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次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、舞踏の綴り 、煌風の幻燈師 ヴィンセント、珊瑚の海蛇竜 ベルティルデ、緑蛋白の雷鳥竜 アデル、怪異の巨躯 ディーター、変幻騎士 メルヒオル、妖精の囁き 、金緑石の変彩竜 ツェーザルの8名。
珊瑚の海蛇竜 ベルティルデは、煌風の幻燈師 ヴィンセント を投票先に選びました。
[力と力がぶつかり合う]
[呼んだ者と呼ばれた者]
[激突を経て、界を越えて出会いしものたちの間に盟は結ばれる]
『さあさあ、一時の休息はよろしいか?』
『準備ができたなら……存分に、乱舞の時を!』
[盟約と休息を終えた者たちに向けて声が降る。
直後に、鈴を思わせる音がまた、しゃらん、と鳴った。**]
舞踏の綴り は、煌風の幻燈師 ヴィンセント を投票先に選びました。
[囁かれる声や、軽い口調での言葉が耳に届けば]
─── うん、ありがとう
[これまでとは異なり、幼さの残る笑みがメルヒオルの顔に浮かんだ**]
ぼくの血を飲めば治癒が早まるよ。
[傷に対して顔を顰めるツェーザル>>1:59にそう言いながら、小型化したランスを左手の指先に刺す。
指先に現れた、ぷくりと膨れた紅い珠をツェーザルの口元へと押し出した。
魔力で良いというならば、血は自分で舐め、ツェーザルへ魔力を送る]
煌風の幻燈師 ヴィンセントは、変幻騎士 メルヒオル を投票先に選びました。
傷の治癒もそうだけど、ちゃんと休もう。
休む場所あるんだって。
[ツェーザルの腕を引き、今いる水晶の舞台の周囲にある個別の異空間を示す。
ツェーザルに飛ぶ余力があるならば共に、無ければ両手でツェーザルを掴んで移動しようとするだろう]
― 個別領域 ―
[異空の中へと入ると、そこは草原が広がる場所だった。
その中央に、枝葉を伸ばした立派な大木が聳え立っている]
へぇ……これならゆっくり休めそう。
[本質が獣であるメルヒオルにとって、大自然と言えるこの場所こそが落ち着ける場所だった*]
煌風の幻燈師 ヴィンセントは、金緑石の変彩竜 ツェーザル を能力(襲う)の対象に選びました。
はっはっはっ。そりゃ、最も自信がある部分だからな。負けるわけにもいかんだろ?
[合わせた>>*78。というのはやはりというもので。
だがそれを油断とかそういうものではなく、この場において必要な勝負と認識して、笑いあって、頷いて
差し出した手に重なる竜の翼>>*79。 小手にはめこむようにしていた竜眼が繋がりを通したように、熱を帯びた気がする。]
相棒。頼んだぞ。
[少し焦げてしまった羽毛の翼をそっと撫でて、花のかんばせのような笑みを受け、笑みを返した]
緑蛋白の雷鳥竜 アデルは、煌風の幻燈師 ヴィンセント を投票先に選びました。
……言われてみればそういうものだな。
[どちらかというと孤独にいた...にとって、その辺りの言い分を察するのは少し遅れたが、それを受け入れないような頑固さはない]
ならよかったな。流石に、ともに戦うと思えるようなものでないと思われたなら、どうしようもなかったからな。
[冗談ではなく本気で頷く]
俺は俺で――アデルが本気で――あるいは楽しめるように過ごさせたいところだがな。
[ひとまずとしてわかっている要望というのはそれだけなので、それを口にした]
/*
出目が奇数→ヴィンセントに投票
出目が偶数→メルヒオルに投票
ていっ → 6(6x1)
なお、投票デフォはアデルでした。
変幻騎士 メルヒオルは、変幻騎士 メルヒオル を投票先に選びました。
変幻騎士 メルヒオルは、珊瑚の海蛇竜 ベルティルデ を能力(襲う)の対象に選びました。
― 月の舞台 ―
他も終わり合ったところか?
[確か自分たちは後での戦いだったか。次に備えるならばやることはだいたいわかるわけで、邪魔するわけにもいかない。
双方にファイトだ。とでもいうように目でもあったら親指でも立てたりしたか。]
俺たちもやりあった以上は休まないとな。確かこの中で休めるのだったか?
[個別領域>>0:2とやらをアデルへと聞いたりしつついていくか。と誘って]
栄養補給も大事だ。
[ごそごそと、赤ふんの中に手をいれた*]
怪異の巨躯 ディーターは、煌風の幻燈師 ヴィンセント を投票先に選びました。
妖精の囁き は、変幻騎士 メルヒオル を投票先に選びました。
/*
ところで。
自殺票じゃないのが返ってこわい件について(
……前回のこのシステム(四君子の時)は、見事すぎる半々から落ちたからなあ……今回はどうなるやら。
金緑石の変彩竜 ツェーザルは、変幻騎士 メルヒオル を投票先に選びました。
「始まるよ」
「始まるね」
「召喚師同士の闘い」
「輝石竜同士の闘い」
「何を願う?」
「何を望む?」
「全ては闘いの先に」
「全ては勝利の先に」
「楽しみだね」
「楽しみだね」
**
― 月の舞台 ―
そうだな。観戦ぐらいならいいだろうが、ここにいたら邪魔だな。
[彼らはどのような意志でここに来たのかまでは知らないが、敵意のない競争相手である。ルールなんて関係なく邪魔する気はない。
個別領域についても1:60についても、休むというのは同意だ。
手をとってエスコートする―――といっても手をとって、歩幅だけは合わせる意識で、力強くずんずんと進む。先をいくのは無意識に、個別領域の先が見えないから。というのもある。]
なら、お茶をごちそうになろうか。
[なお、口調について、互いに認め合うだけの時間を過ごしたのだ。他の細かいことは気にしない性質で、ちなみに、栄養補給といって出てくるものは、明らかに入らない量のものがでてくる光景である]
― 個別領域 ―
[少し空気が薄いようにも感じるが清々しい空気。花や原っぱもあり、高原のような空間なのだろう。先にいけば崖であるとかいうのがわかっただろう。
更なる頂きを望むような奇岩で積み重なった山もある。そんな空間で]
こんなもんでいいか?
[テントが張られ、タープが張られ、机や椅子が出されて、アデルによりお茶の用意をしてくれていただろうか。その中で...により野営地が設営されていた。**]
― 個別領域 ―
[俄かには信じられなかったが、噛み砕いた説明>>1:61でようやく理解した。
つまり、自分と同じく舞闘会で世界を渡った者が、彼の片方の親なのだ]
そう……ですよね。
失礼なことを言いました。
[現にそのような出自を持つ者を前に、否定したことを詫びる。
相手が楽しげな口調であったのが救いであった。
しかしその経緯>>1:62には釈然としない部分もあり]
――それでは、お父様は……!
あ、いえ……。
[少しばかり憤るような口調となったのを、慌てて口を噤む。
竜の血を残しながら子の顔を見ることなく去るのは、随分と無責任な話に思えた。
しかしそこに踏み込むには躊躇いもあって、代わりに音に乗せたのは]
……探してらっしゃるのですか? お父様のこと。
[そんな、探るような問い掛け**]
わたしは……主がどのようなお方でも、ついていくつもりです。
[盟約を結んだ以上、その誓いは示されたも同然だろうが、改めてというように口に出す]
ですから、ヴィンセント様には、思うままの在り方であって欲しいです。
……秘するのが望みなら、そのようにも。
[そう思う所を告げると、盟約の熱を感じた右手を、自らの胸元にそっと当てた**]
あんだけ、血が流れたら得物奪っても振り回せねえよ。
...て、ああ、お前の血か?そりゃ効きそうだな。
[ メルヒオルからの評には、負けは負けとばかりに、あっさりと答え、相手の血を舐めればと勧められると、ぺろりと舌を出して、紅い雫を舐め取った。 ]
んう〜効くーってか、癖になりそうだなこれ。
[ 竜は肉食ではないが、魔力を持つ者の血には、確かにその身を癒すだけの力が篭っている。一気に血流が増したような心地に、ぶるりと身を震わせる。 ]
ああ、これは、お前の色だな。
[ 腕の付け根、胸元近くに生えた鱗にメルヒオルが目を止めれば>>2相手の力を受け止めた故の変化だと、そう伝えた。 ]
確か前にも......
[ 記憶を探るように眉をひそめ、肩をすくめる。 ]
まあ、いいや。
そうだな、休もうぜ。
[ メルヒオルに促されて移動した異空間は、草原が広がる場所。緑とそびえる大木は、竜にとっても馴染み深い森の気配に近い。>>4 ]
いいとこだな...ふあ...
[ 欠伸が漏れたのは、止むなしだろう* ]
癖にされても、怪我した時しかあげないよ。
[効果があったらしいことを認めつつ、ツェーザルの言葉>>11にはそんなことを返す]
ぼく、怪我が治るのが早いんだ。
小さな切り傷くらいなら直ぐ治る。
[ほら、と見せるのは、先程紅い雫を膨れさせた指先。
刺した穴は既に見えなくなっていた]
血に治癒の効果があるって知ったのは、この間なんだけどね。
[手負いの獣に咬まれて知るという、何ともな知り方だった]
ぼくの色?
[鱗の説明を聞けば、そうなの?と言うように首を傾ぐ。
二彩の中に宿る色。
その理由を知れば、その色がなんだか誇らしく思えた]
前にも……なに?
[肩を竦める様子に問いを投げるが、休むことの同意を得て、早々に異空間へと移動したのだった]
― 個別領域 ―
ツェーザルもおちつく?
[それなら良かった、と笑みを浮かべる]
こういうとこ、すき。
走りたくなるし、飛びたくなるし、寝転がりたくなる。
[言うが早いか、大木の根元へと近付き、広がる枝葉の下で仰向けに寝転がった**]
― 個別領域 ―
あー……そんなに、気にしなくていいぞ。
普通にいるものじゃないってのは、自分が一番よくわかってる。
[詫びの言葉>>9には、さらりと軽く返したものの。
途中で途切れた方には、憤り滲む口調もあって、苦笑が滲む。>>10]
……さて、な。
母からは、『決して捕らえられぬものだ』とは、言われていたが……。
[次いで向けられた問いに返したのは、曖昧な言葉。**]
[探るような問いの後、向けられた言葉。
盟の為された今となっては、改めて言うべくもないそれに戸惑い、紫苑色を瞬いた所に更に続けられた言葉は苦笑を深める]
……やれ、やれ。
本当に、予想を超えてくれるな、きみは。
[やや間を置いて、嘆息と共に零れたのはこんな言の葉]
……探しているのだとしたら、恐らく、風の竜に力が向いただろうな。
とはいえ、
かれこれ100年は考えてるはずなんだが……途中、考えるのを放棄した時期もあったしな。
まあ、少なくとも今は、探したいとは思っていない……んだろうと思うんだが……さて。
[実際の所、顔も名も知らぬ父竜に対する感情は曖昧で。
だから、答える言葉もどこか曖昧なものに留まるが]
ま、せっかくだから、そこらも考えてもいいかも知れんな。
……これから挑むべきものを、超えたあたりで。
[軽さを取り戻した口調で持って紡いだ言葉には曖昧さはなく。
偽りない本心が滲むものだった。**]
/*
何故か2回も箱が固まって再起動を繰り返す羽目になってしまった……。
うん、寝よう……さすがにしぬ……。
― 個別領域 ―
[気にしなくていい、との言葉>>16に、何とも言えない顔で小さく頷く。
そして耳にしたのは、彼の父を評しての母の言葉。
その関係性に口を挟めるはずもなく、ただ、そのような在り方の竜神が確かにいたのだということを思った]
[苦笑とともに送られた言葉。
受け取り方に迷うように沈黙していれば、更に言葉は続けられ]
……ええ、確かに。
わたしでは、"遠い"ですものね……。
[竜郷との繋がりこそあるものの。
より求めるものに近しい竜へ力が向かう、という辺りには納得したように頷いてみせる。
それでもやはり、感情には曖昧な部分があるらしい、と――
真剣に聞いてはいたが、さらりと発せられたある言葉につい意識が向いた]
100、年……?
[竜の血が入っていると聞かされたばかりだというのに、予想以上の時間単位につい驚いた声が出る。
ただ――それだけ考えても結論が出ないものなのだと、それは重々に伝わって、再び表情を引き締めた]
……聞かせてくださって、ありがとうございます。
わたしには……ヴィンセント様の良き流れとなるようにと、願うことしか出来ませんけれど。
[主の内面の問題に、口を出すことは憚られた。
しかしそれとは別に、今は二人で見据えるべき目標があった。
主の言及に、しっかりと頷きを返す]
はい。
今は、この舞闘を――いえ、次の一戦を乗り越えることを、考えなければいけませんね。
[次こそが召喚師と竜神がそれぞれ相対する、真の戦いの始まりであった]
― 個別領域 ―
[互いに十分の休息を終えた頃。
蛇竜は海の畔へ身を引き上げる。
そして蛇身を再び人の二足へ変じ、立ち上がった]
[眼差しは静かに、月の舞台を見据えていた*]
[>>*2翼を重ねた手、小手を彩る竜の眼からの熱を感じて仄か笑みを深くする。
こちらの言葉に、言われてみればと思い至った様子を見るとその辺りの機微にも疎そうか。
この男を取り巻いてきたのはどういった環境か、と浮かんだ疑問は声にはせずに]
案じずとも、召喚に応えた時点でともに戦うは承知しておるよ。
まぁ、気が乗る乗らぬで出せる力の違いはあるがな。
特に皇玉を乞うは、己のみが利を得たいという者も多かったでの。
主のように他者にも利を希む者ばかりならば、儂も興が乗るというにな。
[欲も含めて人の面白さとは理解している。
男の願いも私欲といえば私欲であるが、だからこそ手を貸そうと思えたもの。
竜が浮かべた笑顔も、初めに見せたよりも素を晒しているとは男にも伝わるだろうか]
─ 月の舞台 ─
おそらくな。
もう休みに行った者も居りそうじゃがの。
[周囲を見る間は無かったから明確には言えないが、どの組も互いの相手に集中していただろうから手の内は皆見えていまい。
仮に見られていた所で己も、恐らく主たる男も気にはならないが。
>>5>>7移動に同意を返す主に視線を向けると、手に戻した扇をぱさ、と開くとゆらり扇いで]
その前に、ちと力を借りるぞ主。
流石に着物くらいは整えておきたいでの。
[重ねたままの手、男の小手を彩る緑蛋白の石が仄かな温もりを灯し。
貰い受けた魔力によって焼け焦げた裾や袖の修復を済ませてから、エスコートされるままに個別領域へと移動した]
─ 個別領域 ─
[男が先を歩くのは、単にエスコートしているからと認識して。
入り口を抜けた先、広がる空間を見れば自身の住処に似た空気に目を細める。
とはいえ、己が住む山上よりは開けた場もあり充分な休息は取れそうと分かる場だ]
うむ、悪くないのぅ。
では茶の支度でも……
…いや、
ちょっと待たんか主。
その下帯、どうなっておるのじゃ。
[先に言った通り、花茶でも淹れてやろうと主を見遣った所で幾つも出された野営の品に目を瞠り。
それらがどう考えても出てきたらおかしい場所から出てきたらしいことに呆けた顔で問いかけた**]
― 個別領域 ―
[個別領域で休息する間に、受けた傷も粗方癒えてしまう。
傷の治癒が早いとは言え、戦いの最中に急速再生するわけではなく、落ち着いたところでの休息が必要。
用意された個別領域は回復に適した場所と言えた]
そろそろ、かな。
[獣のように伸びをして、ふかふかと生え揃う草原の上に立つ。
ずっとここで転がっていたい気持ちはあるが、そうもいかない]
行こう、ツェーザル。
[ツェーザルを促して、目指すものを掴み取るべく舞台へと向かった*]
……そうか、だからあの時(>>0:75)ああいったのか。
[皇玉という立場には、そういうものもあるのか。と、こちらもまたアデルの環境に少し思い浮かべたりした――といっても、アデルは何度か喚ばれておるのだな。というのぐらいだが]
正直に言うと、呼ばれることが楽しみというのはよくわからなかった。何かしら、アデルにとって明確な利があるのだろうか。と思えていたが、そうでもないようでな。
種族による考えの差なのか、ただの退屈しのぎなのか。それすらもわからなかったからな。
契約はせねばならん道であったが、そうやって力も意志も試していたというのが理解できた。やり合えてよかったと思えている。
[結局わかるには、自らを教えるというのから進めたわけだが、その経緯を口にして頷く]
ところで、最初に見たときは雅な美竜だと思ったが、今は可愛いな。それが素か?
[首を傾げるのであった]
― 月の舞台 ―
見られたところで、変わらんだろう。
対策など考えることもできるだろうが、最後は己の最も自信のある力を披露することになるだろう。でなければ倒すことが叶わぬ競争者だと思っているな。
[自分以外の召喚者について、そう評しながら、方針も決まったところで]
気が利かなかったな。ああ、治療にも必要だろう。好きにもってってくれ
[服だけではなく体自身も治すならば好きにしろ。という。実際ここにきてからというもの、召喚以外で魔力の消費はほぼない。
アデルと重ねた手>>19。魔力の道だけは開いておく。持っていける分だけ竜眼を通してもっていけるだろう。]
にしてもそれで服が戻るというのは便利だな。
[なんだかんだで破れたり燃えたりしてしまう身としては、素直に素晴らしいな。と思う。
はたして...の服はこの戦いが終わった時に保っているのか。それはいまはわからぬこと]
― 個別領域 ―
[これが召喚者の意志によりできあがる空間であるとは知らぬこと
ただ、己の竜から感じた匂いから、自然とここに至ったともいえるのだろう。
そして茶の支度>>20についてはお任せすることになるのだが]
ん?ああ、我が家は、冒険家のようなものが多くてな。袋の中に荷物を多く詰め込める収納袋というものがあるのだ。
[疑問>>21に応える。
じゃあなんでそれがふんどしにいれてるのかといえば、他にしまうところがない。という理由である。
そんな説明をしながらテキパキと、休憩お茶会スペースを作るだけ作ったが]
……食べるか?
[栄養補給。もぐもぐタイムである。赤ふんからでてきたのはイチゴであった。*]
― 個別領域 ―
[頷き返された>>17なら、それ以上は触れる事はない。
既に亡い母と、見知らぬ父の間にどのような想いが通っていたかは、知る術もない事だから。
ただ、それが冷たいものでなかった事だけは、記憶に残る母の様子から、確信できるけれど]
[苦笑と共に告げた言の葉は、素の思い。
真っ直ぐに意思を向けて来る蛇竜の無垢さへの、素直な賞賛の現れなのだが、そこを言葉として説明する事はなく。
ただ、不愉快さから出たものではない、というのは、雰囲気から伝わっていると思いたかったが]
まあ、それにしてもここまで極端に遠い所に向かうとは、思っちゃいなかったが。
[己が在り方とは真逆の存在。
そこに繋がった所以は、選んだ石によるものだけなのか、否か。
その辺りも、幻燈師の内では曖昧な部分のひとつ]
ん? どうした?
[100年、と零す様子に緩く瞬き首を傾ぐ。
魔界に身を置いていると、100年くらいではまだまだ若輩、と言われる事が多いだけに、そこが驚かれる、というのは全く想定外だったりした]
なに、互いに互いの命運を預ける以上、不必要な隠し立ては無用だと思ったからな。
[告げられた言葉に返す声音は穏やかなもの。
向けられた願いには、少しだけ、苦いものを感じたりもしたが、それは飲み込んで]
そうだな、まずは最初の一線。
そこを越えるのが、肝心だ。
[頷きと共に返された言葉に、こちらも頷きと共にこう返して]
……さて、と。
[思う所を紡ぎながらの休息を経て。
気力も体力も十分に回復した、と判じた幻燈師は木の根元から立ち上がる。
蛇竜が水からその身を引き上げるのも、それと同じころか。>>18]
さて、それじゃあ行くか。
[呼びかける口調はごく軽いもの。
それでも、月の舞台の方へと向かう紫苑色は鋭さを失わぬもの。
ともあれ、盟約者たる竜を促して歩き出した幻燈師は、再び月の舞台へと。*]
― 月の舞台 ―
[休息を経て戻った舞台。
これから相対する者たちの姿が見えたなら、そちらに向けて優美な仕種で一礼する]
さて、それでは。
新月夜の舞闘。
一差し、お手合わせ願おうか。
[流麗な口調で口上述べつつ。
口の端、浮かぶのはどこか不敵な笑み。*]
― 個別領域 ―
[ 長いながい眠りの間に、竜の記憶は混濁していた。
ぽっかりと穴の空いたように思い出せないこともあれば、ずいぶん前の事なのに昨日のことのような気がする記憶もある。
そして何より問題なのが、どの記憶が自分の記憶なのか、そもそも自分の記憶と呼べるものがあるのかが不明なことだ。 ]
前にも、こんなことがあったような気がすんだけどなあ…よく思い出せねえんだ。
[ けれど、メルヒオルに問いかけられて>>14浮かべる苦笑に深刻さは無い。
記憶があろうがなかろうが、今ここでやることは変わらないのだから。 ]
― 月の舞台 ―
[対戦相手であるヴィンセント>>27の目の前に立つ。
優美な一礼の仕草を真っ直ぐな天色の瞳で見詰め、すらりと述べられる口上を聞く。
残念なのは、それらを受けて礼を返す、と言う知識と経験がメルヒオルにはないこと]
いくよ。
[魔力を繰り、ランスを原寸大へと戻し柄を握る。
ごく短い言葉だけを向けて、メルヒオルは水晶の床を蹴った*]
[駆けるにつれて、メルヒオルの下半身が変化して行く。
水晶の床を蹴る足音は力強く。
その音は数を増し。
駆ける速度をどんどん上げて行く]
はぁっ!!
[床を蹴るのは8つの蹄。
下半身を怪馬のものへと変化させて、メルヒオルは騎兵の如くヴィンセントへ突撃を敢行した。
ヴィンセントの右側を駆け抜け様に、ランスの切先でヴィンセントの肩を貫かんとする*]
飛んだり走ったり寝転んだり、か、なんかお前の生まれ育ちが見えてきた気がするぞ。
[ 大木の根元に寝転がるメルヒオルの後に続いて、自分もごろりと仰向けになって空を見上げながら、竜は呟いた。
戦いのなかで魅せたのは、鋭く激しい野獣の如き姿…反面、今ここで目に映るメルヒオルは、どこか無邪気さを感じさせる。 ]
(子犬みたいだな)
[ 浮かんだ思考は、とりあえず胸にしまった。 ]
[ やがて、傷も癒え、共に在る間に、メルヒオルから伝わる魔力も補充して、竜は僅かの間の微睡みから覚めて伸びをする。 ]
ああ、行こうか。
[ 促すメルヒオルの声に、にかりと笑って、竜は躊躇わず月の舞台へと足を踏み出した。 ]
いえ、あの……もっとお若いのかと。
……竜としては若輩のわたしが言うのも何ですが。
[魔界の種族も多様であると知っていたものの、竜と比べれば時の歩みが早いものと思っていたのだった。
自分の中の勘違いを正した所で意識を切り替え]
……隠し立て……
[ぽつ、と主が口にしたその言葉を呟く。
主が出自をここまで詳らかに話してくれるとは、予想の外だった。
それは信頼の証であろうとは、思うのだけれど。
彼の胸中に浮かんだものは知らず、少しだけ俯いた後、次なる場へ視線を向ける]
― 月の舞台 ―
[主の呼び掛け>>26に応じるように、蛇竜もまた歩みを進める。
月の舞台の上、一礼する主>>27の傍ら、蛇竜も静かに身を折り頭を下げる]
海蛇のベルティルデ、座は麗玉。
よろしくお願い致しますわ。
[緊張はやはりある。
それでも、呼び出された当初よりは芯のある眼差しで、対戦者と相対した*]
― 月の舞台 ―
[礼に対して返されたのは、短い言葉。>>29]
……言葉より行動、という奴か?
[相手の事を深く知らぬが故に、零れ落ちたのはこんな呟き。
ともあれ、仕掛けられて動かぬわけには、と呼吸を整え。*]
……っと、これはまた!
[駆ける最中になされる変化。>>*3
地を蹴る蹄の立てる音に紫苑色を細めたのは刹那の事]
まともに喰らうのは、洒落にならんな!
[口調だけは軽く紡いで、翼を大きく羽ばたかせる。
ランスの先が肩に届くより僅かに先んじて宙に舞い、初ての突撃は回避した。
そのまま左手を天へ向け、長弓を素早く握る]
飛べ!
[短い言の葉共に爪弾く弓弦から飛び立つのは、手のひらほどの大きさの風刃、三つ。
それは複雑に絡み合いつつ、騎士へ向けて飛ぶ。*]
― 月の舞台 ―
[ 召喚者は召喚者同士、竜神は竜神同士、それが舞闘の決まり。 ]
俺は、ツェーザル。
座は……確か煌玉だな。
[ 綺麗な一礼と共に名乗りをあげた海の竜に>>32相変わらずの軽さで応じながら、竜は二彩の鱗に覆われた左手を拳に握り、一箇所だけ天の色に変わった鱗の上にその拳を置いて笑った。 ]
手加減無用、なんて、言うまでもねえよな。
[ たん、と舞台の床を蹴り、竜は翼を広げて舞い上がる ]
『互いの希いをかけ、死力を尽くすが舞闘の定め。』
いくぜ!
[ 横薙ぎに振り抜いた腕から放たれる魔弾は数こそ十に満たないが、少しずつタイミングをずらして、連撃となるように調節されたもの。
メルヒオルとの一戦の際には針のような鋭く細かい光だったそれは、盟約者の魔力と血を取り込んだ今、一つ一つが、短剣の如き鋭さと力を持って、海の竜に迫った* ]
[ランスが風を切る音に重なる羽ばたきの音>>*4。
狙った肩は寸でのところで空へと舞い上がった]
ち、
[空を切ったランスの動きはそのままに、相手の素早い反応に舌打ちをして駆ける速度を僅かに落とす。
旋回して体勢を整えるためだったが、そこに弓弦の音が響いた。
旋回して向きを変えた直後、絡み合いながら迫る三つの風の刃が目に飛び込んでくる]
おおおおおおっ!!
[8つの蹄は音を止めなかった。
加速し、迫り来る風刃の軌道をひた走る。
右手に握るランスを目の前で真一文字に掲げ、風刃に対する盾とした。
致命となる首だけは守る態。
幅広のランスの側面を滑り流れてきた刃の一つは右頬を掠め、もう一つは左脇腹を切りつけていった。
鋭く裂かれた傷から紅い飛沫が後方へと流れていく]
これなら……どうだ!
[地響きを奏でる蹄が力強く床を蹴り、人馬と化したメルヒオルの身体が翼もなく宙を舞う。
大きな跳躍の先、宙にあるヴィンセントに対し、真一文字に掲げたランスを剣のように振るい、ランスの側面を相手に叩き付ようとした*]
― 対戦前/個別領域 ―
ふぅん?
[問いかけたことに対し、良く思い出せない>>28と言われ、そうなの?と言うように首を傾ぐ。
思い出せないならばそれ以上は聞いても詮無いことだろう。
ツェーザルの表情にも深刻さはなかったため、メルヒオルもそれ以上は問わずにいた]
だってぼく、いろんなイキモノ混ざってるから。
そいつらの本能っていうのかな、飛んだり走ったりは楽しい。
そう言うこと出来る場所はすき。
こうやって寝転べる場所もすき、きもちいい。
[普段言わない身の上を口にしたのは、相手に無意識の信用があるが故。
己の望みを受け止め、返してくれたツェーザルに対し、獣的な警戒心などは既に溶けてしまっていた。
そうした警戒心のなさがツェーザルにどんな印象を与えたか>>30は知らぬまま**]
さすがに、あそこから急転はきかんか。
[旋回する様子>>*6に、ぽつ、と呟く。
とはいえ、悠長に観察している場合でないのは承知の上。
否、そんな余裕は一瞬で飛んだ、というべきか]
って、そう来るか!
[舞う風刃に臆する様子もなく、最低限の防御で突っ込む──という動きは、さすがに想定の外に過ぎた。
地響きの後の跳躍。>>*7
引くか迎え撃つかの僅かな逡巡は、相手に己が高さまでの到達を赦す事となり]
……っ!
[剣の如く振るわれたランスの側面が身を捉える。
直前にまとった風が衝撃を幾分和らげてはくれたものの、態勢が崩れるのは避けられない。
翼の動きが一瞬止まり、自由落下のように幻燈師は地に落ちる、ものの]
中々……おもしろい、な!
[いきなりの変化やら空への突撃やら。
これまで、お目にかかったあるか、と言われれば、さすがにない]
100年とちょいと生きてるが、こんな相手は見た事ない!
[どこか楽し気に言いつつ、地に着くや後ろに飛びずさって片膝突きの姿勢で弓を構えて引く。
何も番えぬそこから飛び立つのは、真珠色の光の矢。
とはいえ、それは当てるを目的としたものではなく、牽制の射撃。
矢を放った後再度飛びずさった幻燈師は、改めて弓弦を引き、天に向けて矢を放ち]
……散れ!
[それに向けて言の葉ひとつ、放つ。
応じるように、放たれた矢は無数の小さな矢となって、騎士へ向け飛んだ。*]
ええ、勿論――
[此度の相手もまた、座で言えば格上。
しかしそれに臆さぬようにと心中を奮い立たせて。
眼前の相手が宙を舞う中、鱗の鎧を身に纏う]
(魔弾――!)
[僅かに空いた間は、相手の動きを見定めるため。
遠距離攻撃が来ると見るや、蛇竜は可変の武器の形を定める。
左手に顕現したそれは、円形の盾]
――っ!
[連撃の初弾は盾の成立より一瞬早く、その射線を通り抜けた。
鋭い剣型のそれが左肩に突き立った直後、出現した盾に魔弾が激突し始める。
盾そのものは貫通でボロボロになりつつも弾の威力は減じ、鎧にて受け止められる程度のものとなる]
流石に……お強いですわ。
[ただの光ではない、剣の如き力の魔力。
脅威ではあるが、立ち止まってはならぬとばかりに盾を構え直す。
――左手ではなく、右手で、向きは水平よりやや斜め上。
表面の鱗は修復され、さらに縁の骨が枝を作って、さながら棘のような有様となる]
はあっ!
[盾から円盤へ変じたそれを、空中の変彩竜向け投げ付けた*]
[海の子と言葉交わした際を思い返したか、何か納得めいた呟きの後。
正直に言うと、と続けられた男の思考にふむ、と一つ頷き]
明確な利、というと主にはちとピンと来ぬかもしれぬがの。
この場では竜郷において儂がもう得られぬものを与えてくれる。
多少の不愉快があったとしても、それを得られる機会、その権利は中々逃せぬ。
たしかに退屈しのぎもあるが、そこは副産物にすぎぬな。
まぁ、まさか儂の名を渡そうと思える主に喚ばれるとは思うておらなんだが。
[閉じたままの扇でころころと笑う口元を抑え、男の巨躯を見上げたが。
ところで、と付け加えられた問いにきょとんと瞳を丸くした後]
なんじゃ、主。
無骨なばかりではないと思うたが、そのような世辞も知っておるのか。
[扇で軽く男の額をぱしっと叩くことで、返答はうやむやにしておいた]
─ 月の舞台 ─
あぁ、主ならそうじゃろう。
それに、対策された所でやる事は変わらぬしのぅ。
[儀式を経たことで男の戦闘スタイルの把握はしたし、男も竜の戦法がアレだけではないとも察したろう。
つまるところ、見られても問題無いとの認識でお互い完結している。
あとは用意された領域で休むを優先、の前に着物の修復と相成った訳だが]
あぁ、主は知らぬのか。
この身は写し身にすぎぬでの、この着物も身の内よ。
つまり、これで治療は済んだということじゃ。
まぁ、主は服が戻らぬのは不便…じゃろうのぅ。
[>>23主の言葉に、言われずとも好きに貰っていると返事をして。
便利だという言には苦笑を浮かべながら、上はともかく下はのぅ…と言葉を濁した]
─ 個別領域 ─
[用意された空間については何も言う事は無かったものの。
ツッコミ所しか無い主の行動にした問いかけに、返された答えは納得のいく説明ではあったのだが]
…手を空けていたいという理由じゃろうとはわかるがの。
そこに入れるのは止めといてほしかったのぅ…
[直接入っている訳ではないと分かっていても、心情的にどうにもよろしくない。
食べるか?と問われたのには、「…遠慮しておく」と頭を振った後]
まぁ良いわ。
気を取り直して、茶を淹れるとしようかの。
[ぱん、と手を叩くと着物の袖影から茶器一式を取り出して。
扇いだ扇から伸びた枝に芽吹いた一輪を摘み取ると、崩した花弁をポットに入れ蒸し。
もう一輪の花から蜜を落としたカップへと茶を注ぐと、仄かな甘い花の香を湯気に薫らせ]
疲れを癒す茶じゃ。
熱いからあわてて飲むでないぞ。
急がずとも、あれらの試合が始まる前には飲みきれるでの。
[主へとカップを勧めながら、片手でぱちりと扇を閉じた*]
[跳躍しての薙ぎは相手を空から落とすに至る。
だがメルヒオル自身も相手>>*9のように自由落下により着地せざるを得ず、追撃は叶わなかった]
飛べなくても跳べる。
[むしろ飛べるが跳んだ、と言った方が正しいか。
ランスの威力を活かせるのがこのスタイルであるために変化したが、相手は宙を舞う者。
こちらも飛ぶべきか、との逡巡は短い。
何も無き弓から光の矢>>*10が放たれたためだ]
100年…は、若くない?
[余談めいた疑問は自問に近い。
その自問も直ぐに意識から遠退き、放たれた光の矢を迂回するように駆け出す]
[視界の先では天に向け矢を放つヴィンセントの姿。
次は上からか、と予測は出来たものの、その数までは予測の範囲外だった]
───── !
[一矢だったはずの光が上空で枝分かれし、無数の小さな矢となって降り注いでくる。
避け切れない数多の矢に対し、咄嗟に行ったのは体表の変化。
メキメキと音を立て、怪馬の肌も含め、メルヒオルの肌が鱗状に変化して行く。
風に靡いていた尾も太く長い、肉付きのいいものへと変化し、ぶん、と一度空を切った]
ぐぅっ……!
[まるでワニのようなその体表はある程度の硬度を持っていたが、降り注ぐ矢を防ぎきることは出来ない。
ランスで天を突きいくらかは掻き消したものの、多くの矢がメルヒオルの身体に突き立った]
まけ……るかぁっ!
[駆ける足は一時弱まったものの、止めることは無く。
手にしたランスの切先をヴィンセントへ向けて、槍投げのように投げつけた。
ドリルのように回転のかかったランスは風を切るようにしてヴィンセントへと迫るが、途中で失速し床に突き刺さることだろう。
そのランスの後方、減速せずに迫るメルヒオル自身にヴィンセントは気付いただろうか。
いつしか蹄の音は消え、怪馬の足の代わりに皮膜翼を生やしたメルヒオルは、ヴィンセントの眼前で急旋回し、尾部に生やした太く長いワニの尾でヴィンセントの左側面を襲った*]
― 個別領域 ―
そうか?わかった。
[こんなのもあるとアデル>>38に見せて、断られたが、特に気を害することなく、自分はイチゴを食べた。食べ物をだした後はといえば、アデル>>37のようにできているわけではないので体のチェックだ。
あの時のように腕は赤く隆起しているわけではなく元に戻ってるが、わずかに焦げた煤のようなものを払い、少し黒ずんでいる。後ほど洗い落とすか。]
髪や体のどこかに括りつけてもな。落ちてしまうからな。これがないと山籠りも一苦労する。
[現地調達できるところならいいが、できないところもあるので、とても生命線であった。結果大事なところにしまっているのである]
ここでしか得られないもの…か。新たに巡り合ったりするものがあるのなら、確かにそれは大事だが……そうなったのは皇玉というものに座しているからなのか?
[遠慮というものはきっとどこかに置き忘れている...は、その辺りも遠慮なく聞いてしまう。]
…そうか、そいつは光栄だな。
[名を与えられた。というのには、少し驚きはしたが、誇らしげに笑った。]
[ぺしっと扇で叩かれて、首を傾ぐ]
ん?写し身なのだろう?
いや、竜が人化するときは、自分で細部まで作り上げてるのなら違うが、心の内が外に出ているのなら、俺がみたままがアデルなんだろう?
[羽や蔦の一部を焦がしたように、着物を焦がし、そして魔力で治した様子から勝手にそう推察して述べた]
[大きな体も入る椅子に腰かける。
作業を興味のまま見守るため向かい合うのではなく、隣り合うようにしてみていた。
置かれたテーブルの上に、茶器一式。扇より伸びた枝葉から零れる花びらは幻想的ともいえる光景に見える。]
花茶というのは、俺が考えようとする趣味にはないな。
[批判というわけではなく物珍しそうに、お茶を淹れるアデルを見たりは、茶の説明を聞いたりして]
竜郷がどういうところかは知らんが……アデルは、普段はどういう暮らしをしてるんだ?
[そんな疑問と、そしてもう一つふと思っていた疑問があって]
アデル、確認したいことがあるがいいか?
[聞きたいことではなく、確認したいこと。ときいた]
ありがとな。
[ふわりと香る甘い香りの蜜入りの花茶。いただきます。と感謝を告げて]
……やっぱりちょっと冷まさんとだな。
[茶器に触れた。ちゃんと熱かった。]
せっかくの馳走なわけだしな。待ち時間も大事だ。
筋肉も疲労した後は休ませないとやせ細ってしまうのと同じか。
[戦うのを待つというのは、どこかじりじりとした嫌な汗をかくような時間であるが、それを落ち着けてもらうような、そういう心地であった*]
[ 鎧に盾、次々と形を変える生きた武具を纏った海蛇竜は、左肩に届いた魔光にも怯まず、続く連撃を耐え切って見せた。>>*12 ]
お褒め頂き、どーも。
[ 強いとの評には、謙遜のカケラもなく、にっかりと笑って応じ、ばさりと一度羽ばたいてさらに高みへと昇る。 ]
あんたもなかなかのもんだ、ベルティルデ。
『よくぞ受け止め切ったもの。賞賛に値する』
[ 竜の声はひとつ、けれど、その口調が時折違うものになるのを、ベルティルデは気づいたか。 ]
うっわ、痛そう。
[ その間にも、ベルティルデの腕に現れた盾は無数の棘持つ円盤に姿を変える。その形状を見れば目的は明らかで、竜は逃げ場を探すように上空で旋回する。 ]
結構、えぐいよな、あんたの武器っ!
[ しかし逃げると見せて、投げつけられた円盤の軌道を目にした途端、竜は翼を半ば畳んで、駆け上がった上空から、ベルティルデの方へと落ちるように滑空する。 ]
うおっ!!
[ 当然に回転しながら飛来する円盤に、正面から突っ込むことになり、骨の棘に切り裂かれた左腕から二彩の鱗と朱の飛沫が散った。 ]
おおおっ!
[ しかし、竜は止まらず、速度も緩めはしなかった。
先制の一撃から魔力を蓄え直し、今度は両腕を交差した位置から大きく開いて、先よりも更に多くの魔光弾をベルティルデの頭上に降らせる。
己の身の護りを捨てた攻撃は、在る意味、海蛇竜とは対極の戦い方とも言えた* ]
……まあ、真理だな。
[飛べなくても跳べる、という言葉>>*14に、ぽつりと呟く。
その術さえあれば、飛べずとも空には至れる。
今見せられた跳躍は、それを再認識させてくれた。
それは即ち、翼持つという事が絶対的な優位を作らない、という事実の認識でもあるが]
その位じゃないと、なぁ。
[それはそれで、厭うものではない。
むしろ、如何にして切り抜けていくかという思考を積み上げるという意味では、楽しいとさえ思えた。
100年が若いか若くないかの疑問には、それこそ答えが多岐にわたるなあ、なんて思考も過るが、すぐに意識は自身の力を凝らす事に向いて]
[天より落ちる、光の驟雨。
それに対する騎士の策は]
……って、そう来るか!
[自らの体表を変化させて受け止める事。>>*15
足の変化も驚きではあったが、こちらも中々予想を超えている。
それより何より驚かされたのは、決して止まる様子のない事。
それなりの数を身に受けてもなお、対する騎士の挙動は確かなもので。
ランスをこちらに向けた後、投擲する動きに一度後ろに飛びずさって距離を開けるが]
……なに?
[こちらに至る前にランスは地に落ちる。
距離を開けたからというのを含めても唐突なそれに疑問を感じる間は、速度緩めぬ相手の接近を許すもの。
意識戻した時には。幾度目かの変化を終えた騎士の姿は至近にあり]
……そう、くる、か!
[旋回から、叩きつけられる尾の一撃。
直撃はさすがに御免、と風の障壁を張り巡らせた上で、大きくは避けず。
叩きつけられる勢いに乗ってそのまま転がり距離を取った]
……さすがに、これはきつい、が!
[致命には至らない、と言わんばかりに立ち上がり、弓弦を引く。
相次いで放たれる矢は何故か騎士ではなく、その周囲の地を穿って突き刺さった。
突き刺さった矢が淡い真珠色の光を燈すのを見やりつつ、弓弦をかき鳴らす。
そこから再び飛び立った風の刃を騎士へと向かわせつつ、幻燈師は翼を羽ばたかせ、宙へと舞った。**]
[左腕に届いた短剣は、貫通こそしなかったものの、鎧の内の腕までは達していた。
ただしまだ、動かせぬほどではない。利き腕でなかったのも幸いか。
そこまでを自己分析し意識を向けた先、ツェーザルから届いたのは賞賛の声>>*17]
ありがとうございます、
…………?
[声自体は一つなのに、まるで違う人間が話しているかのような、違和感。
ただしそれを自分の中で噛み砕く暇はなく]
……"生きる物"が持つ武器は、見た目も恐ろしいものですわ。
[えぐい、との評価>>*18を受けながら、蛇竜は僅かに口の端を上げる。
蛇竜の司るものは、海、と同時に海の生命。
それらの身を守る術を模したものこそが"生きた武具"の本質であった]
[そして見た目通りの威力を持つであろう円盤に、変彩竜は――]
なっ――
[逃げるはずという予測は外れた。
明らかに円盤の軌道上へ突っ込み、鱗と朱が宙に散る。
目を背けたくなるような光景だが――それでも彼の者の動きが止まることはなく]
ぐっ!
[頭上より降り注ぐ鋭き光。
直撃だけは避けようと咄嗟に右へ倒れるようにして転がり、同時に鎧の左側の厚みを増すよう意識を送る。
しかし逃げ遅れた左腕や脚に、防ぎ切れぬ魔力弾の衝撃があり]
さすがに……予想外、でしたわ……。
[どうにか身を起こし変彩竜を見上げるが、動きは明らかに鈍い。
とはいえ護りを捨てた彼の者も、相応の負傷はあるだろうと思うのだが**]
─ 個別領域 ─
[>>40主の誘いを断ったのは心情としても抵抗があるのは確かだが、男から貰った魔力で充分事足りているが故。
竜のような回復手段を持たぬ男に分けてもらわずとも良いとの思考もあり。
せめてしまう所を選んでほしいと願うも、選んだ結果が現状だと教えられればやはり言葉を濁す他無く]
まぁ、主にはあまり向かぬやもしれぬな。
多少の手間はかかるでの。
だが、これは見目にも悪くはなかろう?
しばしの余興とでも思えば良い。
[果物など手っ取り早い回復手段の方が男には都合が良いのは分かり切ったこと。
だからといって、他者が為す事に短気を起こす様な男でも無いとも、ここまでで読めたものだから茶を淹れる手はそのままに]
皇玉と座したから…か。
そうとも言えるし、違うとも言える。
そも、麗玉の力とて竜郷ではこの地と比べものにならぬでのぅ。
あの海の子も、あちらで本気の力は出したことはそうあるまいよ。
[男の問いかけに返す言葉は、明確な答えという訳ではないが。
そこに透けたものは、男にはおそらく分かるだろう]
光栄か。
主はほんに儂を持ち上げてくれるのぅ。
[名を預けたのは初めてと告げたのに返された反応には楽し気に笑ったものの。
扇で額を叩いた後の反応には、なんとも言い難い表情を浮かべ]
…まぁ、儂のこれは確かに作ってはおらぬがの。
もうちぃと考えて物事を話すが良いぞ。
年寄りに対して可愛いはなかろうに。
[枝が伸びたままの扇では顔も隠せず、茶器へと視線を落とし唇を尖らせた]
そうさな。
空を見て、地を見て、風を見る。
時に一人で、時に友と。
こうして楽しむこともあるかの。
[主から問われた竜郷での暮らしを称する声は、ただ静かに穏やかに。
実際の暮らしぶりもそうだというような物言いの後]
それが楽しくない訳ではないが。
そればかりが続けば、苦になることもある。
そういうことじゃ。
[穏やかな笑みのまま、甘い香を漂わせた茶器を男へと渡し。
口をつけた男の様子に、ふわり扇で口元を隠した**]
[そうして扇で口元を隠したまま。
確認したいという主に、視線と身体を傾けて]
あぁ、構わぬぞ。
何じゃ?
[真っすぐに見返す瞳は、少なくとも、答えを隠すことは無いと伝えられるか**]
よりわかられているようで、召喚者としてはありがたいな。
[それを厭うわけではない。単に自分に向かないだけだ。という面>>43も含めていう。]
ああ、佳い光景だ。
それに余興といわれたら楽しまないわけにはいかないしな。
[巨躯もまた楽しむ気持ちはまたあり、アデルのいう竜郷の暮らしぶり>>44を聞いて思い描く]
……思うまま、全力を出せない。か?
[そういえば、そういったニュアンスを聞いたような。
であれば、それは息苦しさともなるだろう]
持ち上げてるつもりはないんだがな。
俺は誇りを持ち、見識もあり、力と節度を持ち、俺に合わせようとするだけの遊び心と度量もある。
[自分への忠告や、確かめ合うように契約した時、海の竜への気遣いの様子などなどであるがそこらから察するものをあげて]
そんなアデルに敬意と好感を抱くのは普通だと思うがな。
[楽し気に笑うアデルへと告げる]
……ふーむ、そうか。
[だが、直後、なんともいえない難しい表情に変わっていたアデル
可愛いはダメだったらしい。
いや、あるいは、確かに間違った評価だったのかもしれないのか?うーんとおもった。
だから次の行動につながるということになったのは―――酷いことだったかもしれない]
…竜も、魔族も、そう変わらぬ点もあるのだな。
当たり前なのだろうが聞くまでわかっていなかったな。
[少しだけ意外なような。だが、力や意志をぶつけあってわかるような時を過ごしたことを考えれば当然だったか。とは思う。]
とはいえ、同じ日々ばかりでは枯れてしまうな。
俺は魔術を上手く使えないというので色々あったが、退屈という点はなかったからな。
[ただそこにある葛藤やらが全て、同じとは言わないのも理解しているつもりでいた。
茶器>>44を受け取り、穏やかな口調で品よく扇で口元を隠すアデルを見ながら、程よい温もりとなった花と蜜のお茶を、ゆっくり味わう]
美味しいな。
昨日までに知り合ってなかった者とこうした時間を過ごすのも不思議だが、なんていうか……落ち着く。
余興にしては贅沢だな。
[ふと気づいたように言いながら、筋肉隆々の巨躯には似つかわしくないお茶の時間を楽しんだ]
んむ……
[隣の席、体を傾けみるアデルへと手を伸ばす。その先は足の付け根のほうで]
(ぱんぱん)
……なるほど。
[確認であった。無骨だとか。なんだとかいう以前の何かである]
[しばらくそんな疲労回復な効果がある。というお茶というのをあまり意識せずに、お茶会を楽しんだりなどした後]
よし、見に行くか。
あいつらも…如何様な思いかを抱いて戦いに来たのだっておもうと、観戦しないのももったいないからな。
[競争相手の戦闘スタイルというよりも生き様を見届けるのもいいか。というようにいって]
召喚者も竜も揃った極彩色の舞踏会だ。舞台袖に赤と緑を加えにいこうか。
[出遅れてるだろうが、まあそれはそれだ。
アデルへと、いこうか。と、再度エスコートに誘った**]
─ 個別領域 ─
[>>45ありがたいという言葉には笑みのみを返し。
佳い光景との評には、そうか、と満足げに頷いてみせた後]
己に不向きな事には背を向ける者もおるからの。
主の懐は中々広くて良いのぅ。
[馴染みのないものを楽しむ余裕を持つ男の様子に、もう一度頷きを繰り返した]
…ま、そういうことじゃな。
上を臨むばかりであった頃には無かった願いじゃ。
無い物ねだりと言ってしまえばそれまでじゃがのぅ。
[力を得る事に興じて、気が付けば皇玉に座していた。
己を顧みれば、得た力をどうするかまで思い至らぬままで。
力を振り翳すに享楽を見出さない己であったことは幸いなれど、浅慮の結果という思考は苦笑にも滲む。
だから、持ち上げているつもりは無いという男の竜に対しての見解、評にはどこか気恥ずかしさを煽られた。
浮かべた表情、物言いは照れ隠しとも言えたものだが。
まさかえが一因となって、男がどんな行動をとるかなど考えもしておらず]
そりゃ、生を営む者ならばの。
竜も魔も、もちろん人も変わらぬよ。
精霊のように生きる者もおるから、一概に全てが同じとは言えぬがの。
たとえばほれ、あの二彩を持つ竜の者などは竜郷でも起きておる所を見た者はおらぬはずじゃぞ。
儂も噂しか聞いたことが無い故、どれ程寝続けてきておるかまでは知らぬがのぅ。
[>>46竜の暮らしぶりを聞いた男の感想に、補足を交えた肯定を返す。
海蛇の竜と違い言葉を交わすことは無かったものの、共にこの場に喚ばれた竜を引き合いに出したのは丁度良い例えが浮かばなかったから。
茶器を差し出しながら、退屈という点は無かったという男の言を聞き]
目指す高みを持っておるということじゃ。
良いことと思うぞ。
[そう言って微笑む口元を扇で隠し、茶を飲んだ男の素直な賛辞を受け取った]
[そんな中。
改まって切り出された確認したいという言に。
一体何を知りたいのかと男の顔を注視していた竜は、男の行動が読める訳もなく。
男が何を確認したかったか分かったのは、既に行動が為された後。
それも、なるほど。という男の声が耳に届くまでは理解が追いつかなかったのだが]
こ、こ、このたわけ!!!!
直に触る奴があるか!!
[先とは違い、男の額を手加減抜きで打った扇がいい音を響かせた]
まったく、確認したいというから何かと思えば…
知りたかったなら儂に聞けばいいだけの話であろう!?
[一発だけでは飽き足らず、ぺしぺしと扇で額を叩きながら言い募る。
まぁ聞かれた所で答えたかと言われればさてどうだかという所だが。
ちなみに、男の手で感じたものに、慣れたものの感触は無かっただろうとはさて置き。
気が済むまではぺしぺしぺしぺし繰り返した後]
……ほんに主は、分かりやすいようでいて。
ようよう読めぬ男だのぅ。
[無骨ではあるだろうが、粋を解する余裕はあって。
他者を気遣うゆとりがあると思えば、このような無神経さも見せるとは。
まったく、破天荒な主に喚ばれたものだ、と。
ようやく額を叩くのを止めた扇で、口から零れる溜息を受け止めた]
[男に出したと同じ茶を、自分にも淹れて飲み。
互いの茶器が空になったを確認した>>48主からかけられた声に首肯を返し]
そうじゃの。
あの海の子もじゃが、もう一方の竜がどのように舞うか愉しみじゃ。
この地においては幾ら力を出しても問題無いからのぅ。
[彩りを添えにいこうという男の声に応じ、立ち上がったものの。
一寸、手を見下ろした後]
…ほんに主は、わからぬ男じゃ。
[小さな声で落とした呟きは、聞き返されてもはぐらかすつもりで。
手を重ねると、観客席までのエスコートを任せた**]
[数多の矢を受けるに至った胴と足に痛みが走る。
生命力に優れた身、これしきのことで倒れるには至らないが、動きが鈍るのは否めない。
翼での飛行へ切り替えたのも、足の不利を緩和するため]
とおい……厄介……。
[虚を突くことで接近に成功しているが、そう何度も使える手では無い。
相手とて、何度も引っ掛かってはくれないだろう。
速さと、攻撃を受けて尚進む突破力。
それらを維持する必要がある]
[尾の一撃は届いたものの、直接身体がぶつかる感覚はない。
ヴィンセントを取り巻く風が彼を守っているよう。
光の矢と風の壁、風の刃を組み合わせての攻防に無駄は無い]
────?
[その無駄なき攻撃に、不可解なものが混じった。
放たれた矢はメルヒオルを逸れ、周囲への床面へと突き刺さる>>*23。
それに意識を留め続けることは出来なかった。
相次いで放たれた風の刃の気配に、メルヒオルもまた翼を羽ばたかせ宙を舞う。
放たれた風の刃をスレスレに躱し、床に突き刺さっていたランスを飛翔しながら掴みあげた。
追い縋るように飛翔する先には、先刻宙へと舞ったヴィンセント]
にがさない。
[ヴィンセントを見上げる天色の瞳の瞳孔が急激に細まる。
背の翼が畳まれ、メルヒオルの身体が再び変化し始める。
体表は元に戻り、太く長い尾は細くしなやかなものへ。
足は脚力に優れた山猫のものへと変化した]
<我が身支えよ、薄氷>
[呪を紡げば、山猫の足の下にキラリと光る板状のものが現れる。
力を込めて蹴り出すと、パキンと甲高い音を響かせて砕け散った。
それを幾度か繰り返し、跳躍によりヴィンセントへと迫らんとする。
しなやかな尾をくねらせ、跳躍のバランスを取り、ランスを繰り出すべく後方へと右腕を引いた*]
[闘い続けるうち、徐々に自分が高揚していることに気付く]
たたかう
つかまえる
ううん、たおす?
だれを、あいてを、
えもの、
[纏まらない思考が漏れ出ていることには気付かない。
思考というよりは、本能と言った方が正しいか]
違う、えもの、じゃない
対戦相手
戦って、勝って、見つける
ぼくの生きる意味
[理性と本能が交互に押し寄せるかのよう。
軸の無さからくる不安定さが滲み出ていた*]
― 個別領域 ―
自分がやれといってるわけでもなし、そういわれてるわけでもなし、もてなさられていい気分でいるだけだぞ。
そうみたいだな。別々だとしても似通ったところはあるか。
ほう、ずっと寝ていて―――そんな隠棲生活をしてるものもいるか。
[>>49にはあっさりとした口調で答えながら、二彩を持つ竜>>50について、ふむふむと頷く。生態系が違えばそういうことも可能。ともいえるのだろうが、それが、密やかに聞いた言葉と同じような意味もあってのことならば、良い召喚者に巡り合えれば幸せだろうか?
少しだけ広がった価値観がそう思わせた]
今、俺がその真っ最中だからな。
[上を目指していた頃。というアデルの言葉。自分は真っ最中であり、たどり着いた先については想像もできない。
良いこと>>50というのにも頷いたりしたはした。ただ鍛え上げた自分を振るえないというのは窮屈そうである。
筋肉は裏切らないが、自らが裏切ると筋肉は衰えてしまうのだ。]
むしろ、自制せねばならんか。
それならば確かに召喚されるのも悪くはない。ともいえるか。
なら…いや、今はいいか。
[少し思い浮かんだことがあったが、それは今はやめておくことになった]
[そんな感じに茶会を過ごしつつ、確認を。と行ったのだが]
お!…お、お、おぅ
[言葉がどもった。べしべしデコを叩かれて驚いたように目を瞬かせた。
手加減なしに叩かれて、肌が赤くなったりはしたが、竜の嘴を受け止めれる男には、ある意味衝撃不足であったりしたが精神的にはたじたじであった。]
いや、可愛いはない。とかいわれたからな。
[そういわれたので、可愛いという評価が嬉しくない性別なのかと思ったのもあった]
俺の家は魔術に長けたものはだいたい両性であったりで、はぐらかされる。見た目や聞いたところで参照にならんこともある。
[自分は別だが。とはもう説明もせずにわかったことだろうけど]
悪気はなかったんだがなぁ。すまん。
[気が済むまでぺしられながら謝る。親しみのある感触はまあなかったわけで]
なら、可愛いは特に間違いじゃなかったんじゃないか?
[素朴な疑問とでもいうように首を傾げはしつつ、ため息交じりに言われた言葉には、いまいち返す言葉も浮かばずに、うーむ、と神妙そうにうなずいて返すのであった]
そうだな。
俺は気難しそうなやつか親切なやつか。そのどっちかと戦うことになるわけだし、どっちも応援しとくか。
[お互いに対戦相手が気になるというものなのは同じだろう。
小声には首を傾げたりしつつ、必要なことなら伝えるだろうからと、アデル>>51の手をとって、月の舞台へと戻っていく]
― → 月の舞台 観客席 ―
[観客席といっても、別に椅子があるとかではなかったりでの立ち見観戦]
ふむ、あの翼は飾りではないと思っていたが、あちらもまたどうして
[有翼人のほうは予想通りともいえるが、あちらもまた様々な動物の形態をとるように見える。]
あのように距離をとるならば、俺も――――――を使わざるを得ないか。
[腕を組み、神妙な面持ちでうなずいた*]
[放った刃は、宙へと舞うための時間を稼ぐための牽制。
故に、かわされるのは予想の内。>>*29]
しかし、何というか。
[傷を負う事を厭う様子が殆ど見られない。
それだけ、己の身体能力に自信があるのか……などと思いつつ。
躊躇う事無く挑み続ける姿は、眩さを感じさせるもの。
とはいえ、感心してばかりもいられないのだが]
[幾度目かの変化の様子>>*30を見つつ、上へ向けた弓から光を一矢、放つ。
それは宙に留まり、くるくると横回転を始めた。
それと確かめてから改めて見やった騎士は]
……なん、だ?
[薄い、板のようなものを踏んで、宙を駆けていた。
踏み出すごとに響くのは、何かが砕ける甲高い音]
一体、どれだけ……!
[変化のパターンがあるんだ、と。
紡ぐより先に、弓弦を引き絞る。
生じた光の矢が飛ぶのは、騎士の更に下へ向けて。
先ほど、舞台上に突き立てた矢──五芒星の頂点の、その中央に当たる位置に真珠色を突き立てる]
[そうして仕込みに意識を割いていれば、近接を許すは必定。
ランスを繰り出すべく、腕を引く動きを阻むには鳴弦が生み出す刃も光の矢も遅い]
……仕方ない、か!
[懐許したなら、使えるものは文字通りの己が身体のみ。
右手の変化を解き、晒すのは鋭き爪を備えた竜のそれ。
掴んで阻むのは難しかろうが、弾いて直撃を逸らせたなら重畳、とばかりに手を振るう。*]
あちらもまた器用なようだな。
[多少の羨ましさはある。
飛べないまでも器用に魔力か何かわからないものを武器に防具にし、堅実に戦う潮の香りがした竜。
空を飛び、幾多の魔弾を放ちながらも駆け回り攻めの姿勢で戦う森の香りがした竜。]
あの攻防一体ともいえる武技。回避と攻撃を一体とした妙技
あれぞ民冥書房にあったやつか!
[武術体系を竜の戦う姿から想像していた。
そんな感じでアデルとともに観戦していた*]
[ヴィンセントから放たれた矢は、またもやメルヒオルを擦り抜けて舞台へと降り下りる>>*32。
何を狙っての行動かは読めぬものの、本能的な警戒だけは抱いた。
とは言え、意識は舞台に突き刺さる矢よりも、中空に在るヴィンセントへと向く]
はあああっ!!
[後方へと引いた右腕を、跳躍の頂点、ヴィンセントの目の前で腰を捻る要領で突き出した。
足での踏み締めが無いために威力は減じるものの、速さは乗る。
ランスの間合いであれば弓も使えまい、と思ったのだが]
──── !?
[がきん、と。
風ではない何かでランスの軌道が逸らされた>>*33。
円くした天色が捉えたのは、ツェーザルと闘った時にも見た鋭い爪]
……おなじ……?
[竜と同じ爪。
己と同じ変化。
二つの意味を込めて呟いた]
[弾かれたランスの切先は上方へと逸れる。
弾かれた力が強く、引き戻すには時間がかかりそうだった]
はぁっ!
[ランスは弾かれる動きのまま右腕ごと上方へと流して、もう一度、足元で甲高い音を奏でる。
跳躍は前方、山猫の足のままの左足を突き出し、ヴィンセントの腹部を蹴り飛ばさんとした*]
[繰り出される一撃は速さをのせたもの。
大きく避けている暇はない、という読みはどうやら当たったよう。
繰り出した爪の一撃はランスを捉え、上へ向けて跳ね上げた。>>*35]
ま、ある意味じゃ竜と同じ、なんでな!
[呟きににぃ、と口の端上げて返しつつ。
新たに響いた甲高い音に、まだ来るか、と意識を引き締めた]
まったく……どこまでも、食らいついてくるな!
[言いながら、左手の弓を振り上げて]
だけど……嫌いじゃないぜ、そういうのは!
[楽し気な声音で言いつつ、振り下ろす。
弓そのもので真っ向殴りつけるという暴挙から、狙うのは陣の内へと叩き落とす事。
もっとも、向こうも飛べる以上は狙い通りに行かないのも承知の上。
ついでに、繰り出された蹴りをまともに喰らって身体のバランスが崩れるのも已む無しで。
腹に伝わる衝撃に、うぐ、と呻くような声が漏れた。*]
/*
(実はいた)
えーと、更新跨いでも地上と墓下でやりとり可能…と。
ツェーザルさん、何事もないならいいのですが。
とりあえず待ちましょう。
─ 個別領域 ─
うむうむ。
主のように素直に受けとってもらえると、こちらも持て成し甲斐があるというものよ。
[>>52茶を淹れながら、交わし続ける言葉は男にどんな思案を与えるか。
それはこちらには分からぬ事と、問われるままを答えるのみで]
隠棲の為かまでは儂には分からぬがの。
何らかの理由があって、ではあろうのぅ。
[森に眠る二彩の竜との噂しか知らぬ己に言えるのはこれだけ、と。
憶測はここまでとして、>>53舞台へ誘う男の手に引かれた]
[その手が差し出されるより前。
竜の願いを読み取った男の、真っ最中という言葉にはそうじゃろうのと頷いて]
もっとも、主は儂とは違うじゃろう。
主の願いは求める力を得た所で終わるものではあるまいし。
むしろ力を得てからが本領じゃろう?
まぁ、自制は要るやもしれぬがのぅ。
[男の独り言ちるそれは、男自身のみならず竜の願いへの理解でもあろうが。
それ以上の言葉は続けることなく、というか男の行動によって話どころではなくなった]
[扇の一撃程度、男の肌に傷をつけられぬことなど百も承知。
そも、ダメージを与える為ではなく憤りを発散する手段に過ぎない行動は中々止まず。
こちらの勢いに圧されたらしい男の弁解?にも、扇を動かす手は止めぬままだったが]
そりゃ、確かに儂らでも無性だったりする者もおりはするがの。
悪気はないからというて何でもしていい訳ではないぞ?
[ぺしぺしぺしぺし。
叩く威力は段々弱まり、けれどリズムを取るように動かしていた手を、最後に一度大きくぺしっと音を立て]
あれは可愛いと言われたが不服という意味じゃないわ。
年寄りに言うことでは無いじゃろと言うたんじゃ。
…まぁ、主がそう思うてくれたという事は有り難く受け取るがの。
まったく、主の番いは苦労していそうじゃのぅ。
[いや、この男を伴侶とするならばこういう面も好ましく思っているだろうかと思いながら大きく息を吐き出した]
─ 月の舞台 観客席 ─
[男に手を引かれて、小さな舞台から二組が舞闘を望む。
>>54傍らの主が感嘆を零すのに、そうさな、と返して]
喚び主に人が居らぬも珍しいが。
此度は特に珍しい喚び主が揃っておるようじゃのぅ。
まさか竜の子が居るとは思わなんだ。
あのおのこの親は、よほど竜に惚れ込まれたのじゃろうの。
[視線を向ける先、どちらと戦う事となっても主たる男は苦労しそうだが。
その苦労もこの男は前向きに受け止めるのだろうと思いながら、視線を更に動かした]
[視線を向けたもう一方。
竜同士の戦いも、熾烈を極めるものだ。
若いながらに自身の強みを正しく理解し利用する海蛇と、奥底見えぬ多彩さを見せ空を己が領域と示す二彩の竜。
どちらも強く、美しい舞闘といえよう]
…のぅ、主。
民冥書房とは一体なんじゃ?
[ここまでも度々分からぬことを聞いてはきたが。
>>55また分からぬことを言い出した主に首を傾げて問うてみた*]
[ある意味では竜と同じ>>*37。
それを意味するところを理解する前に、弓がメルヒオルの腹部を捉えた]
っつ……!
[相手の腹部を蹴る感覚はあった。
呻くような声も聞こえていた。
それを代償とするように、振り下ろされた相手の弓は確かにメルヒオルを捉え、その身体を舞台上へと誘う。
落下の先には矢により作られた五芒の陣]
まだ、だ……!
[落ちきる前に足掻こうと畳んでいた皮膜翼を広げようとした*]
― 月の舞台 ―
いってえな…一歩間違えば、死んでたぞ?
[ 魔光を放った竜の身には、無数の傷が刻まれている。
ほとんど回避行動らしきものをせず、棘の円盤に身を晒したのだから当然だ。
魔光を放った鱗が、棘の侵食そのものを抑えていなければ、多分もっと傷は深かったろう ]
竜を呼ぶ舞台において、竜の子が混ざる。
なんとも奇縁だな。
[普通の人タイプは自分だけではないか。そういう考えをもった]
姿形は違えども、競いあう相手だ。
願いがあるならばぶつけあうのみだ。
アデルと話したことで、多少の違いがあれど、そうそう変わりはせんと思えたからな。
どこかで妬むようなそんな感情を抱いていたかもしれん。そうならずによかった。
[アデルの感想>>57を聞きながら、むんっと、気合をいれるように筋肉が隆起した]
なんと……そうか。アデルは民冥書房を知らないのか
それも仕方ないか。
なら説明しよう
とある地に、書に記すために生をうけた魔族がいた。そのものの名はミンメイ。当初はうまくいかなかったこともあったようだが、とある日より、開眼。武術書、自然学、宗教、様々な知識分野を世へと送りだされていく。
特に武術においてはその出生まで詳しく語られており
[なんやかんやいいまくること9(10x1)分ぐらい]
…というような書物だ。
[とあるときに言えばいい、そんな便利グッズであるという感じである]
[ 腕にも流れる血をぺろりと舐めて、小さく笑う ]
あいつの血の方が美味いな…
[ 呟く間にも竜はばさりと羽ばたいて、傷つきながらも地に凛と立つ海の竜に向かって急降下する。
魔光弾の攻撃から近接への動き…交差の瞬間には、その手に鋭い短剣のような鱗が握られている* ]
[そんな説明に時間をとっていたりもしつつ、観察をしていたからこそわかるのは]
そろそろか?
[勝負の大まかな流れを敏感に露出しまくってる肌で感じ取って、そうつぶやいた*]
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