情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
霊亀の次代 クリフは朱雀神 ギィに投票を委任しています。
仙狸 マリエッタは朱雀神 ギィに投票を委任しています。
神将 レトは朱雀神 ギィに投票を委任しています。
朱雀神 ギィ は 近衛官 バルタザール に投票した
蒼龍神 ジークムント は 近衛官 バルタザール に投票した
霊亀の次代 クリフ は 近衛官 バルタザール に投票した
仙狸 マリエッタ は 近衛官 バルタザール に投票した
神将 レト は 近衛官 バルタザール に投票した
近衛官 バルタザール は 近衛官 バルタザール に投票した
近衛官 バルタザール に 6人が投票した
近衛官 バルタザール は村人の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、朱雀神 ギィ、蒼龍神 ジークムント、霊亀の次代 クリフ、仙狸 マリエッタ、神将 レトの5名。
朱雀神 ギィは、朱雀神 ギィ を投票先に選びました。
神将 レトは、朱雀神 ギィ を投票先に選びました。
蒼龍神 ジークムントは、朱雀神 ギィ を投票先に選びました。
― 濁流の谷間 ―
[バルタザールが送り返された後、谷間の奥を睨むように見つつ、気脈を辿る]
……近い、な。
それに。
[そもの始まり──強大な陰気の源は近いようだが。
それと共に、天上宮の方角にも陰気の流れを感じ取る。
だが、そちらには強固な護りがある。
何より、任せる、との言葉に諾を得て、ここまで来たのだから。
自身が為すべき事は、ただ一つ]
……治療と休息が済み次第、速やかに奥地に進む。
この先に、目指すもの──陰気の源たる『何か』がいる。
これ以上、陰気を増大させるわけにはゆかぬからな。
[先へと進み、陰気の源を討つ事。
そして、過剰なる陰気を鎮める事。
それらは天界の気脈を正し、結果的に、天上宮の護り手たちへの支援ともなるから。
宣する口調に、迷いや躊躇いのいろは一切、なかった]
― 天上宮・庭園 ―
『……ああ』
私も。……これまでと数が違うようですね。
[玄武神>>3:+32の問いに、一つの声が二つの調子で答える。
彼の推測>>3:+33にも頷きを返し]
ええ。憂いなく討伐に集中して頂かなくては。
[妨害の強まりは、敵も追い詰められた状況であることを思わせた。
困難ではあろうが決着が近付きつつある実感に、身が引き締まる。
そこに蒼龍神より言葉を掛けられた>>3:*6]
金気?
[第一声に生じた誤解はすぐ払拭される。
手を尽くした、との言葉に、姿勢を正しつつ転移の陣を見る]
わかりました、私に出来る限りのことを致します。
[そう答えた所で、伝えられるのは次代の状況]
はっ――そ、そう、でしたか。
[この上ない褒め言葉につい喜色を浮かべ、慌てて顔を引き締め直す]
勿体ないお言葉を。
これも、共に闘った皆様のお蔭でありましょう。
[伝え切れぬ感謝の意はその一言に籠め。
送られるであろう金気の持ち主の方へ、意識を向け直した]
霊亀の次代 クリフは、朱雀神 ギィ を投票先に選びました。
ノトカー、私からも頼む。
彼は、以前には我が妻、ローズマリーを護ってくれてもいた孔雀付きの護衛官だ。
その身に何かあれば、ローズマリーも嘆くだろう。
― 濁流の谷間 ―
[送り返したバルタザールを天上宮の護人達へと託し、蒼龍は意識を先へと向ける]
この先か……気を引き締め直さねばならないね。
[朱雀の言葉>>1に否を返すはずも無く。
場に残る余剰な水気を取り込み己が力としながら頷いた。
周囲に目を向ければ、治癒が必要かを問い、望む者に薬草と術を施すことになる]
― 天上宮・楼閣 ―
……ん。
[再度、感じた木気の流れに、目を細める。
また、向こうで何か、と思いつつも、そちらを確かめに動く事はない。
朱雀のいとし子が見据えるは、天上宮へと近づく影]
……数を揃えてきた……か。
[小さく呟き、大太刀を握り直す。
これまでの単発的なそれとは違う、動き。
それが何を意味するかは、概ね察しがつくものの]
……我らが主を振り向かせるには、足りないな。
[く、と微かに笑みつつ、銀の鈴のついた羽飾りに手を触れる]
……こちらの護りは、ご案じなく。
[わかり切っている事だろう、とは思うけれど。
それを伝える事で、自身の戦意も奮い立たせる。
そうして、己が務めを果たしきるのだと、改めて決意を固め]
……朱雀様が戻られる前に。
カタ、つけんとな。
[小さく呟き、大太刀に力を宿す。
諦めを口にせず、是ともしないのは主と同じく。
そこが似た者主従と言われる所以の一つなのは、言うまでもない事か。*]
孔雀様の……。
わかりました、確と。
[玄武神>>+3にも頷き返す。
その佇まいが変じ、纏う金気もより色濃いものとなっていく]
[気を操り術へと変ずるは、霊亀神の得意とする所。
故に回復に先んじて、憑代はその身を神へと委ねた。
この入れ替わりも、守護者としての務めの間に、随分と円滑になった]
[ 蒼龍神に重ねてバルタザールの回復を助けることを頼むと ]
私はこれより、外に向かう。都にも護法結界は張られているが、護りがあっても妖魔の姿を見て怯える者もあろう、妖魔共に余計な陰気を喰わせてやる必要は無い故にな。
[ 天上宮の内ではなく、都人に姿の見える門の外で、妖魔を打ち祓うと、そう宣した ]
[願いに返る是の声>>+2]
そうだね、皆と共に闘うことでより多くのことを吸収したのだろう。
詳しくは帰還後に本人に聞くと良い。
それでは後はよろしく頼むよ。
[最後の言葉はノトカーだけでなく、天上宮を護る者達へと向けて言い、風を散じさせた]
― 濁流の谷間 ―
[先の戦い、何より消耗したのは体力であった。
頬の一筋を始め細かい負傷はあるが、幸い後の支障となりそうなものはない。
それに何より、バルタザールより託された手環が、二重の意味で気力の糧となっていた]
いよいよ、この先か……。
[最大の困難となるであろうことは想像に難くないが、朱雀神の前見据える眼差しと迷いなき言葉に、自身の決意も沿わせるよう頷いた]
『バルタザールという名であったか。
その者が回復した後、我らも外へ向かおう。
それまでは頼む』
[玄武神の宣>>+8に一礼を向け。
蒼龍神>>*0の言葉には微かに笑みを浮かべる]
『後の楽しみが増えたな。
これで戦いにも一層身が入るというもの』
[最後の言葉にこちらへも一礼を返し、散じるを見送った]
・・・考えてみても、仕方ないか。
[河原に取り残されていた魚を拾い上げ、
人の目が向いて居ない事を確認してからかぷりとその身に齧り付く。
・・・幸い此処は川辺だし、後で顔を洗えば血も残るまい。]
・・・いまいち。
[久々に食べる魚の味は、何故かあまり美味しくなかった。]
/*
上流で毒水が沸いてるし、魚も美味しくないよなぁと。
・・・仙狸って、人の精気(生命力)を吸う妖怪な訳で。
仙狸らしい在り方をしたら、それはそれで問題なのよね。
まぁ、妖怪に問題ないのなんてほぼいないけど(暴論)
― 天上宮 ―
………それにしても、蜃に続いて現れたのが鳴蛇とは、ね。
[それからしばらくの後。
視線をゆるりと治療院の天上にめぐらせて、思案気に呟く。
陰気辿って出くわした妖なるものが、
どちらも蛇の特徴を持ち合わせていたのがどうにも気にかかるのだ。
単なる偶然で片付けられない感じがしているので、
他の、蛇の特徴持つ妖なるものの、知りうる限りの情報を頭の中から引き出そうとしているところ]
………、む。
[そっと、寝台を抜け出し歩き出す。
考え事をするなら動きながらの方が、いい]
[さて、転移の陣より送られて来たものは、如何なる様子であったか。
歩けるなら肩を貸し、そうでなければ背負う形で、まずは治療院へ運び込む]
『憑代の身で失礼する。
我は霊亀神。今は今代の守護者ノトカーの身を借りている。
金気司る身ゆえ、其方の回復の助けとなろう』
[相手への第一声ではそのような言葉を掛け。
バルタザールの気が十分に回復するまでは、その場に留まる**]
― 濁流の谷間 ―
[宣に対するそれぞれの様子。
進むに躊躇いない姿に、自然、浮かぶのは笑み]
……それでは、行くとするか。
[休息の時を経て、呼びかける口調はこれまでと同じく軽いもの]
[奥地に進むにつれて、陰気は高まる。
圧し掛かるようなそれは、五行の巡りそれ自体を滞らせるが如きもの]
……アレ、とは違うが。
いずれにしろ、厄介そうではある……な。
[朱雀神がアレ、と称するもの。
それは、四凶と呼ばれる者の一であり、朱雀神とは互いに宿敵、仇敵と見なし合う存在。
もっとも、彼の存在は目覚めの際に倒され、今はその力を失しているし──何より、この先にいるものは、そちらとは力の質が違うと感じられた]
[思いめぐらせつつ、奥地へと進む。
その異変は、いつ頃から生じたか。
進む先から流れる水は黒ずみ、周囲には異臭が立ち込める]
……これは……毒、か?
[黒く染まった水に触れた草木は力なく枯れ果て、地からは瘴気が噴き上げる。
強き穢れ、それを体現するような状況。
そこから浮かぶのは──力持つ妖の一]
……まさか……源たるは。
[低い呟きと、幾重にも重なる、嗤うような咆哮が響くのは、果たしてどちらが先だったか──]
― 毒水の沢 ―
[谷間を抜けた先は、緩く開けた空間。
本来であれば、穏やかな水の流れ織りなす沢と思しき場所──しかし、そこにはあるべき様はない。
在るのは、黒く染まった毒水と、噴き上げる瘴気。
そして]
……なるほどな。
蛇の類が寄っていたのも、ある意味道理、か……!
[沢の中央にいるのは、巨大な蛇。
ただしそれは、人の顔を備えた九頭を備えしもの]
よもや、相柳が動いていようとは、な……!
☆4dイベント:毒水の沢
・フィールド
陰気と、相柳出現の影響で毒水が湧き出るようになった沢。
所々から瘴気が吹き上げ、黒い毒水が各所にたまっている。
瘴気に引かれた妖魔も現れるらしい。
五行は全体的に低下。陰気増大中。
・登場敵&ボスキャラ
9つの人の頭を持つ巨蛇、「相柳(そうりゅう)」。
・判定方法
戦闘描写と絡めつつ、fortuneをactで最大5回振る。
※最初からボス本体への直接攻撃になります。
※個人でダメージを与えるのも、他と連携して攻撃するのもあり。
※ザコ敵は設定していませんが、適当に妖魔を出してOKです。
※止めの一撃は、総合トップ者が決めてください。
【判定のリミットは、11/01の00時です】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
[九頭の巨蛇を睨みつつ、朱雀は羽ばたきの音とともに翼を広げる。
他を打ち消さん、とするかの如く圧し掛かる陰気の中、火気と陽気がふわりと舞った]
……これを抑えねば、強大なる災禍となる。
なんとしても滅し、鎮めるぞ……!
[剣を構えつつの宣。
対する巨蛇が返すのは、重なり合う嗤い声。**]
― 毒水の沢 ―
[ 進む先、広がる異様な光景にぎり、と拳を握りしめる ]
ひでえな...
[ いのちの巡りそのものを穢すかのような毒と瘴気。そしてなお濃く立ちこめる陰気。
息苦しさとは別に、目眩のするような感覚に、握り締めた拳の内、爪が皮膚へと食い込んだ ]
[ 瘴気に混ざる血の香りは、遠い記憶を蘇らせる ]
『動くな...』
[ 自ら妖魔と変じ、村を滅ぼした妖魔の群れを殺し尽くし、その瘴気と呪詛に塗れて災禍撒く魔獣と化した彼を、討伐に来た筈の黒衣の将 ]
[ それと知って、襲いかかった魔獣の牙を、男は避けることなく、差し上げた左腕に食らいつかせ、あまつさえ笑み浮かべて、ただ『動くな』と命じたのだ ]
[ 術をかけられたわけでも、刃をつきつけられたわけでもない。ただその声を聞いただけで、彼は金縛りにあったように動けなくなった ]
[治療院に誰かが新たに運ばれてきたのはその時。>>+12
近付く金気に自然、道を開けながら、
誰が運ばれたのかを、確認する]
バルタザールさん……。
[訊きたいことの一部は顔に出ていたかもしれない。
こっちの方の心配はいらない、という佇まいを見せつつ、
心配そうな眼差しがバルタザールへと向く]
……あなたは、
えぇと確かノトカー様、とお見受けしますけれど……。
[それからバルタザールを運んできた青年へと話しかける。
はて、前にちらりと見かけた時とは佇まいが違うような。纏う金気も濃いし]
ほ、他に弱った者は?
[しかしその辺りを気にしている余裕には少々、欠けていたので、
気になる点を素早く問いかけるのだった**]
「...やはり、心を残しているな」
[ 動きを止めた彼に向かい、男は静かにそう告げて ]
「我が元に降れ...私は其方を救いに来たのだ」
[ 己が身に牙食い込ませたままの魔獣に、信じ難い言葉を連ねた ]
『浄水...!』
[ 双剣抜き放ち、唱える呪は、周囲の毒水を僅かにでも清めようとするもの。瘴気と毒が少しでも弱まれば、他の者も動きやすくなるはずだ ]
[ 迫る神将を、瘴気吐きかけながら、九頭の一つが狙う ]
やられるかよっ!
[ 身を反転させて避けながら、右の剣は、妖魔の目を、左の剣は首を狙って、回転する身体の動きに合わせて横薙ぎに揮われる。
眼前に迫った右の刃を避けた妖魔の首は左の刃の前に曝されて、ざくりと浄化の気を纏った切っ先がその喉を裂いた** ]
[ やがて、天上宮の建物を出て、壮麗な門の前に姿を現した玄武神は、黒き衣を翻し、その手に七星輝く神刀を召喚する ]
七星招来......!
[ 言霊と共に、天を差した七星剣の切っ先の上、天に煌煌と輝く北斗の七つ星 ]
― 天上宮・門前 ―
[ 遠く近く、決意と願いをこめて五行の気が巡る。そして、彼方の空に閃く真夏の陽光の輝き ]
.........
[ 見上げる漆黒の瞳に、浮かぶは笑みのいろ** ]
― 毒水の沢 ―
對我們的在內部擺動的陽的燦爛,劍聚集。
[九頭の巨蛇を見据えつつ、紡ぐのは陽の気を集わせる言霊。
相柳を中心として発する陰気の渦、それを少しでも和らげねば力振るうも覚束ないだろう]
……完全に鎮めるには、こいつ自体をどうにかせねばならぬが……。
[それでも、と。
陽気宿した剣を高く、掲げ]
在過剩的暗處的氣做監禁在地方陽光的凈化的一擊!
(過剰なる陰の気に囚われし地に、陽射しの浄めの一撃を!)
[振り下ろされた剣から解き放たれるは、陽射しの力。
翔ける光は、九頭の巨蛇を射ち、周囲の陰気を和らげる。
それでも、立ち込めるそれは未だ深いもの]
……さすがに、一撃では削り切れぬか……。
[呟く表情は、どこか、愉しげないろを帯びる。
軽く、払うように振るった剣に再度、陽の気を宿した朱雀は一つ息を吐き]
……援護は、任せるっ!
[短く言い放ち、羽ばたきの音を残して空へと舞う。
常に先を望み、目指す己が在り方そのままに。
進む姿に、躊躇いはない。**]
― 天上宮・楼閣 ―
……御意に。
[向けた言葉に返る、短い応え。>>*1
それに小さく呟いた後、一つ、息を吐いた]
……っと、これはまた。
[不意に感じた強き力に、見上げた天。
掲げられし七星>>+16は、いつかも目にしたもの]
これだけの後押しをいただいて、不覚を取るわけにはいかん……な。
[浮かべるのは、どこか愉しげな笑み。
軽い口調とは裏腹、護り手たるいとし子の瞳に宿るのは真摯ないろ。
その意を示すが如く、朱の火気がふわりと高まった。**]
/*
投票は、あと一票揃えばよし、と。
しかし、見事に五行が残ったな……そこは作為か、ラ神。
ちなみに、今回。
相柳を出す、という方向性が定まった時点で、四罪の世界観取り込みは必須だったのだよな。
今まで触れてなかったのに、まとめサイトの世界観でいきなり四罪が出て来たのは、その辺りの関係だったとか。
……存在的なあれこれ的に、そちらに手を出すのは難しそうではある、が。
あぁ、ありがとう、玄武。
[カサンドラの回復>>+10を知り、手を貸してくれた玄武へ感謝を告げる。
続けられた言葉にも、あぁ、と短く返し、風を散じた]
― 濁流の谷間 ―
厄介でもなんでも、為すべきは同じだろう?
[成し遂げられる、との意も込めて、言葉を零す朱雀>>10に笑いかけた。
陰気があれば駆けつけ、陽気を以て均衡を成す。
我らの在り方は何一つ変わらない]
[そうして進んだ先は徐々に異臭が感じられるようになってきた>>11]
…毒、だね。
可哀想に。
[枯れ果ててしまった草木を目にし、僅かに瞳を伏せる。
地に溜まる毒水、噴き上がる瘴気。
徐々に濃くなるそれはその先に元凶が居ることを示していた]
― 毒水の沢 ―
…類似の属が寄り付くもの、だしね。
忌々しい姿だ。
[同じ音を持つ妖魔、蒼龍の顔が珍しく歪む。
九面揃って擡げる首、目はそれぞれを向き、九声の嗤い声が辺りに響いた]
見過ごせるはずも無いね。
行こうか。
[右手で薙刀を握り締め、下段外へと刃を流す]
[地面を撫でるよに薙刀の切先を動かす。
そこから伸び行くのは浄化の力を持った植物。
完全なる浄化は時間がかかるが、噴出す瘴気を抑える効果は得られるはずだ。
レトの呪>>19も合わせれば効果も上がることだろう]
[木気は先程十分溜め込んだ。
五行全てが抑えられているこの場で少しでも巡らせるには、と思考し]
[風を巡らせ、神風を喚び。
朱雀>>24へ木気と速度上昇の風を添わせた。
更に幻惑の香を持つ花弁を相柳へと放ち、敵の視界妨害を試みる]
[槍の如く真直ぐに伸び行く一閃。
レトが首の一つ、その喉を斬り裂く>>21中、迅雷は別の顔を掠めて]
朱雀!!
[僅かに逸れたと知れるや、それを使えと言わんばかりに朱雀の名を呼んだ]
― 天上宮・治療院 ―
[玄武神>>+13に再びの頷きを返す。
ならば今は、この状況を作るに尽力した者を治癒するため、存分に時間を費やそうと]
[そしてバルタザールを運び治療院へ辿り着いた時、擦れ違いにその場を離れようとする者と顔を合わせた>>+14]
『何、消耗は激しいが深手を負った訳ではない。心配はいらぬ』
[カサンドラの眼差し受け、浮かんだであろう懸念に答える]
[ノトカーと名を呼ばれ>>+15、浮かべたのは微かな笑み]
『如何にも。
但しその名の持ち主は、今はこの身を明け渡しているがな』
[その言葉の意味は伝わったか。
彼女が余裕なく問い掛けるのを聞けば、説明を重ねるはやめてその問いに答える]
『安心せい、ここに運び込まれる程の者は、他にはおらぬ』
[そうして言葉を交わす折、天より降り注ぐ気>>+16を感じ。
密かに、笑みを深くした*]
……燒光阻止我們去路的者的火炎的一擊!
[剣一閃、放つは朱焔。
それは迅雷に重なり、その力を取り込んで焔の大輪花を生み出し、九頭の一つを包み込む。
陰気満ちる空に開いた艶やかなる花弁が生み出すのは、強き火気]
……いるだけ、持っていけ!
[朱の煌きを散らしつつ、呼びかけるのは土気繰る者──マリエッタに向けて]
─ 濁流の谷間 ─
[男はクリフ>>149に、大きな頷きを返す。
それは託した手環が目の前でその左手首に嵌められたから、もあるが]
貴方は助けられるばかりで進んできた訳ではありません。
私がここまで来られた理由の一つには、貴方からの助力が間違い無く入っている。
貴方が私に感謝してくれると同じだけ、私も貴方に感謝しています。
ありがとう、クリフ殿。
この先も、自信を持って進まれますよう。
[経験浅くとも、他者を助け戦う力を彼は既に得ている。
己が不在ごとき弱腰になる必要は無いと、クリフの背を押した]
─ 濁流の谷間 ─
[それから、マリエッタからの視線>>151に気付き、彼女に向き直る。
彼女が何者であれ、偏りを正そうとする思いは同じ、と。
その姿勢から伝わる故に、こちらも声をかけることなく礼のみで後を託し]
はい。
お願い致します。
[蒼龍神からの声>>148に、一度これから皆が向かう先へと視線を走らせ。
深き一礼をしたまま、色彩様々な花弁に包み込まれた]
─ 天上宮・庭園 ─
[彩り鮮やかな花弁から編み出された木気より取り込まれた光が男を運ぶ。
場の金気を抑えた上での消耗、残りも可能な限り手環に封じた為に男の身の内に残る気は殆ど無い。
転移の陣にて待ち受けていた霊亀の守護者から声がかかる>>+12と、姿勢を正した]
霊亀神の御手をわずらわせること、申し訳御座いません。
恥ずかしながら、御力お借り致します。
[同じ気司る神からすれば、男が既に立っているすら厳しいことなども見通しだろう。
それでも男は支えを要とせず、肩を貸すという申し出も断って治療院へと足を運んだ]
─ 天上宮・治療院 ─
[霊亀神に伴われ治療院へ入ろうとした矢先、名を呼ばれ>>+14。
視線を向ければ、こちらを案じるカサンドラの表情が見えて苦笑を浮かべた]
情けない所をお見せして申し訳ない。
カサンドラ殿が戻られた後、化蛇の群れが出て参りまして。
頭はマリエッタ殿、朱雀神が陰気を晴らしてくれました故皆様は先へと進まれております。
私は共に行くには力不足でした故、戻らせて頂いた次第で。
[カサンドラが続けた問い>>+15に霊亀神の答え>>+21を、案じることはけして無いと補足した後]
─ 天上宮・治療院 ─
カサンドラ殿、渓流の地では辛い状況に置いてしまい申し訳ありませんでした。
火気のみならず金気高めてしまった上であれ程の術、行使するも厳しかったでしょう。
力尽くして下さったこと、有難う御座います。
[カサンドラが宮へと送られる時には、こちらの金気が障ってはいけないと見送ることすら出来なかった。
その為伝えられなかった謝罪と感謝を微笑みと共に彼女に向けた後]
─ 天上宮・治療院 ─
私は大したことはございません故。
カサンドラ殿は、皆様の助力に向かって下さい。
[宮の外、都近くから感じる陰気は男にも察知できている。
見たところ気の回復が為されているカサンドラに、ここは大丈夫だと退席を促し]
申し訳ありませんが。
私がこうして先に戻ってきたことを、他の者には伏せて頂けますか。
妖に後れを取った護衛などと知られれば、護られるに不安を覚えられましょう。
[内には、天帝の傍に控え負傷した者達に備える孔雀の手を煩わせたくない思いがあるが。
勝手な言い分を理由に、頼み任せて彼女を見送った]
─ 天上宮・治療院 ─
[男は此処に来るまでも自身の足で歩いてきた。
カサンドラを見送る時にも一礼をして見送り、支えを要とはしなかった。
男の変化は、霊亀神と共に個室の中に入り戸を閉めた後。
どさり、と音を立てて床に崩落ちた男は霊亀神を見上げ、眉を下げた]
申し訳、ありません。
御力、お借りいたします。
[元々補佐に長じている身、己の気を高める術は得意な方だ。
けれど、増幅する為に必要な気すら残さなかった故に現状術の行使も出来ない。
霊亀神からの金気を持って不足を戻す以外に今の自分の気を早く回復する手立ては無いだろう。
ある程度回復できれば後は自分で増やせるようになるからと霊亀神に伝えた後。
共に在られる間にはクリフの戦い振りなど伝えもしただろう**]
[
クリフもまた花弁に紛れ短剣を揮い、確かな一撃を加えていた]
奴の血も毒だ。
浴びないよに気をつけるのだよ!
[接近して刃を揮う面々に声を投げ、蒼龍もまた宙を駆け薙刀を振り上げる]
― 天上宮・庭園 ―
『無理せずともよいものを』
[治療院へと運ぶ前。
申し出を断り自らの足で歩くバルタザール>>+24に、彼にのみ届く声で呟いた]
『同じ金気を操る身、我が眷族も世話になったであろう。
その恩を思えば、この程度は安きものよ』
[金気の消耗は激しく、立っているだけでも困難と知れる。
それでも彼の意志を受け、移動の間は手を出さず付き添うに留めた]
― 天上宮・治療院 ―
[そして治療院にて、カサンドラと言葉を交わし別れた後]
『やれやれ』
[個室に入り戸を閉めるなり、崩れ落ちた男>>+28に、眉の端を下げる。
苦笑はすれど、そこまで耐えた心中を思い、それ以上の咎めは口にせず]
『良いだろう。
まずは寝台へ上がらねばな』
[今度こそ力尽きた様子のバルタザールへ手を貸して、寝台に身を移し。
気の増幅は得意という彼に頷いて、それが為せるまではと金気による治癒を始める。
その間に眷族の戦いぶりを聞いたなら、その口の端には二つの笑みのいろが浮かんだ*]
/*
ちょwww全員90代とかwwwwwさすがくらいまっくすwww
そして相変わらず朱雀様と蒼龍様の連携がすごい!さすがだなあ。
[生じた火気は、朱の煌きとなって周囲に舞い散る。
他を容赦なく焼き尽くす焔は、焼き浄める事により変化を、輪転を促すもの。
それはこの場においては、毒を焼き、浄めを招くという側面をも持ち合わす。
純粋な火気が満ちた事で、相柳の生み出す毒素も多少は和らぐか]
……気に中てられて墜ちる、などという不覚は取れんからな。
[そんな呟きを漏らしつつ、剣を握り直し]
はぁっ!!
[九面の一つの額目掛け振り下ろした刃は違わず眉間を打ち据え。
斬りつけにより走る傷口から迸る毒血を、斬りつけた薙刀を基点に縦回転することで身へ返るのを避けた]
[刃を相柳へと当てたまま、更に術を叩き込む]
[定めた先は、未だ幻惑の内にある九頭のひとつ。
上空からの強襲は、狙った首を捉えるものの]
……くっ!
[横合いから向けられた、別の首が牙を向けてきた事で、深く斬り裂くより先に剣を引かざるを得ず。
朱を翻しつつ、一度、距離を開けた]
[雷は相柳の身を駆け、刹那、動きを止める。
感電による麻痺も付与する術だったが、長く動きを止めるには足りず。
けれど刹那の停止は好機にも成り得よう]
っと!
[その刹那を過ぎて繰り出された牙に薙刀の柄を翳し、押し返すよな動きの後に距離を取った]
[ 今や、蒼龍神の幻惑の花に惑わされ、更に空翔る朱雀神に気の半分以上を奪われている相柳に、地上から近付くのは、それほど難しいことではない ]
『水気招来...』
[ 小さく唱えながら充分に近付き、わざと気を引くように、双剣をかち合わせ、澄んだ金属音を響かせる ]
ほら、こっちにも居るぜ!!
血、かぁ。
[そういえば、いつだったかノトカーに聞いたことがある。
霊亀神より分け与えられた力は、一族の血に宿っている。
そうして代を重ねた一族の中には、自らの血を操り武器とした者も居たという]
さすがにいきなりそっちを試す気はないけど。
[ ふたつの頭は、あざ笑うように揺れ、ぶんと大きく勢いをつけて、左右から彼を弾き飛ばそうとする ]
うおっと!!
[ 双剣揮いながら、左右に跳んで身を躱すも、しゃっと、ひとつの頭から毒液が放たれた ]
やべっ!
[ 毒を浴びぬためには、遠い地面に身を投げ出すしかなく、地に転がりながら、それでも、と頭の一つを薙いだ剣先は、浅くその顎を傷付けたのみに終わる ]
[次々繰り出される攻撃に、相柳の首はあちらこちらへ向く。
その中でも自分に近い一つへ向け、大きな跳躍の後短剣を突き立てる。
湧き上がる血に指が触れそうになるを、眉を寄せて耐え]
くらえ――血気浄化!
[血中の金気を介し、浄化の力を傷口より叩き込む。
全身に回るには足りなかろうが、頭一つ分の動きを乱すくらいの効果はあっただろうか]
ぐあっ!
[ 体勢を整える前に、妖魔の頭に勢いつけてぶつかられ、地に叩き付けられる ]
んのおっっ!
[ 痛みに顔を顰めながらも、倒れたままではいられないと、右の剣を地面に突き立てた ]
コイツが何の気に属してるかはよくわかんないし・・・
とりま、軽く慣らしと行きますかね・・・っ!
[口調は軽く、動きは素早く。
間合いを詰めるついでとばかりに、駆け寄って無手の両手を振るう。
石の手甲は攻防一体だが、重みのせいでどうしても動きが鈍る。
なら、まずは無手で一当てと考えて・・・]
アンタの鱗とアタシの爪と、硬いのはどっちかなっと。
[もっとも、一当てというには手数が多いのだけど。]
[離れた位置で薙刀に付いた毒血を振り払う。
クリフのように刃を鍛え直す>>45ことは出来ないが、神気通すそれが容易に腐食することもなく。
風纏わせることで浄化を成し、次手の機会を窺った]
[苦戦する者があればその場所へ。
薙刀を揮い真空刃を走らせて]
[しかし問題は、跳躍の力も借りて深々と突き刺した短剣。
顔に足掛け引き抜こうとするも、予想外に手間取る。
そうしている内、無理矢理に浄化の気流された頭部が、その源を振り落そうと暴れ始める]
うわあ!
[振り回されつつも、愛着ある得物を手放しての回避は出来ず]
[天を翔け、九頭の幾つかを引き寄せるように舞いつつ見やるは、地駆けるものたちの動き。
強大なるもの、四罪が一の配下とされる存在を相手取りつつ、臆する様子は誰一人見せてはいない]
……ふ。
[悪くないな、という呟きは心の奥に。
今なすべきは、思い巡らせる事ではなく]
[ 地面に差した剣からは、瘴気の影響を免れた地下深くの水脈から召喚された清浄な水の気配が届く。
打ち付けた身体の痛みに冷や汗を浮かべた神将の顔に笑みが戻り ]
『...昇泉!!』
[ 次の瞬間、突如地面から吹き上がった水が、今にも彼に食らいつこうと大きく口開いた相柳の頭を跳ね飛ばした ]
[羽ばたきに込めるは、内なる陽気。
舞い散るそれに惹かれたか、九頭の一つがこちらに向かう。
対して向けるは、愉しげな笑み]
そう、容易く……。
[再度、朱翼が大気を打つ。
更なる高みへと翔けた朱雀を追い、伸びる鎌首。
その牙が届くか、という矢先、朱翼は唐突に翻る。
相柳の視界を掠めた後、急降下でその下方へ抜け、試みるのは死角からの一撃]
……我が翼、捉えられると思うなっ!
[宣と共に繰り出すは、喉元狙った突きの一撃。
一撃は巨蛇の鱗を穿ち、毒を帯びた血が噴き出す。
とっさに大きく羽ばたき、強引に距離を開けることで直接被る事を避けた朱雀は、再度、上へ]
[地面に手をつきだしたのは、少々細い石柱の群れ。
火気を土気に変え五行を巡らせ、
折ればそのまま棍代わりになる。
毒血を浴びる事を避けるため、間合いを取るための苦肉の策で。]
問題としちゃ、棍術にも杖術にも心得がないって事だけど・・・
ちょっとやそっとの不足分は、力で補えば何とかなるでしょ!
― 天上宮・治療院 ―
消耗が激しいのでも充分一大事ですっ、……が。
深手を負わなかったのは、何より。
[霊亀神の依代たる青年とバルタザールと、両者からの返答を聞けば、>>+20>>+25
表情にはひとまず安堵が滲む。
蜃、鳴蛇――に続いて化蛇まで出てきた点、
やはり、偶然とは思えない何かが働いているのでは――と思わずにいられないのは、さておいて]
他にはいない。では……、
[ノトカーが己の身体を明け渡す相手といえばただの一神しか思い浮かばず、
意識して背筋を伸ばす。>>+16
告げられた言葉から、他の者は無事討伐の行を続けているということを確認すれば安堵も深まり]
マリエッタも、帰ったら自慢することが出来たようね。
[青年の身体を借りて現界せし霊亀神に恭しく一礼すると、
改めてバルタザールへと、向き直る]
私は、あの場で私にできる最善を示しただけですから。
[だから謝ることもないし礼には及ばないのだと。>>+26
今この場で謝罪と感謝を伝える意味――あの場では金気が障るだろうと気を遣ってくれたことも分かっているから、
どこか真摯な顔つきで、告げた後。
もうひとつ、なされた頼みごとを耳にしても、迷うことなく頷いて]
承知しました。
ですから、私達に気兼ねせず充分休んでください……!
[霊亀神にも今一度頼んだと言いたげな目配せを送って、その場を立ち去った*]
・・・打撃だと、血は飛び散らないけど効き目もいまいちかぁ。
[更に言うなら、振るった棒が一撃で折れるから効率的にもあまりよろしくない。
近づかずに戦えるという利点より、問題点のほうが多い事に小さくため息を吐いた。]
・・・かといって、近接やるのも血がなぁ・・・
[樹の如く枝を伸ばす銀結晶にて、頭の一つを絡めとらんとする。
しかしその動きは相柳の頭の動きには追い付かず、狙い通りの成果は得られない]
駄目か……でも。
[銀の枝は浄化の力と金気を生む。
それが気の巡りの助けとなると信じ、その場を退く]
[十字の真空刃が相柳の一面へと迫る。
その後を更に一撃真空刃が走り、十字が相柳を斬り裂いた直後]
[後を追っていた真空刃が細かな刃へと転じ、相柳の身を貫いた。
貫く程度は浅いが、数の多さに一面が捩り悶える。
どうやら片目が潰れ、そこから毒血が噴出しているようだった]
[己の放った木気が朱雀により火気へと転じ、更にマリエッタにより土気へと転ず。
その一方ではレトが召喚した水柱が上がり、それに呼応するよにクリフが作り出した銀の結晶が伸び上がった。
各所で紡ぎ出される気は巡り行き、相柳の瘴気により抑えられた五行を補うかのごとく辺りに満ちる]
[朱雀の技が毒を焼くのも合わせ、少しずつだが動きやすい環境へと変化しつつあった]
仙狸 マリエッタは、朱雀神 ギィ を投票先に選びました。
[ 噴き上がった地下水は、瘴気満ちた沢に溢れ、一筋の細い小川のように地を巡る ]
[ 細く頼りない一筋だが、小川の流れるその周囲だけは土にも浄化の気が届き、草花も色を取り戻した ]
[場にあるもの、一人ひとりが放つ技。
それは五行相性を正しく巡らせ、奪われていた力を地に取り戻させる]
……相性の理、正しく巡るならば……。
[それを礎とし、陰陽の均衡を正すは十分に叶う。
だが、それには未だ──陰気が大きい]
過剰なる陰気。
もう少し、削らねばならぬ、か……。
[呟きの後、一つ息を吐く。
ふわり、周囲に揺らめき立つは火気と陽気──己が象徴たる、太陽の気]
[ 背後に迫っていた、先刻彼の剣に傷付けられた頭は、下方から、斬り上げられた一閃で、顔の中央を切り裂かれ、ぎゃあ、と声をあげてのたうち回る ]
邪魔すんなよ...!
[ それ以上は構わず、彼は銀樹に向かって駆け出した* ]
……做陽的燦爛,爆散!
[剣振るいつつ、込めた陽気を解き放つ。
爆ぜたそれは陰気を削り、その源たる巨蛇にも少なからぬ衝撃を与えるものの。
源失われぬが故に、陰気が晴れるにはまだ、遠い]
……もうひと押し、という所か……!
[ならば、己が為すべきは、と。
思い定めし朱雀は、こちらを狙う九頭の牙をかわしつつ、陽の気を高め行く]
― 天上宮・門前 ―
[ 七星剣携え、不動の石像のごとく、門前に立つ玄武神の足元、ぼこりと、地が隆起する ]
ほう...力任せに霊亀の結界を越えたか。
[ 岩のような鱗を持つ蜥蜴と山椒魚を出鱈目に混ぜ合わせたような姿の妖魔から感じ取れるのは土の気。
玄武神の持つ水の気にとっては相克の敵、ではあったが ]
...足りぬな。
[ 動かぬままの玄武神を踏み潰さんと巨大な前肢を振り上げた妖魔に、静かに告げて、手にした剣を一閃する。
剣が触れたか触れないか、それほどの無造作な一撃。
それだけで、巌のような妖魔の姿はぼろぼろと土塊となって崩れゆく ]
霊亀の結界をただの壁と思ったか?
[ 清冽なる白銀の気によって編まれた結界、たとえ無理矢理にそれを越えようとも、触れただけで妖魔の力は金気に切り刻まれ遥かに減衰する ]
バルタザールさん――お力借ります!
[宣と共に生み出したのは金気帯びた矢。
弓は持たぬ故に狙いは甘いが、それを幾つかの首の間目掛け投じる]
阻め!
[そしてその一声に、矢は更に姿を変じる。
現れたのは、刃そのものを具現したかのような細き刀身。
無論鱗裂き傷を与えるには至らぬが、この攻撃を本命とは思っていない。
次なる一撃のために、自在なる首の動きを一瞬でも阻害しようと思ってのこと]
これ以上毒をまかれても困るよねぇ・・・
[毒はあくまでも血であり、血は液体だ。
なら、それを吸い込み止めるのは土だろう。]
・・・浄化とかできりゃいいんだけど、
アタシじゃそっち方面は無理だし。
一旦吸い込んでまとめとこう。うん。
[溜息交じりに土を動かし、相柳を土で締め付ける。
流れる血を、なるべくその土が吸い取れるように。]
・・・毒気薄めるのは無理でも、止めるだけなら何とか・・・ね。
[ ぼこり、ぼこり、と地面は次々に盛り上がり、そこから先の妖魔の同類が次々と顔を出す ]
質より量、とは、お粗末だぞ?
[ 現れる妖魔は全て土性...玄武神に当たるには、決して質を問われるものでは無い筈だったが、漆黒の神は意に介さない ]
[レトが召喚した水が草花の色を取り戻した>>67]
[水気巡りて木気成す。
されどそれより生み出すは緩やかな陽気。
緩やかに浄化を進めている箇所からも合わせて、寄り合わせた陽気を道の如く
蒼龍の陽気は朱雀のよに強くは無いが、重ね、融和させることで相乗することは可能だろう]
[駆け行く風は九面を傷付けるには至らない、けれど。
朱雀の回避を援け、九面の牙を押し退けるには十分なもの]
せいっ!!
[蒼龍自身も九面へと迫り、薙刀を繰り出しいくつかの首を引き寄せんと宙を舞った]
流石に、ちょいと堪えるかなぁ・・・
[毒気を土に吸い取らせるという事は、毒気に汚染された土を操るという事。
直接浴びているわけではないのに、じわじわと体力が奪われる。
けれど、そうして吸い込んだ分だけ周囲に散る毒は減って・・・]
る、気がしないんだなぁこれが・・・
[ため息一つ、吐き出して。
こうなりゃやけだと、これまでより一回り大きな手甲を作り出した。]
どりゃぁぁぁっ!
[・・・毒気を浴びるのが避けられないなら、
盾代わりになる大きさの手甲で殴れば良い。
もっとも、重さも疲労も酷いわけだが・・・]
とりあえず、ききは、したでしょ・・・
[ぜえはあと息を吐きながら、手甲を置き去りに数歩下がった。]
『水霊...』
[ 飛びかかってきた妖魔は、突如目前に吹き上げた水柱に阻まれる、それを越えて、迫ろうとした眼前に七星剣の切っ先 ]
足りぬと言ったろう?
[ ざくり、と突き入れられた剣から浄化の気を注がれ、妖魔は霧散した、と同時、他の妖魔の周囲にも水柱が吹き出し ]
『...水即凍!』
[ 呪と共に、妖魔を巻き込んだまま水は氷の柱となり、その動きを止める ]
『断...!』
[ 横薙ぎに一閃する七星剣より陰気の刃が放たれ、妖魔達を固めた氷柱ごと、上下に両断した ]
/*
おぉ、今日の首取はやはりクリフ殿に決まったか。(そんな気がしていた
しかも手環使ってくれているありがとうありがとう。
高め出してくれてるのも嬉しい限り。
[ 文字通りに一刀両断された妖魔達は、浄化の水気によって即座に散り果て、粉々に砕けた氷柱が、きらきらと輝きながら大気に舞う ]
[ 目にした都人は、その輝きの内に不動のまま立つ漆黒の男が、今 滅した妖魔達の放った呪詛と瘴気を余さず内に取り込んだことなど、微塵も気付きはしないだろう* ]
― 天上宮・楼閣 ―
[地より来るものの気配を感じつつ、しかし、護り手が見据えるは、天]
…………。
[呼吸整え、大太刀を握る手に力を込める。
焔思わす朱翼が緩く広がるのと、天に影さすのはどちらが先か──]
……朱红的火焰猛烈燃烧。
[紡がれるは、火気高める言霊。
大太刀に朱の煌きが纏いつき、直後、翼が大気を打った]
……近づかせる訳には、いかん……!
[叫びつつ、放つは右下から左上へと抜ける切り上げの一閃。
振るった刃は飛来した奇妙な妖──三本足と四翼、そして六つの目を持つ蛇を斬り払い]
……燒完!
(……燃え尽きろ!)
[合わせ、紡いだ言霊が斬り払った妖を焼き尽くす。
そうする事で場の火気を高め、自身の力へと変換しつつ、陰気を浄化する。
朱雀神の代行者として長くその力を宿し、今は最も強き寵を受けるが故に叶う技。
勿論というか、相応の消耗もついて回るが]
……止まる訳には……。
[斬り上げの閃の勢いは落とさず、その流れに乗って更に高く、舞う]
いかんので、な……!
[揺らぎない視線の先には、今斬り払ったものと同じ姿形の妖が複数。
それを見て取ると、構え直した大太刀に焔を纏わせ]
沿着我们的意,烧光作为我们的敌人的者们……。
(我が意に沿い、我が敵たる者達を焼き尽くせ……)
做朱紅的火炎華,混亂!
(朱の焔華、繚乱せよ!)
[言霊と共に、横一閃、薙ぎ払う。
刃の閃は飛び込んできた妖を叩き斬り、刃から離れた焔は朱色の焔華と転じ、後続の妖を焼き払う。
主たるものの放つ大輪花ほどの力はないが。
陽気秘める焔は妖と、その纏う陰気を焼き浄めゆく。*]
/*
向こうが一段落したんで、空中戦書くか、と思ったら。
思いの外、ネタに使えるものがなかった、など……!
てわけで、今回登場妖から外れた酸與さん、出番です。
5日日程だったら、出番あったんだけどね……まあ、こっちはまた何れ(
[ クリフが背後で放った矢の持つ金気、それは先刻天上宮に引き上げた近衛官の、どこまでも清冽で真っすぐな金気を思わせる ]
二人分、か...なら、充分...!
[ 小さく笑み浮かべ、彼はその金気を内に取り込みながら、銀樹に近付いて、その枝を握った ]
『誘水...』
[ 呪に導かれるのは地に流れる小川の水、生ある樹木ではない銀樹に、水を吸い上げる力はなかろうが、その表面を呪に誘われた水が這い上る ]
よし...!
[ その水が、左手で握った枝まで届いた時、彼は右の手に抜き身のまま持っていた剣で、ざくりと水からの左の二の腕を切り裂いた ]
いつっ...!
[ 彼の武神のごとく無表情とはいかず、痛みに顔を顰めはしたが、手は確りと枝を握ったまま ]
『金生水...伸!』
[ 唱えると同時、枝分かれした銀の先に水と血の混ざった赤い枝が伸びていく ]
……親父。
[心の中語り掛けるのは、顔も声も知らぬ、ただ血の繋がりのみがある相手]
オレさ、お前のことバカだと思ってたよ。
何も死ぬことねえだろって。
[それは、祖父にも、母にも、ノトカーにも。
誰に言うも憚られ内に秘めていた本音]
でもさー、やっとわかった。
……お前、死んだ訳じゃないんだよな?
[答えが返って来ることはない。
それでも、胸の内に一つの確信を得て。
少年は父の遺した剣に、右手を掛ける]
次に繋げるために戦ったんだ、――そういう事だろっ!!
[抜き放ったのは金気帯びた剣、父が命と引き換えに生み出したとされる宝剣。
毒水の溜まる一角へ向け一振りすると、それを浄化するが如く銀の結晶が伸びる]
レトさん、これで三人分だよ!
[金気より水を呼び出すと見えた相手に声を掛け、走る。
刃を解き放ったは一人の力にて敵を討つためではない、五行に属する皆の力を、より高めるためのものだったから]
『...陰縛!』
[ 血に混ざる金気と、銀樹の金気を連ね、更にそこから生じる水気と彼自身に潜む陰気を練り合わせて伸びる枝と為し、陰気の源たる相柳を追って、縛する枷と変える ]
[ その枷を操る事が叶うのは、彼自身と、もう一人、銀樹を生じさせた金気の主** ]
/*
いざ何でもやっていいとなると、何やろうとしてたかわからなくなる。
……ありますよね?
とりあえず後一日ある……はず……。
レトさんは全力サポート本当にありがとう。タイミング合わなくてすまんです。
………これは…、
[治療院を離れてすぐのこと。
身に伝わるこの場所の変化に眉をひそめる――穏やかな時間が流れている、とは言い難く。
この変化を、遠き地にいる朱雀神や蒼龍神なども感じ取っているのだろうか。
今頃はより陰気の源に近付いているであろう彼らに、
要らぬ心配をかけたくない、そのために]
……!
[天に七星の煌めく中、槍を握りしめ、>>+16
現れた妖なるものを迎え撃つかのごとき気の高まりを見せる場へと、走る]
― 天上宮・楼閣 ―
[天に朱色の焔華舞うと、カサンドラがその場所に辿り着いたのは、ほぼ、同時。>>+41
現状この場を一人で守護しきっている彼の持つ力に、
なんとも言えずただため息をつく、が]
討伐隊が一人、カサンドラです。
僭越ながら助太刀に参りましたわ、カスパル様。
[すぐに真顔に戻って名乗る。
玄武神が気を回したことはなんとなく、言わずにおいて。
言葉を継ぐ前に一度、天を飛び回る妖なるものを見据え]
私は木気司る者。
風を起こし火気をより高める点においてお役に立つでしょう。
[そう。
蒼穹をかける翼を持たなくとも、この槍が届かなくとも。
巻き起こせし風くらいなら届くだろう、と。
告げて、もう一歩前へと踏み出した。力強い足取りで**]
/*
急に背景が変わってびっくり。
事前に準備しとけやって話ですが(いやちょっとは考えてたんだけど頭から飛んだ)、まあ今日の所は布団で寝ながら考えよう…。
/*
すっかり地上の神でない面々の成長を見守るターン
どこまでかっこいいセリフを言わせていいか、という点で迷いが生じているこのカサンドラである かわいいセリフについても同様
一応最近のあかつきさん組に比べて乙女回路が起動してる方なんだけどね……!
― 天上宮・楼閣 ―
[朱の焔華持って近づく妖を焼き払い。
次に、と向き直ろうとした所に響いた声+43に、振り返る。
目に入ったのは、槍を手にした女性の姿]
……討伐隊の?
[上げられた名乗りに瞬いたのは、一瞬。
それに何か返すより先、感じたのは飛来する気配、一つ]
……だから、行かせんと。
[前方へと身を返しつつ、下段に流していた大太刀を両手で持ちつつ刃の向きを返して]
……言ってんだろうが!
[叫びざま、思いっきり上段へと振り上げる。
下方からの縦一閃は虚を突いたか、こちらの上を飛び越して行かんとした妖は真っ二つに断ち切られた。
振り上げの勢いは止めず、そのまま後方一回転。
その勢いを利用して、楼閣へと降り立って]
……助太刀、ありがたくお受けする、カサンドラ殿。
玄武殿の七星の加護があるとはいえ……さすがに、厳しいものがあるからな。
それに、木気の援護を受けられるのは、俺としてもありがたいしね。
[木気司る、という言葉>>+44に対し、浮かべるのは屈託ない笑み。
玄武神の願いの事は知る由もなく──知ったら知ったで、苦笑いのひとつも浮かべるのだが、それは余談としておいて]
……朱雀様や、討伐隊の皆が戻ってきた時に、何事もなく出迎えられるように。
しっかり、掃除はせんとならんからな。
[言いながら、視線向ける先には飛来する妖の群れ。
それを見据えつつ大太刀握り直す姿に、臆する様子は微塵もない。**]
/*
しかし、なんだ。
基本パターンは同じなのだが、得物や術を使う頻度の違いもあって、こちらといとし子で差異が出るのが楽しい。
>>+46の動きとか、私の方ではまずやらんからな……!
/*
・・・作業溜め込むの、良くないね。うん。
今日(日付変わったし)持って行く荷物とか、
飲み忘れてた薬とか、
回し忘れてた食器洗い機とか、
一つ気付いて処理したら連鎖的に出てきて酷い目にあった・・・
薬口に入れた後で水汲み忘れてたの気付くし。
自滅とはいえ、凹むよ・・・
主に、そんな自業自得の修羅場してる間にかっこいいシーンが進んでた辺り。(そこか)
─ 天上宮・治療院 ─
女性を案じさせてしまうとは、私の不徳の致す所ですね。
[カサンドラの言葉>>+31に対して紡ぐのは、男にしては珍しい軽口。
金気で覆っていた為に肌自体に受けた傷は無い。
だが爪牙の跡が無数に刻まれている鎧は隠せない故に、態度で大したことは無いと示して]
えぇ。
じきに吉報を提げて戻っていらっしゃるでしょう。
マリエッタ殿、皆様からの土産話、楽しみになさって下さい。
[続く言葉>>+32に頷き、こちらの謝罪と感謝に返されたそれ>>+33にも笑顔で返し。
男の頼みも引き受け気兼ねせず休んでというカサンドラに、そちらも無理はなさらずと声をかけて見送った]
─ 天上宮・治療院個室 ─
[扉を閉めるなり崩れ落ちた男に対し霊亀神から苦笑を向けられる>>+30も、咎めは無く。
外では要としなかった助けを素直に─というより、流石に力尽きた為手を借りる他無かった─受けて、寝台へと身を預けた。
金気による治癒は枯渇した己の身の内に染み渡っていく。
すぐに、とは行かないがそれ程の時間はかからず霊亀神を解放することが出来るだろう]
…霊亀神。
世話になったのは、私の方にございます。
[治癒を受ける最中、ふと口を開き声をかける。
治療院へと赴く前、己のみに聞こえるよう呼びかけられたこと>>+29を脳裏において]
─ 天上宮・治療院個室 ─
クリフ殿は、これから益々良き使い手となられましょう。
経験の不足を苦とせず己が為せるを見出し、また為すべきを見誤らぬ目をお持ちです。
それに何より、此度の件にて良き友を得られてもおります故。
[妖達との戦いの中、レトとの共闘を思い浮かべて仄かに笑む男の顔は、霊亀神とその憑代たる青年へと言葉以上に伝わるものがあるだろうか]
経験と、戦友。
得難い二物を得られましたこと、クリフ殿には何よりの糧となりましょう。
私もまた、良き経験を頂けたことに感謝しております。
[そう言って、治癒に身を預ける男は回復の為暫しの眠りについた**]
[金気と水気が融和する気配。
今まで抜くことの無かった宝剣を抜き放つクリフ>>84を見て、蒼龍は笑みを浮かべた。
繋ぐ想いはこの場のみならず。
時を超え、親が成長し行く子を支える]
…少し、黙っておいで。
[迫る浄化拘束の枝に危機を覚えたか、相柳の九面がクリフとレトへと向く。
毒液を吐き出そうとしたところに向かわせるのは妨害の風。
口許に渦を巻かせれば毒液は飛び散ることなく九面へと浴びせられる。
己が毒で苦しむことはないが、忌々しそうに相柳は首を撓らせていた]
/*
続き書く心算だったから退席符打たずにいたら、別事始めたせいでかなり時間経ってたww
退席符打っておけば良かったwww
朱雀、少し手を借りれるかい?
[朱雀が陽気を高めているのは分かっていたが、声をかけて火気を少し分けてもらう。
一輪の花の花弁に朱雀の焔を点せば、文字通り焔花となり、しばしの間燃え続けた。
茎に溜めた木気を吸い上げ火気と化す焔花は、毒に犯された土を繰りかなり消耗したらしいマリエッタ>>78の下へ。
火気を得れば少しは楽になるだろうと考えてのこと*]
― 天上宮・治療院 ―
[都に張った結界へ触れる気配がある>>+34が、ノトカーの身に宿りし霊亀神は眉一つ動かさない。
編まれた金気は無理に越えたとて、浄化の刃が妖魔を斬り祓うは元より。
地にて護りに立つ玄武神へ、絶対の信を置いているというのもある。
故に今は、その意識を眼前の近衛官へ向ける]
『ふむ?』
[バルタザールの声>>+50に片眉を上げ、続く言葉に耳を傾ける]
『そうか……。
此度の初陣、良き経験になればとは思っていたが、どうやらそれ以上のものを得たようだな』
[そうして幾らか言葉を交わした後、バルタザールは眠りに就いた。
状態が安定したと見れば、寝台の傍らより立ち上がる。
向かうは、玄武神が護りに立つ、天上宮の門前]
[その道すがら、ふ、と霊亀神が笑みを零した。
その気配に気付いたか、控えていた体の主の意識が、表の神の意識向け問い掛ける]
どうかなさいましたか。
『――抜いたぞ』
[短い返答だが、その一言で体の主は、霊亀神の言わんとする所を察する]
覚悟を決めた、のでしょうか?
『近衛官殿のお言葉、其方も聞いたであろう。
よもや安易に抜いたということはあるまいよ』
……そうですね。
― 天上宮・門前 ―
『なれば、我らも』
果たすべきを、果たしましょう。
[剣を取るは、ノトカーの役目。
結界が保たれる限り、ここに現れる妖魔は力を削がれたもの。
故に、それらを残さず刈り取るべく]
玄武様、助太刀致します!
[憑代たるノトカー本人に、金気操る素養はない。
しかしその手にした剣に、一点の曇りもなく*]
― 天上宮・楼閣 ―
……流石、ですね。
[天を飛び回る妖なるもの、そのうちの一体が、
カスパルによって一太刀のもとに斬り伏せられるのを見て呟く。>>+45>>+46
いつでも助太刀できるよう身構えていたがその必要はなく。
カスパルが楼閣に降り立つ頃には、ゆるく笑みさえ浮かべていた]
では、決まりですわね。
正直助けなどいらぬと言われてしまったらどうしようかと思っていたところでしたよ!
[おどけたような声音だが本気でそう思っていた度合は案外高い。>>+47
無茶をして飛び出す誰かを引き止めた経験などないなりに引き止める術を考えた結果、
殴るより具象化した蔦で縛る方が手っ取り早いという結論に達しもしたが。
そんな手段に訴える必要じたい、ないのが一番である]
大丈夫、きっと為せますわ、その掃除。
[なぜなら、大仕事を成し遂げ帰ってきた者達を、
何事もなく出迎えたいと思うのは、一人だけではないから。>>+48
端的に状況を確認する。
気は充分、相対すべき数にはやや難有り――といったところか]
それでも……
[再度身構え、妖なる者の群を外れて下を向いた槍の穂先が、
床面へと小さく円を描く――幾つもの]
そう簡単に――、
―――やられてたまるかってのよ!!
[全て描き終えた槍を再度上向けたと同時、
円から竜巻のごとき風の柱が現れて宙を突っ切り始める。
群れる妖なるものの飛来を押しとどめるくらいの力しか持たないが、
それだけでも充分だという確信は、あった**]
まずは……お前だ!
[銀樹の拘束受けぬ一頭が、こちらへ向くに合わせ斬り付ける。
剣は重いが、切れ味はその重み以上に鋭い。
両目を断ち割り苦鳴が上がるを聞きながら血を払えば、鍛え直さずとも曇らぬ刃がそこにあった。
毒液や血を浴びぬよう避けつつも、大きく退かぬはその攻撃を、皆の所まで届かせぬためのこと]
[好機は自分一人では生み出せぬ。
理解っているからこそ、今は前衛にて耐え、その時を待つ*]
[相柳を牽制せし焔雨降り注ぐ中>>92。
火気を得て生じさせた焔花をマリエッタの下へ]
まだ気力があるのなら…あそこの土を使うと良い。
今なら浄化も進んでいるはずだ。
[示すのは己が現出せし植物が生え揃う場所>>28。
相剋の理あれど、抑えの対象を瘴気としているため土を繰る阻害にはなるまい]
― 天上宮・楼閣 ―
同じ願い持つ者を、拒む理由なんてないだろ?
[おどけたような声音の言葉>>+56に、さらりと返す。
願うものが、求めるものが同じなら、拒む理由はない。
それは、朱雀のいとし子にとってはごく当たり前の事。
ちなみに、無茶しいの寵児は無茶しい、という事で、確かに無茶は良くするが。
主が復活してからは、多少は自重している、というのは余談の余談。
言うまでもなく、他者基準からすれば……なのだが]
ああ、そうだな。
[必ず為せる、という言葉。>>+57
揺らぎない想いを感じさせるそれに、はきと頷き大太刀を握り直す。
下を向いていた槍の穂先が円を描くのと前後して、こちらも刃に朱の煌きを宿らせて]
[カサンドラの槍が天を向く。>>+58
力強い宣の声、その意志の強さを示すかの如き強き風が巻き起こり、天へと翔けた。
その風の柱が迫る妖を押し止める様子に、護り手は僅か、目を細め]
……さて……俺も、負けちゃいられんな……!
[どこか愉しげな呟きと共に、再び空へと翔け上がる。
風の柱は力強いが、木気によって編まれたそれに影響を受ける事はなく。
風に抗わんとする妖の群れへと真っ向突っ込み、大太刀を横薙ぎに大きく振るった。
身の丈ほどの長さの刃が前衛の妖を斬り払い、同時、刃に込めた火気が断たれたその身を焼き尽くす]
……朱红的火焰猛烈燃烧。
[振り切った太刀は、左手のみで支え。
右手で、触れるは、主より授かりし羽護り]
舞動,我們和拒絶朱紅的火炎,天翔的風一起燒光敵人!
(朱の焔、天翔ける風と共に舞い、我らが敵を焼き尽くせ!)
[続けて紡ぐは、風と焔を重ね合わせる術の言霊。
元より術は不得手な身。
故に、大掛かりな術を用いる際には、何かしらの術具に頼る事もある。
……大抵は、大太刀で力押しするのだが……というのは、置いといて]
[紡がれた言霊は突っ切る風の柱と重なり、火焔の嵐をその場に生み出す。
天より墜ちる翳りの源、何一つ落とす事無く焼き尽くさん、とするかの如く。*]
[再び相柳を見据えると、風を繰り圧縮したものをその傍へ投げ込む]
[朱雀に意識を取られていた一面の至近距離で破裂させ、彼から離れるよう大きく弾き飛ばした。
衝撃に即座に対応出来ずにいるそれは前衛に立つクリフ>>94の方へ]
……跳朱紅的火炎!
[倒れ込んだものとは別の一頭に向け、放つは火焔の舞の一撃。
直後に大きく羽ばたき、高めた陽気の一端を散らすのは、傷を受けし相柳の放つ瘴気と呪の念を抑えんがため。
舞い散る火と陽の気は、陰気に翳る地に差し込む刹那の陽射しの如く煌き放つ]
[ 蒼龍神の風>>90によって、毒を浴びせられる事は免れ、内心で安堵の息をつく。
瘴気と血に加え、毒の穢れを受ければ本格的に陰気の乱れが危うくなる所だ ]
そんな暇ねーって、の。
[ 火気送られたマリエッタも或いは動き出していたか、それを確かめる余裕もなく、右の剣で、空に五芒の印を描いた ]
血鎖変転...!
[ 視線の先、前衛で機を計っていたクリフが相龍の頭を貫くのが見えた瞬間>>97、相龍に絡み付いていた銀と朱の戒めから、血の色の細い刺が、幾十本も生じて妖魔の肉を貫く ]
[ 一本一本は細い刺、それだけでは妖魔に痛みを与えるも僅か。だが、玄武神その人と同じ質を持ったその血の刺は、相柳から、陰気と瘴気を吸い取る力を持っていた ]
[弾いた一面を刃で沈め、血中浄化も成すクリフ>>97を見遣りながら、蒼龍は薙刀を掲げる]
全く、しつこいことだ。
[退く様子を見せない相柳に呟きを一つ。
───
[吐き出される毒液を避けながら、その首へと斬りかかる。
一撃は浅いものだったが、当てることが目的であるため即座に離れて。
呪を紡げば傷口から茨の蔓が身を縛らんと伸びた。
棘が相柳へと突き刺さり絡みつき、一面がそれから逃れんと捩る。
容易には取れぬそれは隙を作るには十分なものであるはずだ]
[ 現れた大ムカデは二匹、おそらくは番 ]
...右は任せた。
[ 短く告げて、自身は左の大ムカデに対峙する ]
...断!
[ 七星剣が一閃に、大ムカデは忽ち頭を真っ二つに断ち切られた ]
― 天上宮・楼閣 ―
………凄い…。
[空を――空にある陰りもたらすものを焼き尽くさん勢いで在る火焔の嵐を見上げ一言。>>+62
この風の柱、一度発動させてしまえば位置調整など全くできないから、
全部まとめて焼き尽くせるかどうかは最終的には時の運、である。
数をそれなりに揃えたのがせめてもの策というやつ]
こういう小物ばかりなら楽なんだけどねえっ……。
[妖のものの中には水気操るのもいるようだが、
焔の勢いに押されまくっているのかはたまた、風すなわち木気が効いているのか、
手出し及ばす焼け落ちていっている]
[木気と合わさりし火気が土気を生み、毒の影響を受けていたマリエッタが再び動く。
手甲より地面に伝わる土気が、相柳の胴を抑えた>>105。
石の塊の如く堅固なその力へ乗じるべく、左手を相柳の胴示し伸ばす。
手首に嵌められた環が、応えるかの如く清冽な光を放った]
金気招来――
[呪を唱えつつ左手を振れば、地の奥より引き出された地脈が、マリエッタにより高められた土気に重なり。
花開くように五色の輝石が、相柳の胴の周囲に生まれる。
そしてその気はまた、切っ先を天に掲げた宝剣へも伝う]
――破邪銀剣!
[浄化の力は、眩き白の光となり。
左手を添え直せば、それは更に輝きを増す。
そして瞳が、最後の力を振り絞るが如く鎌首もたげ、蠢く首を見据えた]
― 天上宮・門前 ―
[口の端上げる玄武神>>+63に頷く]
――承知。
[それ以上は言葉交わさず、地中より現れたムカデを見据える。
任されたのは、右の一匹>>+64]
[金気生じさせるなら、霊亀神に任せる方が都合がよい。
それでも青年は、自ら剣を手に大ムカデと対峙する]
あの子が自ら剣を抜いたというなら――
私も、負けていられませんからね。
[単なる憑代ではなく、自らも護り手であると。
自覚したのは大祭の折、玄武神と力交えた時のこと。
そして近く訪れるであろう護り手の役目を譲る時のために、今ここで矜持を示さんと]
――はっ!!
[眼前の大ムカデを、一刀にて断つ]
[踏み出した足は空を蹴るかのように宙を翔ける。
否、よく見ればその足許に、金気固めた六角の結界が、足場として生み出されるが見えたであろう。
蠢く首の幾つかが当たり牙が掠めもするが、今は構わない。
掻い潜るが如く相柳の懐へ潜り込んで、宝剣を上段より、全霊でもって振り下ろす]
これで――終わりだっ!!
[宝剣に籠められた三人分の金気は、更に地の輝石による結界の力も借り、刃渡りよりも更に遠き所まで斬撃を届かせる。
胴の奥深くまでを斬り裂かれた相柳は、遂に動きを止め、力を失った頭部が次々に地へ墜ちていった]
[火気を得て力を取り戻したマリエッタが相柳を抑えにかかる。
それに乗じクリフが繰り出すは五色の輝石の陣。
更なる金気を引き出し輝く宝剣を、蒼龍はやや眩しげに見た。
六角の結界を足場に宙を翔ける姿に、邪魔にならぬよう相柳から距離を取る]
───お見事!
[刃渡り以上の斬撃を放ち相柳を降したクリフに、賞賛の声を上げた]
/*
うーん…幾らなんでも強くし過ぎた感。
思い付いたことは大体やっちゃうからいけないんだよなぁ。
あと相変わらず負傷描写を忘れる。
[宣と共に振り下ろされる剣──数多の想いと力を乗せた一撃が、九頭の巨蛇を捉える。
深き斬撃は相柳を斬り裂き、頭部が次々と落ちていくのを見届けた所で──大きく翼を羽ばたかせた]
……陰の気の、鎮める!
蒼の、あわせろ!
[宣の後、呼びかけるのは蒼龍へ向けて。
陽の気を重ね合わせ、その力を高める──とは、言わずとも伝わるか。
呼びかけへの応えは聞く事なく、朱雀は剣を掲げ、言霊を紡ぐ]
在運轉的力的潮流,那個理命令。
(廻る力の流れ、その理に於いて命ずる。)
來自樹的,來自火的土,來自土的金,來自錢的水,來自水的樹。
(木よりの火、火よりの土、土よりの金、金よりの水、水よりの木。)
接受比正確的共謀發生的陽的力,我們的言靈。
(正しき気脈より生じる陽の力、我が言霊に応じよ。)
[紡がれる言霊に応じるように、廻るは相性の気脈と、それによって齎されし陽の気]
作爲我們的象征的太陽的光,來自地方的太陽和重疊結束。
(我が象徴である太陽の光、地よりの陽と重なり結び。)
凈化使強大的凈化的光輝或者過剩的暗處的氣平靜下來!
(強き浄めの輝きとなり、過剰なる陰の気を浄め、鎮めよ!)
[地よりの陽気は、天にある陽気と重なり、その輝きを高め。
浄化の輝きとなり、倒れし相柳と、その気によって穢されし地へと降り注ぐ。
最初に射すのは苛烈なる光──だが、それは徐々にその輝きを柔らかなものへと変えつつ。
陰気と穢れを浄めてゆく]
――まだ、
[空に、赤混じる蒼に視線を向けながら、ほんのわずか、下がる。
そんなつもりはなかったのに大盤振る舞いしてしまったかと、
カスパルに見えないように苦笑する。
それでもここで警戒を解くのも、ましてや座り込むのもしたくはなく。
ややうつむき気味の視界に水の蛇が映ったのはその時。>>+65
あ、と声をあげる間もなくそれはそれは清浄なる水気となって散り]
…………、
─ 天上宮・治療院個室 ─
[男の思いは、霊亀神・憑代の青年ともに届いたよう。
返された言葉>>+52に、男は口元の笑みを深くして]
…後は、クリフ殿より直接伺い下さい。
私はこれより、眠りにて増幅に努めます故。
霊亀神も、どうか他の皆様の下へ。
[治癒を受けたお陰で男の気は術用いられるまで回復を終えた。
霊亀神をこれ以上この場に縛るは男の矜持にも関わること]
例え末席の身であれど、私も天帝─ひいては天を護りしものに御座います。
己が不徳にて、天に住まうものの平穏を脅かすものを制すが遅れるなど、許せませぬ故。
[だからこそ、他者に付き添われぬように己の不調も表に出さぬように居たのだから、と。
霊亀神を見送ると、男はそのまま眠りについた。
零れる気の力、微力なれど無意識都護る結界に流しこみながら**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新