったと言えるのかも知れないが、結局のところ、これも「追撃しない」の方針に助けられたことが大なのも、また事実だ。
それらの情報を聞き、取り纏める。
治療者から良い顔はされなかったが、仕方なかろう。
酒は飲めず、代わりに飲んだ水は苦く喉に落ちていった。]
[こうした報告は、盟主へも届けられる。
声を使うことは敢えてしなかった。
今は大切な時間だろうと思えたからだ。
友を悼む時間に、報告を差し挟みたくはなかった*]
[若き盟主の声を、全員がしんとして聞いている。
静かな熱を孕んだ視線が、彼へ一心に向けられている。
かけられる労いの言葉、記憶に新しい先の戦い。
敗れたのだと思えば拳握る者の姿もあった。
友を喪い親兄弟を喪って、涙に目を腫らした者の姿もある。
───── けど。]
( … ああ、)
[彼の声>>131が、言葉が次第に熱を帯びていく。
力を孕み、兵士らの頭上を渡っていく。
男の胸にも、熱を、明るさを灯していく。
…そうだ。と、声が上がった。
頷く者もある。そうだと再び声上げる者もある。
一度や二度の躓きで折れやしない。
そんなことなら、最初から立ち上がってなどいないのだ。
覚悟していた。痛みだって分かっていた。
でも、それでも。
それでも彼らは、緩やかな死よりも生きて、自らの生を使って立ち上がることを、…変えんと声上げることを選んだのだ。
その気持ちはまだ、折れてなどいない。
その気持ちが、決意が次第にうねりとなっていく。
再び立ち上がる力になる。]
― 翌日・キュベルドンの森/解放軍拠点 ―
…ふむ。
[盟主の指し示す作戦に、男も顎を引き頷いた。
間に合ったか。とは、内心思うことである。
先日来、森では木を使っての工作が進められていた。
それが何を指し示すかは、じきに誰の目にも明らかになるだろう。]
橋方面は、派手にせねばなりませんな。
可能な限り派手に、それらしく。
妥当な人選とは思いますが、…より"らしく"見せるならば。
儂も参りますかな?
あまり役には立てそうにはないが。
[この怪我では槍を振るうのは難しい。
とはいえマーティンと自分が揃えば、影をより"らしく"も見せられようと。]
……大体は、マーティンが片付けてくれましょうしな。
[思いきり弟分のクマを使うと、そこは遠慮なしに表明して、どうかと視線は主へ向ける。
怪我の為に引っ込んでいるという発想は、もとより*ないのだ*]
― ベルサリス修道院跡 ―
知っていたんですか?
[ 出自を、という言葉にはさすがに驚いた>>172勿論、20年前に国境の砦に居た兵から聞く可能性はコリドラスなら有り得たし、突然宰相に引き取られた少年の身の上についての噂も真贋取り混ぜて多少広まった事は知っていたが、今の話の流れとこの言い方を聞けば、ほぼ正確な事実を掴んでいる、と聞こえる ]
......200年も生きる気ですか?さすが狸ですね。
[ 桁違いの言い方には、苦笑混じりに、相手が妖怪ででもあるかのような言葉を向ける。実際本当に妖怪の仲間なのじゃないかと、疑いかけていた ]
......その理屈だと、ダンかタヴィのどちらかがぼんくらだったら、争わずに済んだと聞こえますね。
[ 実際には、ダンクラードが、盟主とならずとも、民の不満は爆発して反乱は起こり、オクタヴィアスが兵を率いる器量を持たずとも、出陣は強制された筈だ、とは、思う。
だが、その時にはどちらか一方がもう一方を潰し、勝者をまたウエストマールが飲み込むことになったろう。
いや、互いの勢力が拮抗している今でも、決着がついた後には...恐らく疲弊した「勝者」に対して、王国からの圧がかかることになる、と彼は感じている。
だから、コリドラスの言葉に、素直に肯けはしなかったが ]
今まで知りませんでしたよ、将軍は意外と、優しい方だったんですね。
[ 生きて残れ、という言葉には答えず、肩を叩く手に、ただ笑って、そう言った** ]
― 真夜中 ―
[ クロイツの最期の話を聞いたのは、結局オクタヴィアスからだったか、それとも他の傭兵にでも聞かされたのだったか。
だが、その話を聞いた時、彼は表情を変えはしなかった ]
クロイツらしい、生き様だったんだな。
[ 死に様ではなく、それは生き様であったろうと、敢えて強者との対決を選び、その末に命を散らした武人たる友の事を思う ]
[ 彼が酒瓶を片手に、修道院の内庭に出たのは、その真夜中のこと ]
まったく...酷い奴だな、マルコ・クロイツ。
[ 月明かりの下、酒を注いだグラスを、崩れかけた石像の脇に一つ置き、その台座に腰掛けた自分の手にも一つ ]
お前と会ったら、一緒に呑もうと思ってたんだぞ?
そもそも、俺に何かあっても...お前にならタヴィを...後を頼めると、当てにしてたってのに。
[ それこそ勝手な、酷い恨み言だと知りながら、くだまくように言葉を連ね ]
だが、感謝している......良く、オクタヴィアスをここに、送り届けてくれた。
クロイツ.........いずれまた、呑もう。
[ 月明かりの中、グラスの中の琥珀が揺れた** ]
独立解放軍副将 マーティンは、独立解放軍副将 マーティン を投票先に選びました。
― ベルサリス修道院跡・個室 ―
[友の言葉>>174に、あぁ、ともう一つ引っ掛かっていたことの理解が胸に落ちた。
これは、本当に正しい解釈なのかは判じ得ないのだけれど。
クロイツに関してはそうなんだと思えるようになった]
…うん。
クロイツさん、言ってたんだ。
私の理想が実現するのを見届ける、って。
─── そのために、道を繋いでくれたんだね。
[あそこで立ち止まってしまえば目指す
置いて行かれたのではなく、その一助となったのだと。
彼なら思ってくれるだろうか]
[あやすように背を叩かれる>>176。
それすらも懐かしく思え、友の胸に顔を埋めたまま緩く息を吐いた]
変わるところがあれば、変わらないところだってあるよ。
[感情の表現に抱きついたりすることは幼い頃からあった。
幼い頃だから出来た、と言う部分もあったが、親しい者達に対しては今でも続けられる仕草。
接する者達が総じて年上であり、頼れる者達だったが故の名残でもあった]
[腕の力を緩め、顔を上げて改めて友を見る]
……顔、見に行ってくる。
[涙の痕を拭い取り、心持ちすっきりした表情で告げた*]
………あ。
[言葉を向けた直後、意識の海に声を零す]
腕、ちゃんと治療した?
さっき動きおかしかったよ。
[落ち着いたことで会ったら言おうと思っていたことを思い出したのだ]
…戦いである以上、怪我するな、なんてことは言わないけど。
/*
のんびりロール書きつつ、昨日はぐっすり寝てしまっていた。
おはよう。
マーティンさん体調不良か!
大丈夫かな……連日頑張っていらしたから。
ご無理なきよう、良くなるようお祈りしています。
引ける時はちゃんと引いて。
肉を斬らせて、なんて方法続けたら、身が持たないよ。
[まだ近くに居るのを良いことに、友の両頬を指先で摘んで引っ張った*]
― 回想/12年前 ―
[余裕が無い時に言葉が端的になってしまうのは、幼い頃からの友の癖だったらしい。
途切れがちに返る声>>=19を聞いて、安堵と理解を声に込めた]
そらと、みずに、たましいを かえす。
そっか…それが、しきたり なんだね。
[友から初めて聞いた、セイガと言う一族のしきたりのこと。
世の中には異なる文化があると、改めて知った瞬間]
[必死で紡いだ言葉は友へと届いた>>=20よう。
再び零れ落ちる言葉>>=21には、頷く気配を返した]
うん、つよいし、かっこよかった。
[友の父の戦う姿は、訓練や稽古の時しか見たことが無いが、その動きは洗練されたもので。
ラモーラルには無い武術であることもあり、良い意味で目立っていた。
友と、彼の父が稽古する姿を目を輝かせて眺めたこともある]
…んっとね。
かって、みとめてもらうのは、もう できない、けど。
でも、
ちゃんと、つづけてたら、
テッドが おしえてもらったこと、わすれずにつづけてたら、
きっと、みとめてくれるよ。
[居なくなってしまっても、見ていてくれると思うから。
目に見えないものであっても、そんな日が来るはずだと、来て欲しいと、願う]
[友の声に明るさが戻る>>=22]
うんっ
[いつも通りになったと分かり、オクタヴィアスは嬉しそうに頷いた。
ひとりじゃない。
それは自分にも当て嵌まること。
この心の繋がりは何にも変えがたい]
[2日後、友が無事に帰って来て>>=23、オクタヴィアスは例に漏れず彼に抱きついた。
笑顔で出迎えて、おかえり、と声をかけた]
[友があちらこちらから怒られていたのには、あわあわとなってしまっていたけど、友はなんだか嬉しそうだった。
その様子がオクタヴィアスは嬉しかった]
[もう大丈夫だと、そう思えたから*]
/*
#2割減とは
総数2250*0.8=1800
あちらが2000予定なら言いとこか。
兵数は少ないけど練度、と言った表現を入れると良いかな。
で、それぞれを2割減で考えるから…
テッド隊:800
オクタヴィアス隊:1000
になるようにする、と。
ぶっちゃけどっちも歩兵減ってるよなこれ…w
ただまぁ、私の方は騎兵からの転用があるので、全体としてみると騎兵も結構減ってる形になるか。
/*
テッド隊
騎兵300、歩兵500(槍兵200、軽歩200+50(後方待機)、工兵他50)、弩兵200
↓ 軽歩-50、槍兵-30、弩兵-20 = 合計-100
↓ 騎兵-20、槍兵-10、軽歩-70 = 合計-100
↓ →軽歩-120、槍兵-40、騎兵-20、弩兵-20
騎兵280、歩兵340(槍兵160、軽歩80+50(後方待機)、工兵他50))、弩兵180
オクタヴィアス隊
騎兵600、歩兵500(重歩兵250、軽歩兵250)、弓兵150。
↓
騎兵390、歩兵540(重歩兵220、軽歩兵180、傭兵120)、弓兵140(長弓135、弩5)
→歩兵50を砦に配置(戦力外扱い)
↓
騎兵390(正規兵190、傭兵200)、歩兵490(重歩兵170、軽歩兵180、傭兵120)、弓兵140(長弓135(正規兵45、傭兵95)、弩5(正規兵))
我ながら細かい(
― 森の拠点 湯浴みタイム ―
母さん、どんどんお湯ちょうだーい。
[父の大きな背に湯をかけて目の荒い布で擦る。
傷に泥が残らないよう細心の注意をはらって清めた。
後でエディの薬を塗るつもりだ。]
ほんとに、ゴツい筋肉だよねー
[昔はよく肩車してもらったものだ。懐かしい。
誰よりも強い父親が自慢で、見上げてたあの頃。]
今日もよく働きました、お疲れさん。
[その日の平原の戦の経緯を聞きながら、問われればクリーク砦での戦いについても話すつもりだ。
聞きたいことのひとつもそれに関係するのだから──]
なあ親父、この剣に見覚えある?
[示すのはガートルートの持っていた、弧を描く刃をもつ剣。]
屋根を破って砦に潜入してきた赤毛の女剣士のなんだ。
そのひと、ギデオン伯父のこと知ってたみたいでね。
そんな考え込まなくていいよ。
わからないなら、母さんに預けておこう。
はい、背中は洗い終わったよ。
後は自分でどうぞ。
[ついでに自分も湯浴みしてしまおうと、その場で服を脱ぎ出す。
しなやかで強靭だが、親父の逞しい肉体に比べればまだまだ細い。
胸にはガートルートに斬られた長い傷が走っているけれど、向こう傷だ、親父も怒らないだろうと。]
次の戦、俺は
慣れない鎧をつけての立ち回りになるから、死角のフォローお願いするぜ。
間違っても「カーク」って呼んだりしないでくれよ。
[話したいことは尽きないけれど、湯を使って傷の手当をし親子で食事をとった後は、両親を二人きりにしてやろうと外へ出る。
俺って孝行息子。]
― 夜の森の奥 ―
[拠点の人いきれを離れ、闇の中へと足を踏み入れた。
仄かに浮かび上がるような夜咲きの白い花を手折っていると、ディークが出てくるのに気づく。]
よう、
…地の柱としてのオーラが戻ったな。
― 夜の森の奥 ―
─── いたのか。
[星降る地から出て拠点へ戻ろうとする。
その道の上に明るいいろの頭が見えた。]
いつも通り、だな。
[オーラかどうかはわからないが、普段の自分に戻った。
心配は無用だと、いつもの自信も顔を覗かせる。]
― 翌朝/軍議にて ―
[様々な想いを孕んだ夜を超え、再び陽が大地を照らした]
どちらもだいぶ削られたね…。
統合して、再編成しよう。
[昨夜のうちに纏められた被害報告と残存兵数を確認する]
[オクタヴィアスが率いてきた兵は、騎兵を歩兵に転化したのもあり、騎兵数が大幅に減っている。
ただ、被害と言う意味合いで多かったのは歩兵の方だ。
矢雨に曝され、火計まで用いられたのだから無理もない。
更に砦に50ほど残してきたため、その分実働数が減っている。
解放軍が砦を再度確保しに来るとは思えないが、砦を空にするという選択は出来なかった。
万一の外からの防衛、連絡役のためである。
砦に残してきた負傷者や馬の対処もあるため、彼らは砦から動くことは出来まい]
[その代わり、騎兵と弓兵の損害数は比較的抑えられた。
この傾向はどうやらクレステッドが率いていた兵にも通ずるらしい]
彼らは再び橋を狙ってくるかな。
コリドラスさんの偵察の話だと、色々用意してるみたいだけど…。
橋を中心に陣を展開。
何を仕掛けてくるか分からないから、川の南側に主だった兵を敷く。
橋に当たるのは歩兵と弓兵を中心とする。
騎兵は小隊に分けて一部を川岸の哨戒に当てる。
見通しの良い場所だ、対岸で何かあれば直ぐに分かるだろう。
傭兵の皆には遊撃隊として待機してもらう。
[正規兵は騎兵が470、歩兵が全兵種合わせて690、弓兵が兵種合わせて225ある。
それらを橋を中心とした防衛に当てさせ、残る傭兵415を直ぐに動かせるよう、遊撃隊としての位置づけにした]
ダフィ兄様も橋の方に。
相手が舟を出してきたら、その対処を頼めるかい?
[先んじて舟の手配をしたのはダーフィトだった。
ならばその時の対処も心得ているだろうと託す]
コリドラスさんは騎兵を取り纏めて、
視野を広く見ていてもらえますか?
橋以外で何か動きがあれば、その対処にも動いて欲しい。
[経験豊富なコリドラスは先の戦いでも偵察を出していたりと目端が利く。
偵察と遊撃、その両方を彼に託した]
[皆の意見を聞いてこの配置を決めた。
当初自分で考えていたものとは大幅に変わった部分もある。
己には足りない経験を周囲の意見を聞いて埋める ───。
机上の空論ではダメだと感じた瞬間でもあった*]
これは手向けにな。
夜咲く花は香り高いから。
[ここに来た理由を手に応じる。
二人の間では言わずと知れる名は口にせず。]
そうだな、 おかえり。
少し、いいか。
さっきの続きだ。
オクタヴィアスは、今の生活が向上することを是としている。今そこにいる人を助けたくて、新しい技術をどんどん採用するし、他国にへりくだることも厭わない。
そこに寒さに震えている人がいたら、神木でも薪にして与えてしまうような優しさと決断力を持ってる。
おまえとは見ている
このレスポンスの速さは強いと思うぜ。
/*
うおお、マーティンお大事におだいじに…!!!!!
[届け、もふもふの、この思い。]
自分もそうだったので、
ひとごとじゃない気分ッス…
無理せず休むッスよ!
早くよくなるようお墓からも祈ってるッス。
[告げられた花に視線を向ける。
闇にも仄かに浮かび上がる花は、
花色よりも香りで存在を示すのだろう。
花が手折られても、香りはそこに留まる。
花を思うよすがに。]
… ただいま。
[掛けられた言葉に応じてから、空白をひとつ挟む。]
/*
そういや薔薇下のスキンを星空に変えたら、
ちょうど夜明け前の平原っぽくて、
独立軍が出発する時の風景っぽいなあ…
と思ったことをそっと書き記しておく。
[心残りを吐き出してから、隣へと寄る。
共に帰るかと促しかけたところで、先ほどの続きを持ちかけられた。]
……ラモーラルの民の暮らしだけを考えるなら、
辺境伯の、オクタヴィアスのやり方のほうが正しいんだろう。
[認める。
自身も、幾度か思ってきたことだ。]
けれど、
彼らのやり方では、ラモーラルはいつか消える。
生き方の土台が無くなれば、流されるだけだ。
俺は、
ラモーラルを死なせたくないんだ。
[だから自分は戦うのだと。]
/*
・フルートで鎮魂歌
・ツェーザル追悼
・父上見に行く(剣どこー?含む)
・合同葬儀(森と平原の民に方法を聞く/コリドラス・ダーフィトの発言周りを見る)
なんか決戦予定日が1日増えてたような!?
まぁそこは大体で良いね、うん。
合同葬儀先にやるか。
他はソロでも良いんだし。
ああ、
[「ただいま」「ありがとう」と、不器用なほど素直に告げる声。
口調はまったく違うのにエディの純真さを思い出す。
互いに影響を及ぼす万有引力。
人が繋がることの不思議。]
[オクタヴィアスの手法を否定せず、揺らがぬ自負を語るディークに頷く。]
同感だ。
おまえとオクタヴィアスの「違い」は必ずしもどちらかの「間違い」を証明するものではない。
本当は、どっちも必要だと思うんだよ。
今日の飯も、餓えたからって他人の飯を奪うことを正当化しない誇りも。
俺はオクタヴィアスと話してみて、
おまえが領主になり、オクタヴィアスが外交を担うといいんじゃないかと感じた。
そうすれば、100年500年先もラモーラルが大国に媚従する奴隷国家や資源を外に求める侵略国家になったりしない、その礎を築くことができる──と。
[その逆はあり得ない。
ディークはラモーラルの地に縛られる身、そもそも負けたら反乱の首謀者だ。
彼が折れない挟持を示し続けるなら、再度の乱を阻止するためにオクタヴィアスはディークを処刑するしかあるまい。そして、地の柱を切り捨てたラモーラルは精霊の寵を失って荒廃するだろう。]
荒唐無稽な話と思うか?
/*
ちょwwwwwwwwwww
頭の中見られてる気分wwwwwwwwwwwwww
全部が丸く収まるのは正にそれだと思ってたよ!
― 翌日/葬儀のために ―
[オクタヴィアスは負傷兵が集まる部屋を訪れた。
いくつかある部屋の内の一つは、回収した敵負傷兵が収容されている]
君達にお願いがあるんだ。
[意識ある者に声をかけ、身を落として視線を合わせる]
君達の治療は已むを得ず
こちらの方法でさせてもらったのだけど……
君達の仲間の、葬儀を。
君達の風習に副ったもので行いたい。
一族として成り立つものの中には、
独自の文化や風習があると聞く。
恐らくは、君達もそうなんじゃないかい?
その場合、それ以外の方法で送り出すのは、
君達にとっては許せないことなんじゃないかと思って…。
………私の友にも、矜持を貫いた者が居るから、
その気持ちは分かるんだ。
[警戒されるのは仕方の無いことだろう。
話したくも無いと忌避されても、こちらの考えを真摯に伝えようとした。
話をしながら脳裏に浮かぶのは、幼い頃にしきたりを貫いた友のこと]
君達の事を知るためにも、教えて欲しい。
私は、君達自身に宿るものまで失わせたくは無い。
[父の政策が彼らに失わせたものは大きい。
だからこそ、彼らに残るものを尊重し、出来うる限り彼らの希望に副ってやりたかった]
[しばらくして、戦死者を悼む葬儀が全軍を集め催される。
その片隅には、他とは少し異なる方法で弔われる戦死者達の姿があった**]
[「違い」と「間違い」。それは似ているようで、まったく違う。
自分が正しいことを信じて戦っているが、
相手を否定しきれはしない。そんな戦いなのだ、これは。
描かれた未来絵図に耳を傾ける。
それはあるいは、15年前の変事が無ければ実現していたかもしれない未来だったろう。]
……オクタヴィアスが承服するかな。
あいつの、周囲も。
[想像する。今からでも紡ぎなおせる未来だろうかと。
それは幸福な夢のように思えた。
いずれにせよ、勝てばの話だ。
負ければ、死以外の選択肢を自分に用意してはいない。]
[かけがえのない友を含むたくさんの死を経験したばかりのディークに投げかけるには痛い甘さであろうと思う。
だが、不屈の意志と気高さをもったラモーラルの魂たる彼ならば、掴むことを怖れないだろうと信じていた。]
オクタヴィアスの柔軟性については信用していいと思うぜ。
周囲に佞臣を蔓延らせておくたちでもないし。
あとは俺らの戦いぶり次第かもねえ。
[勝つか、せめてオクタヴィアスを交渉の場に引き出せなければ実現しない。
でも、その時のことを具体的に考えておくのは悪いことじゃない。]
運命は、この手で引き寄せようじゃないの。
[そう締めくくった。*]
そうだな。
[オクタヴィアスの心のありようについては、信じている。
直接会ったカークやチャールズがそう言うのだ。
幼いころの印象と同じ、負けず嫌いで、努力家で、どこまでも一途な彼そのままなのだろう。
チャールズの言葉から察するに、無茶も無謀もやるようになったようだけれども、思い返せば小さい時からそんなところもあった。]
無様な敗北をすれば全てが失われる。
見せつけてやるだけだ。
俺たちがどう戦ったか。
あいつらに。世界に。
[カークの言いようにふと唇上げて、肩を叩き、戻ろうと促した]*
[ディークの手が肩をたたく。
かつてのように、いつものように。
ゼロになった距離が何より温かくしみる。]
ああ、世界に。
おまえに見蕩れないように注意しないとな。
[本当は、出会ったときから心奪われてるよ。*]
― 夜:キュベルドンの森 (回想) ―
[チャールズと再会したのは、森に帰着し、改めて傷の手当てを受け、少し慌ただしくしてからのことだっただろう。]
チャールズ 。
[彼の姿を目の当たりにして、言葉を忘れて立ち尽くす。]
[意識の中で互いの状況を知らせてはいた。
けれども、彼は自分の負傷は一切伝えてはこなかった。
言葉でも、気配ででも隠されていたのだ。
無言のまま彼に近寄り、手を伸ばす。
きつく布を巻かれた肩に指先でそっと触れた。]
─── よく、戻った。
[万感を込めて、短く告げる。]
…この傷は、俺の傷だ。
[俺のために負った傷だから、と。
罪悪感ではなく、自分の心の置き所として告げる。]
男の傷は勲章ともいう。
俺は、この傷を誇りに思う。
……が、勲章もあまり増やすな。
付けすぎると、肩が凝るらしいぞ。
[それでもやはり、案ずる気持ちが少し漏れた。]
今日はもう休め。
次の出撃はすぐだぞ。
[森でおとなしくしていろ、と言っても聞かないだろう。
長らく側にあった彼の頑固さは良く知っている。
だからせめて今夜だけはと命じ、]
― 翌日・キュベルドンの森/解放軍拠点 ―
そうだな。
[自分も橋方面へ出る>>187というチャールズに頷いた。
彼を前線に出すことへの迷いは、今は無い。]
マーティンは、ふたりのことをよく守ってやってくれ。
おまえが吼えれば大概の奴は近づいてこないだろう。
[チャールズと一緒になって、マーティンに信を預ける。]
[ただ気がかりなのは、マーティンの傷だった。
頑健な彼は痛みなど微塵もないように見せるが、
時折、右腕の動きがぎこちないのが気に掛かる。]
無理に前に出ようとしなくてもいい。
なるべく多くを引きつけてくれれば、この作戦は成功だ。
[気遣う言葉の代わりに、指示をひとつ置いた。]
修道院方面は、できる限り発見を遅らせたい。
目と腕のいい弓兵を集めて、
先行して敵哨戒隊の排除を、
そうだな。
これはサシャに任せよう。
[軍議にかの"熊殺し"は参加していただろうか。
いずれにせよ、彼女には後で改めて報せが行くだろう。]
[やがて取りまとめられた損害の状況が届けられる。
砦を守っていたものたちの苦闘の様子が、数字からも読み取れた。>>181
一度目を閉じ、散った者達の魂に祈りを捧げる。
橋を攻撃した隊も、犠牲は大きかった。
戦闘の最初から最後まで最も激しく戦った軽歩兵の部隊がやはり最も損害が大きく、負傷者、死者、撤退し切れず取り残された者を合わせて半数近くが失われている。
次に被害が目立つのは、重歩兵の部隊だ。
重騎兵の二度の突撃に晒されて命を落とした者、動けぬ負傷を負った者は3桁の数に上る。
戦場を広く駆けまわった弓騎兵の被害も少なくないが、直接攻撃に晒されなかった弓兵の部隊は、比較的軽微な損耗で済んでいた。]
[おおよそ5人に1人か2人。
それが多いのか少ないのか、判断はつかない。
数字の上ではそれほどではないと思えるが、
実感としては、多くを喪ったと思う。
このあとの戦いでも大勢が命を落とすだろう。
それでも、その先に手にしたいものがあるから、
皆の命を呑んで、前に行くのだ。]
[兵の再編が大急ぎで行われた。
負傷の度合いや装備の配備状況によって部隊が組みなおされる。
盟主と共にサクソー川中流へ向かう兵は、平原の民や森の民750名ほど。
残る兵力は全て橋への部隊に注ぎ込む。
本隊ともいえる修道院方面隊を遊牧民たちで揃えたのは、盟主自身が彼らと長く共に暮らしていたために、彼らと行動する方がやりやすいと感じたためだった。
元正規兵たちを動かすのも、チャールズの方が向いているだろう。
橋方面に向かわせる遊牧民らは砦にいた者たちの中から100名ほどを選んだ。
カークやチャールズに恩義を感じている者も多かったから、きっと彼らの力になってくれるはずだ。]
[相手の騎馬兵の威力を身をもって思い知らされた経験から、両部隊に狩猟用の網を繋げたものを用意しておく。
鹿や、時には熊を追い込んで捕える時の網だ。
丈夫な蔦や麻縄を編んで作られた網を大きく広げて、騎馬の突撃を止めようという作戦だった。
支えるのは人の力だからどれほど効果があるのかわからないが、やってみる価値はあるだろう。
狩猟の時に人が隠れるための衝立も、橋方面隊の方にあるだけ配備させた。
木枠になめした皮を張り、薄板で補強しただけの代物だ。だがこれだけでも水平に飛んでくる矢への防御にはなるかと思われた。
人と同じように馬も失われたり逃げてしまったりしていたが、合わせて140頭ほどがまだ手元にいた。
橋方面隊の連絡や偵察等のために40頭ほどを回し、残りは修道院方面隊へと配備する。]
[修道院方面へ向かう最も大きなものは、"橋"だ。
10mほどの梯子状に組んだ細い丸木の下に、固く束ねた葦を括りつけてある。
前後に車輪もつけられて、移動できるようになっていた。
これが、6基。
戦場に到着するまでは馬に挽かせることになっていた。
2基ずつ並べて互いを固定し合えば、人馬が通るに十分な橋となる、はずだ。]
そうだ。
カークが寄越したあの油、
枯草を燃やすのに使ったんだって?
[軍議の席で思い出したように確認する。]
エディが少し持ってきていたようだ。
持っていくといい。
[テレピン油の残りを橋方面部隊に預けておく。]
[出立は、夜が明ける前と決まった。
暗いうちに拠点を出て、総数をわかりにくくする目的だ。
分隊を発見されても、"橋"を見咎められても、
判別しづらくなることを狙う。
森に帰還した日の翌日は部隊再編に充て、
その夜には可能な限りの酒と料理が全軍にふるまわれた。
さらに翌日には軽い訓練と十分な休息が与えられたのち、夜を越え、まだ闇深い夜明け前に全軍が静かに出立する。
出陣前の言葉も無い、静かで密やかな出発だった。
それぞれが目的地に到達する頃には、空は明るくなっているだろう。]**
― ベルサリス修道院跡・個室 ―
[道を繋いでくれた、という言葉>>193に、だろ、と頷き返す。
見届けるために、と。
そこまで言っていたならきっと、と。
今まで聞いた事と、今聞いた話を合わせたなら、素直にそう思えた]
ま、全部かわっちまって、お前の『らしさ』がなくなっちまうのも、困りもんだしなぁ。
[口調は冗談めかしているが、紡ぐ言葉には本音がかなり混じっている。
多くを学び、人の上に立つ者として着実に成長している事。
それ自体は喜ばしい事だし、多くの者が歓迎する所だろう。
けれど、そのために彼らしさが損なわれてしまっては意味がない、と思う。
優しさ、一途さ、穏やかさ。
柔らかなその中に確かに存在する、強い芯。
それを支えたい、とごく自然に思わせる理由の一端には、こんな変わらぬ仕種もあるのだから]
……ん、行って来い。
[涙の痕を拭った表情は、すっきりしている。>>195
その様子に、ちゃんと吐き出したな、と思いながらこちらも手を離した]
やる事やったら、ちゃんと休めよ?
お前がぶっ倒れたら、それこそかっこつかねぇからな。
[軽い口調で言って送り出すが。
その辺りは例によって、お前が言うなの領域だった。*]
……え?
[投げ掛けられた問いかけ>>=24に、少し上擦った声が上がる。
やべ、忘れてなかったか、と思ったのはちょっと置いといて]
いや、治療はしたぞ、ちゃんと!?
[自分よりも重症の兵を優先させてたりはしたが]
つか、俺より重症なのに殿やってた旦那の方が問題だろっつー……。
[そんな風に誰かさんを巻き込んでいたら、むに、と頬が引っ張られた。>>=25]
こら、やめ……引っ張んなって!
[なんかこれも昔よくやられたよな、なんて過ったのは一瞬。
懐かしいやら、なんでかこれは避けられないのが情けないやら、色々とぐるぐるとしつつ]
わかった、わーかったから、離せって!
[とてもわかっているように聞こえない主張の後、は、と息を吐いた]
……身ぃ持たねぇのはわかってる。
でも、そうでもしねぇと、見えねぇものがあるんだよ。
[相手が何を思い、そこにいるか。
何を己が芯と定めているか。
戦場においてそれを知るには、全力でぶつかるのが一番の早道で]
全力でぶつかれば、相手も全力で返してくれる……それで、見えるものがある。
何も知らずに、ただ、血を流すだけの刃を振りたくねぇんだよ。
そこだけは、さ。
どうしても、譲れねぇんだ。
……ま、なんだ。
無茶しねぇ、とは、言い切れねぇけど。
無理はしねぇようにするから、そう、怒んな。
[その『無茶』が問題なのもわかってはいるのだが。
今は、こう言うしかできなかった。*]
― ラモーラル修道院跡/葬儀の日 ―
[ 森の近くには見張りを起き、斥候も何度か走らせて、探索可能は範囲は探らせた。結果、一夜明けた段階では、まだ敵の動きらしきものは無いという ]
...あちらにも死者を悼む時間が必要なのかもな。
[ 思い起こすのは、エドルファスの身体に取り縋ったダンクラードの慟哭の声だ。
こちら側と同様に、他にも多くの有為の士が、命を散らしたはずだった。それを弔わぬまま、放置するダンクラードだとは思えない ]
王、だからな...
[ ぽつり、と落とした呟きは誰にも聞こえぬまま ]
タヴィ、頼みがあるんだ。
[ 葬儀に先立って、彼は新しい主となったオクタヴィアスにひとつ、小さな願いを告げる ]
葬儀の時に、お前のフルートが聞きたい。
きっと、死者の魂を慰め、兵達の心を鎮める力になる。
それに......
[ ふ、と視線は空に向かった ]
以前、クロイツが言ってた、お前のフルートのあたたかくて優しい音色が好きだ、と。
もしかしたら、あいつもここに聴きにくるかもしれないからな。**
― 葬儀の後 ―
[ 粛々と行われた葬送の儀の後、訪れた暫しの間隙を縫って、クレステッドの姿を探す ]
クレス...!ちょっといいか?
[ 彼の姿を見つけたのは、どのあたりだったか。回りに人がいれば、人気の無い場所まで誘って、珍しく真顔で口を開いた ]
お前、傷は大丈夫なんだろうな?無茶するなとは言わないが、無理はするなよ。
お前一人の命じゃない。
タヴィにとって、お前は無くてはならない半身だ。それを忘れるな。
[ 今更言うまでもない事だった。だが、敢えて今はそれを口にする。その絆の力が本当に必要なのは、まさにこれから先であろうと思うから ]
―キュベルドンの森―
[正規軍が後方から討ってくることが心配だったが、その不安は杞憂に終わる。南下することを断念した解放軍は、一旦キュベルドンの森まで撤退することとなった。
軍は全体的に2〜3割を損失する結果となる。]
ここに来るのも久しぶりだなァ……
[>>2 そんな風に努めて明るい声を出してみやるが、全体の空気は沈んでいる。然しそれでも、一先ず休息を取れるであろうことに、兵士は安堵の息を吐いた。
夕闇に沈むキュベルドンの森は黒く、”色んな意味で”何が出るか分からない。
マーティンは緊張した顔つきで森の小道を歩く。
梟だろうか、大きめの鳥が羽ばたき、木々が擦れる。]
若……
[ディーンは森に入っても、弟分の骸から離れることはなかった。
盟主のその表情は、やはり暗い。
何て声を掛けてやれば良いのかもわからず。
―――いや、今は何も声を掛けない方が寧ろ良いのかもしれない。
副将は、黙って盟主の後に寄り添った。]
[さて、暫く歩いていたところ。向こうから、馬の足音がする。
>>2 視線を上げると、向こうから明るい髪色の青年。
よく見慣れた、タンポポの色だ。]
カーク!
[マーティンの声は一際大きく、暗い森に響いた。
消沈したディーンの手前、自分はなかなか言い出すことが出来なかったが。
やはり戦場に置いてきたカークのことは不安だった。
絵具やテレピン油を寄越してきた以上、健在であることはなんとなくは信じていたが。
然し、そこから先の消息はなかなか知る事が出来なかったから。
―――それでも時折、兄将から囁かれる内容で、息子の様子を伺うことは何度かは出来たのだが。]
……くたばっていねぇか心配したぜ。
[ぶっきらぼうに言ってみやったが、それでも安堵の表情は隠す事はできない。
カークとディーンはそのままエディの事について話をし始めた。
何か、声を掛けてやることは出来たかもしれないけれども。
きっと、同じ年頃のである息子のほうが、悼みを分かち合えることが出来るかもしれないと思い。
マーティンは一足先に、盟主の傍を離れ、兵たちが休んでいる場所へと戻った。]
[森のなか、少し広い場所。
その中心に焚火を起こし、兵たちが束の間の休息を取っている。
傷付いた者は、シーツを敷き、そこで手当てを受けていた。
マーティンは面々に声を掛け、兵士達の様子を伺いに歩きまわっていた。
やがてそれも終えると、焚火の傍に腰を掛け、僅かな軽食をとる。]
おう、もう話は済んだか。
[>>116 息子に声を掛けられたのは、そんな時。
丸太の上に腰を掛けながら、片手を挙げて息子の呼びかけに応じる。]
ふん、まぁ、ちィと殴られただけだ。
気にすんじゃねぇや。
[相変わらずの調子の息子に、安心しながらも。
此方もいつもの調子を崩さずに、そう答える。]
ママが?
……お、怒っていなかったか?
[シンシアが来ていると聞けば、いくらか狼狽した。
可憐なタンポポは、今では旦那を尻に敷く鬼嫁なのだから。
息子と自分が、戦場に行ったきり連絡も寄越してこないとなると、どんな表情をするか想像するのが怖い。
―――後で、必ず謝りに行こう。]
はぁ?!
………よ、よせやい。
……恥ずかしい。
[突然の湯浴びの誘いに、何故か親父である自分が動揺してしまった。
一緒に風呂に入ったのなんて、10年振り位だろうか。
然し、普通はこういうのは親父である自分が誘って、息子が嫌がるものではないのだろうか。
ちょっと不思議で、くすぐったい気持ちを覚えるのも、また事実。
なんだかんだ言って、そそくさとクマは湯浴びの準備を整えるのであった。]
― 森の拠点:湯浴みタイム ―
あ、 いてっ
[>>196 湯を勢いよく掛けられれば、少しだけ顔を顰めた。
然し、それでも疲れはゆっくりと取れていく。
戦い、傷付いた身体に、暖かい湯水が浸透していくかのようだった。
傷に泥や砂が入らないよう、慎重に清めてくれる息子の優しさが、何よりもの特攻薬だ。]
がっはっは!
カークは、儂に似ずに男前になったもんだなぁ。
[親の手前味噌も当然あるかもしれないけれども。
息子は、自分に似ずに、なかなかに男前だと思う。
シンシアの血を強く引いたお陰であろう。]
……禿げるンじゃねぇぞ?
[そんな風にからかいながらも、]
おう、カークもよぉ頑張ったじゃねぇか。
―――――お疲れさん。
[目を閉じれば、森でコグマが自分の後ろを付いていたあの頃を思い出す。**]
― 再会の後・夜 ―
[ちゃんと休めと散々言われてはいたし、身体も休息を求めてはいたが。
どうしても、すぐには寝つかれなくて、宛がわれた部屋を出たのは深夜の事。
中庭に感じる人の気配は避け、太刀を片手に向かったのは修道院跡を取り巻く堀。
水の気配を近くに感じつつ、しばし、空を見上げて立ち尽くした]
……やーれやれ。
一応、落ち着きはした、けど。
[夜風に銀の髪を遊ばせつつ、零すのは、小さな呟き]
……会ってみたかったんだけどなぁ。
あいつが、全力でぶつかって……知りたいって思った御仁に。
[結局、会う事は叶わなかった人物。
友が師と仰いでいた人。
友が武芸の師を得てから、その話を聞かされた回数は両手で足りない所じゃない。
最初の稽古の事から始まって、何かしら変化があれば必ずそれが伝えられた。
彼の人が軍を辞めてまでその傍らに留まった時などは、前後の説明を全部飛ばして、それこそ飛びつかんばかりの勢いで喜びを伝えてきた。
そこまでの信を得ていた人物への興味は、ずっと尽きなくて。
帰還に同行している、と聞いた時にはようやく会えるんだな、と気持ちを弾ませもしたのだが]
あんたが、どんな思いでいたか。
どんな願いをあいつに託したか。
俺にゃ、想像もつかないけどさ。
……託したそれが、
正しく、届くように。
俺は、俺の全力を尽くす。
[静かな宣の後、白鞘から太刀を抜き放ち。
切っ先を下に向ける形で両手で持ち、目の前に掲げた]
― 葬儀の後 ―
[ クレステッドに突っ込みめいた言葉をかけた後、彼は、声を落とした ]
あいつは、タヴィは...ダンクラード達を「解放軍」と呼んだ。「反乱軍」ではなく。
[ 兵達の歓呼に応える言葉の中、それは無意識であったかもしれない。聞き咎めたものも殆どなかったろう ]
同じラモーラルの民、という想いもあるんだろう。だが、それだけじゃないような気が、俺にはしてる。
[ オクタヴィアスは、心のどこかで、彼等の決起を「反乱」とは見做せずにいるのではないか、と ]
...だとしても、俺にはそれを間違いだと否定できない。
ダンクラードは、「王」だ。
[ 唐突に断定する口調で言った彼をクレステッドはどう思ったか ]
……我が魂たる太刀『霧雨』、そして『白露』にかけて。
気高き武人の御魂の願い、正しく叶えんがため、己が力を尽くす事を、ここに誓う。
[太刀に向け、紡ぐのは誓いの言の葉。
それから、ひとつ、息を吐いて]
……あいつが願う先に行けるように、俺も気合いれてくから、さ。
最後まで、見届けてくれよ……クロイツ殿。
[太刀を下ろし、空を見上げて。
紡ぐのは、決意と願い、二つの言霊。**]
領地を治めずとも、城を持たずとも、生まれながらの王であり、平原の民や森の民を含めた多くの民の統治者でもある。
[ だからこの戦は、反乱の鎮圧ではなく、一人の王と、彼の率いる民との戦だと ]
本当はな、タヴィにも「王の資質」はある、と俺は思ってる。
もう少し時間があって、タヴィが充分に学ぶべきを学び、ラモーラルの本当の王になれる日が来れば、と夢見てもいた。
[ けれど、その前に、もう一人の「王」が現れ、夢見た時は終わりを告げた ]
次はきっと決戦になる。それが終わっても、今度はウエストマール王国が、圧をかけてくるだろう。例えオクタヴィアスが勝ったとしても。
[ 「反乱」を新たな辺境伯が見事に鎮圧したとなれば、それを逆に、王国が脅威と見做す可能性は高い。もう「人質」が居ない状況となれば尚の事 ]
厳しい戦いがずっと続く。もしも、新しい道を見いだせなければ……
[ 例えば、二人の王が互いを認め、手を取るような奇跡が ]
ラモーラルは、滅びる。……かも、しれない。
もし万一、そんな時が来ても…クレス、お前だけは、タヴィの傍に居てやってくれ。
[ 頼む、と、最後に頭を下げた** ]
/*
やっぱり居たかw>クレス
そんな気はしたが、突っ込み避けに敢えて連投してやったぜ☆
[ 突っ込まれる気はしてるんですね? ]
[ まあな! ]
― 翌朝/軍議にて ―
ま、普通に考えたら、橋狙う……かね。
船での渡河は、身動き取り難いってリスクもあるし。
まあ、しょーじき、何が出て来ても不思議ねぇ気はするが……考えすぎても、動けねぇしな。
[橋を狙うか、という予測>>203に、思案の後にこう返す。
橋や船を用いぬ渡河の手段、というのはすぐには浮かばない。
何かしら準備していた、という痕跡は気になるが、そこから先の発想には中々至れぬもので]
おう、りょーかい。
……一度目できて、二度目できねぇ、ってのも情けねぇしな……きっちり務めさせてもらう。
[橋を任せる、という言葉>>204に、配置編成も含めた諾を返す。
歩兵隊とは意識的な連携も強いし、何より、あの橋には少なからぬ思い入れもある。
そこを預かる事に、異を唱える必然性は感じなかったし、それに]
(……あのおっさんも、出てくる可能性高いしな)
[半ば無意識、右腕に触れながら過る思いは口にはしない。
ただ、僅かに細めた銀灰に刹那、宿ったいろは隠せてはいないが。**]
/*
拾い方wwww>>256
解放軍は意図して入れたけど、きちんと拾われるとは…。
私は、父上の選択は間違ってなかったと思ってるけど、方法は間違ってたと思ってるからねぇ…。
ダンが王であることは最初から認めてる。
当初鎮圧に躍起になってたのは、相手が話す気が無く武力で済ませようとしてるように見えたから。
なん だけ ど。
王が居なくても民の暮らしは護れる、とも思ってるので簡単には崩されない心算、ではある。
外に感化されてるのは実際あるよね。
でもラモーラルの民としての誇りは失われないとも思ってる。
それは人々の心次第だと思ってるから。
…この辺出せてないなぁ。
― 森の拠点 ―
[ディークとともに拠点まで戻り、殯屋に花を手向けた後、カークは野戦病院と化したテントにチャールズを訪う。]
顔を見せにくるのが遅くなって、失礼しました。
これ、母が焼いたクッキーです。
親父、ちゃんとあなたの分を取り置いてから食べてましたよ。殊勝でしょう?
[体調については触れない。
誰が止めたところで戦場に立つときは立つ将だ。*]
― 朝・軍議の時 ―
[ 橋の護りと舟での対処を任せるというオクタヴィアスの言葉に>>205頷く ]
了解、ついでにクレスの突っ走り牽制も請け負っとく。
タヴィが着くまでは、指揮官だからって我慢も効いてたみたいだけどな。
[ その箍が外れた今となっては、どんな無茶をやらかしてくれるか解ったものではない、と、言葉にも表情にも乗せて言い切った** ]
ダフィ兄様も……あとで言っとく。
[>>=31 あの人はあの人で誤魔化すのが上手い、と。
気付かなかったことに剥れて。
離せ>>=32と言われると抵抗することなく直ぐ離した]
……テッドにそう言う自論があるのは知ってる、けど。
[案ずる色が出てしまうのは仕方の無いこと]
無理もして欲しくないし、無茶もして欲しくないよ。
[言葉も正直に零れ落ちてしまう]
………分かったよ。
その代わり、
ちゃんと、戻ってきてよ?
[>>=34 これ以上はとやかく言わないから。
ただそれだけは約束して欲しいと、そう願う*]
ところで、羊たち連れてくのってあり?
[挙手してディークの意見を伺う。]
いくら馬が少ないからって乗るわけじゃないぜ。
羊は臆病だが、群れで追い立てられた時の勢いは猪にも劣らない。
戦場の撹乱にどうかなって。
[群れを動かすのは専門家たる遊牧民と牧羊犬だ。
人数的にはあまり負担にならないと思う。]
― 酒場にて ―
[ その夜彼は、結構酔っていた。嫌な事があったのだか、嬉しいことがあったのだか、或いはその両方だったのか。それは既に覚えていないが、ともかく、普段ならやらないことをやってしまう程度には酔っていた ]
姐さん……どこかで会ったことないか?
[ 目の前でどこか驚いた顔をしているのは隣の席についていた女だ>>92
別に使い古された口説き文句を試そうとしたわけではない。顔を見たときから、どうにも引っかかって、気になってしかたなかったのだ ]
そうか、すまん、人違い、かもしれない。
[ 相手から否定が返れば、苦笑して頭を掻く。そこで、ふと思い至った ]
いや…そうだ、あんたお袋に似てるんだ。
[ 普段なら、思っても絶対に言わない事だ。だが、この時だけは、つるりとそれが口に上った ]
......つっても、俺は会った事ないんだけどな、肖像画でしか。
[ 一枚きり残っていたその肖像画も、炎の中に消えた ]
良ければ、少し、俺につきあってくれないか?
[ 勝手に呼び止めて、おかしな話をしてしまったという自覚はあったから、客として彼女にチップでも渡そうと、そう誘った。
そして、その夜は、もう少し深く酔って、さて、もっと別の話もしたかどうか......不覚にも、その辺りは覚えていない。
ただ、悪い気分ではなかったのは確かだった ]
― 翌日/戦準備 ―
舟以外に、即席の橋?
この短時間に用意出来るものとは思えないけど…。
[軍議の際に聞いた偵察結果からの推測。
コリドラス曰く、火計の用意をしておいても良いのでは、とのことだった]
[ そして ]
は...?
[ 数日後、もう一度会ってみたくなって訪れた酒場で、彼女は居るか?と尋ねたら、馴染みの女の一人が、気の毒そうな顔で、本当のことを教えてくれた。
曰く、あれはマダムの知り合いで、事情があって酌婦に化けていた... ]
[ 不覚どころの騒ぎではなかった。マダムは密猟者を捕まえようとしてた、偉い子だよ。と、いう以外、相手の名も素性も教えてはくれなかったし、むしろ知りたくもなかったが ]
有り得ねえ.........
[ どっぷり、一ヶ月ばかり、下町に繰り出せなくなる程度には落ち込んだ、そんな悪夢の思い出だ** ]
― 翌日/戦準備 ―
舟以外に、即席の足場?
この短時間に用意出来るものとは思えないけど…。
[軍議の際に聞いた偵察結果からの推測。
コリドラス曰く、火計の用意をしておいても良いのでは、とのことだった]
― 翌朝 キュベルドンの森 ―
[羊を使いたいとカークから聞けば、思案の顔になった。]
羊は遊牧民の財産だ。
使うなら、彼らの承諾が必要だな。
[その場にいた平原の民の取りまとめ役たちと話をする。
エディが健在であれば、この交渉も彼の役目だっただろうと微かな感傷を胸の隅に抱きながら、彼らの協力を取り付けた。]
思うように使うといい。
任せる。
[正攻法では抜けないことは実証済みだからなと、策を預ける。]
…即席の足場……渡河、か。
[火計で防ぐのも方法ではあるが、敢えて通すのも。
そんな風に思考が働く。
川を隔てたままでは戦いもままならない。
既に設置されている橋を挟んでの攻防は攻めにくく守りやすいだろうが、その分長引く可能性もあった。
戦いが長引くこともまた、本意ではない]
引き込んでしまうのも手かもしれないね。
[南に渡ってしまったなら、そこで止めるだけの話だ*]
/*
ぐっ。軍議がわかめに…。
とりあえず自分とこの位置確認せねば。
マーティン不参加なのは非常に残念だなー…。
体お大事にです。
― 翌日/戦準備 ―
[軍議の際に聞こえた何か>>265には、ジト目を向けた。
そりゃもう、全力でジト目った。
とはいえ、指揮官という立場にあって尚、剣士としての血の滾りを完全に制御できていたかと言えば……な立場上、反論はできなかったが]
しっかし、前回は橋を後ろにしての布陣だったわけだが。
今度は逆配置、か。
[南側での橋防衛、という位置取り。
歩兵部隊の内訳見つつ、思案を巡らせる]
……同じ手くってくれるよーな連中じゃねぇだろうし。配置は、ちょいと手入れいるよ、な。
正面重歩と軽歩で固めて、槍は橋袂の両側面に回して。
側面の後ろに弓、正面の後ろに弩が基本、てとこかねー。
[弩の掃射は、緒戦では効果が高かったが、果たして次はどうか。
何かしら、対策が取られる可能性も低くはないだろうけれど]
ま、狭いとこ突っ切ってくる以上、あちらさんの出来る手は限られそうだが。
……型に囚われねぇ分、何やってくっかの予想もつかねぇんだよなぁ。
[初戦における掻きまわされぶり──苦い記憶でもあるそれを思い返しつつ、がじ、と頭を掻いて]
ま、あれだな。
何が出て来てもビビらねぇよう、腹括って。
後は臨機応変に動くしかねーか。
[大雑把といえば大雑把だが、緻密な計略の類を仕掛けるには時間も限られているし、何よりそちらには向いていない。
それでも、同じ場所に詰めるダーフィトに何か策があるならば、と問うような銀灰を向けてみた。*]
― 進軍中・修道院方面部隊 ―
[キュベルドンの森を出た独立解放軍の一隊、
盟主が率いる部隊は、南西に向かって移動を開始した。
斥候として隊の先に立つのは、今は弓持つ10数名の小隊だ。
敵の哨戒隊に行き合えば、相手が少数ならば討ち、優勢な相手ならば伏せてやり過ごし、鳥の囀りを真似た指笛で本隊に知らせる手筈となっている。
川岸に着いた後は同じように警戒しながら伏せて待つよう指示が為されていた。
本隊は、いくつかの隊に分かれて進んでいた。
何本か投げ槍を持ち、最初に攻撃した後は基本的に距離を取りつつ攪乱する隊、フォークや大槌、大鎌など大型の装備を持つ隊、狩猟用の衝立や背を隠すほど大きな木の板を運びながら狩猟槍を持って戦う隊、主に弓で攻撃する隊、弓を持ち馬に乗って戦う隊だ。
騎馬弓兵が馬の数と同じ100名であるほかは、それぞれ150名ずつに分かれている。
最後尾に続く"橋"は、今は3頭ずつの馬に曳かれていた。
これを担当する50名ほどは、特に泳ぎの達者なものたちが選ばれている。]
[夜が明け空が白む頃には先遣の弓兵隊が川岸に到着するだろう。
修道院跡からちょうど真北に行ったのあたりだ。
本隊が到着するのは、もう少し明るくなってからのこと]**
[手が離されると、やれやれ、と息を吐く。
後で言っとく、という言葉>>=35には一つ頷いた]
あー……他が言うより、お前が言う方が効果あるだろーからな。
[五十歩百歩の自分が言ってもあらゆる意味で効かないのはわかるから、さらっとそう言って]
[滲む案ずる色と、零れ落ちた言葉。>>=36
自分を思ってのそれは、真っ直ぐ内へと落ちる。
落ちるからこそ、ちょっと痛い部分もあるのだが、そこは押さえて]
……だーいじょぶだって。
忘れて、ねぇから。
俺は『ここ』にいるって、言ったろ?
[口にするのは、遠いいつかに告げた言葉]
戻って来る場所があるのは、忘れねぇ。
『約束』すっから、んな声だすな。
[願い>>=37に対し、返すのは。
流離い人たる在り方を捨てて選んだ場所を、再び捨てる気はない、という意思を込めた言の葉たち。**]
/*
お、おい、 おいつか な wwwwwwwww
[色々書いてみてぐぬぬ、ってしてると、さくっと良い方向に動いてくれるログが見えて芝に埋もれる]
[羊の群れを使うことについて、ディークが平原の民と交渉をしてくれた。
15年前、身ひとつで落ちのびてきたディークとチャールズを受け入れ、褒賞目当ての傭兵崩れの追手からも守ってくれた民だ。今ではディークのもうひとつの家族のようなものだろう。
真剣に交渉に当たってくれる両者の姿から、その親睦と信頼が伝わってくる。]
なんかいいもん見せてもらってる気がする。
話し合うことの実、ってか。
[戦火を避けるためとはいえ、いつまでも羊を下草の乏しい森に置いておくのが難しいという事情もあったのだろう、
平原の民は羊と牧羊犬を貸すことの同意をディークに与えた。]
あんたたちの大切な財産、疎かには扱わないと約束する。
[カーク自身も平原の民の取りまとめ役たちの間に入って宣誓する。
やがて、牧羊犬と羊が集められてくれば、屈んで目の高さをあわせた。]
開拓で住処を脅かされてきた声なき獣たちの代表として、総力戦に加勢よろしくだ。
― 戦いの日 マーチェス平原。南 ―
[再編し休息をとって出立となればそろそろだろう。と、今までは警戒のために軽い偵察のみにとどめていたが、その日は部隊を率いた元将軍の姿はあった。]
来ましたか。
[遠方から。しかも明け方近くとなれば視界も聞かない。警戒のために放たれた射手>>231の影響もあっただろうか。大した情報を集められなかった。
偵察隊からは。西方向に進む部隊と、南方向に進む部隊の二つに分かれた。総数についても南が多く西が少ない。いくらか変わった武装は見えたというだけ。]
いえ、無理もないですよ。初動だけつかめれば問題ないです。
[情報量の曖昧さに関しても咎めずねぎらいをたて、もうひとっぱしり情報を伝えるべく伝令を走らせ]
(しかし間に合いますかね)
[こちらの部隊配置の期間を考え、部隊を橋を渡って戻ることはせず橋からみて北西方向へと部隊を動かした**]
[橋方面に分配される解放軍兵力はざっと1000人。
その半数以上が元々職業軍人で、指揮するのがチャールズとあらば十全の働きをしてくれるだろう。
特別な装備としては、狩猟用の網と衝立がある。>>235
そして、テレピン油。>>237
連れて行く羊は300頭ほど、牧羊犬が20匹。
兵の運用はチャールズに任せるとして、動物たちのポジションは俺が差配するのがいいかな、と考えておく。
部隊と考えるようなものでもない、いわば突破に障害のある地形効果みたいなものだ。
行動方針としては、ともかく派手に動いて、ディークたちに敵がゆかないようにするのが目的だと心得ている。]
…オクタヴィアスはどこに出てくるかな。
[会って正体を暴かれるのも難だし、間違っても一騎打ちなんて申し込むつもりはないが。]
― 朝/軍議の時 ―
[願いは受け入れられ、それぞれがそれぞれの言葉で諾を向けてくれる]
ありがとう、よろしく頼む。
コリドラスさん、騎兵は400ほど貴方に預けます。
残りの70は橋の南側に。
突っ走りは…二人共ほどほどにね。
[兵数の指示も出して、いくつか細かな打ち合わせも行った。
南側に残す騎兵70はオクタヴィアスの傍に置かれ、守護と援護に回されることになる。
その中でのダーフィト>>265とクレステッド>>278の様子に、止めはしないが、釘だけ刺しておいた。
昨夜、悲しみから持ち直した後、ダーフィトの下へ行って「治療しないで迎えに来たって聞いたよ」と良い笑顔で言ったのは彼の記憶にも新しいだろう。
クレステッドに関しては当然、突っ込み済みだ。
それでいてほどほどに、という言葉で済ませたのは、彼らがきちんと戻って来ると信じているため*]
― 戦準備 ―
[合流した後も偵察は欠かさせなかった。
何か異変があれば直ぐに報告が来るはずだったが、葬儀の日とその翌日は特に異変は見られず、あちらも態勢を整えているのではと推測する。
互いに喪った者も多い。
こちらと同様、喪われた者達のための時間を得ていてもおかしくはなかった]
― 決戦の日 ―
[その報告は朝早いうちに齎された。
早くに出立したコリドラスの読み>>286が当たったとも言える]
ダンは……
[橋へと向かってきているか。
確認するように口にしたが、まだ確認は出来ていないようだった]
布陣は当初の予定通りに!
出立する!
[あちらが既に動いているとなれば猶予は然して無い。
短い指示にも兵達は良く動いた。
ベルサリス修道院跡から橋まではそれなりの距離があるが、行軍に慣れた軍の動きは迅速だ*]
― 戦いの日・橋方面へ ―
[出撃の朝は晴れた。
軍を先導するように南へ飛んでゆく小鳥を手庇で見送る。
羊の群れは先行して草を食んでいることだろう。
そこだけ切り取れば長閑なものだ。]
いつもなら俺が率先して偵察に行っちゃうところだけど、
今回はそういうワケにもいかないんでね。
[そう言って馬上の人となるカークは、解放軍盟主と揃いの武装をした影武者仕様だ。
髪の色もディークに似せて明度を落し、挙止もそれらしさをまとう。]
[マーティンとチャールズと視線を交わし、進行の合図を出した。]
──我らの希望を州都へ届けよう。
[敵の状況が報告され次第、陣形に関する指示がチャールズから出されるだろう。
今のところは兵種を混ぜず、人数カウントがしずらいよう衝立の後ろに緩く集まり、連絡役の馬が散る形で行軍してゆく。**]
― サクソー川 南 ―
[クレステッド、ダーフィトが率いる歩兵・弓兵が橋の南側に布陣。
オクタヴィアスの初期位置は橋とベルサリス修道院跡の中間位置、傭兵部隊と共に在った]
[この傭兵部隊にはクロイツが集めてくれた彼の知り合いも多い。
彼がオクタヴィアスのことをどう伝えていたかまでは知らないが、そういった者達はオクタヴィアスに対して協力的で指示にも良く従ってくれた]
一度相手の出方をここで見る。
2つに隊が分かれていると言うのが気になるんだ。
[正体不明の武装もあると言う。
故に全ての戦力を投入せず、傭兵部隊には待機を命じた*]
― 軍議にて ―
兵の配置はそんなもんだと思うぜ。
俺の方はそうだな、舟に乗せるのは弓兵になるから、火矢を用意させてくれ。
[ クレステッドの口にした陣容にも、いざというときは臨機応変という>>279異を唱えることもなく預けられた舟についてだけ、そう要望を告げた ]
南側に敵を引き込むのは、確かに悪く無い。
そも騎兵なんてのは広い空間が無けりゃ、威力半減もいいとこだからな。
だがそうするなら律儀に全軍を引き込んでやる必要もないから...ぶっちゃけダンクラードが引き込めれば後は橋を落として分断しちまうのが最善だろう。
[ 引き込むのも手というオクタヴィアスには>>277そんな案を渡す ]
実際にどうするかは、向こうが素直に引き込まれてくれるかにもよるがな、実行するなら橋を落とすのは、舟からの火矢でなんとかする。
[ 号令があれば、それも役目として実行すると更に請け負うが、無論、妨害があれば成功するかどうかは判らない事だった** ]
― 決戦の日 ―
[ 笑顔でオクタヴィアスにツッコミ入れられた後>>288主の命に気合いの入りまくった軍医に大変丁寧に治療されて、エドルファスとの血闘で受けた傷は動くに支障ない状態にはなっていた。(ちなみに薬はめちゃくちゃ染みた)
ただ、左側に傷が集中していたため、そこそこの重さがかかる盾を持つ事は諦め、防具は小型のバックラーに変えた ]
― サクソー川/橋の南側 ―
[ 旗下の小隊もオクタヴィアスの護衛に回し、彼は橋の両側に目を配るため、馬上に在る。
眼下の河岸には、漸く集めた8隻の小舟が、橋の東側と西側に4隻ずつ別れ、火矢を備えた弓兵5名と、護衛となる盾持ちの歩兵5名ずつを乗せて待機していた ]
さあて、どう出て来るかな。
[ どこか楽しみにするような気持ちが、あることに内心で苦笑した** ]
― 軍議にて ―
ん、じゃ、配置はこれでいく。
火矢の件も了解、舟の方は頼むわ。
[出された要望>>294に、返す調子は軽いもの。
その後、細かい配置を調整して]
まー、確かに、総大将だけ引き込めれば、ってのはあるわなぁ……。
実際には、動いてみねぇとわからんが。
[予想や推測を述べていたところで、机上の空論の域は出ない。
ならば後は動くのみ、と。
そんな割り切りがあるから、ここで深く悩む事はしない。
なお、向けられたいい笑顔には、散々釘を刺されていた事もあり、はいはい、と素直に応じていたとか。*]
― 決戦の日 ―
さーあて、んじゃあ行ってみるか。
[出立の号が出されたなら、こちらは軽い口調で歩兵隊に呼びかける。
両腕と足の傷にはきっちり手当てが施され、切り裂かれた籠手も新しいものと取り替えている。
せめて鉄製使ってくれ、とは言われたものの、腕の動き
を遮るものは使いたくないから、と。
それだけは頑なに断っていた]
― サクソー川/橋の南側 ―
[陣を張るのは橋の前。
先に決めた通り、正面に重歩兵と軽歩兵、側面に槍兵を並べて三方の壁を形成し、その後ろに弩隊を配置する。
正面の弩は射界に敵を捉えたら斉射、橋を渡って来られたなら側面からも攻撃を加えつつ、正面の隊で受け止める構えだが]
……ま、こないだみたいな規格外も考えとけよ。
何があっても、驚いたら負けだ。
[正面中央、一応は歩兵の後ろに立ち位置定めつつ。
冗談めかした口調でさらり、と言ってのけた。*]
― 葬儀前 ―
[弔いの準備の指示の最中、ダーフィトに声をかけられその願い>>242を聞く]
私のフルートを葬儀で?
後でこっそりやる心算だったんだけどな…
[なんだか見透かされた気分になり、気恥ずかしそうに笑った]
…うん、それなら、葬儀でやろう。
[クロイツも、そう言われて断る理由は無い。
演奏は黙祷の間に行うこととなった]
― 葬儀中 ―
この戦いで散った全ての者達に、祈りを。
[その言葉を切欠に、全軍をあげての黙祷が始まる。
オクタヴィアスはその先頭に立ち、持参していたフルートを構えて大きく息を吸った]
─── ── ─── ── ── ────
[吸い込んだ息を優しく噴出すと、それは透明感のある音となって大気へと溶け出す]
[ひとつひとつ、丁寧に音を奏でながら、戦いで散った者達を想う]
(クロイツさん……見届けて、くれるよね)
[命を賭して道を繋いでくれた人]
(ガートルードさん……私は、貴女に信じてもらえたのでしょうか)
[命を賭して願いを叶えてくれた人]
(ツェーザルさん……本当に、本当にありがとう)
[命を賭して帰る場所と父を護ってくれた人]
― 葬送の儀 ―
[葬送の儀、それ自体は少し離れた所で見守った。
立ち位置的に、参列すべき──とは、思うのだが]
……俺は、ここのやり方には馴染めねぇからなぁ。
[そんな言葉で、列には加わらず。
少し離れた所で黙祷を捧げ、葬送の音色が奏でられる>>301のを聞きながら。
抜刀した『白露』の柄をぐ、と握り締めた]
/*
・ツェーザル追悼
・父上見に行く(剣どこー?含む)
・クロイツ過去回想分
……ここまで減った、よな?よな?
表ちらちらしつつ。
ちょっと昼ので睡魔飛んできてしまってるので、ちょっとだけ仮眠させてくれ…。
……風よ運べ、空に御魂を。
……水よ抱け、廻るべき命を。
繰り返される廻りの果て、再び地に花開かすため。
今は一時の安らぎを。
[『白露』を手に、紡ぐのは己が一族に伝わる葬送の言葉。
それを紡ぐのは12年前、病に倒れ帰らぬ人となった父の弔いの時以来だ。
なお、この時は大荒れした挙げ句、「誰も手ぇ出すな!」と周囲の手を悉く振り払い。
そのまま5日ほど消息不明となる、という事態をやらかして、戻ってからこっぴどく怒られた──というのは、余談である]
― 葬儀の後 ―
……ん?
いいけど……どした、旦那。
[葬儀の後、さてそれじゃ、と思った所に呼び止められ>>243、緩く首を傾いだ。
人気のない場所へ移動し、珍しく真顔のダーフィトが語る言葉を、まずは黙って聞く]
手当てはちゃんとしたっての。
っつか、その辺りはもう散々言われてるから、大丈夫だって……。
[その辺りの釘は既に刺され済み、故に口調はぼやくようなものになるが。
お前一人の命じゃない、という言葉に僅か、居住まいを正した]
ん……ああ。
[『解放軍』。確かに、友は敵軍をそう称していた。
場の空気的にもその後の流れ的にも、そこを突っ込む者はいなかったようだが]
…………。
[唐突になされた断言。>>256
銀灰がひとつ瞬く。
そのまま口を挟む事なく、綴られる言葉を聞いた]
……確かに、な。
覇王ってヤツがいるんだとしたら、あいつは、それに当たるかも知れん。
[橋の前で対峙した時に感じたもの。
それを思い起こしつつ、そんな言葉を返す]
ま、俺はそもそも、『王』っていう存在に拘りがないんで、細かい事は差っ引くが。
[それは、常から口にしている事]
人の上に立ち、束ね、率いる者。
そういう存在だ、ってのは、わかる。
オクティの持ってる……素養? ってのが、人を護り、導こうとする気質に由来するってんなら、それもわかるわ。
[むしろわかりすぎるわ、と冗談めかした口調で言って]
……ああ。
この戦いが行きつく先、それがどっちに転んでも、まだまだ厄介事が控えてんのは、わかってる。
[ラモーラルを取り巻く情勢。
それを思えば、一つの区切りがつくにすぎないのは明白で。
示唆された可能性と、願い。
そこに込められたものは、感じられる。
やれやれ、と。
呆れたような嘆息が、落ちた]
……っつーか。
そこで頭下げなくていいから。
[どうにも、ここに頭を下げられるとか珍し過ぎて、きょどる。
そんな思いを込めて言い放った後]
……15年前の、争乱の直前。
[言いつつ、見やるのは、手にした白鞘の脇差──『白露』]
親父がこれを俺に渡して、オクティを護れと言った。
結果がどっちに転んでも、あいつは多くを失う。
だから、俺は離れるな、と。
命の恩を命を持って返すために、あいつに添えと。
[それは、今まで誰にも──友にすら伝えていない、過去の一幕]
……まさか、今んなって、それと同じような事言われるたあ思ってなかったが。
……んな余計な心配しなくても、俺は、あいつから離れる心算なんてねーよ。
『霧雨』にもかけて、誓った。
魂にかけた誓いを、セイガの一族は決して破らねぇ。
だから……。
[ここで一度、言葉を切って]
……心配すんな、ダフィ兄ぃ!
[全開の笑みと共に向けたのは。
いつの間にか使わなくなっていた、幼い頃の呼びかけ交えた言の葉、一つ。**]
― キュベルドンの森・夜 ―
[もうチャールズの方を見てはおらず、名前を呼ばれても反応ししない。時々、唇が大丈夫とも取れる形で震えるだけで、怪我を気遣う人たちへ引き渡すと、身を翻しその場から離れた。
森を鹿のようと形容された脚走る。既に辺りは暗くなり始めていたが、森の子であるサシャの妨げにはならなかった。]
(うそだ)
[最後に”聞けた”言葉は一言だけだ。
武運を、と。
自分は何て言っただろうかと思い出す。
確か、がんばれ、だったはず。
武運を祈り返さなかったから、運はエディに味方しなかったのか、などとあり得ない事までまで考えた頃―――こけた。]
っ、ぐ
[木の根に足を取られ、走っていた速度のまま前に転がった。]
あ ぅ…
[顔をしたたかに打って痛かった。
痛かったが、それ以上に胸の方が痛い。
二重の痛みに、堪えていた涙があふれた。]
いゃ… やらぁ…
[もう会えないなんてと。
まだお礼も言ってなかった。
話したい事なんていくらでもあった。]
[6年―――長い空白を思う。
いつか来るだろう手紙を待つばかりで、自分から手紙をかかなかかった意地っ張りだった。
どうして、砦でも避けたんだろうと、後悔ばかりが襲ってくる。
いくらでも、また会う方法なんてあったのに。
それをしなかった愚か者。]
ふぐっ
うぐっ
うぐ……
[体を起こして、大きな千年樹に背中を預け膝を抱える。
唇を噛んで、無理やりにこらえた泣き声は嗚咽になり。]
う ぅぅ
ひぐっ う゛ぁ
えでぃ…
えでぃ えでぃ えり…
あああああああん…
[もう二度と会えない人を想って。
膝を抱えて、暫く一人で泣き続けた*]
― キュベルドンの森・翌日 ―
[サシャが戻って来たのは、明け方近くだった。
顔は途中川の水で冷やしてきたが、目が酷く充血していて腫れていた。迎えてくれた仲間に心配されたが首を振る。]
らいじょうぶ…。
目は、生きでる。
[真っ赤だが使いものにならない訳じゃないからと。
言う目の中に、参戦の意思は消えていない。]
あの
……えりぃ、どこ?
[言うと相手は少し驚いていた。
サシャは以前両親の死体に会うのを拒み、家の入り口に座り込んで森の同胞らを困らせた前科がある。あの時は辛うじて異変に気づいた森の大人たちに弔ってもらっていたが。
それを知る相手の大丈夫かと動く口に、少しの間のあと頷いた。
会いたくないと思う心も残っているが、それよりは、もう後悔したくなかった。]
[遺体が沢山安置されている場所の隅に、エディも居た。少しだけ離れているのは、誰かが気を利かせてくれたのかもしれないと思いながら、横たわるエディの傍らに膝を突く。]
…えりぃ。
[血の気の無い青白い顔を、じっと見つめた。
手を伸ばして、若葉色の髪を撫でると、冷たい。
もうそれだけで、枯れるほど泣いたはずの目から涙が溢れそうになるが、ぐっと堪えた。
何度も何度も、猫の背を撫でるようにゆっくり撫でつけながら。]
ごめんなざい。
あいがとう。
……大好きらった。
[今もきっと、大好きなままだ。大事な大事な友達だ。
撫でる度に伝えたかった言葉をひとつひとつ紡いで、最後に冷たい体の上に抱きつくように体を乗せて、また泣きそうになるのを我慢して、離れた。]
[静かに祈りの声を紡ぐ。
森の民の祈りは、土に還り永久に巡れという輪廻の祈り。
『いつかかならずまた会いましょう。
あるいは赤い実になって、鳥になって、風になって。
いつもいつまでも、貴方は私の傍らに。』
古い言葉にはそんな意味がある。]
(いつか私も死ぬだろうから、
その時は――――また遊んでね。)
[森の祈りは、木々の騒めきと共に昇る*]
― 軍議 ―
ん。わがった。
[>>231先行しての排除。
先行隊に配され、自慢の目を生かせと言われ、頷く。
そして二つに分かれる軍の向こうに、チャールズとマーティンとカークが行くのを心配そうに見ていた。
怪我人のチャールズは心配だし、マーティンもまた怪我をしていると見たし、ディークの恰好になるカークも勿論、危険は上がる。]
[そういえばカークとマーティンの母親である、シンシアにも会った。腫らした目を見られると抱きしめてくれた。
今は少しだけ、その好意に甘えておく。
胸の中の温かさに、おかあさんと唇がそっと動いた。]
じんじあざん、えっど、
まーでん…ざんと、がーぐ…
[と言いかけたが、シンシアは何も言わなくていい、というように首を振って言葉を遮らせ。いってらっしゃい、気を付けて、と、送り出してくれた。]
― 進軍中・修道院方面部隊 ―
[>>281遊牧民と森の民の混合である10人が、先行して修道院方面へと向かう。
>>286途中偵察だろう敵影を見かけ射たものの、全員殺せたかは解らない。草ずれの音が遠くなった、と誰かが口にしていたので逃げられたやもしれず。
一度本隊に走り、その事を伝えた。
その際、ディークの姿を見つけると近づいて]
りぃぐ。
……死なないれね。
[急いでそれだけ、ほんのちょっとだけ笑って言うと、また先を走った。]
[遅れて到着すると指示通り川岸に伏せ潜んだ。
間に合った事に安堵しながら。なるべく低く伏せる。]
(フードがあればよかったけど…)
[チャールズの為に割いた布の代わりが用意できず、赤毛が草原に目立ってしまうが、その分小柄な体躯でカバーするように隠れていた*]
/*
こうかなー。
ディークとかカークとかマーティンとかに絡みたかったけど出遅れ感がなー…。ちょっとだけになった。
お前さんの自由さが。
ディーン様…いや。
ダンクラード様と森で出会い、魂響かせあってみせたお前が。
その在りようが、儂は少し羨ましかった。
[告げて、またくつりと笑う。]
……なんだ、その顔は。
儂がいつでも自信満々にでも見えたか?
──── まさか。
そんなことがないことくらい、お前にも分かるだろう。
…若いもんが思うほど、年は大きな助けにはならんことをな。
[そうだろう、と。
自分よりは若い、けれど年重ねてある弟分に目を眇める。
口元には淡く笑み湛えたまま、つと視線を逸らして]
マーティ、
… もうじきだ。
[視線は手にしたジョッキへと向けられた。
薄暗い光弾くそれに何を見るのか、じっとそれを見つめて軽く宙へと掲げ]
もうじき、儂らの夢が叶う。
我らの夢が───…
…──── 現実になる。
[それは若き主を指すのだと、弟分には通じるだろう。
彼が、自分が、男らが心捧げる若き狼が。
遂にしなやかに力強く、この大地へと吼え声をあげる。
その姿を見ることが、───追うことが、自分たちの夢だった。
弟分へと聞いたことはない。
けれどそうだろうと、語る視線のみは再び彼へと流れ]
なあ、マーティ。約束しようではないか。
我らはこれから命賭ける勝負へ赴く。
未来の為に。ラモーラルの為に。
…ダンクラード様の為に。
愉快な勝負じゃないか。なあ?
だから約束しようじゃないか兄弟。
我ら───…どちらが欠けようと落ちようと、
いや、二人ながらに力振るいて、この大地に尽きようとも、
嘆くことはない。
…───共に、力振るえたこと。
駆け抜けたことを、祝おうじゃないか。……なあ?
[酒傾けながら語った言葉に、マーティンはどう答えたか。
その夜は強かに飲んだ。愉快な、とても愉快な酒だった*]
― マーチェス平原 ―
[入れ替わり立ち代わり戻る斥候から、報告がもたらされる。
オクタヴィア軍は橋の北には出て来ていないらしい。
そう見せかけて北の草原の中に兵を伏せているわけでもないというのは、仮放牧中の犬と羊が証明してくれている。]
前回は橋を渡らせまいと激しい攻防だったんだろ?
その地を明け渡すとは潔い。
オクタヴィアスが合流したことで大胆に方針を変えてきたか。
[将が変われば兵は別物だという。
亡き辺境伯の嗣子を国外より迎え、士気も格段に上がっているだろうと予測できた。]
橋を渡っているところを、あるいは渡り切ったところで包囲して集中攻撃してくるのが常套。
あるいは、すでに橋に崩落の細工をしてある可能性もあるな。
そこはちょっと漢探知が必要か。
[砦戦で自分が企んだ策と似ているんじゃないかと予想。
しかし、今回は周囲にそびえ立つ壁はない。資材があれば馬防柵くらいは講じているかもしれないが。
なるべく被害を抑えつつ、敵の手と目を釘付けにする。そのために。]
突破──だろ。
[言葉にすれば、父親とハモった。*]
/*
マーティン大丈夫かなぁ…。
今日落とさない方がよかったかなぁ、って思ったけど体調不良ならむしろ落とさないと駄目だねこれ…。
お大事にである。
/*
あとこれ…ほんと止まって…
もうちょっと早く動けるとは思ったのだけど…
コリさん大丈夫か。
墓でマーティンとやるってんなら大丈夫だろうけどうーん…。
― 夜:キュベルドンの森 (回想)>>224 ―
[彼がやって来たのは、一通りの治療を終えて後の頃合だった。
既に怪我は見えないよう、きっちりと布で巻かれてある。
だがその量は、…そして頑丈な造りのこの男が、大人しくしているように念押しされてこの場にあることは、彼に強い印象を与えたのだろう。]
ダンクラード様、……
[身体を起こして、彼に対する。
打ち寄せる感情の波に、男は表情を柔らかくした。
恐らく彼には覚えがあるだろう。
それは遠い昔、少年に対し幾度も見せた顔にも似る。
安心させるように、子への愛しさを滲ませる"父親"の顔。]
[軽口は彼を安堵させるように響く。
傷の重みを負う、という。
その誓いのような宣言を間近に聞いた。
強くなったと思う。…折れるような強がりではなく。
辛さを抱えているなら、是が非でも傍にと思った。
けれど今、彼からその危うさは感じられない。
安堵した。彼は空を見上げることが出来たのだろう。
そんな場所を、或いは人を見つけることが出来たのだろう。
───…それを、心から嬉しく思う。]
/*
あやばい、祈りの言葉がちが……
って思ったけど、あれお母さんの神様用だな。
森とは違う感じってことでいいか((
儂の誇りは貴方ですぞ。
ダンクラード様、
… よう、大きくなりなされた。
[心からの誇らしさと喜びと。
それを直接、心に響かせ。]
[立ち止まっての防衛を騎兵だというものができるはずもない。偵察や遊撃をやるならば余計に橋より南では役目を果たせない
南に引き入れて戦う。あるいは橋を焼く。など軍議であったが、相手にそうと知られないためには前に出た。舟があるならば撤退できないこともないだろうし
というのもあるが]
久方ぶりの再会…となりますかね。
[何を話す…というほどのものもないのかもしれないが――]
/*
うはは。
落そうとしてチャールズの顔が見えて、
思わず見入ってしまう定期。
たまらないなぁ。贅沢だよなあ。ありがたいなあ。
― 進軍中・修道院方面部隊 ―
[薄闇がだんだんと晴れ、草原の草に宿る雫が煌めきだす。
うっすらとした夜霧が空気に溶け消える頃、草の間を赤い影が近づくのを同胞が見咎めた。>>324
ほどなく、先行隊の様子が口づてに報告される。
この時盟主はカークに染め粉を借りて、少し髪色を明るくしていた。
暁日の光浴びて、淡い色の髪もまた縁どられたように光宿している。]
よくやってくれた。
逃げられても構うことはない。
少しくらい、気づかれてもいい。
[先行隊の働きをねぎらえば、サシャから眼差しが飛んでくる。]
心配いらない。
俺を守ってくれるものが大勢いるから。
けれど、ありがとう。
[短い言葉で告げ、立ち去ろうとするサシャの手を素早く握る。]
俺はもう、友を失いたくない。
[エディの分まで。
言葉にしない思いを視線に込め、去っていく彼女を見送った。]*
/*
おう。遂行しなかったから、改めて読むとあまり意味の通じない文章になっているぞ。
だが、まあ、それも良い。
― 森の拠点/少し前 ―
[男は、薬の匂い濃厚なテントの中にいる。
なるべく大人しくしているようにとの指示を守り、必要以外はその場を動かずいた男を捜すのは簡単だったろう。]
カーク、……無事だったか。
[怪我はなかったか、と。
無事は知れども、元気そうな姿を目にすれば、やはりほっとした様子を見せ、頷いた。]
構わん、マーティとは良く話したか?
あれで中々、気にしていたでな。
しっかりと顔を見せて安心させてやるといい。
シンシア殿のクッキーか!
……それはありがたい。
[優しい味のクッキーだ。
素直に嬉しそうに受け取って、続く言葉に面白げに微笑んだ。
この親子の気の置けない親しさは、今も昔も心地良い。]
礼がてらご挨拶したいものだが、この有様でなあ。
よろしくお伝えをしておいてくれ。
─── カーク。
良く皆を纏め退かせてくれたな。
見事な指揮であった。礼を言う。
…どこでああも、学んできた?
[任せたのは自分ではあるが。
しかし想定以上に任せてしまったのもまた事実で、更にはそれ以上の力量を見せてくれたのが、この青年だ。
男は笑みに賞賛を取り混ぜて、見事撤退戦を指揮してみせた青年へと笑みかけた*]
良く皆を纏め退かせてくれたな。
見事な指揮であった。礼を言う。
…どこでああも、学んできた?
[任せたのは自分ではあるが。
しかし想定以上に任せてしまったのもまた事実で、更にはそれ以上の力量を見せてくれたのが、この青年だ。
男は笑みに賞賛を取り混ぜて、見事撤退戦を指揮してみせた青年へと首傾けた*]
/*
そう言えば、狩猟用の衝立は全部本隊に回したとか自分で書いてませんでしたっけ、俺。
確認しようそうしよう。
/*
しっかし
お返し考えようと兄さんのロール抽出してるけど
何度読んでも転がるなこれ……
www殺す気なの!?(ごろごろ)
くっそう。大好きだ!
― 夜:キュベルドンの森 (回想) ―
[直接心響かせる言葉。>>*46
チャールズを案じる無防備な心に、それは案外大きく響き]
…ば、馬鹿。
───おまえの、おかげだ。
[口ごもるように、不器用に、
"父親"への感謝を紡いだ]*
[どれだけ言葉を飾ろうとも乱は乱である。
だがこれは民の声でもある。私たちはその怒りも誹りも受け入れなければならないだろう。そうでなければまた同じことが続くかもしれない。
独立解放軍は、そもそもなぜラモーラルが王国に併合されることになったのか。王国に抗えない。多くの犠牲を、あるいは滅亡があると思ったからだ。
15年前はその懸念を抑えられなかった。それはクリーグ候及び将兵たちの失態だ。その失態を、懸念をなくすほどのものがみえなければ彼らは真の勝利を得られないだろう。でなければまた同じことが続くかもしれない。]
忠義を貫き通したのは貴方だけですからね。
[そしてどれだけ理由を重ねようとも、裏切りは裏切りである。
自分と同じ思いに同意>>3:75しながら、自分とは違う15年を過ごした男。互いに想像するには重いものなのだろう]
― 葬儀の後 ―
[ 独白にも似た自分の視点から見たダンクラードとオクタヴィアスに対する評を、わかる、と言ったクレステッドは「王」というものには縁もこだわりも無いと常々言っていた。
代々決まった主に仕えるという事の無い、一人一人が、心に定めた相手を護る事を義とする武人の家系なのだ、と、彼は理解している ]
たまには、頭のひとつも下げないと、地面が見えなくなるからな。
[ 頭は下げなくていい、と、言うクレステッドに、冗談混じりに言って笑いかける ]
― 回想・キュベルドンの森・出撃前 ―
[共に出る前、男はマーティンの姿を探している。
出会えれば少し、二人で話をした。]
マーティ、
[彼とその息子のカークと共に出る。
陽動とはいえ兵数から言えばこちらが本隊であり、激しい戦闘も予想するに容易い。
恐らくは向こうも、充分な兵を向けてくるだろう。
その前に少しだけ、顔が見たかった。]
[ 次いで、クレステッドが口にしたのは、15年前の、父との約束の話 ]
父君が...そんなことを?......そうか。
[ クレステッドの父とは、武芸の系統が違ったために教えを乞うといった繋がりはなかった。けれど、時折、身体の鍛え方や、気の鎮め方などを、何かのついでといったさりげないタイミングで教えてくれた事を覚えている ]
ん...
[ 魂にかけた誓い、それは決して破らない>>311と断言する様子に、ほっとしたように頷く。
そして、最後に呼ばれた、懐かしい呼び名に>>312目を閉じて ]
お前達の未来に、光が尽きぬように...
[ 祈るように、囁いた** ]
覚えているか。あの夜の話を。
[と、向けるのは少し前の話だ。
共に酒酌み交わしながら、語った夜の話だ───]
……夢の話だ。
なあ、マーティ。この国はいい国だな。
いい国だ──…いい若者らが育ってる。
国を憂い友を想い、真剣に明日を想う若者たちのいる国だ。
悔いもあれば悔しさもある。
戦いがなければとも思うが、しかし……
それでも明日はある。
未来は切り開かれると思う。儂はそれが嬉しい。
[晴れ晴れとした顔で笑い、弟分を見遣る。
その二人とも満身創痍だ。
少し動けば痛みに顔引きつる、そんな有様ではあるのだけど。]
/*
え、え、えでぃぃぃぃの追悼まで
手と時間がまわんねえ!!!!!
wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwくっそーーーー
回想だな。ええええ、はやい。
/*
さて。教会側は最初はPCいないのかな?
オクタヴィアスが来る??
コリドラスは、どうも橋の方に行きそうだしね。
/*
燃料投げ終えて、ええっと…って顔になってるとこ。
ええええっと、軍!!!軍だ!!!!!!!
wwwwwwどこに誰がいる!??www
/*
ふむ、熊対クレステッドの決着は叶わずか、大変残念。多分御本人達もだろうけどねえ。
エピでif対決とか...いっそスピンオフで仕切り直すとか出来るといいねえ。
― 戦いの日:修道院側北岸 ―
[サシャ達先行の弓兵に遅れること1時間ほど。
盟主率いる本隊が川岸へと到達した。]
敵の姿は?
[確認が飛ぶ間にも、"橋"が河原へと引き出されていく。
ざりざりと車輪が河原の細かな石を噛んで啼いた。]
/*
コリドラスもマーティンも
他のみんなもがんばってッスよー!!
…と、ひそかに見守り中ッス。
[青い桟敷席でゆるる。]
/*
兵種どうなって……んだっけ。
勝手に??決め、ない、あれ決めるのか。
いや過去ログあったはずだな。
wwwww拾う時間ございませんねえ!w
― 進軍中の時・修道院方面部隊 ―
ん。
[>>335緑色にも見える髪を、一度眩しそうに目を細めてみながら、ねぎらいの言葉には憂いなく笑んだ。
>>356暖かくてごつごつした手に、あまり大きくない手はすっぽり入る。そしてじっと見つめられて、友と口にしたのを見て、言葉にしない音を聞いたかのように首を振った。]
らけど、りぃぐが死んだら駄目。
忘れあいで。
じゃないど、えりぃはぎっと悲じむがら。
[少し眉を下げたまま視線を合わせた後、今度こそ先を走る*]
― 修道院北側 ―
えっど、ごっちにはあんまり居ない。
だまに騎兵の小隊が来でるげど、ぞんなに多ぐない。
だだ、向こうにはもっど兵がいるみだいらけど…。
[ディークら一隊がやって来たのを見て、報告に走る。
>>203>>293サシャの位置から解るのは、ざっくりとした人の影。その内訳や数までは解らずそう告げた。]
/*
とりあえず敵布陣の把握はなんとなく解った…かな。
橋に多めの、遊撃がいくつか。
おくたんはこっちより、と。
あ、ディーク周りの兵数確認してこよ。
そろそろでしょうかね…
[先んじて動き、主導権を握る。先に動いて有利な地を取る。軍を有利にする手段はいくつかあるが、そのもう一つを取る。それ――]
厄介な将を片付けること。でしょう?フォスターさん。
[敵の軍が見えて来る頃か>>287。こちらは特に隠れているわけではないのですぐにみつかるだろう。
狙いは支柱の一人、チャールズ・フォスター。
弓をもった騎兵が側面後方に回るようにかけた。
彼らに平原の民のような、揺れる騎馬の上から弓を正確に放つほどの技能はない。だから目的地に素早く移動して所定の位置から射撃させるための移動。平原の民ほどの器用さ機動力はなくとも、普通の弓兵よりは機動力がある。]
[そして――]
突撃。
[残りの騎馬隊が突撃を開始した。
こちらを無視して橋を渡ろうとするか。それとも構えを見せていたか。だが友軍と連動するよりもはやく、騎馬隊のみの攻めに動揺ぐらいはよべたかもしれない。]
― 翌日・キュベルドンの森/解放軍拠点 ―
[息子との語らいを終え、暫しの休息をとる。
そして短い夜はあっと云う間に過ぎ去り、翌朝を迎える。
盟主の語る作戦に、マーティンは表情を引き締めた。
>>147 橋に敵を引き付け、その橋を落とすというもの。
シンプルではあるが、難しい作戦のように思えた。
何せ相手は正規軍だ、我々の小細工如きで通用するのだろうか。]
がっはっは、責任重大だなぁ!
――――あい、分かった。承る。
[然しそんな表情はおくびにも出さず、自信満々といった顔つきで頷いた。
>>187 隣に立つ兄将もまた真剣な顔つきをしていた。
そこは自分よりも歴戦を重ねてきた猛者ゆえだろうか、内心に抱えるものは深いように思えた。]
― マーチェス平原 ―
[盟主に扮したカークを守るよう、双璧をマーティンと固めるようにして軍が動く。
主たる兵力、元正規兵らのうち500は盾を持ち重歩兵然として、軍正面を固めている。
その軍の先頭には、大地の緑と空の青、血の赤に塗り分けられた地の上で狼が吠える旗が押し立てられている。ラモーラルの旗だ。
軍の中には、幾つか変わった装備が見えている。
狩猟用の網を繋げたもの、それに簡易な衝立>>235だ。
歩兵に守られるようにして、弓兵の姿がある。
その数、およそ300
これは混成部隊がそれを担っていた。
彼らの装備は、大体が狩猟の延長線上にある。
残る200、これは遊撃としておいてある。
主たる人員は元砦の守備兵であり、彼らはカークの周囲を主に固めた。]
/*
睡魔…orz
やっと少しすっきりしたけどこの時間じゃないか。
演説入れ損ねたな…こう言うのは現在軸に合わせてやるのが一番いいと思ってたのに。
久しぶりに、息子と共に行けるってぇのは、
――――……なんかワクワクするぜ。
[昔、マーティンがキュベルドンのクマだった頃。
よくカークを連れて森のなかを暴れていたものだ。
きっと森の民であるサシャも、その事実はよく知っていることだろう。
妻には「木を切ってくる」と嘘を吐いて出掛け、人々から金品を巻き上げていたあの頃が、ひどく懐かしい。
その二人が、こうして国のために重要な任を賜るというのだから。
―――自分は本当に、良い盟主に出会えたと思う。]
──── 狼狽たえるな!!
歩兵隊、網は張れるか!
弓兵隊は射撃用意!いいか、馬を狙え。
いいか───…
[ふと。指示を飛ばす男の声が止まった。
視線は騎兵の一点へと吸いつけられている。
確かめるように目を凝らす眉間に僅かに皺が寄った。あれは、]
…… ウォーレン・コリドラス将軍、か。
[呟くように落とした音は、傍らの二人にも届くだろう。
マーティンが視線をくれれば、そうだと頷く。
かつて己が、相手方の宿将として名を挙げた人物だ。]
― サクソー川/橋の南側 ―
羊?まさか遊牧民が放牧に出ているのか?
[ 斥候からの報告に首を傾げたのは、コリドラスの率いる騎馬隊が解放軍に襲いかかる少し前 ]
牧羊犬だけで、人の姿は無い?
[ 奇妙な違和感が、胸をざわめかせた* ]
/*
まああああてぃん!!!!寝て!!!!
お疲れさまお疲れさま……
いいキャラだぜ、マーティ…
投げまくった挙句に確定しまくりすまねえな…
/*
ツェーザルにガート姐さんこんばんは。
名将と猛将をとても見るターンですよ。
あと30分ちょっとか。
毎回だけれど、更新間際は妙にドキドキして来るw
― サクソー川 南 ―
[川向こうの平原で騎兵が蠢く。
橋にも西にもかかれる布陣。
この広い範囲をカバー出来るのは流石と言えよう]
こちらに引き入れて落とす、だったか。
[西側に視線を転じながら、軍議の際に示された案>>294を思い出す。
もしあちらが渡河の道具を出してくるようなら採用する心算ではあるのだが]
近付きすぎると警戒するかな?
[懸念するも、自分が居ると分かれば来るのでは、とも思う]
直ぐに動けるようにはしておいて。
[傍に置く騎兵70と傭兵部隊415にそう指示を出し、視線を西の方へと固定した*]
― サクソー川/橋の南側 ―
[ 敵軍接近の報は、南側に配置された本隊にも齎されている。だが、二隊に別れての行動と知っているが故に、南側の軍はすぐには動かず、それに代わるように、コリドラス率いる騎馬隊が、先じて解放軍に...そこに在る名将を落とさんと襲いかかった ]
将軍、張り切ってんなあ。
[ どこかのんびりと漏れた声とは裏腹に、視線は厳しく戦況を見定めんとする ]
(将軍......)
[ ふと、先の夜、肩に乗せられた手の重みを思い出した ]
御武運を...
[ 小さく紡いだ声は平原の風に散る* ]
ほっほっほっ、ゆるせるのは一射だけですよ。次を番える前に喉元に武器を突き立てますよ。
[左腕に備えた盾で、武器で斬り払うように弓を弾き飛ばすが、叶わなかったもの、あるいは馬ではなく自身に命中するなど運が悪かったものがいくらか脱落する。。
だが、速さと重さ。力で崩すのは変わらない。突撃こそ華とばかりに向けた武器に人を、馬を斬られながらも、斬り返し突き立て進むのだ。
だが敵側に見覚えのない備え>>359もあった。狩猟用の網。ということはしらないが、勢いを殺すこともできず人馬は捕らわれる騎兵もいる。その反動でふっとぶ敵兵もいただろうが、確実に脚は鈍られていたし、突撃において肝心な最初の一撃を防がれた形となる。]
ほっほっほっ。…知恵を絞りましたね。
[だが前回とは騎馬の数も違う。厚みが違う]
網をもってるやつを狙いなさい。
[新たに指示を出し狙って攻撃を繰り出して道を開き、また元将軍自らも錘を振るってその陣をこじ開けていく]
/*
このなんかもう、あの、把握???どこ??
ってなってる時の気分、↑↑↑→→↑↓↑↑↑
って雰囲気なる。つまりとっ散らかるw
/*
エディ、ガートのねえちゃん、こんばんはーッス。
うんうん。
更新間際は地上をドキドキとガン見しちゃうッスね。
/*
やあ、エディ、こんばんは。
ツェーザルもこっそりいるのかな?
マーティンとコリドラスか。
墓下にも、チョコより酒の似合うダンディーがようやく来るんだね。
― サクソー川/川の南側 ―
あー……おっちゃん、仕掛けたか。
[対岸の動きに、銀灰を細める]
さすがに動きが速いっつーか、なんつか。
……年季ってヤツなんかねぇ。
[口調が軽いのは、いつもの事。
けれど、少なからぬ緊張を帯びている事は、『霧雨』の柄を確りと握る左手の様が端的に物語るか]
全員、備えとけよ。
あちらさん、どう動くかわからんからな。
[銀灰を対岸から逸らす事なく、告げるのは短い指示、ひとつ。*]
[ 正確には、全く人が居ないのではなく、通常の放牧にしては少なすぎるほどまばらだ、ということらしい。
そもそも、戦場に近い場所で、しかも両軍に挟まれた平原で、だ。やはり違和感はある ]
クレスとオクタヴィアス様にも報告を。
[ もしも本当に放牧だけだったとしても、戦闘に巻き込む可能性のある以上、報告は必要と判断して、そう指示を下した** ]
[騎馬の突撃、その攻撃力は脅威だ。
歩兵の群れ、それも練度の低い兵であれば一息に蹴散らされたであろう。]
『盾、構え───!』
[歩兵隊の合間から、隊長らの声が上がる。
元正規兵たち、つまりは戦闘に慣れた者らが盾を構える。
今、解放軍はその陣を広げてはいない。
機動力に劣る方陣、なれどその厚みゆえに初撃を耐えた。
処々に網を張り、罠を仕掛ける者らもある。
これは主に森や平原の民たちだ。
騎馬の馬蹄にかけられ、或いは馬上から斬り殺された者の悲鳴が上がる。
それに馬の嘶きが重なって、戦場は一気に騒然とした。]
/*
酒か……それ聞くと呑みたくなりますね。
彼らを迎えるのに酒盛りもいいな。
青い世界にマーティンさんとコリドラスさんのお口に合うような酒があると良いんですけど。
/*
おー、そうだろうとは思ってたけど、カークの>>216はまさに私も思い描いていた図だ。
縁故投げれた相手だし、俄然応援するぞ。
頑張れカーク!
[羊たちは今のところ、川の北岸付近にいる。
騎馬の突撃ルートからは外れていた。
牧羊犬を使う非武装の羊飼い数名はいくらか離れた小高い場所に散ってカークからの合図を待っているが、
現時点で羊を移動させる指示は出さない。
間に合うはずもない。]
― サクソー川 南 ―
[やがて、橋を護る部隊から敵軍接近の報が届く>>365]
敵盟主と脇を固める二将……?
[羊の報告>>369には理解が及ばず不可解そうに顔を歪めたが、先の戦いを知る兵からの将の報告に瞳を細く引き絞った]
…………
[距離があるためにここからはきと見えるはずが無い。
分かるのは報告による軍勢の規模と、主だった将がそこに居るらしいということ]
ダンのやり方にしては……───
[あまりに正攻法な気もした。
砦の落とし方、友から伝え聞いた、先の戦いでの動き。
彼ならもっと大胆に ────]
[川向こう、己の位置から北西へと視線が流れる]
斥候、騎兵30であっちを見てきて。
必要以上に近付かなくてもいい。
大雑把に、何をしてるのか ───
大掛かりなものなら少し離れていても分かるだろうから。
[そう指示を出し、正規兵の騎兵30を斥候に出す。
川向こうに現れた一団>>348 >>350へと向かう斥候は、あちらからも良く見えたことだろう*]
/*
ごごご、ごめん
あと10分wwwwwごめんwwwwww
wwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
まさかここまで今日の主戦場だと、あの、思ってなくて
ごめん。
wwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
/*
うん。
るがる的に双方無事な落としどころっていうと、その形だよな。と中身も同意は置きつつ…
とはいえ、どうなるかはこの先の話、
彼らの対面まではもう少しかかるだろうから。
譲れぬものを抱えて今は刃と刃の戦いですな。
/*
おおお、落ちの付け方、が。
wwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwww
ひえーーーー
[騎兵の突撃が迫る。
点ではなく線でもなく、波のような衝撃。]
俺を誰と心得る──!
[負けじと言い放って両刀を抜けば、圧はより強まった。
カークを盟主と見なして討とうとする動きに、果敢に大斧が振るわれる。
それは、子を守る熊の獰猛さそのもの。]
― 修道院北側 ―
[サシャからの報告を聞きながら戦況を読む。
サシャの視力で見つけた敵部隊が動かないのは、こちらにまだ気づいていないのか、それとも渡ることはないと高をくくっているのか。]
橋方面の部隊が本格的な交戦状態に入ったら渡河を開始する。
工兵隊は準備を開始しろ。
サシャは引き続き向こうを見張っていてくれ。
["橋"が川辺に並べられ、馬が引綱から放される。
何人かの工兵が水に潜って長い杭を打ち始めた。
"橋"の安定度を増すための工夫のひとつだ。
サシャへの指示には、肩を叩く仕草と南島を指す身振りが加えられた。]
/*
誰がどうトドメを刺すんだろう?
チャールズ対コリドラスなのかな?
となるとマーティンは緑窓コンビかダーフィトか…
個人的には相打ちが燃えられていい感じなんだけど、今回は当人同士の接点が薄いかな。
/*
やったやったwwww
やったwww
そう。ダンクラード様ごっこしてほしかった。
水戸黄門。
wwwwwwwwww
wwwwwww
[15年あわなかった。だが変わっていなかった。
もっと話したいことはあるが、その一言だけで、夢を共有しているのだと。そう信じられた。そして託す相手がいる喜びを、共にやり遂げる甘美のような思いは一瞬。だが]
貴方こそみませんでしたか…オクタヴィアス・ノイヤ―を!
彼もまごうことなき光!
[負けない存在がいるのだと、貴方が15年みてきたものがあるように、自分にもみてきたものがあるのだと自慢するように声を上げる]
[だからこそ退くまい。己にも託していいだろうとおもえる若者がいる。
特に深く言葉を向けたわけではない。親身になったことのほうが少ないだろう。
公明正大であるべきという将軍として、誰か一つに偏るような真似はしないように心掛けていた。
そうしてクリーグ候の息子にすらそうしていた男であったが、一名。少々私情を傾けてしまった相手>>365もいた。
真っ直ぐで眩しいが理想をおいがちな主に、一個人へと忠を向ける不可能があろうと無茶もしてしまう腹心。その二人の尻拭いをするのは現実主義者である
それは昔、自分たちが苦労をかけていたからこそ、ついついほんの僅かな私情を出してしまったのだ]
[側面に回り込んだ弓を持った騎兵が、下馬し、密集している厚みのある陣の一翼を狩るように弓を一斉射を三度。そして南、位置の変えての射撃を試みるように移動を開始した。その隙間を潰すようにより深く騎馬は突き進む。
軍略において、軍略で、戦術には戦術で対抗できる。逆手にもとれるだろう。
よってそれら全てを食いちぎるといわんばかりの武を相手に対抗できるのは、同じ武。
あの大斧を振るう男>>364が立ち塞がるのは、ある意味必然ともいえたか。
被害をだしながらも陣を崩していた頃、いっそ笑える光景とでもいうように、近くの騎馬が叩き潰されるのをみる。
これ以上野放しにしてはならないとおもったか、チャールズを思ってか、あるいは総大将に迫ってると思ってきたのか、現れた男をみて飄々と笑いながら、しかし同じように野放しにできないこと。油断ができないことを、生半可な突撃など通用しないことを理解していた。]
/*
動かない〜〜動けない〜〜
だってこいつ、近付いたら一発で見破ってしまう未来しか...(かなり近接で会ってますしなあ...)
後に託すもの同士。見せ合いましょうか。
[馬から降りた。地に足をつけ全力を出せる態勢で、大男の咆哮を飄々と笑って、武器を、意志を、魂を削りあっていく――それが幾たび交わされたか。
強引に、あるいは予定調和にか。互いの武器を弾きあい、大きく後退する]
このまま戦い続けても無様な姿を見せるだけ。ですので…次の一撃で…終わらせましょうか。そのほうがかっこいいでしょう。ほっほっほっ
[夥しい血を流しながら、未だ動かせる腕と足に力を込めた]
― サクソー川/橋の南側 ―
……羊?
[もたらされた報告>>369に、最初に上がったのは惚けた声だった]
おいおい……いくらなんでも、こんな状況で放牧とか。
そりゃま、あちらさんの守りがあれば……ってのはあるかも知れんけど。
……財産、なんじゃねーの?
[遊牧の民には、ここに来る前に会った事がある。
住まう土地は違えど、家畜に対する価値観は変わらないだろう、とは思う。
それを、この場に連れてくる、というのは何を意味するのか]
[...にはラモーラルの戦神が与えた祝福のように感じた。
一秒一秒が長く、短く、そして武の頂を垣間見せるような一瞬の閃光が二筋]
……なんにしても。
こりゃ、とんでもびっくり箱が用意されてるってぇのを、覚悟しとかねぇとまずいか……な。
[羊がここにいる意味、それは完全には読めないが。
想定を超えたものがいる以上、正攻法以外の警戒は強めて損ねぇな、と、思考が動く]
戦場で使えるものはなんでも使え……ってな。
ある意味、常道だからな。
[思考の動きの基礎は正規軍ではなく、傭兵としてのそれ。
父の教えはここに来て、役に立っているような気がした。*]
/*
>>+50 エディ
まあ、その絵図が描けるのも、星の欠片ならではだしね。
とは言え、今回は「落ち」が重要らしいし、その上で最後は仲良くも少々しらじらしい気もするので。
自分の立ち位置的には、オクタヴィアスとディーク双方と触れられたら協力方向で頑張ろうかと思ってたけど、お話自体は白黒付ける方向へ進んでいる方が正道っぽい気はするよ。
カークは応援してるけどね。ふふふ♪
ほっ……ほ…っ…ほ……っ…見事な漢ですね…
ああ、もちろん…チャールズ・フォスター。あなたは忠義深く、稀代の将ですよ。
[一瞬みえた光景に、それを共に感じた相手へと敬意。そして傍で見ていたであろう幾つもの苦労を託した男へも偽りなき本心を告げる。ダンクラードについては言葉が出なかった。なぜか違和感を感じ喉元から言葉がでなかったのだが、既に深く思考を巡らせることはできない。
既に満身創痍。大男の元には誰か近寄っていたか、確認する術もない。どちらも致命的で、どちらが先に逝くかのがたかだか数分の誤差しかないだろうか
元将軍は誰かに何を告げることもしない。ただ、己の意を察した馬が近くまでやってきて、残りの力を振り絞るようにして騎乗する]
全軍、南に転身。友軍の元に帰りますよ!突撃!
[将軍としての姿を、味方に、敵に、全てに見せつけるように、消えかけの魂を燃やした号令であった。
まだ将軍は生きているのだと熱がこもる。
あるいは死んでいるがゆえに、絶対に果たそうとしたのか。数騎がコリドラスの元に着き、を乗せた馬も同じように南の兵を割って突撃をしていくが、それを眼に移すことはなかった。
ただ将軍という存在を残すよう指揮を振るう姿を最後の遺言とし、ウォーレン・コリドラスは騎乗したまま息絶えていた**]
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