情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
晴天の天使 アイリ は、晴天の天使 アイリ と 龍人族 ソマリ を愛の矢で結びつけた。
花園の天使 シュテラ は、花園の天使 シュテラ と 蛇 ガートルード を愛の矢で結びつけた。
籠の天使 メレディス は、漆黒 ベリアン と 籠の天使 メレディス を愛の矢で結びつけた。
従属の天使 エレオノーレ は、従属の天使 エレオノーレ と 堕天使 レト を愛の矢で結びつけた。
白銀の影 クレステッド は、堕天使 ギィ と 白銀の影 クレステッド を愛の矢で結びつけた。
蒼眼の天使 カレル は、蒼眼の天使 カレル と 邪眼の怪物 クレメンス を愛の矢で結びつけた。
技工の天使 オズワルド は、技工の天使 オズワルド と 偽りの蠍 ジェフロイ を愛の矢で結びつけた。
次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、晴天の天使 アイリ、花園の天使 シュテラ、魔王 テオドール、籠の天使 メレディス、龍人族 ソマリ、従属の天使 エレオノーレ、白銀の影 クレステッド、邪眼の怪物 クレメンス、蒼眼の天使 カレル、漆黒 ベリアン、堕天使 レト、蛇 ガートルード、堕天使 ギィ、技工の天使 オズワルド、偽りの蠍 ジェフロイの15名。
/*
表を踏まえた上で、
>あなたは 蒼眼の天使 カレル と愛し合っています。
は、心臓が700個くらい軽く爆ぜますよ!!!
……そうだ
[意識のひとつを向ける]
私の天使はあまりにもあまりにもあまりにも荒事が不得手すぎた
長所を伸ばす方向にする
[余興への不参加を表明する思念はなんとも言えない色]
代わりに、私だけの名をつけることにしようかなぁ
[まさかの周回遅れ!]
[ 唇同士が重なる瞬間、びくりとその身が竦んだ。
重なる唇は柔らかい。
穢れが注がれているとは思えぬほど
柔らかな唇は心地が良いものだった。
驚きに目を見開き、相手に伸ばしていた手に
何かに耐えるよう力が込められる。 ]
ンんっ……………。
[ 祝福や感謝の口づけを手の甲や額や頬に
与えたり返されたりしたことはあった。
しかし唇を重ね合わせたのは初めてのこと。
先の死に至る蛮行の中ですら、
その口に雄を捻じ込まれ穢されただけで
口付けを交わすことはなかった。
その口づけはどれだけ続いただろう。
唇が離される時にはぷはりと息を吐き、
微かに濡れた唇が艶めいて吐息を漏らす。
切なげに寄せられた眉は、
紅く染まった頬は、
うるりと水を孕む眼差しは、
微かに悲しげではあるものの
目の前の魔物を拒絶する物ではない。 ]
フォンセ………。
[ 変わってしまうのは恐ろしいこと。
それでも自分は変えられてしまった。
今これからもまた変えられ続けるのだろう。
変えるならもっと変えてしまえとばかりに
自らもつま先立ち唇を幾度となく寄せる。
ただ、重ねるばかりのそれを繰り返しては
その穢れを受け入れるのだ。
幾度となく部屋に響く、微かなリップ音。
二人の合間、身を寄せれば寄せるほどに
柔らかな胸の果実が潰され合う。 ]
[ その方法が分からぬまま、
吐息に混じり告げる懇願。
緩やかに相手に染められていったなら、
自分という花は何色の花を咲かせるのか。
瑠璃か、紅か、闇色か、別の色か。
身体の内側に何かが灯る感覚に恐怖して
その恐怖から逃れるべく、
また一つ口付けを。 ]*
漆黒 ベリアンは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[ソラ、と呼んでからだろうか。彼女に大きな変化が見られたのは。先程の淫紋が付いているキスもかなりの刺激であったはずなのに甘い声を抑えていた彼女が、今度は大きく隠す気も無いように声を上げる様子が嬉しくなってしまう。
彼女は嫌がるだろうけれども、心がそれを受け入れてくれる気がしたから。何度でも「ソラ」と、その名を呼ぼう。自分だけの女の子を。愛でて愛して、慈しんだ。]
詭弁かもしれんなぁ
けど、嘘ではないんじゃ
……俺は本当にオマエの、ソラの事を愛しとるよ
[魔族に心があるとするのならば、これが愛情というものなのだろう。彼女に触れる度に、歪んだ気持ちを向ける度に心が温かくなる。反応してくれるのが嬉しくなる。子供が好きな女児にちょっかいを出すようなもので、自分を見てくれる事が、意識してくれる事が何よりも嬉しい。
シーツに染みが広がる度に勿体無く思いつつも贅沢に愛液を振りまいていく。]
というか
私の天使あまりにも可愛いすぎるしかよわすぎるし
死んでしまうし
愛おしすぎるし
私たちの悪性はひょっとすると発揮する前に完膚なきまでに叩きのめされた可能性がある
我が王、私は調教には向いておらぬようだ
[報告、天獄の泉の裡でも天使は死ぬ。きをつけろ]
怖い時と、恐くない時?
[メレディスが自慰をしてようがしてまいが、それは自分には些末なこと。
それより、メレディスにとっての自分が不快な存在が全てではなさそうだという認識に驚かされる。
そうでないと、恐くない時、が存在する理由がわからない]
こんなこと、されていても俺を怖いと思わない時があるのか?
[それは不思議でしかない。
メレディスの存在はいつだって、不思議で仕方がない。
メレディスを思う時に不思議だ、と思うのは、それは“好きだ”と思うのと似ていることに気付けないでいて。
歯を立てられてもおかしくはないと思っていた、口淫を強いたこともそう。
さんざん脅していたから、たとえしたとしても、苦しそうに傷ついた顔でそれを行うだろうと思っていた。
なのに、自分の目が間違っていなければ、自らの意思で雫に口づけ、舌先で舐めて……メレディスの意思で口に含んでくれた]
[こんな棒では満足にイク事も出来ないだろう。それをわかっていてこれを使っているわけだから。少しばかり、痛みを無くしたいという気持ちもあったが、それはついででしかない。
腰が浮き、もっと奥を強請る様子にはまだまだ、と焦らしていこう。]
俺の嫁になるのが嫌か?
それとも、“魔族”の嫁が嫌か?
[彼女はどちらなのだろう。もし、魔族という事を抜きにして男として自分の事が嫌いならば、そればかりはどうしようもない。嫌われるような事をしているわけだから、止める事は無いけれど。せめて心を壊して、傀儡としてでも傍に置きたい。
けれど、そうでないのならば。魔族という事が彼女の枷となるのであれば。それを抜きにして、愛し合いたい。愛して、彼女に愛されたい。
はぐれ者の自分が、誇りを捨て誰にも愛されなかった自分が初めて愛されたいと願った相手だからこそ。ここまで執着してしまう。]
嫌なら、無理はせんでええ
嫁になってくれたら、後悔はさせんよ
こんなじゃない、ソラが望む愛をあげたい
そんで、俺もソラに愛されたい
[彼女の中でも情欲が限界に近いのだろう。ほんの少し強く膣内を掻き混ぜただけでも果ててしまいそうだったが、そんな事はしない。
ピンと伸びた足先を眺めて、嬉しそうに膣内を磨いていく。]
朝起きて、ソラが起こしてくれて
何気無く話して、人間のように一日を過ごす
……俺はそんな日常を、ソラと過ごしたいだけじゃ
[魔族が人間を羨むなんて無かった事だ。ましてや、自身こそが至高であり、気高き龍人族となれば尚更。
それでも天使に恋をして、天使を愛してしまった。天使を手に入れたいと思って、拒まれたくないから強硬手段に出た。
彼女からしたら、とんだ災難だろうけども。自分としては、彼女と出会った事が天からの贈り物だった。]
ん、ぉ…。ここが良かったんか?
ぅん…?あ、ぁー。これ以上入らんな。奥まで突いたか
イケないやろ。イッたら気持ち良いぞ
[背を仰け反らせビクビクと身体を跳ねさせる彼女。まだ果てているわけではないと悟ったからには、そこをツンツンと突き、彼女の子宮口を刺激していく。]
そらイケないのは苦しかろうよ
けど中が疼くんやったら、掻いてやらんとな?
……ここはまだお預け
[ふっ、と息を拭いた先には露出した花芽があって。僅かな風でも彼女には大きな刺激になった事だろう。
辺りに充満した雌の匂いは男を誘い、まるで媚薬を飲んだかのように自分の熱も限界が近かった。今、ここに入れたら。きっと止まらなくなってしまいそうだ。]
………っ!!
[メレディスの口腔で、なおさら固く育ってしまう雄。びきっと固く尖り、青筋ばった血管が表面を張っている。
滑らかな口とぬめぬめした舌先が表面を撫でた時、低く思わず呻いてしまった。
指先がいいこいいこ、とメレディスの可愛らしい雄の頭を撫で、男の長い指は媚肉を分けて、優しくとある箇所を掻いていく。
顔の傍にあるメレディスの坩堝が、指先を食いちぎるかのように締め付けてきて、じわっ……と熱い蜜があふれ出したのがわかった]
死なん死なん。けど…やめろ言うならやめよっかね
……なんや、手ぇ血だらけやないか
[ちゅぽん、と中の棒を取り出せば、愛液が糸を引いて滴っていく。それを逃さんとばかりに棒に付着した蜜を舐め取り、咀嚼して飲み込んだ。
いつから手に爪を食い込ませていたのだろう。力強く握られた手は彼女の理性を保つ手段であったのに。それを解けばじわりと出てくる血に舌を這わせ舐めた。
人の血と大差無い味がしたが、その傷口には確かに龍の唾液が入っただろう。インキュバス程ではないが、多少は媚薬作用のあるそれは彼女に影響をもたらすかも知らない。
ただ、見ていて痛々しいのはこれから身につける物を汚しかねなかったものだから。]
……治癒したる。多少はそういう心得もあるんじゃ
それから、今度はそうならないように、手まで気持ち良くしたる
[彼女の手を包み込むように握れば、血こそ消えはしないが傷口は少しずつ塞がり、最後の理性までも奪ってしまおうか。
胸の淫紋に指を這わせれば、拡大させるように。肩や手のひらに付けても良かったがあちこち紋章だらけでも醜かろう。
これで舌は勿論、首筋から手のひら、足先に至るまで性感帯のように敏感になって、指に舌を這わせようものなら果てはしないものの花芽を扱かれているのと同じ感覚になるだろう。]
ちっと待ってな。あとで拘束も解いたるから
[と言っても、今拘束を解いた所で身体中が敏感に成り果てた彼女に逃げる事など出来ないだろうけども。束の間の休息を与える為にその場から離れてクローゼットをごそごそと漁れば、純白のドレスを持ってきた。]
口を犯されて、気持ちよかったか………?
メレディ……いい子だ。
[ご褒美をあげようか、と押し倒したその恰好のまま、今度は後ろの口に、肉杭の先端部を押し込んでいく。
後ろから前気味へ突けば、メレディスの前の花の感じる部分も刺激されて前も気持ちいいはずだけれど、それだけでは開かれた躰が物足りないだろうか。
ぶっすりとメレディスに後ろを受け入れさせ、それに慣れると思わせる前に逸物を抜いてしまって、今度は淫らな花に押し込んでいく。
その勢いがついた衝撃は、奥までメレディスを飲み込んで、受け入れて。
その間も、メレディスの屹立に手を絡め、しこしこ、と熱い手で包んでやれば、もう何も出ないと言っていたその箇所は、涙を流すように感じた露を零していた]
[ それは、どのタイミングだったか
甘い囁きの最中、断片的に問われた言葉。
『この建物の外のこと』
訊ねられたなら、緩く首を左右に振り]
……わかりません
[ この建物の外は魔界だろう
それくらいは想像がついている。
けれど、どのような場所かと言われたならば
敵である、魔族が住まう場所。と
その程度の知識しか、持ち合わせてはいない。
ではなぜ、魔族が敵なのかと問われれば
答えに窮してしまうけれど
敵であるはずの魔族
しかもその王が天使達を護っている
それは、悪い冗談のようにも思えけれど]
それならば、あの幻影に居た天使達は
あれでも、愛されているのでしょうね……
[ その愛が正しいとは
自分には思えないけれど。と
喉元まで出かけた言葉は押し込めて]
[ 魔物の獰猛さを聞けば、気にかかるのは
彼が天から堕ちた時のこと。
あのひとを救いに行こうとしたのだろうと
その理由は、問わなくても察しがつく
それでも、だれかに飼われることもなく
魔族としてここにいる
その現場が不思議でもあったけれど]
リエヴル……?そのひとが
では、レトは……
[ 彼の養父であるリエヴルという魔族
それがどのような存在であるかは知らない。
けれど、力によって捩じ伏せられ
叩き潰されたわけではないのだろうと
今の彼の姿からは、想像できるから]
……だから貴方は
この形を選んだのですね
[ この姿はきっと
彼自身の意思によるものなのだろう
そう思えば、なぜだかどこか淋しくて
ぽつり、呟いた後は不自然に瞳を伏せた]
や、……やめ、て。
他の天使には手を出すな。
[ 心配か、どうか。
返事がなくともその言葉が答えとなっている。
そして他の天使の為なら
この身を捧げる事すら視野に入れる迷い子は、
未だに男のためへの献身とは遠い所にいるのだと、
有り体に突きつけている自覚はなかった。 ]
…嫌がるやろうなって思っとる
思っとるけど、俺の夢なんよ
沢山種類あったけど、これが一番似合うかなって思って
[照れ臭そうに彼女に見せたドレスは、スカートはそんなに盛れてないものの、清楚で肩が露出したスタンダードなウェディングドレス。
彼女の拘束を解けば、無理にでも立たせて今まで着せてなかった分恥ずかしいだろうが一個一個ゆっくりと衣服を着せていこう。
ガータベルトを付け、白の下着を履かせ、長い透けた白のソックス、コルセット、ドレス。仕立て屋に教わった通りに彼女に着付けていく。
もしかしたら衣服に擦れて快楽になってしまうだろうけども、それも無視して。彼女が抵抗してきたり、殴って来ようならば抵抗は出来ない。
対策をしてなかったのではなくて。ただ、彼女に抵抗されるなんて最初から考えていなかったから。]
……うん、似合っとる。綺麗じゃ
花嫁姿……。人間を羨ましそうに見とった気がしてさ
[自分が着せたかったのは勿論あるが、沢山ある衣服の中でそれを選んだのは、彼女と初めて出会った時そこが結婚式だったから。
教会の上から眺める彼女は決してそこに交われるとも思って無く、祝う事も出来ないようなもどかしそうに見えた。
だから、自分が彼女に着せたかった。なんていう、結局エゴでしかない。]
[ 快楽は神の慈悲なのだと
耳朶へと囁かれる甘い誘惑。
この声に耳を貸してはいけない
そう思ってはいるはずなのに
耳をふさぐことはできずに]
恩恵……なら、
なおのこと、私には……いらなっ
[ 甘く囁く声に混じる彼の呼気が擽ったくて
抑えようとするほど、上ずった声が洩れる
摘まれるだけで、痛いほどに尖っていく頂きや
囁かれるだけで下腹部に起こる甘い疼き
経験したことのないそれらが恐ろしくて
快楽などいらないと
幾度となく、自分自身に言い聞かせ
きつく足を閉ざしていたけれど]
ソラ。絶対幸せにする
惚れた弱みじゃ、今後利用されようともオレは文句も言わんじゃろ
詭弁でも良い、自己中心的って思われてもしゃーない
けど、オマエに惚れておるのは本当じゃ
[彼女に傅いて、彼女の顔を覗き込む。その顔は、先程までの余裕な笑みとは違って頬は紅潮し、恥ずかしげにへにゃりと笑みを浮かべたまま。
彼女の問いなんて、どうせ拒否の一択だろうと勝手に決めつけていたから期待なんてしていなかった。だから、どうせなら。その姿のまま彼女を穢したいとまで考えていた。**]
いい子は───。
…………好きだよ。
[ぬぷっ、ぬっ……と腰を揺らし律動でメレディスをも揺らしながら漏れる声。
自分で無意識に言葉にして、腑に落ちた。
イイコでなくてもメレディスがいい……のだが、そんなことを臆面なく言える性格ではないし、自分も吐いた言葉の衝撃への動揺で言葉が止まってしまった。
しかし、どうしてメレディスだけが欲しくてたまらなかったのか、それだけは理解できたように思える。
その分、その相手に絶望的なまでに嫌われる状況に目の前が真っ暗になったのだが。
なぜメレディスが………なのかは自分でもいまだにわからないのだけれど、この自分にだけ相性が良すぎたり好みだったりする何もかもの理由が、判明したようで
この胸のいら立ちを落ち着いて御すことができそうだった*]
い"――っ、づ……!
[ 軋むような痛み。
髪を引っ張られているのだと気付けば
痛みに引き寄せられ浮かんだ涙を連れて
赫い眼を見上げた。 ]
[ 懸命に閉ざしていた脚の間を割り開かれ
掌が茂みへと侵入してくる。
これ以上触れられまいと
より一層、足に力を込めてみても
それは逆に、彼の手を閉じ込める結果となって]
そ……こ、やっ
[ 花弁を暴く感触と共に
粘度の高い水音が耳に響く。
指先から逃れようと、腰を動かせば
動きにより響いた水音のせいで
下腹部にじわりと種火が宿っていく]
[ 何もかもを支配するような強い眼差し。
だが、拘束力は何もなかった。
痛みに眉を寄せながらも迷い子は
不思議そうに困惑に瞳を揺らして ]
――――……どっちが。
[ ほんの一瞬だけ、微笑った。 ]
[ 指の動きに嗚咽を漏らし、肢体をくねらせる。
逃げるため、耐えるための仕草だと
自分自身に言い訳を重ねながら
与えられる快楽を享受し続けていれば
問いかけと共に、もたらされた刺激に]
―――!!?
[ 下腹部が沸騰するような感覚に
声すら出せず、大きく体が跳ねる。
問いかけに応えようとしても
言葉は紡げずに、はくはくと唇を動かし]
れ、と
[ 知らない感覚が怖い。と
敵であることも忘れ、ぎゅうと彼の衣服にしがみつく。
下腹部に咲いたバラの紋章は
開く間際となっていた*]
調教に向いてないんはわかる気がするなぁ
オレも調教に向いてへん。どうにも、情が勝るんじゃ
[何も考えず犯して快楽に染める事の方が余程簡単に思えてしまう。
その分傀儡のように快楽に溺れる獣になってしまいそうだが。ある程度理性を保ったまま天使の調教となると、難しいようだ。]
ましてや、愛してほしいなんて願うようじゃなぁ
魔族としてすら変かもしれん
[そういう点ではガートルードの同意は得られそうになかった。]
/*
すいません、フィンガーボールで指洗ってもいいんですか?
レベルで今更感がぬぐえないんですが。
『印』は誰からでも見える模様や、何か形として現れるものが良いのでしょうか?
花園の天使 シュテラは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
蒼眼の天使 カレルは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
邪眼の怪物 クレメンスは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
/*
もう、ね。
レトさんの簡易メモが嬉しくて仕方がないのです。
ほんと、組めてよかったー。ってなってる
そして好きすぎて遅筆が極まる(
うむ?
[《天獄の泉》に漂う気配の変化に眉を上げる。]
余にも捕えきれぬ念が漂い始めたようだな。
これぞ調教が深まりゆく証。
ぬしらの情が奈辺に行きつくか、楽しみにしていよう。
[仄かに色づく桃の気配は、魔王の指をすり抜けていった。]
[駄目だ、話が通じない。>>234
それどころか、どうやらオズワルドの言葉の一欠片を
都合の良い方へと捻じ曲げたようだ。
如何あっても、彼が望む行動をオズワルドが取らない限りは
天使達を襲撃に向かうつもりなのだろう。
現に今片脚が拘束された、此処で天使達が討たれる様を
見ていろと言う話だ。]
……解った。
[片脚に填められた枷を撫で、大きく息を吐き出した。
体内に残る薬の効果は、時間の経過で少しは軽減されたか
それでも未だ吐息に艶が残る。
身体を動かすのも億劫だが、躊躇っている暇は無いと
ベッドから滑り落ちて床に転がれば、枷の届く限界まで
ジェフロイの元へ。]
だから、行くな。
[自分が行動を起こさなければ、そもそも彼が襲撃を考え直す
機会すら失われてしまうのだから、取引も何も無かった。
確実ではないが、小数点の向こう側に無量大数の0があったとして
最後に1の確率が在るなら、縋るしか無い。
今は、自分自身の感情を殺してでも
彼の思う通りの行動を起こさなくては。]
[こくん。と頷いた。
驚いたような反応を見せる彼に何処まで言っていいのか迷う。視線は彷徨って困った顔をしてしまう。怖い、と思わないとき。それは確かに存在した。だって、彼の腕の中は温かい。簡単な理由だ。]
………ある。
[どこかは云わない。と告げたのは
相手があくまだからに他ならない、堕ちてもなお、互いの種族に囚われ、メレディスは彼に素直になりきれない。ずっとずっと難しいことをしている。ぽかぽかさんさん、が好きだったのに
とてもとても、難しい事をしている]
[そして、躰が堕ちていくと共に
心もまた疲弊とともに快楽に従順になりかけていた。青筋ばった血管が浮き出るそれは不思議な味だった。にがい、まずい。けど、表面を舐めれば唸る彼の反応が嬉しかった。散々に鳴かされてばかり
それが、彼に返すことが出来たのだと]
……ふっ、ぅ、ぁ
(ああ、また漏れる……あふれる)
[いやだ。と思う
思うのに指腹のやさしさに褒められた気分になって唇は更に奥へ逸物を飲み込もうとした。柔らかな頬肉が先端をする。舌腹が茎をなめる。彼に褒められるほど、口淫は深くなって
彼の指が掻くほどに、蜜は零れた。
こぽぉ、こぷぅ。くちゅ]
/*
ふぃんがーぼーる?
はさておき、
『印をつける=契約する』というだけなので、目に見える形がなくても構いません。
ペア間でやりやすい/相応しい形で適当にしてもらえればと思っています。
……ぁ …ぅ …きもちよくなんか
良い……こじゃ
[唇から逸物を奪われれば名残おしげに息を吐いた。
ぷっくらと膨れて、蜜が乗る。汁を舌でなめながらか細く否定をする。けど、押し倒した格好のまま肉の刀を押し込められれば
ひっと息を飲む。先ほどの行為とは違うばしょ]
…ぁ、ぁ、おしりのあな……ひろがって…っ
――いやっ、ぁ!!!
[前の穴よりもキツイ場所が開いていく。
はくはくと前が求める。後ろがもっと奥にと誘いかけようとして、奪われた。ずぶりっと抜かれる雄に喪失を覚え。ぽっかりと穴が開く。赤い肉が見えるのもかまわず、ひぃっと鳴いて。
指はシーツを掴んだ。ぁぁ、と歓喜と喪失に犯される。
陰茎を咥えた女陰はきゅんきゅんと喜ぶのに。後孔はぽっかり空いたままだ。それだけでもキモチいいのに、雄の部分を扱かれ]
……っ、や、ぁ
えっち……や、…ぃ
……ぁ、すき?
[揺れる合間、固くなった逸物の先端から雫を零す合間。
その言葉を聞いた。ぱちぱちと目が瞬く。喘ぐ唇が大きく開いた。はぁはぁと荒い息。すき―――、それはよく聞く言葉だ
人が人を好きという、あいする]
………めれでぃ…の、っこと すき?
[一度ジェフロイの背を見上げた後、意を決して
身を起こして姿勢を正す。
それまでに唇を噛み締める事が何度かあったが
それくらいは見逃してはもらえないだろうか。]
……お願い、です。
どうか、どうか
天使達をお助け……下さい。
この通り、です。どうか……御慈悲を。
[ゆっくりと身を倒して床すれすれに額を下ろし、懇願する。
嗚、所々が悔しさに言葉が詰まるが、一通り言葉を紡げば
後は彼が良いと言うまでそのままだ。]
[それと同じなのだろうか
同じならどうして酷い事をするのだろうか。分からないけど、悦に濡れる視線は迷い彷徨い、最終的に彼を見た。じっと瞳にべリアンを映し出す。――彼を嫌いになれない理由が分かった気がした。
怖くないときがあった。もし、と思う]
……めれでぃを …『物』あつかいしないで
[――玩具にだけはなりたくない
何れは飽きて捨てられるようなおもちゃには。それは天使のプライドの残りかすか。散った羽を手が握り締める。嫌い、も好きも言えない。が、天使として反することは出来ないが。
それでも、『べリアン』と彼を呼んで]
……すきなら、うれしい
[何かが壊れた音がするなか――彼に向って微笑んだ*]
[後は、願いへの対価か。
自身の命が求められるなら、頷こう。頷くしか無い。
……何を求められても頷くしか無いという事は、思い知った。
さあ、何を求める?*]
[暴虐は識っても、愛欲を知らない御使いに
旧い蛇の舌は酩酊さえ与えるもの]
恐れても良いよ……
[拒絶されても構わない、とばかり
笑みは甘く甘く、毒を含むほどに]
[だから、そう。自責など覚える必要はない]
恐れても良い。お前に汚濁を知らしめたのは私
それを忘れさせて上書きするのも私
[天使が自ら口付けを求めれば、その舌先を奪って絡みつく。
歯列を熔かし喉を染め、痺れさせるその穢れは、快楽の知。
伸び上がる彼女の華奢なつま先から力が抜けても、腰を支える腕がその身を逃さず。
時間の流れに意味などない。ただ深くどこまでも凝ってたゆたい、
口付けだけで法悦に至らせんとするように、彼女の艶とうるむ眼差しを蕩かして香り立たせる]
余は、なあ。
[相次いで聞こえてくる「調教無理です」な報告に、魔王はとてもとても機嫌よく語り出す。]
ただ従わせるだけが調教とは思うておらぬ。
天使を飼い始めるとな、
「人生が変わるぞ」。
[やがて、
ステップを踏むようにベッドに腰を下ろせば
抱いたままの天使は腿の上に座らせる形]
……
触れても良いか
[唇を離せば細く糸が伝い、
そっとその頬に掌を添えた*]
/*
あなたは 白銀の影 クレステッド と愛し合っています。
あなたは 白銀の影 クレステッド と愛し合っています。
あなたは 白銀の影 クレステッド と愛し合っています。
相変わらず破壊力高いシスメセであることよ。
− 空中庭園 −
[また“来る”と、堕天使が指摘すれば、そのすぐ後から、あのひときわ太い官能の柱が身体の奥を貫いて、めくるめく陶酔に溺れさせる。
[自慰によってもたらされる手懐けられた焦燥もまた、無垢を穢す知恵。
打擲され、胸乳を甘噛みされて、悶絶する共有感覚に、そこも性感帯なのだと教え込まれる。
「ここに触れられているとおまえの身体はどんどん気持ちよくなっていく」
かつて告げられた言葉が、呪いのように思い出された。
繰り返し嬲られ、イかされる感覚を重ねられ、
一指も触れられぬまま投げ込まれた淫蕩の坩堝に、半ば放心して、グタリとうなだれる。
太腿を一筋の銀が糸引き伝い落ちた。]
[そこへ、魔王の声が再び、響く。>>154]
ああ…、
[天は懐かしく、そして、遥かに遠い。
自分は御使いに何を伝えることができるだろう。
穢れであると、一顧だにせず、切り捨てられるのがオチだ。
だがそれは ── 救いだろう。]
[相変わらず愉しげな堕天使は見せつけにゆくと語り、束縛を解く。]
一緒に、
[その腕に抱え込まれ、肩にもたれかかりながら、小さく言葉を落とした。*]
愛されたいか
まるで人間のようだな。だが良いと思うぞ
龍人族には大概面倒臭い絡まれ方をして嫌いだったが、貴公は愛らしい
[元々からして、人間の群を飼って都作らせて甘やかし放題していたくらいの甘甘魂の持ち主なので、他人のこと変とか何とか言えない。全然言えない]
[人生が変わる、と
調子が狂う、は同義語であったか]
なるほど
……いや、たしかに。そう思う
[頷いて、くるりととぐろを巻いた]
蛇 ガートルードは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[彼の悲鳴が二人きりの空間に響く。
彼の声を聞くは己だけ、彼の声が届くは己だけ。
その事実に微かに満ちる心地を自覚して、彼に迫る触手が跳ねた。
腕の代わりになるのは、無数の闇色。
円弧を幾重に描いて、彼に伸び、群がって、触れる。]
余り、自傷に耽るではないよ。
嗜虐心が刺激される。
[鼻につくのは鉄錆の香り。
彼が恥辱に堪えて、意識を繋ぎ止める健気。
血の匂いに中るほど、血気盛んではないつもりでも、己の皮膚下で灼ける熱は熱い。>>0
彼に滴る体液も、低温の蝋を垂らすよう。
拡げるのは、痛みではなく、同僚の熱であるが、彼を苛む違和に変わりない。]
従属の天使 エレオノーレは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[ そう、この魔物が天使を変える。
触れては受肉させ、死の経験を味あわせ
絶望も悲しみもまた心に刻み
今はそう、触れ合う喜びすら。
舌先が絡み合う。
それがまた別の生き物かのように熱く絡み合い
粘膜同士の触れ合う心地よさを伝えてきていた。
歯列をなぞり、喉奥まで注がれる蜜。
口蓋に舌先が触れれば
鼻から甘い声が漏れるのを止められない。
なんなのだろう、これは。
神の御使が護る人々もまた行う口付けとは、
かくも甘く熱いものであったのか。
身体の芯が内側から溶かされていきそうな。 ]
んん………っ、ふ……………!
[ 立っていられない、身体から力が抜けていく。
だと言うのに抱えてくる腕は身を離す事を許さず
その癖、びくり、びくりと痙攣めいて
時折身体に力が入り跳ねるような動きになる。
そんな風にどれだけ口付けを続けていたか。
寝台に近づき、座る彼女の腿の上に座らせられ
問われた言葉に視線のみを逸らす。 ]
………嫌だ、と言ったら
止めてしまうのでしょう。
問われたら、私は答えねばなりません。
蛇じゃなぁ
オレは龍人族とは言え、誇りもプライドも捨てとる
変な絡み方なんかせんよ
[気高いと自称する種族の事だ。紛い物のような種族の事など迫害しに喧嘩を売りに行くものだろう。
とは言え、そんなものクソ喰らえと思っている以上。むしろ親近感を湧いてしまうわけだが。]
……人間か。人間は嫌いじゃが、そこは羨ましいのかもな
[祝いの席を邪魔しに行くくらい。殺しに行くくらい。憎いと思っているわけではないが、目の前に居る羽虫を叩き潰すような気持ちだったが。
ああいう幸せを見ていると、自分がいざ惚れたとなれば真似したくもなるものだ。事実、彼女にはドレスを着せているわけなのだから――]
―― そうじゃな、変わってきておる
[人生が変わるぞ。なんて、ただの戯言だと思っていた。
好きになった者を手に入れて、あとは自分の思う通りに、なんて思っていたはずなのに。今では彼女の事ばかり考えているし、どうすれば受け入れてくれるのかと思案してしまう。心が、彼女中心に動いている。
そういう意味では、今変わりつつあるのだろう。ここから出る時は、どう変化しているのか。自分次第であるのに、今から楽しみになってしまう]
――――…、
[彼の懇願を聞き、彼以外の天使へ意識が低い自身に気付く。
或いは、己が彼以外を欲するならば、その発端は全て彼に因る。
彼を躾ける為の道具以外に価値を見出せぬものの、垣間見せる従順を利用せぬ手は無かった。]
[ つんと視線を逸らしたまま手を伸ばす。
相手の手を掴めたなら、そっとその掌に
唇を寄せた。
答えたくない。
自らの唇ではまだ、神を裏切る言葉を
直裁には伝えることができない。
それに気づいた瞬間には、尚更。
だから、言葉なく奪えば良いのだと。
尋ねられれば許可しなければならなくなるからと
言葉少なのまま自ら彼女に触れ、
その身を相手へと傾けた。 ]
……貴方が変えるのでしょう、私を。
[ ならば許可など必要ない。
先に感じた恐れも屈辱も、きっと
変えてくれるのだろうと。
神への敬愛すら、また。 ]**
君が良い子で在れたなら、考慮しよう。
ほら、君が欲しがっていた大義名分だ。
拙い奉仕では興が削げるぞ。
――――…同胞がまた、天から堕ちるぞ。
[薄笑いに込めるは、彼への脅し。
何が最も効果的であるか知るが故。
ただ、彼がひたむきに天を想う様は、どうしてか面白くない。]
[全ての姦計は、彼の恥辱に歪んだ顔を眺める為。
彼の揺れて艶めく声を聞く為。
その為に彼はさらわれ、奪われた。>>2
ひと時の享楽の為、一個の魂を使う悪辣。
彼が理不尽を覚えるのも当然のこと。されど、拒絶を許さない。]
余暇を埋めるは大義であるよ。
その悲しみが甘い、落胆が薫る。
君の全ては、私の空漠を満たす為に存在する。
[彼の所有権は最早、天にない。
何処にも行けぬ魂と変えたのは他ならぬ己だ。
彼が軽視するその理由の為に、意義の為に。>>3]
[彼の眼差しと赫の邪眼がぶつかる。
魔力を込め損ねた赫きに抗いを封じる術はない。
そこに許されるのは、彼の自由意志。
不可思議な感覚に囚われるのは、互いに同じ。
別の心と異なる善悪を持ちつつも、深層で抱える奇妙な疼きはきっと。]
………、
[続けるべき言葉を見失ったのも、どれだけ振りか。
沈黙は肯定と取られかねないのに、咽喉で息が空回る。]
ふ―――、
自身が穢れているのは自覚しているようだ。
だが、私の前で不貞を持つのは止したまえ。
[彼の前髪を掻き上げるようにして、指が後頭部へ巡る。
大きな掌が頭皮を撫ぜ、固定する顎の角度。
突きつけられた剛直は、女の胎に子種を注ぐための器官ではなく。智慧持つ者を辱め、淫欲に惑わす為の邪悪な猛り。
すす、と彼に侍る触手は、供物でも扱うかのように、彼の肩から天の衣を落としていく。男の前に跪かせながら、肌を晒させ、奉仕を迫る。
天使の使命を彼に放棄させて、強いるは肉の悦び。それに精神の摩耗。>>5]
[彼の唇に突き立てた剛直は、灼けるほどに熱かった。
触れる舌にジン、と拡げる痺れは、濃厚過ぎる魔力の副作用。
硬く熱い岩でも含まされる錯覚を彼に齎し、男は小さく熱を散らす。]
短絡に振る舞うのは勧めない。
私が戦線に上がれば、余分な躯が増える。
[彼が雄を咥え込み、悦ばせている間は、興に耽る。
厭わしく抗ってみても、彼に出来ることなど限られていた。]
咽喉を拓け、舌を出して迎えたまえ。
―――― 私の味だ、よくよく覚えると良い。
[技巧とも言えぬ振動は、己が悦を拾うにはあまりに拙い。
だが、男は退屈を覚えることなく、彼の唇に拡張を強いた。
ドク、と脈打つ砲身。人のものとは比べられぬ怒張だが、無機質なだけの器官ではない。]
[軽く彼を促すように、そっと後頭部に巡らす掌。
まるで、すすり泣く彼を慰め、唆す戯れ。
口腔で育つ欲情が、誰に向いているのか。
当人たる彼に分からぬ筈もない。]
/*
この小数点の向こう側の大量の0の終わりに1の表現は
GMG7でも似たようなの出したんだよにぃ。
同じ手を何度も使うとは……!
/*
ノー打ち合わせで、
相方様が初見あきらかに不得意分野なキャラで
とりあえずさぐりさぐりやりはじめてみたけれど
やっぱりこうなってしまうのだなぁ(三つ尾
いとおしい!このタイプはいぢめられないんだ!!!なんかごめん!!!!!!
[閃く触手が、彼の背骨に沿いて、着衣を引く。
腕を突っぱねたままなら、天の衣を物理的な力で切り裂き、無残な襤褸に変えながら。
そんな中、膝に覚える痛みは、微かなもの。
されど、それも彼が己へ向ける意識の一端。
うっそりと音もなく笑みを瞳に乗せ、触手は更に下る。]
上手に―――…、いや。
懸命に育てられれば、君にあげよう。
[自らを貫く欲望を、舌と唇で育てさせる辱しめ。
汚染しゆく精神を加速させんと、とろりと凶器の切っ先から露を垂らした。
触手が纏うよりも、幾らも濃度の高い体液。
彼の咽喉をツ、と滑り落ちれば――――、]
[切なさを教え込むのは、彼の腹底。
こんな時ばかり、彼に含ませた己の欠片は、僅かも動かない。
仮に、彼が、欲しようと。
変えていくのは彼の肉体、蝕むは彼の心。
そのように望むは他ならぬ己自身。*]
私の良い子におなり。
[額に預けたキスひとつ。
手酷い仕打ちに耽る癖、隆々と滾らせる肉欲は凶器である癖。
惑わすように贈った接吻だけが、やはり、月輝に似て、柔かった。*]
モノ?
お前は天使だろう?
それに───お前をどう扱おうと俺の勝手だ。
[受肉しているから天使でも人に近いが、とべリアンの怪訝な顔は動かない。
‟お前は俺のもの”と言っていることに対して、メレディスが言っているのだけれど、べリアンからしたら無意識に‟もの”だと言っていることであり、相手の意思を無視するのは物でも人でも悪魔でも同じである。
そして、続けられた“好きなら嬉しい”という言葉に目を見張る。
メレディスがどのような思いと覚悟でその言葉を言ったか。
その言葉の意味を、わかっているからこそ、素直に信じることはできなかった]
───揶揄っているのか?そうじゃないなら、憐れんでいるのか?
どれだけ憐憫が強いんだよ、天使様は。
[メレディスの言葉は、酷く冷たく聞こえた。
思いを返してもらえない相手に対して片恋する苦しさを肯定された上で否定されたようで。
それは愛の告白に対して、“ありがとう”と返すようなものだ。
自分は愛を返すことはできないけれど、その思いを抱いてくれたことに対する感謝の言葉。
自分に思いを寄せる悪魔が主人だなんて、メレディスは絶対的な優位を感じたことだろう。
メレディスが、自分は玩具にはなりたくない、と見当はずれな不安を抱くのと同じくらい、ずれた不信だったかもしれないが、気づく術もなく。
憎しみの方が増していく]
………笑えよ。どれだけ俺のことを愚かだと思っているんだろうな。
だけど、お前がどんなに俺を否定しようとバカにしようと、俺はお前を手放さないし、逃がさないから覚悟しろ。
[好きだ、という言葉を心の奥に飲み込んで、不器用な思いは暴走をしていく。
こうして触れ合っていて、どんどんとメレディスが愛しくなっていた。
初めての出会いの涙と噛まれた衝撃、離れても面影が消えなくて、視線がメレディスを探すようになってしまったこと。触れてなおさら離れられなくなった、という事実。
好かれるはずもないことを、気づきたくなかったから目をそらしていた。
それをあえて見せつけられた。
やけくそになって、メレディスを押さえつけると律動を開始する。
メレディスの顔を見ることができない。
同様に見てほしくないから、顔を背け、目を閉じた]
モノ扱いするな、か。
お前だって、どうせ俺はただの“悪魔”の一人、なんだろ。俺を一人の存在として見てないじゃないか。
[自分にとっての天使………いや、この世に存在する全ての生き物の中で、メレディスだけしか自分は要らないのに。
メレディスを譲り受ける時のやり取りで、たとえメレディスから酷い誤解をうけていたとはいえ。
べリアンの中での真実は、ずっとそれだったのだから。
好きなら嬉しいだと?
───俺は]
アルジュ。
[優しく、あやすように、呼びかける。
首輪から不可視の鎖を引き出し、後ろ手に組ませた腕に巻きつけながら。]
イリス、という名も、他の名前も、もう捨ててしまえ。
おまえの領域は、もう天では無い。
[背中から抱きかかえ、己の翼を広げる。
一度、白銀の翼ごと包み込むように力を溜めて]
/*
毎秒可愛くてしにそう。
勝手に妬いちゃって狂おしいね!
カレルくん的にはなんだーこのおっさんーって感じだと思うけど、クレメンス的には心奪われてますよな。
調教されてるの、寧ろ此方じゃない?
/*
開始前はこんな顔するかもと思ってたけどおじさまに弱かったね。
あと「どっちが?」はクレメンスにもぼくしかいないでしょ?っていうアレ。
/*
カレルくんの怪物です、わんわん。
カレルくんに愛されたらそりゃ嬉しいけど、おじさんが自分の中にある感情に名前を付けられるだけ自覚を持てたら、それはそれでハッピーな気がする。
怪物が天使を好きになるなんて、混沌の極みじゃないです?
堕天使 ギィは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
魔王 テオドールは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[オズワルドに背を向けて、歩む間。
部屋の扉に辿り着く頃には、蠍の半身から人の形へと変化し、
動きやすい偵察用の黒い制服姿を取る。
>>7声が聞こえたのは、そんな時]
……
[>>8把手へと伸ばした手を止めたのは、”行くな”と
告げる言葉。
仲間を失う恐れだけではない、縋る様な声色に
ざわつく心を、見せなくて済んだのは幸いか。]
[苦しかった―――ただただ
彼の言葉の数々が、胸に痛みを走らせた。揶揄うつもりも憐れむつもりもない。けど、酷い目にあって、心の支えを折られて。……すき、と言える程強くメレディスは出来てない。
それでも、嫌いと言えないのだ。
――言いたくない。嘘を口にしたくない。
躰が彼に犯されていく、心は枯れていく。壊れた音が今も鳴っている。泣いた、鳴いたないた。モノ。ではない、天使。
だけど、もう天上に上がれない]
………べりあんっ、‥…べりあんのせいだ……
[顔を背け、目を閉じる彼に叫ぶ。
やけくその律動に犯され、声は弾む。躰は快感を拾う。けど、心は痛かった。ずっとずっといたい。苦しい、今までで一番。――悲しくて、くやしかった。そう、悔しい。と手が羽を堕とす。睨む]
………、『俺』は………
……うれしいんだよ
[彼が傷を負うのを分かっていう。
涙笑い、乾いたように笑って泣いて。それで首を振った。他のあくまの1人としかみていないという。彼を悪魔として見ない方法。
―――この身を、穢した癖に
唇を噛む。ちりりっと宿るのは憎しみの色。もっと違う出会いであれば、そう思う。もっと異なる形で想いを告げられたら
悪魔と云わなかったかもしれない]
ッ…………すき …に なりたい
[―――、本音は、かみさまへの背徳
産まれながらに持ったものを失う瞬間、それは息が上手くできなくなるもの。けど、涙が溢れる理由を、彼を嫌いになれない理由を口にする。あくまじゃなければ、……ううん、あくまでも
それが本音。決して許されない、感情]
/*
>>23 ここで告白 狡いぃ!(喜
↑人のこと緊縛しながらだけどなw
デフォ投票、ギィ様だったです、はい。
白銀の影 クレステッドは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
……慾が産まれてしまった
べリアンのせいで…、
[目に正しく光がやどる。
神の人形ではなく自らの意思を光らせて。無茶な体勢を無理やり起こして彼に抱き着こうとする。知ってしまった、抱き締めてもらえることがどんなに嬉しいか。彼の頬の温かさを――感じている
溢れる涙、きゅぅっと締まる花。]
…………べリアン、俺をすてないで
[声は届かないかもしれない。けど
―――もう離れる気がないのは、メレディスも同じだった。この感情の名を天使だった身はまだ知らない。が。
もう、隠せなくて。涙した**]
/*
2d冒頭で、魔王さまに投票セットしちゃってね☆ って宣言するの忘れた (←
今夜のイベントの時でよいか。
[振り向けば、自ら床に降り。
>>9文字通り頭を擦り付けんばかりの勢いで、土下座する
オズワルドの姿があった。
彼の傍まで一歩、また一歩と近づき。
羞恥の為か、悔しさか、微かに肩を震わせるその姿を見下ろす。
ここで本来なら、もっと深く下げろと頭部を踏みつけて、
床と額の接吻を促し。
泣いて叫べと、揶揄すべき場面であるのだが、
オズワルドにそれは出来ず、ただ黙して見下ろす。]
[堕天使は、クレステッドに「不安か?」と問う。
何がどうして不安なものか ── と、堕天使の誤解を沈思する。
こちらから会話を持ちかけたのを心境変化だと考えたのかもしれない。
蔓茨の手縄を外すと、堕天使は傷に薬を塗ってくれた。
それよりは、身体を洗い、熱を冷ましたいところだったが、許されない。
堕天使は玩具を蕩かし濡らしておくのが好きらしい。
薬に媚薬効果があるとは気づかないまま、クレステッドはぎこちなく手当を受けた。]
[丁重に扱うようになった、と感謝する間もなく、後ろ手に縛られ、首輪と繋がれる。
そのまま、耳元に囁かれた。
── 名を捨てよ、と。]
……、
[理屈はわかる。側においてやろうという意志も偽りではなかろう。
だが勝手だ、と突き放す前に、堕天使はクレステッドを抱きかかえて翼を広げ、庭園を離れていた。
相変わらず、人の話を聞く気がないと見える。]
[だが、続いて堕天使の口から出た昔語りに、クレステッドはわずかに身じろいだ。>>23
そして、聞こえなかった振りをして、目を閉じた。
こんなときに明かすなど ── 卑怯だ。**]
もはや、お前を目にしても認めぬかつての仲間のために。
なぜ、そこまでする?
[>>10やがて、沈黙を破ったのは己の方。]
願いを口にすれば、対価を払わねばならぬというのに……。
[そこまでオズワルドの気を向けさせる、"仲間"とやらに
嫉妬を覚え。声にも眉間にも険が現れる。]
もちろん、代償は支払ってもらう……魂だけでは足りないぞ
[魂だけではない、身も、心も何もかもすべてを要求する。
どこまでも貪欲なのが、己の本性なのだから。]
さあ、言え。
『私オズワルドは、ジェフロイを主とし、
肉も、血も、心も――すべての一切を捧げます』 ……と
お前自身の口から言うんだ。
[――まんまと欲しい言葉を、宣誓させる。
一度言葉に乗せれば、覆すことは出来ず、後戻りは許されない。
とは言え、もう彼には戻る場所など存在しないのだが。
その原因を作った張本人を前にして、怒りと屈辱に震えているで
あろうオズワルドは、果たして拒絶を示すのか。
――それとも**]
[オズワルドが自ら言葉を紡ぎ、誓いを口にしたのなら。
後はボロ布同然の天衣を引き割いて、破り、枷を外して。
裸身一つとなった彼を抱き上げ、無言でベッドへ横たえよう。
答えは、その先にある。**]
[ 弄る無数の腕>>15は今や身体中に。
跳ねたり温度を保ったり触手は男の機微に
直結しているような気がした。
然し詮索する程の余裕は剥がされていく。
ぴったりと吸い付くような手袋越しにも
荒れた爪と噛み痕だらけの唇。
擦り切れそうな意識を繋ぐ懸命さが
途切れないよう痛めた一部に眸を眇めた。
耳打ちされた言葉が過ぎる。
不興を買うのは得策ではないと思いながら
無意識に自我が芽生えた迷い子は
諦めが悪く、我が強かった。 ]
さびしい、……ひと、だ。
[ 迷い子の存在意義>>16を耳にして
迷いなく浮かんだ言葉を口にする程度に。
自分だけでは埋められぬ空漠に哀れと。
他者を悲しませ、落胆を与える事でしか
満たされない存在に―― ]
[ 憐憫を覚えたのだ。
自分がいなければこの人は空っぽなのか、と。
だが、彼の過ちを赦せると問われれば頷けない。
彼の行為を許す事は出来ない。
つっかえたまま解消されない違和感。
否定は無かった。
肯定も無かった。
このきたないものは何の為に
暇を埋めようと思ったのか。
決して突き飛ばさず手放さない
執心の理由は迷い子には判らない。 ]
[ 男の前での不貞>>17に理解が追いつかない。
迷い子にとっての同胞とはそれ程までに
今になると大切な存在ではあったから、
男の機嫌を損ねる場所に戸惑いが生じた。
乱れた前髪は彼の痕跡を残したまま
ぐっ、と固定される位置のせい直視する
剛直は迷い子の見た事のない形状をしている。
じわりと滲む汗は肉塊を凝視し、唇を痙攣らせ、
紐解くよう衣服を乱す触手を横目で睨んだ。
そうはいっている間に皮の捲れたくちびる
に充てがわれた陰茎>>18の熱に目を見開く。
零れ落ちそうな程に湖畔を湛えた蒼眼が
舌の痺れに背筋を震わせ嫌がる。
そんな迷い子を見透かすように言葉の雨が
降りかかった。 ]
――……ん、ッ……ふ、
[ おずおずと開いた唇は歪む。
眉を下げながらも伸ばした舌は控えめに
男の雁を這う。
滲む渋味に生理的な嫌悪感が浮かび、
今すぐ顔を背けたいのを耐えながらも
聳り立つ剛直にくちびるの形をつぶして
喉を開いた。 ]
[ いつのまにか固く閉ざしていた瞼が
開いたのは宥めるような男の手。
ざわざわと騒つく心は鎮まらない。
擡げられた熱は硬く、岩を含む錯覚に
此れを内に、と。
定まらない思考が未来を予想し、瞠目する。
男の興奮を間近に突き付けられて
その対象が自分である事に遅咲きの自覚を
生じさせれば、怯えたよう目が潤んだ。 ]
ん、んぅ、う……っ!
[ 背に稲妻が咲く>>19
何かに気付いた迷い子が嫌がるよう腕で
触手の動きを阻もうとした所為だった。
結果、歪に割かれ散り散りに覗く
微かに赤く染まった白磁の肌を晒して
下りる触手に身を硬くした。 ]
[ 腹の底がくるしい。
欠けらを押し込まれた場所が疼いて
仕方がなかった。 ]
ぅ、……ッんぅ、……ふ、
[ この男の仕業である事は分かっている。
だが身に覚えはまだ浅く、きゅうきゅうと
欠けらを締め付けながら内側の熱に
身悶えしてしまった。
肉棒を咥えこんだまま、どうすれば良いか
分からずして、然し碌に触れられていないのに
男の股座にあるものと同じくして屹立した
己の芯が浅ましくて嫌気が差す。
頬を紅潮させ不甲斐なさに打ちのめされながらも
頤を上げた先に唇が落ちた。 ]
[ 何故、こんな事をするのだろう。
いや、答えは既に得ていたはずだ。
だが、この行為の意味は判らない。
切なそうに下がった眉はそのままに
一度咥えたものを離す。 ]
クレ……メンス、からだが、あつい。
くるし……ぃ、いや、だ……。
[ 何を口走っているのか最早曖昧だ。
同胞の為なら喜んで尽くさねばならない。
そうは思いながらも熱くて苦しい体を
持て余してうまくできないのだ。 ]
やだ、……やだ、こんなの、……いやだぁ
[ 結局、股座に顔を埋めてしまう。
上手になど出来る筈がない。
懸命になど出来る筈がない。
だが、それでも、彼が他の天使を喰らうのは、やはり耐え難く。
咥えられぬ代わりに顔を傾けて裏筋に口付けた。
ちうちうと卑猥な音を聴覚が拾う事に絶望しながら
舌を伸ばして筋をなぞる。
この動きが男の操る触手により与えられた
快楽の真似事なのだと気付きもしないで、
ぼたぼた落ちる雫が彼の鈴口に落ちる。
涙と唾液の混じる穴に舌を伸ばしながら、
きたない行為に没頭する自身を恥じるよう
眉尻だけは上がらなかった。 ]**
/*
長くなる罠。
カレル即堕ち芸人なんだよなあ……!
(やりたいことが多すぎる罠)
あと割と公開エロル組なので羞恥があります。きゃっきゃ。(野太い)
偽りの蠍 ジェフロイは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
……。
素直になりなよ、セレスタイト。
もう、あんたは…いや。
お前はもう、天使でも神の手足でもない。
か弱くて、快楽に抗う術を持たない
他者の愛を受け止めることしかできない、
ただの女の子だ。
[突き放すようにそう言葉を呟いて、
その事実を示すかのように
指先を下腹部へと滑らせる]
それを受け入れられないと言うのなら
いっそ、神のことなど忘れさせてやろうか?
[そうすれば、この快楽ももう少し素直に受け入れられるだろう。
そんなふうに囁やけば、彼女はどんな表情をその貌に浮かべただろうか。
天使としての名前を、衣服を、
そして神への忠誠を忘却させたなら
彼女には、他に何が残るだろう。
彼女を怯えさせたくない、
傷つけたくない気持ちもある反面
その先をみたい好奇心も微かに心を擽る]
[そんなことを考えていれば
彼女が脚を閉じようと力を込めてくる。
だがその動きは此方の手を一層彼女の中に閉じ込めるものになって。
唇から溢れる喘ぎに自然、胸が高鳴る。
──もっと声を聞かせてほしい。
可愛い声で鳴かせてみたい。
身動きの取れぬ手指を蠢かせて
蜜に濡れた花弁を暴き
その秘裂をさすり上げれば
嗚咽と共に身を捩らせる。
啜り泣くようなそれは、
だけどどこか艶と熱を帯びたもので。
そうして、問いかけと共に秘裂の上の秘芯を擦り上げれば、
腕の中、一際大きく身体が跳ねさせた。]
答えないことを選ぶか
[逸らす動きの眼球に目を細めた
濡れて綻んだ唇が掌によって塞がれれば、笑い声を喉を揺らす]
嫌だ、と言ったら?
──こうして口を塞ぎ
縛り付けて印を刻み込んでしまおうと思っていたとも
[露悪を嘯く声は、蜜を含むもの。
柔らかい羽のような重さがこちらへ委ねられれば、彼女に跨がせた腿でゆすり上げる。
同時に衣へ爪をかけて質素な貫頭衣を裂いた]
……セレスタイト。
[与えられた快楽に怯えたように、
ぎゅっとこちらの衣服を掴んでくる彼女。
その後頭部にもう片方の手を回して
幼子にするように撫でながら
安心させるように優しく囁く]
大丈夫、オレが傍にいるよ。
セレスがどれほど穢れても
神から見放された存在であったとしても
オレはセレスタイトを絶対に守ってあげるから。
見捨てたりなど、しないから。
[少し身体を離して彼女の顔を、
その美しい青い瞳を覗き込んだ]
だって、オレはセレスタイトの“主”なのだから。
[もし、否定の言葉がその唇に浮かぶようなら
秘芯に軽く爪を立てて、黙らせる]
愛してあげる。
全てを与えてあげる。
わからないことがあれば
教えてあげる。
不安も悲しみも苦しみも、
全て引き受けて消してあげる。
[強い刺激は最初だけ。
快楽が痛みに変わらぬよう、心を砕きながら
彼女の耳に、心に、魂に
ゆっくりと言い聞かせるようにして
快楽と共に言の葉を染み込ませてゆく。
彼女の心から不安や怯えを
取り除くように]
光から生まれ永遠に幼くあったお前に、豊穣を識る肉を与えるのは私
見よ、お前は美しい
[布越しの抱擁で既に色を得た果実はこぼれ落ちそうに豊かにあった。
背の翼は透けるような淡い新緑。乳白の肌にそれらは鮮やかに映える]
──だから、受け入れて。
オレが与えるモノを。
オレの気持ちを、どうか。
[囁く終えるのと同時、
その唇を貪るようにして塞ぐと
茂みの中の秘芯を再び指の腹で押し上げた。
唇、歯茎、舌。
誘うように吸い出し、口腔内を侵しながら
同じようにして下の口の一番敏感な場所を引掻き転がして、絶頂へと導く。
その魂が白く染まるまで。
彼女が自分を受け入れ、薔薇の紋が花開くまで、何度も、何度でも]*
[恥じらいがその身に色を添える様は見られたか。
幻想の未来で視た裸身を彼女が思い出す前に
温かな湿度を帯びた下肢をどこに乗せているか意識する前に
柔らかな帯で彼女の目元を覆い隠してしまう]
五感は幾つか抑制しておこう
蕾を開かせるにも、滋養を最初から全て与えては根を傷めてしまう
[幅広の帯を頭の後ろで緩く結べば、耳に届く声は僅かに低く遠くなり。
嗅覚を鎖ざし鼻腔に薫らせるのはカモミールの穏やかな花香。
そうしておいて施す口付けは、先ほどよりもさらに甘く爛れて、慈しむように優しく堕落を誘うもの]
……私に触れることを許す
もしも恐れを覚えるなら噛んでもいい。
けれど最初に言っておく
お前が運命の一つで知った辱めは、愛の器官の歪な片鱗に過ぎない。
獣の領域にもいずれ触れようが
だが今は、癒し合い、融け合い、魂で交じり合う悦びを共にしよう
お前は私につけた名を呼び、そして触れて欲しいと自ら望むように変わるのだから
[今までと違う雰囲気を纏うメレディスに乱暴な律動を止める。
悪魔から得られる思いを嬉しいと、そうメレディスは言ったのか───?]
………。
[これが、悪魔を篭絡するための嘘だとしても、構わない。
───その優しい嘘に騙されてしまいたい。
そう、術数に長けた悪魔の癖に思ってしまう。
それは、悪魔の本質が壊れていく瞬間だった]
天使を飼うと、世界が変わるぞ。
そう言われたことを思い出す。
天使だから、じゃない。
メレディスだったからだ。
世界が………自分が変わってしまったのは。
[自分はメレディスを変えることができるのだろうか。
受肉させたことではない。慾の存在を教えたからではない。
絶対に変わらないと思っていた、メレディスの心を自分に向けることができるように。
掛け違った最初のきっかけは、修正していけるのだろうか]
メレディ………。
俺の………天使。
[メレディスの腕が自分を癒すように抱きしめる。
引き寄せられるようにその白い腕に黒い大きな躰が包まれる。
それは羽根で包まれるように、柔らかく安心できて。
どこかで似たようなことがあった気もするが、上手く思い出せない。>>0:71
人間に混じって暮らしていた時、森の中で白い人に会った事があった。
大人の風貌なのに、まるで子供のように泣いてた、不思議な人。
後でそれは幽霊だったのだろう、と結論づけた、あの記憶。
あの人も、ちっともいい子ではないはずの自分を、優しく抱きしめて撫でてくれたのだ。
しかし、目の前のメレディスは慈愛と優しさだけではなくて。
自分を受け入れている箇所も、離れたくないとメレディスの本心を伝えていて。
そこに愛欲もあることを教えてくれた。
捨てないで、という涙ながらの言葉に込められた切なさに、目を見開いた]
………っ!
捨てるわけ、ないだろ………っ!!
[捨てるとしたら、お前の方だ。
いや、最初から自分の方がメレディスに執着して依存して、その思いは増すばかりだというのに。
ずっと隠そうとしていたことが、隠しきれなくて口を付いて出た]
お前に、慾があるというのなら………俺に向けてくれると嬉しい。
俺を欲しいと………好きだと求めてほしい。
俺は………最初からお前が好きだったんだから。
[傲慢で高慢で高飛車な悪魔の本音。途方に暮れたような、情けない本質を曝け出してしまう。
無表情で計算高いべリアンは、ここまで心情を誰かに打ち明けたこともなかったし、弱音を吐いたこともない。
膝を折り、愛を乞うくらいなら相手を壊して殺して、永遠に他の誰のものにもしない方を選択しただろう。
それなのに、ここまで恋というものは、卑屈にするものなのだろうか。
そして、どうしたらいいのかわからず、惑う自分がいる。
べリアンの中では強い者と弱い者しか存在していない。支配し、支配される関係しか知らないのだ。
相手に好かれようと媚びたり煽てたりするような知恵もないし、それができない性格だからこそ知略を尽くして相手を潰す方を好んでいたのだから。
心を迎える方法が分からない。
泣いて縋ればいいのだろうか。ただただ我儘に甘やかし、優しくすればいいのだろうか。
賢明なはずの頭なのに、まるで回らない。ただの愚かな男だ]
やっぱり、ダメだな………。
今の俺の顔を見るな。
[照れた顔を隠すこともできずに、物理的にメレディスの目を覆ってしまおうと手を伸ばしたが、それは叶ったか。
そして、そのまま躰を離そうと、剛直を抜こうとするが動いた拍子にメレディスのイイ処に当たってしまって、甘い声が上がるのを聞こえたり、心地よさげに締め付けられれば、正に楔のように中から出られなくなってしまった]
反則だろっ……、メレディ……。
[このような快楽に歪む顔をメレディスに見せたくないのに。下半身が痺れるように切なくて耐えるように眉間に皺が寄る。
ふぅ……と細い息を吐きながら、軽く睨むようにしながら微笑む。
本音を見せた以上、恰好つけるのもバカバカしくなってきてしまって。ならばもう、好きにすればいいと開き直る。
根本までメレディスの奥にずっぽりと咥えこませれば、にちゃりという音が触れあう肌同士から聞こえて。
押し付けたまま軽く回すように腰をゆるゆる動かして、メレディスの中を味わいながら、唇はその甘い唇を吸っていた*]
出てくる。
[唐突に宣言。]
借りた天使は淫魔に送らせるが、途中でまた遊び始めるようなら適当に処分してくれ。
良い淫乱具合だった。
[感謝の代わりに天使を誉めていく。
口数が少ないのはまあ、今は他のことに夢中だから。]
― 結界の外 ―
[《天獄の泉》を飛び立った堕天使の翼は赤い燐光を帯び、魔界の空にくっきりと軌跡を描いた。
偵察の天使たちからもよく見えたことだろう。
明らかにこちらを目指して向かってくる。]
さあ。見せつけてやろうか。
悦びのひとつも知らない唐変木どもめ、
おまえを見たら、腰を抜かすぞ。
[片手でアルジュの腰を支えながら、片手に刃を生じさせ、襟元に滑り込ませる。
布が断たれる儚い音と共に、白いワンピースは大きく切り裂かれた。]
[残りは手で引き裂いて、前を全てはだけてしまう。
首輪の赤が、真っ白な肌によく映えた。]
さっきおまえが覚えたことを、
おまえがイく姿を、連中にたっぷり見せてやろうな。
[耳元で囁いて、邪魔な布地を更に引きちぎる。
腕まわりを残して裂かれた布は、鮮やかな白さで魔界の空を落ちていった。*]
/*
公然で、すげえすげえ
とか言っている暇がない、だってだって格好よすぎない
すきすぎない、べりあんすきぃ(ちょろい
− 結界の外 −
[堕天使に抱え上げられ、上昇する。
それは決して、天に届かぬ飛翔。
途中、明らかに結界と感じられるものを通過した。
独力で逃げようとしても、おそらく阻まれるのだろう。
眼下に巨大な城郭の形を認める。
あれが《天獄の泉》とやらの全容だと知れた。
見る間にそれは遠ざかり、魔界の霧に沈む。]
[己が存在を隠そうともしない堕天使に、天の斥候らは気づき、素早く構えをとって迫る。
クレステッドが配属された部隊と同じく、威力偵察を旨とするようだ。
あれが指揮官、 その傍らにいるのが参謀。
そんな識別すらできてしまい、切ない。]
[すぐ側で風を切る音がし、首もとに冷たい刃が触れた。
脅すのか? と意外に思った瞬間、切っ先は服の薄い布地を裂いてゆく。
その後は、面倒とばかりに引きちぎられた。
幾片もの残骸となって散る白いはためきは、偵察隊の目には人質の天使が羽根を毟られているようにも映ったか。
憤りと、同胞を盾にされていることへの躊躇いが手に取るようにわかった。]
はや く…ッ 射て!
[声を張り上げて叱咤する。
それだけの活力が戻ってきていた。
熱が身体を巡り始める。*]
[天使の本質は壊れた
かみさまよりも、天に帰る事よりも、選んだのは彼。それが悪魔の本質をも壊していくことを知らず。彼を見上げる眼は涙を湛えていた。――この身は穢れた、けど。それでも、在る。
世界を変えた、ひとを見つめる目に、もう拒絶の色はない。すきになりたい、と告げた通り。あくまではなく、彼のことを
『愛したい』と思っていた]
[世界が変わっていく
従順な天使でもなく、性交によって出来上がる人形でもなく。自らの意思で。掛け違えたきっかけを、修正したいと思っていて。
この腕は、彼を抱き締める為に握りしめていた羽を捨てた。
黒い、くろい、大きな躰。]
……べりあん
……べりあん、…俺の
[――、『いとしいひと』そう言いたい。
そう言えるようになりたい。知らない感情の波が躰の奥からふつふつと上がってくる。昔々、子を抱き締めた事を思い出す。あのときと同じ、黒い肌、黒い髪。――抱き締める事の大切さを。
暖かな感触を教えてくれた、子を嫌える訳がない。
嫌えない、なら後はどうなるか。躰は彼を受け止め、きゅんきゅんと鳴いていた。思い合うには聊かシーツが汚れすぎている気がした。けど、こうして繋がっている彼を離したくなくて
きゅっと締め付けるのと同時。彼に告げた]
………っ、ほんと?
…だって、べりあんは俺をモノだって
…モノは飽きたら捨てられるだろう?
[彼の剣幕に溢れた涙が問う。
ほんとうに、本当なのかと。こわい、こわいこと。頑なに彼のものであることを拒んだ理由が紐解かれる。神さまを傘にして、自分の恐怖を隠していた事実。彼が隠しきれなくなったように
此方もまた、隠し切れず。執着と依存を尋ねた]
/*
「くっ殺」したくてさあ♪
でも、くっころは、自分を性的に襲おうとする相手に発動するものなので、これは微妙に違うにゃ
普通に熱血バトルだった (←
[ 指が蠢くたび耳を侵す水音も
背筋を這い上がる甘い痺れも
全てをあるがままに受け入れて
彼の言葉の通り、神を忘れてしまえたら。
そうすればきっと、幸せなのだろう
あの天使たちのように溺れてしまえたら―――
一度、心の中で芽生えた誘惑は
振り払うには甘美すぎるもの
忘れたくないと、首を振ってみせれば
その仕草とは裏腹に
捩れた腰がまた新たな埋火を呼ぶ。
目を逸らそうとしても、逸らせない
蜜のように甘い言葉は、彼の指が蠢く度
自分の奥底で確かに根を張って]
[ぎゅっと彼の首筋に腕を回す。
ぎゅっとぎゅっと強く。視線を彼の肌に向けた。途方にくれたような、顔を撫でるように頬を寄せて。それで、息を吐く。
そうすれば彼が、躰の中で脈を打った]
……、慾を覚えさせたのは、べリアンだ
俺はべリアンしかしらない
……ふあんなら、…触手でも、スライムでも、虫でも
犯させればいい
[――最後には、きっと彼を求めてしまう。
これは恐怖からの依存だろうか。いや、違う。最初から好きだったと聞かされて、順番が違うだろとぼそり呟く頬は熱い。赤く、照れてしまう。相手があくまだということは考えなかった。
だって、彼がずっと必死だったから。
メレディスだって惑っている。人を慈しむことは教わった。けど、たった一人を愛するということがどういうことなのか分からない。ただ感情は彼と離れる事を嫌がって。嫌う事をしようとしない
惚れて、いるのかもしれない、不器用な彼に
支配し、支配される関係ではなくもっと別の関係が欲しい。けど、互いに恋愛初心者。手探りにも惑うような、中でもしっかりと彼を抱き締める腕は離さなかった。こうする他はしらなくて]
[ ぎゅっと衣服をつかむ手に気がついたのか
優しく髪を撫でるひとの手。
恐怖を与えている当事者であると
それはわかっているのに、それでも
囁き声の優しさに、安堵する自分がいる。
甘えるように一度、彼の首筋に頭を預け
乱れた呼吸を整えるようにして]
……どれだけ、穢れても……?
ずっと一緒?
[ ほとり、涙の雫が零れ落ちる。
嬉しいのか悲しいのか
自分ですら、わからないまま
こちらへと注がれる瞳を見つめ返せば]
[ 愛を囁くような長い言葉。
『受け入れて』そう言われたものが
受肉という事実や、己の立ち位置ならば
きっと、首を縦には振らなかっただろう
そう、おもうけれど]
愛して、くれるなら
[ 様々なことを抱きとめて生きるには
自分の掌は小さすぎて溢れてしまう
だから、彼の与えてくれるものだけをと
小さく頷き、自分からも唇を重ねる。
口内を侵す舌先を、躊躇いがちに受け入れ
真似るようにおずおずと舌を伸ばせば
嚥下しきれなかった透明な雫が顎を伝い
首筋から下腹部へと伝い落ちていき]
―――ん、く……ぅ
[ 手指から与えられる快楽も
唇から溢れる嬌声も
抗うことをやめればどこか心地よい。
花芯を転がされるたび、沸き起こる悦楽を
彼の衣服にしがみつくことで我慢して]
―――――っ!!
[ 収まることのない快楽に
ひときわ強く彼の服を掴む。
荒い息のまま、潤んだ瞳を彼に向ければ
視界の端に捉えた薔薇の紋は
大輪の花を咲かせていた*]
だめ?なんで
……え、やだ。俺の顔を散々みたくせに
[目を手が覆おうとすれば、少し困って。
抗議する。けど、でも。]
……べリアンから見せてほしい
[彼が嫌がるなら、それ以上は強く抗議しない
それに腕を彼から離したくなくて。そのまま離れようとする彼の肉体に、この身はひっつき虫になった。きゅぅっと締まって絡まって。ぁぁと甘い声が堕ちた。褥の上で、交わるのは止められず]
………しらない
[反則なんかしていない。と口をとがらせて
快感に歪む顔に胸を高鳴らせた。へんだ、へんだ。すごく、へんだ。さっきまではただきもちよいことが怖かった。波に流されて喘いで鳴いてばかりだった。けど、今は
――彼の微笑みに、どきどきそわそわしている]
…ぁ、うごい…た
[やだ。とは言わない、弾んだ声。
奥までずっぽりと入れられた雄に対して慾を覚えるよりもずっと好ましい感覚を覚え。躰は濡れる。しっとりと蜜を湛え。彼のゆるゆるとした動きに合わせ、おそるおそる腰を揺らして
――甘い唇にちゅっとリップ音を響かせ]
うご …いていい?
[もじっと彼の陰茎を締め付ける。
ぽっかり空いた穴も寂しく、陰茎も蜜を湛えて零すけど。まずは躰の中に熱をしっかり感じたくて。――もっと甘いものをとこちらからはにかみ、口付け。*]
籠の天使 メレディスは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[天使共の間に、殺気伴う光の点がいくつも生じる。
叱咤されたからではないだろう。
もろともに、断罪する気になったのだ。
彼らの思考回路はよく知っている。
「堕天使に囚われた天使が、穢されていないわけがない」
この場合は、それで正解だ。]
[飛来する無数の光弾を上昇して躱し、追尾してくるものは翼から衝撃波を放って撃ち落す。
先走って突出してくるまだ若い天使に向けて指弾のしぐさをすれば、砂粒ほどに小さな光弾が彼の胸に吸い込まれ、爆発して後続の列を乱した。]
興奮してきた。
[囁いて、銀の至宝の顎に、喉に、指を滑らせる。]
おまえも、だろう?
こんなに熱くして。
[胸の中心を爪の先で軽く引っ掻き、内股の間に指を突き入れる。
こんなものでは足りないだろう、と言いたげに、柔らかな場所を攪拌した。*]
━ 空中庭園 ━
[蛇が音もなく下生えの上を滑っていく。
陽光まがいの光が全身を赤金に煌めかせ、チラと舌を覗かせた]
我が王の花の趣味はやはり良いな
[鬱金の角を戴いた金の蛇、散策ついでのひなたぼっこ。
ある種の天使は日光浴が欠かせないという成書を読んだもので]
[進む先に何かいた。
邪魔だなと思考する間の二秒、それが退かなかったので蛇はそれを丸呑みにする。
頭をぶつけそうな天井がないのを良いことに、のびのび伸ばし放題の蛇は長く太い]
……
[ドーム状の結界で覆われた空へと鎌首をもたげ、シュ──と音を鳴らした]
……覗き禁止、とは。
フルオープンではないか
[空にある光の軌跡と赤い翼を瞳に映し、尾の先を揺らした。
あれはたぶん見てもいいやつだ]
[金の蛇の胴のあたりからくぐもった歓喜の呻きが漏れた。
一塊りだと思ったが、どうやら片方が失神していただけで結合した二匹だったらしい。
腹の中で交尾するのは、まあ別に構わない。
死戦期にはもう少し静かになるだろう**]
すまない、返却中だったのか
我が王の天使をつい拾い食いしてしまった
[くるりとぐろを巻いてひなたぼっこ。
結界の外に点在する天からの斥候達を鑑賞の構え]
……ああ、私の胃袋が気に入ったようだ。本当に我が王の子らは可愛いのだね
消化しきる前に出して、スライム風呂に漬けておけばよろしいか
今なら二番が空いているはずだし?
Dirige nos.
[静寂は一瞬。
攻撃は即座に行われた。
赤い首輪を身につけただけで、淫らに受肉しつつある白銀の肢体を視認したにせよ、まだにせよ、
天使らは無言で、容赦はなかった。
堕天使はその場に留まって不埒な計画を続行しようとはせず、身を翻す。
だが、それが逃避行ではなく、天使らを挑発し、引きつけ、煽るためだと感じて、クレステッドは初めて不安になった。
身震いが伝わったか、堕天使は矛先を向けてくる。]
[識ったばかりの性感帯を艶かしい手つきで触れられ、火がつく。
疼いてたまらない。
遅効性の媚薬が働き始めていると知るよしもなく、焦らすような愛撫に喘ぎを漏らした。]
っあ、 や…
[今までと違う、と危機感を覚えて身を硬くしたが、長くは続かなかった。
とろりと濡れた場所に堕天使の指が届き、掻き回せば、
ここが視線を遮るものとてない場所であることも、追跡してくる天使らの存在もすべて吹き飛んでしまう。]
く、 ああ… い ッ
[腰が跳ね上がる。*]
/*
はっ。
秘話が*なかったから続きある?と待ちつつ
諸用済ませてきたら(長引いてすいません
離席されてしまってた……ごめんなさい
/*
クレメンスおじさまと果たして愛し合えるのだろうか。
か、陥落頑張りまむ。
独占欲強そうだし情事の時だけ素直になりつつ意識を逸らせば良い塩梅なのかしら。(ガチ)
[──あの青い天使を、天青色の翼を、自分のものにしたかった。
今よりずっと遠い昔。
初めて会ったときから、ずっと]
[オレの記憶の中の
あのひとが、人間が考える天使そのものの"容姿"であるならば
エレオノーレはその在り方が、
その柔和な微笑が、天使そのものに思えた。
昔から、笑うことは苦手だった。
笑顔ばかりではない。感情を面に出すこと自体が
どうにも不得手で。
彼らのようにはなれないと、いつも彼らの後ろに控えていた。
…それで、だけど十分だった。満足だった。
あのひとと、エレオノーレと
そのふたりと一緒にいられるだけで、
ただ、ふたりの傍にいられるだけでよかったはずだったのに]
…。
(どうして、
いつから、こんなふうになったんだろうな)
[おかしいだろう?
天使が、天使に恋をするなんて。
しかも、よりによって恋敵が
他のどの天使でもない、あのひとだなんて]
本当に?
そんなふうに首を振ってみせたって
お前は今、こんなにも感じてる。
乱れているじゃないか。
[知らぬ間に唇が笑みの形を作る。
彼女の中に芽吹き、根を張る快楽が
少しずつ、彼女を変えていくのが伝わって。
それが堪らなく、愛おしい。
穢れを知らぬ天使であったエレオノーレを
オレだけのセレスタイトに変えたのは。
その身が変わっていく恐怖を与えたのは
他ならぬ自分自身であるというのに。
与えた恐怖に等しいだけの安心を
その与え、空いた間隙を埋めていく]
そう、ずっと一緒だ。
[一人になどさせはしない。
あのひとのときのように、
伸ばした手を掴めなかったなんてことにしない。
何より、少女の姿になった彼女は
甘えるようにこちらの首筋に頭を預ける彼女は
こんなにも愛らしくて。
その涙をたたえた青い瞳は、
きゅっと、此方の心の臓を掴むほどに美しい]
──……ああ。
愛しているよ、セレスタイト。
[たとえ、魔に堕ちたのだとしても、
それだけはずっと変わらない。
彼女の首の花飾りの三色のように
オレと、あのひとと、エレオノーレと。
いつも一緒にいた、あの頃からずっと、
変わってなんか、いない。…きっと。]
[唇を重ねるその刹那、小さな頷くのが見えた。
重ねた唇から舌を割り込ませれば、
おずおずと遠慮がちに舌を伸ばしてきた。
後頭部に回した手をより強く抱き寄せれば
そのまま舌を絡ませて根元から彼女を味わう。
舌を絡ませながらしがみつく彼女の手。
その手の小ささに、吸い付くような彼女の肌の滑らかさに
自然、下腹部が熱を帯びる]
ん…。
[やがて、彼女とのあいだに粘る銀の糸を繋ぎながら
彼女から唇を離せば。
青い茂みの少し上に、鮮やかな色を帯びた大輪の薔薇が
咲き開いていた。
それは、彼女がオレを受け入れてくれたという証で]
──セレスタイト。
今、ここに誓おう。
これから先、生涯をかけてオレはセレスタイトを守る。
そして君を幸せにする。
[今はもういない、あのひとの分まで。
記憶の中のあのひとが彼女を想ってきた分も、
それ以上に自分が彼女を想う気持ちも。
多少、重いかも知れないがその分だけ、この加護は強力だ。]
この薔薇は、オレの印だ。
オレとセレスタイトの主従としての契約の証。
同時にオレがセレスを愛しているという証。
[多頭飼いだとか、そういうつもりはさらさらない。
はじめから、自分がほしかったのは彼女だけなのだから]
[人間たちの物語の中の騎士の如く、
華奢になった彼女の手に恭しく口づけながら]
尤も、今そこに咲いているのはあくまで目印のようなものだがな。
印としての本体は、セレスの魂にある。
仮にセレスの姿が変わっても、お前を見失うことはない。
[そこまで説明したところで]
……薔薇、消してやろうか?
さっき消してほしいといっていたし。
そうでなければ、別の場所に移すか、
形状を変えることもできなくはないけどどうする?
[双眸を細めて悪戯っぽく笑いながら
首をかしげて彼女に問いかける。
二度目の魔王の声が聞こえてきたのは、
そんなときだったか]
……天使たちの斥候、か。
[あの魔王は天使たちには表向き嘆いてみせたものの、
内心は愉しんでいる。
直にその斥候の天使たちも、魔王の部下に捕らわれ、
新しいペットとしての仲間入りを果たすのだろう。
或いは他の魔族たちによって捕らえられるか。
まあ、オレとして他の天使に大して興味はないのだが]
……少し、風にあたってこようか。
[荒い呼吸に控えめな双丘を震わせ
心なしか薄らと上気して見える彼女の身体に
手を這わせながら、ぽつりと呟く。
風にあたるついでに、彼女の新しい衣服を見繕って
そのついでにでも斥候たちの様子も見にいくとしようか。
此方の提案を彼女が嫌がらなければ、
天蓋から薄絹を一枚拝借してその身体に纏わせる。
身体のラインがぎりぎり隠せるか程度の代物だが、
まあ何もないよりはマシだろう。
そうして彼女を抱きかかえれば、
まずは仕立て屋のほうへ向かうことにする]*
[例え、此処でジェフロイが本当の本当に願いを叶えたとして、
悪魔は他にも大勢居るのだから、斥候の天使達の襲撃・討伐は
恐らく避けられないだろう。
それでも、彼を行かせてはならなかった。
彼一人分の戦力を削いだ所で如何にもならないのだとしても、
護りに重きを置いた自身の役目を果たしたい。
その為なら、己の全てを投げ打つくらい安いものと
屈辱や羞恥に耐えた。]
―――……?
[遠かった足音が戻って来る。
頭の先まで近付くと、上半身に力を入れて衝撃に備えた。
良くて踏み付け、悪くて蹴り上げだと思い込んでいたからだが、
いくら待てども衝撃は来ない。>>25]
[頭を下げて懇願する姿を愉しんでいるのだろうか、と思案しても
笑いの気配が無いから何かが違う気がする。
彼が何を思っているのか、酷く気に掛かる……。
ただ、自分から疑問を口にすると願いは破棄される可能性が
ある為、黙って対価の提示を待つ。
そして長く続いた沈黙は破られるのであるが、>>29
ようやく吐き出された言葉は、疑問だった。]
[彼にも、自分自身に対して“何故”だと思う事があるのだな。
オズワルドは小さくて場違いな喜びを胸の奥に灯す。
その程度の疑問なら黙っている必要は無いと、ゆるり口を開き]
俺は、天使達を護る為に装身具を創り続けていた。
それが俺の役目だったからだ。
……役目でありつつ、日々を無事に生きていて欲しいと願う。
ただそれだけだ。
それが叶えられるなら、命など惜しくない。
[オズワルドにしては珍しく、多くの言葉を紡いだ。
技工天使としての役目の他に、常の願いを乗せて。]
[願いへの対価はとてつもなく大きい。>>29
魂では足りないとなれば翼か、装身具の道具か。
構わない、全てくれてやると下げたままの顔にはいっそ
穏やかな表情が浮かぶ。]
[ところが]
……な、に?
[要求されたものの中に含まれたもの、心。
それまでも奪おうと言うのか。
嗚、それだけは渡してなるものかと奥歯を噛み締めたが。
思えば、彼は何故此処まで変に執着するのだろう、と
余計な思考が脳裏を過ぎった。]
――……心、まで。
[拒絶の余地など何処にも無いと解りきっている、
自身の全てを捧げると伝えなければ、彼は此処を出て行く。
言うしかないのに、思考が邪魔をする。
何の為に自身の心を欲するのか。
そもそも花嫁とは一体如何いう事なのか。
考えれば考える程解らなくなって。
それさえ解れば―――……]
[人間に触れる機会があったせいだろうか、何処か寂しさという
ものを覚えていたのかも知れない。
心を求められれば、オズワルドの決意は妙に揺らいだ。
一度口にすれば、永きに渡る屈辱と苦痛の日々が訪れる。
それを受け入れる覚悟はあるかと自問するが、答えは
『それでも、言わなければならない』にしかならなかった。
解る事も解らない事も、彼にとっては関係ない。
そうだったなと奮わせた肩を鎮めて、顔を上げた。]
……私、オズワルドは。
ジェフロイを主とし
[見上げる視線が揺れる。
本当に、叶えてくれるのだろうなと確認するかのように。]
まさかとは思うが、お前は俺に飽きられるのがイヤだったから、
俺のモノであるということを頑強に否定していたのか………?
そういう意味ではないのに。
[開いた口がふさがらないとはこういうことだろうか。
捨てないで、と言われた言葉はその恐怖の裏返しだったのだろうか。
神への思慕や天使の誇りもあったかもしれない。
しかし、その恐怖がなかったら、この言葉が出るはずはないのだから。
そして、自分はメレディス以外を見ることもないという前提を、メレディス本人は知らないからこその恐怖もあっただろう。
一人きり悪魔の世界に置かれ、生殺与奪の権利を握られれば、そのように怯えるのももっともだろう
それなら、これならメレディスに通じるだろうか]
………じゃあ、俺がメレディスのものになればいい。
それなら安心だろ?
俺はお前を死なせない。他の悪魔から守る。
俺が飽きてお前を捨てるということはあり得なくなる。
[見せかけ上は自分が飼い主ではあるけれど、二人の関係など二人で決めればいいのだから。
これならメレディスの捨てられる不安というのが、身の上に関わることなら消え失せるだろう。
メレディスが他の者に思いを移し、その悪魔に庇護を求めて自分を捨てることがあるかもしれないが]
慾を覚えた者は徐々に強欲になり、他に目を移すようになるんだ。
俺がお前に慾を教えたけれど、他の貴族悪魔のように地位が高いわけでも力が強いわけでもないから、お前の世界を遮断することはできないだろう。
籠に押し込めて、などできないだろうしな。
なあ、教えてくれ。
お前はどうしたら、俺を好きになる?
時間が必要だというのなら、ずっと待ってもいる。
何かが必要だというのなら、なんとしてでも手に入れる。
触手やスライムや虫にすら、俺は敵わないんじゃないかと思いもしてるくらいだよ。
[元々べリアンは賢しい方だ。小器用で洞察力だってある方で。
だから、誰かに教えを乞うことなどなかった。
しかしメレディスの心を自分に向ける方法だけはわからない。
こんなに素直に誰かに物を尋ねるのも、記憶にある限りではなかったかもしれない。
いつも教えることの方が多かった、のに]
お前の顔はどこも変じゃないだろ。
どんな顔をしても可愛いし、全てがそそる。
しかし、俺は………みっともないだけだからな。
[メレディスの言葉にとっさに反論するが、惚れた相手のお願いにはそれ以上頑強に否定できなくて、手を外そう。
内心ため息をつくのは、自分がメレディスの心を絡めとることなど、できそうにないという絶望であったり諦念であったりだ。
それでもメレディスは拗ねたような顔をしたり、どこか落ち着きのないような顔をして、自分に対して不快な感情を見せないでいる。
それだけが、彼の克己心の賜物だとしてもありがたかった]
好きに動いていいんだぜ。
これは二人ですることなんだから。
………でもお前、もう躰限界だろ?
それに、下、濡れちまってるし、さ。
[もじもじと、それでも自分から動くメレディスの動きと、そのはにかんだような表情にそのまま達してしまいそうになったのは、メレディスには言えない。
このまま、メレディスに主導権を与えていれば、容易にイかされて、もっとみっともない自分になりそうだという危惧がよぎる。
純朴なメレディスに、早漏の悪魔で満足できないと見切りをつけられるのは怖すぎる。
躰を冷やすと困るから、と繋がったまま、彼の躰を腕の力で抱き上げる。
唇で遊ぶように、メレディスからのキスを受け止めて、甘い音を何度も立てれば、それは思いあった恋人同士のようで]
ちょっと待ってろな、
新しい部屋を用意してもらう間に、風呂入れてやるよ。
もうお前は体も洗わないといけないんだぜ。
[インターバルのように浴室にメレディスを連れていけば、白い湯気の合間に見えるメレディスがなおさら綺麗に見えて、欲望のままに蹂躙したくなってしまう。
部屋備え付けの浴室は、施設のスライム風呂とは違って普通に湯浴みができる。
もちろん、スライムを召喚するくらいなら自分の魔力でもできるけれど、そんなことをするつもりはない。
ちゃぷん、と湯船にそのまま躰を落とすと、自分の上にメレディスを向き合って座る形にさせる。
広い湯船は大人二人でも十分に手足を伸ばせる。
湯はのぼせないようにか温めでちょうどよかった]
この方が動きやすいだろ?
[もっとキスしていいか?と、甘えるように強請って。彼の腰を抱くように腕を回し。
腰を下から回すようにくねらせて、時折下から突き上げて。
それだけでも密着が足りない気がして。
湯の中、彼の後ろの蕾に指を忍ばせていた*]
肉も、血も
…………心も。
全ての一切を、捧げます。
どうぞ、お好きな様に。
[そうして、言葉の最後にひとつだけ足して、宣言を終えた。
少しでも自分としての言葉を添えてジェフロイの機嫌を取る
意味合いを持っている。
そんな全てを言い終えたオズワルドの表情は、無であった。**]
[ 身を預けたことで僅かに体温が混じり合う。
それが忌わしい事の筈なのに、何故だか少しだけ
気持ちが凪ぐのが不思議だった。
自ら唇を重ねたの不思議だ。
帰られてしまうのは恐ろしい事の筈なのに。
しかし、質素な布が音を立てて引き裂かれ
肌がひやりとした外気に晒されれば
ひゅ、と息を吸い込んだ。
豊かな双乳、その色付く先端はツンと小生意気に
空を目指している。
下着は下肢に纏うもの一枚のみ。
その中で下生えは淡く、柔らかな産毛のみ。
ぴたりと初心に閉じた花弁はまだ蜜を零さぬが
その蕾の奥、艶やかな蜜で潤い初めている。
そこまで晒された訳ではないが、
それでも裸身を晒されたには変わらず
その羞恥に頬が赤く染まった。
反射的に両腕で胸元を隠そうとするが。 ]
あっ、……そう、ですが……んっ……
[ 栄養も水も何事も適度が肝心。
しかし羞恥に恥じらう気持ちの方が勝る。
両腕で胸を隠そうとすれば
腕で寄せられたそれが深く谷間を作った。
そんな中与えられる口付けは甘い。
視界を塞がれればより口付けの感覚が
伝わってくる気がして、きゅうと下腹が
切なく熱を帯びた。
花弁が閉じていても、湿り気を伝え始めるほど。
ぞわぞわと滑らかな肌が粟立つ感覚。
彼女の太腿にまたがっているから、
揺すられれば身を竦め、翼がばさりと開かれた。
知らず、その太腿を両脚で締め付ける。
喉が逸らされ、口の端から蜜が溢れた。 ]
あっ、ンン………っ、ふ………
ナニ………っ、あつ、い……?
[ 先ほどの暴虐でも傷みを熱と感じたが、
または捻じ込まれた凶器を熱と感じたが。
今は重なり合った箇所から甘さを覚え、
自分の体の奥底から熱を感じている。
怖い、とは思う。
けれど、目隠しも何も拒絶はしない。
その代わりに唇が離れそうになれば唇を押し付け
おず、と舌先をこちらからも伸ばし
与えられる混じり合った蜜を飲み込む。 ]
……フォンセ……。
[ 伸ばした指先が赤い髪を搦めとる。
見えないのは少し心細い。
けれど口付けは暖かく甘い。
触れて良いと言われて髪に触れて、
嬉しそうに笑みを零してそれを緩く握りしめる。
それにしても、触れて欲しいとそんな風に
願うようになるのだろうか。
下肢に感じる湿り気に不快感はあれど
それが示す意味など知らぬ天使は ]
…………これ、は?
[ 自分の身に何が起きているのかと
不安げに自ら下肢に指先を伸ばした。 ]**
/*
あぶな、めっちゃデレるところやった……あかんあかん。
ちゃんと「何故」が解決しないとだー。
とりあえず今は虚無。予定ではこの後色々お話して
行ける機会があるはず。
あるよね!?
というか、クレステッドさんが捕まってるっての
知る機会無かったな?エピとかで会えるかな。
そして主、お洋服下さい。
[ 祭壇に捧げられた子羊を見たあの時から
何かに心を砕くことが怖かった。
神の手足として生まれたはずなのに
あんなにもたやすく、何かに心を動かされる
その事実がずっと恐ろしかった。
特別を持てば、その分だけ
平等に接することができなくなる
脆弱な己の心は触れられない光より
抱きしめてくれる温度を求める
その事実を、無意識のうちに
悟っていたからかもしれない]
[ だからきっと
あの子羊を見るより以前から
あのひとと、レトと過ごし始めた頃から
この心は堕ちはじめていたのかもしれない。
貧しい村にばかり、遣わされていたように思う
そのくせ、誰かを救う役割は少なかったとも
度々受けた、見守るだけの使命は
きっと、己の内側を見透かされていたため]
[ そんな風に考えてしまうのも
逃げているだけなのかもしれないけれど]
……私も……
[ レトを、そしてあのひとを愛していた
気付くには十二分に遅すぎたけれど。
共に過ごしてきたあの日々は
なによりも、愛おしいものだった
重ね合わせた唇を離せば
互いの唇を繋ぐ銀糸がふつりと途切れ]
―――あ、咲いて……
[ 視界の端に捉えた時から想像はついていた
とはいえ、直視するのは恥ずかしい。
咲き誇る薔薇に、一気に頬が熱を持つ
明後日の方向を見つめたくなるのを
どうにか我慢して]
[ 誓いの言葉に、静かに頷く。
これからは、彼が自分の主人
自分は彼に飼われることになるのだろう。
それでも、触れることのできない神を想うより
触れられる温もりを思う方がいい。
羽ばたける翼をもってはいても
この魂は天の国には相応しくないのだから]
……これからはレトが
―――レト様が、私の主人です
[ 手の甲に受けた口づけ
唇が離れたなら、手を持ち上げて
口付けられていた箇所へと、唇を押し当てる。
誓いの印だという薔薇の紋にそっと指先で触れ]
[ 悪戯っぽい笑顔に、あたふたと視線を逸らす。
この箇所にある限り、効果は続くものか等
気になることは色々あったけれど]
このままで、いい……です
この位置ならば、誰の視線にも
触れないでしょう?
[ 見られるのは、彼だけでいい。と
至極真面目に答え、彼の表情を伺えば]
ちょうどその時、天使たちの斥候を知らせる
魔王の声が、脳裏に響いてきて]
大丈夫……でしょうか
[ 瞳に走った動揺を
悟られないよう、視線を下げる。
受け入れた今、逃げ出すつもりは毛頭ない
それでも、他の天使達が傷つくのは嫌だと
食い込むほどぎゅっと掌を握り]
……はい
[ 彼の言葉に頷き、ゆっくりと身体を起こす。
先ほどまで与えられていた快楽の余波か
四肢にうまく力が入らずに
薄絹を纏うのにすら苦労してしまったけれど
それでもどうにか、身体を隠せたなら]
どうか、傷つけないでください
[ 他の天使達を、そして彼自身を
傷つけることのないようにと、願いながら
その腕の中に収まる]
[ 居室でのやり取りを終え、仕立て屋へと赴く道すがら
抱きかかえられた腕の中、ぴたり身体を寄せ
衣装代わりに羽織った薄絹がずり落ちないよう
必死で布をおさえていた*]
[理性が記憶の欠片を剥いでいく。
こびりついていたちっぽけな自尊心もいっしょに零れ落ちて、高潔な天使は今やはしたなくおねだりする腰振りを披露していた。]
っあっ♡、んぃ、あ、ア♡
[表情は怒りから戸惑い、そして…わずかに口元が緩めば、喜悦のそれ。
枷で擦れた手首や足首に赤い擦れ傷ができていてもかまわず、ビン、と鎖を張って四肢を強張らせ、あるいは縮めて…快楽の波にすっかり翻弄されていた。]
わっ、か、んな、ぁ、い♡
わかんない、わかんないぃ♡
[この状態で話しかけられても、ではなく。
そうとしか答えられない。
天使として生まれ、魔族と敵対し、人間を守り続けてきた。そんな生き方しか知らないし、それでいいと思っていたから。
でも現在進行形で道を塞がれ、砕かれ、しかし退路は既になく。
その上新たな名と姿まで押しつけられ…頭も心もいっぱいいっぱいで。]
[壊されて、その上で…ソラとして生きるしかないなら。
天使ではない自分が、魔族の、と修飾語が付かない彼をどう思うか…問われても。]
愛、など…っ
[望んでいない?ほんとうにそうだろうか。
…目を見開く。
埋めた記憶が輝き出して、天使という重く固い羽に包みこんでいた自身の心を暴き立てる。]
にんげん、の、ように…っ
[琥珀の瞳が零れ落ちそうなほど開いた目から、涙が一粒零れた。
―忘れていたあの日の光景が一瞬、瞼裏に映し出され―]
しらにゃ、い…っわら、ひ…
あな、たのこと……なにも…っ
[もちろん、意にそぐわぬ行為ばかりさせられ、憎む気もちはある。けれどそれも、彼を信じるならば「愛ゆえに」そのような行動に出たという。
…愛ゆえにとんでもない行動に出たり、時に常識を疑う発言をする人間を数え切れない程目撃したので、彼という人間の一要素として見るのは難しいだろう。]
おしえても、くれてない…っ
わら、ひのことも…はなひも、きかない…っ!!
[熱烈に、言葉と行動で愛を示す男を、悦楽にぼける両眼でまじまじと見つめ…くしゃりと顔を歪めた。
ああ、やっとわかった。
自分たちに真に足りないもの、それは対話だ。
人間たちがそうするように、そうしていたように、…そうしたいと憧れていたように、してくれたら…
してくれたら…
もしかしたら…]
[桃色の波が、僅かに理性が戻った瞳を蜂蜜に似た柔らかさになるまでまで蕩けさせた。
そうか、イケたらきもちよくなるのか、イクって何だろう、わからない、でも、でも早く解放されたい、その一心で―]
イキたいっ♡イカせろぉおお…♡
んぅ、ああぁ、ア、やだ、もうやらぁぁ…♡
[理性と情熱の間で揺さぶられ続け、ついに自責の念を本能がねじ伏せ…体が屈してしまった。
命を宿すという重要な役目を担っているからこそどこよりも感覚が鋭くつくられた一番奥は刺激をダイレクトに快楽へ変え、どぷ、どぷと愛液を吐いた。]
っひ、…っイ、ぁ、―――っ♡♡
[彼の目論見通り吐息は大きな刺激となり、棒をぎゅちぎゅちと絞めつけた。
だというのに棒を引きぬかれた穴はひくひくと蠢き、新たな刺激を待ちわびていた。]
[絶頂寸前で放置された体は何もされなくてもびくつき、半開きになった唇から唾液が漏れる。
今どんな状態か、何をされているかもわからなかった…手のひらが、印をつけられた三か所のように疼くまでは。]
や゛、め、……っあ、アアア゛っ♡
[先程花芽から生まれた熱く刺さるような快楽が手から生まれ、−それだけで達してしまった。
体中を弓なりにしならせ、はしたなく舌を突きだし―
そうして、悟る。]
(どんなにわたしが考えても、譲歩しても)
(関係ないのだ、この男には―)
(わたしに心なんて、あるとはおもってないのだから
(だからこうしてこわして、こわして…ふみつけて…)
[瞳から光が消える。
なにが、人間のように、だ。
踏んでも面白みがなくなったから、わたしが好きそうなフレーズを使っただけではないか。]
(ああ、嗚呼、ああ、……アア、)
[僅かな光明を見せられ、もしかしたら幸せな結末へ辿りつけるのではないかと望んでしまった自分が酷くみじめで。
けどそれは騙された自分が悪いのだ、と。
彼の生い立ちも性格すらも知らず、ただ向けられる言葉と好意を信じろと強制され続けた末に、得た答えは―]
(これが、絶望か。)
[足元から冷たい感覚が昇ってくる。
胸のあたりまで昇ってきて、喉をしめつけられて、やっとそれの正体の名を掴んだ。
掴んだどころでどうにもならず、翼から羽が抜け落ちていく。]
……そうだ。
って、言ったらどうする?
俺は人形になんか、なりたくなかったから
[思えば最初からかみさまに背いていたのだろう。わがままだった。そういう意味にしか、聞こえなかったと溢し、思い出すのは篭の中で震えていたこと。一人きり、周りの天使たちはみんな、おかしな笑みを浮かべていた。ああ、なるのだと思っていた
ああ、なりたくなかった。
天使として、以前に、メレディスとして。ベリアンがどうして優しくしたり、酷くするのかもわからなかったから。けどけど、今は少しわかった気がする]
[天使とは生来、他を哀れみ、施すものだ。
救いの手を差し伸べ、その身は善性で出来ている。
故に、己の向けられた憐憫にも反応は些細。
精々、彼に触れる触手が刹那の停止を受けただけ。>>31]
―――― 憐れまねば、折れてしまいそうかね?
難儀なことだ。
例え、どれだけ厭わしく思っても、
君の本能が私さえも救済したがるとは。
[つくづく天使と云うものは。と、漏らした溜息は揶揄めく色。
彼の掠れた指摘に返すは、負の感情を是とする悪辣の顔。
彼が寂しさと語るものは、己にとって享楽であった。
他者を玩具のように使い、余暇を埋める。
消費する以外の愛玩を、怪物は知らなかった。>>31]
……???ベリアンが、俺の???
俺がではなく??…いいの?
守る…、どうしてそこまで
[俺が好きだからと、ぱちぱち問いかける。
胸に溜まっていく暖かいもの。いいのだろうか、彼が嘘や駆け引きをしているとは考えない。ただ、そんな風に言ってもらえるなんて。と、思う。
メレディスは……ダメな天使なのに]
[怖れと絶望の権化として生じた身に、備わっている感情は少ない。
喜怒哀楽の喜楽が強く、怒が僅か。哀は知らない。
悲哀とは他者から搾取する感情であった。
例えば、人間から、例えば、天の御使いから。例えば彼から。
悲痛を糧とし、その味だけを知るばかり。我が内に持つなど到底。
だが―――、
時折、彼に向ける眼差しから色が消える。
微笑以外の顔の作り方は拙い。
知らぬ感情、知らぬ表情、彼のみが知る我が一側面。
彼の意識が天の同胞へ傾けば、腹が立つ。これは怒りだ。
彼の視線が外れれば、妙に神経が騒がしい。これはなんだ。
観測し続ける己が、深層にて変化する心地。
彼は彼すらも自覚せぬまま、永年を生きる怪物を変えていく。]
[彼を、思う心に変化が生まれてく
恋とはどんなものだろう。彼の心に触れたい、抱きつきたい。少しずつ、学ぶ。天使としてではなく。彼に寄り添う存在として。]
…遮断って、ベリアンは俺をどうしたいんだ
他をみれないぐらいに…すればいい
……そんなの、俺がしりたい
俺は、ベリアンのことを、好きになりたい
すきって、どんなもの?
[ベリアンは優しい。
待っているだなんて、優しすぎて、喉がつまった。そして、つたえたいと思った。これがすき?わからない。まだ知らない、けど、内側に積み上がる。ぽかぽか]
「アイリの花嫁衣装も、おばあちゃんが縫ってあげるからねぇ」
…天使は誰とも夫婦にはならないし、そもそもわたしは女性では…
「そうかいそうかい、それまで長生きしなきゃねぇ。
そうだ、このリボンを受け取っておくれ。
葡萄の皮で染めたのだけれど…」
[触れる。
最初は、指先と掌でしているとわかるように。
頬に触れた指の感触は猫にするように顎をくすぐり、首筋を滑り落ちて肩へ
触れるか触れないかの空気の流れ、肌理に綻ぶ温度を寄せていく]
キスが好きなのか
ああ…答えなくても良いよ
[引いてみせれば追い縋り、おずおずと舌先で求めてくる様は稚い雛仔のようで愛らしい。
髪を搦めとる指に微笑んだ気配は伝わったか]
それはお前が見出したリビドー
お前の体が私を受け入れ、私の愛を許しているという証
──触れてごらん
[手を重ね、指を絡めるようにして下着の縁へと伸ばすのを導く。
淡い和毛をまとうふくらみに届かせると、下唇を吸い上げてちゅ、と音を鳴らした]
[隆々と勃起した熱杭は猛々しい。
彼が媚びるべき逸物は、処女には過ぎたる代物。
視線に晒され、熱を帯びる剛直は赤味を増す。>>32
彼の口腔で息衝く剛直が、粘膜に触れて爛れさせる熱を撒く。
唇を濡らし、目一杯に頬張らせれば鼻から淫臭が抜ける。
濃密な闇と魔の匂い、見目ばかりは温厚な男の凶悪性。>>33]
……良い子だ。
[彼は同胞への博愛の為、自らの心を削ぐ。
魔族の肉欲に侍り、奉仕するなど屈辱だろうに。
滑った柔らかい舌腹に、凹凸の著しい硬い棹が滑る。
粘膜に教えるのは、禍々しい凶器。
硬質な外殻を有していても、上がる体温は著しく。
ひく、と戦慄く彼の咽喉を、緩く突き上げる戯れを。>>34]
??なんで、そうおもうの?、?
[いっそ、試してみようかとおもう。
彼に抱かれて変質した身体。異物はこわい。だけど、彼が信じられないのなら、とまで考える。その理由はなんだろう。信じてもらいたい、そういうのは]
…かわいくない、よ
…それに、俺はベリアンの顔みるの、すき
……みっともなくない、
とても、
[嬉しい。と喜びを何度伝えただろう。
手を外す彼をじっとみつめ、きゃきゃ、とはにかんだ。ころころ、と表情が変わっていく。彼の内心のため息を知らない身は、うれしい、うれしいと綴る。
泣いてばかりだったときより
ずっとずっと、ぽかぽかだ]
…ふたりで?俺とベリアンで??
っ、はぁ……ん
あ、ぅ、やっぁ、まって、これ、これっ
[制止のこえは、今までの拒絶をはらまない。
ぎゅぎゅと抱きついた腕を解かないで。きゅうきゅうと中は彼をしっかりとしがみつく。彼の力強さに息をのみ。抱き上がれられて、中がはねた。
これだけで、達してしまいそうで
彼の危惧に気付く余裕もなく。あまい、あまいキスをする。…この、キスはすきかもしれない。ぽやぽや、
ぽーっとしていれば、浴室に、。]
[初心な彼が性交の手順に気付いても、今更。>>35
彼が舌と唇を使って、献身的に育てた肉欲は肥えている。
彼を見つめる眸から、時折笑みが消える。
彼が竦んだ様子を見咎めて、漸く唇を吊ることを思い出すのだ。
切羽詰まった嬌声に傾けるのは聴覚ばかりではない。
意識と注意、それにもうひとつ、己の知らぬ感情。
歪んだ眼差しを更に拉げてみたいと思う悪心。
彼に恐怖と絶望を刻みたがる邪心。
逸る意識は触手の侵攻を促した。
背から天の衣を切り裂いた後は、彼の下腿に忍び寄り、脇から腰へと滑り込んで。]
……ぅ、あらう??
なぜ、…どんな、ふうに、あらう??
[白い湯気のなかにみえる浴室にぱちくり。
どうするのか。と、がしっと捕まって、ぎゅううう。すこし、落ち着いて息を整える。スライムはいなかった、そもそもスライムとはどんなものだろう。
ちゃぷん、ちゃぷ]
ん、…うん、ベリアン…
[向かい合って
甘えるようにねだる彼にわらいかけ。ちゅちゅ、この唇を合わせあう、キスはどきどきする。腕を回す彼の首に回して。ぎゅーー。ちゃぷ、くちゅ、
淫花からこぽと白が漏れる
湯にうかぶ。揺れる、段々喘ぐ声が拡がり
浴室に響きはじめ。]
はぁ、…ん、
[きゅううと媚肉が逸物をのむ。
蕾が、指腹に引っ付いて、開いていく**]
[身悶える彼に誘われて、触手がまた閃いた。
彼の下肢を隠す光の繊維を断ち、ずるずると這いまわる触手が白皙を剥いていく。天に与えられたものを、全て奪ってしまうかのように。>>36
己にしては珍しく、丁寧に段階を踏んだ。
人であれ、魔の者であれ、前戯は難儀、面倒事。
身体を自ら拓きたがるように強い邪眼を掛け、貪るのが常。
それで破壊してしまっても、使い切りの玩具を惜しむことは無かった。
けれど、彼は如何か。
態々、腹に己の欠片を納めさせ、自覚を促すように奉仕を強いる。
彼の意識を改革させて、犯される結末を示唆させる。
怯えさえ、慄かせ、その甘くも狂おしい感情を吟味するよう。
ハ、と息を僅かに弾ませ、滴らせた一滴。
込めるは意図的ではなく、己の種族特性。
自身の欲情を知らせ、彼を変え。
雄々しい肉欲が彼の咽喉奥を重く叩いた。]
ああもうわかったわかった、つけるから…
胸を抑えるフリはやめてくれ…
とても、わたしの胸が
とても、
痛む…
(今みたい、に、)
[―――― 良くない傾向だ。
そう、内心で自らを咎めたのも今更。
己の本能に従う触手は、既に彼に群がって久しい。
隔たりを厭い、襤褸と化した衣を小さく千切り放り出していく。
胸を覆う衣を剥ぎ、下肢に纏わりつく残滓を払い。
彼の前が窮屈になれば、甲斐甲斐しく引き裂いて解放を促す。
丹念に這いまわる触手のお蔭で、彼が身に着けるものは、白き手袋のみを残し。]
[薄い肌の下、華奢な鎖骨に熱を灯し、
翼の付け根のやわらかい部分に触を至らせて、敏感なその部分には少し厚く愛撫を施す。
仰け反るように動けば突き出される形になる乳房を手挟んで、色づいた乳嘴に指先を乗せた。
これは両の掌、だけではないと気付くだろうか。
滑らかで少し温度の低い感触は彼女の膝から太腿に絡みつき、慎ましい下着の布地をくぐりぬけて背骨のくぼみへひとつひとつ接吻していく。
下腹に秘された快楽へも一筋は伸びて、潤う花弁から雫を掬い取り、充血した新芽を擽った。
ふれるほどに、体温は混じり]
――――…熱い、
[漏らした独り言は無意識のうち。
軽く己の髪を撫でつけ、背を座に凭れさせる。
自然と彼の咽喉を攪拌する形で陰茎が押し込まれ、呼気を潰す。
盛った熱は凶暴であった。悪徳であった。衝動であった。
彼を求めるる本能を、意識せずには居られない。
天使を飼えば人生が変わる。
己は確かにそう聞いた。そう聞いて、興味を沸かせた。
けれど、それが間違いであったことを知る。
天使が己を汚染するのではない。
―――彼と云う個こそが、己の根幹から変えゆくのだ。]
[蛇が触れ、熱を灯した肌は外気に触れても醒されることなく、鋭敏に息づく。
細くくびれた腰、まるみおびた骨盤の峰を滑った穏やかな触も、すべてが淫蕩な気配を喚び起す。
彼女が声をあげれば口付けで吸い取り、吐息を混ぜて喉奥にまで情を注いだ。
視界だけでなく嗅覚を抑制させたのは、肉欲の汚れを恐れる彼女を触れ合いに集中させるため。
既に陰の気を帯びた下腹には蜜香がこもり、肌に浮いて震える雫にすら色が匂い立つようだった。
顔を半ば覆う目隠しの耳元へ、呪を込めて囁く]
私のアンジェ
私たちは本来、魔力によってその姿を形作られたもの。
人間のように杭と孔に象徴されるものではないと教えてあげよう
…………心を開いて
[胸元を寛げ、肌を重ねれば、撓んだ谷間に汗が伝っていった*]
[染まった彼の頬に生まれる感情はなんだ。
彼の視線が己ばかりを映す充足は何処から溢れる。
切なげに呼ばれただけで、何故、余裕を忘れてしまうのか。
薄く開いた唇は、もう笑みの形を作らない。
見惚れる眼差しは瞬きを忘れ、彼の意識を惹きたがる。
無様を自覚しながらも、彼に囚われずには居られない。]
もっと、私を呼べ。
私に許可を求め、救済を乞い、懇願しろ。
[熱を上げる彼の身体に這いまわる触手。
足首に、腰に、脇に、ぐるぐると巻き付けば、全身を擁する形。
何もかも、彼がいけない。
幼子のように屹立に懐く淫靡を理解していない。
拙い技巧で、どれだけ我が身を煽るか思いもしない。]
[彼の拒絶は混沌としていた。
何を厭っているのか、考えるほど己の頭も回らない。
涙に濡れる剛直が猛り、狡知を生業とする癖、思考は周回遅れ。
ハ、と息を吐き出せば、彼の頬に剛直を摺り寄せ、淫液でフェイスラインを飾った。
そのまま、触手が彼の肉体に浮遊感を与え、引き上げていく。飴玉に懐くような彼を、剛直から引き剥がし、浮かせる肢体に強いるは開脚。
中空で膝を曲げた形で脚を左右に押し開き、晒させるのは己が創った彼の洞。
誰の蹂躙も知らぬ、純潔なる処女の窄まり。
浅ましく息衝く其処を隠そうにも、彼の腕は頭上に纏められ、強靭な触手が拘束する。]
――――…君に、快楽を教えよう。
[閃かせる片手。口角を上げた心算が、案外一途な声になった。]
[不意に指を鳴らせば、衣裳部屋の一角に結界が展開される。
視る力が外から内へと反転し、外部からの詮索を遮断する障壁。
その内側、触手で釣り上げた天使は憐れな供物と化し。
外に零れるのも、噎せ返りそうなほど濃厚な――――、
ネロリの香りばかりと。**]
[屹立に向かって、釣り上げた彼の肢体がゆっくりと降下する。
内側に込めた力の欠片が漸く動き出しても、彼に摩擦を与えることなく、四方に拡がり、秘所の媚肉色を覗かせるばかり。
捕食を思わせ、独占を感じさせ、束縛を知らせ。]
―――――…、
[彼を見つめるままの怪物が小さく息を飲み。
ズッ、と剛直が秘所を穿つと同時に―――、降りてきた自身だけの天使へ、淡くも柔い、口付けを捧げた。*]
[ここに来た時には大きくしなやかに羽搏かせることができた翼は、今や全面からはかろうじて散り散りになった果ての先がちらちらと見えるまでの大きさとなっていた。
散って宙に舞い、頬に落ちた羽は毛先はバサバサで、見るに堪えない物となっていた。]
(この衣装を着るのは、自分を望む男の色に染まるため…だった、か)
[こうしている間にも黒に塗りつぶされて行く記憶と、目の前で広げられた白く長いドレスを照らし合わせるだけで、どこか他人事のように考えていた。]
(この衣装を着ればわたしは、
男の望む、淫らで、心のない妻という名の肉人形になる。)
[なるほど、形から入るとはこのことか。
笑ってしまいたくなって、でも口角はぴくりとも動かなかった。
ああ、早く着せてほしい。
脱力しきった体では抵抗どころか着るのを助ける動きもできず、しまいには途中で快楽に溺れがちであったが。
彼の望む【花嫁】が無事、できあがったようだ。]
………、わかった…
[どうせこの答えしか求めていないのだろう?と―
跪いた男を見下ろす眼は怒りも悲しみもなく、諦観の末至った虚無と絶望で沈んでいた。]
…ソラとして、おまえのモノになろう…。
[口にしてしまえば最後。
この身を苛むすべての負の感情から解き放たれたような気すらした。
いや、実際そうなのだろう。
かろうじて残っていた翼が根元からじわりじわりと赤黒く染まっていく。
青空が夕焼けに焼かれ、宵闇に溶けるよりもずっと速く。]
はは、…ハハハ、はは、ハ………
……………………ああ、
[男の炎と絶望の黒が、水色の羽の毛先まで侵食しきった跡には。
心も在り方も天使としてのそれから外れ―――堕ちた証としての赤黒い翼が、ただそこにあった。]
濡れてる。
[柔らかな場所を奥まで探りながら囁き、]
熱くなってる。
[抱きしめて、彼我の体温を理解させる。
媚薬に浮かされているのは、アルジュだけではない。
光の刃に手を傷つけられた堕天使自身もまた、爛熱の裡にある。
初めて聞くアルジュの濡れた声と初々しい反応は、さらなる熱を呼び覚ました。]
・・・
(さよなら、アイリ。)
[今までの自分と、もうひとりの「アイリ」に心の中で別れを告げ―
歪んだ唇の形は、薄暗い笑みの一部としてそこにあった。]
[投げつけられる光の槍を髪の毛一筋のところで躱し、連鎖する光球の爆発を縫うようにすり抜けて飛びながら、アルジュを抱えなおす。
自らは着衣のままだったが、所詮は魔力で編んだ紛い物。
繋がる障害になどならなかった。
傷つけるためのものではない肉の槍を、鞘として形作られたアルジュの中に収める。
快楽を識った身体は以前よりも熱く滾っていた。
うねり、締め付けてくる内側を、暫し動かずに堪能する。]
前よりもずっといい。
おまえの成長は、目を瞠るものがあるな。
[満足を声と吐息にして吐き出した。]
[アルジュを縛める不可視の鎖を握れば、それはさらに姿を変えた。
蜘蛛の足のように広がって、上半身と翼を纏めて固定するハーネスの形を取る。
さらに腰回りから鎖は伸びて、堕天使自身の腰に回った。
背中の鎖を取っ手のように持てば、片手で優に支えられる形だ。
そうして空いた片手に、黒い翼のような刃が生まれる。]
おまえの過去を斬りにいこうか。
生まれ変わるおまえの上に、花代わりに降らせてやろう。
[蛮行を目の当たりにした天使たちの怒気と殺気が渦のように吹き付ける中、堕天使は笑いながら刃を高く掲げた。*]
…なぁ、そんなことより、なぁ…♡
[話は終わりか、と問う時間すら惜しかった。
震えが残る手で神聖な花嫁衣装のスカート部分を摘み、裾をたくしあげた。]
はやく、…っはぁ…♡イカせて、くれぇ…♡
うずいてうずいて、しかたないんだ…っ♡
[神秘のヴェールに隠されていた三角形を包む下着は、クロ溢れて止まらない蜜に濡れて透けていた。]
ハッ、んはぁ…はやく……♡♡
[もう恥ずかしがる必要もなければ理由もないと、発情を隠そうとしない蕩けた雌の顔は期待で紅潮しきって。
はっはっ♡と、発情期の犬のほうがもっと品がありそうな程、はしたなく舌を垂らした荒い呼吸を繰り返していた。**]
晴天の天使 アイリは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[花開いた彼女の下腹部の薔薇と、
それと同じくらい色づく彼女の頬]
セレス。
此方を向いて。
お前の顔を、どうかよく見せて?
[舐るように言葉を紡いで。
目を逸らそうとするのを必死に耐える姿に
少しばかり意地の悪い笑みを浮かべて。
彼女の蜜に濡れた手で、彼女の頬に触れて。
その蜜ごと、彼女の涙を舐めて拭った。
薄らと甘酸っぱい香りと塩の味のする液体が
混じりあって、自然胸が高鳴る。
汚いだとか、そんなことは露ほどにも思わなかった。
彼女がオレで感じた証を、
どうしてそんなふうに思うだろう?]
[セレスの手の甲に口づけて。
唇を離せば、同じように彼女が唇を押し当てる。
──契約は成った。
下腹部に触れる彼女の手の甲に、そっと自分の手を重ねる。
温もりが、あらためて彼女を自分のものにしたという、その実感を与えてくれる。
ずっと昔から、あのひととともに焦がれた愛しい青い天使を。]
[あたふたと視線を逸らす、
その様が愛らしくて悪戯な笑みをより深くして]
そう?
ならば、いいけれど。
[鮮やかな紅の一輪の薔薇の花。
その意味を、果たして彼女は知っているのかどうか。
──…『ただ一人だけ、貴方を愛する』
花言葉なんて、贈る花の本数に意味を与えるなんて
人間というのはどうしてこう、面白いことを考えつくのか]
オレは見られてもいいけどな。
わかる奴は手を出さなくなるだろうし。
[尤も手出しなんて最初からさせるつもりもないが。
彼女が下腹部から手を離せば、そっとその花弁に口づける。
ぴり、と痺れるような快感が、
身体の奥に響くような感覚があったかもしれない]
ああ、そうだ。
オレのことは今までどおりレトでいい。
……なんだか、そういうのは擽ったくてさ。
[はにかむようなその表情は、
笑うことが苦手だった昔、時折彼女の前で見せたもの]
[彼女が自分から逃げ出す、という考えは
不思議と思い浮かばなかった。
先程までの彼女ならともかく、
今のセレスなら自分から離れることはあるまい、と
そんな確信があったことに気づく]
ああ。
セレスは優しいな。
[他の天使を気遣う様に、目を細める。
薄絹を纏うのに苦労しているようなら、それを手伝って]
オレのことは心配しなくていい。
どうせすぐに決着はつくさ。
[天使たちのほうは…まあ、どうにかなるだろう。きっと]*
──天獄の泉・仕立て屋──
[薄絹をまとった彼女を抱きかかえながら
向かったのは仕立て屋。
事前に聞いたところでは衣装部屋なるものもあるとのこと。
迷ったが、やはり彼女だけの衣装を用意してあげたい。
そこで彼女が気に入るものがなかったら、
また衣裳部屋のほうにも寄ってみることにしよう。
細い首筋には三色菫の花飾りのついた黒のチョーカー。
天蓋から拝借した薄絹を纏わせただけの彼女は
だが、磨けば誰よりも美しくなるだろう。
このあたりの心情は、魔王たちと盛り上がっていた
他の魔族たちにも負けていない自負がある。
やがて目的の場所に辿り着けば
そこにあるのは色とりどりの衣装と装飾品、
そしてさまざまな色や素材の布と、仕立て道具。
うん…と少し思案した後、彼女の背に回りこむと]
セレス。
ここから、自分の好きなものを選ぶといい。
オレは何も言わないから。
[彼女が此方を振り向けば、かすかに首を傾けてそっと促す]
セレスが、自分が着ている姿を
オレに見てもらいたいと思う服を選んでおいで。
「これがいい」というまではオレは何も言わないから。
[彼女が最初に自分の意思で選ぶものが見たいと
そうにこりと笑って、その背を軽く叩く。
時間はいくらでもある。
彼女が選んでいるあいだ、仕立て屋が出してくれた
茶でも飲みながら彼女の様子を眺めていよう。
もし、意見を聞かれてもにこにことただ笑って眺めている]*
[仕立て屋で一服しつつ]
あまり反応できなくて申し訳ない。
盛り上がっているようで何より。
[漸く山場を一つを乗り越えられた(気がする)ので反応を]
[耳に届く堕天使の言葉が、その指で、肌で、証明される。]
あ、 ああ、 っふ
[蕩けた声をあげて頷くことしかできないけれど、クレステッドはひとつひとつに返事をしていた。
今は、全身全霊が、己のために天を捨てた”彼”だけを欲している。]
[情熱的な、だがいささかも粗暴なところのない滑らかさで堕天使の陽根が侵入してくれば、クレステッドは翼の先まで震わせて歓喜にむせぶ。
ようやく、自分の身体で受け入れることができたのだ。
この熱さ、この硬さ、この深さ、このかたち ──
媚薬のもたらす高揚と、一途な性質が相まって、天より摘まれし花は艶やかに咲き開いた。]
[中を締めつける動きに呼応したかのように、身を縛る魔性の鎖はクレステッドを外から締め上げ、新たな形に緊縛する。
クレステッドは潤んだ目で堕天使を見つめた。]
早く…
[堕天使が何を告げたか理解しつつ、求める言葉を捧げた。*]
/*
洋服何にしようかなー。と考えて
つい生地とか糸の種類の段階から選ぼうとしてた
これやるから長くなるのよね(
龍人族 ソマリは、魔王 テオドール を投票先に選びました。
[誓いの言葉を全て言い終えた。
ジェフロイはきっと、愉快に思っている事だろう。
生かされず殺されずで屈辱の日々を繰り返すのだろうが、
これで天使達の襲撃の手を減らす事が出来る。
囚われの身による小さな抵抗は、これで終わり。
あの加護の指輪を持った天使が此度の斥候に加わっていたなら、
無事で戻れるように。
居ないのなら安寧を祈って、静かに目を閉じた。]
―――……ヒッ!?
[途端、引っ掛かっている程度に纏っていた天衣が割かれ、
繋がれたばかりの枷が外された。
本当に、何がしたいのかが解らなくて小さな悲鳴を上げる。]
[再びベッドに横たえられ、チラと視線を横に向けると
未だ血に濡れた部分が色鮮やで。]
……抵抗はしない、誓いは破らない。
[思えば、行為を中途で止めたままだったなと
先程まで受けていた痛みと甘さを思い出す。
成程、最後まで通したいのかと思い込んだまま、
無抵抗を告げて出来る限り全身から力を抜いた。
抜かなければ、また蠍の尾で痛い目を見るのだから。*]
[知らない、何も。と言われてしまえば、その通りだった。自分も、彼女の事を何も知らない。
そして、彼女も知らないのだろう。こんなに愛されたがる理由も、一つの物事に執着する事も。不器用、と言うには些か乱暴過ぎる程の不器用な愛情表現すらも。
教えてなく、そして彼女の話も聞いていない。そう言われれば、手に力が入る。]
それは、オマエが……!!!
オマエが、オレの事を気持ち悪い、汚いって…
話せんかったのはどっちや!どっちが…どの口が……
オレは本当にオマエの事…
[こちらを見る視線に睨み返してしまった。こんなの、ただの八つ当たりだ。彼女が言っていたじゃないか。
最初から交わる事なんて無いって。けど、もしも彼女が少しでも話を聞いてくれるようであったのならば。
もしも、自分が彼女に何もせずに最初から対話を始めていれば。何か変わった結果が得られたかもしれないのに。]
[自分にとって、きっと最初で最後のプロポーズなのだろう。花嫁衣装を着せて、傅いて。ソラとして自分のモノになろうと言われた時、はっと顔を上げた。
彼女の言うのは“物”で、自分が言うのは“者”で。そこには大きな違いがあると言うのに。
自分を見る瞳には、何の感情も無かった。驚く程に冷たく、深い闇を見ているようで。その翼には青空のような綺麗さは無く、赤黒く染まって居た。
乾いた笑いを浮かべ、アイリを捨て、ソラと成った彼女。薄暗い笑みに口を歪める彼女は、本当に自分が望んでいたものなのだろうか。]
なぁ…。オレは、何処で間違えたんやろな……
どうして、こうなってしまったんじゃ…
[気高くプライド高く、そんな彼女に憧れた。自分の持っていないものを持って、美しい彼女が好きだった。
そんな彼女を壊し、裾をたくし上げさせ、望むように快楽に溺れさせたのは他でもない自分だ。
蜜が溢れ、雌の顔に成り果て、透けたショーツには淫紋が浮かび上がっていた。]
……あぁ、ええよ
オマエが望むんやったら、したる
[畜生、と小さく吐き捨てれば彼女をベッドに押し倒した。もう拘束は必要無いだろう。ただ、こうなってしまった現実から逃げたくて。忘れたくて。好きだった“アイリ”は自分が壊してしまったから。
今は、どうにでもなれと。彼女のショーツをズラし、自らの熱を押し付けた。]
……ッ
これが、欲しかったんやろ?なぁ…
言うてみ?ほれ、何を、どうして欲しいんじゃ
[畜生、畜生チクショウちくしょう、どこで何を間違えて、どうしてこうなった。そんな後悔を振り払いたくて。彼女に溺れてしまおう、と考えた。
淫紋の感度を更に上げて、何が欲しいのかお強請りしてみ、と声を荒げて先端に溢れる蜜を擦り付けた。**]
俺だって人形遊びには興味ないさ。
泣いて怒って、俺に噛みついたお前を好きになったのだから。
[それ自体が不思議でならない。
何も天使を悪魔が従えたからといって人格まで変えることにはならないだろうに。
他の天使の飼い主たちは何をしたら、あのような天使になったのだろう。]
俺はお前の側にいられればどっちでもいい。
───?
お前を飼うと決めて、受肉させた悪魔としての責任だろう?
それに惚れた相手を守るのは当たり前だしな。
[メレディスが驚く様を、首を傾げて見ている。
確かに自分の思いのままにならない天使を殺してしまう飼い主も中にはいる。
しかし、べリアンはきわめて合理的で現実的なだけである。
飼い主と飼われている天使、という見かけの関係などどうでもいいし、そこにプライドを持っていない。
メレディスが己をダメな天使であるから、と内省しているのもわかっていない。
有能さでメレディスを選んでいるわけではないからだ]
俺がお前にしたいこと?
そりゃ、他に目移りしないでほしい以外ないだろう。
もっとも最初から、お前は俺を見ているわけではないけれど、ライバルは少なければ少ないほど、選択肢は少なければ少ないほどいいのは当然だからな。
───ありがとう。今はその言葉だけで十分だ。
好き、か………。
少なくとも俺は、お前に出会った瞬間に、お前だけに色が着いているように見えた。
それからはお前に全感覚が持っていかれたようになった。
だから、主の館でお前が隠れていても、お前の居場所がわかったんだ。
………お前の前でもそうでなくても、お前の事ばかり考えている。
[真摯な顔をしてメレディスを見つめる。
思考リソースを一つの物事に盗られてしまうのなら、それこそ恋をするとバカになるのは当然だと思う]
……………。
[まさか床下手の疑いが自分にあるから、メレディスに下手にオモチャや淫魔を与えて、そちらがいいと言われるのが怖い、などと言いたくない。
性体験自体はある。
しかし、今まで他人に興味を持たなかったのだから、誰かを愛して躰を開いて自分好みに仕立て上げるような経験はなかった。
最初からメレディスは自分のために存在しているのではないかというくらい、相性が良かったから………かえって不安がよぎったのだ。
顔を見せられない、というのも同様で。
どうしてメレディスの前では、無様な自分しか見せられないのだろうか。
メレディスは鈍感なのか、優しいのか、そんな自分をあざ笑ったりはしないが]
洗うのは、後で………だな。
もっと、この躰を汚してしまいたいから、さ。
[響くメレディスの喘ぎ声に釣られるように、腰の動きが大きくなっていってしまう。
ばちゃん、ばしゃん、と揺れる水面からは、メレディスの桃色の胸の飾りが見え隠れして。
後ろの蕾に忍ばせた指は、もう一つの屹立のように容赦なく奥を抉っていく]
もう一度、イっておこうか?
[そう囁くと顔を湯で濡らすことも厭わず、メレディスの乳首をぱくりと咥えて。
ちゅうっとそこを舐めたり甘噛みをしたり、せわしなく舌先でくすぐる。
もう片方の手はメレディスの前に伸ばして、自慰をする時のように裏筋から小さな宝玉の裏をくすぐって。
そのまま親指で強すぎない程度に鈴口を甘やかしてやろうか。
手の中のソレがびくん、と跳ねて、自分の剛直もきゅうっと絞りとるように柔らかい肉壁に包まれる。
すぐに達しそうになるくらいに心地の良いメレディスの中だというのに、つられて達しなかっただけでも自分は偉いと思う。
必至に我慢したのは、したいことがあったから]
メレディ………これが、俺のだよ。
人や悪魔はさ、好きとか欲しいと思った相手を見ると、こうなる。
俺が、どれだけお前が好きか、わかるか?
[メレディスの中から、ずる、と逸物を引き出して、浴槽の中に座らせたメレディスの面前にちょうど自分のソレが来るように仕向ける。
自分がどれだけ欲張りで、メレディスを欲しがっているかをわかってもらいたかった*]
[ 天使の喜怒哀楽は曖昧だ。
天使として強すぎる「個」を持つことは
戒めの対象として受ける事もある。
天使は悪に傾く者を裁く役目があれど
我欲に溺れてはならなかった。
天使は平等に神が定めた「悪」を罰する
役目に付随する情しかなかった。
然し、これもまた天使であった者の
名残なのだろうか。
「此れ」は天使であった者の残滓なのだろうか。 ]
[ 自らの感情すらまだ曖昧で幼い迷い子は
明確な答えを返す事が出来ない。
嗚呼、だが彼に教えられる苦しみを哀だとするならば、
この男から与えられる哀は
溺れてしまいそうな程に熱っぽく、
息苦しさを教えた。
天に寵愛された頃の喜びと楽しさを
覆い尽くすような力に
怒りよりも哀しさばかりが増す理由は
判明しないまま。
唯々、覗き込む瞳は時折色を変える。
困惑に縁取られた眼差しは、
彼によって様々な色に滲んだ。 ]
[ その答えを知るのを少し、恐ろしく思う。
孵化した雛が与えられる餌が
この身の全てを奪いそうで、
今まで自分を守ってくれた揺り籠の安寧を
崩していくようで、
――――……。 ]
[ ぼくにとっての一番の恐怖はおそらく、
ぼくにとっての一番の絶望はおそらく、
この違和につける名前が決まる事だった。 ]
[ 正にこの硬直が育ってからだ。
劣情に聳り立つ屹立>>60から視線が逸らせない。
怯えたように湿った唇が咥えたまま、
くぐもった小さな声を上げた。
使命感と責任感と男が博愛だと呼ぶ心は
同胞を護らねばと躍起になる意志と
堪え難い程に辱められる現状を天秤にかける。 ]
――ッ、……ッゔ、ふ……っ
[ 迷いながら選んだのは我慢。
隙間から潜り込む触手>>60に腰を捩らせた。
いやがる拒絶の色は笑みの消えた表情に向けられる。
責めるような訴えるような蒼眼は、
彼の口角が上がると落胆に逸れる。
見たいのはそれじゃあないと言わんばかりに
男を見ている癖に男を見ない態度を
迷い子は意識外に振る舞った。 ]
[ たった一滴で迷い子の思想を濁し
心をも侵した気分はどのようなものだろうか。
掌を覆う白ばかりを残して隔たりを拒むよう、
破いて裂いてを繰り返す触手にされるがまま、
上向いた赤い尖りと若い雄芯を擡げさせた
無防備な体を晒しながら短い呼吸を繰り返していた。 ]
( ――――あつ、……い。 )
[ 心の中、溢れ落ちた言葉は本能のまま。
くたりと体の力が抜けていく感覚を味わいながら、
口腔を埋め尽くす雄の温度に瞳が蕩ける。
じんわりと滲む汗のせいで金糸を頬に
張り付けながら息苦しさに思考も散った。 ]
[ 抑えが効かない。歯止めが効かない。
自由になりたいのだと、爪を立てた指から
力が抜けた。
見上げた唇はもう笑っていなかった。
その表情に確かに迷い子は、短い息を飲んだ。
男の傲慢で横暴な物言いに対して切実な
台詞の数々に逆上せた頬をそのままに
蒼眼が潤んで滴る雫が唇に伝い濡らす。 ]
くれ、……めん、す……、
[ 涙を吸った剛直に頬を擦られ塗りつけられるのは、
所有の印を付ける言動を思わせながらも
宙を浮く体に重たい瞼が開く。
両腕を捉えられながら霰もない格好を
強いられれば本能的に残った羞恥が
いやがるように身を捩らせた。
押し広げられた窄まりが外気に触れながら
何かを欲しがるように蠢く。
何を果たされようとしているのかは、
遠い思考の片隅で理解できた。
選ぶ言葉は一つだけだ。
「止めろ」制止の叫びだけで良かったのだ。 ]
業務連絡
本日23時頃に、第3イベントを投下します。
すぐに場面を切り替える必要はありませんが、
ぼちぼち第2イベントの収拾を心がけましょう。
(イベント参加は任意です)
投票を「魔王テオドール」にセットしておいてください。
[ 降りると同時、拡げられた秘所に穿たれる楔。 ]
ひッ――〜〜っ、つ……!
[ 処女のように儚い鳴き声は口づけにより
抑えられる。
労わるかのように触れるだけの温もりに
男に与えられたものとはまた別の、
何がが胸の底を彩った。
理解し得ないままぐずぐずに蕩けた媚肉が
彼を受け入れたまま離せない。
体も心も「いやだ」と突き放せないまま、
蒼眼から涙がポロポロと零れ落ちる。
それは男の瞼に、鼻筋に、頬を濡らしながら
離れた隙間から吐き出される息は花の香り
を引き連れて。 ]
は……ぁ、ふか、い……ぃ。
[ 貫通に悦楽を見出す己が体に眉を寄せた。
だがしかし突き飛ばす事も出来ない腕は
拘束が緩むと同時に男に伸びる。
男の、首裏に伸びて巻きつく。 ]
うぁ、……ッあ、ぁう……、
お、おかしく、なる……だ、め……。
[ それは引き止めるかのような行動で男に縋る様。 ]
おね、……がい。
い、かない、……で、クレ、メンス……。
[ 「動くな」のつもりで言葉を伝えた。
それがどのような意味を持つかなども
考えるには思考は揺蕩い過ぎていた。
脚を開いたまま身震いする耳は赤く、
耳元で囁く彼の名は甘ったるかった。 ]*
[彼の望む姿になったのに、なぜそんなに不服そうなのか、と不思議に思い小首を傾げるが、答えを得られる前に押し倒された。散った水色の翼が舞いあがり、辺りに散る。
幻想的な風景もしかし、望む快楽が手に入ると確信し、きゅん、と疼いた下腹部に従って股を開いた淫靡な花嫁の姿で台無しになっただろう。]
はやくっ♡はやくっ♡
わたしのっ…めすあなをっ…っ♡
ソマリの、あつくておおきいので…♡
うあっ…♡
[ドン、と熱い塊が淫紋が刻まれた場所に押しつけられたような感覚が過ぎてすぐ、煮えた鍋に放り込まれたかと錯覚する程全身が滾り、先程感じた些細な疑問もなにもかも吹き飛んだ。
そちら方面には決して明るくない語彙集を紐解き口にするという、以前の自分なら決して行わなかっただろう行動も、今ならばふわふわした意識のままで出来る気がした。]
/*
こんなの絶対好きに決まってるじゃないですか…!
>>78とか表現も内容も恐ろしいくらいだ。
あと秘話に何故アンカーが打てないぃいい!!
/*
この子は私を無事に返す気が無いんだろうな。
そうなんだろうな、完全にテンプテーションに掛ける気だ。
【状態異常:永続魅了】
ぐちゃぐちゃに…っおかひ、てぇ♡
[べー♡、と舌を出し、他でもない目の前の男が刻んだ舌の淫紋を見せつける、それだけでぞくぞくと背筋が振る絵、先端が埋まる肉ひだの亀裂がひくついた。]
いやらしいおよめしゃん、を♡
しつけて、くらひゃい…♡
[スカートの裾から手を離すと相手に向けて伸ばした。
澱んだ瞳は今、淫熱で溶けた水面に男の顔だけを映していた。**]
―― 天獄の泉:仕立て屋 ――
[ 目的地に着くまでの間
誰かの姿を見かけることはあっただろうか。
もし途中、誰かと出会うことがあったとしても
衣類というには丈の不十分な薄絹を
外れぬよう押さえることに必死であったから
注意を向けることは、難しかっただろうけど]
?
[ いくつかの角を曲がり、その先にあった扉
抱えられたままくぐり抜たなら
そこは布地に埋もれた空間だった>>66
ずらりと棚に並べられた装飾品や
トルソーに着せられた衣装達
巻物の様に巻かれた布地の数々が目を惹く。
腕の中、丸く目を見張り
室内の様子を瞳でぐるり、確認し]
仕立て屋、さん?
[ 正解だろうか。と
彼の顔を下から覗き込んでみたならば
自身をここへ運んできた当事者は
何やら思案をしている様で]
[ とん、と床に降ろされ
思わず床に膝をつきそうになる。
後ろに回り込んだ相手へ
何故だろうかと、首を傾けていたならば]
好きなもの、を?
いえ、言っていただけたほうが
あ、あの……ちょっと
レ…レト……?
[ 促す声に、おろおろと狼狽える。
自分の意思で選ぶということすら
これまでなかった身にとっては
衣服を選ぶのすら、試練にも等しいことで。
にこりと笑う顔に泣きそうな視線を向ける
とぼとぼと翼ごと落とし、陳列棚へと向かい]
[ 悩んでいれば、目の前に様々な本が積まれた。
本というよりは、画集といったほうが正しそうな
様々な衣装が描かれた本の数々。
その中には、衣装とは言い難いものも
ちらほらと見受けられたけれど]
……この黒いワンピースと似たものを
帯は、こちらの薄布のもので
[ 全てを選び終えた頃には
どれほど時間が過ぎていただろう。
誂えてもらった衣服をまとい
主人である彼の前へと恐る恐る歩みを進め]
[ 選んだのは、肩口の大きく開いたワンピース。
光沢のあるサテンで仕立てたそれは
首元のチョーカーと揃いの黒地に
裾には青い糸で菫の刺繍を施したもの。
肌を晒し過ぎないように
その上からオーガンジーのショールを羽織り]
これで、いいでしょうか……
[ 不安げな眼差しを主人に向けた*]
― 第三イベント ―
[寛ぐ魔王の足元で、長く細く喘ぎ声が続いている。
「魔王の天使たち」の手で、元大天使だったものが『祝福』を受けていた。
途切れることなく続く乱交のるつぼに投げ込まれた大天使の声は高く低く音程を変えていたが、不意にこれまでとは全く異なる叫びが上がる。
それを耳にした魔王は、来たか、と呟いて立ち上がった。]
瘴気病みだ。
準備しろ。
[命じられた天使たちが手際よく大天使を運んでいく。
彼らにとっては、既に慣れた作業だった。]
ぬしらの天使に、異変が現れてはいないか?
[未だ異変が起きていない天使も、既に起きた天使もいるだろう。
そんなタイミングで、声が届く。]
天使飼い以外はほぼ知らぬことだが、天使が魔界に留まってある程度の時間が経つと、瘴気病みに罹る。
症状は様々で、治療方法は確立されてはおらぬ。
対処せねば衰弱して消滅することもある病だ。
[説明する魔王は、楽しげでもある。]
これを乗り越えられねば天使飼いにはなれぬ。
各々、心するがいい。
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
[彼女をベッドに押し倒せば、先程散った空が宙を舞った。そんな幻想的な雰囲気でに心を奪われそうになったのを、彼女に戻される。
長い清楚なスカートは開く股によって淫靡に開かれ、籠もった雌の匂いが辺りに充満する。
噫、もう彼女は快楽しか考えられず、そのようにしたのは自分なのだと改めて罪の大きさを自覚する。愛した彼女は、今自分を望んでいると言うのに。どうしてこんなにも、心に穴が空いてしまうのだろう。]
蕩けた雌の顔しおって…
此処、初めてとは思えんよ?もうトロトロやないか
[ちょっと先端を入れただけでもトロトロに溶けた膣壁が自分に巻き付いてくる。生暖かくて柔らかい感触にくせになってしまいそうで、ほんの少し腰に力入れただけでも奥まで貫いてしまいそうだった。
ふわふわとした意識の中。淫紋によってなのか、それとも彼女が元々“そう”だったのか。今となってはわからないけれども。]
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
なんや、無理矢理されるんが好きなんか
言うてみぃ。この…淫乱天使が……!
[彼女の名前は、どうしてか呼べなかった。べー♡と出した舌を指でつまみ親指で淫紋を擦り上げる。彼女の雌穴がひくついて、あまりにも切なそうにするものだから、もう少し焦らして、悩む気持ちも無くなってしまう。
噫、そうだ。そうじゃないか。最初から、彼女をこうすれば良かったんだ。]
ええ、よ……
愛する嫁の事悦ばせてやるんも、夫の役目やからな
[だらしなく顔を蕩けさせ、艷やかな瞳は自分を見ているのか、それとも違う何かを見ているのかもわからなかったから。寂しそうに笑みを浮かべれば彼女の舌を擦りながら強く引っ張った。
その衝撃で、一気に奥の奥まで貫けば、不思議と処女のキツさは感じなかった。それほどまでに先程の棒で彼女の膣内が掻き混ぜられ溶かされていたのだろうか、と錯覚する程に。熱い楔は彼女へと確かに刻み込まれる。]
う、く…。こりゃ、キツいな……
下手したら、すぐ出ちまいそうな…
[肉壁が楔に確かに絡みつき、ぐねぐねと搾精するように搾り上げて来るものだから、腰が止まってしまう。ポタリ、と垂れた汗が彼女の胸元に落ちて、感度を上げるだけ上げた胸の先端をチラリと見た。
このまますぐに搾り出されるのは男としても忍びない。だからこそ、歯を突き立てて、彼女の先端をカプリと甘噛をする。]
ん、ちゅっ…
この…淫乱……!なぁ、どうして…欲しいんやったか?
[ゆっくりと落ち着きながら腰を引いて、彼女の中に一気に突き刺す。いきなり早く動いてしまうとすぐに出てしまいそうだったから。
男の意地を出したまま、余裕振って彼女を攻め立てよう。**]
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
― 第三イベント ―
あなたは『瘴気病み』と呼ばれる症状を発症します。
主な症状は発熱や倦怠感ですが、以下の症状を伴う場合があります。
お好みで選択or[[ 1d10 ]]をどうぞ。
複数発症しても構いません。
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
― 同時刻 ―
……ぁ?
[ソマリが保有する天使。即ち“彼女”の事なのだが
どんな変化があっただろうか。瘴気病み、と聞かされればいくらなんでも普通にはしていられないだろうが。]
衰弱して消滅…言うても、対処がわからんて……!
あぁ、もう…。何、どないしろって…
[初めての事だらけで未だよくわかっておらず。オロオロとしてしまうのは、天使の前だからだろうか**]
…泣いて、怒って、噛み付いた?
だったら泣いていいの、怒っていいの、噛み付いていい?
[口をぱかっと開いてといかける。
あーんってかむかむ、真似をする。メレディスにとって天使の在り方は微笑みを浮かべるしか出来なくなった先輩の姿だ。他の天使も少なくとも、見ている限りは似たようなものだったから。
彼もメレディスをそうしたいのだと思っていた
けど、どうやら違ったようで、とてもとても驚いた。だって]
……?、え、え…え
[これは、これでは、まるで本当に。]
…人間の夫婦、みたいなことを言う
[正確には、夫婦になる男が女にいうような。
ぽぽっと頬が染まった。いくら、天使だったメレディスでも、分かる。彼に自覚はないかもしれないが。とても、特別な、それでいて強烈な、愛の言葉だ。合理的で現実的な彼が選んだ、数々は、熱烈な告白のような響きを持って刺さった。首を傾げる相手に
ぼそぼそと小さく、ひきょう。と呟いて]
/*
クレメンスの設定を掘り下げるなら9か6かな。
5も美味しいけど見えるっていう点ではあれだし。
盲目になれば見てもらえないのと、少しずつ壊れて失うっていうところが掘り下げられそうかなあと。
他にって…どうやって他に目映りするの?
…べリアンのしたいことが、それって…
ぅ あ、あ……ぷしゅぷしゅ、する
[聞いていると頬が熱くなるどころか
耳まで熱くなって。じっと見つめてしまう。俺にだけ色がついているように見えた。なんて、そんな。そんなことあるのだろうか。ありがとうと言える彼の優しさに、沈みそうで]
…それは俺だから?俺じゃなくて他の天使じゃ
そうならなかった??
……場所がわかるって、わかるって。
ぅ…ぁ、ぅ、、どうしよう
[今、とてもとてもべリアンの事を考えている。
いや、最初から彼の事にばかり気を捕えていた気もする。捨てきれなかった神様への信仰はあったけど。それとは別に。籠の中から、出されて、後ろをとことこしたときも。考えていた。真摯な顔をする彼を見上げているけど、段々まともに見えなくなってきた。
今、彼はどんな気持ちなのだろうか。
キモチだけで嬉しいと言ったけど、好きを返したらもっと喜んでくれるのだろうか。そんな風に考えている、とてもとても熱い]
…べリアン?どうかした?
[床下手疑惑を聞けば、なんで。とぱちくりとしただろう。彼以外を知らないものだから証明は難しいしいやだいやだと鳴いていたのだから説得力はないかもしれないが。実際は凄く……良かったのだから。
それはそれで恥ずかしいから言えないことだけど。
もっとしたい……、と思う。
それに彼のことを無様だと思ったことはない。嘲笑うなんて発想はそもそも、最初から存在せず。むしろ、彼の一言一言に頬を染めてしまうのだ。――ずるい、、ぐらいだ]
…ぁ、ぅ、汚すって…汚れてないから
……このままじゃ、 …だめ?…ぁ、ぁう
[腰の動きが段々と大きくなる。
きゅぅっと花がそれを迎えいれる。今なら悦んでいるのだと素直に納得できた。その分滑りがよくなっている気がして、奥へ奥へ吸い込んでしまう。ぱしゃぱしゃと揺れる水面、浮かび上がる桃色がどんな存在なのかはまだ知らず。今は知った快感を味わうばかり
後孔も、抉られ、形を変えていく]
…えっ――――ぁぁ、そこっ、そこも?っ
[彼の顔が、湯に濡れる。黒髪が浅黒い肌に張り付くのが色っぽいと見惚れたのは一瞬、気づけば彼の唇によって、小さな乳首を咥えられていた。桃色の其処が形を作る。こりっと育つ粒。
此処も――キモチいいところなの、と自分の身体に驚いた。こんな全身キモチよいところばかりでどうにかなってしまいそうで。舐められ、甘噛みされ、くすぐられ、固く尖っていく]
/*
ほーん、とてもおもしろそう。
ためしにふってみよう。
今の展開からつなげるの厳しかったら選択しますs。
[[ 1d10 ]]
/*
風化……(
接続次第で回収できるか難しそうなので
発熱・倦怠感から行って、余裕がありそうならば。かな
最初から風化したら収集つかなくなる可能性が
……っ、ぁあ、ぅ!!!ひぃ ん
またでちゃ…ぅ、べりあんっ、べりあん―――!!!
[それだけでも癖になりそうなのに
敏感な肉棒を、宝玉を擽られ。お湯に沈む躰がばしゃばしゃと音をたてた。ぎゅっと抱きしめる腕は彼の頭にしがみつく。黒髪に白い指を通して。甘やかされた鈴口が湯の中で、ぶしゃっと弾けた。
柔らかな肉壁がそのまま彼を搾り取ろうとする
――出して、と願うほど、びくびくとして]
……ぁぁ…ぅ、すきのかたち?
[達した後の余韻に浸る前に
彼が中から抜けてしまい、力を失った身体が喘ぐ。湯に漂う白が増えていく。お尻の穴も前の穴も、とても赤く欲しがりになってしまった。目の前にある黒々とした雄を流し眼で見れば
ゆっくりと頬を寄せ。]
……俺のと、違う
これすきだから、こうなるの?俺のはピンクで小さいのに
べリアンのは…おおきい…くろい…
これは…男性性器?
[思えば、人間の身体についてよく知らなかった気がする。
まじまじと見つめる躰は、メレディスとほぼ同じに見える。けど、彼の性器には穴がない。此処にあるはずなのにと裏筋の下をつんつんと突いて。ぱちくり、雄越しに彼を見上げれば]
………ん、もっと…しりたい
[先程まで自分の中に埋まっていた其れの裏筋を舐める。ぺろぺろと白濁が残る肉茎を舐めはじめ。苦味に僅か眉を顰めるけど]
…えっちな、汁。おいしい…の、だろ
だして…ほしい
[俺も、欲しい。と思うから
こんなに下半身が熱くなるのだろうか。彼のものに比べて自分のものは小さく貧相で。けど彼のモノを舐めていると固くなっていく。内側がぞくぞくするのは、彼が欲しくなってきゅんきゅんするのは
――すき、と関係あるのだろうか。と上目遣い。
ペロリと雫の粒を舌腹に乗せた*]
/*
>>69
うっかり説明不足で、初めてインサートされたみたいな文章になってるけど、
正しくは「官能開発の研修を受けた後、焦れていた自分の身体」です。
初めての時より、もっと感じるようになってくるって、エロいね (←
[求める言葉が捧げられる。
その音を生み出した唇を見つめた。]
アルジュ。俺が欲しいか?
[呼びかけ、問う。]
もっと俺と、一つになりたいか?
[優しい声で語り掛け、安心しろというように頷いてみせる。*]
[彼から奪ったものは名だけでなく、清らかな精神体だけでない。
平等を是とする無私も、希求に至らぬ無欲も、全て取り上げた。>>73
彼に植えたのは発露を知らぬ欲望の種。
甘く蕩かし、彼の心身を圧迫する熱。
熱に惑い、我欲を垣間見せる彼を、天の誰も知らない。
博愛を撒く空の同胞も、彼が崇拝し続ける神も。
己だけが知る顔、聞く声、専有する魂であった。>>74
短く熱の籠った息が自然と零れた。
彼は己の目的に落胆を見せていたが、其れは過小評価が過ぎると云うもの。
この顔を視、声を聞く為なら、幾らでも天使の骸を積み上げられる。
それだけ、男は彼に価値を見出していた。
熱心な眼差しで灼き、二人だけの空間に浸る。
五感が覚えるものは、全て彼へと帰結した。>>75]
[彼に突きつけられた凶器は硬く、太い。>>76
グロテスクな見目を裏切らず、マグマのように情熱で燃えていた。
触手は百に及ぶ数を有するが、この隆起は性感に直結する。
彼の窄まりに触れただけで焦げ付きそうで、どぷ、と溢れる先走りは、人とは比べ物にならず多量。
処女の後孔に押し付けただけで、臀部から糸を伝わせるほど。>>77
彼へ向ける視線は、笑う振りをしているのに笑気が宿らない。
眸の奥底に抱えるのは、誤魔化しきれない強欲。
足りない余裕を隠蔽する術は、最早形骸に過ぎず。>>78
白き肢体が宙で踊る様から眼が離せない。
身悶えて羽ばたかせる翼があまりに淫靡。
嗅覚から己を侵すネロリの香りは、一等甘く。>>79
―――― 彼に対峙する男は、眼差しも所作も雄弁であった。]
[ちゅ、と吸いたてたのは彼の唇。
己の体液に塗れていたが、その事実すら所有の証めいて悪くない。
彼と同じ眩む心地を抱いて、咽喉が引き攣る。
己が生きる為に酸素は必要ないが、自棄に咽喉が渇いた。
飢えを覚え、不足に突き動かされる。
足りなかった。
全く以って足りなかった。
求めても、求めても、彼に充ちるにはまだ足りない。]
もっと、
[永年を生きる人外が、彼に溺れていく。
艶やかな肢体を持ち、高潔な精神を持つ、尊き存在へ。
蕩けた媚肉を掘削し、邁進するは逞しい熱杭。
腹筋を波立たせる質量は、空隙を許さず、みっしりと隘路を拡張。
僅か侵攻するだけでも、強引に押し開く刺激が彼に襲い掛かり。]
―――― もっとだ、
[折角手塩に掛けたのに、一度触れてしまえば止まらなかった。
本当なら、彼を狂わす為、嬲り玩ぶ心算であった。
恥辱に塗れさせ、洗脳めいて彼の精神を貪る算段であった。
しかし、己が計略を、自らの肉体が裏切っていく。
否、彼によって、裏切られていく。
彼に伸びる幾つもの触手が、堪えず触れたがり、分泌を増した体液を表皮に塗り付けた。ねちねちとした細い銀糸で触手と彼の肉体が繋がり、頬に掛かる金糸まで愛撫する。
全身が彼を求めてしまおうと、己には取り繕う手段がない。
勃起を覚えたばかりの彼の若茎にも、二本の触手が絡みつき、螺旋を描いて扱き出す。胸板に懐く触手も、濁った体液を浴びせて興奮が露わ。
こんな風に、神経が焼き切れそうな触れ合いを、己は知らない。]
[熱に燃える身は、瞬きを忘れ、彼を凝視する。
狭隘を押し広げる質量が重々しく、体内に届ける鼓動は勇ましい。
触れ合う粘膜から絶えず熱が生まれ、彼に掛けるは相応の負荷。
天使は壊れ易いと聞いていたが、泰然はいつしか蒸発していた。]
―――――…、
[彼の懇願が耳に届いて、衝動的に彼の唇へ噛みつく。
とうとう堕落した彼を、嘲笑で迎え損ねた。
元より傷ついていた唇に赤を滴らせ、甘露を舐めとるのに忙しい。
歓待を以って肉欲を迎える体内は、処女とは思えぬ淫らを有し、己を咥えて離さない。泣き濡れても、彼はもう、否定も拒絶も吐きはしなかった。]
……ぅ、
[長年を生きた身は、数多の快楽を知っている。
淫魔の技巧も、眩むような喜悦も。
けれど、己を呻かせる欲情は、未経験の深度であった。]
は――――、はは、
私が見込んだだけはある、早速、強請るか。
[無理に彼を嘲ったが、声は咽喉で空回り、必死が誤魔化せない。
無様を覚えつつも、男は彼に全てを赦した。
彼の両腕が己の背に回ることも、愉悦に涙を零すことも。
―――― 己に狂い、己を狂わす痴態も。]
っ、
[彼の嬌声を聞き、いよいよ熱杭が最終段階を迎える。
既に彼の中に空隙は無く、鳩尾まで届きそうな劫火の侵略。
無意識のうちに突き上げれば、彼の背骨まで昇らせる衝撃。
未熟な粘膜を大きく引き攣らせ、馴染まぬ内から再び肉を穿つ。
全身で己を誘う彼に、果たして自覚はあるのか。
甘く己を呼ぶ声すらも無意識なのか。
間近に晒された耳殻の、鮮やかな色付きに腹が煮え、噛みつくように舐めては啜り。]
く、―――…、君、は。
[怪物は意識も肉の器も、十全、彼に囚われていた。
中空に浮いた触手の先端が震え、肉を割ってぎょろりとした眼が生まれる。その数、ひとつやふたつではない。次々に開花して、その全てが彼を視姦を選ぶ。
百の目玉に浮ける眼圧、何処も彼処も彼を余さず見て、知る。
痙攣する彼の性器の先端も、芯を持つ胸の尖りも。
彼の切なげな、蒼の瞳も。]
―――…私のものだ、
[耳孔に吹き込む声は小さく。されど絶対の強さ。
甘い声に突き動かされ、彼の背に曲線を描かせ、深くを貫いた。*]
/*
第三イベント、凄く楽しそうなので参加したい、が。
頭も身体も、それどころではない。
どこらでぶち込まれるのかな〜。
[戦いの最中にありながら、堕天使の目は腕の中の一人を離れない。
掠れた渇望も聞き落とさず、より深みへと誘う問いを投げてくる。]
はい ──
[いつか迎えに来てくれると、幼い頃から思い描いていた運命の人。
この身を抱き貫いて、隅々まで烙印をおしてほしい。]
[私有財産など持ったことのない身であったが、今、この堕天使を呼ぶ自分だけの
堕天使が自分を、新しい名で呼ぶ理由もきっと、同じだ。
拒み続けてきた名を受け入れ、接吻けをせがむ。]
── 来て
[世界には二人しかいない。*]
そりゃ、あまり泣かれたり怒られたり、噛みつかれたりするのは歓迎しないけどな。
感情豊かなお前の方が俺はいい。そのままのお前の方が。
………?
卑怯とはなぜだ?
[なぜかメレディスの顔が赤い。
人間の夫婦のありようはともかく、それを悪魔である自分が言ってはいけないのだろうか
自分がメレディスに惚れているのをメレディスは知っているはずなのに、どうして今さら、愛の言葉を言われたからといって、熱烈な告白をされたからといって、メレディスの方が照れるのか、それが理解できないのだ。
そういう意味では、メレディスの感性の方が人に近いものがあったかもしれない]
どうやって、って………それを俺に訊くか?
出会い方などいくらでもあるだろ。
俺の家にお前が住むようになっても、誰もこないとかはあり得ないしな。
ぷしゅぷしゅ?
[彼の質問に、自分なりに真剣に答えたのだが、答えれば答えるほどメレディスが赤くなっていく]
少なくとも、他の天使だって知っているし、悪魔も人も知っている。
それなのに、お前みたいな見え方をした奴は今まで遭ったことはなかったよ。
天使なんか興味なかったのに、褒章にかこつけて、お前を譲り受けるのを願った………それが、お前の事ばかり考えてた理由になるだろ。
今までの俺なら天使なんか飼うより、出世を選んだのにな。
[お前が……お前だけが俺を変える、と微笑む。
メレディスが好きを返したらもっと喜ぶだろうかと考えてくれていることを知れば、喜びつつも、焦るな、と諭しただろう。
お互いがお互いを変えていっている、この不思議。
自分はどう変わっていくのだろう。そしてそれがイヤではないのだ]
[風呂の中での情交は、まだ行い自体に慣れていないメレディスには想定外だったかもしれない。
風呂というもの自体が天使には縁がないものだろうけれど。
少しずつ、感度が良くなっているのは気のせいだろうか。
元々かなり感じやすい躰をしているのだが。
だめ、ばかり言っていた言葉がなくなって、どんどんと淫らな声が上がるようになってきているのが嬉しかった]
そうだよ。これが男の躰。
お前のはこの下側に、女性器あるけど、これは同じだろ?
こら、くすぐったい………っ
[突かれて、くすぐったくて少し笑ってしまう。
彼の手に触れられて、ぶるるっと武者震いのように震え、先端が腹を打つように上を向く。
メレディスの目は、自分の性器に集中していたかと思えば、上目遣いに見詰められ、唇が寄せられた]
ん………っ メレディ………っ
無理、するな……っ
[口でされるのは確かに嬉しいけれど、今やこうなっては無理にしてもらうほどのものでもない。
逆に不快な味だと、敬遠される方がよほどイヤだ。
しかし、このように興奮した目で、表情で。こちらの様子をうかがうようにしながら、唇に自分の黒く大きいものをいっぱいに頬張っている姿を見るのは、淫猥すぎる]
/*
見惚れるよねぇ…、堪らないよねぇ…。
ツボ突かれまくりで、あぁー!それ好きです!が毎レスある。猛る、可愛い。堪らん。グッとくる。
あぁ、メレディ………いい……っ
喉奥、締められると……っ!!
[メレディスの手によって喘ぐ姿を見られて、幻滅されないか、という不安の中、それでも上がる息遣いを押さえきれない。
はぁ、はぁ、と顎が上がり、メレディスの髪を優しく指を立ててかき混ぜて。
太腿が痙攣するような激情が沸き起こり、慌ててメレディスの額を押さえて、引っ張り出そうと試みた。
───しかし、時遅く、メレディスの口の中、舌の上、そして顔、髪、と熱い迸りが恋しい相手を染め上げてしまっていた]
悪い!! 大丈夫か?
[慌てて、メレディスの顔を覗き込み、顔の汚れを拭きとろうとするが、唇の端に白濁を垂らしている姿は煽情的で、思わずその姿に見惚れて金縛りにあったように動けなくなってしまった*]
/*
まって、まって……ずるくない
こんなんほれてまう、いやもとからほれているけど
ずっとずっとさああああああ、こいしているよおううう
[ぼんやりした意識、僅かに違和感を覚えるも理性を引き戻すまでには至らず。
むしろ呼吸をすればするほど、喘げば喘ぐほど、体の感度は増していき、全身に玉のような汗を結ぶ。]
ふぁい…♡
おかしゃれるの、しゅきな、いんらんでごめんなしゃい…っ♡
だからっだからはやくっ♡
[淫乱、と罵られて、ああ、やはり自分はそうだったのか、と自覚してしまえば笑みは深くなるばかりだ。
罵倒されてむしろ嬉しいとおもう。
だけど言葉より何よりも、女陰の火照りを沈めてほしくて、更に足を広げると自分の右手で蕩けた合わせ目を開き誘いこんだ。]
あっ、ア゛〜っひあ、ぅうう、うー…っ♡うー♡
[つままれただけで達し、擦り上げられたら全身を震わせて達してしまい、目の焦点が合わなくなった。
上も下もキモチイイ、全身が泥のように蕩け、地の底に沈んでいく。]
[だから、最後の砦を突き破られた際の衝撃に腰が浮き、ぷるぷると内股を震わせるが痛みのせいではなく、待ち望んでいた雄の肉竿に、雌の肉壺が歓喜の雄叫びを上げ一気に絶頂まで押し上げたせいだ。
その衝撃でドレスの胸元がずれ、ピンと張った先端が飛び出す。]
んっうっ♡あ、ひぁ、ァ♡
あーーっっっっ♡ひ、ぃぃいいイ♡
いいのぉ♡もっと、もっとぉ♡
[そちらもまた痛みを感じず、そこが第二、第三の花芽になってしまったかのように甘い痺ればかり女体に与え、たまらず絶叫し後頭部をシーツに擦りつけながら激しくのたうちまわった。
ほぼ同時に白い液体がびゅる、と噴きだし男の口の中を満たしただろう。
ほのかに甘くさらりとした舌触りの母乳が。]
ひぃん♡♡♡あ、あっ♡
え、えっちでぇ♡いやらひぃ、ソラにぃ♡
おしおきしてくらひゃいぃ♡
[激しいつきこみに柔らかな尻肉からパァン、と音が弾け、激しくぶたれた記憶が蘇り瞳がうるうるしてしまう。
怯えからではないのは、今だに赤いままの頬と、きゅうきゅうと絞めつけて止まらない雌肉が証明してくれたか。]
ソマリしゃまのっソマリしゃまのぶっといおしおき棒でっ♡
こねくりまわして♡こすりあげてっ♡
いっぱいぱこぱこしてくらひゃいぃぃ♡♡
[焦らされるのはもういやだ、つらいのはもういやだ、らくにしてほしい、くるしい、つらい。
しゃくりあげ、嗚咽混じりの淫らな懇願をしながら両足で彼の腰を挟んで引きよせ、両腕も彼の首に巻きつけ引きよせることができれあ、自ら腰を振りたくっただろう。**]
― 同時刻 ―
…っ、あ、……、…
[ひっきりなしに上げている喘ぎ声に混じり、苦しげなうめき声が混じり出したのはいつからだろうか。
情欲の渦に飲みこまれる前から喉がヒュ、ヒューと鳴っていたが、止む事のない責め苦で体力を奪われ続けたせいだ、と理性がある内は気にも留めなかったのである。]
っぅんっ、ア、あぁ…♡
はーっ♡ふぁー、あ♡
もっと、もっと、………っ♡
[そして、この時すでに心が壊され、目の前の雄をなりふり構わず求めている最中であった。
よくよく観察しなければ、呼気の乱れや大量発汗、そして狂ったかのように肉欲を貪る異常な様子が病の影響だと気づけないかもしれない。**]
[胸にかぶり付いた時、甘く舌触りがさらりとした、生臭い飲み物が口内を支配する。彼女の母乳であり、淫紋が原因であると思い出すのに時間は掛からなかった。もう少し違うタイミングで、彼女から出てくるのを攻めたかったけれども。]
なんや、母乳出るなんてなぁ……
もしかして子でも居るんか?なぁ、ガッカリじゃ
……あーぁ。萎えて来たし、辞めたろうかな
[ベッドの上をのたうち回り快楽に溺れる彼女に失望の目を向けつつも、身体の方はそう簡単ではなく。むしろ滾るように熱くなった熱は彼女に押し付けられビクビクと大きく脈を打って興奮を表した。]
なんじゃ、そんなよがって…
天使ってのはみんなそんな変態なのか?
そんなお仕置きお仕置きって…沢山、したるわ!
[尻を叩いた時の涙とはまた違う、情欲に塗れた彼女の涙に響くものはなかった。しかし、どうにも興奮だけは抑える事が出来ずに。目の前の快楽に溺れそうになりながら、ふと違和感を覚える。
その正体は何だったのか。何が彼女の中で変わっていたのか。それはわからないけれども。胸の中で突っかかったまま、素直に腰を振る事なんて出来なかったのに。]
[白銀の天使の口から望む言葉を引き出して、微笑んだ。
媚薬の熱に浮かされていようと、今この瞬間の思いは真実だ。]
その言葉、俺への
[光の槍を構えた天使たちの顔が見えるほどの距離でなお動かず、求められるままに接吻ける。柔らかな唇に初めて捺す、罪の味]
その願いは、叶えられる。
[受諾の宣言と共に、堕天使の翼が赫く輝いた。]
くぉ…!?まっ、オイ……!!!
それ、やばっ…く、ぅぅ……〜〜〜ッ!!!
[淫らに懇願してくる彼女に迷いがあったのに、いつの間にか腰には彼女の足が巻き付き、腕は首に巻き付けられ、身体の自由が奪われていた。
自分の意思とは裏腹に、彼女は淫らに腰を振り、初めてとは思えない腰使いで自らの精を搾り取っていく。
彼女から求められる興奮と、締め上げられる快楽に彼女の中で一度溜め込んだ精を吐き出してしまった。]
ぁ、はっ…くそっ……
もう…どうなっても知らんからな…
俺が愛したオマエは…オマエ、は……
[そんなじゃ無かったのに。それは、なんて醜いエゴだろう。平穏を望んだ天使を拉致し、快楽に溺れさせるよう示唆し、溺れてしまえば見放す。酷い男が居るものだ。
だから、せめて。今居る彼女が満足してくれるように。新しく名付けた“ソラ”も一緒に愛そう。
一度、彼女の膣内に大量に射精したというのに未だ身体には倦怠感が無いのは龍の精力というのはそれ程強いからだろう。
彼女を振りほどけば、四つん這いにさせて、その両手首を掴めば身体を反らせるように後ろから楔を打ち込んだ。]
犬は、犬らしく…せい、よ!!
きゃんきゃん鳴くのが好きなんやろ!?なぁ!!
雌犬が一丁前にミルク出しおって。子でも生まれたんか?
[手首を強引に引き寄せれば、彼女を腹から抱き締めて、その胸を搾る。
張って苦しそうな胸から溜まったミルクを吐き出させるように、両手で何度も優しく優しく出して。彼女の羞恥でも煽ろうか。尤も、今の彼女に羞恥という物が存在するのならば。**]
[振り下ろされた刃から衝撃波が走り、間近に迫っていた天使を隊列ごと吹き飛ばす。
同時に翼から赤く細い、無数の光の線が放射状に放たれ、複雑な軌道を描いて生き残った天使たちを撃ち抜いた。
それをも逃れ、なお向かってくる天使たちの刃を躱し、受け流し、切りつける。急上昇や旋回など激しい動きのたびに、腰の上でアルジュの身体は弾んだ。
刃を振るうごとに天使の羽根が散り落ち、血の雫が光となって昇っていく。容赦のない赫の光が周囲を薙ぎ、漂う羽根ごと天使を灰燼に変えていく。
さほど時を経ずに、天の斥候部隊は堕天使ひとりのために壊滅の憂き目に合っていた。]
[やがて、天使たちが傷つき力を失い始めたと見るや、周囲で機を窺っていた魔物たちが牙を剥き始める。
一匹一匹は弱くとも、数が多い。
もはや隊列も為せない天使たちは、群がる魔物の波に飲み込まれていった。]
これでいい。
あとは連中に任せて、帰って続きをするか。
[刃を消し、縛られた天使を抱えなおし、翼を畳んで頭から落ちる。
《天獄の泉》の結界を、そのままの姿勢で潜り抜けた。*]
…もともと、そんなに泣いたり怒ったりはしない
けど、色々あったから。…普段は噛み付かない
……だって、いま、俺すごくどきどきしている
[受肉した身体に灯った炎。
それは性欲だけではなかった。言ってはいけない訳じゃない、ただ、とてもとても恥ずかしく照れるのだ。情熱的で熱くって、溶けてしまいそう。惚れているのは知っているけど言葉で味わうのはまた違う。これがどんな感情なのか、よく分からないが
――どうして生まれるのか分からないが。
産まれたばかりの心はぽっぽっと火を灯して]
だって、分からないから
?すむの、べリアンの家に。どんな家?
……俺、誰にも会わない方がいい?隠れておこうか
…ぅん。ぷしゅぷしゅ、頬が赤くなって
[変な感じになるとぼそぼそ。
彼の家はどんなだろう。誰かが来るなら、ツボの中にでも隠れていようか。邪魔にならないようにちょこんとしておかなければ、と思っていたけど。彼の真剣な言葉に頬が赤くなっていく]
……俺みたいな。
他じゃだめ?これからも、俺だけ――?
…え、道楽じゃないの?
俺のことを選んだの?
[彼の言葉にぱちぱちと何度も瞬き。
微笑む顔に魅入った。綺麗な顔だった、悪魔とか天使とかかんけいなく。彼の穏やかな笑みが美しい。きらきらと目の前が輝いていくような気がした。焦るなと論されても、言ってしまいそうで。
あれほど、変わることが嫌だったのに
こうして、彼と一緒に変わるのは嫌ではなかった]
[お風呂は、こういう事をする場所だって
勘違いをしそうだ。これからもお風呂に入ることがあったのなら、彼の上に乗ってしまいそうで。それ以上に、彼を受け入れる事を認めてしまえば、躰が蕩けるのを止められなくなった。
いや…じゃない、んだ。駄目も違う
―――うっとりと頬を染め]
……男の躰
女性性器って、あれ、そうなのか
ん、同じ。けど……大きさちがう…の
もっと男性性器…ほしい
[言いにくいなあと思う。
けど、あれとかそれとかよりずっと分かりやすい。くすぐったそうに笑う彼が何だか可愛くて。つんつん、先端が腹を打つように上を向くのを見れば、どきどきした。そういえば、メレディスにはどうして女性性器があるのだろうと思ったけど。視線は彼の熱源を捕え。
上目遣いになって、唇を寄せた。]
……ん、無理してない…ちゅ
これ、男の性器…舐めるときゅってするんだ
女の性器が…きゅって……
きもち よくなる
[駄目だろうか。
と彼を見上げる眼が問う。もじもじと内股を湯の中で擦らせる。先ほど達した逸物がまた力を持つのと同じように、メレディスの女の子の部分が固くなって。蜜をたくさん、溢れさせる。それははくはくと湯を飲み。唇はそれが良いんだって素直に奥へ導いていく
大きな黒、まっくろくろ。どくどくいって、]
ぁぅ――ん、ふっ、
…ぐちゅ、くちゅ、ぐ
[喉奥で締めるのが良いんだって
彼の声を聞いて理解すれば、もっともっとと肉筒を飲み込んでいく。頬張って口が大きく広がった。見上げれば、上がる息遣い。彼の喘ぐ姿が見れて、嬉しかった。どきどき、すごくみたい。
このさきがみたい、と唇は肉筒を咥え
舌腹を使い、べろべろと舐めては前後に揺れ。
じゅーっと吸い、咽喉を窄め。やさしく髪を掻き混ぜる手にすりっと懐いた。優しい手だ、とてもやさしくて暖かい。
―――目をとろんと蕩けさせ、食していれば]
…あ
[あ、と思えば、白が目の前に。
喉に、舌に、顔に、髪に、かかる。真っ白な液体はねばっとして不思議な味がした。どくどくと胸が高鳴る。ぺろと唇にのったものを舐めれば苦く、喉を嚥下する際に味が残った。
くちゅって音がする、
彼色に染め上がって]
…ん、うん、べりあん?
これ……不思議な あじがする…
へんなかんじ………
ぽかぽか、する
[酷く興奮する。慌てて此方を覗き込む彼が近い。
垂れた白濁をぺろぺろと舌で舐め取っては栗香の匂いに包まれ。金縛りにあったかのように動けなくなった彼の眼の前で、取れない分を指腹で掬ってなめた。ちろり、赤い舌が白を乗せる。
こくん、こくん]
……これが、べリアンのにおい?
たくさんかけたら、べリアンの匂いにつつまれる?
[もっと匂いが欲しい。
彼の匂いに包まれて眠りたい。抱きしめて、ぎゅってして眠りたい。ぎゅぎゅってしたい、という想いとおなじように。彼の温もりを求め。もうちょっとでないかなって口をあーんとあけた。
呑み切れなかった白が残る、赤い咥内を晒して*]
[ 名も奪われ、帰るべき場所も今は彼方。
点の羽衣も纏わず同胞の危機も救わず
淫らな行為に耽る姿は、
男が奪い、与えた真新しい歪な形。
それは確かに彼だけが知るものだった。
今やこの瞳は彼を見て
この耳は彼を聞いて
この手は彼に触れて
この鼻は彼を探して
この舌は彼を味わうのだから。
二人きりの歪な籠の中。
囚われている鳥は果たして何方か。
五感を満たす片割れに焼けた瞳だけは
爛れたよう熱に浮かされていた。 ]
[求め、与えられた。
誓約の接吻けは、裏切りと決別を織り交ぜた海の味がする。
それすらも貪ろうとする業の深さ。
偵察部隊が殲滅され、煌めきに還元されるのを見ていながら、
堕天使の予測不能な動きに、突き上げられ跳ね上げられて甘く啼く。
流星と化して帰還するまで、淫夢は覚めやらず。*]
[ 窄まりと切っ先の口づけはぐちゅりと淫猥な音を立てる。
硬く何周りも太い猛りから滲む粘液は
多量ですぐに解れた後孔をしとどに濡らし
糸を引いて戯れた。
天に向かうことの出来ない天使の骸を
触手が持ち上げる様は滑稽だと思える。
頭の片隅で郷愁に悲しみを覚えるのは必然。
然しそれもまた見上げる男の熱が映った。
邪眼と蒼眼が絡み合えば
網膜ごと溶け合うような錯覚。
口づけた先から皮膚を破り沁み渡る存在に
高鳴るはずのなかった心臓が脈打つ。
薄い唇に伸ばしたのは赤い舌。
下唇に這わす仕草は彼の真似。 ]
ぅ、ッふ、ん、……うぁ、……んっ、
[ せがむようなもっとの声に唇を啄むだけ。
押し広げられる苦しみと痛み。
解されようと大きな逸物の責め苦には、
恩赦をと言わんばかりに縮こまった舌が
震えたもの、
触手が強請るように滑る胴体を
擦り付けてきた。
何をされるのか。弱々しく僅か身構えた瞳は微かに揺れる。
きもちがわるいと跳ね除けていたそれは
張り付いた髪まで慰めるように蠢く。
何故、それを心地良いと思ったのだろう。
目を細めて懐いてしまう心に理解が追い付かない。 ]
…………、ぁ、……もっと、撫で、て。
[ 小さな掠れそうな声が触手に望む。
彼によって見せられた神の威光は未だ
消えぬというのに、
若茎に巻き付き上下に摩擦を繰り出す二本と
細かな愛撫を繰り成す触手の粘液に息を上げた。 ]
[ 上手な振る舞いも息の仕方も何もかも
疎らに散って、輪郭すらも曖昧な自分に
降りかかる唇はこの世で唯一つだけの
偽りのなきあい≠ノ思えたのだ。 ]
はぁ、……ん、ンぅ、……う、
[ 食らいつかんばかりの口づけを好いた。
涙で濡れた睫毛は重ったるしく、
情欲の薄れを見せないままに
唇を押し付けるだけの不器用な強請りを
してみせた。
それが嘲笑われば眉が下がる。
物言いたげな唇が黙ってとばかりに彼の
首筋に落とされるのだから、
確かに天使の行為としてはかけ離れた、
厭うべき言動なのだろう。
それでも回した案外太い首裏に抱きついて
その背に触れた。
迷い子と違い翼を持たない化け物を抱いた。
腹の奥底まで楔のように埋め込まれた熱に
飲み込まれてしまいそうになるのを
ほんの僅かな理性で耐えながら、
耳朶に走る電流に目を開く。 ]
[ 天色の蒼眼を持つ迷い子を
余すことなく眺める無数の赫い眼差し。
全て、全て、見られている。
擽られ引っ掻かれ尖った突起も。
先走りを垂らし喜ぶ幼茎も。 ]
…………見、ない、で、ぇ……。
[ 彼らに見られる事で羞恥を感じた体が
赤く赤く染まっていき
どうしようもなくなった瞳から大粒の涙が
ぽとり、と零れた。
それでも数多の瞳は見るだろう。
苦しそうながらも男を咥えてソドミーに
喘ぐ迷い子の姿が。
足の指を丸めてその背に足を絡める姿を。 ]
[ 答えずとも良いと言われても、
問いに対して頬の赤みが強くなったことから
言葉は無くとも答えを返したようなものだろう。
反論したくとも唇が重なれば
くぐもった甘い声とともに反論も消える。
チリチリ、胸の奥側に
微かな火種が甘く燻るのを感じていた。
下着の中、淡い茂みに自らの指が触れる。
その奥側が未知の湿地帯へと変わり行くさまに
そしてその奥の熱さに怯んだよう
指先が強張るものの、与えられた口付けにまた
その強張りもまた緩められてしまうのだ。 ]
んん……っ、ぁ…………ふっ……
[ 触れているのは彼女だけのはずなのに
無数の指先に愛でられているような感覚に
身をよじらせ震わせ、跳ねさせる。
乳嘴に触れれば淡い色のそれは
硬くしこりを帯びてツンと上を向くと同時、
じんわりとした確かな快楽を天使に教え込んだ。
羽根の付け根を触れられるたびに擽ったくて
その度に翼を震わせ時に広げてしまう。
この淫らな行為を周囲から隠してしまうかの様。
……この淫蕩な儀式を、
誰の目にも触れさせまいかのよう。 ]
[ 堪え兼ねて瞳を閉じようとした。
だが、それを許さぬとばかりに
深くを突いた剛直に、目は見開かれる。 ]
う、ッあぁ、……っ! ひぃッ、
[ 仰け反る体は弓なりに。
胸を突き出しながらぎちりと雄を締め付ける。
粘膜ごと包みながら搾り取るように
うねる媚肉は、口付けのよう絡み付き、
ガリッ、と男の背に爪痕を付ける。
肩甲骨の位置に残る短い傷跡は歪な翼のように。 ]
ふ、あ、ぁ……ッ――んっ、っ、!
[ 耳元の囁きを後に一層強く縋る肉壁をくねらせ、
幼茎から飛び出た白が腹を穢した。 ]
あぁっ! ン、ん……!!
きゃうっ!!
[ 充血し膨れた新芽にぬるりと触れたもの。
甘く鋭い悲鳴と共に背筋をびくりと逸らした。
途端、待ちわびるように花弁が綻んで
その奥底からとろりと蜜が溢れてくる。
下着を濡らし、蛇を濡らし、
たまらずに見えぬ彼女へとしがみついた。
本来ならばこの快楽に怯えるはず。
しかし、触れているのが彼女だけなら。 ]
ふぉん、せ……。
[ 達した事で気の抜けた体がぐったりと
男の身に縋るよう埋もれる。
「私のものだ」という問いに答えなかった
迷い子をこの男が許すかどうかは判らない。
だが、ほんの一瞬の事だ。 ]
んぅ、……はぁ、……っ、
[ 小さく鳴く声をこぼした迷い子の体が
透き通って見えた事は。
彼の瞳が確認したかどうかは、迷い子には
判らぬ事。
水面下で苛む瘴病はまだ、幼く。 ]*
[ 自分で決めた彼女の名を拙い発音で呼んだ。
重ねられた胸元にどきりと胸が高鳴る。
こちらの肌も内側から燻る熱に
汗ばみ湿り気を帯びて艶めき
肌と肌のふれあいの心地よさに
きゅうと眉根を寄せては下腹をそっと撫でた。
あれとは違う。
何故こんなに甘く熱いのか。 ]
フォンセ……全身が、燃えるようです。
熱くて甘くて、融けてしまいそう。
特にここが、切なくて……。
ふぉん、せ………。
[ 指先が彼女を探す。
髪に触れ、そこから辿り頬に触れ。
耳元に触れ、そこからそっと抱きつこう。
下着はもう、蜜を留めるのには
役には立っていないかもしれない。 ]
ン、………。
[ 相手の肩口に顔を埋めたなら、
言葉に出来ぬ思いを告げるように
そこに甘く歯を立てた。
悔しくとも、甘さと愛が心地よくて。
変えられてしまう自分が心地よくて。
せめてもの小さな反抗心。 ]**
/*
とても余談なのですがクレメンスの秘話の上にクレステッドさんがいらっしゃるので誤爆には細心の注意を払っている……(ふるふる)
/*
やあっと書けたー!
ごめんなさい……子供が体調不良→看病したりもう一人の元気子供の相手したり→元気子供を寝かしつけしたら寝ていた体調不良の子が目覚めた→ご飯作ったり色々してたらビックリの時間でした。
最近、時間が経つのが早い…_(:3 」∠)_
お相手様には本当申し訳なく……。
やんっちがうのぉ♡
ソマリがはじめてなのぉ、しんじてぇ♡
[謂れなき非難と突き放す言動に棄てられた子犬の庇護欲そそる泣き顔を浮かべ、ぷるぷると首を横に振り必死に否定する。
受け入れている部分は初めてとは思えないほど淫らにうねり脈うつ熱を捕えて離さないが。]
ねっ♡ねっ♡いじわるしないでっ♡
パパになって♡
パパになっちゃえ♡♡♡
[すぐ傍に来た形の良い耳朶を唇ではみはみしながら、耳孔に蜂蜜のようにどろっとした誘いをひとつ、ふたつ。]
っん、ぅううう♡
あついのきてる、びゅっびゅっしてる♡
[待ち望んでいた子種が子宮口を叩き、抱きつく腕の力を強めながら何度目かの絶頂を迎え、足をピン、と伸ばしながら仰け反った。
だけど熱は一向に引くところか、高まるばかりで、耳もよく聞こえなくなってきた。]
っきゃううううううんんんん♡♡♡
[獣の屈辱的なポーズを取らされても一切の抵抗を見せず、間髪いれずに肉の楔が打ちこまれると赤黒い翼で彩られた背中を弓成りに逸らし、歓喜する。
そんな自分を彼がどんな目で見て、どんな気もちでいるかなんて考えもせず。]
ひっあ…っ
わんわんっ♡きゃいんきゃいん♡♡
[指が食いこんだ乳房の大きさからは考えられない量の母乳がびゅーびゅー♡と噴きだし、結合部から流れ出る愛液と共にシーツに大きなシミを作っていく。
羞恥に恥じ入るよりも、羞恥を餌に高みへ近づくことを優先し、甲高い犬の鳴き真似を繰り返した。]
きゅぅぅ…ん♡ちが、うのぉ…♡
おなかからっぽなのぉ♡
だからはらましぇてぇ♡
たくさんしろいのっ♡びゅーびゅーしてぇ♡
[突きこまれる度ゆたかな尻肉が歪み、打ちつけられるとたまらない。
肉壁は波うち入り口から一番奥まで絞り上げる動きへと代わり、降りてきた子宮口は先端が届く度ちゅうちゅう♡とおねだりちゅーを繰り返していた。**]
[天使に、パパになれと言われるのは果たして如何なものだろうか。事実、繁殖が出来ない天使は子を孕む事が出来ない。故に、いくら精を注いだ所で彼女が子を成す事は出来ないと言うのに。
いや、彼女が言いたいのはそういう事ではないのだろう。ただ、快楽が欲しい。中に注ぎ込まれる快楽は男である故に知りもしないが、彼女は初めてながらそういうのを知っていたのだろうか。それとも、“本能”なのだろうか。]
あぁ、くそっ……
もうヤケじゃ…。どうなっても、知るか…!!
[噫、願わくば。まだ綺麗な貴女と対話がしたかった。落ち着いてお茶でも珈琲でも飲んで、顔を合わせて。お互いの趣味でも語らい合いたかったのに。
犬のように悦びの声を上げる彼女も、愛おしくてたまらなくなってしまう。駄目だ、どうしても。興奮を抑えきれなくて、精を搾り取られてしまって。天使と言うのは名ばかりの、彼女はサキュバスに近いかもしれない。]
あーぁ、勿体無いなぁ?
こんなにシーツ濡らしてしまって
恥ずかしくないんか?それとも、これが良いんか
生憎首輪は持ってきてなくてなぁ…
[躾のなってない犬が何処かに行ってしまわないように、今度から首輪を付けるべきかと思ったが。彼女にはもう、自分しか見えていないのだから必要無いだろう。
犬と言うよりは、初めて動くものを見た雛鳥のように。初めて快楽を与えられれば、他に行けなくなってしまえば良いと願った。
お腹の中が空っぽだと言われ、そんな懇願しながらも根本から熱を扱き上げ、降りてきた子宮は吸い付くように先端を刺激してくれば耐えられるわけもなく。]
く、ぅ…イク……イク、ぞ…!
あぁっ、は、…くそっ…まだ、まだまだ……!!
[びゅる、びゅー♡と彼女の中に二度目とは思えない量の白濁を注ぎ込む。既に一度目で彼女の容量を超えていたのか、接合部からは泡立った男と女の淫乱な汁が混ざった物がごぽごぽと音を立てて漏れ出して来る。
そんなのをいちいち気にしている暇も無くて。彼女を支える腕に力が抜けてくれば、うつ伏せ状態のままでも、布団と自分で彼女をプレスするように腰を打ち付けた。]
そんな腹一杯喰いたきゃ…沢山喰らえ……
言っとくが、龍は大量に出すぞ…っ
気絶してもええで?止めるつもりは、ないからな…
[まるで初めて彼女に尻を赤くなるまで引っ叩いた時のように。彼女の尻に激しく打ち付けるものだから、激しい音が部屋中に響き渡った。
シーツは既にドロドロになっており、打ち付ける度に膣内に残った白濁が彼女の子宮に押し込まれ、逆流すれば再度押し込み。ぬめりが足りなくなれば、壊れた蛇口のように再度彼女の中に注ぎ込む。
そんな事を何度も何度も繰り返して、仰向けにすれば間髪入れずに再度彼女の膣内に楔を打ち込んだ。今度は、その蕩けて阿呆になった顔がよく見えるように。**]
──…、あぁ。
とても良く似合っているよ。
[嘘偽りのない笑みでそう告げる。
実際、肩のラインを良く見せるデザインの
そのワンピースは彼女にとても良く似合っていた。
でもそれ以上に
チョーカーとの組み合わせを考えてワンピースを選んでくれたであろうことも、
裾に施された青い菫の刺繍も
彼女が、自分が与えたものを意識して選んでくれたことが、とても嬉しい。
初めて自分で選んだにしては上出来ではないだろうか。]
とても、綺麗だ。
[彼女の裸も、とても美しいものだったけれども
着飾った姿もまた、別の美しさがある。
彼女を抱き寄せてその唇にキスを落とした。]
[瘴気病みの話が魔王から伝えられるのは
それから少しばかり後のこと。
靴や小物を選んで、もう一度部屋に戻ろうとしていた頃だったか。
それまで特に異変らしいものは見当たらなかったが、
なんとはなしに気になって、彼女の顔をのぞき込んだ]*
──…何かあればすぐに教えてくれよ?
[オレはもう、二度も大切なものを目の前で失いたくはないのだから]**
これがいいわぁんぅ♡
ぱこぱこしゃれるっのっ♡いいのっ♡
むりやりたねつけっ♡ごーかんだいしゅきっ♡
[息をするたび、空気を体内に取り込む度、知らなかった筈の卑猥な単語が、淫らな欲望が頭を犯し、気づけば受肉しても決して命は宿らぬ胎への吐精を全身で望んでいた。
既に体の支配権は自分にないことに気づくも、全身を襲う快楽に溺れるしかなく、今もふりふりと尻を振って雄を煽る。]
っっっ〜〜〜っっっ♡あっ、ひぃ、あああああ
さっきよりいっぱ、っ、くはっ、ひ、♡
ソラのなかに、いっぱいおたまじゃくし♡
およいで…っん、げほっ、
[喜悦が極まったせいか、四肢が強張り咳こむが、男は気づかない様子で射精を続けるのに合わせ違和感は思考と共に闇へと解けた。
くいっくいっと腰をくねらせより奥に出してもらえるよう肉壁に絞めつけにうねりを加える。]
[腕が自由になっても自分を支える余力はなく、ベッドにうつ伏せに寝転がる。
シーツに肉の楔で縫い付ける突きこみに、しかし顔が枕に埋まってしまい大きく喘ぐごとができず悶絶する。]
っふぎゅっ…♡
んん、ふー……っ♡ふーーー……っ♡
[無防備な最奥への突き上げに尻肉も肺も押しつぶされる度に、抱きしめた枕に声が吸いこまれ、呼吸音をそのまま大きくしたような声ばかり漏れた。]
そうなのか?
俺の前ではお前はいつも、表情豊かだけどな。
それは、俺だけだったりするのか?
ドキドキ、か。
それは、俺に対してときめく、だったらいい事だけどな。
[口説いている自覚はまるでないから、どうしてメレディスがドキドキしてくれるのかはわからない。
書物で得た知識では、口説くとは心にもない美辞麗句を述べたりするものだと思っていたから。
心に敏くないためメレディスがこういう反応をするのはよくわかっていないが、どきどきする、と
どこか照れくさそうにしているメレディスは、抱きつぶしたくなるくらいに愛らしかった]
なんてない家だよ。
ただ、お前が住むには少々危険が伴いそうだから、今は色々手入れをさせているがな。
[家自体はそれなりの広さを持つ邸宅だが、貴族悪魔や魔王の城に比べたら小さいものだ。
質実剛健を旨とするため、シンプルだが住み心地は悪くない。
メレディスはどう思うかはわからないが………]
誰にも会わないって、無理があるからな。
閉じ込めておきたくはあるけれど、それではお前が損なわれそうだ。
だから、それを強いようとは思わないね。
[首輪を嵌めて、翼枷をつけて、誰の目にも触れさせないで………それはたまらない魅力だ。
しかし、そんなメレディスは主の家での一人きりで寂しそうな姿を彷彿とさせるだろう。
そんなメレディスを見るのはごめんだ]
[尻への刺激は懲罰感情を呼び起こし、既にどろどろな結合部を白く泡立った本気汁で満たし、吐きだされた精と混ざって花芽を包み、恥丘を通り、シーツを汚したものだから。
興奮しきって皮が剥けた花芽とシーツの摩擦で、おおよそ3突きに1回は頭が真っ白になり、数分に一回は「お゛、お゛♡」と本気イキを示す濁音ばかりで構成されたよがり声を部屋中に響かせた。]
っはぁ、いいよぉ…♡もっとっもっと♡
おぼれさせてぇ♡むちゃくちゃにしてぇ♡
っん、ン゛♡う゛、…。…あっアっ♡
ぁーーーーーーー……っっ♡
[もはや自分でも何を言っているのかわからない。
情欲の炎がこの身を焦がしている…だけにしては視界がぐらりぐらりと揺れ続けているし、ひっくり返され目の前に現れた筈の男の顔の輪郭も結べないが、かまわず求め続ける。
顔は汗に塗れ、前髪は額に張りつき、涙に濡れた睫毛が縁取る双眸は蕩けきって目尻も下がり。]
ああ、お前だけだよ。
この先はわからないが、お前しか見えてないのに、他がどう見えるかは分からないと思うぞ。
道楽?天使を飼うのが?俺が?
なんでそんな時間も金も浪費するような趣味を俺が持たなければならないんだ。
[ふん、と鼻で嗤う。そんななんの役にも立たなさそうな、無駄こそが最も嫌いなことだ。
自分の思う通りに事をすすめたくて、興味があるふり、楽しんでいるふりをしたりもするが、腹の底では過分な道楽をする者を軽蔑している。
そんな本性は、誰にも今まで見せたことはなかったけれど]
[半開きのまま閉じることを忘れた唇は頬と言わず顎と言わず垂らした己の唾液に塗れた顔が、そこにあるだけ。]
っうあ、…きもち、い…♡
きもち……、……
[狭い入り口から少しずつ流れ込んでいた子種で下腹部がぼこり、と膨らんだのと時を同じくして、気を失う瞬間まで、快楽を求め続けたのだった。**]
[かけられて不快に思わないかと思いきや、メレディスは天然なのだろうか、吐き出された白を飲み込み、舐めとり、また嚥下している。
もっと欲しいとばかりに口を開けられて。
そのメレディスの下のお口の色とそっくりなものだから、また欲しくなってきてしまう。
むく、と半分勃ちかけた雄を慌てて握って押さえ込んだ]
飲まないでいいのに。
俺は………お前の味、好きだけどさ。
そんな煽るなよ。
たくさん、かけたくなるだろ。
[それと]
これ、人の言葉ではおちんちん、って言うんだぜ。
メレディの女の子のところは、おまんこって言えばいい。
ペニスとかヴァギナとかいう言い方もするけど。
[メレディスのどこか舌足らずな口ぶりではこっちの方がいいと思い、余計なことを教える男心]
もし、これが気持ちよくて好きだったら、べリアンのおちんちん、メレディのおまんこにちょうだい、っていつでも言ってくれな。
[もっとも、メレディスが誘う前に、自分の方が押し倒してしまいそうになるのだけど。
躰の洗い方も教えてやらなくちゃな、と口でいいつつ、あえて浴槽の中でメレディスの汚れた顔、口元を湯で濡れた手元で擦って。
洗い場に出ないで、そのまま首筋に唇を当てたり、胸を揉んだり指先で乳首を転がしたりしている時点で、真面目に教えるつもりはなさそうだ*]
[彼を貫く剛直は逞しく漲っていた。
表皮に浮いた罅割れにも似た凹凸が、律動に伴い彼を苛む。
凶悪な代物を嵌める肉体は、己の為だけに変わっていく。
ゴリ、と重く媚肉を歪めるのに、充ちた多量の淫液が裂傷を創らず、寧ろ体温を引き上げさせる。彼に覚えさせるは肉の悦、疼痛にも似た焦燥。
全て、己が求めた彼の形と、欲。
閉ざした結界の内で、彼を貪った。
隅々までも見渡しながら、触手の先に開いた眼が蕩けていく。
――― 何も知らない筈の処女に、斯様に翻弄されるなど。]
あぁ―――、君が視える。君を知る。
これほどの情動は。
[下方から突き上げれば、彼の肢体が踊り、翼が跳ねた。
天使と云う神聖な存在を穢す優越を、彼自身へ向ける恍惚が勝る。]
[男は信奉する偶像を持たないが、今ばかりは彼が天使で在ったことを悦んだ。翼ある民で在るからこそ、己は彼を見つけたのだ。捕まえたのだ。
運命と評すれば陳腐だが、今や、彼は己の財宝であった。]
何処を見ている。
気を逸らすな、君が知るべきは私だ。
[それでも、ほんの少し。
彼の意識が天へ惹かれただけで、怒気が語気に滲む。
平熱を気取った表皮は剥げて久しく、残るは滑稽なまでの執着。
彼の知覚の中に毎秒自身の赫を求め、突き上げる律動は激しい。]
[貫くたび、自身の体液が彼の体内に溢れていく。
皺を伸ばしきった後孔からはぼたぼたと、粘性が落ち。
粗相にも似た滴りの感覚が彼を辱しめ、しかし、視線が重なるだけで、乱れた呼吸の中に安堵を滲ませた。]
そうだ、それで良い。
―――― これが正しい、
[彼の唇はいつも甘いが、彼から贈られる口付けは猛毒と呼ぶに等しい。
常習性を持ち、自身の精神を変質させる。
己にとって口付けなど、誑かす為の前戯に過ぎない。
それが、こんなにも、己を満たす。
彼に些細に触れられるだけで、触手が勇む。
最早、彼の中に知らぬ場所はないのに、執拗に肉体を這いまわる。
筋肉をなぞり、脇の下を通り。
稚い幼茎へ幾度も触手が擦り、擦り、と愛撫に忙しく。]
は ――――、
[己には存在しない心臓が痛む錯覚。
彼の懇願ひとつに我を忘れかける。
気が付けば腕が勝手に浮いていた。
彼の頬を挟むように包み、零れる金糸を掬いて耳に掛ける。
欲情の行為と呼ぶには無駄な所作。
彼の顔をよく見る為の、無意識の動作。
するりと、彼のフェイスラインを、掌が辿り。]
かわいいな。
[彼を惑わす為でも、嘲る為でもない本音。
ぽろりと零れた声は切なげで、眉根が寄って皺が出来た。
狂おしいような感情を、巧く言葉に出来ない。
ただ、ただ、彼がもっと欲しかった。]
[彼を貫いて此方、邪眼を発動させる暇もない。
己の百の眼が叶えられるのは、視ることだけ。
彼を真摯に、一途に、覗きこむことだけ。
涙で腫れた眦が愛らしかった。
口腔に籠る声も愛らしかった。
拙く強請り求める不器用な性根もまた。
自身が意地を張るから彼が拗ねてしまうと云うのに、不服を訴えるような眼差しさえも見惚れた。彼の一挙一動を見逃せなず。首筋に触れられただけで、ぐ、と唸った己の不出来を、彼は笑える資格がある。]
君の、何処も、彼処も、
[縋りついてくる彼に覚えるこの生温さは何だろうか。
己の神経を焼き切る熱量は、何をされたのだろうか。
彼を引きあげては落とす触手にあわせ、穿つ腰にも力が籠り。]
私が知り、私が与えた。
いやらしく熟れた胸が分かるだろう?
兆す肉欲に満ちる熱が分かるだろう?
私を飲む、貪婪な中が――――、分かるだろう?
[彼を唆す囁きが熱に掠れ、ひとつひとつの自覚は己をも熱くする。
流るる涙から覚えるのは哀しみではない、屈辱ではない。
ただ、彼は己の与える快で落涙を成している。
覚え続ける熱に際限がなく、瞠る百の眼がじりじりと彼に迫る。
ドクドクと、重く猛る熱杭は、腹の底に溜めた熱に漲り。
彼に覚えさせる予兆は、禁忌の頂。
真実、神聖を失わせるための、儀式めいた。]
[己の悦楽を汲み上げる肉体は、恍惚を司る。
ぴっちりと凶悪な熱杭を悦んで食み、奥へと誘う様は淫ら。
まるで、胤を付けたがるようだと、浮いた思考は己だけの願望か。
彼が駆けあがりだす頂きに向けて、打擲音を高くする。
バツ、と叩きつける衝撃が一々情熱的。
鰓を内壁に引っ掛けては、中に溜めた淫液を掻き出し、貫いては塗り込める。しとどに濡れた内壁に予感させるは、失墜の時。或いは充足の瞬間。
己の中に生まれた意味と、意義を自覚させる一瞬。]
ぅ、―――君に、名を。
[魔界の酒にも惑わぬ思考が、彼に酔わされる。
執着は形となり、束縛となり、命令となり、希求となる。]
[精の中に宿らせるは、己の力の欠片。
彼の内側へ、自らの軌跡を遺すにも似た符牒。
背中に爪が立てられると同時に分けるのは、我が名の一端。]
―――― カレルレン、
[取り上げた名の代わりに与えるは、新たな彼の名。
なぞる唇は、満足そうに刹那、円弧を描き―――、
彼の最奥で、夥しい奔流が爆ぜた。]
[内壁を波立たせるほど、吐精は長く、執拗だった。
一瞬で彼の内を満たすのに、一度では終わらない。
彼の頂きと重ねた心算でも、永年を生きた外道の逐情は長く。
達する最中から、直後の過敏な倦怠の間も、飛沫を覚えさせる。
極める度に彼へ痙攣を強い、長く濃密な浸潤が夥しく。]
ぅ、――― く、
[明滅が閃くほどの吐精など、初めてのことだ。
奥歯を噛んで、過ぎたる愉悦に堪え。
だが、一瞬、彼の存在が虚ろに陰れば。]
[咄嗟に彼の二の腕を掴んでいた。
戒める為でなく、捕獲の為ではなく、衝動的に。
瞠る眸が彼を見つめ、直後の所作は失笑を買いかねない。
彼を繋ぎ止める為、彼を逃さぬ為。
選んだ行動は、そっと、頬を撫でることだったのだから。
彼は己を陶酔させるだけなく、莫迦にさせてしまうらしい。**]
強姦大好きぃ?何言うとるの
オマエが望んでるんじゃから、強姦じゃないやろ
[無理矢理種付け、と言われても彼女が今こうしてされる事を望んでいるのだから、自分はそれに応えるだけ。そういうつもりだったのに。こうも可愛い反応をされてしまうと、どうしてか嗜虐嗜好に目覚めてしまいそうになる。
パパになっちゃえ、だなんて。自分が見た彼女は、結婚する人間を羨ましそうに見ていた。だから、こういう格好に憧れていたのかとか、そういう事を言うのだから、人間のように生きたかったのかとか。親近感を覚えてしまったのだが。
尻を振って此方を煽る姿に、そんな考えは不要だろう。そんなに尻を振るものだから、誘っているのかと。多少強めに彼女のそこを叩いた。]
腹が減った言うもんやからなぁ!
と、平気……いや、なんでもない
[咳き込む様子に逐一心配になってしまう。魔王から言われた、瘴気の言葉。それが何を指し示すのかわからないが、彼女に別段変化は無い。
今は好きな“アイリ”では無く、淫乱で自分が望んだはずだった“ソラ”と成り果てている彼女でも。消滅するような事はあってほしくないから。
適度に心配の声を入れながらも、返ってくるのは快楽に溺れた壊れた喘ぎ声だけなものだから。心配した分苛立ちもあってか、強めに腰を打ち付けた。]
[枕に顔を埋める姿に、最早床に穴が空いていてそこに楔を打ち込んでいるのかと錯覚するくらい強引に、子宮を突き刺して行く。
声は声を成しておらず、力が入らない様子から彼女の意識もそう長く持つ事は無いだろう。]
なんじゃ、もうリタイアか?
あれだけ…望んでおいてっ!ご主人より、早く…なぁ!!
ほら、顔こっちに見せぇ!!
[露出した胸がうつ伏せ状態で無理矢理揺れるものだから、シーツと擦れて痛みすらも快楽に変わってしまっているのだろう。
大きな喘ぎは枕によって遮られ、彼女が顔を離した時には、涎でベトベトになっているのを確認した。]
[体勢を変える為に一度引き抜けば、ダムが決壊したかのようにごぽごぽと音を立てて流れ出す精液すらも勿体無いと彼女の中に再度楔を打ち込み押し込んでいく。
逃げる場所を失った白濁は、彼女の膣内に戻れば熱と肉壁の潤滑油として機能し始めた。]
そう言う、なら…!
もっと意識、持てっての!!あァ!?
溺れて、堕ちて、俺だけを……なぁ、俺だけを、見てくれよ…
[愛されたい、必要とされたい。それが目的だったはずなのに、どうしてこんな事になってしまったのか。
人間に憧れ、親から見限られ、誰からも必要とされず。惚れた女にすら嫌われ、汚いと罵られ。手に入れたかと思えば、快楽に溺れ壊れてしまった。挙句、わけも分からぬ瘴気に侵されたと聞くものだ。
汗まみれになり、蕩けきった表情で此方を求める彼女に嬉しくなる。けれど、違う。求められ、応えないわけにはいかず。無我夢中で腰を振り続けた。
涙が溢れそうになるのを必死に堪えて、その涎だらけになった口元にむしゃぶりつき、性感帯となった舌を絡ませ深く深く求める。]
[この子が好きだ。この子を愛している。この子に好かれたい。この子に愛されたい。ただ、見ていてほしい。自分の存在を認めてほしい。
その欲求が歪み、愛情が醜く伝わり。焦り、壊してしまった。その後悔で、頭がおかしくなりそうになる。
否、最初から自分も狂っていたのだろう。だから、こうして熱は収まらず腰を振る事を止められなくなっている。]
ソラ、良いか…?なぁ、これが……
オマエは…これで、良いのか…。ソラ…いや、あい、り……
[彼女を抱き締め、キスをして、その声が聞こえなくなるまで腰を振り、彼女が気を失い、少ししてから再度精を吐き出した。]
…なぁ、俺の愛って間違っとるんか
俺の好きって気持ちは、赦されないんか
じゃあ…。俺の存在に意味はあるんか……
[誰も必要とされず、放浪としていたあの頃に戻るのは怖かった。気を失った彼女を抱き締めたまま、涙を流しそうにもなったけれども。身体はどうにも正直なもので。
そんな彼女すらも愛おしくて、愛したくて、壊してしまいたくなる。己の劣情は未だ収まる事を知らず、ビクリと一度脈を打てば、腰をガッチリと掴んでそのまま奥へ突き上げた。]
あ、あっ…♡う、ぁ…!
アイリ、あい…り……!アイリぃ…!
キツくて、気持ち…よく……ひぁっ!?ぁ、良い…
オマエの雌穴…最高に、良い…っ!!
[だらり、と力の抜けた人形は持ち上げられた腰からシーツに垂れて、此方も快楽から背を反らしては突き上げてしまう。
もっと奥に突き刺して、彼女の膣内を犯し、子宮をいっぱいにしたい。既に何度も押し込まれ吐き出す場所が無くなった彼女の下腹部は自身の精液でぽっこりと膨らんでいたけれども、そんなのも無視してびゅるびゅると中に吐き出していった。]
こんなんで、満足出来るか…!
いっぱいしてって…言った、だろ……
こんな…の、望んで…ないのに…
[彼女を肉便器のように、はたまた性奴隷のように扱いたいと思った事は一度もない。下衆な人間のように、無抵抗な人間を犯すだなんて馬鹿らしいと思っていたはずが、一度発情した龍は収める事が出来ず、彼女の中に意味の無い子種を何度も吐き出していく。
楔でしか温もりを感じる事が出来ないのがもどかしくて、力を失った傀儡を抱き上げれば、いつもより重く感じた。
肌を密着させて、ゆっさゆっさと上下に揺らしながら。大きな人形を使って自慰をしている気分だったが。
それでも彼女の膣内はきゅうきゅうと自身の熱を締め付け、搾り取ろうとしてくる。]
ぁ、ん…っ!そん、な…気ぃ、失ってまで……
オレの事、搾り取って…はぁ…♡
なんじゃ…。そういう、殺し方か……?
[答えの返ってこない問いを何度も繰り返す。彼女の腹は、既に孕んだかのように大きく膨れ、押し込めば風船のように割れてしまいそうだった。
けれど、今更自分の熱を止める事なんて出来ない。身体の何処にそんな量の精を溜め込んでいたのか、自分でも驚くくらいに彼女の中には何度も何度も射精を繰り返した。接合部からは、流石に限界となった精がこぽり、と吐き出したのを最後で、そろそろ限界かと引き抜こうとした時だった。]
は、ぁ…はぁ……♡
もう…オレ、も……ん、ぁ…ひぅ♡
ぁ、や…イ……〜〜〜ッ!!!
[今まで彼女の中に吐き出した精と、膣内を守る為に出された分泌液は自分の熱を押し出すように激しく締め出してきて、それに刺激されたからか今までで一番の量を彼女に浴びせてしまった。
シャワーのように降り注ぐ白濁は雌の匂いを上書きするように雄の臭いで埋め尽くし、純白のドレスも、涎だらけの髪も、亜麻色の髪も穢していく。
ただ、ふらりと横に倒れ込めば失神した彼女の顔を眺めて。気怠く重くなった腕を無理矢理動かせば、その頬をそっと撫でた。
それと同時に、舌や胸、下腹部にあった淫紋の龍は蠢き、スゥッと姿を消した。]
……きっと、最初から間違っとったんやな
ごめんな…。終わったら…。いや、目が覚めたら
ちゃんと話そうな…
[魔族と接触し、更には穢れ、繋がりを持ってしまった天使を天界は受け入れてくれないだろう。そんな事を“アイリ”が知ったら…。
想像するだけで恐ろしい事もあるもので、今は考えずに。雄に汚され、まるで輪姦されたかのように白濁に塗れた彼女が目を覚ませば「お風呂、入ろっか。」なんて、誘った事だろう。
それがアイリであっても、ソラであっても。どうせ力が入らないだろうから。お姫様抱っこをして。新しいドレスを買ってあげるから、と。汚れたドレスを切り裂いて脱がそう。**]
実にお前らしいが…
役目……か、つまらんな。
[まさか、返って来るとは思えなかった答えに、>>52
一瞬驚き目を見張るが、それもすぐに消す。
天界でそうであったように、他者の幸福を祈る
――オズワルドらしいと言えるが。
神の与えたくだらない理由でも、それが自分以外に向けられるのは、実につまらない]
だが、その役目も終わりだ。
お前はこの瞬間から、俺のものに変わる。
[>>自身の命には無頓着な天使は平然と犠牲を口にするが、
流石に心まで要求さるとなれば、>>53声色は変わった。
>>54選択肢などないのに、答えるまでに妙な間があったが、
「――そうだ」と駄目押しするように促すと、
諦めの為か、やっと決心がついたのか、震わせていた肩を落ち着け、
こちらを見上げる視線と目が合った。
哀れさに目を細める。
悲しみか、不安か、あるいはその両方か――。
揺れる視線の意味を理解し、微かに頷いて返してやる。]
よく言えたな――。
そこまで言うなら……好きにさせてもらおう。
[選択の自由など無い誓いを立てさせられたうえ、機嫌を損ねない
よう、つけ加えられた言葉に柔らかく笑みで返し、>>56
>>71裸一つだけになったオズワルドを横抱きにして抱え、
今度は、静かにベッドへと寝かせる。]
[>>56どれ程の苦痛に苛まれる日々を想像したのかは、
わからないが。
自ら心も捧げると、誓ったにも関わらず、無表情のオズワルドに
思わず苦笑した。]
当たり前だ、そう簡単に誓いを破ってもらっては困る。
[無表情のまま、告げる決意に笑みをかみ殺し>>72
全身の力を抜いたオズワルドの上に、覆い被さるようにして、
仄かに熱を持った肌に口づけを落す。]
やっと、俺だけのものになるな……
[魔族を憎む天使が、元より心を許せる筈もなく。
そもそも、明け渡す気など無いのであろうが。
それでも俺の物になる以上、乱雑に扱う必要はなくなった。]
――オズワルド
[愛しさに、名を呼ぶ声が熱を帯びる。
より深い繋がりのため、さきほど中途半端に煽り放置していた
再び身体に熱を取り戻させるよう。
胸に咲いた尖りを口に含み、舐め、転がし。舌先で押しつぶして
刺激を与え。
頸から鎖骨、胸、脇腹と辿り旅をした手は、まだ乾いていない
血に濡れたままの箇所に辿り着き。
つぷりと挿入した指は、奥に注ぎ込んだ媚薬を引き出すように、
ゆっくりと掻き混ぜ、出し入れを始めた。**]
― 礼拝堂 ―
[結界を抜けた直後に翼を広げ、空中庭園の上空を横切って飛ぶ。
長大な蛇の姿を見かけたが、特に声を掛けたりはしなかった。
尖塔の最上部から屋内へと帰還する。
天井が高く取られたその場所は、悪趣味にも天界の礼拝所を模していた。
拘束を解き、祈るための書見台に手を付かせる。
首筋を掴んで押し伏せ、身体を密着させる。
そうして続きを、となる直前、アルジュの左手に目が行った。
[約束の痕を隠していた銀の指輪が、煤の色に変わっている。
度重なる邪淫の穢れか、堕天使を求め同胞を見殺しにしたからか。
或いは、指輪を作ったものに、何かしらの変化があったか。
かつてはとても強い加護の力を感じたものだが、今はそれも無い。
微かな想いの名残は感じたが、障害ではなかった。]
砕けろ。
[力を向ければ、指輪は塵となって散った。
同時に思いも散ったか、或いは誰かの元へ帰っていったか。
もはや興味もない。]
待たせたな。
これが、おまえの欲しかったものだ。
[囁き、抱き寄せ、口づける。
動きの合間に、指を挙げて周囲を差した。
淡く明滅する赤い粒子が礼拝堂の中を満たし、閉ざしていく。
ここは、ふたりだけしかいない世界*]
/*
もー!!ゆすらさんは無理してー!!
あかなんだら日を改めてで良いのに!
ふんとにもー、一応夕方から接続と書かせて
頂いたので、本当ゆっくりと寝てからにして
欲しいのよさ。
……べリアンに会う前は
のほほんとしていたような、噛みつくとかしない
ときめく、…わからない
[彼にドキドキしている。と思うけど
でも、これはどんな感じだろう。書物では得られない、真髄な言葉に心が熱くなる。心にもない、美辞麗句ならこうはならなかった。得たばかりの感情が伝えるものはメレディスが知らないもの。
愛らしいと言ってもらえたら
もっともっと赤くなっただろうけど]
……なんてことない?でも、家に住んだ事ないから
…危険、何か危ないことがあったの
……手入れ
[俺とすむために。貴族悪魔の家に良い思い出はない。鳥籠の中に閉じ込められていただけだから。でも、彼の家はどうだろう。こうして、メレディスと棲む事を考えてくれるのは
なんだかくすぐったい、]
…べリアン
……ありがとう、べリアン
[彼はずっと俺の事を
優先して考えてくれている。それはちょっとずれていることもあったけど。こう思うと何時もそうじゃなかったかって気づいて。余計頬が熱くなった。やっぱりずるい、ずるい。
寂しいけど、ちょこんとしておくつもりだったのに
寂しい思いをしなくていいんだって心が軽く]
……じゃあ、この先も
俺以外を見えないようにしなくちゃ…
…自分で言った癖にっ、あう、うぁ
[なんでと叫ぶ。
役に立たない事が嫌いなら、こうしてやっていることは役に立つことな訳で。彼が心をも手に入れようとしてる、好きを欲しがっていることが分かってしまった。だって、躰だけ壊れた心だけ欲しいなら
彼はこうしないわけで、彼の本性の誠実さにくらくら]
[べリアンの言葉にぽっぽっとやられぱなし
だけど、今度はメレディスが彼を喘がせる番だった。なんとなく、自分が鳴いていると喜ぶ彼の理由が分かった気がする。とてもどきどきむくむくするんだ。かけられた事に不快を覚える程の知識はなく、あれだけ嫌がったのは心を殺される事だ。だから
こうして、自由にいられるなら
彼の精を嫌がる理由はなく。口を開けて、欲しがるのだけど
慌てたべリアンが、雄を握るのをきょとんと見つめ]
…なんで、…飲みたい
俺も、べリアンの ……味、すき、だとおもう
とても、きゅってなるから
……かけていいのに
[かけてほしいのに。とぽつり
なんだろう、いけない事を言っている気がして、彼の反応にどきどきしてきた。もっと、いっぱい言ったら、いいのかな]
…おちんちん
……と、おまんこ。…
[ペニス、とヴェギナ。彼が云う言葉を繰り返す。
後者はいいにくい気がする。これがおちんちんと、彼の手が隠す肉茎を見て、何度か口の中でくりかえした。くりかえせばくりかえすほど躰が火照るのはなぜ。さっきも感じたいけない気分
これはとても恥ずかしい言葉じゃないかな]
…ん、ぁ、何時でも…言っていいの?
[ばしゃりばしゃり、湯を泳ぐ。
彼に近づけば、洗い方を教わることになって邪魔な羽を折りたたみ。顔を拭う手にすりすりと寄った。落としてしまったら匂いがなくなるのは勿体ないけど。でも、掌の感触がキモチよく]
……あ、う、べリアン…これ、あらって…る?
へんな感じになるよ
[息が段々荒くなっていく
其れは彼の唇が首筋にあたったり、指で胸を揉まれたり、乳首を転がしたりしているからだ。あうあうと声が甘くなっていった。お湯の中に居てもわかる、胸の先がぷっくらするほど、
前の穴がじゅくじゅくいう
洗うってこんな風になるんだと目に涙を溜め]
胸、のさきっぽ、こりこりしちゃう
もっとあらって…
[洗ってもらうのが好きだって。
薄い胸を彼のほうに突き出して、小さな粒を主張させる。桃色、ぷっくら。くりくり、こりこり。じわじわ堪らなく手が彼の首に近づき。はぁと蠱惑の息ととも、陰茎を太腿に擦りつけ]
……ぅぅ、おちんちんあついよお
…こりこり、して、メレディのおまんこ、
[いけない、いけない感じがぞくぞくと背筋を這う。
ぽっと頬が熱くなって、トロリ蕩けた瞳が彼を見る。湯が熱い。]
……べリアンのおちんちん、 …
ちょ、だい
[洗うのキモチよすぎて駄目になると涙声。
懇願は甘い音、彼が押し倒す前に、教えてもらった事を口にする。けどとてもとても恥ずかしい感じがして顔を俯かせてしまう。きゅんきゅんするのに。どうしようって小さく溢す]
前のおまんこも…後ろのおまんこも…
べリアンのおちんちん、すき…なんだ
[ぼそぼそ。胸だけでも
びゅってでちゃいそうだけど。こんな事を言ったらどうなるんだろうと俯いたまま。彼の身体に寄り添って、彼の胸板を優しく撫でた。黒い肌、とても逞しい、すりすりぎゅぎゅしたいなぁって*]
/*
あぶないっ、誤爆しかけたぁぁ
カレルくんに誤爆しかけたぁぁ、
あさからはずかしさに悶えていたらこれだよおおおお
はぁ、格好いいよおお
…―――!
それならば、よかったです
[ 良く似合っていると言われ、破顔する>>96
衣装を選ぶよう言われた当初は
ある種の試練のように感じもした。
けれど、実際に自分の意思で選んでみれば
それを認められるということが
今までになく嬉しくて]
[ 天にいた頃より
常に笑顔を、と心がけてはいた。
柔和な笑顔を仮面のように被っていれば
心の奥底までは見せずに済むだろうから。と
貼り付けていた笑みが、いつしか当前になり
笑みを浮かべていることさえ
忘れがちになっていたけれど]
気に入っていただけて
よかった、です
[ 大量の画集を積まれた時には
心の底からどうしようかと思った。
纏っていた薄絹に紐を通してくれ。と
いっそ言おうかと考えた。
それでも安易な方向に逃げず
己の意思で選んでよかったと、声が弾む。
抱き寄せられたなら>>97
自分からも、彼の唇に唇を重ね
さざ波のように小さく笑い声をもらした]
[ その後、選んだ靴や小物
悩むかと思ったけれど、衣装が決まった今
こちらは存外、悩まずに済んだ。
衣装と揃いの刺繍の入った黒のサンダル
黒のハンカチと手袋を選んだところで>>98]
――――……瘴気病み?
[ きょとん瞬きを繰り返し、一言。
何かの病気だろうとは、想像がついたけれど
命に関わるものだとまでは考えが及ばずに
じっと彼の瞳を見つめ返し]
何かあれば……
―――はい、約束。します
[ 人がよくかかる
風邪のようなものだろうか。と
彼の心中も知らず、こくりと頷いて]
―――っ、くしゅッ
[ その瞬間に出た小さなくしゃみ。
布地のたくさんある場所にいたから
埃でも吸ってしまったかと、目をこすり]
戻りましょうか?
それとも、どこかへ行きますか?
[ 少しだけ、頬が熱い
なんとなく、視界がぼやける
異変といえば、これも異変だけれど]
―――……?
[ 己の頭髪の間から、髪と同色の狐の耳が
顔をのぞかせていることには気がつかず
不思議そうにただ、首を傾ける*]
― 礼拝堂 ―
[理性と過去を手放し、ひとつになったまま落ちて、運ばれたのは静謐な身廊。
拘束を解かれ切なげに呻いて求め、聖典を置く場所に上体を押し付けられれば、喜んで腰を突き出す姿勢になる。
端正な面差しは淫欲に蕩けていたが、
堕天使が守りの指輪を砕いた瞬間、一筋の涙が零れる。
かつては自分にもたくさんの仲間がいたのだ。
けれど、彼らを案じる資格は、もう ない。 ]
[被さってくる影に視界が覆われる。
己が欲したものを改めて与えられ、憐憫はあえなく押し流されて行った。
満たされることは、溺れること。]
── 嬉しい
[聖歌と説法を響かせるためにある高い天井に、濡れた喘ぎが谺した。*]
そう、融けてしまおう
お前の熱が私にないものをくれる──私の星
[まるい牙が肩口に触れた。
この身に傷つける力をもたないそれは、細波のように痺れをもたらす。
チリ、と首飾りのダイヤが煌めいた]
先ほど触れただろう?
私を求めて、ここは更に変化している
[はしたなく濡れそぼった薄布のあわいへ侵入すれば、慎しみ深くあった秘裂は露含み、淫猥に花開いていた]
[冒涜は滑らかに、性感帯の集中する入り口近くをかき乱して粘液を塗り込める]
……、 痛くはないだろう?
もっと、牙を深く。つかまっていなさい
[そこから与えるのは、押し込まれ貫かれる破瓜ではなく
受肉した体の軛から一時解放する魔法
エーテル体の全身の輪郭が、いちどに闇へと溶け出す感覚。
触れ合わせた肌の境界がなくなり、その下の細胞が沸き立ち
心臓の鼓動までも重なる、天なる交合]
ああ
お前のなかは暖かい
[吐息も肺の裡で二人、混じり合い。
下腹に集う天使の愛の器がひらかれ、きゅうきゅうと鳴いた。
それだけでなく、背骨に沿って全ての神経に蛇の虹色を沁み渡らせ、魂ごと蕩かして官能の器官として咲かせてゆく。
その脳、記憶、感情に至るまでが渾然とし、飛翔し、溺れ、水底へ沈む感覚。
溶けている
溶けていく。
爛熱の中、彼女の胎内へ注ぎこむのは濃密な魔力*]
/*
悩んだ結果、獣耳+様子次第で魔族に攻撃する形にしようかと。
そのままだと武器がない&非力なので、獣の爪があれば反抗できるね。
[閉ざされた世界の内側で、白銀の肢体を抱く。
待ち望んでいた時間。
堕天使は、焦ることなどしなかった。
深く繋がったまま白銀の髪を、翼を、
胸を腕を指先を腰を脇腹を首筋を、
あらゆる場所を愛で、歓びを教えていく。]
おまえはここが感じやすい。ここも、こちらも。
ここを撫であげると、可愛い声で啼く。
[言葉は指摘であり暗示でもある。
手をかけ、言葉を掛ければそのように育つ。
純粋な素質を、存分に愛でた。]
[くまなく触る指先が、足りないものがあると教える。
胸のちょうどいい場所に、ちょうどいい引っかかりがまだ無い。]
おまえが感じて悶えてどうにもならなくなる場所が、まだ足りないな。
欲しいだろう?ここに。
赤く尖って膨らんで、物欲しげに上を向く小さな突起が。
[指先で捏ねるように胸を弄る。
片方には爪を立て、片方は掌で転がすように撫でて育つを促した。*]
― 礼拝堂 ―
[ただただ交わりたい満たされたいと媚薬にうかされる身体を、堕天使は掌で転がすように煽り導いた。
もはや触れられていない箇所はなく、その指先に快楽の水脈は次々と湧き出す。
転写されたものではない自分だけの悦びを知り、なおも深みに嵌ってゆった。]
感じ てる… あ、 そこ いい…
[教えられる言葉を反復し、我が身をそのとおりに淫らに書き換えてゆく。]
んっ… くふぅ
[滑らかな胸に、新たに、悶えを宿すための器官さえ形成された。
爪をたてられた側には、痺れるほどの鋭敏な感覚を備え、揉み回された側は、深く響む官能を全身に広げるものとして。
これまで目にしたもののうち、記憶にある豊満な質量では、どこか感度が鈍い気がして、膨らみは抑えられ、神経は莟めいたふくよかな先端に集約される。]
アルジュ…
[堕天使の名を呼びたいと願った末、そう口にする。
ひとつになるのであれば、名前だってひとつでいい。*]
家に住んだことがない?
天使は普段、どういう風に暮らしているんだ?
………天使の血肉は魔族にとって力になる。
普通の家なんかに住んだら、お前、他の悪魔に食われて死ぬぞ?
そうならないように特殊な結界を張ったり、窓に鉄格子を嵌めたりするんだ。
[分かってないな、とメレディスの額を軽くこづく。
常にメレディスと一緒にいられればいいのだが、そんなわけにもいかない。
天使がどのようなものを好むかわからないから、メレディスの心を慰めそうなもの………可愛らしい小動物などを取り寄せていたりするのは内緒だ]
御礼を言うなんて、変な奴だな。
俺たちの家なんだぜ。
お前も何か欲しいものあったら言えよな。
[強引に受肉させた相手に対していうセリフではないだろう、と笑ってしまう。
しかしそれがメレディスなのだろう。
メレディスの純粋な心がただ、嬉しかった]
それは俺のセリフだろ。
お前は何もしないでも俺の心を捕らえたのだから、そのままでいていいんだよ。
お前しか見えなくなったんだから、手に入れるのは当然だろう?
欲しくもないお前以外の天使を手に入れる、というのが俺の言うところの道楽だよ。
お前がいなかったら始まらない。
飢えれば他の何より食べ物を手に入れようとするだろう?
[何を当たり前なことを言っているのだろう、と、メレディスの当惑の理由がわからない。
飢えを知らない天使だから理解できないのだろうか、と首を傾げるが、根本的にメレディスに対する評価の違いが齟齬を生んでいるだけなのに気づけない。
メレディスが理解しているように、役に立たない事や無駄が嫌いなべリアンがこうしているのだから、それには必要以上の明確な目的があるのだ]
[きょとん、と飲みたいと呟くメレディスに、こっちの方がどぎまぎさせられる。
その清らかな頬に、胸に、己の慾をかけて自分の匂いをしみ込ませるだけでなく、それを悦ばれるのは完全に己を受け入れていると言ってるも同義なのに、メレディスにその自覚はない。
必至で、いやこれは、好物とかそういう問題であって、俺が好きとかそういう問題じゃないから、と自分に言い聞かせる。
そうでないと勘違いしてしまいそうだ]
そう、これがおちんちんな。
いつでも、だよ。
お前にシてあげるのが、俺は嬉しいんだし………。
[うわ、と口が笑ってしまいそうになるのを押さえて、卑猥な言葉を覚えるように繰り返すメレディスを黙ったまま見つめる。
シてあげる、と上から目線で言ってはいるが、その実はさせていただいている方が近い気がする。
躰を洗う、の名目で腕の中の躰に触れれば、感じやすい躰はそれだけで、熱く潤ってきているようで。
涙混じりの目が、助けを求めてくるように自分を見つめてきて、ぞくぞくした]
そうだな………。
洗っていると変な感じになることもあるし、ないこともあるし。
[説明になっていない説明をするが、目はメレディスから離せない。
なんて淫らなのだろう。
淫らということを知らないからこそ溢れる、そのいやらしさ。
突き出された薄い胸。
無言の依頼には、もっと唇でいじることで応えてあげようか。
ぺろぺろ、くちゅくちゅ、ちゅうっと様々ないじり方で舌先で桃色をこじり。
もぞもぞと屹立を擦り付けてくるから、そこの変化がわかる。
指をメレディスの蜜壺に第一関節だけ埋めていく。遊ぶようにそこをふにふにすれば、逃さないというかのように締め付けてきた。
言葉にすると、もっと淫らな気分になったのか、目が溶けている]
[さっそく上手におねだりできた、メレディスに笑みを浮かべてしまう。
本能的に羞恥を誘う言葉だと分かっているのか、顔を俯かせて恥じ入っている姿も可愛くて。
その背徳感がまたいい。]
胸だけでも白いの出ちゃいそうか?
それならおっぱいだけで満足できるか試してみるか?
なんてね。
それじゃ、おまんこが寂しいよな。
…………じゃあ、今度はこっちの穴を愛してあげようか。
[先ほどから何度も弄っているから、後ろの方も準備は万端で。
こっちの方は排泄に使うものだよ、と教えてあげないと。
あまりここで愛を確かめ合っていると、その度に感じるようになってしまってメレディスが辛い思いをするし。
それを考えると、メレディスが二つの性を持っていてよかったと思う]
[湯船を上がり、メレディスを浴室の床に置かれたマットのようなものの上に丁寧に置いて。
それはキングスベッドと同じくらいの広さで、上に転がっても湯の温度と熱を遮断する素材なのは触れても冷たくなく柔らかい。
浴室に据え置きのクリスタルの瓶を手に持つ。
中から薄いとろとろした液状のものを取り出すと、メレディスの躰に垂らしていく。
ぬるぬるとして滑る肌。素肌同士で触れ合っているいるより摩擦が減って快感が増えていく。
自分の屹立にも垂らして、メレディスの後ろの穴にも、前の蕾にも、マッサージをするかのように、まんべんなく擦りこんでいく]
せっかくの綺麗な羽が汚れてしまうかな……。
[それにはしのびない、と、メレディスを抱き上げれば自分の上にかぶせるように置いて。
脚を開いて自分に跨らせ、先端部分を後ろの部分に押し付ける。
メレディスの膝を折らせて腰を落とさせれば、思った以上に容易にずるん………、と飲み込んでいく。
それは前の方より入口がきついが、奥の方はふわふわで。
ぐちゅん、と入れて、ぱちゅん、と抜くと出し入れするが感じるのか、次第に自分でも腰を振って気持ちいいところを探っているのが可愛らしい]
こっちの具合も最高だよ………メレディはおっぱいも好きみたいだしね。
おちんちん、自分でもいじってごらん。
後ろをぐちゅぐちゅしながら、こことかいじると、もっと気持ちよくなれるから……。
[やり方を教えてあげよう、とメレディスの手を導いて、ここはどうかな、と小ぶりな雄の敏感な箇所を、ぬるぬるした手で包み込んで。
ぷく、と浮かぶ雫が溢れる鈴口や、皮に隠れたピンク色の裏側や、筋部分を丁寧に摩ってやる。
自分の気持ちいい場所を覚えれば、メレディスにしてもらう時にも勘所が掴めていいだろう。
こうして二人が触れあっていると、自分の黒い肌がメレディスの白い膚と対照的で割と映えていい。
他人に興味がない分、自分の見た目にも興味がなかったが、この躰を持ったことに初めて誇りを覚えた*]
他の天使がどうかは知らないけど
俺は木のうえとか、後、神殿?みたいなばしょ?
ええ、喰われるの?!!やだ、……ぅ
べリアンから離れないようにする
[こつんとこづかれた額を両手で抑え
きょとん。常に彼と一緒にいられればきっと安心なんだろうけど、それは彼も仕事があるだろうから。出来るだけって後で付け加えた。一緒にいたいから、居るって言ってしまったのだ。小動物を取り寄せていると知れば、嬉しくってごろんごろんしてしまう]
…へん?そうだろうか
でも、嬉しいことだから、言う……
おれたち……、ぁぃ…、結婚みたい
[そういえば、強引に受肉させられたんだってはっとする。けどけど、べリアンの本心を知った今は、あれだけ穢れてしまったと泣いていたのが、嘘のようにどきどきしている。天使だったらきっと気づけなかったことだ。だから、これは良い事なんじゃと思う。だって、だって本当に人間の夫婦みたいだ。……夫婦に、なっていいのかな]
そのままで?でも、俺よりもずっとずっと
優秀で美しい天使はいっぱいいるよ、
……だから、頑張らないといけないんだ
…あぅ…あぅ
つまり、俺がいないと…べリアンは駄目?
[当たり前の事のように云うけど
いうけど、これは大問題なきがする。主に胸のドキドキ的な意味で。飢えはしらないが、それとは別だ。別。だって、彼の言葉は熱烈すぎて、ぷしゅぷしゅとキャパオーバーを頭が訴える
ようするに、とてもとても照れている。
自分に対する評価が低いのもあるけど、彼が真摯だから]
[茹蛸のようになったあと。
彼の白を飲み込んで強請れば、今度はこちらが彼をどきまぎさせるターン。彼の匂いを染み込ませたいのは事実。それが彼を受け入れている行為だって気づかない。元々視野は狭いのだ。
ただ、他のあくまが同じ事をしようものなら
それこそ、拒絶どころか大暴れするだろうけど
その理由がどんな感情から来るのか、まだまだ学び途中]
……うれしい…
じゃあ、べリアンは、俺…、の、おまんこに
おちんちんするのが うれしい?
[これが、そうなんだ。と繰り返す。
黙った見つめられるとなんだか居心地がわるくてもぞもぞしてしまう。なんだろう、なんでだろう。疑問がいっぱい頭に上がる。くらくらするのも。いつでも、気持ち良い事をしてもらえる事に高揚する身は、実のところを気づかない。だって、シてもらえるんだ
とてもとても、気持ちいいことを。
あっと感じる声は、彼の腕の中で。
触れられ、洗われているだけでしどろに濡れていく]
[見上げたべリアンは何だかとても
とても、美味しそうで。……格好よくて、ぽかぽかする。黒髪が肌にひっついているせいか、先程までとちょっと違うような。]
…あぅ……どっち、ぃ
洗って……ひぃ、変な感じなるよう…
[淫らだと分からない。
けど、彼の目線が外れないせいで肌がますます火照っていく。突き出した胸の先っぽ。ぺろぺろされて、くちゅくちゅ、ちゅってされて段々薄い桃色が固く、赤くなっていく気がした。ひゃうひゃうと甘やかな声。屹立の変化だけじゃなく
蜜壺にも埋め込む指に、内側からひっつき虫になって]
……あう、ひ …ん
おまんこ…とけちゃ …ぅ
[すりすり。躰を、すりすり。熱源を太腿にすりすり。淫花の中を彼の指にすりすり。全身でべリアンにすりすりして。笑みを浮かべる彼を恥かしく、ちらっと見てはびゃってした。恥ずかしい。
いけない、いけない事を覚えていっている気分]
…うん…胸、 ……おっぱい?
おっぱい…、だけで、そんな事できるの?
っ、ぁ、う、おまんこっ、、、やぁ
……や、あいして …くれる――?
[はぁはぁと荒い息が漏れる。
どうしよう、どうしよう。と今までと違う感情からの困惑が目覚める。恥ずかしいのに、口にしちゃう。先程から何度も弄られた其処を指で触れられ。どきっとした。こっちもおまんこと確かめるように問いかける。此処が排泄の為のものだなんて知らない
だって、気持ちよくされた事しかないから
何処もかしこも気持ち良い処だって、躰は学び]
[湯船から上がればぶるっと身ぶるいをした
其れは緊張とトキメキから来る震えだ。彼の優しさが詰まった準備をじっと見つめている間、とてもどきどきしていた。浴室に敷かれたマットの上で、羽を揺らしてまっていた。]
……ぁ、ぅ、ぬるぬる。する
[ぎゅっと思わず目を瞑ったのは初めて味わう感覚のせい。
クリスタルの瓶から零れる、とろとろした液体を垂らされ、火照った身体は不思議な感じに包まれた。ぬるぬるする、それがべリアンのおちんちんに垂らされるのをちらっと薄目で見、息を飲む。
あうあぅと前の蕾や、後ろの穴に塗られる其れを喘いで受け止め。きゅぅきゅうと鳴いてしまう、花の音にかぁぁっと熟れていって]
[ 抽送を繰り返される度に隆起した無数の粒が擦れ
眉を寄せながら快楽に喘ぐ。
慎ましやかに閉じられていた筈の窄まりは
今や彼を受け入れる為だけに変形し、
彼から齎される粘液に熱を与えられ、
苦しみどころか悦楽に揺さぶられていた。 ]
や、ぁ……ッ――あ、ンぅ、
[ 見ないで、知らないで、と願いながらも
転げてみる声は彼を見て知った快感。
僅か気を逸らしただけで幼く怒る男に
蕩けながらも驚いたように瞳が丸くなる。 ]
ちゃ、んと……見て、る、ッからぁ!
[ だがそれも強く貫かれれば咄嗟にあやすような
言葉を大声で口走ってみせた。 ]
……あ、ッあぅ、あ、あなたを、
知って、る……知っちゃってる、……から、ぁ
こわ、……れちゃ、っぁ、あ……ひッ、ぃ
[ それが正しいと良いと彼なりの善性を
説かれながら腸壁にどろりと流し込まれる
淫液は多量で。
突かれる度に泡立つ音が羞恥を煽り
目尻が頬が耳が頸が赤く染まる。
触れている場所からもまた発火しそうな程に
持て余した熱でこの身を雁字搦めに捉えられながら
くちびるを小さく啜った。
けがらわしいと払った触手の愛撫に眸を
蕩けさせ、 ]
――ん、ッ……ぅ、
[ なぞり通り擦る触手を膝で撫でた。
良い子と撫でる親のような作法にも
子供が演じる拙い動きにも映る行動。
それでも迷い子が結局選んだのは
あやしてもらうことだ。
だが、叶えられるなどと思わなかった蒼眼は
見開かれてぐらぐらと泳ぐ。
包み込むよう頬に触れ、耳に金糸を梳く仕草。
今までとは違う熱さが痺れを伴い左胸を締め付けた。 ]
よごれる?……―――ッ
やぁ、ぁぅ、!!!!!ひぃ
[抱き上げられ、彼を見下ろす形になればぱちくり
しまった翼をばさばささせて。足を開かれるままに彼のおちんちんを後ろの蕾の中に。飲み込んでいく異物の感覚にばさぁと翼が拡がった。あひぃ、と甘い声、ひいっとのぞけって顎を突き出し
彼の上できゅううっと前の花より狭い筒道で締め]
……はぁう、あぅ、おちんちん入って…るぅ…ぅ
[良いの。と涙声が告げてしまう
だって、だって。彼がもうメレディスを壊さないって知ってしまったから。彼の本音を知ったから、もっとしりたくて。腰が自然に揺れた。もっと、とぐっちゅん、ぱっちゅん。胸粒がぴんって張って]
も、
[ 引き攣る喉が何かを伝えようと動く。
だめだと制止するのは智的な部分。
何故駄目なのか、と考えるまでもなく理解できる。
この言葉が迷い子のひた隠しにしたかった感情の名を
自覚させる一歩になり得るからだ。
だから閉ざさねば閉じねばならぬものだったのだ。
だが、彼から与えられるそれ≠ヘ、
やさしさのようなものは、
ぼくには耐え難いほどの毒だった。 ]
……さいこう?ぁ、ぅ …おっぱい…ひぃ…
おっぱい…、おちんちんとおなじ…でしょ
―――ぁ、ぅ
きもち …よく、……ひぃ、あ、あ、これだめ
[だめだって彼の手に言う。
駄目なぐらい感じてしまう。きゅうって彼の熱源を締め付ける。ぬるぬるした手で包み込まれた小さな屹立が涙を流す。もっと気持ちよくなったら、べリアンも気持ちよいのだろうか。
彼を見下ろして、次第に腰が大胆になっていく
ぐぐっと後の蕾が雁まで上がれば、ばっちゅんっと根元まで下ろして。溢れる雫を絡めながら自らの鈴口や、裏側を摩ってくれる手に合わせ、ぐちゃぐちゃと動かした。だめだめと甘い声。
拒絶は其処には、もう一切なくて]
クレ、……メンス、も、……っと。
[ 寄せた眉は何かに堪え切れなかったよう
下がっていた。
どこか似たような顔をした男に願った。
掌に頬を押し付けながら瞼を閉じた。 ]
[ 気が狂いそうだった。
いや、もう何処か壊れているに違いない。
生温い触れ合いに歓喜して覗き込む瞳を
真っ直ぐ見つめ、
唸る声を強請るように首筋に舌を這わせて
いたのだから。
迷い子の何処も彼処もおかしくなった。
彼の言葉にピンっと勃った乳嘴が
ぴとりと彼の欲に従い蠢く媚肉が
分かってしまう。 ]
わか、ッ……な、ぃ、……。
[ それでも嘘を重ねた。
彼のせいで吐いた二度目の嘘。
悦びぎゅうぎゅうと締め付けながらの虚偽は
容易く見抜ける張りぼてのもの。
迷い子を凝視する百の眼に恥じらいが尽きない。
だがそれは哀しみでも屈辱でもなく。
更に単純な、見られることへの羞恥だ。
その意味が彼には理解出来るだろうか。
この行為に対する拒絶が無い、という事が
当然、伝わない事を迷い子は望むだろう。
自覚していればの話だったが。 ]
……ひぃ、えっち……ぃ
べリアン……っ、おまんこ、前のおまんこも触って
ほら……っ、ゆびほしい……
[彼の黒い指が欲しい。
と宝玉を分けて反った逸物の付け根に備わった女性性器を指でくぱぁと開く。ヒクヒクと蠢く其処は熟れたピンク色。彼の精液を溜め込んだままの状態で、媚肉に白を付けていた。
此処も気持ちよくなれる場所だからと
女核がきゅっと固まっている。彼を見下ろせば、――その逞しさにどきどきしている自分がいた。どきどきしたら、おまんこ濡れちゃう。湯船の中ではあまり見えなかった蜜が溢れて
後孔を愛する屹立を伝っていく*]
ひッう……あぁ、……っん、ん……ッ!
[ 唇が垂らす甘露は神を敬う調べを綴れない。
竪琴を弾いた指は彼の背に。
溢れるばかりの熱を受けよがる姿は堕落の刻。
酒を帯びたような酩酊感を浴びながら
耳がぴくりと動いた。
彼の唇がなぞる名という拘束と執着の呪い。
背に立てた爪が震えた。
奔流のように移ろう事なく巡り廻る感情に
振り回される。 ]
――――っ、つ……!
[ ビクッと跳ねた腰と共に羽根が散った。
白い花弁を思わせながらも絶頂と共に
強い香りを放ったそれは波のように過ぎ、
目尻から透明の粒がぽろぽろと零れる。 ]
あ、あぅ……ッ、クレメンス、……ぅ、
[ 快楽によるものだけではない。
言葉にするのも恐ろしい程の情に身を震わせた。
達して敏感な体を揺さぶられる度に
知らなかった情欲を知っていく中で、
芽生えて根を張る痛みにも似た欲求が
自覚をしろと執拗に迫る。
それが何よりも恐ろしくて長い吐精の中も
男にしがみつく脚を離さないでいた。 ]
[ 知りたくない、知ってはいけない禁忌の味。
見てはいけない、後戻りを許さぬ感情。
逃げてしまいたい程の毒が巡った。
しかし、もう遅かったのだ。
伸ばされた腕は確かに迷い子に伸ばされた。
曖昧だった輪郭は嘘のように線を描き
存在を当然のように表している。
迷い子はちっとも笑えやしなかった。
頬を撫でる手に、唇が震える。
目を丸くしたままの瞳からまた新たに零れる涙が、
迷い子の心を少しずつ壊していく。
名前のつけたくなかった感情を
この男が教えた哀と愛で、――知った。 ]
[ 伸ばした腕は彼の頬に。
それは鏡のような真似事にも思える仕草。
だが、ひとつ違うのは引き寄せる力。
掠め取るように触れた唇は祝福を与えるためにではない。
突き動かされるよう押し付けたのは、
止め処なく溢れて仕方のない情の欠けら。
それは胤にしては微かなものだっただろう。
だが、それで良かった。
迷い子が彼に与えるべく選んだのは、
毒のような呪い。
彼が迷い子に与えたものと同じものだ。 ]
カレル、……レン。
[ 彼の中の二文字を混ぜた名という呪い。
撫でられて目が僅かに細まっていた瞳は
懐かない猫が気を許した瞬間のよう。
与えられた意味に意義に、
迷い子が感じたのは絶望ではなかった。
それは彼が怪物であるならば糧とならない
そういう類の感情だった。 ]
[ 邪眼でなく腕一本で繋ぎ止められた迷い子は
自分のその表情を自覚することはない。
綻んで弧を描いてしまった唇を知る事なく
逃げずに涙に濡れた瞼を閉じた。
抜けた力に途切れた意識を伝える。
迷い子の意識の外、
落ちた翼の一部である羽根が透明になり、
消えた。
彼が迷い子を見るならば
少し色の褪せたような迷い子が
其処にあるだろう。
腕の感覚も温もりもあるのに、
戻らない色彩。
それが意味する事は
壊れ易い天使が発祥する瘴気病みの一種。
徐々に色褪せ最後は触れられなくなるもの。 ]
[彼の涙は、全て己の為に流れるのかもしれない。
元と枕詞が付くとは言え、勇敢なる天使に向けたのは、落涙を詰る揶揄ではなく熱に浮かされた夢想。変化を強いていた癖、実際に彼が変容すれば覚えるのは望外の充足感。
快楽を知った彼は、艶然とした色香を惜しまない。
淫らな声を噛み殺さず、きゅぅ、と切なく収縮する隘路が甘い。
彼は全身を使い、己を悦ばせ、高みへ押し上げた。
熟れた果実のように頬を染め上げ、恥辱に慣れない初心が愛しい。
拙く上げる嬌声が、制止の一助になると本当に信じているなら噴飯ものだった。彼の声も、所作も、表情も、自身を燃え盛らせ、滾らせるばかりだと云うのに。]
[この嵐のような交接を切り取り、永遠にしてしまいたかった。
我を忘れて淫乱に振る舞う蕩けた彼を、ずっと視ていたかった。
己の体液に塗れ、悦の坩堝で助けを求める彼。
“視ること”を本質に持つ観測者は、泥酔によく似た悦を知る。
自身が貫くまで、処女だったとは信じがたいほどの淫蕩。
これで彼が羞恥に暮れておらねば、悋気が爆ぜても可笑しくない。
けれど、彼は必死で、拙くも愛撫を返した。
醜悪な触手一本一本にまで、口付けを捧げる姿は、何故だか鳩尾の当たりを狂おしくさせる。決して不快ではない、――― 不快ではない所為で、触手がやたらと彼の口元に屯する。己はこれほどに現金だったのか、自己に呆れても、今更。]
[強欲で在ることは美徳だ、色欲も七善のうちに数えられる。
しかし、彼の一挙一動に惹かれる心地は、文化レベルの好感ではない。
ただ、ただ、彼への好ましさが積み上がり、呼吸を荒くさせる。
人外の性交の中、過剰に彼に触れたがった。
陥れる為でも、弄る為でもなく。
彼に触れたいと云う理由のみを推進力にして。]
――――……、
[彼の懇願は、瞬く間に身体中に巡り、魔力を沸騰させる。
欲しがらせるよう計略に掛けたのは自身で、騙したのは無聊を慰める為の筈で。返し刃の反撃がこれほど重いとは予想外。
胸も身体も魂さえも燃えていた。彼に情熱を捧げていた。
ゆる、と吐き出したばかりでも質量を失わぬ剛直が揺れ、熟れた媚肉を掻く。こすれ合うだけでも、癖になる熱と快楽が生まれ、咽喉を絞った。]
何処も、彼処も、君は悦い、な。……カレルレン、
[恥じらって虚偽を吐く慎ましさも、まるで隠蔽にならない肉の素直も。彼の唇以外は実に素直なものだった。
ふっくらと肥やした乳嘴は、擦り付けた体液を先端から滴らせるほど濡れていて。生まれたての幼茎から下がる陰嚢を触手で持ち上げてやれば、吐いた精分柔らかくなっている。
彼は天使であった頃と同じだけ素直で正直であった。
きっと、天使の特性と云うよりは、彼自身の性質であり性格なのだろう。]
これで実質、君は私のものだ。
名を受け、精を浴び、私と繋がる。
何処にいても、何をしていても、カレルレン、君を知れる。
[彼の腕を取ったまま、告げるは専有の宣言。
監視を告げる言葉が、醜い程の執着の表れ。
彼の抱擁に懐く有様では、威厳が些か足りなかったが。]
[彼の新しい名を呼ぶたびに息が切れた。
薄い唇を引き寄せる彼の仕草に気が付き、自然と撓めた双眸。
本来、天使も魔族も持たぬ筈の情動が、彼と己を支配する。
果たして笑い損ねたのは何度目か。
静かに瞼を下ろし、口付けの作法で以って彼の熱を受け取る。
舌も絡ませぬ口付けは、蕩けるほど心地が良かった。]
――――…、
[つい、心地が良くて、離れた端からもう一度ちゅ、とリップノイズを立てて唇を奪った。稚い、と自らを咎める意地も無かった。]
カレルレン、君に与えたのは我が力の一端。
やがて、深い場所で馴染み、君の血肉となろう。
それが―――…、
[キスは唇でなく、濡れた彼の眦にも飛んだ。
人間と同じように受肉したなら、塩辛い筈が甘い。
彼の涙は、ネロリの香料を溶かしたような錯覚さえ。]
[だが、彼の背中ではらりと解ける羽根に覚える違和。
まるで存在を消失させるかのように、気配が削げる。]
これは……、
[元々彼は透明感を有していたが、透けるような幽し存在ではなかった。掴んだ二の腕に自然と力が籠り、逡巡の数秒。]
― 衣装部屋 ―
[不意に衣裳部屋の一角を覆っていた結界が瓦解する。
外に滲むだけだった花の香りが一際膨らみ。
膝の上にと裸身の愛し子を乗せた男が、軽く眉を揺らした。
結界を解除した理由は当然ながら、蒼眼の天使の不調ゆえ。
褪せていく色と、彼の存在感。
そっと、彼の額に手を宛がい、伺い見やり。]
――――…魔界の瘴気に…、中ったか。
[うっかりと他事に夢中で聞いていなかったツケが今更。>>*11
目先の慾に従順になってしまうのは、悪癖のひとつ。
老いを忘れて、思念も拾い損ねるなど、現金に過ぎるが。]
…………、………。
[一抹見せる表情は、困惑の色。
彼を凝視する眼に浮くは、認めがたい恐怖。
彼を失うことが恐ろしい等、容易く吐けはしないが。]
[彼の腕を軽く引き寄せ、舌を舐めるように口付けた。
経口から渡すは、己の魔力ひとひら。
快癒に天秤を傾けるには軽くも、侵攻に減速が掛かれば良い。
軟体をガイドにして流し込む体液は、甘さより熱さの強い代物。
施しに似て、救済に似て、或いは。*]
/*
26日の23時更新ならペース配分的に間違えてない筈。
私のやりたい事はやれそうだなと思う一方、相方さんのやりたい事も出来てるといいなぁ。
彼にも悲しみと恐怖と絶望を味わってもらいたい。
[展開にいた頃のエレオノーレといえば
他の天使たちと同じ白い装束を身に着けている姿が
記憶に残っている。
というよりも、あの光に満ちた世界で
黒やそれに近い色を見るほうが少なかった。
だからだろうか]
セレスは、黒も似合うんだな。
[天青も夜藍の色も、白い光の中でこそ
映えるものだと勝手に思っていた。
こんなにも、彼女の青が黒に映えるものだとは
思っていなくて、新鮮な気持ちになる]
……人生が変わる、か。
[大切だったあのひとを失って
信じたいと思ったエレオノーレを信じられなくて。
天界を去って、この身は魔のものと変わった。
これ以上変わるものなんて何もないと思っていたのに]
存外変わるものだな。
[天界にいた頃内心忌み嫌っていた自分の色を
悪くないものだと、彼女を見て思った。
目の前の彼女は確かに変わったが
それと同じくらい、自分も変われたのかもしれない]
…ありがとう。
[再び口づける刹那、ぽつりと言葉を落とした。
それが聞こえたかまではわからない。
だとしても誤魔化すように重ねた唇を貪って
うやむやにしようとする]
さて……うん?
[異変に気付いたのは>>109
サンダルやハンカチを選び終えて部屋に戻ろうかというとき>>110
風邪か?と思ったのは一瞬。
熱を測ろうと額に手を伸ばしかけたとき]
──…。
[目の前の彼女の頭部からちょこんと飛び出した>>110
青い色の毛並みの獣耳に目が行った]
…。
[額に伸ばしかけた手を頭上の耳へ。
こしょこしょと指先で擽ってから、
軽く痛みのない程度に引っ張ってみる。
それから、耳を引っ張っていた手を放すと
今度はその手を彼女の腰へ。
ワンピースの裾から手を滑り込ませて
後ろのあたりを撫でれば
そこに触れるものはあっただろうか?]
これが、瘴気病みって奴か…?
[それにしては、姿かたちが少し変わっただけで
今のところ命に別状をきたすようなものには見えないのだが]
…とりあえず、一度部屋に戻るか。
[彼女の腰とワンピースの裾から手を離す]
歩けるか?
もし辛いようなら素直に言えよ。
抱えていく。
[言いながら先程自分たちがいた居室まで戻ろうとする]*
━ 空中庭園 ━
[天界から遣わされた斥候隊の最後の一羽が魔物の群れに飲まれていくのを眺めていた。
蛇の口元から舌が覗く。
引きちぎられた翼が白い光と散った。
泥濘に沈んだ天使の喉がたてた音は、結界のこちらにまでは届かない]
堕天使の戦い方というのはなかなかに、華があるものだな
……さて、巣に戻るか
[その前にどこか、寄る場所があったような……なんだったか。
長大な金色がとぐろを解いて、するりと動きだした後、転移魔法によって消えた*]
[ 流るる涙は何かを溶かす事は出来るのだろうか。
乾く事のない瞳は湖畔のよう揺れ続ける。
永遠を生きるのは生き物が望む夢想。
訪れぬ朝を望まず夜に溺れる蝶を待つ花なぞ
枯れてしまった方が良いに違いなかった。
それでも蜜を垂らす醜悪な怪物の一部に
捧げたのは下手くそな口付け。
ぬるりと穢れる顔を拭いもせず白い手袋は
皺を忘れたまま灰色の斑らを増やした。
この身に孕んだ業は重く
罪を孕んだ堕落の子に架せられた意識は
首を絞めつけ喉元を押し付けるような圧迫感。
しかし本能に従い衝動に溺れるのは
母の胎に揺蕩う程の安寧を思わせる。
迷い子に母など居らぬというのに。
そんな思考の欠けらを繋げた。 ]
[ 何処も彼処も繋ぐ様はメビウスの輪の如く
腕と足を持ってして別離を拒む体の中で
硬く聳り立ったまま逸物に浅い息が融ける。
耳元に嘯く声に瞬きを繰り返した。
否定はしなかった。
無言を貫く意味は彼なら恐らく理解出来るだろう。
世界に一人だけ堕ちて取り残された骸が
息をする。
ふたりぼっちの籠の中と知った瞳が
覗き込むのは、閉ざされた瞼。 ]
――――……。
[ 暫くその輪郭を瞬きさえ忘れて見つめていた。
どうもおかしいまま口端に落ちる唇。
次に瞳を伏せるのは迷い子の番だった。
嘴から与えらるるのは彼の一部。
それはいずれ血となり肉となり骨となる
という。
どうもおかしな心地だった。
歪を異変を穢れを拒み畏れなければならないのに ]
ぼくの中で、……あなたが、生きるの?
[ 分からない感覚に纏う空気だけが静かに
震えた。
くちびるから溢れた息のせいだった。 ]
―衣装部屋―
[ 世界が崩れる音が木霊する。
重たい瞼に全身に広がる怠さ。
額に押し当てられた手>>113が冷たく思えた。
それは単に迷い子の体の体温が上昇しているだけだった。
それが瘴気病みの症状である事は迷い子に分からない。
疲労に瞼を閉じて一時の眠りに落ちた子には、
一瞬落ちた翼が静かに透けて融けるよう
彼の眼にも映らなかった事も。
そして今も最初の頃より色素が
失せている事も気付かなかった。
どんどんと色彩を失い、その果てには
触れる事すらも叶わなくなるこの症状を
彼の双眸にはどのように映るのだろう。 ]
[ 自らの一部を流し込んだその身が、
砂を掴むように零れ落ちるような、
そんな光景に彼は何を思うのだろう。
人の悲しみと絶望を糧に生きる怪物は。
何を想うのだろう。 ]
…………ぼくは、消えるの?
[ 呆然と呟いた言葉が落ちた。
まだ彼の手により色を持つ手から視線を映して、
彼の言葉を待つように視線を持ち上げて。 ]*
俺に目を付けられたのが、運の尽きだな。
お前はただ与えられた努めを、果たしただけだ
[充分に胸の飾りを濡らせば、今度はその口でもう片方の飾りを
舐め転がし、愛撫する。
代わりに放り出された飾りは、緩やかに腰を掴んでいた手によって、
濡れた飾りを新たな刺激へと導いてゆく。]
何もわからぬままに連れ去られ、望まぬ穢れを受けた天使に責は
無いというのに。
一度でも穢れれば受け入れないなど、……神も天界の奴らも、
随分と狭量なものだ。
[指を二本に増やし、やはり速度は変えぬまま
腕の中の天使が最も感じる部分を探り出そうと、
前後に蠢めいて追いつめる。]
なのにお前は、俺を引き留めた、
俺如きを止めた所で、結果が変わらぬことは想像出来ただろうに
――見ろ
[胸の飾りを嬲っていた手を止め、横へ向けて指を鳴らせば、
何も飾り気のない白壁に、外での光景が映し出される。
それはちょうど、部隊長たる赤い堕天使の一撃を受けた若い天使が、>>45後続の仲間を書き込んで爆散した辺りか。
>>48腕に抱かれる赤い首輪をつけた銀翼の天使が目に入るが。
よもやそれが、オズワルドが気にかけている天使だとは知る由もなく。
目が確かな部隊長が選ぶだけあって、流石に美しい天使だと
胸中にて賞賛するにとどめる。]
かつての仲間にすら容赦しない連中が、散っていくぞ。
[オズワルドはその光景を、ちゃんと見ていただろうか?
まあ、別に見ていなくても無理強いするような行為はしない。
ただ壊滅してゆく天使の悲鳴と、待ち受ける魔物の歓喜の声が、
容赦なく鼓膜を揺さぶるだろうが。]
――オズワルド
俺ならお前の全てを、ありのままに受け止めてやれる。
[そもそも代わりの天使など欲しくもない。
姿も名もそのままのオズワルドが手に入れば、それでいい。
神が与えた名を奪えば、もっとしつけは簡単だったのだろうが。
だからこそ、新しい名を授ける事はしなかった。]
熟れているな
[指を三本に増やし、体の内に感じる瘤を見つければ、
これから行う行為をなぞる様に、出来りの速度を上げて、
執拗にその個所を擦りあげ。
先程注いだ媚薬が血液と入り混じり合い、男女の交わりが如く、
一層卑猥な水音を生み出す。]
もう繋がるには充分だ……
[宣言した通り、何一つ抵抗を示さなかった身体は、
透ける様な素肌を薄っすらと紅色に染める頃合い。
与えられる快楽に上下を繰り返し、今やしっとりと熱を孕んだ
彼の身体に己を重ね。身体全体で彼を感じ取る。]
此処の奥に欲しいか? ……オズワルド
どこに、何が欲しいのか、誰が欲しいのか――
望むならその口で、懇願すると良い。
[指で追い立てた其処は、所詮指でしか届かない箇所。
興奮で熱の高まった吐息で囁き、オズワルドの鼓膜を擽る。
もっとも彼が望みを口にしなかった所で、どのみち既に我慢の限界を迎えた雄はオズワルドに雌の役目を押し付け、彼の胎内へと侵入を果すのだが。**]
───?
そうだ、アルジュ。
それがおまえの名前だ。
[アルジュが口にした名に、首を傾げる。
その言葉は呼びかける口調だったから。
暫し考えてから、銀の髪を指で梳いた。]
ひょっとして、俺のことを呼んだのか?
駄目だ。同じ名前だったら、呼び合ってもつまらないだろう。
俺のことをおまえだけの特別な名前で呼びたいなら、考えておくといい。
あとで聞かせてもらおう。
気に入ったら、それで呼んでも良い。
そうすることで、おまえは俺ともっと強く繋がる。
[好きに呼べと言う代わり、宿題のようにしておいた。]
さて、ずいぶんと蕩けてきた。
おまえの中をかき混ぜてみようか。
[あらゆる器官に快楽の目覚めを与え、仕上げのように腰を抱く。
質量を確認させながら時間を掛けて繋がりを引き抜き、また押し込んだ。]
俺の先端がおまえの中をかき分けていくのが分かるか?
気持ちよさにおまえは中を締めて、締めることでもっと気持ちよくなる。
この角度で突き上げられると頭まで快感が突き抜けるだろう?
ここを細かく擦られると、足の力が抜けるくらい感じるだろう?
[内側も一つ一つ開発し、書き換えていく。
速く、遅く、小刻みに、大きく。様々な快楽を焼き付けていった。]
[そうして中を愛でるうち、もう一つの快楽器官である陽の印が頭を持ち上げ始めるのを、指先に感じた。
掌に収まるほどのそれを、指の腹で揉み転がす。]
おまえのここは小さくて可愛らしいな。
ここは気持ちいいと立ち上がって膨らむんだ。
本当はこの下に丸い玉を収めた袋がふたつあってな。
[陽根に繋がる皮を指先で引っ張り、摘むように揉む。
暫くそうしていれば、指先に弾力のある硬さが触れた。]
おまえが気持ちよくなると、ここに気持ちよさが溜まっていく。
それがいっぱいになると、この先端から液体になって飛び出すんだ。
おまえのは、白がいいな。白いトロトロが出てくる。
[どこまで、自分の言葉通りに出来上がるのだろう。
楽しくなりながら、教える言葉を続ける。]
けれどもおまえは俺に飼われているんだから、勝手には出せない。
何回達ってもどれだけ気持ちよくなっても、
俺が出して良いと許すまでは出せないんだ。
気持ち良いぞ。
気持ちよくて苦しくて、たまらなくなる。
出した瞬間には、苦しいのが全て気持ちよさに変換されるぞ。
[望む形に作り上げようと試みながら、アルジュの身体を追い上げていく。
猥らで感じやすく出来上がっている身体は、きっと何度でもイってくれるはずだ。*]
/*
出先から覗いたら、この悪魔!どこまでも意地悪
しよってからに、好きだ!
と。
魔王様のイベントどないしょっかな?
ランダムだとどげんもんがおススメですか
魔王様?3(10x1)と8(10x1)
/*
ほう、結晶化と自動攻撃。
取るなら結晶化かな!ちょっと盛り込みながら
致すこととしませう。
とりあえず家に帰る!
[ 新たな衣装を披露した際
彼が口にした『人生が変わる』という言葉>>116
彼の言うそれが何を示すのか
自分には、心の奥底までは見通せないけれど。
己は、といえばここに捕らわれから
随分と、変化したように思う。
白以外の装束を選んだこともそう
誰に決められたわけでもないけれど
天にいた頃の自分は白ばかりを纏っていた
それが好きだったかといえばまた違う
白は穢れない色であり
保つことが難しいその色を
神への証のように思っていた。
耳朶が拾い上げた声には
曖昧な微笑みを返して]
[ 射干玉色を選んだのは
彼への服従の証なのだろうか
考えても答えは、自分の中には見つからない
見つかりはしないけれど。
彼に従うことを心地よく感じている
そんな自分が確かにいる]
―――……?
[ ぽつり、呟く言葉に瞬きだけをひとつ。
唇が重なったなら
離れないよう、彼の背へと腕を回した]
[ そして、くしゃみの後
仄かに感じた違和感に、首を傾けていたなら
心配したのか、主人の手が此方へと伸び>>117]
―――…?
[ 熱を測られるのかと思ったら
それより上の方へ手が伸ばされた。
こしょこしょ髪の先を擽られるような感覚に
自身に狐の耳が生えているせいとは思いもせず
何故だろうかと、しきりに瞬きを繰り返し]
―――ッ!!?
[ ようやく自身の異変に気がついたのは
ワンピースの裾から手を入れられた時のこと。
腰でもお尻でもない位置を触れられた拍子
太ももの辺でふわふわしたものが揺れ]
[ 恐る恐る、頭へと手をやれば
指先に触れたのは、三角形に尖った獣の耳。
ふわふわした毛の生えたそれは
きちんと触れた感触もあって]
―――……獣の、耳?
[ これが瘴気病みと言うものだろうか。
彼の手が離れた後>>118裾をめくってみれば
そこには確かに獣の尻尾
指を見れば、爪の質も硬く鋭く変化している。
触れる際などに彼を傷つけないように
注意を払わなければ、と考えたところで]
そう、ですね
とりあえず戻りま――……
[ 傍へと寄ろうとして、無意識に手を振り上げていた。
彼へと振り下ろす寸前、とっさに後ろに飛びすさり]
……なんで……?
[ 獣の爪で傷つけないように。と
たった今、そう考えたはずなのに
この手は彼を傷つけようとしていた。
また攻撃してしまわないようにと
じりりと後ろへ下がり、距離を取るようにして]
……っ大丈夫、です
自分で歩いて行けますから
[ 熱っぽく潤んだ瞳を彼に向け
口角を上げ、首を左右に振った*]
[男は彼に、遥かなる執着を抱いていた。
人生を変えると謳われる飼育の流行。
経験のひとつとして、花咲く丘から攫った一匹。
並べれば、ただそれだけの存在。
愛着はするが、執心するなど笑いごと。
壊れてしまえば、替えを探せば良いだけだと笑った内心が遠い。
最早、見ない振りは出来ない。知らぬ振りも出来ない。
自身は彼に掛け甲斐の無い価値を見出している。
――――― それは、恐るべきことであった。
悪辣と負の感情を糧とし、混沌を愛すが我が宿業。
優れた我が身を疑わず、己にとって他とは糧でしかなかった。
己以外の何かに因って、判断基準を見誤るなど。]
[怪物は今この時でさえ、最後の一線を引いていた。
彼は己の所有物で在り、執着は物欲で在ると自らを謀って。
彼を支配しているのだと云う前提。
彼を強奪したのだと云うお題目。
彼を穢し、蹂躙したと―――、そう思い込むことにしていた。
この蒼い瞳を持つ天使が、己以外に侍って生きることは許せない。
けれど、己が彼に所有されることを恐れた。
加護は齎すもの、恩寵は与えるもの。
決して己が縋るようなものではない。
彼は自身を知るべきであったが、理解は望んでいなかった。
自身は万物の上に立つ邪眼の怪物。
何かの隣を望むなど、認められようがなかった。]
[だからこそ、彼の囁きは鼓膜に響いた。
違う、彼を己が生かすのだと是正しても、きっと同じこと。
与えた名の意味、己の半分。露骨な寵愛。
本当は。
一度抱いたくらいで大盤振る舞いする散財家ではないのに。]
[堕天使の口か”アルジェ”という響きが出れば、返事をするように喉を鳴らした。
たったひとつの名前で世界を埋め尽くしたい。
けれど、もっと強く繋がるためには ── と堕天使が寄越した宿題に淡く微笑む。]
ん…! あ、 あぁっ
[堕天使が抽送を始めれば、あえかな声をあげて身体を張りつめさせた。
教え込まれる淫儀のままに、熱夢に踊り狂う。]
[堕天使の手で捏ねられ、改造されてゆく身体は雄とも雌ともつかず、
弄られる快感と、言葉の呪術に打ち震えた。
中を抉られ、立て続けにイっているというのに、まだ、まだ許されない。
飼われている身は、すべて、主人の命じるままにするしかないのだ。]
あ、 はぁ…! 来る、またクる 、 どうか…
[咽びながら懇願することまで、覚えた。*]
[掌を押し付けた額からも、色が抜けていた。>>121
自身の視界に薄っすらと重なって見えるは彼の背後。
瘴気に塗れた魂では、存在が確立出来ないらしい。
腕の中に温もりを感じられるのに。
観測していなければ、泡沫と消えて仕舞いかねない儚さ。
零れ落ちていく感覚が、己の意識を蝕んでいく。
彼以外に天使を飼った経験はないが、症状には心当たりがある。
恐らく、この患いの先に待つのは消滅だろう。
自らの脚で立てぬものを、庇護無きものを、魔界は異物として排除する。]
[無意識のうちに舌を打っていた。
険を外に零すとは、らしくない。
けれど、彼の肉体は質量までも褪せていく。
指の合間から零れるのは、光か、魂か。
胸にどろりと流れ込んでくるのは不快だ。
自身が散々他者から啜り上げてきた澱みが生成される。
苦く、酸っぱく、苦しい汚泥。咽喉が微かに揺れ、息を漏らし。]
カレルレン、
私の声を聞け、眼を開け。
[本来、悲哀とは豊潤な味わいを持つ。
己の悲しみの味は―――、知らない。
それを己に教えるものは、誰も居なかった。]
[ぐったりと我が身に凭れる彼の消失が、まだ緩やかであるのは、彼を繋ぐ楔が所以だろう。下肢から絶えず熱を昇らせ、魔力を孕ませる。
所詮、対処療法でしかないが、彼の意識が浮上すれば、口元を僅かに緩めた。]
此処にいるよ。
[返すのは短くも明確な声。>>122
ほんの少し込めた柔さは、彼にのみ許された真の音程。
彼の身を抱え直すように抱き寄せても、調整を間違えれば身体を腕がすり抜けそうだった。]
―――――、
[彼を失えば、己は自らの悲哀の味を知る。
魔族として思うなら、選択すべき高揚だ。
自らの絶望の味を舐められるなど、生涯に一度あるかないか。
だが、あまりに代償が重い。
彼を失えるのか。彼を諦められるのか。
接吻からの魔力で持ち直す彼を見れば、快癒の望みはあった。
己が魔力を彼に分け、半身とすれば良い。
瘴気にも眩まぬ健勝な心身が手に入る。
されど、そのためには、ひとつ。
認めねばならないことがあった。
自らの本能に逆らってまで、彼を失いたくないと、想う、
――――――
放っておけばね。
[軽い相槌だと云うのに、抱いた腕から力は抜けない。
胸板を重ね合い、仮初の体温を循環させる。
言葉を選ぶ間は、重く、長く。]
―――…だが、私が許さない。
例え、君が、それを、望もうと、だ。
[それだけを言えば、また長い空白が置かれる。
ただ、一瞬、ちらと彼を伺ったのは―――、雄弁な色。*]
[アルジュが達するたびに、腰が震え、喘ぎが跳ねた。
言葉通りに仕上がった身体は、解放を求めて悶えている。
仕込めばどれほど猥らにできるのだろう。
柔軟に変わりゆくさまに、感嘆の思いさえ抱く。]
おまえがイくたびに締め付けるから、俺もずいぶん良くなった。
おまえが欲しくてたまらないものを出してやるぞ。
[さらにもうひとつ、呪を重ねていく。]
おまえはこれから、俺の精で養われるんだ。
俺のものを飲んで生きていくんだぞ。
上からでも下からでも、飲めと言われたらちゃんと飲め。
この間のように零すようなことはするなよ。
[わかったな、と念を押して、弾みをつけるためにより激しく突き上げる。]
俺が出したら、おまえも一緒に出していい。
そら、いくぞ。
[言葉の鍵を開けてやると同時に、白銀の身体を強く抱きしめる。
奥深くまで貫いて、魔性の精を解き放った。
天の気配に偽装していない魔の髄は、天使を書き換えるだろうか。
眩く清涼な魂はそのままであれ、と囁いて、抱きしめ続けた。*]
そんなところで寝ても平気でも大丈夫なんだな……。
気候が安定していて、治安がいいということはわかるよ。
[天使の生態を聞いて目を丸くするが、そういう環境で暮らしていれば、閉じ込められるような生活は、息苦しいと思わないだろうか。
できるだけ、メレディスを外に連れていく機会を作らなければ、とも思う。
飼われている天使だということを、見た目としてもわかるように、メレディスの首に枷でもつけようか。
美しい装飾を施した、柔らかいアクセサリーのようなものなら、メレディスも嫌がらないで着けるだろうか。
そして、自分もお揃いのモノを身につけたりして。
メレディスと暮らすこれからのために、どうしたらいいかめぐる頭は止まらない]
結婚………。
[そ、そうか、とメレディスに言われて動揺する顔を見せた。
同棲とか同居とか、そういうことばかりを考えていて、そのような形で一緒に暮らす者たちもいることを忘れていて、まさかその言葉が自分たちにそぐうものだなど思っていなかったから。
いっそ、結婚するか?などという軽口は叩けないけれど。
でも、夫婦みたいに寄り添いあうような大事な関係になれれば、と節に思う]
過去にもメレディスより優秀で美しいかもしれない天使を見てたけど、俺はなんとも思わなかったんだが。。
お前と一緒に捕まえた奴も綺麗な顔立ちを主は見初めてたらしいが………。
何をどう頑張るのかわからないぞ。
お前が頑張るのは、俺を好きになること、くらいだと思うぞ。
………そうだな、俺はお前がいないと駄目だよ。
[理解が追い付いたかなと微笑むが、相手を照れさせているとは気づいていないでいて。
メレディスの頭を撫でて、俺から離れないでくれ、とその髪に口づけて懇願した*]
お前を抱くのは、他のどんなことより最高の悦楽を俺に与えてくれるよ。
それに、どんどん悦い声が出るようになったな、メレディ。
[翼を広げ甘い声を上げるメレディスに、いい子だ、と笑顔を見せて。
こっちもいいだろ?と片目をつぶって囁いて。
感じすぎて、また‟だめ”が出るメレディスに、違うだろ、ともっと揶揄うように、細やかな動きで指先を動かし、メレディスの腰遣いを助長させる]
中を固くなったおちんちんで擦られるのと、指で擦られるのどっちが好きだ?
[大胆にも自分で開いて見せてくるメレディスの動きに、ごくりと喉が動く。
桃色の花弁が真っ赤に充血して、そこに白をにじませている様は、男を誘うどころではない色香で。
もしかしてこの天使は淫魔だったかと思うほど。
誘われるようにその柔肉の中に指を埋め込んで行く。
ローションだけではないぬるつきは、男の太く長い指をも濡らしていき。
一本だけでは足りない、と二本、三本と容易に飲み込んでいくそこは、愛をもっと欲しいと訴えているかのようだ]
えっちだな、メレディ………。
そういう風にしているお前は、なにより可愛いよ。
[泣いてる姿も怒っている姿も好きなのだけれど、こうしてよがり啼いている姿はなにより愛しい。
くにくに、と感じる場所を優しく撫でれば、上の躰が大きく跳ねて、くて……と倒れこんでしまう]
指だけでイっちゃった………?
[軽く達しただけみたいで、胸の粒も屹立も尖らせたまま、ぴくぴくと体を震わせている。
膣に入れていた指を抜いて、その躰をそっと抱きしめる。
羽根を優しく梳いてしばらくその状態のままでいたが、後ろの方でもちゃんと感じるようにしてあげないとな、と余計な決意を表明しながら、頬はメレディスにすり寄らせた]
腰、抜けちゃったかな。
───そのままにしておいで。
[脱力しているようなメレディスの躰を自分の両手で支えると、その力だけで上下させる。
同時に自分も腰を跳ねさせて、奥までパァン!と突いたりもして。
浴室に響く淫らな水音は、新たにメレディスの悲鳴に似た嬌声や、獣じみたべリアンの息遣いにとって変わる。
狭い腸管をこじ開けるように黒く固い雄が擦りあげて、中で白混じりの先走りを漏らして。
男の黒い膚の上で踊る白い躰。二人の間に挟まる小ぶりな雄は、下になる男の腹に擦られて、尖りを増していった]
メレディ………見ろ。
[自分が恥ずかしいと思う顔ですら、見たいと言ったメレディス。
それなら絶頂に達する時の、どこか鬼気迫るようで鼻息が荒く、それ以外のことは考えられなくなる自分の情けない顔も見たいと思うだろうか。
目線を合わせれば、彼のことしか考えられず、自分がどのような顔をしているかどうでもよくなってしまった。
ふっと緊張が解けた瞬間、彼がきゅうっと締め付けてきていっそう高い声が漏れる。
それと同時に熱いものが腹にかかった感覚が伝わってきた。
泣きそうな顔のメレディスに微笑みながら、尻に力を込めて。その狭い中に白濁をありったけ注ぎ込んだ*]
[消耗で目の縁に翳りが出ても、媚薬のせいで身体は求め続けてしまう。
糧を授けると言われ、幸福そうに微笑んだ。]
あっ ンぅ 出して ──
零さない、 ちゃんと全部 飲むに決まって る
[突き上げられるのにあわせて腰を送る。
気持ちいいところに当たるように。]
[そうして、奥に叩きつけられた堕天使の精を飲み干して、穢された翼は、その色を変えた。
陽に煌めき真実を映し邪悪を弾くかのようであった白銀は、燻された銀の鈍い色調となり、
個々の羽軸は、緋色の剣を収めて透き通る鞘のごとき様相を示す。
双眸にもまた針で突いたような深紅のしみが宿り、憂いを帯びた色香を灯していたが、
今は瞼を閉ざしていた。
気を失ったのだ。
同時に達することを許された先端から、白い蜜が滴り落ちる。
それは何かを養うことがあるのだろうか*]
[ 底の抜けた硝子に注ぐ水は溢れるだけ。
腐蝕を見せた花は枯れるだけであった。
見て、知ったもの≠ヘそれぞれに。
往生際が悪いのも、互いに。
しかし過ぎた刻は死を知らず、
齎された変化は確実にこの心を蝕んだ。
自覚して言い聞かせる事は、
既に魂の陥落を意味している癖に。
口遊む言葉が彼の欠けらを理解しようと
選んだものだという自覚はない。
だが、胎に落ちる一部は確かに息づく。
砂時計が小さな山を作っていった。 ]
[ 触れる手の温度は確かなものだ。
すん、っと鼻を鳴らせばネロリの他に
彼の名残も感じられる。
視界も聴覚も触覚も通常通り。
ただ、違うのは世界に拒絶されたかのよう
色彩を失うばかりの体だった。
手を開いて閉じても色が元に戻る事はない。
試しに彼の体を這って触覚を教えるも
おかしなもので喉をくつりと鳴らしてしまった。 ]
見てるよ、聞いてるよ。
あなた、――だけを。
[ 零れ落ちるのは何なのだろうか。
魂は此処にある。
刻み込まれた感情は色褪せてはいなかった。
何処か苦しそうな姿を垣間見る。
その理由は分からない。
分からない事は教えられない。
救いや奇跡を与えた手もこんな時ばかりは
役に立てる事はありやしない。
だが、天使だったというのにおかしなものだ。
彼の不幸を喜ぶ自分がいる。
それも自分によって彼が胸を傷める事に
満ちてしまう自分がいる。 ]
[ だが同時に、彼を慰めてやりたくもなる。
彼の執着を多量に含めた体は、
彼が今感じているのが悲しみならば
それを哀れに思う。
――救いたい、と、思った。 ]
許さなくて、いい。
[ しかし吐き出される言葉は、罪深いもの。
白の翼は未だ穢れを知らぬよう在り続けるのに、
この体は様々なものを手に入れ過ぎた。 ]
あなたにはぼくしか、いないから。
[ 傲慢な物言いをする。 ]
でも、このまま離れてしまった時の
あなたの悲しむ顔も見てしまいたい。
[ そして強欲にも、他者の不幸を望んだ。 ]
これが愛なのだとしたら、……
なんて、歪なんだろう。
[ 笑い声に少しだけ霞むような色が混ざる。
切々と小さな傷を生み出す心に
揺さぶられるまま、しかし笑った。 ]
今度は、ぼくが教えられたらいいのに、ね。
[腕の中でアルジュの身体が小刻みに震え、緊張し、やがて弛緩する。
太腿に落ちる生暖かさに指を伸ばせば、許した白が零れていた。
書見台に身体を預けて動かないアルジュの髪を撫でる。
違和感に視線をずらせば、翼の色が変わっていた。
銀とも鋼とも違う、艶消しの鈍色。
魔界の炎に照らされれば燃え立つように見えるだろう。
或いは、我が翼の光を愛ければ。]
気を失ったのか?
しょうがないな。
[可愛いことだ、との口調で囁き、耳朶を噛んだ。]
[意識の無いアルジュの中から自身を引き出す。
放った精が溢れ出すことはなかったが、紅い筋がひとすじ伝った。
まるで破瓜の印のようだ。
弛緩した身体を横抱きにして、《天獄の泉》の中をゆっくりと移動する。
足を運んだのは、湯の香り濃い露天の湯船だった。
アルジュを抱いたまま湯に踏み込み、白い身体を横たえる。
腕を枕に頭を支えてやりながら、目覚めるのを待った。*]
− 露天風呂 −
[今は”アルジュ”となった愛玩天使は、その飼い主の腕の中で目を覚ます。
魔精を注がれ、それを養分とするように作り替えられた身体は、温かな湯の中で、目に見えて回復していた。
それだけ身体の相性がいいのだろう。
幸か不幸か、媚薬の効果も切れていた。]
── 、
[何をした、と問うのも辛い。
空中庭園での狼藉すら遠い昔のようだが、
《天獄の泉》を偵察に来た天使の部隊を迎撃にゆくという堕天使に同伴され、御使いらの前で犯された ── そのあたりから先のことは、悪夢の走馬灯だ。]
[おそらく、何らかの術を使われて、抵抗する意志を崩された。
情欲があれほど見境のないものだとは考えもしなかった。]
望みを果たして満足か。
[正気であれば決してしないことをさせられた、と湯を撥ね上げて、その胸を突いた。*]
− 露天風呂 −
[今は”アルジュ”となった愛玩天使は、その飼い主の腕の中で目を覚ます。
魔精を注がれ、それを養分とするように作り替えられた身体は、温かな湯の中で、目に見えて回復していた。
それだけ身体の相性がいいのだろう。
幸か不幸か、媚薬の効果も切れていた。]
── 、
[何をした、と問うのも辛い。
空中庭園での狼藉すら遠い昔のようだが、
《天獄の泉》を偵察に来た天使の部隊を迎撃にゆくという堕天使に同伴され、御使いらの前で犯された ── そのあたりから先のことは、悪夢の走馬灯だ。]
[おそらく、何らかの術を使われて、抵抗する意志を崩された。
情欲があれほど見境のないものだとは考えもしなかった。]
望みを果たして満足か。
[正気であれば決してしないことをさせられた、と湯を撥ね上げて、その胸を突いた。*]
[治安が悪いの、とぱちくり。
何時だってぽかぽかしている場所がメレディスの住処だった。目を丸くする彼に、魔界はどんなところと聞く。捕まっていた間は鳥籠の中から知らなかったし、天界に帰りたくて泣いてばかり。
周りのことなんて知る気もなかった。
けど、此れからは教えて貰わないといけないだろう。首輪をつけると言われたらすっごく嫌な顔をする。彼が自分を思って、案じて用意してくれたと聞いたら、頑張ってつけるけど。
此れはどうしようもない、性格の問題で
彼がおもちゃではないと言っても、むずむずするのだ。が、彼もおそろいなら考えてもいいかもしれない。とちょこちょこ。此れから一緒に暮らす事をちゃんと理解しないといけない]
……、べりあん?びっくり?
[思わず、此方も動揺してしまう。
どきどきそわそわ。違っただろうか。結婚みたい。だって、だって彼は自分を思ってくれて、お家の用意までしてくれている。情熱的なのに、時折こうして魅せてくれる顔が、なんだか可愛くて。
そわそわ、羽を折りたたんで、お部屋の中
ソファの上でちょこんと寄り添う姿が想像され]
…なんとも?先輩……
見初めて、俺も、べリアンが居なかったら……
…え、えっ、っと、好きになりたい、好きになる
だから、それ以外も綺麗にべリアンの好みにもっとなる、とか
………っ、、、ぁぁぁぅ
[なんて、なんて、言う事だ。
かぁぁっと顔の熱が上がったまま引かない。照れて照れて、此処がベッドの上なら枕の下に顔を埋めてしまっただろう。彼の手が頭を撫でて、髪に口付けを贈るという行為もどきどきで。
こっちからは、無言でぎゅっと手を掴んだ
ぎゅぎゅ、離れないと手をぎゅう*]
……ぅ、ぁ 、……うれしい
――ひっ、だって、だって、べリアンが
[俺を好きだって言うから。
彼の愛を受け止めたいと躰だけじゃなく心が言いだした。いい子だと笑顔を見せる彼をじっと見つめ。片目をつぶって囁く声にぎゅっと目を瞑る。いい、いいけど、波が高く響く。
違う、って、ちがうの。『だめ』はだめぇ……?
腰が揺れる、指先に操られ、もっとと奥が窄まって]
[>>ふわふわとした耳に触れる
彼女の言葉に頷いた]
…みたいだな。
狐か狼、か?
[地上にいったとき、森で似たような耳をした
生き物を見たことがあったように思う。
裾をめくってみれば変じたのは獣の耳ばかりではなく
腰のあたりからは獣の尻尾。
そうして指先には鋭く硬く変わった獣の爪。
ふさふさとした尻尾の毛並みから
どうやら彼女の身体から
現れたのは狐のそれかとひとつ頷く]
ん…そうだな。
[この変化が瘴気病みに因るものなのかはわからないが
ともかく休める場所は必要だろう。
どことなく潤んだ青い瞳といい>>132
今の彼女は、常の状態であるとは言い難い。
おいで、と引き寄せようとしたところで
傍へ寄ってきた彼女が振り上げた手が一瞬見えた>>131]
……、っ、……お、ち …ん …ちん
[最初は小さく、ぼそぼそと。]
べリアンの、おちんちん
おくまで、届くの、ふっといのぉ!!!
[だから、もっと貫いて。と言葉が、彼の揶揄うように誘う姿に応えた。トロトロに蕩けた媚肉を晒し、こっちにもと開いていく。後の蕾も、前のおまんこも…彼の、おちんちんが大好きだって。
淫らさしか知らない身体はただ落ちていくばかり。
以前は伴わなかった心が付き添い、男の指を呑む。
一本、二本、三本、でもまだ足りない。ぁ、ぅと譫言めいた嬌声。前の花が締まれば後ろの蕾も締まって、指も肉茎も締め付ける。愛をもっとと訴えてしどろに濡れて、拡がって。]
[驚かなかったといえば嘘になる。
だがそれ以上に、セレスのほうが
自分の変化に驚いているように見えた]
…。
どうした?
[咄嗟に後ろに飛び退った彼女の
その動揺に気付かぬふりをしながら彼女に声をかける。
案の定、じりじりと距離をとるように後ろに下がっていく姿に]
……セレス。
裾の後ろの部分がほつれている。
[バレバレの嘘だが、何、
彼女の気がほんの少し逸らせればそれでいい。
後ろへ下がろうとしていた
彼女の元へ距離を詰めて、その腹部に手を添える]
……かわいい…っ
どうしよう、俺、俺っ、ぁ、ぅ
もっと、べリアンに……可愛いって思われ…たい
[彼の上で善がり、喘ぎ。
腰を揺らして、ずちゅぬちゅと動く。もっともっとえっちになったら可愛いってまた言ってもらえるのだろうか。彼に教えられた慾がむくむくと大きくなっていく。ぱっちゅんと、跳ねる間も
彼の指が、くにくにと優しく感じさせ
――きゅっとナカが締まった。じわぁぁと洪水のように蜜が溢れ]
……い 、ちゃった?
ぁ…ぃ、ぃ、おまんこ…びしょ…びしょぉ…
[くてんと、倒れ込む躰を、抱き締められ
それだけでもびくっと震えた。ぴりぴりする。胸の粒も、屹立もびくびくで、触れられただけでびっくんと跳ねそうだ。指を抜かれる際、くもぐった声で寂しさを訴え、羽を梳く手に目を細め。
――ぁぅ、と小さく、紡ぎ
彼の頬にすりすり。寄せられたのが嬉しく、もっととすり。彼の決意をしらず、ひと時の休息をあむあむしていたけど]
[彼女の下腹部にある契約の薔薇の印。
そこに魔力を流し込む。
痛みを与えるものではなく、
そこから伝わるのはただ快楽のみ。
ただし、頭の天辺から爪先までを
痺れさせ蕩けさせるような快感が、
痛みとどれほど違うのかは
主である自分にもいまいち判然としないが]
……へ?…え、え!!!!
ぁぁ!!!!、やぁぁっ
[まって、まって。まだだめ。と悲鳴があがる
不意打ちに近く、脱力した身体を持ち上げられ、両手で支えた彼に上下させられたらふわっと羽根が浮く。躰が上がって――ひぃ、と叫んだのは奥に彼のおちんちんが来たから。
お尻の奥、おまんこよりもずっと細い道の先に
腸管を開かれ、直腸にぶつかって、目がちかちかした。雄が唸りを上げる、白濁が滑りをよくする。黒い肌の上で、踊る躰は自由がきかず。目を大きく見開いて、のぞけって。
彼の肚に吸い付く雄が、びくびくと涙を零す]
………ぁ、ぅ、ひぃ、べりあんっ、
――べりあ…ん
[みろ。と言う彼を見た
鬼気迫るような、鼻息が荒い、雄の貌を見た。――それは、何処か必死で、好きな相手を抱いている男の顔だった。どきっと胸が鳴る。
今までで一番、大きな心臓の音だ。
此処にあるのだと、忙しなく鳴り響き。
目線を合わせればぶわっと頬を真っ赤にして。彼のモノを締め付け、彼の腹にそって、ぶしゃあぁぁと白をまき散らした。微笑みが見える、涙を溜めた目に映る、笑み。
―――あ、すきだなって、思った。自然に入っていく]
[腹部に触れ、その身動きを封じ込めれば
その身体を抱きとめる。
意識はまだあるだろうか。
もしあるようなら]
もう少しすれば動けるようになる。
だから、少し眠っていなさい。
眠っているあいだに運んでおくから。
[そう口にして彼女の身体を運んでいく。
もし、印の効き目が弱くて暴れるようなら
そのたび、印に魔力を流し込んで動きを止めさせるだろう。
どれだけ引っかかれようが、噛みつかれようが
彼女の身体を離す気配だけは、ない。]*
……っ、ぁ、う、…ん
[狭い道に注がれる白。
彼に抱かれて、愛を受け止めて、がくっと力を失っていく躰。倖せってこういうものなんだって理解する。幸せ――、すき。すき、すき。って、理解する。ああ、ずっと彼の事を
唇に微笑みを湛え。こふっと咳をした]
[躰を襲う倦怠感、ぽっと熱い頬に
他の理由があると気付くのは遅くなった]
……あ 、れ?
[此れはもしかしたら、かみさまの罰かもしれない
―――、目の前に居るはずのべリアンの姿が、ぼんやりとぼやけた。最初は溜めた涙のせいだと思っていた。けど、違ったと気付いたのは涙を拭っても、ぼやけたままのせい。ぱちぱちと瞬いて。
ひっと声を上げた、手さぐり、彼を触れようとし
――指先が、崩れたのは見えただろうか]
……なんで、
[見えない――と、小さく溢す声。>>84瘴気病み。というものをしらないこの身は羽根をばたばたとさせて、驚き恐怖を口にした。視覚が徐々に奪われているのだ、と理解は及ばない。
くらい、怖い、こわい、となき声が響き*]
……まさか、ここに来て躾直しになるとは。
[ぽつり口にした言葉は、
内容とは裏腹にどこか愉しげな響きを帯びていて。
とはいえ、これが瘴気病みのせいであるなら
馬鹿正直に愉しんでいるわけにはいかない。
どうしたものか思案しながら、部屋までの道を歩く]
……べりあんっ、べりあんっ
[彼を呼ぶ。抱きしめて――と、
動きを奪う代償に、目が見えなくなる彼に。助けてと涙声。だって、だってさっきすきって漸く、分かったのに。まだ言っていないのに。指先が消えていく、感覚がなくなっていく
―――こわい、こわいと彼に縋って怯えた*]
[やがて、先程の部屋に辿り着いたなら、
その身体をそっとベッドに横たえさせて
そこから少し離れた場所に椅子を置いて腰かけた。
どれくらいの距離が今の彼女の攻撃範囲になるのかは
わからない。
だが、念のため距離はとっておいたほうがいいだろう。
自分の安全のためというより、
「自分が望まないうちに主人を傷つける」という
状況に、彼女が苦しまないために]
今、自分がどんな状況か、
わかる範囲でいいので話してみてくれないか?
[なるべく安心させられるよう慎重に彼女に声をかける]*
/*
獣耳セレスかわいいってメモに書きかけて流石に自重した
無難に灰に埋めるべきだよな、やっぱ。
というか、相方さんがかわいい。
たぶん魔族の皆そう思ってるんだろうけどかわいい。
というか天使の子たちなんていうか勝てる気がしない天使オーラを身に纏ってて劣等感持ちには眩しい(尊い)
真顔で言う話じゃねーけど()
[男は彼を堕天させる側の存在、貪るが本性。
他に堕ちていく心地など、自覚も理解も眼を逸らしがち。
彼を変容させたのは己だが、彼は男よりも時間を掛けて、丹念に怪物の在りようを捻じ曲げた。誰も気付かぬような緩やかな速度で、彼も己も理解せぬ深度で。>>136
彼の中には既に、己の一端が息衝いている。
腹の底を温めるは、彼にぴったりと嵌められた熱杭。
長らく拡張した隘路は色素を失っても、感覚は研磨するまま。
重ね合わせた肉体は一繋ぎ、魂は揃いのふたつ。
彼の消失を留める限定的な楔。
肉の器で彼を束縛するとは、冗句にしても良く出来ている。]
――――…、
[止せ、と本能の側面が彼の甘言を払う。
本当に。と問うはその裏側、疑念の一面。
中心に座すは喜びで在る筈なのに、感情が複雑に絡み合う。
一言で言い表すには難儀に過ぎて、表情ひとつにも迷った。
不要なものと放り出していたその感情は、稚く、生じた時から成長してない。]
カレルレン、君は勘違いをしている。
私は君の慰みが欲しい訳ではない、憐れまれたい訳ではない。
[虚偽も此処まで来れば清々しい。
彼が己に向ける感情で、厭わしく思ったものなどないと云うのに。]
君は私の愛玩に過ぎない。
[名を裂いて分けた相手など、同族にも居ない癖。
見透かされているようで、口が過ぎた。
狡知は何処だ、監視は己の生業ではなかったか。
何故、これほど幼く言い募ってしまうのか。]
[これは愛ではない。これは哀ではない。
だが、彼がどうしても欲しくなる。
彼は己のふたつの“あい”を所有する。
いつの間に奪われたのか、取り返す術が見つからない。
誰に似てしまったのか、覗かせる悪趣味は天使らしからず。
だが、彼らしかった。]
――――…………、
…………、……、
……覗く な 。
[自らの性質を棚上げにして、彼を叱咤する。
彼のことばかりを詰めて思考する面の皮の下など、見せられたものではないのだ。]
[覚醒に至った彼の口ぶりからは、余裕が感じられた。>>138
消失に急くのでもなく、天へ果たせぬ帰投を嘆くでもない。
まして、己の腕の中から逃れることに喜ぶ素振りも、何もなかった。]
………、
[彼は怖れを抱かない。
失われようとしているのは、彼自身の筈が、無暗な希望を垂らす。
彼が陥れようとしているのは、邪悪なる怪物。>>139
蒼の麗しい瞳で誘い、抱擁で惑わし、己を狂わす。
小さく二の腕を掴んでいた指が痙攣し、彼の肌を伝い昇った。
そうっと指を立て、左右の掌で触れるのは彼の眦。]
[思い上がりだ、と叱責する代わりに瞳が揺れる。
雄弁な肯定が、彼には明け透け。>>140]
君には、私のみが在るように?
[己の“あい”のどちらもを、彼のもの。
彼は怪物の喜びと悲しみを司り、躾けたのだ。
怪物が彼に悪徳を教え、不幸を望ませ、傲慢を赦させたように。]
愛、―――…愛か。
リビドーでも、アガペーでもない此れがか。
[確かに、なんと拉げた形か。
清廉なる彼と、邪悪なる己と。
同じ欲を持ち、互いの所有権を主張する。
それが厭わしいとは思えない。寧ろ。]
私のカレルレン、私の名を呼べ。
[頬を掬う仕草は、何処か恭しい。
細めた眸には、似合わぬ緊張の色が走る。]
そして、得よ。此れが
[誓うように触れるキス。
彼に己の半分を与えよう。
代わりに彼の半分を吸い上げて、混ざりあう力と気配は曖昧。
ちゅ、と水音を跳ねさせ、唇を嬲り、背徳の味がする。
彼と云う存在に屈した本能の味。
彼を手に入れる喜悦の味。
複雑に溶け合い、唯一無二となる。]
[最初は頭を、次は四肢の、そして今体の自由を奪っているのは、燃え滾る情欲の炎。
だけどそれは自身の内側から発するものではなく、呼吸を繰り返す度、喉から皮膚を伝い流れていくモノに火がつけられ、細胞ひとつひとつが燃え盛っていた。
当然、全身からは大量の汗をかき喉は渇きを訴え頻繁に咳こむも、気絶してからは時折苦しさから眉をよせて苦悶の表情を浮かべるだけ。]
あ゛、……、ぅ、ア゛……ぅ………
ぁ゛ー……っん゛ぅ、が…………ぁ、♡
[意識を失っていても体が快楽の海に呑まれているかぎり反射的に、というよりは肺が潰され中の空気がただ漏れた音が、重ねられた唇の隙間から漏れ続けていた。]
[熱に犯されているせいなのか、気を失っている間、夢を見た。
夢なのか現実なのかわからないが、目を閉じている間に見るものは夢なのだ、とあの子に教えられたから、これはきっと夢なのだ。]
(おこったり、ないたり、…でも、ちっとも嬉しそうじゃない)
[彼の望むようにすべては成ったのに。
―ああ、でもひとつ。]
[僅かに意識が浮上すると、体中にべたべたとした粘液がふりかけられていることにきづいた。
やはり、こういう扱いなのだとまたひとつ諦めたが―ただひとつ、ここにだけは―という場所に手を伸ばそうとしたけど。
そこは手袋をしてなくて、その前に色んな粘液で汚れていて―諦めた。
長い時間貪られたのだろう、結合部は熱く爛れ、こうしている間にも次から次へと中からなにかが溢れてくるし、喉は酷く痛い。
そして体は未だ―熱い。]
…っう、ぐ………。…ぁ、つい…
[つながっていない状態の呻きならば流石の彼も気づくだろうか。
切り裂かれたドレスの下から現れたのは、快楽が引いた後も火照り続ける肢体。
額の汗は止まらず短く荒い呼吸を繰り返している。]
[だけど不思議と辛さはなかった。
否、なにかを辛いと感じる部分は既に壊されていたのだから、当然だろう。
この炎は命を焼きつくす炎なのだろうか。
受肉した体は――死ねるのか。
僅かに瞳を開けて見た景色は、望んだ蒼い世界ではなkったけれど。]
これ…で…やっと…………
[悲しみの涙が心から溢れる前に忘れる努力をし続け、その結果成し遂げた忘却。
直前にすべてを思いだしたのは、なんたる皮肉だろう。
だけどもうすぐ、そう時を待たずしてすべてから解放されるのならば、それ以上の幸せはない。]
[少女が極上のスイーツを口にした時のような。
女が愛する男に愛を囁かれた時のような。
老婆が孫から野花を受け取った時のような。
願望が叶った瞬間の笑みを、目の前の男に向ける。]
やっと………死ねる…
[それが天使特有の魔界由来の病と知らず―死に至るものではないとも知らず。
ただただ嬉しい、とつぶやき続けた。**]
/*
一回消えてからちゅうして再会しようかなと思っちゃったんだけど、こう、こうね。
こう、こう。すまない!ね!
こう!こう!やりづらくないかなあって!
[目覚めた天使からは、淫蕩の影が消えていた。
媚薬の効果は、疲労か新たな滋養か湯に流されたらしい。
胸を突く手を捉え、引き寄せる。]
どうした。
さっきまで、あんなに俺のことを求めていたじゃないか。
[顔を掴んで、無理にも接吻けた。]
おまえの方から欲しがってきたんだぞ?
早く、とな。
覚えていない、なんて言わないだろう?
[手を離し、好きにさせながら、アルジュの変容をあざ笑う。]
おまえはもう俺のものになった。
もう、覆せはしない。
[請願は果たされた。
言葉を覆すことが、おまえにできるのかと、視線で問う。]
アルジュ。来い。
[名を呼び、自分の前を示す。]
足を開け。
[以前ならば決して従いはしなかっただろう。
今はどうか、と楽しげな笑みを作った。*]
[乱暴に唇を奪われる。
歯列を割って舌が入り蛇めいてのたうてば、早い呼吸に負けて呻きが漏れた。
胸に兆す曙色が痛いほどに張りつめる。
感じたくなど、 ないのに。
解放され、乙女のように片手で胸元を隠しながら、身を捩って逃げる。]
[すぐに、堕天使の声が飛んで来た。
誓いは立てられたのだと告げる声に、膝が砕けそうになる。
奸計に嵌められたのだ、と弁明することはできよう。
だが、精神支配を受けたのとは違うと ── 種は自分の中にあったのだということは、わかっていた。]
── …っ、
[呼びつける声に、歯を食いしばる。数秒。]
[魂は、背中を押した。
屈従に耐え忍ぶ眼差しで、飼い主となった堕天使の前に立つ。]
お願いがある。
そんな立場にないことは、承知の上だ。
おまえの命に従い、それでも気持ちが変わらなかったら ──
その時は、言葉にしよう。
[叶えてくれるか、と拙い取引を持ちかけた。*]
[オズワルドの意思は確かに汲み取られた。
後は只管に耐えるだけ、ただそれだけ。
しかし、ジェフロイの行動に引っ掛かりを覚える箇所が
一気に増した気がする。
考えている暇は無いが、其処から彼の思考を辿れないかと思えば]
やっと……?
[疑問を口にするのである。]
[“やっと”という事は、短くない時間をオズワルドに
費やしていたと考えられるだろう。
という事は、偽りの天使として関わるより前か。
今までに見せていた嘲りの笑いも、今は苦笑に変わって
オズワルドの扱いも段違いになっている。
これが、疑問を大きく膨らませる因になった。]
聞くが、どれだけの時間を費やし―――……
[仄かに色付く素肌を唇が辿ると、その問いも途切れて
話は後になるが、最早逃れられない身となったのだから、
事が済んだら其処だけは問い質したいと思う。
それまでは、再び始まる歪な営みに身を任せよう。
そう、決めた。]
ん、んぅ―――……
[ジェフロイは、胸の小さな飾りに与えられる度に起こるものの
正体が何であるかを知っているのだろうか。>>103
痒みや痺れとも、痛みとも言えない奇妙な感覚は、
堅物な無表情を瞬時に変化させて、融かす。
解らない事は怖いが、不思議と拒絶の感情は湧かない。]
いっ……!?いた、其処は……
駄目だ、触るな……
[先程は一切触れなかったというのに、此度は丁寧に
指先が負傷した最奥まで滑り落ちて届く。
入り口は赤黒く乾いていただろうが、一度受け入れれば
新しい紅と奥に残る薬が指の動作を助けたか。
人の身で言えば排泄の為の箇所、其処に触れる事は
正気のものとは思えず、身を引き掛けたが許されない。
その割に開いた脚は閉じる事を忘れ、悦ぶかのように揺れていた。]
……は、ぁあ……だ、だまっ……!
[始めの内は痛みを訴えていた傷も、広げられた薬の影響で
再び痺れへ、甘さへと変わって行く。
天界を愚弄するかと>>124叫ぼうにも、喘ぎに繋がって覇気も無く。
不意に胸からもどかしい刺激が消えて、>>125安堵と同時に
其処に更なる甘い痛みが在るのかと、ある種の期待を持って
指の鳴る方へと頭を傾けた。]
ぇ―――……?
[それは、確かに大きな痛みを与えた。
湧き上がる興奮も熱も全く伴わない、心への痛みを。
斥候の天使達が翼を散らし、灰燼へと消えて行く様、
悪魔達が群がる声、歓喜の叫びが。
そして此処でその姿を見たく無いと願った、天使の姿。]
そう、か。
俺の全ては、無意味か。
[――……加護は、届かなかった。
実際の所無意味でも無かったが、オズワルドが知る由も無く、
最早自身の存在に意味を見出せなくなった。
浅はかだとは、彼一人を足止めした所で如何なる訳でも無いと
最初から自覚していた。
解っていて自ら囚われたのかと言えば否と言いたいが、
結果としてそうなったのであれば、同じ事である。]
ああ、散っていくな。
皆が皆消えて行く―――……美しく、空を飾っている。
[いや、心の何処かでは否とは言い切れていなかった。
心をも求めるジェフロイの存在に揺れていた、
そのせいか淡々と返す言葉も、何処か同意を示してもいて。]
[神は特定の誰かを見る事は無い。
全ての存在を分け隔てなく、偏り無く見つめ続けている。
オズワルドはその中に在って、不用の天使として
囁かれる事が多少ながらあった。
神には必要の無い装身具を創る、無駄な天使だと。
それでもオズワルドは、それこそが自身に与えられた使命であり
存在意義であると、創り続けた。
……そんな彼の存在を、神はやはり見てはくれない。]
『多くの者が見て居なくとも構わない。存在の意味は必ずある』
[思考の最後に過ぎったのは、天界に居た頃の記憶。
しかし無駄な存在、それは正しかったのだと今確りと自覚した。]
[お前以上に可愛い存在はいないよ………。
好きだ───。
瞳を合わせ、メレディスが顔を真っ赤にして果てる。
その瞬間の、幸せそうな笑みは今まで見た中で、一番幸福そうなメレディスの姿だった。
力を失い、倒れこむようなメレディスを優しく抱き寄せて、その躰を、羽を撫でていく。
もうさすがに限界だろう。
今度こそ、ちゃんと躰の洗い方を教えて休ませてやらないと、と思いその額にキスをしようとしたら、メレディスが小さく咳をした]
メレディ………?
[メレディスの様子がおかしい事に気付くと身を起こす。>>147
メレディスはしきりに目をしばたたかせて、何かに怯えたような声をあげる。
そうして自分に手を伸ばされるから、それをぎゅっと握りしめる]
見えない、のか?
これは、わかるか?
[一瞬ヤりすぎたせいか、とちらりと脳裏に浮かぶ。
しかし、まさかそんなはずはないだろう、と即座に自分で否定した。
視力に症状が現れる恐怖は自分も知っている。自分の場合は原因がわかっているからこそ、対処もできるのだが。
瘴気病みということに気づかず、気が動顛してしまいそうになるのを、必死に押しとどめる。
二人でパニックになっていても仕方がない。落ち着いて対処しなくては]
どこまで見えてない?
全部見えないのか?
それと、他にはどんな症状がある?
[ぎゅうっと抱きしめ返し、低く落ち着いた声を出す。
状況を把握しようと、メレディスに大丈夫だ、を繰り返し、まずは落ち着かせることを優先した。
自分が能力と引き換えに視力を失っていることに気付いたのはどれくらい過去だったろうか。
あの時の恐怖を、今、メレディスは体験しているのだろう]
大丈夫だ。
俺はお前から離れないし、治るから安心しろ。
[代わってやれるものなら代わってやりたい。
怯えるメレディスを見ているだけの方が苦しくてたまらない。
躰を入念に洗うなど、後回しだ。
彼を抱きしめたまま、軽く湯で流して急いでその場を後にする。
メレディスだけ大きなタオルに丁寧にくるむと、自分は全裸のまま部屋の外に出ていった。
魔王配下の魔物に新しい部屋を用意するように命じれば、心得たように向かいの部屋を案内されたので、そのままついていく。
綺麗に整えられたベッドにメレディスを丁寧に下すと、その上に、自分の髪から零れ落ちた水滴が落ちた]
[接触に蕩ける温度は変わらない。
あの身体には、いくつもの快楽が刻み込まれている。
そのように作った。作り替えた。
それが消えていないのを確認して、笑み浮かべる。
呼びつけた直後の葛藤を涼し気に眺めていた。
認めたくない心と、認めざるを得ない理がせめぎ合うさまを眺め、重ねて命じることもせずにゆるりと待つ。
葛藤の末、理を通して近づいてくる表情は、そそるものだった。]
お願い?
[立ったまま話を切り出したいアルジュに、軽く頷いて先を促した。
内容をしかとは口にしないままの願いに、目を覗きこむ。
その眼差しの銀に深紅の差し色があるのに気付いて、微笑んだ。
ここもまた、己の色に染まっている。]
死ね、と、殺せ、以外なら。
[聞こう、と答えてから、再度腰を下ろして、足を開くよう促す。*]
━ スライム風呂 ━
[時間の流れに意味などない。
蛇の瑠璃は、自室の巣を蛇の天使と共に出て、沐浴施設に来ていた]
……
[両腕で抱え運ぶ天使は殆ど裸だった。
透けそうに華奢な肢体には小さな下着と、胸元を隠す幅広の帯布だけ。
そのまま、深い槽に満たされた微温のスライムに踏み込んで浸かった。
一番粘性の低いものを選んだから、鱗の上、天使の翼の間もさらりと流れていく]
私のアンジェ
行きたいところはあるか?
……お前はあまり、他の天使の話も人間たちの話もしないな
他にも天使がいると聴かせても、会いたくはならないか
[胸に抱いたままの天使の頬へ指を添えた。
意識があるのかないのか、天使の反応は乏しい。
それが、彼女の自我が完全に溶け失せる寸前にまで犯したばかりなためなのか
それとも「瘴気病み」なる病が表れてきているものか、いずれにせよ蛇の態度は変わらない]
お前はあまりにか弱いな
消化しきる前に、こうして風呂に漬ければ治るのではと思うのだが
ああ、冷たかったな、すまない。
[しかし、自分の髪を拭くために部屋を出るのはイヤで。何ができるわけではないのに、メレディスの傍にいたい。
先にメレディスの躰を拭いてやりながら、自分の濡れた躰はその後でタオルを借りようか]
熱………は少しあるか。
そういえば、こちらにきたばかりの天使は瘴気に充てられて、体調を崩すことがあると聞いたことがあるな。
お前の先輩とかもそういうことはなかったか?
[とりあえず、水と休息だろうか、と病の対処を考える。
もしかしたら、主はこの症状に心当たりがあるかもしれない、と使い魔を飛ばそうかと考える]
まったく無力なものだな───。
[メレディ、すまない………心の中だけで、メレディスに謝る。
こんな時、ベテランの天使飼いならば、適切な対処ができるのかもしれない。
しかし自分はまるっきりの素人で。
少しばかり知恵が回るくらいで、知識がなくては愛する存在を守れない状況もあるのだ。
死、という言葉も頭に浮かび、ぎゅっと目の前のメレディスを抱きしめる。
それだけは絶対にさせない。この身に変えてでも。そう誓った*]
[かぽーん。
下半身だけを蛇に戻して、尾の先でぴたぴたとスライム面を叩いた]
そう。
お前に、私だけの名をつけようと思ったのだけどね
[独り言の口調で囁く。
天使の指を掬い取り、百合の花のようなその関節ひとつ、爪一つへ接吻を]
私たちは一体だが、性格は七つだ。
思考してみてもこれがなかなか決まらないのだよ
真名であるシュテラのままで良いというものが二票
……
私たちの通称の一つを継がせようという思考もある。ガートルードだ
それに、新しく名を編むならば、クレールが良いという思いも二つ
最初に会った赤い角のものを覚えているか?あれは我が名との対を欲する
[聞いていないものとして、だから反応を求めない。
天使の手の甲の骨の形を愛でながら目を細める]
“私”は、ロザリアという名が良いと感じる
私が愛した都の名だ
今は、私はお前だけを愛しているのだからね
……だからお前は死なない
次に訪れる死は、私と共に滅びる時だよ
[天使の下腹を片手でそっと撫でる。
女性らしい柔らかさを与えられた臍下、そこに孕ませた印ごと慈しむかのように**]
[堕天使の条件付きの承諾に、小さく頷く。
死ね、も、殺せ、も脳裏に浮かんだことはなかった。
そんなもの、したいと思ったら、相手に頼むまでもない。
またひとつ、契約で自分を縛ったことを自覚しながら、堕天使の前に膝を折る。]
[気持ちが変わることなど、あるだろうか。
これは、試金石だ。]
── …、
[宣言するまでもなく、透明な湯だから、膝を開いたところが見えているのはわかっている。
これで終わりではあるまい。
次は何だ、と促すように、堕天使を伏し目がちに見た。*]
あっ、あぁー……や、ぁはは……ぁあっ!!
[現実を理解した所で、ジェフロイの責めが止まる事は無い。
濡れた音が際立つ場所を出入りする指は数を増やし、>>127
その節が内側を擦る度に上がる声は大きくなった。
正体不明の感覚に苛まれる辛さと悦びと、自分の意味の
空しさが混濁して、歪な喘ぎ声になって零れて行く。
泣けるなら泣きたい、いっそ壊れて笑えるなら笑いたい。
其処に囁かれたのは、ある種悪魔らしい優しい言葉。
これのおかげで壊れずに済んだとも言えよう。]
……んっ、俺には、何も無い。
それでもか。
[投げ出したままの両手をジェフロイに差し出す様は
縋るようでもあり、試すようでもある。
何れにせよ、彼の傍に在る為の意味が欲しいと
願うことには変わりなかった。]
[ジェフロイが重なって来るなら、その首に腕を回そうとするが
避けられたならそれはそれ。
それでも真っ直ぐに彼の目を見よう。]
……いっそ、先程の蠍の尾で貫け。
思考が飛ぶ程に、最奥まで――……
空の俺を、お前で満たして、くれ
[耳元から入り込む声は、>>128オズワルドを期待に震わせる。
前も後ろも触れられる事を覚えて濡れている、特に後ろは
何処か物足りなさまで感じるようになっていた。
その為、彼が人の雄と同じものを持つと気付かないで
いたからか、先程の蠍の尾を求める。
確かにそれは色々な意味で満たしてはくれるが、さて。*]
[――好き、だったんだって理解すれば
今までの自分の反応全て納得いった。これが好き。ぽっと恥じらう間もなく快感の波に晒されて、抱き寄せられれば、彼の鼓動が聞こえる気がした。生きている、とメレディス自身の胸も高鳴る。
トクン、トクンと鳴り響く、倖せの音色
躰を洗うってすごいと勘違いしたままだけど、
とてもとても幸せだった。幸福だった。だから此れはきっと
―――神さまの罰だって思ったんだ]
[彼が、メレディスを呼んでくれる
その声を頼りに顔を上げた。ぼやけた視界、涙で滲むものと異なる喪失が近づいて、伸ばした手を握ってもらうまで、脅えは酷いものだった。ぎゅってした、ぎゅって。温かい手。]
……な 、に
手?……手、だよな
[べリアンの手。だって形で確かめる。
怖い、怖い、彼の手に必死で縋りつく先が何だか感覚をなくしていくようで。消えてしまったかのような錯覚を覚え、がしっとしがみつく。彼が動転を必死で抑えようとしているのに気づかぬほど
――怯え、怖がった、涙声は>>158恐怖から]
[ 自分に生えた獣のそれは
狐か狼の尾と耳らしい>>143と
彼の言葉を聞いて理解する。
先程ワンピースの中を確認して見えた尾は
筆のような形をし、先端に白い毛があった
その形状を思い出し、狐だろうと結論付ける。
狐の、尾と耳。
狼のものではないことが、救いではあるけれど]
……少し驚いていただけです
[ 問いかける声に>>144に咄嗟に嘘をつく。
嘘をつき誤魔化したところで
挙動の不審さを隠せはしないだろうと
自分でもよくわかってはいる
それでも、何事もないのだと
自分と相手とに言い聞かせようとすれば]
[彼が見えない、彼が見えなくなる
そんな事、駄目だって――だって、だって漸くなのに。]
…どこ、まで?……ぼやけている
段々見えなくなって、手、手の先から感覚なくなるの
べリアン、俺やだよ
俺、おれ、…べリアンの 傍にいたい
[ぎゅっと抱きしめ返されれば、ほっとした。
けど酷く落ち付いた声に返すのは、擦れ、恐怖を孕んだ声だった。大丈夫、大丈夫。べリアンが居てくれるから。そう自身に言い聞かせる。が、怖かった、その傍に居てくれる彼が分からなくなるのが
――視界が、暗くなる、せめてと見上げるのは
彼の顔、光を失うまで彼を見つめていて]
[ かけられたのは想定外の言葉。
彼にとってはバレバレの嘘>>145
けれど、騙されることに慣れていない身は
あさりとその言葉を信じて]
裾が?どこでしょう……
[ 下がるのを止め、ほつれた箇所を探す。
ワンピースの裾を持ち上げた瞬間
自然と彼に背中を向けた形になり]
―――!!?
[ 傍に気配を感じた時には遅かった。
腹部に手を添えられた彼の手を
どうにか振りほどこうと体を捻れば
印から力が流れ込んできて]
……う、うん、ひゃぁ…ぁ
[離れない、治してくれる。
彼が嘘をつくわけないって息を整えた。抱きしめられたまま、彼と共にお風呂の外へ。躰を流れる湯にも思わず跳ねて、後孔と前の穴にはまだ白が詰まったままだと、反応してしまう身体はこんな時でも、収まりの付かない、淫乱さの片りんを見せていたが
そのまま何かふわふわのものにつつまれ
外へ。
――なに、どこへ。ときょろきょろするけど何も見えない。どうしよう、誰か他にいるのだろうかと、恐怖から彼の腕に顔を寄せたが、何かに降ろされ、――ぽたっと、肌に水を感じた
びくっと跳ねる身体、脅えて、怖がって…感じて]
―――ひゃうんッ
[ 鮮烈な快楽が腹部から全身へと伝わり
悲鳴にも似た声を上げる。
主を傷つける可能性すら考えられず
四肢を痙攣させながら、その体へしがみつき]
ぁ、あっ……ぅ……
[ 伝わってきた力の強さに耐えきれず
床へと崩れ落ちそうになった瞬間
腕の中へ抱きとめられた>>146
その瞬間、意思とは関係なく
彼を傷つけるように爪を立て]
……やッ、だめ
はなして…!はなしてっ……
[ じたばたと繰り返した抵抗は
彼の体を傷つけることはあっただろうか。
行おうとした攻撃のうちいくつかは
自分自身を傷つけるものだったけれど。
やがて、印から注ぎ込まれた力により
体が限界を迎えると同時に
くたりと腕の中で意識を手放した*]
[「言葉」に縛られて己を押し殺し、命令に従う。
覚悟の色帯びた硬い表情は、嗜虐心をそそった。
あの顔が、快楽に流される瞬間が見たい。
そのまま俺に跨れ、と言いかけて、自分の股間に目を落とす。
先ほど満足したからか、今は大人しいものだ。]
……ごめんな、さい
[ 意識を手放し
腕の中、抱かれて廊下を行く。
夢うつつに謝罪の言葉を口にすれば
ぽろり、涙の粒が零れ落ちて]
そのままこちらに来て、俺のものを舐めてみろ。
下で受け入れる時と同じだ。口に咥えて動かすんだ。
[指を振って呼寄せ、指示を出す。
浅い、とはいえ腰は湯の中だ。
従うならば、顔を湯につけなくてはならないだろう。]
[ 運ばれてから、どれほど時が流れたのか
寝台の中で薄く目を開けば
少し離れた場所に、椅子と主人の姿があった。
その傍へと行こうとして
下腹部に残る疼きに思い出したのは
意識を失う直前までのこと]
……自分でも、よくわからないのです
ただ、近づけば傷つけてしまう。としか
あとは少し熱っぽくて、倦怠感は感じます
耳と尾は感覚があるようで
引っ張られれば、痛みはあります
牙は、多分ないかと
[ 問われるまま、淡々と現状を説明する。
幸い、体が触れるほどの距離にいなければ
攻撃衝動も起こらないようで
飛びかかってまで何かをしようとは思わない。
筋力も変わっていないようだから
武器を持っていない今
一番の問題は爪だろうと伝え]
…あ、ぅ、ぅぅん、だいじょうぶ
[彼が傍に居てくれることが何より幸いだった。
部屋の外に彼が出ようとするのなら、それこそ彼の温もりを失い、ぴいぴいと鳴いただろう。躰を拭くふかふかに身を任せながら、彼の話を聞く。それは病気の話、籠の中で手付かずだったからか
当たる事はなかったけど、そういえば]
……瘴気に、……先輩
あ、たしかいっぱい、草が生えていたような
そのときは、暫くして治ったきがする
…ただ、治療として
[酷い事をされていた。とぶるっと羽根を震わせた。
あれは果たして本当に治療だったのだろうか。先輩はあの後治っていたけどますます壊れた顔を見せるようになった。水を与えられば、口移しで欲しがるのは、其れが水の飲み方だって思っているから
少しずつ、息を正し、落ち着かせ]
……私をどこか遠くへ捨ててください
[ 一緒にいてほしいと、願ったくせに
その真逆の願いを伝え、瞳を閉じた*]
/*
細かいことだけれど、メモの、
■ご執心:カレル
■ご乱心:クレメンス
って凄く良くないですかね。
此処でご乱心とするセンスが本当に良い。
……無力…じゃないよ
べリアンがいるから俺…
[落ちつけたんだって。
心配そうに彼が居るだろう方向を見た。何も見えない、けど瞳を閉じた訳ではないから、彼からは自分の目が見えるだろう。手を伸ばして抱き締めてくれる彼をぎゅっと抱きしめ返す。
消えたくない、そう思えば思う程
躰の感覚がなくなっていく。足先がなくなった。そんな気がする、風化か、それとも感覚だけがなくなったのか、見えない自分には分からないけど。彼に気付かれないよう、その事は黙っておこうと思った。
だってこれ以上心配をかけたくないから]
……なあ、べリアン………もっと、抱いて
[だから、腕の感覚があるうちに強請る
治る、とは思う。けどもしこのまま死んでしまったら。きっと自分は彼を残した事を何よりも後悔する。好きだと言ってくれた彼を。幸せを教えてくれた、彼。代償は喪失だった。けど
―――沢山のものを代わりに知った]
……、すき
[すきだよと顔を上げる。
見えないから手探りで彼の褐色の頬を探す。ぺたぺた触れることが出来たら両手で包み込んで。顔を近づけよう。キスしたいって、ちゅって、最初上手くいかず鼻にこっつんしてしまうかもしれない
けど、はにかんでもう一度、キス出来るまで何度だって]
…べリアンが、すき
ぽかぽかであたたかくてどきどきする
いっぱいいっぱい、満たされて……お腹いっぱいになるんだ
これが、すきなんだって俺は思う
[違うかな。分からないや
分からないけど、でも、ずっとべリアンの事を考えていたって秘密を打ち明けるみたいにそっと囁こう。そうしてふかふかのもの、たぶんベッドの上に彼とともに倒れ込みたい。まだ、掌の感覚はある
けど段々薄れていく、]
[わざわざオズワルドに外の光景を見せたのは、
>>155彼の芯を折るためだ。
同族の誰かが斥候部隊を迎え撃たなくとも、泉の外に群がる魔物達の餌食になるだろうことは、魔王その人言からも見て取れ。
結果は変わらいにしろ、ショックのあまりオズワルドが壊れてしまわないだろうかが、一番の危惧だった。]
そうだ……、お前の世界はこれで消える
[しかし怒りと悲しみに錯乱し、オズワルドが我を忘れて暴れ狂う事は
なく。>>156むしろ、抵抗を止めた身体と同様何処か静かに、
同意とも取れる言葉を淡々と紡いでみせた。
畳みかけるように、否定された事に同意を示し。
天界との決別を告げる。]
/*
ちょっと長過ぎやしませんか、かざしろさん。
じわじわとまとめてコンパクトにせにゃね。
ひとまず、ゆすらさんに感謝……!表の様子を
知ることが出来て、存在意義をゼロまで落とせたのです。
オズのデレはここからかな。
だから、お願い
……おちんちんちょうだい
少しでも多くべリアンの事、感じていたい
[足を絡め、ねって強請る
性的な欲求よりも彼と繋がっていたいと思う心を優先して、お願いを口にする。蜜に濡れた花は簡単に彼を受け入れるだろう。何度と抱かれて変質した身体、火照った身は湯から上がっても冷めず
包まれたタオルの中で、蠱惑の花を咲かせる
――けど、今はただ見えぬ彼を求め。繋がりを欲しがった*]
[堕天使が湯の中を見ている。
ただし、こちらをではない。
何か、気になるのだろうか。
一緒に覗き込んでやった。
自分にぴったり嵌るはずのものが小さくなっているように見える。
支障が出ているのか。
餌がやれぬのでは、飼うことを諦めるか。]
[それを咥えて舐めろと堕天使は言う。]
わたしが噛むとは思わないのか?
[危険を指摘してやる。
能う限り、正々堂々と振る舞おうと決めていた。
答えを待たず、湯に潜って、項垂れているものをまずは手で持ち上げる。
案外と、柔らかで皮膚が薄い。
噛み切るのは可哀想なほど。
吸うようにして口に含んでみる。*]
[ 秘密の花園を探られれば蜜の擦れるみだらな音。
彼女に捕まれば指先に力がこもってしまう。
身体をひくつかせ、喉を背筋を逸らして
未知なる快楽に解けていく。
自分が確かに変えられていく。
こんな熱も快楽も知らなかったのに。
つい先程までは死を望んでいたというのに。
雌芯にまで蜜を塗り込められさすられれば、
全身に雷撃が走るような鮮烈な快楽に
意識が白く染められて
自ら緩く腰を震わせ内股を戦慄かせ
甘い甘い悲鳴がまた上がる。 ]
ひぁぁ……!
フォンセ、あ、ア、あ……!!!
[ 瞬間、受肉した筈の肉体が解き放たれた。
キラキラと眩く輝く光の粒子に
一瞬何が起こったかとあっけにとられるものの
肉体から解放された粒子同士、
彼女のそれと絡み合い、溶けあっていた。
彼女が、彼女たちが、中に入ってくる。
そんな風に浸食されても、今は何も
恐ろしくはない。
天使としては穢されていると言えるのだろうが、
受肉した身体すら官能を開かれて
そのまま愛を受け止める器と化した天使は
僅か、自ら両脚を広げて彼女に絡みつかせる。
入り口の開かれた花園は喜んで魔力を受け止め
まるで温かな海が胎内に宿ったよう。
とぷり、と溢れ溢れ出しそうなそれを
零してはなるまいと全身を震わせながら
きゅう、と入り口を閉ざそうとした。
ひくり、ひくり。
快楽の余韻に、痙攣めいた震えを返しながら
くたりと彼女に無防備を晒した。 ]
ここに、フォンセがいるのですね……。
フォンセと私、溶けあって、
……ン、でも……。
[ 少しだけ切なげに眉を下げた。
そうしてくい、と彼女を抱き寄せたなら
自ら唇を寄せてまたキスをねだる。
完全には彼女の一部にはなれないのだ。
なれないのなら、より触れ合いたいと。
溶け合いながら、心地よさを深めながら
唇すら溶かし会いたいとしている癖に
それを口にしないのは天使の威厳というより
ただ極上の美酒の如く鮮烈ながら穏やかな快楽に
酔いすぎていただけかもしれない。 ]*
[しかし、そんな言葉を交わす間もオズワルドを攻める指は
動きを止める事はない。
正体を分からないながらも、快楽を素直に享受しているのは、
人間の世界を行き来きする間に感化された証か。]
それは違う、お前は俺のものになるんだ
オズワルド……すべてを捨てて俺の腕の中に落ちて来い。
[>>164伸ばして来る腕を避ける理由などない、
首にしっかりと両腕が絡めば、笑みが零れる。
回された腕に応えるように、両腕で彼を抱きしめ。
逃れられぬよう後頭部に手を回して、オズワルドの唇を
一度塞いでしまう。]
噛まれたら、それは痛いな。
[噛むで思っていないという口調で指摘に答え、湯に潜るさまを眺める。
これは変わらない銀の髪が波紋に揺らぐのを見ていた。]
そう、それでいい。
そのまま、舌で吸いつきながら頭を前後に動かしてみろ。
おまえの好きな形になるぞ。
[声を掛けて、ついでに手を伸ばす。
湯の中でどれほど聞こえているかわからないから、手伝ってやった。
頭を掴み、言葉通りに前後に動かす。]
苦しいだろうがしっかり舐めるんだぞ。
辛いようなら、俺が気を紛らわせてやるから。
[親切めかして告げて、開かせた足の間を足先で弄った。
足の指で器用にアルジュの陽根を扱いてやる。
もうひとつ、先ほど隠していた胸元に手を入れ、莟を指先でつついてやった。*]
[ 運ばれている天使は抵抗する素振りもなく
どこかぼんやりとした表情で
自分の飼主となった蛇を見ていたのだった。
しかし、何故ここの風呂は水や湯では無いのか。
スライム……先の恐ろしい記憶も相まって
その存在を認識した瞬間、飼主に縋るように
思わずしがみついてしまった。
だが、スライム達は意思を持って
此方を穿ったり肌を這いずり回りは
しないようだ。……恐らくは。
警戒してぴとりと彼女にしがみついてはいるが
それ以外の反応らしい反応は薄い。>>160
鮮烈に、己の味ってこなかったものを
味ってしまったから。
か弱いと称されても仕方がないほど消耗し
疲れ果ててしまっていたのは事実。>>160
………スライム風呂で回復するかは
少々怪しいものだ。
粘度は低いらしいが>>159
それでも普通の湯よりはとろりとしたものが
少しばかり蜜を思い出させて。
その白い頬が、胸元が、微かに染まった。 ]
……そうですね。
花を、育てたいです。
花園があったなら行ってみたいですが…。
[ ぽつり、ぽつりと言葉を落とす。
他の天使には?と考えを巡らせたところで。 ]
私はずうっと花園に篭ってましたから。
神に花を届けてくださる方や
薬草を求めてきてくださる方くらいしか
知り合いは居ませんですし、
……私は花を育てられれば。
[ それが自分の使命だったから。
しかし爪に口付けられれば指先が微かに跳ね
眉が微かに寄せられる。
次には、相手の手を自分もまた引き寄せて
同じように口付けた。
とろぉり、脚の合間を滑るスライムが
火を灯してしまいそうでキュッと膝を閉じる。
呼び名に関しては、 ]
なら、貴方にはロザリアと呼ばれたいです。
他の名前も素敵ですから、
それぞれの貴方が、それぞれ良しとした名で
呼んでくだされば嬉しいです。
[ だって、私は貴方達のもの。
違いますか?と首を傾げて見つめるのだ。 ]*
/*
ロザリアちゃん、良いお名前だなぁ。
因みにうちの子はカレルレンと云うよ。
幼年期の終わりだよ。
ク「レ」メ「ン」スだよ。
[堕天使の言うことは聞こえていたが、聞こえないふりをした。
堕天使の槍を口に含み、舐めてやるのは治療の一環だと自分に言い聞かせる。
水中で頭を前後に動かすなど、そんな器用なことをしてやるものか。
だが、膨らみ始めたそれが、どれだけ自分を啼かせたかを思えば、狂おしい気持ちになってくる。
息を継がねば、と思ったところを、ぐいと押し込まれ、揺さぶられた。
同時に、足の間と胸の尖りを弄られる。]
ぐふっ
[堪らず口を開いて咽せた。
歯を引っ掛けてしまったかもしれない。*]
満たして欲しい……か
安心しろ、尾ではなく俺自身の雄で
奥の奥まで満たしてやる。
[>>165舌で歯列となぞり、口内を楽しんだ後はリップ音を残して
唇を放し。
何とも淫らな花嫁の要求に笑みを深くし、一度半身を起こすと
オズワルドの両足を掴んで大きく開かせる。]
甘く疼いて、仕方ないだろう? それが快楽だ――。
これから思う存分声を上げて、味わうがいい
[興奮のあまり魔力で形成していた服は消え、人の男と
何一つ変わらぬ姿。
しかし人に比べれば長さと質量を伴った雄を、
オズワルドの秘壷に宛がうと。
ゆっくりと、しかし休む事なく一息に、最奥まで突き入れる。]
…っ。
[アルジュが咽せたはずみに歯が当たる。
咄嗟を装って、銀の髪を掴み、引き上げた。
それほど痛みは無かったのだが、大げさに顔をしかめてみせる。]
ご主人様に歯を立てる奴があるか。
それともお仕置きされたいのか?
[疑問ではない。する、という意志表示だ。
喚び出した蛇が、刃ではなく短鞭の形を取る。]
おまえなら鞭打たれるのも気持ちいいと思うのだろう?
そういう素質がおまえの中にあるんだから。
気持ちいいお仕置きをして欲しいから、わざと失敗したんだろう?
[言葉と鞭とでアルジュを打つ。
短鞭の先は平たく広がり、傷をつけにくい形になっていた。
それでも十分に強い打擲を、太腿や背中に浴びせていく。*]
[ このまま何もしなくともすぐに
消える予感はなかった。
だが、離さぬとばかりに熱杭を打たれた
ままであるから>>148
それが結果的に遅らせる命綱になっている
状況に笑いが滲みそうになった。
ここまで献身的に接する癖して
彼にとっての自分とは愛玩に過ぎないらしい。
それを看破するにはまだ若い情。 ]
…………それ、でも。ぼくは……
ぼくが、そうしたいから。
[ 真新しいペットを気に入っているだけで
あったとしても手にした感情を
諦めて棄てる事はしなかった。
それでも下がった眉だけが哀を示すのだから
しょうがなかった。 ]
[ 天使らしからぬ悪趣味。
しかしどちらともつけない迷い子に
意味など最早なかったのかもしれない。
天の名も既に返上し、羽衣も捨てた身は
どちらに溺れる事も出来ずに浮いていた。
白黒せぬ正体は非常に不安定に
惑いながら差し伸べた手は交わされようと
この眼の閉じ方が分からない。 ]
見て、知れと言ったのは、あなたじゃないか。
[ 都合の良い言葉に流されるだけの無垢は
終わりを迎えようとしている。
それは外からやってきた侵入者のように
化け物の皮を剥がそうと躍起になっていた。 ]
それでも覗くなというのなら
あなたがこの眼を潰してよ。
誰と言うならこの舌を切り取って。
もう、――――…………壊してよ。
[ 口角を上げて伝えてみた。
しかしどうしても眉は下がってしまう。
ああ、彼に笑ってもらえない事が
存外辛いなど、口に出して言えるものか。
彼の笑顔以外を覗き見た結果、
深淵に繋がる道を見つけたのに、
彼にはこれ以上来るなと拒まれている心地が、
どうやらこの身は寂しいようで。
難儀なこの身を嘆いた。
全くもってして、笑えやしなかった。 ]
私を感じているお前は、
ああ、美しいな
[余韻に震える体を抱きしめ、白い太腿に伝う花の香気に蛇尾を絡めた]
でも ?
[求めたならば、与えられる。
寄せられた唇をついばみ、味蕾をこすり合せるように濃厚に絡めあった。
彼女の体温を受け入れた蛇の頬は、薔薇を咲かせたように血色が乗る]
まさかこれで終わりだとでも?
まだ、満たされ足りないだろう。私は欲しい
……もう一度
[熟れた双丘に伸びる手。
酔いが醒めぬよう、快楽の余韻に再び波立てる。
彼女の目元を覆う目隠しを解き、あらわになった双眸を覗き込んだ。
一度、二度、七度。幾度も快楽の坩堝へ共に堕ちてゆく。
幾星霜、お前が天の光から生まれるよりもずっと前から
出会える運命が満ちる時を待っていたのだから*]
[ 彼の赫い瞳が選んだ先。
それはほんの少し想像していた未来を逸れた。
彼の諦念にぎこちなく口角を上げた。 ]
違うよ。…………ぼくのは愛玩だもの。
[ 小さな声であった。
明け透けになった途端、返す意趣返し。
だが、答え合わせの必要などない。
唇が嘘を告げたとして瞳は語らない。
湛える天色は雄弁に唄う。
その言葉の真意を。 ]
[鮮度のいいスライムならもっとネトネトグチョグチョを楽しめるよ?
まあでもとろとろの温泉くらいのものも良かろう]
……ああ、体調はどうだ?
[返ってきた反応をおよそ聞き逃しかけていたことに気づいて、瞬き]
ここにも庭園はある
それから……私は地上には出られないが、魔界の一番明るい丘に私たちの園を作ろう
黒い薔薇は嫌いか?
形のないものの名前なんて、
ぼくには分からないけど。
もしそうなら、
あなたの眼にも映らないものに今、
触れているのだとしたら……
おかしくて、仕方がない。
[ 笑気を含ませていた声が滲む。
善悪をその身に浴びて変質した体。
思考は留まる事を知らず張り巡らせた中
くるくると回り続けた。 ]
ぼくは、あなたにおこっていた筈なのに。
あなたの事がこわくて、きらいで
仕方がなかったのに。
[ 言葉を切って、それから俯いていた顔を上げる。 ]
心は、ふしぎだ。
どれだけいやだと叫んでいても
ぼくは、……あなたに触れられるのを
嫌いには、なれなかった。
でもそんな自分が……嫌じゃない。
[ 触れる頬はまるで崩れてしまいそうな
造花に指を伸ばすように拙い。
初めて名を呼ぶわけでもない癖に
唇を吐く声は震えた。 ]
草?
症状がそれぞれらしいけど、それはあまりにもお前の症状と違うな。
………一体何をされてたんだ。
[たとえ治療だとしても、自分はメレディスにあまりひどいことをできそうにないが。
とりあえず治るものだということはわかって、ほっと肩から安堵したが]
どうした………不安か?
[自分からは、メレディスが変わったようには見えない。
ただひどく怯えているだけだ。
メレディスが求めるように抱きしめて、傍にいることをただ、伝える]
ああ……何て肉だ
これがお前なのか…オズワルド…、
突き入れただけで、達しそうだ……っ
[眩暈を起こしそうな程の湿度と締りに、大きく息を吐き出す。
荒い呼吸を整えて、挿入時の射精を堪え。
オズワルドの媚肉を堪能し、彼に番の雄の形を覚えさせるように。
少しの間動かさずに、馴染ませる。]
[ゆっくりと彼女の膝を撫で、脚の間に尾を絡ませた]
……ロザリア
ならば、他の首も見せてやらねばならないな
[言ってから少し沈黙した]
言っておくが、雌の形をしているのは私だけ──
──いや、そうだな。
いずれお前の恐怖も、私が与える快楽の記憶で上書きしてしまおう
お前は私たちのものだ
え───………?
[囁かれた、言葉。
そして、奪われた唇。
場所を確かめるように、鼻先や頬へと何度もキスをされて、それからようやく探り当てたと言わんばかりに、唇に触れられて]
なんで………。
[縁起でもない、と思ってしまう。
どうしてそのように、生き急ぐ人の今際の言葉のようにそのようなことを言うのか。
ぎこちない動き、にメレディスの感覚異常が広がっているのでは、と疑いが沸く。
メレディスは末端を動かしていないのだ。それは神経麻痺のように。
気づいてもどうしようもないのだから、気づかなければよかったのに、そういう時だけ洞察力が高い自分を恨みたくなる。
メレディスの目は、焦点が合っていない。
きっと、自分が力を使った時、このような目をしているのだろうとも思う。
やめろ………やめてくれ。
何かに追い立てられるような、恐怖。
メレディスの顔がどこか優しく見える分、恐くてならなかった]
ぼくは…………あなたが、
好き、―――なんだね。
[ 首を傾げてどうしようもないような
喜びと怒りと哀しみと、
ほんの少しの楽しさの混じった複雑な色が囁く。 ]
ダメだ……っ
お前は病気なのだから、これ以上、疲れて治りが遅くなるようなことをしてはダメだよ。
[メレディスの目が見えなくて良かったと思うくらい、今の自分は情けない顔をしているだろう。
それでも声だけは気丈に、メレディスを引き留めて。
メレディスの願いを叶えてしまったら、なぜかとんでもないことになってしまいそうで。
自分がメレディスを求めなければ、このような病にかからなかったのだろうか。
そういうものではないと分かっていても、そう感じてしまう。
あの日、気を失わせたメレディスを、そのままあの場所に置き去りにしていれば。
鳥籠の中のメレディスを、あのままにしておけば、こんなことにならなかったのだろうか、などと、自分の元に無理に連れてきたバチが当たったのかとまで思ってしまう]
メレディ………。
[どこまで、感覚が喪われているのだろう。
体中をマッサージするように、メレディスの肌を必死に摩り、自分の存在は感じられているのだろうか、と確かめる。
もしそれでもわからないようなら、本人が求めるように、メレディスを抱こう、と視線が合わないメレディスの顔を覗き込んだ*]
[ リビドーとアガペーにも収まらない
脆く歪な存在を認めた。
ネロリの香を一層強く漂わせながら、
その一部を彼に捧げるように押し付けた唇は融けて。
ほろ苦い罪の味は蜜のように甘く。
彼と云う存在に屈した本能の味。
彼を手に入れる為の喜悦の味。
複雑に溶け合い、唯一無二となる。 ]
[ 薄く開いた瞼を持ち上げた。
何が起きたのだろうと見下ろす瞳は、
腹部の灼ける気配。
流し込まれる半身の味は魔力の気配。
体内から作り変えられるような感覚に
惑いながら唇に柔く歯を立てた。
焼けぬ代わりに押し付けたその場限りの
徴は、何処かこの男に似た執着。 ]*
[何も無い……ただものを創るだけの、翼の生えた何かでしか
無くなったオズワルドに、悪魔は新しい意味を与えてくれる。
>>171
彼の所有物と成り彼の為に在る、それが全て。
呼吸を弾ませながらジェフロイを捉えれば、もう離す事は無く
求められるままに唇を寄せ、開いて行った。]
んん、っ……
[これまでの行為の中で解った事がある。
甘い痛みの中に居る間は、神も天も他の存在も
オズワルドの頭の中から消え去っているということ。
止め処なく押し寄せる真っ白な世界の中に在るものは、
刺激を底なしに求める欲望と、それを与えてくれる
悪魔の姿だけだった。]
[不意に思い出して自己嫌悪に陥る瞬間もあったかも知れないが、
すぐに融けて消えて行く。
これから先はもう、思い出す事も無くなって行くのだろう。
でも、それで良い。
自身の存在の意味は、ジェフロイが示してくれた。
最早背徳を感じる事もあるまいと、オズワルドは思う。]
…………?
[しかし、幸せの裏側には宜しくないものが付いている。
絹のシーツを捲るつま先に感覚が無い。妙だと視線を遣れば
両脚の先が硬い石のようなものへと変化しているのが確認出来た。
光を通し、弾く結晶。オズワルドの見立てはそのようになったが
実際の所はどのようなものなのだろう。
……ともあれ、進行は遅いようだ。
それならジェフロイには報せずにいよう、今は彼の全てを
受け入れる事が先だと、脚の先をシーツに埋めて隠す事にした。]
/*
この、堪らん少女漫画感が。
二人とも、培ってきたものを並べるときっとまだまだ相容れないんすよ。
でも、そういうのは全部分かってるけど、すきって言うのが。
[全身結晶化して、動けなくなったら如何しようか?
ジェフロイを飾る置物にでもなるか。
きっと、彼ならそんな姿になったとしても意味をくれるに
違いないのだから。
口付けに耽りながら思うことはそれ、最早迷いは無い。*]
/*
はっ。これか!
1.身体がどんどん小さくなっていきます。
2.尻尾、獣耳、触手、鱗、その他なにかが生えてきます。複数可。
3.身体が次第に結晶化していきます。
4.淫乱になります。意志に関わらず身体だけが求めてしまいます。
5.身体が透明になります。症状が進むと触れられなくなります。
6.いずれかの五感が徐々に/突然失われます。複数可。
7.植物が身体から芽生え、次第に身体全体を覆っていきます。
8.自動攻撃モードに入り、意志に関わらず魔族を攻撃します。
9.手足の先から風化していきます。痛みはありません。
10.その他思いつくままに。即死以外の不思議な症状が出ます。
2(10x1)
3(10x1)
4(10x1)
取り敢えず3つほど降っておこう
分からない、草だと俺は思ったけど
わさわさって生えていたんだ
…………襲われてた、たくさんのあくまに
力を分け与えるんだって
[そしたら治りが早いから。とかとぼそぼそ。怖い、こわいことだって肩と羽根を震わせ俯いた。言うのを迷ったのは彼以外が怖いから。悪魔は怖いものだ。べリアンだけが特別で、
――大切な存在、だと知っていて]
……う、うん。大丈夫
べリアンが居てくれるから、だから
[ね、大丈夫になってきたよと
メレディスは笑う。指先から段々と感覚がなくなってきている、足先もわからない。目が見えないのも怖いけど、こうして抱き締めてくれる彼が――分らなくなるのが一番怖い、事だと思った。]
[だから、全ての感覚がなくなってしまう前に
まだ唇の感覚は残っていたから、口付けを繰り返せば、彼の形がわかった。此処は、鼻先、此処は頬。そして、唇に。漸く見つけたとき、ほっとした、ちゅって音も響いた。感触があった。]
……べりあん?どうしたの
[大丈夫、俺なら大丈夫だよって彼が言ってくれた事を繰り返す。彼から上手く隠せたと思った、目が見えないのは言ってしまったけど。段々と失われていく感覚は隠せたと――でも、
もしそうじゃなかったら
頭のいい彼なら気づくんじゃないかと、ふと思った。けど、気づかれたらそれはそれで少しだけ、ほんのすこしだけ嬉しいのかもしれない。だってそれぐらいメレディスの事を見てくれているってことだ。
たとえ、目が本当に見えなくなっても
――彼が見てくれるなら、幸だと、感じていた]
[水面から顔を出す、というよりも髪を掴んで引き上げられた。
荒い息の下から見れば、堕天使は機嫌を損ねた様子。
有無を言わさず、鞭が飛んでくる。
天界では、他人を鞭で罰するようなことはしない。
とっさに腕で受けたが、痺れるような痛みと同時に、腰に熱が灯るのを感じる。
そういう資質だと、前にも堕天使は指摘していた。]
っ、 愚弄するな!
[反論したのは、「わざと失敗した」の部分である。
天使が、そのような策を弄するはずがないことも忘れたか、と詰め寄ろうとするも、鋭い打擲に阻まれた。]
っつ、 あ…、 う
[髪を掴む手に吊られたまま、庇う手を下ろしてゆく。
罰を受けるべきだと了見したのではない。
湯よりも熱い痛みが、響くのだ。
もっと、他の場所にも、もっと ── ]
く… はッ
[胸の先端を鞭が掠めた瞬間、零れたのは、明らかに悲鳴とは異なる艶。*]
でも、治りが遅くなっても、べリアンと
…一緒がいい、感じたい
[ただ、感覚は別だ。
彼を感じなくなるのは恐ろしい。彼の顔は見えない、その分耳がよくなったのか彼の悲痛な声が聞こえてきて。ごめんなさいと謝ってしまう。心と身体は彼に寄り添っていたい。けど
きっとそれは我儘。メレディスを引き留めようとする彼に悪魔らしさは見えない。メレディスが変わったように彼も変わったのだろう。
自分が彼を好きにならなければ
彼はあくまらしい悪魔で居られたんだろうか。]
………べリアン、ね、大丈夫だから
[俺は大丈夫。彼が自分がある事を後悔していると知ればきっと泣いてしまう。俺に感情を、心を、吹きこんだのはべリアンなのにって。摩ってもらった場所が熱い、其処だけは感覚を感じられた
けど、段々と手足から感覚は失せていく
掌の次は、手首、腕に近づいて、足もそう、足首から腿に]
[薬は口内の感覚をも狂わせるのだろうか。
侵入を果たした舌が上顎、頬の裏側、歯列を撫でる度に
身体は細かく震えて弾んだ。
身体の変化は著しく、絡んだ唾液は糸を引くようになって、
音を残して離れた唇の名残を舌先でなぞる。
まだ、まだ足りない。]
……かい、らく。
それが、この痛みの……?
[痛みと苦しみを伴う甘さが何であるかを、ようやく知るが
快楽は天とは縁遠いもの、知らなくて当然であった。
それを思う様与えられると聞けば、悦びに笑みすら浮かべる。
羞恥を誘う体勢を取らされても変わらず、期待の眼差しを
雄の形を主張する箇所へと向けている。
文字通り紅く色付いた場所へ宛がわれる様も、恥ずかしくて
より熱を煽る、心地よい。]
あのね…べリアンが、俺のものになるって言ったよね
あのこと考えていた
けど、……俺ね、俺ね
どっちかがどっちかのものって違うと思うんだ
[彼の頬を、メレディスは触っているだろうか。
分からない、もう掌の感覚はない。絡めたはずの足は、どうなった。何方かが何方かを所有する関係もあるんだろう。けど自分たちの関係はきっと違う。お願い。と口にする。首輪を嫌がったのも同じ理由。そして、今に繋がること。彼は俺の事を思ってくれている
俺も、彼を思いたい、そう考えて]
……お互いがお互いを思い合う
誓いにあったんだ
それって……夫婦だよね。
少し……気だるいです。
[ まだ、頭の芯が熱を帯びているような不確かさ。
目眩はしないが、いつまでも微睡んでいたい様な
そんな気だるさが全身に残る。
その癖、肌は敏感に騒めいて
すぐに熱を帯びてしまうのだから
受肉した体とは不便だと思う。
こんな姿、他の天使には見せられない。 ]
黒薔薇も美しいです。
草木が育つ場所があれば、私は……。
[ それがまだ、自分にある能力を
活かせる場所だと笑う。
濃厚な口付けを受け入れて口元が笑み
白い喉を逸らして赤い舌先を絡み合わせた。
自然と寄せられた体同士、
柔らかな胸が押されて形を変える。
はあ、と溢れたのは熱い吐息。 ]
[人間の夫婦みたいになりたいなぁって
みたいな、事を言うだけじゃなく。そうなりたいって思う。メレディスの背には白い大きな翼が映えている。彼はあくまだ、俺は天使だ。けど互いを好きあって、思い合っているなら。
―――もっと繋がれるなら、手をおとす
感覚はもうない、だからこれは手探りでもなんでもない、彼の指を探す行為。全く分からない、けど掠る事ができたのなら
その瞬間、光を感じただろう、左手の薬指。
誓いを撫でて]
……ちゃんと、俺を…見てて
[抱いて。と願う声。――彼が中に来てくれたのなら
きっとそこから、花煌めいて、跳ねた身体が、其処から再び、光を取り戻す。焦点の合わない瞳が、彼を捕える。
べリアンって呼んで涙混じり、はにかんだ微笑みは
彼の瞳に映ることは叶うだろうか*]
はい、恐怖を変えてください。
……全て塗り替えて、あんな恐ろしい事は
全て忘れさせて欲しいのです。
きっとあなた方なら、大丈夫ですから。
[ とろけた眼差しは幸せそうに笑んでいた。
注がれた愛が、天使を
染め切っていたのかもしれない。
しかし。
パキン、と小さな硬質な音が耳に届いた。
その不思議な音にパチリと目を瞬かせる。
相手からは見えただろう、柔らかな頬が
硬質な結晶と化しているのが。
同時にピン、と頭上に生えた獣耳。
スライムの湯の中、猫めいた細長い尻尾が生えて
ぞくり、と背筋を悪寒が走った。 ]
ふぉ、フォンセ……これは?
[ はあっ、と吐き出した息が矢鱈と熱い。
胸元は布に覆われていたとて、
その先端がツンと立ち上がり
先程愛を注がれた胎が矢鱈と熱くて、
切なくて。
ぎゅうっと相手にしがみつきながら、
尾を太腿に巻きつけて
相手の太腿に擦り付ける様に腰を振る。
スライムの物ではないトロリとした何かが
相手の脚に擦り付けられたか。 ]
あっ、や、アアッ!!
やだ、なにっ、止まんない……?!
あつ、い、あ……ンンンンっ!!!
[ ビクビクと一人で勝手に善がっては
相手の手を取り、己の胸元へと導いていく。
触れて欲しい。
もっと奥底まで、この肉体でも。
このスライムの所為だろうかと
そんな懸念を抱きながらも。 ]
ア……………!
[ 軽く達したところで、パキリとまた
頬に結晶が増えた。
所謂瘴気病みの症状を複数発症しながら
自分の意思とは関係なく腰が止まらず
軽く達する度、結晶が増えていく。 ]*
/*
すきすぎてやばい…
もうさあ、なんて尊いんだろう、こう、ああ、ずるいなあってなるのとどうじ、もっと俺に力があればってだんだんする
スキルがたりないっ、すてきすぎます!!!
は、ぁあああああ……っ!!
[始めに感じたものは、やはり激痛だった。
傷がジェフロイの熱に疼き、しかしすぐに快感へと刷り返る。
その感覚のまま最奥まで突き入れられれば、背を弓なりに逸らせて
喉の奥から声を上げた。
蠍の尾程ではなかったが、それでも十分に質量を持っているそれは
しばらく動かずそのままで。]
んぅっ、ぁ……
蠍よりマシ、かと思ったの、に
[ふと見ればシーツを蹴り上げていたものだから、
慌てて脚の先を隠そうと揺らせば、ジェフロイの質量を
思い知る程に締め付けてしまって、更に声は跳ね上がった。]
[鞭打つ数打までは、瞳に烈しい色が乗っていた。
だが、それが次第に潤んでいく。
身体を庇っていた手は次第に降ろされていった。
見ようによっては、何かを誘っているかのようだ。
護りが緩んだ場所を狙い澄まして打ち据えれば、やはり声が変わる。]
なんだ。
ここを打たれるのが嬉しいのか?
[胸の尖りを鞭の先端で押し上げて問い、すかさず手首を返して打つ。]
他の場所にも欲しいんだろう?
ここにも、ここにも、 ここも気持ちいいんだろう?
[柔らかな場所を狙って、数度鞭を振るった。]
[存分に打ち据えたあとで手を離し、自分は再び湯船でゆったりと足を伸ばす。
先ほどまでは短かった肉の槍も、今は空を指して屹立していた。]
おまえには奉仕の仕方も後で覚えてもらおう。
だが、今はここに来い。
[改めて呼び寄せて、そそり立つものを指す。]
今度は自分で挿れてみろ。
やり方は見たんだから、できるだろう?
[あの天使がしていたように、と促した。*]
[短い呼吸を何度も繰り返し、早く馴染もうと脚を揺らしては
何度もジェフロイを締め付ける事になっている現在。
それでもじわりと物足りなさを感じ始めてもいて]
……繁殖はしないが、行うのだろう?
[男と女の営みを、と先の行為をオズワルドから促した。
彼が動き易いように、片脚の先を見えない様に注意しながら
より開いて見せて誘う。*
狐、ねぇ。
…。
[これが瘴気病みの症状だとして、
しかし何故狐なのだろう?
地上には他に数多の獣がいるというのに。
他の天使たちにも同じ症状が現れるのか、
そのあたりも一度、魔王に聞いてみたい気持ちがある]
[普段の非力な彼女からは
およそ想像もつかない強さで
彼女の爪が此方の腕に食い込む。
ぷつり、刺さった箇所に
一瞬のひやりとした感覚のあと
熱を帯びた紅い珠がいくつか浮かんでは
一筋の線を作って床に流れ落ちた。]
…。
[刹那、表情の消えた顔で彼女のほうを振り向けば
暴れる彼女に再び魔力を流し込む。
何度か抵抗を許しながらも、どうにか彼女が
その意識を手放したのを見て取れば
彼女の身体を抱いたまま、居室へと踵を返した]*
もちろんだ
満たしてやる、と言っただろ?
[馴染みも収まれば隅々までオズワルドを味わうように
脚を腰の両脇に抱えて出し入れを繰り返し、
入口と最奥を抉りながら前後する。
高まる快楽に再び上体を倒して、肌を密着させ
両腕が絡んでくるなら、それを受け入れた。]
セレスタイト。
自分を傷つけるな。
オレはそれを許可しない。
[抵抗のさなか、彼女が自分自身を
傷つけようとするのが見えれば
そう声をかけて、自傷を禁じた。
契約が完了していてよかったと、
このときばかりは思った。
此方の命令をどれだけ聞いてもらえるかは
まだなんとも言えないが。
やがて、彼女が腕の中で意識を手放すのを見れば]
…。
すまない。
[謝るのは、むしろ此方のほうだ。
オレが彼女を捕らえて魔界に連れてこなければ
彼女に「他者を傷つける」なんて経験をさせずに
すんだはずなのだから]
[彼女を部屋に運び込んで、
目が覚めた彼女から今の症状を聞く]
──…。
すまなかった、な。
[椅子に腰かけたまま、謝罪の言葉を口にする。
その顔に浮かぶのはセレスに対する申し訳なさと
結果的に自分の無知が原因で彼女を傷つけた
自分自身への怒り。
──…で、あったのだけれど]
いくら治りが早くなるからといって、他の悪魔に襲わせるようなことは俺はさせないからな。
それくらいなら、悪いがお前が長く苦しんでくれ。
[こんな状況だというのに、悋気の方が優先してしまう自分の狭量さに吐き気がする。
たとえもし、それがメレディスの願いだったとしても、それでもダメだった。
想像するだけでもダメだし、想像する前から思考がシャットダウンする。
メレディスに関してだけは、他と共用はできない。
病に苦しむ本人に言うセリフではなかったな、と言った後で後悔をするのであったが]
オズワルド、俺のオズワルド……っ、
[自分の身体でオズワルドを押さえつけ、
男が女を孕ませるために逃がさぬようにする体位で、抽送に激しさと速度を加える。
零れる艶やかな声と、欲を貪る事に夢中で
まさかそのオズワルドに>>182変化が起きている事は、知らぬまま。]
…セレスを捨てるなんて、
そんなことをオレがすると思うのか?
[閉ざされた青い瞳を真直ぐに見つめながら
静かに声をかける]
最初に言ったと思うが
オレはセレスタイトを見捨てたりなんてしない。
[そんなことをすれば、
オレはあのときあのひとを見捨てた
天界と同じになってしまう。
何より、オレが彼女の傍にいたい。
彼女に、傍にいてほしい]
…セレスタイト。
[それから、どれほど思案していたか。
瞳を閉じたままの彼女に
足音を立てぬままそっと近づいて]
………。
[メレディスの動きがだんだんと鈍くなっているのがわかる。
今はまだ会話ができているけれど、そのうちメレディスの聴力も失われてしまうのだろうか。
ぱた、と頬に触れていたメレディスの腕が、ベッドの上に落ちる。
誘うように絡められていた脚は、諦めたかのようにベッドの上に投げ出されたままに]
どっちがどっちかのモノなんて、本当はどうでもいいんだよ。
ただ、傍にいる理由が欲しかっただけなんだ。
俺は悪魔で、お前は天使で。
なのに、なんの力もない人間の方が、よほど素直に関係を作るのが美味いよな。
[メレディスの指に手を絡めるが、温もりはどこまで届くだろうか]
そのまま横になれ。
[爪を立てようとしてくる彼女の身体に構わず
横たわった彼女の下腹部に再び触れる。
しゅるり、衣擦れの音がすぐ近くから聞こえた。
音の出所を探せば、天蓋の影から
黒い植物の蔦のようなものが伸びて
彼女の四肢を寝台へと繋ぎ止めた]
[未だなお、彼女の身体は抵抗を続けているだろうか。
再び見下ろす形になった彼女の顔と身体。
つぅとその頬から顎にかけてを撫でながら]
今から、セレスの中の瘴気をその身体に馴染ませる。
[先程、眠る彼女を見つめながらずっと考えていた。
魔界の瘴気が彼女の身体を望まぬ形に変容させているのなら
逆にその瘴気を我が物とさせてしまえばいい、と。]
[先程、仕立て屋で選んだ
ワンピースとサンダルを脱がせて]
オレの魔力と瘴気をセレスの中で中和させる。
ま、簡単に言ってしまえば
[下腹部の薔薇へ、そこから更に下の茂みへと
その手を滑らせて]
セレスの中の獣を飼い馴らすってことさ。
抵抗は思う存分してくれていいぞ。
ただし自分の身体を傷つけるようなことだけは無しだ。
[尤も四肢を拘束した蔦を振りほどければの話だが。
そんな言葉を囁けば、茂みの中の秘芯を探り当てて
軽く爪を立てる。
それと共にリップ音を立てて下腹部の薔薇に口づけ、
彼女の身体の感度を上げたかと思えば
そのまま、その唇を茂みのほうへ。
舌先で女肉を掻き分けながら、
セレスタイトの"女"の部分を撫で上げ
秘芯に軽く口づけて、蜜の分泌を促した]*
お前以外見えないって言っただろ………?
[抱いて、と願う言葉にもう抗うことはできず、黙ったまま彼を抱きしめて、口づけを何度もその無反応の躰に落としていく。
ぽた……ぽたり……。
べリアンの涙が、メレディスに注がれる。
それはいつしかの記憶の逆の出来事。
あの時に自分より大きかった存在は、今では自分より小さくて、包まれた翼の代わりに、腕で、大事なものを抱きしめてはいるが。
あの時、あの人に俺は守られていた。
俺は誰かを守れるほど強く大きくなれたのだろうか。
いや、誰かなんてもういい。
俺が守りたいのは、この存在だけ。
昂ぶる感情に唆されるように、秘めるように静かにメレディスの中に熱を埋め込んでいく]
メレディス………俺がわかるか?
[躰の最奥まで自身を飲み込ませて。
これ以上深く、自分をメレディスに刻みこませることはできない。
感じさせることはできない。
力を、与えることができるなら、俺の力を全て持って行っていい。
そうなればメレディスが悲しむかもしれないと思いつつも、そう願ってしまう。
メレディスをじっと見つめ続ければ、その眼球が動き、自分を見つめた気が、した*]
/*
相方様のメモが嬉しい…!
レトかっこよすぎで私もつらい
ちなみになぜ狐かというと
猫を選ぶには自我がたりないし
犬はほどの社会性はない。
もっと小さな集団で生きる生き物として考えたら
家族単位で生きる狐がいいかな。ってなった
その身体で、受け止めろ!
[愛欲の迸りを、当然のようにオズワルドの胎内へ叩きつけ。
絞めつけて来る媚肉に身を任せ、最後の一滴までを奥に流し込むと、そのまま抜くことはせず。
乱れた呼吸を整えながら、愛しい存在の頬を撫で、
言葉もなく唇を重ねる。*]
それなら、良い。
俺の知らない快楽の世界を、教えて欲しい。
[一息で言わなければ、疼く身体は声を揺らしてしまう。
案の定、この後はまともに言葉を紡げなくなって仕舞う訳だが。]
い―――っ、ぁあっ!んぁああ……っ
や、ジェフ、ロ……ぃいぁあああっ!!
[苦しい体勢だが、それをも忘れる程の出入りに頭を
激しく振って、快楽を訴える。
内の壁が擦れる度に腰は跳ね、よりジェフロイへの締め付けを
強くさせては啼く、その繰り返し。]
[互いの肌が密着すれば、自然勃ち上がった自分の欲が
腹の間で擦れて淫らな滑りを広げて行く。
本当なら脚を彼の腰で組んで離れないようにしたい所だが、
脚の先がぶつかる音が彼の耳に届いてはならないと、
脚は所在なさげに宙に揺れるに留めた。]
もっと……強く、ありたけを……
お願い、だから―――……ぁっ
[しかし、その格好を思えばより羞恥を煽ることとなる。
この部屋に鏡が無くて良かった、客観的に自身の姿を見れば
余計に熱は暴走して乱れただろうから。]
[彼の声の強さに、心がときめいた。
うんっと頷いたのは其れが嬉しかったから。彼が他のあくまに自分を襲わせないこと、彼がそれだけ自分を大切にしてくれるのが嬉しかった。怖い、ことだから、やりたくないって。
翼をぱたぱたさせ、べリアン、以外やだって伝えよう。それなら長く苦しんだほうがずっと良い。彼と一緒だ。だから後悔なんてしなくていい。段々と鈍くなる世界の中で、彼を後どれくらい感じられるだろうか――元に、戻る。治るって分かっている
けど、今は一秒が惜しい。]
傍にいる理由
……ほんとだね、人間はいいなぁ……
俺達も 、そうなれるかな。理由なんてなくても
愛し合うから、一緒にいられる
[指に何かが触れた気がした。けど
其処はもう感覚がなくて、目は見えないから。何かが分からない。ただ彼の声に耳を傾ければ優しく、愛おしい音が聞こえてくるから。其れを沢山聴いていたいと感じていた。そうなりたいね。って
戦う事も満足に出来なかった身でいう]
……そうだった……、…ん。
[彼が抱き締めてくれたのだろう。
残った身体の感覚が温もりを伝えてくれる。口付けを彼が何度も落とすたび、其処だけが暖かく、感じられた。―――、べリアン。
と薄い声が呼ぶ。泣かないで。ううんちがう
ぽたぽたと落ちる涙。
それは昔を繰り返しているのか、まだ動く翼を使って彼と自分を包み込もう。昔の話。人間に憧れて人間の棲む町のちかく、に降り立ったことがある。結局迷子になってしまったけど
でも、掛けがえのない出会いがあった
――そう、だ。記憶の彼は立派になって。ああ、彼が入ってくる。べリアンの温もりが内側から熱を与えてくれた。優しく静かな動きに合わせて吐く息は確かに彼を感じるもの。
感覚が足りない分、どくんどくんと心臓の音は響いて]
……べリアン。……わかる よ
[だから、泣いても大丈夫
ちゃんと見えるから。ねえと最奥まで飲み込んだものを確かめるように微笑んだ。じっと此方を見詰め続ける彼と――目が合う瞬間。メレディスも泣いていた。微笑んでいるだけのつもりが
涙を流していた。べリアンの力全てなんてだめ
まだ手の感覚は戻らない。からきゅって彼を引き留めるように花が絡み付く。お腹の上、撫でられない、けど此処に彼がいるんだって]
……傍に居てくれた、から
ずっと…
…ちかちか、光っているんだ
べリアンが―――輝いてみえる
[彼だけが色づいて見える。
昏い闇の中で浮かび上がる彼。その姿に見惚れて、魅入って、また恋を自覚する。愛を実感する。嬉しいなあって呟く声は朗らかに。神さまは罰を与えたのかもしれない。けど
分ったのは、大事なこと。大切なこと
たった一人を思う事の――掛けがえのなさ。大好きって彼を見つめていおう。だから離れないで。俺以外見えないのなら。
―――もっともっと、一緒がいい。と唇はキスを強請った**]
ん?
[異質な音はこの耳にも届いた。
見下ろす視界に映る獣のごとき耳]
……ロザリア、それは私ではない
なんだろうな
[天使の頬に生じた結晶に眉を顰めた。
腰を揺らめかせてしがみついてくる体を支えながら、首に提げたペンダントに手をやる]
ああ。お前を石にする気はないというのに
[淫蕩な熾火を再燃させ、喉と背を逸らし小さく痙攣する天使を見下ろした]
瘴気病みだというなら……だが私そのものが瘴気の塊だ
今更、お前を遠ざける気もない
困ったね
[導かれた胸元、乳房を掴み先端に爪立てる。
なにごとか呟くと蛇の体が変化した。
赫金の髪、鬱金の角を持つ男の形へ
よく似た面差しの、高い鼻梁を彼女の結晶へ寄せる。
小さな絶頂の波を走らせ続ける耳のその尖った毛先に囁いた]
“シュテラ”、お前は選べない
毒をもって毒を制せ、とは魔界の原則でもあるな
っあ! う
[鞭が撫でる度に、苦鳴はうわずる。
壁に反響する音にさえ、募った。
誘導尋問に頷いてしまいそうになったところで、堕天使は唐突に打擲を止め、湯船にくつろいだ。
解放されたアルジュもまた、倒れ込むように湯に浸る。
この不随意の快感が湯の熱さと紛れるよう願った。]
[その内、限界はやって来る。
始まりがあれば終わりがあるのは、世の理か。
腰の奥から湧き上がる何かが、オズワルドの背を丸くさせて
ジェフロイを抱き締める力は一層強まった。
視界が明滅して、思考を奪う白い世界の訪れを予感させる。
もう、何も怖くない。喜んでこの世界に足を踏み入れようと
オズワルド自身も腰を合わせて振った。]
ひっ―――……あ、ぁ……あぁあ……
[彼も限界だったか、最後に一度腰が強く叩き付けられた所で
動きは止まり、精は解き放たれた。
遅れてオズワルドも、互いの腹の間に欲の熱を吐き出した。
受け止めて放って、内側は何度も震えてジェフロイを
締め付けていて、口付けもまともに行えずで。
自分から口付けを行おうと思ったが、結局は彼から
触れられて受け止める事となる。*]
[だが、すぐに呼びつけられ、次の命を下される。
鞘にその役目を果たさせよ、と。
奉仕は天使の天分である。
けれど、求められているのは、天を捨てさせた交わりだ。
戒めるべきだ、と理の上では思うものの、
そそりたつものを見れば、焦れる。
気がつけば、堕天使の足下までにじり寄っていた。]
── …、
[こちらを挑発的に見つめる視線に耳朶が灼けそうだ。
そこもまた、性感帯だと教わった。]
しなければ、 また、仕置きを繰り返すのだろう
[だから従うのだと、仕置きは厭だと、身体の求めとは別のことを口にしながら、
堕天使の下肢を跨ぎ、ぎこちなく腰を沈める。]
は、 ン …
[先端を探り当てただけで、期待の震えが走る。
湯の中だから気づかれまいと思っているが、切れ込みの奥はとっくに濡れていた。
つぷり、と、包み込む。
その先はもう、抗うことなどできなかった。*]
[部屋ではベッドの上に折り敷くことはしなかった。彼女の翼が傷まぬように。
スライムで満たされた浴槽においてはもう少し自由が効く。
うねるようにすり寄せられる天使の下肢を掴み、大きく開かせながら体を押した。
仰臥する形も、スライムの弾力がやんわりと受け止めて沈むか沈まないか]
仕方あるまい。いずれ、と言うたが今にしよう
恐れるな
お前を死なせない為だ、シュテラ
[押さえつけられる恐怖の記憶を、性交の体位に抱かれる悦びへ。
熟れきって綻んだ肉の裂け目へ雄の器官を触れさせれば、慄くそこへ一息に肉の杭を埋め込んだ*]
オズワルド……お前が俺の物になった印を刻もう。
[耳元に囁いて、そのまま紅色の宝玉がついた左の耳飾りを、
食み引っ張れば、あっけなく飾りは外れ。
無防備な耳朶に口づければ、やがて蠍の所有を示す小さな象形
文字が印として浮かび上がる。]
な…、に?
[堕ちた愛おしい天使の髪を手で梳いていれば、そこでやっと、
魔王からの声が届き。
瘴気病みと言う言葉に、オズワルドを窺う。]
オズワルド、お前……なにか
[異常はないかと尋ね、改めて身体を見回せば
結晶化した足先からの変化が視界にとまり、言葉を失った。**]
[快楽は終わり、彼女も落ち着くだろうと思っていたが風呂場につき、彼女の衣服を剥げば珠のような汗をかき、呼吸を荒くする彼女に嫌な考えが頭を巡る。
暑い。その言葉は瘴気を彷彿とさせる。苦しいか、平気かと問いかける言葉も出て来ないのは、こんな時どうしたら良いのかわからないからで。
彼女を失う事が何よりも怖くて。これから沢山話しをしようと思っていたのに、消えてほしくないと思ってしまうからで。]
[息も絶え絶えに彼女は言葉を繰り返す。けれど、ようやく解放されたように放った言葉は、自分にとっては大きなショックだったのかもしれない。
胸がズドンと落ちた気がして、重くて、呼吸が苦しくなる。やっと死ねる、だなんて。自分と過ごした時間は、それ程までに彼女にとって苦痛だったのだろうか。]
………安心せい。いや、安心出来んかもしれんが
オマエが死んだら、俺も死んだる
[けれど、死ぬ前に。彼女の身体を綺麗にしなければ、と。泡だらけになった湯船に浸からせれば、後ろから抱き締めわしわしと頭を洗おうか。]
そんな笑みを向けるな…。俺は、そんなの望んでない
オマエが死ぬ事を、俺は望んでない…
[彼女の髪を洗い流せば、元の綺麗な亜麻色の髪が泡の中から現れる。それを愛おしそうに梳いて、撫でて。暑いだろうけれども、温かいお湯を彼女に掛けた。
湯船の中は元より泡だらけなのだ。今更洗った液体が湯船に入ろうと変わらないだろう。]
悪かった…。ちゃんと話せば良かったんやな
今更気付くなんて、遅いとは思っとるけども…
[お互い裸のまま、彼女を抱き締めてその首筋に顔を埋める。そのまま彼女が息を止めてしまうのが怖くて、まだ荒いかもしれない呼吸音を聞きながら。ただ懇願する。
どうか、死ぬならば。今共に死にたいと。]
―― オマエを愛してる。
今度はちゃんと、話しがしたい…
[その呟きは切実に、ちゃぷりと湯船の水音に吸い込まれていった。**]
[伝わる彼の葛藤に、戸惑い。
彼と己は別の思想を持ち、異なり性質を持つ。
相容れないのは当然で、同じ懊悩に狂っている今が異常なのだ。
そんなことは百も承知、千も理解していた。
それでも、お互いに手に入れた情を惜しんだ。
ひと時の気紛れ、余暇の錯覚、泡沫の夢と軽んじなかった。
大切に、大切に抱えるからこそ。
彼の傷つくような顔色に眸が歪んだ。
快楽に歪むなら良い、痛苦に嘆くのも未だ良い。
だが、彼が露わにする哀しみは、己の咽喉を圧迫する。
仄かに甘い酩酊を覚えるのに、それ以上に狂おしい。]
[彼は無知なる無垢のみを捨て、叡智を習得した。
天の恩寵を失くし、役割を奪われ。
それでも彼の吐く言葉は敏く賢い。
己の上に跨り、身を任せる淫靡な姿勢でも、その声は説教よりも身に刺さる。
彼が本来持つ勇敢が浮き彫りになり、些か分が悪い。否、最初から情勢は己の旗色を悪くしていた。執着し続け、負け戦の采配を振るった自業自得だ。]
――― 待て、待ちたまえ。癇癪を起すな。
君を解体するならこんな口論の最中ではなく、
正式に場を整えたい。
[彼が幼く未熟な天使だと侮ったのが運の尽き。
誘いには当然のように心惹かれたが、今は衝動を飲み込んだ。
自身は彼を特別に想っていたが、発露は人外の其れ。
喰らいたい欲が在る、傷つけて嘆きを聞きたい悦が在る。
それと同列にして、甘く酔い、彼の唇を受け取りたい願望があった。]
/*
さり気なく、メモのジェフロイさんとこの書き方が
憎いあんにゃろう→憎いこんにゃろう→愛しいこんにゃろう
へと変わっております。
カレルレン―――、君は何処まで私を眩ませる。
[吐息が淡く零れた。
彼が厭うなら、悦んで破壊にも至ろう。
だが、供物のように差し出されては、彼への愛着が幅を利かせる。
我ながら難儀な性質だと理解しても、生まれながらの性分だ。
彼が深層で望む自身の笑顔とて、虚偽の為の皮一枚。
本当は、彼だけに見せる怠惰な表情筋が素面に近い。
後は―――、自身さえ、意識せずに作る喜色の笑みか。
彼が己に与えた、柔らかな眼差し。男の変容のひとつ。]
[己の一言一言に、傷を受ける様に悦を覚えるのは悪趣味か。
否、彼とて似たようなものだ。無感情よりはずっと良い。
彼は己を呪って良かった。
我が身の悲哀を望んで許されるは彼だけだ。>>140
この蒼き眼差しだけは、赫の眸を寛容にさせる。>>175
我が身を贄と変えて、彼の寵を買うとは想像していなかった。
けれど、それで彼を掌握できるなら、悪い取引でもない。]
――― 機嫌を取れ、と、聞こえるな。
[小さく笑みを噛んで、彼の嘘を看破する。
舐めるように浚う口付けは、半ばご機嫌取り。
彼の我儘も嘘も、甘いのだと、今更に気が付いて。>>176]
人はこれを、情と良い、愛と云う。
執着とも言えば、依存とも言い換える。
しかし、そのどれも、私たちが認識するものとは異なるのだろう。
人間の価値観など埒外だ。
[例えば、情が削げれば彼を手放せるか。
彼が悲嘆に暮れなければ退屈を覚えるのか。
人の真似事をしてみても、その想いは人の刹那よりもずっと深い。
弱き人の子が持てば、発狂しかねぬほどの妄執だ。]
は――、はは。
怒りは消えぬよ、怖れは失せぬ。
ただ、―――…君は、私と同じ
[彼が最も憎むは己が良い。彼が竦むも己が良い。
されど、それらと同列にして、愛されるのも己が良い。
三界を探そうと、己ほどの強欲はそうはいまい。]
[ぶつかる視線からは、もう逸らさなかった。
観念したというよりは、腹を括った所為。
彼を得ることにより、己は平静を遠ざけてしまうだろう。
怒りもすれば、悲しみもする。
そして、彼を愛しもするだろう。
完全な怪物を捨て、不完全で混沌とした変容。
全ては彼が己に齎したものと思えば、忌避感は無かった。]
君の
[勝手に伸びた舌が、彼の唇を舐めた。
これも衝動、彼に向かう独占の発露。]
私のものだ。
[神経がぴりぴりと焦げる程の高揚感。
充足は身体中を騒がせ、不意打ちで熱杭も脈を打った。]
その強欲を称賛し、恣に与えよう。
我が子、カレルレン。
対価は正しく支払われた。
身も心も、最早君の所有物ではない。
[じゅぅ、と焦げる音は彼の腹から上がる。
真っ赤に刻まれるは、楕円にも似た単眼の徴。
己の恩寵、我が身の加護。
或いは、一蓮托生を結ぶ運命印。
途端、腹の底に皮膚を濾して伝えるのは、暴力的なまでの疼き。
肉体だけでなく、魂までも混ぜたのだ。
彼が不足に焦れても致し方ない。]
―――――……、
[無論、反動は己の身にも返ってくる。
気をやりそうなほどの希求が全身に襲い掛かり。
止せば良いのに、彼は勝手知ったるように誘いを見せる。>>179]
カレルレン、私はこの契約に相応しい名を知らない。
だが、人の作った言葉の中に、ひとつ、近似の語がある。
[彼の背中に腕を滑らせ、徐に抱き寄せた。
色褪せてしまった分、彼の色彩を取り戻すように。]
カレルレン、君は今より私の伴侶だ。いいね?
[彼が己に微かな徴を捺すと同時に、交わされる盟約。
ズ、と動き出す腰は無意識で、擦れる粘膜から今まで以上の悦が湧く。]
[花咲く丘から攫った天使は、確かに己を変えた。
自らを供物に変えて、魂を売って。
それは、己の千里眼にも映らなかった奇跡の色をしていた。**]
[湯に倒れ込んだアルジュの肌は、内側からの赤で彩られている。
打たれた場所はくっきりと赤く。そうでない場所もほんのりと淡く。
打擲に快感を覚えていることは、目に明らかだ。
更なる快楽の誘いに、身体が先に反応したらしい。
理性を引きずるようにして、性愛の贄に身体を差し出してくる。
口にする理屈には答えず、笑み浮かべながら早くしろと顎で示した。]
[まだためらいの残る動きで身体を跨ぎ、腰を下ろしてくる。
数度腰を擦り付けるうちに、先端が秘裂の間に潜り込んだ。
濡れた接触に、小さく腰が跳ねる。]
とろとろだな。欲しかったんだろう?
[こちらの声もしかと認識しているかどうか。
腰が沈むとともにアルジュの表情が蕩けていくのを、喜びと共に見つめていた。]
さあ。
俺の命令はここまでだ。
あとはおまえの好きにしていい。
もう抜いたっていいんだぞ。
[アルジュがすっかり呑み込んだのを見計らって、声を掛ける。]
もっと気持ちよくなりたいなら、続ければいい。
感じて、疼いて、どうにもならないんだろう?
おまえが欲しいなら、注いでやろう。
[正気で、自分の意思で、快楽を貪ればいい。
自分からは動かずに、アルジュの選択を待った。**]
………少なくとも、俺はメレディを愛してるけど………?
[後は、お前次第だからな、と腕の中の天使に囁く。
もしメレディスが動けなくなり、本当の意味での人形になってしまっても、自分は手放さない、手放せない。
そこでふと思い出す。
もしかして、主の館にいた感情を失ったような天使たちは、もしかしたらこのような瘴気の病を乗り越えられなかったのではないか、と。
どうやって克服するか、いまだに対処方法が見当たらないものだという。命を落とすものもいるという。
病が癒えても心が治らないことだってあるのかもしれない。
そう思うと、恐怖のあまり、メレディスをぎゅうっと強く抱きしめる]
泣くなよ………。
[自分の涙はさておいて、メレディスにそう囁いた。
ああ、暖かい。
メレディスも同じ記憶をたどっているなどと思わず、───いや、メレディスがその相手だったなど、知らなかったのもあるが───、メレディスの声が現在に意識を呼び戻す。
視線が絡み合い、彼の視界が回復したのがわかった。]
良かった………。
[本当に良かった、と心の底からため息をついて、そしてメレディスの唇に、頬に、額に、とキスを何度もする。
それは愛欲のものというより神聖なもので。
まだ、それ以外の感覚は戻っていないようだけれど、メレディスの最奥はきゅんきゅんと引き込もうとしているから、感覚があることを教えてくれている。
視力が戻り、そこの感覚が消え失せていないのなら、峠は越したとおもっていいのだろうか。
現金なもので、心配をかけられた分ほっとした気持ちと、泣き顔を見られた気恥ずかしさもあって、熱杭でメレディスの奥を何度も抉ってしまう。
しかし、それ以上悪戯するのは、相手は病人という意識があって、止めるのだけれど]
メレディ………お前に俺の印をつけていいか?
その方が俺は安心できるんだが………。
[俺のもの扱いされるのを嫌がるメレディスだから、言い出すことができなかったけれど、主従の契約を済ませたら、自分の加護を与えることができる。
自分とメレディスが繋がり、魔力を与えることができるようになる。
そうすれば、このような聖属性由来の病にはかからなくなるのではないか、とも思うのだ。
メレディスを支配欲で押さえつけている時であったら、強引に印をつけていただろう。
苦しむメレディスを見ながら、もっと早く印を付けていれば、と少しばかり後悔もしていた。
しかし、メレディスを思う以上、今となってはそんなことはできないのだが。
これは魔族にとってはどこか結婚に近い行いのようなものなので、相手が大事な人だからこそ、受けてもらいたいという気持ちもあるが、メレディスの誇りを損なうつもりもない。
さりげない風を装ってメレディスに囁いたが、それはどこかプロポーズの答えを聞くような心持ちであった**]
/*
誰というから、黙れというならだ!誤字してた!ふえええん。
クレメンスはありがとうありがとう。
とても密度の濃い毎日を過ごさせていただいてる。
感謝の気持ちが尽きぬ。
/*
あと地味なあれ。感情に対するもの
ひらがな:まだ天使として持たなくてはならない感情
漢字:カレルレンとしての感情
自分を傷つけたいわけではないのです
ただ、レトを傷つけてしまうことが
自分が傷つくよりもずっと、痛いのです。
[ 誰よりも、自分自身よりもずっと
彼のことが愛おしいのだと、震える声で告げる]
[ 『すまなかった』と
謝罪の声に狐の耳がしおしおと垂れる。
謝るのは暴れてしまった自分の方
異変を感じた時にすぐ
誤魔化したりしなければよかっただけ。
それを誤魔化してしまったのは
彼に対して刃を向けてしまう現状を
知られることが怖かったから。
主従の誓いをかわしてもなお
主人に委ねきれていなかったこと
それこそが間違いだったのだと]
[ だからこそ、全てを伝え
遠くに追いやってもらえたら、と
そんな思惑で伝えた願いは
聞き入れられるものではなかったようで
傷つけてしまう可能性に恐怖すると同時
まだ傍に居られることに安堵してしまうから
それ以上、言い募ることもできず
近づいてくる気配に、きつくシーツを握り]
[ 言われるまま、褥の上に仰向けになる。
視界を遮れば、攻撃の衝動は起きないかと
痛いほど、目を瞑ってはみたけれど
どうやら効果はないようで。
下腹部の薔薇に触れられる感触に
再び爪を出し、引っ掻こうとして]
――――ひゃ、な…なに?
[ 衣擦れの音に、攻撃の手が止まった。
それとほぼ時を同じくして
身動きが止まるのを待って居たかのように
四肢に何かが絡みついてきて]
レト、これは……?
[ 褥の上、黒い蔦で磔にされた状態のまま
動揺に揺れる瞳を彼に向ける。
そして、答えをもらうより前
頬から顎にかけて、彼が触れたなら
また傷つけてしまうと、顔を背けたけれど]
―――!
[ 思いのほか、頑丈な蔦により
爪を出すことはおろか、身動き自体が封じられ
そのことに、ほっと胸をなでおろし]
[ 拘束されたまま、衣装が脱がされていく。
ボタンが外され、肌が外気に晒されてたなら
病由来の熱っぽさから
僅かに体が震えてしまったけれど]
――私の中で、中和?
[ それはどういう意味だろうかと
言葉を一部分だけ拾い上げ、繰り返す。
体が外気温になれるより先に
下腹から茂みへと彼の手が動けば
湿った吐息が漏れ
先程とは違う熱が胎内に生まれていく。
先程の快感の名残だろうか
生暖かい液体が体の奥から
染み出してくるのを感じながら]
傷つけようにも……
これでは、できない。ですから
[ だから大丈夫。と淡く微笑み、体の力を抜く
拘束されていることに安堵して、体を委ねれば]
[ 下腹部への口付けに、薔薇の紋が熱を持つ。
じわじわと体の奥底から温まる感覚に
未だ攻撃を行おうとする手足とは反対に
意識は白く蕩けていき]
――……ゃっ、ぁっ!あッ
れ、とぉ……そこ、だめぇ
[ 指ではないものが秘所を掻き回す
湿った感触と温かさに、下腹部が切なく動く。
汚いと、伝えようと唇を動かしても
途切れ途切れに、喘ぎ声が漏れるばかり
ダメと言いながらも、ねだるように腰を動かして]
あっ……、もっと……んッ
[ 悦楽で潤みきった瞳を彼に向ける
先程から幾度となく
快楽を味わわされてきた花弁からは
透明な蜜が溢れ、狐の尾まで濡らしていた**]
[俺だって――愛している。と言えなかったのは
まだ自分が知った感情が初々しいから。
瘴気の病がどういった状態を招くのか。そして自分が見た天使たちの、果てがどうしてそうなったのか。見ていただけのメレディスには分からない。ただ彼が大丈夫だって言ってくれたからきっと大丈夫だと信じて、ぬくもりを多く欲しがった。
ぎゅっと抱きしめてくれたのだろうか、
ちかちか。光る世界に彼が居た。――脈打つ胎内。]
……ないてない、嬉しいから
[だから、泣いているんだって。囁く彼に告げる。
彼の涙はとても綺麗でキラキラ輝いていたから、もう少し見たかったけど。でも、彼が悲しむのはみたくない。昔の記憶、あのときの将ねんが誰かだなんて、メレディスは口にする気はない。
少なくとも今は……思い出に取られたら、と
視線は何処か物思いに振り返る彼と絡ませあった]
……心配かけて、ごめん
[ごめん、ごめんねと、心の底からの溜息に微笑んで。
唇に、頬に、額に落ちるキスを受け取った。優しいキスを視界に認識して、俺もとメレディスは思うけど、生憎手の感覚はまだ戻らない。
神聖な誓いのようなキスにぽっと頬を染めて。
息を吐く、倖せの中に包まれ、翼が揺れる。――にこにこ]
……!!!っ、ひゃぁ
[べリアン!!と思わず高い声を上げたのは、彼の熱杭が奥を抉ったから。それも一度じゃない、何度もだ。其処にしか感覚はないのに。そこに刺激物、慾の固まりを与えられ、ひぃひぃと鳴いた。
これだめだ、と止める彼を久方ぶりに睨みつけ]
……ぁ 、ぅ、これだめ
…ほかないから、おちんちんだけしか分からなくなる
[だから、だめって少しだけ強めに抗議する。そんな人場面もあったけど。彼の真剣な声に、真摯な態度に唇を一度結んで。]
[熱く猛るものが入ってくる。
否、自ら迎え入れる。
それだけで、やるせない戦慄きが駆け上り、軽く気をやってしまった。]
…く、
[その様を泰然と眺めていた堕天使は、もう抜いてもいいと言った。
屈辱的な命令にも従うか試してみたかっただけなのだろう。
自分は、やり遂げた。]
[収めたものを、ゆっくりと引き抜いてゆく。
弩張した肉茎と粘膜が擦れ合って、切ない快感を生む。
その先にある悦びを知っているゆえに、焦がれるように締め付ける。
こんな身体にされてしまった。
どうにもならないんだろう? とすべて見抜いているような声がかけられる。
おまえが欲しいなら、と堕天使は言葉を重ねた。]
う…
[目を瞑り、首を振る。
いけない。聞いてはいけない。いけない ── 悦きたい。]
[背中の翼を広げる。
天を飛ぶための翼を使い、身体を浮かせた。
そのまま、ゆっくりと羽ばたく動きで、身体を上下に揺らす。
槍に我が身を貫かせたまま ── ]
あ…
[幾度目かの躊躇いの後、堰が切れた。
おぼつかない律動は、大胆で激しいものへと変わる。]
…お、 う、 あっ
[気持ちいい。 身体が弾むほどに、声も跳ねる。
けれども、上に跨がっている体勢では、叩きつけられるほどの強さは得られなかった。]
── ん、
[空いている手を、胸と下腹に伸ばす。
それぞれの先端を指で挟み、揉みしだいた。*]
[俺だって――愛している。と言えなかったのは
まだ自分が知った感情が初々しいから。
瘴気の病がどういった状態を招くのか。そして自分が見た天使たちの、果てがどうしてそうなったのか。見ていただけのメレディスには分からない。ただ彼が大丈夫だって言ってくれたからきっと大丈夫だと信じて、ぬくもりを多く欲しがった。
ぎゅっと抱きしめてくれたのだろうか、
ちかちか。光る世界に彼が居た。――脈打つ胎内。]
……嬉しいから
[だから、泣いているんだって。囁く彼に告げる。
彼の涙はとても綺麗でキラキラ輝いていたから、もう少し見たかったけど。でも、彼が悲しむのはみたくない。昔の記憶、あのときの将ねんが誰かだなんて、メレディスは口にする気はない。
少なくとも今は……思い出に取られたら、と
視線は何処か物思いに振り返る彼と絡ませあった]
…心配かけて、ごめん
[ごめん、ごめんねと、心の底からの溜息に微笑んで。
唇に、頬に、額に落ちるキスを受け取った。優しいキスを視界に認識して、俺もとメレディスは思うけど、生憎手の感覚はまだ戻らない。
神聖な誓いのようなキスにぽっと頬を染めて。
息を吐く、倖せの中に包まれ、翼が揺れる。――にこにこ]
……!!!っ、ひゃぁ
[べリアン!!と思わず高い声を上げたのは、彼の熱杭が奥を抉ったから。それも一度じゃない、何度もだ。其処にしか感覚はないのに。そこに刺激物、慾の固まりを与えられ、ひぃひぃと鳴いた。
これだめだ、と止める彼を久方ぶりに睨みつけ]
……ぁ 、ぅ、これだめ
…ほかないから、おちんちんだけしか分からなくなる
[だから、だめって少しだけ強めに抗議する。そんな人場面もあったけど。彼の真剣な声に、真摯な態度に唇を一度結んで。]
[人の世で言葉で言うなら、初夜という行為か。
一度区切りが付いて、しばらく焦点の合わない視線を
ジェフロイに向けていた。
完全に余韻に浸る、堕ちきった表情と肢体は
堅物で仏頂面のあの技工天使の姿など、欠片も思い起こさせない。]
……嬉しい。
[しばらくして、身体の熱が少しばかり落ち着いた頃、
左側の耳に付けた加護の耳飾りが外された。>>194
耳朶に掛かる息に僅か身を震わせて。
最早加護など存在する意味を持たない。
在るのは、装飾のみ。なら拘って身に付ける必要も無い。
存在の意味を与えてくれる印を、虚無では無く
歓喜の相で受け入れ、主となったジェフロイの胸に頭を寄せた。]
…印を?…あのね、
印をつけたら、俺は俺でなくなりそうで、ベリアンがじゃないよ、俺自身が俺をベリアンのものしてしまいそうで…それが、こわい。
[彼が。というより、
自身が彼に飼われることで、果てはものに、人形のようになりはてるのではないか。と。それが、いまはこわい。そうなったら、メレディスがベリアンを好きだと思っていることをも塗り替えてしまいそうで。
まよう、
これが悪魔式のプロポーズだとは知らず。知っていたら頬を染めてよろこんでいたのに、どうして教えてくれなかったのかって、後でいうかは別にして]
…、だから、だか、ら
[ベリアンと、手が動いた。
まだ片方けど、その片方で彼の頬をなでて。]
… 俺、がんばるから
だから、俺を ただの『もの』にしないで
印、つけて…いいから、俺が駄目になりそうなら
引き留めてほしい、
[こわい、けど
彼が引き留めてくれる、なら。今までみたいにすきをくれるなら。きっと、と手が彼の頬をなでる。あったかい、って。うれしいの、この嬉しさのまま
[ふと、ジェフロイが何事かに触れたらしい。]
……ぁ。
いや、大丈夫だ。
仮に全てがこうなったとしても、俺はお前を飾る物になるだけ。
離れはしない。
[そこでとうとう、徐々に侵食して行く結晶に気付かれたか。
慌てて如何という事は無いと告げるも、彼の感情からは
全く別の場所を向いた言葉になっただろう。
自分の命に頓着しない部分は、どうやら堕ちても
変わらない。全く。**]
ベリアンを、安心させたい
…俺を安心させて、…俺をずっと好きでいて
俺もね、俺もなにがあっても、
好きでいたい
[うまく伝わったかな。メレディスはきっと言葉を伝えるのが下手くそだ。だって、まだ生まれ変わったばかり。彼のことがすきだって理解したのも、先程のこと。
理解すれば、好きがあふれて。すきすきってなるのだけど、今度はその言葉ばかりが口から溢れそうで。
どうしよう、恋ってすごいと
頬を染めて彼の後頭部をなでて、今度は一回でちゅっとキスをした**]
[差し出してみせた甘美の果実にアルジュが手を伸ばす。
自制が崩れ、躊躇いが溶けていくさまを黙って見守っていた。
翼を広げ、腰の上で弾む姿は背徳的で艶めかしい。
なおも刺激を求めて自慰に耽る姿に、感嘆の息が漏れた。
繋がっている自分自身が、また大きくなったのを感じる。]
もっと欲しいのか? 手伝ってやろうか。
[弾む動きに合わせて時折突き上げてやる。
加えられる乱調に、水が激しく跳ねた。]
[悦びに身を捧げるアルジュを見守るうちに、自分の自制も効かなくなる。
手を伸ばし、引き倒して抱きしめた。
そこから、まとめて身体を起こし、上下を入れ替える。]
後ろに手をつけ。溺れるなよ。
[アルジュの足を両腕で掬い上げ、覆いかぶさっていく。
腰を掴み、胸を合わせて激しく突き上げはじめた。]
[止めなければ、と思う気持ちはあるのに、弄るのを止められない。
覚えたばかりの淫楽は、麻薬のようだった。
自らを狂奔へと掻き立てる自慰を、堕天使に見られている。
こんな姿を見られたくない ──
嘘だ。 見られることで余計に感じている。
こうさせたかったのだろうと、見せつけてすらいる。
自分を穿つ堕天の楔がいっそう膨らむのを感じて啼く声は甘い。
相方の動きが加われば、ください、もっと、と応える。
自分のしていることとは思えなかった。
未だ、これは悪行なのだと信じているから、求めていることを否定したくなる。
罰せられねばならないと思う。]
[堕天使の手が差し伸べられ、抱きしめられた。
来てくれた、という安堵。
命令と、気遣う言葉に頷き、後ろに重心を落として足を開く。
燃え立つような緋色が覆い被さってきて、思い出した。
これは、二人が最初に繋がったときの形だ。]
あなたのものに ──
[されるのだ、と微笑んだ。*]
[罪と知りながら肉欲に身を捧げる天使の姿は美しい。
この魅力に抗える魔などいるだろうか。
奪い、穢し、壊しつくしてしまいたい。
膨らむ破壊衝動の代わり、肉の牙を深く突き立てる。
腕の中に収めれば、それとわかるほどにアルジュの身体が緩む。
求められていることを知る、温かな喜び。]
[微笑み見上げる眼差しがある。
望み、願う言葉がある。
視線が交わった。]
――― 俺のものだ。
[応えて、二対の翼を広げた。]
[湯の中よりもなお自由に、空中で抱き合う。
歓びを注ぎ、欲を掻き立て、熱を交わす。
翼が運び上げた頂点で、身体もまた頂を極めた。]
いいぞ。
受け取れ ――― っ
[悦っていい、と、出して良い、と、共にいこう、と。
短い言葉に意味を込め、己を解き放った。*]
恐いか………それなら、今はまだその時ではないよ。
俺の安心のためだけに、する必要もない。
───頑張らなくていいんだよ。
[メレディスの素直な言葉と、それを押してでも自分のためを思ってくれる姿に胸の奥が痛くなる。
自分は天使にとって、未知なることばかりを強いている。
その事実をどうやら失念していた。
昨日今日だけでなく、天界から連れてこられて、どれだけ色々なことがあったか。
メレディスにとっては目まぐるしく状況が動いていただろうに。
そして、この印はメレディスにどれほどの覚悟を決めさせるか、自分は理解しきれてなかった。
メレディスの両手を自分から握る。
そして自分の頬に当てて目を閉じる。
幸い、自分は振られたわけではなさそうだ、とそれは思う。
印をつける行為が、悪魔では結婚に近い意味を為すことを、メレディスが知らなくて良かった。
メレディスは彼自身だけでなく、自分のことも考えてくれている。
そのメレディスの思いが嬉しかった。
加護を与えて、瘴気病みを押さえられる保証もない。それはあくまでも推測。
それなら印をつけるのはメレディスの心の準備ができてからでいい。
メレディスの誇りも怯えも、全て自分は受け止めてやりたい。
そのままのメレディスが好きだから。
何か事が起きて人形のように感情を亡くすメレディスは自分も見たくない。
メレディスが自分を好きだと言ってくれたことは、今まで生きてきた中でも最高の喜びだったのだから。]
[好きだから、メレディスを待てる。自分はメレディスの傍にいることを赦されているのだから。
メレディスに子供のように後頭部を撫でられて、キスをもらえば、自然と穏やかな笑みが浮かぶ]
メレディ………愛してるよ。
[それは、親愛の情もあり、恋慕の愛でもあり。
誰よりも、愛しい人へ捧げる優しい言葉だった]
まだ、回復しきっていないんだろう………?
[ゆったりと腰を動かして、メレディスの中にいる自分をアピールする。
視力が戻っているというのなら、メレディスの中から出てもいいのだろうけれど、まだ離れたくなくて、
感じすぎて苦しいと思われない程度に、ほんの少しだけ、腰を揺らしていた*]
[力強い羽ばたきが、二人を空へと運ぶ。
互いの翼の色にも似た、陰なる空。
風を孕み、互いを抱いて、
繋がっていながら、自由だ。
堕天使の昂まりを感じ、共にその頂へと疾駆する。]
っ、 いい ──…
[許されて弾けた。
中に迸る熱を感じ、感極まって、堕天使の肩に白い歯をたてる。*]
[悦びの極まった果てに、白い歯が噛みついてくる。
小さな痛みさえ愛おしく感じ、笑い声をあげた。
空の高みで一瞬の浮遊感を楽しんだ後、翼を閉じて背から落ちる。
元の湯船に着水する寸前で再び翼を開き、湯の中に滑り込んだ。
そのまま、抱き合ったままで昂ぶりの余韻を確かめる。]
それで
お願い、とはなんだ?
[互いの鼓動が落ち着いた頃を見計らって、そう問いかけた。*]
[堕天使の笑いが、直接、伝わってくる。
そのくすぐったさに焦らされて、休む間もなく、また奥で達してしまう。]
ダメだ、 も、う…
[限界を訴える声は満ち足りて。
堕天使の腰に足を絡めて、滑空に身を任せた。]
[湯はこれまでのこわばりを洗い流し、銀に艶やかな輝きを添える。
この時間がずっと続けばよかった。
けれど、話を促す声に立ち上がり、居住まいを正す。
堕天使が約束を覚えていてくれたことが嬉しくもあり、心苦しくもあった。]
── わたしを、今すぐ魔王に献上してほしい。
[願いを、明かす。*]
[ひとりの天使に恋慕して、天の秩序を乱した者と、
堕天の奸計に嵌められたと知ってなお、その堕天使に心奪われた自分。
悪は、悪であった。
どちらも、罰せられねばならぬ。
それゆえに、死よりもなお、つらいだろう罰を望んだ。]
これは、けじめだ。
[自ら望んでおきながら、堪え難いように顔を背ける。*]
頑張らなくていいの?
…でも、俺、迷惑ばかりかけて
がんばりたい
[けど、待ってくれるのだろうか。
すきを待ってもらったように。それは我が儘だ。だけど、彼の言葉が嬉しかった。
彼に答えたい
彼のそばにいたい、そう自然に思えた。
だから、これはメレディス自身の問題だった。この身は受肉という変化を与えられた。印を刻まれたら、そしたらどうなるのだろう。こわい、なによりこわいのは、彼の人形になってしまうこと。
得た心が生んだ、欲]
ベリアン…
[彼に掬われた手、彼に触れた箇所から
ぽかぽかと温かな気持ちが流れてくるきがした。準備を待ってくれる彼から伝わる思いの強さ。すきだなぁっておもう、とてもとても。…すき、すべてを受け止めてくれる、彼に飛び込んでぎゅっと、ぎゅと強くして]
[呼吸するように、当たり前のように。
彼が言ってくれた言葉がうれしい。ああ、自分もきっと彼のことがすきでいつづけるんだろうって。
自然に、心が流れていく]
[ぽたぽた、と落ちる涙は喜びを
穏やかな笑みを浮かべる、彼にいっぱいいっぱい胸が膨らんだ。幸せすぎて、こわいぐらいって、よく人間はいうけどきっと、今がそうだ。]
…おれも、…
[愛している、って覚えたての言葉をいう
誰よりも愛しいひとからの言葉だって思えたから、くすぐったくて、ぽかぽかではずかしくって頬を染めてしまう。けど、けど、もっと聞きたい]
…あう、…、う、ん
でも大丈夫だから、その、あのね
もう少し、うごいてほしい
[徐々に戻っていく感覚。
そのなかで、彼に抱かれていたいとぼそぼそ。戻る感覚に刻み付けたいんだって。ゆったりと腰を動かす彼に合わせ、少しずつ動きを取り戻した腰がゆれる。
はふり、はふり、息をはいて
目に彼を写し]
…えっち、でごめん、ね
[ベリアンを沢山感じてないとだめなんだって。
顔を両手で、おおってしまった。*]
[腕の中から抜け出して、アルジュが立ちあがる。
その顔には、苦い決意の色があった。
殉教者の顔だな、と思う。]
断る。
[願いを聞いて、顔を背けるまでを見届けてから、
ひとことに切って捨てた。]
ひとつ。
俺もおまえも、名を捨て、天との関わりを断った。
天に対するけじめなど必要ない。
ひとつ。
おまえは俺のものにと望み、俺はそれを受けた。
誓約は守られねばならない。
ひとつ。
魔王の元にやれば、おまえの心が死ぬ。
おまえを手放せば、俺の生は無価値となる。
最初の条件通りだ。その願いは聞けない。
[理を挙げて、拒絶の根拠を示す。
その願いは聞き入れられないものだと説得はできるだろう。
或いは、一顧だにせずただ拒否しても良かった。
この天使はもう、己の所有物なのだから。]
[けれども、それでは収まらないものがあることも知っている。
あれは自分の身を捨てて天の正義に殉じようとする目だ。
聞き入れなければ、やがて罪の意識に押しつぶされて、やはり心が壊れていくだろう。
純粋にして一途な魂をそのままに、腕の中に置いておきたいのだ。]
…… それでもけじめが必要なら、
[沈思の後、手に刃を呼び出し、振り上げた。]
―― おまえも。
[右側二翼を自ら落とした堕天使は、己の天使に背を向けるよう促す。
素直に後ろを向いたなら、闇の切っ先は左の翼を根本から断ち切るだろう。*]
[この世界は、天に手を伸ばしても掴めないものばかりだ。
昔は違った、それでも良いと諦める前に、そもそも願わなかったとおもう。
いつしかすべてを諦めて、だけどそれは演技で。
だからだろうか、今もこうして命を捨てずにいる。]
…ぁ、
[湯船に体が沈むと、うわごとを呟き続けた唇から、気の抜けた声が漏れた。
汚れが水に溶けていくと同時に、あれだけしつこくまとわりついていた熱も解けて消えていく。
解放感に溢れ、ぼんやりしていた視界と聴覚もクリアになり、自分はどうやら誰かに―思い当たるのはひとりしかいないが―洗われていて。
そしてどうやら、何事かを囁き続けているようだ。]
[抵抗する気力も理由もなく体をゆだねていたが、右の側頭部の髪を一部分だけ纏めている赤いリボンが解けていないかだけ心配で。
だが彼は奪いもしなければ特別汚したりもしていないようだ、とわかると心地よさに誘われるまま頭をゆだねる。]
(一緒に、死んでくれる。)
[天使として抱いてはならない願望。
かつて抱いたことで苦しみ抜き、その末に大事な記憶と共に埋葬した願いを、かなえてくれるというのだろうか。
心の暗闇に、ワインのように赤い血が満たされて行くのをかんじる。]
[重い瞼をこじ開ける頃には呼吸は平時の物と変わらないリズムになっていて、体中を蝕んでいた熱も引いていた。
首筋に吐息を感じる。背中に、抱きしめる腕の力を感じる。
こちらを見下ろし、脅し、頭を踏み、様々な屈辱をあたえた男と、この人物は果たして本当に同一人物なのか?
疑問が浮かんでは泡のように消え、揺蕩う意識に投げかけられた言葉は、心の水面に波紋を生じさせた。]
…………貴様のしたことは…許されない…
許す気も毛頭ない…、だが…
[俯くと、濡れた前髪から落ちた水滴が彼の背中を伝い、湯船へと帰った。
お互いに傷つけ合い、ぶつかり合い、壊し合った末に、ようやく互いに聞く耳をもったという現状を、どう言い表せばよいのか、これからどうすれば…よいのか。
検討もつかず、瞳が揺れる。
だけど他ならぬ自分が望んだことだから、絶対に放り出したりはできない。覚悟を決める。]
…わたしはそれを望んでいたのだ…
死ぬことは…手段であって本当の目的ではない…
わたしは、解放されたかった…
だれかに見つけてもらって…連れ出して…もらいたかった…
[まずは、今の正直な気もちを語ろう。
動かす唇はかさついて時折痛みが走るけれど、ずっと自分の胸だけに秘めていた出来事を語り、そして聞いて貰えるという嬉しさで胸がいっぱいだから気にならなかった。
一方的に、ではあるが、ここまできて彼も拒否しないだろうという計算した上で。]
わたしは…戦う力しかもたない…
いつも敵を探して…いれば射貫いて、
だから、村の守護なんて…退屈でしかたなかった…
いらだち…何度も上に訴え…でも、だめだった…
[両手を湯船から引き揚げ、手のひらを見る。
爪でつけた傷跡は、来る日も来る日も弓の稽古を続けた末にできた跡を思い起こさせた。]
そんなとき、少女に出会った…
少女はわたしの厳しい口調や態度におくすることなく
それどころか、わたしが敵を射貫く度、褒めて…
やがて、わたしの手をひいて、
ワイン踏みや洗濯や、人間の営みを教えられた…
わたしの守っているものの価値を…教えられた。
だけど少女は女になり、やがて嫁ぐ日がやってきた。
わたしは嬉しくて、悲しくて、苛立って、落ち込んで、
来てほしいと言われていたのに、忘れた振りして仕事に勤しんだ…
[耐えきれず、涙が滲み出る。
次の日、どうしてきてくれなかったのと落ち込む娘に、なんて答えたか覚えていない。]
女は老婆になり…天に召された
その直前に…枕元に呼びよせられ…
小さな目に涙をたくさん溜めて、懇願されたんだ
どうか、この村を守り続けてほしい
せめて自分の分まで、
孫の花嫁衣装を見届けて、祝福してほしい、と…
[急に、なにもかもが恐ろしくなって喉が詰まった。
震える両手で縋れるものは……目の前にある体しかなく。
だけど嫌悪感もなく、…あれこれと考えるより先に、その背中に両腕を回していた。]
季節は廻る、だけど人の命は巡らない…
なのにわたしは約束を違えることはできなくて…
…わたしは記憶と共に願望を封じ込めた
そうして約束を役目の影に忍ばせ、あの村を見守り続けたんだ
…あの日、結婚式を挙げていたのは、孫
娘の更に孫の…男なんだ…
[祝いたくて、祝えなくて。
輪に入りたくて、輪に入れない。
約束を忘れたから、いつまで約束を守り続けたらいいのかすらわからなくなって、此処まできてしまった。
肩口に鼻先を埋め、とぎれとぎれに呟く。]
…だからわたしは…感謝しなければならない…
すまない、……ありがとう……
それが…魔族とか…龍族の、ではない…
……あなた自身に対する感情で…答えだ…
[魔族であるとか、酷い仕打ちをうけたとか、それ以前の問題であった。
その解答を今やっと導きだすことができて、ほっとした。]
すまない、わたしばかり話した…
聞いてくれた礼に、
そして助けてくれた礼に、あなたの話を聞こう。
[だいぶ楽になった体を起こし、そして彼の頭も柔く手で押し上げ、顔を見せるよう暗にねだったが、従ってくれるだろうか。
彼が顔を上げれば、未だ困惑の色が見え隠れするも、戒めから解き放たれ、やっと自由になれた天使の微笑みが目に入るだろう。**]
[彼女を抱き締めて幾許と経ったか。呼吸が普段と変わりなく戻り、脈拍もあるのであれば正常となっていただろうけれども。
それでも抱きしめているその身体がいつふわりと消えてしまうかが怖くて、ぎゅう、と抱き締めたまま彼女の首筋に顔を埋めた。]
目ぇ…覚めたんか……
[唸るように声を絞り出した。彼女の言葉には当然と言わんばかりに、何も言い返す事はしなかった。
許されるような事ではない。許してもらおうとも思っていない。後悔はしていないのだから。
それでも彼女は、今の自分を突き放さず話をしてくれる。もし、顔を見せてしまったらまた怖がられるかもしれない。彼女に拒まれるのは嫌で、未だ顔をあげる事は出来ないまま。]
……あんな所に居たら、見付かるやろ
[自分が目撃した彼女は、教会の上。人間が今日も青空なんて空を拝めば、空のように綺麗な羽根を持つ天使が見えただろうに。
それなのに、誰も気付かず。彼処に居たのは、彼女が誰かに見付けて、存在を認めてほしかったからなのかもしれない。
連れ出す、と言うには多少強引だったが。過程はどうあれ、彼女が望む結果になっているのならば良いな、と苦笑する他無かった。]
[彼女が語ったのは、彼女を見付けた1人の少女の物語。自分を見付け、認め、褒め。きっとそこでは納得行かなかった彼女に生きがいを、生きている実感を与えてくれた相手だったのだろう。
ただ、もしも。その子の事を“親友”として見ていたのならば。最後まで悔いる事の無い選択を選ぶ事が出来ただろうに。
悲しく、苛立ち、落ち込んだ彼女は。彼女をどう見ていたのだろうか。色恋沙汰でないとすれば、ただ1人自分を認めてくれた相手が取られる事が嫌だったのか。
感情は、そうも単純で無い事は彼女との会話で強く実感した。]
それは…悪い事をしたなぁ……
俺は人間が嫌いじゃから、つい襲ってしまった
[背中に手を回されて、ビクリとしてしまう。彼女に恐れられていないのか。潔癖症だった彼女が自ら自分に触れてくれたのは、“アイリ”が触れてくれたのは初めてなものだから、此方が驚いてしまうが。平気のようで、少しばかり安心してしまう。]
人間なんぞ、愛着が湧いても無駄じゃ…
ごまんと居るが100年もすれば皆死ぬ。死んでしまう
生まれ変わりだとか、馬鹿な事は無い
死んだら終わり。俺は、そんなアイツ等が嫌いじゃ
[棺に入り、埋められる。時には焼かれる。無駄に歯向かい殺される。学習しない馬鹿な連中であったが。彼女はそんな種族すらも愛して、慈しんだのだ。守護してきた村の祝い事に混ざれない事がどれだけもどかしかったか、自分には理解出来なかった。
それでも、その孫の結婚式でやった事に後悔は無い。それはきっと、魔族と天使と人間の考えの違いでしか無いのだから。]
感謝される事なんかしてないって
……なんじゃ、それ
嫁になってくれるっての、考え直してくれんのか
[馬鹿言え、と皮肉する。そうならなかったから、無理矢理した。そうならなかったから、壊した。今更、自分が彼女に受け入れられるなんて信じられない。]
ちょ、まっ…ま、……うっ…
[顔を見せるように強請られれば困惑したようにジタバタとするが、彼女が離れてしまえばいつまでも俯いて前髪を水面に垂らすわけにもいかない。
ゆっくりと上げた顔は酷い顔をしていて。彼女が無事だった安心と、困惑と、その話を聞いてか。ズビッと鼻を鳴らしては涙なのか、それとも湯船に使った汗なのかわからない雫を拭った。]
……大した事無いって
何処から話せばええんかな…
[過去を思い返すように頬を掻く。数百年の年月だったか。自分が生まれ、まだ幼かった頃。人としての形を手に入れた時、1人の女に出会った時からだった。]
……幼い頃から龍人族としての誇りだとか、他は劣等種とか
色々曲がった事教え込まれとったんよ
兄弟も沢山居ってな、みんな優秀だし、オレもそこそこ出来た
んで、一つの村滅ぼした時にオレだけ殺し損ねたんよ
勿論わざとやない。無慈悲に殺して食うつもりじゃ
[それが魔族というものだ。人を襲い、人を喰らい、人を見下し、溢れる蟲のようにしか見ていない。
兄弟で襲い、殺し損ねた自分は実力に関係無く無能の烙印を押される事となった。]
年齢なんて微々たるモンに格差は生まれん
殺し損ねたオレが一番下や。一番下で、蔑まれた
んで、嫌ンなって殺し損ねた人間を探しに行ったんじゃ
見付けたんはちっこい女でな
人間で言う…20?過ぎくらいやったか
けど、今更殺した所で烙印が消えるわけやない
[彼女は見付かった事から、酷く怯えていた。神に祈りもしただろう。
そんな相手を殺し喰らった所で腹の足しにもならない。そんなもんだから、彼女を適当に保護する事にした。]
何を勘違いしたのか、あの女
オレを良い龍だと思ってな。これだから人間は阿呆なんや
ちっと優しくされただけで笑顔を見せる
仕方無いから、飯もやった。人の肉は食わんから獣を狩った
暫く家に帰らなきゃ家からは追い出された。ろくでなしってな
そんで、オレは女を生かす事が楽しくなった
[獣を食べながら不味いと苦笑いする彼女。人里離れた場所とは言え、不自由無く暮らし、そして時には1人で何かをしている姿を眺めた事もあった。]
ある日、女が出掛けたい言うもんやからな
人里近い所まで送ったんじゃ
分かれる時、いつもアイツは「愛してる」なんて言ったよ
オレにはよくわからんし、何を思ってるかもわからん
けど、家に送ろうと待っていた場所に来たんは討伐隊やった
[龍が居ると。ずっと飼われていた女から報告があったと。間違いなく“彼女”の事だった。
生まれから異質だった黒い龍。本来殺し損ねた程度で忌まれる程ではないが、自身の色もあってか。嫌われるのは容易かった。
それから、1人の人間と暮らし、過ごし。愛してると言われて、贈られてきたのは討伐隊。なんて素敵なプレゼントだろうか!]
命からがら逃げたよ。愛してると言ったアイツを忘れはせん
どうなったかもオレは知らん。どうしてそうなったのかも知らん
親からも兄弟からも愛なんてモンは受けた事無い
龍としての誇りもプライドもクソ喰らえじゃ
……けど、唯一オレを愛してると言ったアイツは
オレを討伐する事がアイツにとっての愛で…
[いつからだろうか、こんなに自分が歪んだのは。誰を愛するわけでもないと思っていたのに。アイリに一目惚れしてしまってから、更に酷くなったのか。
勿論、そんな話をしたから彼女の態度が変わるわけではないともわかっては居たけれど。群れる魔族ではなく、そういう種族でありながらはぐれものとして1人過ごしてきた自分にとっては、彼女を失う事も対話が出来なくなるのもただ怖かっただけだ。]
誰もオレを認めてはくれんかった
オレを必要とはしてくれんかった
誇りもプライドも捨てたはずなのに、それが悔しくて――
[寂しくて。目尻を伝う雫は汗と呼ぶには少し無理があった。瞼を強く瞑れば、溜まった涙も溢れ湯船に波紋を作っていく。
深呼吸をしてから、目の前に居る。一目惚れした女の子へと視線を向けた。]
……こんな話でええんか
オレは、ロクなやつじゃないやろ
[長く生きていたが、多い経験を積んできたわけじゃない。人から避け、魔族から避け。未だ身体ばかり大きくなった子供のような龍は、天使を抱き締める腕を緩めれば、いつでも逃げられるようにした。
逃げた所で、彼女は今更行き場が無い事くらいわかっていても。天界でも人間の元にでも帰り、自分の事を伝え、討伐させようとする。
それが彼女の愛の形であるのならば。受け入れる。なんて、身勝手が過ぎるだろうか。**]
お前は本当に不思議だな。
最初に強引に連れ去られていて、どうして俺に迷惑をかけることを心配するんだろうか。
もっと俺に愛されてることに、胡坐をかいていればいいのにな。
頑張るな。無理するな。心が求めるままに生きて……俺の傍にいてくれればいいから。
俺は、思い返してもらったり、印をつけることよりお前の心が損なわれる方が怖い。
[受肉させて、欲の存在を教えて。
それは同時にメレディスに恐怖心も教えた。
天界で神のために、誰かのために戦うことはあったかもしれないが、己のために戦うことなど、メレディスはなかったのではないだろうか。
そのメレディスが、自分のせいで悩んでいるのは心苦しいけれど、それは同時に自分のために悩んでくれているのでもあって、それが嬉しく感じるのだ。
ぽたぽたと落ちる美しい涙。
そういえば、最初から泣き顔に惹かれていたのかもしれない。
メレディスの涙は、昔の懐かしい暖かい記憶を思い出させてくれるから]
お前、本当に可愛いな………。
[メレディスが顔を覆った瞬間、雄が膨張して内部を圧迫しただろう。
えっちでごめん、という言い方も、顔を隠して恥ずかしがる様も、わざとそう言って、べリアンを誘っているのかと思うくらい男心をピンポイントで突いてくる]
えっちなメレディスの方が、俺は好きだよ。
それにな………。
[ぐいっと抱き寄せて、耳元に唇を寄せてことさら低い声で囁く]
お前よりよほど、俺の方がえっち、なんだぜ?
[その証拠、というかのように、たくさん俺を教えてやろう。
もう、要らないというくらいに。
長く太い剛直は、わが物顔にメレディスの中を蹂躙していく。
穏やかだった先ほどまでのふれあいはどこに行ったのだろうというくらいに、我慢しきれなくなった情欲は、メレディスの奥を何度も突いて、疑似的に存在している子宮の入り口をこじあけようとしていく。
一番最奥に何度もキスを繰り返せば、恥ずかしがっている暇などないくらい、メレディスが喘いだ]
メレディは、太くておっきい、おちんちんをおまんこに入れて、奥まで擦られるのが好きなんだよな?
[先ほど聞き出したことを揶揄うように確認をする。
そういう言葉だけで感じるのか、きゅうん、と切なげに雄を求めて蕾が絡みついてくる。
口では否定しても躰は正直すぎるから、最初から知っていたのだけれど。
メレディスの膝裏を持ち、脚を思い切り開かせて、恥ずかしいところを全て露わにさせる。
ずちゅん、ぬぷ、ぱちゅん、と二人の肌が合わさって音を立てるくらい腰を振っていれば、メレディスの雄も宝玉も目の下で動きに合わせて素直に揺れる]
えっちなお汁は、もう少し我慢していような?
[もしかしたら、こうして‟運動”する方が早く治るのかもしれない。
だからこそ、今は生殺しのようにしてみよう*]
[堕天使は、アルジュの願いを却下した。
ひとつひとつと道理を並べる声に苛立ちはなく、
翻意を促すこともなく、
ただ揺るぎない誠意のみを示してみせる。
アルジュとて、わかってはいたのだ。
自分たちが如何に償おうと、天は顧みない。
自己満足に過ぎないのであろう。
そこに、愛しい者を巻き込もうというのだ。
愚かである。
だが、堕天使はアルジュの心を汲んでくれた。]
[次の瞬間、]
── 、 何をする…!
[制止に飛び込むも虚しく、堕天使は自らの翼を半分、斬り捨てて、劫火に帰した。]
そんな、 これでは ── 、
赦すしか ないじゃないか。
[わたしのために、ここまでの代価を…、と胸を激しく揺さぶられ、
動揺のあまり、つれない物言いになってしまう。
本当は殴り、そして、抱きしめたかった。]
[おまえも、と促され、静かに視線を交わすと、
堕天使の前に祈りの形に頭を垂れて、その背の左翼を斬り落とさせた。
天への決別は、誰の目にも明らかとなろう。
これより先は、この堕天使の片翼となりて生きることを祈る。*]
[片翼を失くした天使の背を眺め、背中から抱きしめる。]
アルジュ。
この先、魔界の焔が燃え尽きる時まで、おまえは俺のものだ。
[未来永劫燃え続ける炎のように、いつもおまえを愛する。
契約の言葉に、もう一つの意味をそっと忍ばせる。
そして思い出したように右手を取り、小指に口付けた。
遠い昔の児戯めいた約束を思い出して。]
暫くは飛ぶ練習をしなくてはならないかな。
ふたりでなら飛べるだろう。
だが今は、のぼせない内に出るか。
[楽しいことが待っている、というように笑って、
湯船から出よう、と手を差し出した。*]
[翼を失った痛みは、抱擁に包まれる。
そして、ふたつの魂を結びつける言葉と小指への接吻けが贈られた。]
誓いには、名が必要だろう。
[考えておいた、と、堕天使の顔に手を伸ばし、触れる。]
Igne natura renovatur integra.
(炎によりて全きものへ生まれ変わる)
[我が身に起きたことだ。
緋色の堕天使。 媾合の灼熱。 劫火に投じた償い。 焔に誓う永遠。
その最初の単語を、名の形にして捧げる。
イグニス ── すなわち、”炎”と。]
/*
Igne natura renovatur integra.
例文では Igne なのに、つけた名前は Ignis なのは、
ラテン語は名詞も語尾変化があるからですがな。
訳もいろいろあるらしいけど、格好よさ優先で自訳w
出典が祈祷文ではなく秘密結社? (しーっ
[湯から上がろうという誘いに頷き、その手を取った。
ふたりでなら飛べる ── その親愛が嬉しい。
次の飛行、あるいは空中で行われる営みは、これまでとは違ったものとなるだろう。]
新鮮だ な。
[立ち上がったところで、身体が傾いで足が縺れた。
片翼を失ってバランスがとれないわけでもあるまいが ──
視界が眩む。*]
[誓いに名を、というアルジュの指が顔に触れる。温かい。
綴られる言葉の響きに、深紅の陽炎が立ち昇った。]
おまえの声でそう呼ばれるのは、とても心地いい。
[熱夢の間に出した宿題を忘れていなかったかと微笑む。
いや、ずっと特別な名で呼びたいと、考えていてくれたのだろう。
捧げられた名を受け取れば、胸に火がともるかのよう。
アルジュ、イグニス、と呼び交わせば、絆がまた一つ結ばれる。]
[手を取り、湯から出ようというところでアルジュがふらついた。
倒れぬようにと背を支え、その熱さに眉を顰める。]
本当にのぼせたのか?
それとも傷から熱が出たか?
しかたがないな。どこか休めるところへ行こう。
[抱え上げて屋内に入り、身体を拭いてやる。
大きな布でアルジュの身体を覆って抱えなおすと、廊下へ出た。]
― 天獄の回廊 ―
[『←露天風呂』と書かれている扉から出てきた堕天使は、腕に白い布で包んだ天使を抱えていた。
よく見ればお互いに片側の翼を無くしているが、今はそれどころではない。]
……瘴気病み?
[魔王の"声"で伝えられた病の名に視線を険しくする。]
アルジュ、体調はどうだ?
苦しいところはないか?
[横抱きにした天使の顔を覗きこむ。*]
― 天獄の回廊 ―
[自身では気づいていなかったが、その身体は高熱を発していた。
運ばれてゆく最中、呼びかけられて薄らと目を開く。]
だいじょうぶ、 ちょっと 迷子になっただけだから。
[どこか、あどけない口調で応えた。]
[緋色の髪をして角を戴く、身体の片側にしか翼のない姿を見上げ、花の唇を開く。]
あなたが神ですか?
[初めて会う、という表情をしていた。*]
???連れ去られたけど
俺のことがすきだからでしょ?
ベリアンは、そのすきを押し付けないから
好きなひとが、一番大切で特別だって
教えてくれたから、俺も返したい
それだけだよ
胡座をかくより、ベリアンを思いたい
…うん。がんばらない、
いっぱいいっぱいの心がもう大丈夫って言ったらそのときは…つけて、ほしい
[彼が力でメレディスを真に屈服させようとしていたら、きっとこんな思いは抱かなかっただろう。彼が教えてくれたから。彼から感情を学んだから。
メレディスは、今笑える。
なやむことも、神様以外を、おもうことも
彼が注いでくれた愛からなっていた。メレディスは泣いてばかり。すこしは泣かないようにと考えるけど。
この涙が彼を引き寄せるなら
泣き虫をなくさなくてもいいかも]
[ただ、こんなえっち、なメレディスはだめだとおもう。大切な話をしていたのに。身体は彼の動きに熱を芽生えさせる。顔を覆ったのは恥ずかしいから。
それをかわいい、なんて言われてもっとはずかしくなった。あうあうと、彼の声に答えて。忘れてほしいなぁって思うのだけど]
…ぅ、すき?…っ、!!!
………!!!!、ひぐぅ
[引き寄せられ、耳元に寄せる声の低さ、
囁きにびくっと身体が跳ねた。涙目は欲を孕む。真っ赤な顔で彼を見上げ、はくはくと息を吐けば、剛直が胎内で育つのを感じた]
ひぃ、あ、あ、おおきいっ
なか、っ、おまんこ、のなかひらいちゃ
[長くてふっといのが、媚肉を割って。奥に入ってくる。きゅんきゅんと泣いて開く口は彼の先端とのキスをねだるように降りていく。孕みたがっている、子をなせない身体が発情している。甦りつつある、感覚がひぃひぃ、と鳴いてやまず。休む間もなく、愛され]
っ、…ん。う、うん、
[はずかしい、けど。頬が赤くなる余裕しかない
こうして、羞恥を教わっていく。すきだって、身体だけが言っていた頃には戻れないくらい興奮し、雄をきゅと締め付けていた。ぐちゅぐちゅ、聞こえる。
卑猥さが、快楽の渦をよび
彼の動きに翻弄されることをよろこんだ]
あ、あ!!、これ、っだめ
おちんちん、ゆれちゃ、ちぎれっ……
[たくましい彼によって開かれた足。だめだって恥ずかしさのあまり叫ぶのに。身体は見てとばかり開いていく。ベリアンになら、どんな姿だってみせたいと恋する心がいう。えっちな彼によろこんでほしい、足をおおきく広げて露になった雄を反り返して。玉をゆすって。
彼に見せつけるように、踊った]
…、が、まん?
あ、っ、えっちな、おしる、がまんすればいいの?
[がまん、がまんしなきゃ。
なんでっておもうけど。ベリアンの声が優しいから生殺しのような状態でもこくんてうなずいて。感覚がもどりシーツを引っ掻き始めていた、両手を自らの熱源へ。
ちいさくて、ピンク色のそれを
ばかみたいにおしるを溢すそれを、ぎゅって。ぎゅって押さえ込む。えっちな、おしるがでないように。聞き間違えたかもしれないなんて、気付かず]
がまん、…して、っるよ、…んん!!!
[おちんちん、押さえているって。
涙目で。でもでも、どうしよう。おちんちん、頑張ってがまんするけど。おまんこはほしいの、えっちなお汁がほしくてきゅんきゅんするって。鳴き声を漏らす
『運動』だって、認識なく快感に溺れ*]
/*
瘴気病み効果はチョイス10「記憶喪失(退行)」にしたよ。
わかりやすかろ?
エピまで@5時間だし、ここで面白い出目振っちゃってもいろいろ台無しだからなw
[腕の中の体温は、湯を出た時よりもさらに高くなっている。
呼びかけに答えて開いた瞳は、まだ夢の中にいるかのよう。
透明な視線とあどけない問いに、堕天使は立ち止まった。
たっぷりと数秒ほどは絶句したのち、止めていてた息を吐く。]
”おまえの、運命だ”
[符丁のように、言葉を返す。
色褪せない出会いの光景をなぞるように。
あの時よりずっと声は硬いものになったけれど。]
―― こんな時に、冗談ならやめてくれ。
おまえの熱は、どうやら魔界由来らしい。
どこか部屋を借りるから、しばらく大人しくしていろ。
[命じる口調で言ってから、もう一度覗きこむ。]
……それともおまえ、
まさか本当に忘れたのか?
[冗談だと言えよ、の顔で。*]
[運命だ、と告げられて、綻ぶように笑う。
ずっと待ってた気がした。
なんか怒っているような、心配しているような感じだけど、
熱とか魔界とか忘れたとか、知らない。
嫌いにならないでほしい。
幼い魂は、邪気なく自分の望みを渡す。]
一緒に、いて。
[きっと、一抹の寂しさがあった。
どうして今まで会えなかったのか。悲しくはなかったのか。
頭を撫でて、指にキスして、優しくお話して?
あなたのことがもっと知りたい。*]
[ たった一人にかける重さが天秤から退かない。
全てを跳ね除けてまで守る確固たる意志。
不平等を身を置きながら歪な瞳を見る。
仄暗い悦びと混じり合う哀しみは
心臓を捉えて抱き締め窮屈で
息を吐くのも困難なことだった。
全てを奪われ逸れ者になり、
何者にもなれず何者でもない名のない迷い子は、
心に幼い怪物を飼い始めている。
その自覚はまだ足の爪程度にも満たず、
本来の性質と混ざり合い、
この子特有のタチの悪さを垣間見せた。 ]
癇癪、なんかじゃ――……ない!
[ 憤りに声を荒くさせて、睨む眼差しはひたむきに。
それでもこの場ではそれ以上の言葉を飲んだ。
しかし彼の言葉を忘れた訳ではない。
一旦切り上げたに過ぎぬ事をお忘れなく。 ]
[ だが一層、その眼を眩ませたまま、
彼の両眸を掌で隠してしまえたなら
彼はぼくの姿を網膜に刻み込む最後の
光景となり得るのだろうか、などと。
螺子の飛んだ莫迦げた話が一つ。 ]
まだ、その眼は見えてるんだね。
[ 皮肉を含んだ言葉の真意を理解出来たなら
素直に賞賛しよう。
盲目になれなどとは言わずとも
遠回しに求めよ、など。
傲慢に過ぎる慾をチラつかせながら
柔らかな眼差しを探すのだ。 ]
[ だから壊して欲しいのは本音だった。
ぐずぐずに熱を持て余す心臓を
飼い慣らすにはまだ、未熟で。
見たいと願いながらも見たくない。
矛盾を抱える生き物の情は複雑で歪で
最適解のない答え探しは困難で
それでも捨てられない自我があった。 ]
[ 言葉の棘で抉る彼の一部。
傷付くと分かっていながらも
手を伸ばさずにいられない。
触れるたびに覗く欠けらはどれも異なる色
を孕んでいて、
ひとつひとつがこの魂を捕らえて離さない。
知りたい、知りたい、彼のことを。
尽きぬ探究心は愚直なまでに他を曇らし
唯一影の濃い存在に伸ばされた。 ]
[ ほんの僅か自信のない癖に、
まだ少し似合わない傲慢を張り付けた。
言葉を盾にして近づいた。
押し付けた唇はどこか罪深い程の―― ]
…………みつの味がする。
情に、愛に……。
ぼくが何れも望まず、知らなかったものだ。
執着や依存は、人の心に翳らせる。
悪、だと思っていた。
[ しかし実際にはどうだ。
何度も此れは勘違いで気の迷いだ、と。
違和を自覚しながらも名を付ける事から
逃げ出すくらいには手放せなかった心がある。
それは不思議なことに、怒りや憎しみも。 ]
クレメンス、あなたはやっぱり、
強欲で、罪深い。
[ 鼻を鳴らした。
しかし声を潜めて小さくこぼした。 ]
…………そうか、この心も含めて、
ぼくの得たもの、なら。
ぼくはあなたを世界で一番、憎んでいるよ。
[ うっそりと微笑む姿は言葉とはかけ離れたもの。
だが、その言葉に嘘偽りなどはなかった。
そう、この心も彼に捧ぐ情なのだ。
彼だけに与える、祝福なのだから。 ]
[ そう、この心は、彼のものだ。
だが、同時に彼の心は、ぼくのものだ。
人では狂ってしまう程の、
すべてを飲み込んだ心は、
彼だけの供物であり彼を括り付ける荊。
彼を得ることにより、己は完全なる堕天を遂げる。
不完全な迷い子は執着を果たす。 ]
[ 悔いは、――あるにはある。
あの時、彼と出会わなければ、
ぼくの運命は変わりやしなかった。
永遠の安寧に寄り添いながら
日々を過ごしていたのだろう。
だが、彼と出会ってしまった。
壊れた日々は未来永劫戻る事はない。
その事を怒らず憎める程の慈悲は、
彼によって奪い取られてしまった。
だが、この混沌に苦しむ姿も彼はきっと
喰らってくれるのだろう。
血と骨と肉を、あいしてくれるのだろう。
ならば、ぼくはぼくのままの全てを
彼に捧げよう。
だから、その代わりに彼を深淵より
奪い去る。 ]
今は、――……あなたが足りない。
[ 掠れるような声が彼の頬を撫でる。 ]
足りないんだ、クレメンス。
[ 絡めた足は彼の背に。
色づく息は彼の唇に。
瞳の中に咲くのは青薔薇。
与えるのは神の祝福ではない。
だが、この身に起きた奇跡を望むよう
彼だけに全てを捧げる心に迷いはなかった。 ]*
[ 契約に相応しい名は知らない。
だが、人が得た叡智の中に見出された
形を耳を欹て拾い上げた。 ]
伴侶……?
だったらあなたはぼくの……、
だんな、さま?
[ 合っているかと尋ねながら擦れる粘膜に
体が高められていく。
動く腰に慌てたように
制止の声を上げたのは、此方だ。 ]
ま、……まっ、て……。
さっきより体、おかしいから……ぁ、
あんまり動かれたら、出ちゃ、……う。
[ 繋がってはいたが触れられてもいないのに
上向かせ先走りの垂れた若茎を
彼の腹に擦らせながらよく言えたものだが
すぐに手袋を唇で加えた。
そのまま横にズラしてしまえば、
日に透けるような白い手が露わになる。
抱き寄せられたまま微笑を零せば、
耳元で少し弾んだ声が彼にも届く事だろう。 ]
……ん、ぁ。はず、れた。
あの。……そのね。
あなたに触れてみたかった。
こうして、ちゃんと。
[ 改めて回した腕は彼の背に。
辿々しく幼子のような手付きで触れながら
堪え兼ねたように息を吐いた。 ]
…………あったかい。
[ たった一言呟いて彼の剛直を締め付ける。
触れる手は傷付けた肩甲骨を慰めるよう
指の腹で擦った。
その喜びが伝搬したのか、淡い存在が
少しずつ彩りを取り戻す。 ]
あなたが与えられているだけでぼくは、
こんなにも、変わってしまう。
[ 呆れたように笑いながら、自ら腰を上げた。
瞬間足裏から突き刺さるような快感に
体が跳ねるが、促すよう膨れた胸の突起すら押し付けて。 ]
もっと、……あなたの色を見せて。
[ 熱に浮かされた蒼眼が愛を請う。
満たされても尽きない欲求に駆られながら
彼の全てを望んだ。 ]*
/*
ep入る前に、愛だけ囁いておきたい。
連日とっても幸せでした。ありがとう、相方さん。
すごく振り回したり無茶投げたりさせてもらったけど
全部華麗に拾ってもらえて嬉しかった!です!
ちょっとでも楽しんでもらえてたらいいなぁ。
私はとても楽しかったので学んだ事とか吸収しつつ
エピでもよろしくおねがいします!(多分epでもいう)
/*
憎いのも怒りも含めて愛してるらしいので……。
はじめて触れてくれた人がはじめて触れる人になるのだなぁとか。
[無性だった自分が彼女を想うきもちを形づける言葉があるなら教えてほしいくらいだ。
今もこうして心が震えるほどの、決して短くない時間と記憶を刻みこまれた、様々な色をした綺麗な小石を集めたおもちゃ箱みたいなものを。
これからもきっと何度も開いては思いを馳せるだろう。]
そうか。
わたしは…
わたしはそれでも、…人間が好きだ。
わたしを置いて行く癖に、約束と記憶を残して行く彼らを。
わたしたちからすれば短すぎる一生を精いっぱい…生きる彼らを…
[彼が人間を嫌いというのを否定する気はない。そして自分の好きも否定される謂れはない。]
[嫁になる話への返事はしなかった、できなかった。
今はまだそのときではない気がした。]
男と女のように…ひとりひとり、考え方や生き方に違いがある。
それは種族や性別、育った環境や出会った人達で左右されるものだ。
好いた者同士でさえ、決してわかりあえないものもある。
だからこそ、命は惹かれあう…わたしはそう思う。
[上げさせた顔はひとことで言うと酷いもので。
つい、小さく噴きだしてしまった。
前髪だけは邪魔だろうから横に避けてやり、あとは口を閉ざして彼の話に耳を傾ける。]
…やはり魔族はろくでなし揃いだな。
と、いうと、天使は堅物揃いと反論されそうだが。
[もう天界に帰ることは叶わない、天使という枠組みから外れた自分なれど、魔族を忌むべきものとして教えられたアイリは顔を顰めたが、ためいきをついて水面を揺らす。]
村を焼かれた女には家族も、友人も、…もしかしたら好いた男いたかもしれない。
かけがえのないものを、ある日突然奪われた悲しみは…、
………わからんだろうな。
だけど、想像したり、話を聞く位は、できたはずだろう?
種族の違い以前の問題だ。
思いやる心、理解しあう努力は…誰だって持つことはできる。
[過ぎたことにあれこれ言うのは流儀に反するが、こんなにも傷ついた目で、寂しいと全身で伝えてくる男が、また悲しみに襲われないようにするためには必要なことだろう、と考えたので実行したまでだ。]
[それでも、言いすぎて彼を傷つけていないか少しだけ気になり、こちらをまっすぐに見つめてくる瞳を覗きこみつつだったが。]
その女がなにを考えていたか、わたしは知らない。
ずっと傍にいただろう貴方が知らないのだから、
話を聞いただけのわたしがわかるはずもないだろう。
[それは言外に、話をするだけの時間はあったはずだろうに、と責めるものとなったが。
けれど撤回はせず、男の瞳をまっすぐに射ぬく瞳に力を込めた。]
人間の女ならば新鮮な野菜や、甘い果物が好きだった
かもしれない。
女に聞けば、それが手に入る場所も教えてもらえたかもしれない。
[あくまで仮定の話だが、と前置きした上で述べていく。]
……自分を砕き、相手に譲ることもしないで、
何が、誇りやプライドを捨てた、だ。
あなたは認めてほしい、必要としてほしい、愛してほしいと、ほしいほしいばかりだ。
ほしがるだけなら物乞いだってできる。
いや、無理やり奪うのだから盗賊か、いや泥棒だな。
火事場泥棒め。
早くお縄について天の沙汰を待て。
[それは彼を突き放し拒絶する両手と受け取られたかもしれない。
だが、彼が自分を抱きしめる腕を緩めた分、自分が彼を抱きしめる力を強めてやったのを、気づいてほしい。]
…だけど、あなたは今、わたしの話を聞いてくれた。
そしてわたしに話をしてくれた。
わたしはそれを讃えたい、そして尊重したい。
[自分の体にさえ触れることを躊躇い、いつも手袋を嵌めていた手は、白魚のように小さく細いものとなってしまった。
だけど流れる涙をそっと拭うことは、できた。
人差し指の背で拭い、サイドに垂れた髪を耳にかけた。
そうして、彼の視界を、世界を見る目を広げてやることはできただろうか。]
そう、あなたが今、
わたしを逃がそうとしてくれているように…
わたしはあなたの意思を、存在を尊重したいと…願っている。
[彼が自分にした一方的な仕打ちは、きっと一生忘れることができない。
だけどそれからどうするかは、自分と相手次第だ。
互いの傷を曝け出して、縋りあえた今だからこそ言える。]
わたしは、人間の女の体を与えられただけだ。
だから嫁に行く、というのがよくわからないし、
人間世界の嫁のようにふるまうこともできない。
だけど、あなたの傍を離れず、裏切らずにいることは、きっとできる。
わたしを救ってくれた恩人への感謝故の申し出だが、
…そこから先がどうなるかは、あなた次第だ。
[両手でそっと両頬を包み、壊れて崩れていきそうな彼と言う存在と真正面から向き合う。
ここで天使だから、魔族だから、怖いから、悲しいから、と逃げることは許されない。
彼も、自分も。]
それに、だ。
わたしをこうしてしまった責任も取らず…
逃げるのか。
[ツ、と一瞬、敵に標準を合わせて弓矢を放つ時にする目になったが、小さく笑って冗談だ、と言っておいた。]
その代わり…約束してもらいたいことがある。
…聞いてくれるか。
[ほんのすこしだけ不安が胸を過ぎり、目を伏せた。**]
[人間を好きだと言う彼女。人間を嫌いだという自分。決して相容れない仲なのに。事実、相容れていなかったはずなのに。こうして話しているのが不思議だった。
魔族はろくでなし、なんて。彼女からの指摘が無ければわからなかっただろう。彼女がそう言うのであれば、「天使は堅物…」なんて、ボソリと反論して、同じ事を同時に言うものだから、笑ってしまう。]
オレを縄に掛けるんは、一苦労だぞ
そう簡単に捕まえられんからな
[彼女の冗談には、いつからか笑えるようになっていて。魔族相手にも冗談を言う彼女がまた面白く、新鮮であった。
抱き締める力を緩め、拒絶される準備をしていたのに。彼女は離れるどころか、力強くなるものだから勘違いしてしまいそうになる。
逃してくれようと、なんて。気付かれないとは思っていなかったが、改めて言われると、どうにも小っ恥ずかしくそっぽを向いた。]
別に、そういう嫁を望んでいるわけやない…
オレもよくわからん。けど、そうじゃな…
ただ傍に居てほしい。惚れたオマエだからこそ
[両頬を包まれ、彼女の方を向かされれば逃げる事も叶わない。否、逃げてはいけないのだ。
彼女との対話なのだから。ようやく、こうして話す事が出来たのだから。それを自分で無下にするわけにはいかなくて。]
……キツい冗談やわ
それ言われたら弱ってまう
ええよ、責任…。取れる事なら
[その命を持って償え、とか言われたら流石に割に合わんとか言ってしまいそうだけれど。
彼女の射抜くような視線からは逸らす事が出来ずに、真っ直ぐ見据えてしまった。]
ここで聞かんわけないやろ、心配性か
勿論聞くとも。話してくれるか?
[目を伏せる彼女の頭を撫でて、何をお願いされる事やら、とドキドキしてしまった。**]
[頭に向かう手に一瞬ビクリと体が震えるが、されてきた事がコトなのだ、許してほしい。
…と謝るのは癪に触るし話の腰を折るのでやめておいた。
彼の手が撫でてくれるたび、落ち着きを取り戻していく。
頬から顎を伝った水滴がピチョン、と湯船に落ちたそのとき、ようやく唇を開いた。]
……死ぬな。
…わたしをおいて、死なないでくれ。
もう、あんなおもいは…したくない………
[嗚咽を漏らしてはいけない、と自省した結果、頬が引くつき琥珀の瞳を涙が濡らす。]
あなたが、わたしを嫌になって…どこかへ飛んでいくのは良い。
気が向けば、追いかけてやる。
だけど…、…俺の分まで生きろ、とかありふれた約束をして
わたしの手の届かないところに行くのは…
願っても飛んでいけない場所へ行くのは…駄目だ。
[彼に体を与えられた。
体温を与えられた。
快楽を覚えこまされた。]
あなたなしでは、生きられない体になってしまった…
だから……
[二の句が継げず、大粒の涙が溢れては零れ落ちて、湯船の水の嵩をほんのわずかに増やしていく。
責任を取るように迫って逃げ道を塞ぎながら契約を迫るなんて魔族らしいことをしたくはないけれど。
彼だって最初はそうしてきたのだ、自分がしてもかまわないだろう…と、心の中で言い訳した。**]
[頭がビクリと震えたのは身体で感じ取った。それもそのはずだろう。一体自分が彼女に何をしたのか、忘れたわけではない。それは、きっと彼女も自分と居る以上忘れなければ許す事も無い。
それでも、上書きをする事くらいは良いではないか、と彼女の頭を撫で続ければ、ようやくポツリと言葉が漏れてきた。]
置いては死なんよ。けど、死ぬなは聞けん
オレも生き物じゃ、いつかは死ぬ
けど、愛したやつを悲しませて死んだりはせんよ
[それから、小さく息を吸う。果たして自分が死ぬのはいつになるのか。ずっとずっと先の事だろう。
そこまで彼女と共に居られるかはわからない。わからないけれども――]
オレはしぶといからな、平気じゃ
望んでくれるんやったら、ずっとここに居る
オマエの傍に、ずっと居る
[彼女の名を、なんと呼ぶべきか。魔王が言っていたように、ソラと名前で呼ぶべきか、それとも。彼女である事を忘れてほしくないから、アイリと呼ぶべきか。幾許か思考する。]
俺が、オマエを嫌になる事なんてない
追い掛けて貰えるなら、嬉しいけども
1人が寂しい言うんなら、1人にさせたりせんよ
それが、どれだけ寂しいかは俺がよく知っとる
[あれは、死のうと思っても死ぬ事が出来なくて。寂しくて、頭がおかしくなってしまいそうになる。
今の温かさを知ってしまえば、忘れる事は難しい。手放す事なんて、不可能に近い。]
わかっとる。そうしたのは俺じゃ
……でもな、一つ誤算が出来てしまってなぁ
[緩めた腕を強くする。彼女を抱き締め、その顎を持ち上げさせ、こちらを向かせれば困ったように笑っていた事だろう。
その琥珀色の瞳も、亜麻色の髪も。いつからだか、手放すのが惜しくなってしまった。]
……俺も、“アイリ”無しじゃ生きていけんのじゃ
[彼女の事を自分の所有物と言うのはやめよう。彼女は彼女の意思で話してくれた方が嬉しいのだから。望むのならば、ソラと呼ぼう。けれど、今は。最初に好きになった人の名前を。
抱き締めて、頭を撫でて。それから、へにゃりと笑った。**]
そうだけど、さ。
それならこの先も、お前に岡惚れした他の悪魔がいたら、お前許しちまうのか?
好きなら何してもいいっていうのは免罪符じゃないからな。
[それだと危ういぞ、とため息をついて。
好きを押し付けないのは、好かれる理由がないからだ。
天使は悪魔を生理的に嫌う。その本能がメレディスが弱いようなのが運が良かっただけで]
惚れると弱くなる。返したいなんて律儀だよ。
思いを返せない愛だってあるのに。
[感情を教えた自分を、メレディスが好きになってくれたのは、刷り込みみたいなものなのだろうか。
メレディスは優しい。とても優しい。
だからこそ、その柔らかい心に触れて自分も自然と優しくなれる。
だから、メレディスを作り生んだという神様に、悪魔の癖に祈ってしまうのだ。
メレディスがどうかこのままでいてくれますようにと。
メレディスはべリアンが好きだから、変わろうとしてくれたようだけれど、悪い方に変わることだってありうるのだし。
ただでさえ好きすぎて、いっぱいいっぱいの心は、こちらの方だ*]
[無垢な瞳に見上げられて、もう一度喉を詰まらせた。
これは、どうしたものだろう。
どうやら、瘴気病みとやらがアルジュの時を巻き戻したらしい。
半ば以上途方に暮れながら、適当な部屋を借り受ける。]
…側にいる。
だから安心して、今は眠れ。
[ふかふかの羽毛布団の上に横たえて、翼を傷めないようクッションを挟んでやる。その上に軽い毛布を掛けて、寒くないように整えた。
熱持つ額に塗れた布を置いてやれば、あとはできる事がない。
言葉通りに椅子を引き寄せてベッドの側に座り、中指におやすみのキスをしてやって、――期待にきらきらと輝く目に負けた。]
昔々天界で ……ん、まあいい。
ともかくひとりの天使が、小さな天使に出会ったんだ。
そいつはおまえみたいなキラキラした目をしていて、
他のつまらない連中よりも、ずっと輝いていた。
[幼い天使を世話する役目に就いたことなど無い。
だから、彼らを寝かしつける物語など知らなかった。
語るのは――求められるままの、自身の物語。]
/*
もうじきエピ入りかあ。
なんかしらちょいこと付け足しておいた方が良きかしら。
でもすごい蛇足……!!ナヤマシイィ。
一緒に行こう、と小さな天使に約束したその天使は、
神の声を伝えるとか言って偉ぶっている天使に会いに行った。
あの小さな天使が大人になったら、一緒に働きたいと、
わざわざ頭を下げて願い出たんだ。
けれども、その偉い天使は、
「ひとりの天使に執着するのは悪である」なんて言ってな。
おまえ……その小さな天使と絶対に会えないように
ひどいところにやると言いやがった。
だからその天使は、天界を降りたんだ。
[天界のことを語る眼差しは、一瞬、嫌悪と怒りを垣間見せる。
けれどもそれも、横たわる子の髪を撫でているうちに霧散した。]
魔界は居心地が良かった。
多分天界じゃなくて、魔界に生まれるべき魂だったんだろう。
間違って天界に生まれたのは
――いや。その小さな天使に会うためだったんだろうな。
ともかく魔界に行った天使は、小さな天使が大きくなって、
天界の外に出てくるのを、ずっと待っていた。
天使を自分だけのものにしようなんて、天界では許されないが、
魔界なら全て、思うままにできる。
ずっと探しながら、待っていたんだ。
そして、降りた天使はようやく大きくなったあの天使を見つけて、
自分だけのものにすることができたんだ。
それが、アルジュと、イグニスの物語だ。
[幼い心に戻ってしまった愛しい子は、もう眠っただろうか。
額に口付けて、もう一度髪を撫でる。]
目を覚ましたら、物語の続きをしよう。
アルジュ。おまえは俺だけのものだ。
死神にだって近づけさせやしない。
[早く良くなるようにと囁いて、頭をそっと抱いた*]
[気付けば、メレディスは両手で自分の熱を押さえている。
もしかして、もう感覚が戻っているのでは、と思うが、抱かれよがることに夢中で気づいていないようだ。
しかし───必死に我慢するその様は、ものすごく卑猥だ。
辛抱たまらん………。
半泣きのようになりながら、それでも喘ぐメレディスの愛らしさのあまり、みっともない顔になってしまいそうで、あえて無表情を貫く努力をする]
もうちょっと、もうちょっと、だけな?
[そうして、焦らして。
メレディスは必死に頷いて、泣き顔を見せているのに、それでもいうことを聞いてくれる。
押さえている脚から手を、そっと外せば、脚はそのままの姿勢を取っていて。
指先の方まで目をやれば、ぴん、と足の指が反っているのが見える。感じすぎている証拠だろう。
末端まで感覚が戻っているのなら、我慢させている理由なんかないのに、なぜだろう、我慢しているメレディスの顔が可愛くて意地悪をしたくなってしまう]
こっちはもう洪水だね。
でもそれが当たり前だね、女の子はそういうものなのだから。
おちんちんは頑張ってて、偉いよ。
[そういって、褒めてやりながら、ずぼずぼと中を太いカリ部分で擦りあげていく。
ざらりと感度のいい場所にちょうど当たるように、何かが触れるようで。
そしてきゅきゅ、と入り口と奥が締めてきて。
メレディスの膣は挿れているだけで、達してしまいそうになるくらい心地よい。
本当は、おしるを我慢して、というのはメレディスに達かないでほしい、というのではなくて、男の熱を浴びせられるのをお預けという意味だったのだけれど、結果オーライだ。
こんな自分に従順なメレディスを見られるなんて。
真実を知られたら、気づかれたら嫌われてしまうかもしれない。
素直なメレディスを騙していることに、罪悪感より背徳の喜びの方が上になっている。
いや、騙していることに喜びを感じているのではなく、淫らな恋人が自分の言いなりになっているという屈折した喜びだ。
嗜虐心の方が近いかもしれない]
いいぜ、メレディ。
よく我慢したな。
[ちゅ、と唇にキスをして。
優しく押さえているその手を撫でてやる。舌を絡めて吸ってやれば、安心したように触れている手から力が抜けていったのがわかった。
達するなら同時にイきたい。そう思うから、挿れてるだけで達しそうになる中なのに、自分も最大限まで我慢していたのだ。
子宮の中に白を飲ませてやる、とメレディスの奥に慾をたたきつけるのとほぼ同時に、自分の腹に飛び散る熱いもの。
くちゅり……それを手で触れて。
達したばかりで感じやすくなっているそこを、ほんの少し意地悪な悪戯な気持ちで、くちゅくちゃとまた触れて遊ぶようにしながら]
もう大丈夫か? 体は………。
[そう訊ねるのは忘れない。
やっぱり心配で大事なのは、メレディスの躰だから*]
[…彼女と共にいたときは、手袋をしていなかった。
していたら、彼女の手のぬくもりがわからないから。
あのとき、手袋を捨ててよかった、とおもった。
背中に触れる手から、彼の鼓動がリズムに乗せて響いてくる。
自分以外の熱が、ひとりではないと実感させてくれる。]
―――――、…………あぁ、
[五感のすべてで彼という存在を感じ取ってしまったら、心に住みつかれてしまったら、それをまたなくしてしまったら。
臆病風に吹かれていた自分に気づかされ、だけどそれごと受け止められ、了承と安堵を混ぜ合わせながら、もう逃げられないと察して、青息吐息で浴室を満たした。
だけどちっとも嫌じゃなくて、だから、困ってしまった。]
[顎を上げる手に体温を感じて、嬉しくなってしまう。
こんなにも情熱的に見つめられ、抱きしめられ、愛されて…幸せそうにされてしまえば、それを疑えなくなってしまえば、もう。]
………ソマリ、…ありがとう…
[彼の鼓動の速さが移ってしまったとしか思えないくらい、胸が高鳴り、顔も火照ってしまったのを知られたくなくて、でも離れがたくて、もっと灰色の瞳を見つめていたくて。
迷いばかり生まれて、どうしようもなくなり彼の肩口に額を預けて。
彼が名前を呼んでくれたように、彼の名前を唇で紡いだ。]
/*
業務連絡
あと30分程で、エピ入りします。
エピ入りしたら、
・灰ログでの中身雑談OKです。
・瘴気病みが回復します。(病気による変化もすべて元に戻りますが、望むなら後遺症程度に少し残しておいても良いです)
・魔族の皆さんは、相方をつれて自分の領地や屋敷に帰ってもいいし、まだ調教を続けてもいいです。
それでは、引き続きお楽しみください。
[ふとあることを思いだし顔を上げるも、まだ冷静になれそうにないので肩に額を預け直した。]
…その、印をつけなくても、いいのか。
主従契約、といったか…。
……ソマリの傍にいるなら、魔族との邂逅は避けられまい。
そのとき、…無理やり奪われるなどして印をつけられるのは避けたい。
[理由を述べる際はやや早口になってしまい、耳殻が赤く染まったが、きっとバレていない。大丈夫だ、と己に言い聞かせる。**]
当たり前だ!
お前がどうなろうと、永遠に離しはしない。
だが……
[>>200まるで完全に結晶と化す事を、恐れない様子は
自虐とも諦観とも違うようだが。
自身の命に頓着しないその部分は、決して受け入れられるものではない]
俺に捧げたのは心と身体だけではない
その命も……全てだ
勝手に死ぬなど、許さない。
[たった今、印を喜び受け取ったばかりの愛おしい身を抱き寄せる。
とは言え、蘇生や癒ゆ力の類は持たない故に、何をしたらいいのか]
[自身は魔界においても、深層に根付く邪悪だ。
自らを従えるは自分しかおらず、誰かに傅くを良しとしない。
首に輪を掛けられて、憤怒に至らぬ精神を知らない。
全ては己の下にある、そう傲慢に思っていたのだ。
だが、如何だ。
眼前の彼に隷属する心が在る。
彼に胸を明かす心地良さが在る。
本質を善としながらも、彼は淀んで歪んだ。
己の心を飼い慣らすほどの混沌。
無垢なだけの天使なら幾らも替えが在ろう。
無知なだけの純潔なら三界に代わりも居よう。
けれど、これほどまでに歪み、己の胸を騒がせるのは彼だけだ。]
/*
おっしゃー!主だー!
常なら、このまま最期の時までセックスしようぜって
言うんだけど、そうだなあ。
ちょっとお外出てどうにか出来ないかを探して回って
みるのを提案してみようか。
[己の内に生まれたのは確かな怖れだ。
彼を失うことが恐ろしい、彼との別離が厭わしい。
一時も逃さず監視していたい、この腕に抱きたい。
泣け、喚けと胸が騒ぐのに、同じだけ笑んで欲しいと夢想する。
己の感情を、彼は十全に手懐け、支配する。
生来、己は強欲だと知っていたが、彼に向ける欲望と比べれば、何もかもがちっぽけだ。
万物の事象が彼に一歩も二歩も後れを取る。]
君を視ている。
[魔族が彼に真摯を訴えるなど滑稽極まりない。
されど、主義主張は自由だろうと、掲げる本音。
更に掘り下げるのであれば、彼しか見えない、と。
今時、人界の吟遊詩人でも歌わないような口説き文句。]
[彼が歪むほどに、己も影響を受けた。
繋がった魂故か、此れこそが侭ならぬ感情の本質なのか。
火照る彼の肉に眩み、魂に見惚れる。
瞬きのルーチンは止まり、赫の色が彼だけを刺す。]
―――― 傲慢な、
[呆れた口調を作ってみても、素直な肉体は熱を上げる。
彼に知られることは喜びだった。
彼を知ることは己の幸福であった。
彼の探求に示すは、己が情欲の露呈。
彼を貪る為の、彼を侵す為の、彼を愛するが故の。]
それではまるで、私が拗ねているようだ。
君とは生きている桁が違うぞ。
ひあっ!やっ、きゃう…!
[ 胸の先端がじんと痺れ、
そこからさざ波の様に甘さが拡がっていく。
それは花芯に、それどころか指先に迄浸透して
口の端から唾液が伝っても気づけないほど。
押し倒されればにゅるり、と
弾力ともなんとも言えぬ感覚が翼を包んだ。
捕食されてしまいそうな感覚に
ぶるりと身を震わせるものの
この快楽から逃れることが出来ない。
見れば蛇は男性の姿へと変化していた。
彼女を思わせる彼の姿に
一瞬だけ体を強張らせたものの
その優しげな眼差しは、優しい言葉は
ああフォンセだ、と、知ることが出来ていた。
だから直ぐに体の力を抜いて
陶然とした笑みすら浮かべられていた。
相手が彼らなら大丈夫。
熱い熱い雄の器官を押し当てられれば
不安げに彼の腕に手を添えながらも
粘膜同士が触れ合えば濃厚な口付けの様な音が
くちゅり、とあたりに響いた。 ]
[どんな言い訳を並べて見せても、僅か覚える悔しさは正解だ。
悔しい程に彼へ意識が向く。
視線を逸らせず、勝手に一途を辿る。
己の眸は雄弁過ぎた。これでは虚勢など夢のまた夢。]
[最初はただ手に入れたいだけだった。綺麗な天使が居る、美しい天使が居る。それを自分の物にしたいだけだった。
天使を飼う、というくらいだから。好きだの愛しているだの言いつつも、魔王が連れる天使のようにリードで引っ張るようなものかと想像していた。
けれど、彼女に触れ、彼女と話す度に次第に気持ちは変わっていって。心から彼女に愛されたいと願ってしまった。]
ようやく、俺の名前呼んでくれた……
[その瞬間、心臓が嫌という程跳ね上がり破裂しそうな程に鼓動は早くなる。
彼女の事を愛している。種族とか、飼うだとか。そういうのも全て無視して愛しているのだ。ずっと伝えていた事を信じて貰えて、受け止めて貰えて。こんな幸せが他にあるものか。
自分の名を紡がれれば、それだけで嬉しく満たされてしまう。ただ欲望に忠実に彼女を抱いても乾いていた心が潤っていくのを感じた。]
……私を覗くは、難儀だぞ。
[微か、殊勝の混じる声は小さな声量。
大見得を切る彼を視間違えようもない。>>210
慰め、安堵させる為の言葉を態々選ぶなど。
己も大概腑抜けた―――、否。
――――― 彼を深く、愛したものだ。]
あっ、あ………ああああ!!!
[ 受肉した身体。
その奥深い部分を拡げられて
あまりの熱と圧倒的な質量に
声を上げて喉を逸らした。
媚肉は戦慄き嬉しげに震えて
吸い付く様にその熱を咥え込んでいく。
破瓜は確かにあったが、目の前が白むような
暴力的な快楽の前では消し飛んでしまい
ジンジンと痺れる熱さにすら酔いながら
腰を慣れぬ仕草で振るう。
男を知らなかった筈の清廉な花園は
痛々しいほどに拡げられながらも
淫らな水音を立て剛直を行き来させていた。
腰を引くときにはキュッと名残惜しげに窄まり
突き入れられるときには最奥まで受け入れる様
力を抜いて相手の全てを咥え込む。
最奥に先端が当たるたびに、
全てを捧げているのかと心に喜びが湧いた。
それはかつて神に捧げていた盲信にも似ている。
びくん、と獣耳の先が跳ねた。
頬に浮かんだ結晶はぴし、と音を立てて割れて
ほろほろと落ちていく。
落ちた後にあるのはもとの柔らかな肌。 ]
あぁ、此処に居るさ。アイリが嫌って言うまでは、絶対
[もしこの状態で、彼女から拒まれるような事があろうならば、自分は彼女から手を引くだろう。
けれど、予想とは裏腹に肩に額を預けられ、早口で言われる言葉には理解までに数秒掛かってしまった。
主従関係。そんなの、結ぶつもりはなかったのだけれども。こんなに恥ずかしそうに言ってくるのが可愛らしくて、愛おしくて仕方無くなってしまう。]
そうやな、オレのはあんまり可愛くないぞ?
何処が良い?あんまり目立つような所も嫌やろ
オレだけの嫁って、ちゃんと示しとかんとなぁ
[もし、彼女から希望があるのならばそこに手のひらをかざしてブツブツと小さく呟いた。元々炎以外の魔法はあまり達者ではないから、こういうちゃんとした契約には時間が掛かってしまう。
出来た、と小さく呟いた後に離した場所には。二匹の龍が互いの尻尾を追いかける円のような紋章が刻まれていただろう。**]
今この時とて、肯定せぬ癖。
ああ、そうだ。
私も依存だ執着だと今も腹では訴えている。
――――…それ以外の意味を、教えたのは、君の罪だ。
[己の本能を彼は裏切る。
造り替え、変容させる。
彼の幸を望み、彼の悦びを叶えたがる。
ほしい、と訴える心が、彼へ刻んだ徴をズク、と胎動させた。]
あっ、あっ、アっ、あ………!!!
や、あぁん、フォンセぇ………!!!
[ 別の名を用意した方が良いのかどうか。
わからないまま彼を呼んで、ぎゅっとしがみつき
彼の腰に両脚を絡ませてしがみついた。
はらりと涙がこぼれ落ちる。
唇を寄せて、またキスをねだった。 ]*
[彼の声と熱は、天使が持ってはならない罪で出来ていた。
彼に見惚れる男は、魔族が持つべきではない愛に溢れていた。
ゾク、と彼の歪んだ憎悪を浴びて、背が戦慄く。
全く以って嫌な感覚ではない。寧ろ、癖になりそうだ。
もっと、歪んで欲しかった。
戻れぬ場所まで、己で狂わしてしまいたかった。]
同じ深度で愛している。
なるほど、これが私の受ける呪いか。
[ふ、と咽喉が引き攣るように笑気を吐く。
自棄に愉しく揺れるのは、悪趣味に過ぎた。
魔族が怖れながら愛を語り、天使が蕩けながら呪詛を紡ぐ。
――――― これほどに満ちる歪みを、己は知らない。]
[最早、己の末端、なにひとつに至るまで彼のものであった。
彼が好きに扱える、彼の所有物であった。
自身の所有権が自らにないのは落ち着かないが、引き換えに、過ぎるほどのものを己は手に入れた。―――― 彼だ。>>211]
カレルレン、その眼差しに至るまで私の財よ。
君こそ、自覚せよ。自由は無く、天は無く、神の恩寵は無い。
在るのは君の主たる私だけ。
[言い聞かせるよう紡いでも、どうしても声が甘くなる。
声だけでなく、咽喉の奥にまで甘味が溜まる。
夜に咲く、ネロリの香のようだ。>>212]
[彼の一挙一動が、彼の一語一句が、己を攫って行く。
魔族としての本能を忘れさせ、彼を求める一個に変えていく。
彼の頬を更なる恥辱に染めたい。
彼に我が身が受ける悦びの僅かでも教えたい。
ゆるゆると動き出してしまう下肢を笑え。
欲しがり、我慢の利かない悪徳に優越を覚えろ。
―――― 全て、彼だけのものだ。]
は……、ぁ…、
カレル、レン……、
[己も腕を伸ばし直し、自らのものを求めた。
腕の中に在るのが当然で、己を悦ばせるが自然な形を。>>213
誘われたのだか、堕とされたのだか、最早分からない。]
[瘴気漂うのは魔界の常、魔族である己自身も、
こうして触れるだけで天使を穢す。
だが、オズワルドを手放すかと言えば否だ。]
汗と体液で気持ち悪いだろう、まずはその身を清めよう。
[さんざん注ぎ込んだ媚薬と精だが、全て己の体液だ。
せめてそれらを体の内から、かき出せばあるは――と、そんな思考でもってオズワルドを横抱きに抱える。]
確かに、全てを捧げた。
しかし……これは。
[死は怖くないと言えば嘘になる。
永遠に失われるものではないのだとすれば、それはそれで
ジェフロイと共に存在し続ける事が出来る。
しかしそれは当然許される考えでは無かった。>>221
では、如何にか進行を食い止める手立てがあるのなら。
或いは魔王が治癒の法を知っていないか、その知恵を
借りる事は出来ないかと思考を巡らせる。]
……魔王、なら。
何かしらの知恵を借りられはしないか。
若しくは、他の悪魔達にこの現象を知る者はいないか。
[ジェフロイの腕の中、頭を摺り寄せながら
思い付いたものを片っ端から挙げてみる事にする。*]
はは―――、充ちる、時が、くるような口ぶり、だ。
―――― まさか。
[己が彼に飢え続けるように、彼も飢餓を持つのだ。
魂を寄り添い合わせた束縛が、生半可なもので在る筈がない。
唇にキスを塗し、舐めるように舌を出す。
彼の何処も彼処もが甘く、蕩けてしまいそう。
本体ばかり狡いと訴えるのは、巡らせていた触手で。
僅かな発光を伴いながら、彼に侍る。
ちゅぷ、と水音を立て、左右の乳嘴に吸い付き、強く啜りたてた。
すっかりと、己を愉しませるための性器に変質していると踏んで。]
− 小部屋 −
[横たわるという経験は少なかったけれど、雲のような柔らかな寝具に包まれて力を抜く。
高熱でフラフラしていたけれど、この赫いひとがついていてくれるから、こわいことはない。
せがむままに語られたのは、小さな天使と魔界におりた天使のおはなし。
ドキドキしながら聞いた。
ふたりが再び出会えたことに、頭を撫でる優しい手の温もりに、誓いの言葉に安堵して目を瞑る。]
ずっと昔から、好きだったよ。
[目を覚ましたら ── 物語の続きは、そこから始まる。*]
―――― は、カレルレン、
[彼を欲し過ぎて、腰が浮いた。
与える浮遊感は一瞬。
まるで獣が久方ぶりの捕食でも行うかのように押し倒す様。
ドサ、と彼を組み敷く赫は。>>214
うっとりとした、恍惚の色に染まっていた。*]
………やってみるもんやなぁ
[色々と失敗した事も多々あったし、なんだったらいっその事傀儡として天使を飼う事になるかもしれないとまで考えていたのにも関わらず。のんびりとした声を出してきた。]
人生が変わる…やったか?
……あー、そうかもしれん
[のうのうと暮らしてきて、楽観的であったつもりだけれども。
天使を飼う。きっと、名目上は飼っている事になるのだろう。けれど、確実に。前の時とは価値観も、視野も、何もかもが――]
―― 人生、変わったわ
[はぁ、と溜息を吐いてはまた遮断してしまう。また今度、ここに居る彼等と話す時があるのならば。互いの惚気でも本人を前にして長く語りたいものだ。]
花嫁には、白が似合う。
[熱に浮かされた口説き文句。
彼の愛を求め、彼に愛を押し付ける。
歪んで狂った塊と化し、下からではなく、上から振り下ろす強靭。
ぐちゅ、と粘膜を一突きするだけで、腹の徴が震えるだろう。
伴侶の帰還だ。彼の体温を引き上げ、欲望をあらわに。
しかし、困ったことに、彼の徴は己にも響く。
貫いただけで、達してそうな快楽が身を駆け、小さく呻いた。]
その制止は聞けない、
―――― 沢山、吐き出しておくれ。
もっと、君に、充ちたい。
[余裕のある振りをしても、切羽詰まった顔は真剣だ。
彼が笑顔を求めていたと理解していても、偽りの顔が作れない。]
……なんで?
みんながべリアンみたいじゃないよ
そういうところ、好きなら何してもいいって思わない
優しいべリアンだからだよ
[溜息をつく相手に首を傾げそうになった。
好きを押し付けられなかった事が、好かれる理由がなかったからだとして、彼は決して暴力的でも加虐的でもなかった。
ちょっと、えっちで強引だけど。怖がったら傍に居てくれる相手を嫌う理由がない。天使としては失格かもしれないけど。もう受肉してしまったのだから、いいじゃないかと楽観的でもある]
……俺の想いは返せるよ
そういう愛があるかもしれない、けど
それはそれで幸せの形になると思う……、俺の愛はね
べリアンに返したいって形
[自分で言っていて分からなくなりそう。
って少しだけ苦笑した。メレディスは優しくなんかないと思う。優しいとしたら、それはやっぱりべリアンが優しいからだって。堂々巡り。柔らかな心を作っても、彼が優しくなかったら、きっと壊れてしまう。神さまにメレディスは祈ることはできない。
彼があくまであっても神さまに祈っていると知ったら、戸惑ってそれからふにゃって眉を下げるだろう。べリアンもまた変わっていく。何時か変わり過ぎて、メレディスをイラナイと云わないだろうか
彼に限ってそんなことはないのだろうけど
だけど頑張らなきゃって、思う。頑張ってもっと好きになってもらおうって。悪い方向に変わるのではと危ぶんでいるのもしらず。互いにいっぱいいっぱい。けど、いやないっぱいいっぱいではなく*]
[しおしおと垂れる獣耳を愛らしく思うのと同時、
彼女の心情が素直に現れるそれが
少し便利だなと、そんなことを考える]
……心配するなって。
[そもそも病の症状を誤魔化そうとしたのも、
此方を慮ってのこと。
それを思えば叱ったり責めたりする気持には
到底なれない。
この状態を自分に知られたくないと
傍にいたいと思ってくれたのだと、
──その気持ちが何より嬉しくて、
だからこそ、彼女の先程の願いは聞き入れられない。
他の願いであれば、できるかぎり叶えたくはあったのだが]
[感覚が戻った、という事にすら気づかないほど
快感の波に襲われていた。彼の逸物が中で大きくなる。あぁと譫言のように蜜声を響かせ。ぎゅって逸物を握る。ぎゅぎゅ、はぁ。はふ。見上げれば無表情な彼、駄目だったって心配になって
けど]
……ぅ、ぅん、がんばる
…おちんちん、がんばるっ、ぁぁ、ぅ
[がんばらなきゃって声に思う。
こくんこくん、頭を振って泣きそうになって。ぎゅうぎゅう、小さいおちんちんがもう出したいっていう。けど我慢してとお願いを両手でする。開いた足の間、埋まった雄がキモチよくて。
おまんこはびしょぬれだ。
ぴくぴく、足を閉じることもできなくて。彼の声音が褒めてくれるような音を孕むのを心がとくんとくんと喜んだ。がんばる、がんばる]
[彼の何もかもが欲しかった。
彼の眸も、身体も、心も。
眼前に露わに変わった白い指先も。
思わず、生唾が喉を大きく上下させた。
眸の縁は朱く血走り、愛が鬼気迫る。
―――― 彼は自覚が無さ過ぎた。
彼は危機感が足りなさ過ぎた。
そんな声で、そんな顔で、己を擁すればどうなるか。]
え―――……?
[いや、それは確かに必要だが。>>228
それが先なのか、そうなのか。いやまあ部屋の外に出るには
必要不可欠な行動ではあるが?]
あ、あぁ、分かった。
[様々な思考を繰り返してはみたが、結局ジェフロイの
行動に逆らうような真似はしない。
パキリと音を立てて膝まで変えた結晶を見下ろし、まだ大丈夫と抱かれるままに頷くのだ。*]
……ぁ、こうずい……ひい
いいの、そういうもの?、俺のおまんこ、女のこらしい?
……っ、うん、うん
えらい …っ、もっとほめて…、べリアンのおちんちん、で
俺のこと、褒めて
[褒められた。褒められた、と頬が赤くなる。
中をずぼずぼと太い部分で擦り上げられ、もうナカは大洪水だ。感じてしまって、びくびくで、溜まらないの。こうして手でおちんちんを我慢していれば余計彼の熱源を意識してしまう。
感度のよい場所に当たってはねて。
奥でぎゅっと締め付けた。彼の我慢してが、他の意味。彼の御汁を我慢してって意味だったなんてそんなの分からない。分からないし、我慢できない気がする。やだって泣くような。
今は―――、うん。我慢している。
従順なのは彼が褒めてくれるからという割合も大きい。後、彼が悦んでくれるから。無表情を装っているけど、彼の熱は正直だ。それに、なんだか、変な気分になるんだ。我慢していると、とても
背徳の喜びを、メレディスも感じ。
えっちな恋人に褒められる事を、喜んでいた]
[これは?と
彼女の四肢に絡まる蔦に、不安げに青い瞳を揺らす。
細い見た目よりもずっと、頑丈なそれに
ほっと胸を撫で下ろすのが見えた]
…内緒だ。
[地上の村で彼女を捕らえたあの魔術。
あれを応用したものである、とまでは
素直に説明できるのだが]
──…この蔦は、術者の心情を
ある意味鏡のように映し出すものでな。
[ちら、と一瞬僅かに視線を逸らして]
…お前を遠くにやりたくないんだよ。
[そう、ぽつりと呟けばそのまま衣服を脱がせ、
これから行おうとしていることへの説明。
あまり要領を得た説明は出来ていなかったと思う。
だけど、身体のほうはきちんと受け入れる準備を
整えてくれたようで。
拘束された身体を委ねられる。
自分を信じてくれるその様が、いじらしくて堪らない。
薔薇に口づければ、そのまま流れるように
茂みの奥へと唇を滑らせるだろう]
…――っ、ぁぁ、あぅ!!!!
もう、いいっ、ぁぁ!!!っべりあんっ
[ちゅっと唇にキスされただけでも
ぎゅって内側がしまった。もうトロトロの其処は軽く何度か達したようで。彼の手が撫でてくれたのなら、おちんちんを持っていた手が緩む。もういいのって舌を絡める彼の吸い付きにぺろぺろ甘え。
一際大きく、翼をはためかせ。
彼とともに、――白を吐いた。きゅううっと内側が鳴く。彼の白を呑む子宮が開く。雄の、大好きな人の、精を溜め込んで種を付けたいと喘ぎ。彼の腹にぷしゃぁっと白を吐き出した。]
……ぁぁ、ぅ、ひぃ
やぁ、おちんちん、ばかになるぅ……
[手で触れられ、達したばかりのそこを、触れて遊ばれたらひいひい泣いてしまう。ぷしゅぷしゅと淫花が鳴って液体を零す。彼の逸物と縁の間から何度と零して。絶頂を迎えた陰茎が、彼の掌にちょろっと残滓を零すだろう。どうしよう、どうしようって。
鈴口があいたまま、閉じない感覚]
……うん、大丈夫。ありがとう、べり…あん
[はふって息を切らせ。
きょろりと少しばかり周りをみた。此処は最初に居た部屋と違う気がする。けど、シーツはまたびしょびしょになってしまっていて。顔を、口を片手で隠す。まっか、まっかで
汚れちゃった……ってぼそり。すごく恥ずかしい。ので
喉乾いたってごまかした*]
ぅ、―――カレル、レン、
[堪えようとしても無駄だった。
抗うことなど出来なかった。
彼を軽く穿っただけで、感極まるように奥で熱が爆ぜた。
どくどくと内壁に注がれる男の胤。
濃密で、彼を変え、己を変える程の情熱の証。
一度解き放ったと云うのに、質量は衰えず。
切れる息を噛んで、身体が早々に動く。]
もっと、もっとだ。
強くだけ、私だけに溺れろ。
[己が彼に溺れるように、堕ちたように。
擁する腕に懐きながら上体を撓らせ、深い場所まで熱杭が刺さる。
みしみしと彼の身体を軋ませる欲情は、途方もない。]
[ぎしり、と黒い蔓が軋む感覚がある。
下肢のあいだからではよく見えないが
どうやら彼女の手足が褥の上で跳ねているようだ。
時折喘ぐ吐息と共に、制止を訴える声が聞こえるが]
(汚くはないさ。
それに、セレスの蜜はこんなにも濃くて、甘い)
[触れ合う肌から、此方の意思を直接彼女に伝える。
塩味の中に混じる花の蜜にも似た甘味。
ねっとりとした艶のあるそれは
本物の花の蜜のよう。
偽りのない意志をそのまま隠すことなく伝えて。
再び彼女の蜜を誘う作戦に専念する。
じゅるり、と音を立てて蜜壺から唇を離せば
蜜に濡れた狐の尾が、彼女のあいだから
ひょこりと現れていた。
つい悪戯心にその尾を擽るように撫でてから]
―――― い、
[間近に視る蒼。
遠い空の色ではない。
己の傍らを、未来永劫飾る彼の色。]
いと、お、し、ぃ……、
[意味も分からぬまま、心を勝手に声が汲み上げた。]
/*
まにあった!!!べリアンすきだよおお
と言ってきづく、アブノーマルなこと全然やってない
なんて健全…
触手?スライム?虫?なにそれおいしいの状態。これは純愛……すき。紳士すぎてやばい、ずるい、すきーー
[溺れるように彼の唇を奪い、貪り。
百の触手も彼に群がった。
果てない強欲を持つ怪物が、
欲っするものは、彼だけだった。*]
こっちのほうもいるか?
[ぱちん、と指を鳴らせば、
彼女を拘束していた影からさらに蔦が上がってくる。
湧き上がる蔦は彼女の白い肌を這うように進み
その双丘へと上り詰める。
そのままその先端を絡ませ、
彼女の薄桃色の頂をきゅ、と緩急をつけて
胸元を捏ねたり摘まんだりして弄び始めた]
もう少し強いほうがいいときは遠慮なく言えよ。
[細かい調整はまだまだ苦手だが、
そこは彼女の意見も取り入れていくとしよう]
/*
相方は土壇場の無茶ぶりに応えてくれてありがと♡
幸せだな。ふふふふ
ペットかと言われると、また一悶着あってバトルかな (←
[さて、と]
それじゃ、そっちも準備万端のようだし。
[衣服の紐を緩め、脱ぎ始める。
彼女と同じく一糸纏わぬ姿になって
その女の身体に覆い被されば
天使にはない男と女の性差がより伝わったか]
……最初、この身体になったときは
どうしてだろうと思ったさ。
[熱っぽく潤んだ瞳を見つめて。
蔦の軋む音を聞きながら、獣の耳朶を甘く噛む]
あのひとは、シルキーは女になったから
オレも堕ちたら女になるのだろうと
そう思っていたんだがな。
[実際には、リエヴルに拾われ介抱された時点で、
この身体は既に男へと変わり始めていた。
自分の意思でもなければ、他人の意志でもない。
同じ時間を過ごし、同じ天使を愛した。
かけがえのない大切なあのひととは性別までも違う道を
歩むことになってしまった]
セレスが女になったとき、素直に嬉しかったよ。
あの天使を、オレはこの手で
抱きしめることができるんだ、って。
[小さくて華奢な身体を抱きしめる。
自分のそれとは違う、皮下に薄く脂肪ののった
滑らかで白い美しい肌。
その感触と仄かに鼻腔を擽る花の香。
熱を帯びた息を耳朶へと吐き出して。
それ以上の熱をもって滾る雄芯を
蜜に濡れた茂みを掻き分け、女の入口へと宛う]
挿れるぞ。呼吸を楽にしろ。
[彼女の珠のような臀部を持ち上げながら
ゆっくりと狙いを定めるとそのまま
腰を深く、彼女の泉へと沈めた。
絡みつくような女肉に包み込まれる感触に
ほぅ、と深く息を吐いてから]
セレスタイト、大丈夫か?
[一度気遣うように声をかけて
相手の様子を伺ってから、動くぞと
もう一度声をかける。
二度、三度できるだけゆっくりと動いて様子を見たなら
その動きを少しずつ、激しいものへと変えていった]*
/*
いや、本当にね。べリアンね、格好よすぎない
なんでこう、かゆい所に手が届くというか、ぬかりないというか。優しさあふれて人のよさが滲み出て、すき。もうね、ちょろすぎてごめんって思うけど、とても格好よかったですすきです
魔王陛下に……?
あ、ああ…そうだな。聞いてみるとしよう
[そんな事も浮かばないとは、我ながらこの状況に相当
焦っているようだ。
ベッドを離れる間際、客室担当の天使を呼んでシーツを
交換するように告げる。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新