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村娘 パメラ は シスター フリーデル に投票した。
パン屋 オットー は シスター フリーデル に投票した。
行商人 アルビン は シスター フリーデル に投票した。
羊飼い カタリナ は 神父 ジムゾン に投票した。
シスター フリーデル は シスター フリーデル に投票した。
神父 ジムゾン は シスター フリーデル に投票した。
シスター フリーデル に 5人が投票した。
神父 ジムゾン に 1人が投票した。
シスター フリーデル は村人達の手により処刑された。
神父 ジムゾン は、村娘 パメラ を占った。
次の日の朝、羊飼い カタリナ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、村娘 パメラ、パン屋 オットー、行商人 アルビン、神父 ジムゾン の 4 名。
……何もない世界、といった所かしら。
マッチでもあれば、何でも出て来たりしないのかな。
童話みたいに。
[痛みの記憶を出さず、女はマイペースに笑う。
そこに人の気配があれば、きっと声をかけただろう**]
/*
ジムゾンの自分へのロル見てたら涙目になりそうだわ。
好きにさせてくれて有難うございました。楽しかったです。
もう少しジムゾン宛てのロル打ちたかったのですが、死ぬ気だったので喉取っておきたかったっていうね。回復するの判ってたけど。
/*
前世の子もまぁ、なんかこう消え去る様な感じで幕下ろしてそれが淋しかったりしてたのですが(親バカ)、今回はジムゾンさんとの都時代とか考えていれば中の人もフリーデル…リーディアかな、も幸せなのでほんと有難いです。
アルビン、パメラちゃんもありがとー。楽しかったよー。
オットーは拾えなくてごめんw←
/*
あとましゅさんごめんね、リアル私のがまだ楽なのに先にこっち来て。
元から疑われキャラやりたくてゲルト発見とかアホみたいに動いたのがあるので、うん。ごめん。
[ゲルトとフリーデルの葬儀を終えた後であったか。
アルビンはオットーを捕まえて、「少しだけ良いか?」そっと人の目を盗んで二人きりになろうとする。
何処か静かな場所にオットーを連れ出してアルビンは苦笑する。]
俺等の大切な幼馴染みのゲルトがこうなっちまって…。
フリーデルが人狼の疑いを掛けられていたのは前から知っていたのに。
ゲルトの奴が居なくなる前に言っとけば良かった…、な。
[ゲルトの死を悼む翡翠色の瞳は淋し気に揺れている。普段のアルビンは見せない表情であった。]
[アルビンらしくもなく、申し訳なさげに言葉を続ける。]
俺が村に戻って来たのは夏至祭があったからじゃないんだ、
人狼の噂を聞いていたから、お前達が心配で戻って来たんだ。
惨劇は今夜で終わると信じているが……、
……、……、ごめんな。頼りない兄貴でよ。
[そういって、オットーの手を取ろうとする。オットーが拒まなければ、自身の額を寄せて許しを乞う様に謝罪をしただろう。
傍目からは不自然な行為に見えたかもしれない。或いは、数十秒間押し黙り瞳を伏せたアルビンは何かの儀式をしているようであったか。**]
[アルビンらしくもなく、申し訳なさげに言葉を続ける。]
俺が村に戻って来た理由は夏至祭だけじゃないんだ、
人狼の噂を聞いていたから、お前達が心配で戻って来たんだ。
さっきの話し合いで言ったろ、俺は以前にこういう事態に巻き込まれた事があったから。
惨劇は今夜で終わると信じているが……、
……、……、ごめんな。頼りない兄貴でよ。
[そういって、オットーの手を取ろうとする。オットーが拒まなければ、自身の額を寄せて許しを乞う様に謝罪をしただろう。
傍目からは不自然な行為に見えたかもしれない。或いは、数十秒間押し黙り瞳を伏せたアルビンは何かの儀式をしているようであったか。**]
[今夜の襲撃についての連絡にアルビンは力無く答えた。]
そうか、分かった、
カタリナはお前の大切な友人だったものな。
その別れに邪魔するのは無粋だろう。
今夜は俺は良いよ、もしも助けが必要なら言ってくれ。
それに、
― その深夜 ―
この教会、住民過疎な村にしては無駄に広い。
管理人もいなくなったし、掃除とかどうすんだ?
村人の持ち回りか?
綺麗に掃除しねえと、神は意外と我侭で傲慢な奴だからな。
その内窓縁に指滑らせに降臨してきても俺は驚かないな。
明日の朝は、パンケーキも無し。
探せば、材料位はあるとは思うが。
散歩から帰っても、意外に美味い朝食なんかは来ない。
[蝋燭を灯しただけの室内に、シャ、とタロットを繰る音だけが静かに響く。
揺らめく火の粉に照らされた顔が、窓辺に大きな悪魔のシルエットを形作る]
そもそもこの村、この先どうなる事だろうな。
明日、殺せなければ恐らく全滅。
人狼に滅ぼされた村なぞ誰も住みたがりはせず、住民は離散。
後には時間の流れと共に風化する廃墟が、花と共に無意味に時間を数えるだけの心霊スポットか肝試し会場の出来上がり。か
明日、首尾よく殺せたとしてもお先は高が知れてる。
やはり村から逃げる住民は存在するだろうし。
来年もこの祭りがこれまで通り続くかと云われたら正直疑問だな。
後悔の無い選択、なんて甘い物はどうだか知らないが。
納得の出来る選択、と云う言葉に代われば断言できるな。
絶対にそんな物は存在しない。
[蝋燭に映される悪魔は、淡々と、誰もいない教会の部屋でタロットを十字に並べ、開く。
無味乾燥な表情で、開かれる魂を示すタロットを眺め続けて]
…恋愛、塔、女帝逆、刑死者逆。
――嗚呼、中心は死神なのか。
完全に正解だな。
[視つけた、と云うのに。達成感や勝利の手応えは存在しない。
唯淡々と、事実を確認したと云う結果だけを見つめた]
精々巧く立ち回り、頃合が来れば出るしかないな。
後は、残された奴らがそれを信じるかどうか。
成率三割とか云う処だろうな。
喩えあいつが身を挺したとしても、結局は、余所者を殺す事の方が躊躇わずに済む。
[夕刻、自ら深い枯れ井戸に身を投げ込んだ、彼女の亡骸を引き上げる事は、果たして出来たろうか。
埋葬されたのはゲルトの亡骸と、もうひとつの墓に亡骸は存在しただろうか。
死体が目に触れない様に、彼女のそんな思惑で、自らその命を投げ出したのだ。
人間である事は自分が最も理解していたろうに]
……なあ。フリーデル。
期待通り、此処まではキッチリ詰めたぞ。
全部お前のお陰だ。
この後は俺の仕事だな。
お前がシスターぽい猫を被って、朝にゃパンケーキ作り出す様な村だ。
都会の娼婦暮らしでいたお前も悪くなかったが。
雨が降れば祭の準備にてんやわんやする。
こっちの暮らしも、何だかんだ楽しそうにしてる様に見えた。
与えられた仕事は、必ずやり切る様に努める。
/*
オットーとのターンは今夜でお終いかなー。
で、明日はオットーとパメラのターンが良いかな、と。
オットーとパメラのターンをね、俺が作りたいんだよ!!
で、俺はジムゾンと殺し愛する予定。
― 翌朝 パン屋 ―
[朝早く訪れたその場所、この村で最初に立ち寄った場所からは、血の匂いも、死者の気配も漂っては来ていない。
恐らく、今日殺された村人は、二人のどちらかになるのだろう]
おはようございます、ジムゾンです。
パンケーキ等があればと、頂きにと来たのですが。
後…ミルクティー辺りがあればそちらも。
[無意識に、朝食を頼んでみたが、そちらは用意されたか。
朝早く訪れたのは、他に誰もいない間に、少し彼だけと話をしておこうと、そう考えて]
[昨日で、ゲルトとフリーデルの二人を亡くした。
恐らく、前者の死の方が比重も強かろうが、一度に二人の死者を前に、今朝のオットーはどの様な精神状態だろうか。
三人目が発覚する前に、と起床後すぐに来た為、自分自身が、犠牲者の存在確認はしていないのだが。
最低でも、ゲルトの亡骸を前にした時の自失状態でさえ無ければ良い、と、気遣いつつも気遣いはしないと云う奇妙な意識を以って]
ひとつお伺いしたい事があるのですが。
そうですね……。
オットーさんから視て、例えばパメラさんは、どの様な女性に見受けられますか?
僕は一昨日訪れたばかりなので、皆さんがどの様な方なのか、まだよくわかりませんので。
[朝食でもあれば、その何気無い中で。例えば、パメラと言う人物に対する彼の評を問い掛けていた]
……ああ。まあこんな事を聴く理由としては。ええ。
個人的に、パメラさんと云う方に少し興味を抱いているからなのですが。
[本来の発言意図とは外れて、中々大きな地雷でシュートをオットーへ決めたかも知れない事は未だ知らぬ華だとか**]
─ その花に口吻を ─
[大切な羊のことが心配なカタリナを、彼女の生家に送ったのは私だった。
いや、唆したと言ってもいいだろう。
ゲルトの死、フリーデルの自決。疑心暗鬼にかられる村人たち…
そんな混沌の場から彼女を遠ざけたかった思いもあった。
そして…彼女をなるべく安らかな場所で眠りにつかせたい思いもあった。
欲望は確かに燻る。ゲルトを殺め狂騒の鐘をかき鳴らしたその瞬間から、私の身体は、本能はより貪欲になっていった。
意識を離れ猛獣のごとく渇望した。身体を血を生命を。
アルビンに対してそうであるように、情が深ければそれだけ欲望も強くなるのだ。
けれど、律する精神は残っていた。
タガが外れたならば、私はヒトですらなくなるのだから。]
それでね…リナ
[彼女とともに牧場に赴けば、羊達の世話を一緒におこなった。
日が暮れれば、一緒に食事をして、慰めて…楽しい話をしてあげて…
けれど、簡単には彼女のショックを拭うことは出来なかっただろう。
それでも最期まで、その瞬間まで私は私であろうとした。]
遅くなっちゃったね…
[夜も更け、外は光を失う。
彼女の様子はどうだっただろうか?
塞ぎこんでいただろうか?
悲しんでいただろうか?
泣いていただろうか?
それらの全てを私は受け止めようとただじっと寄り添っていた。
何度も何度も謝りながら。
虫の良い話だ。全ての元凶は私なのに、許しを請いながらもこの手を血に染め続けた。
ゲルトを殺し、今まさにカタリナもこの手で……
叶えさせてあげたかった。密かに慕う彼女の想い人に、その想いを紡がせたあげたかった。
安穏とした日々の中で可憐に舞い、穏やかな日差しの中で眠る人生を歩んで欲しかった。
ああ、なんて欺瞞だ。
その芽を今私は摘もうとしている。]
ごめんね。許してとは言わない。
どうか恨んで。
大好きだよ…リナ
[結局最期に紡いだ言葉も謝罪の言葉
自己満足な押し付けるだけの懺悔の念。
抱きしめて、頬をすり寄せて──
一瞬で貫いた。
ゲルトの時と変わらない。恥辱も苦痛も恐怖も必要はない。
そんなことをしたいわけじゃないのだから]
おやすみ…大好きなリナ
[彼女が事切れて、その生命の温もりが消えていくさまを、私はただずっと抱きしめながら感じていた。
自らが奪った彼女の人生を、その身に受け止めるかのように。
やがて冷たくなった彼女を床に寝かせ、白く柔らかな肢体に口吻を落とす。
ゆっくりとゆっくりと牙を立て、静かに…紅く染めていく。
不意に涙があふれた。
自らの身体はこんなにも歓喜に震え、五臓六腑に染み渡る血肉に胸踊っているというのに。
なんでこんなに美味しくないのだろう?
積み上げられた大切な人たちの屍の頂で、私はなんでこんなに空虚なのだろう?
ぼろぼろと涙が零れた。]
[長い長い時間だった。半ば無理やりに彼女の血肉をその身に宿した私は、アルビンがゲルトに行ったように幾重ものシーツで彼女をくるんで、ベッドに寝かす。
柔らかな髪をひとつ撫でて、彼女の亡骸のすぐ側に一輪の花を置いた。
大切な友へ
あのね……
時々ね、聞こえてくるの…流れてくるの。貴方の気持ちが。貴方の想いが。
ぜ、ぜんぜん嫌じゃないんだよ。
私の気持ちもおんなじように伝わってるのかな? って思うと、恥ずかしいけど…でもね……
それ以上に嬉しいの。貴方の気持ちが私の中に溶けていくのが。
一緒になっていくんだなって思うと、すごく嬉しいの。
[昨日もそうだった。それが私の想いなのか彼の想いなのか、自分でもわからないくらいに混ざり合って、いつの間にか同じ思いになって。
それが一人じゃないのだと感じることが嬉しかった。
暗く黄昏のごとく紅い道を一人で歩いているんじゃないと思えば、どうにもならない宿命も衝動も耐えることができた。
孤独である人間よりもずっとずっと幸せなのだと感じることが出来た。
そんな想いを彼に送っただろう]
一緒にいてくれてありがとう。
……信じてるから…約束…忘れないでね。**
[自決を告げるフリーデルと、それを更に追い詰めるように言葉を重ねるアルビン。
その声に加わることもなく、仲裁に入るまでもなく私はただその様子を眺めていた。
呆然とした様子で、傍らのカタリナの手を握りながら。
いや、眺めていたのはフリーデルとアルビンだけではなかった。その近くに佇むもう一人の余所者。
彼の一挙一動もまた眺めていた。正しくは彼の方を注視していたとも言えるだろう。
最期が迫る時、フリーデルとジムゾンが何やら会話を交わしている。
何を話していたかはわかえらない。けれど、彼女が彼に向けた表情>>2:159。その横顔を眺めれば目を細める。]
[昨日今日出逢った者がこんな表情など向けるものか。
彼女は彼を知らぬと言った。
まるで知らないわけではないだろう。少なくとも彼女が私を知るよりももっと彼を知っているのだろう。
翻って彼はどうだ?
表立っては動揺も見せず何かを語っている>>2:157、>>2:158
そして一言言い残して彼女は家を出て行った>>2:161
『へぇ…それでいいんだ…』
問うように、ジムゾンを見やる。嘲りなどはなかったが、一瞬怒りがこもった目つきにもなったかもしれない。
覆るかはともかく、抗う術はあったんじゃないのか?
きっといくつかの手段はあったのだろう。けれど彼は何もしなかった。
雌伏したのだ。]
[皆がフリーデルを追って家を出て行っただろうか?
私はしばらく虚空を睨みつけながらその場に立ち尽くしていた。
それからややあってカタリナを促したか、それとも促されたか、井戸の元へカタリナと共に向かったことだろう。]
リナ? 一旦家に戻る?
羊くん達あのままってわけにはいかないし……
ああ、うんうん。私がちゃんと送っていくわ。
[ゲルトたちの埋葬を終えればカタリナを連れて彼女の生家へ向かっただろう。
彼女の最期の時を迎えさせるために。
空には麗しくもどこか冷たい満月。嗚呼月が綺麗だ。
淋しげで真っ赤で……]*
─ ゲルトが眠る場所 ─
[翌朝、私はゲルトたちが眠る地を訪れていた。
手には2つの花束。朝早く広場で摘んでこしらえてきた。
嵐のせいでめちゃくちゃになった花時計。けれどそれを形成する花々は逞しく再び起き上がろうとしていた。
“強い子たちだ”その勇気を…力を私は摘んだのか、それとも肖ろうとしたのか…
花盛の欠片をゲルトと、そしてその身がそこに眠っていたのかは定かではないがフリーデルへ捧げながら、しばしの間その場に留まっていた。]
パン…作ってもらえばよかったね?
[どれくらいそうしていたか……何かを思い、何かを語り時を過ごした。
やがて、一緒にお供え持ってくればよかったと、小さくため息をついて踵を返す]
また来るわね。今度はお腹が減らないようにパン持ってくるよ。
……リナも来るから。
あの子、あの人のパン好きだったし…ね。
[空の向こう……蒼が染める。届かぬ星々、届かぬ月
消えゆく思いを重ねながら、私はパン屋へ向かう]**
/*
中秋の名月が頭にあってつい入れてしまったけれど、よくよく考えたら朔月だった orz
う…うむぅ…今回の僕はちょいいろいろだめだめや
[フリーデルは嘘つきだ。
敬虔なるシスターではなく、男を騙し誑し込む娼婦だった。
普段は楚々とした仕草で皆の目を欺き、
しかしその実態は平気で悪態を吐く女で。
そう、まるで羊の皮を被った狼のよう。
彼女は嘘つきだ。僕らを騙した。
過去を隠し、こそこそと生きる。それはきっと、彼女が――
――人狼、だからだ。]
[フリーデルを追い詰めるアルビン。
茫然とそれを眺めるパメラ。
…こんなことは初めてだったから、カタリナは震えていたかもしれない。
フリーデル。
彼女のことが苦手だった。だから、信を寄せていたというわけでもなかった。
けれど。それでも。ほんの少し、信じたいと思える瞬間があったから。
騙された、という気持ちが強くなれば、彼女への嫌悪感は今まで以上に強くなって。
言葉で、行動で、直接的に責め立てるようなことはしなかったけれど、僕の視線には確実に否定の色が込められていたと思う。]
[――何も、言えなかった。
自分の選択で、今一人の人が死のうとしていること。
…彼女が人間だったら?
無実の人を死に追いやった。それはとても恐ろしいことで。
そんな可能性は思わず否定したくなる。
でも、彼女が人狼だったら?
生かしておけば、明日は家族同然の友らが命を落とすかもしれない。
そう。ゲルトのように。
ならば。少しでも怪しいところがあるのならば。
死んでもらうしかない。
仕方がないんだ。
…だって、彼女が人であると、僕には証明できないのだから。]
[その後、皆はフリーデルの後を追って、井戸へと向かっただろうか。
井戸の底は深く、遺体も見えないだろうとフリーデルは示唆していた。
フリーデルの最期を見届けることができようとできまいと、それを見に行きたいとは思えずに。
亡くなった二人の弔いが済むまで、一人自宅で塞ぎこんでいた。]
アル。頼りないだなんて、そんな…
君はいつだって、僕達のために。そうやって心配ばかりして。
ゲルトのことは…とても…残念、だったけれど……
起きてしまったことは、もう。
…いいんだ。終わることを信じよう。
きっと明日は、誰も死なないよ。
[アルビンは昔してくれたように、そっと手を取って謝罪の言葉を述べた。
瞳を伏せて、じっと。
心の籠ったその行為に、こちらも悲しみを堪えて、明日への希望を口にする。
この気持ちは、伝わるだろうか。
――アルビン。大好きな兄さん。いつもありがとう…。]
― 墓地からの帰路 ―
ねぇ、アル、覚えてる…? ゲルトと言えばさ、ふふふ。
あいつ昔っから、騒ぎを起こしてばかりだよね。もう。
いつだったか、森でかくれんぼしてる時にも居眠りしちゃってさぁ…
結局あの時は、いつまで経っても出て来ないし、見つからないしで。
僕ら二人、ゲルトを探して森の奥まで入りこんじゃったことがあったっけ。
途中で梟が陰から飛び出してきたりして。
僕はそれはもう、びっくりして…ほら、アルにしがみついちゃったりしたの、そんなことがあっただろう?
…懐かしいな。
あの後、どうしたんだっけ。
分け行った先に、結局ゲルトは見つからなくて…
…あぁ、そうだ。たしかそこで……
そこで…
狼を… 見つけ、て……
[…見つけて?]
君は…… 君は……
[輝くような笑顔で。声を弾ませて、
――僕に、僕にだけ、秘密を、]
アル。
…覚えてる?
君が、僕に、なんて言ったか…
ほら。森の王様の話だよ…
[直前までの、昔話を懐かしむ様子とは一変して。
アルビンに問う声は、少し震えていたかもしれない。]
[あの時、遠吠えが聞こえてきて。
駆けるアルビンに必死で追い縋った先に見えたのは、空に吠える狼の姿。
あれは、森の王だと。世界で一番気高い生き物なんだと。
興奮した様子で語るアルビンに、最初は怖がっていたオットーも、だんだん興味を惹かれていって。
「かっこいい…!」
そんな言葉と共に、暫くは狼になりきる遊びが流行ったっけ。]
[――たしかめなければ。
あの言葉の真意を。
僕らはまだ幼かった。
あれは、アルビンの憧れが言わせた言葉だったのか。
それとも、
…本当に君は、
人狼
なのか?]
[答えて。答えてくれ、アルビン。
そんな冗談を言ったこともあったと。
…あんな子どもの頃の言葉、本気にするなよと。]
/*
俺も好きだぜ、オットー。
パメラも可愛いし素敵な縁故を有り難う。恵まれてんな、俺。
おっと、此処で来るか・・・。
どうする、オットー。選ぶのはお前だ。
因みに明日騙りに出る予定なんだが。
ちょいと用事すませたらまた来るな。
/*
フリーデル宛てのジムゾンのロルがとてもつらい中の人です。
仕事しながら考えていたのですが、つらいのは何でかなーというと
・フリーデルにとってジムゾンは素になれる、恋をした人や人生を預けようと思ったどんな人よりも特別な人である。
・そんな人が、フリーデルを切り捨てた事でまた少し、人間らしさを失くしている様な描写がフリーデルの感情を理解している中の人だからこそつらい。
んじゃないかな、という結論に至りました。
ADVとかしていてもキャラクターの感情考察とか好きなので、つい自分の思考、感情もこうやって考えてしまうんだw
しかしこれはつらい……。
/*
ふむり、どうしたものかな。
でもアルビンは人狼だと思われても良いんだよね。
所で、パメラがぽるぽさん、ジムゾンが十六夜さん、カタリナがとばちゃんだと思ってるのだけど、
オットーがましゅーさん、リデルがでヒセツさんだよね、多分。
普段は中の人は分からないのだけど今回は分かり易いな・・・。多分全員と一度同村しているからかな・・・。
/*
あれだな、そんな風に思わなくてもいいんだよーという様な気持ち。
EP更新立ち会えないのが判っているから、ここで先に。
ジムゾンさんに縁故的に拾って頂いてから、非常にフリーデルをやるのを楽しませて頂きました。
無茶な事を投げたと思いますが、改めてありがとうございました。
あとカタリナちゃんに最初に声かけて貰って嬉しかったな!と。
[しかしフリーデルへ怒りをぶつけるアルビンの姿は、演技とも思えなかった。
子どもの頃から、ずっと一緒に過ごしてきたから。
彼が嘘を吐けば見破れる…と思う。
――もし、もしも。
アルビンが自覚なく、ゲルトを食い殺していたら?]
[表面上は何もないふりをして、その日はアルビンと別れ、自宅に戻っただろう。
しかし、一晩中ずっと同じことを考えてしまう。
もし、自覚もなく人を襲っているのだとしたら。
守らなければ。喰われてしまうかもしれないパメラを、カタリナを。
疑われ、殺されてしまうかもしれないジムゾンを。
止めなければ。――アルビンを。
彼がこれ以上、人を、友を殺してしまう前に。]
― 翌朝 ―
[結局、熟睡できないままに朝を迎えて。
――生きているなぁ、とぼんやり思う。
空は嵐があったことが嘘のように、今日も綺麗に晴れていて。
ゲルトが、フリーデルが、死んだことも嘘なのではないかと思えてしまうほどに、平和。]
/*
一人なので墓下伸ばすのも憚られ。
独り言でフリーデル考察という名の、設定詰めをする僕です。
さて、まずは人狼として糾弾されて都を出たフリーデルですが、その事件は>>2:163で落とした通り、実は奥方の自殺です。
それを下男や何かを使って時折噂として流れる人狼騒動に仕立てあげ、旦那と娼婦を引き離す為に使ったというお話。
これは最初からあった設定。なのでゲルト発見出来るタイミングで二日目を迎えられて中の人的には動きやすかったです。
多少変わっていても、それでも貴方は神父さんですから、
実は僕も少し悩みというか、告白というか…
この事件について話したいことが、あったけれど…
…や、やっぱり、いいです。
こんな時まで女の子のことだなんて…見損ないました…
[失望した、という風に首を振ってみせる。
――いや、実際のところ、そこまで失望はしてないんだ。
ただ、やっぱり少し驚いたよ。
アルビンのことは…今は、黙っていよう。]
/*
件の中年貴族さんは、フリーデル(リーディア)を身請けして田舎の別荘に引っ込む予定でありました。
奥方とは仮面夫婦ですが、奥方も元は良き家柄のご令嬢。
娼婦に入れあげて、田舎で隠遁しようとした旦那に矜持を壊されての自殺。多分相当いい家柄の人だったんじゃないかな。
中年さんとは上手くやっていました。無自覚男性不信の気があっても、この人となら穏やかにこれから生きていけると本当に夢を見ていた感じ。
多分そのお相手の男性の母親が田舎娘で、リーディアが作ってくれる田舎料理とかに懐かしさをくすぐられ、計算して甘える事が出来る彼女をますます気に入ったのではないかと推察。
エプロンをプレゼントされる妄想までしました。娼婦にやる様な贈り物じゃなくて、それにフリーデルがほだされたんだろうなぁと。
/*
とここまで考えて、中の人がフリーデルに土下座したくなりました。
いくら疑われてもいい土台作りをしようとしたからといって、無意味に嫌な人生背負わせてすまぬ、すまぬ…と。
/*
ちなみに酒場の店員さんの事は好きだったと思います。多分これが彼女の初恋。
歳の近いお兄さんを彷彿とさせる人だったんじゃないかなーと。
向こうも気があるの理解していて、だからすれ違う事に耐えられなくなったと。
娼婦相手にした分、余計心労募ったイメージ。何度もリーディアが客と酒を呑んでいるのを見たんだろうな……。
/*
母自殺
↓
売られる
↓
仕事に慣れた頃に酒場の店員に初恋
↓
ジムゾンと出会う
↓
店員自殺
↓
のほほんと娼婦生活続行
↓
そのうち中年貴族と出会う
という時系列かな。多分村に来てから、三年くらいは経っている筈。
─回想、パメラ宅でのジムゾンと─
[アルビンの話を聞き、そうして暫し周りを静観していた様に見えたジムゾンが、決断を下す>>2:157
周囲の視線と同調する様な言葉だが、女は疑惑と畏怖と汚物を見る様な色が混ざり合った視線というのをよく理解していて。
ジムゾンの双眸にその色が宿っていない事は、女の目からは明らかだった]
[だから、笑って言う事が出来た]
いいえ、神父様。
貴方様の仕事は、疑わしき者を救おうとする事ではありません。
生きて、この騒動を終える事かと。
[自分の願いをありったけ込めて、>>2:158のジムゾンの言葉に返した]
/*
ゆるゆるオンしながら、
どうしようかなあ、パメラへの気持ちを悩んでるんだよなあ
初め俺はオトパメルートで考えていたんだよな。
ううむ。難しいなあ。
此処で好きだからと言って駆け落ちするような奴ではないんだよな、アルビンは。
/*
オットーの片思いも嫉妬も美味しいし、
此れは此れで良いと思うんだけどな。
パメラは愛しいよ。
確かに狼への情景もあってパメラに惚れ込んでいるのもあるんだろうけど、
パメラの淋しさや悲しさも知っちゃってアルビンはパメラから離れないと思うんだよな、難しいぜ!
と、少しだけ考えを纏めた所でロルを書いて来よう。
可愛いし魅力的な女性、ですか。
なるほど、なるほど。
……そんな良い珠か甚だ疑わしいが。
[ハンカチを差し出しはしたが、何故変に慌てているのか。
からかうのが愉しそうな相手だな、と胸中で失礼な感想も浮かべて]
恐らく、僕の神経は、オットーさんには理解出来ないと思いますよ?
色々と麻痺している物が多いですので。
自分自身で云うのもおかしな話ですけれど。
[対して、自分ほどからかい甲斐の無い存在も珍しかろう。
これが、同じ人類の区分であるのだから始末に追えない]
……まあ、それは良いんですよ。
この事件について話したい事、と云うなら。
奇遇な事に、僕も貴方にお話してみたい事がありました故に。
[湯気立つカップを両手で包み込み、朗らかな笑顔と共に空にした。
唇から再び離した時、カップはもう、逆さに返しても精々水滴が一、二零れる程度で、何も残る事はなく]
オットーさん。
お互いを良く知っている。
家族の様な、或いは家族同然の人、でしたか?
…あぁ、いえいえ。
別に性質の悪い冗談を言っている訳ではありませんよ?
言葉の意味は、恐らくもう暫くすればご理解なされるはずです。
[ゲルトを亡くした時の呆然とした姿を思い起こせば、大きな問題は彼だろう。
結局、最終的な局面において必要なのは、自分以外にも、残された村人達が、人狼を本当に殺す事が出来るか、という意思が問われる。だからこそオットーを真先に尋ねた訳だが]
― 墓地からの帰り道 ―
[昼間の日はたちまち夜の闇に融け入り、夜の月もたちまち夢と消え去った。
今夜の空には麗しくもどこか淋しい痩せた月。冷たい闇が支配する光無き朔月の夜。
月光を頼りに墓地から離れオットーと帰途へ着く。
その途中に思い出話を持ち出されれば、緩く首を傾げて、]
うん、何だ?
そうだな、彼奴は騒ぎを起こしてばっかりだったな。
それで何時も寝てばかり。隠れんぼの最中に寝られてしまったから大慌てしたもんだな。
その時は、ああ。俺達が森へゲルトを探しに行ったんだっけな。
……あの後?
[その後、自分達はどうしたのだっけ。]
[オットーの声が、アルビンの眠っている記憶のゆりかごを、そっと揺する。
あれは、森の王様。そう、確か自分はオットーに告白をしたのではなかったか、自分は人狼の子供だと。
一瞬、アルビンの笑顔が凍り付いた。]
…何の事だ?
[直ぐに笑みを取り繕っみせたものの、オットーは冷たい笑みを見逃さなかっただろう。
ちょうど、空に浮かんだ月の光の様に冴え冴えとしたアルビンの表情を。*]
/*
今日はちょっと出番なさそうだから、このままお暇しようかな?
すぐオットーのところいくわけにもいかないし、私が一人でリナ見つけてもっしょうがないしね〜
[何の事だという質問に狼になりきって遊んだだろう等と当時の話しを聞かせられれば、
オットーの話しにアルビンはあくまでも今まで忘れていたという風に答えた。]
そう言えば、そんな遊びが流行った事もあったな。
何故、そんな懐かしい話しを?ああ、当時の俺は狼に憧れて居たからな……。
[「純粋な憧れだよ」と彼の望んでいる答えを与えて安心させようとしたかもしれない。
そして、オットーと別れた。]
自らの家へ戻っている途中に不意に自分の頬を濡らすものがあった。]
……?
此れは……。
[頭上を見上げてみるが今夜は雲一つ無い。
雫は彼の目元から溢れ頬を伝い地面に落ちて行くのだった。*]
[それは、アルビンが流した涙だったのか、
それともパメラのものだったのか。
またも感情が混ざりあって何もかも分からなくなる。
その中で一つだけ変わらない輝き。
内で密やかに狂星が煌めく。
たったひとつの誓いを忘れてはいない。*]
……ロマンスにご興味を持たれた事は?
[きりきりと、不穏な言葉で緊張の糸を締め付けておいて、あっさりと話題をその手で崩した。
問いつつ、果たしてその様な物が普及しているか、微かに疑問を感じもしたが]
本や物語を見聞きした事があれば、概要位は解るかと思います。
例えばシェイクスピアの戯曲、ロミオとジュリエット。
赦されぬ恋の物語。
紆余曲折の末に破綻して、両者自殺のバッドエンドに終わる悲しい話です。
非常に愚かな話だと思うのですよ。
血で血を洗う関係にある、両家の愛は初めから物理的に無理があるのです。
住む世界が違うのですよ。
身分違いのロマンスなども、より解り易い例題でしょうね。
変哲も無い平民の娘と、貴族の嫡男の恋。
耳障りはとても素敵な恋に思えますが、ご本人同士は勿論、他人をも巻き込む障害のお陰で、現実問題ではそう思い通りに事は運ばれません。
平民には平民の身丈があり、貴族には貴族の格式があります。
無理をして、元々合わない背丈に自分や相手を合わせ、結果大体が破綻する。
お互い、ご自身の世界に目を向ける事が、本来の正しき愛の姿なのですよ。
ロミオは、キャピュレットと言う異なる家柄、異なる世界の住人であるジュリエットに恋をすべきでなかったのです。
だからこそ悲劇は起きるのですから。
……少しお話が長くなりましたね。
[既に朝食のカップとソーサーには何も残されていない。
関係の無い話で、空気を濁すだけ濁し、そそ、とパン屋を辞す様に席を立つ]
ご馳走様でした、オットーさん。
僕はほんの少し散歩に出させて頂きますが、すぐに戻らせて戴きます。
御代は……申し訳ありません。
後程でもいいでしょうか?
すぐに戻りますので、ご安心ください。
カタリナさんか、アルビンさんがご無事でいられるか。
お二人のご無事を確かめたら、すぐに戻りますので。
[にこやかな表情を浮かべながら、彼を店の中へ取り残す様に。
足早とパン屋の扉は開かれ、宣言通り村の中へとその姿は見えなくなるだろう]
― 翌日・パン屋 ―
[カラン、カランと鐘の鳴る音。勢い良く店の扉が開かれる、
アルビンがパン屋へと訪れたのはジムゾンが去った後だったか。
此処へ来る前にアルビンはカタリナの家に行って来たばかりであったが、偶然にもパン屋へ向う途中にジムゾンすれ違う事は無かっただろう。
切羽詰まった声でオットーの安否を尋ねるだろう。]
オットー、居るか!?
[オットーの顔を見れば、安心した様に険しい表情が少しだけ和らぐ。
しかし脈絡も無くアルビンはある人物の居場所を聞いた。]
良かった、オットーが無事で……。
なあ、此処に、神父は、神父は来なかったか?
さっき、ゲルトのところ行ってきたんだ。
こんんなことになっちゃったけど、お祭り…ほらもうすぐあるからさ。
花盛のお裾分け……寂しくないようにって。
それでね、お腹も減るかな? って思ったからパンをお供えに……
[ジムゾンとの会話の後、オットーがどんな様子で家にいたか?
動揺の色が見て取れるのなら『どうしたの?』と気遣うような顔で、彼を覗きこんでもみただろう]
[店の中に見渡して、此処には神父の姿が居ないと分かればアルビンは踵を返す。
そして慌ただしく店の外へ出て行こうとする。出て行く前にアルビンはオットーの方へと振り向いて、]
さっき、パメラとカタリナの家に行って来たんだ、安否を確かめようとして。
そしたら、カタリナが……、殺されていた。
[カタリナの死を告げるアルビンの顔は険しいものに戻っていた。そして、パメラの安否をまだ確かめていない事を知らせると、そのまま店を飛び出して村の中へ姿を消す。]
パメラは家に居なかった、探さねえと。
パメラは人間だ。
オットー、お前も人間だ。
残る、ジムゾンは――。*
[そこに誰かが食事をした形跡が残されていただろうか?
食器が下げられていても、パンくずなど微かな跡がみられれば、示すように目配せする]
もう動き出してるみたいだね…
変なこと言っちゃってないといいんだけど
― その後 カタリナの家 ―
[村内の捜索は二択。
然し、生憎この村の地理に詳しくない上、今回は外部からも理解できる様な、扉の破壊がされている家が見付けられなかった為。
パメラの家、ゲルトの家、を除いた全部の其れらしき民家を、玄関まで、失礼して改めさせて戴く事にした]
……流石田舎村、泥棒も入り放題だな。
こんな場所にまで来る泥棒もいないのだろうが。
[微かに血の匂いが漂う家は無いだろうか。
確かあのチーズを作る羊飼いの家だと聴いていた為に、試しに牧場の様な敷地の近くに存在する民家を訪れた際。
鼻を突いた赤色の臭いに、眉を顰めた]
[亡骸は大凡、昨日ゲルトが襲われた時と、同一の人狼による物だろうと思われた。
心臓へ、恐らく爪を突きいれた]
人狼の中には、必要以上の死体損壊で愉しむ様な趣味の奴も少なくない。
この程度で、比較的安らかに済ませてるのは、あいつの心ばかりの積もりなのか。
純粋?いいや俺ならこう表現するよ。
……偽善者すぎて反吐が出る。
[床に散らされたのは、大量の薔薇の花弁が、溶けて水溜りとされた様で。
変わらず、傷ひとつ無い顔で、永久の眠りに就かされた彼女の亡骸には。
慎ましやかな薄い菫色を誇る、一輪のクレマチスの花。
眠る彼女の赤で微かに汚れた、心美しき花]
― 村内 ―
[カタリナの死を伝える為、パン屋に戻る道中。
残された人間は、自分を省き、二人。
彼らは、正しく人狼を殺す覚悟を持つ事が出来るのだろうか。
障害は、人狼のみとばかり考えていたからこその油断は見落として]
……おや、アルビンさん。
丁度よかった。
[村の中、アルビンの姿が視界に現れた事を認め、視線のみの会釈を。
彼は気付き、此方に向かい来るのか。まずはカタリナの死を伝えよう、と鷹揚に構えていた]
― 村内 ―
[同じ余所者のジムゾンを庇う様にフリーデルは自ら命を投げうった。
その姿は聖職者の鏡と言って良いだろう。
しかし、フリーデルの話しには抜けがあった。もしも昨夜に村人が殺されて神父が残されるとしたら。
余所者の神父を人狼だと仕立て上げる事は可能だった。
ジムゾンを探して村内を掛けていれば、獲物の方から声を掛けて来た。]
ああ、ジムゾン、俺も探したよ。
アンタが 人狼 だったんだな?
[確信した響きを持ってジムゾンを人狼だと言う。]
[その続きを聞いてジムゾンは悟るのだろう、
もしも、フリーデルがその場に居れば彼女も知るのだろうか。]
俺は占い師だ。
[アルビンの瞳の奥に潜む狂気に]*
[その続きを聞いてジムゾンは悟るのだろう、
もしも、フリーデルがその場に居れば彼女も知ったのだろうか。
彼女はもうこの世には居ないのだけども。]
俺は占い師だ。
[アルビンの瞳の奥に潜む狂気に]*
え…ちょっと…アルビンさん
まって……占い師ってな…に
[早々に出て行くアルビンの背に向かって声をかけるが、遅かっただろう。
呆然としながらしばらく彼が出て行った扉を眺めていたが、ぎこちなく振り返り]
神父様が…狼…なの?
どうしよう……?
[混乱と不安が入り混じった顔でオットーを見上げた]*
村娘 パメラは、行商人 アルビン を能力(襲う)の対象に選びました。
[現実的な問題として、フリーデルの死が尤も貢献した事は、村人達がお互いに対する疑惑の眼を向ける事よりも、他でもない、自身の生存の為である事にこそ意義を見いだせると考える。
現実、彼女の死、そして恐らく人狼は今日再び、余所者の我が身を陥れるべく昨夜を活かしたなら。
利害は一致。皮肉な事だが思惑はお互いに共通していた]
……アルビンさん。僕が人狼ですって?
随分を自信ありげなお声ですが。
根拠をお聞かせ願ってもよろしいでしょうか?
[人狼ではない。想像外の人物からの確信めいた糾弾。
何を云うのか、眉を強く顰めながらも、問い返してみせる]
――…お前、狂人だな?
これは随分と油断したな。
狩人も霊能者もいねえ様な寂れた村で、狂人だけがちゃっかりいやがるなんて。
[唇を釣り上げて、逆に確信の響きでアルビンを視線で射抜こうとした。
表向き温厚そうな神父の皮は、もう誰に隠す必要性もない。
純粋な人間は、ひとりしか存在しないのだと知らされてしまえば]
[射抜く様なジムゾンの視線にもアルビンは怯える事は無かった。
無実の人間だと分かりながらフリーデルを人狼だと疑って罵った時と同じ様に、
「狂人」だと真実を言い当てられてもアルビンは表情を崩さない。]
違う、俺は占い師だ。今考えれば、フリーデルが狂人だったんだろう。
昨日人狼のお前を庇って自ら死を選んだのだから。
初対面だというのにお前を庇うのは可笑しいとは思っていたんだ。
これじゃあ、本当に初対面だったのかも嘘だったのかもしれないな?
ほーぅ。飽くまで言い張るか。
狂人がフリーデル、なぁ。
正直、初対面であるなしに関わらず、あいつの行動は正気で無いかも知れなかったな。
お前なんかよりは、よっぽど良い方向の狂い方だがな。
[尤もだろう、あの時、自分達はお互い初対面である様に最期まで振る舞い続けたが。
バレるならバレるで仕方が無い、然し表情を崩さないのはお互いと云う処か]
悪魔に懸想したイカれ野郎なのか。
それとも、人間の血が混ざり過ぎた成り損ないなのか。
その辺の、お前の事情は別に知らなくても構わねえな。
どうせ人狼さえ殺してしまえば。
お前の末路は、異端の邪教徒に相応しい最期が用意されてるだろうて。
その時の最期の祈りは、是非とも俺が担当してやりたい限りだよ。
[くつくつ、と侮蔑の嘲笑すら浮かべてみせるその瞳は、笑みが無い。
冷たく、悪魔たる人狼に人間の身で手を貸す、道に背く者に対する、軽蔑と嫌悪の意識が見受けられる]
[突然見せた本性に、眉を顰めると云う表情の移ろいに、してやったりと唇が微かに笑う]
悪魔で結構。聖職者が高潔な存在だと思ったか。
汚職と私欲に塗れた俺以下のクズも一山幾ら。
その上審問会の調査では、神父が人狼の可能性は非常に高いらしいぞ?どうだ恐れ入ったか。
『聖職者はとりあえず処刑しとけ』なんて、冗談にしても恐ろしい暴論だと思わないか?
[この人狼め、そう罵られたら毅然と否定しただろう。
然し、アルビンのその糾弾は、寧ろ自ら肯定するべき言葉と受理した。
当然だろう。本職は、悪魔と疑わしき者を、喩え無実の人間を多少は巻き込んででも処分する、神から与えられし浄化の使命とやら。
そして己が保身の為に、本来救えただろう者を見殺した。これの何処をどう見れば、悪魔の所業で無いとのたまえるのだろう]
そして何より冗談みたいに哀れで滑稽なのは。
俺達の様な悪魔しかいない、閉ざされた庭でひとり何も知らずにいる、あの箱入りの様な坊ちゃんだ。
神は嘆かれておられるぞ?
真実に気付いたとて、これまで築き上げた世界をその手で跡形なく砕くハメになり。
真実に気付かなければ、自分を取り巻く何もかもに裏切られた絶望の中、人狼に喰い殺される。
どっちに転んでも壊れそうなオチが良いトコだろうあの哀れなる若者の不幸を。
神は嘆かれておられると思うぞ?
[親兄弟、親友恋人が実は人狼である、と云う絶望の中で最期まで生き残ってしまう村人と云うのは、案外良くある光景だ。
中には強く上を向き生き抜ける、精神状態の強い村人も存在するが。
中には絶望に耐え切れず、その後の余生を廃人状態で過ごす様な者も勿論いる。
さて、もしこの惨劇を打ち砕けたとしても、彼はどの様になるだろうか]
……それで、質問させて欲しいんだが。
お前が態々俺の事を探しに着てくれたと言う事は。
唯の宣戦布告のつもりか?
[眼前、二人きりの状況で、人狼めと告発しに来たアルビンの真意を図る様に、歩幅をひとつ踏み入る]
俺なら此処で、あの坊ちゃんに真相を話す前に、俺を殺して全てを有耶無耶にする選択肢を選ぶ所だが。
…通させて貰うぞ?
[最低でも、本当の人狼は何者かを伝えなければいけない。
百歩譲り、彼が真相を悟れたとしても人数比、二対二。
もし人狼を殺す前に、己か彼が殺されでもしたら、流石に昼と言えども人狼に抗えなくなる。
先程の、覚悟を覚えさせる為に、遠まわしに含めた人狼の正体。
彼が正しくそれを受け入れてくれる事を片隅で祈りながら、パン屋への道を。
何をしてくるか、予測も付かないアルビンに対して、警戒心を集中させながら**]
[齢20、10年共にしてその様子は変わらない。
変わらない日常、永久に巡る夏の空
穏やかな風 花盛の薫……
泡沫の 夢
あの日、フリーデルが評した『反吐が出るような純粋さ』
それは言い得て妙な表現であっただろう。
花盛に染まらぬ外の者には、それは一種の不気味すら覚えるものなのかもしれない。
それが、まさしく女の本性なのか
はたまた演じ魅せていたものなのかは…
この狂騒劇の幕が下りるまで女からは語られることはないのだろうけれど]
いこ? 神父様が狼なら、いくらアルビンさんが強くても危ないかもしれないし。
助けにいこう?
[果たしてどれくらいそうしていたか?
無理に連れて行こうとはしなかった。
彼が何かを語るなら、じっと聞いていただろう。
彼が何かを問うのならば、それに応えることもあるだろう。
そして、彼の平静を待って、おずおずと誘おうとしただろう。
夢の終わりへと向かう導に向かって]**
[昨夜、頬を伝った涙は何処から溢れて来たのだろう。
泣いたのは誰?
果たして、後悔しているのだろうか、
自分の欲望を満たす為に大切な人達の命を毒杯に注ぐ事を。
確かにゲルトやフリーデルを見捨てた事にアルビンは罪悪感を感じたが、悪魔に魂を売った男はそれにさえ悦びを感じていた筈だった。
アルビンに罪の意識がない訳ではない、自ら選択して茨の道を進んだのだ。]
[「狼の子供。」子供のアルビンが自身をそう称したのは、赤ん坊の彼を拾って育ててくれたのは人狼だったからだ。
生まれて間もない頃に捨てられたという。行商人として生きる育ての親と共に各地を渡り歩き花盛りの村へと辿り着いた。(その人は商売に出掛けると行って村にいない時間も長かったが、とうとうアルビンが大きくなると村へ帰って来なくなった。)
その人が狩りをしている瞬間を見た事が無い。きっと自分の前から姿を消している間に人を襲っていたのだとアルビンは思っている。
自分を拾い育てたあの人は自分に人としての幸せを望んだが、
アルビンは狼に暗い憧れを抱いていた。
幼い頃から抱き続けた狼への尊敬と畏怖。きっかけは、あの日。
人狼そのものと心を通わせ、押し寄せて来る悦びと後悔が全てを変えた。]
[其れ等の事を目の前の神父に語る事は無い。
彼にとって自身がどういった事情で人狼に加担するのかどうでも良い事なのだから。
またアルビンにとっても、ジムゾンとフリーデルのどの様な仲であったのか重要では無かった。
それ以上、追及する事は無かった。
さて。どういうつもりなのか、突然態度を変えた神父。
礼儀正しく丁寧な口調が一変して乱雑に、神父の目には明らかに自分への侮蔑が含まれていた。突然の異変を警戒こそはしても、嘲笑に向けられる事自体には何の感情も感じない。
「狂っている」という事は自分自身が一番良く分かってる。]
お前が俺に興味がない様に、フリーデルとお前がどんな仲だったのか俺の知った事ではない。
けれど、自分を庇って死んだ女を正気ではないなんて良く言えるな。
狂人だろうフリーデルを、此処に来る前からの仲であったなら、
良くもまあ見捨てたな。
聖職者が高潔な存在?
さあね、それもまた俺に関係の無い事だ。
何が恐れ入ったか、だ。
それがどうしたって言うんだ、呆れさせるな。
ただ、まあ、『聖職者はとりあえず処刑しとけ』という言葉は肝に銘じて、
今後は聖職者を見たら用心させて貰うとしようか。
お前みたいな恐ろしい男が居るのだからな。……。
[では、どうやって――?
説得する?
果たして聞き入れてもらえるのだろうか。
自覚がなければ、その言葉の意味もない。
拘束する?
人狼とはとても強力な存在と聞く。
簡単に押さえつけることができるのであれば、こうも恐れられるはずがないのだ。
…無知で無力な僕は、彼を生かしたままに平和を取り戻す術を持たない。
――だから、導き出されてしまった答えは、
全ての元凶、人狼のアルビンを殺すということ。]
/*
箱を起動させると遅寝が見えているので、鳩から。
何これ心臓に悪い。
みんな頑張れー 出来ればジムゾン生存してー←
[アルビンかカタリナの無事を確かめたら。
そこにパメラの名は入っていなかった。
…どういうことだろう。
ジムゾンは、パメラが狼だと思っているのか?
何故?何を根拠に?
だって、人狼はアルビンなんじゃないのか…?]
ありえない…ありえないよ…
いつも笑顔が素敵なパメラだよ。
酷いことなんて、一つもしたことがない。
あんなに優しい子が、こんな酷いこと…
[…するはずがない?
本当に、そう言い切れるのだろうか。
脳裏に響くのは、どこか状況を俯瞰したような冷静な声。
何故パメラが人狼である可能性を頑なに否定する?
あんなに大好きだったはずのアルビンが人狼かもしれないって、
…僕は昨夜、あっさり認めてしまったじゃないか。
同じだよ。可能性は、0じゃない。]
リナ…?
……リナが?
あの子が一体、何をしたっていうんだ…
[おっとりしていて、優しかったカタリナ。
村一番の、努力家のカタリナ。
ちょっと引っ込み思案なところが、どこか自分と似ていて。
放っておけない、妹みたいな存在で、
飛び出していくアルビンを引き留めることもできず、ただパメラと顔を見合わせて、]
村娘 パメラは、行商人 アルビン を投票先に選びました。
村娘 パメラは、神父 ジムゾン を能力(襲う)の対象に選びました。
[誰が人狼だと思うかと問われえば、何をいまさらと顔に浮かべて瞬きする]
だって…アルビンさんが、神父様が狼だって……。
[なんでそんなこと聞くのだろう? と不思議そうに彼を見上げる]
オットーは、アルビンさんや私が狼かもって思ってるの?
[オットーの信頼を利用して神父を狼に仕立てあげる事が一番無難で安全な方法だったのだろう。
けれど、アルビンは此処で自分が死んでも構わないと思っていた。
村に残る人間はあと二人、オットーにパメラを殺せるとはアルビンは思っていない。
刺し違えようと、此処でジムゾンを為留められるなら。
……あの子の願いを叶える事はできなくなるけれど。
「オットー。パメラを頼んだぞ、
俺に何か会った時は護ってくれ。」
そう、親友であるオットーに最期に言い残した言葉もあれも本心であったのだ。
矛盾していると思う、大切な親友を殺す。けれどオットーを好きだと思う気持ちも嘘ではない。
アルビンは大振りのナイフを取り出した。*]
[「アルビンを助けに行こう」とは言わなかった。
アルビンの言うように、余所者のジムゾンが人狼だとしても。
僕の考えている通り、アルビンが人狼だとしても。
ジムゾンの示唆したように、パメラが人狼だとしても。
――僕は、]
[ ――僕は。
真実を、知りたい。
…それがどんな結末であろうとも。
知ってどうするのか?
覚悟はできているのか?
…わからない。わからない、けれど。
この事件の真相を。その理由を。この現実を。
その全てを受けとめて、僕は向き合わなければならないんだ。]
[村の中を歩きながら。
ふと思いついて、パメラに尋ねる。]
…ねぇ、パメラ。
例えばさ。
僕が人狼だと言ったら、君はどうする…?
[ぎゅっと、握った手に力を込めて。
――君はこの手を振り払うだろうか?
僕を殺そうとするだろうか?
それとも。
全く予想もしない反応を、返してくるのだろうか…?]
[カタリナを襲撃したその夜、アルビンはパメラの傍に居なかったが。
遠くに居てもアルビンはパメラの身を何時も案じているし、
微かに言えども脳裏に伝わって来る想いがあった。
果たして、あの涙はどちらのものだったのだろう。
ナイフを構えながらアルビンは考える。]
[初めは、憧れ。パメラの正体を知る前からも彼女の事を気にしていたのは、自分が人狼の声の聴ける狂人なのだからと思っていた。声を聴かずともパメラが人狼である事に気付いていたのではないだろうかと考えていた。
人狼であるパメラと想いを交わす事。人狼への憧れを抱き続けたアルビンにとって幸福だった。
人を殺す事への罪悪感を持ちながらも、パメラを通して人狼として悦びを感じる事への欲望に抗う事は出来ずに見ぬ振りをする処か彼女への協力を惜しまなかった。
今回も、そう。例え大切な存在を喪おうが、その大切な人を自分自身のものにする悦びに陶酔していた。]
/*
誤字酷い!
けど、もう諦めた。
・・・ジムゾンさん、僕達の殺し合いはどうなるんすか?
オットーに殺されるのもありです。
まさかのパメラが庇ってとかあるんでしょうか。
どきどき
[だから、アルビンを避け、パン屋へ向かおうとしていた身体は転換し]
――…おおぉっ!!
[大振りのナイフを手にする、アルビンへ、素手にも関わらず猛然と飛び掛る。
狙いは…アルビンが持つナイフを奪う為]
[私の問に彼は微笑んで、答えの代わりに私の手を取った。>>106
私は、それ以上問いかけることはせず、ただ黙って彼の手を握りしめる]
え? オットーが狼だったら?
[歩く傍ら聞かれた言葉に少し驚いた顔をして立ち止まってしまう。
それからじっと彼を見つめる]
うーん。どうもしないかな?
だって、狼でもオットーはオットーなんでしょ?
私は、オットーが狼だなんて思ってない。
もちろん、アルビンさんもね。
けど、誰が狼でだれが狼じゃないかはわからないよね。
自分は違うよって自分だけがわかっててもさ。
他の人は自分じゃないんだもの。だから本当のことはわからない。
でも、ほら昨日私言ったもの。
神父様やフリーデルさんに。
『後悔のしない選択をする』って。
そりゃ、人生だもの後悔がないなんて絶対にないよ。
でも私は、オットーもアルビンさんも大好きだよ。
大好きな人を疑って、違うかもって悩みながらそんなことしたくないもの。
そっちの方がずっとずっと後悔する。
信じた人が狼で、私を食べに来ちゃったら…そりゃ悲しいけど
けど、疑わなかったことなんか後悔しないわ。
ずっとずっと一緒にいたんだもん。
過ごした日々も、思い出も忘れてしまうことはあってもね、なくなったりはしない。
食べたくなっちゃったなら、なんか理由がきっとあるんだなって。思うかな?
だから後悔はしない。恨んだりもしないよ。
そうね……
[幾ら特殊な能力を持つ異端審問官とは言え。
己には、人狼を、妨害する狂人共々殺せる程の力はない。
だからアルビンのナイフを奪い、任せようと考えた。
誰の真実を信じて、誰の神を殺すのか。
真相と現実から瞳を背けるか、正面に向き合うのか。
先に殺されたらそこで終わり、己の信じる正答を導けなくても終わり。
最期の決断を託す為、その為に今必要な刃を奪おうとアルビンのナイフへ両腕を伸ばす]
/*
……知的で鬼畜な神父のはずが。
微妙に物理的な戦いが存在するゆえにか、若干熱くなってる。
後30分だけど、間に合うかな間に合うかな。
どちらに終わってもBADな予感しかしないので、パメラとアルビンが優しい場合はこのままさっくり僕が死ぬのが最も優しいENDではあると想うんだ……っ!
[にぃっと口元を曲げて、彼の手を手繰り寄せて]
じゃあ質問の答え。
オットーが狼で、私を食べたくなったならどうぞ食べてください。
でも、急に襲いかかるのはやめてね。私だって心の準備があるしさ、
少しくらいお話も聞きたいし…そうお願いする…かな?
[茶目っ気混じりに『あんまり痛くしちゃだめだよー』とか言ったりしながら…けれどその眼は笑っていなかった。
彼はアルビンを助けに行くとは言わなかった。
誰が狼かという問いにも答えなかった。おそらくは私を狼だとも片隅では思っているのだろう。
だから私はその眸でこう答える。
『 貴方が私を狼だって思って
殺さなきゃって思うんだったら、いいよ?
私を殺しても。
後悔はしない』…と]*
[ジムゾンが差し出した生け贄はフリーデルの事だろうか。>>109
その生け贄を差し出して彼が得たものは何だったろうか。それは知る由もない。
ずっと狼に憧れて居た。人狼になりたいと子供の自分は何度そう願っただろう。人にも人狼でない中途半端な身であろうと、気高き狼の子供という誇りは喪っていないつもりだ。
人狼であったその人に森や山の恐ろしさや美しさを教えて貰った。同時に、獣を狩る事も学んだ。無駄な動作は必要ない、獲物の首の動脈か弱点である心臓を狙えばいい。
牙は無くとも代わりの大振りのナイフで、飛びかかって来た男の中心を狙って。>>111
…自身がどうなろうと構いはしなかった。]
[アルビンのナイフはジムゾンの肌を傷付けはしただろう、だが心臓に届いたかは定かではない。
ジムゾンはアルビンのナイフを奪おうとしていた。けれど、アルビンも易々と渡そうとはしないだろう。
ジムゾンがナイフを奪おうとする傍ら、そのナイフの柄に力を入れてぐっと押し返し、そのまま心臓を貫こうとしたか。
アルビンがジムゾンを殺そうとしている。
その光景を見て、オットーとパメラはどうしただろうか。
果たして、オットーはどちらを選ぶのだろうか。]
[不意に心のなかがかき乱される]
……アル兄さん?
[今まで感じたことのない感覚だった。
今まで心の共鳴は、恍惚と、不安と、思慕と、哀しみ
時に愉悦もあった。狂気の波が逆巻くが如き快感もあった。
けれど…]
アル! だめ!
[それは恐れか? いやちがう…覚悟か?
私への愛情にまとわリつくように迸る覚悟は…
嗚呼それはだめだ…だって、それは…
『死』を内包している。そんな覚悟だ]
だめ! 貴方が死んだら…
/*
今回全く上手く返せた感じがしないです。
毎回の事ながら。
アルビンさんのキャラが迷子。
ジムゾン、ごめんね!
さあラストどうなるのー!?
行商人 アルビンは、神父 ジムゾン を投票先に選びました。
[神はその意思で生贄を求めた事は一度たりとも存在しない。何時の時代とて、神への奉納と生贄を差し出すことを決めたのは人自身。
ならば、そんな傲慢な贈り物を前に、神は人へ対価を恵むのだろうか?]
――ぐア、この。
観念して、そいつを……!
[真正面から心臓を狙われそうと悟り、咄嗟に庇う左腕に深い傷跡が切り刻まれた。
ぼたぼたと腕と地面を赤色が汚し、痛みに表情が蒼白とするが、断と抵抗する。
微かに気を抜けば心臓を貫くナイフを奪い取ろうと、ぐいぐいと横へ横へ奪い取る力を籠め続けている。
その危うい均衡は、外からの手が入ればすぐに崩れるだろう]
やめろーーーーーっ!!
[握っていたパメラの手を離し、二人へ向かって駆ける。
――ダメだ、殺しちゃダメだ!
二人のどちらかが人狼かもしれない。
でも、二人とも人狼でないかもしれない。
これ以上、被害者を増やしたくない。
人狼が、人狼が全ての原因だと言うのならば。
彼を、或いは彼女を。
…僕が、殺せば、全ては終わりに――?]
[ふたりの力は拮抗している。選択は第三者に委ねられたのだろう。
アルビンの注意は目の前の男に注がれている。]
離すか、この野郎。
テメェが神に何を願ったのか知らねえが、
俺は誓ったんだ、
――俺は、彼女を。
[その背中はがら空きだ。
薄らとではあるが、オットーが自分を人狼だと疑っているのではないかという不安もあった。昨夜の会話でオットーには秘密を打ち明けている事を思い出したのだから。
もしも、彼が自分を人狼だと疑い、自分を刺す事があっても構わなかった。
けれど、もしも、彼が彼女を――。彼女を殺す事があれば・・・?
思い出すのは、この村に帰って来て目にした光景を。
その時、オットーはパメラを殺せはしまいと考えたけれども。
人の心は儚い。それは自分自身もよる知る事で、]
行商人 アルビンは、行商人 アルビン を投票先に選びました。
アル! 死んじゃだめー!
[駆けるオットーの背が遠ざかる。
起き上がりかけて届かないとわかっていても手を伸ばし…叫ぶ。
その手は虚空を掴むことしかできなかったけれど]*
[駆けた先、
力が拮抗し、揉み合う二人を押し倒すようにして。
反動でナイフはアルビンの手を離れただろうか。
そのナイフを、誰よりも早く掴み取って。
ばっと後退り、構える。
その、ナイフの切っ先を向けた相手は──]
パン屋 オットーは、村娘 パメラ を投票先に選びました。
……神?
生憎だけど、俺はそんなのに願った覚えはねえよ。
[この拮抗を崩しはしない。花も嵐の中散り過ぎた、閉ざされた村で、最期の。
唇を歪める。最期の決断を待つ、均衡の狭間に置かされているのに、唇は小さく笑みを浮かべた]
パン屋 オットーは、行商人 アルビン を投票先に選びました。
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