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次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、嵐激の騎竜師 カーク、銀跳の魔弾 ユーリエ、精霊師 コンスタンツェ、調香師 ローランド、王国兵 トール、公子 セルウィン、翡翠風精 シュテルンの7名。
[準備を整えて祠の前へと並ぶ。
セルウィンとトール以外には、コンスタンツェとローランドの姿もあった。
これもセルウィンの人選なのだろう、なるほど、と戦力のバランスに小さく唸る。
セルウィンが指示を出し、トールが前線を駆け、後方からコンスタンツェが精霊術を放つ。
自分は遊撃と援護、誰かが負傷したならローランドが治療を施す。
偏りが無いと思える編成。
セルウィンもローランドも戦えるようだし、少数精鋭にしては申し分ない戦力だと思えた]
よしっ。
[気合を入れ直し、進むことになるであろう祠を見詰める*]
ん、りょーかい。
それじゃ……。
[準備はできた、と言う答え。>>2
やがて、選ばれた者たちがその場に集うと、守り人は両手を胸の前で垂直に合わせた]
在破邪神角的名。
給予稱為這個的者們風的承認和保護。
[紡がれる言霊に応じ、周囲を風が廻る。
風は翡翠色の煌めきを孕み、その煌めきは共に進む者を一瞬だけ取り巻いて消えた]
……よし、これで準備は万端、と。
んじゃ、まずは双角んとこに行くとするか。
[どこまでも軽い口調で言いつつ、祠に向けて手を翳す]
在勁風的護身人的名命令。
一起把某一個者在我們的守護下吸引到地方的護身人的許。
[再度、言霊が紡がれる。
それに応ずるように祠が真紅の光を放ち、その光は場に集うものをふわりと包み込んで──消えた]
― 地の神徒の間 ―
[真紅の光に包まれた直後、感じるのはどこかへ移動するような感覚。
大規模かつ精巧な空間転移の術──というのは、術師でなくとも気付けるか。
そうして、跳んだその先は──]
……おい。
どーなってんだ、こりゃ。
[光が消えた後、周囲の風景は一変していた。
霧に包まれていた平原から、幾筋もの小川の流れる草原への変化。
ただ、上を見上げれば石造りと思しき天井が微かに見え、ここが建物の内部である事をうかがわせる。
そして、そんな不可解な空間には、唸りを上げる一角の獣たちの姿があった。
向けられる目は一様に爛々と輝き、明らか敵意の色が見て取れる]
まさかとは思うが、双角……っ!
[言いつつ、巡らせた視線は、草原の中央に陣取る巨躯で止まる。
ねじれた二本角を備えた獣──漆黒の二角獣。
それは本来瞳にあるべき理知のいろを忘れたが如く、狂的な光を宿していた]
……ち……当てられちまってんのか? 厄介な……。
[がじ、と後ろ頭を掻きながら、漏らすのは苛立ちを帯びた声、ひとつ]
……どーやら、この異変、思ってたより根深いらしい。
双角……守り人たる地の神徒が、正気を失ってる……ってわけで。
多分、ぶん殴れば正気に戻ると思うんで。
……配下含めて、殴って鎮めてやってくれんかね。
結果的に、力を示す事になると思うんでな。
[それは絶対笑いながら言う事じゃないはずだが。
どこまでも軽い口調で言い切った。*]
☆2dイベント:地の神徒の間
・フィールド
細い小川が幾つも流れる平原。
それなりの広さがあるが、周囲は水にぐるりと囲まれ、水上の小島、と言う感じ。
天井は高めで、竜に騎乗して飛び回る余裕もある。
・登場敵
二本角を持つ狼や猪などの魔獣。
基本、物理攻撃集団。
・ボスキャラ
地の神徒・黒の二角獣。
漆黒のバイコーンで、地の精霊力を強く帯びる。
それを利用して、石礫や地震などの攻撃を仕掛けてくる事も。
・判定方法
撃破描写と絡めつつ、fortuneをactで最大5回振る。
【判定リミットは8/8の00時です】
【判定数値は、メモに記載お願いいたします】
/*
今回、直接対訳はつけてないけど。
>>4は、
破邪神角の名に於いて。
これなる者たちに、風の承認と加護を与える。
>>5は、
疾風の守り人の名に於いて命ずる。
我が守護の下にある者を、共に地の守り人の許へと誘え。
が原文だったりする。
― 少し前 ―
[ >>0ローランドに、同行していいのかと問われた伝令は、公子の決めたことだから、判らないと答えた。
そしてその問いは、伝令によって公子本人へと伝えられる ]
...何故テンガの民ではないのに選ばれたのか不思議だそうだな。
[ やがてやってきたローランドに、公子は笑み含んでそう話しかける ]
この地は確かにテンガにとって大事な要害だが、周辺国にとってもそれは変わらん。余所者だから関係ないとは言えない道理だ。
それにな、俺は、お前と話して、信用出来ると見た。
俺にとって、それ以上、確かな判断基準はないのでな。
[ だから選んだのだ、と、公子は昂然と笑った* ]
[公子が選んだ人員が揃い、出発の準備が整う。
いよいよ祠の扉が開かれるのか、と思いきや、祠自体が赤く輝いた。
光に呑まれ、己の足によらずして身体が移動する感覚。
理屈はわからずとも、なにかの術であろうとは理解する。
視界が晴れ、現れたのはどことも知れぬ草原。
一変した世界に驚嘆するより先、吹き付けてきた敵意に身体が反応した。]
[味方の確認。周囲の確認。
敵の認識。
今にも襲い掛かってこようとする相手が獣と見れば、笑み浮かぶ。
少なくとも、霧から生まれた妖異よりは斬りごたえがありそうだ
──と思う傍から、カークから「殴れ」の要請がくる。]
……承知した。
[不承不承をほのかに滲ませながら答え、愛刀の柄を握った。]**
[ 揃った者達は、誰一人、過度に怯える風もなく、公子は密かに己の目の確かさに自信を深め...やがて、光に包まれて不可思議な場所へと運ばれた時にも>>5不安は覚えはしなかった.........だが ]
どーなってるとは、どういうことだ?
[ その場を見た途端に、カークの上げた声に、思わず詰問するかの口調になる ]
守り人...いや人ではないか...とにかくそれが、正気を失っている、だと?
[ 不穏な空気に包まれる角持つ獣達の群れ、そして、その中央で爛々と眼を輝かせる漆黒の二角獣 ]
...笑い事か?
[ 殴れば戻るという、乱暴かつ直截な方法論に異を唱える気はさらさら無いが、目の前の笑顔>>8にはどうしても突っ込み入れずにはおかれず、じとりと睨む ]
全く...厄介に厄介を重ねおって!
[ しかしその間にも魔獣達は侵入者である自分達を狙って突撃してくる。この日何度目かも数え飽きた舌打ちを漏らして、公子は剣を抜いた ]
― →地の神徒の間 ―
[くるり巡る風の加護を得て、守人の空間転移により祠の前からどこかへと移動する。
一変した風景の先で、呆れたような声と獣の唸り声>>6が重なった]
うわぁ。
殴って鎮めて良いってのは分かりやすいっちゃあ分かりやすいけども。
[一石二鳥なのか何なのか。
判断に困るところだったが、守人が良いと言う>>8のだから良いのだろうと、魔銃を手に取る]
先ずは周りの連中かな。
[奥にいる巨躯が最終目標だろうけれど、そこまで至るには周囲の獣の数が多い。
標的をそちらへと定め、魔銃に錬金術の力を込めた**]
[ 駆け出しながら横薙ぎに揮った剣は、正面から飛びついてきた角持つ大猿の脇を裂いたが、傷は僅かに浅い ]
ちっ!
[ 返す刃で、ぎゃあぎゃあと叫びながら、長い爪を揮う大猿の首を狙うが、寸前で飛び下がられて冷気だけが、空を斬る ]
はあっ!!
[ だが、引くことはせず、そのまま身を翻した大猿に向けて気合を込め ]
[しみじみと響いた声>>1:222には、何も言わなかった。
それが言えなかったから、なのか言いたくなかったから、なのかは定かではないのだが。
ともあれ、移動の段となれば、少年も守り人とともに力を凝らす]
平緩的風。
對外國人們瞬間的守護。
[少年の紡ぐ言霊が向かうのは、居残りとなる調査団の面々。
霧から現れる妖は完全にいなくなったわけではない。
不在の間に被害が増えられても困るが故の護りを巡らせた後]
― 地の神徒の間 ―
……るぅ。
[移動した先の状況に、上がったのはどこか疲れたような声]
外にまで影響が出ているから、ないとは言えなかったけれど。
……これは……。
[そこまで大きな揺らぎが生じていたのかと。
そんな思いは一時押し込んで]
クゥ、間違っていないけれど、大雑把過ぎなのだよ。
[笑いながらとんでもな要求をする守り人に、突っ込みを飛ばしておいた。*]
……焔の狂気が、ここまで上がっている、と。
そう、考えるべきなのかな、これは?
[突っ込みと共に投げかけるのは、疑問]
そうなると、本気でかからないとならないのかも知れないのだね……。
ああ、そうだな。
……てわけで、お前はできる限り、温存を頼む。
[確かめるような問いかけに、返すのは静かな声]
あと、護りの強化もな……双角がこのザマだと、白角もどうなってるかわかったもんじゃない。
……あちらの方が、近いものね。
了解なのだよ。
でも、クゥも無理なしで、なのだよ?
公子殿にも言われているのだからね。
[了解の意思を返しつつ。
でも、突っ込みを忘れないのは、性分的なもの]
……わかってるってぇの。
[釘刺しに滲むのは苦笑。
とはいえ、真の意味での全力が求められるならそうも言えない、というのは。
言わずもがなではあるのだが]
― 地の神徒の間 ―
[ほんの一瞬、表情を苦笑が掠める。
今の状況、予測される先の状況、それらが滲ませたものは、一瞬で振り切って]
……ん?
[妙に不満げに見える様子>>11と、それに対する突っ込み>>14と。
やり取りにきょと、と瞬いた]
ん、ああ、すまん。
言い方が悪かったな。
[どうやら『殴る』という言葉がそのまま受け取られたらしい、と。
気づいた守り人は、がじ、と後ろ頭を掻く]
一部訂正……出せる全力で薙ぎ払って構わんぜ。
眷属連中も、切られたくらいじゃ完全消滅はしねぇからな。
[言いながら、手にした漆黒と銀を構えて呼吸を整え]
……い、よ、っと!
[軽い掛け声とともに地を蹴り、前方に群れる一角の猪たちへと駆ける。
初手の一撃は、低い構えからの薙ぎ払い。
振り切った所で一度左の手を離し、右だけでくるり、と槍を一回転させた後、大きく後ろから回して前へと引き戻す。
そこから再び両の手で漆黒を支え]
っ、せい!
[繰り出した突きは、丁度突っ込んできた猪を捉えてその身を貫く。
貫かれた猪は、どこかくすんだ橙色の光と転じて消え去った]
……ち。
やっぱり、当てられてんな……気が、澱んでる。
[本来ならば、澄んだ光に転じるはずなのに、と思いつつ。
一度後ろへ飛びずさり、魔獣たちとの距離を開けた。**]
[最も早く、最も機敏にこちらに反応してきた鹿──ただし、鹿角ではなく、主と同じねじくれた角を戴いている──の細い前脚を、旋回させた刃がまとめて薙ぎ切った。
つんのめるように崩れ落ちる鹿の頭を蹴り、突きかかってきた猪の突進を真横に躱す。
足元を狙って噛みついてこようとした狼の横面を柄で殴って怯ませ、右腕一本で大きく刃を振り回し、殺到しようとするものたちの足を押しとどめる。
一対多の戦いこそ己の本領であり、一人で戦いたがる理由でもあった。
側に味方がいたら、思うように得物を振り回せないではないか。]
投票を委任します。
公子 セルウィンは、嵐激の騎竜師 カーク に投票を委任しました。
[多数相手の戦いの基本は止まらないこと。常に先手を取ること。相手をこちらから選ぶこと。相手の弱いところを見定め、効率よく戦闘能力を奪うこと。
数多の戦闘で磨いてきた感覚は、細胞のレベルで全身に染みついている。
激しい剣舞を続けるトールを攻めあぐねる獣たちの囲みが割れた。
重い地響きとともに突進してくるものがある。
熊だ。]
……
[小山のようなそれを一瞥し、微笑して、空間を作るべく周囲を薙いだ。]
[一直線にこちらを目指す熊の、横に回り込むように移動する。応じて方向を変えた熊が、体当たりではなく爪で攻撃してくると読んで、刃を縦に一回転させた。
丸太のような腕から横殴りの一撃が襲い掛かってくる寸前、刀の柄を地面に突き立てて飛ぶ。空振りした熊が上を振り仰ぐより早く、落下の勢いを載せた刃が熊の首の後ろを断ち割った。]
はッ!
[そこからさらに飛び込むような前転の動きで刃を引き抜けば、首を半ばまで断たれた熊が痙攣し、どうと音を立てて倒れる。
即座に次の動きへと移りかけた瞳に、白い小さなものが映った。]
……… 子兎。
[思わず瞬きひとつほど固まった。
手の上に乗りそうなほどの小さくて丸くてふわもこで真っ白いそれは、]
───ッ!!!
[驚異的な脚力で跳ね上がり、首筋へ二本の角を突き立てようとする。
寸でのところで半歩身を引き、拳を打ち込めば、軽い兎の身体は後方のどこかへ飛んで見えなくなったが、]
/*
御飯前に覗いたら...なんなの、このトールのかっこよさと可愛さ...(ごろごろ転がっている)
はあ...見てるだけで楽しい。ユーリエの反応も楽しみだなあ。
[ ほくほくしつつ、フロメシる** ]
[先んじるように飛び出す公子とその近衛。
それを横目に見ながら、ユーリエは離れるように横へと地を蹴った]
いつだって全力だっての、っと。
[守人からの訂正には笑いを含みながら言って、魔獣の群れから逸れてきた一体に狙いを定める]
[ダダダダダン!っと連射の音が響き、飛び出してきた捩くれた角の山羊へと水弾が駆ける。
初弾は山羊の額に当たり、突進の威力を削ぎ。
僅かに顎が上がったところに二発目が喉元へと衝撃を与える。
苦鳴と共に捩った身に残りの三発が胸部、腹部、下部へと減り込み、山羊の身体は地を滑った]
いっちょ上がり!
[くすんだ色の光と転じて消えて行くのを確認せぬまま、視線は飛び出してきた別の影へと向かう。
そこにいたのは真白の姿>>28>>29]
[ 本物の鹿よりも鋭い角を持った大鹿の突進をすんでのところで躱す ]
っつぅ!
[ しかし駆け抜けざまに頭を大きく振った鹿の角が胸元を掠めて、朱を散らした ]
まったく!厄介、だなっ!
[ すぐさま反転して再び突進してくる大鹿相手に、次に公子が選んだのは、避けるのではなく、前に足を踏み出す事 ]
華焔!
[ ほぼ目の前、互いに触れ合わんという位置で横薙ぎに腕を振り抜きながら揮う鞭から、ごう、と音をたてて複数の焔が噴き上がる。それはまるで、しなる鞭の蔓に緋の華が開くように、焔の花弁を拡げ、大鹿の頭を燃え上がらせた ]
は...
[ 焔の華に灼かれ、崩れ落ちた大鹿から、数歩下がって、公子は息をつく。
大鹿の角に裂かれた胸の浅い傷の他に、自ら咲かせた焔の熱に炙られて、右手がひりついていたが、その痛みを表情に現すことはない* ]
[パンッ!と常とは異なる銃声が響き、銃口から弾けるように雷弾が駆けた。
子兎は跳躍して避けようとするが、その直前で雷弾が更に弾ける。
網の如く広がった雷は子兎の足を掠め、着地を阻んで転げさせた]
とどめぇ!
[ポーンと足元へ転がってくる子兎に対し、身を翻し]
[合わせた通りのタイミングでユーリエの足は子兎を捉える。
けれど蹴られるその瞬間、子兎は頭を動かし、ユーリエの足を薙ぐように角を払った]
っつ…!
[子兎の鋭い角がユーリエの足に紅い線を描く。
走る痛みに顔を顰めながらも蹴り足を止めることは無く、力一杯子兎を蹴り飛ばした。
放物線を描いた子兎は空中でくすんだ光となって消えていく]
〜〜〜ったぁいなぁ、もう!
[子兎はぶっ飛ばしたものの、苛立ちは更に募ったのだった**]
/*
ありゃ、挟んじゃった。ユーリエすまない。
割と普段やらない描写にチャレンジしてるんで時間かかってもうてな。
先に書いとく方がいいなあやっぱり。
そしてちゃんと子兎を拾うあたりさすがっす><
投票を委任します。
調香師 ローランドは、嵐激の騎竜師 カーク に投票を委任しました。
― 回想/遺跡前 ―
[この先への同行がどうなるかは、伝令の兵の一存では津全ながら分かり得ぬもの。
ならば直接公子から伺いたいと兵へと先に伝えに戻ってもらい、自分は出立の準備を整える事にした。
といっても右肩の傷の保護を厚くするのと、使用した薬品の補充位で済ませたので然程遅れる事は無く。
>>9公子の前まで進み行くと、笑み含んだ声で話しかけられたそれにまずは頷いた]
えぇ。
それに、私などより腕の立つ方も数多といらっしゃるでしょう。
[国民でもない上目立つほどの腕利きでもない自分が何故、と思った故に肯定すると公子の傍近く控えていたお歴々から不敬という声が飛ぶ。
だが、男もそれを分かった上で言っている]
― 回想 ―
?
[少年の感謝の言葉>>1:199に首を傾げる。
少女の中ではごくごく当たり前で。
少女の一番根っこの部分は大らからしい。]
[これで怒る様な方ならば、こちらから同行は断ろう。
そんな考えを読まれていたかどうかは分からないが、続いた公子の言葉はこちらの予想を超えたものだった]
…なんとまぁ。
[個としての信用を重視する、それは当然といえば当然の選択ではある。
だが、立場が上であればある程、柵や面子などに捕らわれ難しくなるだろうものなのに]
(豪気なのか何なのか。
面白い方が居たものだ)
[ふ、と浮かんだのは素直な笑み。
そして]
勿体なきお言葉、有難うございます。
ローランド・メルシエ、謹んでご同行させて頂きますよ。
[そう言うと、深く頭を下げて公子に同行する意思を示した*]
[そして、祠の前に向かえば公子と近衛に任命された王国兵、ユーリエやローランドの姿が見える。]
……大分バランスがいい?
[こてり、と首を傾げた。
移動の際の術については。]
……お兄さんどんだけ力強いんですか。
[と、ジト目になったのはやむをえまい。]
[到着した先の光景に遠い目になり。]
最初から交渉不可ってどういうことですん……。
[いや、相手方に理性があっても、最終的にやりあうとは思うけれども。
遠い目くらいさせろください。]
[トントン、と踵を鳴らして右足の傷の具合を確かめる。
痛みはあるものの、動けない、と言う状態ではなさそうだった]
……ま、最悪あれを使って… とぉ!?
[足から前方へと視線を戻した時、ぴゅう、と目の前を何かが通過した。
明らかに顔を狙った動き。
反射的に首を動かしたことで直撃は免れたものの、左頬に紅い線が走った]
…………いやいやいや、可愛いけどね、可愛いけどね!?
[通り過ぎた後ろを見遣れば、滑空を終えて地面に着地し、足場を求めて戻って来るモモンガが一匹。
効率が悪いやら前方に突き出した二角が凶悪やら、何か色々削げた]
[ただ、角モモンガが目指す先には、別の魔獣がいる。
最終目標である二角の馬の縮小版。
やたらと長い角を持った馬だ。
その角には更に複数の角モモンガが待機している]
うわ、嫌な予感。
[地面を駆けていた角モモンガが馬の足を登り始めた辺りで、ユーリエは魔銃をそれらへと向けた]
― 地の神徒の間 ―
[これ以上言ってもどうにもならないのは分かっている、からすべきことはといえば――]
……听我们的声音,昏比K暗更依然来东西……!!
[術を使い、攻撃する事。
術が使えなくなっても、物理でも行ける為、問題はない。]
[響く銃声は一発。
放たれた風弾は膨れ上がり、旋風となって魔獣の群れへと駆けた。
それと同時、馬の角に待機していた角モモンガ達が一斉に滑空を始める。
半分ほどは旋風の檻に囚われくるくるとまかれていたが、残りの半分は旋風を避けてユーリエ目掛け飛んできた]
うわっ、 ちょっ、 まって、
[きゃあきゃあ言いながら、しゃがんだり地面を転がり受身を取ったりして滑空や旋回を駆使して角を突きつけてくる角モモンガ達から逃げ回る。
直撃だけは何とか避け続けるが、掠る数は多く、紅い線も増えていった]
[やがて、滑空していた角モモンガが地面に着地し、二角馬へと駆け出す]
にーがーすーかー!
[受身からの片膝立ち。
その体勢から角モモンガ、ひいては二角馬が直線上に重なるような角度で魔銃を構えた]
[トンファーを抜き取ったと同時、確認出来たのはこちらへと向かい走ってくる牡牛。
ただ自分の知る姿と違うのは、角が前に長く鋭く伸びている所。
トンファーで殴るよりもその角に貫かれる方が早そうだと判じた男は即座腕を前に振り上げ]
それっ
[トンファーを持つ手を離せば、慣性のままに牡牛目掛けて飛んでいって。
こちらに向かってきた牡牛は避ける術もないまま頭でトンファーを受け止め、崩れ落ちた]
[角モモンガがまだ二角馬目掛けて駆けている時分。
その後方から三発の銃声が響いた。
地の力を帯びた弾はひとつ、ふたつと重なり、やがては地面を抉りながら突進する巨大な岩石へと変化。
駆ける角モモンガと、その先に立つ二角馬を薙ぎ倒していった]
うぇぇ……いったぁ。
[腕や肩に走る紅い線。
転げ回ったのもあり、ひりひりとした痛みを齎している。
傷口洗わないとなぁ、と思いながらも、追撃が無いか確認するために視線を巡らせた*]
[想定外の邂逅から気を取り直した頃、遠雷の響きが遠くから迫ってくるのを感じる。
響きの源を視認して、相手にも頭の回る奴がいるらしいと悟った。
体格のいい鹿の類が五頭、角を揃えて突進してくる。
さながら、重装騎兵の突撃という風情だ。]
上等。
[牙剥くように笑って、得物を低く構える。]
[突撃してくる騎兵の正面へ、自分から向かっていく。
普通の人間ならば、狂気の沙汰と言われるだろう。
だが、この男は、そういう類の人間だった。]
……!
[無言の中に気迫を込め、刃を振るう。
同時に自ら身体を地面に投げ出し、相手の足元をすり抜ける。
身体能力と、何より度胸が無ければできない芸当だったが]
よし、まずは一頭。
[上手く狙い通りに投げられた、と安堵するもゆっくり浸る間は無い。
特に自分は戦いが本業ではない、本業を全うする為にも此処で脱落してはならないのだから]
手当する人間がボロボロになってちゃ、気を使われてしまうしねぇ。
[逃げも隠れもする気は無いが、動けぬ失態は見せられない。
すぐさま牡牛に駆け寄りトンファーを拾い上げると、新たな敵意の元へと向き直った。]
[浅いな。と、胸の奥で呟くのは、刃に届いた手応え。
中央を斬り倒すつもりで放った斬撃は、一頭の足を裂いてよろめかせたのみにとどまった。
ふらついて離れる一頭を除き、四頭で再び列を組んで向かってくる鹿たちを睨み据える。]
[向き直った先に居たのは大きなサイ。
二角になっている違和感は、より凶悪さを感じさせるものだった。
やはりこちらへと向かい走ってくるのを見止め、先は手放したトンファーを持つ手首をくるりと返すと確りと握りを固定して]
……せい!!
[真っすぐに突き出した柄先は、ドスン、と鈍い音を響かせてサイの二本角の中心を正確に捕らえられた]
──四牙点穴。
[呟きと同時、放つのは四の刺突を連続で放つ技。
風巻く刃が正確に四頭の角の間を穿つ。
乱れる足並みは、だが止まることはなく。]
……ぐ、 は、 …
[一頭の角に鎧を通され、引きずられた。]
[だが]
(…足りないか!)
[動きは止まらず、トンファーごと男の身体は後ろへと押されていく。
このままでは均衡を崩されたやすく男の身体は跳ね飛ばされることだろう。
ならば、崩される前にこちらから崩してしまえば良い]
[こちらから崩した均衡は、正面から側面へと移る事には成功した。
だが、このままではサイは真っすぐ他へと向かってしまうだろうと空いている右手でサイの角を掴んだのは、流石に欲をかきすぎたか]
っ、く!
[タイミングを測りはしたが、人よりも遥かに力強い相手に力比べは無謀が過ぎると自分でも分かっている。
少しでも早く決着をつけねばと、じりじり引き摺られながらも左に持ったトンファーの持ち手を握り替えて]
[他の者が動く中、少年はひとり、後方に下がっていた]
……るぅ。
状況的に、温存はしないと、だけれど。
[最下層で待つ存在の事を思えば、と。
密やかに交わした言葉があるから、大きく動く心算はない。
ないのだが]
……だからと言って。
……何もしないと言う訳にも、いかぬものね。
天光。
有集,停下猶豫孩子們的活動。
[紡ぎ、放つのは魔獣の動きを鈍らせる呪。
攻撃的な能力は一切ないが、援護の足しにはなるか、というもの]
……んー。
やっぱり、こっちは慣れぬのだよ……。
[ぽつり、と紡ぐのはぼやくような呟きひとつ。*]
[間近に見えるサイの顔。
その皮膚は継ぎ目があり、そこを狙えば気絶もさせられよう。
そんな狙いで振り下ろしたトンファーは]
!?
[ガツンという大きな音。
それにふさわしい手応えはあった、だがそれは皮膚によって跳ね返されただけに過ぎなかった。
その反動によってトンファーも取り落としてしまい、狙いは悉く外してしまったことを悟る]
/*
実は、でるかなー、って予感があった!
……まあ、本来ならここにいない予定だったからね、ぼくはw
>>64の原文は、
天光。
集いて、迷い子たちの動きを留めよ。
でした。
っ、この皮膚が、厄介、だね…!
[男が失敗の原因を推測している間にもサイは前へと進むことを止めない。
恐らくはこちらの体力待ちを狙っているのだろう]
…さすがに、そこまで、付き合ってあげる、
暇はない、な…!
[不幸中の幸いか、トンファーを取り落としてしまった事で空いた左手を背のリュックへと伸ばし入れた]
[薬の入った小瓶は、硬い皮膚によっていともたやすく割り折れた。
それが与える傷はごく微量ではあったけれど、男の狙いは傷つけること、ではない]
…もういい加減走りつかれたろう?
ゆっくりお休み。
[叩きつけた小瓶の中身は強力な睡眠薬。
男が呼びかける間にも薬が効き始めたのかサイの動きが緩慢になっていき、最後はその場にくず落ちて寝息を立て始めた*]
[一か所にとどまる事無く動きながら、守り人がなすのは気を手繰る事]
ここがまともじゃないってのは、相当なモンって事だしなあ。
ったく、先代、掃除くらいは定期でしようぜ、やっぱり……!
[今更言っても始まらない、そんな愚痴をこぼしつつ。
守り人は不意に足を止め]
[左足を軸に、右足を大きく滑らせながら身体を捻り、右腕一本で支えた槍を大きく横に薙ぐ。
唐突な一撃は風を巻き上げつつ、近づいていた角持つ狼たちを薙ぎ払った]
……大体な。
ここは変化が少なすぎるから危ないってぇのは……。
[言いながら、振り切った漆黒の柄に左手を添える。
それと同時になすのは重心移動。
軸を左から右に変えつつ、左手を下げる。
それとほぼ同時に、左足で前へと踏み込んだ。
後ろに振り切られた漆黒の柄が跳ね上がり、銀の穂先が上へと向く]
[闇よりも深い闇が槍として出現し、牡牛を攻撃するも牡牛の勢いは止まりそうにない。]
んにゃぁ!?
[目を瞬かせるが、戸惑っている暇はなく。
杖を構え、攻撃しようと。
杖は薙ぎ、突き、払いの攻撃が出来、非力でも攻撃の幅は上がるのであった。]
……代替わりしてから、何度も言った心算なんだがな!
[叫びざま、遠慮なく前方の群れへ向けて槍を叩き下ろす。
ただの柄による攻撃──では、ない。
力手繰れるものならば、瞬間、風の精霊力がその場で高まったのが読み取れるだろう。
柄を取り巻いた風の力は小さな刃となって周囲に散り、狼の群れに打撃と斬撃の二段攻撃を加えていた。*]
/*
で、状況読み切ったけど、ラ神の采配と皆のロールの上手さよってことだねこれ。
トールは、最後のダイス目を負傷に使ったから次のボスに自分で向かってかない理由が出来てる。
ローランドは設定からして...まあうん。(何
[幸い追撃はなく、ひとまずは体勢を整える。
立ち上がり、土埃を払って他を見遣れば、皆巨躯の馬を護るが如き魔獣達を着実に減らしていた]
へこたれてる場合じゃないな。
[気合を入れ直し魔銃を握り直す]
[最前線、魔獣が多く集まる場所にはトールが。
そこを擦り抜けた魔獣を他の者達が相手取り、減らしていく形。
ふと最前線を見遣れば、魔獣に押されるトールの姿>>60が見えた]
なぁにやってんのよ!
[声を上げながら、トールがいる上空向けて雷弾を一発打ち上げる。
放物線の頂点に来た時、雷弾がパンッと弾け落雷となって魔獣達へと降り注いだ。
トールに当たらないように調整は一応している、心算*]
[眉間への攻撃により、牡牛は怯んだようで。]
いきなりムードなく急接近するのは、女の人に嫌われるんです――よ!!
[と、意味があるような無いような。
獣に言っても通じないであろう一言を口にしながら、杖を振りかぶる。]
/*
んんんん?墓落ち無し進行になったんだよな?
...同一人物が連続最下位取ると一人落ちにならんかい?まあ、そこは3日目以降に調整とればいいとこか。
[牡牛が墜ちてホッと一息ついた時、違和感を感じ其方へと視線をやるとねじくれた二角をもつ山羊がこちらへと向かってきていて。]
戦場とはこういうものなり?
[等とトボケてみる。
それはそれとして]
听我们的声音,作为石子在我们的仇敌土的精灵打碎那个身体!
[土の精霊へと呼びかけ、迫りくる相手を倒そうと]
[光の矢が幾筋にも分かれて周囲に降り注ぐよう。
文字通り天より降った災難に獣たちが慌てふためく隙に、得物を手にして駆けた。
雷撃に打たれ痺れる馬の喉を裂き、驚いて飛び跳ねる鹿の足を薙ぐ。
再び、獣たちを薙ぎ払う鋼の旋風が吹き荒れた。]
/*
そしてFAQブログに行けないこと発見。
「データベース接続確立エラー」って、多分プログラム的な何かだな。
環境次第かもなので、エピってからみんなにも聞いてみよう。(メモメモ
[ズドン、と重い音が響く。
礫が狙いへと上手く命中した――のはいいけれど。
手負いであるはずの相手の闘志はまだ衰えてないのが、見てわかる。]
……元気ですねー……?
[そんな思いが、口をついて出る。]
でも、眠ってもらいます、よ!
听我们的声音风灵,切我们的仇敌,撕掉!
[風の精霊へと呼びかけ、切り裂こうと]
[半ば八つ当たりな一撃を叩き込んだ後、は、と息を吐く。
状況はどうなったか、と周囲を見回せば、どうやらこちらが優勢な様子]
……中々。
[その様子に楽し気に口の端を上げつつ。
守り人はちら、と視線を上へと向けて]
……おやすみなさい?
[崩れ落ちるねじくれた二角をもつ山羊へと、小首を傾げながら口にして。]
……これで落ち着き、ますかねぇ?
というか、奉じて封じたほうが楽な気がするのはなんででしょう……?
[そういう考え方をする両親に育てられた影響か、ぽつり、と口にした。]
凍波...。
[ 緋の鞭を青の剣に戻し、その剣に冷気を纏わせる。鞭の焔で火傷を負った右手をその冷気で冷やす自前の応急手当は、この武器を譲り受けてから編み出した手法だった。
冷気で柄が手に固定される程まで冷やしてしまえば、痛みも感じない ]
コンの娘も、さすがの腕だな。
[ 視線を巡らせれば、どこかのんびりして見える娘も実力は確かなようで、多少なりとも安堵する ]
はあっ!
[ その直後、ユーリエが一掃したモモンガの仲間らしきものが、飛来したが、右腕一本での切り上げで薙ぎ払った ]
精霊師 コンスタンツェは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
銀跳の魔弾 ユーリエは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
[一矢は助けとなり得たか。
足並みを乱した魔獣達に対し、トールの動きが戻る>>77。
鎮めるために斬り結ぶ、荒々しい神楽舞。
彼が負傷したらしきこと>>76は、纏う漆黒により隠れ気付くことは出来なかった]
ふふん。
[満足げに笑むと鋼の旋風から零れる小物を撃ち落としていく]
[上へと繰り出した一撃は、上空から奇襲を仕掛けようとしていた双角の蝙蝠を一撃で貫き、鈍い橙色の光へ変える。
それが散る最中、中央に陣取る二角獣へと視線を向けた]
……双角!
天霊より地の神徒の務め賜り、神代から勤め上げてたアンタが何やってんだ!
いい加減、目ぇ覚ませ!
[眷属に宿る気の澱みが薄れればあるいは、と思ったが、二角獣の瞳に理知が戻る気配はなく。
ち、と苛立ち帯びた舌打ちが落ちる]
……っとに、この、岩石頭がっ……。
こんな時にまで、発揮するんじゃねぇよ!
[毒づきながら、苛立たし気に頭を掻き。
それから、改めて調査団の面々を見た]
……どーにも、そう簡単に鎮まるつもりはねぇらしい。
双角……地の守護者を狂わせてる気の干渉は、こっちで抑える。
取りあえず、全力でぶん殴って、目ぇ覚まさせてくれ!
[面倒な事を言っているのは百も承知だが。
気の干渉を断たねば恐らく事態は解決しないし、何より]
……俺がちょっかいかけると、あいつら納得しねぇだろうしな……。
[こんな読みもあったりする。
先代の守り人の頃からこの場にあるものたち。
思考の硬さは、半端なかった。*]
嵐激の騎竜師 カークは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
翡翠風精 シュテルンは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
[刃の前に立つ獣の数は確実に減っていく。
それは、個々のメンバーがそれぞれに獣たちを討ち取っているからに他ならない。こちらへの支援が飛んできたのも、それだけの余裕が生まれているからだろう。
戦いつつ、皆と合流するようにじわりと後退する。
それは、前線を支えきれなくなったというわけではなく、次の一手のため。]
道を、切り拓く。
[カークの言葉に頷いて、皆へと呼びかける。
他の者達が黒の巨獣へ到達する道を、自分が作ると。
未だ寄せてくる眷属たちの壁を破り、かの神獣を目覚めさせる、第一の楔となろう。]
[守人の呼びかけ>>84にも応じない、地の神徒たるもの。
曰く、岩石頭とのことだが、それだけが原因ではないのも確かだろう]
はー、骨が折れそう。
[全力でぶん殴れ、との指示>>85に溜息一つ。
これだけの相手だ、容易くは倒れまいという予想はある。
それでも]
王国兵 トールは、精霊師 コンスタンツェ を投票先に選びました。
……神代……
[聞こえた単語>>84に遠い目になる。]
ほんと奉じた方が早くないです……?
[一筋縄で行かないのも、よくわかる、が。]
とりあえず、頑張りますよぅ?
[やらない、という選択肢はなかった**]
トール!
[一度下がり合流し、道を切り拓くと宣するトールに対し、首に下げていたマナの結晶を千切り投げやる]
Concessione: Terra
[呪を受けて結晶は崩れ、光の粒となりトールを取り巻いた。
刃の鋭さを増し、身の守りを強化する具現精霊具]
任せるわよ!
[先陣を切る彼への信の欠片]
[無茶な要望に対する反応は、是の方向に向かうもの。
元より、その位じゃないと先に進ませるわけにもいかないのだが、それはそれとして]
……文句言ってる割に、楽しそうだよなあ?
[届いたぼやき声>>92に、そんな呟きが落ちる。
ともあれ、今は己が為すべきを、と思いつつ、槍を両手で持ち、水平に構えた。*]
……る。
[基本、後退して援護の態を取っていた少年は、守り人が槍を構えるのに気づいて短い声を上げる。>>93
とん、と跳ねるように駆け、向かうはその傍ら。
目指す場所に辿りつくと両手を組み合わせてこちらも力を凝らす]
……近づかせぬよ。
[短く言い放った言葉は、唸りを上げる魔獣たちに対してのもの。*]
奉じてる間に潰されるのがオチよー。
[コンスタンツェの疑問>>90に対しそんなことを言って。
握る魔銃に地の力を込めて双角へと撃つ。
岩石と化した地弾は双角の顔面へと駆けたが、相殺するように石礫が飛来し、ダメージを与えるには至らない]
ははぁ、地の神徒と言われるだけあるか。
少し考えなきゃな。
[そうしている間にもセルウィンがトールの後に続き>>92、双角鎮圧戦が始まる。
隙を突いて頭に大きな一撃でも食らわせたら
[そうして地の眷属たちの壁を切り抜ければ、前方の視界が開ける。
草原の中央に鎮座する神獣は、自らの前に現れた不届きものへの怒りを露わに嘶き、大地を踏み鳴らした。]
……! 殿下!
[不穏を察知して声を上げ、公子を突き飛ばすよう手を出しながら、自分は逆側へと飛ぶ。
直後、漆黒の二角獣の足元から地割れが走り、中から無数の岩の錐が突き出した。]**
[ ユーリエの手から光の粒がトールに向かって降り注ぐ ]
ほう...
[ こんな手管も持っていたか、と感嘆の声を漏らす。
同時、背を追っていたトールの動きが僅かに変わったのを感じ>>97その意識が己の存在に向いている、と知ると、小さく笑みを浮かべた ]
ならば、こちらは...
[ ユーリエとトールの連携は、先から見ていても的確に嵌まっている。それならば、その連携を活かすが得策、と、公子は青く輝く剣を頭上に掲げた ]
凝凍集冷...
[ 剣の青い輝きが増すと、凍気が目にも見える白い塊となって膨れ上がる。
保てる限界までの冷気を溜め、待つのは、トールの剣が道を開き、二角の姿が視界に入る、その一瞬 ]
つ、あ...くそ...!
[ 受け身をとっても、突き出す岩から逃れようとすれば、身体には無理がかかる。
すぐには体勢を整えられそうになかったが、すでに放たれた冷気の塊は、地割れに飲まれる事無く、二角に向けてぶつかっていく。
それだけでは破壊の力は無いものだが、生き物ならば一瞬にして凍りつくほどの冷気、生き物でなくとも、動きを鈍らせる程度の事は出来る筈だ** ]
…!
承知致しました、公子。
[まるで男の逡巡を読んだかの様な呼びかけは、男の思考に知らずかかっていた暗示を除いてくれた。
男は薬師として参加している。
更に言うなら男の本質は香を繰る者だ。
武器をもって戦うは、自分の本分ではない]
[それぞれが動き始めたのを視認すると同時、男は漆黒の獣から逆の方向へと走り出す。
程良く距離を稼いだところで香の入った瓶を取り出すと、蓋を少し開け]
……ふむ。
この広がり方だと、二箇所…いや、三箇所に撒くのが良いかな?
[香りの流れ方から、空気の巡りを読み、どれ位の範囲まで香が伝わるかを推測する]
[そして、背負っていた鞄から水が満たされた中瓶と巾着袋を一つ取り出し。
更に腰に巻いていたストールを外し地に広げ、瓶の中の水を満遍なく振りかけた後]
よし、後はこれを…
[すぐに拾い上げたストールを手に目星をつけた場所まで移動すると、巾着袋の封を開けて横薙ぎに振り撒き。
それを手にしていたストールでばさりと扇ぐと、その場から扇状に清涼な草花の香が広がっていった]
[男が広げているそれは、人にはただの香りとしか感じられない。
少なくとも不快を与える香りではないだろう。
だが、人ならぬ者にはその意味が身体で感じ取れるはず。
それは幾つかの香草と花弁を併せた不浄を清める浄化の香。
正気を失った神の徒にとっても、多少なりと沈静の助けとなろう**]
……る?
[空間に広がる香り>>107に先に気付いたのは少年の方だった]
これ……。
[不浄なるを清めんとするかの如き、清涼な香。
それが何を意味するかは、感じられた]
……る。
天光。
在鏡子的舞,保護他的者。
[小さく紡ぐのは、護りの言霊。
応じて、香り手繰る者の近くに金糸雀色の光が弾けた。
浄化の力持つ香に触れたなら、神徒もその眷属も鎮まりはするだろうが。
そちらに向かうものがあるならば、道違え、辿りつかせぬ鏡の結界を発生させる。
風の力は今は使うを控えなくてはならないし、大きな干渉ができないのはこちらも同じだから。
為せるのは本当に、ささやかなものなのだけれど。**]
[それぞれがそれぞれの思うように動く中、守り人は静かに気を凝らす。
浄化の香>>107は、意識の澱みを澄ませるにも一役買ったか、集中を妨げるいら立ちは大分治まっていた]
在破邪神角的名。
在這個地方命令非叵籮氣平靜下來。
[そうして気を鎮めつつ、自身はこの場にあるはずのない気を鎮める言霊を紡ぐ。
在るべきではない物──狂気の波動を鎮めるために。**]
/*
投票揃い確認、よし、と。
>>109原文は、
天光。
鏡の舞にて、彼の者を守れ。
>>110の方は、
破邪神角の名に於いて。
この場に非ざる気に、鎮まる事を命ずる。
しかし、ライブで術編む精度が落ちとるなー……。
[トールから言葉での返事は無い。
けれど、揺れる刃先>>95がそれを示していて、ユーリエは口端に笑みを乗せた。
自分に対する態度こそ失礼だが、その腕に関しては疑いようも無い]
[トールが双角の前に立ちはだかる魔獣の群れを斬り払い、セルウィンが後に続き、冷気の塊を双角へと放つ。
後方からは清涼な香りが漂い、辺りを浄化せんとするようだった]
─────!!
[トール達より遅れて双角へと駆けるユーリエの眼前に、地割れと無数の岩の錐が現れる。
それに対し、ユーリエは横に避けるのではなく上へと跳躍した]
Concessione: Vento
[呪を紡ぐと、胸元でマナの結晶が弾け、風がユーリエを包み込む。
浮遊を付与する具現精霊具。
その力を借りて岩の錐の上へと身を置くと同時、魔銃の銃口を後方へと向けた]
[魔銃の引鉄を引くと破裂音が響き、銃口から火花が散る。
火弾と風弾の連射による、強力な推進力を生む爆発。
ユーリエの身体が勢いよく前方へと飛んだ]
いい加減に……… 目を 醒ましなさい!!
[冷気と香りにより動きを鈍らせる双角の顔の側面目掛け、ドロップキックを繰り出す。
爆発の勢いに乗った威力は凄まじく、双角の頭は衝撃を受けて揺れた。
それでも尚、倒れまいとする意志が神獣の身体をその場に留まらせる]
もう いっちょ!!
[蹴りの反動で後方へ飛ぶ身を翻し、上下逆さまの状態で魔銃の銃口を双角へ向け。
叶う限りの速度で引鉄を連続で引いた]
[
[それぞれの色を孕む属性弾が次々と双角へと着弾し。
最後に一条の
[一拍の静寂の後、地を踏み締めていた巨躯がゆっくりと傾いていった*]
[地割れから逃れたはいいが、公子とは左右に分かれてしまった。
受け身を取って立ちあがる眼前に、なおも主を守ろうとする地の眷属たちがにじり寄ってくる。
長柄刀を構えなおした時、ふわりと周囲に爽やかな香りが流れてきた。
自分は良い香りだな、程度の感想しか持たなかったが、狂った獣たちは香りに包まれるや否や、戸惑ったように足踏みする。
それはあるいは、彼らの主の影響を受けているのかもしれず。
脅威にはならないと判断し、漆黒の巨獣に向き直れば、真白が空を飛ぶのが見えた。]
[後方に炎の渦を噴きながら飛んだユーリエの足が、黒い頭をしたたかに揺らす。
流れるように放たれる、虹の矢と全てを塗りつぶす白。
空を舞う彼女の背に、翼が見えたような気がした。
ああ、終わりだな、と。
そう思ったから、武器を構えずに歩いて近寄っていく。
傾く巨躯の方は見もせず、ユーリエが万が一にも落ちてくるようなら、受け止めてやろうか、と。]*
[倒れ行く巨躯を逆さまのまま見遣る]
………これで、いいのかな?
[言われた通りに全力でぶちかましたわけだが、結果はどうだったのやら。
その間もユーリエの身体は双角から離れるように放物線を描いていて。
徐々に落下の速度を上げていく]
…あっ、ヤバ。
効果切れてる。
[重力に従い落ちていく身体。
具現精霊具の効果は連撃を放った時点で切れていた。
どうにか着地しようと身を縮め、身体に緩やかな回転をかける]
[背中への痛打を覚悟し、身を強張らせて数拍。
落ちる身体が受けたのは、予想以上に柔らかい衝撃だった]
───……???
[きゅ、と目を瞑っていたため、何が起きたのかが分からない。
恐る恐る目を開けると、視界はまだいつもより高くて。
疑問符を飛ばしながら周囲を見回すと、黒漆の革鎧が目に入った。
革鎧から上へと視線をスライドさせる]
[魔銃の放つ光に貫かれた二角獣は、己が身を支えきれずに地へと伏す。
短い空白。
それを経て、唸るような声が、その口から漏れた]
……目ぇ覚ましたか、双角?
[声の響きに険は感じられない。
それと悟ると、守り人は低い声で地の神徒へと呼びかけた]
[呼びかけに応じるように、二角獣が目を開く。
深く澄んだ瞳には、先ほどまでの狂的ないろはなく。
本来のものと思しき穏やかな色が広がっていた]
『……神角……?
我は、何を……』
……何を、じゃねぇだろ。
焔に当てられて、正気失ってたんだよ……それを、この来訪者連中が目ぇ覚まさせてくれたんだ。
『……来訪者!?』
[短い言葉に、二角獣の声が跳ね上がる。
予想通りの反応に、守り人ははあ、と大きく息を吐いた]
……焔の気が引き起こした異変を調査するべく訪れた、テンガの民だ。
俺の名に於いて風の赦しを与え、ここへの踏み込みを許した。
で、アンタの承認をもらおうとしたら、そっちはすっかり中てられてて、問答無用で吹っかけてきたんだよ。
[色めき立つ二角獣に、淡々とした口調で状況を伝える]
故に、来訪者たちの手でアンタを正気に戻させた。
……力のほどは、眷属ともども身を持って味わったろ?
[ここで一度、言葉を切って]
て、わけで。
……俺のいーたいことは、わかるよなぁ?
[に、と笑って短く告げる。
口にはしないが、拒否権はねぇぞ、と。
視線と態度がきっちり物語っていた。*]
では、全部が終わってからというのはー!?
[ユーリエ>>96にこう返答するあたり、懲りてない。全く懲りてない。
ユーリエが使徒と闘っている最中は土と闇の精霊の力を借りて、足止めをしようとしていたとか*]
[あれほど見事に神獣をしずめてみせたユーリエなのだから、きっとなにくわぬ顔で地面まで飛んで降りるのだろう、と思ってはいたのだが、放物線描く身体を目にして顔色を変えた。
歩きから小走りへ、さらに得物を投げ捨てての疾走に移る。
背中から落ちてくる体を受け止めたのは、我ながらぎりぎりだった。]
…………は、
[軽くはない衝撃に息を詰めてから、ゆっくり吐き出す。]
……これで、貸し借り無し、だ。
[前に言われた言葉を返し、彼女を地面に下ろす。
ところで、ユーリエは酸欠でも起こしたのだろうか───とパクパク動く口を見ている間、傷を負った自分の胸を無意識に手で押さえていた。]*
[言葉が紡げないままに地面に下ろされる>>129。
驚いて声が出ないのは、まさか受け止められるとは思っていなかったし、トールがそんな行動を取るとも思っていなかったからだ]
そっ れは、 いい────
[貸し借りの話には声をひっくり返しながら首を横に振って、構わないと伝えようとして。
見上げる先でトールの手が彼の胸を押さえていることに気付いて言葉を途切れさせる]
怪我した!? 私がぶつかった!?
ちょっと待ってて、
ローさぁーーーん!!
[若干のパニックを見せながらローランドを呼び寄せるべく大声を上げた]
[それが一匹ならまだしも、何匹も同じ様に交差して走る様子が見えれば流石にその不可思議さに気付くというもの]
これは、さっきの光のおかげ…か。
[思い当たる節を探し、更に視線を彷徨わせ。
ようやく翡翠の髪色を見つけると、微かな笑みと共に頭を軽く下げるに留めた。
今は悠長に礼を言っている場合では無いし、何よりかのもりびとが男を護る術を施した訳はこの香に他ならぬだろうから]
手を止める訳には、いかないね…!
[この行動が無駄ではないと言外に伝えられた、そう思った男は漆黒の双角が正気を取り戻すまで香を保ち続けた]
あ、 おい。
そんな騒ぐような傷じゃない、から、
[ユーリエのパニックっぷりと、全力でローランドを呼んでいるのとに、こちらも釣られて若干慌てる。
押さえていた手を見たら赤が付いていたので、鎧の端で拭っておいた。]
/*
トールの傷は、あのまま黙ってるようなら、つつきにいこうと思ってたけど、いい感じにユーリエとローランドが構ってくれてるからお任せしよう。(にこにこ継続中)
小さい傷だろうがなんだろうが、治療はきちっとしとくの!
前線で戦い続けるってなら尚のこと!!
[若干返答になっていないが、力説するように自論を述べて。
トール>>137の腕を取って引っ張って行こうとする。
そんなユーリエの顔や腕にも紅い線がいくつも付いていた*]
[駆け寄った二人は揃って何やら慌てた様子。
鎧の色合いから、トールの胸の傷をぱっと見では気付くことが出来ず]
どこか打ち付けたのかい?
[ユーリエを受け止める際によろけでもしたか、と双方の顔を見て問いかけた*]
[後ろからやって来た公子の言葉>>134に、二角獣がぴくり、と身を震わせる。
おー、煽ってんなー、と思いながらも守り人はそれを止めずに答えを待つ態を崩さない。
そんな様子に二角獣の口から低い唸りが零れ落ち、穏やかだった瞳の色が一瞬、ゆらいだ、が]
『……神角が認めた者に敗れたというのであれば』
[間を置いて、唸り声は低い宣へと変わる。
力は示された、それは理解している。
理解している理を拒絶する事は、岩石頭と称される神徒には、とてもとても難しかったらしい]
んじゃ、この来訪者たちに、地の赦しを与えるんだな?
『……うむ。
だが、神角……』
細かい事は、今は言いなさんな。
何れにしろ、俺らの力だけでどうこうできる規模じゃないってのは、アンタ自身、身に染みてんだろ?
『…………』
[さらりと告げた言葉に返るのは沈黙。
わさ、という感じで尾が揺れた]
んじゃ、他の連中が落ち着いたら承認を。
あと、白角のとこへの転移を頼む。
……アンタがこのザマだった事考えると、向こうもどうなってるやら、ってとこだがな。
[最後に付け加えた、先への懸念。
それに、二角獣は同意するように鼻を鳴らした。*]
その……、ああ。
[押されるままに頷いて、勢いのまま腕を引っ張られ、ユーリエと一緒にローランドの前へとやってくる。
その手にも顔にも紅が何本も引かれているのを見れば、どこか複雑な思いがした。]
俺の手当ては自分でできる。
それより彼女をみてやってくれ。
[過呼吸を起こした(とトールが思っている)くらいだから、かなり消耗しているのだろう。彼女を先にと頼む。]
……る。
[光手繰る最中に向けられた笑みと礼。>>135
それに、少年もまた微かな笑みを持って返す。
そうして、二角獣が鎮まるまでは守り人の補佐に徹していた──のだが]
……るぅ。
[守り人と、それに続いた公子の言葉に、少年はふかく、ふかくため息をついていた]
……クゥ……気持ちはわかるけど、程ほどに、なのだよ……。
[神徒の頭の固さに悩まされていたのはこちらも同じ、故に、わからなくもないのだが。
やりすぎるのはー、という思いはきっちり滲んでいた。*]
[ こちらの物言いに、一瞬揺らいだ双角の瞳に公子も視線を鋭くするが、すぐにその色が諦めに似たものに変わったことに気付くと、手にした剣を腰に戻す。
柄から手を離す一瞬、パリン、と小さな音をたてて、右手を覆う氷が一部砕けて地面に落ちた ]
白角というのが、三番目の守り人か?
[ カークと双角の会話から聞き取った名に、そう問いを投げる ]
転移の前に、どのような相手か教えて貰えると有り難いのだがな。
[ 願い出る、かの言葉だが、口調は少々険を含んでいた ]
この様子では奥に行く程、封じられたモノの影響が強いのだろう?
毎度、情報の一つも無く、俺の臣を危険に突っ込ませるのは好まん。
[ 余所者であろうと、一時のことであろうと、自らが選び率いて来た者は、己の臣だ。
危険を承知の任とはいえ、その無事をないがしろには出来ないという公子の意は、守り人達には伝わったか* ]
[トールを引っ張っていく>>144先でローランドと合流>>141する]
何か胸押さえてた!
[ローランドの問いかけにはそんな証言をして。
トールが自分よりもユーリエをみて欲しいと言うのを聞いて、目を瞬かせた。
過呼吸(ではないのだが)は別にしても、傷があるのは事実。
自分自身を弾とする形で飛んで行った負担も無いわけでは無かった]
私は土埃落としてきてからの方が良いかもしれない…。
[地面を転がったのもあって肌も服も土埃だらけである]
公子サマも怪我してるの?
やっぱり一筋縄じゃいかないね。
[はふ、と疲労を吐き出すように吐息を零した*]
[駆け寄ってみれば、>>140ユーリエにも幾つかの傷がついている。
あの体躯を相手に戦っていたのだから、無傷で済む道理もないとは思うが女性の顔の傷は痛ましさは感じるもの。
それは男なら誰も感じるだろうと思うから、>>144トールの頼みも不思議ではないのだが]
君は自分だけ仕事をしておいて、僕にはさぼっていろと言うのかい?
心配しなくても、皆を診るし、手当もさせてもらう。
まずは女性を安心させる為にも、君から診せてもらおうか。
[男の経験上、この様に他人を優先する者は十中八九自分を疎かにしがちなだけにはいそうですかとは言える訳がない。
>>149ユーリエの訴えからも、まず優先すべきはトールだと態度からも隠さず告げた*]
[氷の砕ける音>>148に、ほんの一瞬目を細める。
けれど、そこに触れる事はなく、投げかけられた問いにがじ、と後ろ頭を掻いた]
ああ、そうだな。
訳わからんところに臣を突っ込ませたくないってのは、わかるわ。
[険を帯びた口調で綴られる言葉に、否やはない。
異邦のものも含まれているというのに、迷いなく言い切る様子に、刹那、瞳に眩し気なものが過った]
次の場所に待つのは、水の神徒、白角。
水の力持つ、一角獣だ。
ま、眷属連中は大体想像つくだろうが……ここにいる連中とは対照的に、聖獣っぽいのが多いかね。
……ま、あちらさんは、最も強い封を張れる分、眠れるものに近い。
影響は、こっちよりも根深いかも知れんな……。
[無垢であるが故に染まりやいすのが彼の神徒の特徴だから、と。
話しながら何となく、嫌な予感が底上げされたような気がした。*]
[ユーリエの証言は間違っていないので何も言わず、ローランドの主張も説得もまったくもって正論だったので、押し黙って頷いた。]
…頼む。
[ひとこと告げてから、その場で脱ぎ始める。
女性の前だとか、そういう配慮は特になかった。]
[革鎧を外せば、相応の出血が見て取れるだろう。
右胸の上あたり、角に抉られた傷がある。
内臓までは届いていないが、ある程度は深さがあった。
なおユーリエを受け止めた程度では打撲にもなっていない*]
[ローランドの説得(?)>>151もあり、治療はトールからなされることとなった。
その場で革鎧を外し始めるトール>>154に気付き、ユーリエは回れ右]
土埃落としてくるー。
[それも必要なことだったから、不自然なことではなかったはずだ。きっと。
平原の端に行けば水があるため、そこで顔や腕、足に付いた土埃を落とす心算*]
[それからトールへと視線を戻すと、既に彼は受けた傷を露わにし終わっていた。
特に目立つのは右胸の上、見た限りでは骨や内臓への損傷は無さそうだが問題はその深さ]
これは…結構深くやられたね。
[まずは出血を止めるが先決と、消毒した綿で抑えながら呟く。
医者であったなら縫合も出来ようが、薬で出来ることには限度がある──だが]
傷に麻酔と消毒を染み込ませた布を当てて、貼布をした上から包帯で固定しよう。
多少息苦しくはなるだろうけれど、暫くは得物を存分に揮えるはずだ。
ただし、皆の元に戻ったらすぐに医者に診せるんだよ。
[言いながら、迷いなく処置を施していけばトールの傷は白い布の下に隠れていった**]
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