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少年 ペーター は 神父 ジムゾン に投票した。
神父 ジムゾン は 少年 ペーター に投票した。
少女 リーザ は 神父 ジムゾン に投票した。
農夫 ヤコブ は 神父 ジムゾン に投票した。
負傷兵 シモン は 神父 ジムゾン に投票した。
仕立て屋 エルナ は 神父 ジムゾン に投票した。
パン屋 オットー は 神父 ジムゾン に投票した。
青年 ヨアヒム は 仕立て屋 エルナ に投票した。
村娘 パメラ は シスター フリーデル に投票した。
旅人 ニコラス は 神父 ジムゾン に投票した。
シスター フリーデル は 神父 ジムゾン に投票した。
神父 ジムゾン は村人達の手により処刑された。
旅人 ニコラス は、青年 ヨアヒム を占った。
シスター フリーデル は、仕立て屋 エルナ を守っている。
次の日の朝、シスター フリーデル が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、少年 ペーター、少女 リーザ、農夫 ヤコブ、負傷兵 シモン、仕立て屋 エルナ、パン屋 オットー、青年 ヨアヒム、村娘 パメラ、旅人 ニコラス の 9 名。
/*
初回吊りを望む人が出ない事は早々に分かっていたのだから、初回吊りキャラ(SG)でキャラメイクしとけば良かったなあ。
色んな人と縁故は結ばずに淡々とフラグを建てていけばよかったかな。ソロルよりも絡むのが好きなので、ついつい。でも、そのせいで自分がやりたい事は出来なかったなあと。初回吊りだとやりたいキャラをぶれずにやる事が出来るメリットがあるのだしね。
/*
やりたい事やるには時間が足りなかったな。今までは3dで終わってたのにやる事やりきれたのだけどなあ。
何より疲れた、初回吊り決まらなそうでやきもきしてしまった。でもまあ、初回吊りはみんな嫌がるよね。もう少し地上で遊びたいものね。わたしももっと遊びたかった。
うーん、初回吊りキャラでキャラメイクしておくんだったかなあ。
─朝・談話室─
[朝、目を覚ますと談話室へと向かう。普段通り早い目覚めで、既に人はいただろうかいなかっただろうか。]
──喉が、渇いている。
[そう、自己の状態を他人事のように確認する。しかし、未だ少しは保つだろうと水を飲むこともせず漠然と時の経過を数える。
誰かに望まれれば、朝食作りと“失踪者”の捜索の手伝いもしただろうか。ただし、生活リズム維持の意もある朝食作りに関しては生きるための術として教わっているため、望まれなくても行うかもしれない。]
―幽界―
[朝。
何事も起きなかったかのように目を覚ましたフリーデルは、やはりいつものように記憶の整理から入る。
決意の記憶。別れの記憶。涙の記憶。恐怖の記憶。激痛の記憶。
そう言ったものを一つ一つ並び替えて。
悪い夢なら良かったのに、と思いつつも、自分の腕を見れば……なるほど、透けている。]
………死後の世界なんてものが、本当にあったんですね。
[見下ろせば、昨日まで自分が居た地平が見える。
昨日自分が襲撃されたということは、人狼はまだいる、ということ。
誰かが人狼を隔離したり倒してくれたり、ということはやはりなかったようで。
今や「狩人」から「傍観者」へとなったことを自覚して、数秒。
ああ、と思いいたり、暫くその辺を移動してみることにした。
もしかしたらゲルトに会えるかも知れないから。
―――神父までもがここに来ているということなどは、まだ知らない]
― 前夜倉庫前・回想 ―
[まずペーターへ声をかけた理由は、少年の叫びを聞いて廊下に出たからだった。そしたらジムゾンから殺されそうになった>>2:298と説明されて、それの真偽を確かめたいとの思いが湧きあがり、ジムゾンの怪我への心配が遅れた。
これについては一切弁明する気はない。]
今何があった?ペーターの言っていることの真偽は?
[ジムゾンが”疑うなら疑いなさい。”>>2:313と言わなければ、こう問いかけただろう。
立場の違う二人の間で何かあったとき、両方の言い分を聞くようにしている。でないと真実が見えない。ペーターの言葉を否定しなかった代わりに肯定もしなかった。
けれどもペーターが嘘を言う理由が思いつかないことと、そのあとジムゾンに怯える様が本気にしか見えなかったので、余計に追えなくなった。ジムゾンを積極的に疑っていないのに。
元々自分を頼る者には手を差し伸べるが、必要ないと言われたら干渉しない。ジムゾンが助けを求めない性格だと分かっていたが、自分には声をかける資格などない――そう思い込んでしまった。
だから、最終的に震えながら縋るペーターを優先した。]
ありがとう、助かる。是非頼むよ。
[顔を出して手当ての手伝いを申し出てくれた>>2:338オットーに、張り詰めた緊張が解けてほっと一息つきながら頭を下げたあと、不意に違和感を覚える。しばし考えた結果、オットーが自分から手伝うと言い出したのは、記憶にある限り初めてだと思いついた。
やはり一緒に暮らしているペーターが心配なのだろう。感情を持たないオットーには気付いていなかったし、解釈は自然とそこに落ち着く。]
すまない、俺がついていながら。ペーターに怪我をさせてしまって。
[自分の過失を謝ると、談話室でオットーの手伝いを受けながらペーターの手当てをした。]
[そのあと宿屋の仕事を片付けながら、ジムゾンが最後に向けた笑顔>>2:340を思い出す。何故彼が笑ったのか、いくら考えても分からない。
大切な人を失い、二度と作らないと言われたときは、何となく理由が理解できるような気がしたのに、何故肝心なときに気持ちがつかめないのだろう。]
”友人と思っていません。”>>2:339
[もし言われていたら、普段の自分なら”奇遇だな、俺もそう思っていた。”と同じ感情を返しただろう。ゲルトが狙われた理由を反論し>>2:98、突きつけるような言葉を発した>>2:99ニコラスへの対応と同様に。
だが、自分には二度と訪れないと思っていた穏やかな時間―ハーブティを飲み、菓子を摘み、幼少時の話を聞きたがったジムゾン>>2:341との会話―を過ごせたのは、間違いなく彼のお陰だから。
寂しさは隠せなくても、笑顔を向けながら告げるだろう。]
それでも俺にとってはお前は友達だよ。**
―回想・昨夜談話室―
ああ、そうだね。
君が抵抗して人狼の本性…爪や牙を僕に向けたなら、即座に殺したよ。
それなら誰も僕を責められない。
けれどそうでない君を殺して僕になんのメリットがある?
パメラに告発されて吊し上げられるのがオチさ。
そもそもそのつもりならそんな口実つくるまでもなく殺してるさ。
[リゼットの言葉>>2:321に明らかな不快感を示し、背中を向けた。
それでも負け惜しみのような言葉を投げかけるリゼットに、面倒くさそうに振り向いて。]
「死にたくない」と思うだけなら自由さ。
ただ本当にそう思っているのなら、死なずにすむ方法、自分で自分の身を守る術くらい考えたらどうなんだい?
…君も。あまり過保護なのはこの子のためにならないよ。
今はそうやって庇えるかもしれないけれど、自分が死んだらどうするつもりなんだ?
[先ほどナイフをおろせと食って掛かったパメラ>>306に言い放つと、再びリゼットに目を向けた。]
今の君は、非力を言い訳にするだけで、心から生きたがっているように見えない。
やることもやらないで口だけは「死にたくない」なんて笑わせるね。
[そこまで言うと、今度は返答を待つこともなく談話室を後にした。]*
―回想・宿屋客室―
生きたがっているように見えない…か。
[少女に最後に向けた言葉>>5は、そのまま自分に向けた言葉でもある。
肩の傷跡にそっと触れた。
獣が急所である首筋ではなく肩に牙を立てたのは、恋人が自分を生かそうと闘った証拠。
今自分が生きている理由は、恋人が望んだから、ただそれだけ。
死んで恋人の元へ行けるなら、そう考えない日がないわけではない。]
それでも、生きなければ。殺さなければ。
[頭がぐるぐると回って、ベッドに倒れこんだ。
そういえば今日は何も食べていない。
自分は食べなければ。生きなければ。
それが恋人の願いだから。]**
― 宿屋談話室・早朝 ―
[談話室に人がいたら挨拶をして、暖炉で部屋を暖める。そこへオットーが起きてきたので、”おはよう。”と声をかけて、朝食の準備を手伝って貰った。今朝のメニューはザワークラウトと炒めたソーセージ、パンにはチーズを添えて、ミルクと共に出した。
最後にマルメロを漬けた蜂蜜のお湯割を作って、倉庫の前に置いた。これを飲んで欲しい人はもう戻ってこないだろうと薄々気付いているのに。自分の気持ちが分からない。
談話室に朝飯の準備を整えて、”ご自由にどうぞ。”とメモを残す。]
/*所でジムゾンとシモンがハーブティーとお菓子でお喋りしているって、想像してみると何か凄いな。
そんなシチュエーションが見られるのは、白銀の村だけ!
今日も朝から菓子作り
昔は兵士をしてたのに
どうして女子力高いんだ?どうして女子力高いんだ?(ドォワッハッハー
女将のせいなのね
そうなのね!
シモンがお菓子作れたり料理できたりするのは、偏にレジーナの仕込みのお陰です。
でもレジーナにこの替え歌聞かせたら、「あたしは妖怪じゃないよ!」って怒られる気しかしない。
[陰り始めた空は、見る見るうちに薄闇に染まり――
しんしん。
しんしん。
音もなく降り続ける雪景色の中、赤紫色のマフラーだけが男の居場所を示しているようだった]
…………シスターは
[戻ってくる気配はない。
その言葉は続かず、雪に吸われて消える。
彼女の魂は肉体から解き放たれ、この現の世から救われたのだろうか。
ならばどうか。
その魂が迷うことのないように、安らかな眠りを**]
/*
シモンのト書きの「○○だからこう動きます、○○するつもりはありません、○○だからこう動きました」という羅列が、追求されないための予防線にみえるというか、誤解や齟齬を警戒しているように感じるというか
ガチ脳にはその姿勢が取り繕っているように見えちゃって、勿体ないなぁっていう
[“ペーター”として生きていくなら、
大人が望むいい子でいなくてはいけない。
人に迷惑はかけられない。
少年はずっと自分にそう言い聞かせ、生きてきた。
オットーの元に世話になる時も、
申し訳なさが先に立ち、最初は遠慮ばかりしていたものだ。
だが、一緒に暮らすうち、少しずつわかってきた。
“彼は、望めば応えてくれる”――と。]
[元々は、我が儘な子供であった。
だが、ペーターと成り代わってからは、遠慮ばかりの毎日。
であればこそ、オットーとの暮らしはある意味楽でもあった。
こちらに気を遣って、過度に声をかけてくることもない。
こちらから、必要以上に気を遣う必要もない。
それでも、“ペーター”を装っている以上は、
家でもいい子であろうとはしていたけれど。
オットーと共に暮らすあのパン屋は、
少年にとって、気を許せる場所であったのだ。]
―回想・約十年前B―
[願いや理想を持つことは、人が生きる上で非常に大切なことである。しかし、通常、願いや理想の、特に抱ける数量には限度がある。それが強ければ強いほど尚更だ。
願いを叶えてしまった人間が突然脱力感に苛まれることなどはよくある話で、一つの強い願いを叶えて、即座に次の願いへと意識が向くということは、基本的には存在しない。少なくとも、無限に、生存欲にも匹敵する願いを持ち続ける人間などは聞いたことがない。
―回想・約十年前B―
[願いや理想を持つことは、人が生きる上で非常に大切なことである。しかし、通常、願いや理想の、特に抱ける数量には限度がある。それが強ければ強いほど尚更だ。
願いを叶えてしまった人間が突然脱力感に苛まれることなどはよくある話で、一つの強い願いを叶えて、即座に次の願いへと意識が向くということは、基本的には存在しない。少なくとも、無限に、生存欲にも匹敵する願いを持ち続ける人間などは聞いたことがない。
それならば、絶えることのない、噴水の如き理想を持つということは、更には、その一つ一つが生存欲にすら匹敵するものであるとするのならば、それは一体どのようなことを意味するのだろうか。これは何も、想像上で存在を仮定する話ではない。“彼女”がまさに“それ”だったのだ。
幸とも不幸とも捉えられる、決して満たされることのない憧憬は、彼女の中を蹂躙し、蔓衍していた。時には渇きという名の鎖で彼女の心を縛り付け、またある時は解けど解けど強く絡み付き、またある時はその感情を渇望へと固めて抑え込む。それはどれほど空虚なことだろうか。噴水の如く溢れる願いには、その実留まるものは何もなく、永遠に稼働し続けることを強いられる。それは何とも報われないことだろうか。望みが叶えば報われず、叶わなければ溢れる望みに潰される。それが彼女だった。彼女は人狼だったから異常なのではなく、異常な上に人狼だった。ともすれば、人狼であることが些細なことだと感じてしまうほどに。]
[──その冬、彼女に人狼であることを告白された後、「へぇ、そうなんだ」と反応を返すと、彼女はどのような表情を浮かべただろうか。]
――ふふっ、そんな反応をしたのは貴方が初めてよ。
[確かであるのは、彼女がとても愉快そうにしていたこと。彼女としても、此方が嘘など考えられないし、考える意思すらないような人間であることは既に悟っていた。そして、己としても彼女が人狼であることに疑いなど持ち合わせていなかった。
その上でこのような反応を示したのが余程嬉しかったのか、はたまた彼女の理想に適う反応をしていたからなのか、何れにせよ彼女に気に入られてしまったのは確かだった。]
――良いわ。空っぽな貴方に、私の願いも理想も全部あげる。生き方を、教えてあげる。私が、貴方の存在を望んであげる。
[この上なく、傲慢な押し付けだった。その上「――ああ、そうそう。ついでにこの冬の間、私をここに住まわせて頂戴」などと言うものだからとんでもない。
しかし、己はそのような要求もすべて受け入れた。それは、望まれたからか、はたまた虚ろな中にも動かされる何かがあったのか。少なくとも、己の存在そのものが望まれたことは初めてのことだった。]
[それからしばらくの間、彼女と過ごして気が付いたことがあった。当初こそは、日常の中で息をするかのように要求を向けてくる彼女に対して、依存されたのだと、そう単純に考えていた。
しかし、それは違う。恐らく彼女は当初から気が付いていたのであろうが、彼女と己の関係性を言葉に表すのなら、まさしく“共依存”だった。
彼女の細かい注文も、大雑把な注文も、全て彼女の期待を借りてこなすことで、この上なく満たされていた。一時的かつ借り物であるとはいえ、彼女と過ごしていたときばかりは、己にも“中身”が存在しているのだとさえ錯覚していた。
残酷なほどに願望の渦中へと縛り付けられている彼女と、空っぽな己が互いに依存するようになるまでに、そう時間はかからないのだった。]
[彼女は村にいる間、それが習性なのか、そうしたいと願ってのことかはわからないが、誰からも姿を見られないようにしていた。そうして事実、誰の目にも触れることはなかった。
しばらくして冬が去って行くと、彼女もまるで春を避けるかのように、村から去って行くのだった。一度だけ「引き止めなさいよ」と望まれたために引き止めたが、それでも彼女は去って行った。
とはいえ、一度生まれた共依存の関係がそう簡単に終わるはずもなく、彼女は頻繁に村を訪れるようになっていた。その最中で、どのような状況にあっても生き延びられるような術を多岐に渡って叩き込まれ、果てには一度だけ、村を滅ぼすのを見届けさせられたことさえあっただろうか。とは言っても、彼女は己に手を下させることはなかったし、むしろ「貴方は手を汚さないで頂戴」などと望んだため、本当に見届けただけだった。]
――ありがとう。これでも私、貴方には感謝しているの。
[かつて、彼女に脈絡もなくそう告げられたことがあった。別段、感謝の意を伝えたくて放った言葉ではないのだろう。恐らくは、そう伝えたいと気まぐれに自分が望んだから伝えたというだけのこと。其れに対して己は「どういたしまして」と、教わった通りに応える。そのような関係が、感情が無いなりに心地よかったし、相手も恐らく同じだったのだろう。悲しみ、怒り、喜び、憂い、様々な感情を惜しげもなく、思ったままに表現する彼女の見せる表情も、次第に笑顔が増えていっていたように記憶している。]
[そしてその日々は――その関係は――忽然と失踪するかのように、足音も無く、突如として終わりを告げた。彼女が前触れもなく、村へ訪れなくなったのだ。いや、もしかすると前触れはあったのかもしれない。しかし、少なくとも己にとっては突然のことで、自らに蓄えられた彼女の望みが瞬く間に霧散していくのを、ただ茫然と見守ることしかできないのだった。]
[その後、再び彼女が現れたのは、おおよそ一年と半年後。冬に差し掛かり、村が閉ざされる直前のことだった。]
―回想・約十年前B終了―
…ところで、君もシモンさんもフリーデルさんの心配ばかりしているけど、なぜ同じように姿を見せていないジムゾンさんの心配はしないのかな?
―談話室―
[気が付くと、ペーターとヤコブのやり取りが聞こえてきた。]
[ペーターが自分のことを気にしてくれているのは分かる。しかし、彼から少年らしくない冷たい視線が発せられている>>18のはどうにも落ち着かない。]
――でも、何もできない。
[心の中で呟く。]
――心配しなくても良い。心配せずとも、彼の刃は、きっと僕には届かないから。
[少なくとも、己自身はそう考えていた。しかし、敢えてそれを伝えることもしない。]
[ヤコブの、「この中から人狼を探す方が先」という言葉には、何故いなくなった人が人狼で、期をうかがっているという可能性に思い当たらないのかと感想を持つ。自分に矛先を向けた時もそうだ。思考が固すぎる。
…には、それが真実であるかどうかはともかくとして、ヤコブがこの村に存在する人狼を探しているのではなく、“自分が疑いたい人狼”を探しているようにしか見えないのだった。]
――昼食の準備も仕込み程度にはしておこうか。
[口をついて出た言葉は、二人に関わることではなく、そんなことだった。]
― 宿屋談話室 ―
[フリーデルの遺体もシーツで包み、倉庫に安置してあるゲルトの隣へ。自分がすべきことを終わらせると、談話室に向かった。]
……。
[朝食を口にするヤコブを見ると、ほんの少し安堵の表情を浮かべる。昨日は紅茶も断っていたから。
だがそこへヤコブがジムゾンについてペーターに質問する声>>27が聞こえたので、横からだが声をかけた。]
ヤコブは昨日の騒ぎに気付いていなかったのか。
実はジムゾンは、昨日自発的に宿屋から外に出て行った。おそらくもう此処へは戻ってこないつもりだろう。俺は何があったか直接見ていないので、詳細はペーターに聞いて欲しい。
[ジムゾンの名前を口にするときは、さすがに目を伏せて沈痛な面持ちになりながらも、自分が言うべきと思っていることは説明した。]
/*
今日のデフォはペーターです。もきゅもきゅ
ところで師匠の末路について決めかねている
1.自分以外全員殺っちまえ系狂霊化→村勝ちで生存したが廃人コース
2.潜伏C狂にたぶらかされて駄まとめ化→人C狼でエピ入り→生死不明コース
C国だとC狂は人とも狼ともカウントされないんだよねー
―日の高く昇る頃―
[階下の何処かから物音>>16>>17が聞こえたように思えて、目を覚ませば、朝というには遅い時間だった。
起き抜けの頭は酷く重くて、男は苛々と舌打ち一つを溢す。
酒を飲み過ぎた後にも似た不快感。
何が原因かは検討のつかないままに、ぎしりと寝床を鳴らして立ち上がったのだった。
戸を開けば、適当に身を繕いながら階下へと向かうけれど、誰かの顔が見えたにしろ挨拶をする気分でもなく、制止がなければ黙って通り過ぎるだろう。
そのまま向かうのは、自宅へと。元々汚れの多さに加えて赤茶けた染みの残る服は、相手によっては見咎められることもあるかもしれないから。
もし、声がかかれば仏頂面の一つでも返すつもりで。]
[ペーターに頷き、問いかけられた内容だけでなく、今朝発見したことも答える。]
フリーデルは、昨日ゲルトが見つかった場所に倒れていた。首筋に大きな傷があって、一目で手遅れだと分かった。今は倉庫のゲルトの隣で眠っている。
それと。
勝手口から三階にかけての床と絨毯に、点々と濡れた跡が残っていた>>2:336。ちょうど勝手口から外に出た者がうっかりしてつけたみたいな。
[いつフリーデルが襲われたかは分からないが、まず皆が寝静まったあとだろう。暗い中で雪がつくか、あるいは足元が濡れていて、気付かないまま戻ってきたことはありえると思っている。
それが作為的に作られたものとは知らずに。]
―朝方・自室―
[――嫌な、夢を見た。
黒い影がゆらゆらと揺らめき、獣の姿を形作っていく。
その影は、村に積もる雪を赤く染め
村の人たちを食いちぎり
その一部が辺りに散乱し――…
ごろりと。
足元に誰かの首が転がって。
ガラス玉のような瞳が
――此方を見た]
………………ッ!!
[声にならない悲鳴を上げ、寝台から飛び起きる。
ひどい汗だ。なのに寒い。
心臓はどくどくと激しく脈打ち、爆ぜてしまいそうなほど]
……今のは、なんだ?
[あれが、人狼なのか?
静まり返った部屋に、自らの声が響いて霧散する。
白みはじめた空を窓越しに眺め、一つ唾を飲む。
もう、眠れそうもない。なにか飲み物でも貰おうと、身支度をして談話室へと降りていった]
[問いには外から戻ってきたシモンが、ペーターよりも先に答えた。>>29]
昨日の騒ぎ…?
[怪訝な顔をする。
リゼットとやりあっていたせいか、倒れるように眠っていたせいか、騒動には気づいていなかった。
ペーターの話>>30も聞いて総合すると。]
それなら、最後にジムゾンさんに会ったのはペーターとシモンさんですね。
2人が共謀して彼をどこかへやったとしても、誰にもわからないというわけだ。
[自分が人狼でないとは限らないというペーターの言葉>>31は冷静に受け止める。
自分が疑いを向けている以上、疑われることは承知の上だ。]
それはもちろん。
疑うなとは言わないよ。
[ヤコブの見解>>42に目をぱちくりさせる。想定外過ぎる意見を聞いて、そんな見方もあったのかと素直に感心してしまった。]
へー。そんな意見が出てくるとは思わなかった。
だけど、それは違うと否定する。
今の状況では疑われても仕方がないと思っているが、ペーターの怪我は本物だ。オットーが手当てを手伝ってくれたから、確認するといい。怪我の原因となった花瓶も、厨房の隅に置きっぱなしになっている。見せろと言われたら、持ってこられるが?
[自分が疑われても、全く気にする様子を見せずに淡々と説明する。
ただ、呆然と呟いたペーター>>43に無言で目を丸くしてみせたあと、悲しそうに顔を伏せた。
ペーターは自分達が仲が良いように見えていたらしいが、果たしてジムゾンにはどう思われていたのだろうかと考えると不安になってくる。]
俺は……ジムゾンを害するような真似はしてない。
[自分の言葉に再びつっかかるニコラス>>47にはすぐさま返答しない。
深いため息をつきながらパンを千切り、一口齧って飲み込んでから漸く口を開く。]
お前はもう少し、考えてから喋る癖をつけたらどうだ。そんな喧嘩腰では、落ち着いて説明もできない。
……どうせ何を答えても、”自分の考えと違う!”とか何とか言いがかりをつけて、俺のことを否定するんだろう?
[明らかに嫌悪を込めてニコラスを睨みつけ、テーブルをどんと叩いた。]
止められるもんなら、昨日ジムゾンが出て行くと言ったときに全力で止めたに決まっているだろう!
[叫びにはニコラスへの不快感だけでなく、不甲斐ない自分に対しての怒りも含まれていた。]
……ニコラスさんも、
僕とシモンさんを疑うんですか……?
[自分が疑われることは、覚悟していた。
だが、シモンにまで疑いが向くとは予想外だった。
つい先日、自分にアミュレットをくれた彼の
冷たい口調に晒されて、
無意識のうちに腕にはめたアミュレットを握りしめた。]
/*
そういえば、今回議事録纏めたりとかそういうのがないな。
なにせ自分借りてきて、まだしっかり読んでないんだった。
まぁいいか……w
そりゃ、答える気にならないからに決まっているだろう。
[声を荒げるニコラスとは対照的に、淡々とした口調でザワークラウトを口にする。]
この際だからハッキリ言おうか。俺はな、お前みたいなタイプが一番嫌いなんだ!
少なくともお前が救済を考えているのは本気だろう。だがな、俺は他人が望んでいるか否かに関係なく、手前の考えを押し付ける奴だけは我慢ができない。
それに俺は、あんたから救済を与えられるなんて、真っ平ごめんだ!そんなことで死後に天国へ行けと命令されるくらいなら、喜んで煉獄で永遠の苦しみに身を投じてやる。
そうでなくとも、戦場でたくさんの人の命を奪った俺には、天国の門は閉ざされているだろうが、な。
[手にしたフォークをぎゅっと握り締めて、射抜くほどの勢いでニコラスを睨みつける。]
お前は本当に、他人を救いたいと、いや自分に他人を救えると思っているのか!
神父様は、人狼を招きいれてしまったと、それでペーターに襲い掛かった……
もみ合いになって花瓶に衝突し、2人が怪我をした、のなら
……どうして、ペーターの傷は体の前についているんだろう。
[ぽつ、と漏れた言葉は疑う物ではなく、考えをまとめるために漏れた独り言のようなものなのだが、ペーターやシモンはそれをどう受け止めただろうか]
…ショックとは便利な言葉だな。
そう言えば大抵のことはごまかせる。
子供の君ならともかく、元軍人のシモンさんがショックを受けたなんて理由で、やるべきことを忘れるなんて思えないけど。
[便利な言葉に逃げられてしまった。
これ以上は問い詰めても無駄だろうと、口をつぐんだ。]
僕が救う? そんなおこがましい。
どうしてそんな解釈になってしまったのですか?
[シモンの怒声に、何を言っているのかわからない、と首を傾げる]
救うのは神です。
死はすなわち救済であり、安息であり、恩恵。
死は全ての者に平等に与えられるものでなければならない。
異端者として殺すなど、あってはならないのです。
[ただ真っ直ぐに、答える]
……そんなに嫌いなら、僕を殺せばいい。
幸い、それが赦される状況だ。
そのフォークで刺さないのは何故ですか?
ねえ、シモンさん。
……ずっと気になっているんですけどね。
どうして貴方は、僕を狼だと疑わないんです?
昨日、貴方がまとめようとした和を乱したのは僕なのに。
……僕が人間だと、知っているせいじゃないかって、ずっと疑念が渦巻いているんですよ。
(死は、救済……?
たとえ僕が死んでも、許してはもらえないと思うんだけどな……)
[それは声にならぬ呟き。
何度もペーターの呪詛の声を聞いた。
どうしてお前が生きているんだ。
なんで僕がお前のかわりに死ななければならなかったんだ、と。]
(あぁ、でも――…)
/*
ぶっちゃけこの思想で生き残るのはかなりの無理ゲーなので!!!
ヨアヒムに狼の影をみつけてうわあああああ!!!したんだよね!!!
ひっでえ占い師だな!!!
/*
・∀・「一応普通に仲裁に入ることも考えてはいたんですよー まあ犯罪係数も上がりそうだしこれでいいか」
えるな「えっ」
・∀・「えっ?」
えるな「……SAN値が下がる、じゃないのかー!」
・∀・「今のトレンド的に、ね……」
へー。神が、ねぇ。
[真っ直ぐに答えるニコラス>>66に全く信用してないとばかりの口調で返答する。]
でも、その死とやらは神ではなくお前から与えられるんだろ?だったら俺にとっては、お前から救済を与えられるも同然だ。第一死んで本当に救済されるかは、実際に死ぬまで分からんだろうが。
さっき、お前は”自分だけが生き残ればいいと思っている。>>53”と俺のことを評価したな。そりゃある意味当たっている。俺はお前の皆殺し計画に参加する気は全くないからな。
[屁理屈とは思ったが、この際遠慮はしていられないと自分の考えをぶちまけた。
だが続いてニコラス>>67の意見を聞くと、今度こそ鼻で笑う。]
下らない。
和を乱したから人狼だ?はっ、お前の考えは意外とお粗末なんだな。
[敢えてきつい言い方をしたあと、子供にでも言い聞かせるように一転して優しい口調で告げる。]
確かに俺はお前を人狼と疑わなかった。何故なら決定的な証拠に乏しく、そも誰が人狼なのか確定するだけの材料がなかったからだ。っていうか、自分に突っかかっただけで人狼になるなら、今日は真っ先に偽装を疑ったヤコブが人狼になるだろうよ、俺にとっては。
それを俺がお前を人間と知っている証拠だと言われても、納得できないんだが。
[それで刺せと言われたフォークを目の前で振ってみせる。]
[シモンから向けられる言葉>>75には、ああそうですよね、と受け流す]
自分ひとりが生き残れば、貴方視点では万事解決なんですから。……それで、疑いをかけあって殺し合いをするくらいならみんな死ねばいいという僕の考えと、自分だけが生き残ればいいと言うあなたと、
ほかの人から見たら、何が違うんですか?
決定的な証拠がなければ疑えないんですか?
そんな悠長で、人狼が見つけられるんですか?
見つけ出してやるって息巻いていた割には、随分と消極的なんですね。
人狼と確信した人しか殺せないなんて、どっちが『甘っちょろい』んですか?
[自分に突きつけてきた言葉>>2:184を、そのまま返す]
[自分の「使命」を果たしてしまえば。
結局自分にはもう出来ることは何もない、ということで。
自分のしたことがどれだけ、村に対して意味があるか、それを、幽界から眺めていた。
一つ、その中に、気になる言葉。>>29]
……神父様が、出て行った?
[確かに、見える光景にジムゾンは居ない。だが、人狼も居るこの状況下で、独り出歩くのは言うまでもない自殺行為だ。
周りを見渡してみるが、今のところ幽界にも彼の姿は見受けられない。
……彼はまだ、もしかしたら「生きている」……のだろうか。
村が滅ぼされずに済んだなら、新たな魂の拠り所も必要となろう。そうなったなら、彼の存在は村にとって大切なものであったはずなのに。
そう考えると、深い溜息が漏れてしまう。
しばらく、村人たちの議論――いや、これはもう議論というよりは、諍いと呼ぶべきだろうか――を眺める。
彼らが人間であるか人狼であるか、まだ己にもわからない、が。
少なくとも、昨日、自分を殺した者は、そこには居ない。
もう一つ、深い溜息。]
う……、あ、……あぁ……
[一歩、二歩、後ずさり、言葉にならない声が漏れる。
そうだ。あの日。
熱にうなされ、朦朧とした意識の中で
――母と共に視たのだ。
異端審問官の背後に、あれと同じ黒い影を]
……………コルネリアスの新しい作戦も、また失敗に終わったんでしょうか……ね。
[少なくとも。
こんな諍いを続けさせるために、自分の献身はあったわけではないと、思いたかったが。
ジムゾンがこちらに来ているのならば、彼はこれをどう評するのだろうか。
自分の行為や、今起きている村人たちの諍いは。神を喜ばせるに足るものなのだろうか。
……いや、それ以前に。
彼は本当に、神を信仰していたのだろうか。
シスターとして彼と共に働いていた頃から思っていたが、彼の信仰は、自分やニコラスのものとはまた異質の何かであるように思えてならなかったのだ。
……これも運命と言うのならば、問い質してみたい、という思いもあった]
[濁流のように、あの頃の記憶が蘇る。
ああ、頭が割れそうだ。
母は、幼い自分の目の前で
獣に取り憑かれた審問官たちの慰み物にされていて
母は、死の淵にあった幼い自分を見殺しにすれば
無罪とすると取引を迫られて
受け入れるなら
その手で子供を殺せと
受け入れなければ
魔女裁判にかけると
……そう迫られて、一度、この首に手をかけたのだ]
[追い詰められ、正気を失ったその様子に。
審問官たちは、ただ、ただ、――嗤っていた。
この世に救いなどはない。
弱者を踏みにじって生き延びておきながら、加護だ感謝だと御託を並べて、呑気にへらへらと笑うのだ]
それだけは聞き捨てならねぇな。俺は手前の皆殺し計画に参加したくないと言っただけで、自分だけが生き残ればいいなんて思ってない。曲解するのは止めろ。
第一お前と俺を一緒にするな。不愉快だ。
[鋭く声を上げて、ニコラスの言葉の一部>>78を訂正する。]
疑いが固まらない内は判断を保留することは当然だ。
俺はできる限り無辜の人間を手にかけたくない。残念なことに出てしまった犠牲と、人狼でなくとも構わないから殺せと思って出る犠牲とでは、全然意味合いが違う。
嗚呼でも。最終的に全員殺そうって思うお前には、俺の考えが甘っちょろく見えるのは当然だろうな。
[意趣返しなのか、昨日の表現をそのまま使ってきたニコラスに薄ら笑いを浮かべてみせた。
だが突然言葉を途切れさせた様子>>80には、不思議そうに首を傾げる。]
[――次第に、息の弱まっていく子供の姿に我に返った母は、僅かな隙をついて子を抱えて脱走し、そのまま、川に身を投げた。
命からがら逃げ出し、どうにか川下に流れ着いたものの、気力だけで飢えと疲労を凌ぐにも限界がある。
草木の根をかじり、虫を食み、カビの生えたパンや腐りかけた肉の施しを受けて、誇りと身体を売って僅かな食事を得たこともあったが、烙印を見られれば穢れが伝染ると水をかけられ鞭や棒で打たれた。
逃亡の中で宗教に縋るようになったのも、当然と言えば当然だろう。現の世に救いなどないのだから、求めるのは死後の幸福だ]
[そんな折。
後ろから声が掛かる。
―――まだ、決めつけるには早いんじゃない?
……自分よりも1日早く狼の襲撃を受けた、ゲルトの姿がそこにあった。]
…………ゲルトさん。
[―――君は村を人狼に滅ぼさせないために、行動したんだろ?
―――なら、まだわからないじゃないか。
そう言うゲルトに対しては、「そうですね」と言って軽く頷いて。
また、外界を眺める作業へと戻った**]
[生という贖罪を果たし、徳を高め、赦しを乞う事が生きる目的だった。
死ぬために、必死で生きていた]
……忘れて、いたかったのに。
あの影のことも、母のことも、過ぎた日のことも。
何も、かも。
[死にたくないと、
こんな世界であっても、生きたいと思っていたことも]
………あたしは、そうは思いません。
人間、……ただの、人間なら誰だって、
生きている方がいろいろ、楽しいことにも出くわせる可能性も多くって。
少なくとも、悪いことばかりじゃないでしょう……だけど。
[それは辛いことばかりの生を過ごしてきた者には綺麗事に聞こえかねないけれど、
それまでがどんなに悪いことばかりでも、
生きていればいずれ帳尻は合うものだ――と。
持ち前の気性でエルナはそうと信じていた。
無論逆もまた然り。
今がこうして痛くて苦しいのは、それまでに楽しみすぎたせいだ、きっと。
だが受け入れようではないか、痛いのも苦しいのも、何もかも。
そうして断言する。これも師匠の受け売りだけれど]
だけど、あいつらは生きていることそのものが罪なんですよ……!
/*
(あーあここまで出しちゃったよって顔)
プロから思ってたけどエルナさんほんと、あかつきさんに気性が近いぞ……!?
だからリデル落ちのダメージがいつもより余計にににに
(残される/置いてかれるのは慣れていると思っていたのに ついでに生きろ言われたのもはじめてではない)
[胃が上がる。
目が回る。
こんな事、ここにいる誰に話せるだろう。
影を見つけ、告発した母がどうなったか、思い出したばかりだ。
話せるとしたら……エルナくらいだが、生きている事が罪という言葉>>88が胸に刺さる。
男は、彼を異端者として、彼を尋問する気も、処刑する気もない。同時に、それをさせる気もない。
ただ、友として話をして、それが自己満足だったとしても、おこがましくても、救えるものならば救いたかった。
ふらつく足取りで談話室をでて、その姿を追う。
しかし、宿を出てしまったのかその足取りは追えず、
……ただ、誰かが来るまで、宿の前で立ち尽くす。
地吹雪が上がり、男の姿が霞んだ**]
―→広場―
[頭の中がざわつくのは、底冷えするような外気に触れても変わらず。
勿論、それまでに誰かに見られていた>>80なんて気付くこともなく。況してや、その"誰か"の姿が後ろへ付いてくるだとか、そんなことはもっと知るはずもなく。
男は顰めた顔のままに雪道を歩く。歩く。歩く。
広場へと出れば、少しは歩く速度も落ちたけれど。
自宅へはここから更に細い道を奥へ進まなければいけないから、雪に加えてそのことが足を重くしていた。
…それでも、歩いていれば後ろへと足跡は続いていって。
さくりさくりと踏む音の深くなる頃に、雪に埋まる自宅へと辿り着く。]
―自宅―
[森の奥、広場よりやや離れた場所に青年の住処は存在した…筈だったけれど、雪深く埋もれてしまって、戸口の場所は何処だっけなァと暫く思案に暮れているのだった。
…それでも、乱暴に雪を払えば一端が見えてきたので、中へと入る。
殆ど何も置かず、殺風景な部屋の中は、がらりと広く薄暗く空っぽな空間のまま。
ただ、部屋の真ん中に置いた簡素な画布の上に、乱雑に黒い線を引かれた少年の絵が描かれて置かれている他は。
青年はそれに見向きもせずに、適当な衣服を取り出すと、着替えた。
その際にずっとしまいこんでいた■cadetblue色のマフラーを発見したけれど、仕立て屋の彼女に半ば押し付けられるようにもらった>>0:179それを男の身体は必要としないから。
…もう一度、そっとしまい直したのだった。
――…汚れた服は煤けた暖炉へと投げ込んで火を入れる。
そうして、冷たい床へ座り込み、燃え上がる様を見つめていた。]
[談話室へ来る彼らに挨拶を交わして。
ヤコブとペーターの会話には口を挟むころはせず、戻ってきたシモンから、フリーデルとジムゾンの事を知る。]
…なぜ…。
[それ以上の言葉が出てこず、どうして、何故。と思うばかりだ。
リゼットの様子を気にしつつ、議論になる中、口を挟もうにも、隙がなく、聞くことだけになってしまった。
ニコラスの様子が変わったのにはかすかに、首をかしげる。
ただ、議論の中、思うことが。
ペーターは神父さんが人狼をこの村招き入れた、と言ってたはず>>30]
いえ、何匹?何人、招き入れたんだろう…。
[思いつきの疑問を呟く。
1人ではないだろう、多分。]
あ、いえ、単に思いつきでそう思っただけなのよ。
[反応があれば、慌てて、そう付け加えて言っただろう**]
実際人狼騒動あったら、全力でマイペースに走ると思う。
奇行ともいうが…orz
へんなこと呟いてますけれど、絡むため、絡むため。
あと、パメラ、糖分取りすぎだと思うのは私だけじゃないはずだ。
けれど、リアルに砂糖3杯+コーヒー、って人が身近にいるんだ…。
砂糖残ると思うの(真顔)
[それでも、議論が交わされる中での表情の変化は、
ふいに言葉を途切れさせて後ずさったのは、見ていた。>>80
先程の自分の言葉にショックを受けたのか――受けさせてしまったのか。
視線は自然と、ニコラスが言葉の切っ先を向けていたシモンの方へと向く]
………分かりません。
誰でも、良かったんじゃないでしょうか、外に出ていた人なら。
[ややあってぽつりと、声の調子を落として口にしたのは問いの答え。>>90
フリーデルは、獲物の匂いを強くさせるという香水をつけて、人狼をおびき出そうとしていた。>>2:207
そうしておびき出された人狼はたぶん、獣の本能を刺激されて彼女を襲ったのだから、
そんな、――なんというか、人間を相手にするような方法で、
人狼の尻尾を掴めるものか]
なんだか、
……この間読んだお話に出てくる探偵みたいですね、シモンさん。
[そんな思いがやはりぽつり、と、声となって零れ出た**]
―宿前―
[しばらくの間、疑心暗鬼が宿内で広がっていく様をただ傍観していたが、ふと宿の外へ歩を進める。特別な理由はない。]
――生きていることそのものが罪、か。
[エルナの言葉>>88が頭を過る。如何にも人間らしいエゴだ。]
――人間は、どうしても自分達を特別視したいらしい。ただ単に、環境に適していたからこそ繁栄してきただけだというのに。
そして今、村人同士で疑心暗鬼に陥っている人間と、村を滅びへ導いている狼とでは、どちらが環境に適応できているのだろうか。崩れた環境にも気が付かず、未だ人間が特殊であることを信じてやまない。憐れなことだ。
[本当は憐れむ感情など持ち合わせていないにも関わらず、口先だけで呟く。
もし、世界に陸が無かったら?恐らく人間は滅びるか、少なくとも繁栄することはなかっただろう。偶然、そうならなかっただけで、今人間が繁栄しているのも偶然に過ぎない。]
――今の状況なら、むしろ人間の方が余程に生きているだけで罪深い。
[心の中で呟く。別段、エルナの考えを皮肉るわけではない。もとよりそのような感情自体持ち合わせていない。ただ、手持無沙汰にそんなことを考えていた。]
[外に出て、ニコラスか誰かに会えば挨拶くらい交わすだろうか。或いは、誰にも会わなければ程無くして宿の中へ戻っていくだろう。]
―思い出せない"何時か"のこと―
[何時の事か、何処の事かもう覚えちゃいない。
昔々のその昔の話。一匹の姿形を持たぬ狼がいた。
野を駆け、月へと吼える紛う事なき狼。
けれど、奇異な事にその狼には身体が無かった。
幾ら草を踏んでも、その足は跡を残さず。
月へと歌う歌も仲間には届かず仕舞い。
深い灰色の獣毛を風に靡かせて嘆いてもみたんだったか。
ヒトではない赤い瞳では涙を流すことは出来なかったけれど。
どれだけ生きていたかももう覚えちゃいなかった。
とにかくそこへ存在した時から、数え切れない程の春と夏と秋と冬が過ぎていったことだけ識っていた。
――…やがて。
更に歳月を重ね、己の姿のないことを嘆くことすらしなくなった狼は、一人の少年と出会った。
何の偶然か、煌々と照らす赤い月の夜に。]
ね、…どうしてそんなに悲しい顔をしているの?
[狼へと話し掛けるその顔には、それまで狼が目にした人間が尽く顔へ浮かべていた「恐怖」だとか、「絶望」だとかいうものが感じられなくて、獣心ながらに首を捻りたくもなったのだったか。
そもそも、狼の姿を「視る」ことの出来た同胞もヒトもそれまでいなかったのだから、突然に話しかけられれば認めたくないながらも動揺していた。]
『誰にも俺の姿は見えない。俺の聲は聞こえない。』
『獲物だけじゃない。同胞にも、だ。』
『なあ、俺は…生きていると言えるのか?』
[使っていなかった故か、酷く耳障りな聲を軋ませながら狼は尋ねた。
それに、少年はなんと答えたんだったか。
ただ、"大丈夫"と笑顔がこちらを向いていたのは覚えているけれど。]
[その、言葉を最後に少年の顔は狼の顔になり、狼の顔は少年の顔になった。
"憑き狼"
姿の見えない狼はヒトにそんな名前で呼ばれていたのだけれど、その時の"少年"にそんなことを知るすべはなくて。
ただ嬉しくて――…
……持て余した感情のままに同化、してしまったのだと。
後に、本能に気付かされるまで、少年の体と心へ馴染んだ狼はそのことを思い出すこともなく、何事もなかったかのように"ヨアヒム"として狼に出会う前の生活へと身を戻したのだった。]*
/*
という隠し設定を灰に埋めておく…。
さすがにここまで表では使わないかなあとか…。
ニコラスとお話するにしろ、このこと全部は言わないんだろうなあ。俺。
旅人 ニコラスは、パン屋 オットー を能力(占う)の対象に選びました。
―宿屋前―
……オットー
[どのくらい佇んでいたのか。人の気配をして振り返れば>>99、そこにはオットーの姿があった。
この騒ぎが起きてからも、彼の表情の乏しさは変わらない。何をどう考えているのか、その表情からも言動からも読み取れない]
済まない、みっともないところを見せた。
オットーは――
[どう考えている?と尋ねようとして、口ごもり、代わりに尋ねたのは別のこと]
ヨアヒムがどこにいるか、知らないか?
話したいことがあるんだ。
[いつも『期待』に答えてくれていた彼だから、彼の居場所も知っているのではないかという淡い期待を乗せて問うた。
答えが得られても得られなくても礼を言い、体が冷えたからと一度宿に戻る]
―談話室―
[そこにまだ、皆はいただろうか。
エルナがいたならば彼女の傍に近づき、伝えておきたいことがある、と小声で囁いて彼女の手を引く。もしいなければ、彼女の部屋へと向かっただろう。
そして、シモンがいたならば――
目も合わせず、すれ違いざまに言い放つ]
……シモンさん。
今の状況は、味方になりすました敵兵が懐に潜り込んでいるようなものです。いつ、誰に寝首をかかれるか分からない。
なのに、食ってかかる相手が狼だという確証を得られなければ疑わないなんて、随分と余裕があるんですね。その態度が悠長だと、甘っちょろいと言っているんです。皆殺しにする覚悟がないから甘いだなんて、僕はそんな事は言っていない。
――そちらこそ、曲解は止めていただきたい。
[そして一度だけ真っ直ぐににらみ上げ、談話室を後にした**]
貴方に、無実の人間を手に掛けたとしても人狼を倒すだなんて、そんな覚悟があるとは思えない。
……自分が殺されることなど考えてもいない、一歩引いた高いところから獲物を品定めしているようにしか見えない。
そうでなければ、詭弁と張ったりで身を固めた、ただの腰抜けだ。死に行く様を眺めるだけで何もせず、見殺しにし、安全なところから人狼がぼろを出すのを待っているだけだ。
……そんなので死線を潜り抜けて来ただなんて、笑わせる。貴方がいた戦場というのは、随分と温い所だったらしい。
/*
と言いかけて踏みとどまる
/*
赤が寂しすぎてやばい…
けど、コアズレしまくりで話せてない…
ぐぬぬ…
これ、やっぱり俺落ちたらあかんことになるやつ?
…いや、俺が墓落ちした瞬間めっちゃ賑やかになったらショックだけどさ!逆にな!
むむ、どうしよう。灰に回想落としたからもう戻ってもいいし、戻ろうかしらん。
[エルナの返答>>96に目を丸くし、素直に考えを口にした。]
フリーデルがこんな危険な状況で外に出ただと?何故宿屋で気絶させて外に運び出したとか思いつかないんだ?……まさか、外に出たことを知ってた?!
あるいはフリーデル以外に外に出た人物に心当たりがあって、フリーデルを襲った人狼と疑っているとか?
[あるいは以降はエルナにだけ聞こえる程度に声を潜めた。
但し現時点ではエルナに疑惑を抱いていない。質問を投げておきながら返答にも興味がなかった。
何故なら三階に宿泊した中では、ヤコブの疑惑に乗って人の目を欺く>>53と言い出したと感じたニコラスが最も怪しい。意見に同意することでヤコブの信頼を得て、味方を増やす人狼の作戦ではないかと思っている。]
[ニコラス>>101へ皮肉な笑いを浮かべる。追求は一旦止めようと思った気持ちは吹っ飛んだ。]
人と話をするときは視線を合わせるもんだって教わらなかったのか?
一々大層な口調でご忠告頂かなくとも。寝首をかかれることくらい理解できなければ只の阿呆だ。
そもお前が俺が甘っちょろいと言う理由、”今の状況で誰にも強い疑いをかけない。”なんて分かっているさ。
どうせ皆殺しにするから人狼と疑う根拠なんて適当で構わんと思っているだろうお前には、確証を欲しがる俺の態度がそう見えるんだろって言いたかったんだ。
ま、尤も俺の揚げ足を取りたくて必死なお前には、言い分の薄っぺらい部分だけで判断するつもりのようだが。
[だが俺はお前にどう解釈されようと最早どうでもいいけど?と主張するように、淡々と言葉を紡ぐ。]
[そして更にニコラスを苛立たせるような台詞を投げかける。直前にエルナの手を引いた姿を見たから、返答には期待せずに。]
さっきから甘いだの曲解するなだのと、俺の台詞を流用して返しているな。罵倒は本人の気持ちを端的に映す鏡、自分が言われて一番嫌な表現が無意識に出る。余程気に食わなかったようだな。
はんっ、この程度の言葉使いに反応しているようじゃ、人狼も人間も構わず殺して神の救済を求めるというお前の覚悟とやらも怪しいもんだ。
[だが流石に”誰でも殺せる”とニコラスから言われたことを返して、例えばお前はエルナに今すぐ手をかけられるか?とまでは問わない。自分が超えたくない一線は弁えている。]
/*
かみ合わNeeeee!!!
生きるか死ぬかの瀬戸際に相手の救済なんか祈ってる余裕はないのに、生きるか死ぬかの瀬戸際に相手の正体を見極める余裕があるのはなんでだってばよ!!って話なんだよおおおうううう!!!(ダァンダァン)
/*
この村、一応ゆるく場所決めたりはするけど、雑談村みたいなイメージだなあ。
や、RP村なんだけど、移動描写が殆ど無かったりとか、かなり多角な会話してたりとか。
ニコラスとシモンの会話とか、論議を終えて外に出て談話室に戻って論議の続き???ってよく分からなくなってる…
つ、ついていける気が…(ぶるぶる
/*
もうちょっと他の人にも動いてもらいたいんだよねぇ。仲裁するとか乗っかるとか。
振り上げた拳の行き場がなくて結構困ってるんだ…。
/*
人狼騒動における議論パートというか異端審問談義が嫌いで、ぐだぐだ誰が狼だとか狼以外死なせたくないとか言ってるのを見ると、そんな悠長なこと言ってられる状況じゃないんだから拳で語り合えよ!って思ってしまう派
シモンの死線を潜り抜けてきた設定と実際の行動がかみ合わなくて、張ったりにしか見えないんだ、すまん。たぶんPL視点村人に手を上げられない中の人の性格ゆえんだと思うんだけども。
―自宅―
[長い時間そうしていたから、外へと出て、頭上に降る光に目を細めるその時まで、閉ざされた窓の外の太陽の位置なんて知ることは出来なかった。
……昼間は、嫌いだ。
陽光は闇に属する獣の膂力を人間程度にまで突き落とし、ギラギラと嘲笑うのだから。
男の表情が浮かないのは…、それも、勿論。
自宅を出ればどさりと雪が落ちてきて、また戸口を塞いでしまったけれど、払う気にもなれずに。
しんしんと降り続く雪の中、宿屋の方へと歩き出した。]
―白い森―
[ふと、思い立って、宿屋を素通りして入り込むのは森の中。
…果たして、今日も変わらず二人分の血を吸った地面は雪に白く埋まり、跡形も無かった。
シスターの遺体も見当たらないところを見ると、誰かが見つけて倉庫へと運んだのかもしれない。……ゲルトのように。]
――…手の速ェこったなあ。
[忌々しいと呟く口元は、言葉に反して歪んでいた。
そうして、ひゅうと口笛ひとつを残せば、長居は無用と今度こそ宿屋へ真っ直ぐに向かうのだった。]
[ふと思いついてペーター>>72に近づく。
ヤコブへの言葉>>62を聞いて、何も言わなかったが驚いていた。オットーを庇うのは当然だが、ペーターから見れば自分も人狼の可能性があるのに、と何故そんなことするのだろうかと。]
ありがとう。ニコラスに違う>>52と言ったり、ヤコブの追及に返答したりしてくれて。
[それでもお礼を言いながらペーターの視線に合わせてしゃがむ。昔は自分も小柄だったので、無意識にこの行動は出るのだ。]
でもお前がそんな顔しているの見ると、一体何を考えているのかとても気になる。
[年齢に似合わない表情に不安を感じると同時に、何故か”助けて。”と縋ってきたリゼットを思い出していた。]
お前に望みが、して欲しいことがあるなら、遠慮せず俺に言ってくれて構わない。
家族を亡くしたあと、村人の役に立とうと必死に働いている姿は見てきた。それには凄く感謝しているから、例えわがまま言っても全部受け止めるぞ。
[少年は常に大人しく、周囲の言いつけを守っているように見える。今も聞き分けよく振舞うつもりではないか?と考え、こんな呼びかけをした。つまり達観の表情は、どうせ願っても叶わないからと自分の要求を我慢していると解釈している。
ニコラスが言う救済に自分は乗る気はない。だが死に救済を求める気持ちは理解できるから、もしそれを持ちかけられたら要求を受け入れる気はある。]
すぐに決めろとは言わない。そも俺に頼るかどうかを判断するのもお前だしな。でも俺はいつでも話ができるよう待機している。
[そう告げると、ペーターから一旦離れようとした。昨日ジムゾンにできるかもと言った懺悔>>2:276が結局どうなったのだろうと考えながら。**]
―宿屋―
[裏口の戸へと手を掛けるのは今冬何回目の事だったか。
夜遊びは初めてではないから、去年も一昨年もあまり建て付けのいいとは言えない勝手口を夜昼構わずぎしぎしと鳴らして、レジーナに怒られる…なんてこともあったか。どうだっけ。
どうにしろ、中へ入ればどことなく殺伐とした空気が感じ取れる気がして]
…おっかねえや。
[へらり薄笑いのまま、談話室をちらと覗いた。
誰かがいたにしろいないにしろ、置いたままにしてあった滅びた村の記録を手に取れば、その場でぺらぺらと捲り始めるのだった。]**
―回想・宿屋前―
ヨアヒムの居場所……?
[ニコラスに尋ねられて>>100、少しばかり思案する。最近では村に様々な感情が渦巻きすぎて、感覚は大分鈍くなっていた。ヨアヒムについては宿を出て行ったところまでしか捕捉できていない。]
今は村が騒がしいから、正確なところは分からない。目的も無く出て行ったのであれば予測もつかない。
……ただ、こんな状況で、目的を持って外へ出て行ったのであれば、大方は自宅か、件の森ってところだろうね。敢えて一人で出て行ったのだから、誰かに来られることは望んでないかもしれないけれども。
[ヨアヒムの居場所が分からないのは本当で、完全に予測だった。]
ん、どういたしまして。
[お礼を言われたためにそう返し、宿へと戻る彼の姿を見届ける。]
――話したいこと、か。
[最後に、雪さえも凍てつかせるような声色で呟く。まるで、空間に広がる冷気が、その瞳から発せられているかのようで。己自身は、ただひたすらに渇きを感じていた。]
/*
これ、俺がニコラスに殺されてもニコラスを殺してもどっちでも美味しいんだよなあとか。
ところで、リーザは大丈夫なんだろうか。
忙しいとかならいいんだけども。
/*
このヨアヒムとかいう狼は、欲望だとか、感情で動きやすいからオットーがとても対照的だなって。
んー…落ちそうならオットーに渡しときたいなあ。
―宿・談話室―
[誰にも見られないように、コップ一杯の水を用意して飲み干した。飲んだ水は生き物のように体内を巡り、渇きを潤す。そして――
――潤いを上書きするように、嘲嗤うように、潤いが“渇”きに喰い荒らされていった。]
――ああ、もう限界か。
[心の中で呟くと、それに呼応するように内なる獣が目を覚ます。時々目にする赤色の月のような眼光が煌めきを増して、凍てつく視線が鎖状となって、己の中で交錯する。
――“声”が、聞こえた。「生き続けて欲しい」と。
かつてかけられた、願いという名の呪いは瞬く間に身体を満たす。渇けど渇けど潤す意思は芽生えずに、しかし、限界に達すれば彼女の願いが意思として、己に宿る。
――我ながら随分と遅い目覚めだ。
と、やはり他人事のように考えた。]
…………、知ってました。
[表情に悲痛を滲ませながらシモンに応える。>>103
だが。
これだけでは、フリーデルが外に出ると知っていて止めなかったと思われてしまうかもしれないと、
冷静に思考を巡らせることも出来ていて]
あたしも、同じですよ……シモンさんと。
止められるものなら最初からそうしていました。
[思考を巡らせた先には、
ジムゾンを止められなかったというシモンへの、ひとかけらの共感もあった。>>54
あの時のシモンの様子が、人の皮をかぶったばけものが作り出した仮面だというなら、
自分は見事に騙されていることになるが。
さりとて偽りだとも思えずにいる]
/*
にゃーん
ニコさんは最後まで残して欲しいと勝手に思ってしまうあたしである
ヤコブさんが後を引き継いで人狼を狩れそうならその限りではない
あたしは最後まで残るには縁故的に弱い、けど……(遠い目
―食料庫―
[エルナを連れて来たのは食料庫だった。
この時間ならば誰かが来ることもないだろうし、自分の部屋に連れ込むというのも些か抵抗がある。
2人になればその手を離し、ばつの悪い顔で謝罪した]
……済まない。驚かせた、いや、怖がらせてしまったかな。
シモンさんにいろいろと言われて、自分が今まで縋ってきた教えを、自分のすべてを否定されたようで……どうしても、抑えることが出来なかった。
[深く、深く、息を吐く。
髪に付いた雪が溶け、ぽたりと足元に水滴が落ちた。
本題に移ろうと、口を開きかけ、そして閉じ、漸く選んだ言葉も……飲み込んだ]
[重い沈黙が流れ、やがて意を決したようにぽつ、と言葉を漏らす]
……これは誰にも、幼馴染達にも話していない事なんだけど
僕は昔、母と共に異端者として捕らえられ、拷問されていた過去がある。……ここから、遠く遠く離れた街でのことで、もう20年近く前になるのかな。
悪魔と契約を交わし、天候を操り、雨を呼ぶ者だと。魔女と悪魔の子と罵られていた。
[女性に話すことではないと、内容を選んで話す言葉は途切れがちで、表情も重く苦しいものになる]
……それでも、母の、おかげで、
命からがら逃げ出すことは……出来たけれど
それでも、僕の体には、異端者の烙印は残されたままだ。
――エルナ。
僕も、生きているだけで罪なんだろうか。
[感情を押しつぶすようなその声は、どこか救いを求める子供のようで。ごめん、と口の中で呟き、エルナの体を抱き寄せた。冷気に晒されていた男の体は、ひどく冷たく――
しかしかすかに震えているのは、そのせいだけではない]
こんな時に言うのも――いや、こんな時だからこそ、か。
僕はね、あのテープを使ったエプロンが完成するのを楽しみにしているんだ。
春がくれば、また旅に出るけれど、冬になれば戻ってくる。次は何を、お土産にしようか。
[腕の中の彼女に語る言葉は遠く、この騒動の先を見ていて、それは自分に言い聞かせるようでもあった]
[やがて体の震えは治まり、腕を緩めて彼女を離した]
……僕は、君の笑顔と前向きさに、どれだけ救われてきたか分からない。
この世に救いなんてないと思っていたけれど、それでも君と話していると、気持ちが楽になるのを感じていたんだ。
……ありがとう。
[これからすることを思えば、生きて帰れる保証などどこにもないのだけれど、フリーデルとことがあったばかりでそれを告げるのは――余りに酷だ。
だから何も言わず、帰る標となるように、エルナの瞳を心に焼き付けて――
ひとり、食料庫を出た**]
―談話室―
[神父とシスターが死んだらしい。
リゼットの瞳が僅かに揺れて、悼む様に顔を伏せる。
そのまま、ソファの上で膝を抱えたままで、大人たちが疑いあう様を聞いていた]
理由なんか、もう、必要ないじゃないですか。
どうせ、……みんな、自分以外が死ななきゃ安心できないくせに。
だって、パメラさんが言った通り、村に人狼がどれだけいるかなんて、
あいつら以外に分からない。
もし、人狼がいなくなったって……
誰にも確かめようなんて……ないのに。
[彼らが口実を探すのはきっと――人を殺す自分を正当化するためか、他の村人を殺しに加担させるため。
吐き棄てるように呟く少女は、村人の上に悪意の獣を見る]
[やがて、リゼットは立ち上がり談話室を後にする。
何処へ行くのかと問われれば
『明るいうちに部屋で仮眠を取る』と嘘の理由を告げて。
外套とマフラーを手に宿の外に出ると、村の外側へと繋がる細い山道に向けて歩き出した]
[進む様子の見られない議論に最初こそ憤ったものの、途中からは退屈そうに眺めるに留めていたら。
それまで動く様子のなかったリゼットが何事か小さく呟いた >>122 のが見えて。
軽く目を見開き、そちらをじっと見る。
……しばらくすると、立ち上がりってどこかへと歩いて行ったのが見え。その先は……人間はおろか人狼ですら通ることが出来ないであろう、危険な山道。>>123
その歩みはまるで、冥府へと自ら歩き出しているようにすら見えて。
蹴るべき大地こそもうないものの、フリーデルはそこで、反射的に立ち上がる。]
……リゼットさん!
……リゼットさん!やめなさい!!
………戻りなさい!!リゼット!!!
[いくら叫んでも。
亡霊の声など届くわけがない。そんなことは、とうに解っているのに。
祈ることと叫ぶことを、止められなかった]
[が、続く言葉を聞けば、その表情が僅かに強張った。]
僕、は――…っ
[ごくり、唾を飲み込む。
その表情が平静ではないことは、傍目にもわかるだろうか。]
我儘なんて……そんなこと、言ってしまったら……。
[“僕がペーターじゃないって、バレてしまうかもしれない……”
喉元まで出かかる言葉を、強引に飲み込む。
僅かに唇を噛みしめながら顔を上げ、小さく笑った。]
/*
吊りに向けて動いていいのかまだちょっとわからない。
もう少し様子を見て誰も動いていないようなら、動くかなぁ……?
[エルナの悲痛な表情と補足>>114に、了解を含めて一言だけ答える。]
……そうか。
[未だエルナを人間と確信するには至らないが、自分と同じと言われると、フリーデルの外出を知っていただけで積極的に疑う気になれない。
完璧に捕獲するか怪我を負わせる仕掛けを念頭に置いていたので、大きな音>>115の罠について考え込む。因みに実行しない事情には、人狼以外の人に害が及ぶ懸念も含まれていた。]
それは思いつかなかった。何かできないか考えてみる。
[エルナの気持ちを汲んでそう答えたものの。残念なことに談話室で相談しているから、見破られる可能性は高いだろうと思っている。]
/*
恐らく口論してたのが朝?昼?で、ヨアヒムが戻ってきたのが昼過ぎだから、口論続いててもおかしくはないけども。
カオスなことになっている…。
―厨房―
[花瓶らしき欠片は厨房の隅に固めて置かれていた。
怪我をしたペーターに始末させるとは思えないから、恐らくシモンか、もしくは手当を手伝ったというオットーが置いたのだろう。
手を切らないよう大き目の欠片を手に取り、パズルのように組み合わせていく。
徐々に花瓶の形に近づくにつれて、あることに気づいた。
割れ方が不自然だ。
ペーターが言う通り、もみ合っているうちに花瓶にぶつかった>>60というなら、花瓶は薄い側面から割れているはずだ。
しかし、最も損傷が激しいのは分厚く頑丈な底面近く。
まるで、その花瓶で誰かを殴ったかのような――]
・・・・・・。
[もみ合った拍子に落ちたのだとか、いくらでも言い逃れできそうな証拠ではある。
しかし、さっきニコラスが言っていたことを踏まえると、やはり不自然だ。]
…揺さぶる材料にはなるか。
[追い詰めるなら、確証でなくていい。
花瓶の欠片を近くにあった布でくるむと、再び談話室へと向かった。]
―村の外れ・外界へと続く道―
[村の境界を示す杭の前で足を止める。
切り立つ崖に沿って外へと連なる道は雪に覆われていた。
これではとても、村の外へ逃げるなど叶わない。
耳元を、絶えず谷底から吹き上がる風が吹き抜けていく]
――……。
[二年前、逃走したリゼットを追った人買いは、
この崖の道を踏み外して奈落へと落ちた。
否、捕まえようとする人買いに抵抗し、突き落としたのは少女の手だ。
絶望の表情を浮かべ、暗き谷底へと落ちていく人買い。
そのとき少女は、彼の双眸に映る自分自身の――悪意に染まった瞳を見たのだ]
[捲っていれば、談話室を出入りする人の姿が目に入ることもあったけれど、特段気にすることもなく。
傷んだページを繰る手は止めずに居た。
それでも、とある場所を目にすれば、指を離して、数秒。
――…
考え込むように動きを止めて、そろりと辺りを見回す。
何か書くものは…という思考からであったけれど、存外近くにペンが転がっていた。
青年は、見つけたペンを服の中へ放り入れ、本を脇へ抱えると談話室を後にする。
向かうのは自室へと。考え事をしていたから、誰と行き合ったにしろ声がかからなければ気付かなかっただろう。]
/*
い、言い争いが始まる前に自室にダイナミック直帰をだな…。
せいねん ヨアヒム は ふるい ぎじろく をてにいれた!
[頭に浮かぶのはペーターの手当てをするオットー。
軍に入るとき家族を失ったと思い、もう二度とそんな存在は手に入れられないと諦めている自分には、その光景はとても眩しく見えた。
だが一方で、思いがけず自分が疑われた経験から、わがままをきっかけに人狼と疑われることを懸念しているかもと考えた。誰もが疑心暗鬼になっている中では、何処に疑惑の種が転がっているか分からない。
そこでこんな言葉をかける。]
そんなに心配しなくても、人には情があるんだ。一緒に暮らして、一緒に飯を食べているだけで、相手を大切に思う気持ちが出てくる。例えお前が何者であっても、だ。
[ペーターがペーターでない可能性は全く考えず。人狼と疑われることと、家族に否定されることは別物だとの思いでペーターを説得した。
お礼を言われると、俺は片付けをするわと宣言して、ペーターから離れて食器類をまとめはじめた。]
/*
えーと。派手に疑われて、吊りの流れになったら死ぬ間際に自分がペーターでないことを明かそう、かな……?
うまくいくだろうか。
/*
やりたいことをやってるとソロールになってしまう感じ。
話しかけに行ってもいいんだが、ニコラスと因縁あるくさいのでそっちからのタッチを待ちたい俺…。
いや、こっちから行けばいいのん?
でもニコラスの現在地がわからにゃい…。
…さあ、どう弁明する?
[そこで初めてペーターと、いたならシモンにも目を向けた。
その視線は鋭く、冷たく。
返答次第では、殺すことも厭わない。
そんな目だった。]**
/*
シモン&ロリショタ陣営とヤコブ&ニコラス陣営に分かれている?
狼's完全に蚊帳の外…。いや、入りにいかないのが悪いんだけどな。あああ(ゴロゴロ
ヤコブの推理ショーみたいなのが始まってる…
[許されるなど、考えたこともなかった。
自分の正体を知ってなお、誰かが受け入れてくれるなど――…
何より、自分の内なる存在が、自分を受け入れられていないのだ。
自分以外の誰が受け入れてくれるというのか。
ずっと、そう思っていた。
だからこそ、シモンの言葉が不思議で。
その意味を、計りかねていた。]
(あぁ……やはり、そうだ。
この人だって、僕を受け入れるつもりなんてないんだ)
[そうと思えば、自然と苦笑いが零れる。
彼に向けられるのは、嘲るような声。]
[突然立ち上がり、談話室を出ようとするリゼット>>123に声をかける。]
急にどうした?何処へ行く?
[仮眠を取ると聞いて、それ以上は追求せずに分かったと頷いた。
”理由なんて必要ない。”>>122と言ったときのリゼットの表情が頭にこびりついて、嘘の可能性すら考えてもみない。
今更ながら、”みんな、自分以外が死ななきゃ安心できないくせに。”との言葉は、ニコラスの皆殺し発言が、シモンは誰であろうとも殺せるとの意見が引き出したと考えている。
自分への疑いは仕方がないと諦めがついても、そんな思いを少女に抱かせたニコラスは許せない。]
[食器をワゴンに乗せて厨房に運ぼうとしたら、ヤコブが包みをテーブルに広げる>>136。何を始める気だ?と思いながら、花瓶の組み立てをじっと見つめた。]
……。
[不自然な点が多いと言われても黙っていたが、どう弁明する?と問われて>>137、初めて返答した。]
俺が自分が花瓶に言及した>>44ときは見ても無駄>>51と一刀両断した癖に。一体どういう風の吹き回しでこんなもん持ってきたんだ?
というか弁明も何も、俺の言い分は倉庫にいたらペーターの叫び声が聞こえて、慌てて廊下に出たら、怪我をしているペーターとジムゾンを見つけた。
それからジムゾンが自発的に外に出ると言い出して止められなかった。
これを覆す気はない!
[ヤコブの目に宿る意味を理解していながら、明確に抗う姿勢を見せた。]
―幽界、村の外れ上空より―
[リゼットは、そこに佇み、進むでも戻るでもなく佇んでいた。>>132
少なくとも、村から独り、無謀にも出て行くつもりでも、
何もかも絶望してそこから飛び降りるつもりでもなかったのだと。
その事には、僅かに安堵もしたが。]
………
[だが。
リゼットの表情には、何か思いつめたものが見えなくもなかった。
死してなお心配性な自分の性、というだけなのかもしれなかったが。
それでも、今は目を離せなかった]
別に、仕返しなんてつもりはないよ。
ただ――……。
[続く言葉は、低く、ため息混じりに。]
どうせ、死ぬなら……
誰に殺されたって、一緒だよねって。
[ヤコブに向ける眼差しは、全てを諦めきったかのようで。
先ほどまで見えていた敵意も消えて、
ただ、苦笑いを浮かべていた。]
そうして、皆でこの村を滅ぼすんでしょ?
そうだよ。あの本にあった村も、人狼が滅ぼしたんじゃない。
きっと、こうやって村の人達の手によって滅んだんだ。
[続く声は、むしろ楽しげで。
待ち受ける未来を、嘲笑うかのように。]
どうせ、このままずっと、死ぬまで
“ペーター”に苦しめられていかなきゃいけないんだ。
[ぽたり。少年の頬に、涙が零れる。]
それなら、いっそ――……、
[ひと思いに、殺せばいい――。
続く言葉は、声にはならず。
ただ、ヤコブを見つめる視線に籠められた。]
[結局、どこにも逃げ場は無い。
このまま谷底へと身を投げてしまえば、楽になれるかもしれない。
少なくとも、殺されることに怯える恐怖からは解放される。
ごうごうと響く風鳴りは、死者の呻きのようにリゼットを招く。
その声に誘われるように奈落へと踏み出しかけた、
そのとき――
突如向きを変えた風に、小さな体は崖側へと吹き飛ばされた]
[倒れた少女のすぐ目の前を、雪の塊が暗い底へと落ちて行く。
ばらり崩れ散る雪塊から目が離せぬまま、リゼットの唇が震えた]
……う、……うっ。
[ぼろぼろと涙が零れ、喉元に嗚咽がこみ上げる。
声をあげて泣いてしまったら、もう、この場から動けなくなるから。
震える足を懸命に踏みしめて立ち上がり、ふらふらと歩き出した]
愚かなこと。
こんなことで、僕から逃げようだなんて……。
[意識の奥底では、もう一人の“ペーター”がくすくすと笑みを零す。]
獣に喰わせるのも、面白いかと思ったのだけど……。
それなら、それでいい。
許されないまま、死ね。
[少年の内で、無慈悲な声が響いた。]
―自室―
[部屋へと戻るなり、膝を折って寝台に肘を付く。
肌身離さず持ち歩いてきたロザリオを手に掛けて、祈りを捧げる。
それは
ここにいる彼ら、彼女らのこれからの幸いと
天上から見守り、導き、肉体と魂が離れたときにはすべての罪を許し、救済と安息を願うものだった――]
[気が変わったとのヤコブの言葉>>147に、下手に取り繕うとしない分、本当の意見かもしれないと考えた。特に反論せず、そうかとだけ答える。]
嗚呼、見ていないね。
[ヤコブの言葉に首を縦に振りながら、そういえばその点は詳しく説明してなかったなと思い出した。だがペーターへの疑惑?>>148には一瞬絶句する。]
ペーターがジムゾンを?一体何のために?
いや、ジムゾンがペーターを襲ったと100%確信していた訳ではないんだが……。
[その途端、疑えばいいと言ったジムゾンの顔が浮かぶ。
ペーターの言葉が正しいと無条件で受け入れた訳ではなかった。だがヤコブに言った疑問がどうしても解決できず、ペーターが嘘を言ったとも考えられない。]
……。
[どう判断したものか悩んだ結果、ヤコブには何も答えずペーターを見つめた。]
農夫 ヤコブは、少年 ペーター を投票先に選びました。
本物の“ペーター”は、もう死んだんだ。
あの、冬の日に。
僕は――…ただの、亡霊だよ。
[かつて、ペーターにハンスという名の双子が居たことを、
その場に居る皆は覚えているだろうか。
二人は瓜二つで、見た目には、誰も区別がつけられなかったという。]
―自室―
[自室へと戻れば、古びた本に何やらペンで書き付けていた。
綴るのは、それまで書かれた記録と同じような記録であり、男の記憶でもあった。
勿論、その目で見ていないことは記録しようもないから、己の知ることだけを。
一通り…、シスターの最期の言葉まで記したところで筆を置く。
外を眺めれば、斜陽が部屋の中へと差していた。]
少女 リーザは、少年 ペーター を投票先に選びました。
/*
中身はニコラスに殺される気満々だけれど、このヨアヒムとかいうやつは殺す気満々なんだよなあ。
どうなるのか僕にもわかりません!
[ヤコブを見つめる目に諦めを宿し>>150、涙を零す>>152ペーターを見て胸が痛くなる。
ここでペーターの証言は嘘だったのかと思ったが、何故か責める気にはなれなかった。理由は自分でもよく分からない。ただジムゾンを、友人を信じきれなかったことを後悔した。]
……。
[黙ったまま二人のやりときに耳を傾けていると、ヤコブの問い>>159に自分は亡霊だと>>163ペーターが答えた。
そういえば、レジーナからはペーターは双子の片割れだと聞いていたことを思い出す。入れ替わっていたのか?と懺悔の言葉から想像した。
ナイフを突きつけるヤコブが何をするか分かっていながら、それを制止することなく少年に向かって低い声で呟いた。]
お前の本当の名前が何であれ、マルメロを取ってきてくれたり、ミルクやチーズを運んでくれたりしたことは、間違いなくお前がしてくれたことだ。俺は感謝しているよ。
ありがとう。
―ヨアヒムの部屋―
[ヨアヒムの部屋の前まで辿り着くと、一度ためらった後、その扉をノックする。
中から、返答はあっただろうか]
旅人 ニコラスは、少年 ペーター を投票先に選びました。
……なんだろう。
[藁を除けてみると、埋まっていたのは透明な液体の入った小瓶だった。
蓋を開けて嗅いでみるが、匂いはない。
匂いがあったところでリゼットに瓶の中の液体の正体など分かるはずもなかった。
けれど、狩人小屋にある液体だ。狩りに使う為の何らかの薬である位はリゼットにも想像はつく]
――……。
[しばらくの間、掌の中の小瓶を思いつめたように見つめる。
――これは賭けだ。
非力な少女がまともな方法で人狼や殺しに来る大人と対峙できるわけがない。切り札が必要だった。
もし薬が致死性の毒薬ならば、こんな無造作に狩人小屋に置きざりにされているはずがない。
そう信じて、薬の効果を知るために震える指先を僅かに小瓶に沈め、ほんの一雫を舐め取った]
[不思議と痛みはなかった。
ただ、胸元が焼けるように熱かった。
じわり、感覚が全身へと広がっていく。
それに伴い、少しずつ身体の力が抜けて――…。]
………………あぁ……っ
/*
これほんっとーに最終日まで続くんだろうかいろんな意味で(なにとはなしに
その前にあたしがちゃんとヨアさんと対決できるのかっつー……
ちなみにナカノヒトから見ればヨアヒムチップの赤率はすげぇ
[薬は苦く、ぴり、と舌先が痺れた]
――……。
[数分が経った頃になると、口元にも痺れがうつり、唇の端から涎が落ちた。
小瓶の薬はどうやら麻痺毒のようだった。
だが、この後、毒がまわって死んでしまう可能性は否定できない。
寝藁に横たわり目を閉じる。
このまま眼が覚めなければ、その方が幸せかもしれないと思いながら、
抗えないほどに大きくなった眠気に身を委ねた]
負傷兵 シモンは、少年 ペーター を投票先に選びました。
[対峙する旅人は何処か常と違うように感じて。
問いがかかれば口の端を吊り上げて、笑った。]
――…なあ、ニコラス。
お前は、俺の、何を知ってんだ?
[質問に質問で返しながら、立ち上がれば"幼馴染"と向かい合うように立つ。
首を傾げれば、言いたい事は伝わっただろうか。
逆光の降る男の顔はじぃ…と相手の瞳を見つめている。]
[動かなくなったペーターを仰向けに寝かせると、胸の血が床や絨毯に落ちないようタオルを置く。流石に血を止める効果はない。
膝をつくヤコブ>>185にもタオルを投げ、静かに声をかけた。]
あとのことは俺に任せろ。お前は風呂に入ってこい。
[何故それほど震えているかは敢えて問わない。
慣れないなと自嘲気味な笑い>>187を聞いても、自分が代わりにやった方が良かったか?とも言わなかった。ペーターを疑ったことも、手を下したことも、ヤコブ本人がやると決めたからには、自分が口を出すべきではないと思っている。]
殺人なんて、慣れないくらいでちょうどいい。ためらいがなくなったらお仕舞いだ。
[ただ一言、ぼそりと呟いた。]
だけど、今の君は、僕の知っているヨアヒムじゃない。
――君の背後に、獣の影が視える。
ヨアヒム。君が、『そう』なんだろう?
……いつからだ?
―幽界―
[狩人小屋へと潜り込んだリゼット>>168に、悲しげな視線を向けつつ。
昏睡状態とは言え、息はありそうと思えた。一端は安堵を。
そして視線を変えれば……
死する直前に確かに見た“人狼”に、独り立ち向かう姿――― >>170
―――それがよりにもよって、ニコラスであったことに目を疑い。
震える声で。
届かぬと知っても、なお哀願する。]
……やめて………!
……お願いっ………!
[エルナがニコラスに向ける想いには、気づいていたつもりではあって。きっとそうなんだろうと密かに応援もしていた。
自分がいなくなることを告げてもきっと、立ち直れるだろうと踏んでいたのは彼の存在もある。
いずれはエルナやニコラスが襲撃を受けることを危惧しなかったわけではない。だが。
まさかこんなにも、その日が早く来るなんて。
本当はこの先は見たくなかった。だが。役目とは言え皆を置いて死したる自分は、せめて目を逸らしてはならないと。目を背けたくなる自分を必死で抑えて、その光景を見続ける]
/*来たら凄いことになっててびっくり。
てか、PL視点混ぜ込まれてるところについては表ではどこまで突っ込んで良いんだろう。突っ込むとしたらシモンとヤコブを人狼に仕立て上げるくらいしか思いつかないんだけど。
ペーターの証言が嘘でも、ペーターが狼側である証明にもジムゾンが無実である証明にもならないよね。もみ合ってその中で殺しちゃったけど怖くなって事故に仕立て上げちゃった可能性とか?
まぁ、こっちが考えすぎなだけか。
/*
人狼騒動で幼馴染が狼というぱてーんが3村連続というw
実は別のキャラを使うつもりでPC設定していたんだけど、既に使われていたから即興で練り直したんだよねぇ。結果、美味しい展開になりましt
/*てか、やっぱりPL視点の混入を避けるって難しいよね。と、直近の流れ読んで色々。
何でこんなどうでも良いこと呟いているかと言うと、どうやって入っていくか掴みあぐねているから。さて、どうしようかなぁ。RP村のコアズレってガチ村以上に難しい気がする。
[どれほどの時間、眠っていたのだろう。
顔を上げて口元を拭った。
外は暗かったが、まだ夜には至らない。
リゼットは立ち上がると、狩人小屋の壁に掛けられていた、
二振りの山刀のうち小振りのものを手に取り振ってみた。
子供が扱うには大きく重いが、扱えない程ではない。
それから鞘に納めた山刀を胸の前に掛けてから外套を着て、その場でくるり回り、軽く跳ねてみる。
山刀は外からは目立たず、動きの邪魔にもならないようだと
確認すると、小屋を後にして宿へと小走りに駆け出した。
そうして見つからないよう、宿の二階の自室に戻ると、ベッドに潜り込んだ]
パン屋 オットーは、少年 ペーター を投票先に選びました。
パン屋 オットーは、旅人 ニコラス を能力(襲う)の対象に選びました。
["幼馴染"の羅列する要素を一つ一つ指折り数えていた男だったけれど、やがて、口にされる決定的な文言>>190に対しては薄笑う口はそのまま、さあて、ね。なんて肩をすくめてみせた。]
――…俺は、間違いなくアンタが幼い頃から知っている"ヨアヒム"だよ。それだけは間違いないさ。
[自分が何を告解しようとしているのか、分からない。ただ、分からないなりに、口を突いて出るまま言葉を押し出した。]
――…ただ。
何時からか、覚えちゃいない。
渇いて渇いて渇いて渇いてどうしようもなくなった…ってだけ、で。
[ふいと目を逸らしたのは、何故だろう。
矢張り、男には分からなかった。]
/*
そういえば、狼の時は男か獣、人ぽい時は青年というト書きにしているとかそんなことをここで告白しておこう…。
いや、赤全然使えてないんだけどさああああ
―ヨアヒムの部屋の前―
[ペーターに関わる騒動を尻目に、談話室を後にして、ヨアヒムの部屋の前まで移動する。論理も何もあったものじゃない。と、侮蔑するような言葉でも置いていこうかと考えたが、生憎と誰かを侮蔑できるような感情など持ち合わせていなかった。談話室でもほとんど気配を絶っていた己の移動に気が付いたものは、恐らくいないだろう。あの場は既に、“死”が圧倒的な存在感を誇示して、支配をはじめている。]
……。
[ヨアヒムの部屋には今、ニコラスもいるのだろう。話し声が聞こえる。もしものことがあるならば、すぐにでも突入を決め込もうと、感覚を研ぎ澄ませる。]
[…はそのまま、ヨアヒムの部屋の前でしばらくじっとしていただろうか。或いは、己の存在に気が付いたヨアヒムが招き入れてくることもあるかもしれない。とにかく今は――
――ただひたすらに極限にまで溜めこんだ“渇”きが辛かった。]
― 宿屋→仕立て屋 ―
[部屋に置きっぱなしの上着を羽織り、
漏れ聞こえる議論の声を背に宿屋を出た。
雪を踏みしめ歩くにつれ、不安は形をなしていったから、
自宅でもある仕立て屋に到着すれば、迷うことなく武器になりそうなものを探した。
護身用武器というものは持っていない。
刃物なら料理に使う包丁と、――仕事に使う裁ちばさみがある。
少し逡巡した末に両方とも、刃先を布でくるんで上着の懐に忍ばせた。
そうして入口から外に出ればふと、店名を記した看板をまじまじと見つめていた]
[
たとえ空が雲に覆われていてもはっきりと見える。
だが今浮かべるべきはこの色ではない。
不安が形になってしまうより先に、人狼を、見つけ出して―――]
―談話室―
[>>102うーんと考え込むシモンの返事にあぁ、確かにと頷く。]
確かに...、一晩に1人しか出てないわね。
私も多分2人かな、とは思う。1人ではなさそうってのはあるのよね。
誰が人狼か分からない以上、2、3人いるで、考えた方がいいわね。
まぁ…雪が積もった山道は危険行為よ。
[踏み外したら、どうなるかは安易に想像がつく。
お礼を言われれば]
お礼を言われるほどないわよ。
もしかしたら、私が人狼かもしれないわよ?
人狼じゃないとも証明はできないし、ね。
[肩をすくめ、困った笑みを浮かべる。
人狼ではないのは、口ではなんとでも言えるからだ。]
/*
あまりにニコさんとのことでもだえるひまがないというか
E:はさみというあたりで別のあかつきさん組を思い出してt しかも今年の方
―宿屋・二階自室―
[麻痺毒の存在は誰にも知られてはならない。
リゼットが少しでも脅威になると、人狼や大人たちに思われたら終わりだ。
無為で非力な小娘であることを利用しろ。
そうすれば奴らの目も欺けると、ヤコブとの一件が教えてくれた。
手にした切り札を使いこなせれば、生き残れるはず。
ポケットの中の小瓶を握る掌に汗が滲んだ**]
――ニコラス。
[もしヨアヒムが迎え撃たなければ、音も気配も無く、まるで陰から具現して来たかのごとく、己が幼馴染の背後へ現れるだろう。声をかけなければ、瞬く間に、一つの吐息と共に、その息吹を摘み取れたかもしれない。それでも、何故か声をかけた。それに対して、彼はどのような反応を見せるだろうか。]
――…
[逸らした目のままに、ぴくり。と肩を揺らしたのは扉の外に同胞の気配>>197を感じたからで。
そんなことは向かいに立つ"人間"には知りようもないから、もしも気付いたなら何か思ったかもしれない。]
――…あァ、無理だな。
幾ら潤そうと、…ヒトを喰らうまでは。
[飛んだ疑問>>198は即座に切って捨てる。
最早、自分がヒトではないと告白しているのに代わりはないけれど、朝方から消えることなく重く頭を蝕む何かは常よりも男を饒舌にしていた。]
……終わりに?
[意味が分からずに問い返す。
相手が近付くならばその分だけ後ろへと下がった。]
―2F自室―
[2階に、上がって借りている部屋へ入ると、
しばし考えたのち
毛布を包んで、ドアの側に腰を下ろす]
そこまで警戒することは、ない、かしらね?
[自分の行動に、苦笑して目を閉じた**]
投票を委任します。
村娘 パメラは、負傷兵 シモン に投票を委任しました。
委任しても大丈夫か。PL視点。
とりあえずねるぅぅぅ
明日雪なの!絶対早目に起きないと詰む!
おやすみなさいませ。
死亡フラグとか死亡フラグとかそろそろ_(:3」∠)_デキテナイ
表情一覧みながらでないと、まだ使うの迷うな…。
― 宿屋談話室・少し前 ―
[一人ではなさそう言うパメラ>>202に、なるほどと耳を傾ける。
この時点ではペーターが嘘を言ったと知らなかったから、招いたとの表現は複数相手に思えることと、慎重に何人もいると気を引き締めた方がいいと答える。]
そりゃ俺も同じだ。俺だって人間の証明ができない以上、疑いの余地はある。
[人狼かもと困った笑いを浮かべるパメラにあっさりと告げたあと、そっと声を潜めた。]
俺が見たところ、リゼットの様子がおかしいように感じる。というか、ニコラスの言葉に大分影響を受けているようだ。
一緒に暮らしているパメラは、リゼットについて俺が知らないことも理解できていると思うから、よろしく頼んだぞ。
[少女のことを依頼する言葉を告げて、会話を終了させた。]
[まず床に落ちた返り血を掃除する。それからワゴンで朝飯に使った食器を運び、厨房で洗って片付けた。まるでそうしろと命令された使用人の如く機械的に作業を進める。
談話室に戻ったあとは、細々した宿屋の仕事を片付けた。何があったか問われたら、ヤコブとペーターの会話を再現しながら説明する。**]
―ニコラスの部屋―
[主のいなくなった部屋。その机の引き出しの中に、一通の手紙が残されていた。
表にはただ、『エルナへ』とだけ記されていた]
―エルナへの手紙―
君がこの手紙を読んでいるということは、おそらく僕はもう死んでいるのだろう。
約束を果たすことが出来なくて済まない。
僕は君の笑顔と明るさに随分と救われたし、旅から帰る標だった。きっと、皆の事も元気づけてくれるだろう。だからどうか、その笑顔を忘れないで、生きて幸せになって欲しいんだ。
ひとつ、伝えておかなければならないことがある。
僕には、獣に取り憑かれた人間と、そうでない人間が、全てではないけれど視える力がある。
……黙っていて済まなかった。だけどそれを口にしたら、きっと、僕も彼も異端者として裁かれてしまうような気がして、誰にも言えなかった。
君にとっては酷な事だと言うことは分かっているけれど、頼みがある。
どうか、ヨアヒムを救ってやって欲しいんだ。
あいつは、今、黒い獣に飲まれている。このままでは、欲望に任せたまま村を滅ぼしてしまうだろうから。
僕の抱えていた過去を、受け止めてくれてありがとう。
さようなら。
P.S.
本当は、エプロンが出来上がったら、髪に挿そうと思っていたんだけれどね。
もし良ければ、使って欲しいんだ。君に、よく似合うと思うから。
[同封されていたのは、エルナの瞳の色に合わせた、フリントストーンの髪飾り**]
/*ニコラスさんありがとうございます……(;_:)
でも、赤で「行っても良いかい?」的な感じでヨアヒムに聲を聞かせるのが正解だったのかなーと今更ながらに。RP難しい。
[今朝見つけたという、勝手口から3Fまで続いていたという水のあと。
それについて詳細を問い、答えを聞いてから自室へと戻った。
やがて陽は落ちる。
安穏な時間は終わりを告げ、―――すべてを塗り替える夜が降りてくる**]
「くだらない?」
「くだらないね。ちっぽけな人生だった」
「楽しくない?」
「楽しくもないね。短い間だった」
「許された?」
「許されたも何も。咎めていたのは、君自身じゃないか」
「僕を憎んでた?」
「僕を憎んでたよ。そもそも、僕は君で、君は僕だ」
「殺したいほどに?」
「殺したいほどに。死ねば、僕らはまた一つになれる」
「死んでからも?」
「死んでからも。もっとも――…あぁ。そうさ」
「じゃ、この声は誰の声?」
「そう、この声は僕の声。孤独に耐えかねた僕の声。
つまりは、君の声。
死んだペーターは、もうしゃべれない。
恨みも抱けない」
[男の足が地へと着く頃にはその身は多少なりと人の身から離れた姿であったかもしれない。
夜の帳の降りたばかりの頃。
誰かに見られていようといまいと、暫し自室の窓を見上げていた男は、静かにその場を離れる。
不機嫌に目を細めるのは、自室で寝るわけに行かなくなってしまったから…だけではなくて、もやもやと胸に澱む不透明な感情のせいもあるのか。さてはて。
――…何れにしろ行き場を失った獣は、森の奥の棲家へと再びその身を戻したのだった。
……月の霞むその日の夜更けに、幾度か獣の遠吠えが静寂を裂いたけれど、それを聞いたものはあったのか、*どうか。*]
―幼い頃の思い出―
「ハンス、待ってよ……!!」
やーい、ペーターののろまーっ
[少年の言葉に、もう一人の同じ顔をした少年が涙ぐむ。]
のろまな上に、泣き虫なんだから。
ペーターは。
「なんだよ。ハンスの方が、本当は寂しがり屋じゃないか」
別に寂しくなんかないよ。
むしろ、いつも誰かさんが一緒で、邪魔なくらいだ。
一人になることなんかないしー。
[そう言った数日後、少年は突然天涯孤独の身となる。
魂の半身との、予期せぬ別れ。
幼い心は耐えきれず、二つに引き裂かた。]
[憎しみという感情を伴って生まれた、もう一人の自分。
ペーターの姿をもって、彼を苦しめ続けてきた。
あぁ、でも、本当は。
最初に願ったことは――…]
[孤独に耐えきれなかった幼い心は、
自らの魂が発する呪詛の言葉に飲み込まれる。
それでも、なお。
半身への渇望は、止むことはない。]
[罪悪感に捕らわれても。
ペーターの声を聞くこと。
ペーターとして生きること。
それだけが、彼にとっての【日常】だった――。**]
――心得ている。
[「汚すなよ」と言われれば>>218、清流のような声色で応える。放たれた声は夜闇の鎖に絡め取られるかのように、影へと溶けて消失した。]
悪いね。既に知っているかもしれないけれど、僕は気の利いたことが言えないんだ。
――僕には感情が存在しないから。
[近寄りながら、呼吸の一部であるかのように、まるで店で接客しているかのように、平然と告げる。告げられた声に、ニコラスはどのような反応を示しただろうか。]
せめて、君が苦しまないで散ることを願うよ。
[口先では告げるものの、実際にはニコラスに対して何かを願うことなどできないのだった。そのような感情は持ち合わせていない。
己は先日ヤコブに対して放ったような殺気>>2:170をニコラスへ向けようと、その瞳を覗き込む。しかし、それはすんでのところで思いとどまった。
窓から差し込む光が彼の髪を、肌を滑り、雫のように堕ちていくかのように見えるのだった。艶美な月の光のようで、それでいてどこか禁忌めいていて、感情を持たないなりに、殺気などという無粋なものを向ける気にはなれなかった。
――それならそれで、構わない。
殺気はあくまで戦闘行為の手段の一つでしかなく、殺意すら持ち合わせない己には不必要なものだった。]
――さようなら。
[別れを告げる声は、彼にはどのように聴こえただろうか。まるで平時であるかのような声色に、殺気さえ込められていないその声は、或いはこの場に於いて殺気以上に無粋なものかもしれない。殺意を帯びない殺しほど恐ろしいものはないと、かつて教わったことがある。
別れを告げると、己は空間の波長と合わせるように、夜闇と一体であるかのように、この場で流れる月明かりと呼吸を同調させて、遂にその意識を刈り取るのだった。
頸椎の辺りへ手刀を一閃だけ落とし、窓から外へ躍り出ると、今度はそこを抉り出す。途端に、密度の高い血と“死”の香りが鼻腔をくすぐるのだった。この一瞬で、コップ一杯の水を飲み干すのにも満たない煌めきの中で、果たして彼はどこまで意識を保っていたのだろうか。]
僕にかけられた呪いは誰にも解けはしない。解かさせやしない。
[最後に鎖状の約言を呟くと、宿から少し離れた森の中で夢中になって貪った。空っぽな自身の中身を埋めるように。“渇”きを潤すように。]
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のーぷらんで入った上にあれこれ纏めないうちに描写していったら
わけのわからないキャラになりました。
ごめんなさい。
/*
そしてすぐ上に赤ログが(*ノノ)
もっと赤で遊べば良かったかなぁ。
あまり役に立たない狂人で申し訳ない……。
そして、「少年ペーター」で入っておいて、
「実はペーターじゃなかった」
……自分でびっくりだ。
/*
ペータアアアアア!!!
こ、こいつ…最後まで泣かせやがって…!
赤が少なくてごめんよおおお…全然お話できず…。
また墓下かエピで会おう…。あと、ニコラスも。
そして、これで独り言を使い切るっていうね。
もう俺…喋り過ぎかもしれない…。いや、喋り過ぎ…
青年 ヨアヒムは、少年 ペーター を投票先に選びました。
―ヨアヒムの部屋―
[背後から聞こえた声は、振り返らずともそれが誰のものかと言うことくらいはわかる。
そしてこれから、自分がどうなるかも]
……ああ。
オットー、君も『そう』だったのか。
[振り返ると、見慣れた友の姿が、感情の乏しい顔が、何も変わらないままそこにあった。
目をのぞき込まれても、彼の瞳の奥にあるものは暗く、何も読めない。
だから自分も変わらず、穏やかな笑顔を返す]
[別れは、一瞬。
頸椎の辺りに鈍い痛みを感じ、目の前が暗くなる。
音と言う音が遠く、手足も動かない。
――僅かに残った意識の中、最期に想い描いたのは
幼い日、やせっぽちで体も一回り小さく、余所から来た得体の知れない自分を訳へ立てなく受け入れてくれた幼馴染たちのかつての姿と
――エルナの笑顔]
[ヤコブがペーターを疑う根拠として持ち込んだ花瓶は、テーブルの上からは移動させたものの、そのまま談話室に置いてある。最も損傷が激しい底辺部分が分かりやすいように、側面部分とは別にした形で。]
……。
[どうか、安らかにと告げたあと談話室を出るヤコブ>>213の背中を見送る間、作業は一旦中断する。謝罪を受けたときは、気にするなと軽く会釈をしただけだったのに。
ヤコブは何も言わなかったけれど、戦場で体験したことは誰にも言うつもりはなかった。今までも、そしてこれからも。
ただ金の髪を血で染め、ローテス キューケン(赤いひよこ)と呼ばれた頃のことは絶対に忘れない。]
[厨房で皿を洗っていると、自分を探していたらしいエルナ>>219が顔を出した。問われるまま、談話室の出来事を話す。
最後はあまり良く聞いてないような気がしたが、ペーターがジムゾンを陥れたことに驚いたのだろうと解釈した。
続いて今朝見つけた水の跡の詳細も説明する>>220。]
フリーデルがいないことに気付いて、まずは三階の部屋―村が雪に閉ざされた日、ニコラスの具合が悪いと聞いたら、すぐに向かいの部屋がいいと言った>>1:210ことを覚えていたしな―を見に行ったら、勝手口から三階までに、濡れたあとが点々と――。
[エルナのこの態度は、人狼が自分もしくは仲間が残した跡について耳を傾ける振りをしているのか、あるいは言い逃れする術を考えているのか。そうでなければ、人狼を探す人間が手がかりを得ようとしているのか。どちらなのだろうかと見極めるために観察したが、やはり女性の感情を探るのは難しいといういつもの感想に落ち着いた。**]
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