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野良猫姫 アイリはつむじ風の白狼児 ゲルトに投票を委任しています。
つむじ風の白狼児 ゲルト は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
疾雷の刀士 カナン は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
精霊師 マリエッタ は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
渦雷の騎竜師 シロウ は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
水破の精霊師 ガートルード は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
風詠み リュカ は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
野良猫姫 アイリ は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
紅輝の騎竜師 ディーク は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
精霊師 ウルズ は 紅輝の騎竜師 ディーク に投票した
紅輝の騎竜師 ディーク に 9人が投票した
紅輝の騎竜師 ディーク は村人の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、つむじ風の白狼児 ゲルト、疾雷の刀士 カナン、精霊師 マリエッタ、渦雷の騎竜師 シロウ、水破の精霊師 ガートルード、風詠み リュカ、野良猫姫 アイリ、精霊師 ウルズの8名。
[次は巨大烏賊がでているとかそんな話も聞こえ、甲板にでれば巨大烏賊に騎竜士が挑んでいるところだった]
おおっ!すごい!騎竜師の生の戦いをみれるのか!
[その姿を見ることはあっても、戦う姿はあまりみることがない]
おおっ!おおおおっ!
[なんかすごく興奮しながら戦う姿を見ていて]
戦ったらどれだけ強いのだろうか。
[烏賊に止めをさす姿を見てからそんな感想をもっていた]
― 八幡 甲板 ―
[呆けていた私を引き戻したのは私を呼ぶ声。
我に返り、先ずするべきことを思考し]
……島影発見の報が入っていたな。
ひとまずその島に上陸、休息と修繕を優先する。
[船員達に告げて、私は一度統制室へと向かった]
海へ…?
紅輝の騎竜師が落ちたが……ファサン殿、何故それを?
…詳しいことは上陸してからにしよう。
会議の場を設ける。
[そう告げて、私は一度通信を切った]
投票を委任します。
野良猫姫 アイリは、つむじ風の白狼児 ゲルト に投票を委任しました。
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
シュタイフェ・ブリーゼ、了解。
先行するから、ついて来て!
[八幡からの指示を受け、船団の先に出るように舵を切る。
その後に向けられた問い返し>>4には、ひとつ、息を吐いて]
紅輝の……って、さっきのにーさんか。
なんていうか、嵐の直後に話した、『ここじゃないどこか』にも、関わりある事だから。
うん、詳しくは、陸に上がってからで。
[会議の場を、との言葉に諾を返して通信を切り。
は、と零すのはため息ひとつ]
……ほんっと。
なにがどうして、どーなってんだか。
[ぼやくように呟いた後、船を向けるのは、先に見えた島影]
─ 回想 ─
[私がカガチ家の養子になった経緯は、聞かされたことはない。
けれど、義母の姉が本当の母親だとは、物心ついた時から聞かされていた。
でも、それと家族の在り方には何も関わりなく、義兄とも分け隔てなく育てられてきたと思う。
だから私は、いわゆる大人の思惑というものに触れるまでは本当にただの女の子だった。
その日、私の家に色んな人が集まってご飯を食べたりお話したりしてる中初めて同年代の女の子達と接した時>>266も。]
うん、いいよ?
コブンってなんなのかよくわかんないけど。
ね、ね、二人とも、お名前なんていうの?
私はね、ガートルードっていうんだよ。
[この時の結果はどうだったかは正直覚えていないのだが、たしか負けた方が今度は三回勝負!とか言い出して長いこと勝負が続いたようなことは覚えている。
あとは、ただ同年代の子と話せるのが楽しくてニコニコしていたことだけ。
自分の素性が咎められるものだと知り、義父達の望まぬことに利用されぬ為と男のように振舞うようになって。
それでも最初と変わらぬ関係を築いてくれる人達へは、感謝してもしきれない**]
─ 蛟 統制室 ─
[ということで感謝してもしきれない内の一人であるウルズは、今も変わらず女を支えてくれている。
上着を貸してくれたり治療を施してくれたり、統制室まで付き添ってくれたりと有り難いことばかりだったのだが]
…はくじょーものー…
[副艦長の説教が始まった途端甲板に避難してった幼友達>>2:278を見送る際には思わずこんな言葉が零れた。
父親不在時のお目付け役である服艦長にも当然聞かれてしまい、そのせいで説教の時間が長くなったとは余談であるが、ともかく烏賊が沈められたことで艦内の気はどこか緩みかけていた]
― 少し前/八幡 甲板 ―
[ディークと共にシロウが戻って来る>>2:281。
目礼のみで鳴丸の治療を頼みに行くのには何も言わない。
騎竜師と竜との絆は強いものと聞いていたから、それを優先することに咎めの言葉は出なかった。
その後にシロウと顔を合わせ、言われた言葉に私は、ぅ、と小さく呻いてしまう]
だが、あの場にシロウと鳴丸だけを残すなど…。
[出来ない、と言う言葉は言わずとも相手に伝わるだろう。
諌めの言葉に、結果論をぶつけることはしなかった。
シロウの考えも正しいとは分かっているために。
ディークの帰還願いに説教は続かなかったが、どちらが正しかったのか、考えることになってしまった*]
─ 蛟 統制室 ─
[のだが、入った通信>>2:285に表情は硬く変わった]
は…?海に落ちた?
おい、今すぐ乗組員点呼、急げ。
[即座艦内に指示をし、返った報告に通信を開き]
こちら蛟より、シュタイフェ・ブリーゼへ。
当艦に該当者は無いが、何かあったのか報告願う。
[シュタイフェ・ブリーゼがどこかの艦から誰かが転落したのが見えたのかと思っての返答を済ませたところで、八幡から陸地発見の報が届いた]
─ 蛟 統制室 ─
八幡へ、こちら蛟。了解した。
当艦は損傷軽微の為、殿に控えよう。
[シュタイフェ・ブリーゼからの通信は気にかかるものの、上陸後合流してから説明があるだろうと考えを切り替えた。
八幡に返答すると、艦内にも同じく指示を飛ばした後、各艦の後方へついて島へと移動する。
クレステッド、ディークとヤクモの所在や諸々の異変について聞くことになるのは上陸してからだろうか**]
[ 確かに海中に落ちたはずだった。波しぶきが身体にかかり、青い海面が迫ってきたのも覚えている。
そして追ってくるヤクモの鳴き声に、大丈夫だ、と安堵したことも ]
うわああああっ!!
[ しかし、単に海に落ちたのとは別の、例えるなら渦潮に巻き込まれたかのような激しい水の流れに巻き込まれ、ディークは情けなくも悲鳴をあげてばたつく羽目に陥った ]
う、ぐう...
[ 途中で、口を閉ざして水を飲み込まないようにする知恵が働いたのは、近くに陽光の輝きを認めたおかげ ]
投票を委任します。
水破の精霊師 ガートルードは、つむじ風の白狼児 ゲルト に投票を委任しました。
(ヤクモ...!!)
[ 必死で手を伸ばし、輝く鬣に掴まると、陽竜の周囲では、少しだけ水がゆるやかになるようで、そのまま、ぐんぐんと流されていく間も意識を喪わずに済んだ ]
ザッパン!!
[ しかし、息を止め続けるのも限界と思われた頃、大きな波がヤクモとディークを持ち上げ、いきなり、入り江へと打ち上げられる ]
ぐ、はあ...はあ...ヤ、クモ...だいじょうぶ、か...?
[ 懸命に呼吸を取り戻そうとしながら、相棒に話しかけるディークは、自分達が打ち上げられた際の大波が、入り江に転がるクレステッドにまで、かかっていたとしても...まるで気付いてはいなかった ]
― シュタイフェ・ブリーゼ 甲板 ―
シュタイフェ・ブリーゼより、蛟へ。
ちょっと、話すと長くなる事なんで、上陸後に改めて説明させていただく……で、いいかな。
全員に、相談したい事でもあるから。
[蛟からの通信>>13には、ひとまずこれだけを返し。
他の艦からも問われるならば、やはり、同じ答えを返した後、上陸に専念する。
上陸後、改めて諸々を問われたなら、嵐の後から見えている光景と、そこにいるクレステッドの事を説明して]
……どうも、この海域にいる何が原因っぽいのはわかるんだけど。
それが何か、どういうものなのか、が掴めないんだよねぇ……。
[そんな説明をする内に、『ここではないどこか』の風景に新たな姿が見えたなら。
落ちた者が異空間に誘われるらしい、という仮説についても説明する事になるだろう。**]
/*
メモで言ったつもりで忘れておった…
ウルのメモ見て自分も言ってなかったの気付いてあわあわしてたすまないクレステッド殿!
我ながら本当忘れっぽいのでうっかり予防に票もゲルト殿に委任しておこう…
ちなみにデフォはリュカ殿だった。
上陸地点から、しばらく進んだ所に広がる森。
そこへと近づいた時、ひゅう、と風が吹き抜けた。
『……立ち去れ、異邦人』
それと共に響くのは、重々しい声。
『この先に進む事は赦されぬ』
『疾く立ち去るのだ……!』
警告めいた響きの声と共に、森の中や周囲の低木の影から、小柄な妖魔たちが現れる。
先に進むというなら問答無用で阻む、と。
そう、言わんばかりの態度が、そこにはあった。
☆3dイベント:聖獣バロンとの遭遇
・フィールド
海辺と森の間に広がる、見通しのいい草原。
・登場敵
バロンに従う餓鬼ブータと黒い子鬼カーラ。
・ボスキャラ
獅子の姿の聖獣バロン。
※撃破描写時、完全消滅や死亡に繋がる描写はナシの方向で
・判定方法
A:4(6x1) B:4(6x1) C:6(6x1) D:3(6x1) E:6(6x1) F:5(6x1)
上記数字を妖魔の撃破pt、×10した値をHPとする。
各自、手数はfortune5回。妖魔1体につき1回fortuneを振り、出目がそれぞれに設定されたHPを上回っていたら、撃破。
1回の攻撃で倒せなかった場合はfortuneを振り足し、合計値がHPを越せば撃破となる。
5回の手数で撃破できた妖魔の撃破ポイントを合計し、その点数で順位を決定する。
妖魔は、PC各自に対し6体を個別に設定。誰かがAを倒したら他の人はAを倒せないという事ではないので注意。
※蒼天輪舞1日目狩猟競技の縮小版です。わかり難い所は、GMに質問してください。
※同数決戦の際は当事者同士actで1d20、数字の大きい方が上位となります。
【判定のリミットは、7/7の23:30です】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
ぎゃあああああああ!!
[まるで大波が押し寄せたような現象に逃げる暇もなく。
クレステッドはまともに海水を被ってしまった]
げほっ!! ごほっ!!
な、なんだよ急に!!
[仰向けであったために海水は口の中へ。
ぺっぺっ、と吐き出しながら、再びびしょ濡れになった姿で起き上がると、砂浜には先程までなかったものが現れていた>>+2]
うわあああああああ!!
何!? 竜!? 何で!?
いやあああああ!!
ここも安全じゃ無くなった!!
[その陰に人が居ることにはまだ気付かず、クレステッドはパニックを起こしていた]
/*
ふむふむ。多分だいじょぶだと思うけど忘れたらあれだからいちお自分用の覚書メモおいとこう。
A:4(HP40)
B:4 (HP40)
C:6 (HP60)
D:3 (HP30)
E:6 (HP60)
F:5 (HP50)
各自手数はfortune5回。6体まで。
妖魔1体につき最低一回振りHP以上の出目ならば撃破、以下なら越えるまでfortune振り足し。
撃破Ptの合計で順位を決定。
『...キューィ』
[ くったりと入り江に伸びていた光竜の頭がもたげられ、どこか弱々しいながらも、鳴き声が返る ]
生き、て、たか...良かった...
[ はあ、と、安堵の息をついた、その時、近くであがる時ならぬ叫び声>>+7 ]
うわっ!な、なんだ?!
[ 思わず飛び起きて、腰の刀に手をかけた ]
― 島 砂浜 ―
皆集まったな、それでは始めよう。
[各船の主だった者達を集めると、落水者とファサン殿が感じ取っていることについての説明を求める。
『ここではないどこか』についてはその前に聞いていたのもあって驚きは無かったが、原因不明との言葉>>18に私は表情を歪めることになった]
それを見つけ出さないことには、その場所を特定することも出来ない、か。
面倒なことになったな。
あちらとの会話は可能なのだったか?
[あちらでも調べて原因が掴めたなら、そう考えて問いを向ける。
そのうちディークもその場所へ現れたと聞かされたなら、伝えられる仮説に納得の意を向けた]
彼らのことも気になるが……こちらの方も早いところ進めなければならない。
ファサン殿がその異空間を見ることが出来るなら、彼らの無事は確認出来よう。
彼らの救出のためにも、今やるべきことを為すべきだ。
[そう締め括り、私は各位に資材集めを優先することを告げる**]
喋った!? この竜喋るのか!?
[聞こえた声>>+8にパニック続行。
しかし起き上がった人の姿が見え、それを認識したことでパニックは瞬時に収まる]
人だーーーーーーーー!!
[久しく見なかった人の姿に歓喜の声。
相手が腰の刀に手を当てているなど気付かぬまま、感極まって抱きつきに行った。
クレステッドのスキンシップは男女を問わない]
…ディークは?
[上陸する場所を見つけたらしい。と聞く。ただディークが帰ってこない。空にも見えない。もしないかあればすぐに行動に移すはず。だが、船は陸地の方角に向かう。
こっそり光の精霊に探すように頼んでも見つからない。なんともいえない気持ちを抱きながら、必要以上の緊張によった疲労で休息をしていた**]
人...?お前、誰......うわぁっ!
[ 誰何する間もなく、というか、多分、まるっと無視されて、いきなり飛びかかってきた(ように見える)>>+12相手に、思わず抜刀しつつ、飛び退いた ]
待て、ちょーっと待て!とにかく待て!
[ 相手に殺気は感じない、だから、即座に斬り伏せようとは思わなかったが、別種の危険を感じて、刀を突きつける ]
『キュキュ?』
[ そんなディークの横で、徐々に元の陽光の輝きを取り戻し、すっかり身体も乾いたヤクモが、不思議そうに首を傾げた ]
[飛びつこうとして目の前に突きつけられた刃>>+13。
見た瞬間に前へと進んでいた身体が後ろへと飛んだ]
うわー! ごめんなさいごめんなさい斬らないで!!
[後ろへと飛び退った勢いで両膝を砂浜に突き、降参するように両手を挙げる。
今の瞬間で、怖い人だ!と言う認識が相手に対して生まれた]
−→上陸−
[負傷者の収容も落ち着き海老騒ぎもおちついて、海老料理は丁重に拒否するつもりでいた。
そんな折にふと感じた違和感は、例のゲルトも見えた問いう不思議な空間に対してのもの。
言葉で表せない何かを感じて]
ん…?
[気になりそちらのほうに意識がむいた。
その後、見えたという陸地にもちろんついていくつもりだ**]
あっ、アイリー! 助けてー!!
[聞こえた声>>*0に情けなく声を上げる。
色んな意味で無理であることは目に見えているのだが]
いや...斬らねーから。
[ 取りあえず、相手が後退したので、刃を下げ、両手を挙げての懇願に>>+15苦笑する ]
『キューィ』
ああ、判ってる。今のは俺が悪い。
[ 殺気が無いと判っていて、武器を向けたのは、自分の修養不足だ、と、ヤクモの鳴き声に頷いて、ディークは刀を鞘に戻し、 見知らぬ男に向かって頭を下げた]
いきなり武器を向けて、済まなかった。
お前さん、ここの住人か?ここはどこだ?
[ 尋ねながら、改めて周囲を見渡し...改めてぽかんと口を開けた ]
いや...もしかして、これ、夢の中とかか?まさか、あの世とかじゃねーよな?
[ 怖い考えになりかけた所で、アイリを呼ぶ声に>>+16また首を傾げる ]
アイリ?他にも誰か居るのか?
[ 恐らくゲルトあたりからツッコミが入って事情が判るまで、この調子だったかもしれない** ]
それより、人がいたのか?
[どこかみたことあるような気がして]
いや、むしろまた誰か連れて行かれたのか?
[騎竜の姿と自分の名を呼ぶ声。
よく見れば先ほど船の近くでゲルトと話していた姿と一致して]
おお、ディークか。
なんというかそこは、不思議な異空間で、なにかにひきこまれたんじゃないかと、そんな感じだ。
[すごいざっくりな説明だったので、ゲルトがきっと補足しれくれただろう]
[しかし刃が収められ、謝罪が向けられる>>+17とひとまずの落ち着きを取り戻した]
はあぁあ〜……どうなることかと…。
あ、いや、俺も急に飛びついて済まなかった。
しばらく一人だったもんだから、もう心細くて心細くて…。
[自らも我を忘れて行動してしまっていたために、そこに関しては謝罪を入れる]
んや、住人じゃねーよ。
嵐で海に落とされたと思ったらここに居たんだ。
ここ、何か隔離された空間らしい。
俺も良く分かんねーんだけどさ。
[問いかけ>>+18にそう返したが、理解してもらえるのかどうか。
他にも、と問う声には]
んー、ここに居るわけじゃないんだが…。
ここが見える奴が居てさ。
こっちからは見えねーんだけど、会話は出来るんだ。
あ、そうだ。
ゲルトー、何か知らねーが一人と一匹増えたぞー!
[そんな風に呼びかけたのは、多分ゲルト達が島で話し合いをしている最中**]
[ザワ…… ザワザワ……]
[東の森で木々がざわめきだす。
ガサリと草木が揺れ、複数の気配が姿を現し始めた]
[森に現れた妖魔の群れ。
その中心に居るのは───強い力を持つ一つ目の巨大牛]
[森に、地響きのような咆哮が響いた]
☆3日目墓下イベント:東の森で暴れる巨大牛
・フィールド
島の東にある森。
・登場敵
様々な姿をした妖魔。
(姿や能力は好きなように設定してください)
・ボスキャラ
一つ目の巨大牛。
・判定方法
撃破描写と絡めつつ、fortuneをactで最大5回振る。
【判定のリミットは、7/7の23:30です】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
― 島 砂浜 ―
うん、まず原因を特定しないと、かな。
……海に関わる、それなりに大きなもの、っていう予測はあるんだけど。
[唐突に発生した嵐や、『ここではないどこか』が海中の結界である事などからの推測はあるが、特定するには至っていない。
……おぼろげー、な予感はあるが。そっちはまだ否定したい気持ちがちょっとあった]
うん、向こうの様子は見え……。
[問いかけ>>20に、見える、と頷こうとするのを遮るように、見えるのは異空間の変化]
……うん。
やっぱり、海に関わるもので間違いなさそう。
……海に落ちたひとが、異空間に呼び込まれてるっぽい。
紅輝の騎竜師殿が、向こうに出て来たから。
[向こうで繰り広げられているやり取りには、ちょっとだけ呆れたものの、とりあえず、表向きは真面目さを維持してそう告げて]
向こうの場所を調査するにしても、精霊師さんにはしっかり休んでもらわないとならないし、こっちも航行能力回復させるのは急務だからね。
[示された優先事項>>21に同意の頷きを返した。**]
……うん、見えてる。
見えてるから。
[クレステッド>>+22とアイリ>>*3の声に、返す声はちょっと疲れているような響きを帯びていた]
とりあえず、えーと、ディーク殿、無事?
そこ、ちょっと面倒な空間っぽいんだよねぇ。
[問いかけの後、今現在わかっている事の説明と、それから、砂浜の会議でのやり取りを伝えておいた。**]
とりあえず、まずはこっちの態勢整えるのを優先するから。
そっちも、脱出する方法ないか、捜しては見てね!
ディーク?
そうか、アンタ ディークって言うのか。
俺クレステッド、よろしくな!
[アイリやゲルトが呼ぶ名を聞いて、これが怖い人の名前だと知る。
怖い人と認識しつつも、自分の名を言う時は満面の笑顔だった]
船直してからか。
足が無きゃ海も出られねーし、仕方ねーな。
湖になんかあるっぽいし、他んとこもうちょい詳しく調べてみるわ。
一人じゃないし!
[そこが重要事項だった]
んじゃディーク、ちょっと森行かね?
あそこに果物あってさ。
何をするにも食糧は大事だろ。
[食糧補給に行こう、とディークを誘う]
[その傍らにある竜にも視線を向けると、すっかり身体が乾いているのが目に入った]
え! もう乾いてんの!?
すっげ、羨ましー。
[警戒心もなくうっかり手を伸ばす**]
……話せるのであれば、一度交渉してみよう。
我々はこの島を無闇に荒らす心算は無いのだから。
[声を耳にした船員達は渋い顔をしたが、私は気にせず森へと続く草原へと足を向けた]
― 島 草原 ―
[砂浜から離れたその場所は、とても見通しの良い草原で。
その先に森が広がっているのは一目瞭然と言った様相だった。
部下を引き連れ森へと近付くと、先行させた船員が言っていたように声が響いてくる]
この島に住まう者よ、頼みがある!
我らは嵐に流され船を傷め、この島への上陸を余儀なくされた。
船を修繕するための資材を分けてもらえたなら、直ぐにでも出立する!
我々に森の木々を分けてはもらえまいか!
[姿見えぬ相手に声を張り上げるも、相手の意思も揺らがない。
疾く立ち去れ、と繰り返し響いた声に呼応したか、木々の陰から小柄な妖魔が現れるのが見えた]
くっ、問答無用か…!
致し方ない…。
手荒な真似はしたくないのだが、そちらがその心算ならば手加減はせぬ!
[近付いてくる妖魔に対し、私は雷霆丸の柄を握った**]
─ 上陸前/蛟 統制室 ─
蛟よりシュタイフェ・ブリーゼへ。
了解した、ではまた後程に。
[ゲルトからの返答>>17に応じた後、カナンからの了承>>19を受け取る。
全員に相談したい事というのが何か解らないままというのは落ち着かないが、それにかまけている暇はない。
上陸すれば説明も併せてあるだろうと気を取り直して艦内へ通信を切り替えて]
航行態勢を立て直す為、進行方向にある島へ上陸することとなった。
我ら蛟は他艦の航行警護にあたる為、殿に控える。
各員、周辺への警戒を怠る事無く当たれ。
─ 上陸前/蛟 統制室 ─
[艦長代行としての仕事を終えると、上陸する前に着替えてこいと副艦長から声をかけられた。
確かにウルズの上着を借りっぱなしなのも悪いしと了承の頷きを返し]
俺が居ない間にディーク殿がヤクモと戻ってきたら、手当てを受けた様子があるか確認を頼む。
確か左腕を負傷していたはずなんだが、もし放置してたらウルの前突き出しといてくれ。
[彼とその騎竜がまさしくゲルトの相談事に関わっているなど知らず。
出立前に手当てを勧める余裕も無かった相手を案じ治療を頼んでから着替えを済ませた後、上着を手にウルズの元へと向かった]
ウル、上着ありがとな。
ほんとに助かった。
─ 上陸前/蛟 統制室 ─
[甲板の上、休息している彼女>>22を見つけて近寄ると疲労の強い様子に大丈夫かと思い、傍らに膝をつき]
ごめんな、水嫌いなのに頑張らせちまって。
じきに陸着くらしいから、そこまで頑張ってくれ。
[彼女の水への恐怖が疲労に繋がっていると思って、申し訳なさに謝った。
ディークとヤクモを光の精霊に探してもらっていると聞かされたなら、何故見つからないのかこちらも不安に思うけれど。
聞かされないならば、自分が発した通信>>2:256通り他艦に留まっているのだろうと不安は抱きはしなかった。
万一にも彼らが戻ってこないなんて、思ってはいなかったのだと気付いたのは、上陸後のことだった]
─ 島 砂浜 ─
[一番最後の上陸のはずなのに、ディークとヤクモの姿が見えないことに不安を覚え、彼らの所在を聞くより先カナンからの召集>>20がかかり。
各艦の主力が集ったその場でゲルトから改めての説明を受けた。
クレステッドという名を聞いた所で、確かマリに乗せてくれって頼んできた命知らずだよな、と思いだしたがそれは流石に声に出さず]
成る程、だから通信で落水者の確認を…
しかしクレステッド殿が落水したのはもっと前だったのでは。
[続いた仮説>>18を聞けば先の通信は納得できたが、あの時には既にクレステッドは異空間に居たはずだ。
カナンとゲルトの交わす言葉の中、新たに異空間に出てきたという者の名>>26を聞くと目を見張り]
─ 島 砂浜 ─
ディー…っ、
紅輝の騎竜師殿が、その空間に。
騎竜も共に、でしょうか。
[様子が見えるというゲルト>>24の束の間の沈黙>>25に内心首を傾げつつ問いかける。
同意が返れば安堵の表情を浮かべ]
─ 島 砂浜 ─
そうですか。
騎竜師と騎竜が共に在るなら、そちらの心配は不要です。
[言い切るのは、ディークとヤクモへの信頼。
女が男のような言動に変わってから程無く家出した彼と再会した時からずっと抱くものが、揺らぐ訳がない。
カナンの言葉>>21に頷くも、迷いは無く]
我らは早急に艦の修繕、物資の補給と人員の休息に当たりましょう。
[こう応じた後、蛟の乗員にも行動方針を伝える為に動き。
他の者を少しでも休ませるために物資の補給に当たる者達と行動を共にすることにした]
─ 島 草原 ─
艦長つっても代行なんだし、艦の修繕指示は俺より副艦長が適任だし。
疲れてるヤツも多い以上、動けるヤツがより動くべきだろ。
[先行する者達と共に行くと言うと、案の定副艦長から渋い顔をされたがいつものように我を通す。
先の失態のフォローがしたいというのもあるが、動いて余計なことを考えないようにしたいというのもあっていつも以上に折れることはなく。
結局いつも通り諦め顔の副艦長に手を振り先行組と共に砂浜の奥へと足を進めた]
お。
森があるってことは、木材の確保は出来そうだな。
あとは食材も補給できれば───…ん?
─ 島 草原 ─
[どれ程歩いたか、森が見えたことで資源の補給が出来そうだと安堵した矢先。
聞こえた声>>#0に何事かと思うより、あちらこちらから出てきた妖魔達がこの先を阻む意思を全身で見せてきた]
…立ち去れって言われてもな。
こっちにも事情があんだよ。
[仕方なし苦無を手に持つと、同行していた者へと視線を向け]
急ぎ戻り、カナン様に報告せよ。
[手短に伝達を頼むと、その後を追わせぬよう妖魔の注意を寄せようと近い子鬼を標的に定めた]
─ 島 草原 ─
ちっ…
[放った苦無は当たりはしたものの、子鬼の動きを止めるまでは至らなかった。
返す刀もまだ腰に括ったまま手に嵌めていなかったために叶わず]
つぅ…!
[がり、と子鬼の爪が肩を掠った]
─ 島 草原 ─
[子鬼の攻撃を受けると、そのまま後方に倒れて地に手をつく。
そのまま追撃をはかる相手を真っ直ぐに見据えると、口端を上げ]
そなたの力借り受ける
我を護る壁となれ
[力ある言葉を紡ぎ、地表から突き出た大きな壁に子鬼を激突させた]
─ 島 草原 ─
この先進んで欲しくねーんだろ?
なら俺を止めねーとな。
[先行組は人数も多くない。
自分一人に注意を集中させることで伝達者の離脱、他戦闘員が攻撃されるのを避けようとあえて目立つ行動を取る。
が、カナンの指示を受けるまでは殺傷行為はまずいかと、カナンと何者かの話し合いの結果>>32が届けられるまでは攻撃を避け続けた]
投票を委任します。
渦雷の騎竜師 シロウは、つむじ風の白狼児 ゲルト に投票を委任しました。
/*
私は40歳(挨拶)
とりあえず投票をゲルトに委任変更しつつ。
昨日からの保管をやらねば…あとゲームにも乗らねば。
本日もリアル含めて忙しい模様…。
─ 島 草原 ─
お、早いな?
って、あぁそうか、他の先行組か。
[島の探索時間の省略の為何組かに分かれた別の先行者達が既にカナンに連絡し呼んできてあったのだろう。
もしかしたら自分達は交渉決裂後に遭遇したのかもしれないが、今気にすべきはそこじゃない]
力づくってことなら、いつも通りでいいんだよな。
[に、と笑う顔を見た者の中に蛟の乗員がいるなら、また副艦長に怒られますよ、なんて言われつつ手甲鉤を手に嵌めて]
[たん、と地を蹴り上げると同時鉤で妖魔の身体を捉え]
せい!
[腕ごと振り切って地に強く打ち付けると、一撃で沈黙させ]
さーて…
こっからは手加減無しで行くからな?
[対峙しているものから見れば悪魔のような笑みを浮かべた]
─ 島 草原 ─
[手甲鉤を嵌めたのは左手のみ。
あいたままの右手で壁に激突させて無力化した子鬼に刺したままだった苦無を取り、太腿のホルダーへと戻し]
こいつらからすりゃ俺らが侵入者ってのは事実だからな。
逃げるヤツまで追うのは許さん。
俺らが相手すんのはあくまで敵意のあるヤツだけな。
[共に戦う者達へと指示を飛ばすと、万一の為にと首から提げている小瓶をいつでも出せる様にと胸ポケットにしまい]
…ま、こんな感じで。
あくまで正当防衛に徹するようにな。
[腹への一撃で意識を落とした妖魔を地に横たえながら言った説得力は如何程か。
それに取り合う暇が誰にも無いのは、現状が一番示していて]
しっかし、こーわらわら来られると流石にきついな。
[また一匹こちらに向かってくるのに気付けば、ここまで蓄積している疲労が更に増した]
― 島 草原 ―
[木々の合間から現れたのは二種の姿をした妖魔。
ジリジリと私の方へにじり寄ってきたのは黒い小鬼だった]
───……
[雷霆丸は未だ抜かず、にじり寄ってくる小鬼との間合いを測る。
巨大海老の時とは違い、相手は小型で素早い動きをするだろうことは予測出来た。
逃げ回る相手を追うよりは、向かって来るのに合わせ攻撃を仕掛ける方が得策と考え、私はそのタイミングを測る]
…あーもう、いちいち相手してられっか。
まとめて縛り上げてやる。
[胸ポケットから出した小瓶の蓋を開け、中に満たした真水を一滴地に落とす。
その上に手のひらを当てると、唇を開き]
そなたらの力借り受ける
我に仇なす者たちを捕え 縛せよ
[口から吐いた言の葉は、土の蛇を生み出し眼前の敵を纏めて縛り上げるはず───だったが]
あ、あれ?
[精霊達は、応えてはくれなかった]
っっ!!
[小鬼が刃の軌道を擦り抜け左肩に爪を滑らせて行く。
雷霆丸を抜き放つタイミングが僅かに遅く、小鬼の腕を掠めるだけで、一撃で沈めることは出来なかった。
小鬼の爪は軍服を切り裂いたものの、肌は薄皮を傷つけるに留まり、互いに負傷は軽微で済んだ。
背中合わせとなった状態から即座に振り返り、右腕だけで雷霆丸を払い、薙ぎの一撃を小鬼へと繰り出す]
[ここに来るまでの航行中のごたごたに、ディークたちの不在。
大丈夫だと強がっても、それらは確実に女の平常心を奪っていた。
それだけなら精霊達は応えてくれただろうが、ここまでずっと休息無く動いた疲労が精霊にも伝わっている為に術の行使を拒まれたのだが]
え、な、何で。
[他の精霊ならともかく、水と土の精霊が応えてくれないなんて女にとっては有り得ないことだった。
理由も解らず困惑したままでは足手まといになると、こちらに向かってきた妖魔を何とか押しのけて戦線から一時はなれた**]
/*
…最初は1足らなくて撃破失敗で、最後は0でしめるとかホントラ神はいい加減にしろよこんちくしょう。
ところで俺前も0出した気がするんですけど気のせいですかね。
[振り向き様の一撃に小鬼は対処しきれず、私に背を向けたまま胴を二つに別たった。
草の中に頽れる小鬼を回転の動きのままに払った雷霆丸を右後方に流したまま見遣り。
刃を返して下から掬い上げるように雷霆丸を振り上げる]
奔れっ!!
[宣により迸る稲光。
体勢を整えるより先に躍りかかる餓鬼を見据え、金の牙が宙を駆けた]
[ 見えない壁の外に海中の様子らしきものが見える、という、どう見ても普通じゃない状況に、夢か幻か天国か地獄か、と真剣に悩み始めていたディークに、激しくざっくりしたアイリの説明の声が届く>>*2 ]
いや、それ、全然意味わかんねーし。
[ 思わず呆れた声が漏れたのは仕方ないと思って欲しい ]
てか、俺を知ってるのか?
[ 名を呼ばれたことに気付いて、問い返したところへ、嵐で海に落ちたというクレステッドの言葉>>+21で、はたと思い出した ]
ああ、あんたもしかして、マリーの...「水夜」の押し掛け船員とかっていう?
[ 名前も覚えてはいなかったが、そういう男が船団に加わっていて、あの嵐で行方が知れなくなったという話は聞いていたから、漸く多少の状況が把握出来て来た ]
────っ、ふ……
[一連の動きに吸い損ねていた息を吸い、短く吐き出す。
稲光を浴びた餓鬼は黒く焼け焦げ、跳躍した状態から地に落ちた]
っ、待てっ!
[そんなことを考えていると、彼女の背を追おうとする小鬼が見え、更にその背を追った。
地面を思い切り蹴り、跳躍によって距離を一気に詰める]
[ やがて、ゲルトが話に加われば>>*4事情は、かなりはっきりして ]
ファサン殿!確かにおかしな場所ですが、こうして声が伝わるとは、ありがたい。
俺もヤクモも大事有りません。心配ないと...皆に、伝えて下さい。
[ 結局左腕の治療をしないままにしているのだが、命に関わるような傷ではない。騎竜と共に在る限り、何の問題も無い、と本気で思っていたから、無事を問うゲルトにはそう告げて ]
無事に島に到着したなら何よりです。そちらこそ、お気をつけて。こちらは自分達でなんとかしますから。
[ 船団自体が無事である事に安堵して、いくらか緊張も解けた ]
[振り下ろした雷霆丸は小鬼を地面へと縫い付ける。
着地後に地面から引き抜くと、右手で持って刃に付着したものを振り払った]
戦線を押し上げよ!
後方に下がった者へ近づけるな!
[負傷者や疲労が濃くなった者もあろう。
それらを護るには戦線を押すが上策と考え、私は声を張り上げた]
ああ、クレステッド、よろしくな。
クレスと呼んでいいか?
[ 状況が把握出来てしまえば、クレステッドの馴れ馴れしさも気にはならない。「怖い人」認識されているとは気付かずに、満面の笑顔>>+25に同じく笑顔で応じて ]
果物か、そりゃいい。ヤクモも腹減ってるだろうしな。
[ 何しろ、海老三昧の機会を逃しているから、食べ物があると聞けば、本格的に嬉しそうな声になった ]
[ クレステッドに手を伸ばされた>>+38ヤクモは、特に嫌がる様子もなく、『キューィ』と鳴いて、ふさふさの鬣が生えた首筋を撫でろというようにすり寄せる ]
ヤクモは陽だまりみたいなもんだからな、濡れても傍にいるだけで乾かしてくれるぜ?
[ ディークの言葉通り、鬣に触れただけでも、陽光の温もりは伝わるだろう ]
しかし、果物を取りにいくだけなら、騎竜の力までは必要ないな。ヤクモ、お前、もう少しここで休んでろ。
何かあったら呼ぶからな。
[ 海に落ちた後の激流の中で、自分を庇ってくれた筈の相棒を優しく叩いて、そう告げると、ディークはクレステッドを促した ]
で、森ってのは、あっちでいいのか?ここには他に何がある?
[ 森に向かう途中で、彼が探検した場所の様子や、不穏な気配、魔法陣の存在なども聞くことになった ]
― 上陸前/蛟 ―
ふふ、それぐらいお安い御用ってやつよ。
[休憩していたところ、礼の言葉とともに上着を受け取りながらルーに微笑んでみせるが、次の言葉には浮かない表情になる]
というかね、何もしないほうが息苦しいわよ。だからいいの。航路開拓に乗った以上やることはやらないと怒られるしね…とはいえ、戦ってるときとかは気にしないでいれたけど、そうじゃなくなったら…
[海老が着たときとかは比較的考えずにいれたが、終わってみれば海怖いが発病する。
いつになったら克服できるのかなぁなどと少し遠い目をした後苦笑を浮かべた]
陸!…よかった。もうちょっとで死んじゃうところだった。
[陸に上がるといえば、そこは不安定でもなくしょっぱくて沢山の水がない場所だ!湖ぐらいならば大きな心で許容しよう。わかりやすく瞳が輝かせたまがら軽口を叩いた後、あ、そうだ。と思い出して]
ディークとヤクモが空から見えなくなったから光の精霊に探してってお願いしたけど、ルーは何か報告受けてる?
[上着を羽織り直してと聞くが、他艦にいるかもしれないならば、大丈夫だろうとその時は考えていた*]
― 島 砂浜 ―
とおっ!
[殿を務めていた蛟。そのため今か今かと上陸を待ち望んでいた...は碇をおろし船を陸地に着けたと同時に飛び降りた。しばらく砂浜で感触を確かめるように足で地面をたたくように足踏み。]
[その後、代表者でもなんでもないのだが、それっぽい顔をしてついていったらきっと大丈夫。マリーにもきっと会える。と思って殿下の召集>>20にルー>>36の後をこそこそとついていく。
落水者であるクレステッド>>36や、ディークやヤクモの件について聞いて目を伏せる。
溺れたというわけではないようだが、どちらもどこかに捕えられている。わかるのはそれだけ。それもユウレンの人間が狂言でなければだが、信じていいのかどうか...にはまだわからなかった。
ただディークが竜とともにいながら溺れたまま帰ってこない。などという点では、ただ海に呑まれたというよりも、動けない理由があるほうがしっくりくる。その程度の判断を想う。
結局は殿下の言う通り、今できることをする>>21ということが前向きに思えた一つのことであった。]
[その際、殿下の毅然とした姿。それに渋いおじさまもいればちょこっと視線を送って、素敵よね!と思っていた。
ちょっとだけ余所事を考えてもいた。...は少しみーはーであった。]
……ごほん。うん、マリーも無事でよかったわ。お疲れ様。アタシも島の探索に出ようとおもうけど、どうする?
[今更ながら体裁を整えてそっとマリーへの抱擁を解き、ちょっと口早に今後のことなんか尋ねつつ、時間が合えばともに向かうだろうか]
ああ、つまり、ここにも何か潜んでるかもってことか?
[ 考えてみれば、ここに飛ばされたことに何者かの意図が働いているのはほぼ確実で、だとすれば、ここに「何も無い」ことの方が不自然ではあるのだと思い至る ]
......飛ばされたのが俺で良かったかもな。
[ 船団の護りを離れた事への悔いも焦りも内心には在るが、他の人間が、自分からは手出しの出来ない場所に飛ばされてそこに危険があるかもと聞かされるよりは、マシかもしれないと、そう呟いた時 ]
― 島 草原 ―
[自分の策を実行すべく、私は襲いかかってくる餓鬼の爪を躱しながら、徐々に後方から前線へと場所を移していった。
時には紙一重で躱し、時には刃を当てて爪を受け流す。
そうこうしていると防御一辺倒の私を倒す好機と見たか、複数の餓鬼までもが私の方へと寄って来た]
くっ……数が増えるのは拙いな。
[1体でも減らさねば、と今相対している餓鬼を見据え、雷霆丸を両手で握り直す]
― 会議時/島 砂浜 ―
[名を呼びかけて、号で呼び直すガートルードの様子>>37に、首を傾げたのは一瞬の事]
うん、あの光の子も一緒にいる。
[騎竜も共にいる、と伝えた後、向こうから聞こえた声に、ん、と短く声を上げ]
うん、大丈夫。
あ、みんな揃ってるし、ディーク殿からの伝言伝えとく。
『俺もヤクモも大事有りません。心配ない』
だって。
あと、クレス殿も元気だから、心配いらないよー。
[ディークの状態は見えてはいるものの、よもや手当忘れたりしないよね、という思いがあるからそこには触れなかった]
向こうも、完全に安全とは言い切れないみたいだけど……でも、安全地帯もあるし、水とか食料の心配はないみたいだからねー。
[今は行動するべき、という判断>>28には、異を唱える必要もなく。
シュタイフェ・ブリーゼに戻り、船の修繕他は副長に任せて]
……ふぁ。
んじゃ、10分たったら起こしてねー。
[それだけ言うと、真白の狼に転じてくるり、と丸くなった。
人の姿でいるよりも、この方が回復が早いのは周知の事。
故に、副長たちは特に騒ぎもしなかったがまあ、見慣れていないものには驚かれたかも知れない。
ともあれ、短い休息の後、稀少な甘味分を補充して、森へと向かい]
― 島 草原 ―
……なんていうか。
一方的っつーか、なんつーか。
[響く声と、カナンのやり取りとその結末に、なんとなく、なーんとなく遠い目をしたくなった。
なんというか、ちょっとだけ思い出したものがあったのだが、それは横に置いといて]
……とにかく、邪魔されるなら、止めないとなぁ。
― 島 草原 ―
ルーは先行隊でいっちゃったんだ。…無茶してないといいなぁ
[少し背負いこみがちな傾向のあるルーのことを心配しながら後発組として参加する。
何かいたらしいということで警戒心はわくが、陸地であるという点が精神的疲労をぐんと軽くしていた。
そして草原へと赴く。森を一望できる箇所で島の主に対して殿下の雄々しくも謙らぬ天を衝くような声で呼びかける姿にそっと息を吐きながら待っていたが、返事は妖魔の襲来であった]
[ ザワザワと、ざわめく木々の葉ずれ、そして 不穏というより禍々しいと言っていい気配]
クレス...!気をつけろ!
[ クレスの方も気配に気付いてはいたか?
森の奥から轟く咆哮が耳を打てば>>+23、ディークは腰の刀を抜き放つ ]
え? ああ、うん。そう。
[押しかけ船員について>>+29言われると、クレステッドはあっさりと頷く]
おー、好きに呼んでくれ!
[略して呼ぶ>>+31のには厭う様子無く笑顔で言って]
んじゃ早速行こうぜ!
[果物狩りの誘いに是が返れば案内を買って出た]
うわー! すっげふわふわ!
何これ超気持ち良い!!
[摺り寄せられた首筋>>+32を遠慮なく撫で、ふさふさ感を堪能すべく抱き締めようとする。
そんなことをしていると、ディークが言うようにずぶ濡れだった服が徐々に乾き始めていた]
ホントだ!!
[驚いてばかりいる]
そうそう。
ここ、5つのエリアに分かれてるみてーでさー。
今向かってる方に森があって、その反対側に湿地があるんだ。
で、入江から川を辿っていくと湖があって、更にその奥に小高い丘があった。
……たださー、入江以外はみょーな気配すんだよね。
何か居るのは確かだと思う。
あ、それから湖には魔法陣もあったぜ。
後で見に行くか。
[ヤクモと別れて歩きながら話すのはディークが来る前に探索した結果。
飛ばされたのが、と言う様子>>+34には、ぉ、と声を漏らして]
腕に自信あり?
そりゃ頼もしいや。
俺は護身程度だから、少し心許無くてさ。
[明らかにホッとした様子で言った]
[そうしてあれこれ話をする間に森近くまで辿り着き、果樹の姿もちらほら見えてくるようになる
あ、これこれ。
色んな種類あっから沢山獲ってこうぜ!
[季節感のまるで無い果樹からあれやこれやと果実をもぎ取り、ヤクモのお陰で乾いた上着で包み込んでいった。
そんな折、森の奥から聞こえたのは、地面のそこから響くような、地響きの如き咆哮>>+23]
うん、わかった。
てわけで、伝えといた。
[伝えてほしい、という言われた言葉>>+30、そのものを届けた後]
ん、まあ、こっちも全然知らない土地だしね……十分気を付けるよー。
[気を付けて、との言葉にはごく軽く、こう返していた]
ん、りょーかい。
湖って、大体真ん中だよね。
そういうのって、コアだったりすること多いから、調べてみた方がいいだろうし。
[クレステッド>>+26には、見えないけれど頷きと共こう返して]
……あー、うん。
そだね、それは大きい。
ま、なんにしても気を付けてね!
[力説された言葉に、しみじみと頷いてから、探索に出るのを見送った]
──っぁ…!
[餓鬼の爪を弾き損ねたために連撃は愚か敵の攻撃を防ぐもままならず。
跳躍により軌道を変えた餓鬼の爪が右脇から左肩へと走り、胸に大きな紅い線を描いた。
勢いに押されるように私の身体が後方へとずり下がる。
倒れずに居られたのは餓鬼の押す力がそこまで強くなかったお陰だ]
ああ、なんか、居るなっ!
[ 情けない声を出すクレステッドの様子に、護身程度というのは本当だったかと判断して気配の湧いた方に向かって駆ける ]
入り江まで戻れ!ヤクモが来る!
[ 恐らくヤクモにもあの咆哮は聞こえている。だからすぐにこちらに飛んでくる筈だと、そう声を張り上げて、クレステッドが逃げるまでの時間を稼ぐつもりでいる ]
くぅっ…!!
[雷霆丸を左で握り、距離を取るべく横に薙ぎ払う。
それを避けるように後方へと跳躍した餓鬼は、他の餓鬼と共に私を取り囲む位置に降り立った]
/*
手数使い切ったし勝手にピンチになる←
や、ちゃんと突破する心算ではあるけどね?
他の人が絡んでくれたら楽しいなー、とw
[ 森の奥から最初に飛び出して来たのは、額から一本角を生やした真っ赤な豹に似た獣の群。数は数頭と多くは無いが、普通の豹よりはだいぶでかかった ]
こっちが、食事にされそうだな!
[ 笑えねえ、と、自分の言葉に突っ込みいれつつ地を蹴って飛びかかってきた角豹の足を狙って刀を横凪ぎに揮う ]
― 上陸前 ―
あー……そか、そいや、そっちの問題もあったかぁ。
[上陸前、アイリから問われて>>72はあ、と息を吐いた。
色々とどたばた続きで棚上げになってはいたが、ややこしい問題があったんだっけ、と。
ほんの一瞬、メル様のばかー、とか面と向かって言ったら絶対殺されるような呟きを心の内に落として]
まだ、詳しい話も聞けてないから、ちょっと難しいとこだねぇ。
でも、アイリには後ろめたいとこないんでしょ?
なら、隠れてこそこそする必要はないかなー、って俺は思うな。
……しょーじき、俺、外交とか、難しい問題はわかんないけど。
さっきの艦隊と、関わりないってはっきり言い切れるんだよね?
いきなり会議に出てくるのがまずいなー、って思うなら、後ろに下がってればいいかな、とは思うけど。
少なくとも、隠れてる必要はないと思う、うん。
少なくとも、メル様……ウチの宰相が身元は保証できる、って言ってたから。
大丈夫だとは、思うけどね。
[感情論以外は、とは口には出さずとも伝わるか。
来いとも来るなとも言わずにそれだけ言って。
基本、直感で生きる白狼児は、へら、と笑って見せた]
― 島 草原 ―
……さて、と。
とりあえず、向かってくるならなんとかしないとなぁ。
[言いながら、じりじりと距離を詰めてくる黒い子鬼との距離を測る。
呼吸整え、動こうか、とするのと、向こうが跳びかかってくるのはどちらが先か]
……んにゃろっ!
[ 刃の鋭い一閃に、獣は二本の足を失って地へと落ちる ]
破っ!
[ 落ちたその胴体を踏みつけるようにして、ディークは返す刀で、続いて突進してきた二匹目の胴を斜めに斬り払う ]
― 島/草原 ―
ルーねえさん、頑張り屋ですからね。
[頑張りすぎて無茶をする、と言うのがマリエッタの中でのガードルード評だった。
ウルズと共に殿下の言葉を聞いていたが、
妖魔の襲来にしょんぼりとした表情になった。]
戻れったって……どわぁ!?
[大きな気配以外にも小さな気配を感じ、辺りを見回して。
一応は逃げる心算で後方へと下がったが、横から飛び出してきた物体に声をひっくり返しながらほうほうの態で回避した]
逃げれる状況じゃねーっつー!!
[回避の勢いで地面を転がり、飛び出してきた物体に意識を凝らす。
見た目は単なる動物にも見えたが、醸し出す気配は妖魔と呼ぶに相応しいもの]
おいこるぁ!!
果物はやんねぇぞ!!
[そうじゃない]
しゃーねぇ、やるだけやったるか!!
[言って腰から引き抜くのは精霊弾が込められた銃。
飛び出してきた妖魔──いやに牙の長い狼に照準を合わせ、銃の引鉄を引いた]
投票を委任します。
風詠み リュカは、つむじ風の白狼児 ゲルト に投票を委任しました。
― 上陸前・八幡 ―
…必要あらば切り捨てなされ。
若はそれを成さねばならぬ御立場でありましょう。
[>>12そう男は言う。
言うが、それに眼前の若者が納得するかどうかと、
考えれば口元は複雑そうに曖昧な形を作るのだった。]
― 回想 ―
[10年より前の頃、男もまだ若かった。
だが血気に逸る歳からは脱した頃でもあった。
主と仕える女王より直々に、嫡男の剣の指導を任された時、
男はその栄誉に膝をついて喜んだが、
何よりも、初めての弟子を得た事への喜びが勝った。
主君に対しての礼節は弁えつつ、時には厳しくもしながら、
実子の無い男はその成長ぶりを親のような眼差しで見ていた。]
話合いの場には参加する。上陸もする。
その後、落ち着いたらゲルトに話す。
そのうえで他のものにも…、必要だと思うなら、話す。
[言外の意味するところは理解できる。しかも先ほど、ひと悶着あったことも思えばなおさらである。
それでもこのまま船に残るのでは自分は何のためにきたのか。
本来の目的の場所からそれているとはいえ、少なくともあたらしい場所に向かうことに変わりはない。
なによりも、力になりたいと思った]
[カナンの幼少時はどのような子供だったか。
だが男が弟子について良く覚えているのは、
負けず嫌いで強情であるという側面だった。
そして弟子は覚え良く、
腕の面でもまた最良の弟子でもあった。
鳴丸も良く懐き、背に乗せる事を厭わないどころか、
喜んで背に乗せもしただろう。
己が前に乗せ、辰砂の空を飛んだ時の、
弟子の喜ぶ顔を見るのは男の喜びだった。]
[『カナンは騎竜師にしたい』
そんな趣旨の言葉を、主君から聞いたのは、何時だったか。
それは男にとって願ってもいない話であり、
叶うならば是非にと、此方が請うた程だった。]
若、騎竜師に成りませぬか?
[だから弟子がそれに首を縦に振らなかった事に
胸中では随分落胆したものだが、
同時にその若さから既に、己が道を見定め進もうとする、
眩しいばかりの若さと強情さに、
男は祖国辰砂の未来を垣間見たのだった。]
― 島 草原 ―
おっとぉ!
[小柄な分なのか、器用に身を捩って直撃を避けた餓鬼は勢い落とさず爪を振るってきた。
ただリーチもそう長くはなく。慌てて後ろに跳び退ることで、手の甲に僅かな傷を負うだけで済んだ]
もう一度っ。
[血の滲んだ左手を払えば、直接の呼びかけをせずとも風は動いてくれて]
…己が身を顧みずとも護ろうとするのは、
我らの務めで御座います。
[騎竜師にならぬと、言ってみせたあの時の事を、
男は忘れる事はなかった。
ならば選んだその道を踏み外さぬよう、
見届けるのが師である己の役目と律し。]
先ずは御身大事に、優先して下され。
でなければ……
某と鳴丸が、
陛下に叱り飛ばされてしまいます故。
[それはさぞ恐ろしい事になりましょう、
と言いながら、男は目を閉じ口端を上げたのだった。]
― 上陸前・八幡 ―
…若!
[>>2呆けていたのは此方も同じだが、
意識が戻るのは此方の方がやや早かった。
呼びかけに応えるよう、こちらを向いたならば。]
ディークならば……おそらくヤクモと一緒。
御心配召されるな。
竜と騎竜師の絆は何よりも勝ります故。
[何があろうとも心強いと、男は主君を促した。
今後を指示する様には腰を折り、
統制室へ向かうその背を見送ると、自身は一度鳴丸の元へ赴く。
精霊師の治療が効いているのか、
とぐろを巻いて休んでいる鳴丸の鬣を軽くたたくと、
ずぶ濡れた着流しを取り換え、上陸まで暫しの休息を*]
甘いぜ!
[ 角を振りかざして突進してきた豹の胴をディークの刀が切り裂くと、闇雲に突進していた豹の動きが、ぴたりと止まる。
やがて、ぐるるう、と唸り声をあげながら、隙をうかがうようにディークの周囲に円を描いて歩き回り始めた ]
― 上陸後 ―
ここではない場所…?
[>>18ユウレン側からの説明に、男は眉根を寄せた。
口頭の説明だけは、何とも理解し難い。]
ようは何者かの結界
その内に居るような物…と、
解釈すれば良いか。
[男は大体近い所を予想する。
とはいえ、状況改善は皆目見当つかなかったが。
>>64なおウルズの視線には気づいたものの、
先程派手に動いた事もあり、騎竜師が珍しいのだろう、
と解釈した為、左程違和感は感じなかった。
むしろ此方からは、あれが名のある精霊師か、
若いのに感心なものよと、大いに取り違えていた。]
[どちらにせよ船の修繕が先であり最優先である、
と決まれば、男もまた人手の一つとなり
守護すべく人へ付き従うつもり……だったが、
鳴丸を休息させるためにと少し離れた為に、
カナンよりやや遅れて草原へと踏み入れる事になる。]
[カウンターで繰り出した一撃は小鬼を掠めるものの、与えた一撃は軽いもの。
動きを止めるには至らず、入れ違うように繰り出された鋭い爪が左肩に食い込んだ]
……ってぇ、なぁ……もおっ!
[紅が散る様子に顔を顰める間に、小鬼は爪を引き抜いてぴょーい、と離れようとする]
にゃろっ!
― 島 草原 ―
…面妖な輩が出てきたな。
[遅れて草原へと踏み入れれば、
男は其処彼処から人ではない気配を感じた。]
急がねば。
[出遅れた事を悔いたものの、
男は先行隊らが辿っただろう道を駆けた。]
[銃身から放たれたのは拳大の岩石が1つ。
単発ながらに勢い良く射出されたそれは敵の牙の片方を撃ち抜いた]
あっ、しょぼっ。
[効果は上々のはずだが、クレステッドにとってはあまり良い結果ではなかったらしい]
ちょこまかしていて、うっとおしいですねぇ。
[悪人なんていません!がデフォであっても、そこは人間。
うっとおしい等の思いはある。]
[牙を折られいきり立った狼は残る牙を振り上げクレステッドへと襲い掛かる]
にゃろっ!!
[悲鳴を上げて逃げるかと思われたクレステッドだったが、再び銃を構え、狼の胴に照準を定めた]
[ 後方では、クレステッドが離脱しそこねて、狼のような妖魔と対峙している>>+48
油断なく身構えながら、そちらへと視線を向けたディークは、彼の使う武器を目にすると瞬いた ]
それは...銃、か?
[ 放たれる弾丸からは通常の銃とは違う力を感じる。
気を取られたその隙を、しかし妖魔は見逃さず ]
[激情を宿し鉄扇が紅い光を放つとともに餓鬼と爪をとかし、逃げる暇すら与えず、餓鬼の体を燃やし尽くし灰へと変えた。
そして戦いの幕をあけ様々な音が響く中でも殿下の朗朗とした号令>>58がよく響き、呼応するように戦線を押し上げるべく、残りの炎をまるまる放り投げて襲ってくる餓鬼を同じように炭化させる。
火粉が飛ぶ鉄扇を横に振るった。
近くでは雷撃を放っているマリーもいる。]
マリー無茶しないでね!無茶するのはルーだけでいっぱいいっぱいだから!
[なんて茶化すようにいいながら、元より親和性の高い火の精霊が詠唱すら不要とし自分の意志に従い集まってくる]
― 島 草原 ―
[繰り出した蹴りは、いいところに入ったようで。
ぐぇ、という短い声を残し、黒い小鬼はどこかへ飛んで行った]
よしゃっ!
……っつーか、ちょこまかしてるの多いし、これ、変化した方がやり易いかなぁ……。
[本性の具象、とも言うべき真白の狼。
そちらに転じれば、機動力が一気に上がる。
まあ、相応消耗もするので、ある種の奥の手ではあるのだが。
ともあれ、それは置いといて]
−島 草原−
[話し合いのときにはなるべく大人しくしており、自分の格好から出身について察しがついたシンシャの人側の人達もいたかもしれないが、
なにか言葉あってもその場はゲルトやリュカや誰かがうまくフォローしてくれたことだろう。
約束のゲルトへの説明は、敵の襲来により後回しとなりそうだった]
いく先々でなにか起こるな。
[これも、なにか得体の知れないものの力が働いてるせいなのだろうかとそんなことを考えたりもし]
[バチィ!と銃身から雷撃が弾ける。
襲い掛かられる間際に放った、至近距離での攻撃。
5連続で放たれたそれは半数のみ狼へと届いたが、敵を地に落とすには十分なものだった]
ざまぁみろ!!
[落としてやったぜ!と言わんばかりのガッツポーズ。
しかしその余韻は長くは続かない。
気が緩んでいるクレステッド目掛け、爪を長く伸ばした兎が高い跳躍から爪を繰り出してきた]
のああああああああ!!
[間一髪、爪はクレステッドの髪を数本散らせるに留まり。
クレステッドは心臓をバクバクさせながら銃をウサギへと向けた]
― 島 草原 ―
……取った!
[ぴょこりぴょこりと近づいてくる餓鬼。
それがこちらの跳べる範囲内に入るや、思いっきり地を蹴った。
まだ距離がある、と油断した餓鬼が慌てたように足を止める、その目の前に着地すると片膝を突いて]
叫!(吼えろ!)
[ほぼ最小単位の言霊で、狼焔に宿る焔の力を引き出す。
直後、紅い気を纏った金色の爪を横一線、一気に餓鬼を薙ぎ払った]
[銃身から飛び出たのは拳大の岩石が2つ。
しかし慌てて引鉄を引いたために狙いは逸れ、兎の両耳を打ち抜くに留まった。
当然、それにより兎は闘志に火をつけるわけだが]
く る な あああああああ!!
[撃退するのにかなり必死であるため、ディークの声>>+52は届いていないらしい]
ちぃっ!
[ すんでのところで躱したが、豹の角がディークの脇腹を掠めて、浅く切り裂く ]
調子に乗るなよっ!
[ 続けて襲ってこようとする豹達を前に、ディークは一度腰を落とし、右手一本で握った刀を、左の肩に当てるようにして構えた ]
おらーーーーっ!!
[ 発せられるのは気合いというより怒号に近い。低い位置から、勢いつけて右へ一閃、左へ返して一閃、更に、下段から上段へと斬り上げる一閃 ]
─ 島 草原 ─
[二匹目を仕留めた所に聞こえたのは号の声。>>58]
……言われなくても。
[に、と上がる口の端が笑みを象る]
こーゆーとこで、前に出んのが、俺のやる事っ!
[迷いない宣と共に、地を蹴って]
[初撃、二撃は難なくと餓鬼相手に繰り出せたが、
此方の技量の差を知ったか、
わらわらと現れた餓鬼が、足を重点的に狙ってくる。]
足止めか?小賢しい知恵を付けおって。
[鳴丸が居れば労せずたどり着けただろうがと思うも、
無い物は仕方がなかった。
時折足を止め、蹴り飛ばし蹴り上げた所を切りつけ、
男は奥へと進む。]
−島 草原−
[ずっしりとしたたしかな手ごたえ、海老の時の不調を取り戻すかのように殴り飛ばされた餓鬼Dは地面を数度転がるように転がっていった]
うむ、快調!
[殴った右手を軽くこきこきと間接を鳴らして動かし]
次は……
[あたりを見回しながら次の獲物を見つけて、飛び掛る]
[ 立て続けの攻撃はしかし、そろそろ妖魔達に太刀筋を読まれ始めたのか、浅い傷しかつけられず、却ってその凶暴さを煽る結果となったようで ]
くっそ、まだ出来ねえか...
[ 父が得意とする連撃の剣、それを使いこなすにはまだ足りない、と自覚されて、ディークは密かに唇を噛む ]
[致命傷には遠かったが、その足を止めることは出来た。
先程とは違い相手もジリリとこちらを窺うようで、睨み合うこと数秒。振り下ろされる腕を、横にステップしながら避ける]
倒槌!(押し倒して!)
[狙うは、攻撃後のバランスを崩すこと]
『キューィ!』
[ その時、上空から届いた鳴き声と、木々の合間を縫って辺りを照らす陽光の輝き ]
ヤクモ!
[ ディークの声に応じて、舞い降りたヤクモは、ばさりと羽ばたいて ]
[ぴょーんぴょーんとフットワーク軽くフェイントをかけながらヒット&アウェイを仕掛けてくる兎。
ピシピシと頬や腕などの肌を掠めるように爪を繰り出し、弄ぶような動きを見せる。
それが何度か繰り返され、止めの一撃と言わんばかりに真っ直ぐ突っ込んできた兎に対し、クレステッドは銃の引鉄を引いた]
[煌々と燃える火弾が5つ、追撃せんが如く同じ軌道を辿り兎へと撃ち込まれる]
[焼ける臭いを漂わせ、兎は丸焦げになって地面へと落ちた]
……し、しぬかと……
[心臓が破裂しそうなクレステッドであった]
― 島 草原 ―
じゃーま、すんなっ!
[身を低くして駆ける姿勢から放った切り上げの一閃は、真っ向、小鬼を捉えた。
爪を振り上げる勢いと共に跳躍し、そうする事で横合いからの攻撃を回避する。
海に馴染んでいるとはいえ、元は山野を駆ける地の眷属。
こういう場所では、本来の動きを取り戻す事も出来るようだった]
[安堵したのも束の間、木々の合間からのそりと現れたのは、直径1mはあろうかと言う毛玉]
…………
[今までの妖魔とは異なる姿に、クレステッドは思わず呆気に取られた]
[しかしそんな姿でも相手は妖魔。
複数ある毛先を触手のように蠢かせ、クレステッドを捉えようと伸ばしてくる]
つ、捕まるもんかあああ!!
[毛の塊部分へと照準を合わせ、引鉄を引いた]
[銃身から放たれたのは火弾が6つ。
先程とは違い散発的な発射の仕方をしたため、本体に届いたのはたったの2つで。
残りは伸びてきた毛先に当たり、結果的に拘束を免れた]
ディ、ディーク!ディーク!!
余裕あったら手ぇ貸してっ!
[ちょっと手に負えなくなって来たらしい]
[ドッと噴き出した風は子鬼の身体を軽々と宙に浮かせ]
打槌!(殴って!)
[吹き抜けたままでは終わらず、吹き戻ってバランスの崩れた子鬼を地面に叩きつけた。鈍い声が上がった気もするが、風に散らされてあまり響かなかった。
泡を吹いて動かなくなった子鬼を軽く爪先で蹴ってみる。それでも動かない]
よしっ。
[カナンにも的確なフォローが入っているようで。より先へと進むことを最優先に駆け出した]
― 島 草原 ―
[狙い定めた餓鬼へ向け、降下しつつ爪を繰り出す──と見せかけて]
……っせい!
[くるり、空中で前方一回転。
姿勢を変えつつ、繰り出すのは、降下の勢いと体重を乗せた踵落とし。
この急襲は読めなかったのか、踵は見事に餓鬼の頭に入り、そのまま沈ませた]
[ 光竜の爪が届く前に、妖魔達は、さっと身を翻し飛び退いた。
騎竜の力は判っているようで、先刻より更に遠巻きにぐるると唸りながらうろうろと歩き回る様子 ]
ヤクモ、ブレス!
『キューィ!』
[ ここは一気に畳み掛けるところだ、と、ディークが声を張り上げると、心得たとばかりに、光のブレスが、妖魔達を襲う ]
−島 草原−
[地面に向けて叩きつけられた子鬼は一度苦しそうにびくりとしてから動かなくなり、
しとめたのを確認すると周囲の様子を見回す]
皆多彩だ。
[精霊術を駆使し、風や雷、炎で攻撃を加えるものや、
カタナとかと呼ばれる武器で鋭利に敵を切っていくものなど、その戦う様子を見ているのは楽しくもあった。
連携を取る者たちの姿も見えれば、その信頼関係の様子も見えてくるような気がした]
― 草原 ―
[多勢に無勢を物ともせず、男が前線らしき個所へと
たどり着いた時には状況混迷深まっていた。]
若!
[下がってきていた者らの中に姿は見えず、
未だ前かと、負傷者をすり抜けたどり着いた先、
>>80目にしたのは餓鬼の群れに囲まれる主君の姿。]
下郎が!
[怒気荒げるような声で腹の底から男は吼え、
地を蹴り隼のようにその傍らに立ち並ぶと、
離れよと言わんばかりに餓鬼らに向け太刀を振った。]
[少し本末転倒したかもしれない。
行かせるか、というように先程とは逆に前を塞いだのは結構大きな影だった]
むっ。
[暫しのにらみ合い。
これは簡単に抜けなさそうだと、息を吸い込んだ]
……龍捲風!
御無事ですか若!
[言いながら視線を走らせると、
胸に走る赤い一線を捉え、
男は目を見開いた後、眉を下げた。]
…御身大事にと
言うたばかりでは御座いませぬか。
[ ヤクモのブレスによって、豹の姿の妖魔達は一掃され、跡形もなく消え失せた。
そこへ届いた、クレステッドの悲鳴のような声に>>+63、ディークは慌てて、踵を返す ]
クレス!
[ 森の中では木々が邪魔をして、騎竜師を背に乗せてしまうと、ヤクモは自由に飛べない。だから、騎乗はせず、後を追ってくるに任せた ]
/*
最終結果
A:40 B:40 C:60 D:30 E:60 F:50
ゲルト 【21】5/5 C[17]>>86[46]>>100 F[93]>>104 E[99]>>108 A[48]>>114 C+F+E+A
カナン 【17】5/5 E[18]>>48[70]>>51 C[82]>>53 F[82]>>56 A[8]>>67 E+C+F
ウルズ 【17】5/5 C[19]>>74[99]>>81 E[67]>>81 F[48][57]>>106 C+E+F
マリエッタ 【17】5/5 A[82]>>91 D[57]>>101 B[15]>>113[75]>>114 C[67]>>116 A+D+B+C
シロウ 【16】5/5 D[92]>>100 A[60]>>100 B[36]>>109[67]>>110 F[94]>>121 D+A+B+F
リュカ 【15】4/5 D[27]>>96 C[43]>>105[81]>>113 E[62]>>122 D+C+E
ガートルード【14】5/5 A[39]>>40[50]>>41 B[70]>>44 C[65]>>46 D[0]>>47 A+B+C
アイリ 【14】5/5 D[82]>>104 F[20]>>110[80]>>113 E[35][75]>>121 D+F+E
うっわ、なんだこりゃ?!
[ クレステッドが対峙している毛玉を間近に見ると、ディークの表情も、一瞬呆気にとられたものに ]
うおっ!
[ しかし、触手のように動く毛が迫ると、慌てて刀を揮い、斬り落とした ]
つむじ風の白狼児 ゲルトは、水破の精霊師 ガートルード を投票先に選びました。
[ ヤクモも、伸びてくる触手を避けようとすると、攻撃に容易に移れずにいる ]
クレス!この形なら、きっと中心に、なんか在る筈だ、撃ち込んでみろ!
[ 自身とクレステッドに迫る毛玉の毛を、端から斬り払いながら、ディークは思いつきを口にした。当たっているかどうかは謎だが ]
何か気持ち悪ぃよこれ!!
[情けない声を上げながらも、握った銃を毛玉へと向けて引鉄を引く。
凝縮されるのは風属性の力。
鎌鼬となったそれは不確定な軌道を取りながらも3連弾、毛玉へと襲い掛かった。
切れ味鋭くスパスパと毛を刈って霧散する]
精霊師 マリエッタは、水破の精霊師 ガートルード を投票先に選びました。
[相手の踏み出しに合わせ、気合を込めて風を呼ぶ。
呼吸を整え意識を澄ませたからか、今度はピッタリと踏み込まれた足元から吹き上がり、威力も十分に影を巻き上げた]
ハァッ!
[更に気合を入れれば風はより強く渦を巻き、数分間に渡って翻弄され続けた影は、風が散るのと同時にドサリと落ちて地面に伸びた]
……ふぅ。
[短剣を握っていない方の手で軽く額の汗を拭い、軽く乱れた息を整える]
小鬼と餓鬼の妨害と、それに対する戦いの場に、不意に、咆哮が一つ、響き渡る。
『……下がれ、我が眷属』
『……そなたらでは、歯が立たぬ』
咆哮の後、響いたのは静かな声。
それに応じるように、餓鬼と小鬼はすっと後ろへ下がってゆき。
それと入れ替わるように、森の奥から現れたのは──獅子を思わせる、巨大な獣。
『……異邦人を、我らが領域に触れさせるわけにはゆかぬ』
『……我が宿敵、そして、古きものがざわめくこの時に、これ以上の災禍は起こさせぬ……!』
妙に力の入った、けれど、どこか一方的な言葉を告げた後。
獅子は幾度目か、咆哮を上げた。**
/*
実は、ここだけはやりたかった、と言ったら怒られるだろうか。
……いや、ラスボスよりもこっちの方がね、いろいろとね!
さて、頑張ろう。
くっそおおおお!!
これなら…どうだ!!
[今度は少し気合を入れ、精霊を封じる力も加えながら引鉄を引いた。
凝縮するのは地属性の力。
放たれたのはまた1つだけだったが、先程よりも大きな、直径50cmはある岩石。
重量もあるそれは真っ直ぐ毛玉へと迫り───]
精霊師 ウルズは、水破の精霊師 ガートルード を投票先に選びました。
[貫通こそしなかったが、毛玉の中心を押し潰すが如く岩石が減り込んだ]
……どーよ?
[一応沈黙している。
ようには見える]
あー、上手に刈れてるなー
[ 散髪よろしく毛玉を刈っていった三連弾に、乾いた声で、そう呟いて ]
つーか、それ、狙った弾が使えるわけじゃねーのかよ?!
[ クレステッドの様子に>>+69思わず突っ込んだ ]
あ、うん。
まだまだ調整中でさー。
弾もバラバラだから、撃ってみるまで何が出てくるかも分かんねーんだ。
[至極尤もな突っ込み>>+73には苦笑が浮かぶ]
― 島 草原 ―
[餓鬼と小鬼を蹴散らしつつ、改めて周囲を見回す]
んーと、負傷した連中は下がってんのかな。
んじゃ……。
[どうするか、と。
そう、思った矢先にその咆哮は響いた]
……これ……。
[初めて聞く声。
だが、直感が──本能が告げる。
これは、『王』の声だ、と。
とっさ、駆けだした先に見えたのは、一目で力ある、とわかる獅子の姿で]
……ってーか。
こっちの話も、ちったぁ聞けってんだよ。
[どこまでも一方的な物言い>>#4に、上がるのは呆れたような声]
っても、あんたみたいなのって、あれなんだよね。
ただ話聞け、って言っても、絶対聞かないんだよね。
[力ある存在の『王』に、意思を曲げさせるには相応のものを示さねばならない。
それは、身の内に刻まれた本能と]
……そーゆーとこ、俺の親父とかわんねぇ……。
[山野を駆けて生きていた頃の記憶から、嫌というほどに身に染みていた]
[ しかし続けて放たれた岩は、どうやら、毛玉の中心にめりこんで、毛玉の動きは止まったようだ>>+72 ]
使いやすいんだか、使いにくいんだか、わかんねーな!
[ クレステッドの答えに>>+74、そう返しながら、トドメとばかりに、めりこんだ岩石のすぐ脇に刀を突き入れる ]
― 草原 ―
…負った物は仕方ありませぬ。
蛟に水夜の精霊師が来ておりましょう。
何方に治療を。
[ガートルードの不調については知らないものの、
この際ユウレンの精霊師でも構いはしないと男は言う。
>>128何時もの強情さは掻き消え、しゅんとしたように、
右手で傷口押さえ、口噤む姿に男は太刀持たぬ空の手で、
カナンの頭に手を置いた。
撫でるような時ではないと知る故に、
手は添えただけではあったが、
どこか昔、まだ幼少の時を想いださせるような恰好ではあった。]
ま、とりあえず、みんなちょっと下がっててー。
話聞いてもらうにしても、ちょっと実力行使しないとまずそうだし。
でも、こーゆー分からず屋さんには、寄ってたかってはよくないから。
[くるり、と一同を振り返り、投げかけるのは軽い声だが。
そこには、妙に有無を言わせぬ響きがあった。
……多分、リュカには物凄くものすごく、見知った誰かが被って見えるだろうが、そこは全く気にせずに]
……そっちにゃそっちの事情もあるんだろうけど、こっちにも引けない事情ってのがあるんだよねぇ。
ってー、わけで。
無理やりにでも、『話し合い』に乗ってもらうよ……!
[言いながら、何故か右手の爪を腕輪に戻し。
低く身構え、ひとつ、息を吐いた。*]
酷い時は効果出ねーこともあるんだぜ。
[今回は何とか全弾効果を出してくれたが、そう言うこともあるらしい。
所謂弾の失敗作だ。
ディークが止めを刺す>>+75のを見れば、ようやく肩から力を抜く]
進むも勇、引くもまた勇。
然して引く方が難しい。
…そうお教えした事も御座いましたな。
此処は某が抑えます。
なに、某一人でもありませぬ故、
どうか安心して御下がり下さい。
[ちらと見るのは、ユウレンの白尾やその随行者ら。
約一名、不穏な心当たりのある物も居たが、
今は四の五の言う時ではないと、その件で男は口を噤んでいた。]
渦雷の騎竜師 シロウは、水破の精霊師 ガートルード を投票先に選びました。
……なんだろ。
違う。けど。
すごく、懐かしい、ような……。
[顔も知らぬ父と、その血に眠る記憶を刺激されているのだとは本人の知らぬこと。
当面の敵がいなくなっていたのを幸いに、完全な無防備状態でボンヤリとその姿を見上げていたが]
[ ぷしゅるるるる〜〜〜と、どこか間抜けな音と共に、毛玉は萎んで消えていった ]
はあ...
[ どうやら一段落という様相に、クレステッド同様>>+76息をついて ]
...んでもまあ、面白い武器だよな。
そういう不安定な武器持ってでも戦えるお前さんも大したもんだ。
[ 臨機応変、そういう柔軟さがなければ、そんんな武器はそもそも扱えないだろう、と、そんな風に、ディークはクレステッドを認めたようだった ]
― 草原 ―
うん、ゲル……艦長の言うように、皆さん一度下がってください。それが一番の早道だから。
大丈夫。こういうのには特に強いから、任せて下さい。
[本人の言に添えながら、残っている人がいれば、見守って欲しいと手で示す。
後見人を信じるように、今はゲルトを信じて言い切った**]
うちの皇子様にも、ちったあお前さんくらいの柔らかさがあると本人も楽なんだろうけどなあ。
[ ぼそ、と普段は口にしない言葉を零したのは、相手が他国人であると判っているからか ]
― 島 草原 ―
[他を下がらせて一人前に出るこちらに、獅子は訝るような視線を向ける。
それに返すのは、どこか不敵な笑み]
あんたは、俺らを『災禍』と呼んだ。
けれど、俺たちが本当にただ、災禍を齎すものかどうか……。
[膝を突き、身を低くする。
左の手は、地面につけて]
その身を持って……確かめてみろよっ!
[叫びの後、上がるのは狼の咆哮。
金の髪の青年の姿は掻き消え、現れるのは真白の狼。
白狼は地を蹴り、真っ向から獅子の喉元へと食らいつくが]
……んなっ!
[牙が届くより先、獅子の前脚が動いた。
勢いよく振られたそれは、白狼を捉え、弾き飛ばす。
空中でどうにか態勢を整え、着地するものの、衝撃でやや、身がふらつくのは抑えられなかった]
さすがに、一筋縄じゃいかねぇか……っ!
[低く身構え、唸り声を上げる。
今は妖の血のまま、金に染まった瞳が真っ向、獅子を睨み付け]
っても、こっちも引くにひけねぇんだよっ!
[決意込めて呟いた後、再び駆ける。
今度は正面からではなく、直前、右へと跳んで視界から外れた。
そのまま腹へと食らいつく──と見せかけ、直前でもう一度、跳んで。
獅子の背に前脚の爪を突き立てた後、再度、背を蹴って反対側へと降り立った]
うわー、間抜けな音。
[毛玉が萎む音>>+77にそんなことを言ったが、クレステッドの方が間抜け度満載だったりする]
そーかぁ?
俺としてはもうちょっと安定して欲しいところなんだけどな。
[その点に関してはやはり不満があるらしい]
親父が「調整しながら使え」って寄越したんだけどさ。
ここまでひでーとは思わなかったよ。
でもそう言ってもらえるのは嬉しいな。
2年の旅で少しは鍛えられたのかも。
[適応力の高いクレステッドは柔軟と言えるだろう。
それがこの銃を扱うに至り必要であることなど知る由も無いクレステッドだったが、ディークの言葉>>+78に嬉しそうに笑った]
んーいや、上に立つやつって、結局生き汚さが必要だからさ。
お前さんみたいに。
[ 誰の事と、告げるつもりはなく、一般論だとでもいうように ]
けど、あーんまり情けない悲鳴ばっかあげてるのは、いただけねーかなあ?
[ 付け加えて、にやりと笑った ]
[流石に内心で余所事を考える>>64くらい余裕が出来たまではこの時には解らなかったが、各自行動の為散開した所で聞こえた賑やかな声>>65にあぁ元気になってると笑みを深めた。
幼い頃だったら自分も二人に混ざりに行った所だろうが、今やマリは親衛隊持ち、ウルも親衛隊はおらずとも祭事や術行使の際の舞に魅了されたファンを多く持つ身。
男のように振舞う身としては、やましい心など全く無いがどうにも周囲の目が気になってしまってこういう時には遠慮する癖がついてしまった。
こんな所も二人に揃って案じられる>>73>>86理由の一端かもしれないが、当人は無茶無理している自覚は更々無い。
要は解ってくれる人達に無自覚で甘えているということだから、尚更たちが悪いと言えるのだが]
─ 島 草原 ─
…くそ、こんな時に何で…!
[そんな訳で無茶を通してきたのだからガス欠起こったのは当然の結果なのだが。
その自覚が無いためどうしてか解らず混乱したまま、ともかく邪魔にならぬようにと戦線を下がり始めた。
背を追う小鬼に気付くも遅れ、せめて受ける傷を少しでも浅くしようと身を捩ったのだが]
カナン様?
[女を追っていた小鬼はカナン>>58の手によって地に伏された。
周囲に声を張り上げ指示を飛ばす王子に体勢を取り直し、頭を垂れて]
[現れたこの島の『王』たるものと戦おうとするシュタイフェ・ブリーゼの艦長に、
何と声をかけていいかわからず、口を噤み。]
─ 島 草原 ─
お手を煩わせました、申し訳ありません。
術の行使が出来なくなりました故、暫し戦線を下がります。
カナン様、どうか無茶はなさいませんように。
[手短、戦線を下がり態勢を整える旨を告げる。
ウルの火、マリの雷も後退の援護に来てくれただろうか。
それに気付けば、二人にも「一旦下がるけど大丈夫だから心配しないで、二人とも気をつけてな」と声をかけてから戦線を後にした。
大きな獣が現れた>>#4ことを知るのは、砂浜にある陣営に戻った後の報告でだろう**]
って、俺生き汚いか!?
[上に立つ者は生き汚くて、時に狡猾。
それ>>+84には同意だったが、自分のようにと言われると、心外な!と言わんばかりの声を上げた。
当人はそんなつもりが無いためである]
水破の精霊師 ガートルードは、水破の精霊師 ガートルード を投票先に選びました。
褒め言葉だぜー?
[ 心外そうに言う>>+86のには、そう嘯いて、キリッとした顔で宣言された本音に>>+87声をあげて笑った ]
正直だなあ、ほんと面白いよ、お前。
『キューィ』
[ ディークに同意するように鳴いたヤクモが、ふいに森の奥に頭を向ける。
同時、再び響き渡る、大気を震わす咆哮 ]
......どうやら、アレをどうにかしねえと、ゆっくり飯も食えそうにないな。
[ 抜き身のままだった刀を鞘に納め、クレステッドを振り返る ]
仕方ねえから、ちょっとヤクモと一緒にぶっ飛ばしに行って来る。
お前さんはどうする?
[ 付いて来るも、入り江に戻って無事を選ぶのも自由だと、そう尋ねた** ]
― 島 草原 ―
[降り立った後、再び距離をとるか否か。
逡巡の時間が、僅かにあった]
……やっぱ、つぇぇ……。
[獅子から感じる力、存在感、威圧感。
それらは、向こうが高位存在である、と本能に伝えてくる。
正直、純粋な妖白狼でもまともに相手できるかどうか、という感は絶えず、それが招いた逡巡は、獅子に態勢を変える猶予を与え]
わ、た、ちょ、ちょっ……!
[と待った、と言ったところでまあ、止まってくれるはずもない。
低く身構えた獅子の突進をまともにくらい、吹っ飛ばされた。
今度は受け身を取る事も出来ず、草の上に落ちて数度、跳ねたが]
……ってぇ、けど。
負けてらんないんだってーの!
[なんとか態勢を整え、吼える。
向けられる獅子の瞳、それを真っ向から見返す瞳に迷いはなく、そこにあるのは引かぬ意志と覇気。
それに、獅子は僅かに目を細めるような仕種を見せるが──それは、ほんの短い刹那の事で。
こちらが低く身構えるのに呼応するように、獅子も低く、身構えた]
……ここで、勝てねぇようじゃ。
絶対、絶対、越せねぇんだよ……。
[小さく、小さく呟く。
自分の中で、超えるべき存在と見なすもの、ふたつ。
今はその足元にも及ばぬ、気高き獣たち。
霞む記憶の中の白と、身近な漆黒が刹那、過って、消えて]
それに、ここで引いたら、先に進めねー、しっ……!
[次に浮かぶのは、今、なすべき事。
やり遂げる、と約束したそれを果たすためには、こんな所で止まっていられない、から]
だから……。
通させて、もらうっ!
[こちらの意地を、とは言葉にせず、地を蹴る。
わずかに遅れ、獅子も地を蹴った。
獅子と白狼の交差。
振るわれた獅子の爪は、真白の狼を捉えてその背を裂くが。
白狼はそれに構わず、獅子の身体の下へと潜り込み]
……取った!
[咆哮の後、その喉元に喰らいついた。
振り払おうと獅子が暴れても牙を離す事はせず、更に爪も食い込ませる。
しばしの攻防の後──地に伏したのは、獅子の方だった]
……どーだ。
ちった、話聞く気に、なった、か。
[獅子が動きを止めた、と認識した所で爪と牙を離して問う。
対する獅子が上げたのは、笑うような唸り声。
一度は下がった小鬼や餓鬼がいきり立って奇声を上げるが、獅子は己一振りと、諌めるような唸りでそれを制した]
『……揺らぎを帯びつつ、揺らぎなきもの。
どうやら、そなたらは災禍を齎すものではないよう……だな』
だから、最初からそうだ、って、言ってんだろ。
[聞けよなー、とぼやけば獅子はまた、笑うような唸りをあげて]
『しかし、何故この地に異邦人が訪れたのか。
まずは、それを聞かせてくれぬか』
[話を聞くという意思を示した後、鷹揚に尻尾を振った。**]
なんていうと思ったかー!
褒め言葉に聞こえねええええ!!
[無駄にノリ突っ込みしつつディーク>>+88へと返して]
[そんな風に他愛無い会話をしていると、森の奥から再び地響きのような咆哮>>+89が響く。
それは先程よりも近く、地面も本当に揺れているようだった]
お、おぅ。
俺は……───
[訊ねられて>>+90、クレステッドは一瞬口篭る。
本当は安全なところに行きたい、けれど]
……攻撃届かねぇところからも援護出来っし。
ちったぁ手伝わせろ。
[言葉は少し情けなかったが、逃げる選択はしなかった。
からかわれたままが癪なのではなく、褒められて少し自信が付いたが故のこと**]
/*
やあ、たのしかった(
いやね、こう、ラスボスさんとか次のランダとは、スタイル的に戦いにくいから。
首取りするならここでやりたい……! っていうのがね。
ずっとあったのよ、うん。
[ひとまず何とも無いらしいため、治療はウルズに頼んだ。
下がったのは砂浜と草原の中間辺り。
草原の様子もある程度は見える場所。
そこで腰を下ろす場所を作り、軍服を脱いで上半身を晒し治療に入る。
胸に走る傷と、船上で巨大海老にしてやられた左脇腹の残りの治療。
柔らかく光る光の精霊は緩やかに傷口を癒してくれた]
………
[その間にも視線を注ぐのは草原での出来事。
私が下がった後に大きな変化があったらしい。
伝達によれば小鬼と餓鬼は引き下がり、大きな獅子のような生き物が現れたと言う。
それにはファサン殿が当たり、今尚戦闘中とのこと]
― 回想 ―
[シロウと引き合わされたのは10年以上も前のこと。
女王である母上より武芸指導の任を与えられ、密に接する機会も増え。
私は師そのものとその在り方に憧れを抱いた。
師のような武人となる、それが幼心に抱いた夢]
[シロウは厳しかったが、ただ厳しいだけではなかった。
静かに見守り、褒める時はきちんと褒めてくれて。
私の成長を自分のことのように喜んでくれた。
それが親の如き見守り方であると当時の私は気付いていなかったが、シロウが傍に居ることで私は沢山のことを学べた]
[幼い頃の私は、姉が2人居たのもあって甘えん坊な一面もあったが、武芸の稽古の始まりと共にその一面は少しずつ薄れていった。
私は男児であり、姉達や妹、弟を護り、国を導く立場であることを稽古や学問の中で学び、母上譲りの負けず嫌いや強情さが強く出るようになった。
そんな私にシロウは手を焼いたりもしたのだろうか。
負けず嫌いで強情であるが故に、上手く行かない時には酷く剥れたりもしたものだ。
その時シロウは窘めながら、宥めるように頭を撫でてくれた。
諭されて、良く泣きもしたのも覚えている]
[そうして臍を曲げた時、機嫌を直すために鳴丸に乗せてもらい空を飛んだことも多々あった。
元よりあった空への憧れ。
自由なる空と解放的な空気に私は終始喜んだものだ。
私にとって空は自由の象徴。
幼い頃から王族として在れ、と当然のように過ごしてきたが、無意識に窮屈さを感じ取っていたのだ]
[シロウのような武人に───。
騎竜師への憧れは確かにあった。
しかしそれは”憧れ”なだけであり、私がなるべきものとは定められなかった。
言ってしまえば、騎竜師は他の者でもなれる。
けれど、私の立場は]
…私が、騎竜師に?
[師から受けた誘いに心が揺らがなかったわけではない。
竜と絆を結び、自由に空を飛べたなら。
そう願ったのも嘘ではない。
それでも、私は]
──…私は、騎竜師にはならぬよ。
とても、魅力的な話だが……私は、足を地につけて国を支えねばならない。
それがこの国の嫡男として生まれた私の、
[姉上を支え国を盛り上げる。
それが私に与えられた役目。
騎竜師になることでそれを放棄することにはならないが、その修行に充てる時間が惜しかった。
国を支えるため、私はまだまだ覚えなければいけないことが沢山ある]
それにディークが騎竜師になると言っていた。
空は、彼とシロウが居れば十分だろう?
私は国を支えることに専念するよ。
[師の胸中は知れない。
誘いを断ったことは申し訳ないと思うが、私はもう、自分の歩む道を決めていたから。
その道から逸れることは決して無いのだ**]
/*
……あ。
そういや、すっかり失念してたけど。
この時期、紅さんまだ妊婦さんじゃね…?
[アレソレ思い出した。]
……確認しなきゃorz
そうか。じゃあ、後ろに乗れ。
[ 怖いと言いながら、もっと怖そうな相手の元に共に行くというクレステッド>>+95に、笑みを見せて ]
遠距離武器の強みはそれだからな。威嚇は頼むぜ。
[ 攻撃の届かない場所から、という言葉には、それが当然と頷いた。威嚇に徹するなら、弾丸の種類はあまり関係ないだろうという判断もある ]
...と、その前に。
[ 得体の知れぬ敵にぶつかろうという話だ、黙って行くのはまずいだろうと、空間に声を投げる ]
ファサン殿!アイリ嬢!どちらか聞こえますか?!
[ 二人のどちらかから返答があったなら、森の奥に強い妖魔が居るらしいので叩いてくる、と告げる ]
ここに放り込まれたのが何かの意志のせいなら、敵対してくるものを倒せば脱出の糸口になるかもしれませんから。
[ 伝えた返事に島での異形との戦闘のことを聞かされたなら、眉を顰めた ]
ガートルード...うちの艦長代理、無理してませんでしたか?
[ 思わず尋ねたのは、最後に艦を離れた時、まだ彼女が完全には立ち直っていなかったように見えたからだろう>>2:253
彼女の気質を良く知るウルズやマリエッタが傍にいれば、フォローはしてくれるはず、とは思っていたが、豪快に振る舞っていながら、内面には幼い頃からの繊細さをそのまま隠し持っていると知れているガートルードに、常日頃思うところは、ディークにもやはりあるのだ ]
[ 返事はどうだったか、或いは彼等はガートルードの様子までは把握していなかったかもしれないが、聞いた内容はそのまま飲み込んで、個人的な想いはそこで終わりにする ]
カナン殿下や皆も無事ですか?え?
[ 獅子とゲルトの決闘の話も聞いたなら、溜め息を零して ]
話がつきそうならいいんですが......なるべく急いで戻れるように、こちらもなんとか頑張ってみます。
...
[ 会話を終えた後、手出しの出来ぬ状況に焦れるのは、どちらにいても同じだったかと、瞬時苛立ちを表情に滲ませた** ]
― 島 草原 ―
[獅子の態度にほんの少しだけ呆れながらも、こちらの事情を伝える。
嵐に巻き込まれた事、艦隊との遭遇、巨大海老と烏賊との戦いの後、ここにたどり着いた事。
それらで受けた損害の修繕のための資材を求めている事]
あ、あと、それから……。
[前置きの後、自分とアイリに起きている奇妙な現象と、海中の結界の事も告げて]
とにかく、そーゆー事情なんで、船の修繕をしないと身動き取れないわけ。
だから、森の木わけてもらえないかなあ。
荒らすつもりは全然ないっていうのは、ほんとなんだから。
[こて、と首を傾いで投げかけた訴えに、獅子はしばし思案するような素振りを見せ]
『……なれば、我らが望みを聞いてくれるか』
[その後、こんな言葉を投げかけて来た]
……望み?
[きょと、としながら問い返すと、獅子は鷹揚に頷いて]
『……古より、この地の海原にあるもの……それが、急激に力を増した』
『……由縁は知れぬ。だが、それにより、この地の力の均衡は大きく歪み、それが我が宿敵たる魔女の力を大きくしておる』
『そなたの言う、海の中の島とやらも、恐らくは海原にあるものの力の乱れが生み出したものだろう。
そなたらがそこに接する事ができるのも、恐らくは乱れた力の余波を受けたが故の事』
えーと。
つまり、海にいるでっかいのが急に力をつけて、その影響を俺らが受けてて。
でもって、それが作った空間の歪みがあの海の中の島、って事ね。
[まとめるように復唱すると、獅子はそうだ、と頷いた]
……それって、さぁ。
その、海にいるっていう大物をなんとか鎮めないと、根本的な解決にならない、って事だよねぇ?
[ふと浮かんだ予測に、獅子はあっさりと頷いた。
うわ、あっさりいったよこいつ、なんて思いは飲み込んで]
んで、望みっていうのは、その海のなにかをどーにか、ってこと?
『……それも望み、ではあるが、それよりも重大な事がある』
『海原の者の齎した力の歪みは、我……この地を護りしバロンの宿敵たる魔女ランダの力を大きく高め、その闇に全てを飲み込まんとしておる』
『彼の魔女の力を鎮め、均衡を正してくれるというのであれば、そなたらの望むものはかなう限り供しよう』
……はあ、なるほど、そういう事。
[一通り、告げられた言葉にぱたり、と真白の尾を振って]
……て、わけなんだけど、どーしようか?
[他の面々へと向けて、問いかける。
とはいえ、選択の余地はないよなー、なんて。
そんな思考も、過ってはいるのだが。**]
失礼いたします。殿下
[薄く光る指先が、新しくできたての胸に走る傷と、左わき腹に走る傷をゆっくりと幾度も往復するようになぞっていく]
あ、あの…
アタシの友人を助けてくれて…ありがとうございます。
[ルーを救い出すという行動から負った傷だ。
だから自分が治すという努めは精一杯果たすつもりだ。なぞる指先が傷口を消毒し塞ぎ癒していく]
/*
……もしかしてさ。
今回のラスボスって、ヴェルの御祖父ちゃん(紅さんにとっては大舅さん)ですか?
[ふ、と頭をよぎった嫌な予感(]
― 草原 ―
御意に。
[>>143下げた顔の奥で涙を耐えていた事、
何時かが思い出されれば予想つくものの、
男は見ないふりをした。
カナンが下がったのを見届けてから、
男は太刀を大きく、ゆるく振り流し餓鬼を威嚇する。
それでも幾らか飛びかかって来ようものなら、
容赦なくそれをふるい地に叩き伏せた。
それが幾らか続いた頃。]
獅子の…妖か?
[>>#2咆哮に身を引き締め、
>>135>>145現れたただの獣には見えぬそれに男は構え直すも、
ユウレン側からの離れろの声に、そこから先へは行かず。]
手並みを拝見せよと言うか。
ならば其方に任せよう。
[白尾が向かう姿が見えれば、太刀は鞘へと戻さぬままだが、
それよりは下がらぬつもりで、其方に立ち構えた。]
[妖同士の動きには目を見張る物がある。
あれに人が到達するには、おそらく時間が必要となろうと。
あるいは天賦の才のような物が。
それは戦に身を置く者には羨望ではあるが、
人である事を重んじ誇りを持つ者としては、
やはり易々許容出来る物ではなかった。]
―――――見事。
[だがその決着がついた後、
口から出た言葉に、翳りの色は無い。
思う所はあるものの、男は武に義を重んじる故、
その手腕の程には純粋な賞賛を口に登らせた。]
[その後の話し合いは、後方で静かに耳に入れる。
ほぼ強制的な選択肢に思う所はあるものの。]
……他に手段が在る訳でもあるまい。
[止む得まい、と男は太刀を収めながらそう言った*]
/*
私は40歳(挨拶)
とりあえずおっついた。
そして寝起きに来ていたごっついものにおののいたのだった。若そんな時間に頑張って…!
こっち側完結しちゃってるから、返すのはちょい難しいかなぁ。
なんか別な形にして投げられればいいが。
…いや、そうか。
君の友か。
無事で何よりだった。
[謙遜するものでもない、と私は向ける言葉を変える。
彼女の言葉から、私は護れたものがあると改めて思うことが出来た。
身を削る形となったが、その傷はガートルードの友である者が癒してくれている。
支え合っているという実感。
忘れかけていたものが蘇ってきた]
えっ、乗って良いの!? やった!!
[竜に乗れるとあって>>+96、クレステッドは大喜び]
ヤクモよろしくなー。
[ディークの後ろへと乗り込むと、運んでくれるヤクモに声をかけ、その背を撫でた]
任せとけ、それだったらこの銃でも十分に出来るぜ。
精霊弾ばら撒いてやる!
[とは言え、ばら撒く程出てくれるかはその時の運だ]
[ゲルト達に声をかける様子>>+97には口を挟まず耳を傾けるだけにして。
問いかけ>>+98には、無理する奴が居るのかー、なんて心の中で思ったりした。
決闘の話が聞こえたなら、マジか、などと驚きの声を上げる]
あっちも大変そうだな…。
俺らもやれることしねーとな。
[ディークの後ろに乗っているために彼の表情には気付かず。
とにかく行こうぜ、と言うニュアンスを込めてそんなことを言った*]
― →島 草原 ―
[治療を終え、斬り跡の残る軍服を羽織ってゆっくりとした足取りで草原へと戻ったのはファサン殿が獅子を降した後のこと。
その場に居る者達は皆バロンの周囲に居たか。
その中に肌の色が違う者が目に入り、私は人知れず瞳を細めた]
[その出で立ちから出自は容易に想像出来る。
上陸後の会議の折も厳しい表情を向けていたことに相手は気付いているだろうか。
しかしその時私は相手への糾弾を控えた。
連れていたのがファサン殿だったこともそうだが、今すべきことではないと判断したためだ。
本当なら、ファサン殿にも何故連れているのかを問い詰めたいところである]
[状況を訊ねれば獅子──バロンからの提案、いや、交換条件と言えるか。
その内容を聞かされる]
条件を呑まねば我々は傷んだ船で航海を続けねばならぬわけだな。
根本的解決に関してはひとまず置くとして。
その魔女を鎮めることで資材が手に入るならば、選択肢は一つしかないだろう。
それに魔女が受けている力の歪みを散じたなら、大元の力を散じることにも繋がるかもしれぬ。
やってみる価値はあると、私は思う。
[紡ぐのは交換条件を受ける旨。
それしか選択肢が無いと言うことは皆が感じていることだろうから、反対するものも居るまい]
しかしそのためには一度休息が必要だ。
話を聞かぬ守護者のお陰で疲労を増やした者が多数居るからな。
[深く息を吐きながら棘を含んだ言葉を紡ぐ。
それを蒙ったのは事実なのだから、それくらいの愚痴は許されて良いはずだ]
−島 草原−
おおっ!そこだっ!いけっ!
[ゲルトの戦う様子はしっかりとみていた。
獣の姿はおそらく本性と呼ばれるものだろうかと思いながら、とっても本気モードだと捕らえていた。
先の尻尾を見たときのような恥じらいとかはみせてなかった]
『やれっ!ぶちのめすのじゃ!』
『そこじゃぁ!殺すのじゃ』
[応援に熱がこもり、祖国の言葉になっており、
おかげでとっても物騒な言葉だったのに気づく人はほとんどいなかっただろうけど、目立ってはいたことだろう。
決着がついた後、向こうに呼ばれて意識をそちらに傾けることになり、何か探すように視線をさまよわせ、一度カナンと目が合った>>188]
/*
二度もやるな。
「人知れず」を辞書で引けとメモで言いたくなるの抑えてるんだから。
この独り言を敢えて残しておく。
後で見て欲しい。
一人でするのは寂しいけど楽ですよね。自分で決断して行動するだけで責任も自分が負うだけですからね。でも大人数で動くとどうしてもいろんな人がいるから思い通りにしていいわけでもないですし責任もそれだけ重くなりますが、その分達成感もありますよね。
[腹の探り合いなどという分野がない...は断片的なことから察する術を持ち合わせてなかった。ただ自分のことを照らし合わせながら朗らかに笑った]
(うぅ…どうしよ)
[殿下の覚え目出度くあろうとする女性は多くいるかもしれないが...は粗相があってはならないと逃げていた口である。さっきまでの態度で粗相がなかったかとか反芻し、どこかしょぼくれながら殿下の後ろをついていく。
そのため、獅子との戦いは終わったことだけは理解しながらも、対話はいまいち理解していなかった。ただディークやヤクモ、クレステッドという人が消えた元凶かもしれないものが悪さしてて、資材もらっていい変わりに協力要請らしい。
信じるに足るかどうかはともかく、どちらにしろ資材や食料は欲しいのだ。もらえるものはもらってしまえ。嘘ならこっちも破ってしまえ。ぐらいのウルズにはちゃんと聞いていても今後の方針はどうなろうと気にはしなかっただろう]
むぅ…
[受ける視線は好意的には見えず、時折ちらちらと気にしながら、確かに相手の国と、自分のどう見ても伺いしれる出身とを思えばそういう感情のものもあるのは仕方がないとは思っている。
ただ、それを心地よく思えるかは別の話だが]
― 島 草原 ―
[海の恐怖を逞しい妄想力で乗り切ったが、今度はその妄想力が仇となった。陽竜に乗るディークは歯もお日様みたいに光らせれるのだろうか。なんて考えていたことと、なんか勝手に酷いことを想っている罰であろう。
ルーがいない!ということで近くのマリーにしがみつくのであった。]
─ バロン登場前/草原 ─
[女がカナンに目通り叶う様になったのはつい最近。
今回の件で少なからず薄くなる国防を義父と義兄が補う為、代わりに蛟を預かることとなった。
それが無ければ、王子と関わりなど持てはしなかっただろう。
少なくとも、女はそう考えていた]
ありがとうございます。
──…でも、どうか忘れないで下さい。
貴方は我らの命をも背負って此処に居るということを。
[案じるなと言う王子>>166に助けてもらった礼を述べた後、これは貴方の役目ではないと暗に告げる。
己は時として切り捨てられるべき駒の側だという認識がある故に、王子の胸の内を知らず勝手を言ってから御前を後にした]
[ 相変わらず、ざっくりとしたアイリの説明>>*7には、彼女の期待通り、ゲルトがいくらかフォローを付け加えたか。カナンが負傷したと聞けば、眉を顰めたりもしたのだが。
いずれにしろ、やることはすでに決まっていたから、次の行動に躊躇いはなかった ]
それじゃ、しっかり掴まってろ!
[ 竜の背に乗ってはしゃいだ様子のクレステッドに>>+101、ディークが笑って声をかけると同時、光竜は力強く羽ばたいて、森の上空へと身を運んだ ]
─ バロン登場前/草原 ─
[そして周囲を見渡せば、先行隊には居なかったはずのウルとマリの姿も見つかった。
こちらの後退の為に飛んできた補佐に、心配しないでと声をかけたがそれに返された声>>174>>178には申し訳なさとありがたさしかなくて]
ごめん。
心配してくれてありがとう。
悪いけど、後頼むな。
[二人に感謝と謝罪を向けながら、視線の端にユウレンの艦長達も戦線に加わっているのがみえれば、戦力は足りていると判断も出来た。
他にもユウレンの船の乗組員だろう者の姿がちらほらと見える。
ユウレンの船員には妖が何人かいるという話は聞いたが、彼らに対し女が抱く嫌悪は無く。
彼らの中にもこちらを案じてくれる者がいるなら、大丈夫だと返事を返した。
幼い頃から悪意を以って接される機会が多かったせいか敏感に感じとれる悪意を、彼らからは感じない。
打算や計算などはあるだろうが、少なくとも害をなすことはない、と。
彼ら自身のことは詳しく知らずとも、己の目と耳と勘で感じたものを信じ、彼らに仲間の命を預けて態勢を立て直しに戦線を下がった]
[ 森の奥、咆哮の聞こえた場所を探して飛翔を続けると、何故か木々が立ち枯れているのが目につき始める。やがて、枯れた木々の中心に巨大な深紅の岩山のようなものが現れた ]
グオォォーーン!!
[ 突如として山が吠える…否、それは山ではなく、山のように巨大な牛に似た姿の魔獣。黒光りするねじれた角を頭の両側に持ち、その角の間に、ぎょろりと大きな一つ目が開く ]
[ 咆哮と共に、蹄が地面を踏みならせば、大地は揺れ、その四つ足から、ひとつずつ、闇色の小型の竜巻が巻き起こって、土や石くれを巻き上げながら、牛の周囲を護るようにぐるぐると回転する。
その闇の色は瘴気でも含んでいるのか、触れた木々や草を枯らし、結果、魔獣を中心として円形の荒れ野が広がることとなっていた ]
でかいなあ。
[ ヤクモの背の上で、巨大な牛を見下ろしながら、ディークは、ひゅーぅと、小さく口笛を鳴らす。どこか楽しげにさえ見える様子を、クレステッドはどう捉えたか ]
[ディークからの呼びかけ>>+97の声は聞こえていたが、すぐに答えるには消耗も大きくて。
アイリがざっくり説明する>>*7のを補足するように、こちらの状況を伝えるに止めていた]
ガートルード殿……蛟の代表さん?
んー、無茶してたかどうかまで、はっきりは掴めなかったけど。
先行組だった分、消耗大きかったみたいで、途中から下がってるのは、確認してる。
[もう一つの問い>>+98には、記憶をたどってそう告げて。
他の面々の状況も、今見て取れる範囲で伝えるだけは伝えておいた]
こっちもこっちで、まだまだ色々と厄介ごとあるみたいだけど。
その場所についての情報も入ったし、やれるだけは頑張るよー。
んでも、ほんとに気ぃつけてね!
[直接手出しはできないから、それだけを告げて。
それから、意識を目の前へと切り替えた。*]
おお、そっちはそっちで頼んだ!
[たぶん何か好転するだろうと、どちらにせよ自分は情報伝達(それすらも少しあやしい)くらいしかできないので、声援だけディークに送っておいた]
一度降りるぜ。
[ クレステッドを地に下ろすために、出来る限り、魔獣の死角になりそうな位置を探って、高度を下げる ]
無理する必要はねえからな。危なそうなら、すぐに逃げろ。
それとあの竜巻には気をつけろよ。
[ 身を隠せる幹か岩がある位置にクレステッドを降ろすと、そう告げて再び空へと舞い上がった ]
― 島 草原 ―
[集まって来た面々の、獅子の問いへの反応に、ぱたり、と尻尾を揺らす。
白狼の姿を解かずにいる理由──受けた傷の負荷をできるだけ軽くしようとしている事は、リュカには隠しようもないから。
痛み止めのためにと伸ばされる手>>200は避ける事無く受け入れた]
んー、あんがと。
後は、休めば塞がるからだいじょーぶ。
[幸いにというか、ここは陸。
地の眷属には馴染み深い力も多いから、回復も早い、とは伝わるか。
まあ、無茶しい、の突っ込みくらいは飛んでくるだろうけど。*]
― 島 草原 ―
[カナンの言葉>>190 >>191 に、獅子が上げるのは笑うような声。
もっとも、そこには負の感情の響きはなく]
『……それでは、我が宿敵の鎮め、受けてもらえるのだな?』
いや、だから、選択の余地ないでしょ。
[確かめるような言葉に突っ込むと、獅子はまた笑う。
鷹揚な態度と、受けた傷をものともせぬ様子。
獅子という生物特有の威風もあるのだろうが、その様子はごく自然に『王』としての存在を感じさせた]
『……それでは、十分に休息したならば、改めて我を呼べ。
彼の魔女の領域へと誘おう』
[そう、告げると獅子は森へとゆるり、引き返していく。
餓鬼と小鬼の群れがそれに付き従うように進み、やがて、その姿は木々の向こうに消え失せた]
……やーれ、やれ。
とりあえず、一段落はしたけどー。
[まだまだ、問題点は多い。
さっきまでは棚に上げていたが──やはりというか、アイリに向けられる視線には、険しいものが多かった]
……これいっそ、この場で本人に話させた方がいいんかも……。
[長く伏せれば、それだけ疑念はかさむ。
なら、すぱっとぶちまけた方がいいんじゃなかろうか。
そんな事を考えつつ、とりあえず、アイリを前脚で手招いてみた]
/*
つかね。
今から俺だけが話聞いて、そこから打ち明けー、ってやると、絶対時間たんねぇよ!
……てわけで、上に人が多い所でやっちまえー、と思う俺であった。
つか、明日は早く出ないとなんないから、ランダ登場、すぐ落とせるように用意しとかな。
[アイリの声>>*9には、あー、と声を漏らす]
俺はお前のこと好きだぜー?
傷ついてるのか!
抱き締めてやりたいがここから出られない…っ!
[いつも通りの反応だった]
[出発の際、しっかり掴まれ>>+104と言われて、ディークの肩に両手を乗せる]
ひゃあーっほーぅ!
[実に楽しそうだ]
[しかし咆哮>>+105が聞こえると上がっていたテンションは急降下する]
うへぇ…マジでけぇ…。
[引いてしまうのも已む無し]
お、おぅ。
[降りると言われて>>+107返事をし、魔獣の死角にてヤクモから下ろされた]
ん、無理はしねぇ。つか出来ねぇ。
そっちも気ぃつけろよ!
[言われたことに頷き、声をかけ返して空へ舞う姿を見送る]
さて、行くぜ、ヤクモ!
『キューィ!』
[ 騎竜師の声に応え、光輝く竜は、高度を保ちながら、ぐんぐんと魔獣の居る荒れ野の中央に近付いていく ]
グオォォン!
[ 上空に現れた、二つ目の太陽の光に気付いた巨大牛が、苛立ったような咆哮と共に蹄を踏みならし、竜巻の一つが、渦巻きながら上空へと迫った ]
ブレス!
[ 闇を照らす太陽のように、強い光輝を伴った光のブレスが、闇色の竜巻に真正面からぶつかり、吹き散らす ]
これ。桃の砂糖漬け。
術の使い過ぎで疲れた時とかに効くんだ。
[効果のほどは、鰯の頭も何とやら、かもしれないが。甘い物が嫌いでなかったらと]
僕は、まだこんだけあるし、大丈夫。
困った時はお互いさまでよろしくっ!
[そうして次に備えるため、自分に馴染んでいる風を活性化した*]
─ 島 砂浜 ─
[精霊術が使えずとも多少腕に覚えはあるし体術のみならまだ戦えるだろう。
だが、精霊術が使えなくなったなど過去にない異変に動揺が大きく、わずかな冷静さで足手纏いにならぬ為に後退を選んだ。
砂浜に残る蛟陣営に戻ると、何があったのかと問う副艦長に自身の異変を伝えると、副艦長の顔はみるみる青筋が立っていって]
ったああああ!?
え、な、なにすんだよ副艦長!!!
[脳天に落とされた拳骨に思わず涙ぐみながら見上げると、この馬鹿娘!と怒鳴られた。
若かりし頃義父も同じ失敗を何度か繰り返していたから副艦長には精霊が応えない理由が即座に解り、娘がちゃんと休息を取っていなかったことを怒ったのだ。
女はそれがわからず抗議したのだが、何を言ってもとにかく休めの一点張りしか返してはもらえなかった。**]
[ちらちらと見られているのには極力反応しない。
今はそちらに気を取られている場合ではないのだ。
バロンとの話がつくと、私は再び深く長い息を吐く。
疲労を増やしたのは私も同じなのだからな]
−島 草原−
とりあず悪いやつをかたっぱしから殴ればいいのだろう。
[バロンの話になんか理解はとっても大雑把だ。
ゲルトの前脚の呼びかけに応じてそちらへと]
うぷ...!
[ 散らされた瘴気の一部が風に混じって届き、ディークは片腕で口元を覆ってやり過ごす ]
ヤクモ...大丈夫かっ?!
[ 瘴気を吸い込みはしなかったかと、相棒に問いかけた瞬間、どくん、と、左腕が痛みに脈打った ]
く...瘴気の毒、か...時間かけられねえな。
『キュイィ』
大丈夫だ...とっとと決めるぜ。
[ ヤクモの声が心配そうに響くのを、軽く首筋を叩いて宥め、再び咆哮をあげる魔獣を睨み据える ]
…もうちょっと礼儀作法とか学んでいたらよかったかなぁ。
[既に後の祭りなことをいいながら、マリーによしよし返しをしたり、頬をつっついたりしている]
[岩陰に身を潜め、魔獣の姿を盗み見る]
こっからなら……。
[このまま直線的に射撃をしてしまうと居場所がバレてしまうだろう。
そこでクレステッドは銃口を天へと向け、魔獣側へと少し傾けた]
いけっ。
[傾斜調整をして引鉄を引く。
銃に凝縮するのは水属性の力。
密度ある水弾が4連星となり、巨大牛の4つの足元へ落ちるように弧を描いた]
― 島 草原 ―
あ、うん。
ちょっとだけ、待ってくれると嬉しい、かも。
[視線を向けるカナン>>218に、こう告げてから。
前脚の招きに応じてやって来たアイリ>>217を、今は金色の瞳でじい、と見上げて]
あの、さ。
ちょっと考えたんだけど、いっそ、ここでみんなに事情打ち明けちゃった方が良くないかな。
[提案する声は、一応ひそめてはいたものの。
近くにいれば、十分に聞こえるもの]
俺はまあ、メル様からの直々っていうのもあるから、落ち着いてられるけど。
船団のみんなはもちろん、シュタイフェの全員がそれ知ってるわけでもないし。
あんまり長く隠してると、アイリ、居場所がなくなっちゃうかもしんない。
俺はそーゆーの嫌だから、なんとかしなきゃ、と思うんだけど、それにはちゃんと話す以外の道はないわけで。
でもって、ここにいるみんなにもその内話す事になるんだから、それなら、一度に話した方がいっかな、って思うんだけど。
[どっかな? と。
問いかけながら、こてり、と首を傾ぐ。
真白の尾が、ゆらりと揺れた]
/*
ところで、黒笑み宰相さん、なんでこんなややこしい事したんでしょね!
……まあ、そこらの説明になる三首脳茶会の様子はちらっと浮かんだんで。
後でひそっとまとめておこう……w
まあ、一言で言っちゃえば、最低ラインの繋ぎを得ておくというのが第一。
群島連合も一枚岩じゃないだろうし、ユウレン自体は国交、険悪寄りの中立だからねー。
んでもって、繋がり自体もアイリという『個』によるものだから。
斬り捨てるのも実は容易い、というのがあるとかないとか。
ん、まあ、一番の理由は、アイリ自身と話して、何か感じるものがあったから、なんだけど。
それをそのまま言わないのが、黒笑み宰相くおりてぃ。
少し、みんなに話がある。
[そう、耳を傾けてくれる人に語りかけて]
私は見てのとおり、南東郡諸国の出身だ。
知っている人はいるかどうかいないがイリカイ国という東端の方にある人狼の国の出身だ。
[一度言葉を切り]
― 島 草原 ―
[風纏う手が触れる感触>>225の心地良さに、ほんの少し、目を細める。
容赦なく抉られた傷の痛みが引いて行くのがわかって、小さく息を吐いた]
あー、わかってるってば。
大丈夫だって……俺が寝るときは絶対寝るのは、お前だって知ってるだろー。
……だから、余計なとこに余計な事いわなーい。
[言われた言葉は、下手に怒られるよりも怖いものだったから。
返す声、特に最後の部分には、妙に真剣な響きもあったりしたが]
私はそこの国の国王の第三子にあたる。
[気づいてる人や知っていた人はどれだけいたか知らないが、
周囲の反応は大きかったかもしれない]
大陸にある国や、いろいろなものがみたかったので旅に出ていた。
私がここにいるのは、新航路に興味があったから、頼んでつれてきてもらっている。
ただ、私の行動に私の国も、同盟諸国も一切関与をしていないことは誓う。
[そこまで話一度周囲の言葉や反応を待った]
[ クレステッドの打ち出した弾丸によって>>+117、牛の足元は瞬時にぬかるみに変わり、ずるりと蹄を滑らせたことで、魔獣は次の竜巻を産み出す事が出来なくなる ]
今だ、ヤクモッ!!
[ 叫んだディークの声に、ヤクモは真正面から魔獣に向かって滑空する。
巨大牛は、黒い角を振りかざし、迫る光竜を刺し貫かんとするが ]
『キューーーィィ!』
[ 一際高く鳴いた、陽竜の羽ばたきより、産み出されるのは、無数の光球。小さな太陽にも似たその光が、一斉に魔獣の一つ目に向かって飛び、その目を眩ませる。
辺りに広がる光は、一瞬クレステッドの目からも、全ての光景を輝きの内に隠しただろう ]
[ そして、その輝きが薄れた時 ]
グオォォォ!
[ 怒りの咆哮をあげる、魔獣の角を、がっちりとその爪で掴んだ光竜の背から、刀を抜き放ったディークが魔獣の頭めがけて飛び降りる ]
ウオォォーーッ!
[ 魔獣の咆哮にも劣らぬ気合いと共に、巨大牛の頭を蹴って宙に身を躍らせたディークの刃は、過たず、その一つ目を深々と貫いた ]
― 島 草原 ―
[首肯で答えたカナン>>224に、ありがと、と告げて。
こちらの提案に同意を示したアイリ>>228にうん、と言って頷いた後、語られる事情>>229 >>231は黙って聞いた]
……ぉぅ。
メル様が直々に動くくらいだったし、タダ者じゃない、とは思ってたけど。
[それでも、国王の第三子、というのは想定を超えていたから、零れ落ちるのは、素直な感想で。
全く素の口調から、こちらも初めて知ったというのは伺えるか。
……白狼のままなので、表情からは伺いようもないだろうが]
グアアァァァッ!!
[ 狙いの通り、それが弱点だったらしく、巨大牛は、飛び跳ねるようにして暴れながら、断末魔の咆哮をあげる ]
うあっ!
『キュィ!』
[ たまらず宙に投げ出されたディークの身体を、魔獣の角を離して飛んだヤクモが、先回りして受け止めた ]
[ 巨大牛は、暴れながらその場をぐるぐると、まるで竜巻の渦のように回転しながら駆け回り、やがては、本当に赤と黒の瘴気の渦となって、轟、と土を抉り、それを最後に霧散した ]
[ 後に残ったのは、ディークの刀にその中央を貫かれ、砕けて割れた巨大な精霊石の欠片 ]
[今回のことは東南群島諸国とは一切関係ないと彼女は言う。
しかし私はそれをすんなりと受け入れることは出来なかった]
………関与していないと言う証拠は、どこにある?
[現に群島諸国私掠艦隊からの襲撃を受けている。
嵐により流されたことから考えても、そこで待ち構えていると言うのは考え難いのだ。
問う声はどうしても低くなる]
は、あ...やったな...ヤクモ。
[ 魔獣の消滅を見届けると、ディークは受け止めてくれた陽竜をねぎらい、一度中央部へと降りて、刀を拾う ]
精霊石か...こいつが核だったとすると...ますます胡散臭えな。
[ 何かの手がかりになるかと、精霊石の欠片を一つ拾い上げ、刀を腰に戻すと、ディークは、そのまま歩いてクレステッドの元へと向かった ]
クレス!すげえタイミングの援護だったぜ。助かった。
[ 満面の笑みで感謝を伝える ]
[ そのすぐ脇に、ヤクモが舞い降りる ]
『キュゥ...』
[ 未だどこか案じるように鳴く陽竜の鬣をぽふと撫でたディークは、ふらりと、一度よろめいて ]
うおおおおおお、精霊弾すげー!
[先ず驚くのは自分が撃ち出した精霊弾の効果。
ディークに言われたように威嚇になれば良いと思っていたため、思わぬ効果に驚きを隠せなかった。
その隙を突いて繰り出されるヤクモが産み出した光の球。
夥しい数のそれは魔獣を、ディーク達を包み込み]
[その後は音でしか戦闘の様子を伺うことが出来ず。
魔獣の咆哮と、ディークの叫び声が耳へと届く。
交差の様子は想像すら出来なかったが、直後に響いた断末魔の咆哮に結果を推測することは出来た]
ディークー!
終わった!? 終わったのか!?
[目の調子を戻すために軽く擦りながら声を上げる]
[それに応じるかのようにディークの声>>+124が耳に届き]
マジか! 俺すげぇ!!
[遠慮なく自画自賛した]
いやでも倒したのはディークだからな。
俺じゃ逃げるしか出来ねーし。
お疲れさん!
ヤクモも!!
[そう言って相手を労う]
[それから、腹が減ったと声が聞こえる>>+126と]
あ、やべ。
もいだ果物さっきんとこに置いたままだ!!
[戻ろうぜ、とよろめいたディークを促した*]
/*
表も結構佳境なのに、付き合わせてすまんかった。
ありがとう、おかげで楽しかったー!とここにも埋めておきますな>クレスのひと
― 島 草原 ―
[カナンの反応>>235は、こちらはある意味予想の範囲内だった]
……南東とシンシャのあれこれって、ユウレンと海賊団とのあれよりもややこしくて根が深い、っていうもんなぁ。
[比較対象としてどうなのか、というのはさておき。
ユウレンでは、たまにそんな例えもされていた。
それに、アイリがどう対するか。
下手に口を出せば話が拗れるだろうから、と何も言わずに見守っていた──のだが]
って、アイリ!?
……いづっ!
[それに対するアイリの言葉。>>237
ついひっくり返った声を上げるものの、その先はすぐには続かなかった。
まだ塞がっていない傷に大声あげたのが響いて、しばしその場で固まった後]
……実は、俺も、アイリの事情は今初めて聞いたんだよ、ね。
メル様……ウチの宰相様から、出向の直前に、乗船させるように、って指示が来て。
[カナンの問いかけ>>239に、ようやく出せるようになった声で、ゆっくりと答える]
南東群島からの旅人なのと、旅の目的は聞いてたけれど、それ以外は、初めて聞いた事ばっかりで……実のとこ、俺も戸惑ってる、けど。
……ただ、さ。
俺は……願えるなら、『個』を見てほしい、って、思う。
カナン殿は、俺が半妖だって知った時。
妖の血を引くから、とか、人じゃないから、って理由で、拒絶はしなかったよね?
それと同じように。
南東群島連合に所属する国の出だから、ってだけで、拒絶しないでくれたら、俺としては、嬉しい。
[少し落ち着いた声で綴るのは素の、そして、心からの願い]
少なくとも、あの時……私掠艦隊と出くわした時の、アイリの様子は。
艦隊の横暴に対する怒り方は、俺には演技には見えなかった。
だから、俺は、アイリを信じてる。
アイリ、っていう、『個』の存在を……『仲間』として、ね。
そして、おんなじように、カナン殿や、この船団の皆も信頼してる。
同じものを見たいって願うもの同士として。
/*
ここで全力で庇いに行かないのが、白わんこのゆるさ。
しかしなんというか、こういうとこはほんと、ユウレンって国の気質だなあ。
拒絶するより受け入れる、っていう。
カークが前に某執事さんに言った言葉って、なんやかや、根付いてるんだよねぇ。
……うん。
なんつかほんと、次代は大変そうだわ、この国……(
あ、そうだったな。よし、早いとこ取りに行こう。
[ クレスの言葉>>+132に頷いて、ヤクモの背に乗る ]
『キュィ』
[ 二人を乗せて舞い上がったヤクモは、まだどこか不安そうに、ゆっくりと羽ばたいて二人を果物のあった場所まで運んだ ]
おー、食料は無事だったな、良かった。
[ 今度はヤクモが一緒なので、ついでにもう少し果物を増やし、まとめて運ぶことにする。
そうして、入り江の方に戻ったのはどれほど後か ]
──…”保留”だ。
[長く思考の海を漂い、導き出した結論]
『個』を見るにしても、私は彼女のことを良く知らない。
ここでどうするかの結論は出せぬ。
[それから王女──アイリへと視線を向けて]
簡単には信は置けぬ。
だが出自だけで判断はせぬ。
貴女のことはこの目で見て、感じ取ったものから判断させてもらう。
[この場では斬らぬと言う宣。
この後も行動を共にすると言う宣。
受け入れるにはまだ抵抗がある。
信じきれぬのは国の印象と裏切る可能性。
それを払拭することが出来たなら、あるいは───]
さすがに、疲れたぜ、ちょっと休むな。
[ 食事代わりに数個の果実を食べた後、陽竜によりかかるようにしてディークは眠ってしまった。
魔獣の瘴気に当てられて、塞がっていない左腕の傷が見た目以上に痛んでいるのだとは、ヤクモだけが気付いていたが、その陽竜の気が、回復には最も適していることも本能で理解していたから『キュゥ』と鳴いただけで、羽根の内に護るように眠る騎竜師を囲い込んだ ]
─ 島 砂浜 ─
[少し休んだらすぐに戻るつもりで居たのに、副艦長から見張りを付けられ強制的に休まされる事になり。
その為、女が立ち去った後ゲルトがバロンを下した事は報告でしか知る事はできず、アイリの身上についてはこちらの耳にまだ届いてもいなかった]
…あー、もう。
[他の皆が戦っているのに自分一人休むのはどうも落ち着かなくて、苛立ってしまう。
休んでいる間に何で精霊が応えてくれなかったのかを考えろと言われたのだが、未だそれも解らないままで。
がじ、と頭を掻いて簡易寝台に倒れかけたところで、腰に微かな違和を感じて起き上がり。
ポケットから取り出した桃の砂糖漬け>>212を見て、ふと彼女の言っていた言葉を思い出した]
─ 島 砂浜 ─
困った時はお互いさま、か。
[甘い物嫌いじゃなかったら、と差し出してきたそれ>>213を受け取ったのは彼女の心遣いが嬉しかったから。
ありがとうと、仲間を頼む。先に向かう彼女へ言葉に託す事はそれだけしかできなかったなと思いながら濃厚な甘さを口に含む。
それを見た見張りにユウレンの者から貰ったと言うと、彼らはあまり色好い顔をしなかったけれど]
ユウレンの思惑は解らんが、今回に限っては警戒は要らねーよ。
考えてみろ、多少艦が逸れちまってる今でも俺らの方が戦力は高いんだぜ?
明らかに捨て駒な連中ならともかく、シュタイフェ・ブリーゼの人員は主力級が揃ってる。
そんな連中捨て駒にするような国ならそもそも警戒する必要ねーし、逆に捨て駒に出来る程人員が豊富なら警戒した所で勝ち目なんざねーよ。
変に警戒して関係悪くするより相手信用して頼る方がよっぽど建設的だ。
─ 島 砂浜 ─
[一口齧った桃の砂糖漬けを手に、見張り相手に持論を述べる。
正しいか否か確認する術は此処に無いが、信用に値する仮定だと自分では思う。
こちらからだけでなく、相手からの信用も得られているならいいのだがとも思った所でふと、自分と精霊の在り方にも似てるような気がした]
…頼りすぎた、か?
[精霊達を休ませる事無く行使してきた自分の浅慮に、今更気付いて声に落とす。
今までは義父や義兄がそれとなく休ませてくれていたから、ここまで消耗しなかっただけとはまだ気付けていないけれど。
副艦長に確認しようと思い立ち上がると、見張りに断って砂浜へと向かった]
おー。
[同意>>+133を得て、先程の場所へ戻るべくヤクモに乗る。
楽だなー、と言う感想は心の内に……秘められることなく口に出ていたりする]
食糧無事か! 良かったー。
んじゃあ安全な場所戻って腹ごしらえすっか。
[そうしてディーク達と共に入江へと戻ったのだった]
― 入江 ―
[二人と一匹で食べても多少余るぐらいの果物を持ち込み、入江で食事が始まる]
ん、おぅ。
戦い通しだったもんな。
ここなら妖魔も出て来ないっぽいからゆっくり休めー。
[腕の傷には気付けない。
ディークが平気そうにしているため、そこまで気が回らなかった。
羽根の中に埋もれる様子には、良いなー、と言うような目で見ていたとか]
― 島 草原 ―
あー、へーき、へーき。
[案ずる声を上げるアイリ>>245に、手……は振れないから、ぱたぱたと尻尾を振って答えた]
ん、まあ、そういう事情じゃねぇ……。
気軽に話せるものでもないのはわかるから、そこは気にしなくていいよー。
[返す口調は軽いけれど。
そこにあるのは素の思い]
[こちらの言葉をカナンがどう感じるか、どう受け止めるか。
ある種の賭けだが、分の悪いものとは思ってはいなかった。
それは、彼に対する抱く信故に]
……うん。
今すぐ、結論出せる事じゃないのは、俺もわかってる。
[保留、という判断。>>250
それは、今この場で出せる最善だと思った。
斬り捨ててしまうのは簡単だけれど、それで失うものもある。
だから、そうならなかったことに、ほっとして。
知らず、安堵の息を漏らした後]
……ありがと、ね。
それから……ごめん、もっと早く相談しなくて。
[今浮かんだ素の思いと、ずっと抱えて来たものと。
砂浜へと向かう背>>252に投げた言葉は、届いたか。
いずれにせよ、次の瞬間には力が抜けて、その場にへしょり、と伏せる事になるのだが]
─ 島 砂浜 ─
[副艦長の思惑は、考える時間を与える事で女を休息させる事だったから、答えが出なくとも問題は無かった。
義父である艦長自身率先して前に出る戦いをする為に若い頃は同じ症状に良く陥っていたのだが、娘は今までこうなった事が無かった為に注意を失念していたらしい。
砂浜に出てきた女の姿に、副艦長はまだ休んでいろ、と言いかけたのだが]
あのさ、言われたこと考えてきたんだ。
聞いてくれるか?
[そう言うと、開きかけた口を閉じて頷かれた。
それに笑顔を返して、唇を開きかけたその時。
ぞくり、背筋を走る何かに咄嗟、後ろを振り向いた]
─ バロン討伐前・草原 ─
ふむ、そういう物…という訳か。
[>>199リュカが肩を竦める様に、
より上位の存在である事を男は知る。
彼女の素性は知らないままだったが、
その瞳の色の変化に目を細める。]
お主も妖の類か。
[そう低く呟くも、彼女の言葉を信じぬ訳ではなく、
また手も出さないとしてその場は下がった。]
─ バロン討伐後 ─
[討伐確認後、男は>>188主君の姿を見止め、
その傍らに控えるように立った。
傷が癒えている事に気づけば薄く笑みもし。]
若を治癒したのはお主か?
ならば礼を言うぞ。
[何処会話の合間、そうウルズに声をかけ、
男は緩く頭を下げた。]
─ バロン討伐後 ─
[アイリの出自に関して、
南方出だというのは解っていたものの、
王族だという名乗りには目を細める。]
………
ただの南方出だと言うのならば
まだ理解もあろうが。
[王族が敵対国へと乗り込んできたような物。
責務等を重んじる男にとって、
それは簡単には納得出来ない物だったが、
男は武人。彼女が王族であるからこそ、
政事に関わる恐れのある事には口を挟まなかった。
それを判断するのは、この隊シンシャ側の頭である主君のみ。]
何、だ?
[背後の海から感じたのは、大きな力。
精霊のものとも違うそれは、水に親しむ己にまで恐怖を与える程で]
──っ、すぐここから離れろ!
くるぞ!!
[叫んだとほぼ同時、海から大きな音をあげた波が襲ってきた]
驚くだけでは済まんだろうに…。
[>>240やたらと明るい声や、
>>247お姫様、王子様の括りには
悪い方の意味を込めて男は眼を細めた。]
…若がそう申されるならば。
[>>250保留の判断が出れば、それ以上何を言う事もなく、
男は従うように船への道へと続いた。]
……先程の言葉、感謝する。
自分を見失わずに済んだ。
[ぽつりと零した声はとても小さなもの。
しかし獣の姿であるファサン殿ならば、拾うことも出来たかも知れない。
身体の向きを戻すことで浮かんだ表情を隠し、私は砂浜へと戻っていった]
頼む! 皆を護ってくれ!!
[砂浜に手を付き、強く願うと土精が応え、砂を盛り上げ簡易の防波堤を作り上げてくれた。
だが、自分はその手前に居た為に波に飲まれてしまい。
水に恐怖を抱くのは初めてで、こんな思いをいつもウルはしてんだな、なんて思いながらせめてと声を張り上げた]
カナン様とファサン殿に、伝えろ!
俺は多分ディーがいるとこに行くはずだから心配要らない!
出航するなら、蛟も滞りなく進むように!
[それだけ言い残すと、女は海の波へと飲み込まれた**]
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