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次の日の朝、学芸員 フレデリカ が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、記録の書 、司書 ファミル、作家志望 クララ、仕立て屋 エルナ、運び屋 ヴェルナー、占い師 リヒャルトの6名。
作家志望 クララは、作家志望 クララ を投票先に選びました。
/*
とかやってたら、最短終了防止策が提示されておったw
そして、この、<<記録の書>>が大好きなラ神なんとかしてwwwww
襲撃再振り直し<<記録の書 >>
運び屋 ヴェルナーは、運び屋 ヴェルナー を投票先に選びました。
― 大通り ―
あの、もしわたしに手伝えることがあったら、そちらに行ってもいいですか?
専門的なことはともかく、荷物運びとか……。
[それなりに通い慣れている分、内部の配置等は多少は把握しているつもりだ。
単純作業くらいは出来るのではないかと声を掛ければ、フレデリカからは笑顔と共に『ありがとう』と答えが返る]
『そうね。こんな時だけど、収蔵物の整理のためにはよい機会かもしれないしね』
[実際に役に立つかはわからないけれど、他に出来ることもないからと気持ちを切り替えるような口調で言う。
それを受けて赤色の花精も、身の置き所が出来たように安堵した表情を見せた]
それなら早速、博物館に向かわせて頂きますね!
あ、そういえばフレデリカさん、お昼ご飯食べました?
まだでしたら――
[先に適当な露店で買っていったら、と。
口にしようとした言葉は途中で途切れた。
何故ならフレデリカの体が、突然ぐらりと傾いだから]
え――……?
[咄嗟に受け止めようと手を伸ばすが、支えきるだけの力はなく。
頽れる身の下に入り込む形で、一緒に座り込んでしまう]
フレデリカ、さん?
どうしたんですか、ねえ、フレデリカさん。
"眠ってしまったひとは"
"病の可能性があるため眠って治療をしているのです"
[貼り紙の文面が脳内をちらつくけれど、それと今起きている出来事が上手く繋がらない。
ついさっきまで会話していた相手が、急に倒れたまま目を覚まさない。
目の前に横たわる事実はそれだけで]
/*
記録の書しか襲えない設定じゃないよね?と、思わずプルダウンを見直したぼっち狼はこちら(真顔)
そして吊りも振り直しじゃん...ていうか、これ、俺だけが誰が落ちるかわかるやつ...(^^;
心機一転
投票<<記録の書 >>
襲撃<<仕立て屋 エルナ>>
占い師 リヒャルトは、仕立て屋 エルナ を能力(襲う)の対象に選びました。
― 大通りの露店 ―
[リヒャルト達が会話している間に黒仔猫も満足するまで魚を貪り終え、今は舌で口の周りや手足の毛並みを整えているところ。
男もまた食べ終わり後片付けをして、ゴミを纏めて席を立った]
医者への届け物に記録書の洗い出しか。
慌しいな。
[ご苦労さん、と、言葉はファミルへと向けてのもの]
そろそろ仕事の時間だから行くわ。
またな。
[この様子では場合によってはキャンセルもあり得るが、それはそれで確認をしなければならない。
黒仔猫を拾い上げ肩へと乗せ、リヒャルトにはそう言葉を向けて、2人の傍から離れて行った*]
あのさ、大変なことが起こると、司書さんの役目も忙しいのはわかるけど、そのミルさんが倒れちゃったらほんまつてんとーってやつだからね、ちゃんと休みながら仕事してね?
[ ヴェルナーが立ち去ったあと、ファミルに、そんな言葉をかけた占い師の表情は、彼にしては珍しく真顔だった* ]
― 大通り ―
依頼元は……博物館か。
[メモを取り出して今日の仕事内容を再確認。
一発目は仕事場である博物館に溜め込んだ私物を自宅に運んで欲しいという、何ともな依頼だった]
[その先にいたのは、倒れ込み動かない女性と、それを支え座り込むもう一人の女性の姿]
……アンタさっき、ルトと話してた。
[見覚えのある顔に先ず出たのはそんな言葉。
次いで、倒れている女性を見れば、そちらも多少の見覚えはあった]
何があった?
[そう問いかける男も、通知があったことが起きたとはまだ把握しきれていない*]
……さて、そこまで言われてしまっては、ここで休まない訳にはいかないな。
[僅かな沈黙を挟んで、いつもより柔らかな声音で落としたのはこんな言葉]
では、お言葉に甘えて、紅茶を一杯所望しよう。
[気が逸る部分がないとは言わないが、たまにはこんな休憩も悪くないだろう、と。
そんな事を考えながら、しばし足を止める事を選択した。**]
司書 ファミルは、司書 ファミル を投票先に選びました。
― 大通り ―
───急に?
[倒れたまま声をかけても起きない。
そんな話>>14を聞いて過ぎるのは、食事中に周囲から聞こえた会話や貼り紙の内容]
長から通知があった病…?
…とにかく、家か、どこか寝かせられる場所へ移動させよう。
この人は確か、博物館の職員だったか?
[名前を知っているならば顔見知りではあるのだろう、と確認するように問いかける。
家を知らなければ職場である博物館へ運ぶ心算で、倒れている女性──フレデリカの傍へ膝をついた。
自宅に置きそびれたバケツが少々邪魔だが、腕に通してしまうことで両手が使えるようにする。
フレデリカの膝裏と背に腕をそれぞれ通して横抱きに抱え上げた*]
─ 雑貨屋付近 ─
[友である花精に仕立てた仕事着は、シンプルなシャツとパンツ。
だが、どちらにもワンポイントで同じ刺繍を施していた。
赤の丸い大輪と黄色の花は、近しい花精が見ればエルナと彼女の本体だとわかるもの]
これ、届けに来たんだし、ここに置いていくよ。
この子が目を覚ましたら、これを着てる姿を見せに来てって伝えてくれるかい?
[友を保護してくれた彼女にした願いは、頷きと共に受け入れられたから。
ほんの少しだけ安堵を浮かべ、ありがとうと礼を言って彼女の家を後にした。
その足で向かった大通り、掲示板の付近は人の姿こそあるものの普段の賑やかさは鳴りを潜めていて。
それでも困惑に表情を曇らせたもの達がどうしたら良いか分からぬという体で不安げにしていた為に静けさは遠のいていた。
そんな彼らに視線を向けはするも、まずは正確な確認をと掲示板の前に向かって]
― 大通り ―
…大体は彼女の言っていた通り、か。
詳しいことは書かれていない…いや。
分かっていないのか。
[原因不明と書かれているのだから、長にも何が起きているのかは分からないのだろう。
あの眠りは病のためではなく、病を治すためというならいつまで眠ることになるのか位知りたかったけれど]
…何が出来るのかも、分からないな。
[医者でも無ければ学者でもない、ただのお針子にはどうすれば良いかすら分からない。
それでも、ただ何もせず目覚めを待つばかりなんて出来そうも無くて]
正論かどうか知らないけど、僕はふつーに、ミルさんが心配なだけだよ。
きっと、ナーくんとミアも心配してるしさ。
他にもいっぱい心配してる人はいると思うな。
[ 少しばかり表情の変わったファミルに>>12再びにこにこと笑いかける ]
うん、それじゃ紅茶だね。
[ そしてヴェルナーと入れ替わるように腰を下ろした相手の前に、いそいそと近くの露店で買った香りの良い紅茶と、小ぶりなスコーンと花蜜の入った小皿を置く ]
焼きたてをセットで売ってたから買っちゃった。美味しそうな匂いでしょ?
[ 自分用にも購入した同じセットを目の前に置いて、嬉しげにスコーンを手に取った** ]
あ、あの、そちらの荷物は持ちましょうか?
[そう声を掛けてみるが反応はどうであったか。
いずれにしろ、支度が整えばフレデリカの家まで先導することとなるだろう**]
クララ!
[聞こえた声の主は、昼前に束の間のティータイムを共にした彼女。
駆けつけると、そこには彼女以外にも眠っている花精と彼女を抱き上げる]
ヴェルナー、フレデリカも…
[眠ってしまっているのか、とは問わなくても見て分かる。
原因不明の病、という言葉に大きくされた不安は更により増すけれど]
クララ、フレデリカを寝かせてあげられるところに案内できるかい?
それとヴェルナーはそのバケツ、渡してくれないか。
持ったままじゃ、抱えにくいだろう。
[取り乱しているように見えるクララに、努めて落ち着いた声で呼びかけて。
>>15ヴェルナ―にはフレデリカを抱き上げる腕に通されたバケツを持つと申し出たが、どんな答えが返されるだろう**]
ごめん、足を止めさせてしまったな。
早くフレデリカを寝かせてきてあげて。
[フレデリカ一人を運ぶ位ヴェルナーなら訳もないだろう。
クララが居るから扉を開ける苦労なども無いし、何人も行っては邪魔になると思い、足止めしてしまった事を詫びて二人を促した**]
仕立て屋 エルナは、仕立て屋 エルナ を投票先に選びました。
/*
エルナとヴェルナーって発音するとほぼ音が同じだな。
『エルナ』
ヴ『ェルナ』ー
滑舌悪い人だと聞き間違いしそうw
あの、このお礼はいずれ……いえ、大したことは出来ませんけど……。
[せめてもの気持ちでそう口にしてみるが、反応はどうであったか]
あ、お、お名前だけでも教えてもらっていいですか?
[狭い街の中のこと、その気になって探せば再会は容易なのだろうが、恩人の名を人伝に聞くのもどうかと思い問いを投げていた*]
[紅茶とスコーンを味わう間にも周囲では不安げな声が上がり、時折、物問いたそうな視線も飛んでくるが。
司書は、今はそちらには意識を向けず、休息に意識を向ける。
図書館に戻れば司書として、そして、記録管理者としての仕事が待っている。
過去の記録を調べるのも急ぎだが、この出来事の記録を残すのもまた、司書の務めだから]
(とはいえ、何をどう記録したものやら)
[突発的過ぎて、そこにどう至ればいいかが掴めない、というのもあり。
だからこそ、先人の遺した記録に触れたい、という思いが強かった。*]
ヴェルナーだ。
運び屋してっから、またどっかで会うかもな。
[名乗り、あちこち出歩いていることを示唆する]
礼はまぁ、気にしなくても良いぜ。
[礼についてはそう言って笑い、フレデリカの家を辞すのだった*]
…………。
[ヴェルナーの姿が見えなくなり、気付けば赤の花精は静寂の中に佇んでいた。
最低限の環境は整えておこうと、家の中へと戻り、衣服をくつろげたり寝台周辺を軽く片付けたりする。
医師も呼ぶべきだろうかと思うが、この事態に忙しくしていそうなこと、呼んだところで手の施しようがないらしいことを考えると躊躇してしまう。
それでも、一応の診察はつけてもらうべきか]
……ごめんなさい。
[いずれにしろ、いつまでも付き添っているというわけにはいかなそうだ。
フレデリカの額をそっと撫で、確かに温もりがあると確認したところで彼女の家を後にした*]
─ 大通り ─
[元々走る速さは遅くない方だが、声がした先から新たに悲鳴が届いた為に駆ける速度は自然と上がった。
>>25程無く到着したそこには二人の知己と、遠巻きに彼らを見て色めき立っている花精たち。
一体何が起きたんだと思うも、周囲の様子がおかしい理由は黒衣の彼の腕に抱えられている彼女を見てすぐに分かった。
人気があるらしいとは聞いていたが、こんな時にその反応はおかしいんじゃないかと、常ならば首を傾げたくもなるのだが今はそんな余裕も無く]
…あぁ。
頭とかは打っていないよね?
[今さっき倒れたらしいと聞いて、真っ先に案じたのは眠りに落ちた際の危険。
助けを呼んでいたのはクララの声だったから、視線はそちらに向けて問いかける。
>>26>>27二人からも、何かあったのかと問いかけられたそれに、先程まで見ていた友の姿が浮かんで目を伏せて]
…カトレアも、倒れていたらしいんだ。
見つけてくれた子が、家で寝かせてくれていた。
[雑貨屋という商売柄、ヴェルナーは友人と面識がある。
クララの方は実際の面識の有無はともかく、私が時折話す友人のことは知っているから名を出して。
私の表情のせいで案じられてしまったかもしれないから、安静にはできているとも、伝えた後]
ありがとう。
二人とも、気を付けてね。
[足を止めさせたのを気にするなと言うヴェルナーに礼を言った後、彼とクララ双方に案じる声をかける。
気を付けて、とはフレデリカを安静な場所にというだけでなく、病についても含まれてはいるのだが。
何をとは明確な言葉にはできないまま離れていく二人を見送って]
あー、なんか信じてない?
[ こちらの言葉をおうむ返しにしたファミルの表情に微妙な色>>31を見つけたのは、多分占い師としての長年?の経験に基づく勘 ]
ミルさんを心配する人がいっぱいいるのは、ほんとだからね?図書館にお世話になってる人だって、少なくないし...
[ 実のところ、この中性的な花精には、ヴェルナーとは別に意味で、一部に熱狂的なファンが存在する...のは、やっぱり職業上の秘密に属するのだが。
実際、今だって、周囲からぽーっと憧れの視線を向けている娘や、同じメニューを慌てて調達しようとする青年やらも存在しているのを占い師は目に留めていた ]
うん、たまにはいいでしょ?
[ ともあれ、スコーンと紅茶を気に入ってくれたらしい相手に、にこにこと笑いながら、はむ、とスコーンを齧り、紅茶で喉を潤す ]
それにしても、長ってすごいよね、手も触れずに何人も眠らせちゃうなんてさ。
どんな原理なのかなあ?ミルさん知ってる?
[ そうして、話題にしたのは「病」についてではなく、触れを出した見知らぬ「長」についてのこと* ]
……何に気を付けたらいいのかも、分からないのにな。
[ほんの1分も満たぬ前に口にした言葉を振り返り、自嘲する。
原因もわからない、どんなものかも分からない病に何ができるか。
正解なんて分からない。
けれど、何もしないでいられる程、腹も据わってはいないのだ]
…行こう。
[友と同じように寝入ってしまったものが居ないか見回りするくらいしかできないけれど。
今はそれをするくらいしか、思い浮かばない*]
[話題が長の事に移れば、司書は視線を手元のカップへと落とす]
……過去の記録を見ても、誰一人として長と直接会った事のある者はいないらしい。
ただ、力ある方である、という事だけが伝わっている感じだな。
具体的にどんな事ができて、どんな手法を用いているかは全く見当もつかないが……。
[ここで一度、言葉を切る。
思考をどう言葉にまとめるか、思案するよに間が開いた]
とりあえず、眠らせる前に予兆か予告はほしいものだな、とは思う。
よほど急ぎなのかも知れないが……今回の事は、色々と唐突すぎるからな。
[ぽつり、と零したのは、現状に対する偽らざる本音。*]
[自分が知る限りで、フレデリカの家から一番近い診療所へ向け歩き出す。
在宅している可能性は限りなく低いが、他に行くあてもなかった]
[カトレアも倒れていた、と>>38。
ここに来る前に聞いた、エルナの言葉を思い出す。
病の手は確実に広がっているのだろう。
経路や法則性も、素人考えでは思い付けそうもない]
…………。
[ふと足を止め取り出したのは、ネタ帳――と称して持ち歩いている黄色の帳面。
益体もない思い付きが並んでいるそれの新しいページを開き、フレデリカの倒れた時の状況や、現在彼女の家に寝かせてあることなどを記した。
役に立つかどうかもいまいちわからない記録だが、自分の頭に頼るよりは信頼できる]
わたしが寝ちゃっても、これを読んだ人には伝わりますしね。
[決してそうなりたいわけではないけれど、自分でも役に立てることがあると思えば少しだけ元気が出た]
[その場合、必然ネタ帳の他のページまで読まれてしまうということは失念していた*]
よぉ、依頼受けて来たんだが。
[依頼人の名を出し、取次ぎを頼んだがどうも様子がおかしい]
……眠ってる?
[聞けば、時間になっても来ないため確認しに行くと、依頼人は眠ったままだったとのこと。
ここでもか、と嘆息し、依頼の実行を諦めた]
あぁそうだ。
ここに勤めるフレデリカも眠っちまったぞ。
さっき家まで運んだんで伝えておく。
[フレデリカのことを伝えると、応対した花精は困ったように眉を下げていた。
伝達に対して諾が返れば、辞す旨を告げて博物館を後にする]
お前さっき随分静かだったな。
流石に驚いたか。
[黒仔猫はフレデリカを運んでいる間、男の邪魔をしないようにか大人しく肩にしがみ付いていた。
いつになく不安げなのは何かを感じ取っているのだろうか。
男は黒仔猫の頭を撫で、荷を置くために一度大通りの自宅へと戻って行く*]
過去の記録かあ、長生きなのか、それとも代替わりしてても誰も知らないだけなのか...まあ確かに、ちょーっといろいろ唐突だよね。
[ 長の記録の話には、ちょっとだけ考える仕草を見せつつ、予告か予兆が欲しいというぼやきめいたファミルの本音を聞けば>>45うんうんと、頷いて ]
でも、やっぱり、そんなにすごい力を持ってる長なら、すぐに病の原因も突き止めてくれるだろうね。
[ 安心安心、とばかりに、そこだけ少し声を張り上げる。
占い師のすぐ後ろで、眠ってしまった誰かの事を案じてどんよりしていた青年たちが少し顔をあげたのは、ファミルの目には見えただろうか ]
ミルさんも、それまで、ちょっとだけがんばって。ね?
僕で出来ることがあれば、手伝うよ。
病の原因を占うほどの腕はないけどさ。*
あ、ごめん、なんでもない。
ちょっと、働きすぎで疲れちゃったかな?
[ すぐに、その表情は消えて、いつもの笑みに戻ったのだけれど、こし、と目をこする様子は、やはり、いつもとは違って見えたかもしれない* ]
― 大通りの露店 ―
……そういうもの、なのか。
[容赦なく連なる言葉>>52に、零れたのはこんな呟き。
笑う様子は妙な説得力があるから、それ以上は否定を重ねる事無く、そういうもの、と納得しておくことにした。
一先ず、ではあるが]
長は、謎の多い方だが、私たちを見守っていてくれる、というのは確かな事だ。
故に、きっと解決に導いてくださる、と私は信じている。
[張り上げられた声>>53に重ねてはきと告げれば、占い師の後ろで顔を上げた青年たちは僅かながらも生彩を取り戻したように見えた。
その様子に、司書はふ、と微かな笑みを浮かべる]
ああ、そうだな。
ともあれ、それまでは、為すべきを果たすとしよう。
[司書として、記録管理者としてなすべきを、とまでは口にしないが]
……ああ、何か頼みたい事ができたら、相談させてもらうとしようか。
今の所は、私ひとりでもできる事だからね……そのために、力をつくしてくる。
[言いながら、ゆっくりとした挙動で立ち上がってテーブルの上を片付けて]
……良い休憩だった。
ありがとう。
[そう、告げる声音は常よりも穏やかで、表情も滅多に見せぬ柔らかなもの。
それがどんな影響を周囲に及ぼすかなど考えているはずもなく。
ともあれ、司書はやるべき事をやるためにと、その場を辞す。*]
― 自宅 ―
[荷を置きに自宅へと戻れば、甘くすっきりとした香りが男を出迎える。
匂いの元は己が写し身でもある鉢植え。
余分な家具の無いシンプルな部屋に佇むそれは、花の色からも存在を主張してやまない]
…また釣りに行くってのも、なぁ。
[仕事はキャンセルとなり、手持ち無沙汰になってしまった。
暇な時は湖畔で釣りをしながら転寝するのだが、そんな気分にもなれない]
寝てたら勘違いされそうだしな。
[余計な騒ぎを引き起こすのでは、と言う予想もあった]
[結局、自宅に引き篭るのも微妙で、荷を置いた後は再び外へと繰り出す。
何をするでもなく、散歩のようにふらりと。
目的地は定めず歩き出した**]
─ 街中 ─
[クララとヴェルナ―を見送った後、私は大通りに背を向けるように踵を返した。
友の様に道中で倒れてたりしないかと案じ、公私ともに付き合いのある家を巡る為だが]
なんだ。
みんな、居ないと思ったら此処に集まっていたのか。
『あぁ、心配させてしまったかい?
すまなかったね』
[一番に覗いた農家の元はもぬけの殻で、その次の家もまた不在。
まさか全員眠ってしまった訳ではないだろうにと不安に思いながら訪れた次の家で、不在だった家の主が皆居ることに驚いた後。
誰かが眠りに落ちてしまった時周りが対処できるように一軒に集ったのだと教えられて、これなら不安も少なく済みそうだと理解できた。
成程、互いに収穫を手伝い合うこともあり横の繋がりが強い彼らこその対応策だ。
工房に一人閉じこもる事も多い職人だとこういう発想はあまり出ない、というか偏屈な者も多いので声をかけられても断る可能性もあり。
実際、ここに居る彼らの中には付き合いのある職人にも声をかけて断られたという]
…そうか。
じゃあ、私が様子を見に行ってくるよ。
こんな時にずっと一人でいるのは、良くないからね。
[もし眠っているものがいたら一人じゃ運べそうにないし、
自分自身眠りに落ちないなんて保証も無いけれど。
私も職人の内の一人、私だけなら多少偏屈さも抑えられるかもと思い彼らの元を離れた]
でもやっぱり、頑張りすぎちゃいそうだなあ、ミルさんってば。
[ 見送った相手の気質を思えば、力を尽くすと言ったらほんとに全力尽くすのだろうと、苦笑を浮かべ、カップに残った紅茶を飲み干そうとして ]
あれ?ほつれてる。さっきリアにアタックされた時かな?
[ 占い師らしく、袖口に施した刺繍の金糸がほつれているのに気づいて眉を下げた ]
ルナちゃんに頼まないと直せないだろうなあ。
[ 精緻な刺繍は、服を仕立ててくれたエルナ本人でなければ復元できないだろうと考えながら、席を立つ ]
店にいるかなあ?
[ とりあえず行ってみようかと、歩き出した* ]
[その足で、知り合いの職人の元を近場から訪れていくと彼らはそれぞれ差はあれど私の顔を見て安心したようだ。
やはり、一人でいると不安が増すのは誰でも同じなのだろう。
中には未だ病のことを知らない者も居たけれど]
…私は掲示板を見てきたけれど、眠ってしまうのは治療の為らしい。
けれど、前触れがどうとかは書いてなかった。
今こうして話している間にも、眠ってしまうかもしれないんだ。
こんな時だから、出歩く人もきっといつもより少なくなる。
一人でいて、眠ってしまっても誰も気づけないかもしれない。
私たちは一人で仕事をすることが多いのも知っているけれど、今はみんなで集まった方がいいと思うんだ。
眠るのを予防できない以上、できる対処をしていかないか?
[私の話に納得をしてくれた彼らは、一番広い大工の工房に移動していった。
が、やはり一人で良いという者もいて。
無理強いする訳にもいかないから、せめて不意に倒れたりしても危なくない場所に居て欲しいと願ってからその場を離れた。
全ての知己を巡り終えるころには、かなりの時間が経っていて。
自分が結局昼食を食べそこねたと気付くのは、大きく鳴ったお腹の音で。**]
[街の人通りは随分と減っている。
どうやら、職業>>63や知り合い、隣近所等のくくりで集まって、誰かが倒れた際でもすぐ介抱できるようにと対策が取られ始めているようだ。
そうでないものも家に籠もるなり、安全な場で過ごす者が多いのだろう]
『あなたも、あまり出歩かない方がいいよ?
なんならあたしらの集まりに混じってくれてもいいし』
[面倒見がいい花精なのか、通りがかりもまとめて家に招いているようだ。
有難い申し出ではあったけれど、赤色の花精は頭を下げる]
すみません、まだちょっとやり残したことがあるので……。
気が済んだら戻ってきますから!
[医師への報告と――気休め程度だろうけどもう一つ、やっておきたいことがあって。
その場を辞するこちらに、気を付けてねと案じながらも温かい声が届いた**]
やあ、なんかあったの?
[ 通りを歩けば、先刻ヴェルナーが、眠ってしまったフレデリカを姫抱きして運んで行ったことが、ちょっとした噂話になって飛び交っていた ]
え?ナーくんとリカちゃん?いや、別に縁はないんじゃないかな?
[ 2人には何か関係が?と、詰め寄るように尋ねてくる女性数人を、どうどうと宥め ]
ナーくん...ヴェルナーは、漢気あるからねー、きっと困ってる女性をほっとけなかっただけだよ。
[ にっこり、軽く保証しておいた ]
― 街中 ―
[自宅から出ると、大通りにも関わらずいつもより人の気配が減っているようだった。
かと言って店舗が店仕舞いしているわけではなく、屋内に人が集まっている印象。
突然眠ってしまうことに対する対処と言ったところか]
…ま、妥当っちゃあ妥当か。
[その呟きに黒仔猫が「みゃあ」と鳴く。
仲間内で集まったり、恋人同士ならば共に過ごしたりしているのだろう。
その輪から外れた男は街の様子を確かめるように歩を進めていた]
…いや、不安なら君らで纏まってたら良いだろ。
[女の花精達の意図を理解していない(理解したとしても逃げ出したい)男はそんな風に花精達に言う]
「え?」「は?」「えっえっ?」
……違うか?
[首を傾げて言えば、しばしの沈黙が流れた]
「……なら貴方も含めて皆で!」
「それが良いわ!」
「そうしましょ!」
いや、そう言う意味じゃない。
纏まるなら勝手にやってくれっ。
[「そうよそうよ」と一致団結し始めた花精達から逃れるべく、一歩下がって集団の輪から外れると、すぐさま背を向けて走り出した。
黒仔猫が落ちないように、左手で黒仔猫を押さえながら花精達を撒くべく大通りの路地の方へ]
「あっ、待って!」
「追いかけましょ!」
[遅れて花精達の集団が走り出す。
彼女らはその内、男を見失い解散したりそれぞれで集まって過ごすことになるだろう]
なんだってんだ。
[時折アプローチをかけてくる者はこれまでもいたが、流石に集団となると一種のこわさが勝る。
こちらの意図が伝わらないのなら尚更だ]
…お前目的じゃなかったな。
[肩の黒仔猫を撫でながら、対象が自分であったことに緩く息を吐く。
恋だなんだとリヒャルトは言っていたが、こちらにその気が無いのに向けられるのはそれはそれで困りものだ、と男は困ったように頭を掻いた**]
……予想以上……ですね。
正直、ここまでの波となるとは。
[水盤に映る街の様子を見やりつつ、魔導師は小さく息を吐く]
とはいえ、何の報せもなければこれ以上に混乱したでしょうし……難しいものです。
[報せたが故の対処、報せたが故の混乱。
そこに垣間見えるものは、研究者としては興味深いものの。
魔法花とそこに宿る者たちを単なる研究素材としては見ていない魔導師にとっては、申し訳ない、という気持ちが先に立つ]
……出来得る限り早く、原因を究明しませんと……。
[言いつつ見やるのは、淡い光に包まれた鉢植え。
街で眠ってしまった花精たちの本体。
大半の花精はこちらでも眠りに就いているようで、今の所は騒ぎは起きてはいない]
彼らが目覚めたら、驚くでしょうねぇ。
[姿を見せぬ街の長の正体を知るものはいない。
それは、魔導師自身が望んだ事。
反面、精神的な成長を遂げる花精と話してみたい、という好奇心は絶える事はなく]
……思わぬ機会……ではありますが。
できれば、違う形で迎えたかったものです。
[そんな呟きを落とした後、魔導師は鉢植えのひとつに手を翳す。
花の状態を調べ、翳りの根源を探るために。**]
記録の書 は、記録の書 を投票先に選びました。
さやさや、さやさや、風が渡る。
水音と共に街を巡るささやかなその音は。
どこかで誰かがついたため息のように、どこか、遣る瀬無さを帯びたもの。
― 図書館・地下書庫 ―
…………相変わらずというか、なんというか。
[階段を降り、踏み込んだ先の静寂に、司書は僅かに目を細める]
ここの空気は、独特だな。
[街の中とは違う、一階の書架とも違う、独特の空気が漂う場所。
文字とそれが綴る文や記録、それがこの場の主である、と無音のままに主張する気配。
ここに踏み込む時は自然、気が引き締まる]
さて、それでは……と。
[小さく呟いて向かうのは、記録書の収められた棚。
ずらりと並ぶ分厚いそれを見ていると、さすがの本好きも目眩に近いものを覚えるが]
……これの管理もまた務め、と思えば。
泣き言も言えないしな。
[手にした明りで照らしつつ、背表紙を辿る。
古い方から数冊は、一度は読んでいる。
そして、その辺りに近い状況はなかった……と記憶しているから、未だに読んでいない所から数冊を抜き出した]
……さて、それでは一度もどるか。
ここに籠もっていて、何かあった勘違いされても困るしな。
[本当は、邪魔の入らない環境で読みたいけれど、そうも言えないから、と。
抜き出した本を持って、一度上へと戻る。
地下から戻ると、先ほどよりも柔い空気が出迎えるようにふわり、と包み込んできて無意識息を吐いた]
さて、忙しいのはこれから、と。
[小さく呟き、陣取るのはカウンター奥の定位置。
年代物と一目でわかる書物に一礼した後、そっと開く。
図書館の中の音は途切れ、ただ、ページをめくる音だけが空気を震わせた。**]
─ 街中 ─
……うん。
[恥ずかしさに少しだけ間が開いたものの、実際お腹が空いているのに断る道理は無い。
とはいえ、露店だけでなく飲食店自体大通りの方が多くある。
リヒャルトにとっては来た道を戻ることになるが良いだろうかと問いかけた声には一応冷静さを戻したつもりだけど。
彼が、頼みがあると言っていたのを失念していることに気付けない程度には戻せていなかった**]
『そう言って、抜け駆けするつもりじゃなくって?』
『そうよそうよ、さっきだって倒れた子をダシに声を掛けたんでしょう』
ちっ、違います!
わたし、フレデリカさんが倒れて、どうしたらいいかわからなくて!
[確かにあんな出来事でもなければ、会話する縁のないひとだったとは思う。
けれどフレデリカを利用したように言われるのは本意ではなく、つい語気を強める]
『嘘よ! そうじゃなきゃ、そう都合良くヴェルナー様と話せるわけないじゃない!』
[詰め寄る一人に、周囲の花精たちも同調する。
中には酷く攻撃的な言葉も混じり始めていた]
わたし……わたし、本当に、そんなつもりありませんから!!
[叫ぶように言い放つと、囲いを強引に突破して駆け出す。
足にも体力にも自信はなかったが、とにかく捕まりたくない一心で闇雲に走り続けた]
― 路地裏 ―
はあ……はあ……。
[どれくらい走っていたか、気付けば人気の無い細い通りに入り込んでいたようだ。
さすがに体力の限界と、壁に背をもたれてうずくまるように座り込んだ]
……あの時、助けを呼んだりしなければよかったのかな。
[ふと心に過るのはそんな後悔。
自分一人でフレデリカを運んでいれば、こんな風に言われることもなかったのだろう。
非常事態で彼女らも気が立っていたのだ――なんて冷静な見方は、今は出来そうにない。
今は誰も来ないことを祈りながら、膝を抱える。
このまま眠ってしまったら見つけてもらえないかも、という不安は一瞬過るが]
いいや。……眠っちゃうだけだもん。
[半ば投げやりにそう呟くのだった*]
/*
うーん、そこまでドロドロした感じのを展開させる心算は無かったんだが。
女性らの方もライト系ノリの心算だったんだけどなぁ。
/*
クララが落ちる気満々に見える件。俺、動向が分かっちゃってる分、示唆していいんか悩むよなあ。襲撃先はバレてもいいような気もするんだけど。
( さりげなく誘ったつもりだけど、やっぱり無理だったかなあ?)
[ 真っ赤になったエルナを見ると>>84ごめんねという気分になるものの、こちらとしても、腹ごしらえをしてもらってからの方が依頼を出しやすい。ここはあくまで、笑顔のまま話を進める事にする ]
この通りの入り口にね、静かで居心地いいカフェがあるんだけど、どうかな?さっき通りかかった時にちらっと見たんだけど、今もあんまりお客さん入ってなかったし。
[ 実際、昼時も過ぎて、いろいろと不安を感じた花精達は、知り合い同士で固まっているという状況。もともと客の少ない店などは閑古鳥だ。
エルナの了承が得られれば、店へと向かいながら ]
さっきナーくんとこのリアにアタックされちゃってさ、この袖口の刺繍って、すぐに直せるもの?
無理なら何日か預かってもらってもいいんだけど。着替えはあるからね。
[ 頼み事の方も口にすれば、エルナも少しは落ち着いただろうか?* ]
/*
クララは、どのあたりに居るのかなあ?俺が接触するのとナーくんともう一度会うのとどっちがいいのか、悩みどころだけど、ナーくんが見つけてくれそうな気もする。
― 図書館 ―
[地下から持ち出して来た記録書、そこに記されている文字をゆっくりと辿って行く。
記録書はその記し方もまちまちで、その時々の記録管理者の性格が現れているようだった]
…………んー…………今回のような騒動はやはり、早々ない……と言うことなのか。
[そんな呟きを漏らして、一度、記録書を閉じる]
しかし……何というか。
これを残すというのは、中々に……だな。
[一応、日々の雑記のようなものは残しているし、何かあればその記録は残している。
いずれはそれを纏めて、書物の体裁にしなければならないわけだが]
……積み重ねて繋げて行く、か。
[それは先に何を残すのか、と。
ふと、そんな事を考えながら、司書は小さく息を吐いた。*]
― 街中 ―
[息を潜めるように座り込んで、どれくらい経った頃か。
実際にはそれほど長い時間ではなかったかもしれないが――ともかく、呼吸も落ち着いて再び動き出せる程度に回復した頃。
ごしごしと顔を擦ってから裏路地の端まで移動し、周囲を探るように恐る恐る顔を出した時、求めていた人影を見つけた>>90]
(リヒャルトさん、と……エルナさん?)
[何故二人が一緒にいるのかはわからなかったが、自分の用は少なくとも二人の用事に割り込んでまで済ませたいものではなくて。
覗き見のようで申し訳ないとは思いつつ、ひとまずは様子を窺う程度の距離に留まった*]
― 大通り ―
[路地に逃げ込んだものの、隠れ続けられるとは思っていないし、そんなことをしたところで時間の無駄であるため早々に大通りへと出る。
先程の花精達と遭遇したならば、その時はその時と割り切っていたのだが、大通りを張っていた花精の一団>>87と遭遇するのは思いの外早かった]
「あっ、いたぁ!」
げ、
「向こうから来たわね」
「あの子本当に知らなかったのかしら?」
「逃がそうとしてたなら分からないわよ」
……何の話だ?
[さっきよりは少ない人数で囲まれ、うんざりしていたところに聞こえた言葉。
聞き返せば、幾人か口篭る中、1人の花精が攻撃的な雰囲気を隠しもせずに話し出した]
「倒れた子をダシに貴方に近付こうとした女のことよ。
さっきも貴方の居場所を言おうとしなくて」
[花精の言う女について、心当たりはあった。
フレデリカを運んだ時に共にいたクララのことだろう。
男の眉が僅かに寄る]
「あの子否定してたけどね」
「でも都合が良すぎるもの」
「機会を窺ってたのよ」
[話し出した花精に同調するように、周囲の花精も話し始める]
───おい、
[そんな中で響く、低い声。
頭一つ上からの声に、口々に話していた花精達の声がピタリと止んだ]
倒れた奴を本当に心配してた奴のことをそんな風に言うんじゃねぇ。
何考えたか知らねぇが、頭冷やしやがれ。
今がどんな時かくれぇ分かってんだろ。
[やや睨むような表情を見た花精達が、ひっ、と身を竦ませる]
退け。
自分の我侭のために他者を傷付ける奴らと話す気分じゃねぇ。
[不機嫌そうに言えば、男を囲んでいた花精達が緩やかに動き、男の目の前が開けた。
開けた道を進み、男は振り返りもせず立ち去って行く。
残された花精達は罰が悪そうな様子でお互いを見遣った後、男を追うことなく思い思いの方へ。
どこかに集まって彼女らの愚痴大会が始まるかも知れないが、それはまた別のお話*]
― 大通り ―
(……言い過ぎたかな)
[歩きながら、先程のことを思い出してそう考えるも、一度出したものを引っ込ませることは出来ない。
彼女らは男に近付かなくなるかもしれないが、別に困ることでもないためそのままにすることにした。
クララには後で巻き込んだ謝罪をしておこう、と考える]
リアが?
うちに来る時はいつもおすましさんだけど、貴方にはおてんばさんなんだね。
[何刻か前、フレデリカが倒れた所に居合わせた時もだが。
ヴェルナーの愛猫は、悪戯をしたらいけない所では大人しくできる賢い子だ。
あの子がアタックしたということは、リヒャルトは余程なつかれているのだろう。
微笑ましさに自然と表情は和らいだが、すぐに本題へと思考を移し]
― 図書館 ―
…よぅ、少し休ませて貰っても良いか?
[定位置にいるファミルに声をかければ、黒仔猫も願うように小さく鳴いた*]
― 図書館 ―
[黙々と記録書のページをめくり、今回の件とは関わりないけれど気になる所に栞を挟む。
そんな事を繰り返していたら、扉が開いた]
……おや。
[また急ぎで資料が必要なのか、と。
上げた視線の先に立つ姿と仔猫の声>>104に、緩く瞬いた]
どうした、疲れているように見えるが……。
休んでいくのは構いはしないが……ああ、私も一度休憩しようと思った所だから、茶でも飲むか?
香草茶で良ければ、だが。
[そんな問いを投げかけながら、立ち上がる。
椅子が必要ならば、閲覧席から持ってこい、というのは常の事なので特に口に出す事はしない。*]
…もしかして、気分が優れない?
動きたくないなら無理にとは言えないけれど、ここよりも落ち着いて座れる所にいる方が良いと思うよ。
私の店でもよければ、休んでいって欲しい。
[あのカフェだったらテイクアウトもさせてくれるから、買って帰るでも問題はない。
クララが一人でいたいなら、無理強いはできないけれど。
彼女に何があったか知らないために、体調が悪くなったのかと不安を隠せずに問いかける*]
/*
クララが人狼なのはわかるから赤一人なのもあわせて寂しそうだにゃーと思うのよなー
とはいえ、私がいたら話せないとかもありそうなので、断りたいなら遠慮なく断ってーも言った方が良いかなー
クララのRP次第で表出すか―
……どう説明すりゃ良いのか、俺も良く分からねぇんだが。
今回の貼り紙の件が切欠になったんだろうな、不安だからとか、万一に備えてだとか、一緒にいてくれって奴らに殺到された。
[これまで秘めていた一緒にいたいという想いが暴走したとでも言おうか。
そこらの説明を簡潔にして、その集団から逃げた話と、先程の派生案件もファミルへと伝える]
まさか他にも飛び火するとは思わなかった。
クララには後で謝っとかねぇと。
[嘆息する男の膝には肩から降りてきた黒仔猫。
その毛並みを撫でながら、疲れたように嘆息した*]
……どう説明すりゃ良いのか、俺も良く分からねぇんだが。
今回の貼り紙の件が切欠になったんだろうな、不安だからとか、万一に備えてだとか、一緒にいてくれって奴らに殺到された。
[これまで秘めていた一緒にいたいという想いが暴走したとでも言おうか。
そこらの説明を簡潔にして、その集団から逃げた話と、先程の派生案件もファミルへと伝える]
まさか他にも飛び火するとは思わなかった。
クララには後で謝っとかねぇと。
[嘆息する男の膝には肩から降りてきた黒仔猫。
その毛並みを撫でながら、疲れたように長く息を吐き出した*]
わ、わたし、怖いんです。
その、エルナさんとかリヒャルトさんのことじゃなくて、ですけど……。
[漠然とした内容ながらそう訴える。
情けないと思いながらも、物陰で何度も顔を擦った]
ごめんなさい、ちょっと後からでも、い、いい、ですか?
[怖いというのもあるけれど、何より今の顔を見られたくなくて。
少し落ち着くだけの時間が欲しいと訴える*]
― 図書館 ―
[香草茶の準備をしながら、起きた出来事>>109を聞く。
知らぬ事態に対する不安が、どうやら思わぬ事態を引き起こしたらしい、と理解すると、司書は小さく息を吐いた]
それは……なんというか。
[何とも言い難いものを感じながら、すっきりとした香りを漂わせるお茶の入ったカップを手渡して]
今の所、過去にこんな事態が起きた……という記録は見つけていない。
つまりは、『全く誰も知らない出来事』に、今、私たちは接している可能性が高いわけだな。
故に、どうしていいかわからなくなって……というところなのかな。
私には今一つ、ピンとこないのだけれど。
……難しいものだね、心というのは。
それがあるからこそ、私たちは私たちなのだろうけれど。
それが、思わぬ痛みを齎してしまう事もある、か。
……災難、の一言では済まされぬ事態だろうが……君も、大変だったな。
[己もそういう事態を引き起こしかねない……という処への自覚は薄いまま、こんな言葉を投げかけて]
ま、今はここに来る者もそう多くはないだろうから、ゆっくりしていくといい。
色々落ち着いたら、クララの所へ行くといいよ……そんな事があった後なら、あの子も落ち着くのに時がほしいだろうしね。
[君もそう思うだろう? と。
仔猫に同意を求めながら告げる声音は、穏やかなもの。*]
/*
うむ。
当初の無気力系から、いつもののんびり系にシフトしている気がする。
ところで私、性別確定させてないんだけど。
このままどちらでもない、で行ってもいい気がしてならない(
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