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語り手 は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【1】士官候補生 リーゼロッテ は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【3】rāst-dorūsh ソマリ は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【3】宮廷画家 ローレル は 【2】外務長官 フィオン に投票した
吟遊詩人 ディルドレ は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【1】ゾネス総督 アイリ は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【2】監査局長 シュナウザー は 【2】外務長官 フィオン に投票した
第二王子 ウェルシュ は 【2】外務長官 フィオン に投票した
第一王子 フェリクス は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【3】白狼騎士団 ドロシー は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【2】尚書官長補佐 リヒャルト は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【1】参謀 アレクシス は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【2】外務長官 フィオン は 【2】外務長官 フィオン に投票した
【2】外務長官 フィオン は村人の手により処刑された。
次の日の朝、【1】参謀 アレクシス が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、語り手 、【1】士官候補生 リーゼロッテ、【3】rāst-dorūsh ソマリ、【3】宮廷画家 ローレル、吟遊詩人 ディルドレ、【1】ゾネス総督 アイリ、【2】監査局長 シュナウザー、第二王子 ウェルシュ、第一王子 フェリクス、【3】白狼騎士団 ドロシー、【2】尚書官長補佐 リヒャルトの11名。
/*ごめんなさい。お返事は無理や思って結局確定してもうたー。
ほんま堪忍やでー。
…と思ったら、私のPC1分ずれてる…。><
フェリクス王子の身代わりに、リーゼロッテが選ばれます
運命が定めたのは【▼リーゼロッテ】【▲ドロシー】
勝敗判定【第一陣営の敗北が確定しました】
【1】士官候補生 リーゼロッテは、【1】士官候補生 リーゼロッテ を投票先に選びました。
【2】尚書官長補佐 リヒャルトは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
/*やばい……アレクシス予報、当たってる……w
あれ?
「王子が死んだ時点で、その陣営は負けが確定します。」では…?
まああまり勝負にはこだわってない…というと頑張ってた方に失礼かもしれませんが…。
吟遊詩人 ディルドレは、【1】ゾネス総督 アイリ を能力(襲う)の対象に選びました。
吟遊詩人 ディルドレは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
/*
あっ、もう負けなんだ!王子さまが最後に残って、▼王子になった時に敗北なのかと思ってた。うわぁん。
華々しく散る!どうしようかな!(わくわく)
第二王子 ウェルシュは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
語り手 は、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
―城下で―
ちっ・・・。
[近くに警備兵の姿>>2:262を確認すれば民衆は蜘蛛の子を散らすように離れていく。手を出させてすぐにしょっぴいて痛い目に合わせてやろうとしていた気持ちはどうやら晴らされぬようだ。]
警備兵か・・・・・・
、ここのところ民は随分と不満に荒れているようだが、
こうまで野放しにしているとはだらしない、
警備をもっと強化せよ。大事が起きてからでは遅いぞ。
[一人になっていた自身もあれだが、以前よりも不穏さの増した城下につい警備兵の女にあたってしまう。
それだけ言って去ろうと思ったが、遠くに見えた>>2:263フェリクス王子を確認するとそういうわけにも行かず馬を降りた。]
?? 王子はどこにいかれるのだろう?
[側まで来るようならば、警備兵の横で礼をしどこへいくか伺っただろう。*]
【1】士官候補生 リーゼロッテは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
/*
!???ってなって勝敗判定を見に行ったやつ。
そーーか、王子だけ生きててもダメなのか。
なるほどなーーーっ!!!
で、明日からコミット?かな?
/*
>詩人さんメモ
>吟遊詩人から冒頭ご用意しているものは特にありませんので、区切りの良いところで日を進めてくださいまし。
進めたところから始めるしかないね?
/*
…どうしたものか。
即効性だったとしても意識はあるしなぁ…50分あたりに確定打っとけばよかった。反省だなぁ…
第一王子 フェリクスは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
【1】ゾネス総督 アイリは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
( パンッ――― )
[皿が割れる音が大きく響く――。
彼は宙に舞う彼女の手のひらを止めるように手首を掴んだ。
その時に片方の手で皿をはらってしまったようだった]
私はそこまで優しい人間ではないんですよ。
[合わなかったとはいえ、軍出身であることには変わりない。
女性に頬を素直に渡せるほど、大人ではなかった]
あなたは間違っていませんよ。
私だって、フェリクス様が国王に相応しいと
あの日までは思っていたのですから。
[彼にだってプライドはある。
スーッと体の中を冷たい何かが通ったきがした]
あなたに私の気持ちはわかりませんよ。
あの日、私はフェリクス様に失望したのです。
潔いならば、直系である弟君を認めるべきでしょう。
たった一言の戯言に惑わされて、何が潔いのでしょうか。
[ずっと言葉にしなかった本心を吐露する。
その本心は批判ではなく、悲しみだった]
[目を細めると少し侮蔑したように彼女を見る]
あぁ、そう言えばあの戯言はあなたの部下が発したそうですね。
[彼はその先は何もいわなかった。
チクチクと傷んだ胸は彼女を傷つけたことに対するものか、それとも他の何かなのだろうか]
─ 城下にて ─
[ 不穏な様子を見せていた総督だったが
特になにも問題は起こることもなく。
ただ、こちらに向けてお叱りが飛ぶ。 ]
はっ……申し訳ありません。
[ ぴっ と背筋を伸ばして答えたのは、
ドロシーの”鉄拳”が思い起こされたから
ただ ── ああ、言っても良いものか、と
一時躊躇するものの、このまま、只
それを受けるだけでは収まらなくて。 ]
ただ、不穏な噂がどこかから、
流れているのは事実のようです。
あの、総督はご存知ないでしょうか。
民を惑わす……その。
国王の、ご逝去に関する、噂の出処を。
[ それに返事はあっただろうか
後の総督の目線の先には王子が居て。
目を丸くしながらこちらも最敬礼で、
総督との話に耳を傾けたでしょう。 *]
[彼女は何か答えただろうか。
閉まる扉と彼女の背中をただみつめる]
アレクシスさんは期待していたみたいでしたけど、
私からしたら……。
[首をふって、言いかけたことばを否定した]
やめましょう。
一度は縁があった身です。
何かあったら……、何もないといいですけどね。
[彼は守ろうと言おうとしたんだと思う。
でも、声にするのは憚られたんだろう*]
――回想:白狼館お見合い――
[戸惑っているように見える彼は彼女の言葉から同意と受け取り、
その手をとろうと伸ばした]
気にしないで大丈夫です。
[二人と一匹にしか聞こえない声で]
あなたはわたしと結ばれるんですから
家のことは忘れてください。
[彼女はどんな顔をしただろう]
[噂に聞いてた姿とは違う女性らしいアイリの姿に彼はどこか安堵し、暖かい気持ちで溢れていた。
これが――恋なんだと思っていたかもしれない。
たしかに脈があがっていたのは感じた]
私も約束します。
あなたを幸せにすると……。
[彼はどこか吹っ切れた男らしい顔をしていた*]
/*
11>9>7>5>E
共共村狼囁
ははあ。両王子生存のスパイ勝利は、こうか。
11>9>7>5>3>E
共村村狼囁
兄上が先に落ちたパターン。
ここは5人時点でもう一度ランダム振って、囁きが出たら第二陣営勝利?だろうか?ふむ。
/*
日付変わる前のログを読んでいるけど…
>>2:269
あるものとは一体……!
うーん…取り敢えず死んだの知っている体くらいでぼやかす感じに…する、かな……
/*お前ーーー!!
違う!そうじゃない!!
アイリちゃんはなあ…!そんな幸せ望んじゃないんだ…!!
例え北の険しい大地の如く道であったとしても…!!
惚れた男と添い遂げたいだろーがっ!!!!
(読者ウルサイ
/*
おとなしげな方が感情露わにするのも美味しいし
気性の荒い方が時折見せるしおらしさも美味しいです
もぐもぐ。
それはそうと、リヒャルト氏の誤字にほっこりしておりますということをここにお伝えしますです。
/*
とても、こちらから行きづらい…
大ポカもいい所だわほんと…なんというか
フィオンは用意周到なくせに中の人不測の事態に弱すぎ
/*
シュナウザーさんはご無理なさらずに。
季節の変わり目ですし、からだだいじだいじ。
ところで襲撃ゼリフの紅ショウガを何かに生かせないものかと思ってみたけれども思いつけず。
/*
な、なんとか生き残った……。
残るはフェリクス・ウェルシュ・シュナウザー・ローレル・ソマリだから、次のランダムは2/5の確率を回避すればいいのかな。
【2】監査局長 シュナウザーは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
/*第三陣営の勝利条件って、例えば1王子、2王子、【3】でも勝利だもんね。だから、両王子でランダムの場合って1王子、2王子、【2】以外ありえなくて、そしてその条件がもう既にありえないのか。っていうか両王子のみ生存っていう状況があり得ないのか?奇数進行だもんな。
/*
そしてリヒャルトが復縁を目指してるけど、これアイリ様気持ち齟齬らないかな、ごめんね。あたしの絡みは適当でいいのよ、の気持ちになっている
/*
第二陣営的には、そりゃ残る第三の二人が同時に落ちてくれればベストだけど。
……これってフェリクス王子が落ちた場合にはどうなるんだろう?"表面上は"敵対勢力がいなくなるんだけど。
/*気楽な素村なのであんまり考えてなかったけど
3d【1】【2】
4d【1】【2】
5d【1】【3】
ということは、明日ウェルシュくんかシュナウザーくんが選ばれたら次はエピだね。
― 回想:半月前にて >>2:175>>2:176―
[墓前に供えられる白い百合の花、母もさぞやお喜びになっただろう。律儀に今も悼んでくれる姿にアイリは心から喜び笑顔を見せた。
思い出として母の話も出来る、好きだった母の話を伝えるのも嬉しくいっぱい話した。そしてリヒャルトの話になるとアイリは照れながらもその喜んで聞いてくれるフェリクス王子に今の気持ちを伝えた。]
はい遅れて申し訳ありません。すぐにお伝えすべきでした。
[白狼館で行われた縁談の話、彼の手をとった後は盛大なパーティーでラバル家のものをもてなしている。 楽しんでくれたかどうかはわからないが、ドレスを着た私はそのパーティーにおいてリヒャルトを誘い社交ダンスに誘っただろう。]
・・・確かに真面目そうですね。
でも私は彼はしっかりした自分を持っている強い心も感じました
きっと素敵な式になりそうです。
[彼の母は明らかに不快感を顔をあらわしていた。それでも私のことを受け入れてくれて、不安を拭うように決心してくれた。
だからあのとき、アイリは決めたのだ。この人ならばついていけると。
それは一瞬の恋になってしまったわけだが・・・]
いよいよ王となられるのも来月ですね!
私も王子が選ばれるのを楽しみにしております。
夫婦揃って力になれるようにがんばりますよ。
[王になられると信じていたから笑顔でそう伝え、その後は象の話などをしながら白狼館にて精一杯に王子をもてなした。
私の憧れ、小さな頃から抱いていたその気持ちをその日に置いていくために*]
― 応接室 ―
[こちらが資料に目を通し、その後見解を述べるまで、兄はじっと待つ様子をみせた。>>2:=16
それはどこか、父と対していた時と来た空気を思わせて、そのような時ではないにも関わらず懐かしさをふと覚える。
けれども一度、"彼"の名を出した時にその空気は変わった。>>2:=17]
いえ。兄上、それは、 ───…
[鋭くかかる言葉、それにパッと顔を上げ反射的に反論を口にしようとする。けど、その音が途中で止まった。
ウェルシュの顔が僅か、難し気に曇る。
これまでは。第二王子という立場であり、いかにウェルシュが施策を練ろうとも、その上には父王がいた。だからこそ、シュナウザーがウェルシュと親しく相談役のようなことをしていても、その彼の役職が監査局長であっても許されていたのだろう。
けれどもし、この先もそれが続くなら。
それは、兄の危惧も当たるだろうと───少なくとも、シュナウザー自身にその意思がなかったとしても、周囲はそうは見まいとも理解する。してしまうのだ。
だから言葉は途切れた。ふ…、と、息が落ちる。]
/*
両王子とも表でご活躍されていますが
パセリはどれだけもりもりになっているのだろう・・・
ドロドロすれ違い楽しそうだなぁと思いつつ
荒れてく街や王宮の描写でもしようかしら←
───…、はい。
これからは、そのまま…とはいかぬでしょうね。
……。分かりました、兄上。
ご忠告、留意致します。
[忠言を入れた証に、一度、頭を下げた。]
ええ。私もそう考えます。
内にも外にも……、…です、か?
そうか…、そうですね。
[それから。兄の言葉>>2:=19を聞いていた瞳がやや大きく見開かれた。付け加えられた一言に。]
──── 申し訳ありません、兄上。
確かに、今の状況を思えば内にも外にも思惑は絡み合っているのでしょう。各々が、ただ各々の為に動いているのかも知れない。
けれど兄上のお言葉を聞き、私は今、外にばかり気を取られていたことに気が付きました。
…信じていたいというばかりでは、現実は動かないと学んだはずですのに。
[ふわりと苦笑見せれば、兄はどう返すか。やはり頼りないと思われてしまうのかも知れないが、実際、ここはウェルシュ自身の若さであった。
そうして心の裡に思う。やはり素晴らしい人なのだ、と。]
分かりました。後に資料をお渡しします。
視察ですか……、兄上。どうぞお気をつけて。
[そう声を掛ければ、どう響くか。
どちらにせよ、ウェルシュ自身はこればかりは以前と変わらぬ心を込めたつもりで。]
…──── 、え ?
[兄の去り際、ぽつと落とされた言葉。>>=2:20
問いを返す間もなく、兄の姿は扉の向こうへ消えていく。
一人きりに戻った部屋で、ウェルシュは一度静かに瞳を*伏せた*]
/*
こちらは暁天サポートセンターです
不明点がございましたら、いつでもご質問くださいませ
支援者がゼロになってしまった後は、フェリクス王子は自由に動かれてくだされ
たとえば、弟を支援するもよし、他国に肩入れするもよし、最後まで抗い続ける(負けは確定していますが)のもよし、です
/*
>サポセンメモ
ぅゎスパイっょぃ
今少し思っているのが第三陣営が明日も落ちて続いたとしてもソマリが残ると勝利後はどうなるんだろう…というw
どっちにもつかないよスタンスだから玉座は空エンドかな!
/*
フィオンの部屋の現状が、ふぁあああ?ってなってて、わからねえ……わからねえ。と、とりあえず発見してみる!???
/*
画家が生き残っていると南のでかい国に吸収合併される
でかい国の王様は吸収した国に興味が無い(領地を広げる気しかない)ので元の領主に基本存続統治させてる
…そんな想定。
/*唇に違和感を感じてあらびっくり、舌の側面になめくじのような血豆が出来ているではありませんか!
なんだどうした。
人を殺しすぎたからかな…。
/*
サポセン様!ありがとうございます(敬礼)
その選択肢を出して下さって、此方の方針が固まりました。
死ぬ若しくは最終日までどう動いて良いのか迷ってましたが、これでいけそうでしたので助かりました、ありがとうございます。
/*
サポセン様!ありがとうございます(敬礼)
その選択肢を出して下さって、此方の方針が固まりました。
死ぬ若しくは最終日までどう動いて良いのか迷ってましたが、これでいけそうでしたので助かりました、ありがとうございます。
/*
ところで今回の編成だと、どの陣営も対抗陣営を6名先に落とした方が勝ちのはずなので、バランスは偏っていないはず・・・ですよね?(不安)
>>5
・・・
[彼女の話はもっともだ。アイリとてその異常には気づいている。
しかしペラペラと一介の兵士に話すほど残念ながら気の良い性格ではない。]
余計なことを言うな。時期にこの混乱は鎮まる。
[民衆だけではなく、こんな兵士にまで不安は伝染している。
情けない。 総統の立場としてそう思った。
王がいないのに一枚岩となりきれない今の状態は余計に腹立たせる。
部下でも無いものまでアイリは鉄拳を見舞ったりはしない。
ドロシーは荒れた私にまた夜にでも理不尽に理由をつけられ殴られるだろうが、無礼でも無い限り、基本は管轄の違う警護兵に手を出したりはしないだろう。*]
/*
あ、今気付いたのですが、支援者がゼロになってしまった後って事は、リーゼロッテやアイリが死亡するまでは此方の陣営勝利の為に動いた方が良いという事でしょうか?
そこを確認させて下さい。
/*
散った部下たちのカタキを討つ!なんてのもアリですよ。お辛い立場かと思いますが、頑張ってください(でも無理せずで)
暁天は常に見守っておりますぞ
── 死の淵が見える時 ──
[遺書を確認する。確かに、それはフィオンが罪を憂いたように受け取れる文章で]
おおきに。
[満足そうに見つめる間、彼が引き出しから何かを放り投げた仕草には気づかずに。]
ほな、これでお別れですわ。
なんや言い残すこと…あります?
[せめてもの手向け、と思いながら、若くして外務長官に上り詰めたその実力から
あまり時間を与えたくないと警戒は緩めぬまま。]
/*
平穏を求めてラメールを裏切ったはずが
王子がつらそうな顔してるし色々思い出すし
胸は痛いしで心の中は何も平穏じゃないってなってる
― 第二王子自室 ―
[兄との会見>>2:107>>2:263を終えたウェルシュの姿は、再び自室にあった。自室とはいえ私的な間の続きの、いわば執務室ともいうべき場所。
そこでウェルシュは、一つの資料を捲っていた。
それは以前、この騒動の起こるよりずっと前にシュナウザー監査局長と語らっていた政策>>0:38>>0:105の資料。その後二人で話し合いを重ねて、父王へと奏上し施行された政策の資料である。
それはまた、今回のスラム地区での暴動>>2:88の契機となったとされる政策の資料でもあった。
この施策が貧しい者らの為の施策であったこと、父王の吟味を通り正式に実行されたものであること。一月前、ウェルシュが実際に(城を抜け出してだが…)確かめた折には、問題がなかったこと。
これらは全て、兄に伝えられてある。
その上での資料であった。全て整えば、侍従が呼ばれる。
その手を通じ、資料は兄の部下へと手渡されるはずだった。]
/*うーん、左から順に。
<<【1】ゾネス総督 アイリ>>か<<第一王子 フェリクス>>もしくは<<【2】監査局長 シュナウザー>>or<<【1】ゾネス総督 アイリ>>でなければ<<【3】白狼騎士団 ドロシー>>
…。言っておいた方がいいな。
[施策には問題ないと兄の納得を得たにせよ、だ。どうしても、共に練った者として名が挙がってしまえば無関係というわけにもいくまい。
他から問われる前に、知らせておくべきだった。
もうじき、当初決めた文書の審議期間も迫っている。
忙しいだろうと知りながら、ウェルシュは侍従に彼の名を告げた。]
ヘルムート・ハイドリヒ・シュナウザー監査局長を呼んでくれ。
それと、フィオン・オルブライト外務長官も来るようにと。
[二つの名を告げる。リヒャルト・ラバルの名は言わなかった。
どちらにせよ、今は国事に多忙な彼だ。最近、顔を見ない日といったらなかったし、ひょっとしたらまたすぐ後にも来るのかも知れなかった。]
/*はい、フェリクス王子とシュナウザーくん、となりました。
お前どんだけアイリちゃん挟んでくるんだよ。好きすぎかよ。
………すみません。つい。
[ 沈黙のあと、開かれた口に、謝罪述べる。
だけどそれで今落ち込む程には
あたしの、士気は落ちていなかったから。
むしろここ数日の幾つもの後押しで
どうにか。どうにか。
── そう、お祖父様のように、と。 ]
ただ、日々、噂は加速しています。
そして、幾らか新しい話も、
日毎増えているような気もするのです。
それは、毎日街を警備しているからこそ、
分かるというもの。
民の鎮静化のためには、その出処を暴くのも
ひとつの、手段かと、私は思います。
[ 当然そのために上層部も動いてはいるのだけど
あたしまでは情報が降りてこないから。
下は、下で考えて動かねばならないのだ。 ]
……一介の軍人が、総督様に向かって、
出過ぎた真似を申し訳ありません。
不穏な動きがありましたら、
その時は、どうぞ、的確な処遇を、
[ ── お任せします。
総督であれば言われなくともそうするであろう
だから、そこで言葉を切り、深々とお辞儀を。**]
― 外務長官執務室 ―
[ ────── 悲鳴が、上がった。 ]
[バタバタと響く足音、何事かと呼び合う声。
第二王子の命により部屋を訪れ、"それ"を最初に見つけた者は、床にへたりと座り込み、ガタガタと震える指先で室内>>2:270を指していた。
その指の示す先には。
赤い血と、血に塗れた何かの紙束が白く散り、
それらの上に、生命失った人の身体が倒れ伏していた──*]
ー死神に魅入られた、その時ー
言い残す事…か。
特に無いな。貴様に向けてしか届かない言葉に意味はない。
[放り出したのは、フリントロックピストル。
使える隙があったなら、それを使ってこの男を始末することを考えて。]
/*
今回の反省点を挙げるならば…
隣国に名前を与えて、一つに絞らなかったこと()
第三陣営、チームじゃなかった
赤窓はチームの密談のつもりだったんだよなぁ
/*
弟君メモ
> \死体だー!/
くっそwwww
なんというかぐう有能ですしユーモアもおもちですし、リアル王族なのでは・・・?
【3】rāst-dorūsh ソマリは、【2】尚書官長補佐 リヒャルト を投票先に選びました。
― 少し後の話 ―
[ 東屋に隠しておいた小瓶。
その中身は数滴で人を死へ誘う水薬。
調べても死因は特定できず、無味無臭。
眠るように死の国に旅立てると専らの噂。
それを肌身離さず持ち歩くようになって
幾らか時が過ぎた頃のことだったか。 ]
…レグザ参謀総長と
オルブライト外務長官が?
……ことの原因はなんです?
[ 『知り合い』から聞かされた話。
曰く、同じ部屋で同時刻に
命を落としただとか。>>2:270
どうにもことの発端が曖昧なので
深く聞いてはみたけれど、
どうにも要領を得ない答えが返る。 ]
…つまりは内輪揉めか、
それとも何方かが何かを企んで…
と、憶測ですけどね。…いや、それよりも
[ 外務長官のことは知っていた。
大分以前、故郷の国のその後について
今どうなっているのかとそれとなく
聞きに行ったような淡い記憶がある。
けれど、参謀総長と聞いても
いまいち顔が頭に浮かばない。
はて?と首を捻ったところで
説明された相貌にピンとくるものがあった。 ]
――――… それは。
ボクの知っている人かも…いや、
偶に見かけた程度ですけれど。
[ 脳裏に過るのは
何とも掴みどころのない態度の
時折ともに茶を飲む友人の顔。>>2:168
彼が"そう"なのであれば、
名前を聞く機会はもう無いと。
そうなってしまったわけで。 ]
絵が欲しいと言っていた癖に。
[ 名も名乗らずに死んで、
一体何処に供えさせようと思っていたのか。
…尤も、そんなことを考えて
逝ったわけではないに違いないのだけれど。 ]
― 墓所で ―
[ 話を聞いてから幾らか過ぎて。
結局、場所は誰に聞いたのだか。
参謀総長…茶飲み友達と、
外務長官の墓所が奇しくも
あの海の見える教会だと聞いてから
『絵』と花を持って教会へ赴いていた。 ]
残念だけど、お茶菓子はお預け。
日に当たっては直ぐに傷んでしまうから。
願わくばどうかいい眠りを。
…アレクシス・レグザ。
[ 王宮の庭園を描いた絵。
どうせ暫くは描かないのだからと
暫らく描き溜めていた数枚を墓前に置く。
晴れた朝、日暮れ、星の映える黄昏時、
…そして暁色の空が映える夜明け前。 ]
出来れば生きているうちに
名を呼んでみたかったけれど――。
[ 残念極まりない。と。
眉尻を落として画家は言う。 ]
ラメールは…この国は変わるよ。
だからきみは、どうか安らかに。
[ それは嘗て彼自身>>147が
墓地のどこかにかけたような言葉に似て。
けれど、それを知らない画家は
暫らくその場で黙祷を捧げていた。* ]
/*
…あれ、リヒャルトの方であってたっけ…?
そしてすぱいっょぃ…私のせいな気がしないでもない
(ラ神には徹底的に避けられる
病弱する時はフラグ制の村にしようと固く誓ったきっかけがそれだよ…(まがお
とりあえずウェルシュ王子には会いに行く、願わくはころころする気でリヒャルトさんの死亡理由にでもなりたい
…フェリクス王子にも本当は縁故投げときたかったんだけどなー…私の体力がだめだっt(うまる
/*使うことも考えたのですが、ピストルはおそらくもう少しあとの時代かなとか。レミゼが舞台の1830年付近のマスケット銃だと多分室内では使える代物でないし、予め火薬を入れておくときっと湿気る。
もしかしたら自分の勉強不足で当時にも単発式なりのピストルはあったのかも知れません。それ以上に深く考える必要もないのかも。中世風ファンタジーやしね。
/*ローレルちゃん。。。めっちゃありがとう。
こんなクズの死を悼んでくださって、本当にキミらみんな天使か、神か。
―ラバルの館でのこと―
[頬へと放った掌を受け止められ、あまつさえ私の部下の非難とも受け取れかれない反論と耳に落とされた言葉に、出て行く前のアイリは振り向かずに告げただろう。]
・・・私には貴様も含め、
何が真実で何が正しいのかわからんよ。
ただ結果として・・・
街では不穏な噂がすぐに広まっていた。
・・・何もかもが陰謀かもしれんな。
王の死そのものでさえも・・・
[アイリの本心、リヒャルトの発表を嘘とは言わない。
遺言とて直接否定したことはないのだから。]
発表を楽しみにしている。
どちらにせよもうなったことを嘆いても仕方ないのだ。
さよなら・・・
[もし彼が私に対して誰も知らない真実を打ち解けて話してくれたのならば、私は迷うことなくリヒャルトを信じて尚書官も巻き込んだ陰謀説を固められたかもしれない。
もしかしたらその手もとれたかもしれない。しかし後の祭り、アイリは振り返られない。そうしてラバルの館を後にした。*]
― ─王都のどこか─ ―
[これは、まだ遺書の調査結果の発表が行われる前。
王宮で起きた事件が発覚した数刻後のこと。>>15]
……死んだの?参謀総長が。
[宮廷画家が知るよりも少し遅いタイミング>>16で、王宮の内情を探る密偵から新たな情報がもたらされた。
ここは城下町の一角。路地裏の人目に付かないところ。
人々や馬車が行き交う音に紛れて、わたしたちは密談する。
参謀総長は遺書の調査に関わっているのではなかったのか。
その発表が出される前に死んだとは、どういう事だろう。しかも]
フィオン長官も…二人、一緒に?
[何故二人が同時に亡くなったかまでは、まだ原因が分からない。
王宮は今頃、大変な騒ぎだろう。
先日対話をした時に見た、彼の物静かで柔らかな物腰や口調はまだ鮮明に思い出される。
彼個人に対しては悪い印象を抱かなかっただけに、今回の訃報には少しだけ胸が痛んだ。
しかし、わたしはとある考えに思い至り、すぐに頭の中を切り替える]
外務長官が死んだって事は、後任はすぐには決まらないわよね。
次の王様がまだ決まってないんですもの。
それどころじゃないわよね。
[ならば、しばらくは外務長官の執務室は、主が不在なままだろう。引継ぎだってままならない。前任が急死したのだから。もしかしたら、取り戻せるのではないか。
あの時渡した>>1:237、母国にある城の図面を。**]
― 外務長官執務室 ―
[彼は外務長官のに相談をしようとその場所に出向いていた。国王様の葬儀に友好関係のある国にどこまで声をかけていいものか、思案していたからだ。
外務長官執務室の近くに来ると、何やら騒がしい。
彼は眉を顰めて声をかけた]
どうなさいましたか?
[よく見る人がガタガタ震えている。
弟の王子様の手の者だ。
そこには彼の心を許す友人が二人ーー物言わぬ姿でいただろうか*]
/*俺はぜんぜんかめへんかったよ。
アイリちゃんが軍人として職務を全うせず
女の幸せを掴んでも。
陣営勝利ではなく、その人個人を信じる道に進んでも……
リーくん……なんでや、なんでアイリちゃんを苦しめるんやーっ。
これがハッピーエンドに至る道のり何やったら早く頁を捲ってくれぇぇえええーーー!!( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
―回想:城下町―
新しい話???
ふむ・・・。
[止めても尚ここまで話すからには、相当不安が広がっているのだろう。>>13>>14噂の出所、確かに怪しく思っている。
管轄ではない故に、騎士団が表立っては行動できぬものの、その話に興味を持って名を聞いた。]
後で詳しく聞きたい。お前の名は何と言う?
本日の勤めが終われば兵舎に来い。
[そう伝えて話を切る。彼女の姓を聞けば祖父のことを思い出すかもしれないがそれはまた別のところで聞く話**]
/*
こちらは暁天サポートセンターです
メモを拝見すると、
【▼ファオン様にセットしました】
になっておりますので、必ず投票先を確認してセットした先をメモにて宣言してください
(なお、自殺票入ります)
よろしくお願いします
ー殺害の知らされた日ー
ドロシー!!!どこにいるドロシー!?
この大事なときに···。
[両名の死亡が兵舎にいるアイリに知らされると、すぐに王宮へと馳せ参じるつもりだが、兵舎にいないドロシーに気づいて怒鳴り叫んだ]
誰かドロシーの姿を見かけたらすぐに王宮に向かうよう伝えよ!
そして今日は全員出陣に備えておけ!
[フィオンにアレクシス、事が事だけに緊急の事態に備えて兵を備えさせる。悪い予感しかしない。兵舎を出ると一部の親衛隊と共に王宮に入っていく**]
[敢えなく外務長官様にフラれてから。
真白に金の刺繍を乗せた服を身に纏った姿が一つ、玉座の間を踏んだ。
→ 回想/泥濘か、或いは ─]
一介の鷹匠に、政は分かりません故、
貴方様の心中を誠に推し測れはしませんが。
… 暁が沈む瞬間は、
散り果てる憐光の如くさぞ美しいでしょう。
[俺の国が消える理由になった北の国の侵略。
それの理由がこの国の安寧にあった事は確かだったものだから。
誰も居ないとなれば、当然、どろどろと溢れるのは人間であるからこその醜さだ。
(この、記憶という軛がなければ、俺は真に気儘で自由な風とあれたのに。)]
そこから、精々、悔いるが良い。
己が子を買い被り過ぎたのだと。
[普段、身に付けもしなかったその銀色は、イトスギの小さな枝葉を模している。
哀悼と、そこに絶望まではいかない失望の意を添えて。
(それは先王に向けて、ではない。
ラメールという国に向けて、だ。)
中を隠すようにしていた布を取り払って、花束をそこに置けば、その身を翻した。
そこに誰かが現れていたとしても、俺は挑発的に笑って横を過ぎるだけだった。
誰かがいなくても、態々、そういう言葉を放るのだ。]
先王が心置きなく休めるような。
そのような国造り、御願い致しますよ。
[ぶわり、風に煽られて。
黄色の花弁が舞い上がった。
一つはカレンデュラ。
人に、それも死者の、況してや国王に贈るものではない。]
[もう一つの名は……否、彼らは知らないだろう。
それは精々、野草にしか見えないようなものなのだから。]
[東国では、その名をこう呼ぶ。
“
[そんな、皮肉を込めた餞けをしてから外に出たならば。
何処へ寄る訳でもなく歩いて、屋根の上に視線を彷徨わせていく。
彼へ向けた鳩が、きちんと文書を持たぬ姿で休んでいるのを見付けたのは、少ししてからだ。>>2:242
親指と中指で輪を作るようにして咥えれば、吹いた息は音と変わる。]
……、扨、ベルフィを探すか。
[そう呟いてから少しもしない内に、白雪はやや御機嫌にこ見える様子で帰ってきたのだったが。
その脚に引っかけられている金の紐に、俺は嫌な予感を思ってため息を吐いた。>>2:213]
おい、辞めてくれよベルフィ…、
[「嫌な事とは立て続けに起こるもの」、
…先人もそう説いたらしいが、受けたくないのは仕方もないだろう。]
[聡い鳥は、主人がそれを容易くは引き抜けないよう、爪に巻き込むようにしてその肩に止まっていた。
その意図を読み取れないほど短い間柄ではなかったのだ。]
話しにくらいは行けって言うのか、
確かにウェルは嫌いな訳ではないが…。
[白鷹は良く知っている。
柵などないように振舞っている俺が、どうして今尚この国を出て行かないのか。
彼の危惧していた通り、巻き込まれるとは知っていて、それでも押し留めるものが何ぞやを。>>2:214]
分かっているだろ、ベルフィは。
俺はウェルシュが好きな訳ではない。
[その些細な(ともすれば全く分かられない)差が理由とも、その差別化が中々理解に苦しむものであるとも知るのだろう。
自慢気に一声鳴いたのをみて、俺は諦めて王子に会いにいくことにするのだった。]**
ほな……
[そういうとくるり、ナイフを逆手に回すとそのまま袖の中へしまい、胸元から取り出すのは小瓶。]
[その時机の下からちらりと銃身が覗いていたか。
ほらやっぱりな。
油断ならない。
顔を机に押さえつけて]
おいたは困ります。
大人しゅうしてんか。
[鼻をつまみ小瓶をそのまま口に突っ込む。
劇薬であることに違いはないが、その当時、即効性とはいえ効き目が現れるまで、押さえて置かなければならないのが、服毒の難点ではあった*]
/*ある程度確定しないと先に進まないと、思いつつ、その加減は難しい。
そんなんちゃうやろっておもたらどこでも確定返ししてください。顔覆い(∩﹏∩)
/*
うわぁ…眠い時は寝るべきだね…
なんか、こう…文書残念さんだし、何よりウェルシュ「王子」って言うはずなのにな…
(戒め
─ 回想・殺害が知らされる前 ─
[ それはまだ殺害が起きていなかったのか
内部的にも知らされていなかったのか
どちらにしろまだ、あたしが
彼らの”死”を知る前のこと。
あのあと名を名乗った後 >>25
兵舎に来い、という命に従い、
あたしは、彼女の居る部屋の前に居た。 ]
失礼致します。
リーゼロッテ・チェンバレンが参りました
[ 入って良いとの指示があれば
粗相のないよう注意を払いながら中に入る。 ]
[ そして彼女の指示に従い
話せる状況へと行動したのちに。
あたしは、街での噂話を語るだろう。
国王陛下が暗殺であること
犯行が軍部によるものであること
第二王子を王とする文書が
見つかっていること
それに関する真偽の噂
国王暗殺の下手人についての推測
>>2:218
(それはきっと、民の間で幾分か
尾ひれが付いて広まっているため、
具体的な凶器がナイフだとか毒薬だとか
そういった推測まで付け加えられて。)
こうも告げるだろう。
軍の下層部は、国王陛下の死因すら
聞かされていない、というのにも関わらず。
些か ”噂話とするには具体的すぎる” それを
民の間で広まってしまっている、ということを*]
─ 殺害が知らされた日 ─
[ その知らせがある数時間前から
また、兵舎と王宮の間は騒然としていた
下層部の兵士たちは「何事か」と眉を顰めて。
文書の真偽に関することだろうか
それとも王の死に関わる何かか
だから想定もしていなかった。
執務に関わる重要人物が、
二人もその生命を落としたということに ]
……えっ…………?
[ その知らせは、例に違わず上官により
兵を一同に集められて知らされる。
その死因等まで詳しく語られぬのは、
きっと上層部の懸命な判断なのだと思う ]
…………変よ。
なんで、こんなに短期間に……たくさんの……
[ 疑問は黒い靄を渦巻き
ぐるぐると心に染みを作っていくけれど
あたしは手の内で爪を立て、唇を噛みしめるだけ *]
/*
アレクシス/フィオンが亡くなった後にお会いすることはできますか?
/*
やる事。
アレクシスの死体工作。
諸外国に通ずる事。
ソマリのロル拾い>>28
リーゼロッテとアイリのお返事。
暴動の調査。
わーいやる事いっぱいや_:(´ཀ`」 ∠):_
/*
大丈夫ですよ!ありがとうございます。
王宮・街中、場所はどこでも構いませんし、理由つけてお呼び立てしていただいても構いませんので、適当にエンカウント捏造してください!(本日も夕方ころは不在がちになりますが、ゆるゆるっと見ております〜)
よろしくおねがいいたします。
/*
まだ外だから書けないがメモだけまとめよう( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
・国王の暗殺に関わって無いが騒動を起こし、軍の必要性を生もうとするのは考えてた。
・故に外国と通じて不穏な動きを見せ、父や国に軍の必要性をアピールしようとして父が殺されてふぁっ!?した
・いざ父が亡くなり、文書の偽装に気付きおいおいしてもチャンスと気付き混乱させよう&弟を王に認めたくねえ&ちょ貴族が偽装してやべぇだろで止めた。
・でもやっぱり弟を王にさせたくねぇから邪魔するわ
・みんな腐ってきてるから膿出すし、親父も認めない国なんていらねぇから壊したい。
・で、弟は弟で王になりたい野心あるんじゃね?と思ったからやっぱり壊すか。
の流れでやってみるか。
ー回送:殺害前 兵舎ー
ん···良し入れ。
[その頃アイリは士官室にてゾネス要塞から届く報告書などを整理していた。
『国境付近にて不穏な動きあり』
報告書によればアマ地方には以前より兵士が集められ最近活発に軍事訓練が行われるようになっているとのこと。
長く留守にしていることもあり、自領に対しても安心出来ない状態になっている。]
ふう、では噂を伺おうか。
[報告書を裏返し、中へと入ってきたリーゼロッテと机越しに向き合うと報告された噂を白紙に書きとめる。
整理して気づくのはやはり噂の中に真実も含んでいること、広がるには早すぎる内容もある、アイリにもたらされている情報と照合しても誰かが流していると確信できる程だ]
·····なるほどな。報告ご苦労
リーゼロッテは誰からこの噂を聞いた?
[怪しむのは民に紛れるよりも軍内部にいる工作員だろう。
出処を確かめるべく。まずはとリーゼロッテから手を付ける]
今後、噂なるものを聞いたなら
誰からその者が聞いたのか確かめておけ!
それを徹底させるよう私からも働きかけよう。**
/*
ソマリさんとこは北の国に吸収侵略されたのか。
南の国に農民を避難させて、北の国にゾネス要塞の図面を流すかね( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
/*
まぁ此方としては後継者告示前に弟が後継者に据えるという事は知ってるから、その前に外国に通じて騒動を起す手筈を整えても良さそうだよな( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
― 第二王子自室 ―
忙しいところを呼び立ててすまない。
文書の調査は進んでいるか?
[じきに文書調査の最初に決めた期限が来る。
報告は定期的に上がってきてはいるが、挨拶代わりにそんな声をかけて、ウェルシュはやって来たシュナウザー監査局長へ目を向けた。オルブライト外務長官の姿は、未だない。]
…調査とは関係がないのだが。
君に伝えておくべきことがあってね。
以前手伝って貰った、ギルドとギルド外商人の間の調整、物価調整の施策を覚えているか?君と話し合って父上に奏上し、施行されたものだ。
あれを原因だとして、南の地区で暴動が引き起こされたらしい。
ギルドの影響力を削がれて、貴族と癒着ある商人が値を釣り上げたと……そんなこと、あの仕組みでやれるはずがないのに。
実際、一月前に私が見分した際には問題がなかった。
これまでにそうした報告もなかったはずだ。それが父上が亡くなられて急に問題化した。
この後継者問題に揺れる、今になってね。
[微かに苦笑して、捲っていた資料>>11を示す。
彼がそれへ目をやるのを見て、小さく顎を引いた。]
兄上が暴動を収めるため、視察に赴かれたらしい。
その前にというので、先ほど話を聞かれてね。
共に練った者は誰かと問われ、君の名前が挙がった。
─── 巻き込んでしまったかも知れない。
[眉を下げたまま伝え、僅か首を横に振る。]
兄上には施策が私の責によるもの、父上の了承を得た上のものであること、これまでの運用に問題はなかったことをお伝えしてある。
だがもし、直接兄上から何か問われることがあればお答えをして差し上げてくれ。
…万が一、それが来る前に君に伝えておきたくてね。
[そこまで告げれば、一度言葉は途切れる。
それから交わされる言葉は幾つか、その間にも外務長官の姿が現れることはなく。]
[暫くして、廊下をバタバタと掛けて来る音がした。
扉の外で何ごとかと一頻り騒ぎがあった後に、扉が開かれる。
扉から転げ出るようにして、頭を下げた者には覚えがあった。
オルブライト外務長官のところへと遣わせた者である。
青ざめた顔の男が、歯の根震わせながら告げる言葉に、ウェルシュの顔色が変わった。咄嗟にシュナウザーと顔を合わせ、すぐに部屋を出ていく。
制止の声はあったか。
あれど構わず、ウェルシュは外務長官の執務室へと向かった。
既に扉の外には幾人もの人々の姿がある。彼らは、その場に現れた王子の姿に声を上げたが、それも構わず部屋の入口へと立つ。
リヒャルトの姿>>24は、まだそこにあっただろうか。
あれば一瞥を彼へも向けて。]
……… っ、 オルブライト、
[最初に足が止まったのは、室内の血の量の夥しさゆえ。
床どころか机や壁にまで散った血の生々しさに、足が止まる。
喘ぐように胸を上下させて見遣る向こう。
その向こうに、この部屋の主の姿があった。
既に命失っているのだろう。白い指先はぴくりとも動かない。
だが奇妙なことに、彼は血を流してはいない様子>>2:270だった。]
それにアレクシス……? 何故 、
[一方で血を流して死んでいるのは、アレクシス・レグザ参謀だ。
つまりこの血は、彼のものなのだろう。
絶命した横顔には、かつての飄々とした面影はなかった。
部屋に踏み入ろうとしたウェルシュを、毒物の危険が。と、押しとどめる手がある。
外務長官は毒により死亡した可能性が高いと聞き、また表情が険しくなった。やむなく、彼に手をかけ起こすことは諦める。どのみち、亡くなっているのはもう間違いがないのだろう。]
────…、
[何気なく、血の散った足元の書類を拾い上げた。
こんなところに散っていては、踏みつけて危ないだろうと思ったのだ。拾い上げ、何気なく視線を落としたウェルシュの眉が寄せられる。
それを、傍らのシュナウザーへと黙って手渡した。
それは一見、外交文書のようにも見える。外交文書を装った…他国の密偵とのやり取りとも思える文書>>2:270だ。
紙切れ一枚は、その場の騒ぎに見咎める者もなく。
無論、部屋に散る"証拠"はそれだけではなかっただろうが、ともあれ今捜索出来るものでもなく、ウェルシュはその場を後にした。]
[廊下を足早に歩く。身体の奥が、しんと冷えている。
『 …落ち着いたら、またゆっくり話しませんか。 』
ふと、声>>2:127が聞こえた気がして足を止めた。
廊下から中庭の方へ視線を放つ。
壁の向こう、更にあちらは彼の語った遠い異国か。
彼は自殺ではない。その確信が胸にある。
自殺しようとする者が、どうしてあのようなことを口にするものか。
父を弑し、彼を殺し…ひょっとすれば、レグザをも手に掛けた者がいる。
苦い毒が胸の中に広がっていくようだった。じわじわと広がって、息を苦しくさせるような毒が。
顔を顰め、またウェルシュは歩き始めた。
手で胸を押さえてみても、息苦しさは消えてくれそうになかった*]
/*
ソマリが手を上げてくれたの割と噴くけど()、次に会う時はどっちかが死ぬ時な!!!感はあった、あったよねえww
どっちも死なないけど、リヒャルト身代わりだからな…ありか…
[…期待通りにはいかないか。
銃にも気付かれたようで、為す術なく顔を机に叩きつけられる。
声も出せないまま、無理矢理小瓶を口に放り込まれる。]
げほっ…うぐ……
…かは…っ……
[この手際の良さ。暗殺にも慣れていそうだ。
陛下も、こいつがやったのかもな…と回らない頭では他人事のように考えて。]
[もう手も足も動かなくなった。
…こんなに呆気なく終わるのか。
この男…レグザの行動は…誰かしらが気づく。そう信じよう。
…そういえば、王子との約束は果たせなかったな。あっちで陛下にも叱られそうだ。
ああ…
こんな所で死ぬはずじゃ、なかったんだがな。]
[…実にあっけなくその灯火は消えた。
暁の国の外交を司る…いわば盾となると言えたその男の死は、恐らく他国に伝わるのも時間の問題だったのだろうか。
だが。
彼の頭に、その後レグザまでも命を落とすなどという考えは全くなかっただろう。*]
─回想・兵舎─
[ ぴしりと背筋を正して報告を行えば
ひとつひとつを総督が書き留めてゆく
その表情はどこく険しく見え、
こちらの表情も引き締まる ]
噂は「誰から」というよりも
民衆の不特定多数から、ですね。
「こういう噂は本当なのか」
という不安の声はもちろんのこと
……そうですね、
「お前ら軍がやったんだろう」
という脅迫めいたものまで。
老若男女、共通点があるようには思えません
[ そう報告をしてから ]
はっ、今後はそのように徹底致します。
噂の出処が分かればよいのですが。
総督も、どうぞ、よろしくお願いします
[ またひとつ、頭を下げて **]
――回想:ラバル家屋敷客間――
[音に気づいたのか、母親が入ってくる。
その時にはもうアイリの姿はなかったけど]
そちらも来客があったんですね。
大きな音を立ててしまい、申し訳ございません。
[微かに聞こえた歌声には気づいていたけど、そんな状態じゃなかった。
あの場が綺麗におさまれば、歌声の主を呼び止めてこちらで歌ってもらったかもしれないけど]
今度は私がいる時に呼んでください。
[そんな言葉では残念ながら母親は誤魔化せないようだ。
一つ深く息を吐いて、スラスラと嘘をつく。
もしかしたら、少し嘘が上手になったかな]
私からお断りしました。
彼女がラバル家に相応しいとは思えませんでしたので。
[すると彼が思っていたのとは違う反応が返ってくる。
どこからか母親はフォールデン家が握る金脈の情報を手に入れていたらしい]
母上はゾネスから帰った後、反対していたじゃありませんか。
そんなことより噂の真相はわかったのですか?
あなたには国王陛下の暗殺のほうが大切な話でしょう。
[彼の母親が恋い焦がれた王様。
母親はどこからか聞いた話だろう、クロスボウが使われたと……。
彼はふと1枚の契約書を思い出した。国王様と弟の王子様が関わった他国との取引の契約書だ]
随分と用意周到ですね。
[そう一言つぶやくと部屋に戻ると母親の静止も聞かずに強引に自室に戻った*]
――回想:ラバル家屋敷リヒャルト自室――
[彼に開放されれば、机の上を走り回る。
チョロチョロするなという目で見られても気にしない]
リッター。
[気にしない]
……、リッター!
[もうそろそろ気にしよう。
返事をして、彼を見上げるとすごく疲れた顔をしていた。そうだな、女心はわからないななんて同意してみせた]
シュナウザーはまだしも、なぜアレクシスさんは私のところに来ないのでしょう?
話を聞くべき張本人でしょうに。
[彼は男のことを考えていたようだ]
この状況、本当にウェルシュ様を陥れているようです。
ウェルシュ様を陥れて、手にするものを多い者は……。
[もう一人の王子様の顔が頭に浮かんだ。
首を降った彼も同じ顔を思い浮かべたのだろう。否定、いや、拒否したくて降った首だ]
今は休みましょう。
この件が落ち着いたら――、ウェルシュ様が
無事即位できたら休暇をとって田舎に戻りたいものですね。
あなただって、帰りたいでしょう。
[暖かな陽だまりで本を読みながら、気づいたら寝てしまったりして――、彼はどんな夢を見るんだろう。
出来れば、幸せな夢をみてほしいなって、くるかもわからない一瞬を願った*]
/*
戻り
明日はラ神に当たっていたいし本当にそろそろ死にたいし何ならフラグ制だったらきっと死にに行っていたし皆さん策謀が上手すぎて脳筋の私は主要役なんてできる筈もなかったしほへーって感心しかしてないしキャラが素敵で死んでほしくない(なかった)が多々あるし本当▼▲私でいいよって感じ
…どうしてまだ生きているのか(まがお
/*
リヒャルトさんだ…!
私そろそろ身の振り方考えなければっていいつつ
資料探しているのだよな…?あれ???
弟切草に鷹の傷薬だったかの字を見た気がしたから確認しようと思っているのだけども、も、、、
見つからない…????
― 回想:レグザ参謀総長に命じてから ―
[アレクシスに諸外国に通じる間者を始末する様に命じ、彼が執務室を後にした。
その後参謀総長に悟られない様に、軍の諜報員――諸外国に通ずる軍人である事を知ってる上で利用してる――を部屋の中へと通す。
有事の際にはアレクシスを処分する様に、と命じた彼らに指示を加えよう。]
可能であるならば、レグザ参謀総長の遺体を何処かへ移動し偽装しろ。
それが難しいのであるならば、遺体はそのままにし諸外国に通じていると言われている証拠は残せ。
[重苦しい何かが胸の中で蠢くのを感じながらも、低い口調で命令を続ける。]
レグザ参謀総長が、“諸外国に通じてる者にたどり着いた所以に至る証拠”は残しつつ。
敢えて、軍がやった可能性がある証拠は消すな。
[敢えて証拠を残す事で文官側が、監査局が食らい付いて来る事も考慮しつつ。
諸外国に通じてる者が軍に成りすまし、その罪を軍に擦り付けようとしている可能性を残こそうとしている。
その分軍側にリスクを負う事になるが、リスクを負わない策は却って身を危険にするのは重々承知している。
その一手を講じれば、諜報員達は敬礼をし執務室を後にし、椅子に体を預け天井を見上げた。
見えて無かった天井のシミが、この年になって見え始める事に重い吐息を漏らさざる得ない*]
― 回想:弟と応接間で語って ―
[静かに弟の話に耳を傾け、彼の意見を待つ。
咎めの意を示せば、途中で言葉を詰まらせている様子が確りと見受けられる>>=1。
その反応を見抜く様に翠の瞳は弟の姿を捉えて離さない。
真摯な態度を示している様子には何処かしら冷たさを孕む眼差しを向けるが、その真意を語ろうとはしない>>=2>>=3>>=4。
静かに目を閉じ、一言だけ漏らした後部屋を立ち去れば弟は何を思うのか。
――――此方はそれを知る術は持ちようが無かった*]
―― 回想:リヒャルトと ――
ふむ……。
[>>177彼が紡ぐ一言一句を最後まで聞き届けて、頷き。]
悪徳役人の噂は僕もよく耳にしています。
そのような奸臣を正すため、我ら監査局がいるのですよ。
[自分のことは完全に棚に上げて、素知らぬ顔を決め込む。
とまあ、そんな些事はさておき。]
貴殿の推理には一理あります。
正直に言えば僕も似たような事を考えていました。
[後継者がウェルシュ様だと知った軍部は陛下を暗殺。
その罪を我々になすりつけフェリクス殿下を王座に据える。
これなら文書に軍の押印が無かった理由も納得できる。]
[――しかし。]
……人は、信じたい情報は簡単に信じて、
信じたくない情報は決して信じないものです。
たとえ陛下弑逆の主犯が軍部の何者かだとして。
確たる証拠がない限りは軽率に告発は出来ませんし、
そもそも彼らは決して認めないでしょう。
[暗殺の主犯に繋がる証拠は未だ見つからず。
此方の方面から軍部の勢力を削ぐという方策は手詰まりの感が漂っていた。]*
/*
「後継者がウェルシュ様だと知った軍部は陛下を暗殺。」
微妙に違うよ!
後継者はウェルシュだと知ってはいるのは此方だけなんだよ!(ははっ)
― 回想:弟と応接間で語って ―
[弟が資料に目を通し意見を述べるまで、此方は何も言わず見守る>>=0。
思わぬ人物の名前が挙がり、声を上げ咎めの意を示す。
何かを伝えようとする弟は言葉を濁す様に黙り留まる。>>=1。
何度も見てきた対応、何か隠し持っている人間の反応を見せる弟のそれは、裏に“秘密”を持った――いや、野心を持った様な者がしてみせる様に見えた。
「嗚呼、こいつもか……」
そんな心の呟きと共に失意を抱き、冷たい何かを抱く。
何より、此方を“下”として見せる目が、密かに隠している弟の野心を表している様に見えるのだ。
文官も武官も、そして目の前に居る弟も力に、権力に飢えているといえるのだろう。
――父上、見誤ったな。
そんな皮肉を残しながら弟の真摯な態度を見据えている>>=2>>=3>>=4。
言葉は真摯なもので耳障りは良い、されど実際何名その言葉通りに実行に移したのやら。
何名も綺麗な言葉と裏腹な事を仕出かす人間は居る上にその尻拭いはいつも自分に回る。
故に、弟の綺麗な態度では真に納得する事は出来ず、何処か冷たさを孕む眼差しを向けていた。
――――父上よ、こんな愚弟を如何して信じたのですか。
湧き上がる感情を抑えば、ある願望が徐々に徐々に力を付けていく。
蝕む感情がどろりどろりと渦巻き、黒い感情に塗り替えられ、心がその願望を受け入れ始める。]
――外務長官執務室――
[その様子は処理するのに時間がかかる。
冷静じゃないものが側にいると嫌でも冷静になるもので]
……、誰かを呼びなさい!
[彼はガタガタとしている者を叱咤した]
フィオン様?
アレクシスさん……?
[物言わぬ二人に縋るように声をかける]
[血だらけのアレクシスに少し苦悶の表情を浮かべているようにみえる外務長官。
何か二人の間にあったのかとは思うが、殺し合ったとはどうしても思えない。
アレクシスは参謀であるが立派な軍人、文官である外務長官に何もせず殺されているタマじゃなかった。
それに外務長官に浮かぶ表情……、もしかしたら毒物?なんて彼も浮かんでいるだろうか。
思案しているのか放心しているのかそんな状況の彼の前に弟の王子様が現れて、]
ウェルシュ様、お待ちに……。
毒物の危険があります。
[彼の静止も聞かずに弟の王子様は部屋の様子をのぞいた。
弟の王子様から絞り出されるような声が胸に響く]
ウェルシュ様――。
[消え入りそうに弟の王子様を名をつぶやく。
弟の王子様は何かを取り上げ、追ってきただろうシュナウザーにそれを渡した。
彼は冷静を装うように言葉を絞り出した]
近衛兵に調査させます。
フェリクス様……、軍部にも連絡をいたしますがよろしいですね?
[そういうとその場を去る弟の王子様を見送り、近くにいた近衛兵に指示をだした>>42 *]
― 事件発覚後 ―
[兵舎に戻ると、同僚の一人がわたしを見るなりすっ飛んで来た。
アイリ総督がわたしを探しているらしい]
あら…随分早いお戻りで。
[急ぎ王宮へ向かうと聞いて、もしかしたら新たに発生した事件の事が、既に伝わってきているのかもしれない。
わたしは急いで支度をすると、馬を駆って先へ行く上官の後を追った。*]
― 回想:王の間に通ずる廊下にて ―
[此方の私室から王の間に通ずる廊下がある。
その廊下を歩きながら、南の視察に向かおうと準備を進め歩いていたら、一人の金髪の青年と擦れ違う>>28。
此方は見覚えの有る青年、諸外国に通ずる間者の一人だった筈、と記憶しているがはてさて。
何処か皮肉めいて挑戦的な、悪意が込められてそうな笑みと言葉を投げかける様子には、にぃと笑みを浮かべ。]
そうなる事が父上のお望みだ。
[そのまま振り返りもせず、南の視察へ赴こう。
皮肉を込められながら備えられた黄色の風花の存在に気付かず、小さな花弁は此方を掠め、風に乗ったまま何処かへ飛んで行ってしまった*]
―兵舎前―
[アイリは王宮へは行けなかった。
出て向かおうとしたところに、王の間で即位に異を唱えた軍属の男達が現れる、アイリは出てくるところを囲まれ、口々に暗殺だの行けば殺されるだの散々に言葉を浴びせら王宮へ行くのを阻まれた。]
落ち着け!!一体何があったと言うのだ!?
説明せよ!
[慌てて騎士達も一斉に外へと出てくる。遠くに兵士も集まっているようだ。あたりはまるで蜂起前の様相を見せる。アイリは毅然とした態度で囲む男達に話を促すと彼らは王宮であったことを私に話す。]
・・・・・・。
[彼らの言い分はこうだった。
一人の男が見たこの事件は、アレクシス参謀総長とフィオン外務長官は同じ部屋で殺されており、一人は斬殺とも一人は毒殺かもしれないと言う。
誰かに殺されたのは間違いがなく。そしてその容疑は軍の関与をほのめかす証拠もあったらしいとのこと。
彼らは口々にウェルシュ王子派の陰謀だと言う。]
[そもそもこの大事な時期にフェリクス王子が南に視察に向かうのもおかしい。
発表を前に一斉にフェリクス派の粛清を行おうとしているんじゃないかと彼らは疑っている。
アイリは明確に辞退を申し出た実力者の筆頭として旗頭にされようとしていた。
そのまま行けば必ず理由をつけて殺される。彼らは私がそのまま出仕することを全力で拒んだ。しかし・・・・]
待て!!外務長官殿はウェルシュ派のはずだ。暗殺されるのはおかしい。
[それに対しても彼らはしつこく反論する。王宮に詳しいその男は、フィオン外務長官の部屋には外国と通じている証拠が見受けられたと言う。
彼らは口を合わせて叫ぶ、王宮に乗り込み監査局長始め偽文書を発表した尚書官、そしてウェルシュを王子を捕らえてこの国のあるべき姿へと取り戻すべく立ち上がるべきだと。]
・・・わかった。
国の大事に私とて静観していたわけではない。
私が直々に問いただそう・・・
すぐに支度をせよ!これより王宮へと向かう。
[号令が下ればすぐに騎士団員500名、蜂起を決意したもの200名が整然と隊列を組んでアイリの白馬に続く。
合計800名を率いて王宮へと向かうその一報はすぐに王宮へと報されただろう。
ドロシーが後に合流するのであれば、それは出た後、王宮へと向かう途中に追いつけよう*]
―― 第二王子私室 ――
お呼びとあり参上致しました。
[>>36殿下からの招集は何よりも優先されるべきもの。
暗殺調査に文章調査にと忙しい身だが、
なんとか時間を作って御前に駆けつけて。]
はい、調査は概ね順調と言えるでしょう。
共同調査の方は"参謀本部が我々に非協力的なため"に、
どうにも成果が出ていませんが……こんな事もあろうかと、
監査局独自での調査も進めておりまして。
[その限りでは、文章が偽造という証拠は発見されておらず。
むしろ調べれば調べるほどに本物としか考えられない、と告げる。]
[>>37しかし、かつて殿下と共に起案した施策が原因で、
暴動が起こったとの風聞が――と聞けば、神妙な表情を浮かべる。
確かに既存の利権が消えれば、代わりに新たな利権が生まれる。
僕としてもそこには目をつけていたし、その権益を何らかの形で手中に収めることは出来ないかと考えていたのは確か。]
臣の言が原因の失政とあらば、その責は甘んじて受けます。
しかし、その風聞の非難はあまりにも的外れに過ぎます。
大方、政の何たるかも知らない者が適当に嘯いたのでしょう。
[しかし、あの政策は将来的な新しい制度を予期したものであって、
現在の利益関係を著しく損なうものではないのだ。]
つまり、そのような言いがかりは、
殿下と臣の評判と能力を貶めるに及びません。
まあ、一笑に付しておきましょう。
[フェリクス殿下に何を言われようと、
何ら支障はありません、と答えて。]
[……突如として宮中が騒がしくなったのは、
殿下とそのような話をしていた頃だったか。
>>39殿下と共に部屋を飛び出し、フィオン殿の執務室へと向かえば、そこに"あった"のは――。]
な――ぁ、ッ!?
[部屋中に飛び散った赤。
倒れ伏すアレクシス殿と、眠っているかのようなフィオン殿の姿。
叫び出しそうになったのを必死に抑え、努めて冷静に。
先に来ていたらしい>>53リヒャルト殿と真っ青な顔を見合わせる。]
いったい、なにが……。
[その疑問は、殿下が拾い上げ、リヒャルト殿から渡された書類を見たことで、自分の中では氷解した。]
――心の中――
[アイリはこの蜂起とも受け取られかねない行為に加担したのは、けして戦を起こすつもりではない。
もう噂に揺れる王都の中で燻り続けた民衆の不満や国を代表する高官二人の死亡の知らせに、もはや抑えられないと察したからだ。
王宮を制圧し、王子を説得し、軍部を掌握し、確たる答えを引き出さねばこの国はそれこそ内乱に突き進んでしまう。
軍人としてこの混乱をおさめるためにアイリは王宮へと進む]
― 王宮へ向かう ―
[アイリ総督を筆頭に、白狼騎士団と有志を合わせて800の軍勢が王宮へ向かう。>>58
先王が逝去し、軍部による暗殺だったと噂をされている街中を、これだけの規模で通れば、人々は恐れて次々と家の中へと引き返してしまう。
隊列をなして進軍する姿はまさに、王宮に対して叛旗をひるがえす、軍によるクーデターが起きたのだと受け止められかねない]
───王都にクーデターの動きあり
[このような報が王都より発信され、国中に広まるのに、そう多くの時はかからなかった。*]
[それは、外務長官が他国へと通じていた事を示す文書。
軽く目を通したものだけでも、それが如何に真実らしく書かれているが分かったが――。]
(フィオン殿がそのような事をされるはずがない。
このような文書、偽造されたものに違いない。)
[と、すると、この場の状況が少しは見えてくる。
僕はポケットに入れていた白手袋をつけると、
近衛兵が来る前に自分の手で軽く調査するべく部屋に踏み入った。
もちろん、足場には細心の注意を払いながら。]
[軽く調べて分かったのは、遺書が残されていたこと。
目を背けたくなるような傷を負っているアレクシス殿に対し、
フィオン殿には一切の外傷が見られないことなど。
それらの状況から考えると答えは幾つかに絞られそうだ。
とはいえ、確信は出来ないのだが]
権謀術数に長けたアレクシス参謀は、
外務長官を告発する文書を偽造し、彼に自裁を迫った。
そして脅迫されたフィオン殿は言われるがままに遺書を記した。
だが彼は僅かな隙をついて反撃し、アレクシス丼を殺害。
しかし参謀があらかじめ仕込んでいた毒により、
長官は無念にも席上で息絶えてしまった。
[そう流暢に、どこぞの探偵のように告げて。]
……なんてシナリオは、どうだろう?
[入口付近に居たであろうリヒャルト殿に、そう尋ねてみた。]
[実際のところがどうだったかは分からない。
僕の推理が当たっているかもだし、外れているかもしれない。
でも、いま重要なのは真実じゃない。
どうすれば真実のように見えるか。
そして、その嘘の真実で、どれだけ軍部の勢力を削げるかなのだ。]
……アレクシス殿には悪いけれど、
彼にはこの責任を全て被ってもらわなければ。
軍部が卑劣な偽装工作を行った動かぬ証拠として、ね。
[そう言うと、散らばった内通の証拠を手に取り。
懐からペンを取り出して。]
しかし、その為には少々手を加えないといけないな。
彼が作った……のかは、分からないけど。
この文書はあまりにも"完璧過ぎる"から。
[所々に加筆修正をしていく。
この文書が、その道の専門家ならば一見して偽造だと分かるように。
お粗末な偽造だと軍部が笑い者になるように。]
/*
アレクシス丼wwwwwwwwww
wwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwww
ごめん。見えた。
[それから、更に。]
強制的に書かされたものとはいえ遺書があるのは頂けない。
どうしようかな……ああ、そうだ。
[アレクシス殿の亡骸の、その傷口を指で拭って。
付着した血でフィオン殿が座る机の裏に文字を書く。]
ええと、この姿勢だと逆さ文字になるから……こうか。
[曰く「遺書は無理やり書かされた偽物」と。
あとは彼の人差し指にも血をつけて。]
これでよし。
後の調査は近衛に任せよう。
[手袋を外し、ポケットに仕舞い直す。
このように手早く現場工作を済ませる僕を、
リヒャルト殿はどう見ていただろう。]
―回想:リーゼロッテと―
そうか・・・・・・、それではもうどうにもならんな・・・・・・。
[不特定多数と言われれば追求することもままならず、噂の広がりに溜息を零す。]
わかった。色々不安であっただろう。
今国は大変な状態だが、
軍人がその様に流言にうろたえていては
あの世の祖父に叱られるぞ?
[アイリは名を聞いてすぐに彼女の素性を調べていた。
軍人としても名高く、現役のときは父とも関わりあったとも聞く。アイリは机の中から一冊の本を取り出すと、それをリーゼロッテの前に出した。]
さっき言ったことはお前の祖父の言葉だ。
これを渡す故、経験を積んで立派に成長せよ。
[置いたのは兵法や戦術を記したデズモンド・チェンバレンの兵法所。中を見たならば流言に対する心構えも載っていただろう。
噂は戦場ではいつでもあること、Who What Where When Why Howを徹底させよとの言葉が*]
[いずれにせよ、捜査権は近衛に引き継いで。
僕は一度、監査局へと戻ることにしたのだが。]
…………。
[誰もいない廊下。
差し込む陽の光を見つめて。]
(すまないね、アレクシス殿。
監査局と相対する貴方の手腕は実に見事だった。
立場が違えば、良き競争相手になれたかもしれないな。)
[先程、その死を利用した工作を行った相手を、心の中で悼んで。]
[そして、もう一人。]
(……フィオン殿。
貴方の無念は、必ず僕と殿下で晴らしてみせよう。
そして何より、決して貴方の死を誰にも貶めさせるものか。)
[彼が内通していた、なんて。
そんな馬鹿げた工作を僕は決して許容しない。
彼の人生に汚名が残ることのないように。
全力で力を尽くそう。]
―― 監査局 ――
[それから、監査局に戻って。]
……副長官にフィオン殿の後任は、荷が重かろう。
そもそもこの騒ぎの中では満足に引き継ぎも出来ないだろうし。
よって、我々監査局も臨時で防諜の為に動くぞ。
さほど人数は割けないが、無いよりはマシだろう。
[彼の死により、防諜にまで気を配らなくてはならなくなった。
まったく、僕を過労死させる気か。]**
/*
念のため、メモのみならずこちらでもPLより失礼します。
襲撃案に関して、ソマリさんからの立候補がありました。こちらとしてはNPC案ソマリさん案、どちらでも構わないかなといったところです。
ですがどちらにせよ、早めに動いた方が落ち際に慌てずにすむだろうかとも考えています。NPC案とソマリさん案、どちらでも一番リヒャルトさんにとって良いと思われる方を選んでください。
全力で盛り上げるように頑張りますね。
/*
シュナウザーの怒涛ww
すげえ頑張ってらっしゃる。あとめっちゃ賢い……
ほんとこの人いないと、勝ってもウェルシュ王様やってられないだろうて思う…
─ 軍下層部 ─
[ 両名の死が報じられた後
有る一人の男がこう言ったの
「ウェルシュ王子派の陰謀だ」と>>56
的確な情報は降りてきていないあたしたち
状況と噂話だけが、全てだった
あたしたちが知っている事実は
「王の死」
「ウェルシュ王子を王とする文書」
「上層部2名の死」
たったのそれだけ。
たったのそれだけだったのに
民が吹聴する噂話に踊らされ、惑わされ
そして男が”見た”決定的な事実は
軍下層部を沸かせるのに充分だった
男の言い分はこう。
「王の死は暗殺であり、
ウェルシュ王子派の仕業である。
文書は偽造であり、それに気づいた参謀が
王子派を説得しようとし惨殺された。
ウェルシュ王子派は
この一連の件に軍の関与を仄めかすため
証拠等を偽造している」 と。]
[ その男がどこまで見たのかはわからない。
騒ぎを聞きつけた上官の中には
「噂話に踊らされるのではない」と
叱咤するものも居ただろう。
だが、上官も、結局は軍人であり、
軍はフェリクス王子を支持するものが多数である
その踊らされて、吹聴する軍人を、
本気で咎めよう、という者は居なかった。
その為彼や、彼率いる軍の下層部が
アイリ総督の居る兵舎へ向かい、
結果的に800もの軍勢が
王宮へと向かうことになったのだ。 ]
[ 不安は募る。
しかし、あたしは兵舎へは向かわなかった
噂は戦場ではいつでもあること、
Who What Where When Why How
を徹底させよ
その代わり、あたしは混乱極まる王宮へと向かう。
5Wも要らない。誰が、どうして。
それだけが、知りたくて。 *]
― 現在、城下にて ―
[何やら城下が騒がしいと思いきや民衆に絡まれているアイリがいる様だ>>2:261。
双方に敵意を剥き出している様子に此方が諌めようとしたら、一人の女軍人がアイリの方に声を掛けている>>2:262。
その様子を見た故、此方は一旦警備の者を制止し様子を伺っていたら、舌打ちをする総督の様子を目にし>>0、そんな彼女に凛と思った事を告げる女軍人の話を聞けば此方も話に加わろう>>5。]
父上のご逝去に関しては緘口令が敷かれていたはず。
それでも漏れている、という事は誰かが意図的に漏らしている、と考えられるな。
その上、今南のスラムで暴動が起きた、という報告を受けたので視察に向かう。
[女軍人が口にする言葉は此方も納得出来るもので>>13、新しい話が生まれていくというのは此方も同意を示す。]
先に話した暴動の件も然り。
次から次に増えているのも確かだ。
今は少しでも時間が欲しいのが現状。
少しでも情報を掴み、事の沈静化に努めるのは大事だと心得よ。
[出過ぎた真似と告げながらお辞儀する軍人には咎める事は無く>>14。
処遇を求める彼女に、それは必要無いと此方は首を振る。
立場上上である総督に何らの思惑があるかも知れないが、彼女も罵倒や否定もしようとしない故>>25、上官に対する進言はお咎め無し、と二人に告げれば、此方は南へと向かうつもりだ。
もし何か言うのであれば一度足を止めて話は聞くつもりであるが、そう時間は取れない事だろう*]
─ 回想・アイリと ─
[ 溢れるため息に続いて漏れたのは祖父のこと
そして置かれた兵法書。 ]
おじ……祖父のことを……、
はい、そうですね。
祖父はこれしきのことで揺らいだりするような
心の弱い人間ではありませんでした。
あたしも、
[ そう。信じられる人を見つけたら、
その人だけを信じて、貫き通せと。
語った彼女のことを、思い出す。
ああ、彼女もまさにアイリ総督の、部下じゃないか
一貫した強い信念と、まっすぐな瞳
アイリもまた、憧れた先輩と同じことを言うのだ
ここで、ひとつの想いが、芽生える
きっとこんなことを言ったのはあたしの気紛れ ]
はい。祖父の名に恥じぬよう
経験を積み、精進させていただきます。
だから………
だから、もし、この騒動が落ち着いたら。
私を、白狼騎士団に志願させていただけませんか
[ 勿論、志願しても受け容れてもらえるとは限らない。
それでも。それでも初めて。
「ここで」「この人達と共に」
そう、戦いたいと、心から願えたから。 *]
/*リーゼロッテちゃんごめんやで。
なんかロルを見てると切なくなる。いや、分からない状況を楽しんでたんならそれでいいんだけど。
/*
フェリクス王子があっぷあっぷしている…!
王子大変そうなんだよなあ。お疲れ様です
(笑顔で噂まきつつ)
とりあえず王宮に行く体なんだけどどうしようかなあ
[果たして、王宮についてからは王の間への招集はあったかどうか。
調査報告の刻限も迫っていたはずだ。
(アレクシス参謀総長が亡くなってからは、その発表の信憑性にまた疑いを持つ者が現れるかもしれないけど)
軍が蜂起するまでもない。
国民は焦れていた。
空のままの玉座。飛び交う噂。南の暴動。
治安は日々悪化し、これまでの平穏な生活が脅かされる。
人々は次第に不満を口にし始める。
次の王は何をやっているのだ、と。
一体いつ決まるのだ、とも。
怒りがふつふつとわいてきて、不満が高まっていく。*]
― 街中 ―
――――… おやおや、
[ それはいつのことだったか。
街を過ぎる軍靴の群れ>>58を見送りながら
画家は呆れたような声を出した。 ]
国の崩壊まであと僅かといったところかな。
クーデター紛いの行進まで行われるようでは。
[ 燃え広がる噂の炎は消えず
大きくなって広がるばかりだ。
王都で起きている出来事が
国の端まで広がるのもきっとそう遠くはない。 ]
[
噂は真実となり、
弑逆の推測もやがては"事実"になる。
――――… 何も知らぬものが
通り過ぎる多くの軍勢を見たならば。 ]
今まで平和だったとしても、
決して此れからもそうとは限らない。
態々此れほどの軍隊を
王宮に差し向ける人間が居るんだから。
…内乱が始まるのは直ぐ後かもしれないね?
[ 慌ただしく扉を閉める音、
顔を逸らす者、足早に去ろうとする者。
物々しい軍靴の過る街中に在って
人々の不安を焚き付けながら自らは王宮へ。
――と、向かったところで何が出来るでもない。
只、混乱の行く末を見届ける心積もりで。* ]
―回想:城下にて―
(聞かれていたか・・・・・・。)
[フェリクス王子まで話に加わったとあれば、黙って後はフェリクス王子の話を聞いていた。しかし途中に聴こえた視察の話、アイリは燻しがった聞いた。]
このタイミングで南へ・・・・・・?
[いくら暴動とは言え国自体が揺れている中、王都を離れることに不安が過ぎる。しかしもう王子は決めているようだ。
止めるには少し遅い。それならばせめて・・・・・・。]
承知しました。
しかし今は大事の前、くれぐれもお気をつけて・・・。
いざとなれば私がこの国を抑えていましょう。
[引き止めたいが、何かあれば自分もアレクシス参謀総長もいる。
アイリがそれを引き止めることはない。*]
――ドロシー・ブライアン。
白狼騎士団所属の士官、25歳、女性。
士官学校入学以前の経歴は不明……ふむ。
[監査局の執務室にて。
僕はたった今受け取った"とある資料"に目を通していた。
それは生前、フィオン長官が遺してくれた>>2:245書簡。
つい先程、机の脇に仕舞われていたのを近衛が届けてくれたのだ。
もちろん封は切られていなかった。]
彼女自身に不審点は――見られないか。
[強いて言えば幼少期の経歴が不明という事だが。
士官学校の生徒には食い詰めた平民の子供も多い。
これだけで怪しいと決めつけるには弱すぎる。]
[監査局の資料とも照らし合わせても、
どこにでもいる優秀な若き尉官、としか言ようがない。]
するとやはり、玉座での事は総督の手引きによるものなのか。
……しかし、こんな策謀が出来る様には見えないんだけどな。
[虚々実々の駆け引きというのは武人が嫌いそうなもの。
ラメールに名高き武人であらせられるかの総督閣下は、
いかにもこういった小狡い行いを嫌いそうだが。
――どうにも言葉に出来ない違和感を覚える。
そう、考えていた時だろうか。
>>58白狼騎士団、総勢千弱が王宮に押しかけてきたとの報が届けられたのは。]
―高官の死から数刻後―
遅いぞドロシー!!!どこで何をしておった!
[響く怒鳴る声、彼女が合流したならば拳を見舞ってすぐにまた進みながら状況を説明するだろう。]
お前が何をしていたかは後でたっぷりと拳で聞いてやる。
絆創膏をたくさん用意しとけ。
しかし悪いが今は叱っている暇もない。
[出会い頭の一発はそう、アイリの単なる挨拶だ。]
事は大事ゆえ説明してやろう。到着したら王宮を制圧する。
血はなるべく抑えたいが、逆らう兵士がいるならば躊躇せず殺せ
ただし女子供や大臣は捕獲しろ。
この国の混乱を我々が正す。
[王宮内ではどうなってるのかは知らないがアイリ率いる軍隊は、王宮につくには残り判刻もかからないだろう。
何かしら命令を帯びてきた軍が待ち構えているのなら対峙し、取るに足らぬ門番程度ならば制止など聞かずに取り押さえて王宮を制圧にかかるだろうつもりだ。*]
…………は?
[硬直。
自体を理解するのにかかった時間は十数秒。そして。]
――馬鹿じゃないのか、あいつは!?
[つい叫んでいた。
フィオン殿とアレクシス殿と死に様を見ても叫ばなかった僕だけれど、
こればかりは叫ばずにはいられなかった。]
このタイミングで軍を動かせば、民がどれだけ動揺するか!
それだけじゃない、我が国には軍を統制する能力すら無いと見て、
他国は干渉を強めてくるに違いない……!
[王宮情勢が不穏だからこそ、軍は動かしてはいけなかったのだ。
大々的にはせず、出来得る限り内々で収めるべきだったのだ。]
こんな時にフェリクス殿下は何を……いや、まさか。
"こうなることを見越して"視察に行ったのか!?
[――そもそもの話。
僕はフェリクス殿下に"軍部の抑え"であることを期待していた。
英雄的性質を持ち、軍からの支持が厚い彼は、
同時に軍を制することが出来る数少ない存在である。
だから現在のような両王子が争う事態になっても、
彼が健在でいる限り軍部の暴発は無いと思っていた。
……それが僕の間違いだった。]
くそっ、目の前の利益しか見えない野蛮人め!
少しは先見の明というものを培えばよいものをっ!
[慌てて監査局を飛び出し、部下に指示を出しながら走る。]
/*
>ドロシーメモ
>アイリ様のキリング考えてるけど、流れによっては相当状況が変わりそうですね…(流れを見て決めたい勢)
うん…ww
もしかしたらリヒャルト/アイリで対決して相打ち、なんて未来もある可能性が!
/*
>>86
おい、流石にそれは無いぞ( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )<見越して
フェリクスにとっても流石にこれは予想外()
/*
>>86
>くそっ、目の前の利益しか見えない野蛮人め!
少しは先見の明というものを培えばよいものをっ!
すきwwww
急ぎ殿下に連絡を!
……どちらの殿下かって?
馬鹿者っ!そんなの、どちらもに決まっているだろう!
そこのお前は各所に非常事態の通達!
各部門ごとの連絡を密にせよ!
他は武装して僕について来い!
ただし、僕に万一の事があれば副局長に従うように!
[とにかく王宮への侵入だけは防がなくてはならない。
が、僕の指揮下にある監査官だけで戦力が足りるはずもない。
逮捕権を持つにあたって軽い武装はしていても、基本的に文官。
精鋭と名高い白狼騎士団に叶う筈もない。
せめて衛兵や近衛兵、近隣の配備兵が駆けつけてくるまで、なんとか時間を稼がないと。]
―回想 リーゼロッタと>>77―
ふふ・・・うちにか?
[アイリはその言葉に自嘲気味に笑った。
つくづく女にしか縁があるものだ。
男に別れを告げた後だと言うのに、こうして私のところに来たいと望むものもいるのだから―――。]
ああ、気を悪くしないでくれ。ちょっと驚いてな。
だが、来るからには厳しいぞ?
こんな都とは違う厳しい女社会だ。
女々しく男などにうつつを抜かしたらすぐにこうなる・・・。
[椅子を立ち上がり、背中に腕を組んでコツコツと横へと歩きだす。
そして隣まで足を進めると、リヒャルトに止められたあのときのビンタで不意にリーゼッロッタの頬をぶつ。]
死ねと言ったら死ね
殺せと言ったら殺せ
憶えておけ、そういう理不尽な世界だうちは。
[ビンタはあいつに向けたもの、あんな男にうつつを抜かした自分を彼女に重ねて諌めたもの。憐れにもリーゼロッタはアイリの変わりにされたのだ*]
[拳を一発食らいつつ合流したわたしは、これだけの軍勢に発展した経緯を知らない。>>56>>57>>58
作戦を聞いて、わたしは目を丸くする。>>84]
…制圧?本気ですか?!
[これだけの軍隊、まるでクーデターのようだと思っていたけど、まさか本当だったとは。
定まらぬ状況に焦れているのは軍も同じか。しかし、]
お待ちください。
これだけの軍勢で王宮へ向かえば、叛気があると見なされます。
穏便に対話なんて不可能です。
対話を望むのであれば、今すぐ軍を解散して、精鋭のみで向かいましょう。
[フェリクス王子が王宮におわせば事態は収まるのかもしれない。
しかし、その確証は得られなかった。]
[そして何より。
最善の結果は無論、彼女が軍を引いてくれること。
争いが起きず、人死にも出ず、大事にもならず。
それなら少々の"食い違い"があっただけで済ませられるのだが。]
(まあ、望み薄だよなあ……。)
[それでも、僅かな望みにかけて。
そうでなくとも、なんとか時間を稼ぐために。
僕と武装した五十人あまりは、正門の前に陣を構えて。]
調査の刻限は目前です。
せめて、発表の時まで待ちませんか?
[このままでは一斉に検挙されて投獄される。
それだけでは何としても避けねば。*]
――ゾネス総督!
誰の許しも得ずに兵を引き連れ、
神聖なる宮中を騒がせ奉るとは何事か!
[彼女たちの姿が見えたなら。
八百人の威勢を前に、僕は必死で声を張り上げる。]*
[ ─ 先日の事 ─
王宮内でも人気の少ないだろう所を歩いていた頃だ。
同業者がやってきた事に気が付いて俺は足を止めた。]
… 血腥い話は嫌いだと、
流石に同業者なら知っているだろうに。
[すん、と、風が届けた鉄華の移り香を嗅ぐ仕草だけを大仰にしてみせてから、露骨に表情を顰めた。
まさか、目下渦中の第一王子自身が命じたものに殉じて遂行してきたなど。>>2:162
そんな事が想像できるだろうか。]
手伝え? 血腥いのは嫌だと言っただろ。
… は、偽装工作か筋書きを考えろ、な。
まあ状況を聞かせてくれよ、考える。
[黙ったまま、俺は両の目を眇めた。]
― 第二王子私室/軍の至るより前 ―
[惨劇の場から戻れば、椅子に腰かけ深く息をつく。
目を閉ざしても、目に焼き付いた赤、そして死者の青白い顔が瞼の裏側に焼き付いて消えなかった。]
… どうして、
[何故、二人が死ななければならなかったのだ。何故。
あの場に自分がいては、捜査の邪魔にしかならないだろうと立ち去ってはきた。けれど椅子を蹴って立ち上がり、再び戻って自ら調べたいような衝動にすら襲われる。……何故。
亡くなった人の顔を思い浮かべれば、思い浮かぶのは穏やかな顔ばかりで、また話をしましょうと微笑んだフィオンの顔、飄々と笑うアレクシスの顔、穏やかに優しい声ばかりが耳に蘇るのだ。]
…──────、
[ウェルシュは一人、深い息をついた。
こんなことで落ち込んでいるから"甘い"と言われてしまうのだろう。]
あ、ほらね。
[進言虚しく王宮にたどり着けば、聞こえてくる声。>>93
しかし、随分と人が少ない事。>>90 人手不足かしら。
わたしとしても、アイリ総督に意見したのはあくまで建前。本心ではこのまま衝突してしまえ、と思ってる。そして、]
……。
[もしここで衝突があって騒ぎになれば、それに乗じてここから抜け出せるかと、わたしは密かに策略を巡らせ始めた。*]
[どう考えても、 “同一人物が” 、 “同時刻に” 、2人ともを処分したとするには厳しく感ぜられた。
他方が毒で、もう他方は刃で死んだと言うのならば。>>41
怪しまれない為に多くの物は持ち込めないのだから、本来一辺倒である筈なのは仕方もないだろう。
極力重視したのは、どっちもを満たさない “かもしれない” 事。
(参謀様と外務長官様、カーテンの引かれた部屋。
ド素人が見て全貌が分かるのは不自然なのだ。)]
…誰が考えた、とか、言うなよ?
[ため息一つ、俺は一応考えた事を述べる。
何でも絶対に成功させなければならないとかで相当根詰めているらしい。
『王が突然に逝去し、なおかつ軍部に書簡が回らなかった事。
街中に箝口した筈の情報が伝播している事。
都合良過ぎる程のタイミングで再度南部が荒れ始めた事。』
「再確認な」、とそう口にして、更に続きを口にする。]
……誰か。
フィオン・オルブライト外務長官の家へ遣いを。
彼の奥方を王宮までお連れせよ。
奥方にまで隠し通すわけにもいくまい。
[彼には妻がいたはずだ。
ならば彼女を呼び、夫と引き合わせてやらねばならぬ。
少しでも彼女の心労が軽くなるよう(可能かはまったくもって分かりはしないが)配慮するのが、せめてもの彼への弔いであろうかと思われた。*]
[『国王に反感を持つ者がやったとすれば、まず王宮に入れなければならない。
その際、入り込み易いのは実力重視とはいえど血統もものを言う文官よりは、実力のみで名を上げられる軍部だろう。
諸外国との繋がりを持つ人間が混ざり込んでいる危機を疑った参謀様は、それを伝え援助を得るべく、或いは外務長官様を僅かでも疑ってそこを訪ねた。』]
分からない事が寧ろ良い時もある。
そう、偽造文書くらいは望めば、
“同じ筆跡で全くの別人が作れる” 。
少なくとも、参謀様を翳した相手は、
外務長官様と通じていたか、
外務長官様が邪魔だから処分しに来た。
…そこに居合わせた不幸、とでも。
[へろりと述べた策を、暫し考えるような表情をしながら、奏上してみると相手は口にした。
別に、俺としてはどうなろうと知った事ではなかったが。]
/*
ソマリさんやシュナウザーさんやアイリが本当にいい動きしてくれているから本当に助かるありがとう!!!(むせび泣き)
─ 回想・アイリの洗礼 ─
[ 白狼騎士団へ。
そう告げると彼女は笑い ── そして。 ]
!!!!!!
[ 頬を打つ乾いた音。驚きに目が見開かれる。
死ねといえば死ね 殺せといえば殺せ
突き刺さる冷たい言葉。
だけど、それでも
今の決意が変わることは、無かった。
総督の視線に、歪みは、無かったから
特段偏っている部分は有るかもしれない。
それでも、祖父のような生真面目さと
真っ直ぐな心を持つ、彼女の元へ。 ]
はい。
[ 短く返事をすると、
頭を下げて部屋を後にするだろう。
それはまだ彼女が王宮で騒ぎを起こす、
ほんのすこし、前のこと *]
[ただ、淡々と付け足した。]
まぁ、策は極力使うものではないさ。
ともすれば “
…まぁ、宮中で策を労し始めた時点で。
現状は “御察し” というところか。
[実のところ、それよりは前から見限っていた事の片鱗はおくびにも出さない。
「用が済んだなら」、と俺はそそくさ立ち去った。
諜報者がそう王宮内で目立って良いものでもなければ、個人としても目立ちたくはなかったからだ。
いくら人通りの少ない、そんな所を歩いているとは言っても。]*
/*
あああぁぁぁ……フェリクス殿下の「内通者を敢えて使った上、軍の仕業という証拠を敢えて遺している」っての拾い忘れたあああぁぁぁ……。
というかフェリクス殿下、部下ごと殺すとかわりと悪辣な謀略使ってきたよね。正統派な武王タイプだと思ってたのに驚いたよね。
[それは意外も過ぎる遭遇だった、とでも言おうか。
何故通りかかったのかは知らないが、まさか聞かれていたとは、と思った。
(「始めから聞かれていたら、首の皮はもう繋がっていなかったかもしれない」、と考えたが、そもそも彼がいつからそこで聞いていたのかなど知らない。)
─ 回想/細やかな遭遇 ─
俺の様子を見ても、その人は怒るどころか、何処か楽しそうにも映った。
俺が何かしら言葉を返すより先に、矢張り多忙な身の上なのだろう、彼は身を翻すと立ち去っていってしまった。]
…まるでカインとアベルだな。
[兄は
そんな神話創世記の一節を思い浮かべさせるものがあった。]
はは、 嬉しくない遭遇だ、
[足音も聞こえなくなってから、漸くそう呟けば王の間を辞した。]*
― 玉座の間 ―
[その後、ウェルシュの姿は玉座の間にある。
そのような場合ではないと重々知りながらも、どうしても父王の前に頭を垂れに行きたかったのだ。
どうしても、というのは。心落ち着けに行きたかったのだろう。
今、玉座の間には花が飾られ狩りの祭壇といった趣を見せている>>27
父王の遺体がそこにあるわけでもなかったが、ウェルシュはそこへ向かった。玉座とは即ち王の権威の象徴であり、人々はそこに王の偉大さを見たからこそ、そこに花を供えたのだろう。
共には誰かの姿があっただろうか。
途中、リヒャルトの姿でもあれば行先を告げたものだが。
さてその後、彼が共にあるかは知らぬ。]
……──父上、
[かつ。と、靴を鳴らして、玉座近くに立つ。
花々に彩られた玉座はしんとして、ひどく寒々しく目に映った。
その花の中に、ひときわ目を引く黄色い花束がある。
花言葉に疎い身に、それが供花として相応しからぬものと知ることはなかったけど、野の花のような素朴な風情に目を引かれた。
祈る形で傍らに膝をつき、暫し目を閉ざす。
再び目を開くと、その花束の傍らに光るものがあることに気が付いた>>28
何気なく手を伸ばして拾い上げ、その意匠に息を呑んだ───]
― 回想 ―
では、その国はもう存在しないのだな。
一方的に……?
[いつか、彼と話をした。フィオン・オルブライトと。
彼とはこうして時折、よその国の話をした。時にはそれは、既に地上にない国の話にまで及ぶこともあった。
その話が印象に残ったのは、何故だったろう。
彼が殊更熱心に教えてくれたからだったかも知れない。
或いは。その国の風土が、かつて聞いた話>>0:192とあまりに良く似ていたからかも知れなかった。
風強く、林の多い山岳地帯の。白隼を尊しとする、かの国の話と。]
………そうか、
[かの国を直接滅ぼしたのは隣国、されど隣国がかの国を攻めたのはラメールの勢いに対抗せんがため。間接的要因となったであろう話を聞いて、ウェルシュは深く息を吐いた。
きっとこの先も、またこんな話を聞くのだろう。平和であれと人は願うが、それは自分の身の回りのことばかりで。一国の王族とはいえ、…いや、それだからこそ尚、手の内に守り切れるのは自国の平和が精一杯だ。]
― 玉座の間/現在 ―
[一瞬過った遠い思い出に、僅かの間息を止める。
どうしてこのようなものが、ここにあるのか。
この紋章は確かに、今はもうない国のものではなかったか。
オルブライトが熱心に調べていた資料>>2:229、それを見せて貰った時の記憶に酷似していて。]
( …… 、これは、まさか )
[空から舞い降りた白雪。
それと銀のイトスギとが、一本の線を繋げる。…まさか。
咄嗟に飾りを、手の中に握りこんだ。立ち上がる。
城門の前の騒ぎが、じきに王宮を揺るがせようとしていた。*]
[騒ぎの真っ只中にいるだろうに、何処ぞ他所吹く風の如く口にされた言葉。>>*0
それと同じ事を、言葉を変えて俺は呟いた。]*
国が傾くのも遠くない、かもな。
>>89 それゆえ、ウェルシュ王子を確保する。
参謀総長を殺され国の外務官が殺され、これで何を望めようか。
放置しておれば国が滅ぶわ!
[[回りを取り囲む王の間にいたフェリクス派の軍人達、ドロシーの言葉を聞けば口汚くリヒャルトやシュナウザーを罵り、軍にかかる暗殺の嫌疑や陰謀論をぶちまけていただろう。アイリはそれを止めもしない。]
・・・失敗は許されぬ。
それに早急にことをおさめねばならん・・・
私としては国軍とて欲しいところだがな・・・・
[自分の領土の心配もあり、アイリは言葉に出さぬものの心の中では焦っている面もあるかもしれない。
南で暴動が起きた話、要塞から届く国境の不穏の気配。フェリクス王子は不在(だと思っている。)
一日一日が長く感じるこのときにおいて、これ以上、王宮の混乱を看過できるほど、優しくはない。
やがて軍隊は王宮の門へと到着する。門前に見えた小さな兵士の集団。シュナウザーの叫ぶ声を聞けば軽く手をあげて、その合図に騎士達がまず門の前で扇状にとりこ囲むようにして銃を集団へと向けた。]
王がいなくなり、その正式たる後継者の調査の期限も果たせず
その国を担う人物が二人も殺されるとは如何なることか!?
厳格なる我が騎士団で今後は王宮を取り締まり、
二度とこの様な愚かなことが起きぬよう見張らせていただく。
王子には一切危害は加えぬ!!
怪我をする前に従えシュナウザー
[>>93私の周りを取り囲む軍人は私にシュナウザーは殺すべきだと叫ぶ。
これで退くなどとは思っていないが、アイリにとっては彼はすぐには殺せない。その頭の中にある真実を話してもらわねば困るからだ。
それは当然のことならが拷問と言う手段に変わるが。*]
/*クーデターがあるなら、それに巻き込まれてアイリ辺り(打診はしてない)にとも思いましたが
ソマリさんで大丈夫です。
NPCより相手がいるほうがのほうが嬉しいですので。
/*
えっ……この世界(時代)銃あるん?
クロスボウで狙撃とかしてるから、まだ銃のない剣と槍の時代だと思ってたんだけど。
[南の偵察に出かける旨を伝えれば、心配の声が此方へと向かう>>81。
それも当然の反応だ、眼前の彼女だけではなく、視察に向かうと言った時の周囲の反応も同じだった。
王都のスラム地帯に向かうならば、そう時間は取られない上に、自ら前線に出てこの目で確かめる事を厭わない自分を止める事は出来ないだろう。
気を付けてという言葉を背に現地に赴こうとすれば、最後の言葉を耳にし、一気に眉間の皺を深めた。]
……フォールデン総督。
お前の役目はゾネス要塞の守護だ。
万が一の際は、上の者が指揮を取るのは承知の筈。
勝手な真似をすれば、国が大きく揺らぐと知っていよう。
お前の勝手な一存で軍を動かす事は罷りならん。
[低い声で一喝。
目の前の女軍人は勝手な一存で軍を指揮する事を知っているが故に釘を刺すが。
まさかこの後、総勢700名の軍人を総動員し王宮へ進軍するとは思いもよらなかった**]
/*
わはい、メモにバイト数オーバーで弾かれた(しろめ
…うん、イメソンのURL貼っているせいな気はするんだ、、
[されど。ほんのりと、薄々と。
暴走しやすい彼女が、何か仕出かすのではないのか、という期待を抱いてしまったのは――否めない**]
/*
了解しました。
ソマリさんのメモがありますので、ご確認ください。
何となく、外でバタバタ中で大騒ぎ(…)みたいになりそうですね。
/*
あと調査の期限はもう間もなくで、まだ過ぎてはいないんじゃ。
……って思ってたらなんだかすっごい後出しじゃんけんが来た。
どうする?どうすればいいの僕。
勢いで対峙しちゃったけど後先考えてないよ!
/*
南方の暴動拾おうと思って2d読み返してるけど、
>>2:88
>山賊らがスラムの住人に成りすましつつ、元々の住人も交え暴動を起こしたという。
>彼らが暴動を起こした理由は、商人達が過剰に物価の値段を上げ、貧しい者達をより生活を苦しいものへと追い詰めていった
山賊が住人に加担して暴動を起こした感じぽいので
世の中には金で動く人間ならいくらでもいるんですよねーって感じで拾ってくるか、そうしよう。
/*
……そういえばこの村R18なんだよね(今更
えっちぃことしてる人はいるんだろうか。
第三陣営とか色仕掛してたりゲフンゲフン
/*
マスケット銃があるってことは戦列歩兵とかの時代かな。
それならクロスボウ狙撃が存在しても変じゃないかも。
ライフリングという技術が発見されるまでの銃の命中率ってお察しだし。達人の使うクロスボウならこの次代の銃よりよっぽど命中率が高い。
/*
う〜ん、外で騒がしいのに出ないというのがどうしましょうというところです。
外にでて襲われたところをと言う感じのほうが自然な気がしてきました。
/*
メモありがとうございます。
NPCよりは誰かにと思っていたので嬉しいです。
外が騒がしいのに外にでず、王宮内でというのが少し気になるところなので外にでて、
狙われたウェルシュをと思ったんですが……、顔がわれちゃいますよね…。
/*
どちらでもやれますが、多少手数に差が出るかと思われますので(24時間切ってますので)一応、見解を述べておきますね。
ええとまず、ウェルシュを最前線まで出すか…??というところで、多少手数が必要となるかと思われます。なお、軍に襲わせると(特に命まで狙わせると)1陣営の方々が困るのではないかという危惧がありますので、あまりやりたくはありません。
現状、シュナウザーさんの伝令が来ますので「向かおうか」というところです。ここにソマリさんの襲撃があるならば、受けることは出来ます。(足止めされる形)
>>103で同行可能な形にしてありますので、必要あらばお使いください。
なお、「庇わないで落ちる」選択肢もあるかと思われます。この場合、門前の襲撃で落ちて頂くことも可能かもしれません。
どのみちソマリさんのメモもありますので、メモの返信などもして差し上げると良いようにも思われます。
[――頼むから。
頼むから血気に逸ってくれるなよ。
そう心の中で何度も唱えながら。]
……国家の要職たる両名が亡くなられたこと。
僕としても本当に遺憾であり、哀悼の意を表します。
[あくまで僕が一喝したのは最初だけ。
後はなるべく相手を落ち着かせるように、努めて冷静に。]
後継に関しては、"アレクシス殿の意志を引き継いだ"参謀本部と、
我々監査局のの合同による調査結果が近日中に出されます。
かの文書の真贋、真の後継者がいずれであったのか。
先王陛下の真の御遺命は、その場において示されるでしょう。
[少なくとも僕は嘘は言っていない。
参謀本部の調査でも文書が偽物という証拠は出なかったのだ。
このまま行けば、期日の発表の日には「遺言は本物――後継者はウェルシュ殿下」という結果が出るだろう。]
ゾネスから遠路遥々、苦労の事と存じ上げます。
しかしながら宮中を取り締まるのは近衛兵の役目。
不正を調査し弾劾するのは我らの役目。
そして貴殿の役目は、北の守護神として在ることのはず。
[本当なら、今すぐにでも逃げ出したい。
僕は自分の人生の中で二番目に自分の命が大事だから。
これだけの銃口を向けられては生きた心地がしない。]
……総督閣下。
貴殿の力は、内に向けるべきものなのですか。
それとも、外に向けるべきものなのですか。
[でも、ここは退く訳にはいかない。
いま退いたら、おそらく僕はこの先、最も大切なものを失うことになりかねないから。]*
/*
お疲れ様です
王宮外がご希望なら王宮外でもノープロブレムですとお伝えしておきます、、、
寧ろやりたい事を最大限にで!あ、でも王子様連れ出しだけお願いしたいかもしれない、、
顔割れは全くお気になさらず!民衆煽動でどうにかします(ぇ
―回想:前日:城下―
ゾネスあってのラメールです。私は何よりこの国が大事だと思ってます。
・・・・心配なさらずとも、アレクシス参謀総長がいる限りは私も勝手が致しません。
この街に蔓延る噂も、真実をきっと見つけてくれると信じております故、それがどちらであれ私はその発表を待つつもりでいます。
[それだけの覚悟はしている。リヒャルトのこともあり、その発表には素直に従う気でいたのだ]
しかし・・・万が一ですが・・・
お言葉ですが、もしもがあったならばそれは国家の危機と考えます。
混乱はますます広がり後継者どころでは無くなるでしょう。
軍を使うよりほかに混乱を鎮める方法などないのではないでしょうか・・・。
まあ心配はないと思いますが・・・・・・。
[どうして釘を刺されるかアイリはわからなかった、そう易々とアレクシスも死ぬわけがない。すべてそれで終わると考えていたから。
その夜、私はリーゼロッテに噂の話の続きを伺い思ったよりも酷い広がりに驚くわけだが・・。*]
/*外での襲撃に懸念点があるならやめておきましょう。
ソマリさんには別で秘話を送っております。
一応、外でも中でもどちらでもという返答はいただいています。
>>103を使わせてもらいますね。
/*何か落ち方に希望はありますか。
もしよかったら、一緒に落ちませんか?
希望の落ち方あってなら大丈夫です。
一応、私のほうはウェルシュを守ってですが、縁故やりとり関連だとアイリと何かあってお互い刺し違えるか誰か(ソマリかドロシー)に入ってもらってクーデターの混乱の中とか考えてます。
― 貴族街・成り上りの屋敷 ―
[本日の舞台は貴族や富豪が家々を連ねる王城に近い一等地。その中で、いっとう豪奢な。有り体に言ってしまえば、やや趣味の悪い屋敷の露台。
幼い娘の気を紛らわすためにと明るい歌を所望され、先日書き上げたばかりの、戦乙女と怪物の歌を披露する。]
お嬢様は特に金糸の乙女がお気に召されたようですね。
……怪物の正体ですか?さて、私は存じ上げませぬが
西の彼方の国にある動物たちを集めた大庭園で、この怪物によく似た生き物を見たことがございます。
[と、そこへ物々しい地鳴り。やがて蹄と甲冑のすれる音を耳が捉える頃には、白狼騎士団を筆頭にした行軍であると知れただろう。屋敷の主は率いる女性を指差して、ゾネス総督だと呆気にとられている。
戦乙女たちが来た、と。
無邪気な娘の朱に染まる頬とは裏腹に、恰幅の良い屋敷の主はふっくりとした頬を蒼白に染め大慌て。元は平民であるこの御仁、所謂「成り上り」の耳には預かり知らぬ出来事らしい。]
[はて、と首をひねる。
ゾネス総督にではなく、その引き連れた隊列に。
女騎士だけではない。時折街でみかける衛兵までもが随伴していたからだ。護衛という体でもなく血気盛んに。はたして利用したのか、されたのか。]
……喪に服して然るべき時期に、穏やかではありませんね。
[軍属や王城勤めの者たちはともかくとして、王宮から民草へと正式にあった沙汰といえば国葬の日程のみだったか。それも先延ばしになるかも知れぬと囁かれてはいるようだが。]
少し様子を見てまいります。
旦那様とお嬢様は、お屋敷を出られませぬよう。
[混乱している屋敷の主への挨拶もそこそこに。
行軍の後を遅れて追いかける命知らずな野次馬たちの喧騒に紛れ込み、城門の近くへと。**]
――回想:二人が亡くなる少し前、リーゼロットを見つけて――
[城に出向く際に揺れるピンクを見つける。
彼女は街へ巡回に行く最中だろうか]
えっと、リーゼロッテさん?
[周りに他の兵士がいたのなら、断りを入れて彼女を借りただろう]
少しお聞きしたいことがあるんですがいいでしょうか?
[ピンクはついてきてくれただろうか。
誰も周りにいないことを確認すると彼は口をひらいた]
突然すみません。
最近はもう軍部の知り合いも少なくて……。
[いるにはいるけど、上層部に聞きたい話ではなかったんだろう]
配属されたばかりなのにこんな混乱、心中お察しいたします。
軍部で最近はクロスボウなどお使いではないですか?
[その演習などやりました?付け加えながら、出来るだけ何の気なしに聞いた*]
/*
秘話の打ち合わせとか、慣れなさすぎててソワソワする!
そわそわする…!( ノノ)
メモ以外の打ち合わせに慣れてないすぎてるw
/*
いーちおう、門前まで持ってけばアイリが制しきれなかった軍人が狙ってきた…?とか、1のフリした3が紛れて襲ってきた?とかも出来なくはない。銃もあるし、出来なくはないんだ、けど。
あまり軍を悪くしちゃうとなあ。
1の人が大変にならんか…いやスパイなら仕方ないんだけど…ってひよって困ってしまうチキンな感じの。やりようによっては、ほんと面倒な感じにしちゃうものなあ。ゴメンネ…
─ 回想・2人が亡くなる少し前 ─
[ それはいつのことだったでしょうか。
巡回へ行く最中、あたしを呼び止めたのは
あの、尚書官長の補佐のひと。 ]
あっ、はい。
[ 共にいた兵には少し待つように伝え
リヒャルトの元へついて行く。
特段警戒などはしていなかったわ。
後に起こる騒ぎよりも前のことだったし、
あたしが宮内の人間を警戒する理由など
どこにもなかったんだもの
だから聞かれた質問にも
一瞬「何故?」という顔をしながらも
裏も読まずに素直に答えるの ]
えっ、クロスボウですか?
ああ、異国の武器ですよね。
まだそれを軍部で使いこなす人間は
ほとんど居なかったかと思います。
演習などはやっていませんよ。
マスケットや、槍、剣の演習ばかりですね。
軍部の、上層部は……どうなんだろ……
あたしは、演習で使っている方は
見たことがないですね。
最近ウェルシュ王子が交易に成功し
ラメールに渡ってきたばかりなんですよね。
>>1:130
演習に取り入れられる日も来るんでしょうか。
[ マスケットも苦手なのに
クロスボウなんてできるかなぁ、なんて
余りにも呑気な呟きとともに。 *]
/*
>リーゼロッテメモ
>(ほんとリーゼロッテがひとりアホの子で申し訳ない感。)
こんなギスギスした世の中に癒し系が一人いてもいいと思うの…
え、何これ。
なんで俺死んでんのん?
[己の死に気づいたのは、ガタガタと震える官吏の指差す先に、血塗れの男自身が倒れていたから。それはどう考えても助からない失血の量だった。
すぐに辺りは騒がしくなり見知った顔も駆け込んできたようだ。]
な、なぁ、オルくん起きてんか。
なんやのこれ。
俺死んでもぉてる!
[事態を把握せんとする者たちの中で、一人推測を広げる者の方に意識を向ける。シュナウザーだ>>65]
好き勝手言うてくれるわー……。
俺はそんなヘマせぇへんっちゅーの。
[しかし、であれば自分は誰に殺されたのだろう。
軍部の人間のように思えたが、誰の依頼であったのか。
記憶(というのも不思議な話だが)の糸がブツリと途切れたその瞬間を手繰る。
そうだ、確かに。>>3:270]
フェリクス王子の命令とか言うてたな……。
なんで俺は王子に殺されなならんねやろ。
俺はこんなに国のために頑張ってんけどなー……。
[己のやり方が間違っていたとは微塵も思わず。]
―王宮 門前―
『黙れ!そう言ってまた邪魔者を消す気だろう!』
[傍らの軍人どもが騒ぎ出す。腕を横に制してその暴言を止めるが、アイリの表情はその言葉を受けてもピクリとも動揺は見せない。
むしろこの軍隊を前にして、それだけの数で止めにきたのは見事と感心しただろう。
しかしアイリがそれで止まることもない。その冷静な言葉を前にアイリの口調も静かな冷静を伴う言葉に変わっていっただろう]
調査結果に関しては、
今ある情報も含めて洗いざらい話してもらおうか。
王子二人にその全てを判断をしてもらいたいと思っている。
調査をする分にはいくらでも我々も手を貸そう。
そこにいる者達の何人が、真実を話してくれるのか楽しみだな。
しかし、近衛兵には悪いがお休みしてもらう。
守ることも出来ず捕えることも出来ず
この宮中において彼らは何をしているのだ。
国家の危機に無能な護衛はいらぬ。
もしかして近衛兵とて殺されるのを見逃したんじゃないのか?
北の守護は国家あってのもの、
その国家の危機にダニは掃除せねばならん。
悪いが大人しくしてもらおうか・・・・・・
[ゆっくりと腕をあげて号令の前仕草。
撃てとは言わぬ。捕らえよとの合図を行う気ではいるが、最後に彼の言葉に耳を傾けようか。*]
/*ものが違うからあるのか、マスケットとクロスボウの歴史が気になってウィキりたくなるけど仕事しよ。
ー虚空・暁ー
[ーここは…どこだ。
私は確か…殺されたはずだ。あの男に。レグザに。
それは間違いない。
なるほど、これが死後の世界、というわけか。
これまでとは少々異なる、どことなく不安定な感覚。
当然だろう、今の私に体はないのだから。
感覚に慣れるまで多少時間はかかった。だが慣れてみると、案外悪いものでもないかもしれない。
尤も、視界はまだはっきりとしないが。]
/*ドロシーさんに殺してもらえるらしいのでその後、息があれば構わないです。
ただ・・・ギリギリ間に合うかというレベルにはなりそうですが・・・。
墓下での補完はできたんでしたっけ??
[不意に聞こえた声>+6。]
…は?
[それを聞いて、私は…いや、俺は。生前の立場も忘れてこう言った。]
…なんでお前までこっちにいるんだ!?
/*なるほど、ドロシーさんのメモだと流れにまかせてという感じを受け取ったので提案してみました。
ギリギリ間に合うかというレベルでアイリさんのやりたいことに制約がついてしまうとこちらも本望ではないので、無理はしない形にしたいです。
墓下補完……どうなんでしょう?
あーあ、あほらし。
俺が望んでたんはただただ国が強うあることやってんけどなぁ。
なんや死んでもぉたら、そんなんも馬鹿馬鹿しいなってきたわ。生きてる間にもっと好きなことしたら良かったなぁ。
白狼館に忍び込む、とか。アイリちゃんの部屋に侵入するとか。
[死人に口なしという言葉は、生者に都合の良い言葉と思っていたけれど、案外死者にとっても都合の良い言葉なのかもしれない。こんな話は今を生き抜く者達には到底聞かせられない。]
─ 騒動より前〜そして ─
[ 王宮を歩いていたあたしを >>74
呼び止めたのは、どこかの部屋から出てきた兵士
聞けば、ウェルシュ王子より外交長官の妻を
王宮へとお連れしろ、との話で。 >>98
威圧感のある兵士よりも
女性のほうが適任だろうと強面の彼はそう告げて
あたしに外交長官の家の場所を託す。
── その場所は、すぐに分かった。
駆けつけ、本当に簡単に彼の死だけを告げると
今にも壊れてしまいそうな危うさで
奥方は脆く、泣き崩れる
あたしは彼女を支えてあげるしかできない。
だけど、気丈にも。
夫に会いたいと、妻は言っただろうか。
そうして、あたしは、王宮へと
外交長官の妻をお連れしている。
これはまだ、騒ぎが起きるほんのすこし前。
騒ぎは、あたしたちが王宮に着いてから
その外で、起こることになる。 *]
[己が仆した相手の声に>>+8]
ほんまごめんやで。
オルくんの死は無駄にせぇへん、思たけど
どなたさんかに殺されてもぉてん。
ほんまかなんわあ。
[その声は、自棄というよりは愉悦の色だったか。]
─ ウェルシュ王子の元へ ─
ウェルシュ王子、いらっしゃいますか?
リーゼロッテ・チェンバレンでございます
フィオン・オルブライト外務長官の奥様を
お連れ致しました。
只今、応接間へお通しさせて頂きました。
[ 王子はどこにいただろう。
扉の前で、その旨を告げると王子の反応を待つ
そこに彼が居ないのなら、首を傾げて立ち去ろう
そう告げたのとほぼ同時、
王宮の外に、800の軍勢が、たどり着くのだ **]
[執務室に集まって来ていたシュナウザーやリヒャルト。そして…ウェルシュ様を見る。]
…はぁ。情けないな。年上のくせして先に死ぬとは。
…なぁ。こっちはたまったもんじゃないよ。せめてあんたは死んじゃダメだろ。レグザさん。
[明らかに、生前の態度とは異なる接し方を彼>>+10に見せて。]
死ぬなら、俺に殺されてもよかったんじゃないか?
嫌いな相手に殺される、悪い話ではないだろ。
[相手が自分を殺したという事実があるからだろうか。
皮肉のような、嫌味のような。容赦無く思ったことを全て言葉にぶつけて。]
― 王宮 門前 ―
[わたしはこの時>>118、銃を構える隊列の中に居た。
アイリ総督のすぐ背後に控え、銃口は正確に監査局長を捉える。
この距離なら、絶対に外さない自信がある。
わたしは上官の合図を待ちながら、微動だにせずに彼らのやり取りを聞いた]
(今、わたしが取るべき最善の選択肢はなんだろう?)
[喧噪の中にありながら、わたしの心の中は今とても静かだ。
冷静にこれからを考える]
(この叛起は、失敗する)
(一時的に王宮を制圧できたとしても、断罪は逃れられない)
(彼女は王にはならない。おそらく、フェリクス王子が健在であれば逆らえない)
(国家への反逆罪として捕らえられ、投獄され、処刑される)
――回想:二人が亡くなる少し前、リーゼロットと――
えぇ、そうです。
そうですね、最近渡ってきたばかりだから、
さすがにまだ軍部も手を出してませんか。
[こうなってくると使いこなせる者は限られてくるだろう。
考えたくないけど、嫌な予感がしてきて仕方がなかった]
そうですね、演習で来る日は来ないと思いますよ。
[国王様の死の原因となった武器、そうそう取り入れないだろうと思ってのこと。
彼には自然な流れだったけど、何もしらない士官候補はどう思うだろう]
そうそう、チェンバレンと言いましたね。
父が昔、死に損ないのチェンバレンという話を
幼い頃にしてくれたんです。
父は軍であったことを脚色して物語にしてくれました。
もしかして、あなたが死に損ないのチェンバレンですか?
[そんなわけないのにクスっとピンクに笑いかける。
彼の憧れの人であった父親は母親と全く違いユーモアがあり、フランクでとても貴族には見えなかったそうだ。
彼とも全く違うなと思ったのをよく覚えてる*]
[───今、囚われるわけにはいかない。
わたしは銃身をゆっくりと、……アイリ総督に気付かれないように、本当にゆっくりと回して合図を送る。この銃口を向けた先、監査局長に分かるように。
アイリ総督はおそらく、今ここで監査局長を射殺するつもりはない。
身柄を拘束しようと考えているはずだ。
彼女が合図をすれば、わたしたちは彼に詰め寄り取り囲む事になる]
(だが、そうはさせない)
(これは、賭け)
[合図が出された瞬間、わたしは銃口の角度を変えて、アイリ総督の背を撃つつもりだった。
指揮官が急に落馬をしたら、周囲は一斉に動揺して、次の行動にすぐに移れない…はず。
だって、中には寄せ集めの傭兵まがいなごろつきもいるのだから。
いつものように統制はとれない。
指揮は必ず乱れる。
その隙に王宮側から何か動きがあれば、形勢は逆転するかしら。
多勢に無勢だけど、監視局長はおそらく時間稼ぎをしている。
もう少し応援が来れば、あるいは]
(これは、賭けなの)
[逆転の機会を狙ってる。その意図が伝わるかしら。
わたしは横に並ぶ騎士らにも気づかれないように、銃身をゆらゆらと動かし監査局長の反応を伺う。
わたしは表情を微動だにせず、ただ、まっすぐと射るような目で彼を見据えた。**]
─ 回想・リヒャルトと ─
えっ、演習で使う日は来ないんですね。
やっぱりマスケット銃には劣るのかなぁ
噂じゃ新しいタイプの銃も
異国じゃ作られてるかもって聞くし。
[ ふふふ、と笑ってどこまでも呑気で。
相手の腹の裡など知るよしもなく。 ]
えっ?死に損ないの…………?
いや、たぶん、ちが……あっ
それ、もしかしたら祖父のことかも。
昔、軍に居たんですよ。
たぶん。
死に損ないのチェンバレンが。
[ 死に損ないって?疑問符を浮かべながら。
祖父のことを聞かれたら、何でも話したはず。**]
/*
おー…多分2時3時くらいまでは起きている、ので、、
先にしてくれて大丈夫だよーと
独り言でいいつつ
[彼の言う「年上」とは仲良しこよしで画策していた文官の中の話なのだろう。
が。]
……君、ほんまヤラシイなあ。
俺の方が年上やんか。そういう言い方イケズやわ。
[やっぱりこの人物は好きになれない、と
憎らしそうにして]
断るわ。
オルくんみたいな奴に殺されるくらいなら
別嬪さんの隣で腹上死した方がましやな。
/*絡められるのであればぜひ!
私のやりたいことはいましてますからドロシーさんしだいです**。
/*
時代背景が確か「オペラ座の怪人」「レ・ミゼラブル」辺りらしいのでざっくり18世紀前後
マスケット銃が16世紀頃なので銃はあってもおかしくない、なんなら初代の方の拳銃くらいはある
(手入れが死ぬほど面倒で、弾が湿りやすく使い物にならなかったとも聞くが)
半自動のセミオート辺りからなくて、マシンガンもない
…かな?
そしてカランビットとか一部の武器もない頃だね
(この頃の剣って一回切ったら使えなくなったらしいよ)
(まあ村内でそこまで綿密にしなくても〜な人なので全然おっけーなんだけど(寧ろ死にたがりとかは言うな
/*あ、これだけは先に
ラバル館での秘話は実はお返事書いてたのですけど、後から死ぬときに拾ったほうがいいかなと、あえて放置してます。**
それにしても……
これからどうなんねやろ。
こんな事になってもーて、ほんまに侵攻されてまうで。
[と、己の所業を棚に上げ、国の行く末を憂う。
男はこの後王宮門前にて、暴動が起こることをまだ知らない。]
/*今の状態で混ざると混乱しそうなので、やめておきます。
ありがとうございました
[わたしがこの後描いたシチュエーションはこうだ。
逆賊の指揮官を撃ち、門前に跪いて謝罪をする。
わたしは上官に、軍を解散せよと進言しましたが、かないませんでした。>>89>>92
力及ばず、王家に不敬を働いたこと、どうかお許しください。
そして、何とぞ上官の命だけはお救いください、と。
上官の命乞いをして、本当に助かってしまっては困るけれど。
逆賊は死刑よね。あと、わたしが助かるって保証もないけれどね、……だから、これは賭けなの。上手く運ぶかしら。**]
/*
秘話で申し訳ない、迷いすぎたので……
どこらへんで、どう、しましょうね!?
こちらの大体の流れが、飾りを拾った→(フィオンの奥方が来た報告を受ける)→襲撃報告、門の方へ移動?くらいの想定でいますが、どうしたらやり良いとかありますかね…
せっかくなら襲撃前に会話したいな!?とは思えど、このままではどうなるか、さっぱり分からないので。大変申し訳ないが、相談させてください……( ノノ)
…はは、そうか。
あんたらしいな。
[彼は出来る。そこに間違いはない。
そしてこんな返答>>+12もまた彼らしい。]
…まあ、死んでから言い合いしても大して意味ないんでね。ここら辺にしておこう。
…にしても滑稽だ。俺が殺されたってのに、血だらけになってるのは俺じゃないとは。
[この状況になってしまえば、見る者が見れば何が起きたかの大筋はわかってしまうだろう。なぜ彼が死ななければならないのか、理由は見当もつかないが。
[そして、この国の行く先を憂う声>>+13を聞けば。]
…さあ。必死に対策してた外務官さんは誰かさんのせいでもういないみたいですし。
ほんと、どうしてくれるんですか…。
[軍と文官の代表に近い2人が同時に死ぬとなれば、狙われるのは自明の理。
国の滅亡だけは避けて欲しいが…]
/*
リヒャルトのメモが謎い。
ソマリに返事とは、秘話 なんだろう、か。謎い………
この時間まで待ってたわけだが、
秘話 だけで、寝てしまわれた ような気がするw
これ出来るのかなあwww無理かも知らんなあ。
人形として勝手に動かしてておくれ…すまないね…
お祖父様でしたか。
私が父に話を聞いたのは20年も前のこと、
あなただったら本当に不死身ですものね。
いつでも前線を張って、生きて帰ってくる姿から
父が勝手に死に損ないって言っていたようです。
[最近、ささくれだっていたいたのが何気ない会話ですべすべになってるようだ]
あぁ、すみません。
お仕事中にこんなに引き止めてしまって……。
今度、詳しくお祖父様の話を聞かせてください。
[ピンクにお別れを告げるとその背中に語りかける。
その言葉はピンクには伝わっているだろうか]
あなたはどんな国王陛下を望みますか?
[彼はピンクの答えを聞きたいだろうと思って、
一声手助けをあげた。
――チュウ*]
――外務長官執務室――
[流暢に語るシュナウザーに少し吐き気を覚える彼は相も変わらず、人として合わないのだろう>>65]
アレクシスさ、参謀総長がフィオン様に
返り討ちに合うようなお人ではありません。
フィオン様に返り血があまりついていないのも気になります。
アレクシス参謀総長は第三者の誰かに
殺されたというのはありえないでしょうか?
[憶測ですがと付け加える彼に自信はなかった。
彼の話はシュナウザーに届いているだろうか。
もうシュナウザーに彼の嘘を打ち明けた瞬間から共犯者だ。
シュナウザーのすることに口は挟めない。
どう思っていてもそれが弟の王子様のためなれば]
手慣れたものですね。
……、尊敬しますよ。
[ただ胸に重く積もる気持ちを嫌味にも聞こえる褒め言葉に込めた*]
― 第二王子自室 ―
[銀のイトスギを誰の目にもつかぬよう仕舞いこみ、自室へと戻る。
彼女が部屋を訪れた>>120のは、それから程なくであったろう。
扉前で響く、聞き覚えのある声。>>120
侍従の者が扉を開けば、彼女の目には書類広げた机の前に座る第二王子の姿が映るだろう。]
リーゼロッテ・チェンバレン? 君か。
[随分と懐かしいような気がする。
ああ、彼女と他愛もない約束>>0:351をした。
あれから随分と時が経ったような気がする。
苦笑めいた影が刹那、ウェルシュの顔の上を過った。]
分かった。ご苦労。
奥方へは後ほど私も会おう。
……気の塞ぐ任務だったろう。
奥方には気の毒なことだ。
オルブライト・フィオン外務長官も。アレクシス・レグザ参謀も。
早く、手を下した者を捕らえてやらねばなるまい。
[言葉遣いは、いつかのような柔らかいものではなく。それが語らずとも、今とほんの一月前の違いを語るだろうか。
溜息落とす調子で労うように告げる、その時だったか。
シュナウザーからの急を告げる使者>>87がやって来たのは。*]
― 回想/ある日の南方地区 ―
相も変わらずゴミの掃きだめのような街だねぇ。
[ 時を遡ること幾数日前。
薄暗い砦のような建物、
年経た瓦礫の積み上がる街角、
すれ違う人の顔には疲れが目立つ。
王都から暫らく過ぎた南方の
国境にも近い
ローレルと、彼の国の密偵とは
少なくない巡察>>0:354と鉢合わせぬよう
綿密に日程を練った上でやって来ていた。 ]
汚いと感じるようになっただけ
喜ぶべきなのかもしれないけれど――…
[ 物乞いの子どもだの、
道端で死を待つ老人だのには目もくれず
のんびりと振り返りながらに画家は言う。 ]
それは兎も角、
賊ごときを焚き付けたところで、
それほど大きい暴動へ発展するものだか。
金で動く人間は幾らでもいるのでしょうが、
そういった輩は信用できませんよ。
[ 後ろ暗い話をしていようと
誰かに呼び止められることもない。
『国を裏切った当人が何を』と
返事があれば、画家は苦笑を返した。 ]
…度々言っているように
ボクは自分の目的の為に動くだけ…
そちらの味方になったと言った覚えもない。
[ あくまで言葉は釘を刺すためだけのもので
目的とする場所へ歩むことを止めはしない。 ]
ボクは残念ながら、
人形を操ることは出来ません。
せいぜいお手並み拝見といきましょう。
[ 向かった先は山を根城とする
賊の棲み処。>>2:88
『商人たちが不当に物価を釣り上げ
暮らしが悪化した民の不満が爆発した』
後々公にされる理由はこんなところだろうか。 ]
[ 眼前で行われるやりとりを
何処か斜な気持ちで眺めてから暫く。
民の様子に変わりはなかったかと
ある人に聞かれることになって
咄嗟に嘘を吐いた>>2:218のは
この時のことを思い出したからだろうか。
後々そう考えることはあれども、
当時は国の行く末に関わるとも知れない
争乱の約束が間近で交わされる様子を
只、傍で見ているだけしか出来なかった。* ]
― ところ変わって ―
[ ローレルが王宮に辿り着いたのは
城門の前で物騒な遣り取りが行われている最中。
そう、まさに軍人たちの威圧的な声>>118が
集まった野次馬たちにまでよく届いていた頃。 ]
真にラメールの国の為を思うならば、
軽率に軍など動かしてはいけなかった。
話し合いで解決を、と望めないのが
軍人が軍人たる故の浅はかさとも言えましょうか。
…そうは、思いませんか?
[ 眼前に広がる人々の群れを
茶菓に群がる蟻のようだなどと思いながら、
喧騒に紛れるその人>>114を見つけ、声をかけた。 ]
此れほど物騒な状況を見、聞いても、
恐れながらも気にせずには居られない。
今や国の誰もがラメールの行く末を案じています。
…だというのに。
[ 自ら事を荒立てるような真似をして
指揮官は何を考えているのやらと呟く。 ]
……そう、民と言えば
あなたはラメールを去らないのですね。
吟遊詩人というものは国が傾けば
直ぐに去ってしまう渡り鳥のようなものかと。
[ そうしてふと思い出したように
詩人へ尋ねてみるのだけれど、
何がどう動くかもわからない状況で
悠長に話を続ける間はあったかどうか。** ]
/*
って話しかけてみたけど、
ディルドレさん忙しかったら流してもらってよいんですよ!
(メモで言え
ちょうどそこに居たから話しかけてしまったw
/*
わ、大丈夫です大丈夫です、構いませんよー
悩み過ぎるあるあるですし…
リヒャルトさんからお返し来てないのであれです、が、、、
宮外希望とは聞いているので恐らく出る事にはなるかなーと
ただ現状私自身が自分の時系列迷子、なので…(平伏
問題なければ何処かで確定で拾ってもらっても、リヒャルトさんに連れて来てもらった先で遭遇しても…??な感じでは、あります…
今日明日は食事時以外は基本緩くいる、と思うので付き合える限りは付き合いますよーと
/*
もーうしわけ、ない!
では、これから部屋の外にリリースしますので()、門に至るまでのどこか…とか(中庭とか廊下とか何か色々あると思ってる)門……まで行くと人目ありすぎ問題じゃないですか、大丈夫ですかと勝手な心配をしつつそこら辺でも、なんでもどこかで捕まえて、頂けますか。
王宮の外!は当初予定としてお聞きしているのですが、こちらとしてはウェルシュを最前線まで持っていく理由がない&軍に命まで狙わせてしまうと、流石に1陣営に申し訳ない…として難しい旨はお伝えをしてあります。
あとはソマリさんと、リヒャルトさんの良い感じになるといいなあとは。時間についてもありがとうございます。出来れば会話込みでやれたらいいように思いますので、ありがたいです。
― 第二王子自室 ―
───白狼騎士団が攻めてきた!? 数は!
[使いの者は、息を切らせながらも確りとした報告をする。流石、シュナウザーの下で務めるだけの者であるのだろう。
語るとこころによれば軍勢は凡そ千弱、正門前に押し掛けたのを局長自ら局員らを連れ止めに向かっているという。
咄嗟に扉の外を守る近衛兵へと視線を向ければ、軍人らしくびしりとした眼差しが返って来た。]
ここは良い、王宮内の近衛兵をすぐに集めよ。
集めて正門へ向かえ。賊を門より内に入れてはならぬ!
良いか、監査局の者らを死なせるな。
すぐに私も向かう。 ──── 行け!!
[指示を下せば、近衛兵は身辺を離れることに僅か躊躇いを見せたものの、命は命である。短い応えと共に敬礼をみせ、バタバタと駆けていった。
そのまま、ウェルシュはリーゼロッテを見遣る。]
チェンバレン。これは軍の知るところか?
[問う。恐らくは違うだろうとも思う。
白狼騎士団はアイリ・フォールデン直属の軍、恐らくは彼らが独断で動いたと見るのが正しいだろう。けれど確かめないわけにはいかなかった。厳しく問いかける視線を、彼女へと向け。]
…違うならば。
王宮内に残る軍兵に伝令し、君も正門を守れ。
いかな理由を盾にしているかは知らないが、
王宮に兵を向ける行為は反逆である。
兄上が戻られるまで、この場は我らが守らねばならぬ。
分かったな? 行け!!
[短く命ずれば、彼女も敬礼を返そうか。
そうしてウェルシュもまた、慌ただしく部屋を出た。
護衛の為つけられていた近衛兵の姿は、今はない。
傍らにリヒャルト・ラバルの姿があれば、ちらと彼を見遣った。
アイリ・フォールデンは彼の婚約者であったはず。先に王の間でフォールデンが口を差し挟んだ折、取成すように言葉>>3:168をかけてきたのは記憶にも新しい。……けど。]
リヒャルト。 … これは、無理だ。
[彼女がどんな理由を掲げるにせよ。
庇いだてようのない反逆行為だと告げ、ひと気の失せた廊下を急ぐ。
ぽかりと空の開いた中庭に出た。
暖かな日差しに温もりはなく、正門方向から風に乗って騒ぎ立てる声が響いた。*]
――尚書官長執務室――
[シュナウザーと別れ、執務室に戻れば、相も変わらず官長の姿はなかった。
彼は大きく息を吸い落ち着きを取り戻そうとする。
護身用にだろうか、1ヶ月ぶりに腰に細い剣をさす]
こんなことがあったなら、帯刀していても文句は言われないでしょう。
まぁ、言わせませんが。
[鞘を抜いて、細みの剣がキラリと光る。
彼には剣は似合わないななんて思いながら胸ポケットから顔をだした]
あぁ、でもこれから会いに行く方に勘違いをされては困りますね。
[誰だろうかと思案していたら、グシグシと頭を撫でられた]
/*
リヒャルトからの返し。の部分が……?
どこの会話を言っているのだろう。秘話?かな?
リヒャルトさんに連れて来てもらう……のは、どっちがだろう??ってなりつつ、連れ回している(ような気でいる)アカウントはこちら。連れて歩けているのかは…わからん!
――城のどこか――
[部屋にどれくらいいただろうか、部屋からでれば目的の人物の居所は簡単にわかった。
近衛兵たちが慌てた様子で話していたのだ]
また、フェリクス様が南に視察ですか……。
[目的の人物は王子様だったみたい。
南に視察なら彼が会えるのはいつになることやら。
肩を落として、もう一度外務長官執務室へ行こうと足をすすめると目的じゃない王子様が一人。
あんなことがあったのに一人で歩いてるみたいだった]
ウェルシュ様……。
お一人で、どうなさいました?
[弟の王子様はどう答えただろう。
彼は同行しますと声をかければ、玉座の間までついて行っただろう>>103]
[玉座の間につけば、玉座に近づく弟の王子様を入り口の近くで見守っていた。
ここであった喧騒がすごく昔みたいに感じられた]
次々、起こることにウェルシュ様もお疲れでいらっしゃる。
いつか私の故郷にでも視察がてら
休暇にお越しくださればいいですね、リッター。
[弟の王子様には聞こえないように声をかけられた。
弟の王子様が国王様との思い出への謁見が終われば、彼は一言声をかけた]
大丈夫ですか?
あまり、無理はなされないください。
私は心配性なんですよ。
[心配と言えば、アイリが心配だった。
こんな時期に王子様はなんで視察に行ったんだと少し批判めいた気持ちが芽生える。
その分、あの王子様らしいとも思うんだろうけど]
どういたしますか?
こんな状況下、あなた様をお一人で
歩かせるわけには行きませんからどこへなりお供いたしますが。
[彼はそういうと弟の王子様の言うとおりにしただろう*]
/*
ずっとくっついて歩いてます……
は、前にどっかに書いたけど。まあ、まあ。
読みきらんわなあ。
でも一人では多分ないです。ちょっと離れて護衛はいる。
[かつ、 ……、
─── 異様に靴音が響く気がした。]
…まぁ、人が少ないから… だよな、
[余り嬉しくない、と思いながら、俺は城の廊下を歩いていた。
そこに過ぎっていく近衛兵達は、確か身辺護衛の兵だったと記憶しているが。>>137
どうやら急いているらしいのは、表の現状を思えば当然かもしれなかった。]
…こんな王宮内にまで態々。
王子様に会いにくる鷹匠って呑気過ぎないか。
[自問してみたところで答えはない。
もし、何時ぞやの街で見かけた、あの特徴的な桃色が目に入る事があれば、物陰に身を潜めてやり過ごそうとしただろう。>>139
王子は私室の方には既にいなかった。
なら何処に行けば会えるかと考えて、先延ばしにしようかとすら考えて。
…窓の外を見た時、中庭に見付ける。]
[その時、尚書官長補佐…今は代理官長だっただろうか、彼が一緒に居るのは確認できなかった。
(物陰で見えなかったのかもしれなければ、俺がそこまで確りと見る気がなかったせいかもしれない。
…或いは、その一瞬は何かしらの理由で席を外していただけかもしれない。)
兎角、「一緒に居る」、と言った彼がそこに居ない筈はなかったのだが、俺はそれを知る訳ではなかった。>>143
だからこそ、苦々しい気持ちは変わらないまでも、会いに行こうという気を削がれる事はなかったのだ。
この時、未だ俺は何かしら害する気持ちは微塵もなかったから、飄々として中庭に歩いていったのだ。
…羽撃きの音を、伴って。]
酷い表情ですね、ウェルシュ王子。
この国が、このようになる日が来ようとは、
… 私も想像していませんでしたが。
[草を踏む靴は音を立てない。
代わりのように立つ音は俺の声だった。
何処か余所余所しさを作るかのように、あの当初は口にしなかった敬語で以って彼の前へと歩み出た。]
……… 御久し、振り…ですね、
先日はベルフィをありがとうございました。
[片膝をその場に着いて一礼するとそのまま顔を上げずに、あの日、白雪が持ってきた金の紐を差し出した。
俺が口にしたいのは、そんな言葉ではないと言うのに。
それ以降の言葉を、言おうか考えて、一度飲み込んだ。]*
、 …………、
……せやな。
悔しいけど、そこは同意するわ。
[死んでから言い合っても。
もう果たすべき野望も心に秘めた野心もなくなれば、己の行為に何の意味があったのか、と虚しさしか残らない。]
……オルくん、大人やな。
俺やったら自分殺した相手とこんな風に話されへんわ。
[死して冷静な──いや、死したからこそ冷静なのか──彼の振る舞いに、内心敬意を評しながら。声は呆れるような色を含めて告げる。だって嫌いな人認めるとか嫌]
この血は──、俺のだけやあれへんよ。
今まで俺が踏み台にした人間の血。
………敵さん、上官、故郷の人々、家族、国王。
……真に生きるべきやった人。
[ふ、と亡骸を見て
そんな風に言葉を落としたか。
男の犯した罪の告白は、フィオンにも思い当たることだろう。ことに最後の人物に関しては。]
[それから不気味な程、明るく笑い飛ばす。]
ははは、そう言いなや。
まぁ、この国は相当前から傾いとったんや。
腹の黒い参謀のみならず、根腐れおこした文官殿やら、宮中の中にも何人か他所の回しモンがおったみたいやし。
言わば、必然、やな。
[真に国を思う彼>>+15に対して、祖国愛など微塵もない男は、死して国を案ずるというよりはむしろ傍観者のような気持ちであった。]
/*リーくん、大丈夫かな。
そして、あの落ちる方々すごく多角なうやから
めっちゃ頑張れ。
楽に死ねてよかった。(多角的な意味で)
── 騒ぎの場にて ──
[身体がないというのは落ち着かないけれど
どこにでも行けるというのは便利である。
──が、元より仕事を抜け出して、どこでも行けていたので
やっぱり実体がなく落ち着かない気持ちの方が強い男であった。
城門の向こうの兵の塊。その先頭にで息巻く女性。
何やら誤解があるようだが、陰謀渦巻く宮中で
一体どれだけの真実が伝わっているのだろう。
歴史は常に勝者が作るのだ。
都合の悪い真実は書き換えられ、史実となる。]
あらあら。アイリちゃんめっちゃ怒ってるやん。
もしかして、俺が死んだんがそないに悲しんやろか。
嬉しなあ。めっちゃ嬉しいわあ。
………そないなこと、絶対あれへん思うけど。
─ 回想・リヒャルト ─
[ 死に損ないの祖父の話。
それをしてくれるリヒャルトの顔は、
どこか穏やかそうにも見えて。 >>126
今度詳しく、と言われれば
ぜひ、と此方も穏やかに頷こう。
そうして立ち去ろうとした時に
投げかけられる言葉と、
小さく響く ネズミ?の声 ]
え?
[ 振り向き、暫し、考えてから ]
……真っ直ぐに。
不正など働かずに
国のことを、民のことを
考えられる国王陛下を望みます
[ ”誰” とは告げない、わからない。
それだけ告げればにこりと微笑み立ち去ろう*]
リーくんどこ行ってんやろ。
こういう時は旦那自ら修正したらな。
…………アイリちゃん、見るからにプライド高そうやから。
リーくんそんなんしたら返り討ちに合いそうやな。
まぁ、でも死を覚悟して、一発がつーんと抱いたったらええねや。
[死者とは全く無責任な者である。]
/*グロは良いけどエロはどこまで挟んでええんやったか。
もうちょっと育ちの悪い言い方が浮かんでんけど、流石にやめておいた(*`・ω・´)
─ そのあと ─
[ そのあと、どれだけの時が過ぎたか
リヒャルトと話した後
起こったのは参謀と外務長官の死
街に流れる悪い噂話。
そのどこかで、武器が弓のようなもの
という憶測も聞いた気がする。 ]
(弓……?クロスボウ?…………まさかね)
[ だけどその噂を100%嘘だとするには
余りにも、リヒャルトの話のタイミングが
良すぎたような気がして。
なぜあのタイミングであんなことを。
それは暗く、黒い影を落とす。 *]
/*なんだか今日は方言が定まらない。
あの、今更ですが、関西の方がいたら聞き苦しいエセ方言で申し訳ないです。
(※中の人は北の人)
/*国の言葉は多分田舎み溢れてて、伝わりづらい。
先日、「はつめ」という言葉を教わりました。器用という意味らしいです。
\わかるか/
/*こんなアレクシスは嫌だ。〜白狼騎士団攻める門の前にて〜
あんらー、アイリちゃんがっとに怒ってるろ。
ひょっとして、俺が死んだっけそんげ悲しんだろっか。
嬉しっけさ。なまら嬉しすけ。
─ ウェルシュ王子と ─
[ 第二王子の居室を訪れた際、
扉のうちからは彼の声があった。
名前を呼ばれ、何故か苦笑めいた表情と
そして張り詰めた声と共に、幾らかの労いを]
……いえ。
誰かがやらねばならぬことですから。
そうですね。
この騒動が早く解決することを願います
[ そう告げつつも、
どこか、硬い表情を崩さなかったのは
軍に蔓延る噂を、どこかで
棄てきれない自分がいたから。
『この事件は、ウェルシュ王子派の陰謀だ』
目の前の王子がそういう人物には思えないが
同様に、王宮の人間を信用するなと
そう言った画家の言葉も思い起こされて。 ]
……はい。
[ 使者が来る、すこしまえ。 ]
………王を襲った武器は、
クロスボウだと聞いております。
どこから狙われるかわかりません。
王子もできるだけ、護衛を伴って
安全な場所ですごされますよう。
[ カマを掛けた。
王子が王の死因を知らぬわけはない。
一介の軍人がそれを知ることに
疑問を抱かれぬよう、それは
ごくごく、自然な流れとなるように。 ]
[ そうすれば使いの者がやってきたか。
知らされたのは王宮への800の勢。
アイリ総督が……
どうしてだろうかという疑問
だけどそんな疑問を抱く暇はない
空気のいろが がらりと変わる。 ]
いえ!?私は聞いておりません。
軍の知る所であれば、今頃私にも
招集がかかっていることと思います。
[ 焦ったようなあたしの顔は
それが嘘ではないことくらい
相手にも、すぐにわかるだろう ]
はっ!
[ 短く返事をし、敬礼を返す。 ]
王子は身のご安全を!!!
[ 彼の身を案じているのは本当。
どうか、どうか、これ以上。
何事も起こりませんように、と。
そうして王子にもう一度頭を下げた後
背を向けて駆け出した *]
/*
リーゼロッテさんが…カマをかけた…だと…
(成長した…!!?となる謎の親っぽい目線ェ…
そしてどう動こうかなーとにゃふにゃふする…
/*
Fiat eu stita et piriat mundus.
正義を行うべし、例え世界が滅ぶとも。
これをなー何かそれっぽく言い換えたい
とか言っているが、そもそも落ちロルな感じあるし、ラ神に指定されてもいないのに気が早過ぎである(死にたい
─ そして ─
[ 王子から離れて向かったのは
王宮前、ではなく、
まずは兵舎に居る上官の元。
王子の命令とは言え
士官候補生が単独で動くのもマズい。
そして相手は800の軍勢である
万が一戦に鳴ってしまった場合に、
こんな無防備な姿で
戦に出るわけにもいかぬだろう。
窓や廊下から外の様子を気にしつつ
王宮内を駆けてゆく *]
― 第二王子私室/少し前 ―
[久しぶりに見た士官候補生の硬い表情を詮索することはない。
それはここ最近の状況を思えば仕方ないのかも知れなかったし、或いは別の事情であるにせよ、それを追うまでの余裕はウェルシュにはなかった。
だから彼女の言葉>>150に返すのは、短い同意の頷き。
労いを終えれば、そのまま退出を許すはずであったが。
続く言葉>>151に、ほんの一瞬……僅か一瞬、動きが止まる。]
……、"噂"か?
[低く落ちる呟き。
その次の瞬間、穏やかにあったヘーゼルの瞳に烈光が閃くいた。
サッと顔を向ければ、咎めたてる視線が彼女へと向かう。
向けた顔に浮かべられるのは、明確な怒りの表情で。]
民の間に流布している噂のことは承知しているが、
あまりに軽率ではないか?
リーゼロッテ・チェンバレン士官候補生。
王は急な病で崩御された。
それが様々な憶測を呼んでいることは知っているが、軍人たる其方が、そのような迷い事を口にするとは何事か!
───控えよ!
以後、軽挙妄動は許さぬ。
[鞭のようにぴしりと叱りつければ、彼女はどう受け止めたか。
厳しくも冷えた気配は、彼女には初めて見せるもの。
とはいえそれも、謝罪が来れば黙って頷き一つ返るだけだが。]
[アイリ・フォールデンの蜂起を、彼女は本当に知らなかったようだった。末端まで話が及んでいない、という可能性も僅かながらないではない。
けれどそれより、軍そのものに知らせが来てない。即ち、ゾネス総督の独断であると考えた方が正しいかと思われた。
ひとまず、軍のクーデターの風は"今のところ"ない。
そう内心に刻んで、厳しい表情のまま頷く。
身の安全をと告げる声>>153にも、分かったと短く返した。]
……軍の末端にまで。
[バタバタと廊下を足音が遠ざかっていく。
苦い呟きは、殆ど音にならず落ちて消えた*]
― 王宮・中庭 ―
[それは足早に中庭を過ぎようとしていたところだったろう。
羽ばたきが、聞こえた。>>145
ばさり。と、大きな鳥の羽根特有の音に思わず、空を仰ぐ。
時ならぬ白雪の降るものかと探した視線は、空ではなく地上に人の姿を捉えた。>>146
予想していた人だった。
けれど当たれば当たったで驚くもので、ウェルシュは僅かに目を見開いてその人を見る。]
……ジュード、
[久しぶりに呼ぶ名前。昔とは違う、本当の名で呼びかけてくる彼が歩み来るのを、足を止めてじっと待った。ただ姿だけを見れば、あの頃のようだ。……それが勘違いであること、過去と同じものが戻らぬことなど、もう痛いほどに良く知っているけど。]
いや、
[どこかぎこちなく響く音。
それに返す此方の言葉も、またぎこちない。
差し出される金の紐は、あの日ベルフィに託したもの。
いるのなら会いたいと会わず済むところへ行ってしまえと白き翼に託した伝言だ。]
君は変わらないな。(本当に?)
……………、元気そうで良かった。
[紐を手に受け取る。
言葉の最後、これは本心から告げ、ウェルシュは淡い笑みを彼へと向けた。*]
[ 王の崩御。
その原因に触れた時、王子の顔色が変わる
低く落ちる呟き、そして怒りの声。
>>155>>156 ]
大変失礼いたしました。
そのように、話が伝わっておりましたので。
[ 頭を下げて、謝罪の意を示す。
そのあと、王子の元より立ち去ったか。
ああ ── 充分だった。
軍の下層部には
『王の死』しか告げられてない。
そう、
『王が急な病で崩御された』とも
軍の下層部には伝わっていないのだ。 ]
[ 王の死が急病であれば
それは直ちに下まで伝えられていただろう
隠し立てるようなことではない。
何らかの事故、何らかの事件。
それらに巻き込まれたことは明らかで。
それを知る手立てが無かっただけ。
暗殺以外にも、当然可能性はあった。
何らかの暴動に巻き込まれた
遠方へ制圧に出て連絡が取れなくなった
不運な事故に遭ってしまった
ただそれらが軍まで伝わっていないだけ。
それでも、目の前の王子の態度は
王の死が「事故ではない」ことを物語っていたから
これも、軽挙妄動なのかもしれない。
さらに言えば、
生命を奪った武器など尚更わからない。
だけど、軍の上層部の動きや街での噂話
そのどれを取っても、王の崩御が
「誰かの手によるもの」は明白で ── *]
/*
>>145 これってリヒャルトはいない感じですか?
てっきり中庭でキリングがあると思ってたのですが……。
/*間に合うように先に進めていただいてるのは助かるけど、
こちらが質問しているのをスルーされてしまうと気持ちとして先に進めない。
どういう気持ちでリヒャは彼をかばえばいいんだろうか。
野球をしているみたいだ。
/*リーゼロッテちゃんの発言、情報がここまで分かってますよ、ってのがわかりやすくて参考になるなあ。
実際、参謀は何をどこまで知ってたんか曖昧だからなあ。(王殺しについては当事者だけど)
――第二王子自室――
[弟の王子様の自室に戻り、彼らは何を話しただろうか。
こんな状況だからこそ平静を装って、本の話なんかをしてたかもしれないし、してないかもしれない。
胸ポケットの中でウトウトしていたからそれは二人にしかわからないこと]
白狼騎士団が……?
そんな、バカな。
[彼は信じられないという風に吐き捨てる。
だって、だって、そりゃそうだ!
あの時、彼女の言った言葉が駆け巡る。
弟の王子様にはそんなことは関係ないから厳しい言葉がでる]
[近衛兵を叱責する弟の王子様に彼は止める]
ダメです……。
ウェルシュ様……ウェルシュ殿下。
まだ何もわからないのに
王国軍所属の騎士団に賊などという言葉を使ってはいけません。
[これがもし王子様が唆したものなれば、もう埋められない亀裂が入るだろう。
彼はそれを危惧していた。
そんなことをするとは思えないけれど、アイリと王子様が少なからず仲が良いということは知っていたから最悪が想像できて仕方ない]
[弟の王子様に彼の言葉は響いただろうか。
その場にいたピンクをも叱責する姿に彼はただただ痛々しく目を細めた。
それは弟の王子様への気持ちではなく、力ない自分への気持ちだっただろう]
[慌ててでていくだろうピンクに寄ると耳元で囁いた]
フェリクス様に会うことがあれば、伝えてください。
白狼騎士団を守ってくださいと……。
[ピンクが出ていってすぐに追いかけるように部屋をでた弟の王子様。
彼は慌てて後を追う。そして、告げられた言葉にぐっと息を飲んだ。
先を急ぐ背中に……言ってはいけないと思ってた一言を投げかける]
フェリクス様が扇動なさっていたらどうなさるんですか?
白狼騎士団だけで、報告が上がった人数はいないはずです。
少なからず王国軍も混ざっているでしょう。
[何かを守るには何かを捨てないとならない。
王子様二人の仲を側にいて一番案じていただろう彼のその口から二人の仲を壊すだろう言葉がでる]
[弟の王子様とどんなやりとりがあっただろう。
拒否されてもこの状況だ、彼は無理やりにでも弟の王子様の側をついていっただろう。
城門に走る近衛兵の集団の一人に心配する声をかけられれば、叱責して先を急がせる。
ラバル家領地からのやって来ている青年のようだった。彼もまた場所が変われば守られる側だ。
そんなやりとりをしていると弟の王子様を見失ってしまう。
中庭にでると弟の王子様は彼の知らない誰かと話をしているようだった。
二人がどれだけ話をしたかはわからないけど、彼はどちらに聞くにでもなく呟いた]
どなたでしょうか?
[ざわざわと動物の勘が冴え渡る。
聞こえる羽撃きが怖いだけじゃない*]
/*
寝不足できちんと読めてませんでした。
すみません。少し時間がたってから合流しました>>166
/*
んんん…
居ても居なくてもいいように〜と、思ってロル書き書きした記憶があるのです、が、、あれ違うかもしれない…?
ウェルシュの方の思う「外」、が王宮の領地外(城下町とか)なのではないかなーと思っている次第、です
中庭がまだ王宮内という認識なのでは、と勝手な想像ですが、が、、、、
なのでいる事にしてロル書いていただいても大丈夫ですとお伝えしておきます、、(私は一応在席しているのでおきがねなく!
/*
あっあっ、、見事にすれ違い申し訳ない、、、
ロル書いてきます…!!!!
/*いえいえ、こちらこそ申し訳ない
。ロル楽しみにしています!
そして、何かアレば剣で応戦予定ですが、最後は心臓だけは……。
というか、ネズミはリヒャが死ぬ前に死なないようにしてもらいたいです。
その後はご自由にしていただいて大丈夫です。
ト書きを書くネズミがいなくなってしまうので!
─ 王子居室からの去り際に ─
[ 去り際、あたしは、聞いた。
あたしだけに聞こえるような囁き声で
リヒャルトが告げた『フェリクス王子への伝言』
果たして告げる機会が、あるだろうか。
それでもあたしは、頷く。
リヒャルトに、伝わるように
ほんのすこしだけ、彼を見てから *]
/*
リヒャルトさま、たぶん、秘話導入部は表に出さなきゃだったと思うの……!(うぃきより)
あたしは全然気にしないけど、いちお、あたしから秘話あったよ、を匂わせとこー。
あと秘話はすごく嬉しい。ありがと。
リヒャルトさんはエンカの相談とかも秘話しちゃうひとだし、なかなか最近のRP村には見ないタイプな気がする。
/*
そういや死因知らなかったのか!!
なるほどなるほど。いいんじゃないかなw
めっちゃ病死とかローレルにも言ったわ…w
/*いやはや。
5dはコミットあるのかな?
この暴動が収まらず……ってのもアリかなって思えるけど、やりたい動きが皆さん取れたらいいなって。
僕ァね!リヒャイリをによによ見つめたいんですけどね!さて現状だとそれが叶うかどうか(笑)
― 少し前/第二王子自室 ―
[近衛兵が出ていく前だったか後だったか。
傍らより聞こえた声>>163に、ウェルシュは振り返った。]
……………。そうだな。
[沈黙ののちに同意を示してみせたウェルシュには、怒りの色が強い。それでも言は入れたようで、以後同じ言葉が使われることはなかった。
とはいえ。兵はともかく、将の責は問わねばならぬ。
それは間違いがなく、目前の彼の危惧するところでもあるのやも知れなかったが、それを音にすることはウェルシュとてしなかった。
リーゼロッテが謝罪>>160をみせ、駆けていくのを止めることはしない。
自らの言葉が彼女に何の確信を与えたのか、ウェルシュは気付くことはなかった。死因が明かされていないことにも気が付いていない。
それ程に、今は民の目線との間には乖離がある。]
…───、兄上が 、
[可能性としては思わなかったわけではない。それを改めて示す言葉>>165に一度足が止まる。身体ごと振り返れば、真正面から彼と対する形。]
………。
軍を率いるのは、アイリ・フォールデン総督と聞く。
もし兄上がこれを動かしておられるのなら、あの兄上だ。
間違いなく先頭に立っておいでのはずだ。
[では近隣を扇動して回り、後からやって来る?
それはない。と、理性が瞬時に否定する。
兄の性格もある、けれど何より。]
兄上が先頭に立たれれば、王宮内の兵に動揺が走るも必定。
守りは緩み、城はすぐに落とせようし、私を捕らえるも殺すも容易となろう。
この手の蜂起は、時間を掛ければかけるだけ難しくなるもの。
国の動揺、民の不安も大きくなる。
ゆえに、兄上はこの件には関わっておられぬ。
恐らくは血気に逸った白狼騎士団、並びにそれに同調した兵らといったところだろう。
…───そうは思わないか?
[リヒャルトの目を見据え静かに告げれば、さてどうだったか。
それでも疑惑の残らないわけではない。扇動したわけじゃない。
けど、”敢えて止めなかった”ならどうなるか、と。
一部の跳ね返りが軍を起こし、事を成し遂げ、それを次は兄が制したならどうなるか。その危惧は、未だ音になることはなく。]
よって、今我らに出来ることは一刻も長くこの場を持たせること。
……私が落とされぬこと、であろうな。
時が長引けば、戻られた兄上が彼らを制してもくだされよう。
それまでは耐えるしかない。
[どちらにせよ、今の王宮内の兵力では白狼騎士団を打ち払うなど困難だ。ならば耐えるしかない。
兄の思惑がどこにあるにせよ、時間が経てば───人の目に触れ続ける時間が延びれば、彼は”軍を制止せざるを得ない”
傍らの幼馴染には辛かろうかとも思う。寄せ手の片方は婚約者であり(破棄の件は未だ知らなかった)対峙するかも知れない兄は、彼が心から敬愛していたはずの幼馴染だ。
だから、とん。と、彼の肩を叩いた。
心配性といった彼>>143を今は、こちらが気遣って。]
/*
確認遅くなりました…
リッターはリヒャルトさんより先に殺さない(心臓部ぶっ刺しNG)了解です
あ、個人的なあれで首は狙わないので、で、、(時間的に)王子に心置きなく遺言置けるようにしたい、な…!と言いつつ
[羽音が聞こえたからか、何かしら感じるものでもあったのか。
彼の視線が此方を捉えるまで、然程時間はかからなかった。
僅かに見開かれる目とは対照的に、俺は目線を伏せ気味にする。
それでも、精神的に随分無理をしているのは推測できていたから、揶揄うくらいの気概で言葉を投げた。
…だが然し、分かっていて出て行ったとはいえ、いざ本人にそう呼びかけられると普段の飄々とした流暢なまでの饒舌は、完全に成りを潜めてしまった。
「あぁ、あの時より大人になったのだな」、と、幾分か低くなった声に思う。
足を止めてまで待ってくれる、その姿に近寄ってみたところで。>>158
あの時のように、気さくに声もかけられなければ、ウェル、などと呼びかけられる筈もなかった。]
[元気そうで良かったと、そう落とす声が本当に僅か柔らかく感ぜられたから、
きっと、この言葉は本音なのだろうと受け取った。
(変わらない、の言葉には何の返事も返さない。)]
……………、
はい、王子様とその父王様は言うに及ばず。
御国の主たる方々が粉骨砕身の思いで、
職務に励んでいらっしゃるからでしょう。
私は、何の憂いなく日々を送っておりました。
[金の紐が手を離れるのを見遣る事はせずに、微妙な時間の流れが確かに差を作った事を感じた。>>159
向けられた淡い笑みに俺が返したのは、困ったような笑顔だった。]
私も正門へ行ってくる。
王宮内の者を纏めねばならぬ。
[来い。とは言わなかった。
辛いのなら来なくてもいい。きっと彼は来るだろうけど。
彼が珍しく帯びた剣>>141、それは彼の決意の表れだろうか。]
………さっきはありがとう。
やっぱり、リヒャルトがいると助かるな。
[ふ。と、微かに眉を下げて口にしたのは先のこと。>>163
諫めてくれる人は貴重なのだ。きっとこの先、更に貴重となっていくのだろう。
唐突な礼は、どう響いたか。
共に来る彼へ仄かな笑みを向けて、走り出した。向こうへ*]
[そんな表情も流石に霧散させた頃。
誰にともなく呟く尚書官長補佐の姿に気が付いたのは、その声を聞いてからだった。>>166]
…失礼しました、ラバル様。
私、先王様に時折呼んで戴いていた鷹匠、
ジュードという者です。
[立ち上がって姿勢を正すと、そう言って頭を下げて見せただろう。
(動物は人間の悪意に聡い。
その胸元で小さきものが落ち着かずにいたならば、それは鷹がいたのみが理由ではなかったのだろう。
俺が思っていた事も薄々、勘付いていたのだろう。)
勿論、彼が動物を飼っているなどとは、俺の知る話ではないのだが。
いつの間にか戻した、その飄々の笑顔を向けて。]*
― 中庭 ―
ジュード、
[どう、こちらが以前と変わらずに呼びかけてみても。
彼の言葉遣いも態度>>175も変わるものではなく、それは以前、いつからかすっかり態度を改めてしまった絵描きの娘の姿をも思わせる。
胸をよぎるのは寂寥、けれどそれは今や馴染みのもので。
それで駄々をこねたり、泣き出すほどに子どもではなかったけど。]
名前では呼んでくれないのかい?
ベルフィは、変わらず私を
[かの翼が舞い降りたというのは、そういうことなのだろう。
穏やかな口調、言葉遣いは少し砕けたまま、低くある顔を見つめて首を傾げる。]
ねえ、ベルフィ?
[白い翼の主に呼びかけてみせれば、さて彼女はどうしたか。
彼には聞きたいことがある。
けれど、それを口にすることは少し恐ろしかった。
それが溝を決定的なものとするのかも知れなかったから。
懐かしいと感じてしまう心は本当、再会を喜びたく思う心とは裏腹に、会いたくはなかった……勘違いだったらどれ程良かったかとすら思う。
懐には銀のイトスギの装飾が今も忍ばせてある。
それを意識すれば、少し心が重くなった。]
―王宮前、号令前―
[ドロシーの進言した 発表まで待つ。
それはすぐに却下されただろう。
重役二人に死者が出てる状況と王宮にいた軍の者からもたらされた執務室の報告、状況を見ればこの大事件は粛清が始まったとしか思えない。
軍の主権を握るフェリクス派よりはフェリクス不在のウェルシュ派の強行と見たほうが状況もすんなりと一致する。
傍から見てそれ以外に何かあるのだろうか。
国軍を掌握し、連鎖する邪魔者を消しての体制造りが行われるならば発表の前にそれは終えなければならず、むしろ発表は終了後の後処理である。
発表など待っていては身の危険を感じる。
シナリオなどは様々に考えられた。
しかし、動き出した以上はアイリも勝算を持っている。
アイリは軍人である。自分の用兵には絶対の自負がある。
早急に制圧し、事を片付けるために必要な条件とは何だろう。
近衛兵の無力化、大義名分の主張、彼女にとっては突撃するよりも門に次々と近衛兵が集まって来る方が都合が良いと感じてる。
惑わす材料も地位も自分にはあるのだから――――。
しかしここに来て自分がドロシーに狙われるなどはさすがに想定していない。
火蓋は切って落とされる。英雄か叛逆者か*]
/*はぁぁぁあああ、かっこいいー!!
やっぱり面と向かってあれこれしてるのもいいね!!
お互いに楽しめる。
もっと上手に暗躍できたら良かった。
目先のことにいっぱいいっぱいで周りが見えてなかったなぁ。反省。
/*
どんどんやる事が増えて鳩が過労死するぅ( ˙ ꒳ ˙三 ˙ ꒳ ˙ )
>>172に関しては全然思い浮かばなかった!すごいな弟!
/*
おつかれさまです
何かお困りごとはございますか?
ご負担のない範囲で楽しんでいただければ幸いです
何かありましたら、いつでもサポセンまでご相談ください
/*
サポセン様ありがとうございます!(敬礼)
困ると言えば、やる事が増えて鳩では中々追い付かないという位ですので不明な点とか誰かの問題でとかでは無いのでご安心下さい。
/*
なるほどなるほど
最優先事項を絞って先にこなす、という手もありますよ。
あとは余裕ができたら、とか
全てに反応しようとするとパンクしそうですので、ある程度割り切るとか、はしょるでもいいと思いますよー
― 回想:前日の城下で ―
[ゾネスが有ってのラメールと>>112。
ゾネスがあるから故ラメールは守られているのは事実。
故にそれがアイリの誇りとも言えるのだが、ゾネスの軍を彼女に預けているものの、勝手な独断で無闇矢鱈と動かして良いという道理では無い。
アレクシス参謀長が居る限り勝手はしない、という言葉を聞けば、すぅとした何かを感じてしまうが、其れは表にも口にも出さず。]
軍を使うのは飽く迄最終手段として使う物だ。
そもそも、現時点で武力を使われて無い状況で軍を使うとなると更なる混乱を生み、他国が付け入る隙を生む事を知らぬ訳では無かろう?
フォールデン総督が勇ましい事も功績がある事は知っているが、お前が独断で動く事も知ってる。
故に軍を束ねる者として、上に立つ者として責を全うする為に勝手な一存で軍を動かすな、と命ずる。
[正式な命令に成り得るのかは計り知れ無いが、此方の直々の命令を眼前の総督に下す。
その際先程の女軍人も居たのだろうか?何方にしても、此方は直令を総督に下してからこの場を立ち去り視察へ向かって行った。]
― 視察から戻る前 ―
[白狼騎士団が800の軍勢を連れ王宮に押し掛けていた。
その騒ぎに気付いた一介の軍人が慌てながら大将の元へと駆け付け現状況を伝達すれば、唐突の出来事に驚きを隠せず急に立ち上がる。
蒼白となった顔で軍人に命を下そうとすれば、もう一人の軍人が息を切らせて大将の元へやって来て、息も絶え絶えになりながらも報告をする。
それを聞いた大将は余計血の気が引き、怒りに満ち溢れていた。]
『フェリクス殿下の制止の直令に背き、勝手な一存で軍を蜂起し、王宮に差し向けるとは明らかな国家反逆罪だ!
即刻フォールデン総督を拘束せよ!!
私は不在の殿下の代わりに現場に赴き、殿下に代わりに命を下す。』
[フォールデン総督より上位である大将、第一王子の不在時に代理の指揮を任せられているのだ。
視察から急ぎ戻ってくる第一王子が間に合わない事も踏まえ、代理として暴走した総督に命を下す為だ。
王宮を守る為に城内に居る軍人を集め正門へと向かって事の鎮圧に力を注ぐだろう**]
/*
お疲れさまです……!
兄上の負荷が高すぎるのを、見つつ。見つつ。
殺害現場の工作拾えるのも、兄上しかいないんだよなあwwつらい。
どうにかサポート出来ないものかと脳内会議した結果、応援するしか思いつかなかったよ…許せ…
/*
ぼけーっと流れを見つつ、
ちょっと南方の国の話でも灰に埋めとこうかと思う画家。
どうなるのかわからないのでちょっとだけ!
――回想:リーゼロッテと――
[何を焦っているのか、鳴いたことも諌められずいた。
彼は振り向いたピンクに少しドキリとする。
告げられた言葉それはそれは正論で彼の心を刺す]
そうですね。
[呟いた言葉はピンクには届かないだろう。
彼は嘘をついたことにより国王様のご遺志を汚してしまったと気づいてしまった*]
――少し前/第二王子自室――
[弟の王子様に進言をしたことで彼は少し勘違いをしていたのかもしれない。>>168この場で冷静であると。
弟の王子様の見解を聞くと勘違いも甚だしいと彼自身に怒りすら感じただろう]
たしかにフェリクス様なら、
あの方なら正々堂々と一番前に立っているでしょう。
それに――、国が民が揺るぎ、ウェルシュ様を
危険な目に合わせるようなことは。
[しないとは言い切れなかった。
国王様の暗殺、アレクシスの死、外務長官の死が彼の中に疑惑を燻らせる]
浅はかな言葉、大変失礼いたしました。
[弟の王子様の見据えられた目に深々とお辞儀をする。>>172
そして、自分の愚かさを恥じた。
守れない人を思ってた心がチクチクとしているかもしれない]
もしもの時があれば、私がお守りいたします。
少しでも犠牲が少なくすむように
出来得る限りのお力になりましょう。
[そう少しでも犠牲が少ないように。
彼は王子様が一刻も早い帰還を願っただろう。その裏に何があろうとも、先に信頼を切っておきながらただただ縋る思うだった*]
お供いたします。
私の王はあなた様なのですから。
[弟の王子様の一歩後ろにつけば、彼は少し吹っ切れたようにも見える。>>176
次期国王様が背負う重圧は何より重いだろう。それに担ぎ上げたのだ。一緒に背負う覚悟をしなくてはいけない]
私はウェルシュ様から学ぶことばかりです。
武も文も中途半端ですから。
[いつもの弟の王子様で彼は少し安心した。そして、彼もいつものように柔らかく微笑む。
弟の王子様の王子様のお辞儀姿に幼き日を重ねる。どこか頼りない小さな弟のような存在はいつしか彼を包み込む大きな温もりになっていたのかもしれない*]
――中庭――
[響く怒号がどこか遠くに感じるそこは昔に落っこちた井戸の底のように静かに感じた。
相変わらず、声は出さずにひしひしと感じる何かに彼の胸を引っ掻いた]
こんなところに鷹匠がなんの御用でしょうか?
王宮内は混乱の最中、部外者は簡単に入られては困ります。
[彼も何か感じているのか緊張しているのを感じる]
ウェルシュ様、お知り合いでございますか?
[弟の王子様と鷹匠の会話には緊張感は感じなかった。
だから、彼も安心を得たいと主に聞いたのだろう*]
[再度、名を呼ぶ彼の思いを知らなかったが、
(いや、希くは知らないでありたかった、)
ただ、俺が苦笑を浮かべたのはそういう訳でもあった。
突然に、余所余所しい程の敬いを向けられるのは、確かに何とも酷な事だとは思う。
だが然し、大人になれば立場というものができてしまうのは仕方がない事だろうとも思うのだが、どうにも彼は赦してくれないらしい。
(そんなものは、建前に過ぎない。
俺が彼から距離を置こうとするのは別の理由だ。)
僅かに砕け、穏やかな口調。>>178
尋ねられた白雪は、肩の上で、ピィ、と短く鳴いたが、しゃんと伸びた姿勢のせいで誇るかにも見えるかもしれない。]
…………。
[思考の間を以って暫く黙してから、漸く口を開いた。]
… 酷い、ものだな、 …ウェル、
貴公は俺が弱い言葉を良く識っている、
[苦笑しながらも片膝をついた姿勢はそのままに、それでも俺は彼が名前で呼んでほしいと言うのに異議を唱えはしなかった。
まさか、彼があの国を話で聞いていた事も知らなければ、それが目に触れたとも知らなかったものだから。
彼が裏腹複雑な心象であった事には気が付きもしないまま。>>179
俺は、再び口を開いた。]
ウェルは、 …この国が好きか?
[答えなんて、想像できている事なのに、だ。
… なお、後ほど。
尚書官長補佐の彼に名乗ったところ、非常にばっさりとした言葉が返ってきたのだったが。>>187
(当然、俺は尋ねられていないものだから、それに口を開きはしない。)]*
/*
>>189
これ第三陣営で王子取り囲んで聞きたいものですね
お前ほんとにこの国好きなのかよー![威圧]
……いじめだ!
[守りますから、と。
その言葉>>185を、もっと真剣に聞いていたなら良かったのだろう。
けれどこの時、またウェルシュは自らの身の危険をさして強くは感じてなかった。
確かに王宮前に軍勢は押し寄せている。
けれど彼らがすぐに王宮に攻めかかって来るかは微妙なところで、更にはウェルシュの命をそのまま狙って来るかと言えば更に確率は低いだろうとも思えた。
あわよくば捕えて幽閉。更にその後に”病死”させられることはあるかも知れないが、差し当たり軍が第二王子を害するのはあまりにリスクが高すぎる。
だから。油断があったのかも知れなかった。
───父王が、無残に殺されていたというのに。]
では、互いに互いから学ぶことにしよう。
これからも、
[穏やかに向けるヘーゼルのまなざしは柔らかい。
彼とは本の趣味を共通にする為だろうか、或いは幼馴染として多くの時を過ごしたが為か、共にあれば心安らぐのを感じる。
『 …… 相棒は作ればいいさ。 』
かつて、そう言ってくれた人>>0:216がいた。
彼は白い翼を相棒と呼んでいたけど。
『 そこにウェルを思う人が居るのなら。 』
いつしかこうして、傍らに人がいる。
…───心通う人を、そんな風に呼ぶことも叶うだろうか。]
― 中庭 ―
[不思議なほど静かだった。
王宮内は緊張で満ちているというのに。
そこだけぽかりと、穴があいたように静かだ。]
………、
[彼は相変わらず片膝をついたまま>>189、けれど苦く笑う表情に、そして紡ぎ出される懐かしい言葉たちに、ウェルシュもまた少しほろ苦い表情で微笑んだ。]
私かい?そうだね、愛している。
私は愛しているよ、
………それが私そのものだから。
[胸に片手を当てて、問いに答える仕草は誓いにも似る。
傍らからの問い>>187、少し遅れてやって来た彼へ視線を流して笑み含んだ表情のまま頷きを返す。]
ああ。私の……、……古い友人だ。
[僅か言葉探す間を置き、返して再び視線をジュードへ戻す。
そうして問いへ彼が返すより早く、口を開いた。]
ジュード、頼みがある。
このままここを出て行ってはくれないか。
王宮から…この国から。
[そうして彼の前へと手を差し出した。
掌にあるのは銀のイトスギ、陽に繊細に輝くそれを彼へ差し出し。]
白隼一頭と黄金一塊、さてどちらを選ぶ?
…白隼は、王貴族にしか献上されないのだったね。
[視線は
ほんの短い間漂う視線は、再びその主へと戻り。]
ー王宮・正門前ー
これまた大変な事になってるな…。
[白狼騎士団が…ざっと7.800程の兵士を連れて正門にいる。当然先頭にいるのはアイリ・フォールデン。]
こんな事したら内乱だと思われるだろう…なんでこんな事になってるんだ。
[…ここまで荒れる物なのか。
正直、想定外だ。こうなってしまってはもう間違いなく穏便に済ます事は出来ない。そして何より私が居ないのだ。私の補佐もじきに戻るだろうが、彼にはまだ…荷が重いだろう。]
…こりゃ本当に国が無くなってもおかしくないか。
[まるで他人事のように呟く。]
…────ジュード。頼む。
[彼が何も知らぬ鷹匠ならば、さぞや唐突な願いであろう。また、彼が想像するほどの屈託を
それを承知で願いを紡いだ。
[弟の王子様が笑う度、それを汚してしまったんだろう。>>192
もっといい方法があったのではないかと。
ピンクの言葉が頭を巡る――不正など働かずに……。
弟の王子様が被る泥があるならそれを払いのけよう、泥を被るなら別の者でいい]
私にはもったいないお言葉です。
こちらこそ末永くお慕いさせていただきます。
[一本道をつき進める勇気は彼にはなくて、そこが思慮深いなんて言い訳をそえて自身の思考を見逃してみる。
出来るなら、目の前の笑顔に答えたいし。
出来るなら、誰かの騎士でありたいし。
出来るなら、ラバル家の当主として家を多くしたいし。
彼の思考はこの小さな手にとるようにわかる。
柔らかな微笑みは彼の中が浄化されていくようでもあれば、さらに心が卑屈になるようでもあった*]
/*
王子様の読み取り力が神がかっていてひたすら埋まっているのだが文章できあがらない……、、、
い、急げ…キルまでを3時間くらいで収めるべきだからなお前…
[近衛兵や守備兵たちは続々と集合しつつあるようだ。
纏めたのは殿下だろうか、さすが仕事が早い。
王宮の全兵力を集めれば、白狼騎士団に打ち勝つことは出来ずとも、防戦することはくらいは可能だろう。]
(……うん?)
[そう考えていた時だろうか。
アイリの近くにいる兵士の一人が、>>123不可思議な動きをしているのに気がついたのは。
その揺れ動く銃口が、此方ではなく彼女の上官へと向けられているような気がするのは、僕の思い過ごしだろうか。]
[何にせよ、動きがあるなら対応しなくては。]
……兵士たちに、裏口から市街に出て
騎士団を左右から挟む形で潜んでいるよう伝えろ。
ただし半包囲に留めて完全には取り囲むなよ。
逃げ道を塞ぐと、人は死に物狂いになるからな。
[後方の道以外を囲むよう指令を出して。
>>118再び正面に向き直ると。]
言われずとも、真実は包み隠さずお伝えしましょう。
……しかし、協力の申し出はお断りさせて頂きます。
我らは職務上、常に独立不覊を貫かねばなりません。
また、僕の職位と権限は先王陛下より賜りしもの。
僕の指し示す真実に不満があるならば、今は亡き陛下にその責を問われるがいい。
[彼女の忠誠心を刺激して事を収めようと試みるが。
ともすれば先王陛下の威光を盾に取っている、とも取られるかもしれない。]
[彼女の手が高く掲げられれば、ぴくりと眉を顰める。
妥協点を探る暇すら与えてくれないとは。
こうなってはもう、どうしようもないか。]
……これが最後通告です、総督閣下。
そこからあと一歩でも踏み出せば。
その手を此方に振り下ろしてしまえば。
貴殿は王宮に弓引いた反逆者として、後戻り出来なくなる。
フォールデンの名を叛徒にしたくないのならば。
――即刻、兵を退かれよ!
[凪いだ風よりは、そこだけが時間の止まったような静謐だった。
このまま、互いの溝を覗く事なくいられる幻想郷であったならどれほど良かっただろう。
…どれほど、救われただろう。
返される、ほんのりと苦い笑みの表情を見返して、問うた答えを待った。>>193
(分かっていた。
同時に、一縷の望みも抱いていた。)
……そんな事は、ある筈がないのに。]
……そう、か。
[想像通りではあった。
寧ろそうでなかったなら驚いただろう。
(同時に、少し、喜んだかもしれなかった。)
そこに1人現れたものだから、俺は殊勝、飄々とした仮面を表情の上に乗せた。]
[黙っていた。
その口を開きかけて、それは一旦は成されないままになる。>>194]
……………。
[出て行ってくれと。王宮のみならず国から。
差し出されたのは、本来彼が持っている筈のない銀装飾、先王に皮肉を込めて贈ったものだった。>>195]
あぁ、よく覚えて、 ……?
[その視線の意味に、はっきりではないのだ。
だが、そこに滲むものに全く気付けないほどの愚鈍でありたかった。
彼は確証まで行かずとも。
それを、恐らくは最も高い可能性と見たのだろう。
白雪は向けられた視線に何ら返すではなかったが、唐突な願いに首を傾げているようでもあった。
(それは、俺の心情故、だったのかもしれない。)]
[
─── そんな一説を、思った。
それでもなお、俺は暫く黙っていた。]
…… ならば、仕方もないな。
あぁ、この国を出よう、その言葉の通りに。
だから、 ……───
[言葉が、1度、途切れた。]
[だ、っ、 と、地を蹴った。]
その貴い心が傷付く前に、
ただ、苦しむ前に傷付けてでも。
[距離を詰めながら抜き放つのは、腰に差してあったカットラス。
横薙ぎに払いながら、上げた声は白鷹を呼ぶ。]
ベルフィ!
“
[何も持たない事は、強さだと。
実に物分かりの悪い “王貴族らしく” 襲いかかるのだ。]*
/*
もっとこう政略っぽい(?)ものは私にはできなかった、、、
皆さんの頭かち割ってどうなってるのか見たいレヴェル…脳筋で襲いかかってごめんなさいだよリヒャルトさんとウェルシュ王子本当…
[アイリは振り上げた掌を下げず、彼の言葉を聞いた。
そして徐々に武装した近衛兵達が集まって来るのを静かに待つ。
電光石火に王宮を制圧するには戦が始まってからでは犠牲者を抑えるなんて無理だろう。だから、それを実現するために、喧騒に消えてしまう前に浴びせる必要があったのだ。]
ふふ……、戦の知らぬ宮殿の犬が吠えよるわ……。
[勝ち誇った笑みを浮かべてアイリは大声で兵士らに叫ぶ
例え100万の兵とて勝つ自信があるのだ。]
耳を開いてしかと聴け兵士達!!
お前たちの未来について教えてやる!
この度の暗殺を防げなかった貴様らの罪を考えよ!
守れなかった責任に死罪は免れぬ!
貴様の中にフェリクス王子を慕っていた者は何人いる!?
王即位にあたり、フェリクス王子は兵士含めて粛清ぞ!!
誰一人とて助かると思うな! 必ず死ぬ!
貴様ら
[古い友人だと言われれば彼がどう思おうとそうなのだろう。
二人の会話はボヤケて聞こえ、よく頭に入ってこない。
弟の王子様が鷹匠に告げる言葉がなぜだか胸に響く>>195]
お二人は……。
[そう言いかけると覆いかぶさるように鷹匠の言葉が続く>>204
意味のわからぬ会話にただただ体だけが動く]
ウェルシュ様……!!!
[近づく羽撃きに彼は剣を抜いて、弟の王子様を守るように二人の間に入った]
貴様、何を……。
その剣を仕舞え!
[彼の言葉は虚しく羽撃きかき消される。
次にくるのは鷹匠自身か、それともまた白鷹か……。
ただただ小さなポケットで彼の勇姿を見守るしかできなかった*]
[>>134 喧騒の中、知己の画家から同意を求められれば暫し、考え込んで口を開く。]
話し合いだけで解決を望むような御仁であれば、軍属になどならないだろうさ。軍人の仕事は相手を話し合いの席につかせることと、話し合いでつかなかった結論を出すことだろう?
民は国の翼であり、一人ひとりが羽みたいなもの。
対の翼が信じられぬのに、どうして飛ぶことが叶うものか。
[文官と武官の穏やかではない対峙と野次馬達に、小さな溜息を零す。]
居心地の良かった止まり木が名残惜しくてね。
せめて若木のどちらが枝を張るか見届けるまで、と思ったんだが。
このまま互いに枝を伸ばしあうのなら、陰気な歌が書き上がりそうだ。それはそれで詩作のしがいがありそうだけれども。
[>>135 失われつつある安寧を憂う一方で、混沌は蠱惑的な題材でもある。そう思えるのは渡り鳥であるからこそか。]
そういう画家殿こそ、このまま筆が乾くようなら困るんじゃないかい。箱庭の外を描いてみようとは?
一人旅が不安なら鷹匠殿あたりに頼めばいい。旅暮らしにならずとも、落ち着いた頃に戻ってくることだってできるんだよ。
[稀に異国の地でもすれ違う鷹匠と確か懇意にしていたはずだ、と。思い当たって口に出す。王宮勤めというよりも、弟君のことがあればこそ思うところがあるのかもしれないが。
気づけば老成した物言いがすっかり板についてしまったとはいえ、画家の娘はまだ年若い身。これを文字通り、老婆心というのだろう。**]
[アイリは振り上げた掌を下げず、彼の言葉を聞いた。>>200>>201
反逆者の言葉に怒りを見せる軍の者達。しかしアイリは動揺を見せずにほくそ笑む]
ふふ・・・
吠えよるわ。よもや陛下とはな・・・。
だがまだまだ甘い。
[門に集まる武装した近衛兵、大方守りきってみせるとでも意気込んでいるのだろう。
しかしアイリはそれこそ狙いだった。
電光石火に王宮を制圧するため、戦いが始まり喧騒に消えてしまう前に、戦を知らぬ王宮の者達に失望を与えるため、アイルの口が開く。]
耳を開いてよく聞け近衛兵達!!
[勝ち誇った笑みを浮かべてアイリは高らかに兵士らに向かって自信に満ちた声で叫ぶ反逆者などと言われても一切気にしていない様子がよくわかるように言葉を浴びせた。]
これよりお前たちの未来について教えてやる!
この度の暗殺を防げなかった貴様らは
その暗殺のための埋め合わせのために罪を被せられ
必ず死罪が訪れよう!
貴様らの中にフェリクス王子を慕っていた者は何人いた!?
王即位にあたりフェリクス王子を慕うものは兵士含めてすべて粛清ぞ!!
誰一人とて助かると思うな! 必ず殺されるわ!
目を向けよ!!
南は暴動が始まり貴様らが慕っていたフェリクス王子は遠ざけられている。
凝らして考えよ!
国のトップが死に、国のトップがこうして兵を率いている現状を!
この後に及んで平和に終われると考えるな!
この中にはゾネスの者もいるだろう?
この国を守ってきたゾネスの代表として私は断言する!
今立ち上がらねばこの国に未来は無い!
そしてこの国に忠誠を誓ってきたフォールデンとして言う
忠誠を示すのは人では無く国ぞ!
この国における総督として国防を担うお前達に命ずる。
一人として無駄に死ぬな!!必ずやこの国を元に戻す!
騎士を止めるな!!道を開けよ!!
[その自信に満ちた言葉は集まった兵士にどれだけ響くだろう。
>>182大将の言葉とて末端まで噂に揺れてる兵士はどこまで無能な代理に従うか。
こちらには同僚だった兵士、そしてゾネス出身の同郷の者もいる。
心ある者ならば躊躇い浮き足立つことを制すのは難しいように見えるが。
兵士が戦う理由である信念を問うた。意味を問うた。
アイリの手は勢いよく振られる。]
奴を捕らえよ!!!そして王宮を制圧せよ!
信じよ私を!!
[号令は下された
銃を構える竜騎兵の合間を縫って大きな固まりは一斉に門へと突き進むだろう。
その背後に狙う銃口>>123があることや、回り込む軍があることなどアイリは気にはかけぬ。*]
【1】ゾネス総督 アイリが「時間を進める」を選択しました
─ 喧騒の中向かった先は ─
[ 王子の居室を離れて今
上官の元へと走る途中で。
中庭側の窓、
一瞬見えたのは 白鷹の羽撃き
そしてどこかで第二王子を呼ぶような声
騒ぎを増す城門側の窓
此方側から聞こえてきたのは
勇ましい総督の号令と、
雄叫びのような大きな塊の波
あたしは
上官へ向かう足を止める
今は。
心が、勝手に動いていた。
あたしが喧騒の中向かった先は ── ]
[ 第二王子の元ではなく
アイリ総督の800の軍押し寄せる 城門側
勝手に動いた心は
単に第二王子の命令を受けたものだったか
あるいは
第二王子よりも、アイリ総督を選んだ故か *]
― 偵察から戻る時 ―
[昨日総督に直に命令を下し偵察に向かった翌日。
スラムに住む者達に話を聞いて回り自分の見聞きで情報を集める。
その者達が言うには。
“ギルドの不法な買占めに苦しんでた我々をウェルシュ様が、ギルドの独占をさせまいと法を見直してくれたから生活が楽になった”と。
“けれど、ここ最近商人達が急に値上げをして商品を買い占めていて生活出来ない”と。
“これから先我々は如何すれば良いのか分からない時、元々居る者だけでなく余所者も交じり扇動し不満をぶつけ始めた”と。
逃げ込む家がない者達は暴動に巻き込まれ命を落としている者も居る。
早く助けてくれと懇願する様子には、此方も表情が歪み早急に暴動の鎮圧をせねばならないという使命感が生まれた。
視察をしている最中でも、住人達の不安を耳にする。
王の急な死を始め様々な噂を聞けば、此処にまで噂が回っているのかと訝しげ視察を終え王宮へと戻って行く。]
[スラム街から王宮に戻る際、見慣れた武装集団――つまり白狼騎士団――が隊を成し何処かへ目指そうとしているのを見る事が出来た。
軍を束ねる者として、見える武装した女性達の列を見遣ればすぐ白狼騎士団だと悟る。
――まさか命を反したのか!?
白狼騎士団が進行している、という事は即ち彼女らを束ねるフォールデン総督の指揮の下進軍していると判断し一気に血の気が引いた思いをした。
と同時に、総督が独断で兵を動かす理由を推測すれば、ある事が結び付き曇りの無い蒼穹の空を見上げポツリと言葉を漏らした。]
……すまないアレクシス。
[今更謝罪の言葉を、その想いを抱いたとしても決して赦される事ではない。
それでも、今言霊に乗せ、彼岸へと旅立った恩師に此方の想いを伝えよう。]
[それにしてもだ。
まだ王位に就いてはいないとはいえ、軍の最上位に居る己の命令を無視し、蜂起するとは思いもよらなかった。
いくら独断で動く事はあれど、王都で兵を武力を行使しようとするとは流石に此方も想定外の事ではある。
(でも、心の何処かで歓喜を覚えているのもあるが、無理矢理それを奥底に仕舞う)
今この時期に軍を使うなんて愚かの極み以外何があると言うのか。
まして白狼騎士団が向かう方向は王宮である事を察すれば、最悪の展開を予想せざる得ない。
護衛に付いていた軍人に切迫した空気を纏い、伝令を伝える。]
今すぐ王宮へ向かい、大将に伝えフォールデン総督を止めよ。
此方は総督に独断で兵を動かすなと命じてある。
もしフォールデン総督が止まらぬというのであれば、命令違反と国家反逆として拘束せよ!
[御付の軍人が敬礼をし阻止するべく此方より先に王宮へ向かったが実際制御しきれるとは信じきれない部分がある。
アイリの性格もあるのだが、軍が暴走してしまえば、上からの命令や権力など止められず大きな争いに進展する事があるというのを知っている故だ。
そう、命令よりも動こく意思、突き進む意思が強ければ誰も人を止めることが出来ないのだ*]
[銃声は尾を引くように余韻を響かせ、風に巻き上げられ、空に掻き消える。
手ごたえはあった。
総督の身体は騎上に留まったままか、あるいは揺らいで地に落ちたか。]
騎士たちよ、止まれ!!
[わたしは鉄兜のマスクを下ろすと、振り返って軍勢に叫んだ]
忘れてはならない!
われわれは白狼騎士団である前に、ラメール王国に忠義を捧げた騎士であることを!
誓いをかけた剣は、決して王宮へ向けられるものではない!
武器を下ろせ!
[わたしが呼びかけたのは、アイリ総督の扇動句に乗せられた者たちではない。
進軍に加わったものの、フェリクス王子を始め王家への忠誠心を抱き続けている者だ。
自分たちの行為が王家への反逆罪に当たると、不安になっている者は少なからずいるはずだ。
引き返せるなら、引き返したい。
許しが乞えるのなら乞いたい、そう願う者は必ずいるはず]
[やがて、動きを止めた馬から一人、また一人と降りる者がいる。
しかし、呼びかけに応じない者がいる。白狼騎士団か、あるいは同行したならず者か。
王宮の門を背に、わたしは彼らと対峙した。*]
[ 王宮門前へと走りながらも
思い起こすのはフェリクス王子の命令>>181
「上に立つ者として責を全うする為に
勝手な一存で軍を動かすな」
「軍を使うのは飽く迄最終手段」
それに対して彼女はどう答えただろうか
彼女は確かに過激なところは有るかもしれない
ただし、非常に聡明だ。
理由もなしに王子に対して反発するような
性質の持ち主では無かったように思う
だとすれば。
単に「今が最終手段を使う時」だったのではないか
そうでもしない限り、戻れないところまで
この暁の国は陥っているのではないか、とさえ ──
タァン
思考を遮るように一発の銃声が 響く>>215 *]
[割と素早く地を蹴った、と思ったのだが。
敢えなく曲刃は阻まれてしまった。>>206]
文官にしては。
随分と良い反応をしている。
[何処か値踏みの雰囲気さえ含む言葉を放りながら、細い刀身の剣を構え、弟王子を守らんとする彼を見遣った。]
…では問おう。
“御前” の敬愛する王子はこの国を、
好きだ、愛していると言っていたが。
今の、この国に。
彼を置いておく事に何の意味がある?
彼が王子だからか?
遺書で王位継承とされていたからか?
御前にとって都合が良いからか?
[酷く喉が乾く感覚を覚えた。
「愛している」と口にした王子が、その、愛しているものに害されるような事があってはならないと思ったのだ。
望むらくは、 “自分の国を永遠に好きでいてほしい” のだ。]
このままでは起きるぞ、 “革命” が。
軛は直きに限度を超えて、
理想・憶測では制止をみないだろう。
怒りに沸く民に踏み躙られるよりは、
俺が手向ける方が幾分慮れる。
大切に思っていたものに欺かれる、
それが如何に失意を伴うのか分からないと。
そう言うならば、刃を振るうが良い。
[滑らす凶刃は彼が剣を持つ方の手を狙い、返す刃でその大腿に線を引かんと舞った。
だが、彼らは気が付いただろうか。
白鷹は、王子を襲いはしない、という事に。
あれは良く知っているのだ。
俺が本当は王子を翳したい筈などなく。
そうする事で国から出させようとしていた事を。
(彼がこの国を愛すると答えたが故に、成し得なかった事を。)
尚書官長補佐の彼に向けて、俺が刃を振るえばその空白を埋めるように鷹が爪嘴で傷を増やそうとおそいかかってくるだろう。]
─ 王宮門前 ─
[ まるでスローモーションのように
どよめきが目に見えるように動き出す
監査局長の隊列よりも後ろ
幾人かの軍が加勢するため飛び出した王宮側
門の向こうには800の軍勢
総督の号令が響き
軍勢が動き出すや否や
撃ち鳴らされる銃声
響き渡るのは聞き覚えのある声>>220
ああ ──
此方側から、足を止めたまま
その感情の矛先を 空気の荒れ狂う波を
じっ と見つめている *]
―回想>>181―
・・・フェリクス様・・・
軍職を引き受けている以上は
この国のために最善を尽くすのが武官の務め。
敵が攻めてくるのならば火を持って防ぎ
国体を守らねばならないときは
命を賭して国を守るのが我等の役目です。
その心配があるのならば、
王子は国にいるべきでしょうが・・・。
この発表に意を唱えるものは皆
アレクシス参謀総長の厳正なる調査を信じております。
万が一などあってはならないのです。
[さすがに万が一の話に釘をさされ、アイリも焦る。
王子が真実ならば王位を認めると言った以上は信頼におけるアレクシスに任せているが、彼が殺されることがあればフェリクス派にとっては裏切られたも同然の話でもある。その制止は無理と言えた。*}]
[(これが、鷹匠が各国を歩いてもやっていける理由でもあった。
人馬一体の代わり、恰も2人で1人を襲うかのような連携があるからこそ、だ。)
そうしながら、俺は声を張り上げた。]
御前は浮沈も分からぬ船に!
己の大切な者を乗せた儘にするか!
敬愛が、聞いて呆れる!
[ラメールという国には、既に穴が空いてしまっている。
それが致命的であるとは確かに言えない。
然し、どのような状態かも、どうすれば栓ができるのかも分からない状況なのだ。
今、この国を船に喩えるならば、そんな状態なのだ。
…ならば、致命的でないとはどうして言えようか。
沈んで行く船に残すなど、棺桶に入れ置くに等しい。]
…… 手段が強行である事など、
今更弁を弄してどうなると言う。
穏便に済ますには、全てが遅過ぎるのだ。
[一瞬、眉根が寄ったのは。
苦痛にも、似た表情をしていたのは。
己では気付けもしない事、だった。]*
/*
数日前はしっとりした曲を聞いてたけど
3d突入してから恋ダンスの曲をずっと聞いてるよね
胸の中にあるもの〜
いつか見えなくなるもの〜
それは傍にいること〜
/*
全力で言い過ぎている気がしてごめんなさいしたい心でいっぱいだ、、、
キリング本当向かないのかな…それともジュードの性格が問題…???
[人が止まらないというなれば、心も止められることは出来ようか。
生まれたそれは徐々に、少しずつ気付かぬ内に力を付け大きく塗り替えようとする。
力を付けたソレは、最早抑える事が難しくなっていくだろう。
たった一つの波紋が生まれ、幾つも幾つも波紋が生まれてしまえばやがて大きな波へと変わり止める事が出来なくなる。
幾つのも波が揺れ、船を沈ませる力となり得るのだ。
その力に様々な名前は付くだろうが力は力、正でも負でも過ぎれば身を滅ぼす恐ろしい物。
仮に波が揺れたとして、地を揺るがなければ、吹き荒ぶ風が無ければやり過ごせたのかも知れない。
が、大地は大きく揺さぶられ、荒れ狂う暴風は船を沈めるのかも知れない。
もしそうなってしまえば、人間の力など止められる事は無い。]
/*
22時までには終わらせて、王子と水入らずで話しする時間まで作っていきたいんだが、が、、、
…遅筆があれだから無理かもしれぬ…、、
タンッ―――・・・
[一発の銃声>>215 >>219 に王宮に攻め入らんとするすべての者が振り向いただろう。
竜騎兵達も構えて監査局長の集団や門に集まる兵士達を正面に見据えていたのだから。]
―――っぐ・・・。
[胸を抑え、食いしばりながら口より流れる自分の血の味に一瞬何が起きたかわからなかった。
馬より落ちかけるのを堪えるが、しかし馬の背に凭れるように倒れていく身体。]
ど・・・どろし・・・貴様・・・・・・
[硝煙の上がる銃を手に駆け出すドロシーの姿に状況を悟る。>>220>>221ここに来ての裏切り、彼女ga叫びだしにたじろぐ騎士達と共についてきた衛兵達、アイリはこの流れを止めてはならぬと叫んで反論を試みるも噴出す口の中では先ほど出ていた声も出ぬ。
拳を握り、怒りの視線を向けながら傍らの軍人にこの流れを止めてはならぬと命令するより他、方法は無かった。]
た、立ち止まるな・・・・・・これでは本当に・・・
[反逆者の言葉が頭を過ぎる。
回りの軍を動かした者達は必死に攻撃を命令し、ドロシーを糾弾し、攻め入るように叫びまわるが、アイリの意に反して白狼騎士団の隊長もまた私を裏切り引き上げの命令を出す。]
ま、待て・・・
[騎士はけして降伏などしない。
しかしその様子を見てまばらに馬を降り出す衛兵達や強引に攻める衛兵、そして先に逃げていく者達はいただろう。その引き上げる後ろにはもう回り込んだ近衛兵達がいるとも知らず。*]
[この後、武力衝突はあっただろうか。
いずれにせよ、わたしは王宮側の兵士たちと共に剣を振るい、騒動の鎮静化に尽力した。
騒ぎを陽動して拡大してもよかったが、わたしは手柄を立てる方を選んだ。
無事にこの場を切り抜けて(そもそもわが身が助かる保証もないが)
万が一にでも、恩賞が得られるのであれば、……。
アイリ総督は反逆の罪に問われて拘束される。
あるいは、……]
[わたしは馬上に伏している姿を一瞥する。>>230
あのまま手当を受けなければ、助からないかもしれない、などと思った。]
[いずれ、空になるゾネス総督の座。
一時的でもいい、わたしがその地位に就く、…───北の国境にある難航不落の要塞を掌握するのが、わたしの真の狙いだった。*]
おかしいと思ったんですよ。
鷹匠が、帯刀しているなんて。
[鷹匠の視線が気に障ったのか、今が窮地なのか、彼の鼓動は早く熱くなる]
可笑しな話です。
国はただの入れ物でしょう。
中身が伴っていなければ、
何の意味もない。
[剣を握る力が篭る。やはり、この男の話は彼には伝わらない。何を聞きたいのか一つもわからなかった]
ウェルシュ様がこの国の……、
国王になる器があるという以外に
理由は必要でしょうか。
[口に出せば、男の言いたいことか少しわかった気がした。そして、その傲慢に嫌気がさした。そう、笑ってしまうほどに]
革命が起きる?
だから、どうしました。
私はラメール国を、ウェルシュ様を
支えるためにいます。
欺かれるのが嫌ならば欺く側で
あればいい話です。
あなたは随分と綺麗な世界で
生きてるんですね。
[もしかしたら、彼は虫酸が走るほどに羨ましかったのかもしれない。鷹匠に自由を見たんだ。
襲いくる刃に防戦の一方だ。
弟の王子様に気を使いながら、白鷹を見て、迫り来る刃を躱す。
そんなことは到底無理で、刃先が右太ももを擦れば、右に体が傾いた]
[体制を立て直そうと脚を立たせれば、隙を突かれて阻止される。
目の前に刃先が見えれば、心臓がゆっくりと動く錯覚に陥る。
避けるように刃先を受け止めれただろうか*]
[今軍で総督の制止させているという事は、一体どういう事に繋がるか、その意味に気付くのに遅れを取った。
それに気付かせるのを遅らせた理由は何かを知るのは己だけ。
理由に向き合う前に、理性が本能に危険だと警告を放ち、警備の者に命令を告げ此方も急ぎ王宮へと戻ろうと。]
今、城内の警備が手薄になってる!
急ぎ城へ戻り、弟の身の安全を確保しろ!!
[フォールデン総督が蜂起し王宮へ進軍、その沈静化に軍を投入すれば、必然的に城内の警備は手薄となる。
弟は身の安全の為に城内に匿う筈だ、自分とは違い決して前線に出させる訳が無い。
されど、城内の警備は手薄で、且つ城の中には諸外国に通じる諜報員がおり、今が暗殺するには絶好のチャンス。
如何してその意味に気付かなかった事かと悔やんでも後の祭り。
それでも、此方の足は王宮へと向かう事を止めなかった*]
敬愛か……、ただ危険から遠ざけるだけがそれが敬愛だと言うのしょうか。
あまりにも愚かですね。
覚悟も何もない、ただ逃げているだけじゃないですか。
[押し寄せる力に彼の額には汗が浮かぶ。答えを返せば逆上させるだけだったが、答えないわけにはいかなかった]
穏便にというなら、剣を抜く前にいいなさい。
私はウェルシュ様を王にするそう決意したのです。
そのためなら、この命おしくはありませんよ。
[いや、昔からだ。弟のように大事な青年を守れるなら彼はきっと命は惜しくなかったかもしれない*]
/*
完全に流れ次第ですが、それ有りだなあとは考えておりました!(相討ち……?もしくは返り討ちにあうかな……)
ドロシーせんぱいやりたいことあれば優先して勿論構いませんが、その方向で動くなら、ぜひぜひに!と頭下げておきます!
[油断があった。と、謗られても仕方ないだろう。
ウェルシュは帯剣してはいなかった。
理由のないわけではない。
一つには、正門へ赴くとはいえ自ら前線に立とうとは考えていなかった為である。自らリヒャルトに語ったように、現時点で、王宮に攻め寄せた者らへの対抗手段のうちの一つはウェルシュ自身の身の安全だ。
ウェルシュには、軍事向きの才能があまりない。
だからこそ”邪魔にならぬこと”に関する振舞いについては、それなりに長けてきたものがあった。
剣振るう者らの邪魔にならぬこと。
そして、可能ならば別の面から彼らの助けとなること。]
[───その頃。
正門には、ウェルシュの命を受けた兵らが詰めかけている。
彼らは訓練された動きで小隊を組み、ある者はシュナウザーら監査局の者らを援けるべく動き、ある者らは監査局長の命>>199を受け、裏へと回るべく場を離れた。
そしてもう一隊。それらがウェルシュの命を実行すべく動く。
それは何気ない、戦力にもならぬかの動きであった。
門の脇、旗掲げるための小部屋に駆け込んだ彼らはラメールの旗を取り出す。
それを、王城の門に掲げた。
するすると登る旗は暁に陽の登るが如く、空に翻って威風を示す。
それはラメールそのもの、ラメールの誇りの象徴そのものだった。
王宮に寄せ来る者の目にも、王宮を守る者らの目にも等しくそれは映っただろう。ささやかな、ただそれだけのこと。
けれど、王国に忠誠誓う者ら>>220の心動かす一助には、なるのかも知れなかった。*]
/*
実現できるなら相打ちしましょう
ドロシー強いのですが、隙を突くとか、策略を巡らせて罠にかけてください(無茶ぶり)
とりあえず流れ次第ですねー
― 中庭 ―
そうか──…
[出て行ってくれ、と。
その言葉の裏を読み取れぬ者ではないとは知ってた。
何を知り、何のために口にしたかが分からない程の者ではないと。
……驕り、であったのだろう。もしくは甘さか。
その言葉の意味を彼がどう捉え、どう動くかの予想がまるでなかったかと言えば嘘になる。
それでも。……それでも、受け入れてくれるのではないかと思った。
それが思い違いであったこと、無情なまでに思い知らされることになるのだけど。>>204]
[背中から胸へと貫通した痛みは馬上にしがみつくアイリから体力を奪う。
追撃があったならば、街は戦場となりアイリはその半ばで馬上より落ちて倒れるだろう。
激痛で動けぬ身体。守りながらの撤退は苦難を産み激しい戦闘は彼女を捕えることも出来たかもしれない。*]
………っ、
[上体を跳ね起こすようにして抜かれるのはカットラス>>205
煌めく銀刃に少し遅れて引いた身の前に、飛び込んできた影>>206があった。思わず地面に倒れ込む形で、その影を見上げる。]
───── リヒャルト!
[ 崩れ落ちる総督の姿
声を上げているのは、見知った姿。
アイリ総督に駆け寄るでもなく
ドロシー先輩に問うでもなく
一歩も動けなかったのは 今のあたしの弱さ
だけど、視線だけはドロシーを睨む
その視線は、彼女のほうからは見えただろうか
唇だけが空気を掠めて二人の名前を紡ぐ ]
アイリ……フォールデン総督
それに……ドロシー……先輩が、なぜ。
[ 逃げ出す者、総督に駆け寄る者、
ドロシーのほうに駆け寄る輩もいただろうか
混乱の最中一歩も動けずにそこにいたあたしを
奮い立たせたのは 紛れもない王子の声>>238 ]
………中庭へ!
[ 混乱の最中で叫んだ声は、
きっと誰の声だか判断出来たものは居ないだろう
だけど確実に、それは伝わったはず。
そう。彼らが中庭に居ることを。
あたしは、知っている
彼女から視線を外せば
一目散にあたしも、王宮へと踵を返した *]
― 銃声の響く前 ―
[ 問いかけの答えが返るまで
ローレルは詩人から目を離さなかった。
真に同意を仰いだわけではない。
けれど、言葉の合間に零れたため息に
ふ。と。首を傾げて見せた。 ]
成る程、尤もなご意見ですね。
現状を喩えるとすれば後者…
自分の主張を通すため、
『つかなかった結論を出す』ところでしょうか。
国外の敵に対して力を行使するなら兎も角、
内々で力のぶつかり合いが始まるとなるとこれは…
[ 門前で言い争いをする声は
聞こえたり聞こえなかったりというところ。
…それでも、
誰かしら遣り取りを聞いてはいる。
隣り合う羽根は風を伝播し流すためのもの。
此処での様子は直ぐに王都中に広まるだろう。
…命知らずな野次馬が一人でも生きていれば。 ]
…確かに、このままお役御免ともなれば
養父には大層叱られることでしょう。
ですが。画家は描くことも役目ならば、
見ることもまた役目なのですよ。
描くためには知らなければいけない、
そのためにボクは未だ此処に居るのです。
[ 吟遊詩人の言葉>>208に僅か
相手に伝わるかどうかというほどの僅か
表情を翳らせた画家はややあって口を開いた。
大切な人も思い出も裏切り、
新しく出来た家族さえ捨てて
何処へ行けばいいのだろう。
帰る場所は何処にも亡い。
劫火で焼き尽くされてしまったから。
行く宛ても何処にも無い。
自分で捨ててしまったから。
…ふと、胸を掠めた一つの不安は
もしかしたら求めている平穏なんて
何処にも在りはしなかったのかもしれない。と。 ]
[ 気付いてしまったら動けなくなると思った。
だから気付かなかったことにした。 ]
…
貴方と同じように渡り鳥ですからねえ
しばらく見かけないうちに箱庭の外へ…
…旅の話など持ち出す前にそうなっているかも。
貴方ほど止まり木に執着がありそうではなかったから。
[ 予想外の名前が出たので、
きょとりと瞳を開いた画家は微笑する。
どちらにもつかない、と、言った彼が
今なおこのラメールに居る理由は何か。
当人から聞いたわけではない故に
画家の中での推測でしかないけれど。 ]
……意外と、彼も
[ 語る彼が今どこで
どうしているかなど知る由もない。
――それよりも。
唐突に緊迫した空気を破り
膠着状態を崩したのは
一発の銃声だった。>>215 ]
けれども、あまりに枝が伸びすぎるようなら
庭師が枝を切り落としてしまうかもしれませんね。
こうして好き放題にあちこちへ伸びるのでは
隣の庭師だって放ってはおけないでしょうから。
[ ざわざわと辺りの喧騒が激しくなる。
その場において冷静を保ったままで、
ローレルは詩人に一つ頼みごとをした。 ]
すべて終わったら、
ボクに貴方の歌を聞かせていただけませんか。
この国が夜明けを迎えるころ。
…駒鳥の飛べる朝になったなら。
[ よろしくお願いします。と。
返事を待たずに告げると、
一礼して、城門の方角へ駆け出す。
まだ夜明けの気配もない暁の国の
行く末に関わるだろう全ての顛末を
見届けておきたいと思ったから。* ]
ああ、この中にはゾネスの者も居るだろうね。
かく言う僕も、その一人なのだから。
[>>210彼女が放つ誹謗の言葉を、僕は一笑に付して。]
ウェルシュ殿下がどのような御方であるかを思い出せ。
僕から告げる言葉は、それで十分だ。
[人を愛し、国を愛し、平和を愛するあの方が。
非道な粛清を行えると思うか否か、各々考えてみるといい。
そう告げてから。]
……ゾネス麾下の諸兄ら兵士に告ぐ!
お前たちはラメールの誇り高き兵なのか!
それとも反逆者アイリ・フォールデンの私兵なのか!
お前たちの指揮官が行おうとしている軍事行動は、
フェリクス殿下の御裁可すら頂かずに行われた暴走!
これに与するものは皆、叛徒であり――その三族に至るまで罰せられよう!
……もしも国賊の汚名を厭うならば。
もしも自らと家族の安寧を望むならば、考えてみるといい!
お前たちが構える銃口は、どちらに向けられるべきかを!
[最早、総督の説得は諦めていた。
だから次の狙いは、総督とその部下を仲違いさせること。
白狼騎士団の多くは彼女に心酔している私兵。
しかし、中には国賊の汚名を恐れるもの、家族にまで累が及ぶのを恐れるものも少なくはないだろう。
僕の言葉が少しでも不和を生み出してくれれば、と考えていて。
――そして、一発の銃声が響いた>>215。]
/*
うわぁ、どろしーせんぱいむちゃぶりだなぁ(棒)
リーゼロッテですか?お察しです。
でもぴっかぴかのサーベルをせめて振るいたいです()
そですね、流れ次第で。
このままドロシーが幽閉とか拘束とかされちゃったなら会いに行けないですしねー。
[空には白雪が舞う。
それはウェルシュではなく、リヒャルトのみを狙う様子だった。>>224
地面に倒れながら、何か武器になる者はないものかと探り、咄嗟に肩に掛けた儀礼用のマントを剥ぎ取る。乱暴な仕草に少し飾りが取れてしまったが、気に掛ける余裕はなかった。
ジュードの問い。>>223
リヒャルトの応え。>>236
それらを耳にするウェルシュの身体が微かに震えた。
怯えの為ではない。これは怒りだ。
ヘーゼルの双眸に怒りと悲しみの色を湛えて、古き友を見遣る。]
……やめろ……、
…──── やめろ!!!
[叫んだのは、白鷹連れた古き友へ向け。
強く歯を食い縛り、睨む眼差しにどれだけ力があるかは分からないけど。]
私はそのようなことを望んでいない。
この国が沈むというなら、それを最後まで止めてみせる。
────
誰が見離したり降りたりするものか!!
[>>231馬上に力なく倒れる総督の姿。
指揮官を失い引き上げようとする騎士たち。]
……近衛、守備兵、すぐに制圧を開始せよ。
ただし逃げる相手を深追いするなよ。
[やがて一人、また一人と武器を落として。
日和見で参加したらしき衛兵たちは武装解除に応じてゆく。
直属である白狼騎士団の多くは撤退を選び。
唯一の逃げ道には回り込んでいた兵士がいたが、彼女達が必死の抵抗を見せるようならば、それ以上は追わなかっただろう。]
[ばさりと羽ばたきが舞う。
白雪がリヒャルトの頭上を狙うなら、ウェルシュは手にしたマントで彼の頭上を払った。鋭い爪が、彼を傷つけぬよう。
同時に声を放つ。]
…───── 誰か!!!!
[それは第二王子の姿を求める者らの耳に届くだろうか>>247]
/*
ここで第三陣営まさかの二人落ちとかいうミラクルドッキリが来て第二陣営が勝利したら変な声出ると予告しておこう。灰で。
…南の国の話?
なんだったかなー(すっとぼけ
[――騒動は呆気なく沈静化した。
騎士団員は手負いの指揮官を守るように撤退したが>>243。
あれだけの傷、ちゃんとした場所で手当しなければ助かるまいと、少なくとも僕はそう見ていた。]
念のため追撃は行う。
ただし街中を戦場にしないように、此方に被害が出ないように。
そして何より重ねて言うが、深追いはするな。
奴らは腐っても精鋭、白狼騎士団だと心得よ。
[中には最後まで抵抗を試みる者がいたかもしれない。
主君を逃がすためと殿を努めた者もいたかもしれない。
いずれにせよ、追跡した兵士たちが目的に追いついた時、
彼女は既に虫の息であったか、それとも既に亡くなっていたか。
果たして。]*
― それは珍しく熱を出して寝込んでしまった幼い頃 ―
[此方は健康で活発的な子供だった。
普段はよく外に出たり、剣を振るっていたりとしていても。
されど子供、病に罹り熱に魘され床に伏せる事は何度かある。
滅多に病に伏せる事が無い王子が熱を出したとなれば、回りの大人達は大層心配させていた。
侍女は甲斐甲斐しく身の回りの世話をし、医務官は早急に病を治そうと奔走している。
それでも、熱を出し弱った幼子は悲しみを抱き、涙を貯めながら一つの問いかけをした。]
どうして、ちちうえとははうえは、きてくださらない?
[その言葉は大層大人達を困らせた。
父は国にとって重要な決断をする為多忙を極めていた。
母は同じタイミングで熱を出してしまった弟に付き添っている。
大人になればその事情を理解し受け流す事も我慢する事も出来るだろう。
されど、まだまだ無垢な子供がそれを理解するには難しい話。]
ちちうえもははうえも、ぼくのことが、いらなくなったんだ……。
[弟が生まれてから病気がちな彼に母が付きっ切りになってる事に寂しさと悲しさが生まれていた。
それでも「おにいさん」だから、弟は「びょうき」になりがちで自分は「げんき」だから仕方ない、と我慢していた。
でも、今は自分が「びょうき」になってるのに、父親も母親も如何して来てくれないのか。
それが如何しても如何しても悲しくて涙が止まってくれない。]
どうして、ぼく……う、ぐっ。
[泣きじゃくり始めた幼い兄を懸命に宥め好かせようとも、その悲しみは癒えようとはしない。
心の中に一つ、小さな小さな波紋が生まれ、小波に無垢な気持ちが揺らいでいた*]
[門前から撤退する白狼騎士団に、わたしは同行しなかった。>>258
野心を実現するために、王宮ではまだすることがあったからだ。
フェリクス王子が戻られたら、一連の出来事について伝えることにしようか。
わが身が拘束されなければ、だけど。
身辺に残ったごくわずかな味方と共に、わたしは沙汰を待つ事にした。
その間に、こちらに向けられた視線を感じる。>>246]
…───。
[淡い桃色の頭。表情までは見えないけど、先日再会を果たしたばかりの新人だろう。
鎮圧の最中に、その姿を見る事はなかった。
目の前の光景に身が竦んだか、あるいは、……。
傍らの同志が話しかける声に思考は中断し、それきり視線の事は忘れた。]
[成る程、矢張り文官で、なおかつ尚書官長補佐にまで上がっただけあって聡明であるらしい。]
いや、鷹匠でも帯刀くらいするさ。
それこそ御前の偏見というものだ。
[故国の王子(のふりをした者)であるからこそ護身用にと言われたものだから、彼の言う通りなのだ。
それでも、鷹匠の事などよくは知らないだろうと思っての言葉だった。]
国は確かに容れ物だ。
あぁ、全く、その通りだ。
だが “ただの” というのは頂けないな。
その容れ物自体にも価値はある。
[俺は淡々と返しているつもりでいて、かなり激昂していた。
実に傲慢で、実に世間知らずな物言いだ。>>235
彼が綺麗な世界と形容するのに、けれども否定は挟まない。]
綺麗な世界しか知らないのは扨、
御前の方だろう、尚書官長補佐殿。
[今回の出来事で、白狼騎士団では裏切り者と取られかねない。
王家に忠誠せよと大義名分をかざしたが、反感は少なからず買っているだろう。
しかし、味方も決して少なくないはずだとある程度の確信はあった。
一ヵ月前にゾネス要塞に赴任してから今まで、出来るだけ多くの味方を作る事に徹してきた。>>0:117
仲間に溶け込み、互いに励み合い。
怪物退治に向かった際は、戦功を挙げてアイリ総督から高い評価を得た。
あっという間に親衛隊に所属するまでに至った実績は、白狼騎士団におけるわたしの地位や評価を少なからず上げていたはずだ。
このまま総督の後釜に据えられても、まったく異例の人事、ということでもないだろう。万事、上手く運べば…だけど。*]
守るだの、先に欺けばいいだのは、
知らないから口にできる暴論だ。
[自由だった、持たない事を強さだと宣った。
(その実、喪うと分かっているものをもう一度手に入れるのが恐ろしかっただけだ。)
ただ、得た自由ではなく、与えられた自由であるのが、これほどまでに脆弱である事を知っているからこそ。
喰ってかかってきた彼の、その決意を問い質したかったのかもしれなかった。
側から見れば、羨望であるのかもしれない事は、分からない。>>236]
そして荒唐無稽な事に。
そう宣う本人はこの有様か。
[刃先を突き付けようと、その勢いは変わらないようだった。
(眩しいな、と少し両の目を眇めて。)
抑えるその細身の刀身に、力を乗せていきながら、彼の言葉を聞いていた。]
…… は、若いな、
御前には言葉の上辺しか見えないらしい。
御前の覚悟が、御前の大切な者の覚悟と、
全く同じといつから己惚れているのか。
[自我を確りと持って王子を支えられる事が、その命の替わりでしかない、影武者として育った俺には眩しく映って見えた。>>239
王子が「やめろ」と言った言葉が耳につく。>>256
それでも、それだからこそ。
軽傷では済ますものかと思って、押し込んでいた刃の、柄の方だけに力をかけると、間を滑り落とすようにずらしながら、刺し抜こうとしたのは腹部。]
[確実に致命傷と思える傷を負わせなかったのは、余り狙いもしなかったのは。
矢張り、俺も何処か甘かったのだろう。
(希くは、ここで翳し返せるものならそうしてほしいとすら、片鱗に思いながら。)
見離したり降りたりしないと言った姿を見遣って、カットラスから手を離した。>>257]
そこまで言うなら救えば良い。
民も、部下も、国さえも、
[致命傷を避けたのは、王子がいた為に。
腕より口弁が先んだったのは彼の尚書官長補佐の手腕だろう。
武器を置いていったのは、王子のその言葉だ。
(救ってみせてほしいとすら思うのだから、矢張り、俺は傲慢なのだろう。)
そのまま踵を返して、立ち去った。
(血腥い事は嫌いだと言ったのに、結局俺も我欲に溺れる人間なのだなと、そう自嘲するのだ。)]*
―王宮前からの撤退その後―
[騎士団はアイリを伴い、城下からの試みた。
依然として要塞には500名の騎士団>>0:256が北からの国境のために待機している。
その追撃は反撃を見せれば戦火を激しく包むほどの激戦にはならず、城外へと脱出し要塞を目指していた。]
・・・もう良い。貴様達で向かえ・・・・・。
[アイリは馬の上で支えられながら、何度も馬上から落ちたその身体に生存は適わぬと考えた。
今は全体で騎士400名、合流した敗残兵が100名
依然として勢力を保つアイリはこのままゾネスに引き上げて国と対立したまま死ぬわけにはいかない。]
責任はとらねばならん・・・・・ ここに置いていけ・・・・・・。
私はこのままゾネスが対立をせぬよう。王子に手紙を書く・・・。
要塞を頼んだぞ・・・
[騎士団を私の代わりにまとめる隊長は渋るが、苦しそうに命令を繰り返すアイリの前に、騎士団は涙を呑んで私を置いていく。
アイリと残るのは殉死を覚悟した2人の騎士のみ。
命の尽きる前にと手紙を書き、手紙を書き終えるとアイリはそのまま眠るように意識を失った*]
知った口を聞かないで下さい。
私の覚悟は私だけのもの誰かと
同じものではありません。
[弟の王子様の声が聞こえればどうしても気をとられる。
彼を白鷹から庇おうとする姿に叱責したいが、声も体もついて行かない]
…――グサリ
[肉が切れる音が聞こえるようで彼は目を見開いた。
切れた場所から広がる痛みにフラフラと気づけば、中庭の暖かな日差しを浴びていた。
その日差しは彼の故郷を思い出させた]
― 気高き驕り ―
誇り高き 護国の
つきつけしは 王都の喉元
納めよと 諫し声へと 首を振り
迫りし闇を 払うのだと
勇しき声 響かせて
願い虚しく 崩れゆく
預けしはずの 背は遠く
信じたはずの 剣は鈍い
暁の旗 翻りし城の奥深く
縁ありし 小さな胸中 何を思ふ
見届けし 民の元へと 何を残す
[王宮、いや王国中が混乱に陥っているだろうか。
このままでは、死ぬのは私達だけでは済まないな。]
…はぁ。こちらが賑やかになるのはあまり望ましいことではないんだがなぁ。
[できれば誰もこちらに来ないことを願うばかりで。]
[リュートを立てかけると、書机へと向かい紡いだばかりの詩を羊皮紙に書き留める。今時羊皮紙などと軽く見られることもあるが、紙よりも水に強く丈夫なこの皮を、旅暮らしの身では愛用していた。
書き留めた詩は、路銀の足しに売ったり、享楽主義の貴人へと贈ったり、時には書にするのだという物好きな御仁へと譲ったり、と。用途は様々あったが。果たしてこれはどうなることだろう。
>>252 夜明けの頃に聞かせる相手はいるだろうか。返事も待たずに駆けて行った春風のような髪色を思い出して、窓の外を見た。**]
[リヒャルト、君はどこで死を覚悟したんだ。
ただの強欲貴族のくせにこんな綺麗な終わりは似合わないよ。
……――チュウチュ。
開かない目をかじってやろうか。
目を開けてもらわないととても困る。
この綺麗な王宮に小さな存在は邪魔だろう。
走ればメイドが悲鳴をあげて、王宮は外に中に大混乱だ。
もしかしたら、それより先に大きな大きなあの鷹の3時のおやつになるかもしれない。
そう遠くない内に彼のもとに行くのだろうか。
ラメール――海の名を持つ暁の国。
優しさ、プライド、地位に溺れた一人と一匹のお話はこれで終わり*]
[ ”誰か!” >>260
その叫び声は廊下を走る軍人たちにも届く
先のほうを走っていたあたしにも、勿論
だけど、それは、叶わなかった。
中庭に到着した時に目にしたのは
血を流す尚書官長補佐と >>269
傍らにいるであろう王子の姿のみ。
美しい白鷹を従えた筈の その人の姿は
もう、どこにもなかった >>267 ]
軍医を!!
[ あたしに叫べたのは其れくらい。
反逆者を探せ!だの 追え!だの
それは既に他の軍の誰かが叫んでいたわ
あたしは、斃れる彼らの元へと、
まずは、駆け寄ろうと *]
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