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"アンデッド" リエヴル は "アンデッド" リエヴル に投票した。
支援屋 アリーセ は "アンデッド" リエヴル に投票した。
騎士操縦者 バルタザール は "アンデッド" リエヴル に投票した。
町工場の サシャ は "アンデッド" リエヴル に投票した。
BPPリーダー ローレル は "アンデッド" リエヴル に投票した。
パイロット シュテルン は "アンデッド" リエヴル に投票した。
特務曹長 ウルズ は "アンデッド" リエヴル に投票した。
"アンデッド" リエヴル に 7人が投票した。
"アンデッド" リエヴル は村人達の手により処刑された。
騎士操縦者 バルタザール は、町工場の サシャ を占った。
次の日の朝、パイロット シュテルン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、支援屋 アリーセ、騎士操縦者 バルタザール、町工場の サシャ、BPPリーダー ローレル、特務曹長 ウルズ の 5 名。
>>2:*12
おぅ……なぜかって言われてた。
メモでかなり早くから、襲撃歓迎してたつもりだったんだけどな。
なかなか伝わらないものだね。
ふぬぅ……赤ログは業務連絡だけでした。
残念。
「連絡を取り合える設定」
だったので、もうちょっと、こう、裏でつながりがあるのかと。
ところであれだね。
>>2:243
仮にも戦闘機を、社用車同然に使うってどういう会社ですかよww
きっと世紀末だからだね。
うん、世紀末なら仕方ない。
一応、武装解除してある描写をどこかでいれよう。
−大阪−
『襲い来る侵略者、破壊される町や家、先が見えない。未来が暗い…
そんな今だからこそ!
若い力で未来を切り拓きましょう!
事務職、土方、技術職からサービス業まで!
幅広い職場がアナタの力を待ってますよぉー!
就職のご相談は、お近くの事務所か、ご覧のURLから!!』
[クレイカの足をわさわさ動かし、一本の手には拡声器型のスピーカー。
二本の腕には瀬戸内工場組合を始めとした企業と、連合軍の、名前と広報サイトのQRコードを記したプラカードを高々と掲げ、さらにもう一本の腕に抱えた薄型大型モニターが各社の広報映像を映し出す]
『続けてお知らせです!
近日中に、この近辺を大型流星獣が通過予定です!
遅れないように避難をお願いしますね!
流星獣退治に豊富な経験を培ったグローセンハンクから、随時続報をお伝えしますので、そちらのチェックもお忘れなく!』
[スピーカーを介した大声を張り上げながら、大通りを練り歩く。
なんたってこのご時勢だ。
交通法規はだいぶ前から緩くなっているから、大通りを多脚重機がわさわさ歩いたってだいじょうぶ。
無許可で大声で宣伝しながら歩いたらさすがに見咎められるけど、その辺も企業と連合軍のほうから自治体と警察に話が通ってるからだいじょうぶ。
度重なる襲撃でどこも人手は足りてないのだ。こんな広報活動だってしたくなる]
『あっ、そこのお兄さんお姉さん方!
こんな昼日中に大通りになんて集まってたらもったないです!
お仕事ありますよ!どうぞ考えてみてくださいね!』
[なんかでっかいビルの辺りから、『やってやったぜ』って顔して引き上げてきた集団にも声をかけた]
『求人パンフレットのお申し込みも受け付けてます!それでは、失礼しますね。
続きはウェブで!』
[プラカード握った腕をひらひらと振ってご挨拶を済ませ、よっこらせ、と、大股に集団の頭の上を悠々と歩き去っていく。向かう先は、ちょうどその集団が引き上げてきたところ。ちょっと前までたむろしてたところ。
すなわち、AIUに属する財団のビル]
こんにちわー。
瀬戸内工場組合所属、クレモト精機有限会社の呉本 紗々って言います。
アポイントメントをお願いしてあったと思うんですけどー…。
[連合軍のほうを通して。
それからしばらく、担当者のお出ましを待つことになった。
その間に、ふと思い返す。
なんでこんなことになったかって言ったら…]
−しばらく前・呉基地−
[ぱたたたたたたっ]
(あー…そっか、ここんとこの処理がこんなだからあんなガクッ!ってなっちゃうのか。
じゃあ、こう、この計算式噛ませて、もっとこう、ぎゅいっ!っと…違うなー。
理想はもっとこー…するっ!と…)
[自室謹慎という名の体のいい監禁状態の中、働くことさえままならないので、手元の端末を叩いて糸川くんの制御プログラムをチェックする。
と言っても糸川君は見せてもくれないし触らせてももらえないから、ここでプログラムに修正をかけても反映はされないのだけれど。
なんとかチャンスを待って、糸川くんのインターフェイスソフトウェアを担当してる芦野さんに渡せたら、一縷の望みもあるかもしれない]
んっ…そんじゃ今度はこっちぃー、っと。
[とんっとんっつぃーーっとんとんとんっ]
[数式と文字の羅列で目がしぱしぱしてきたら、今度は図面とにらめっこして気分転換。
クレイカさんを動かしていて気がついた、衝撃吸収構造を糸川くんに取り入れるとしたら、どう組み込もうかと、頭を捻る。
いつもの操縦の延長線で多少通用するプログラミングと違って、こっちはかなりの難事業だ。
悔しいけど、さすがおじぃ。
新しく機能を加える余地がないくらいに、無駄がない]
んー…むぅーん…
[ここを、こう…違うかなぁ…と、なかば手探りのタッチパネルで図面に設計を加えて、物理演算ソフトに放り込んで実際の動きをシミュレート。…アラート。
やっぱダメだ。難しい]
おのれぇー…ここでも立ちはだかるのか、おじぃ!
『ああ?俺がなんだって?』
…おじぃ!?
[なぜここに!]
『大阪のグローセンハンクってとこから、シャッターの部材の注文があってな>>2:191。
誠に以って心底から本当に遺憾ではあるが、生憎呉基地の修繕にかかりっきりで手が足りねぇ。
お前がクレイカで行って届けて来い。
なんなら、クライナー・テラーに手伝い依頼しても構わんぞ。その辺は任せる。
けどな!いいな!これだけは言っとくけどな!絶対に余分なことすんじゃねぇぞ!』
分かってるよっ!
『いーや、信用ならん。
そこで、お前が雇ってきた、バルタザールっつったか。あの若者に護衛と監視を頼めねぇか依頼中だ。
吉報を待て』
…それこそ心配しすぎだよ。
それに、バルタさんは本社からのお迎え待つ間の護衛なんだからね?
呉離れたら意味ないんだからね?
『その辺も先方の本社のほうと交渉調整中だから心配すんな。遠慮すんな。安心して監視されろ』
ぐぬぬ…なんて抜け目のない…
『分かったらちゃっちゃと行って来い。
…あー…いや待て。
連合軍が欠員補填も込みで、機密に触れない範囲の作業員だか工員だか臨時で求人だすっつってたな。
得意先に恩売っといて損はねぇし、話聞いて来い』
分かったよー!もー!注文多くない!?
『そのくらいじゃねぇと勝手に余分なことするだろ。お前は。
…例えばそれだ。お前、謹慎中に何やってやがる』
え?あ、これは、そのぅー…
[慌てて端末のモニターを隠そうとしても、すでに遅し]
『あー、いい。分かった。お前が出てる間に綺麗さっぱり消しといてやるから、さっさと行って来い』
鬼かぁーっ!
[言っても聞きゃしないから、そのまま部屋を追い出されるみたいに出かけてきた。
まず向かったのは、呉の事務局。求人の募集のお手伝いができないかって、尋ねに行ったのだけど…]
−呉基地・司令部−
…なんでこんなことに…
[事務局で、クレモトの、って名乗ったら、急に奥まったところに案内された。
どうしてこうなった]
…え?あれ?なんでその草案がここに?
[やがてやってきた、偉いっぽい人に、プリントアウトされた書類の束を見せられた。
間違いない。寝る前に書いてた作戦の草案だ。
聞けば、朝早く、メールで届いたらしい。
…そういえば、勢いと冗談のつもりでアドレス貼ってたっけ。
って、後悔しても遅い。
でも、話を聞いてみるにそう悪い印象でもないらしい。
ただ、問題点が二つ。衛星兵器…SOLは使えないってことと、戦力の確保が難しいってことで、渋られた]
あ、いえ、衛星兵器については不確定な部分でしたから、代用できるものがあるのでしたらそれで…
戦力の確保、ってことなら。
ほかの軍隊の人と協力すればいいんじゃないんですか?
[聞いてみたら、もっと渋られた。
よく分かんないけど、戦争は政治だとかなんとか。
…生き死にがかかってるっていうのに。へんなの]
…よく分かんないですけど。連合軍として、これ以上下手に出て頼む形を取るのがまずいってことですよね?
じゃあ、頭は私が下げますから。
民間企業が、自分で立案した企画を、勝手に売り込んでくるってことで。
それでいいですか?
[と。そんな話になった。
最低限、企画の賛同者としての立場から、交渉のテーブルにつくとこまでのお膳立ては、連合軍のほうでしてくれるらしい。
だったら、やる。
聞いてみれば、窓口になりそうな心当たりが、ちょうど大阪にあるらしい。
渡りに船だ。引き受けない理由がなかった。
…おじぃにも話は通しとくっていうから、後が怖いけど]
支援屋 アリーセは、支援屋 アリーセ を投票先に選びました。
─ 道中 ─
[ 貨物機の速度は、戦闘機乗りからはのんびり散歩している程度に見える。
乱気流に巻き込まれない位置をキープしたら、後は特にすることがなく、
僕はファルケンに操縦を任せ、
時々計器を除く他はノートパソコンを叩いている。 ]
/*
>>シュルテン
Roger.
>>リエさん
きっと、最後には「UNF!(連合軍)UNF!」ってノリだったり
リエさんが皆を代表して地球大統領から勲章を貰ってヒーローになったり
外宇宙探査機第一号になる糸川くんシリーズが打ち上げシーンでスタッフロールに入ったりして終わるから大丈夫だよ。
たぶん。
―クライナー・テラー、ブリッジ―
[そのメール>>2:240を受け取った時、クライナー・テラーは丁度補給を終えた所だった。
貨物の投棄と、依頼のキャンセル。何が有ったかは、クルーの一人が持ち込んだニュース>>2:236で理解して…]
違約金払うのは別にいいけどさ。
コレ、そのまま投棄するのはもったいないよね。
「…昔みたいに俺達で使うのはマズイと思いますよ?
残骸から装備剥ぐのとはワケが違うんですし。」
いやさ。どうせ投棄するなら、あちらさんに回収してもらおうかと。
そもそもアタシ達じゃ武装ならともかくそれ以外だったら碌に使えないしね。
「…まぁ、海に捨てても拾うのは深海帝国ぐらいでしょうしねぇ…
でも、どうやって受け取ってもらうんです?
流石に大阪には持ち込めそうにないですけど。」
…大阪近海ぐらいなら行けるんじゃない?
まぁ、向こうが要らないって言ったらそのまま捨てるけど。
−大阪 財団支部ビル/最上階会議室−
『お母さん。今日はアリーがファラフェルを作ってくれたの。
凄く美味しかったんだから。 』
……そうか。
『クルアーンも沢山暗誦できるようになったんだよ。
あなたがた信仰する者よ、われがあなたがたに授けた糧を取引もなく友情もなく、執り成しもない日の来る前に施しに使え。信仰を拒む者は、不義を行う者である。』
……。
[大型スクリーンの映るのは民族衣装を纏う12〜13歳の少女。
中東の夕空を背に、無邪気に笑い澄んだ声で朗唱をする娘の姿を見ても母の反応は鈍い。
そんな母を見て娘は不思議そうに首を傾げる。]
─ 少し前:関西国際空港 ─
[ ファルケンとラプターは、これでも戦闘用だ。
いくらなんでも、休暇中に軽自動車のように乗り回すわけにいかない。
武装は丸ごと解除かな、と思っていたら、
アヴェ先輩に一枚の名刺を渡された。 ]
これは?
『 企業説明会に、本国の空輸業者が来ていてね。
最近、アラブの方が物騒だろう?
それで、本国に帰る時に、護衛戦闘機を1機増やしたいということだ。
君がファルケンに乗って護衛してくれるならば、
ラプター1機の輸送料は負担してくれるということだよ。 』
先輩……ありがとうございます。
ああ――……すまない。時間だ。
数日中に帰れるとは思う。
その時にゆっくりと話そう。
『うん……』
[娘の顔には不満気な表情が浮かんでいる。
然し、双方共に言葉を重ねる事無い。
交信が終了すれば時間を確認し階下へ歩みを向けた。]
>>*1
たwwwのwwwしwwいwwww
>>13
あ、やっとお子さん出てきた。
娘さんだったのかー。
重要NPCなのに、出てくるの遅いなって。
(←重要なNPCほど早く出すのがポリシー>>0:1)
─ 道中 ─
[ そういうわけで、僕は今、ファルケンに乗っている。
出立前に、訓練機を何度か操作して、訓練生だった2年間に何度も何度も繰り返した戦闘機の感覚を掘り起こしたけれども、
やはりテイクオフの時は緊張した。 ]
『 あたしがついてるんだから大丈夫よ。 』
[ そのファルケンの自信は確かなもので、悔しいけれど僕が手動で動かすよりうまく飛ぶ。
そんなわけで、僕は手放し運転をしながら、ノートパソコンをいじれるというわけだ。 ]
……武装が許可されたのは嬉しいね。
あっちもあっちで、色々と大変だっていうから。
『 天使とか土人形とかでしょ?
どのくらいあたしの技術が通用するのか、戦ってみたいわ! 』
……そんな事態にならないことを祈るよ。
[そんな話をしながらの返信には、
違約金は支払う旨と貨物をどこかで受け渡したいと言う事がシンプルに書かれていて。
付け加えられた追伸に、
何処かの勢力に拾われたら面倒と言う本音が覗いた。]
…ん?通信?
[回線を開くと、見知った相手からの依頼>>15が届いた。
だが、残念ながら大阪行きの用事は先ほど無くなったばかりで…]
「…良いんじゃないですか?
依頼無しで大阪に行って受け渡すのは難しいですが、
大阪に行く別口の依頼が有れば周辺での受け渡しも楽になる。」
[断りを口にしかけた所で、遮るように意見が飛んでくる。
まぁ確かに、欧州に行くことを考えれば大阪程度の距離は誤差だろう。]
…うん、大丈夫だけど…帰りは多分乗せれないよ?
もうすぐ欧州に行こうかと思ってるんで…
― 財団支部廊下 ―
『曹長はやっぱり保母さん姿の方が似合ってますよ。さすが元本職。』
五月蝿い。
で、クレモトの人間は来ているのか?
『ええ、時間通り。良い度胸ですよ。
指示通り、GHメカニカルの方も一応行ってきました。』
うん、だいじょうぶ。
空荷だったら歩いて帰れます。
ウチのクレイカさんは足だって速いんですから。
[そりゃもう、バルタさんの白騎士さんを抱えて、深海帝国のすばしっこい船たちから逃げ回れるくらい。
行きは荷物に気を遣わなきゃいけないから急げないけど、空荷の帰り道ならなんとかなる。たぶん]
…あれ?欧州?
またずいぶん遠いですね。
なにか依頼ですか?
―大阪に立つ白騎士―
俺、お仕事受けたのって護衛と監視よね……。
[数m前を歩くクレイカの後姿を、コクピットからげっそりと
見つめて呟く。
手に持つプラカードや首から提げたプレートは、
クレイカが掲げきれない分のQRコードが掲示されている。]
でも、会社とSILHOUETTEの宣伝にもなるしなあ。
騎士はこんな事しないけど。
[なんちゃって騎士の分際で何を文句を言うのか。
肩に輝く虹の架け橋の紋章……社のロゴが色鮮やかに輝いた。]
[そもそもの事の始まりは、呉基地北西の戦場跡から帰還した
夜明け頃まで遡る。>>2:216]
や、久々の里帰りってとこかな。
…元々そのための傭兵団だったし、そろそろ頃合いかなって。
[クレイカが何かは知らないけれど、帰りの足は十分あるらしい。
それなら問題ないかと小さくうなずいて・・・]
この前の戦闘で色々有ったしさ。
やり残し済ませたら、帰ろうって話になったのよ。
[無論極東に残ると言ったクルーも何人かいて、彼らは出発前に艦を降りるらしい。
少々艦が静かになるが、それもまぁ仕方ない事だろう。]
里帰り、ですか?
そのための傭兵団っていうと…
[…傭兵団のお仕事は、形の違いこそあれ、基本は危ないこと、だと思うのだけど。
『そのための』、傭兵団としての里帰り、ってことは…]
…私が言ったら怒られちゃうかもしれませんけど。
危なくないように、気をつけてくださいね。
[今はそれだけ。
まだ、これから乗せてもらって大阪まで行くんだから。
別れを惜しむのはそのあとでいい]
『機体情報よりも面白いものがついてきましたよ。
GHM機のボイスレコーダーです。』
……どういう事だ?
『聞いてみればわかります。
先ずはクレモトと話をつけましょうか。』
[ニヤニヤと笑うカシムに−SST機長−訝しげに眉を潜める。]
―夜明け頃の呉基地にて―
[呉基地の状況は、一言で言い表すならば「無残」であった。
損傷を受けた機体、怪我人の搬送の手が足りないと聞けば
白騎士も休みなく基地のあちらこちらを走り回った。
その最中、端々から何故このような事になって
現状はどのようになっているのかを聞く事が出来た。]
シュテルンがケンカ売られた?
[それが本当かどうかは本人達にしか解らない。]
[……結局、放っておけないと付いて行ったにも関わらず、
余計にその身を痛めたかも知れないサシャの事を
彼女の祖父に謝罪する機会を完全に見失った。]
凄い怒ってたもんな……
あの爺さんの言わんとしている事も、解らないわけじゃ
ないから、なんと言えばいいか。
[思い出すのは、遠目に見えた怒り怒髪天と言った様子の
彼女の祖父と思しき人物と、完全に言い負かされているサシャの
会話の様子。>>2:217]
でも、怒ってくれる家族が在るって
羨ましいよ。
[ぽつ、と独り言を零して復旧作業の補佐に入って居た。]
[どのくらいの時間を過ごしていたか。
気が付けば適当な場所で待機の体勢を取り、コクピットでは
力尽きてそのまま眠ってしまったバルが居た。
護衛と監視の為の仕事を預かったのは、それからほんの13分後の話。*]
あー・・・まぁ、できる限りは…ね。
[かけられた言葉>>21に苦笑で返す。
危なくない時なんて滅多に無かったけれど、
こうして心配されたのは何時以来だろうか。
降りる事を選択したクルー達は、
心配してくれる相手を見つけてくれたから降りたのだろうか。]
まぁ、しっかり届けるから安心しててよ。
「寄り道入りますけどね。コレ、返信です。」
[空気を読まない言葉にそちらを見れば、
コンテナの投棄先の指定>>23が有って。
筆談でフローターの取り付け指示を出し、
気を取り直して画面に向き合う。]
とりあえず、多少寄り道入るけど依頼了解って事で。うん。
[無理矢理かっこつけたけど、あまり様にはならなかった。]
極東地域で我々が蟻の駆除に本腰を入れて参加したとしよう。
……我々にメリットはあるのか?
[書類から視線を紗々に戻し、問いを重ねる。]
んー…と、そう、ですね。
[来た。メリット。そりゃ、当然の質問だ>>33。誰もタダで危ない目に合いたいなんて思わない]
まず、蟻退治することで、周辺地域の安全が確保されますから、その地域での組織活動がしやすくなります。
おねえさんの組織の活動内容は、たしか技術の散逸や断絶を防ぐために、技術者を招聘したり、投資したり…でしたよね。
だったら、蟻の襲撃による技術の散逸、断絶を防ぐことはメリットになるんじゃないかなって思います。
それから、団体のイメージアップ。
作戦がうまく行けば、『侵略者をやっつけた英雄』ですから。
そういう印象的な面からも、活動がしやすくなるんじゃないかなって。
あとは、多組織との連携を図ったっていう実績ですね。
呉の偉い人が、『戦争は政治』とか言ってました。
いまいち納得行かないですけど…
でも、そういう考え方をする人たちがいるんだとしたら。
こういう実績はなにかの武器になるんじゃないかって。
呉の偉い人の口ぶりは、そんな感じでした。
…金銭面とか経済面のメリットは、ごめんなさい。ご用意できません。
大規模な作戦になる予定ですから、その軍事費の工面ってなると、さすがに一企業の力じゃとても…
アリーセ?
アリーセ・リントナーも大阪に来ているのか。
[その名に意外そうに瞬くが
求人広告と聞けば、自身の顎に手を重ね思案顔。
背後でエレベーターの到着音が響き、中からアラブ系の優男が姿を表し女に何かしら耳打ちをする。]
…と、ここまでは建前なんですけど。
[ここまでが、メリットを問われたときのことを考えて、道中考えてきた、『それらしく聞こえそうな答え』]
私の本音は、いろんな人たちが協力する、そのきっかけになってほしい、って。それだけなんです。
一回協力したら、それがきっかけになって、協力しやすくなるかなって。
もっと仲良くなれるきっかけになるんじゃないかなって。
そう思って、この作戦を持ってきました。
[軍人さんには、鼻で笑われたっておかしくないけど。
でも、それが本音で、それを言いたくて、自分の足でここまできたんだから。
隠さない。誤魔化さない]
――ベルガ研・実剣私室――
[そこに居るのは白英と実剣の二人だけだった。
二人は重厚な木目の机を挟んで相対しており、互いに視線を外さなかった。
相対……言っても、実剣は普段通りのにやけた心の奥が見えない笑みを浮かべているので、白英には相手の本心が読み取れない]
「さて……」
[先に口を開いたのは実剣だった]
「今回の件について、弁明があるなら伺いますが?」
「はい。まずはこちらをご覧ください」
[間髪いれずに返答し、差し出したのは報告書とビルドタイプの分析表だ]
「まずR-01についてですが、ドクターの今後の研究かかる手間隙を鑑みて、R-01及びローレルを失うのは失策と判断しました」
「確かに。また一年近くの時間を削られるのは、人類の発展と勝利に多大な影響を及ぼしますね」
「はい。また今回のバーサーカーモードに機体がついていけないという問題点が浮き彫りになりましたので、二点を含め独断で作戦を中断しました」
「ふむ……」
[実剣は白英の言葉に小さく頷いて、報告書に目を通し始めた。
別段、怪しい箇所はない……筈だ。ケリィとジェラードを交えて、精査したので不必要な部分の記載はないだろう]
(ただ、ドクターがどこまで情報を持っているかわからないのが難点ね……)
[心の中で愚痴を零してもせん無い事ではあるが、実剣と話す度に同じ事を思ってしまう。
と、そんな事を思っていると、すっと実剣は指を動かした。
それはビルドラプターとの一対一の報告文の上をなぞる]
「このビルドラプターのシステムをR-01とG-04に転用するというのはどういう意味ですか?」
「はい。ビルドラプターの動作を分析した結果、獣の……虎の動きを正確にトレースできる事が判明しました。にも拘らずその後の戦闘になんら乱れが見受けられませんでした」
「それで?」
「つまり、本来人間ではついていけない獣の動きを持ち合わせながらも、パイロットには支障を与えないコックピットシステムと機体システムを採用していると思われます」
「なるほど。バーサーカーモードは人間の限界を超えた動きを行わせる。今回機体に無理がかかったのは、その部分に弱点があるという訳ですか」
[バーサーカーモードは本能のおもむくまま……人でありながら獣の動きを機体に強制する。その結果、人間としての動きを基礎として製作されたR-01では、パイロットについていけなくなった。
それを理解すると、蛇が背中を撫でたような、おぞける笑みを浮かべた]
「わかりました。今回の作戦中断の判断については不問とします」
「ありがとうございます」
「では下がっていいですよ」
「はい」
[敬礼し、退室しようとドアが開いた時、実剣はああそうだ。と、さも忘れていたかのように口を開いた]
「次のターゲットが決まりましたよ。次は」
「……次……ですか? しかしまだローレルは……」
[バーサーカーモードの影響で、ローレルは意識不明の重体に陥っていた。今はケリィとジェラードが二人付き添っているが、連絡がないところを見ると未だ目覚めていないのだろう。
しかし実剣は、それがなにか? と言わんばかりにデスクに肘を置いて組んだ手の上に顎を乗せた]
「おや? 別に意識がなくても出撃はできるじゃないですか。もちろん、バーサーカーとしてですが」
[それは意識が戻らない場合は再びバーサーカーモードによって、強制的に戦わせると……。
激しい怒りが白英の心を掻き乱す。
唇を噛み切って流れ出た血液が顎へと垂れていくのがわかる。だから]
「了解しました……」
[声を震えさせずに言葉が口をついた時、自分を褒めてやりたい気分になった。
そんな彼女の反応に満足したのか、実剣はターゲットの名を告げた。
背中でターゲット名を聞き、白英は退室した。
背後でドアが無機質な音を立てて閉じたのに、彼女はその場を動かなかった。
代わりにわなわなと震えだした腕を振りかぶり、正面の壁を力の限り強打した。
皮膚が裂け、拳から血が流れる。
そのおかげで、ほんの少しだけ頭の血が下がった気がした。
大きく深呼吸し、しばらくの間己を静めてから、ポケットから通信機を取り出すとジェラードへ発進した]
「ジェラード? ローレルの容態はどう?」
[名乗るのすら惜しいと言わんばかりに怒気の篭った通信に、ジェラードは白英の心情を察してか、一度ちらりとICUのガラスの向こうを見てから答えた]
「まだ目覚めないが、脳にも致命的なダメージはないという話だ」
「そう。何時頃目覚めそう?」
「そうだな……。見立てでは一両日中というところか」
[ジェラードの返答に、通信機の向こうで白英が黙り込んだ。
その空気にただならぬものを感じた]
「……白英?」
「次の……ターゲットが決まったわ」
「……そうか」
[あの実剣の事だ。そうなる予感はしていたジェラードは、白英ほど怒る事もなく冷静に事実を受け止めた]
「で、次のドクターの実験台は?」
「また民間機動兵器よ」
「と、いうことは、Rainbow Arch社か……」
「いえ、もう一つの方よ」
「つまり?」
「クレモトのクレイカ」
[それは完全に弱者いびりじゃないかと、ジェラードは思った。
いくら趣味の範囲で戦果をあげてもおかしくはないロボットを作ったとはいえ、小隊単位のこちらとでは、圧倒的な戦力差がある]
「どうする?」
[ビルドタイプであれば脱走するための大出力攻撃があったかもしれない。だがクレイカの場合、それを期待できるか……。
そう考えてた時、白英から希望となりえるかもしれない言葉が飛び出した]
「ビルドラプターのパイロットに連絡を取るわ」
[廊下を大きく踏み鳴らしながら、白英はシュテルンから送信されてきたアドレスを思い出していた]
[仕事の話は、よしきた今度こそ!との思いで受けた。
「白騎士が」という事にはなっているものの、それでも
水が苦手だという欠点を持つものに敢えて依頼するのは、
もしかしなくても相当な不安があるに違いないが。
ならば言葉を積み重ねるより、良い結果で以って
しっかりと応えて行きたい。]
[移動にはクライナー・テラーに乗せてもらった。
呉基地に着いてからは離れっぱなしだったが
一先ずアリーセが無事で何よりと、胸を撫で下ろした。]
うん、美味い。
[どこからくすねて来たのか、その手には
あのクラッカーがいくつか握られていたが。]
そのメリットはあるが
我が財団は連合軍影響下の地域での活動停止及び資産の凍結処分が近いと考えている。
イメージアップはありがたいが、財団があるAIU本国のおかげで、財団のイメージも地に落ちており労力に見合うイメージ回復は見込めそうにない。
連合軍自体が財団のイメージダウン戦略に力を注いでいるからな。
実績はできても、それが最後の実績になりそうだな……。
それで、特使となったお前個人からは何か報酬が提示できるのか?
そうだな。例えば――あの球形機体、外宇宙探査機の全データを財団に開示する等の報酬だ。
[手をかざせば優男は受付カウンターの後ろへと下がってゆく。
彼女の言う利点を否定した後、そんな条件を付け足し様子を見る。]
…………。
アリーセは、義理の妹だ。
今は、疎遠となり仕事上の付き合いだけになっている。
……どうだ。元気そうにしていたか?
何か変わった様子はあるか?
[唐突にそんな嘘と共に探りを入れる女。
背後では優男が顔を伏せ肩を震わせている。]
むぅ…なんで仲良くできないんですかねほんとにもー…
[連合軍が妨害とか。イメージダウンとか。やっぱり納得できない。
どっちもちゃんと強いんだから、協力したらもっと強いのに。蟻だって船だって、簡単にやっつけられちゃいそうなもんなのに。ほんとにまったく]
―現在 財団支部ビル傍―
……無茶やったりしてないだろうな。
[無人のクレイカの横で待機の体勢再び。
大阪に着いてからは怒涛の時間が過ぎて行った。
グローセンハンクに立ち寄って>>11話を聞いていれば
キングジャコビニとやらの情報を得、避難の呼びかけの手伝い。
更に先程行っていた求人の宣伝と、護衛よりもきつい(と思う)
仕事をこなして今。
バルはクレイカの留守を預かる事にした。]
裏表がないっぽいのは良いんだけど、
それだから余計心配というかな…素直過ぎて。
[コンソールには通信中の表示、通信先はRainbow Arch。
しばらく連絡を取っていなかった会社と連携を取っておこうと
思っていたら、いつの間にか世間話になってしまった訳だ。]
「んで、ビルドのパイロットは役に立ってくれんのかよ?」
[W-03のコックピットに半身を入れて手元を覗いてくるケリィを、まるで蝿を祓うようにあしらいながら、Stern_Dietzgen@Grosenhang.Mcl.co.jp というアドレスを入力していく]
「さぁ」
「さぁって……」
「何かあれば連絡してって言ってたんだし、いいんじゃない?」
「無責任だなぁ」
「相手の好意は骨になるまでしゃぶりつくせって言うのよ」
「何だそれ?」
「昔の作家が言った名言」
[実際は親の脛は骨になるまでしゃぶりつくせ(実話)という言葉なのだが、そんな話をしたところで生産的な会話を期待できないので、そのまま黙ってキーを打っていく]
「ファイヤーウォール構築……。ダミープログラムを毎秒20の五乗の割合で分裂送信」
「ひでぇウイルスを見た……」
「邪魔するなら出て行って」
「興味あるんだからしかたねーだろ」
「なら黙ってなさい」
[苦言を口にしながらも指は止まらない。プロキシをかけて経由するサーバーをナイトツアーと同じく、全てのサーバーを経由しながらも元のサーバーに戻ってくるという相手の裏をつく方法で確定。
そのままGrosenhang.Mcl.co.jpのドメインサーバーにハッキング。
中からシュテルンに関係しそうなアドレスを発見するや、そこから強引にビルドラプターのモニターに潜り込んだ]
「毎回おもうけどよー」
「何?」
「お前、悪いヤツだよな」
「貴方もね」
[言ってエンターキーを大きく弾くように打つと、メールではなく相手にチャット形式
文章を送るラインを構築した。
それはもしかしたらビルドファルケンのAIに気づかれているかもしれないが、そんな事は知らずに、相手モニターに文章を表示させた]
『クレイカについて緊急案件あり。連絡を請う』
「これでよし。ホットラインは繋いだままにしてるし、後は相手が反応してくれるのを待つだけね」
[自分の仕事を終え、シートに深く背をもたれた白英に、ケリィはお疲れさんと労いの言葉をかけた]
/*
ふと、外を見たら流れ星が偶然視界に入った。
1秒ズレてたら見れなかったな。
星にねがいをー。
サシャ*隣人* *鉄仙*
バルタザール*片想い* *綿千代呂木*
―家島諸島近海―
[大阪でサシャ達を降ろした後、
コンテナを投棄する為に一度再出航して此処へ来た。
…この仕事が終ったら、大阪で残留組を降ろして明日欧州へと出航する。]
…極東、最後の仕事かぁ。
「残っても、良いんですよ?誰も責めはしませんし。」
そう言われて残ると思う?
一応アタシも古参組の一人なんだけど。
「…残りませんよねぇ。欠片も残る未来が見えませんし。」
それはそれでムカつくな…
[軽口をたたき合いながら、コンテナを投棄しその事を知らせるメールを送る。
一応アンカーも付けたから、海流に流される事は無いだろう。
数分眺めてその事を確かめ、大阪へと進路を取るのだった。]
いえ、ありがたがってほしいわけじゃなくて、協力してほしいだけですから…
[だから、渋れって言われても難しい>>55]
いえ、それは無理です。
お金を受け取る理由がないですから。
[自分自身が賛同できないものに無理やり理由をつけるなんて難しいし、そんな無理やりひねり出した屁理屈で、あの頑固極まるおじぃを説得できるとも思えない。
だから、その答えは即答に近かった]
えーと…それ以上って言われても、質問の意味がよく…
[アリーセさんの様子、といわれても、質問が漠然としていて、何を答えたらいいか分からない。
欧州に帰ると言ってはいたけれど、里帰りってことならそう珍しいことでもないのだろうし、かといってほかに何か言うべきことがあるようにも思えないし…]
町工場の サシャは、支援屋 アリーセ を投票先に選びました。
弟がと離婚してからは、思い出すのも嫌な様子で、避けられているんだ。
彼女の実家との連絡も取れない。
かろうじて、財団経由で仕事を引き受けてもらえるだけだ。
何でも良い。
元気にしていた――それはわかった。
……ああ、そういえばチュロスが好きで、暇がアレば何時も弟と一緒に食べていたな。
いまでも――あの船でも食べていたか?
あとは――そうだな。
次はどこへ行くか話してはいなかったか?
[どこか懐かしむような表情を浮かべる。
ようやく感情らしいものを女は覗きみせた。]
/*
襲撃はラ神のお導きでしたかwww
一応欧州行きルートは作ってありますが、唐突さ加減が
ぱないからどうしたものか…。
それにしても昼間からぼんやりするのが治らないのが
ちょっと気がかり。
熱じゃないのだけれど、気が付くと遠い目してるとか。
リアルだいじに、で早い目にまとめて寝ようZzz
「何、えらく気に掛けてんじゃない。もしかして彼女?」
違いますー、俺の雇い主。
正式にはクレモト精機が大元だけど、切り出したのは
サシャだから。
[淡々と返すので、実につまらないと社長は口を尖らせる。
しかし区切りが付けば、その表情も僅かの後に真顔に変わる。]
「あんた、昔事故ったのって故郷…で。だったわよね。」
/*
2個目はちょいタンマ。(ジリジリ
しかしこのバル田のグダグダ感はどうにかしないといかんですね…。
ジャコビニちゃん出して戦おうか、でもそれは
明日のが良いですね。
アリ―セは欧州か……。
[ひとりごちるり、ありがとうと酷く小さな声で謝意を向ける。]
そうだ。
支援はあるが、見知らぬ土地で得るものは多いと思うが……。
……。
そうか、残念だ。
本当に、残念だよ。
[断られればため息を漏らし、目をとじれば
唐突にビル内外に甲高い警報が響き渡る。]
……何事だ?
『裏口から……侵入者ですね。
例のゴロツキだと思いますが。』
[二人がやりとりする間に、金属の擦過音を響かせ100mmの厚さを持つ金属の防護プレートが滑り降正面玄関や裏口を塞いでゆく。]
アリ―セは欧州か……。
[呟きを漏らした後、ありがとうと酷く小さな声で謝意を向ける。]
そうだ。
支援はあるが、見知らぬ土地で得るものは多いと思うが……。
……。
そうか、残念だ。
本当に、残念だよ。
[断られればため息を漏らし腕を組んでちらりと男に視線を向ける。
同時に唐突にビル内外に甲高い警報が響き渡る。]
……何事だ?
『裏口から……侵入者ですね。
例のゴロツキだと思いますが。』
[二人がやりとりする間に、金属の擦過音を響かせ100mmの厚さを持つ金属の防護プレートが滑り降正面玄関や裏口を塞いでゆく。]
―クライナー・テラー、ブリッジ―
[…遠くでなにやら酷い話>>51、>>65が展開されているなんて知らないから、ゆっくりと艦は進んでいく。
艦を降りるクルー達との別れを惜しむかのように。]
「…いっそ、大阪に着いたら宴会でもやりますか?
こうして騒げるのも、今夜が最後でしょうから。」
良いんじゃない?あ、ただし明日に響くほど飲まないように。
「大丈夫ですよ。あたし笊ですし。」
…訂正。明日に響くほど飲ませないように。
[他愛無い会話を挟みながら、遠くに見える景色に溜息を吐く。 海峡を越えれば、大阪は後少しの距離で。]
…どうなってんのかなぁ。欧州。
[調べれば情勢が分かるからこそ、調べる事が怖い故郷。
明日、行きながら調べるべきかと小さな声で呟いた。]
……いきなり、な、何。
やめろよ、今この時にそんな話。
[思い出す水、水、水。
どれだけもがいても、何も掴めない空しさと絶望感。
沈んでいく大きな船と、上空には―――…大きく、眩い何かの姿。
虹色に煌いていた日常が灰一色になった日。
助けが間に合わなくて、命消えた母。
行方不明になってしまった父。]
「ごめん。場所…どこだったかなって。
気になる連絡もらったから……」
何。
[14歳を過ぎた頃の話。
両親を失い、親戚もおらず身寄りの無くなったバルを
引き取ってくれたのは、家族ぐるみで仲の良かった
現社長の一家だった。]
裏口ですね!?
私!見てきます!
[言って、返事も待たずに駆け出した。
…のはいいけど、裏口ってどこだろう?
…いいや。裏ってことだから、きっと玄関の反対側!]
――もっと?
いや、後でいいか。
武装したゴロツキがビル内に侵入した。
カシム、行って来い。
皆殺しにして良い。
『アイサー』
[簡素な返答と共に駆け出す男。]
3時間程、時間をもらう事になると思うが外に誰かを待たせているのか?
それなら、地下の緊急用脱出路から送るが。
[小首を傾げ問いを向ける]
「久々にあっちの友達から連絡があったの。
そうしたら…おじさんに似た人を、見たみたいで」
……確かめに行「ダメ、却下、無理」
[即拒否された。]
「言おうかどうか迷ったわよ、今のこの世の中じゃ特にね。
あんた今欧州がどういう状況か、ちゃんと理解してる?
してないでしょ?
極東の情勢だって理解出来ていない癖に。
自分の傍に居る人も満足に守れてない癖に。
水に触れられなくて迷惑掛けたって、今言ってたじゃない。
そんな体たらくで欧州に行って何が出来るの?」
――もっと?
いや、後でいいか。
武装したゴロツキがビル内に侵入した。
カシム、行って来い。
皆殺しにして良い。
『アイサー』
[簡素な返答と共に駆け出す男。]
3時間程、時間をもらう事になると思うが外に誰かを待たせているのか?
それなら、地下の緊急用脱出路から送るが――と。
おい。 待て。セキュリティパスも無いのに勝手に動くな。
[問いを向ければ、既にかけだしており慌てて後を追う。
唐突に壁から有線式小型ダーツが射出され、回避をしそこねれば体を麻痺させる筋弛緩剤が紗々の体に流れこんでくるだろう。]
だからって……!!
[歯に衣を着せない言い草は、流石幼馴染と言った所か。
何も言い返せず、コンソールをただ殴り付けるだけに留まった。]
「それに、人違いって事も考えられるの。
もう少しハッキリしてから言うべきだったわね、ごめん。」
……。
[今は引き受けている護衛と監視、それをやり遂げる事が
先だろうと更に毒舌で返され、そのまま通信を終えた。
苛立ちだけを残して終わるとは、なかなかな嫌がらせだ。
その後眉間に深い皺を刻み、ひとしきり唸っている間に
ビルの内側で警報が鳴り響き>>70、護衛の対象が飛び出して
居たりするのだが、何かあればクレイカに戻って来ると
思っている為に、その場からは動かなかった。**]
/*
うーん。
セルフで折りまくった気がするのですよ、欧州。
灰で厳しいお言葉頂いてそう。
そういや占い師のあれやそれやを出しておきたいところ。
折角「見ていた」のですし、何かしらで出せたらいいなと
いう事で…。
それでは、おやすみなさいませ…。
皆殺しなんて!
でもっ…うー…
[相手は武装したうえで侵入してきてる。
だったら、正当防衛とか、なんかそういうのが成り立つんだろう。
日本の法律でだって認められてることだ。法律はそこまで詳しくないけど。
でも]
ひゃっ!?
あぶっうあっ!
[壁から飛び出てきたダーツが、はっきりと『見えた』。
ジェットで飛び回る糸川くんの操縦を、目視に頼ってしてるんだから、見るのは得意だ。
でも、糸川くんは基本的に組み込んだモーションデータで動く。だから、乗ってる紗々の身のこなしはまるっきり素人だ。だから]
[ずべしゃぁっ!]
っ!!
[顔から思い切り床に突っ込んだ。というかこけた。
結果として、ダーツ自体には当たってないのでよしとしとこう]
いったぁっ…
でもちょうどよかった!
これ、お借りしますね!
[有線になっているらしいダーツを一見して、コードとダーツのつなぎ目発見。
多少の力技で引っこ抜いて、拝借した。
無力化さえすれば、殺さなくてもいいはずだから。
なんとかこのダーツで、武装解除させる!]
殺さなければ、殺られてしまう。
ここには非戦闘員もいるからな。
[既に交戦が始まっているらしく
サブマシンガンらしい発砲音がビル内に響き渡る。]
アレを回避するとは、どういう身体能力…‥いや、目をしているんだ?
無茶をするな。
此処は一種の詳細だぞ。
そこから動くなよ。
[感心と呆れが半々といった様子で、言葉をかける。
もう一度声をかければ、側へ歩みより両脇のしたに手をとおして立たせようとする。]
アレを回避するとは、どういう身体能力…‥いや、目をしているんだ?
無茶をするな。
此処は一種の詳細だぞ。
そこから動くなよ。
[感心と呆れが半々といった様子で、言葉をかける。]
まて、落ち着け。
スパイクドバッドとナイフ相手にそれで挑むつもりか?
[既に交戦が始まっているらしく
サブマシンガンらしい発砲音がビル内に響き渡る。]
支援屋 アリーセが「時間を進める」を選択しました。
……呆れたぞ。
お前を、ビル内のセキュリティに対する脅威と見做す。
[素早く腰のテーザーガンを抜けば、躊躇なく引き金を引く。
背中に突き刺さった有線ダーツから流れ込む電流が筋肉を強制的に収縮させ、直ぐに身動きが取れなくなるだろう。
床に倒れ込んだ紗々の延髄を膝で抑えこみながら後ろ手に、プラスチック製のハンドカフをかけ、両足首も同じハンドカフをかけて拘束を行う。]
来い。
[聞く耳を持たずといった様子で、窓の一切ない小会議室へ紗々を放り込んで、監禁する**]
/*
お仕事前の一撃。
ふーむ…これどうしよう。
お前やる事無いからどっか他当たってねって事か、
突っ込んでおいでって事なのか
ちょっと何を求められているのかが良く解らないですに…。
流石に銃撃戦には気付く…よなぁ。
でも生身で行くのはどうしたものかな。
というかロボットバトルが無い日ってのも何なので
なんとかしないと…仕事中にちょっと悩もう。
でも!
私がなんとかしなきゃ人が死ぬんでしょ!?
[人が死ぬのと、自分が危ないのと、どっちが重たいかって言ったら前者だ。
この場には、ほかに、相手が死んでもいいやって思ってる人しかいないから。
ほかの誰もやろうとしないことなら、自分がやるしかないじゃないか]
スパイクドパッドとナイフ…
[耳にはすでに銃声が聞こえ始めている。>>82
確かに、ダーツだけじゃ“ちょっと”難しそう。
でも、だからってほっとくわけにはいかない。ほっときたくない。
ただ突っ込むだけじゃダメなら、もっと頭を使わないと。
例えばそう、ダーツだけじゃダメならむしろワイヤーのほうを失敬して。あともうちょっと。何かないだろうか。体中のポケットというポケットを確かめようと手を伸ばす。
もうっ、こうしてる間にも、危ない目に遭ってる人がいるのに…!]
や、ですっ!
いやっ!放してくださいっ!
[やがて痺れが取れても、手足の動きは封じられたまま。
それでも、このままなにもできないなんていやだから、声を上げて、芋虫みたいに体をよじる。
でも、そんなんじゃ抵抗にもならない。
そのうち、窓もない、小さな部屋に連れて行かれて。
鍵のかかる音がする。
監禁されたんだってところに思いが及んだのは、もうちょっとだけあとのこと**]
/*
ロボ村です!ロボ村ですよ!?
ガチでテロリズムと戦う村じゃないんですよ!?
…もー、こうなったら、ボディチェックを怠ったその慢心を反省させちゃいますからね?
今は時間がないので、またのちほど!
これが作戦と呼べるのか!
[一体の権天使級-プリンシパル-を中心として大天使級-アークエンジェル-が5体、そのどれもがギアの性能を上回る能力。しかもこちらの攻撃はほぼ無効化され、稀にダメージを与えてもすぐに修復されてしまう。
それでも"フェンリス"の面々は天使への攻撃の手を緩めない、確実にその数を減らしながらも。]
「10機以上もの編成が可能なのになぜ"小隊"なのかわかるか?
出撃の度にその数が小隊規模にまで減るからさ」
[出撃前に聞いた話に納得がいく。これはギアでどうこうできる相手ではない。
それでも天使の攻撃を避け続けなんとか機会を伺っては一発一発を確実に見舞っていく]
意味があるのかよ……!
リエさんの発言がないな……。
ふむ……あの自薦っぷりから、よほど面白い墓下専用シナリオもってきてるんだな、と思ったのだけど。
とりあえず、これで「見物人でも24h話さない奴はだめ」とか言うのやめてくれれば好都合なので、いいと思う。
[それでもリエヴルの駆る第三世代機はまだなんとか戦える。いや生き残っていることを戦えると言っていいのならという話だが。しかしXA021などの第二世代機はほとんど特攻に近い形で次々と撃墜されていく。]
いつまで続けるんだ!
[徹甲弾をアークエンジェルの一体に喰らわせたところで戦場の空気が変わる。
5体のアークエンジェルに戦闘を任せていたプリンシパル級が吠えた。]
──AHAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!
[その瞬間にリエヴルはオーディンを高速後退させると目の前を"何か"が通過した。
直後、味方機のうち4つのマーカーがレーダーから消失した]
……クッ、化け物め。
[右手、ただ右の手を薙ぎ払っただけ。それだけで味方機が4つ、一瞬にして爆散した。脱出も望めぬほどの刹那の出来事。回避できたのは直観とオーディンの運動性があったからだ。]
ふざけるなよ……こんなところで死ねるか。
[弧を描くように機体を滑らせるとプリンシパルの足元に次々と徹甲弾を打ち込んでいくと、背負っていたハーモニクスブレードを抜き、背後から一直線にプリンシパルへと迫る。
行く手を阻むのは大天使級一体。動きに気づいたのかこちらと同様一直線に突っ込んでくるが、交錯の瞬間にこれを背面跳びで交わす。]
喰らえ!
[着地と共にバーニアを吹かし更なる加速をかけると、水平に構えた高周波の剣を振りぬきそのまま反対側へと走り抜ける。
背後ではズシンと重い音が響き、足首を両断された権天使級が膝をついた。]
「よくやった大尉」
[通信と共に巨大な影が権天使の目の前に立った。
いつの間にか後方にいたハズのジンロボが一機、権天使の前でその剣を上段に構えて振り下ろさんとしている]
「ジャッジメントドライブ!」
[赤い光を纏った剣が権天使身体を一刀のもとに真っ二つにした。]
天使そこまで強かったのかwww
対ジャコビニ装備のビルトだと、太刀打ち出来なさそう。
一回負けてから、なんとかしようか。
ちなみに戦闘力では、
リエ≧シュテラ>シュテルンなイメージ。
/*
さて。脱出までの道筋は見えてるんだけどどうしようかな。
ウルズさんが『私を監禁したあとどうしたか』が分かんないから、下手に脱出を画策すると、ウルズさんのNGである『不在動かし』に抵触しちゃうかもしれないし…
かといってウルズさんが動くの待ってると、たぶん無慈悲に戦闘が進んじゃう。
それはやだ。
だって『協力して侵略者と戦う村』であって、『人間同士で殺し合う村』じゃないもん。
そう表記してないのは確かだしそういう風にできる自由も認めてる。だから村建て人としての立場から文句をつけるつもりはないけど、だからこそ、一人の参加者の立場として、これはいやだなぁ…って展開には抵抗させてもらうよ。
−小会議室−
むむむむむ…
[身動きが取れなくなったおかげで、逆に頭が冷えた。考える時間がある。でもあんまりゆっくりもしてられない。
こうしてる間にも、きっと戦闘してる人たちがいるんだから。
手と、足と、プラスチックカフをぐいぐい動かしてみる。簡単には抜けなさそう。
でも、まだ、諦めない]
『ホウレンソウもきっちりできねぇバカに―――!!』
[脳裏におじぃの言葉が蘇る。
仕方ないじゃん。だって、急がなきゃいけないって思ったんだから]
『だってもだからもナシだ!』
[…おのれ。脳内記憶の癖に、的確に説教してきおっておじぃのやつめ。
…うん。だから。いくら慌てたからって、一人で飛び出そうとしたのが、きっとまずかった。
今、この場にはいないけど、少なくとも、私以外にも、協力してくれる人が居る。
そのはず。だから。なんとかしてここを抜け出せれば――――
そのためにも、この場をなんとかしないと。
そう思って、部屋をぐるりと見回して、廊下の音に耳を澄ませた。
まずは状況確認。その中で、どうすればいいかどうできるか。ちゃんと考えよう。迅速。確実。丁寧に。**]
― 紗々が監禁されて3時間後 ―
「ここに入れられた子はどうするんだ?」
「本国に輸送してABMIの検体にするらしいぞ」
「うげぇ。脳髄摘出で機械に接続かよ……エグいな」
[銃声はとうに途絶えている
それとなく事態が鎮静化した事を察する事ができるだろう。
扉の向こうを慌ただしく行きかう足音が響く中、そんな会話が紗々の耳にも届くだろう。]
>>41
そういえば、僕が人型ではない機体を動かせるのは、
操作がアナログだからなんだよね。
リエさんみたいな脳接続だと大変だろうけど。
アナログっていうのは、例えばクレーン車を動かすようなもの。
人間にはあんなに長い首ないけど、スイッチを押せば普通にクレーンは動く。
そんな感じ。
だもんで、僕のコクピットはやたらとスイッチだのレバーだのペダルだのコンソールだのが多いし、描写もかなりいれてると思う。
一応、ラプターにもAI入ってて、ある程度までは自動化されてるけどね。
たぶん、操作の面倒くささでは、
ラプター≧糸川くんあたりじゃなかろうか。
ファルケンはどうかな。自動化度合いがラプター以上だから、戦闘をせずただ飛ぶだけなら、非常事態が起こらない限り、ある程度航空機知識があれば行けるかも。
脳接続タイプはたぶん、操作はシンプルなんだろうけど、
訓練してなかったり相性が悪いと、一発廃人になりそうな気がする。
― 上空 ―
[ ファルケンが、ふいにキャッと声をあげたので、
僕は飛び上がった。
膝上に乗せていたノートパソコンを払い落とし、
バイザーもあげたままで操縦菅を握る。 ]
何?!
『 何かぬるぬるした手で触られてるう!
気持ち悪い! 』
……なにそれ、どういうこと?
[ 視界は異常無し。計器類、機体状態もオールグリーンだ。
触る、という事から外部装甲を中心にチェックしたが、
こちらも問題無し。
……おや? ]
[ メイン画面に表示される、チャット形式の文字>>61
一瞬、シュテラの魔改造かとも思ったが、
それにしても航空中にチャットなんて不便だ。
巡航速度がマッハを越える戦闘機で、メイン画面を邪魔する文字を読みながらキーボードを叩くなんて、誰がしたい? ]
『 それよそれ! 何か正式じゃない方法で触られてる。
兄貴なんとかして! 』
……と言ってもね。
文字を使うなら、人間ではありそうだけど。
[ ファルケンは、航空特化のAIだから、自力ではなんとも出来ないのだろう。
どうやら、航空機能には問題なさそうなので、僕は操縦菅から手を離し、ノートパソコンを拾い上げてファルケンに接続した。 ]
[ 「こちらはシュテルン・ディーツゲン。
どちら様ですか? 僕に何かご用ですか?」
ブラインドタッチで打ち込み、同時に相手がどうやってこちらに侵入しているのかを調べる。 ]
うーん、一体どんな技術があればこんなこと出来るんだろう?
頭にコンピュータでも入ってるのかな。
『 兄貴はやく何とかして。 』
兼業プログラマーに無理言わないでよ。
>>+8
手放し運転が危険だという自覚があるので、
先に危機対応(手動操作準備)をしてから状況確認。
兄貴はロウグッドで頭はお花畑だけど、(一応)出来る子。
「……きた!」
「マジかよ」
[チャットを打ち込んで数瞬。
>>+10と戻ってきた返答に、白英は笑顔を浮かべ、ケリィは驚きの声をあげた]
「なんつーか、虎のパイロットって、告っても「いい人だけど……お友達でいましょう」とか言われそうな奴だな」
「変な例えしないの。いい人ならそれに越したことないじゃない」
「ごもっとも」
[ようやく口を閉じたケリィを一度だけ見てから、どう打つべきか文章を少し考えてキータッチを始めた]
『Wよりタイガーへ。次ターゲットクレイカとの通信中継求む』
[あえて名前を名乗らないのは、シュテルンの身を案じてだ。
だから自分のカラーの頭文字のみを記載してエンターキーを押した。
シュテルンが気づいてくれると信じて]
/*
昼ごろの自分の独り言読み返してみたら、なにこの人感じ悪い。>セルフ
ってゆーか、ウルズさんそんな人じゃなかったじゃん!
勝手に想像めぐらせて杞憂の独り言残すとか何たる浅慮!何たる傲慢!
ごめんなさいごめんなさい…ぅー…自己嫌悪ー…
………うん。
だからって引きずってちゃダメですよね。
切り替えて行き ます。
>>89
当初の目的は糸川くんだったはずだけど、
乗り換えてるからクレイカにしたってことだろうか。
そこを臨機応変にするならば、ターゲットもうまくしたら良かった気がする。
……というか一番の問題は僕がクレイカしらないww
― 道中 ―
……なんだこれ?
[ 続いて現れた一文>>89に、僕は首をかしげる。 ]
間違い電……いや、間違いチャット?
『 兄貴。きもちわるいよ〜。 』
ごめんね、ちょっと待って。
[ 順に考えよう。
タイガー……これはビルトラプターのことだろう。
つまり相手はラプターの外見を知っている。
ターゲット……標的。なんだか不穏な言葉だ。
クレイカ……これが一番意味不明だ。何かの暗号? ターゲットってことは人か物だろうか。
通信中継……ラプターにつないだ手腕からして、「ターゲット」にオンライン通信することは、難しくなさそうに思うけど。
オフラインで中継しろってこと? 伝言とか、手紙とか? ]
W……Wね……?
誰だろう。
[ ひとまず僕は、ノートパソコンを叩いて、
「クレイカ」を検索した。
・結果1
……パラストブルク周辺で収穫される小型のイカ。
なるほど、おいしそうだ。
・結果2
粘土(クレイ)で作られた蚊。時々動く。
なるほど、困った奴だ。
・結果3 ]
……んっ?
/*
うーん?
警報や銃声は外に届いて居るんかしら?
外で大騒ぎしていた拡声器の声>>34は届いていないっぽい
>>37から、それよりも小さいだろう銃声は聞こえないん
じゃないかなあ。
普通に時間経過でおかしいと思うルートで介入させてもらう?
[ ごくごく小さなあまり洗練されていないサイトが引っ掛かった。
・結果3
>>53瀬戸内工場組合製の作業ロボ ]
瀬戸内……って。
[ ホームページを開いてみると、頑固そうな親父が集まった写真があり、その中心あたりにもみじ産業の頑固親父>>3:19の顔があった。 ]
やっぱりそうだ。
クレモトさんが属してる組織だ。
―ビル内の騒ぎから3時間―
「ねえ。ちょっと」
[何かあったような気はしたが、そもそもこのような
立派なビル。求人の宣伝で大音量で響いていた声も
防音設備などで届いていないのだろうから>>34
内側で多少の騒ぎがあっても、外…ましてやジンロボに
搭乗しているのではなかなか気付けない。
待機の姿勢で居る白騎士を僅かに動かした切欠になったのは、
つい先程怒鳴り散らかした本人、社長だった。]
「サッちゃん、遅くない?」
サッちゃんて誰だ、サッちゃんって。
でも……そうだよな、いくらなんでも遅すぎる。
[時計を見ると、あれから軽く3時間以上は経過している。
詳細は聞いていないが、とにかく話し合いだという事は
把握している。
しかしそれにしてはあまりにも長いような……]
[ 点と点が結びつき、ひとつだけ線が出来た。
「 次のターゲットが瀬戸内工業組合製のロボだ 」 ]
次は、Wが瀬戸内に何をしているかと、
僕に何を求めているかが問題か。
そもそも、僕と瀬戸内工業に接点なんて……、
……、
いや、あった。
[ パイロットスーツから取りだすのはサシャの名刺。 ]
−監禁直後−
見張りは…なし?
[外にはいるかも。監視カメラくらいあるかも。
でも、ひとつ確かなことは、ボディチェックされてない]
通信は…電波ないかぁー…
[おねえさんは、携帯端末の電波入ってたみたいだけど。
使ってる周波数か基地局か、中継の仕方が違うのかもしれない。
なんにせよ、この場で助けを呼ぶのは無理。と。
でも…]
見くびってもらっちゃ困りますよーっだ。
[ごそごそ上着の裏地を探り、左右繋げられた手に掴みだされたのは、体中のポケットを探ったときに手に触れたもの。
帆布に巻かれたセラミック工具セット。糸川くんの装甲板を担当する、愛宕さんちの特製だ。一般向けに売り出したはいいものの、金属製の工具に比べて高すぎて売れなかったと言ういわくつき。せっかく軽くて頑丈なのに。もったいない。
けど、おかげで金属探知に引っかからないとはいえ、ボディチェックもされずに面会できたのは、ただの民間人の小娘と甘く見られたんだろうか。
でも残念!エンジニアでした!
何かちょっとした応急処置のために、工具セットを携帯するくらいはエンジニアの身だしなみです。
……あるいは。ボディチェックを受けずにすんだのは、おねえさんが手心を加えてでもくれたんだろうか。
…分かんないか。なんにしても、ここで考えたって答えは出ない]
Wは、すごい腕を持ったプログラマー……いや、ハッカーかも。
そして、僕を利用しようと……
いや、「求む」だから、助けを求めているのか?
でも、休暇中の僕に何を期待しているんだろう。
[ 考えていても埒が明かない。
僕はキーボードを叩いた。
「 具体的には何をして欲しいのですか? 」 ]
今は、とにかく、ここを出ないと…
[それで、あの、戦ってる人たちを止める。なんとかする。
一人じゃ無理でも、協力すれば無理じゃないはず。きっとそのはず]
使えそうなのは…
[…レンチ。カフスはナット止めじゃない。次。+−△ドライバー。螺子止めでもない。次。ペンチ。挟んで壊す?…挟めるとこがない。次。…]
…ヤスリかぁー…
[急ぎたいのに。早くなんとかしたいのに。
でも、これしか使えるものがない。
もしかして、見つけにくいとこにカメラでもしかけられてるかもしれないから、注意して。
部屋の隅っこに、諦めていじけて丸くなったみたいに体育座りして。
この、足枷をヤスリ切る!]
−三時間経過−
もうっ…ちょっとっ…
[しゃこしゃこしゃこしゃこ。
すっかり静かになってしまったビルの中。プラスチックカフスをちょっとずつ粉にして、残すところはあとわずか。
あとちょっと削れば、ぐいっと捻って千切れそう…!]
…わわっ!?
[そこに、聞こえた話し声>>88]
子って…こどもじゃないです!おとn ……っ
[いけない。自分から目立ってどうするんだ。慌てて口を抑えた。
…それにしても。なに今の。
脳幹摘出…?検体っていうのは自分のことみたいだけど。なにそれ。
もしかして、他にもそんなことされた人いるの?
それなのに、エグいの一言で終わり?]
………っっ!!
[ヤスリを握る手にも力が篭もる。
何とかしなきゃって思うことが、また増えた。
だったら、こんなとこで捕まってる場合じゃないし、脳みそ取り出されてる場合なんかじゃ、もっとない!]
…切れたっ!
[これで、足が自由になった。ここまでだって、ずいぶん時間がかかってる。手の枷までなんとかしている暇はない。急いで立って。走って。ドアノブ解体。
うん。普通の会議室のドアだ。
高級だけど。この程度で捕まえようとするなんて、小学生で卒業してる!]
…出口は!?
[部屋を出る。見渡しても分かんない。運ばれてくるときは、意識が朦朧としてたから。
だから、走る。階段見つけて、上るか降りるかすれば、そのうち出口は見つけられるから。
通信端末は、バルタさん宛に、電波を飛ばして胸元に。
これで、電波のあるところまで行ければ繋がるはず!]
― 大阪 財団ビル/最上階大会議室 ―
乱入してきた暴徒の内3名を地下牢に拘束している。
ABMIの実験に使えそうならば船便で本国に送る予定だ。
次――……。
園児及び保育園関係者は極東地域からの退避が完了した。
問題がなければ、3時間後には本国に到着する。
『……ふむ。ところで、民間の特使を拘束したというのは本当か?』
何の事だ?
[中東から極東支部の報告を受けている夫は、真顔で問い返す妻を暫しの間見つめていたが傍らのティーカップに手を付け嘆息する。]
「サッちゃんってさ、待ってる人をほったらかしにして
お話楽しむような子?」
知らんがな……あー、でも。
変なとこで真面目だから、それは無いんじゃないかな。
[サシャを“見た”感想。
他にも言えと言われれば、バルなりの言葉で情報は開示出来る。
直接逢って話したわけではないのでかなりの主観が
入ってしまうが、先に会話のあったシュテルンに関しても
同様である。]
[さておき。
本当に話の最中だったら大変に失礼な事だが、携帯端末で
呼び出しを掛けてみるも…通じない。]
「だったら……お迎え行った方が良いんじゃない。」
[社との通信はヘルメットに繋いだまま、白騎士から降りる。]
まあ、クレイカのことを知らなくてもこのくらいはこじつけられるけど。
「なぜ白英は、シュテルンがクレイカパイロットとつなぎを取れると思ったのか?」
は謎だよね。
うーん……。
賢いけど、生後一年だし物慣れてないとか(それにしては全員スレてるけど)
他に外部協力者がいないとか(でも、僕の位置を割り出したのと同じ方法でいけたのでは)
もうとにかく切羽詰まってたのか。
そして、中の人にメアド使わなきゃいけないみたいなプレッシャーを与えてしまったのかww
最後のだと申し訳ないな。
[戻ってきた返事に、白英はふむと顎に手を当てた。
文からこちらについてよくわかっていないかもしれないが、それでも具体的にと聞いてくる辺り、彼のいい人さが滲み出ている]
「……なぁ」
[そんな動きを止めた妹に、ケリィイが徐に声をかけた]
「何?」
「お前、こういう奴タイプだろ」
「……その首叩き折るわよ」
[嫌いではないが(利用できるという意味で)、そういう感情をもったことがないのでよくわからない。
それはともかく]
「直接的に言っても大丈夫かしらね」
「見つかったらあぶねーな」
「その時はラプターのパイロットのクビが飛んで、私達は臓器のアルコール漬けに変わるだけで済むわ」
「それをそれだけっていうのも怖いわ」
[それでも大して驚かずに茶化す言い方ができるのは、彼もその程度の想像はしているからだろう]
「ま、やることやったら結果はごろうじろっていうし、言っちゃえば?」
「これまで濁してたのが馬鹿らしくなる結論だけど、それがいいかしらね」
[嘆息して打つ]
『実験からの脱走の手引きを』
[>>+15にこちらの希望を伝えた]
[既に警戒態勢は解除されているが
いまだ100mmの厚さを持つ合金製シャッターが正面玄関と裏口を塞いでいる。
最上階会議室の窓も、超高々速徹甲弾をつかった狙撃を防ぐ為にシャッターが降りたままになっていた。]
/*
*おおっと*
つまりお迎えは無理…ではないな。
白騎士の槍がまだある。ところで100mmってえーと。
10cmか、これは分厚い。
……んっ?
[ 「実験」>>100その不吉な言葉で、やっと先日の襲撃者>>2:175に結びついた。 ]
……脱走。
つまり、
「クレイカパイロットを、戦闘実験から助けてやってくれ」
ってことか!
[ 線同士がつながって面になった。
意味不明な言葉も、名乗らなかったのも、聞き耳を立てている誰かへの警戒だろう。
僕は、即座にキーボードを叩いた。相手にあわせ、最小限の言葉で。
「 了解。
ターゲットは知らない。しかし、そこへ続きそうな相手を知っている。
こちらから連絡するか? 連絡先を送信するか? 」 ]
― 財団ビル:最上階 廊下 ―
……。
『曹長』
終わったか?
『無事完了しました。』
[会議室から退出すれば、研究員が声をかけてくる。]
最大の懸念事項でであったカアバコンバーターの搭載が無事完了しました。
内蔵型の低出力ビームガンの取り付けも完了しています。
フレームの調達が極東圏では不可能になったために、量産型のままになっています。
格闘攻撃を仕掛けただけで、フレームが過負荷で損壊する事を留意してください。]
『了解した。』
[口頭での報告は終わり、研究員は足早に去ってゆく。]
>>100
この場合の「クビが飛ぶ」は解雇の意味だろうけど、
うちの会社は半分大阪人なので、「いいぞもっとやれ」
になりそうな気はするなあ。
それとも、軍からGH社にプレッシャーかけるってことかな?
GH社が、軍に戦闘機を卸してるなら、そういうプレッシャー出来そうだね。
あれっ、そうすると九州基地の壊滅とかも、うちと無関係じゃなくなってくるな。
戦闘機売れるから、むしろ儲かる方で(ぁ
というか、軍需産業なんだから、もう少しGH社と軍の関係をちゃんと決めておくべきだね、僕は。
いや、戦闘機専門じゃなくて、航空機全般の会社だから旅客機や貨物機も作ってるんだけど。
―――もう怖くないよっ!
[どっかから飛んでくるって分かってれば。あるいは、どこかに仕込まれてるって分かってれば。
心構えができる。“見える”。かわせる。
セキュリティがどこに隠されているかなんて、素人の自分じゃ見抜けない。
でも、発動してから避けられるなら、抜けられる。
元々、部屋を出てからこそこそ隠れて、なんて、できっこないんだから。
走り抜けるしかない]
階段ー…階段はー…
[アラートが鳴り響く。早いとこ出てかなきゃならない。
こうしてる間にだって、警備員さん辺りが…]
…ほら来た!
[警備員さんて呼ぶにはちょっと体つきと顔つきがおっかなすぎるタイプの人が!]
でもそこ、危ないですよ!?
[さっき後ろにいた、同じように追いかけてきてる人が、たぶん回りこんできてるはず…ほらぶつかった]
ごめんなさいっ!通りますから!
[その横を、するっと抜けて、まだ走る。
階段はどこだ。
あーもう、この際、窓でもいいや。
そう思って、手近な部屋のドアを、開け放って]
…あ、ぇ?
[ナニコレ。座らされた半裸のおじさんが一人と、取り囲むように黒服のおじさんが2,3人。奥には鉄格子を挟んでもうひとり半裸のおじさん。
半裸のおじさん。怪我してる。いたそう。
黒服のおじさん。怖い顔。なんか痛そうな道具持ってる。
結論。いじめよくない]
― 中東財団本部 ―
『やれやれ。』
「困ったものですね」
[瀟洒なアラベスク模様で彩られた部屋で、男は二人が嘆息する。]
『人間が復讐心から解放されること、これがわたしにとって
最高の希望への橋であり、長期の悪天候のあとの虹である』
「ニーチェですか。
無神論者の言葉引用すれば、信仰法に抵触すると思われますが」
『トンカツが大好物の君に言われたくはないな。』
え。あ。や。えぃやぁーっ!
[黒服のおじさんがこっちに気づいて、状況を把握して道具をテーザー銃…か、もしかしたら実弾入りの銃に持ち変えるまでに、レンチで手の平を一発。
その間に、別のヒトが銃を構えた。
見えてる。
避ける。銃を持った手に一発。最後のひとり。だめ。無理。間に合わない]
話してて遅くなってるんじゃなかったら。
「拗れて鬼ごっこかかくれんぼ。」
……あいつ、ほんと無茶しかしないんだから本当にもう…。
どっかの誰かさんと同じで参るわ。
[金切り声を応援歌に
しばらくはこの通信を入れたままにしておこう。
しかしこの奇天烈なパイロットスーツで入った所で
門前払いになりそうな気もするが、と思いつつも
真正面…受付に問い合わせようと思ったら、だ。]
…あれ?
[目を開けたら、半裸のおじさんが、両手と両足を拘束されたままで最後の一人に体当たりしてた。
その、体勢を崩した黒拭くさんに、ゴツンと、顎のあたりに一発。
ここに当たると、脳が揺れて力が抜けるんだって。
おじぃに付き合わされて見た、格闘技チャンネルで言ってた]
ごめんなさいっ!
[先に手を叩いた二人も、体勢が整わないうちに、それぞれ顎に一発ずつ。
動きをよく見て、攻撃を避けて、それから確実に叩いた]
――――!!?
[遠目からでもすぐ分かる、塞がれた玄関。>>101>>103
一体何があったのか、説明を求めようにも
周囲には警備員すらおらず、ただただ冷たい金属の壁が
重く全てを拒むように降りていた。]
裏口は…!!?
[慌てて裏口に回るも結果は同じ。
このタイミングだ、サシャは捕らわれたと思って間違いない。]
…助かった?
[よくわかんないけど。
半裸のおじさんの拘束を見る。自分がされたのよりも、もっと重くて痛そうな手錠だった。
でも金属の鎖だ。
これならペンチで。
ペンチで…]
…ごめんなさい。自分でやってください。
[硬すぎて手が痛くなるだけだった。おじさんに渡す。多少四苦八苦しながら、それでもおじさんはねじ切った。
大人の男の人の力ってすごい。
いや、私も大人だけどね?]
騎士操縦者 バルタザールは、支援屋 アリーセ を投票先に選びました。
いっしょに逃げますか?
私が先導すれば、罠はだいじょうぶだと思うんですけど…
[全部、引っかかってから避けるから]
でも、その代わり約束してくださいね。
…誰も、殺しちゃダメですよ。
[そういうことになった]
[拳を叩き付けた所で、その厚みを思い知るだけ。
しかし手段を問うている暇は、全く無い。]
おい、マリー。
「あんたが名前で呼ぶ時って、大概ロクでもないお願いが
飛んで来るのよね、何。」
[踵を返す先は、再び白騎士。]
表も裏も、ブ厚いシャッターが降りてる。
お前の言う通り、拗れたのかも知れない…捕まった可能性が
高い上に、ご丁寧に逃がさないようになってる。
「で?」
[>>+16と戻ってきたメッセージに、白英は大きく頷いた]
「……私達が脱走したいという風に取ったのか、クレイカの関係者へ逃げろという意味にとったのかどっちともとれる感じがするけど……」
「もう俺達が脱走したいから手助けしてくれって言えばよかったんじゃねーか?」
「かもね……。でも、これでクレイカの関係者とのパイプを繋げられたのも事実よ。演技してもらうなり逃げるなり、こちらから相手を主導できるのは大きいわ」
「OK。後はまかせ……っと、ジェラードからだ」
[バイブ機能にしていた通信機が振るえ、即座に出る]
『ローレルが目覚めた』
「了解。今は安静にしろって言っておけ」
『言われなくても。それと、ドクターから出撃は明日と連絡があった』
「急ね……。まぁわかってたことだけれど」
「んだな。んじゃこっちが落ち着いたら連絡する」
[それだけ言って、白英と視線を合わせてから]
「それで、どうする?」
「できればワンクッション置きたいところだけれど、時間がないわ。連絡時間をクレイカの関係者に伝えてもらって、その時間にこちらから強制ハックかけるわ」
「また脅威のウイルスが世界を駆け回るってか」
「ダミーを振りまく程度のウイルスは脅威とは言わないわ。っと、送信」
『一時間後、ターゲットへこちらから通信を試みる。モニター前にて待機と連絡希望』
[走る。
道案内はおじさんたちがしてくれた。
実は、というか、案の定、というか、おじさんたちは、あの時侵入してきた“武装ごろつき”で。
ある程度の見取り図は入手していたらしい。
セキュリティについてはさっぱりだったけど]
…あった!階段っ!
[走る。
上り階段めがけて。
おじさんたちの話を聞くに、ここは地下だったらしい。そりゃ窓もないよね。
電波だって入んないし]
シャッターの修理代支払い頼む。
[ハッチを閉じ、しばらく振りに白騎士が動き出す。
右手には槍、果たして高速振動で以って破壊出来るかどうか。
全く勝機は見えないが]
「……50年給料と休暇なしでいいなら出してあげるわ。」
条件は後でいくらでも聞いてやるから!!!
[表から攻めると、また騒ぎを起こしに人が集まるかも知れない。
ならばどの道同じかも知れずとも、まだ裏口の方がマシかと
そちらに穴を空ける方を取った。
金属と金属のぶつかる嫌な音が高く高く響く。
蟻ならばほぼ一撃だが、やはり一筋縄では行かず何度も弾かれては
ぶつかるを繰り返す。]
[ 「了解」
……と打ったところで、 ]
『 兄貴! 』
[ ファルケンが警戒の声をあげた。
ふわふわ、と丸い光が、いつの間にか周囲を漂っている。
僕は、まだそれが「敵」だとは気付いていなかったが、
ファルケンは、謎の光学兵器>>2:167で痛い目をみた経験から、何か気付くものがあったようだ。 ]
ごめん、任せる!
信じてる!
[ 僕は驟雨の速度でキーボードを叩き、
サシャのメールアドレスへ、コピー&ペーストした文章を作り、 ]
……うわ!
/*
思ったんやけど、シャッターの下狙ったらあかんかな…。
地面は多分コンクリだよね?(黙考
なにかしらシャッターの描写があって攻略不可能ぽい
空気があったらちょろっと出してみようか。
[ ファルケンが急速な上方移動をして、僕はシートに押しつけられる。 ]
く、っの……!
[ 慣性のせいでずしりと重いノートパソコンを、
両手で持ち上げるようにして、 ]
送信!
[ ボタンを叩いた。 ]
……まだ捕まらないのか。
[警報発令時は即座に、捕縛完了するかと思っていたが
甘い見通しだったという事を痛烈に実感させられる。]
『曹長!』
[鈍い音と共に、ビルが振動し始めれば即座に警備課の人間が報告に訪れる。携帯端末から外部監視カメラの映像を見せられれば、ため息を漏らした。]
砂ジンを出すぞ。
『それが……カシム一等軍曹が無断で砂ジンを持ちだしています』
どういうことだ?
[屋上ヘリポートからはヘリの爆音が響き始める。]
『曹長。コンテナ回収用に砂ジンを使わせてもらいます』
……何を考えている。
『あーあー。 無線不調、無線不調。」
[投げやりな言葉と共に、ぶつりと無線が途切れ
砂ジンを搭載したヘリの爆音が遠のいてゆく。]
「あんまり長引かせると気付かれるわよ!!」
うるせ、もう見つかってるだろ!
こんなご大層な設備があるなら、カメラだって
そこら中にあるだろうしな!
[ギィィィン!!]
[ほんの少しずつではあるが、シャッターに食らい付く
時間が長くなっている。
しかしバルの言う通り、既に破壊行為は察知されており
ビルの屋上から白騎士を狙う人影>>124が在る。
シャッターに夢中になっている為に、そちらまで気は
回っておらず]
「あ、あ、あ、今の声!サッちゃんじゃないの!?」
『サシャ!!良かった……無事か!え、壁?
は、そ、そうだ!!何も無理してシャッター壊さなくても
良かったんだ!』
[社長の声ともう一つの声がヘルメットを通じて響き出す。
サシャの無事を喜ぶのは少し後にしようと槍を構え直す。
壁を削れば少し外観が悪くなってしまうだろうが、
それは致し方あるまい。]
待っててな、すぐ……
[サシャの携帯端末へ、大きな爆発音が届いたのはそのすぐ後。]
[槍の切っ先をシャッターから壁に向け直して繰り出すのと、
上空から降ってきた弾頭が白騎士に炸裂したのが同じ時だった。]
[煙に巻かれ、何が起こったかは見え辛くなっているにしても、
重く大きなものが地面に落ちる音だけは屋上に居ても
聞く事は叶っただろう。]
『次で最後です。榴散弾装填完了。』
[ランチャーの射撃姿勢を維持する女。
背後で警備課員は手早く装填を行う。
噴煙がスクリーンになろうとも構わず女は射撃を行う。
続けて放たれたのは機体の上空30mで爆風と共に散弾をばら撒く対人/対軽装甲用車両向けの弾頭だ。]
/*
あっ!!削った扱いになってたか!!そういえば
確かにそう見えなくも無い。
これでよしこれでよし…
すみません、フォローありがとうございます…!
う……。
何、何が…
「大丈夫!?」
右頭部、右腕、損傷…だめだ、右腕の装甲が落ちてる。
コクピットが胸部で良かった…。
「…左腕は?」
いける。
ってかお前、あんまり心配してないだろ。
[コクピット内へもその衝撃は大きく伝わり、
アラート音に損傷箇所を報せる表示にと内部は非常に
賑やかな様相を見せていた。]
「だって、おじさんの白騎士だもの。
おばさんやあんたを守る為の、騎士だったんだもの。
そう簡単に崩れ落ちてたまるもんですか。」
[追撃があるかも知れない。
減らず口は後に回し、急ぎサシャへの連絡を繋ぎ]
『空いた?』
[槍の切っ先が壁に触れたような感触はあったが、
それが確かな穴となったかどうかは分からなくて。]
ローレルちゃん大丈夫かな?
>>119だけだと、サシャも動きにくいんだよね。
まあ、あの人なら何とかするだろうけど。
ウルズさんに頼んでもいいけど、
ローレルちゃんがメモるか、白ログるのが一番スムーズだと思うんだけど。
[追撃が来る、と。サシャが叫んでいる。>>134
避けたらどうなる?サシャと傍に居る人々なんてひとたまりも無い]
「フォームアップ承認。」
SILHOUETTE、シューティングモード!
[なら、残った左腕で…“撃つ”しかないではないか。
承認と機能切り替えの後、煙の中から現れたのは見慣れた
白では無く、黒い鎧に赤の装飾を施された騎士。
全体の輪郭は大きく変わっていないが、一箇所だけ。
左腕がそのままレーザーカノンの体を為していた。]
[ ノートパソコンの接続コードを歯で引き抜いた。 ]
ファルケン!
貨物機はどうなってる?!
[ 水平飛行に移ると同時に、バイザーを下し手袋をはめる。
コンソールに手を置き、武器関係のロックを解除した。 ]
『 大丈夫、デカイのはまだ遠いよ。 』
[ 強化ガラス越しに下を覗くと、貨物機の背中と、護衛の戦闘機3機が見えた。
更にその下には、人型をして左右に翼のようなものを伸ばしたものが1体見える。
人型だけど、人じゃない。
計器を見れば、時速は800kmを超えている。こんな速度で生身の人間が移動出来るはずがない。
……そして、白くて丸い光の玉が複数、近づいたり離れたりしながら、周りを飛んでいた。
その形から、僕は滞空地雷を連想する。
実際はどうか分らなかったが、進んで触りたくなかった。
続いてレーダーを覗き、僕はぞっとした。 ]
ファルケン……あいつら、レーダーに映ってない!
『 うん。あたしも自力じゃ見えない。
あたしは流星獣撃墜優先でチューンされてるからね。
友機からのデータでなんとか確認出来てるけど。
……ジャコビニキングが片付いたら、あっちの銀色の戦闘機に搭載してるレーダー、あたしにも乗せてね。 』
[ ということは、ビルトレーザーでの砲撃は目測になるか。
慣れない空戦、慣れない機体、慣れない武器。
出来ればこのまま振り切りたいところだけど。 ]
[白い鎧が蓄積していた光と、直接動力に接続して扱う砲撃の為
長時間の運用は不可能だが、射撃専用のプログラムに
切り替わるので「狙う」行動に関してはこちらの方が都合が良い。]
『サシャ、伏せてて!!』
[続き放たれた弾頭はもう間近まで迫っている。>>131
だったら、全部ひとまとめにして焼ききろう。
黒騎士はしゃがみ込み、左腕を掲げ
とにかく視界に入った弾頭目掛け、それでも屋上への影響を
避ける為、斜め上にレーザーを撃つ。]
[出力MAXの、後先の事を全く考えない砲撃は
大阪の空に光と爆風を噴き上がらせた。]
[ ファルケンは今度はゆっくりと高度を下げ、
隊列の後方へついた。 ]
……ファルケン、
あいつ、遅れて来てる。
『 ふうん。
この速度を維持できないみたいね。
翼があるのに情けないわ。 』
[ 戦闘機を基準にしたら、地球上の鳥のほとんどが情けなくなってしまうような。 ]
『 ねえ、一回だけ攻撃していい? 』
[ 僕は少し考える。
シュテラの得意技は、上空から落ちるような速度で降下して、
相手に攻撃をぶち込み、機首を返して再び空へ戻るという、
僕が真似すれば悪酔い間違いなしな戦法だったけど。 ]
……いや、
僕らの仕事は貨物機の護衛だ。
挑発するような真似はやめておこう。
[ やがて人型の光は力尽きたように後方へ消えて言った。
丸い光の玉も、離れていく。 ]
ここで戦闘すると、
>>+19から、下位天使が時速800kmで戦闘が出来る、という意味になってしまうことに気付いて修正。
き、きっと今回の奴は、本気で頑張って飛んでたんだよ……(震え声
[ 友機から音声通話が来て、
「いい逃げっぷりだったな」と、褒めてるのかからかってるのか分らない言葉がくる。
放っておいたら、ファルケンが挑発に乗って引き返して戦うと言いかねないので、僕は慌てる。 ]
すみません。
初めて見たもので。
流星獣なら慣れているんですが。
[ 武装の種類を聞かれたので素直に答えると、
「なら、やはり逃げて良かった」と言われた。
「そんなものじゃあ、あいつらはすぐに再生する」 ]
……エネルギー体とか、そんなようなものですか?
やったか!?
「それやめて!フラグ!」
[屋上にいた人影に視界を持って行っても、もう
何の反応もない。>>137
真上ではなく斜め上へ撃ち放ったので、恐らくは
危害が及んだわけではないと思いたい。]
……撃ち漏らしは。
[足元を見る。未だに爆風の影響か
そこかしこで色々なものが揺れているが、爆撃を
受けた気配は見られない。]
[ 友機のパイロットにも正体までは分らないらしい。
効果のあった武装をいくつか教えて貰う。
ラプターに搭載しているジンロボ兵器が1つあった。
どうやらあいつらと戦るならば、合体して人型で戦った方がよさそうだ。
人型になったら移動速度は大幅に落ちるから、
振り切ることは出来なくなってしまうだろうが。 ]
教えてくださってありがとうございます。
[ビル外の部下に気を回す余裕はない。
機体の火力は黒服達の士気を挫くには十分だとは理解でき
潰走による目標捕縛失敗も容易に予測できる。
今はただ、苛立たしげに爪を噛む事しかできなかった。]
[シュテルンから>>+17と連絡が来て、ほっと一息ついた]
「ま、後は時間までのんびりだな」
「そうね」
「コーヒー飲むか?」
「今はココアって心境」
「これだから頭脳労働ってのは甘党が多い」
「頭の中にチップ入ってるんだからしょうがないじゃない」
[とんとんと前頭葉の部分を叩いた白英に、そんなもんかねと言葉を漏らして、ケリィはW-03を離れた]
――病室――
もう。大げさなんだからー。
[ICUからすぐに一般個室に移動したローレルの明るい声が響いた。
それを無表情で聞きながらジェラードは小さく息をついた]
「無理はするな。バーサーカーシステムの起動がどれだけ体に負担をかけるか、十分の一かもしれないが理解はできる」
別にそこまでじゃないってばー。
[明るく笑ってパタパタと手を振るが、それが更にいたたまれない。
未だに取れない点滴やチューブをがその思いを更に加速させる。
実は前にケリィの実験に付き合った事がある。その時、あの体の丈夫さが自慢の彼が五日間意識を失った。姉と妹には適当に誤魔化したが、目尻から血を流してコックピットから運び出された彼の姿は今も脳裏に焼きついている]
[ローレルの場合はR-01がバランス型のおかげか、バーサーカーシステムの出力がG-04にくらべて弱いのが幸いした。ぐったりとしただけの彼女を見て、ほっとしたのはジェラードとケリィの二人だけだ。
白英は取り乱したが、ジェラードがとりなしたおかげですぐに冷静さを取り戻してくれたのは、僥倖というしかない。おかげで今は今後の脱走計画についてシュテルンに連絡をつけていてくれる。
ケリィからの連絡では、クレイカの関係者へ繋ぎをつけられたらしいので、後は任せておいて大丈夫だろう。
そんな考えが顔に出たのか、すっと手を触れられて弾かれたように顔を上げた]
もー。何考えてるのかなー。
「いや……ローレルが無事でよかったって思ってるだけだ」
[本心からそう思う。
だが彼女は少し困った顔をした]
もー。みんなが私を心配して逃げようとしているくらいに、おねーちゃんだってみんなの心配してるんだから。
「……は?」
[その時の彼の表情をなんといえばいいのだろうか。
強いて言うなら悪戯を発見された子供というところか。
そんなジェラードの顔を見てクスクスと笑った]
弟達が私の事をちゃーんとわかってるように、おねーちゃんもみんなの事は知ってるのだ。
「……何時から?」
最初から。みんなが私のために色々と考えてくれてるなって。
[もうなんと言っていいのかわからない。額に手を当てて言葉を捜すが、今の心情を表してくれるよい表現が浮かばない。
そんな弟の姿に、まーまーと背中を叩いてから]
今度相談する時はおねーちゃんも入れてね。
[そう言ってにこりと笑う姉を見て、叶わないなと心の中でごちた]
>>+24
×ラプターに搭載している
○ラプターに積んである
ラプター状態では使えないから、搭載はちょっと違うかも。
>>142
墓下アンカーは効かないんだけどなあ。
「墓下が反応してるよ」
という意味で貼ってあるのかな?
そのままの文面で、すぐサシャに送信するとシュテルンから返事があった〜
とかの方が、親切だと思う。
やった…んだと思いますけど…
[半裸のおじさんふたりといっしょに、よれよれと起き上がる。
立ったまま、まともにレーザー発射の余波を受けた黒服の人たちは逆に衝撃にうずくまっている。
でも、このままじゃいつ次の人たちが来るかも分からない]
と、とにかく逃げられるうちに逃げちゃいましょう!
まずはクレイカさんのとこまで!
バルタさん、機体動きますか!?
[半裸のおじさんも促し、壁だった瓦礫を乗り越えて外に出る。とりあえずまず、目指すは駐機場]
は。
動ける、まだ大丈夫!!
[機体の色を白に戻し、改めて動力系統を確認すると
ほぼ攻撃は不可能、移動するのが精一杯という所まで
エネルギーは減っていた。
サシャには>>146一先ずそのように返し、
剥がれ落ちた装甲を拾い上げて彼女の後を追う。]
お、
ウルズさんテーマ、Red fractionじゃないかー。
これ大好きだしかっこいいけど、ちょっと歌詞がお上品じゃないので、カラオケで歌いにくいんだよね。
『曹長。
連合軍及び極東軍から事態の説明を求める通信が入っています。』
無視しろ。
どの道、直ぐに連中は来る。
支部をパージする準備に入るぞ。
[即座に優先順位をつけて、頭を切り替える。
部下を引き連れ、地階へと向かった**]
[そういえば、このサシャと共に居た人物は誰なのか。
一緒に逃げていたようなので、歩ける者はそのように。
それが難しい者はバックパックの空き部分に
収まってもらって駐機場へ向かう。]
『サシャ、後できちぃぃぃぃぃぃんと
何があったのか話してもらうからな……』
「あ、私も紹介してね。」
[また、屋上からこちらを狙った人影の事も。
煙に巻かれていたせいもあり、一体誰なのかを
確認するまでには至っていなかった。
まさかそれが、一時はサシャを助けてくれた
ウルズその人だとは、このめでたい男には
理解できようはずが無かった。]
−大通り−
はぁー…一時はどうなることかと…
[どうやら追撃はないらしい。
ひとまずは脱出した大通りを進みながら、クレイカさんの操縦席で息をつく。
クレイカさんは、やっぱりその手に看板やら拡声器やらモニターやらを抱えつつ。
そのうちのひとつを空けて、今は白騎士さんから引き取った半裸のおじさんを乗せていた]
ありがとうございますバルタさん。
おかげで助かりました。
…白騎士さん直すのには、全力で協力しますから。
いえ。協力させてください。
[なんでこうなったかって、元を辿れば、自分が捕まってしまうようなことをしたからで、自分を助けようとしたからで、もっと言えば、自分があのビルに行こうとしたからでもあって。
そのために、傷ついてまで助けてくれたバルタさんと白騎士…黒騎士?さんには、お礼を言っても言い切れない]
で、えーっと、このおじさんたちのことですけどー…
[さて、どう説明したものだろう]
…そうだ。
ちょっと寄り道してから説明しますね。
[まずはついてきてください。と、手枷をつけたままパネルを叩いて、針路を入力する]
―大通り―
[かたやボロボロの白い騎士、
かたや宣伝体勢万全の烏賊(まだ烏賊だと思っている)が並んで
歩く大通り。
流石に追撃があったら、今度はこの機体のみで庇うしか
無かったが、あの砲撃が効いたのだろうか。
幸いな事にその後追って来るものは何も無く。]
え、いや。いいって別にー。
それよりも、サシャが無事に戻って来てほんと良かった。
万が一の事があったら、俺クレモトの爺さんに
なんて言って詫びればいいのか…。
「首を差し出すしかないわね。」
[酷く責任を感じているらしい彼女の言葉>>151には
一旦首を横に振る。珍しく社長もそれに口出しはしない。]
うーん、
うまく伝わってないな……。
サシャ視点では、「何か連絡されたらしい」ということも、その内容>>119もわかってる。
だから反応は可能なんだけど、その反応の仕方によっては、ログ矛盾を起こす可能性があるので、「誰からどんな形で連絡がきたのか」>>+17>>+18はちゃんと伝えないといけません。
ローレルちゃんの言うように、この場合は自由度の高いのがベストなので、「サシャのメールアドレス」とのみの指定。
が、サシャ視点では「どのくらい自由度が高いのか?どこまで自分で決めていいのか?」が分りません。
「サシャが自由に決めちゃっていいよ!」ということを伝えなければいけないんです。
サシャがそれに反応するかどうかは、サシャが決めることです。
忙しかろうと別ロール回していようと、時間軸をずらしたりで対応する方法はいくらでもあるよ。
「連絡取れなかったという状況が必要だ」ということでもない限り、そこの判断はサシャに任せるべきだよ。
−交番−
不法侵入と発砲の現行犯です。
[きっぱり告げて、交番におじさんたちを下ろす。
…実は、クレイカさんの、手のほうに乗ってもらってたのは、脱出防止でもあったのだけど]
その節は、助けてもらってありがとうございました。
でも、法律はちゃんと守ってくださいね。
[ぺこり。と、おじさんたちに頭を下げた。
たぶん、一番混乱してるのは交番のおまわりさんたちだろう。
いきなり半裸のおじさんが持ち込まれて罪状告げられて、ついでに言うなら連れてきた紗々のその手には手かせがついたままになっているから。
事実確認とか事情聴取とか、ややこしいことになるかもしれない。けど。
バルタさんには、とりあえずそれでおおむね説明できたと思う。
…あるいは、あのビルでやらかしたことがいろいろ公になったら、自分やバルタさんもなにかしら警察のお世話になるのかもしれないけど。
そのときはそのときだ。きちんと法律は守ろう。
物壊したりなんだり、悪いことしちゃったのはたしかなんだから]
えーっと…いろいろあって私もビル少し壊しちゃったんですけど、私も捕まりますか?
[“たち”とは言わなかった。
バルタさんに、そこまで迷惑かけるわけにはいかないから。
壁の穴は、自分がクレイカさんで空けたことにしておこう。
さて、どうやって辻褄合わせようかな…*]
うーんうーん、
上段に関してはこれから補足が入る可能性があるので、
指摘する程でもない気がする。
しかし、下段は言っておきたいね……。
というか、人狼←→墓下はアリだけど、地上←→墓下は回避すべきだった。
圏外か何かで、途切れちゃうべきか……。
町工場の サシャが「時間を進める」を選択しました。
ん?寄り道?
それじゃあ、どこか一息つける所に出たら
それ…外そうか。
[まず最初にそこに気が付けなかったのは失態だった。
彼女の手を戒めている手枷をまず外さなければ。
しかし、一体何がどうなってこのような目に遭わなければ
ならなかったのか、理解に苦しむ。
彼女の話に何か不満でもあったのだろうか?]
「酷い事するわね、こんな小さな女の子に手枷なんて。」
[内部の通信で本当に良かった。
実際に胸を撫で下ろしながら、見えて来た目的地らしき場所を
ズームアップすると]
―交番―
こ、交番。
[これは一番お世話になってはならない類の場所ではないか。
しかし、サシャの性格を考えると尤もかと大人しく従っていた。]
不法侵入と、発砲……?何やってんの、あんた達。
[なるほど、その結果があのシャッター。
そこまでは理解が追いついたが、なら何故サシャが
手枷を付けられなければならないのか、それはまた誰が
やったのかが気に掛かる。]
「あんたも器物損壊辺り引っ掛かるかも知れないわね。
でも許可したのは私だし、仕方ない。」
[サシャがビル破壊の罪を被ろうとしている事を知れば、
流石に黙っているわけにはいかず。
白騎士の現状を含めて口を挟む心積もりであった。**]
騎士操縦者 バルタザールは、特務曹長 ウルズ を能力(占う)の対象に選びました。
騎士操縦者 バルタザールが「時間を進める」を選択しました。
これ、僕もう一日地上に居るべきだったかな……。
ローレルちゃんの脱走を手助けしつつ、
ジャコビニキング戦をやればよかったか。
うむむ、読み間違ったね。
なぜそんなに墓下に行きたかったか?
お墓が好きだからに決まっている!
今回の僕のログ、「自分では言ってるつもりだけど、描写不足で伝わってない」ってことが多いな……。
シュテラの現在位置しかり、今のサシャさん周りしかり。
もう少し主語述語に気を配って、ちゃんと文章を書こう。
……とりあえずは、寝る前に欧州到着してしまうか。
うーん、やり方の違いか……。
それもまた違うような気もするけど、
僕も僕のやり方が絶対とは言えないので、エピ議題だね。
ただ、なんだろう。
ローレルちゃんのはかなり珍しいRP回し方だとは思う。
具体的には以下。
・「BPPという集団」がPCであり、「ローレル」という個人についてほとんど見えてこない点。
特に、思考や感情についてはローレルの比率がかなり少なく、正直、キャラとして印象が非常に薄い。
・ロールに同村者の反応する余地、同村者との会話がかなり少なく、NPC会話が中心。
RP村ログというより、ウェブ小説になっている点。
(※NPC会話に関しては、僕も人のこと言えないね)
・NPCロボバトル、という村の趣旨から離れて、対人主体になっている=つまりこの村でなくてもいいRPが多い点。
こんな感じかな。
なお、文章がうまい下手とか、面白いかどうかは別です。
ローレルは普通に文章うまいと思うし、
ストーリーとしては面白いよ。
ただ、これはウェブ小説で読みたいかな。
RP村である必要がないと思うんだ。
─ 欧州グローセンハンク国 ─
[ その後は、光る人型に出会うこともなく、
また、流星獣や対空砲火に会うこともなく、
僕らは故国の空港へ到着した。 ]
あまりお役に立てた気はしませんが。
[ 雇主と握手してそう言うと、
「頭数がいたから襲われずにすんだんだ!」
と笑いながら背を叩かれた。
なるほど、そういうことなら僕も役に立っていたのだろう。
ふと、「自分に何ができて何ができないのか理解しろ」>>2:57と言った無愛想な声を思い出した。
ブラボーワンさんや、彼の友人のアンデットさん。……彼らも今、どこかで戦っているだろうか。 ]
[ その足で、グローセンハンクの人類救済事業受付を済ませる。
もし、戦闘になって欧州のどこかに不時着した場合に備え、欧州共通パスポートを発行して貰った。 ]
『 戦闘するの? するの? 』
しないよ。
というか急いで帰らないと、ジャコビニキング討伐に間に合わないよ。
「W」の計画や、クレイカについても気になるし……。
[ 嬉しそうなファルケンへ釘を差す。 ]
[ パスポートの裏には、連合軍のマークが入っている。
これで一時的にだが、僕は連合軍の軍属ということになる。
軍人に協力要請をされたり、輸送や補給を頼まれれば断れない立場だ。
代わりに、こちらから情報請求をしたり、救助要請も出来るので、持ちつ持たれつだが。 ]
……いい子にしててね?
そうしたら、好きなものを何かひとつ買ってあげるから。
『 ほんと! 』
……僕のお給料で買える分だけだよ。
君、ずいぶん僕の名前で好き勝手に買い物したんだから。
[ ファルケンとラプターを、人類救済事業支部へ置いて向かうのは、電車で1駅の町。
小さな庭のある、赤い屋根の一軒家には、
黒い喪章をつけた人々がすでに集まりつつあった。
……シュテラは一足先に帰ってきている。
それなりに乗り越えて、自分で納得したつもりだったけれど、
懐かしい家を見て、息が詰まる気がした。
……それでも、一歩を踏み出して。 ]
軍属って、そんなに簡単になったり抜けたり出来るんだろうか?
……と思いつつも、軍関係者の方が墓下で動きやすそうなので、ご都合主義である。
軍属もピンキリだし、現代においてはむしろ軍人より軍属の方が人数も仕事の幅も広いようなので、アリなんじゃなかろうか。
\アリだー!/
― 姫路市某所:路地裏 ―
権さん。
『カシムか……何の用だ』
[路地裏から呼びかけてくるアラブ系の優男に老人が口端を歪める。]
そういえば、お礼言ってなかった!
>>2:101で秘話を拾って貰えたの、すごく嬉しかったんだよね。
ありがとう。
「相手の限界を、こちらで決めてはいけない」
ということを、ローレルちゃん自身の行動で教えて貰った気がするんだ。
いや、実際は困らせてたかもしれないけど><
だからこそ、今回のことは言っておきたくて。
たぶんね、PLで一番忙しいのはローレルちゃん。
PCとしてのタスクが一番多いのはサシャだけどね。あれは、あの人は目の前で救いが必要な人を全員助けないと気がすまないから仕方ない(誉めてる
さて、それはさておき、
糸川くん(サシャ)にスポット当たるのはもっと後の方が良かったと思ってる僕がいる。
あれはね、民間でしかも工作機なんだよ。これまで世界を支えてきたギアや、世界救済を掲げて製作されたビルトシリーズなどと並べちゃいけない。
これまで世界を救って来た者(リエさん)が消え、
これから世界を救ってくれるはずだった者(シュテルン)が消え、
最後の最後で、誰にも期待されずに、笑われて、見逃されていた無力な作業ロボが、
まさかの人類の希望になり、うっかり世界を救っちゃうからいいんだよ。
ちなみに、
ウルズさんは「人類を救う力を持っていたのに、その人類に足を掬われ、力を発揮できないまま消えていく人」
アリーセさんは「本来の戦場ではない場所で援護していたので、ここにいられる時間が限られていた人」だと思っている。
バル田さんも、どっちかというとサシャさんに近い立場だよね。
趣味で作られた、量産の予定がない機体。
糸川くんよりは期待があるだろうけど、それは「人類救済」という期待ではなく、「その捨て石になる」とか「前座になる」という形の期待。
彼がその予想のままに、目的前に倒れるか、それともまさかで人類の希望を背負っちゃうかは、これからの成長次第。
その意味で、彼の成長をうながしたウルズさんのロルはいいよね。ウルズさんの側の物語としても筋が通っている。
問題は、ローレルちゃんの立ち位置だよね。
「人間なのに悪に与する存在」
ということで、今のままだと完全にArk_Talk社の存在を食っちゃってるんだよね。
軍所属ではなく、Ark_Talk社所属にして、「悪から逃げてきた切り札」っていう位置をもっと早く確立すべきだったと思う。
人類側としても、「ジンロボ開発など表向きは正義面しているArk_Talk社」を糾弾するいいきっかけになったと思うんだ。
とはいえ、ここまで描写した以上、所属は諦めるとして、あとはいつ転向するかが肝心だよね。
まあきっかけになりうる僕が落ちてるのがアレだけどもw
さて。
実は懸念はもうひとつあって、
サシャさんがコミットONを宣言してることなんだ。
これがどういうことかというと、
・これからBPP襲撃イベントがあることが伝わっていない
・まだ地上の敵がどれひとつ撃破されていないため、おそらく今日を最終日にする気はない。
つまり、
・見えている狼=ローレルちゃんに投票セットされてる可能性が高い
ってことなんだよね。
ウルズさん墓落ち希望なら、そこは明確に主張した方がいいと思うよ。
まあ、狼ズはアリーセさんあたりに吊襲かさねてるだろうと思うから、アリーセさんの投票先次第かなあ。
町工場の サシャは、特務曹長 ウルズ を投票先に選びました。
/*
グダるぐらいなら墓下との中継はしないほうがいいな
ただでさえ下が見えない村人からは何をやってるか伝わりにくいし
/*
あっれーしろんさんどこだー
最初はウルズかと思ったけどなんか違うし
消去法的にはアリーセ?
でもしろんさんにしては動かな過ぎるな
うーむ
リエちゃんはそのまま天使と戦うかな?
なら、こちらは土人形に故国が襲われ
→ジャコビニは戦える人が他にいる、今目の前で苦しむ人を助けられるのは自分だけ
→で欧州足止めルートで。
ArkTalk社については、攻めあぐねてるのが実際のとこ。
うーん、ローレルちゃんがNGなしなので、表で「ベル研究←Arkから資金提供」みたいなのを、投げてみてもいいかもしれないけど。
うーんうーん。
ここは、ウルズさんやアリーセさんが、なにか戦い方を考えてるかもだから、様子見が賢いかな。
《こちらコロッサスツー
出撃中の各機へ告ぐ、天使の出現が確認された。
フェンリス隊、クルーエル隊は私と共に来い。
目標はプリシパル1、アークエンジェル6。
場所は……
──グローセンハンク》
─ 帰還中・輸送トレーラ ─
どういうことですか!
ジンロボを最初から投入していればあれほどの被害は出なかったはずだ!
[まるでギアを捨て駒のように扱う作戦に思わず隊長へと詰め寄る。
だが他の隊員は我関せずとそれを静観していた]
「リエヴル大尉、初陣の働きは見事だった。
だが、作戦の是非に口を挟む権限はお前には与えられていないぞ」
いくらなんでもあれは!
「いいか大尉、ジンロボの生産コストはギア100機分に相当する。
それに天使共を倒すにはジンロボの一撃が必要なのだ。
ジンロボは1機たりとも落とさせる訳にはいかない。
そのための我々ギア部隊だ。
確実にジンロボの一撃を叩き込むために我々が注意をひきつける、
それがここの戦い方だ。」
─ 帰還中・輸送トレーラ ─
「ボス、回りくどい言い方はやめにしましょう。
新入り、お前がどういう経緯でここに配属されたかは知らないが、
ここは"懲罰大隊"なんだよ。」
……何?
「ここのギア乗りは何かしらの傷持ちってことだ。
そうじゃなきゃこんな作戦はやらせられねーよ。」
[リエヴルにも心当たりはある。だがしかし、それならばなぜ自分にXA923を持たせているのか。機体はパイロットに属するものではない。それなのにSOLに接続できるこの機体を預けたまま懲罰大隊行きというのはありえない話だ]
「ま、噂じゃ1年生き残れば復隊もありえるって話だけどな」
[そんな会話の最中に突如コロッサスツーからの通信が入る]
コロッサス……さっきのジンロボか。
「カーク、リエヴル大尉、聞いたな?
おしゃべりはここまでだ……気を引き締めていけ。」
「アイサー」
了解。
[本来義務とされる休息のインタバールもなく、それどころか機体のメンテナンスもなしの連戦。ここ欧州戦線は確かにギア乗りにとっては墓場と言えるのかもしれない]
― ディーツゲン家の庭 ―
[ 居たたまれなくて、独りになりたくて、庭を歩いていた。
異常事態の中にあれば、企業戦士の顔であれる。
でも「日常」の中に戻ると、まだ片割れを探している「バカ兄貴」が居る。 ]
と、ここまでかいたけど、湿っぽいなぁこれ。
せっかく一番辛いシーン(シュテラ死去を認めた晩)を飛ばしたのだから、これは余計かも……。
支援屋 アリーセは、特務曹長 ウルズ を投票先に選びました。
─ ディーツゲン家 ─
[ 目が覚めたら、起きられなくなった。
あれ?と思う。
寝台から出るという、ただそれだけの作業が、なんでこんなに億劫なんだろう。
天井の木目をぼんやり見ながら、僕はどこまでを夢にしたらいいかを考える。 ]
[ 日本に居る間は、気を張って居られた。
ラプターやファルケンに乗っていれば、「パイロット」で居られた。
……でもここはだめだ。
ここにいる僕は「兄貴」で、「バカ兄貴」だった。
壁の染みひとつ、積まれた本ひとつにもシュテラの思い出があって、
それらが僕を、「人類救済事業の一員」ではなく、「ただのシュテルン」にしてしまう。 ]
帰って来るんじゃなかった……。
[ いや違う。
間違いはそこからじゃなくて、もっと前。 ]
日本になんか、行くんじゃなかった。
[ それが正しい。 ]
就職なんてするんじゃなかった。
新型機なんて乗るんじゃなかった。
規格外ジャコビニとなんて戦うんじゃなかった。
[ 今更、
今更しても仕方がない、どうしようもない後悔が、僕を寝台に埋め込む。
僕は顔を覆い、優しくない現実から自分を隠した]
[ ……いや、
現実は、僕に優しかったことなんてなかった。 ]
[ 女々しくて弱くて、家で本を読んでいることが好きだった僕と違って、
シュテラはお転婆で、ケンカだってここいらで一番強くて、
なのに、習い事でも勉強でもなんでも、僕より巧くこなした。
末は高級官僚か発明家かと言われていたのに、
僕が日本に留学してパイロットになると言ったら、惜しげもなくケロッと全部捨ててついてきた。
そして、僕よりいい成績で大学を出て、入社試験でも僕よりいい点を取って、
新型機の飛べる方を、僕の目の前でかっさらって行った。
兄貴兄貴と呼んでくれるのは可愛かったけれど、
でも、僕は、
彼女に劣等感を感じて、
そんなことを思っては行けないと思うのに、
でも、僕は、
彼女の存在が本当は、邪魔で目ざわりで……、
嫌いで、嫌いで嫌いで嫌いで、
そして、本当に大好きだった。 ]
[ ……それから、 ]
[ ……少しうとうとしたのだと思う。
寝台に跳ね起きてから、何故だろうと僕は考えて、一拍後に悲鳴だと気づいた。
聞き慣れて、でも聞き慣れない、人が命の危機を感じた時特有の声は、
殴るような強烈さで、僕の意識を鮮明にした。 ]
なんだ?!
[ 窓から覗けば、白く輝く何かが、少し離れた広場に降り立つところだった。
逃げる人、立ち向かう人、隠れようとする人、ひれ伏す人、
それは全てを平等に、あくまでも平等に、
巨大な剣のように変形した光で、斬り伏せて行った。 ]
うっ……!!
[ 本能的な拒否感と吐き気に、僕は口元を押さえた。 ]
─ ディーツゲン家 ─
あんなの……無理だ。
流星獣や蟲とは……質が違う!
あんな化け物となんて……戦えるわけがない!
[ 欧州はもう無理だと思った。
戦うなんて諦めて、皆でアジアへ逃げた方がいい。
ジャコビニキングさえ倒せば、空の危機からは解放される。
だから
逃げ、 ]
[ その時、力強いエンジン音と共に、赤くて巨大な物が降ってきて、
いつもと違う、もうもうと土煙をたてるような乱暴な着地をした。 ]
『 乗って! 』
[ 外部スピーカーから、懐かしい声がする。 ]
ファルケン……どうして。
『 いいから、乗って!
あたしひとりじゃ、戦えない!
兄貴が必要なの! 』
[ 僕は赤い戦闘機を、呆然と見つめた。 ]
[ 戦うだって?
馬鹿な事を言うんじゃない。
僕は今から逃げるんだ。
……そう思ったのに、体が勝手に動いていた。 ]
[ 機能的に配置された機体の足場を踏んで体を持ち上げ、
コクピットに飛び込んだら、
そこからヘルメットと手袋を装着するまでが一動作だった。
パイロット服はさすがに着ている暇がない。 ]
[ 僕がシートベルトを締める間も惜しげに、
ファルケンは滑走を始め、強引に機首を持ち上げて、離陸した。 ]
ラプターは?
『 置いて来たわ。
仕方ないでしょ。あたしはあたし<ファルケン>しか動かせないんだから。 』
[ しかし、ファルケンの武装ではかなわないと言われたばかりだ。
戦うには、ラプターに積んである武器を、それも合体して使う事が必要で。 ]
一度、支部へ戻って、ラプターと合体してから戻る!
『 本当に戦っていいの? 』
[ ファルケンは、僕の覚悟を試すように、
光の人型の上空を一度ぐるりと回った。 ]
『 ここで戦って損傷したり、戦後作業に手を取られたら、
ジャコビニキング討伐に間に合わないかもしれないんでしょ。
だから兄貴はずっと戦闘を避けてたんだよね。
もうこっちでの用が済んだのなら、今、このまま日本まで飛ぶ事だって出来るのよ。 』
[ AIのくせに。
こちらの心を揺さぶるような事を言って来る。
それはとても魅力的な誘いで、
大義名分もあって、
きっとそうしたって、誰にも責められない。 ]
……構わない。
戦う。
[ そう言ったのは、戦闘機に乗って、「パイロット」の僕になったからじゃなくて。
それが、 ]
それが、今の僕に出来る事だからだ!!>>+25
特務曹長 ウルズは、支援屋 アリーセ を能力(襲う)の対象に選びました。
特務曹長 ウルズは、特務曹長 ウルズ を投票先に選びました。
─ 人類救済支部 ─
[ ファルケンの外部視覚画像を、そのまま見せたら、
支部から連合軍へ救援要請が行ったらしい>>+30
外国から専門部隊が来るそうだが、自分の住んでいる町が、両親が、友人たちが襲われているというのに、
そんなものを待ってはいられない。
僕は敵の情報が入ったデータを軍属の身分で許される限り引き出すと、
そのまま駐ロボ場へ逆戻りした。 ]
ファルケン、やるよ!
『 いつでも! 』
[ ラプターに乗り換え、ファルケンとの合体を行う。
白いボディに赤い翼、胸に白虎の頭部を飾った、
ジンロボサイズの人型ロボになって。 ]
「ツヴァイフリューゲル」
合体完了!
[ かつてはなかった名乗りをする。
そのまま翼を広げ、フリューゲルに可能な限りの速度で、来た道を戻り始めた。 ]
ファルケン、さっき貰ったデータ、3倍速で読んで!
[ ファルケンが少し高い早口で、
「天使群」の種類や攻撃方法、被害状況や出現の歴史を読み上げるのを、
僕は頭に叩き込む。 ]
あらゆる攻撃を無効化……、ファルケンのレーザー砲が通じないと言われるわけだ。
瞬時に大火力を叩きこむか、切断を中心とした攻撃。
[ いくつかの戦略を、僕は脳内で組み立てては分解した。 ]
[ 非難する人々を足元に見ながら、僕は機体を飛ばす。 迷惑だろうけど、構うものか!
やがて、光る人型が見えてきた。
こちら……支部がある方へ移動してきている! ]
お前の相手は僕だ!!
[ 確実にダメージが入るとお墨付きの重力粒子砲は、
しかし周囲の人々の非難が完了するまで使えない。、
僕はレーザーブレードの双剣を左右の手に持って、小さめの人型……大天使へ向けて飛びかかった。 ]
おおおおおおぉぉぉ!!
**
邪魔だ!どけ!
[視線をアークエンジェルへと向け右手でトリガーを引く。BMIと操縦のバランスもだいぶ取れるようになってきた。だがいくらコレを上手く操ったところで天使の一体すら落とすことができないでいる。
着弾したハズの痕は即座に塞がれていく。]
だったら……これでどうだ。
[天使へと機体を走りこませながら、視線を素早く天使の左肩、胸、腹、腰へと合わせてロックする。]
落ちろッ!!!!!
[雄叫びをトリガと認識s多VCSが肩と腰4門のカノン砲から徹甲弾を打ち込む。
だがここで手は緩めない。
着弾に遅れること刹那、ハーモニクスブレードを右上段から袈裟切り砲撃によってよろめく天使のその上半身を斬り飛ばす。]
「とんでもないな…あいつは化け物か。ガルムで天使を倒しただと?」
[カーク・ハウンド中尉は新入りの戦果に目を丸くしていた。
それもそのはず、天使の修復能力を上回るにはどうしたってガルムじゃ火力が足りない。
やるならジンロボによる高出力の攻撃か。ギアならば10機近い斉射で跡形もなく消し飛ばすしかなかったのだから。]
「……こりゃ、もしかすると希望が見えてきたかもしれねぇな!」
[友軍に驚きと歓喜が上がる中、リエブルは全く逆の境地にいた。]
《振動剣のエネルギー伝導率著しく低下、再使用ができません》
くそ、もう使い物にならなくなったか。
[ブレードをアサルトライフルへと持ちかえて先を急ぐ。。
今回は先ほどの初陣のときとは違う、出現したのはグローセンハンクの市街地だ。
俺たちが手間取ればそれだけ市民の犠牲が増える。
もし到着前にプリンシパルが動き出せばそこはもう地獄と化すだろう。]
間に合えよ!
─ グローセンハンク・市街 ─
[漸く市街の入口へと辿り着いたころ、街はすでに混乱の中にあった。
この国の兵士や連合軍がなんとか誘導を行い避難を進めているがこの騒ぎではどれだけの犠牲が出ているかわからない。]
……あれは?
[レーダーが捉えた天使群に目をやると巨大な人型のロボットが見える。]
ジンロボ…?
[しかし、連合軍の使う型とも中東で投入された量産機ともシルエットがまるで違う]
新型か?いやあれはどこかで・・・。
[不明機の姿を視界に収めた瞬間、その先に屹立していたプリンシパル級が…
────動いた。]
危ない!避けろ!!!
[しかし、チャンエルが合わないのか通信が届いていない。オーディンの速度でもここからではどうしようもない。
そうしているうちにもプリンシパルはその翼を大きく広げていく。]
《ねえ?私がファルケンへと伝えてあげましょうか?》
……何?
《任せて…アレは私の…──姉妹だもの》
[リエヴルは混乱していた。そもそも今の声は誰だ。いや聞き覚えがある。
あれはこの機のナビゲーションボイスではなかったか?]
お前は……一体……
《私はフレイヤFreja……ずっと貴方と一緒にいたのよ》
[そうBMIが告げるよりも早くファルケンへと通信が入る
『プリンシパルが動く、回避しないと死ぬわよ』
……と。]
−交番−
えっと、企画の持ち込みをさせてもらいに伺ってたんですけど、その途中であのおじさんたちが侵入してきたみたいで。
発砲の音が聞こえたから、なんとかしなきゃ、って思って走り出したとこまではよかったんですけど…
…いえ、よくはないですね。
あの時、ちゃんと落ち着いて、バルタさんに連絡取ってればあんなことには…
あ、いえごめんなさい、話が逸れちゃいました。
それで、走り出したとこまではお話しましたよね。
そしたら、ビルのセキュリティに私も引っかかっちゃったんです。
それでも、止まってる場合じゃないから、急がなきゃいけないからー、って、あせっちゃって。
それで、セキュリティ壊しちゃったんです。
そしたら、おねえさんが…あ、応対に出てくれた財団の人なんですけど。その人が、セキュリティに対する、脅威…?だったかな…?とにかくそれだから、拘束するって。
それで、捕まっちゃったんです。
でも、捕まるなんて納得行かないし。それよりなにより、発砲騒ぎなんとかしなきゃーって。それで、ちょうど携帯してた工具を使って脱走して。
その途中で、おじさんたち見つけて。協力して脱走しようってことになって、逃げたはいいけど、ビルの出入り口が閉鎖されてて。
それで、クレイカさん…表に停めてあるウチの重機なんですけど。その、遠隔操作モード使って、壁に穴を開けて、脱出してきました。
[バルタさんへの説明も含めて、警察の人たちに、そんな風に説明した。
最後のくだりを除けば全部正直に。
ホントは遠隔操作モードには専用の受信機が必要で、乗ってきてるクレイカには着いてないけど。
たしか、大阪には電気街があったはずだから。
必要とあらばちょちょいと工作して誤魔化しちゃおう、って、そんな風に思っていた]
それで、脱出する間際になって、ビル壊したのに怒られたのか、ビルの人が爆弾?ロケット?なんか、そんなので撃ってきたんです。
クレイカさんは戦闘用じゃないので装甲なんかないですし、もうダメかもー…って時に、バルタさんがかばってくれて、助けてくれて。
飛んできた爆弾だかロケットだかを、ビームでこう、びーっと。
それで、おかげで無事にこうしてここにいるってワケです。
[以上で事情説明はおしまい。
バルタさんに、そういうことにしといてください!ってアイコンタクト送ったけど、どうだったろう。
あんまり効果が望めなかった気がする>>158]
…なんだったんだろ
[それから。なんか、事件の背後関係と、現場の調査をしてから呼び出すから、連絡先だけ控えて、って言われて。名刺を出して。
それで、何か追い出されるみたいに出ることになった。
おじさんたちみたいに、一晩くらいは巷で噂のクサイメシでも食べることになるかと思ったけど。
何かそうでもないらしい。
安心半分だけど、残り半分は何かすっきりしない。
悪いことしたんだから、ちゃんと怒ってくれたほうがいいのに。
…あるいはこんな風に思っちゃうのは、おじぃがいつもいつも怒るのに慣れすぎちゃってるからだろうか]
>生前の人格を模倣したまま兄にも悟らせないAIとかもはや天才中の天才にしか作れない、と評価しましたw
評価されたwww
おかしいとは思ってる>>0:1んだけどね。
現実を直視したくないお兄ちゃんが、自分で色々と理屈をつけてるわけです。
>>1:39なんか顕著だよね。
― 市街戦 ―
[ レーザーブレードは、拍子抜けするほど簡単に、大天使を両断した。
ふたつの光の塊になって左右にゆらりと分れ、 ]
やったか?!
『 兄貴、それフラグだから!>>3:140 』
[ が、左右に分かれた塊は……、
とぷんと寄り添い、即座にくっついた。 ]
うわっ!
[ 天使の腹部辺りから、剣が飛び出してきて、
僕らは後退しながら切り落とす。 ]
[ 人型だからつい、
「人型なら駆動部がここにあって、こちらには曲がらない」
……などと前提してしまう。
この思い込みは危険だ、と僕は自戒した。 ]
ファルケン!
何m……何cm程度に切れば消滅するか、
データ取ってて!
[ 端から切り落とす作戦に変更。
これは相手の攻撃を落とせば、攻守一体になると気づいた。
最も、レーザーブレードの燃料が切れるまでが限度だが。 ]
[ ふと、天使群の向こうに、ちょこちょこと動く者が見えた。>>+52
小さい方の天使と似たようなサイズの機体……ギアだ。 ]
民間機じゃない……連合軍か!
もう来てくれたんだ!
[ しかし、ファルケンが読み上げた歴史では、ギア部隊で天使と戦う場合のキルレシオは、
とんでもない偏りになっていたはずだ。
僕の機体がどれだけ天使に通用するかはわからないが……、
それでもサイズ的には多少ましのはずだ。 ]
……僕がやらないと!!
[ この目の前の天使をまずは細切れにしよと奮起する僕は、
大きいほうの天使の動き>>+53に気付かず、 ]
[ その時。
女性の声が緊急を告げた。>>+54 ]
……どこからの通信?!
[ 僕が何かを言うより、移動を担当するファルケンが、急激な後方移動をかける。
がつんとヘルメットをぶつけ、僕は声をあげた。 ]
ファルケン!
『 大丈夫。あれは姉さんよ。 』
姉さんって……誰?!
[ 疑問は尽きなかったが、権天使の動きを見て、
僕はその程度ですんだことを幸運だと思わねばならないと知った。 ]
―交番にて―
[途中までは特に説明をする必要は無かった。
強いて言うなれば、社長と連絡を行っていた事くらいか。
話を途中まで聞いていると、明らかに不自然な部分が
見えて眉を潜める。]
(セキュリティに対する脅威って、そんだけであの閉鎖?)
[かと言って、サシャが嘘をついているようにも見えなくて。
彼女の嘘の部分は、やはり一番最後。>>163
一応黙ってはいたが、どうしても納得がいかない部分が
あったので]
……えーっと。
[やはり、口を挟む事にした。
彼女が視線で何かを訴えているようだが、>>164
それはどうしても無理なのだ、色々と。]
表に置いてある白騎士…あぁ、俺の機体なんですけど。
そっちの損傷箇所と程度を見てもらったらご理解頂けるかと
思います。
後、ビルの裏口シャッターの表面に、何かで突いたような
傷跡があるはずです。
んで、ビルの壁を破壊した破片などが内側に飛んでるのも
確認してもらえたら。
それ、俺がやりました。
[彼女が何か重要な役目を担ってあのビルを訪れたのは確かな事で。
もし何かしらの罪を問われるようになってしまえば、
その話も無に帰すかも知れない。
それは、いけない。
ありとあらゆる事象から、何としても彼女を守らなければ。]
[……いや、事実を言っているだけなのだから、守るも
何もなかったかも知れないが。]
― 大阪市街 ―
[甲高い警報が大阪全域に響き渡りはじめる。
それは、無条件の市街退去を訴える極めて高レベルのものだ。
対象エリアのテレビ放送は全てカラーバーに切り替わり、携帯端末は緊急メールが配信される。
画面には指定の地域で市街脱出の臨時輸送バスを出すとの通達と、それぞれの出発時間が書かれていた。]
― 大阪市街 ―
[甲高い警報が大阪市街全域に響き渡りはじめる。
それは、無条件の市街退去を訴える極めて高レベルのものだ。
対象エリアのテレビ放送は全てカラーバーに切り替わり、携帯端末は緊急メールが配信される。
画面には指定の地域で市街脱出の臨時輸送バスを出すとの通達と、それぞれの出発時間が書かれていた。]
でも、その、…ありがとうございました。
[バルタさんが、ホントのことを言ったのは、自分に罪を被せないようにするためだって言うのは、分かるから。
そのことは、ちゃんとお礼を言っておきたかった]
[後は屋上から狙われた事、狙撃したのが誰なのかは
分かっていない事を馬鹿正直に告げておいた。]
[ところが]
……はぁ?
[話をややこしくした事もあり、これは一晩泊まりかと
覚悟していたのだが、実際には後日という話になったらしい。
サシャがビルに関係する名前を告げた時から>>165
空気が変わったなと感じてはいたが、どうも何事か
先にあったようだ。]
……カツ丼食えるかと思ったんだけど。
[勘違いするな、それは幻想だ。]
― 大阪上空 ―
[京都方面から轟々たる爆音をたて飛来する大型ヘリ。
100に届こうかという大編隊は各機がそれぞれが3機の第二世代ギアを懸架している。
ヘリには急降下を行う隼がペイントされていた。
京都に駐屯する連合軍即応部隊ストライクファルコンズだ。]
ふーむしかし、
このファルケンAIは、なんでこんなに賢いのか?
最初に作ったのは、専門プログラマーだったはずで、
アプデしたのは僕。
アプデの方向を決めたのと、育てたのはシュテラ。
もしかして: 欧州一なのは兄貴
―交番前大通り―
なんだよ。
[さて、うやむやの内に追い出されてしまった二人。
余計な口出しをした事に関して、何か言われるだろうかと
思っていれば案の定。>>170]
だって本当の事よ?
つーか足止めされるような事になったら、企画…
大変なんだろ?多分。
そういうものから守るのも、騎士の役目。
……なんてな。
[余計に話が拗れてしまわなければ良いが、とは
口にしなかったが、礼を言われると何かこうくすぐったい。
視線を上に下に、右に左にと忙しなく動かしていると]
(すとっぷ!)
[ここだ。これがよくない。また突っ走りそうになった。
深呼吸して。確かめるために、自問自答。
クレモト精機は?]
(迅速!確実!丁寧!安心!)
[よし。じゃあ、まずはホウレンソウから]
えっと、バルタさん、私、なにがあったかなにがあるのか調べますから、守ってくださいね!
[それは、依頼したことだから。仕事として頼んだことだから。今度こそ、ちゃんと頼ろう。飛び出す前に。
それで、そうして頼んで、携帯端末の上で指を躍らせる。
大阪で出されてる警報の、その原因と、どこが中心になってるか。それを調べるために]
ん……?
[携帯端末にメールの着信音、しかし普段設定してある
音とは違う…緊急時のもの。]
んなっ……何!?
[続いて市街地に高く響く警報。>>169
何が起こっているのかは分からない、が。]
何か、来るのか。
[ただただそれだけが確実なのだとは理解出来た。
メールの中身はまだ確認していない、空を見上げ
注意深く様子を見ている。]
― 財団支部 最上階 ―
2機で航空優勢が取れると判断したか……。
[ビル上空をフライパスする制空戦闘機。
綺麗な編隊を組んだそれを見上げて淡々と呟きを漏らす。
各部署の部下達は、避難経路を使い大阪各地へと散り
日本列島外へ脱出するもの、列島内に留まり工作員として潜伏するものと、事前の計画通りに支部放棄計画は進んでいる。
ビルに留まる最後の一人となった女は、エレベーターに紫色のカードキーを通して財団支部最下層へと降りてゆく。]
[ ジンロボサイズの大きな天使は、高く遠く翼を広げると、
シャアアアアアアアアアアアアアン!
ガラスを砕くような音を立てながら、熱線を放った。
まさしく断罪の炎の剣……。それが地上を一直線に焼いた。 ]
あ……あ……!!!
人が!
……町が!!
[ 煮えたぎった道が、ジンロボが通れそうな幅で、
家も道路も無視して貫通した。
カタカタカタ、と手が震えた。
喉がひどく乾いてひりつく。飲み込む唾は堅かった。 ]
よし、任せろ。
[サシャの頼みに大きくひとつ頷いて、一旦空から
視線を降ろす。
万が一何かが来たら?左腕で槍を持って、構えるしかない。
それでもしっかり守ってみせよう。
彼女が傷付かないように。
彼女の祖父が悲しまないように。]
『 大バカ兄貴!
余所見しないで! 』
[ 視界が横へ薙いだ。
追うようにして、光の剣が通り過ぎていく。
感情の存在しないAIは、今の一撃で失われた人命に竦むことはない。
ただ、脅威度のランクを付け、事前動作を記録し、
そして、僕らへ繰り出される大天使の攻撃を機械的に避けた。 ]
……!!
ごめ、ん……!
>>+60
ファルケンは語彙が多いから賢く見えるけど、
たとえばここなら、
「アラート: 余所見状態を検出。
パイロットは戦闘に復帰してください。」
を、シュテラの話し方で言ってるだけ。
騎士操縦者 バルタザールは、支援屋 アリーセ を能力(占う)の対象に選びました。
騎士操縦者 バルタザールは、特務曹長 ウルズ を投票先に選びました。
[ 頭部が溶けたギア、中に人影を残したままひしゃげた車から目を逸らしながら、
僕は大天使の攻撃を逃れ、権天使が開けた通り穴へ飛び込んだ。
足裏が熱損傷の表示を出すが、構わずに。
軍隊のチャンネルに合わせていなかったので、
オープンチャンネルで叫んだ。 ]
― アン・ナジュム8号機コクピット ―
As salamu alaykum
<平安があなたの上にありますように>
『Wa alaykumu s salaam』
<貴方の上にこそ、平安がありますように>
ABHI Operation System Iblis Vr 8.09
ABHI Slot1 Ali Connected...
ABHI Slot2 Sinan Connected...
[コマンドワードを唱えれば戦闘システムが起動する。
コフィンと俗称されるコクピットブロックに静かに寝そべる女。
支持具で固定された体、その両腕にが様々な管が繋がれている。]
おねがいしますね!
[バルタさんの返事>>180を受けて、情報収集に専念する。でも、見つかった情報は、たった一つだけ>>181]
――――っっ
[接近すれば、生命の保証がない>>181。
それはつまり、警告だ。入ってこようとするなら、撃たれても文句言うなよ、っていう。
特装がたくさん乗ってるだろうヘリの羽音は聞こえてた。
こっちにいるのは、作業機と、バルタさんの白騎士さんだけ。しかも、白騎士さんは腕と頭部をやられた半壊状態だ。
それでも、自分が突っ込もうとすれば守ろうとしてくれるのかもしれない。
それこそ、さっきみたいに。
…自分が壊れるようなことになっても。それは、ダメだ]
…どうしよう?どうすればいいの!?
[答えが出ないまま、時間だけ過ぎていく。迅速に。確実に。
…どうやって?でも、どうにかしなきゃ。
円の中心は、あのビル。
『生命の保証がない』っていうのが、そこに適用されるとしたら。
あのビルにいた人たちはどうなるの?]
聞こえますか?!
これから、重力粒子砲を使います!
ギア部隊は……、
[ 重力粒子砲、というキーワードで、
ファルケンが取るべき選択を3倍速で話す。
……ベストはギア部隊を囮に、もろともに撃つこと。成功率9割と出ている。
あり得ない! 意図して人を撃ったら、僕の心が、信念が折れる。 ]
ギア部隊は、可及的速やかに退避してください!
[ ギア部隊を退避させると、今、彼らが押さえてくれている大天使の攻撃が、こっちに来るだろう。
成功率は3割以下に大幅減だ。 ]
倒せなくても、退散させられたらそれでいい……!!
― 財団支部 大深度地下ハンガー ー
『第二世代ギアが300。制空戦闘機2』
『相性が最悪の機体で攻囲を行うとは正気とは思えませんな』
『カタール戦役の市街戦で間違った戦訓を得たようだな』
[脳に直接入り込んでくる声。
アリー親衛隊少佐とシナン陸軍大尉は、女がまだ銃の撃ち方も知らぬ18の娘だった時から指導を行ってきた教官でもあり
その身が朽ち果てようとする時に、脳幹と外部記憶装置の体に身を窶しても女に力を貸し続ける事を選択した戦友でもある。]
広域ジャミングによる撹乱を行う。
『ABHI Slot17 Yunus Connect Error.』
『民間人の退避が完了していない。交戦規定に抵触する』
[ABHIへの接続が妨害されれば、女の不快感が二人へと流れこむ。
感情の相互フィードバックがシステムの欠点でもあり利点でもある。]
[ 脚部の収納から、折りたたまれた砲身を取りだした。
人間から見ると、それこそ土管のような大砲である。
手首のスナップで展開。
右肩へ担ぐようにして固定。
これで、僕らの移動・回避能力は激減する。
もし、攻撃を外したら……?
あるいは、効かなかったら?
……そんなことは考えたくない。 ]
『財団機へ告ぐ。
貴機には、本国の支援なく連合軍の根拠地で孤立無援の身である。
故国から遠く離れた極東の地で無為な死を望むのか。
ただちに投降せよ。』
……ここに居るのが砂ジンだと思っているのか?
全く……。
[意識すれば、鈍い振動音と共に最上階ヘリポートへ続くカタパルトデッキに機体を横たえる。]
『財団機へ告ぐ。
貴機には、本国の支援なく連合軍の根拠地で孤立無援の身である。
故国から遠く離れた極東の地で無為な死を望むのか。
ただちに投降せよ。』
……ここに居るのが砂ジンだと思っているのか?
全く……。
[酷く間の抜けた投降勧告には苦笑しか浮かばない。
意識すれば、鈍い振動音と共に最上階ヘリポートへ続くカタパルトデッキに機体を横たえる。]
『財団機へ告ぐ。
貴機には、本国の支援なく連合軍の根拠地で孤立無援の身である。
故国から遠く離れた極東の地で無為な死を望むのか。
ただちに投降せよ。』
……ここに居るのが砂ジンだと思っているのか?
全く……。
[酷く間の抜けた投降勧告には苦笑しか浮かばない。
意識すれば、鈍い振動音と共に最上階ヘリポートへ続くカタパルトデッキに機体を横たえる。]
さがれ!
GMHの機体が奥の手を使う!
[ギア各機に危険を報せる。しかし……]
《こちらブリッツ隊、欧州は俺たちの故郷だ。化け物どもに好きにはさせない》
[ギア隊が次々に後退する中、黄色のカラーリングのなされた一隊がプリンシパルへと殺到する。]
《撃て!グローハンクの勇者よ!》
サシャ、二十文字以内で言ってくれ。
何がどうなってる。
[視線を巡らせながら携帯端末を開けば、避難についての
案内、時間帯などなどが表示されていたが、サシャが
行き着いた原因については操作が遅れて未だ辿れず。
しかし、ヘリの羽音が聞こえ始めれば
嫌でも察してしまう、最悪の非常事態。]
いや、そうじゃなくて…サシャはどうしたい?
多分とんでもない事になろうとしてるんだろ。
[そうは言っても、バル自体がそわそわと落ち着かない様子で
機体を揺らしている。]
なんで、人同士で戦わなきゃいけないんですかぁーーーーーっ!!!
[戦わなきゃいけない相手は、ほかにたくさんいるのに。なんで。
戦ったら、死ぬかもしれないのに。
それで、戦いが停められるなんて思ってないけど。
でも。
誰かに答えてほしかった。
この声が届いた誰でもいい。誰か。お願いだから答えてよ]
[無人の兵装設置システムが起動し
空力特性を考慮したのか極めて華奢な機体に過剰といえる程のミサイルユニットが取り付けられて行く。
最後にライフルらしきものを右手で取れば、ゆっくりと屋上ヘリポート部がスライドして大阪の青空が広がった。甲高い音をたてブルーライラックの機体がレール上垂直に登りすべり空へと射出される。]
[ 大砲との接続が完了し、照準が僕のツヴァイフリューゲルのメイン画面に表示される。
サブ画面に表示されるのは、エネルギー充填率。
83%……84%……。 ]
……早く……!
[ 焦りながら視界を戻して、僕は驚愕する。 ]
……なんで逃げてくれないんですか?!
下がってください、巻き込まれる!
[ キュゥゥゥン……と大砲が高く鳴き始める。
振動が僕らの機体にも伝わって、慣性吸収するはずのコクピットさえ、カタカタと音をたてた。
89%……90%…… ]
だめです!
このままでは撃てません!
早く逃げて!
に、逃げ……
もう、間に合わない!!
[ 照準を外すか、と考える。
空に向けて撃てば、弾は無駄になるが、人を殺さずにすむ。
……と。
再び、あの声だ。>>+65 ]
[ 97%…… ]
ばかやろおおおおおおおおおおお!!!!
[ 僕は、罵声をオープンチャンネルに叩きつけた。 ]
第二案だ!
等価交換を要求する!!!
[ 98%…… ]
僕は、あなたたちの想いを無駄にしないから、
あなたたちは……、
[ 99%…… ]
あなたたちの命を無駄にするなああああああああああああ!!!
[きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん……]
[集音機能を高めに設定していたせいで、
コクピット内がびりびりと震えた。>>191]
……サ、サシャ。
[人が争う理由?色々ある。細か過ぎてほんと
挙げ切れないくらい、沢山。
しかし解決する方法はいつだってどこだって一つ。
そう簡単にいくものではないにしても、だ。]
「アイツラが――連合軍が憎くて憎くてたまらないからさ」
[ノイズ混じりの音声がサシャの通信機に届くだろうか。
[眼前を飛行する戦闘機に左腕を向ければ、手首に内臓されたビームガンを2射する。
音速巡行中の戦闘機は火線に飛び込むようにして、あっけなく青空に咲く火球と化した。]
『目標、連合軍岐阜航空基地』
[眼下のギアを無視して放たれる男の声。
背部に背負う垂直射出式のランチャーから10発の対地ミサイルが射出される。
それは、5分足らずで基地に到達立つし離陸を行おうとする航空機や滑走走路を尽く粉砕していく。]
[ 100%! ]
『 重力粒子砲、充填完了!
照準計算終了!
……兄貴! 』
3秒後に権天使を撃つ!!
全機、3秒で全速後退せよ!!
これは……、、、
要請じゃない、
命令だ!! 従えクソ軍人どもおおおお!!!!
[ ああ、全く、
こんな汚い言葉を使うなんて、
本当に、僕は悪い人間だ!! ]
― 大阪上空 ―
さて。
『無能な上官を恨んでもらうしかないな』
[撃ち尽くした背部ランチャーをパージすれば、一気に加速。
僅かに遅れて始まる対空射撃を周囲のビル群の窓ガラスを粉砕しながら高速で回避。
右手のライフルをビルに向ければ光条が走り、ビルを光が凪いだと思えばビルが崩落し、道路に展開しているギアを飲み込んでい行く。]
出来る事ならまだあるだろ。
今日はそれやったでしょ?
今だって。
そりゃあやったところでホイホイと丸く収まるかどうかは
あいつら次第って所もあるけどさ…。
誰もやろうとしない事を、サシャはやってんの。
一人立つ、って事は大事だぞ?
だから言ってやろうじゃないか、そんな事してる
場合じゃないって。
こんな遠い所じゃなしに、間近くでさ?
どう?
[命の保障が無くても、まだ左腕が残っている。
最悪でもサシャだけは庇いきると、背中の槍に手を掛けた。]
[シュテルン、今は彼があの機体のパイロットだとも知らないが、その彼の方向が響く。
フレイヤを通さなくてもここにいる全部隊にその声は届いただろう。その気持ちが届いただろう。]
なぜ、俺は彼らの特攻を許した。
[GHMの機体が信用できなかった?いいや違う、それが効率的だと理解していたからだ。ほんの少し前、それを隊長に抗議していたというのに戦場に立った途端にこれだ。]
……俺は人の命の重さを……忘れている?
――地虫が。
[崩壊したビルをフライパスすれば、ギア部隊の対空砲火が流れ弾となり周囲のビルを削ってゆく。
こちらに対空射撃を行うギアに左手首を向ければ、光条が走る度に、ギアが正確にコクピットブロックを撃ちぬかれて擱座してゆく。]
──eins!!!!!
[ 砲の鳴き声は、すでにコオオオオオ!と固く深いものになっている。
こちらの機体の共鳴がひどい。
……ふと、僕の脳裏を、「もみじ産業のボルトとナットは、絶対に緩まない」と褒めたときのサシャの顔がよぎった。 ]
/*
こういう系の説得は好きだけれど、的外れに
なっている可能性がジーワジーワ。
とにかく対話に行こうぜ!!といいたいのでした。
[ 音が消える。
照準の向こうで、炎の鉄槌を準備する権天使だけが、
クリアに見える。 ]
──Feuer!!!!!!!!
[ 思ったほどスイッチは重くなかった。
押す前に、当たったと僕は判った。 ]
──そうだ、極東でSOLを撃ったときも、このオーディンにそれが在ると知ったから実行した。
アリスの榴弾で味方に被害がでる恐れもあった、SOLでオーディンごと死ぬことだってあった……なのに俺はそれを実行した。
なぜ?
それが最も敵を殲滅するのに効率的だったからだ。
あのとき、中東戦線でエースとなったあのときも俺はただ効率的に敵を殲滅したに過ぎない。
大破した味方を盾にしてその陰から敵を撃った、いいや回避できない味方すらも盾に使った。
言い訳はいくらでもできるが、戦場に立ったときいつだって俺は何よりも戦果を挙げるための効率を考えている。
俺は……どうかしている……。
[ 音が戻った。
赤い翼のエンジンまで使っても、砲撃の衝動を相殺しきれず、
僕らの足元は何mも滑り、地面に跡を残した。 ]
……っつあ……!
[ 超小型のブラックホールは大天使を何匹か巻き込みながら、
権天使にぶち当たり、吸いこみ折りたたみ乱雑に押し込めて……、
びっくりするほどあっけなく、プツリと消えた。 ]
はあっ……はあっ……!
ハハハハ――。
同じ事を連合軍に言ってやると良い。
AIU軍等いないとな!
死ぬのは、人だと!
[狂気さえ感じる笑い声。サシャの声は届かない。]
>>+75
そういえば、これを「ファイエル」って読むのは、銀英伝の創作らしい。
いやん! 完全にドイツ語だと思ってた!
『ザヒア曹長。遊び過ぎだぞ。離脱しろ』
――了解。
[言葉と共に左手首に繋がる管から緑色の液体が流れこんでくる。
苛立たしげに舌打ちをすれば、機体はマッハ4まで加速。
カムチャッカ半島の方角へと飛び去ってゆく。]
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