情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、妖白狼 ゲルト、嵐激の騎竜師 カーク、超越者 コリドラス、銀跳の魔弾 ユーリエ、護風の騎竜師 アイリ、風詠み リュカ、公子 セルウィン、精霊師 メルヒオル、細氷の騎竜師 ツィスカの9名。
― 天龍滝への道 ―
[ 子がつく歳では無いというユーリエの主張に>>1:146男は小さく肩をすくめた。 ]
ふむ、では、兎でいいか?...とはいえ、今は跳ねてもいないようだな。
[ 大人びたといえばそうなのだろう。だが、それ以上に、どこか覇気がない、と感じられるた、その理由の一端は、カークや嵐龍とのやりとりの中で語られたクレティミア共和国の実情>>1:154から知れた。 ]
精霊に見放された...か。
[実を言えば、かつて似たような経緯で、精霊の怒りを買い、滅んだ国の話を男は知っている。その国の遺構には、精霊力は皆無であったことも、直接見聞していたし、そもそも、その国の精霊研究の第一人者を、見知ってもいる。 ]
妖白狼 ゲルトは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
細氷の騎竜師 ツィスカは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
超越者 コリドラスは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
ユーリエ、お前はどうする?俺と一緒に登ってみるか?それとも、他の者と合流するか?
[ そう尋ねるのは、今の彼女が、異変に対応できるだけの武器を持っていないだとうと考えての事だとは、気付かれたか。 *]
公子 セルウィンは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
― 風龍峡・翡翠ヶ淵 ―
先輩も苦戦されてるみたい……。
[氷の力持つ竜とのコンビネーションは見事だけれど、捕獲には至らなかった様子>>1:206。
かっこ悪いなんてことは思わないし、経験の差が減っているにしろ、先輩は先輩だ。
旅の先達としての経験>>1:184にやはり気を惹かれつつ]
私も、騎竜師として成長したとこ見せなきゃ。
[いいところを見てほしいのはお互い様だった。
ココンも、でっかくなったぞ、とばかりにきゅうと声を上げた*]
護風の騎竜師 アイリは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
― 天龍滝への道 ―
はーい、そちらもお気を付けて!
[嬉しげな嵐龍の鳴き声が耳に心地いい。
ふわりと空へ舞い上がる様>1:204にそう返して、離れ行く1人と1匹に手を振った]
[故郷の話をする間、セルウィンは静かに話を聞いていた>>2>>3らしい。
かつて精霊の怒りにより滅んだ国があることは知らず、その遺構を訪れる機会も無かったため、セルウィンが話さぬならばその事実は知らぬまま]
[カークを見送った後、セルウィンに問われて>>5、少し思案する]
特に行先に宛があるわけじゃないですからねぇ。
アイツの代わり……にはならないと思いますけど、お供しましょ。
上も行けるなら行ってみたいですし。
[魔銃が使えないことを案じられている、とは気付かぬまま。
かつて行けなかったところへ行けるなら、とセルウィンについて行くことに。
なお、武器は無くとも体術で切り抜ける心算ではいる**]
銀跳の魔弾 ユーリエは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
― 翡翠ヶ淵 ―
[ちら、と聞こえたゲルトとコリドラスの会話。
あんなのが一般人なわけないわよねぇ、と思ってしまったのは、その実力を感じ取ってのこと。
己が到底到達出来ぬほどの実力差を感じる。
とりあえずあっちはゲルトに任せときましょ、と意識は別の方へ]
ちょっとあの子の様子見てきてくれる?
[離れてしまったユーリエを探すべく、風精に願う。
ひとまずは居場所の確認、と言ったところだ。
ひゅる、と一陣の風が翡翠ヶ淵から翔けてゆく**]
精霊師 メルヒオルは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
格好良いと思ったままのが正解だったのか…
じゃなくて!
うわぁ、ごめんっ!!
[焦ると思考を隠せなくなる癖は、歳を経ても健在で。
不信行為をしてしまったことも含めて、深く深く頭を下げて謝ることになったのだった]
一言で妖といっても、いろんなのがいるわけだけど。
僕なんかよりずっと長生きしてるヒトもいるからね。
[それが少し落ち着いてから、会話は進み。
正体を仄めかしても動揺することはなく、むしろ感慨深げなメルヒオル>>1:174に好感度を上げながら、肩を竦めてみせた。
懐かしい
うん、いいよー。
…なんだけど。
[願いにも大分崩れてきた口調で即答の勢いだったのだが、真珠色がチラチラと視界の中で動いていては無視もできない]
ゆっくりと話ばかりもしてられないか。
[そのまま小さな立方体が幾つか風龍峡の奥を目指すかのように流れだすのを見て、ため息を吐く]
また後でね!
[メルヒオルにヒラヒラと手を振って、砂利の凸凹道が残る方へと駆けだした]
あーっ。
[もう少しで風を先回りさせられるという距離まで詰めると、小さな真珠色は一斉に上昇を始めた。
急いで虫取り網のような形に変化させ動かすも、網目の緩いところを狙ってスルリと抜けていかれてしまい、声を上げる]
こっちの動きを学習してきてるとか?
[上空は騎竜師がいるのだから任せるべきか。
ムムムと眉間に皺を寄せながら、視線はまた空へ**]
風詠み リュカは、妖白狼 ゲルト を投票先に選びました。
/*
公子様が遠いよー。
騎竜師さん達とも接触したいなー。
コリドラスさんともどこかで話せるといいなー。
デフォはユーリエさんでしたー。
― 天龍滝への道 ―
ん、ああ。
そっちは、任せた。
[地上から上を目指す、というセルウィンに頷き一つ返し。>>4
続けられた言葉には、何か言うより先に嵐龍がるーぅ! と元気いっぱいのお返事をしていた]
んじゃ、行ってくる。
[その様子にく、と楽し気な笑みを浮かべつつ、翼広げて舞い上がり]
…………。
[空へと上がった所に感じたのは、風の力。
懐かしさを感じるそれは、思わぬ帰郷を喜ぶ響きを感じさせる]
まさか、また。
ここを飛べるとは、な。
[最後にここを訪れたのは、人としての命尽きる直前だったな、と。
そんな感傷が過ったのは短い時間で]
さぁて。
ゆっくり感慨に浸るためにも、まずはやる事やらんとな。
[気を引き締めて見据えるのは前方に揺らぐ立方体。
他よりも大きめのそれは、より強い力を感じさせるもの]
[距離計り、仕掛けようとした瞬間、立方体はぴゃっ! と言わんばかりに逃げ去った]
おいこら。
まだ、得物も出してねぇってのに、反応速すぎんだろ。
[思わず突っ込みが先んじたのは、多分已む無し]
しっかし、この力……。
[微かに澱みを帯びた天の力。
自身も今は天界の理に近く属するが故に、その異常さははきと感じられる]
『虚無』の澱みの干渉の名残り……ってだけじゃなさそうだが。
いつぞの時の如く、冥府絡みって訳でもなさそう……と。
あと、考えられそうなのは……。
[可能性はそう多くはない。
が、絞り込むための要素はまだ少し足りなかった。*]
……我ながら物凄く今更だと思うんだけど。
コリドラスさんって、もしかしてキアラが話してた『物凄い助っ人さん』な、コリドラスさん?
[一年前の騒動が落ち着いた後。
姫騎竜師と共にやってきたその相棒の精霊師が熱弁していた人物と、目の前の人物が重なって、かなり惚けたタイミングの問いを投げていた。*]
[淵からぱしゃん、と舞い上がった水が、海龍の視界に入った立方体を包み込む。
完全な八つ当たり行動だが水は狙い通りに立方体を捕らえ、そのまま淵へと運び込む]
『きゅ』
[ちょっと満足げな声が上がった。*]
ほれほれ、邪魔じゃよチビッコ。
[ハエ叩きの要領で叩き落とした小さな真珠色の立方体を、水へと流し入れる。]
なんとなくチビッコに見えるからの!!
[今、この人ってば何も深くなんて考えてないよ!!**]
うん、たまにね、お姫と一緒に息抜きに来る。
んで、最後に来た時に、蓬莱海であった事、色々と話してくれてねー。
『シンシャのひとたちも凄かったけど、水軍の助っ人さんが物凄く強くて、色んな事知ってて、とにかく凄かった』
って熱弁してた。
[なお、その合間合間に推し語りが挟まれていたのは余談。
えっへん、と胸を張る様子>>30には、あ、これは波長合うわあのこと、なんてちょっと考えたりもしつつ]
まあ、そんだけ頼れるひとがいるってのは、この状況だとありがたいからねー。
引き続き、確保お願いしまーす。
[小さな立方体を叩き落とす様子に、呑気な口調でお願いしてみたり。*]
― 上空 ―
[ぐるり、周囲を見回せば他にも騎竜師の姿が見える。
一方は風の加護を帯びているようで、嵐龍がるー、と楽し気な声を上げた]
……新しい世代、ってヤツかね?
[零れ落ちるのは、楽し気な呟き。
新たに生まれ、受け継がれていく人と竜の絆。
目の当たりにしたそれに、ふ、と笑みが零れた]
[柔らかく送った風は、逆に柔らかすぎたのか立方体を捕らえる事はできなかった]
……ぁー……ここまで避けられると、近いから避ける、説が信憑性帯びてくるんだが。
[それはそれでなんでそうなったというかなんというか、なのだが]
一度、あいつとも話さんとならんよな、やっぱり。
[言いつつ、視線が向くのは翡翠ヶ淵の方。*]
― 風龍峡・翡翠ヶ淵 ―
[引き続き上空を主に欠片を追い掛け続けている。
少し上流側に場を移してみようかな、などと思いつつそちらの方角を見た時。
そこに、見知らぬ龍の姿があった>>34]
あれ? 人が乗ってる……よね。
[つまり、騎竜師とその相棒ということだ。
騎竜師に見覚えがないのは勿論として、龍の方は、種族からして初めて見るようなものだ。
翼の辺りはココンと似ていなくもないが]
変わった龍だね。
[ココンの目からしてもそれは同じようだ。
風に属するゆえの親しみはあるけれど、不思議がるような、そしてどこか畏れるような感情がある]
そうなんだ。
もしかして偉い人とか、大先輩だとか……?
[まだ異変の規模に気付いていないため、そう声に出す口調は軽い。
ココンもなんとなく、以上の言語化はできないようで、きゅう?と首を傾げるような口調で鳴いた*]
― 上空 ―
[逃した欠片を見送っていた嵐龍が、るー、と鳴く。
どした、とその視線を辿れば、先ほど見かけた騎竜師がこちらに気づいたようだった。>>36]
ん、ああ。
大丈夫だ、過干渉はしねぇよ。
[軽い口調で呟く。
ほんとにー、と言いたげにるるぅと鳴く嵐龍に苦笑しつつそちらへと向かい]
よっと。
お前さんも、ここに呼び込まれて巻き込まれたクチかい?
[鞍以外の騎竜の装備を着けない身軽な態はあちらからはどう見えるやら。
ともあれ、最初に呼びかける口調はごく軽いもの。
翠龍王と呼ばれていた頃から、公式の場以外では誰に対してもこんな態度だったりするのは、余談のひとつ。*]
/*
鞍は安定のために着けてるけど、制御のための手綱はいらんし、基本、落竜もない(※特殊スキル『風の寵児』効果と思いねぇ)から固定帯もないという軽装ぶり。
ちなみに、シリルは鞍以外の概念がないからつけていないので、またちょっと違うのだった。
てか、あっちは頻繁に空中飛び降りやらかすからな!
まあ、俺もよーやったが。
[※でも地面がない所ではやってないよ!]
― 上空 ―
[視線を向けていたのに気付かれたか、翡翠色の竜とその背の騎竜師が、こちらへ向かって来るのが見えた>>38。
近付いたことで騎竜の装備も目に入るが、鞍だけという身軽さだ。
えっどうやって乗ってる?と思わず騎竜師の全身をまじまじと見てしまう。
そこに彼から声を掛けられて>>39]
あっ……そうです。
[相手の身分やら所属はわからない。
が、なんとなく居住まいを正して]
護風の騎竜師、アイリ・ダンプフェンと言います。
ナハティガルからこちらへ修行に来てて、それで巻き込まれた――のですが。
[偶然にも風龍峡に来ていたので空間の移動まではなかったのだが、その辺りの細かい説明はせず]
貴方も巻き込まれた――ええと、騎竜師さん、ですよね?
[軽装を見て思ったのは、どういう立場や目的で龍に乗っているのか、ということだった。
あの乗り方で戦闘をこなせるのか?とか。
――こなせる人もいるのかもしれない、と思えるほどまだ世の中を知らなかった*]
― 上空 ―
ナハティガルから……か。
てぇと、養成学校の出、か? ラヴェンデル家の。
[居住まい正しての名乗り>>40 >>41からの推測を、問いとして投げかける。
彼の養成学校を創立したラヴェンデル家の騎竜師とも因縁あったなあ、なんて回想は隅に追いやって]
おう、巻き込まれた騎竜師で間違いないぜ。
嵐激の騎竜師カーク・ヒッツェシュライアー。
こいつは、相棒のフェイツウェ。
[軽い口調の名乗りに応じて、嵐龍がるぅ、と鳴く。
アイリの疑問には気付く由はないものの。
会話できる距離であれば嵐龍と、そして乗り手の周囲に流れる風の流れを感じる事もできるだろう。
慕うように沿う風、それが支えであり、護りとなっている事も]
[なお、『ヒッツェシュライアー』という名が相手にとって良く知るものである事は当然というか気づいていない。
何せ当人、生母の旧姓を偽名として使っているだけ、だったりするので。*]
/*
蒼天未参加組にはここらちゃんと説明せんとわかりにくいからなー。
一応、天虹で簡単に触れてはいるけど、ほんとざっくりだったし。
いや、これも大概ざっくりだけど。
― 上空 ―
あっ、そうです。
ラヴェンデル騎竜師養成学校!
[通じた、との思いで顔を綻ばせつつ、母校の名を口にする。
そして相手からの名乗りを受けるのだが>>42]
よろしくお願いします――って、ヒッツェシュライアー……?
それって教官の……。
[頭に浮かぶのは虹竜を相棒とした、母校の精霊師教官のこと。
そして、家名への驚きもそうなのだが]
いえ、ちょっと待ってくださいね。
嵐激の騎竜師……カーク……?
[それ自体も、訪問先の下調べをした際に見た覚えがある。
あるのだが、まさかのこと過ぎて理解が追い付いていない。
相棒の混乱を感じ取ったココンが、どうしたどうしたという風にきゅるるる?と鳴いた]
[周囲には自然の流れと違う風が吹いている。
それが嵐激の騎竜師と嵐龍、それを包み護りになっているということも、冷静になれば気付けるのかもしれないが*]
― 上空 ―
[名乗った名に引っ掛かりを覚えているらしき様子>>43に、首を傾ぐ。
それに、どうかしたかと問うより先に、混乱し始める様子>>44に、あ、と短く声を上げ]
ぁー……まあ、なんだ。
とりあえず、落ち着こうな、うん。
[いやそれ無理でしょ、と言わんばかりに嵐龍がるぅ、と鳴く。
それと同時に真白の翼が動いて、アイリの方へと風を送った。
金糸雀色の光を微かに帯びたそれは、気持ちを静める光の力を帯びたもの]
驚かすつもりは一応なかったんだが……まあ、恐らく俺は、お前さんたちからすれば相当に『昔』の存在だろうからな。
だから、余計な事は気にしないで、一騎竜師って思ってくれるとありがたい。
[実際、ヒッツェシュライアーを名乗る時はそのつもりで生きていたし、そこは今でも変わらない。
真名を軽く名乗れなくなったという部分もあるのだが、そこはちょっと置いといて。*]
― 上空 ―
ひゃっ……はい!?
[落ち着こうな、と言われて努力はするものの、声が裏返る。
そこに送られるのは、金糸雀色の光を帯びた風>>46。
その力を受けて、いくらか混乱も納まってくる]
[大丈夫?と言いたげな白鳳竜の首筋をそっと撫でて。
嵐激の騎竜師の声>>47に意識を向ける]
そう……ですね。
[歴史に刻まれるくらいの存在とはいえ、この場でそこに拘るべきではないのだろう]
時間や空間やらが繋がったために、こんな出会いもあるのだと……そう思うことにします。
[深呼吸するように少し間を置いて]
短い間、になると思いますが――よろしくお願いします、カークさん。
[騎竜の上、小さく頭を下げる。
ココンも挨拶の意志を込めて、カークとフェイツウェへ、きゅう、と鳴いた*]
― 上空 ―
[風に交えた金糸雀色の光は、嵐龍が内に宿すもう一つの本質――鏡の精霊としての力で生み出したもの。
虹竜と共にある精霊師の用いる光の術と、近い感触を覚えたかも知れない。
ともあれ、鎮静の術は狙った通りの効果を上げたらしく、裏返った声の後に混乱は鎮まって行く。>>49]
ああ……恐らくは、何かが歪んだ結果なんだろうが。
だからこその出会い、と割り切った方が、前向きだしな。
[それを経験となせるか否かは、各自各様だろうけれど]
ん、こちらこそ、よろしく頼む。
[間を置いて向けられた礼>>50に、こちらも礼を返す。
嵐龍も改めて、挨拶するようにるぅぅ、と鳴いた]
それはそれとして……お前さん、どのくらい現状把握できてるんだ?
迷いなく動いてる辺り、誰かしらの説明があったと思うんだが。
[その辺りの予想はついているのだが。
確認の意味を込めて、問いを投げかけた。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
風と氷。調子も少しは掴めてきたみたいかな?
おっと、向こうからも…えっ!?
[上空を舞う竜の姿を確認していると、奥地の側から別の竜が飛んでくるのが見えた。
翡翠の鱗に純白の羽。それは忘れようのない姿で]
まさか。
ゲルト兄が…いやいやいや。
[フルフルと首を振る。詳細は知らねども、世界に深く関わる存在となっていることは聞いている。
ゲルトが説明を求めて呼んだのかとも思ったが、そんなこと流石に出来るはずないだろうと思い直す。
アイリ達が近づき会話する様子を見て、ホゥと息を吐いた]
[ 気を向けただけで、真珠色の欠片は、やはり素早く逃げていく。余りに重なると、既に、追う気にもならなかったが。 ]
やれやれ、俺が送り込まれた意味があるのか?
[ 退屈だな、と呟きつつ...それが逃げていくことにも、何か理由があるのかと考える。 ]
攻撃はせず、逃げるだけ、か。やはり挙動は奇妙だな。*
― 上空 ―
[風が帯びた気を静める力は、どこか精霊術教官の術を思わせるものだった>>51。
家名からしても繋がりがあるのだろう、とは思うが、それ以上を推測することはなく]
はい、そう思うことにします。
[何かが歪んだ結果の出会い。
それが自分の中に何をもたらすかはわからないが、今は素直に受け止めることにする。
そこに投げ掛けられたのは、現状確認の問い>>52]
ええと、この場所に呼びこまれたこと――の解決手段ってことですよね?
あの白い欠片が多分糸口になると言われて、回収しているところです。
説明してくれたのは、翡翠ヶ淵の、金髪の男の人……?
[そういえば名前を聞きそびれていたな、と思いつつ、これで伝わるだろうかと相手を見る*]
― 翡翠ヶ淵 ―
うん。よし。
とにかく話が出来るようにすることが肝心だ。
[声に出して気合を入れる。
追いかけてきた小立方体は飛んでいってしまったが、逆にフワフワと降りてくるものもある。先程のものより二回りくらいは大きい]
だから。キミをどうにかしなくちゃね。
― 上空 ―
[向けた言葉を受け止める様子>>55に、素直だなあ、なんて思いつつ]
ああ、その辺りな。
[確かめるような言葉に頷き、問いの答えを聞く。
大体は予想通りといったところで、そうか、と小さく息を吐いた]
翡翠ヶ淵の金髪……な。
んじゃ、詳しい話は直接聞きに行く。
[しかし相変わらずちゃんと名乗らんのかあいつは、なんて思考が過ったのは余談として]
……気合入れて動き回るのはいいが、適宜休息もいれろよ?
そこの配分、見誤ると命取りになる事もある。
[翡翠ヶ淵へと降りる直前、投げかけたのは複数の戦場を体験しているが故の忠告、ひとつ。*]
―― 風龍峡/翡翠ヶ淵 ――
[ひらひらを取り逃したことについては「むー」と思うものの、
上空から探すこと自体は悪くないアイデアだと思う。
ここの上空に何もなければ、
さらに奥――雄大なる滝や、山頂にある湖を目指してみるという手もある]
― 山道 ―
[いざとなれば、という話>>48に対しては、良いのかなー、なんて疑問も頭を掠めたけれど。
普段は行けない場所ならばやはり行ってみたい気持ちが勝った。
身軽に険しい道を進むセルウィンの後に続いて山道を行く。
こちらも体力はまだ何とかなっていた]
ここの守り人ですか?
んー…このひらひらしたものが天の力を帯びてて、更に澱んでる、っていうのは言ってましたよ。
ただ、こういう状況になった原因は心当たりなさそうでした。
[自分が聞けた分の話を思い出しながら口にし、セルウィンへと伝える]
あれは……、わたし達の他にも騎竜師が来ていたのか。
[別の方向より飛来する竜を見る。
アルマースとは違う種――長大な体躯に四本の脚が生えているような形状であり、
翡翠色の鱗と純白の翼が目に眩しい。つまりは格好いい。
アイリが上空にて乗り手とやりとりしている様子。
ツィスカはそちらには近付かず、元気よくそちらの方にぶんぶんと手を振っている。
自己主張がやや激しいツィスカのそばを、
小さな欠片がふよふよと通りすがっていくが――]
/*
なんやかや、内乱とその後のギンセイ戦と。
それなり、戦場は通ってるんだよなあ……。
後者はともかく前者はほぼほぼ空戦一人でこなしてたもんな、某お師匠様が来るまでは。
ペース配分の重要性は、思いっきり身に染みてる、うん。
― 翡翠ヶ淵 ―
請幫我(手伝って)
[腰の短剣に手を添えて、水の精霊に呼び掛ける。
真珠色はユラリと揺れて鱗輝く蛇の姿を取り、こちらに鎌首をもたげてみせた]
你接受它並阻止它(あれを受け止めて)
……!
[ふよふよする存在に気付いて手を伸ばすより早く、
ぶおんという風を切る音を立ててアルマースが動く。
直後、ふよふよではなくふらふらな欠片がツィスカの目の前を横切っていった。
それはもう簡単に捕まえることができた。
何やら自己主張激しくアルマースが鳴いている]
よーしお手柄だぞー、お前が一番偉い!
とりあえずひとまず降りるぞー。
[ぽふりと相棒の体表を撫でてから、言葉通りいったん地上へと降りていく]
― 上空 ―
[事態の説明をしてくれた相手の事は、どうやら伝わったらしい。
小さく息を吐くカーク>>58を見遣る]
はい……そうして頂くのがいいと思います。
[自分はやや又聞きのところがあるし、とカークに頷きを返して。
擦れ違う形で翡翠ヶ淵へ向かう彼から、去り際に忠告を受け、再び背筋を正した]
はっ――はい、肝に銘じます!
[休憩の予定を飛ばして、状況が状況だからと動いていたのは、どこまで見透かされていたか。
この先騎竜師として生きていく上で大事なことを教えられ、一礼しながら彼を見送った*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[どの欠片も少し近付くだけで直ぐに離れて行ってしまう]
1つ捕まえてから全然ねぇ。
[どうにもならないわ、と右手を右頬に当てた*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[水龍の影響か、ここの水は海のものとどこか似ている気配も持っている。だから風ほどではないが助力を得やすい。
真珠色の蛇より一回り太くなった水の帯は、蛇に向かって伸びてゆき、動きを阻むように絡みついた]
させないよ。
[身を捩る蛇の力もそれなりで、散らされそうになるのをグッと奥歯に力を入れて支える。
力比べはギリギリのところで押し切ることに成功し、クタリと力を失った蛇を絡みつかせたまま水の帯は淵へと流れ込んでゆく]
― 翡翠ヶ淵 ―
ぉぅ……それじゃあ確かに俺ら小童だわ。
[500年>>56とか、大体倍以上だなーなんてのほほんと思ったりしつつ]
えー。
なんか、でかい烏賊ひとりで丸焼きにしたとか聞いたよー?
[いつぞの海洋開発の時は、騎竜師と周りの連携で仕留めたけど、結構大変そうだった、という記憶があるから、こちらにしてみれば十分熱弁値すると思えていたりする]
まー、キアラは好きなものとか思い入れ強いものの話する時めっちゃ力入る子だからね。
ちょっと補正もあったりしたかも。
[首を傾げる様子>>63フォローっぽい何かも入れて。
了解と応じて動き出すのを見送った。*]
― 上空 ―
[さて、とはいえ何もせず地上に降りるのも、とココンの背から下方を見下ろした。
上昇しながら掴むのは試したから、今度は逆をやってみるのはどうだろう]
そういえばカークさん……風の力に包まれていたね。
[軽装でも落ちない理由はそこにありそうだ。
簡単に真似できるとは思わないが、応用として何かに活かすことは出来るかもしれない]
――ま、工夫を考えるのは時間をかけてもできるよね。
[今は単純に出来ることを、と、下方へ滑るように飛ぶココンの背から手を伸ばす]
― 翡翠ヶ淵 ―
ふぅ。
結構手こずるなぁ。
[そのまま淵に戻ってゆく水霊を見送って、軽く額を拭う]
ちょっと休憩。
[腰から干杏を一つ取り出し、パクリと咥えた*]
よし、成功……!
[静音で滑るように飛ぶ動きはフクロウの狩りに近く、白鳳竜の特徴の一つだ。
さて、この勢いでもう一つ狩りをしたいところだが*]
[ 天の力と聞いて思い浮かべるのは、天龍湖の名の由来ともなった龍の事だが。 ]
龍が逃げると言うのは、どうもしっくりこない。逃げているのが澱みとやらの方なら...さて、何がしたいのやら。
[ 手がかりが少なすぎる、と考えたところで、切り立った崖が、眼前に立ち塞がった。
無論、登ることは出来なくもないのだが。 ]
少し休むか。
[ ここまでを強行軍で来た自覚はあったので、ユーリエに、そう声をかける。 もしも、追いついてくる者があれば、話を聞いてみたいという考えも浮かんでいた。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[しかし狙った欠片は小動物だけあって気配に敏感だったようだ。
竜が入り込めない岩の隙間へ逃げられてしまう]
欲張るとよくないな……。
[一旦そちらは見送って、手の中の欠片を水へ放しに行くのだった*]
― 上空 ―
[こちらに向けてぶんぶんと手を振るもう一人の騎竜師。>>61
元気だな、と思いつつ、軽く、手を振り返して。
忠告を真っ直ぐ受け入れるアイリ>>67に、ん、と小さく頷いた後、淵の近くへとふわり、舞い降りて]
ぁー……。
[翡翠ヶ淵は、格別の思い出というか、忘れたいのに忘れられないあれこれがある場所。
それでも、変わらぬ様子を見れば懐かしさと安堵が過る。
嵐龍が落ち着かない様子できょろりと周囲を見回す様子に苦笑しつつ、その背から降りて]
[目を留めたのは大きめの欠片であった。
何かに姿を変えて迎撃してくれば捕獲のチャンスもあるかと思ったが、
あっさりと降下する氷の竜から離れて行ってしまう]
……またの機会かー?
[のんびり呟きつつ、かつての教官の姿を見かければ、
小さな真珠色の立方体を掴んだままの手をぶんぶんと振った。>>71]
メルヒオル教官殿!
ちょっくらアルマースと飛んでここの奥の方を目指してみようかと思うのですが、
どうせなら他の人も運んでいくのが良いかと思いまして。
教官殿におかれましては今後のご予定はいかがでしょうか?
[頑張ればふたりくらいは載せられそうなんだがなーと思いつつ彼のいでたちを見やる。
精霊術を用いて動きやすくしているのは見たとはいえ、
その状態だと山登りは大変だろう。
氷の道でも滑らない厚めの靴でも大変だったのは過去に経験済である]
[ちなみに修練生時代のツィスカはというと、
当初彼のことを女の人だとばっちり勘違いしていた。
事実が分かった時は、紛らわしいと逆ギレはせず、
「こういうお方もいるのですね……」とむしろ感心していた、というのは、
今となっては懐かしい話である*]
/*
騎竜師をやるからには 人を載せてとぶという実績を解除したい…
次いつできるか分かんねーというのもあるしな
/*
いやあ、うん。
この組み合わせのやり取りって、幽海の時もめっちゃ悩んで〆まで遭遇させなかったくらいだからねぇ……。
余裕がないと、大変なんだわー。
ネタばらしも織り込まないとだし、ねー。
/*
そういや、兄の方を出さなかったのは。
・揃うとパワーゲインがぶっ壊れる
・会話しなくても大体通じるから、解説を会話に絡められない
・そろそろ離脱の準備で忙しいんじゃね?
辺りが理由です。
最後のは、ヒース次第だけどな!
その辺りって、カークさんなら知ってるんじゃ?
何か聞いてないです?
[セルウィンが見せた納得と疑問>>75に、ユーリエもまた問う]
こっち来る前にも1個捕まえようとしたんですけど、ダメでした。
まぁ私の場合は物理的に捕まえるしかないんで、全く自信ないんですけど。
[魔銃にマナ媒体自体は装填してあるが、撃ち出したところでマナ媒体が飛んで行くだけ。
素手で向かうよりはマシかもしれないが、威力的には期待出来なかった]
そもそもこれが何なのか、が分かってないんですもんねー……。
[龍が逃げるというのがしっくりこない>>78、というのは同意しかない。
セルウィンが分からないなら、自分に分かるわけないなぁ、と思考はどっかに飛んでった。
やがて現れる、滝の壁面である切り立った崖。
思わず間抜け顔で見上げていた]
………たっっっっっか。
[え、これ登るの?と表情が言っている]
[このまま登るのか、と思っていたところに入る、休憩の声。
ホッとしてその言葉に倣う]
はーい。
[適当な高さの岩に腰かけ、一息ついた*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[ツィスカはこちらには来なかったが、視界に入ってはいただろう>>61。
とんでもない相手と会話したことを伝えるべきか迷っていると、何やら彼女は地上側に呼び掛けている様子>>84]
教官や、他の人を乗せていくのかな?
[人数によっては自分も手を貸すべきか、と思うが。
ひとまず、名乗りが上がるかどうかの様子を見た**]
― 翡翠ヶ淵 ―
あ、そちらこそお疲れ様です。
[声を掛けられた>>91ため、一度その近くへと降り立った]
ええ、でも失敗の方が多いくらいです。
リュカさんは休憩中ですか?
[何か口に入れていた様子に、そう声を掛ける。
カークさんにああ言われたし、自分も一度息を入れるべきか、とも。
干し肉や干した米くらいしか、今は持っていないけど**]
滝の方へ回って、水を凍らせる手もあるにはあるが...この状況だと、精霊力をそこに使うのは危ないかもしれないからな。
恐らく探せば登る道はあるだろう。
[ どちらにしても、これまで以上に険しい道ではあるだろうが、と、高さに声をあげたユーリエに>>89励ましになるかどうか微妙な言葉をかけ、男自身は、腰は下ろさず、空を見上げる。 ]
騎竜の姿も無し、か。やはり少し待った方が良さそうだな。
[ 自分がこの先に進むと、恐らくどこかで力任せの事態になる。そうしたいと望んでいるわけではないが、毎度、そうなるのが常なのだ。一人である分、多少はマシな筈ではあったが。 ]
というか読み違えてましたねこれ…。
・カークは偽名
・嵐激の翠龍王とカークは=で知られているわけではない?
(偽名で色々はしてただろうけど、偽名として功績には残っていない?)
あっちのアイリ様と家名が違う時点でちゃんと確認すれば良かった。
そう言えば、ユーリエ、お前、ナハティガルに行った事はあるか?
[ ふと、口にした問いかけは、少々唐突に響いただろうか。* ]
/*
崖あった気がしてたけど、滝だった!ごめんねユーリエ。(ちゃんと調べましょう)
そして、鬼畜眼鏡は、滝凍らせて登ったんですよね...
滝を凍らせるって……豪快にもほどがあるんですが???
いや公子サマなら出来るかもですけどね???
[セルウィン>>96ならば彼の武器で実現可能なのだろうが、発想が豪快すぎると思った。
以前訪れた時もここで足止めを食らって引き返したわけだが、上への道は探してなかったなぁ、と思い出す]
そう言えば、何人か騎竜師は居ましたね…。
その人達が来てくれると楽なんですけど。
[うっかり「楽」という本音が出た]
[不意な問いかけは唐突に思えて、ついきょとんと目を瞬いてしまう]
ナハティガル、ですか?
以前の調査の過程で訪れたことはありますけど。
半年くらいかなぁ、滞在してたのは。
[それも国内をあちこち移動しているため、一か所には留まらない旅程だったが]
急になんです?
[疑問をそのまま投げ返した*]
/*
でもやっちゃったし、と思ったら更に間が悪かったorz
アイリさん本当にありがとうです!
ただ唐突に睡魔さんきたぽいので失敗する前に落下を。
明日は昼間も少し余裕があるといいなぁ。
そして公子様とのも何か浮かんできますように…(ぱたり
/*
メル兄さまは現在軸の5年前に教官になってるから、調査開始時だったらニアミスしないな。
ナハティガル→四玉のルートでよかろ。
先刻の、お前の国の話を聞いて思い出した事がある。
嘗て、精霊の力を利用しようとしてその怒りに触れ滅んだ王国があったと言う話だ。
その国から逃げ延びた民の多くは、ナハティガルに流れ、同化したと聞く。
古い話ではあるが、まだナハティガルにならば、史料が残っているだろう。
[ 当然ながら、不審そうなユーリエの問いに>>100男は、そう説明を返す。
先刻話を聞いた時には、伝えぬままでいた古王国の歴史...それを直接知る者に関わる事は危険だが、史実を知るだけならば、他にも手段がある、と、考えた末の事だった。 ]
使い方次第ではあるが、お前や仲間の危惧するところが、現実に国の存亡に関わるのだと、他者に説く、役には立つかもしれん。*
おー、奥に行こうと思ってたのですか!
ならばちょうど良かったですねえ。
[先に奥へと向かった女性に何やら用事があるらしい、とは、ツィスカの知るところではないが。
嬉しそうにガッツポーズしていると、掴んだままの立方体を入れてくるよう促される]
了解ですっ!
アルマースは待機させておきますので、先に乗るなりなんなりとどうぞ!
[びしっと折り目正しい返事をしてから、改めて真珠色を離しに淵のほとりへと向かっていく]
えっ……前例が、あったんです!?
[齎された話>>101に隠すことのない驚きの表情を晒す。
過去に同じようなことがあったかを調べ損ねていた、ということに、セルウィンの話を聞いてようやく気付いた]
そっか……何で気付かなかったんだろう。
前例があるかどうかなんて、研究で最初に調べることじゃない!
[研究者としての自負があったため、視点抜けしていた現状に分かりやすく頭を抱えて悶えていた]
ありがとうございます、公子サマ。
前例があるなら頭の固い研究者達も目を向けてくれると思います。
資料で顔ぶっ叩いて目を醒まさせてやらなきゃ。
[有益な情報を齎してくれたセルウィンに礼を言いつつ。
研究者達への高まる
そういえば教官殿は騎竜に同乗するのはよくやられていると思いますが一応。
風がお邪魔でしたら守りを用意はできますがっ。
[氷をあやつる竜たるアルマースは、飛んでる最中に自分の周りに氷の膜を張ることもできる。
これには騎竜師や同乗者の周りの温度が若干下がる効果もつくので、
事前の説明は必須だが。
相手が勝手知ったる教官殿ということでざっくり省いている部分はある。
その辺りどうなるかの話がまとまれば、いざ、
メルヒオルを騎竜の背に載せて飛ぶかたちになるだろうか**]
/*
若干は若干だよ(しろめ)
メルヒオルチップって男装女子も可能じゃね?という電波を受けた
思えば他のキャラセットのメルヒオルもオネエがいたり男装女子がいたりしていた
そうねぇ…お願いしようかしら。
[風からの守りの話>>106になれば、少し考えてからツィスカの厚意を受けることに。
折角の教え子の申し出だ、顔を立ててあげたい気持ちもある。
勿論、守りの方法やそれによる副次効果についても承知の上だ]
ふふ、いつも乗ってる子が小型だから、乗り場が広く感じるわ。
[相棒の騎竜は他の竜よりもかなり小型の部類に入る。
そのため、いつも相棒に引っ付いて乗る形になるのだが、今回はそうせずに済みそうだった。
服の関係もあり、足を揃える形で座り込み、氷竜の背に手を添えて身体を支える。
そうして準備が整うと、騎竜によってツィスカと共に空へと舞った**]
それなら史料自体を探すというよりは、先ずは人を探した方が良さそうですね。
皆にも手伝ってもらおう。
[こういう時こそ人海戦術。
仲間の存在が頼もしく思えた**]
― 翡翠ヶ淵 ―
[振り返った時の表情と、懐かしい呼びかけ方。>>87
あ、かわってねぇな、なんて思ったのは短い時間の事]
あー……取りあえず、そっちの名前は使わんでくれ。
今は、色々と問題がある。
[苦笑しながらそう告げて。
それから、今は瑠璃色と真珠色を放つ淵の方を見やった]
……で。
お前の方ではどこまで把握してんだ?
[続けて投げかけるのは、短い問い。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[いやなんでこの方がここにいんの、ていうかもしかして他と同じく呼び込まれたの、だとしたらこれってどんだけの事態なの、と。
頭の中でぐるぐるとしていた言葉は、呼びかけ方への諫めの声>>112でぴたりと止まる。
瞬き数回、気を静めて]
えーと。
一年前に、ここと蓬莱海に『虚無』の『澱み』が滲み出てきた件は、ご存じです?
あの時、浄化しきれなかった力が、なんでか干渉してきた天の力とくっついて、それが時流と空間に干渉していろんなとこと繋げちゃったんじゃないかな、って思ってたんですけど。
[のほほんとしつつ、頭の隅で整理していた事を口に出していく。*]
ただ、なんで天の力が干渉してきてんのかが、さっぱりで。
あの時の天龍の力の名残にしては、強すぎる気がするし……。
ついでに、なんで時流まで歪める必要があったりしたのかもわかんないかな、て。
― 翡翠ヶ淵 ―
そう、か。
[告げられた推測>>113に、短く呟く]
『澱み』の干渉には気づいちゃいた。
残滓が残っちまったのはまあ……已む無しな所もあるな。
[人の身であの存在に抗するのは、それだけで文字通り身を削る。
むしろ頑張ったな当代、なんてちょっと思いつつ]
で、あそこに集まってんのが、そこら飛んでるヤツか。
[言いながら淵へと近づき。
水面近くでゆらゆらする立方体の一つに手を伸ばして、軽く触れて]
……………………。
[しばし、沈黙]
……いや。
可能性は考えちゃいたが……。
[立方体から伝わる力の感触は、良く知るものと酷似していた。
具体的には、自身に勤めを託した先代とか、今ともに務めを果たす連中とか]
……なんで、『天界』が今んなって干渉してきてるかねぇ……。
[それが意味するのはとある場所からの干渉。
竜皇の統べる竜界、精霊王の統べる霊界。
魔族が群雄割拠を繰り返す魔界と共に、この地上――人界を見守る四界の一、天界からのもの]
あー……ひょっとするとあれか……『狂焔』の力が暴走して、天魔の均衡がブレたからの揺り戻し作用か……。
四玉は元から、御先祖のあれこれもあるしで魔界の影響が強くはあるから……そこも関りあるかね。
いまだにあいつが地上にいる、ってもの無関係とは思い難いし。
[やれ、面倒な、と。
ぼやくような口調には、そんな思いがはっきりと滲む。
ていうか、ヴェルもいつまでも上に居座ってんなよ、という愚痴は心の奥に密やかに落ちて]
ま、これならこれで、この場は俺の手でどうにかできる範囲ではある、か。
[後ろ向きになっても仕方ない、と割り切って。
改めて、妖白狼へと向き直り]
どーやら、世話焼き過保護の天界がちょっかいかけてきたのが事の起こりらしい。
恐らくは均衡を保つためと、ここに残ってる『澱み』の残滓を回収するのが目的だろ。
[時流の歪みに関しては、何とも言いかねる部分はあるが。
全体的な均衡を正すためにそれが必要だった、という可能性は否めない]
とりあえず、この欠片を集めて『澱み』を祓うのが解決の早道なのは間違いないな。
[問題は、天界からの干渉の方だが。
そちらに関しては、手出しができないというのが実情ではある。
……それができる存在がどこかで様子を伺ってる事には気付いてません、さすがに。*]
えーと、とりあえず。
現状はこのひらひらしてるのを集めればいい、って事です、ね。
[その先に関しては、こちらからはどうにもできないから]
キ……カーク様が来てくれて、助かりました。
[そのために呼ばれたのかも、なんてちょっと思いながらぺこり、頭を下げる。
海龍も一緒に、きゅー、と鳴いて頭を下げた。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[ぺこり、と頭を下げる様子>>118は、妖白狼という今の在り様とはかけ離れて見えるもの。
根っこは変わってねぇなあ、としみじみ思いつつ]
ま、事の起こりはある意味で俺んとこの不始末だからな。
そのために出てくるのはある意味当然だろ?
[他の天界の使徒は自分以上に動きようがないから、というのは完全にこちら側の事情なので置いといて]
とりあえずは、やる事やりつつ。
……ついでに、何が起きても問題ないようには、備えとかんとな。
[集めた力が、祓う際にどうなるか。
荒事になる可能性が高いよなー、というのは、とりあえずまだ予想なので言わないで置いた。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[言葉と共に返る、懐かしい礼。>>120
懐かしさに目を細めつつ、行ってこい、と送り出す]
……ほん、とに。
神気持ちの純妖になっても、変わってねぇのな。
[それなりに強大な存在になっているし、常に沿う海龍も、ある意味では自然の海龍よりも強い――純粋な力の塊と言えるのに。
そんな力の大きさを感じさせないのは生来気質か、育ての親代わりたちの薫陶の賜物か。
そんな事を考えていたら、嵐龍が呆れたようにるるーぅ、と鳴いた]
……いや、それ言うなよ。
[声が帯びる響きに滲むのは苦笑。
曰く『100年くらいで変わらないのはクゥが証明してるでしょ』。**]
― 翡翠ヶ淵 ―
そうですね。
[ぼやきには頷きが返り、こちらも相手の言葉>>98に同意を返す。
そして休憩というのも当たっていたようだが。
差し出された小袋に、つい瞳を輝かせる]
わあ……いいんですか?
甘いものは丁度不足しちゃってて。
[小袋を開けると、中身は干杏だった。
覚えのある甘味に、つい表情を綻ばせる]
これ、養成学校に行っていた頃にも食べたことがあるんです。
懐かしいなぁ。
[ココンも覚えてる、というようにきゅう、と声を上げた。
半分を騎竜にあげながら自分もかじる]
んん……美味しい。
お腹に染み渡る味ですね。
[しっかり飲み込んだ後、リュカに向けて]
ありがとうございました。
お礼になるかわかりませんが、干し肉とかなら少し持ち合わせがあるので、よかったらどうぞ。
[と、こちらの交換になりそうなものも提示しておく]
ところで、リュカさんは移動のご予定はありますか?
私はこれから、もっと奥の方に移動しようかと思っているのですが。
[ツィスカに倣って、そちらの予定も確認する。
険しい部分では騎竜に相乗りできることも言い添えた**]
[二つの立方体との距離は大体同じくらい。
ならば、とためらう事無く地を蹴った。
元々、人の姿でも身体能力は高い方。
ここに来てからはのほほん、と垂れている事も多いがその辺りは損なわれてはいない]
いよっ、と!
[軽いノリの掛け声とともに、小さめの方を下から蹴り上げる。
不意打ち食らって舞い上がった立方体を、すさかず海龍が水流で捕らえ]
[軸足起点にくるりと身を返せば、立方体は巨大なトカゲに形を変える]
うわー、かたそー。
[ぬらりと光る鱗にそんな感想を漏らしつつ、意識向けるのは右の手首]
こっちも大概、使うの久々なんだよ、なあっ!
[嵌められた腕輪が紅い光をちらりとこぼして形を変える。
金色の鋭い爪――これまた、かつての愛用の品の一つだ]
ほい、よ、っ、と!
[掛け声とともに蹴り上げた足を地に降ろし、そのまま地を蹴ってトカゲとの距離を詰める。
対するトカゲは、こちらに噛みつこうとでもいうのかくわ、と大きく口を開けた]
昔よく食ってたやつに、喰われるか、ってぇの!
[なんかあれな事をさらっと言いつつ。
なればと敢えてその口の中に金色の爪を突き込んで]
叫!(吼えろ!)
[短く唱えるのは、爪に宿る焔の力を解き放つ言霊。
応じてあふれた焔がトカゲを内側から焼き尽くし。
後に転がるのは、ぷすぷすと煙を上げる立方体、ひとつ。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[風精から情報収集しながら、どの立方体を狙うかを検討する]
さすがに、ここから全員離れる事はなかろうがなぁ。
[いやー、色々あるのぉ、と内心ジジィは思うわけで。]
― 翡翠ヶ淵 ―
[右手の爪を元に戻しつつ、周囲を見回す。
一時期は人がだいぶ集まっていたが、今はだいぶはけたなー、と思いながら抑えた真珠色を水へと放ち]
……て、いうか。
これ、後でお姫が悔しがるなあ。
[今現在、『神獣角』を手にしている姫騎竜師は、自分がよく似ている、といわれる伝説の翠龍王に格別思い入れがある]
まー、会ったら会ったで気絶しかねないからいいのかも。
[なんて呑気に呟きながら、ぐー、と大きく身体を伸ばして]
ふあ……ねみ。
でも、もーちょい頑張らないと、なぁ。
[いつもごろごろしている反動か、ぼちぼち眠さが来ていたりするけれど。
今はそれどころじゃないから、と気合をひとつ、入れなおした。*]
― 翡翠ヶ淵 ―
そうですね、それを旅の人から頂くなんて。
[干杏の話題に頷く。
するとユウレンの甘味にも話題が及んで>>134]
桃……!
いいですね、これが解決したら、その辺り食べてみたいです。
[そんな風に目を輝かせたり。
干し肉に関しても彼女の手持ちと少量交換したりして、休憩の時間を終えた]
[改めて移動の話となり>>135]
では、ひとまず道が険しくなる辺りまでは、一緒に行きましょうか。
途中に誰かいたらまた考えるということで。
[騎乗に関することはそのように決めた。
そこに、リュカからココンを撫でたいと言われ、どうぞと頷く。
ココンも嫌がる様子はなく、黄金色の瞳を細めて、心地よさそうにきゅうと鳴いた*]
― 天龍滝へ ―
[そうして、リュカと共に砂利道を進んで更に奥を目指す。
自分の足で歩けそうな範囲は一緒に歩いて、ココンには低空飛行でついてきてもらった。
途中、立方体が手の届きそうな場所を横切ったりもしたか]
ちょっと失礼!
よーし、成功ですね。
[手早く捕まえた欠片を、水へ放すのも忘れない。
そうした行動を挟みつつ、更に奥へと進むと、滝の前に留まっている人影が見えた]
あれ、あそこにいるのはユーリエさん、と……?
[もう一人、見覚えのない人物がいた。
どうやらユーリエとは知り合い同士の様子で言葉を交わしている]
巻き込まれ仲間、なのかな。
――そこのお二人、どうされましたかー?
[小さく首を傾げつつ、ひとまず声を掛けた*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[こちらを見やる視線>>135にそちらを見やる]
ん……あっちも変わらず、か。
[小さく手を振る様子に、こちらもひら、と手を振り返して。
先に言葉交わした騎竜師と共に奥へと向かうのを見送った後、改めて周囲を見回した]
向天請求對在這個地方的顯示力的許可。
……神角降臨。
[すい、と天へと翳す右の手。
紡ぐ言霊に応じるように天から射した光が、黒と銀の槍を形作る]
っせい!
[手にした槍を掛け声とくるりと回す。
その動きに巻き込むように、小さめの方を柄で払って淵の方へと弾き飛ばした。
飛んだ立方体は絶妙のタイミングで風を送った嵐龍により、過たず淵へと落ちる。
そちらは任せて踏み込んだ先にあるのは、魚のような形に変化していく立方体]
[槍を繰り出すのと、立方体が巨大な鯉に変化するのとはほぼ同時。
巨大鯉は一度はひらりと銀をかわすものの]
……湍流!
[短い号に応じて嵐龍が起こした羽ばたきの乱気流。
それに巻き込まれ、態勢を崩した所に二度目の突きが繰り出された。
銀の穂先は、今度は巨大鯉を捉え、鯉はびちびちびたびたと暴れた後、立方体へと戻ってころりと落ちる]
やれやれ。
どーにか、面目躍如、ってとこか。
[かつての配下がしっかり成果を上げている横で空振りは、さすがにちょっとアレだな、というのがあったから。
落ちる呟きはちょっとだけ、安堵の響きを帯びていた。*]
― 天龍滝 ―
[会話が一段落した辺りで、意識が向くのは真珠色の立方体の方。
一度も捕まえられていないが、一つだけ思うことがある]
回収場所は水の中、なんだよねぇ。
[詰まり、欠片である立方体を水に落とせば良いのだ]
せいっ!
[ぴょい、と岩から降りて回し蹴り一閃。
滝から続く川へと蹴り飛ばす心算だったが、欠片はふわりと風に乗って蹴り足の上へと舞い上がった]
[狙われたと感じ取ったか、大きめの欠片もまた先んじて離れるようにふわりと舞う]
相性悪すぎないか???
[嫌われでもしてるんじゃないかと思いたくなるほどの逃げられっぷりだった*]
― 天龍滝 ―
[どういうことなのよ、な顔をしていると、下流から声>>139が飛んで来た]
あ、アイリさーん!
ココンくんにリュカさんも!
[手を振り返して皆を出迎える]
いやー、進むにもこの崖がね。
[問いに説明しつつ、切り立った崖を指差す。
登りたいけど手段がない、というのは伝わろうか*]
―― 風龍峡・翡翠ヶ淵>>108>>109 ――
教官殿〜、若干お待たせいたしましたー。
アルマースもちょっと待たせたなっ。
[さて、小さな欠片を淵に放ってから戻ってきてみれば、
アルマースはきりっとした表情でツィスカを待っていた。
やはり張り切っているのだろうか。
自らの提案を了承されれば、一瞬緊張の面持ちを見せつつ、宣言をする]
よ、よし……お任せください!
― 天龍滝 ―
ユーリエさん!
さっきぶりですね。
[手を振る姿>>149にこちらも振り返す。
そうして会話できる距離まで歩み寄って]
む……。確かに自力で登るのは大変そうですね。
[間近で見た滝は雄大ではあるが、先に進むことを思うと確かに困難そうだ。
そういえば、本来ここで修業するはずだったんだっけ――とふと思うが、感慨にふけるのは後回しにして]
良かったら、ココンの背に一緒に乗りますか?
[先に考えていた通りの提案をユーリエ>>150に向ける]
――それと、そちらの方も?
[と、もう一人>>107へも視線を向けてみた*]
[氷の膜といっても、厚さは明かり取りの窓に使われるガラスくらいの厚さしかない。
膜を打ち破って攻撃をすることは一応可能だが(その後修復する)、
そうするくらいなら普段なら逃げの体勢に入る。
今回も……白いひらひらを捕まえる大事な役目はあるとはいえ目的地まで一直線と相成るだろう]
いつも乗ってる子、
……ああ、アヴァンサル教官殿のカルモのことですよねっ。
[覚えているぞ! と言わんばかりに片手をぐっと握りしめる]
わたし、旅の話を聞くのは好きでしたねえ。
……守り手の家に生まれたからには、
卒業したらあんまり自由もないなって言うのは分かってまして。
修行の旅も、さんざんごり押した結果実現いたしまして。
― 天龍滝 ―
えっ、良いの!?
[登る手段が無いため、申し出>>153には飛びつかん勢い。
そちらの方、とセルウィンへと視線が向けば]
そうなの。
私の知り合いなんだけど、大丈夫かな?
[名乗りに関してはセルウィン本人に任せ、同乗の確認をアイリへと向けた*]
― 天龍の滝 ―
人を探す、か。俺が話を聞いたのはもう20年以上前だからな、紹介してやるというわけにもいかないが、可能性だけを言うなら、ナハティガルのローゼンハイム家やラヴェンデル家は歴史ある家柄だけあって、史実に詳しい者もいるかもしれん。
その周囲を当たってみるのも一手だろう。
[ 何年前の話か>>110は、あっさり暴露して、男はヒントめいたものを口にする。恐らくは、その辺りに触れる事ができれば、動く者もいるだろう。 ]
諦めずにいれば道は開けるだろう。
ああ、だがもし、どうにもならなくなったら、俺が、クレティミアを王国に戻してやってもいいぞ?
王が居れば、その一存で国を動かすことも可能だからな。
[ それは、男が国を奪ることも出来る、という示唆であり、共和国としての信条を守ろうとするなら、他国に付けいられる事にも意識を向けろという忠告でもある。 ]
……それじゃあ行きますよっ!
[しみじみするのは後でもできるからね。
アルマースが翼を羽ばたかせるとともに力強く地面を蹴れば、
ふわり、と、おなじみの浮遊感とともに空へと舞いあがった。
展開された氷の膜が、陽光を浴びて宝石のごとくきらめいている]
とりあえず天龍滝まででよろしいですか?
[目的地を訊きつつ、
上空より風龍峡の象徴たるランドマークが見えるまで相棒の手綱を握っている*]
― 天龍滝 ―
はい、移動で困ってる人がいたらそうするつもりでしたから。
[実際はツィスカ先輩に倣って、というところであるが。
勢いよく問い返してきたユーリエ>>155に頷く]
大丈夫ですよー。
まあ、まだあまり人を乗せる経験がないので、ゆっくりになってしまいますが。
[外敵がいない状況なら、慎重にやれば大丈夫だろう。
ココンも問題ないという風に、きゅうと声を出す*]
そうだ、リュカさんはどうしますか?
順番に運ぶ形でしたら、上まで乗せることは出来ますが。
[ここまで同行したリュカへも声を掛ける。
自力でというなら彼女に任せるし、そうでなければ往復して上まで運ぶつもり*]
― 少し前/天龍滝 ―
[あっさり返された年代の話>>156は、やっぱりな!という心情]
その名前はだいぶ格式ある人達だったと記憶してるのですが?
[次いで齎された家名はナハティガルの重鎮とも言える家柄だったはずだ。
取り合ってくれるだろうか、なんてことが頭を過ぎる]
まぁ……諦めたらそこでお終いですからね。
[その点については同意した。が]
国盗りは別でやってください。
[流石にそこ>>157を是と返すことは出来なかった。
忠告はありがたく受け取っておくけれど]
如何にどうしようもない故郷でも、それを売るほど腐ってませんから。
[それは国そのものを指す言葉であり、ユーリエ自身を指す言葉でもあった*]
― 天龍滝 ―
セルウィンさん、ですか。
私は護風の騎竜師アイリ・ダンプフェンで、こちらの竜はココンです。
よろしくお願いしますね。
[ここで初めて顔を合わせることになった青年>>164にこちらも名乗る。
彼は何やらリュカの知り合いらしいが>>163。
事情がわからぬ側はその名を素直に受け止めるのだった*]
[空の旅の行程はツィスカと氷竜に任せ、メルヒオルはしばしの間空からの景色を楽しむ]
上にも居たりするのねぇ。
[居る、とは勿論真珠色の立方体の事。
氷竜の進む先に在る立方体は、ひらりひらりと避けているようだった]
あれ、絡め取れる?
[試しに、と光精にお願いして真珠色の立方体の捕獲を試みる]
[拡散した光は普通サイズの欠片を包み込もうと輝きを散らしたが、包囲網が出来る前に欠片はひらりと逃げていく]
光じゃ透過しちゃうかしら。
[天の力と似て非なるものではあるが、系列は近いと言えるもの。
今度は親和性が高すぎたのかもしれない*]
/*
>>156とか>>161とか
ローゼンハイム家にしろラヴェンデル家にしろ、まずは伝手をどう作るかがポイントだわな。
ラヴェンデル家に関してはー……ユーリエのリアタイだと、さすがにノトカーが継いでるから。
案外、アポなし突撃してもどーにかなるかも知れん(
― 少し前/移動中 ―
[ココンに触れるリュカの表情は柔らかい>>165。
風龍峡に関する話には、ふむ、と頷いている。
途中欠片を捕まえれば拍手を受けて]
ありがとうございます!
[そう、笑顔で礼を言ったり]
― 天龍滝 ―
[そうして辿り着いたところで、リュカとセルウィンが挨拶を交わすのも見た>>171]
…………?
[知り合いなのは間違いなさそうだが、立ち入った話のようなのでそれ以上は聞かず。
きゅう、とココンに呼ばれた方向に目を向けると、大きめの欠片が飛んでいた]
自力で捕まえられるかな……?
[手を伸ばすと、それは栗鼠の姿に変じる*]
―― 空の旅 ――
[そういえばアヴァンサル教官殿は一緒に巻き込まれてはないのかー、
ということを今さらながら思ったりはした。>>166
懐かしさに駆られたからだ。
不思議な現象だから、法則性も何もあったものではないのかもしれないが]
そうですねえ、のびのびできるのも今くらいのものでしょうから。
とりあえずこの状況も有意義なものにできるよう、頑張りますよー!
[針路は天龍滝へ。>>167
若干ひやりとした空気に包まれながら、二人と一匹は空を往く]
― 天龍滝 ―
こんな時に…よっと。
絞
[右掌を開いて受け止め、そっと掴み、吹いてきた風をそのまま絡みつかせて小さな立方体を確保した]
うん、話してる途中に、ごめん。
ちょっとこれ、送ってきちゃうね。
[少々決まり悪げに頭を下げながら、一度滝のすぐ近くへ行ってから戻る*]
アイリにココンか、世話になる。
[ 騎竜師達の自己紹介を受けた後>>168自分の顔を忘れてはいなかった様子のリュカに>>171男は、にこりと笑みを向けた。 ]
覚えていたか、リュカ。久しぶりだな。
今は俺も国を出た身だが、それなりに自由に暮らしている。
[ 青年時代、既に、一部から皇太子の政敵と見做されていた男がナハティガルに留学したのは、一時避難のようなものだった。
勉学に励むと言うよりは、見聞を広げるばかりに熱心だった男は、その旅先で出会ったリュカにも、いつかは要らぬ政争を抜けて自由に旅をしたいものだと告げてもいた。 ]
少し時間がかかりはしたが、いつかどこかの旅の空で会おうという約束は果たせたな。
[ その言葉と笑顔が、故国からの出奔が公子自身の意志によるものだと示したろう。* ]
[道中、メルヒオルが普通サイズのひらひらを捕まえるのに失敗すれば、うーん、と腕を組む>>169>>170]
わあ、……教官殿の力で捕獲していただければ、
わたしも少々楽ができるとは思ったのですが、
やはりそう甘くはありませんね……。
[精霊術は細やかな操作に長けているなあ、とは、騎竜師学校にいた頃から思っていたことである。
己にはとても真似ができない]
― 天龍滝 ―
[栗鼠の尻尾の辺りを掴みかけたものの、するりと逃げ出されてしまった]
……掴んじゃいけませんってことかなー。
[妖獣相手にそんな気を遣っても仕方ないとは思いつつ。
リュカ>>176の方は成功したようで、彼女をを見送る形に]
[それと前後して、名乗りを交わしたセルウィン>>177に、こちらこそと一礼を送るのだった*]
[それこそ羽虫でも叩き落すみたいな小気味よい音で叩かれたひらひらを、
改めてがっちりつかみ直すアルマース。
ちなみに氷の膜は騎乗者の周りをいい感じに覆っているので、
氷の竜の腕は問題なくぶん回せるのである]
……単純に物理の勝利か? これは。
[首を傾げる頃には、天龍滝の風景も徐々に近付いていった。
アルマースが捕まえたひらひらは到着したら滝壺に放り込むとしよう]
いやあ、いつ見てもいい景色なことよ。
[確かにツィスカは風龍峡には修行に来たことがあるが。
かつてこの地で何かが起こった時ではないので、単純に平和な光景しか知らないのだった]
誰かいる……といっても、大半翡翠ヶ淵で見かけた方々ですが。
[地上の人々にたんまり降りかからない位置を見極めて着地態勢に入りつつ、氷の膜を解除する。
風よけ代わりのそれは微細な氷の欠片となって舞い落ちる。
あるいは地上からもその様子は見えたかもしれず*]
― 天龍滝 ―
ん。そっか。
そうだね、お久しぶり。
[セルウィンの笑み>>177が見えれば愁眉は解かれ]
あれからずっと僕も戻らなかったから。
こんな状況だけど、会えて嬉しいよ。
[出会いは偶然、彼に絡むお馬鹿さんが気に入らなくて邪魔をしたところから。律儀にお礼として奢ってくれる彼に、一般人として旅しているだけでは知れなかったテンガの話を聞いた。
かわりにこちらは四玉内外で訪れた場所の話などをして。
自由に旅して回る自分を羨ましそうに見ていた若きテンガの公子。今の彼はあの頃よりずっと力強く楽し気で、むしろ若々しくさえ感じられる]
元気そうでよかった。
[自然と笑顔になって頷くのだった]
― 天龍滝 ―
[満足げなセルウィンの手が頭を撫でる>>172]
こーおーしーさーまー?
[以前も子ども扱いするな、とジト目をしたことがあるわけで。
払いのけはしないものの、同じような視線を向けることになる。
問答無用でむきーとしないのは、一応成長した証、ではあろう]
[セルウィンとリュカが知り合いらしいことには、へぇー、となりつつ。
運んでもらう段になれば、順番待ちすることになる**]
うん。丁度こっちのお菓子思い出してた所だったりしたから余計にね。
[セルウィン>>192に頷き返しつつ、呟きも風が拾ってしまって、目を瞬く]
?
…??
セルウィンさん、なんで彼の方を知ってるの?
[最初は名前に違和感を覚えて、そちらは一応自己解決。けれど謎は深まり首を捻る。
自分は旅空の下で、
過去の主君であれば出会っているはずがなく。
今の彼の方は人と隔たった場所にいるはず。
セルウィンと彼の接点は想像もつかず、盛大に首を傾げて聞くだった。
詳細を聞けずとも異変と関わったと知れば、驚きの声は増えても納得できるはずであるが]
―― 空の旅 ――
任せてくださいよ!
……問題があるとすれば、いずれ学校に遊びに行った時にアイリ後輩に会ったら、
ちょっと紛らわしい気分になっちゃうかもしれないことくらいなものですよ!
「あれ〜? でっかくなってないぞ〜?」みたいな。
[どうやらナハティガルの方にも戻るつもりはあるらしい。>>189
果たしていつになるやら、といった風情だが]
どうでしょう。教官殿の推測が正しければ、
流石のアルマースでも捕まえられないと思いますし。
[相棒の素早さは普通という認識だし、小回りが利くタイプでもない。>>190
結局メルヒオルとともに、首を限界まで傾げることになったが、]
まあそれはそれはとしてえらいぞアルマース!
ひらひらを滝に落とすのはよろしくな!
[その声にアルマースは得意げにひと鳴きするのであった]
なんやかんやと。また賑やかになりそうだな〜。
[そう呟きつつ。
手を振る姿>>195があればぶんぶんと陽気に振り返した。
氷の膜の冷気の残滓と、風龍峡の空気が混じり合って涼しげな風が吹く。
口笛のひとつも吹きたいところだ。
氷の竜が地面に降り立てば、その際の振動がおさまるのを待ってから、
おとなしくしていた様子のメルヒオルへ振り返る]
よーし、到着ですよ教官殿!
[二人ともが氷の竜の背から降りれば、
空で告げた手筈通りアルマースは欠片を持って滝壺の方へ向かった**]
― 翡翠ヶ淵 ―
……にしても、過保護じゃのぉ。
[小さく嘆息する。
生きたままヒトを越え、護りを見守る役を自らに課しているあたり、相当甘い方なのはわかっているが。]
……ま、次代を育てるのは必要じゃからのぉ。
[やれやれ、とばかりに肩を竦める]
/*
集計したら現状一番点高いの俺かよ! ってなった件について(
ぇー、いみなーい。
まだ時間あるし、他の作業やっちまってから考えよう……まだ、変わる可能性はある。
― ??? ―
……やっぱり、天界からの干渉、か。
[翡翠ヶ淵で状況の解析がされている頃。
違う角度からの解析をしていた始まりの騎竜師はは、と小さく息を吐いていた]
なんというか……融通効かないよね、ホント。
いや、対極の魔界が自由すぎるからなのかも知れないけれど。
[天界の使徒の役目引き継ぐ『破邪神角』は過保護と判じていたが、こちらの見解は違う。
厳しすぎるが故に、少しの乱れも許せない潔癖さ。
それが過剰な干渉として現れた、とみていた]
本当に、そう考えると。
……相当絆されてくれてたんだよなあ、あのひとは。
[同時、過るのは。
自身が駆けた時代に、天界の使徒として降臨していたひとの事]
『……あれは仕方ないと思う。だって……』
[ぼやくような呟きに、傍らの聖銀竜がぼそ、と突っ込む]
ん、わかってる。
……にいさん、だからねぇ。
[途中で途切れた言葉の先を嘆息と共に吐き出して。
始まりの騎竜師は改めて意識を風龍峡へと向けた]
さて、ヴァイス。
恐らくあれ、鎮めるのにもう一騒動起きるだろうから。
それが、時流の乱れに乗らないように、抑えに行くよ。
『……やっぱり、行くのー?』
仕方ないだろ、ティアはこないだの修復で手一杯なんだから。
それに……。
『それに?』
……お前だって、久しぶりに飛びたいだろ?
最後の頃には、四玉には入れなくなってたから……あの場所の風も、結局ほとんど感じられなかったし。
『…………まぁ…………ね』
[にっこり笑っての言葉に。
聖銀竜はどこか罰悪そうに視線を彷徨わせた。**]
― 天龍滝 ―
[挨拶や言葉を交わす自分たちに追いつくように、後方から竜の影が近付いてくる>>181]
あれはアルマース……。
ということは、ツィスカ先輩! メルヒオル教官も!
[アルマースの周囲から落ちた氷の欠片が、微かに光を反射しながら涼やかな風を作る。
その煌めきに、いつか見た氷の像を思い出すのは一瞬のこと。
降り立った二人と一頭>>198へ手を振って迎える]
[そして自分の方はこれから一仕事だった]
では、ユーリエさん、セルウィンさんの順でいきますね。
リュカさんはまた後ほど!
[セルウィン>>193が先を譲ったのでユーリエ>>185に声を掛ける。
リュカ>>187とは一旦別れる形となる。
風虎に転じるのを目にすれば、確かに驚きはしたけれど、ユウレンに根付いているという妖の血のことを思って感嘆もするのだった]
[同乗者には自分の前に乗ってもらい、後ろから支える形を取る。
ココンの羽毛は多少引っ張ったりしがみついても問題ないことも伝えて]
行きますよー!
[風竜にしてはかなりゆっくり気味に上昇する。
先に出会った風の騎竜師に倣い、騎乗者周囲の風の流れがゆっくりになるようココンに頑張ってもらったけれど、ある程度の快適さは得られただろうか*]
― 翡翠ヶ淵 ―
……ぉ?
[海龍の力により、立方体が集まっていく翡翠ヶ淵。
そこに集う力が、微かに揺らいだ気がした]
なん、だ?
[見ればふつふつくつくつ、と煮立つように水面が揺らめいている。
合わせて、そこに蓄積している力が高まっているようにも見えた]
あー……集める事で、凝縮されてきた、か?
とはいえ、あれだけ散ってるの個別に浄化かけるのは面倒だし、な……。
[考えられるのは、一か所に集められた事で力が凝縮され、変化を始めつつある、という事]
荒療治になるが、一度暴発させた方が早い、か。
[そうする事で結果的に一掃できるだろう、と。
そんな事を考えつつ視線を巡らせて]
おーい、白狼児!
集めたものが、厄介な変化する可能性が出てきた。
俺は上で備えとく!
[大雑把な指示を投げかけ、嵐龍に飛び乗り、舞い上がる。
言われた方の都合はすっ飛ばしているが、対応できると思えばこそ、でもあった。*]
ぁー……もう……。
[まさかこんな形で遠い昔の宰相閣下の心情を理解するなんて、とか。
ちょっとだけ思考が横道に逸れたのは軽い逃避。
ともあれ、改めて近づいてみれば確かに淵の様子はちょっと異常で]
……天の力って、
[故に干渉が難しいのだが、それ故にできる部分もなくはない]
仕方ないなー、もう。
ちょっと疲れそうだけど、頑張るかー。
[はー、っと息を深く吐いて。身を震わせる。
金髪の青年の姿は、禁の毛を頭頂に持つ白狼のそれへと転じて]
……下流に広がらないように、と。
[力を凝らし、水に向けて放つ。
力の影響が水を介して下流まで落ちないように、堰を一つ、築き上げた。*]
ぁー……もう……。
[まさかこんな形で遠い昔の宰相閣下の心情を理解するなんて、とか。
ちょっとだけ思考が横道に逸れたのは軽い逃避。
ともあれ、改めて近づいてみれば確かに淵の様子はちょっと異常で]
……天の力って、
[故に干渉が難しいのだが、それ故にできる部分もなくはない]
仕方ないなー、もう。
ちょっと疲れそうだけど、頑張るかー。
[はー、っと息を深く吐いて。身を震わせる。
金髪の青年の姿は、禁の毛を頭頂に持つ白狼のそれへと転じて]
……下流に広がらないように、と。
[力を凝らし、水に向けて放つ。
力の影響が水を介して下流まで落ちないように、堰を一つ、築き上げた。*]
―― 天龍滝 ――
おっ、アイリ後輩にココン!
わたし達も来たぞ〜!
[地面に降り立って早々アイリに手を振り返した。>>201
おもむろに辺りを見回すが、此処にもひらひらは漂っていたりするのだろうか]
[慌てて手を伸ばすが、するりと逃げられてしまった。
大きな欠片の方など、お菓子騒動の時に見かけた不思議な魔法生物と似ていて、
不覚にもちょっとかわいいと思ってしまったのだが]
ぬう。
[他の面々のひらひら集め進捗は気になるが。
それはそれとしてアイリの方も一仕事するらしい。
ココンの背に他の来訪者を載せて、崖の上を目指すんだとか]
……おー。
[空を舞うココンの姿をじっくりと見るのはここに来てから初めてだ。
改めて、いつかの未来にはでっかくなるんだなあという実感が湧く]
― 天龍滝 ―
[手を払わなかったらセルウィンの心行くまでぽふぽふされた>>188。
当然ジト目は継続する。
そうして告げられたのは、名の呼び方]
あー、公子サマって呼び方が馴染んじゃったもんだから、つい。
じゃあセルウィンさま?さん?
[疑問形になりながら呼び方の候補を挙げる。
呼び捨ての案は最初から捨てていた*]
― 天龍滝・滝口 ―
[足場の悪い所でも、ココンに乗っていれば平気――なのだが。
手を伸ばした先の欠片は、岩陰に隠れるように逃げてしまう]
[ならば、と次に狙ったのは、そこらの鳥よりも大きな蜻蛉に変じた欠片。
すいすいと飛ぶ軌道をココンの風で乱しつつ、槍で叩き落とそうとする。
しかしそれも、風を切るような動きで逃げられてしまった]
駄目ですねぇ。
[妙な力の働いた生物とはいえ、風に対抗されて負けるのはやはり悔しい。
ココンはそこまで戦っている意識もないらしく、だめだったねぇ、とのんびりした声で鳴いた*]
…………虎?
[動きやすそうな姿に変じた来訪者の一人>>187にはまじまじと見つめる目差しを送りはした。
人の血のみならず妖の血も連綿と繋がっていく。ここはそういう地だと知っているが]
おおお、なんというかっこよさ……!!
[すぐにキラキラした眼差しへと変わっていく。
こういうのを見るとなにかをつくりたい意欲が掻き立てられていく。
ここにはいないシメオン後輩もわかってくれるだろうが**]
― 天龍滝 ―
[いつの間にか、もう一組の騎竜師達>>198もやって来た。
同乗者もいるようで、一気に場が賑やかになる。
そんな中で、リュカが虎の姿>>195になれば、ユーリエが一番賑やかになった]
わぁ…!
すごーい、虎になれるんだ!
[リュカが半妖だという話は聞いていなかったが、そこはあちこちを旅した身。
獣の姿を取ることが出来る者の存在は知っていた。
すごいすごい、とはしゃいでいたら、崖の上へ向かう準備が出来た>>202よう]
おぉ……ふわっふわ。
[アイリの前に座り、自分を支えるために風竜の背に触れたら羽毛に埋もれた。
ふわふわのそれを軽く握って飛翔に備える。
尚、ユーリエはだいぶ小柄であるため、前方の視界の邪魔にはならない、はず]
おおー!
[ふわりと上昇を始めた>>203のを感じると、わくわくした様子で遠ざかる地面を見て。
次いで近付いてくる崖の上を眺めていた]
[やがて崖の上に着いて、浮遊感が消えた後に風竜から降りる]
アイリさんありがとう。
貴重な体験しちゃった。
[楽しそうな表情でお礼を言った*]
― 少し前 ―
臣下じゃなくても年上ですからねぇ?
[流石にそこは弁えている、とセルウィン>>216に返す]
じゃあセルウィンさんで。
[畏まるなというならここらが妥当なところだろう。
丸投げられたことだし、とこれで決定に*]
…あら、更に上に行く心算なのね。
[行って良いのかしら、なんて思いもしたが、緊急時であるとなれば咎めもあるまい。
欠片が上にもあるならそれをどうにかする必要はあるのだから]
これなら落ち着いてから捕まえる方がよさそうね。
[右頬に右手を添えて、崖の上へと運ばれるユーリエ>220を見遣った*]
― 上空 ―
[後を任せて飛び立つ様子が何か思わせているとは知る由なく。
翼広げ、周囲を見回しながら向かうのは上流。
飛んだ先、滝口の辺りには先に上流へと向かった面々の姿もちらりと見えた]
……さってと。
[滝の近くをゆるりと越して、こちらが目指すのはその少し先――天輪湖の畔。
ふわり、舞い降りて湖畔に降り立つと、手にしたままの槍を垂直構えた]
我、ユウレンが王族、フェオリバラムに連なる者。
静謐たるべきこの地に、しばしの喧騒をもたらす事への赦しを。
かつて、王位賜りし者の名において、願う。
[短く唱えるのは、本来であれば禁足地たる天輪湖へ他者が立ち入る事の赦しを祖霊に願う言霊。
騒動の起きていた時は省略されていたが、本来であれば欠かせぬ請願だったりする。
そんな儀式を終えてから、改めて、登ってきた面々の方を振り返った。*]
― 天龍滝・滝口 ―
かっこいいですよねぇ。
[きらきらした目でリュカを見詰めるツィスカ>>217に同意したのは少し前のこと。
それから同行者たちを運ぶ仕事に着手する。
羽毛に触れたユーリエの反応>>220には、ちょっと顔が綻んだ。
ココンも喜ばれて悪い気はしないようで、きゅう、と歓迎するように鳴いて]
[そうして無事崖上に着いた後]
いえ、どういたしまして。
[お礼>>221をこちらも笑顔で受け取った*]
― 天龍滝・滝口 ―
[高い場所に来たなら下を覗いてしまうのが好奇心というもの。
水が落ちる辺りに近付いて、大迫力の滝を上から覗き込んだ]
おおー……
[落ちたらヤバいな、とは流石に思うので、ちょっと覗くだけにして一歩下がる]
― 天龍滝・滝口 ―
おあー!?
[突然目の前に現れたのに驚いて、普通サイズの真珠色の欠片をはっ叩く動きで右手を動かしたが、ものの見事にスカった。
更に後ろへと飛び退いたので滝には落ちずに済む]
ビビった……。
[ドッドッドッドッ、と心臓が鳴っている。
危ないので滝の傍から離れようと身を反転]
― 天龍滝・滝口 ―
[そうして崖上まで登った自分たちの更に上を、通り過ぎる影があった>>229]
あれは……カークさん?
[ここを通り越して向かった先に何があるかは知っている。
というか、立ち入らぬようにと先輩たちからよくよく聞かされた場所だ。
踏み込み過ぎないように、という意識は一応あったのだが]
…………。
[その畔であろう地へ向かったカークに、浅くとはいえ調べたこの国の歴史を思って、なんとも言えない顔をした*]
― 天龍滝・滝口 ―
[欠片が見えた。
グーパンが出た。
何かが吹っ飛んだ]
びっくりさすな!
[まだ心臓が音を立てて鳴っている。
だいぶ逆ギレに近いが、とにかく欠片だったものを吹っ飛ばしたよう。
近付けば、角付きの兎が目を回してくったりしていた。
やがてそれは真珠色の欠片へと戻る]
また兎か……。
[当てつけか!とならない辺り、成長は見て取れるものの、逆ギレやはしゃぐ姿はまだ子供っぽい。
というかそれが本質なのかもしれない。
とりあえず欠片を拾って滝へと流れゆく川に沈めておいた*]
― 天輪湖 ―
[やってきたセルウィンに向けられた、端的な問い。>>235
それに、軽く肩をすくめた]
あー……取りあえず、事の次第は大体掴めた。
現状、できるのはこの飛び回ってる連中に宿ってる澱み……『虚無』の残滓を浄化する事。
それで均衡を取り戻すのが、状況回復の早道だな。
[細かい部分はやや端折って、ざっくりとした説明をした後]
で、浄化の方法だが……集めた天の力が、形を変え始めてる。
それをぶん殴って鎮める、って事になりそうだわ。
[返す口調は例によって軽いが。
内容自体はかなりぶっ飛んだものだった。*]
― 天龍滝・滝口 ―
わっ!? 気を付けてくださいね。
[聞こえた声>>234に思わず反応してしまったりしつつ。
セルウィン>>235の方へも視線を向けて]
いえ、どういたしまして。
……あっ。
[彼は迷いなく湖畔へと進んでいく。
ここに登ったからにはそのつもりだったのだろうし、止めることはないのだが。
カークへも平然と話し掛ける様子に、遠目に見ながらしばし固まっていた*]
あちらも動いていらっしゃるようですし、余り時間はかかりそうにないですね。
怒られぬように、帰り道は敷いておきましょうか。
[ 万一、帰り道に迷わせでもしたら、怒るのは送り込んだ男ではなく、帰りを待つ彼の剣の方である。
一歩間違えば、そちらの方が大災害になるだろう。** ]
― 天龍滝 ―
私も上に行ってみようと思うけれど。
貴女はどうする?
[次々と崖の上へ向かう様子を見て、ツィスカに問いを投げ置く。
再び厚意を受けられるならそれに甘えて、残るというなら精霊の力を借りて自力で崖上へと]
― 天龍滝・滝口 ―
[切れ長の瞳が普通サイズの欠片へと向けられると、すいよすいよと欠片が離れるように流れていく]
警戒されている気しかしないわねぇ。
[自嘲めいた嘆息が零れた*]
― 天輪湖 ―
あー……。
[大雑把な説明で色々と把握したらしい様子。>>241]
ま、そうなんだろうな。
平和的に解決できるようなら、お前さんが向くとは思えん。
[浮かぶ笑みにさらり、と返す。
いきいきしてきたなあ、というのは隠す事無く表に出ていた。*]
― 天龍滝・滝口 ―
ありがと、気を付けるー。
[アイリの声>>240に反応出来たのは滝から離れようとした時、詰まりは大きい欠片の襲来直前。
直後のあれそれは、固まっていたようだから見られていたのかどうか]
アイリさん、行ってみる?
[湖畔の方を見つめたまま動かない様子に声をかけた。
カークに対して何を思っているかは知らぬまま*]
― 翡翠ヶ淵 ―
[なんて呑気な事を言っている間にも、淵に集められた力はふつふつと煮えるような動きを加速させていく。
鍋から噴きこぼれるようにこぽこぽと吹き上がる力は、闇の精霊の力を嫌うようにまた淵へと戻る、というのを繰り返しつつ、その純度を高めていく]
『…………』
[それを見ながら、海龍がもの言いたげに、ぱたり、と尾を振った。*]
― 天龍滝・滝口 ―
[目を放している間に、ユーリエは大きな欠片の捕獲に成功したらしい>>238。
が、その辺には反応できず仕舞いで、声を掛けられた>>248時にようやくユーリエの方を見た]
ええ……と。
近付いてもいいんでしょうかね。
事情があるとはいえ、一応……。
[とうに赦し>>230は出ているのだが、少々踏み切れなさを感じている]
……怒られないところまで、なら……。
[結局はそんな線引きを決めて、様子見つつ前進することになるか*]
― 天龍滝・滝口 ―
大丈夫じゃない?
セルウィンさんがもう行ってるし。
[判断基準はそこ。
様子見しながら前進する様子>>251を見て、一緒について行くように歩き出した]
そーいえば、カークさんが何とかするだろう、なんてことも言ってたな。
[だからきっと大丈夫、と言葉でアイリの背を押す*]
― 天龍滝・滝口 ―
それはそうかも、ですがー。
[そこは何か事情があるかもしれないし、と思ったが、結局進むことに決めたのでそれ以上は口にしなかった。
一緒に歩き出したユーリエから、背を押すような言葉>>252を掛けられて]
カークさんが。
……それなら大丈夫でしょうか。
[今は一騎竜師と言っていたが、きっと偉大なる先達であろう人の名を出されて、勇気づけられたように歩を進める]
そういえば、ユーリエさんはカークさんとお知り合いなのですか?
[聞ける余裕があるなら、そのような問いも向けた*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新