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ギィ は 城主 ソマリ に投票した
タクマ は 城主 ソマリ に投票した
ミヒャエル は 城主 ソマリ に投票した
ヒース は 城主 ソマリ に投票した
城主 ソマリ は 城主 ソマリ に投票した
城主 ソマリ は村人の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
咆哮が止み、輝かしい朝が訪れて村人達は知った。
――全ての人狼を退治したのだ!
名前 | ID | 生死 | 陣営 | 役職 |
---|---|---|---|---|
語り手 | master | 襲撃死 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
ギィ | nekomichi | 生存 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
タクマ | enju | 生存 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
ミヒャエル | ari | 生存 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
ヒース | kannoko | 生存 | 村人 | 村人 (村人を希望) |
城主 ソマリ | catroad | 処刑死 | 人狼 | 人狼 (人狼を希望) |
[両側から襲い来る竜頭の一方に狙いを定め、浅く切りつけて怯ませる。
もう一方を、と視線を向けた先で、薙ぎ払われる彼の姿を見た。
一瞬目を見開いたが、驚愕に固まる時間は短い。
無駄にできる時間などなかった。]
感謝するよ。
[こんな時でさえ甘く告げて、鞘を手に取る。
刃を納めればぴたりと嵌るのは、魔導器ならではか。]
[抜かぬまま、竜の顎をひとつふたつと躱し、みっつめは鞘の突端で突き上げて逸らす。
狙う首の下まで入り込んで、水飛沫と共に踏み込んだ。]
私に力を貸して……
── いや、与えておくれ。
[愛おしく囁いて、抜き打ちに斬りつける。*]
[ギィの手が触れ、闇より生成された剣が鞘の中に滑り込む。
久しく味わっていなかった感覚のはずだが、今となってはもうひとつの行為を連想させた。
とても、好い。]
《望むところ》
[甘く注がれる声に鞘は低く鳴った。]
[闇の素質を生かし、竜の弱点を鑑み、切れ味を、しなやかさを、魔を焼く力を錬成する。
ただ一度の戦いのために、剣に力をまとわせた。]
《欠けても折れても直してやる。存分にふるえ》
[使われることの喜びは、なによりもわかっているから。*]
[魔匠の鞘に力を注がれた刃は、竜の鱗を紙のように裂き、赤熱して傷口を焼き焦がした。
焼かれた首は再生することも叶わず、残る首たちが怒りの音を立てる。]
これは、 好い。
[切れ味ばかりではない。
今この瞬間、闇の刃が竜殺しの剣に生まれ変わったかのよう。
これは、癖になりそうだ。]
[そこからは一方的だった。
剣と鞘を二刀のように振るい、竜の頭を一つずつ叩き伏せ、切り裂いていく。
吐きかけられる毒液すらも、剣の一振りで弾き散らした。
頭の全てを失い、胴体を深く切り刻まれて、さしもの
ゆっくりと息を吐き、当然のように剣を鞘に納めてから、あっと気づいた顔で鞘を見る。]
もうしばらくはそのままで頼むよ。
助かった。おまえの助力はなんとも心強い。
剣を握る私自身まで、力がみなぎるようだった。
[惜しみない称賛を投げかけ、鞘の口を指先で撫でた。*]
[育て上げた刀身が引き抜かれてゆくときには、わずかばかりの寂寥を伴って見送る。
してやれるだけのことはした。後は使い手次第だ。
と思っていたら、この使い手は鞘で竜を突き上げ、殴りすらする。
細かな漣が走ったのは、鞘の笑いだ。
自分もなかなかに頑丈だとはわかっていたが、まごうかたなく武器と名乗れそうだと。]
《これも初めてだな》
[睦言めいて、共に舞う。]
[ほどなく竜は沼に沈み、道はひらけた。
戻ってきた刃を労わるように包み込む。
どれだけ激しい戦いであったか、なぞり、交歓する。]
《まだ帰れると決まったわけではないからな》
[依頼と賞賛の言葉には、そっけない是を返して、そっと触れて来る指先の愛撫に不意をつかれて沈黙した。*]
/*
私はおまえが時々差し挟んでくる可愛げに不意をつかれるよ。可愛い。
そうだね。ベッドに行こう。ねむ。
鍵はまた明日。**
/*
お疲れ様です。
お久しぶりですお邪魔してますー
今帰ったよー(みひゃえるぎゅむ
おやすみなさいのひとはおやすみなさい
[どれだけ寝ていただろうか。
空を見上げれば形を変えぬままの赤い月。
髪を撫でる風もあの愛しい世界とは違うのだ──…]
……帰る、か。
[これからの行動を決めるあの分岐点で、吾がその選択をした理由は小物の問いが「吾様はあっちの世界に帰るんだよね?」だったからである。
帰還一択>>2:42と、おそらく小物は深く意識をせずに告げたのだろうけれど]
そうだな
[吾と小物は根の部分では同じ存在だ。
どれだけ意見を違えたとしても、あの日あの女が割いた我々は、確かに吾と小物であった。
それ故に。その小物があの世界を「帰る場所」として口にしたから]
[あの世界への思いを反芻し、肩の上に乗る男の髪の柔らかさに目を細める。
このまま眠ればよい夢が見れそうであるが、それは後にとっておくことにして、
男の眠りが浅くなったタイミングで、行動を起こすこととしよう。
まずは男の銃を回収し、それから北の墓地にまで。
男が銃を忘れた原因は吾と小物であったから、取りに行かないなんて選択肢は存在しなかったのである]
[反応があった地点までまっすぐ向かえば見えるのは礼拝堂である。
礼拝堂の奥へ向かえば、棺を運ぶためのものだろう油圧式の昇降機とすぐ傍に金属製の扉があった。
向かうべきは更に地下、東の方であるのだが。
おそらく地下墓所の中心部に直通であろう昇降機へと、興味津々といった様子の小物を宥めつつ]
敵意…害意の方が近いか?
下から多数の反応があり、戦闘は割けられないだろう。
……まあ、それに乗りたいと言われても了承しかねる。
[同行する男へも釘を刺しつつ、警戒を促した。
石扉のまえまで来たら吾も小物に変わるとしよう**]
(さむい……ね、む
なんだっけ。座ったまま寝たっけ…)
[よく覚えていない。額と肩の辺りにだけ熱源があって、これにくっついて寝ていたようだった。どこかへ行くから起きろ、という声がして、控えめに肩が揺すられる。でもねむい。
一石二鳥とばかりに枕になっている熱源にくっついて、もう一度深く眠ろうと……
したら、慌てたようにもうすこし強く揺さぶられた。ねむ]
………。
[ぼんやりしたまま、ふわぁとひとつ欠伸を漏らす…ええと。ああ、吾様だ。吾様ぬくい…]
えぇ…と?
[やけに必死な吾様に再び起こされて、体を起こす。うんうん、覚えてる…なんだっけ。北の墓地…やっと目が覚めてきた]
[その後吾様に案内されて無事にウィンチェスターを取り戻し、向かった先にあったのは礼拝堂。立派だけどその分古く、屋根のてっぺんにある見たことのないシンボルは少し欠けているようだった。
前を歩く彼は道が分かっているようで迷いなく奥へと歩き、昇降機?の横を通って……どこへ繋がっているんだろう。昇降機の下りていく先を見れないかと覗き込もうとしたら、先に止められた。
興味がないわけではないけど、これで降りるのは危険と言われてまでではない…おとなしく彼に続き、扉へと近付いた**]
[鞘の中で力が剣を包む。
柄に触れて刃に意識繋げ、温かな感触を共有した。]
優しい触れ方をするのだね、おまえは。
[沈黙した鞘は怒っているのだろうか、照れているのだろうか。
表情の読めない彼の気持ちを知るのは難しいけれど、触れあっていれば通じることもあるだろう。
飾り紐に指を絡めて暫し弄ぶ。]
[剣と鞘とを左手に持って、沼を渡る。
水面に波紋を残しながら、体重の無いかのごとくに歩き渡った。
小島の上に降り立ち、石の祠に正対する。
黒々と口を開けた穴の奥に、鍵らしきものがあった。]
これかな。
[穴に手を入れ、掴もうとするが届かない。
不思議に思って穴を覗きこめば、先ほどよりも鍵は遠い位置にある。
何度か手を伸ばしてみても、同じ結果になった。]
[どう見ても祠の奥行よりも遠くに行ってしまった鍵を見ながら暫し悩む。
闇を伸ばしてみても同じことだろう。
どうやらこれには魔法的な仕掛けが施されている。]
さきほどの竜が"ふたつの魂が心合わせなければ"の障害かと思ったけれども、どうやらこれもそのようだね。
おまえをここに入れれば取れるかな。
[鞘の先端を祠の入り口に入れて、かき回すふり。
とはいえ、それもおそらくナンセンスだ。]
試みに聞くけれども、
おまえは私の剣を、この祠を両断するほどに強化できるかい?
[提案したのは、最も直線的で強硬な方法だった。*]
/*
小物さんちは、遅くまでお楽しみでしたね?
なかなかに素敵なタイムスタンプに戦々恐々していました。
吾様のファンでしたとそっと告白。
途中見えなくなったあたりは3Pしてるのかなとか、邪まな想像していた悪い陣営です。
/*
西洋剣の鞘の構造ってあまり知らないな、とネットを漁っていたら、「異世界に転生したら鞘だった」的な小説を見つけた。
世の中広いな。
/*
吾様可愛いですよね!
うちのコンビの可愛い担当です。そのうち俺と小物でぶわーってなって、とか擬音で会話するようなって、吾様一人頭抱えるようになるんですよ多分。
/*
タイムラインはかんのこさんのリアルの関係で、わりと覚悟の上でした!うちは連休あったので、なんとかなるだろーと。
ギィさんとこペアは健康的な時間だった…
/*
ペア数が少なかったからか会場(違う)を広々使えた感じでしたね。
銃置きっぱしちゃったけど、今取りに行ったらヤバい?ごめんなさいってなっちゃう?ってくらいで…他ペアと絡まなかった分気にせずヒース独占で幸せだった…かわいい…あほのこもかわいかった…
昼休み終わるのでまた!
[鍵は発見された。だが、手を伸ばすと逃げるという。
蜃気楼のようなものか。]
《捕らえようとして逃げるのならば、誘い出すのも手かもしれない。》
[その1、金属に磁気を帯びさせてくっつける。その2、飾り紐をひらひらさせる。(先に使い魔が飛びつきそうだが)その3、入りたくなるような鍵穴を用意してみる。その4、真っ向口説く。
提案したのは、ありとあらゆる奇抜な方法だった。
そのいくつかは、つい最近された体験に基づく。]
[ギィの問いには、告白にも似た自負とともに答えた。]
《おまえがそれを望むなら ── してせる。
祠の筋目を読んで、そこを狙う手腕がおまえにあれば、両断叶おう。》
[使い手あってこその能力だ、と焚きつけた。*]
[提案された方法はどれも興味そそられるもの。
だが試すには少々難がある。]
あの鍵に意識があるようには思えないな。
それに、おまえの前で他のものを口説くのは気が進まない。
だから、私とおまえの力で仕掛けごと断ち切れるか、
試してみよう。
[力を合わせてみたいのだと、選んだ道はやはり真っ直ぐだった。*]
/*
一番の苦労人は吾様か……(ご愁傷様
そうそう。少人数なおかげで割と気兼ねなく動けたね。
ペア村だと他ペアのお邪魔するのも悪い気がするので、そのあたりは気楽なものでした。
プロローグでミヒャエルからの視線が飛んできた時は、おお、ってちょっと嬉しくなったけど。
[別に、この男が誰を口説こうと知ったことではないだろう。
そもそも鞘を口説くという発想がおかしい。
だが、好きにしろ、というのはなんだか違う気がした。
…ばーか、と心の裡で呟いてみる。
複雑だ。]
[そんな逡巡も、選ばれた答えに封印する。
与えるでも使うでもなく、力を合わせようとの提言に、やはり天性だなと痛感した。]
《ああ、やるぞ》
[闇の刃に働きかける。
熱に負けぬよう露を含ませ、髪を丹念に梳くように組成の方向を揃えて硬度を増し、魔力を練りこんでいった。*]
[鞘の中で刃が整えられていく。
断ち切るための仕上げは細やかで丁寧だ。
柄を握る手を伝って、己の心もまた整えられていく。
呼吸が深くゆるやかになり、思考から余分なものが削ぎ落とされる。
世界から音が消え、周囲から色が失せて祠だけが浮かび上がる。
身も心も研ぎすまして剣を引き抜いた。
鞘を帯に挟んで、剣を両手で握る。
正眼に構えた剣の先端から己の身体にまで、新たな魔力が一本の線となって通ったと感じた。]
[祠の破壊と同時に、封じられていた魔力が膨れ上がる。
剣をもってそれを押さえこみ、爆発的な解放は防いだが、度重なる負荷に耐えかねて、ついに剣は半ばから折れた。]
く っ ……
[反動をまともに受けて膝をつく。
その眼前に、場違いに澄んだ音を立てて鍵が落ちてきた。*]
[練り上げられた闇の魔刃は、ギィとタクマの融合した意思である。
怜悧な動きで振り下ろされた一閃は、二人をこの世界に閉じ込めんとする呪を断ち切った。
相当に直裁な方法ではあったのだろう。
溢れ出した魔力の直撃はすさまじく、それを押さえ込むのに、ギィはまた無茶を重ね、自身の一部である闇の刃を折られて膝をついた。
刃なら継げるが人を癒す力はない。
タクマはただ、ギィを信じて待つ。]
《これは終わりではなく、始まりだ。
そうだろう?》
*
私としたことが、
無様を晒した、な。
[横ざまに身体を倒し、仰向けに手足を開く。
衝撃に打たれた全身が、まだ痺れていた。
けれども、空を見上げる顔は晴れやかだ。]
そう。始まりだとも。
ここから、始めよう。
[帯から鞘を抜いて、傍らに置く。]
まずはここから出ることだが、
[鞘の肌を撫でてから、おもむろに自分の手首を噛み裂いた。]
力が足りない。歩けない。
早く人の形になっておくれ。
[吸血鬼の血こそ魔力の源。
溢れる濃い赤を、鞘に注ぎかける。]
[全力をかけて戦った末に休息を求める者を、自分なら無様と呼ばない。
むしろ、愛しいとすら感じる。
面と向かって告げたりはしないが。]
《おまえが倒れているのに遭遇するのは初めてではないぞ》
[そんな姿を見られても気にする仲ではなくなった、というのはいささか浮かれすぎか。]
[見かけより消耗が激しいのか、立場を入れ替える誘惑に駆られたか、ギィが頼ってくる。
分かち与えられた血は ── 己と同じほどに古かった。
バックアップから、多頭竜に壊される寸前の姿を復元する。
ただ、吸血鬼の血を素材にしたゆえに、以前とは異なり、双眸は紅を宿していた。]
救助の要請を受諾する。
[横たわった身体の下に腕を差し入れ、横抱きにかかえ上げた。*]
[要請通り、人の形を再生した彼の腕が、身体を掬い上げる。
脱力にかこつけて彼の肩に頭を預け、顔を間近に見上げた。
瞳の中に、同じ色がある。
繋がりの証のようで、嬉しい。]
まだ、おまえの真名を聞いていない。
[不意に、問いともつかない言葉を投げた。
手に入れた鍵を使えば元の場所に戻れるだろう。
けれども、この赤い月の下で、聞いてみたかった。*]
[抱え上げた身体は冷たく、だが不快ではなかった。
脱力してすら、しなやかで優美である。
肩に頭をもたれかけさせれば首筋を牙に晒すことになるが、食糧としては見られていないだろうから、したいようにさせておいた。
沼に背を向けて歩き出せば、ギィが何か言った。]
おれの真名?
── おまえはもう、見ているはずだ。
もう…?
[見ているはず、という口が紡いだのは、古い言葉の響き。
ああ── と理解の息を吐く。]
あれは、おまえの名でもあったのか。
[理解と共にその来歴へと思い馳せたが、それもごくわずかな間のこと。
促されれば微笑んで、彼の首に腕を回した。]
/*
吸血鬼的には、ルーキス(光)の方じゃなくてよかったなw
うはうはしながら、忘れないうちにエピ延長して寝よう♪
深夜組はがんばってくれい**
村の更新日が延長されました。
村の更新日が延長されました。
― 地下墓所へ ―
──…
[石扉の前で小物と変わると言ったものの、これは。
手をかける部分どころかスリットがあるようにも見られないこれは、扉と呼んでいいのだろうか。
件の場所に、上下に動いた時にできただろう傷と、浅浮き彫りで記された文言があることで、辛うじて扉と呼んでもいいのかも──…いや、石壁と言い表そう。
おそらく謎解きの一種なのだろうが]
……これは吾には無理だ。
[吾には読め……ない。読めるが読めない。
使われている文字は知っているものであるし、文章の作りも知っているものであるのだが。
隣にいる男の国の言語で書かれているはずのそれに、何やら違和感を感じてしまうのだ]
[つまりそのままで読める文章はフェイク、暗号を用いている可能性が高い。
で、あれば、おそらく。尖塔で聞いた「力を合わせなければ」というのはこういうことなのだろうと、鍵の場所を捕捉すべく動いた吾は納得をする。
吾は男が解読するのを待ちつつ、吾らの通り過ぎた辺りを物珍しそうに見回している小物に大人しくするよう言い含めてから、入れ替わることにしよう]
[吾の知らぬことであるが、この壁の文章は男の国の暗号として読んでも、違和感が生まれるもののようで。
男の国の言葉を小物の国の言葉に直して暗号の構文に当てはめても、読めはするけれどやはり違和感が生まれるらしい。
二国の暗号を組み合わせて違和感のない真っ当な文章を作り、更にそれを読み解けなどと、言われてみれば正しく力を合わせなければ解けない代物だ。
最初、文言を目にした時に、表に居たのが小物であれば、それに気づけたのかもしれないが──…いや、表に居たのが小物であったら、興味のままに昇降機にかかりきりになっていただろうから、居ても変わらなかったような気もしている*]
/*
面白そうな村だけどリアルきつい、むり……って話だったのにありさんと設定はなしてるうちに抑えきれなくなりました。
ありさんは連日付き合わせてごめんよ(ぽふぽふ
ありさんにはこれあげるー
っ[可愛い担当]
え。えぇと…読めばいいのか?
[扉…扉?開くことができるなら、一応扉なのだろうか。その前から除いた吾様の代わりに前に立ち、文字列をひととおり、つらつらと眺めてみるものの]
……?
[一応、暗号の体裁にはなっている。文字列の一番上の単語に指を置き、横にずらして…という作業を幾度か]
――扉、壊したほうが早くないか。
[小声の呟きは聞こえただろうか。返事をくれないから、考えろということか。苦手だ。とても苦手だ。向いてない]
意味が…ええと。西に生まれし………なんとか。 を、どうにかしろって。
[意味が分からない。暗号ルールを吾様に教え込んだほうが早い気がする。ちらりと隣の様子を横目で眺めるけれど……いや一応元敵国だから、教えたらダメなんだろう――もう一生出られなくなるんじゃなかろうか]
ん、あー。こっちの綴りが、こうなるから……………………
[かなりの時間をかけて、暗号ルールにあわせて組み立てた文章を吾様に伝える。その答えは一応、答えとしては間違っていなかった。いなかったのだけど…そもそも一人で解ける問題じゃなかったのは詐欺だと思う。自信なさげな声で答えを、口にした
途端、床が崩れた]
う、 わ!
[ぐらり、体が傾く。バランスを取ろうとして伸ばした手で、触れた服の袖を掴んだのは無意識だ、たぶん。受身を取ろうと身を捻ろうとしたけれど、どうやら吾様が咄嗟に魔法を使ってくれたようだった。さほど衝撃もなく降り立ったのは、地下墓地。
さきほどあった昇降機。あれを降りるとどうやらここに辿りついたようだ、こちらにもすぐ近くに上にあがれる乗り口がある。上で、吾様が言っていた言葉
『 敵意…害意の方が近いか?
下から多数の反応があり、戦闘は割けられないだろう。
……まあ、それに乗りたいと言われても了承しかねる。>>11』
つまり]
吾様ー!とりあえず周り潰してけばいいんだな!方向任せた!!!
[周り中、墓地を掘り返して出てきたような異形が一杯だった。片手でSAAを構え、近い位置から速射で沈めて今度は少し離れた位置をウィンチェスターで狙う。派手に薬莢が飛び、慣れた手つきで次の弾丸を詰め込む。
正直謎解きよりは向いてると思う*]
[
やっとのことで吾様と交代してもらえた俺は、君を驚かせようと少しだけ吾様のフリをしよう。
君の肩に顔を乗せたいけれど、吾様はそんなことをしないだろうから我慢我慢。
後ろから抱きつきたい衝動に耐えていると、君が弱り顔でこちらを振り向いた。
そうして伝えられた言葉に、そんな意味なのかーなんて壁の文章に視線を向け──…]
あ
[これ、うちの暗号も当て嵌まるやなんて、ぱちぱちと目を瞬かせた瞬間。
床が消えた]
[返し手で別な一体の頭部へ刃を突き立てながら]
吾様、場所確認しながらならどこまでいける?
[なんて、許容範囲の確認をしよう。
あの時、吾様の正体に気づいたあの瞬間、俺は自分の絡繰りに気づけたのだ。
吾様に役目がないのなら遠慮なく押し付けるところだけれど、役割が振られている以上、それを阻害はしたくない。
「四肢までだ。頭部は意地でも、体幹もできれば守れ」なんて答えを吾様からもらった俺は一言]
あ、ちょっとなら弾に当たっても平気だから、俺が邪魔でも気にせず撃ってね!
[なんて君に告げ、それから更に一歩前に出よう。
頭以外なら当たってもなんとかなるらしいから、銃口を意識せずとも戦えそうだ**]
/*
ってわけで、前衛にでたよーってとこで寝るよー
ごめんね、おやすみなさい(みひゃえるぎゅむぎゅむ
相変わらず小物は吾様に厳しいなあ
[呼べとは言ったが、所有格にしろとは言ってない。
接吻けしろとも求めてない。
甘すぎる。
思わず蹌踉いた。]
痛い目を見るぞ。
[わずかに腕に力を込めたのは、事故防止だ。
抱擁の代わりなんかであるものか。]
おまえの真名も明かしてほしい。
[取り調べではなく、訊いた。
職業上では、一度もしたことのない問いである。]
…あ、 手帳。
[仕事を思い出したところで、手帳もお守りも、上半身とともに吹き飛ばされただろうことを思い出す。
今となっては沼の中だろう。]
…そういうことなんだろうな。
[これから帰るのは、元の世界であって、元の暮らしではない。
どうするという当てもなかったが、それだけは確実だった。*]
え、えぇー…
[そう言われて遠慮なく吹っ飛ばせる人間なんているのだろうか。けど一番最初に見かけた時、たしかに全身穴だらけになりながら平気な顔をしていたのだから、大丈夫なのだろう。遠慮なく彼の背に近付くゾンビ?頭の一部が崩れ落ちているやつを吹っ飛ばして、距離を離させる。
この気持ち悪いやつらは数は多いけど動き自体は早くない。距離さえきちんと取れていれば]
あ。
[墓地に埋葬されていたらしきゾンビは年代の古さなどはあっても皆一様に似た、装飾の少ない姿をしているのだけれど。どうにも墓荒し?なのかきちんと武装までしたやつがところどころ混じってて、そいつらは意外といい動きをする。手前のを吹っ飛ばして弾を入れ替えようとウエストポーチに手を入れた、しかし吹っ飛ばされたやつの後ろにまた別のがいて、壁になって見えなかったのが一挙に距離をつめてきた。
SAAは…弾はあと1あるけど一発では沈まないな。ブーツに仕込んだサバイバルナイフを取ろうと手を伸ばし…けれどナイフは取らずにSAAの残った銃弾を打ち込んだ]
[前に出ていた筈の彼が唐突に戻ってきて、近くのやつを代わりに殴り飛ばしてくれたからだ。その礼とばかりに急に後ろを向いたせいで、彼の近くに迫ったやつに弾を浴びせた。まだ動きそうな気配があったから、投げナイフを追加でお見舞いする]
…、少し頼んだ。
[この際だから少し任せてしまおう。
……、ふ
[息が洩れる。再びウィンチェスターの弾を撃ち尽くす勢いでばら撒いて。
敵が多い、のは確かなんだけれど。なんだかちょっと楽しい。いやあいつら見た目キモいから嬉しくはないけど。弾を補充…こんな戦い方なのに、不安は感じていない。前にいる彼が、ミヒャエルに敵が近付かないよう戦ってくれているのが分かるから]
なぁ。
――無事に帰れたら、ご褒美考えようか。
[いや実際なんであんなに好かれているのか分からないのだけど。疑いようもない好意は、今となっては……ちょっと、うん。
……キスくらいはいいかな、というつもりだったのだけれど、なんかキスでおさまらなそうなはしゃぎっぷりに、そこまでじゃない!と何度か釘を刺すのだった**]
/*
おはようもうあんまり時間ないけど!寝てた!
吾様に厳しいのは…甘えてるからとか?あれも自分だしってなってるから遠慮しない?
大丈夫吾様はできる子!また夜に来るね!(ひーすぎゅむり返し
[自分の唇から音が滑り出すと共に、胸の裡に熱が点る。
硬質な殻を持ちながら、包み込むように柔らかい。
彼そのものの形。
よろめいた彼の腕の中で短い墜落感と拘束感を味わう。
笑い声をあげて彼の首にしがみ付いた。
この身に備わる高い回復力は、既に先の痛手をほぼ癒している。
動くのに支障は無いのだが、今しばらくはこうしていよう。]
[真名を問われて笑み深くする。]
名乗り交わすのは、契りの作法だな。
[はるか昔の風習を持ち出すが、長き時を生きてきた身にとっては未だに有効な習俗であった。]
共に、帰ろう。
[
それを失わせたのは私のせいだ。
責任は取るとも。
[名を交わし、血を分け与えた縁はもう切れない。
微笑みで、それを証立てた。*]
/*
うちの子可愛いうちの子可愛い。
もううちの子って呼んでいいかな。いいよね。
名前ルーキスの方だったら強制改名させてるに違いないよ。
/*
白ログは相方のためのものだけれども、他ペアと交流できる囁きがある、というくらいが一番好みの塩梅かもしれない。
[間近にギィの瞳を覗き込む。
これからは、こうして紅の月を見ることができるのだろう。
この世界で結ばれた出来事の思い出に。]
いい覚悟だ。
[微笑む唇に視線を移す。
昨今は責任逃れをする輩も多いが、魔物は真摯だ。]
おまえがほしいのは、この人型か? それとも…?
[笑みを重ねる。
こんな軽口を叩くのもいつぶりだろう。
確かに、おまえのせいだ ── と告げた。*]
[軽口の口調で問われたが、己にとっては存在の根幹に関わる。
刹那の真顔が緩やかにほどけ緩んで、魂まで蕩かさんとする笑みに変わった。]
私に、そんなことを聞くのかい?
[彼の首に回した手指が髪の間に入り込む。
肩を抱く手が耳を、顎のラインを、喉仏をついと辿る。]
私はおまえの全てを求める。
この人型の愛おしさも、
鞘であるおまえの美しさも、
おまえが持つ力も、なにもかも、
全てが、欲しい。
[己にとって、求めるということはそういうことだと、
白皙の下に熱情を透かして、告白する。*]
[答えは予想の範疇だったけれど、その声と仕草は、魂からのものだった。
深いところで共鳴する。]
それぞれを、それぞれのままに ──
[求めよ、と。
それができる器であると、感じるままに願った。*]
[魂の共鳴が血脈の漣となって身体を巡る。
血を分け与えて作られた人型は眷属にも等しい。
いずれは彼本体もそうなるだろうか。
それは心躍る未來である気がした。]
では、"さきほどの続き"をするかい?
[響き合い舞い上がる心のまま、そんな誘いも掛ける。
背を伝わせて腰骨を弾いた指先を、そのまま下へと滑らせた。]
[と、そこへ小さな皮翼が降りてくる。
いつのまにかどこかへ行っていた使い魔が、にゃあとなにかを訴えてきた。]
そろそろ帰って、美味しいものが欲しいそうだ。
鍵は、おそらくどこででも使えるだろうが、
なにかやり残していることはないかい?
[使い魔が咥えてきた鍵を手の中で転がしながら、問いかける。*]
[悪戯な指先が肌を伝う。]
もう回復したんだな?
[触られてばかりいるのもこそばゆい。
身体の位置を入れ替えようかと考えたところに、使い魔が飛んできた。]
[何かやり残していることは、と問われ、目を細めた。]
おまえを淫行罪で逮捕することだな。
[もう追いかける必要はないけれど。
逃走劇は終幕だ。*]
/*
寝てた…おかえりお疲れ様!(ぎゅむ。
あー。なるほどw
それは仕方ない…小物は最初に吾様に警告されたから…
[タタタ、タタとリズムを取っているようにも聞こえる銃声を伴奏に、俺は異形の腰に履かれたままの剣を引き抜き鞘も抜かずに目一杯振り抜いた]
あちゃー…これも駄目っぽいや
[鈍器と化した騎士剣は、脆くなっていた頭蓋を粉砕することは出来たけど、その一撃で刀身が寿命を迎えてしまったようだ。
崩折れる鉄は、いや錆は、鞘を支えられるはずもなくて]
とうっ!
[仕方ないから鞘で新手をぶん殴り、別の一体へ残った柄を投げつけて。 また、長物を振り回すやつを見つけたから武器を拝借しに殴りかかるとしよう。
持ってた武器はどうしたって?
弾切れだし、色々付着したものを拭き取る余裕もないものだから十体もいかないうちにナイフはナイフじゃなくなってるし、自分で考えない奴らを相手取るにはちょっとリーチが欲しいし。
うん、今の状況には向いてないから、現地調達に切り替えた!
吾様の武器借りたって、きっと十分ももたないだろうし]
[君が戦線に戻るタイミングで、吾様から方向が示されるから、そちらへ進路を取るように呼びかけて。
戦って戦って戦って転んで戦って戦って転んで八つ当たりして戦って──…
そうやって進んでいけば、新しい扉が目の前に現れた。
どういうことなのかはわからないけど、扉の前まで来たら奴らは寄ってこなくなったみたいだ]
……抜けた、のかな?
[なんて、扉の前で君と顔を見合わせて。
どうやら本当に戦闘区域を抜けたみたいだから]
……っぽいね。
扉に罠とか鍵とかないっぽいし……
[「行こう」なんて口にして、俺は君に手を差し出したのだけれど。
その手はあまりにも汚れてしまっていたものだから]
[吾様は血まみれの手を差し出して拒絶されたんだっけなんて、ここに来た時のことを思い返せば]
…………行こうか
[そう再度促す前に、この手は引っ込めてしまおうか。
本音を言えば抱きついて喜びたいところだけれど、抱きついたら君が汚れてしまうから、今は我慢することにしよう**]
[なんでも、という言葉から結構無茶を振られるんじゃないかと少し後悔をしていたのだけど。
結果出てきた彼の希望は、『デート』という比較的穏便な希望になったようだ……途中の言葉の途切れさせ方から、彼の中から口は出されていたのかもしれない。
最終的にその希望を口にして、テンションが上がったのか敵からひったくった銃を鈍器にものすごい勢いでなぎ倒していく。銃ってそういうものじゃないんだけど、おかげでこっちに流れてくる敵が減った]
デート?いいよ!
じゃあ帰ったら、吾様も一緒に三人でデートだね!
[銃で目に付く敵を吹っ飛ばし、即答でオーケーする……一応、すごく頑張ってくれているから、どこまで許容できるか考えて、できる限り。ちょっと頑張って、受け入れるつもりではあったのだけど。本人の希望がデートなんだから何も問題はない、うん。]
[鍵の方向が分かったらしい吾様の指示に従って、弾を撃ち尽くす勢いで――実際わりとギリギリのところだった。たくさん持ち込んでいるつもりだったのだけど――やっと扉の前まで辿りつけた。
少し離れたところで立ち止まっている敵と、ここにくるまでにずいぶん汚れてしまった彼の顔を順に見る。もう安全、なのだろうか。
大丈夫らしい、と少しだけ気を抜いた笑みを浮かべて手をこちらに伸ばしかけ。思い出したようにその手を引っ込めた。彼一人全身酷い状態なのだ。
さすがに気付かないなんてことはない。ポケットを探ってハンカチを取り出し、顔や頭に飛び散った汚れを腕を伸ばして拭ってあげるけど、さすがに全身は無理だ]
ジャケット、とか…脱いだらダメなのか?ちょっと、それは。
[ポケットに必要なものをつめているかもしれないから、強くは押さないけど。そういえばお菓子を詰め込んでいるんだったか、あれはもう食べられないのではないだろうか。少なくともミヒャエルはあまり食べたくない]
[扉の中は少し暗い、と思ったら魔法なのかふわりと火が灯った。ふわりふわりと、順に火が伸びていき…最後に、部屋の真ん中に置かれた台の上のジランドールに火が入る]
……。あそこ、かな?
[ここまでやって、違ったら逆に笑えるかもしれない。石の床にブーツの音が反響する。近付いて覗き込んだ先には、たしかに鍵があった。手を伸ばしかけて、一緒に覗き込んでいる彼の顔を見る]
これだよな?これ取ったら、すぐに帰れるのかな……
[あっちに戻ると、停戦は結んだとはいえ彼は長年争ってきた隣の国の軍人だ。ここに来る直前、ミヒャエル達は彼の国のやつらに襲撃されたし……大丈夫なのだろうか。というか彼の存在ひとつで戦況をひっくり返しかねないのだけれど、でも今までそんなやつが戦いに出てきた記憶はない]
……大丈夫だよな?うん…うん。
[確かめるように、何度か頷いて。やっと手を伸ばし、鍵に触れた**]
/*
やっと!鍵を、とった!!!
かんのこさんの帰ってくる時間がエグいよね…ほんとお疲れ様…体調気をつけてね?
おまえに逮捕されるなら歓迎だ。
こんな風に縛ってくれるのかい?
[嬉々として言って首に抱きつき、首の向こうで手首をクロスさせる。
ついでとばかりに首筋に口付けたところで、あ、と息を零した。]
まだおまえに印をつけていない。
[重大なことだというような顔をする。]
鍵を使った先でなにかあるといけない。
この場でつけてしまおう。
降ろしておくれ。*
[縛られることの何が愉しいのか、弾む声で快諾される。
更生の余地がなさそうであった。
何を連想したか、不意に神妙な面持ちで、降ろせと頼まれた。
彼にもやり残したことがあるようだ。]
印?
[いろいろくれたはずだが、また違うのか。
何かあるといけない、というからには保険のようなものなのだろう。]
[降ろしてほしいとと頼んでおきながら、腕は首に回したまま。
足が地面につけば、首と腰に手を添えて引き寄せ、唇を寄せた。
髪の毛の間に入れた指でそっと仰のかせ、露わになった首筋に牙を立てる。
"これは既に手が付けられている"という、吸血鬼としての印だった。*]
[それは抱擁というよりは捕食の態勢に見えた。
首筋に差し込まれる皓い牙に痛みを覚えることはなく、ただその怜悧な存在を経験する。
自身の指で梳いたのでは決して感じない毛髪の粟立つような感触は、やはり官能的なものなのだろうか。]
…シン
[止めろ、でもなく、好い、でもなく、ただ、その名を息に乗せた。]
[印に込められた意味までは知識にないが、残された痕に注がれるギィの眼差しを見れば、この印を隠したり癒したりしないでおこうと思う。
印を晒してみせることで、やっかいごとに巻き込まれるかもしれなかったが、タクマの手に負えないようなら、その時はギィがなんとかするだろう。
それだけの価値はあるものだ。]
印を授けたところで、おまえのコレクションにはならないぞ。
[言葉にしてはそう告げる。
鞘は、戦人の腰にあればいいのだ。いつでも手の届くところに。
そうして、ギィの真似をして紅の髪を指に絡めると、額に触れるだけの口づけを落としたのだった。*]
[彼の声で呼ばれる名は沸き立つような色を帯び、額に捺される濡れた感触に身体の全てが舞い上がった。
彼に何もかもを捕えられた己を自覚する。
それは幸福な気づきだ。]
実用の品を飾って楽しむ趣味は無いよ。
[飾られるために作られたものでないなら、使うべきなのだ。
愛で、愛し、活かす。そのやり方が鞘に対して適切かどうかは不明だけれども、人間の形をしたものを愛でるのならば、方法はひとつしかないだろう?]
やはり帰って続きをしよう。
あの時は邪魔も入ったし、たったの一回しかしなかったし、
そうだ。プラグもせっかく入れたのに結局活用しなかったし、
[言いながら、鍵を掲げて宙で捻る。
鍵とはこう使うものだという観念に鍵は応えた。
空間が扉の形に切り取られ、開く。
扉の向こうは、白い霧が濃く深く渦巻いていた。]
[ギィは欲しい答えを返してくれた。
何よりも、その顔に溢れ出る愛しげな表情が嬉しい。
役に立つ、というのとは異なる価値観を ── 愛されるという新しい律を、彼は教えてくれた。]
[聞き間違いではないかと眉をあげる。
彼の感覚には、いまだについてゆけないところはあるけれど。
目の前に開かれた扉を潜ろう。
絆という手錠で互いをつないで。*]
おまえが想像したことも無いような極みを見せてあげるよ。
[眉を上げた彼に笑って約束する。
開かれた扉は新しい世界への入り口だ。
お互いに、昨日とは少し違う明日へと踏み出すために、
共に、帰ろう。***]
/*
おつかれさま。これで〆かな。
続きとか後日談とか思い立ったら、また明日にでも。
たぶんそのうち、オルトゥスって呼びにくいから、名前付けるとか言い出すと思う。(
[放り込む前に君の指が俺の唇に触れて。
舌先にのる甘味に、その彼が押し込んできたものの正体>>74を知る]
ありが──…
[キャラメルの差し入れに礼をと開いた口は、君の唇が触れたことによって言おうとした言葉を忘れてしまった。
カツンと、俺の手からすり抜けた飴玉が床に落ちるのと、君が踵を返すのはどちらが早かっただろう。
君がどんな顔をしてるのかが見たいから、俺は歩調を早めるのだけれど、君も追いつかれまいと早足で進むものだから、結局反応は見れずじまい。
進行に合わせて順に灯る火だなんて、普段なら好奇心から飛びついただろうシロモノも、
その時の俺からしたら、前を行く君の表情を探るための手がかりとしか思えなかったから、部屋の真ん中まで君に遅れることなく進むことが出来た]
[飾り燭台の明かりの元、君の隣で鍵を覗き込む。
吾様によればこれが鍵のようらしいけど──…
君の視線が刺さるから、俺はそちらを向いて首を傾げていたんだけど、
君が不安げに何かを信じ込もうとしているから]
ん? ……うん、大丈夫!
[力いっぱい肯定した。
結局、なにに悩むのかはわからないけど、なんだろうと大丈夫にするから問題ない]
[……おそらく小物の同意には根拠はないのだろう。
男の不安がなんであるか予想はつくが、まあ酷いことにはならないだろうし、水を差す必要はないと吾は口を噤もう]
[
かつて吾らは今いる国に裏切られた末に、男の国の戦力となった存在であった。
記憶を失い国につくようになったものの、何が原因で取り戻すかわからない。
中途半端な怪物の生命力は、消すにも消せず、捨て置くにも捨て置けず。
戦況をひっくり返しかねない戦力であると同時に、
いつひっくり返るかわからない爆弾である吾らは、
起爆キーになりかねない男の国の存在と、接触しないように運用されていたのである。
まあ、彼の国以外の国との戦には駆り出されていたし、軍隊崩れの野盗との小競り合いにも引っ張り出されていたし。
顔を突き合わせる可能性の低い
]
[
そして、もし男の国で捕らわれることになっても、拘留はそれほど長くは続かないだろう。
吾の存在について、知らぬものしか居ないのであれば、それ即ち魔の技術が廃れているということだ。
そんな状態なら縛めを解くなど容易なことであるし。
逆にそちらへの造詣が深いのであれば、吾の存在を知るものがあるだろう。
その状態であれば、少々の試しはあれど、迎え入れられることは難しくはなさそうだ。
そして吾らが属した国の反応を見る限り、それは後者のようである。
]
…………
[それよりも、こちらの国に来たときの方を心配したほうがいいのではないだろうか?
攻撃や拘留といった不安はない。ないのだが。
小物はおそらく……いや、ほぼ確実に、男を己の番として紹介するだろう。
故に追いかけましたと、故に逆賊を見つけましたと。
「そんなハプニングも彼と一緒になると思えば問題ありませんでした!!」とか口走るだろう。
心配したほうがいいのではないだろうか?]
[まあ、帰りたい場所としていうならば、吾は男の国の方へ行きたいし。
小物は男と離れ離れにならなければどこでもいいようで、それほど場所には拘っていないようだ。
そして言わずもがな、目の前の男は──…
となれば、帰還は男の国だろう。
あちらの陣地になるか、どこぞの領内になるかはわからないが。
吾はあの国の250年前しか知らぬのだ、行き先は男に一任するとしよう*]
/*
あっちの国のじじばばなら、ヒースの顔がわかるのワンチャンあるかなあ。
絵とか書類に残ってたりするのもロマンがあるよね。
文献の場所はミヒャエル宅もいいけど、モブ文官の家とかってのも面白そう。
そしておやすみなさいー*ミヒャエル抱えつつ*
[大丈夫!と力強い肯定に、小さく笑みが洩れる。
根拠があるのかは分からないが、きっと大丈夫だ。異世界を渡るという大変そうな役割の鍵は、その仕事に対して案外小さなものだった。そろりと持ち上げるけれど何も変わらない――触れただけではダメらしい。鍵のかたちはしているけれど、この鍵をどこで使えというのだろう。
彼の中の吾様に聞くと、どこでもいい、ということだけど。どこでもってなんだ。いまひとつ騙されているような気が捨てきれないけれど、そのまま目の前の空間に向かって、鍵を指す仕草を試してみる]
……あ。
[なんか刺さった。多分これでいいのだろう。
『どこに行きたいかを考えながら使えばいい、そこに繋がる』と言われたけれど……最初にこちらに来た場所?でも襲撃を受けただけで特に行きたいという訳でもない。彼のいた砦…も、申し訳ないけど行きたいとはいえないし、おまけに彼自身も自分の国に特に拘りはないようだ。
ミヒャエルのいた部隊のいるであろう場所の近く?それとも]
――うん。あそこ、かな
……あ。
[なんか刺さった。多分これでいいのだろう。
『どこに行きたいかを考えながら使えばいい、そこに繋がる』と言われたけれど……最初にこちらに来た場所?でも襲撃を受けただけで特に行きたいという訳でもない。彼のいた砦…も、申し訳ないけど行きたいとはいえないし、おまけに彼自身も自分の国に特に拘りはないようだ。
ミヒャエルのいた部隊のいるであろう場所の近く?それとも]
――うん。あそこ、かな
[ある場所を頭に思い浮かべて頷くと、鍵を持つのとは逆の手を差し出した。どういう形で鍵の力が働くのか分からないから。彼一人取り残されたらいけないし。けして心配だからじゃない]
[そして鍵は力を発揮した。
現れたドア?を潜って辿りついたのは――ミヒャエルの家の近くの森の中。彼に聞かれたなら、そう答えるだろう]
……たぶん…君の封印に関わったのは、うちの先祖みたいだし…だったら、君のことについて、記録が残ってるなら、うちが一番高いかな、と。
[そう説明する。
本来なら、元の部隊の本拠地近くがいいのだろう。けれど直接彼を連れて行くのは不安が残る。軍事利用なんて、させずにすむならその方がいいのだ。
ミヒャエルの実家は軍の本拠地とも首都とも少し離れた場所にある。元は貴族。今となっては関係ないが、広い屋敷は元々領地だった場所に建ち、建てかえることもなく未だそこにある。調べものをするにも彼を匿うにも都合がいい]
連れて行くけど……その前に、水浴びでもする?着替えは俺のだから少し小さいけど、持って来るよ。
[実家近くの森の中、小さい頃さんざん遊んだ場所へと連れて行こう**]
/*
とりあえず実家に行ったよ!
ぶっちゃけさ…番発言をされて、一番ダメージ食らうのはここだよね、って…
よし頑張って〆よう!あと一日半くらい?*抱えられつつ、ぎゅむー*
[扉を抜ければ、そこはいつか通った森の中。
この先に家があったなぁなんて、ちらりと視線を向けるけれど、繋いだままの俺の手を引いて君がいくのは逆方向。
ああ、確かこの先には──…
そうだ、俺は君になら。
そうだ、吾は今ならば。
そうして辿り着いた先には、俺と吾様の記憶の通り。
空に向けて手を広げるような形状の大岩の傍、昔と変わらぬ姿のままの泉があった]
[俺は、着替えを取りに去るという君の袖を掴んで、行かないでと言おうとしたんだけど。
その手を抑えた手があった。それは俺の…いや、吾様の手で。
────…
そうして、俺にだけ告げられた吾様の悪巧み]
…………わかった。待ってる。
[その提案が今の俺にはとっても魅力的な物に聞こえたから、今は君を送り出そう]
[それは昔々の話、250年前より少々前の話になる]
― 回想・死が三者を別つまで ―
[王妃付の侍女の一人に連れられ、吾はこの地に匿われていた。
王妃付の侍女が王妃に侍らなくなったなら、それは女じゃないかと思ったものだが、
一回面と向かって口にして酷い目に合って以降は、こっそり思うだけに留めている。
侍女あたらめ女に随伴している騎士は、その際に大爆笑して共に酷い目に合った同士である。
お前は近衛じゃなかったのかという質問は、追求は許しませんと言わんばかりの笑顔で流されたので、これもまた思うだけに留めていた。
女と騎士が互いに思い合っていたことも、その思いが通じ合っていたことも知っていたけれど、
吾はどちらも悪しくは思っていなかったから、好ましく思っていたものだから]
[
彼らと共に生きたいと、逝きたいと思っていたものだから。
吾はそのためだけに、三つで一組の指輪を作り上げた。
指輪の力は、守護の加護と寿命の折半。
いつまでもこの時間を続けたいと、永くを共にいたいと、そんな欲望の産物をこの世界に生み出した]
[
死が三者を別つまで。
吾のそんな祈りは、結局そのままでは彼らに渡すことはできなかった。
戦が始まり、吾の力が求められ、匿われたままではいられなくなったものだから、寿命の折半という能力は彼らに害を為すだろうと。
彼らの指輪には守護の加護だけを残した状態で、まだ恋人同士でしかなかった二人に、急かす意味も籠めて結婚祝いとして送った。
顔を真赤にしてなにも言えなくなった二人が見れたのだ、それだけでも贈った甲斐はあっただろう。
その時、3つ目の指輪の存在を口にして、いつか共に居たい者が現れたら贈るのだなんて告げたのは、彼らの空気に当てられたからだ]
[そうして、彼らが式を挙げたその夜に、吾は泉に指輪を封じた。
誰よりも共に居たかったのはお前たちだったのだと、
伝えそびれた、叶えそびれた祈りの残滓を手元に置いておきたくなかったから。
それを気取られるのも好ましくなかったものだから。
3つ目の場所を秘したのだった]
― 回想・了 ―
[指輪を手にし、吾は昔を懐かしむ様に目を閉じた。
──…
それから指輪の力を組み替える。
何をしたのかを知る小物がわあわあうるさくなるのだがこれだけは譲れない。
小物はともかく、吾はあれへの感情を傍にいたいとは思えても、それがなにであるかはうまく纏められては居ないから。
あれが吾らをどう思うのか……好まれてはいる方だとはおもうが、
それにあれが自身をどれだけ賭けられるかとなると、そのままの指輪を贈るのは騙し討ちのようになるような気がするから。
……贈らないという選択肢はないし、気負わせないよう秘するという前提であるから。
寿命の折半を分譲に置き換え、受け取っても選択肢は残るようにしよう]
[指輪探しついでの水浴びを終える頃に、男は戻ってきただろうか。
ああ、そういえば、吾はその名前も知らないなと、指輪を贈る段になって気がついた。
だから、渡されたシャツに袖を通しながら、名を聞こう]
エールリヒの末裔、名前は。 ……なんと呼べばいい?
[長く傍に居たのに知らなかったなんて語りかけるのだが、思い返してみれば共に居たのは思った以上に短い時間で。
その濃度故に狂ってしまっていた時間感覚に吾は笑った]
[そうやって名前を聞き出せば、吾はミヒャエルへ名を刻んだ指輪を差し出しただろう]
ミヒャエル=エールリヒ
今しばらく、吾と共に居て欲しい。
なに、「死が二人を別つまで」とは言わないさ、
[おそらく君は驚くだろうし、婚姻の為のものと意味合いを違えて焦りそうではあるのだが。
守護の加護がつくもので、昔友人に贈ったものと同じものだと説明をしたのなら、君は受け取ってくれるだろうか?
まあ、小物は婚姻のものとして贈りたかったようでしばらくうるさくあったのだが、それはそうなったときにまた別に贈ればいいだろうということで決着がついた]
[一人突然に戻った実家ではずいぶん驚かれたけれど、今は人を待たせているからと説明は後に回した。出てきたのが母一人だったことが大きい、ここに姉がいれば絶対に洗いざらい話し終わるまで解放されないだろう。
服の中からできるだけ大きめの、多少サイズ違いでも着られそうなものを見繕いつつ自分もさっさと着替える。彼ほどではないが、やっぱり汚れていない訳じゃないから。
ライフルとSAAは戸棚の中に仕舞って鍵をかけ、準備完了。]
[歩き馴染んだ道を泉へと急ぐ。急かす気はないけど、水は冷たいだろう。木々の間から見えてきた泉の中に彼の頭を見つけて近付きかけ、一度足を止める。
これは、どっちだ。それ次第で近寄って大丈夫かが変わる。
というか、水浴びを見られるのはどうなのか。
悩んでいる間に相手の方から近付いてきたから、大丈夫なのだろう。しかも吾様の方だった]
え、名前?ミヒャエル、だよ。
ふふ、そうだね。今までお互い、聞きもしなかったね。
[言われて初めて思い出した。あんまり困らなかったせいだろう。吾様は自分は人の名を聞いたくせに自分が名乗ろうとはしないから、こっちから彼らの名をねだろうか]
[そうしてやっとお互いの名を知り合った。予想通りサイズ違いで袖の短いシャツとズボンを履いた状態は、少し間抜けだ。吾様は気付いていないようだけど、彼の中の彼――『ヒース』、は、気付いているだろうか。無意味にニコニコしてしまう。
少し間抜けな状態で、ものすごく真面目な顔をした吾様が手を差し出してきた。思わず出した手の平の上に指輪が置かれる]
は……はぁ?!あ、え?
[プロポーズ紛いの言葉と手の中の指輪の存在に、慌てすぎて手の中の指輪を落としそうになって必死でキャッチする。
それだけ焦っているというのに吾様は、相変わらずのペースで守護の加護付きと説明してくれた。しかも前にも友人に贈ったことがあるというのだからこの野郎。]
――?
??
[なんだろう。嵌めた瞬間に不思議な感覚がして、指輪と吾様…ヒースと呼んだ方がいいのだろうか。ヒース呼びだとどちらを呼んでいるのか分からないし、もう吾様は吾様でいいか。吾様の顔をマジマジと見つめるけれど、指輪の説明はあるのだろうか]
加護?っていうか…俺と吾様、なんか繋がった?みたいな、感覚なんだけど。
[ただの加護とは思えない指輪を突きつけて、相当問い詰めたのだけど吾様は口割らなかった。この野郎。まぁ返す気はないからいいとしよう。
でも仕返しに間近い吾様の唇にキスしてやったら、せっかく着替えた服のまま泉に転がり落ちていった。ざまぁみろ]
[ダブルで騒ぐヒース達を多めに持ってきたタオルで包んで家まで二人歩く。
――実際ミヒャエルは知らないのだが、指輪を継いだことのある父と母、それに結婚して母から指輪を受け継いだ姉すらも、遠い遠い昔の化け物の話を知っているだなんて想像もしなかった。
それからミヒャエルの指に嵌る指輪は、長い時の中でゆっくりと端が欠け削れていってしまったエールリヒのものと、元々の意匠は同じであると。
しかも大昔の吾様が、いつか共に居たい者が現れたら贈る>>108だなんて言ったその指輪を嵌めていたものだから。俺、男なんだけどという呟きは、一族で一番豪傑の姉に鼻で笑われた。
そうしてすっかり舗装された外堀は最早覆しようがなく――]
わかった。もう分かったよ逃げられないってのは。でもな。
――俺が納得するまで口説いてくれるなら、いいよ。
[そんな台詞によって、ついに幕を下ろすことになる**]
/*
ちなみにエールリヒの家は代々女性が強い。
ミヒャエルは小さい頃から姉にこき使われていたので料理とか家事は一通りできるという設定がありました。
先祖の侍女さんの血が濃い。侍女さんは料理下手。旦那になる騎士さんのほうが料理上手。
/*
ありがとー(ぎゅぎゅー
口説くならまかせろー!()
納得ようがしまいが口説くよ!
「すき!(訳おはよう」から「すき!!(訳おやすみ」まで。
/*
会話になってない!
(抱きついて唇寄せつつ寸止め)
もっと。違う言葉でも聞きたい。
…これで納得してないと言い張る。
/*
そんなんされたら小物は言葉で示す前に行動で示すね!
吾様はひたすら困るとおもう!
がんばるけれど、告白にならない感じなる。
メリットデメリットの話に突入したりする(本人は告白してるつもり
/*
まぁ、甘えたいだけだから…それで全然オッケーだったりする。>態度で示す
吾様は吾様らしいなぁって思いながらちゅーしよう。
この吾様が慣れることがあるんだろうか。とても可愛いし、慣れたとこも見てみたい。
/*
吾様は慣れたとしても。
そういうことはきちんと準備した上で〜とか言い出す。
キスの準備ってなんぞって話だけど。
準備ってなにー?って小物に聞かれて答えられなくなるやつ。
/*
そろそろ村が終わる時間だねえ。あと40分くらい?
楽しい村をありがとうございました。
ありさんも付き合ってくれてほんとありがとね!(何回目だ
リアルがダメダメすぎて時間関係めちゃくちゃだったけど、やりたいことが出来たのです。
/*
あ、それは小物と一緒になって騒ぐやつ。吾様表にいたらヒースと話せないはずなのに、何故かシンクロして。
吾様は吾様呼び、小物のほうをヒース呼びで落ち着こう
/*
うん。あと30分くらい。
村建てと企画ありがとうございました、楽しかったです!
かんのこさん最近忙しそうだったしいっぱい一緒いれて幸せだった!設定の話したりとか楽しかった。
うん、やりたいことは一通りできたかな?
/*
こんばんはー
わあ、村閉じが近い!
ミヒャエルもヒースも、ご参加ありがとうございました。
とてもとても嬉しかったです☆
こんな感じのペア村を気ままに企画しているので、また機会があったら遊んでやってくだされ。
/*
滑り込み間に合った感。
お疲れ様でした。ミヒャエルもヒースも来てくれてありがとう。
可愛いいわきゃわきゃ感があって好きでした。
相方もいつもありがとね。
ダーリンって呼んでほしいのかい?(照
また宜しく。次のネタを考えようね。
[城に帰ったら、先ほどできなかった続きをしよう。
新しい、自分だけの名前も付けたい。
鞘を出すのに毎回人型が真っ二つになるのは少々心臓に悪いから、人型を壊さずに本体を取り出す方法も考えよう。
一緒にしたいことはいくらでもある。
けれどもまずは、抱きしめて口接けて、こう言うのだ。]
[迷い込んだ者達が全てそれぞれの世界に帰った後、城主は再びまどろみに沈む。
白く深い霧の中、新たな訪問者が現れるその時まで、
赤き月に抱かれた森は、静かに眠り続けるだろう。***]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
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