情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、世界軸の神子 シェットラント、蛍石の技師 クラリッサ、紫黄水晶の占師 メレディス、電気石の赤鬼 キアラ、日長石の鍛冶師 シルキー、曹灰長石の治癒士 ミリアム、黄玉の皇龍 オズワルド、紅玉髄の氷女 ユーリエ、月長石亭の元店長 トーマスの9名。
/*
なんという、偏ったデフォwww
現在の投票先は以下の通りです。(委任している人は含まれません)
世界軸の神子 シェットラント : 1
蛍石の技師 クラリッサ : 4
紫黄水晶の占師 メレディス : 1
電気石の赤鬼 キアラ : 1
日長石の鍛冶師 シルキー : 1
月長石亭の元店長 トーマス : 1
あ、ぼくのデフォはシルキー殿です。
― 『世界軸』上層・『深淵の間』 ―
[急所に叩き込まれた電撃は『深淵』の身を内側から焼き、やがて巨竜は墜ちる。
それよりも一瞬早く、娘は床に膝を着いていた]
はあ、はあ……
[独りなら決してやらない無茶だった。
ミリアムの加護があったとはいえ、ブレスを受けた肌がひりひりと痛む]
ミリアム、大丈夫だったか……?
[そう言って振り向いた先の、相棒は果たして**]
― 『世界軸』上層・影の広間 ―
……ったぁ……。
[吹っ飛ばされた後の流れは見えていなかった。
どうにか受け身は取れたものの、反動の衝撃もあって、結構痛い。
それでも、何か大きな力が動くのは感じていた。>>1:225
そしてそれが、澱んだ影の力を鎮めて行くのも]
ふに……うん、なんとか……。
[耳に届いた声>>1:227に、どうにかそれだけ返して。
それから、ゆっくりと、閉じていた目を開けて]
ってー、いうか!
そっちこそ、だいじょーぶなの、潰されてたりしなかったのっ!?
[一転、空色を見開いて早口にまくしたてる。
リミッター解除により増加した反動の影響で右腕に力が入っておらず、くたり、と力なく下がっている事には意識は回っていなかった。*]
― 回想:休息の間 ―
[開店?初日だがそれなりの繁盛だったようだ。
なにせペア相方は当然としてさらに四人へと料理を振るまえたのだ。
やはり食べ物はどの国でも共通である。
その一人、茸というものをしらない治療師のミリアム>>1:130。海の村で育ったらしい。キガン島に渡ろうとする変わり者の旅人時代に、もしかしたらニアミスしたかもしれない。などと話たりしただろうか*]
― 回想:休息の間 ―
おっと、確か氷人族のユーリエだったな。氷結水は飲むかい?
[彼女>>1:157ら雪原地域でよく飲まれる体を冷やす氷結胡桃をつかった飲み物のことを示した。
求められたら、南国のオレンジとで割った氷結果実ジュースを渡すだろう。
そして黄金に彩られたパスタにとれたての野菜のサラダを並べていく。目を輝かせていたので食べるときの邪魔などせず皿を片づけていた]
味はどうだった?
[どうやらよかったようで、磨いてきた腕から美味しいという言葉を聞き出せるのはうれしいもの]
ほう…雪下野菜か
[雪の下で保存することで甘味が増した野菜だ。寒い地域しかできない手法だとは知っている。自分の店では無理な野菜の寝かせかただ。]
[ 死ぬ程の攻撃は受けていない筈だ、とは、解っていたが、それでも明らかに吹っ飛ばされたという様子を見れば案じる心が先に立つ ]
頭打ってないだろうな?尻尾も曲がってないか?
[ なにげにチェックが細かかったりするのは、まあ、長男気質のせいだろう。
なんとか、という言葉と共に目が開いて空色が見えれば、少し安堵をしたのだが>>1 ]
ガッハッハ!差し入れありがとよユーリエ。
そうまでいわれたら頑張ってみるのが料理人ってもんよ
[微笑みながらくれる訳をいうユーリエ>>158に体を揺らして笑いどのように料理をするのか模索するのであった*]
俺は頑丈だと言っただろう?まあ、多少重かったが、この通り無事だ。
[ 実際は地脈の力を借りて岩を呼び出した影響が地味に疲労と身体の軋みとなって現れてはいたが、それを表に出すのは皇龍の意地が許さなかった ]
それより、お前の方だ。
[ そ、と、伸ばした手が、だらりと下がったままの右腕に触れる ]
怪我じゃないなら...不調なのか?足の方はどうだ?
[ 一度オーバーヒートした所を見ているだけに、そちらへ気が回るのも早い ]
歩けないようなら、俺が連れて帰るが。
[ ちなみに、本人が覚えているかどうかは知らないが、前の時にも抱き上げて連れて帰ったので、この言葉に全く他意は無かった* ]
─ 『世界軸』上層・天の広間 ─
[『虚空』の背から地上は見えない様に、下からもこちらを確認することは出来ない様。
>>1:220それでも不可なく自分を補佐してくれるカードの動きに、やっぱ兄ちゃん凄いんだな、なんて嬉しくなりながらその声の指示のままに槍で貫いて。
そのまま落下するかと思った巨体は、何かに支えられているのか名前の通り虚空に留まった。
それをどうして、と思うことが無かったのは、下にずっと助け続けてくれた人が居るから]
大丈夫、怪我も何も無いよ!
兄ちゃんこそ大丈夫か?
[>>1:221その人の安否を問う声に、巨竜の頭の上から返事をして。
さてどうやって降りようかなと考えるも、その変化は思いの外早かった。
このままでは落ちると気付き動くより先、足場にしていた頭部がさらりと崩れて]
え、これ、やば…!
[咄嗟、吹雪を呼ぶか、雪を敷いてクッションにするかと術に集中しようとした。
けれど、今の戦いに無意識全力注ぎこんでいた様で力が集まらず。
このままでは地面に打ち付けられると思い、何とか衝撃を減らそうと身体を縮こめた*]
― 『世界軸』上層・影の広間 ―
ふに……大丈夫だよ、受け身はちゃんと取れてるから。
[細かく入るチェック>>6に、なんか兄上みたいだなぁ、なんて思ったのは許されたい。
義足を付け始めた当初は、バランスを崩して転ぶ度に二人いる兄にあれこれチェックされていたものだった。
早口にまくしたてた問いへの答え>>8に、ほんとかなあ、と言わんばかりにじいい、と見上げたのも束の間。
右腕に触れられて、初めて状況に気がついた]
ん、大丈夫だよ。
ちょっと反動が大きかったせいで、痺れてるだけだから。
石の力借りて、強引にやってるからね……ちゃんと自前で改良できれば、こんな事もなくなるんだけど。
[良く在る事だから、と笑って告げて]
脚の方もだいじょーぶ。
ここに来る前にちょっと強化したのがいい方向に出てるみたいだから……って。
……ふに?
連れて帰るって……。
[どーやって、と。
浮かんだのは素の疑問。
なお、運ばれた時の記憶は、熱で朦朧としていたからほとんど残っていない。
まだ歩けなかった幼い頃、歳の離れた長兄に抱えられて運ばれていた時の記憶と混濁して、「にーさま、ありがと」とか口走ったりした事も忘却の彼方だ]
いやいやいや、そこまでしなくても大丈夫だよ?
歩けない、なんて事はないし、腕も休めばすぐに戻るレベルだから。
うん、へーき。
[別に無理をしているわけではなく、実際にそうだからそれをそのまま告げて]
……て、いうか、ほんとに。
なぁんでそこまで心配するかなあ……。
[はふ、と。
息を吐きつつ漏らしたのは、こんな呟き。**]
─ 『世界軸』上層・天の広間 ─
[頭上から降る声>>9にホッとする]
僕も大丈夫。
このくらいなら少し休めば ───
[吹き飛ばされはしたものの、大きな怪我はしていない。
軽い手当てと休息があれば問題無いと思い答えていたのだが]
ユーリエ!?
[『虚空』の身体が崩れ、落下を始めるユーリエ>>10を見て声がひっくり返った。
術を使うよりも何よりも先に身体が動く]
間に合えっ ────!
[落下しながら身を縮こまらせるユーリエのその下に、メレディスの身体が滑り込んだ。
両手を受け止めるように宙に差し出し、己の身体を以てユーリエが受けるはずだった衝撃をいくらか受け止める]
────………〜〜〜〜ッ
[落下の衝撃と、地面とユーリエとに挟まれた圧迫感により一瞬呼吸が出来なくなり]
げほっ ごほっ 、
[一拍の間の後、身体が酸素を求めて咽込んだ。
もっと身体を鍛えておくんだったと心中で思う]
─── ユーリエ、無事かい?
[呼吸を整えてから、受け止めたユーリエの安否を問う。
逆に心配されそうな状況だったが、メレディスにとってはユーリエの方が優先すべきことだった]
(……あれ、前にもこんなことなかったっけ?)
[ふと過ぎるのはそんなこと。
ユーリエとの思い出なのか、それとも別の者とのものか。
少なくとも、今の状況が記憶を揺さぶったのは確かだ*]
─ 『世界軸』上層・天の広間 ─
[メレディスが落下するユーリエを受け止める最中も、『虚空』の身体は崩れ行き。
ユーリエが握っていた槍は地面に転がり、メレディスのカードは宙に留められたままとなる。
一段落した後に術を解くことになるのだが、攻撃以外に使ったカードはその場に落ちるだけであるため、後から回収しなければならないのは少し面倒だったとか何とか**]
[ じい、と見上げられたのは、とりあえず必殺無表情で流しておいた>>11
ただし、クラリッサに対する場合、そちらの方が不自然という事実には相変わらず気付いていない ]
そうか、一時的なものならいいが。熱も無いようだしな。
[ 説明と受け答えを見れば、そう頷いて、改良が出来れば、という言葉には、考え込む仕草 ]
その改良というのが、ここの設備で出来ればもっと楽になる、ということか。
俺はその方面では力になれないからなあ。
[ 呟いた声は本気で残念そうだった ]
ん、歩けるなら運ぶ必要はないな。
......抱いて運ぶ以外にやりようがあるか?
[ 素の疑問に返したのはやっぱり素の回答>>13そして続いたへーき、という言葉には、少し眉を下げ ]
お前のへーきは、あまり当てにならないんだよ。
[ どこか困ったようにそう言った ]
だから、まあ、心配というか......
お前を信じていないってわけじゃないが、な。
[ 根底のところは、実はオズワルド自身にも、まだ解ってはいないのかもしれなかった ]
[ へーき、が当てにならないと思ってしまうのは、前にもそう言っていながら、急に発熱して具合を悪くしたのを見ているからで、更にその時に感じた焦りと不安を二度と味わいたくない、と、無意識に忌避しているせいでもある ]
[ だから心配は、結局の所、男自身の、一種の「弱さ」の顕われでもあるのだけれど ]
[ そうした遣り取りの後 ]
とにかく、最初の任は果たせたってことだろうし、戻って休もう。
[ とりあえず今は、と、クラリッサが動けるようになるのを待ってそう告げる。
そして、帰りの道でも、男はずっと、彼女と歩調を合わせていた** ]
― 『世界軸』上層・戦いの間 ―
できるだけひきつけたつもりだがシルキーは大丈夫か?
[料理に何かリクエストがあったか。相方の無事を確認をするように聞く。
自分については目立った外傷こそないが、殴られた衝撃などのせいで内臓がよろしくない。隠してもなんなのでそこは素直にいうだろう]
ひとまず任務は達成だ。帰って英気を養うとするか。
[少しの休憩の後、帰って食事をしようとするのであった**]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
……四つ。
還ったか。
[上層から伝わる変化の気配に、神子は小さく息を吐く。
一度目を閉じ、開いた瞳は僅かに陰っていた]
……ん、ああ。
大丈夫だよ、マリア、コスモ。
負荷は減っている……それに、ここからが本番だ。
[案ずるようにきゅう、きゃうと鳴く仔竜たちに笑みかけた後、神子は杖を両手で握り締め、風を呼び集めた]
……皆、聞こえるかい?
『皎然』、『深淵』、『雲翳』、『虚空』の消滅を感知した……討伐、お疲れ様。
とはいえ、あまり時間はない。
休息を取ったら、次の討伐と、それから、試練に向かってほしいんだ。
先に試練に臨むのは、トーマス殿とシルキー殿。
それから、キアラ殿とミリアム殿。
他の皆は、残る八竜……時の『永劫』と機の『破壊』の討伐をお願いしたい。
[風に乗せ、伝えるのは今後のなすべき事]
進むべき道は、今いる場所から繋がるようになっているから。
いける、と思ったら、先に進んでほしい。
試練の内容は……マリアとコスモを、それぞれ向かわせるから、試練の間で聞いてくれ。
[言葉に続くように上がる仔竜の声もまた、風は運び届ける]
……試練を経てからが、ある意味では本番となる。
まずはゆっくり、疲れを癒してくれ。
[言葉と共に、声を届ける風は新たな『柱』となるべき者たちの周囲を巡る。
それは癒しの力を場に振りまいた後、ふわり、と消えた。*]
☆2dイベントその一:覚醒の試練・そのいち
ペア同士での対戦バトルです。
バトル勝敗の決定は、『更新2時間前までの任意のタイミングで、actで1d20を振り、出目が大きかった方が勝ち』とします。
※いつダイスを振るかは、対戦者同士の合意の元、いつでもOK
※ダイスを振らず、事前にメモ相談などで勝敗を決めるのもあり
光組バトルフィールド:『陽光の間』。淡い光に照らされた円形の部屋。天井は高く、太陽を模したと思しき造形物が吊り下げられている。
闇組バトルフィールド:『月闇の間』。薄暗闇に包まれた菱形の部屋。壁には月の満ち欠けを示すオブジェが飾られている。闇に包まれてはいるが、視界は確保できる。
☆2dイベントその二:『虚無の八竜』討伐・そのに
NPCボス戦です。
詳細なルールは、1dと同様です。
影組ボス:『永劫(えいごう)』。青緑の鱗と、皮膜翼を持った時の竜。西洋竜体型。
天組ボス:『破壊(はかい)』。天色の鱗と機械翼を持った機の竜。西洋竜体型。
☆3d墓落ち決定ダイス
次に振るダイス目が奇数だった場合は光組、偶数だった場合は闇組が下層移動(=墓落ち)します。
※ペアバトルの結果は、ここには関わりません。
判定ダイス→2(6x1)
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[伝えるべきを伝えた後、神子は幾度目かの息を吐く。
『柱』の交代を行うこの時期は、力の均衡が乱れやすく、それは中枢たる神子への負荷となってのしかかってくる]
……だからと言って、投げだせるものでもないしね……。
[漏れた呟きに、仔竜たちがきゅう、きゃう、と声を上げる。
神子はゆっくりとその場に膝をつくと、小さな頭を順に撫でた]
はいはい、そんな顔をしない。
……『いつもの事』だろう?
それより、ぼくはちょっと、『奥』に入るからね。
下層の様子も、確認しておきたい。
[にこりと笑んで告げる言葉に、仔竜たちはしぱた、と尾を振った]
そんなにしないで戻るつもりだけれど、いない間の事は、頼んだよ?
[笑いながらこう告げて立ち上がり、くるり、と踵を返す。
金と緑の光が舞い散り、神子の姿は儀式の間から消え失せた。**]
世界軸の神子 シェットラントは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
世界軸の神子 シェットラントは、曹灰長石の治癒士 ミリアム を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
さて、後はちょっと赤で遊びますか……その前に、クラリッサの方を進めないとですが。
しかし、あれですね。
過去に動かしたGMの中では、年齢的には某朱い方の次くらいにぶっ飛んでますけど、一番幼いかも知れませんね、ぼく。
/*
……タイミング指定してなかったの忘れていた(
文章自体は昨夜書いたもので、中層に戻ってくる可能性がころっと頭から抜けてたんですよねぇ……。
おかしなところで、某神官長さんのSっ気が残っておりました……w
蛍石の技師 クラリッサは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
神子の声が消えた後、現れるのはさらに上へと続く階段。
それを登った先にはそれぞれ異なる者が待ち受ける。
光の絆石を持つ者たちを待つのは、薄紫の仔竜。
闇の絆石を持つ者たちが進んだ先には、薄碧の仔竜。
仔竜たちは静かな声で、試練の内容を伝える。
『全力でぶつかり合う事で、互いの力を相手に示せ』と。
一方、影と天の絆石を持つ者たちの進む先には、『虚無』の気配が立ち込めて。
待ち受けるのは時と機、それぞれの属を備えた虚無の龍たち。
― 『世界軸』上層・影の広間 ―
[見上げる視線の先にあるのは無表情。>>20
自分からするとらしくない、と思えるそれはきっちり疑念を積み上げたが、一先ず置いて]
ま、改良関係はね……ボク自身の、技術屋としての研鑚が何より大事、な部分だから。
精進するさ。
[リミッター解除の度にこれじゃ色々大変だから……というのはちょっと置いといて]
……抱いて運ぶ……って。
[素で首傾げたら、素で返された。>>21
他意はないんだろうけど、あっさり言われると逆にあれなんですけどー! という主張は、取りあえずおく。
突っ込んでも、素ボケて返される未来しか見えない]
……というか、その言い方はどういう……。
[当てにならない理由に思い至らないわけではないが、そう言われると、どういう認識されてるんだよ、と思わなくもない。
その辺りの複雑さを代弁するように、尻尾が忙しなくしたぱた揺れていた、が。
そこに届いた声に>>26 >>27に、意識は一時、そちらを向いた]
……次も、八竜の討伐、かぁ。
[小さく呟いた後、ふと見やれば先に続く階段が開けているのが目に入る。>>#2]
取りあえず、一回戻ってちゃんと休んだ方がよさそうだね。
無理しても、いい事なさそうだし。
[癒しの力は受けてはいたが、大事を取りたい気持ちもあるからそう言って立ち上がり、来た道を戻っていく。
歩調が合わせられている事に気づく余裕は、まだちょっと、ない様子。*]
……で、だね。
[中層へと戻る道中、石を介してコエを投げる]
ボクに比べれば遥かに頑丈なのはわかってるけど、ホント、きつい時はちゃんと言ってよねー。
格好つけられても、嬉しくはないんだよ。
治療とかは全然できないけど、隠される方が嫌なんだから。
[その辺りは、昔自分が散々言われた事。
だから、声音には一抹、真摯な響きも宿っていた。*]
/*
カレンダー通りの連休っておいしいですか? 勢だからなあ、ボクは。
まあ、代わりに木曜日から4連休だけど。
[※だからこそ、ここにぶっ込んだという説]
さて、あちらでちょっと下層の描写を考えよう……。
― 『世界軸』中層・奥の院 ―
[儀式の間の更に奥。
そこは、神子以外は入る事を許されない場所──『奥の院』と呼ばれていた。
その一画に、下層へ向かうための門がある]
……今の所は、大きな揺らぎなどはないようだけれど。
一応、見てきた方がいいだろうしね。
[小さく呟き、厳重に封を施された門を開いてその先へと踏み込む]
[遠い昔に現れた、魔界人。>>0:18
その血脈のなした事は均衡を大きく損ない、結果として、魔界との干渉は以前よりも制限される事となった。
魔界に近い下層への立ち入りは厳重に制限され、門の開封には神子の承認が絶対必要となり。
今では、神子の他には覚醒した『柱』以外にそこへ赴く者はいない。
魔界の方でもそれは感じているのか、下方から訪れる者は彼の魔界人以降なかった。
なお、天界からの干渉は神子がここに在る限りはない、という盟が密やかに結ばれており。
一般的な信仰とそれに由来する奇跡などは生じていても、世界の在り方に展開が関与する事は一切ない、というのが現状だった]
― 『世界軸』下層 ―
……っ!
相も変わらず……こちらの空気は、『重い』、な……!
[踏み込んだ直後に感じたものに、は、と小さく息を吐く。
中立は保てど元は天界に近しい身、魔界に近い領域に踏み込めば本質的な背反が生じるのは避けられない。
それでも、と、ゆっくり歩みを進め──]
……やはり。
多い、ね。
[小さく呟く視線の先に蠢くのは、『虚無』より生じし妖魔の影。
瞳がす、と細められ、周囲にくるりと風が渦を巻く]
……少し、減らしておくか……あまり、彼らの手を煩わせたくはない。
[呟きと共に、す、と杖を掲げる。
紫と緑の光がふわりと舞い散り、それを受けた風が勢いを増した]
……風乙女、舞え。
澱みよりうまれしものを斬り払い、浄めて再び無へと還せ……!
[紡がれる言霊に応じ、渦巻く風が刃となって舞い踊る。
それは風の刃の舞は蠢く妖魔たちに容赦なく迫り、その身を鋭く斬り裂いて行く。
風の刃に断たれた妖魔たちはぎっ、ぎゃっ、と短い悲鳴を上げた後、黒い塵となって散って行った]
…………やれやれ。
[妖魔の姿が消え失せると風はまた神子の傍へと戻り、緩やかに舞う]
たまにこうして発散させないと均衡が取れない、というのも。
我ながら、どうかと思うんだけどねぇ……。
[舞う風以外に誰もいない空間に、零れ落ちるのはぼやき声。**]
/*
[結局、あなた何なんですか?]
[元天使です(あっさり]
ま、正確に言うと、天使と人間が色々とあれそれあった結果の何か、ですが。
[わけわかりません]
─ 『世界軸』上層・天の広間 ─
[>>15下からの返事にほっとしたのも束の間。
その身を保てなくなった『虚空』が崩れていくのに気付かず、態勢もとれぬまま落下する事になって]
(そういえば、詰めが甘いって言われてた…!)
[多分一気に行使し過ぎた疲労からだろう、術が使えなくなっている今安全に地に着く手段は無い。
少しでも受ける衝撃を減らそうと身を縮こませたのは経験則から、だったが。
そろそろ下に激突すると目を強く瞑った自分に届いたのは>>16声と、しっかりと支えてくれる腕だった]
───…っ、は…っ!
[覚悟していたよりも減ったとはいえ、それでも背中には結構の衝撃が伝わって。
がくんとした圧迫と痛みに寸拍詰まった息を吐きだすも、それに構う事無く即座に立ち上がった。
だって、>>17自分の下敷きになっている人の方が絶対に衝撃は大きかった筈だから]
に、兄ちゃん!大じょう、大丈夫か!?
息出来るか?
肋骨とか、腕とか、変な感じするとこ無いか!?
[ずっと大きくなれなかったことがシコリになっていたけれど、今ばかりは小さくて幸いだったと思う。
トーマスみたいな大きな身体だったら、絶対衝撃ももっと大きかったから。
半泣きで、呼吸しにくそうに咳込むメレディスの傍らに膝附き、身体を撫でて。
その様子は、メレディスが記憶を失っていなかったらきっと、懐かしさを覚えるものだったろう]
[あの郷の中で、ユウはかなりの腕白坊主だった。
路地を駆け回ったり、同年どころか年上の相手と腕試しをしたり。
氷樹を登って高みの見物なんてことも良くやっていて。
あの日も、追いかけっこの鬼から逃げる為に郷の中でもかなり高い氷樹のてっぺんまで登っていったのだが]
あ、しまっ…!
[つる、と滑った足が枝から外れて。
しくじったと思った時には、もう身体がふわりと浮かんだ感じになって。
父との鍛錬中に投げ飛ばされるのと同じだがより強い感覚に、これはまずいと直感した。
この高さから落ちることは初めてだから、せめて急所は守ろうとぎゅっと身を縮めて受ける衝撃を覚悟していたのだけど]
────…っ…?
[受けた衝撃は、思いの外少なかった。
恐る恐る目を開くと、郷の大人たちが駆け寄ってくるのが見えて。
背中から聞こえた声に顔を傾ければ、自分を抱えたまま背中から倒れているメレディスがそこに居て]
兄ちゃん!?
[助けてくれたのだという嬉しさより、見るからに痛そうな彼の心配や申し訳無さの方がよっぽど勝って。
泣きながらごめんと、大丈夫かと問う自分に同じ言葉を返した彼は、>>18記憶を失っても変わっていなかった]
俺は無事だよ。
それより兄ちゃん、動けるか?
確かミリアムさんが治癒魔法士だったよな?
一度戻って手当してもらおうよ。
[打ち身を冷やす位は出来るけれど、それで収まる訳が無いだろうとメレディスに呼びかける。
>>19刺し貫きその場に留めていた『虚空』を失い、落下してきた槍にも目はくれず。
そんな中、>>26吹いた風が声を届けた]
…そっか、他の皆もちゃんと討伐できて……って、試練?
八竜の討伐だけじゃなかったんだ。
[自分達は、引き続き竜の討伐に向かう訳だが。
トーマス達が受ける試練とはどの様なものなのだろうと首を傾げたのと、>>27癒しの力が届いたのはそれ程前後しなかった。
メレディスはともかく、自分の受けたダメージは神子の御陰でほとんど回復出来て]
…こっからじゃ聞こえないかもだけど。
ありがとな、神子さん。
[感謝を紡いだ後、メレディスはどれ位回復出来ただろうか、と案じる視線を彼に戻した**]
そっかぁ!
[まぁ、そりゃそうですよねー。
竜って長命希少種ですし、引きこもり(?)も多いですからねー。]
……ちぇー。
食べれると思ったのになぁ。
[まがまがしい粒子>>223となって消えていく光竜を見ながら、ぶーたれる。]
うん、勝ててよかった!
ん?うん、おっちゃんが作ってくれたのなら、何でもおいしい。
[食事すれば大抵は元気になる教、餌付けされております!]
うん、大丈夫だよー。
オッチャンの方は?
[問われた事>>23に答えながら、こちらからも聞いたのだが、返ってきた答えに]
オッチャンの方が重傷じゃん!
ちゃんと治さないと!
[あばばば、と慌てる様子を見て相棒はどんな反応をしただろうか。]
ん、ご飯食べて、ちゃんと治してね?
[と、口にしたところで、聞こえる聲>>26、>>27と、癒しの力を帯びた風。]
日長石の鍛冶師 シルキーは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
─ 『世界軸』上層・天の広間 ─
だ、だい じょう、ぶ……
[咽る合間にかけられた声>>34に、途切れ途切れの声で応える。
擦る手は相変わらず自分よりも低い体温をしていたが、どこか温かくも感じた]
折れては、ない、と思う。
[肋骨や腕に異変は無いかと問うのには、衝撃を受けた部分に手を当て確かめてみる。
触れてみた限りでは骨が折れているような感覚は無い。
皹となると、自分でも流石に分からないが]
無事で良かったよ。
そうだね…手当ては受けた方が良さそうだ。
(”戻す”わけにも行かないしな)
[ユーリエからの提案>>37には是を返すと共に頷いた]
[このやり取りすら懐かしい。
覚えていないのに何故かそう思う。
封じられた記憶の中、あの時はユーリエ ── ユウは今よりも身体が小さく、受け止めた時の衝撃は今よりも少なかった。
雪が積もっていたことも衝撃を減らした要因だったことだろう。
下敷きとなったメレディスも直ぐに動けるくらいで済んだのだが、場所が場所だけに大騒ぎにもなった]
大丈夫だって。
今度は気をつけろよ?
[泣きながら謝るユウ>>36の頭を撫でて、笑ってそう言ったものだ]
てことで次の鬼はユウな。
[そんなことを言う余裕もあった]
[しかし今回ばかりは硬い地面の上。
強がる、なんてこともしないメレディスは移動の前にしばし地面に座り込んで休息を取る必要があった。
その間に聞こえたのは風に乗る神子の声>>26]
先ずは4体、か。
皆討伐完了出来て何よりだね。
僕らの試練はもう一つの討伐の後、ってとこかな。
[試練の話は覚えていたから、然して驚きはない。
ただ、このタイミングでやるのか、と言う感想は抱いた。
流石に平行して行うとは思っていなかったのだ]
[周囲を巡る風は言葉を伝えた後に癒しの力を振り撒いて消えて行く。
メレディスが受けたダメージを全て癒すことは出来なかったが、一度戻るための体力は回復したようだ]
戻ったら礼を言わないとだな。
大丈夫、動けるよ。
[こちらに視線を向けてくるユーリエ>>39に頷いて、その場に立ってみせる。
危なげなく立つのを見せれば、ユーリエも少しは安心するだろうか]
戻る前にちょっと待ってもらえるかな。
カード拾わないと。
[そうユーリエに断りを入れて、地面に散らばるカードを拾い集める。
枚数だけ確認して、破損具合等は休息する時に確かめることにして]
それじゃ行こう。
[ユーリエを促して一度中層へと*]
紫黄水晶の占師 メレディスは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
─ 『世界軸』上層→中層 ─
[昇ってきた階段を下りていく途中、メレディスはふと胸元にある絆石に視線を落とす]
(…そう言えば、これにも呼応する力があるはずなんだけど)
[意識を向けるのを忌避しているため、使おうと思ったことがない。
意識を集中すると、ぐるりとしたものが身体の中を巡るため、本当は相性が悪いのではないかとすら思ってしまう]
(記憶が無いせいなのか何なのか)
[けれど忌避してばかりもいられない。
少しずつでも向き直らなければ。
『柱』候補として『世界軸』に来てからは、そんな意識も芽生え始めていた*]
― 『世界軸』上層・影の広間 ―
ん、お前の腕を磨くのはお前の仕事だな。
[ そこを手伝えない事を残念がっても仕方ない。それが互いの領分というものだろうと割り切って、男はクラリッサの言葉に>>30頷き返す ]
どういうもこういうも、言葉通りだ。自覚あるだろ。
[ 続いた物言いには、ぱたぱた揺れる尻尾を見ながらあっさり返す。結構尻尾の感情表現が判るようになってきたなあ、なんて、思ったのは口にはしない ]
[ そんな戯れめいた会話の内に、届いた声>>26に耳を澄ませ、癒やしの風に触れれば小さく息をつく ]
.........あと四体、か、いちいち道が開くとこを見ると、討伐が終わるまで、あの神子殿が、1人で全てを抑えているのか。
[ それには大きな力が必要だろうし、退けるに至らないということは、負荷も相当にかかっているのだろうと推察して、男は唇を引き結んだ ]
俺達も気合いを入れないと、だな。
[ 急いだ方がいいのは判っている、が、急いてし損じては意味が無い。何より、クラリッサの足や銃には、癒やしの力ではなくきちんとしたメンテナンスが必要な筈だったし、自身にも、地脈の力を補う必要があったから、気合を入れつつも男は急ぎはしなかった。
ちなみに「試練」の方には、全く気が行っていない* ]
─ 『世界軸』中層 ─
[治療と休息のために一度中層へと戻ってきたが、他の者達はどうしていたか。
ミリアムが戻ってきているようなら、討伐の後で申し訳ないと断りを入れて治癒を頼む心算だが、そのまま試練へと向かったようならば神殿の者に治癒を頼むことになる]
神子さん居ないね。
[癒しの礼をと思ったのだが、神子は儀式の間には居ないらしい>>29。
居る間に戻るかも分からなかったため、礼は全てが終わってからにしようと言うことになった]
[メレディスが受けたダメージは治癒により粗方減じられた。
骨も皹などは無く、動くにも支障は無いと判じられた]
カードも修復の必要は無いみたいだ。
もうしばらく休憩したら出発しよう。
[あまり時間はない、と神子も言っていた。
必要最低限の休息をした後に次の討伐へ向かおうとユーリエに伝え、メレディスは瞑想するように一度瞳を閉じた*]
[ 戻る途中に告げられた言葉に、男はきょとんと瞬いた。明らかに、そんな事を言われるとは思ってもいなかった、という顔だ ]
別に格好つけた気は.........
[ 無い、か、と、考えると若干怪しい気がして、反駁は途切れた。疲れや弱味を他者に見せてはいけない、というのは、皇龍の座を継ぐ者として、100年の間に身に付いた習い性ではあるけれど ]
......龍族は血が濃すぎてな、今は外からの血も入れているが、結構な割合で虚弱な仔や、肉体に欠損が在る者が産まれる。
[ 唐突に、今は術をかけなおして普通の眼球に見える左目の方を指差して、話し始めた内部事情は、クラリッサの義体を褒めた理由の一端でもあると判るだろうか ]
俺の母親は人間だったが、なかなかの女傑でな。産まれたばかりの俺の目に、自分の手で天命石を嵌め込んで、その力を使って皇龍に相応しく生きろと、教え込んだ。
だが、元々、龍眼が片方無いというのは、龍にとっては結構な致命傷だ。過分に力を使うと、それなりの反動が来る。
だいぶ、疲れるしな。
[ そんな風に打ち明けて、小さく肩をすくめた ]
正直、俺は、誰かにつらい、と言った事が無い。だから、お前にしてみれば、当てにされてないと思えるのかもしれないが...そうじゃない。
お前がいるから、今はただ耐えてるわけじゃなく、こんなのはつらいうちに入らないと思えるんだ。
だが、今度から、万全でない時は、ちゃんとそう言うようには気をつけるから。
[ だから勘弁しろ、と、言うコエは素直な響きを帯びていた** ]
─ 『世界軸』上層・天の広間 ─
[>>43堪えながらではあれ、大丈夫、折れてはないと思うと返る声に少しほっとする。
最も、二人分の負荷をかけて身体を打ち付けたのだから全く無事な訳は無い。
>>44手当をという提案に頷きが返ったのを見て、自分もうんと頷き返し]
でも、動ける様になるまでまだ暫くかかるよな。
じゃあその間に…
[何か出来ることは無いか、と問うよりも神子の声が耳に届く方が早かった]
試練って、もっと後にするのかと思ってたよ。
何するんだろうね。
[>>46メレディスの言葉に続けた疑問は、ここで答えは出ないもの。
メレディスに問うというよりも、思ったことをただ口にしただけで。
>>47次いで届いた癒しの力の御陰でメレディスも動ける様になったと聞けば、そちらに意識は移って]
あ、俺も腰紐拾わないと!
[カードを拾うというメレディスに続いて、自分も槍の触媒に用いた腰紐の回収に向かう。
既に術は解けて、くたりとへたった腰紐を拾い上げると、そのままメレディスのカード拾いも手伝って。
拾い忘れも無いのを確認すると、中層へと戻っていった**]
まあこいつらは虚無とかいうやつらだからな。竜の形をとってるだけでステーキじゃなかったってことだな。
[ドラゴンステーキなどといったが本当の竜に失礼かもしれない。まあ虚無も竜も機会なんてそうないものだ。とあきらめる
なんでもおいしいといってくれるシルキー>>40に顔をほころばせる]
なーに、お主が無事ならそれでいいことだ。わしはちゃんと飯を食うから大丈夫だ
[慌てるシルキー>>41に、痛みはあれど笑って見せた。
さあ、帰ろうか。などともと来た道に視線を移した時、風が運ぶ声>>26 >>27が聞こえた。
そういえば皎然という光竜だったか。などと今更のように思いつつ、店?の客?無事に終わったようだとほっとする]
[周囲をめぐる風が体の痛みをいやしてくれる。]
どうやら思った以上に忙しないようだな。
[あるいは切羽詰まっているのか。腕をぐるぐると回して体の調子を確かめるが]
うむ…これは問題だな。
皆無事に達成できたようだし、傷も癒えた。試練には迎えるのに問題はないのだが…こう…なぁ
[しょんぼりした表情のシルキー>>42と顔を見合わせる]
神子には食事に対する大切さを今度長く説かねばならんな。
[食事というのは心の癒しにもなり、つらさや苦しさを紛らわせ、明日を生きる活力になるのだ。それをおろそかにしては、活きれない]
どれ、ちょっと待っていろ。
[背中の蔦でできたケースのようなものを地面におろし、その近くに膝をつき、両手を地面につけ拝むようにして念じる。しばらくするとにょきにょきっと蔦が一本のびて、そこに果実が実る。]
ほれ、蒼梨だ。料理というものでもないがこれをくって腹ごしらえをしてから試練といくか。
[甘酸っぱくシャキシャキした歯ごたえの梨をシルキーに差出し、自分ももぎ取るともぐもぐ食べ始めた*]
ところでな、シルキー。
[シャキリと音をたてほおばると芳醇な香りと甘酸っぱい果汁が口に広がる]
答えなくてもいいが、お主、絆石を拾ったときどう思った?
ワシはな。あまりいい気分ではなかったな。役目のためだけに生きなければならないのかもしれんのかと思えてな。
だからそれまではやりたいと思うことをやってこようと思って生きてきた。
[過去を思い出すように語る]
こうして世界軸にきて、思った以上に自由に過ごせているからいいが、もしかしたら、しばらくしてこういう自由もなくなっていくのかもしれん。
まだ融通が聞くうちに、やりたいことがあったらやっておいたほうがいい。…ま、無用な心配だったとしても取り越し苦労にはならないことだろうからな。
[シルキーはまだ若いのだし、猶予は自分よりもきっと短かっただろう]
黄玉の皇龍 オズワルドは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
ワシが協力できることがあるなら遠慮なくいえよ。
[大事に思えたことを伝えた。
でも勝手なことをいってすまんな!だがこういうことをいうのは照れくさい。そんな様々なことをごまかす意味もこめて豪快に笑った]
/*
やっぱ深海とかと違って窓閉じると発言欄に書いてた分も消えるやつーーー
(一度それでログ消し飛ばした)
投票デフォはクラリッサ
しかしわれわれ下層行きとはある意味空気読んでるのなランダム神
そして相方投票ということはあいあむ襲撃される 今年初回襲撃多いな!
曹灰長石の治癒士 ミリアムは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
[伝えた言葉に見えた表情は、例によってわあ、これ素だよ、と伝わるもの。
傾いていた機嫌はその表情と途切れた言葉、そして、続けて始まった話に位置を正した]
……血が、濃すぎて?
そういう事も、あるんだ……。
[生まれつき何かが足りない、というのは文字通り他人事ではなく。
それだけに、突っ込みを入れる事もなく、真面目に話を聞いた]
……なんというか。
豪快なお母様だねぇ……。
[それだけの覚悟を持たせる事、それにも覚悟は必要だろうに、と。
己が両親の事を思い返して、小さく息を吐く。
ないものを他で補う事、それが齎す負荷は己が身に準えればわかるもの。
力としての方向性は違えど、そこは変わらないんだろうな、と。
打ち明け話に納得して]
……ふにぇぃ?
ボクがいるからって……どーして、そーなるんだい。
[ただ、そこの部分は自分の中で上手く繋がらなかった。
それ以外の部分──以前からの、義体に対する評価の高さやら何やらは、今の話で結び付いたのだけれど。
故に、素で首を傾げたものの。
今度から、という言葉は素直に内に落ちて安心できたから]
……ん。
まあ、ボクも気を付けるようにする。
[本気でまずい時には意地は張らないようにしよう、と。
改めて、思い定める事にした。*]
― 『世界軸』中層 ―
[神子からの声によって意識が逸れた事もあり、あっさり返された言葉>>49への突っ込みはなされなかった。
そこがこの先再燃するかどうかはまあ、神のみぞ知る、とでも言う所か。
ともあれ、癒しの力は受けたものの、それでは癒せない部分のメンテナンスのために、と戻った中層。
儀式の間に神子の姿はなく]
……やっぱり、忙しいのかなあ。
[そんな呑気な呟きの後、個室へと一度戻る事にした]
― 『世界軸』中層・個室 ―
……さて。
あんまり時間かけてはいらんない、ね。
[小さく呟き、まずはかかるのは右肩の調子を見る事。
身体の内側にあるため、触診便りになるのだが、大きく外れたり軋んだりはしていないらしい]
もうちょっと上手く、反動を抑えられるようにカスタマイズしないと、なあ。
[そんなぼやきをもらしながらチェックを終えて。
それからようやく、着替えやら沐浴やらを済ませた後、ぽふ、とベッドに転がった]
……しかし、試練、かあ。
ボクたちはまだ先みたいだけど。
一体、何やるんだろな……。
[オズワルドは全く気にしていなかったようだが。
こっちは、伏せられたその内容が気になっていた]
ま、今は今やるべき事、の方が大事だけど。
……なーんか、いい予感しないよねぇ。
[そんなぼやきを落とした後、ほんの少しだけ、と目を閉じる。
仮眠から目覚めたならすぐにでも出発できるよう、準備だけは整え済みで。*]
えと、うと、……ありがと。
[ごめんなさい、は言葉として違う気がした>>57から、少女はお礼を口にしたけれど。
不安と心配が混じった表情が浮かぶ。]
さあ、どうしてだろうなあ?
[ どうしてそうなる?という、クラリッサの疑問には、笑って返す。
男にとって、それは単なる事実で、何故そうなるのか、などと突詰めてはいないのだ。
その辺り、割り切れていないクラリッサとはやっぱり真逆で、ある意味割り切り過ぎとも言えるだろうか ]
ご飯大事。
エネルギー切れた時に食べると復活する。
[ご飯、というキーワード>>58、>>59だけできりっとするあたり、
食いしん坊の面目躍如である。
コミュニケーション能力が著しく残念な面がある少女にとって、
食というのは大事なファクターを占めていた。]
――ぅ?
[地面に下ろされた蔦でできたケース状の物体>>60を、不思議そうな表情でみる。
そして伸びてきた物を見れば]
わぁぁ、すごいね、すごいねぇ。
[キラキラと目を輝かせながら相棒を見ながら、差し出された蒼梨を受け取る。]
おっちゃん、ありがとう。いただきます。
[御礼と食前の挨拶を口にして受け取った果物を食べ始める*]
[ 中層へ戻り、神子の不在を知っても、男は動揺はしなかったが ]
神子殿も、少しは休んでるのか?
[ 残っていた子竜に、ぼそりと、そう尋ねたりはしていた。が、相変わらずの無表情なので、心配しているとは伝わり辛かったかもしれない ]
[ メンテナンスと休息のために個室へと引き上げる相棒を見送り>>61自身は、占い師だというメレディスの姿を探した ]
すまん、治療は済んだか?
疲れている所を悪いんだが、占って欲しい事がある。
無理にとは言わん...時間がなければ、答えは次の討伐の後でも、試練が終わった後でも構わん。
[ いずれかで顔を合わせる事が出来れば、そう断って、頼む、と頭を下げた ]
占って欲しいのは、俺に仔が出来るかどうか、だ。
相手を教えてくれとまでは言わん。時期も問わん。ただ、仔を得られるか、それだけ判ればいい。
[ メレディスからの諾が得られれば、口にしたのは、そんな願い。
この非常時に、と、思われたか、或いは非常時故かと納得されたか。
ともあれ、男の表情は飽くまで真摯なものだった* ]
[ メレディスと別れると、自分の個室に戻り、部屋の奥の岩の上に、どっかりと胡座をかいて、時を過ごした。
傍目にはただ座っているとしか見えなかったろうが、こうして地脈から、少しずつ己の力を蓄えているのだ。先の戦いの後、術をかけ直して表からは見えなくなった天命石も、密かに輝きを増している ]
機の『破壊』とか言ったか......名前からして凶暴そうだな。
[ 充分に力を蓄えたと感じると、そう呟いて立ち上がる。長槍を肩に担ぎ、クラリッサを迎えに行こうと部屋を出る男の頬には、その凶暴な相手と立ち会うことを、楽しみにするかのような笑みが刻まれていた ]
ん?
んー……んく。
[しゃくしゃくと小気味のいい咀嚼音を立てながら、蒼梨を食べる。
トーマスの問いにきょとんとしながら、口内にあるモノを呑みこむ。]
あたしで役に立てる事柄であるなら、それでいいかなぁ、って。
……ほら、基本的にあたし達、翼人って一族とかの仲間意識、馬鹿みたいに高いじゃん?
[高山という過酷な場に、生きる場を見出し、困難を結束と工夫で乗り越えてきた。
そして、困難を乗り越えてきたという自負が、住まう場と同じように高く積み重なっていた。]
クラリッサ、用意はできたか?
[ 部屋を出た直後にコエを送る ]
俺の方は万全だ。いつでも行ける。
[ やがて、クラリッサと合流すると、再び光の門を通って上層へと向かう。
目指すは『破壊』の名を持つ虚の竜の元 ]
出来れば早めに片をつけたいな。
[ 変わらず歩調を合わせて歩みながら、男は、そう口に出し、先を見つめる。
その表情は、最初に討伐に赴いた時よりも、真剣味を増したものだった* ]
─ 『世界軸』中層 ─
[討伐再出発前の休息の合間。
メレディスは意外な人物から声をかけられた]
うん? どうしたんだい?
[オズワルドの呼びかけ>>69に応じると、占いを願われ少し目を丸くする。
彼が占いを願うとは思っていなかったためだ]
そうだねぇ……今すぐでなくても良いのであれば、構わないよ。
占いは慌しい中でやるものでは無いからね。
[正しく読み取るには精神統一も必要となる。
オズワルドも試練が終わった後でも良いと言っているため、それならば、と受ける胸を伝えた]
[占いの内容はこれまた意外と言えば意外なものだった。
けれど種の存続等を考えるなら、自然であるとも言えるもの]
君が仔を生せるか否か、だね。
是否だけを視るなら簡単な手法もあるんだけど……。
─── その様子だと、大事なことのようだし。
[占う内容を話す間、オズワルドの表情はとても真摯で、軽い気持ちで口にしているわけではないというのが知れる。
そこらの女性が求める恋占いとは訳が違うと言うのは理解出来た]
きちんとした手順で占いたいから、一段落してからやらせてもらうよ。
[願うものにきちんと応えたいと言う想いを強く抱いたため、確りと時間が取れる時にやるとオズワルドに伝えた*]
人里に降りてる人らはそうでもないけど、爺婆の年齢はどうしてもなかなか……。
[ただただめんどくさーい、である。]
まぁ、親の反対押し切って鍛冶師やってるから、十分にやりたいことやれてるから。
柱になって、人を鍛えるというか、何と言うか、うん。
それもいいかなぁ、と。
[徐々に何が言いたいのか分からなくなってきていた。]
……ありがとね、おっちゃん。
― 休息後/『世界軸』上層・『陽光の間』 ―
[軽い食事後、上層へと続く階段を上がる。
行きついた先には、淡い光に照らされた円形の部屋。
天井は高く、太陽を模したと思しき造形物が吊り下げられていて。]
わー……、すごいねぇ。
天上も高いし……。
[きょときょとと見渡せば、薄紫の仔竜が部屋の中央付近で待っていて。]
あれ、キミ、確か神子と一緒にいた……。
[こてん、と首を傾げた所で、薄紫の仔竜から試験の内容>>#2を告げられ]
おっちゃんと戦うん……?
[しょんぼり、と眉を下げた*]
― 『世界軸』中層・個室 ―
[仮眠の間に沈んでいたのは、幼い頃の夢。
生まれつき、右の脚は膝から下が存在せず、右肩は殆ど動かすことができなかった。
どうしてそうなったのか、は、誰にもわからない。
二人いる兄と、姉は皆、これ以上はない、という位の超健康体だったのに。
時を隔てて生まれた末娘の様子に公主夫妻は驚いたものの、叶う限りの慈しみを持って子を育てた。
外に出る事など当然叶わず、ただ、窓から外を眺めるだけの日々──それを変えたのは、天から落ちてきた紫色の煌きだった。
どうにか動かせた左の手を夢中で伸ばして受け止めた紫水晶。
それに触れた瞬間に感じたのは、言葉では言いつくせないくらいの安心感。
それが意味するものを知りたい、と。
それまで、何も願う事なくただ生きてきた少女が初めて口にした願い。
それは幾多の挫折を経て、『正常な成長』という対価を支払う事で叶えられる事となり、そして──]
ん……にぃ……ふにぇぃ……。
[呼びかけを受けた時には未だ、夢現。
故に返る声はいつもよりも幼いもの]
あ……うん。
わかった、おきる。
ちょっと、まってて……。
[惚けた声でそう返したあと。
零れ落ちたのは、ふにゃあん、という猫その物のようなコエひとつ]
……ん……んー……。
[徒然な夢は思わぬ目覚ましに破られて。
ゆるりと空色を開き、ベッドの上で、ぐー、と身体を伸ばす]
ふわ……あふ。
[尻尾をゆらりとさせながら、大あくび一つ。
それでも、いつまでも寝ぼけていられない、と。
顔を洗って身支度を整え、ぱたぱた、外へと駆けだした]
うにゃっ、と、お待たせなんだよー!
[起き抜けはともかく、目が覚めていればいつもの調子を維持できる。
そんなわけで軽く呼びかけつつ、光の門を潜って再び上層へ]
……そだねぇ、あんまり消耗すると後が大変そうだし。
さくさくっ、てノリではいけないだろうけど、時間は掛けずにいきたいねぇ。
[先よりも真剣味を帯びた様子に、おろ? と思いはすれど言葉には出さず。
軽い調子で言いながら、階段を登っていく。
進むにつれて、感じる気配はやはり、重い。
それへの不安を示すように、尻尾が小刻みにぱたぱた揺れていた。*]
―― 『世界軸』上層・『深淵の間』 ――
うわあ早い……!
[腕を振り回しキアラを打ち倒そうとする闇の竜と、
立方体を蹴り、飛び回り、小柄な体躯を活かして立ち回るキアラの攻防を見上げての一言。>>1:228
感嘆が表情にも声にも現れていたが、
弱点を探るべく動きだせば表情はたちまち真剣みに彩られる。
キアラが竜の気を引きつけている間に、
探査のための水球を放ち――]
[やがてそれは竜の喉元を指し示す。>>1:229
竜といえばその巨体から繰り出される直接攻撃はもちろんのこと、
口から吐き出される高熱の息も厄介だと伝え聞く。
その、力の源を絶てば―――]
っ!?
[しかしなかなかうまくはいかないようで。
キアラが喉元に向け投げつけた苦無は弾かれ、
翼を一打ちする音とともに闇の竜は舞い上がり眼下へと大きく口を開く。>>1:230
明確な存在の大きさの差と、生命の危機を前に、
とっさに身体が動かなかった]
[そんなミリアムに動けるだけの――
とっさに手近の大きな立方体の陰に飛び込むだけの力をくれたのは、
相棒の、声]
ちょ、わ、………!
[熱量がすぐ脇を通り過ぎていく。
突風が生まれて身を押して、受け身もとれずにべったりと転んでしまう。
それでもどうにか起き上がり立方体の陰から出て上空を見やる。
彼女は無事なんだろうか]
[見えた。
キアラが竜の喉元に取りつき短刀を叩きこむ姿が。>>1:231
――視界を灼くほどの電撃が宙を駆ける。
それを為した相棒が地に降り立った後、闇の竜が墜ちて静かに床を、空気を震わせる]
ああああもう無茶しちゃって……、
いっくら私の守りの力があったからってまともに喰らえば蒸発してたかもしれないわよアレ……!!
[さて、あの状況からして
キアラに竜のブレス攻撃を避ける余裕はあったとは考えにくいわけで。
むしろ避けずに突っ込んでいったからこそ、
ブレスを吐ききった直後の竜を狙えたと考えられるわけで。
振り返るキアラに向けてまくしたてる。>>0
その様子を見れば無事かどうかは難なく伝わるだろう]
─ 『世界軸』上層 ─
[準備が整い、再び光の門を通って『世界軸』の上層へと向かう。
天の広間の先に次の討伐先が居ると言うことで、一度そこまで昇り。
休憩を挟んだ後に、天の広間から続く階段へと足を踏み入れた]
……『虚無の八竜』の気配が立ち込めてるね。
気を付けて行こう。
[一度相対したためか、その気配が感じ取れるようになっている。
また何か、『虚無』の欠片のようなトラブルが起きないとも限らないと思い、ユーリエにそう声をかけて階段を昇って行った*]
[残念>>64というあたり、食べ物の執着はとてもよいものである。
でも貴重品だからなぁ。神子だって用意できないかもしれない]
なに、こういうのは男の仕事だ…とはあまりいえんが…
[たくましい女性も出てくる世の中だもの]
かっこつけたがるのは男の性ってもんよ。
[心配するシルキー>>65へと力こぶを作って見せる]
[一拍、間を置いてから、
はっとしたように杖をかざして輝く水でキアラを包みこみながら、]
でも、ホント、無事に倒せてよかった。
無事で……よかったよ。
ありがとう。
[強化の魔法をかけた後のキアラのお礼の言葉に、>>1:226
ゆるーく笑って「礼には及ばないからねえ」と応じたばかりだというのに。
結局自分もお礼の言葉を口にしている状況に僅かに苦笑する]
[シャリシャリを口の中で音を立てながら、問いに帰る言葉を聞いていた]
そうだな。ワシ、たまにお主が翼人族だって忘れてるものな。
[良くも悪くも仲間意識が高く誇り高い翼人族。
空をかける自由さの代わりに違う不自由さを得ているようにも思えるのはその環境と育った場所によるものもあるのだろう。
そんな中、役に立てればそれでいい。とあっさり言えてしまうシルキーは稀有にも思える]
柱になって人を鍛えるか。その発想はなかったが、鍛冶師らしい。ならワシは人を育てるということか。
いや、感謝はワシもだよ。
柱になって縛られると考えるのは早計かもしれんなぁ。柱になったからできることもあるかもしれんしな。
[そう考えるのはなんとも前向きで健康的だ。そのできることの試練をしにいくか。梨を食べ終えるとそう思考は進んだ]
[ご飯は大事というのに全くだとうなずく食べさせる側と食べる側>>66]
おう。次があるからしっかり食べろよ。
[食前の挨拶を口にして食べ始めるシルキー>>67へという。
おなかと水分も果実で補給。一段落したらいこう。食事を終えてというとケース状の蔦を治すと移動をするのであった]
/*
そういえば7月日程でも2dは三連休の日月になっていた模様
(かわいたわらい)
ほんとこの足並みそろわないコアタイム……!
(確かに猫だとは知ってたが......)
[ 鳴き声のようなコエだけで、仕草まで目に浮かぶ。微笑ましすぎて笑ってしまいそうだ。
しかし、それをコエに乗せるとやっぱり拗ねられそうなので、ぐっと堪える ]
おーい、寝ぼけてるかあ?
[ 代わりに苦笑まじりの突っ込みだけは軽く入れておいた ]
/*
大ボケ修正できるか悩みつつ...どうでもいいけど、どうしてくれよう、この可愛いイキモノ。
後でもふり倒していいですか?(超真顔)
― 『世界軸』上層・『陽光の間』 ―
[蔦のケースも盾も背中に背負い上層へと向かう階段を上って行き着いた先。光に照らされた円形の部屋にたどり着く。上を見れば太陽のようなシャンデリアのようなものがぶら下がっている]
完全に光だな。
[薄紫色の仔竜がその中央付近で待っていた。そしてここで語られる試練の内容>>#2]
これは完全に予想外だったな。
[力というと殴り合いか。まいったなぁ。というように一度シルキー>>74を見た]
とはいえワシら二人とも作る側だしな。何か作ってそれで採点とかではだめか?
[一応程度にいって頭をガシガシとかいて]
これでまからないか!
これならどうだ!
ええい、いやしいやつめ!これでどうだ!
[なんかいろんな果物を薄紫の仔竜の前に積み上げたりした*]
― 『世界軸』上層・『深淵の間』 ―
――ミリアム?
[振り返って目が合った瞬間に捲し立てられた>>81。
その様子にとりあえず無事であることはわかって、安堵の息を吐く]
ふふ、流石に無茶だったね……。
でも、他に手が思いつかなくてね。
[迷うくらいなら前に進め、とは、鬼族の強靭さがある故の戦法ではあるのだけれど。
竜のブレスが相手では、ミリアムの心配も尤もだ]
[ミリアムの癒しの力が届いたのは、それから一拍置いてのこと>>84]
うん。ミリアムも、無事で良かった。
[自分が前に立っておきながら、結局最大の攻撃への対処はミリアム任せになってしまった。
自分一人で何もかも出来る訳ではないのだろうけれど、不足を感じ少しだけ眉を下げる]
こちらこそ、ありがとう。
[さて、神子からの言葉が届いたのは、そうして言葉を交わしている頃だったか>>26]
次は試練?
……他のヤツらが竜と戦っている間に、かい?
[八竜、というからには、名を挙げられた以外にもう二体は竜がいるだろうに。
疑問に思いはすれど、詳しく訊ねる時間はないようで。
そこにふわりと届くのは、風に乗った癒しの力>>27。
そして更に上へ続く階段が、眼前に現れる]
なんだかねぇ、こうもお膳立てされると……。
[誰に対してともなく呟いたところでふと、召集を受け広間へ集った際に、神子が見せた自嘲のような表情を思い出す。
まるで『世界』の責任を、自分一人で背負っているような顔だった。
それを思えば文句を言うべき相手も見つからず、ただ、長い長い溜息をつくだけだった]
ミリアム、どうしようか?
このまま先へ進むか、それとも休憩を挟むか。
[いずれにしろ、あまりのんびりとはしていられないだろう。
彼女の返答を聞きつつ、自身は戦闘の後始末として、投擲した武器を回収する。
金属製の武器は雷を通すことでそれ自体をある程度操作できるため、それほど手間はかからなかった*]
― 『世界軸』上層・『陽光の間』の仔竜 ―
[主であり、力の源たる神子の願いに応じ、伝令の役を務めた薄紫の仔竜──マリアライトの化身たる命竜マリア。
幾度となく伝令の務めを果たして来た仔竜ではあった、が]
『……きゅー』
[なんか、初めての反応が返された。>>87
困った。
相談したいけれど、本体たる神子は下層で取り込み中。
分身とはいえ、仔竜には決定権が ない。
故に]
『きゅーう』
[ふるふる、首を横に振って、尻尾をぱたり。
物凄く困ってるのは、きっと、見ればわかる。**]
― 『世界軸』下層 ―
……荒れ狂え、鋭き風。
澱みを切り裂き、道を保て!
[言霊と共に駆けるは疾風。
それは道を塞ぐ妖魔を斬り払い、その存在を塵へと返していく]
……全く……際限なく。
[少なからぬ苛立ちを経て、吐き捨てた時。
微か、戸惑うような気配が届いた]
……マリア?
[普段は感じる事のない感触に、その源たる分身の名を呼ぶものの。
仔細を尋ねるより先、新たな妖魔の群れが見えて]
……やれやれ……。
もうひと頑張りしないと、かな!
[は、と息を吐いた後、神子の意識は眼前へと向かう。**]
[ 皇龍となる事を定められて育ったオズワルドは、事在れば、己の身命をかけて地脈を護る覚悟を常に負わされてきた。
それを厭わしく思ったことこそ無かったが、強大な力を持ち、その力故に世界軸を支える要として大きな責を負う神子に、どこか共感を覚えてしまったのは事実で ]
時間がかかれば、それだけ神子への負担もかかりそうだからな。
[ クラリッサに返した声は、やはり真面目なものだった、が ]
ん?
[ 階段上から漂う虚竜の気配に、眉が上がる ]
これは...時、か...相手は『永劫』とやらの方だったか。
[ 左眼の天命石が感じる敵の属を読み取って苦笑した。
どうやら気合は入っていたが、神子の声を聞いた時は、まだ疲労でぼボケていたらしい ]
/*
戻ってきて最初に目に入ったログがトーマスさんで思わず吹いた。
相変わらず楽しいな大好きだ。
そして我が相方さんである兄ちゃんも安定のかっこよさよ…
独り言残す余裕無かったから残してないけど、思ってたよりもユウの存在大切に思ってくれてて嬉しくて悶えまくりなんだがどうか(
ま、どちらでもやる事はひとつ、だな。
[ 今一度、気を引き締めて階段を昇り切り、目前に現れた竜の姿を前に、両手で長槍を握り、斜め上方に構えた。
前と違い、すぐに動き出さぬのは、相手が翼を持つと目にしたためだ ]
飛ばれると厄介だ。クラリッサ、翼を狙えるか?
[ 出来るだろうと、疑いは抱かぬ口調でクラリッサに問いかけながら、瞬き一つ......銀の光彩と皇帝と呼ばれる黄玉が、再び輝きを顕した* ]
……おっちゃん。
[この場に来てからの一連の流れ>>86>>87>>91>>92に、さてどうやって突っ込みを入れたモノか。
さすがにピコハンは持ってきてなかった。
空を飛ぶための試練などなど、翼人族には不可避な試練があったため、
ああ、不可避の試練の類だな、と諦めの感情が1〜2割あるのは否定しない。
回避の方法を探ってくれるのも嬉しい気持ちはあるのは確かだが。]
ふみぃ……。
ねぼけてない……ねぼけてないも。
もう、ねむくない……ちゃんとおきるも……。
[苦笑交じりの突っ込みに、反射的に返したのはどう聞いても寝ぼけきった声。
寝起きがよろしくないのは確かにあるが、ここまで警戒心を緩めているのは珍しい事だった。
もっとも、意識曖昧な状態での事、自分が何を口走ったか、の記憶も曖昧になってしまうのだけど]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
ま、そーだよねぇ。
[どちらでもやる事はひとつ。
それは間違いないから、頷く様子は軽い。
長槍を構えるオズワルドのやや後ろに立ち位置を取り、愛銃を抜いて両手で持つ]
おやおや、ここで狙えない、なんて言うと思ってるのかい?
[問いに返す口調>>94はごく軽い。
対する竜との距離を測り、どう狙うか、を思案している間に、瞳の変化が顕れて]
…………。
[何となく、見入ってしまうのはそこに天命石がある由縁を教えられたからか。
それ以前に、龍眼の銀色が純粋に綺麗だなあ、と思っているから、というのもあるのだが、それはそれとして]
[異なる眸に見入るは数瞬、空色はすぐに狙うべきものへと視線を移す]
……そんなに厚い翼じゃなさそうだけど……。
[狙うとしたら、関節か、と。
そう、思い定めて銃口を上げ。
軽く、膝をかがめるのは跳躍の予備動作]
そーれーじゃ。
……いくよっ!
[宣と共に床を蹴り、高く跳ぶ。
跳躍の頂点から狙い定め、放つ射撃は6連射。
関節に向けて3発、残りは僅かにずらして皮膜に3発。
青緑の竜の右の翼に向け、弾丸が放たれた。*]
そういう時は……
[他に手が思いつかなくって、と応えるキアラに口を開く]
周りに相談するっていうのもひとつの手だからねえ。
今回はそんな時間なかったから仕方なかったし結果的に討伐できたからよかったけれど。
[考えておいてね、と言いたげな表情。
足りないところは――なにも無理に自分だけで埋めなくてもいい。
それは鬼族のような強さを持たないところからくる考えなのだろうけれど、
『柱』として集められた者達の多種多様性を思えば、
支え合い補い合うことも『世界』の意志――という気がしなくもないわけで]
ふふ、私達パートナーなんだもの、
これくらいどんどんやっちゃうからねえ。
他の皆は……、
[互いの無事に安堵してお礼の言葉を交わしあった後。>>89
他の者の無事を気にした直後、風に乗って神子の声が届く。>>26>>27]
ひとまず突破したみたいだねえ。
[ひとまず、という言葉が頭につくのは、
早くも次の任についての話もあったから。
試練を受ける者と引き続き虚無の八竜を討伐する者に分かれるとのこと]
─ 『世界軸』中層 ─
[とにかく早くメレディスの治療を、と思っていたから階段を下る足は自然早くなって。
メレディスに無理はさせぬようにと気を付けてはいたけれど、>>48不意の仕草に気付く余裕は無かった。
中層に戻り、ミリアムか神殿の誰かか、ともかく治癒出来る者の手を真っ先に借りて。
>>51メレディスの手当が出来ると、ようやく自分も気持ちが落ち着いた]
そういやそうだね。
さっきのお礼、顔見たらもっかい言おうと思ってたのに。
[>>29神子の不在を聞いても、その理由には思い至らぬままに思った事を口にした]
─ 『世界軸』中層 ─
[自分のダメージは神子の癒しで回復していたから、休息は必要無く。
>>52メレディスの言葉にも異論は無いと頷いた後、さっきの上層での事を思い返す。
泣きじゃくる自分を叱るでなく、こちらに怪我が無かったことを安堵する顔。
記憶を失っても変わらない、青年の優しさが心苦しいのは話せていない事があるからだ。
あの時自分が抱いたのと同じ位、メレディスの中でもあの約束が大きかったら。
きっと、失われた記憶の中に居る自分を、最も印象づけるものなのに]
…あのさ、兄ちゃん。
─ 『世界軸』中層 ─
俺──…
[目を閉じて瞑想する青年に、躊躇いながらも声をかけたけれど。
続ける言葉を探して、また噤んだ唇の代わり、右手に在る乳白色に視線を落とし]
兄ちゃんに、言ってないことがあるんだ。
[届くか届かないかの声で紡いだ]
[そのまま、メレディスの顔を見ないまま呼びかける]
…兄ちゃんさ、
俺の話し方のこと、言ってたろ。
あの時、俺、ちゃんと答えなかったけど、ほんとは─…
[先の休憩中、彼の部屋で交わした会話を持ち出して告げようとして。
した、けれど]
……ごめん。
この試練が終わるまで、待っててくれないかな。
終わったら、ちゃんと話す、から。
[もう少しだけ、現実を見ないままで居て欲しいと願ってしまった]
[それ以上は言葉を紡がず、彼の方を見ぬままに顔を上げて]
…なんか、おなか空いちゃった。
トーマスさん戻ってきてたら何か作ってくれないかお願いしてみようか。
あんまり疲れてるようだったら悪いけどさ、もしかしたらうちの郷の野菜で料理作ってくれるかもしれないし。
そうだ、氷結水は飲ませてもらった?
あれもうちの方で良く飲むヤツだから、ちょっと懐かしいかもしれないよ。
[努めて明るい声で、トーマスとのやり取り>>5>>7を交えて話をした後、話した通り熱量を確保しようと一旦この場を離れ。
その後、準備が済み次第また光の門から上層へと向かっていった*]
[ どこからどう見ても寝ぼけ切ったコエに、堪え切れず、くす、と笑みが零れる ]
あー、判った判った。寝ぼけてないな、うん。
顔は洗ってこいよ?
...待ってるから。
[ 待っている、と、言ったコエには、そっと頭を撫でるかのような優しげな響きが籠もった ]
― 『世界軸』上層・『陽光の間』の仔竜 ―
『……きゅー』
[調理器具があっても変わりません!
と、言葉にして伝えられないもどかしさ。
託された言葉を再生する事はできても、自身は鳴くしかできない仔竜はのた、尻尾をぱたり。
そうこうしていたら、なんだかすまなそうに謝られ。>>101]
『きゅきゅー』
[気にしてないのよ、といわんばかりの声を上げた後。
仔竜は広間の隅にてってと移動した。**]
[長い長いため息が聞こえる。>>90
今この場にはいない神子のことを少なからず考えているのだろうとは、
お膳立てがどうこうと言っていたことから合わせても伝わる。
ミリアムだって思うところがないわけではない。
あの神子がいつから“こう”なのかは知らないが、
おそらくは何百年と『世界』を見守り『柱』の交代を見届け、
それでも時折人らしさ――見た目年齢相応の者らしさを垣間見せる彼は、
不思議な存在とミリアムの目には映っていた]
いずれわかる時がくるのかしらねえ……。
[独り言のように呟き、後、向けられた問いに]
そうねえ。ちょっとばかり休んでから試練とやらに行こうって思ってるところ。
他の人のことも気になるからねえ。
[吹き抜けた風によって転んだ際にぶつけた箇所の痛みは取り払われたし。
体力的にはさほど消耗していないが、
巨体に探査の魔法を使ったことによる精神的な消耗は少なからずある。
それに、治癒が必要なら呼んで、とは言ったものの、
自分が呼ばれて飛び出られる場所にいなければ意味がない、
という思いも少なからずあった*]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
頼む...
[ すでに、『永劫』から目を離さず、隙を探るオズワルドは、龍眼を見るクラリッサの感慨には気付かぬままで、彼女が銃口を構える気配を感じ ]
お...?!
[ 次の瞬間、身軽に空中へと飛び出した小柄な身体の動きに目を見張った。
同時、空中から竜の右翼に向かって、六連射が放たれ、竜の口から、ギャーという耳をつんざくような鳴き声が上がる。
声と一緒に、『永劫』は、撃たれた翼をばさりと羽ばたかせ、開いた口から、ごう、と蒸気のようなブレスを空中に向けて吐き出した ]
クラリッサ!!
[ 男は警告の声をあげながら、地を蹴って、長槍を構えたまま、竜に向かって駆け出す ]
おらああああっ!!
[ 大きく雄叫びあげて、竜の首目がけて長槍をを突き出す。
己の動きに竜が気を取られてくれれば重畳。槍が龍の喉を貫けるかどうかは二の次といった動きだ* ]
[仔竜を困惑され抗議>>107されたり、年下の相方に呆れ>>95られたり謝らせて>>101しまったりとかあったが]
うだうだしていても仕方がないか
[しかしあの槌で殴られるのはとても痛そうだ。シルキーだって遠慮がでてしまう…かどうかはわからないが、全力というと、火と槌はとても痛そうだ。
少し悩んだ後、大盾を置いて、背中に背負っていた蔦で絡まれたトランクを置く。
別にもう捧げものじゃないぞ]
装着!
[トランクに拳を叩きつけると、まばゆい光を放つ過剰演出ののち、トランクはなくなり、体を覆うように蔦が巻き付き全身を覆っている。
植物マッチョマンの出来上がりであった]
これでやるか。一応これもワシが今まで育て上げてきた全力の作品だからな
[職人らしい全力であった*]
相談……。
[ミリアム>>100に言われて、ひとつ瞬く。
思わず手をやったのは、左耳の黒い石。
――余裕がなかった、というのは確かだけれど、ほんの少し意識を相手に向けただけでも、見方は広がっていたはずで。
それを可能にする手段のことすら、すっかり抜け落ちていた]
そう、だよね。
[こくり、と頷く姿は、少しだけ力ないものとなる]
相談……。
[ミリアム>>100に言われて、ひとつ瞬く。
思わず手をやったのは、左耳の黒い石。
――余裕がなかった、というのは確かだけれど、ほんの少し意識を相手に向けただけでも、見方は広がっていたはずで。
それを可能にする手段のことすら、すっかり抜け落ちていた]
そう、だよね。
[こくり、と頷く姿は、少しだけ力ないものとなる]
……いずれ神子とも、ゆっくりと言葉を交わしてみたいものだよ。
[自分も自分なりに何かを背負った気でいたけど、それよりも重いものを背負う存在がいるとは、考えないままに生きてきたから。
そうして思い馳せていたけれど、ミリアムの言葉>>109に頭を切り替える]
なら、一度戻ろうか。
[他の人も、との言葉に治癒士らしい気遣いを感じつつ、共に中層へと戻る。
しかし休息と用事が済めば、すぐに再び階段を登ることとなるだろう]
─ 『世界軸』中層 ─
[再出発の前、瞳を閉じて休息を取っている時に、不意に呼ぶ声>>104を聞く]
うん?
[呼びかけられたとなれば、話を聞くために瞳は開いて。
けれど、呼びかけた本人はこちらを見ないまま>>105に微かな声を零した。
その先は何も言わぬのを促しとする]
[意識の中で続けたユーリエの話は、『世界軸』へと集まった時に話をした内容のこと。
確認するような声に、「うん」と一言相槌を打ち、続く言葉を待って]
─── 良いよ、ユーリエが話せると思った時で。
[何を話そうとしたのか、気にはなる。
けれど話しにくい、後で話すと言うのであれば、今無理に聞く心算は無かった。
それが自分の記憶に関わるものだとしても、強要はしない]
[ちゃんと話す、と。
そう言ったユーリエを信じているから]
あぁ、それは良いね。
ユーリエの郷の野菜かぁ…。
舌が覚えてるかもしれない、ってトーマスも言っていたし、良い切欠になるかもしれない。
氷結水はまだだな、今度それも試してみよう。
[顔を上げての話題>>106に興味を惹かれながら頷きを返す。
熱量確保や準備の時には一旦別れ、整った後に共に討伐の任へ*]
[突然の発光とその後の変化>>113に、少女は目が白黒となる。]
あの鞄?リュック?武具兼用だったんだ……
[なんて感想を漏らす。]
/*
そう言えば男性陣って全員天命石埋め込み型なのなw
僕は生まれつきだけども、他の人はどう言う経緯で埋め込みになってるんだろー。
うん、わかったー。
……まってて、ねー。
[待っている、と返された声の響き。
それから感じたもの、そしてそれがもたらしたものは無自覚、家族以外には聞かせた事のない緩い響きをコエに宿す。
寝ぼけているが故の作用も確かに大きかった、けれど。
絆石に初めて触れた時に感じた安心感に似たものを感じていたから、というのが、一番の理由だった。
寝ぼけているが故に、自覚ないけど。**]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[跳躍力の高さは、元の種族特性もあるが。
やはり、義体による所が大きいもの]
……おおっと!
[跳躍の頂点からの6連射の後、態勢を整えよう、とした所に響く声と、こちらに向けて放たれる蒸気のブレス。>>110
さすがに、まともに喰らったらまずい、と、反動を生かしてトンボを切り、距離を稼いで着地しようとするが。
衝撃に煽られるのは避けられず、辛うじて直撃は避けたものの、熱波の影響でしばし咳込む羽目になった]
うぐ……蒸気はお友達だけど、これはちょっと願い下げ……!
[場違いな突っ込みを入れるのに重なる、雄叫び。>>111
青緑の竜は、それと共に繰り出される長槍へと意識を逸らしている]
今の内、に……!
[撃ち尽くした状態では、何も出来ない。
だから、と手早く弾倉を振り出し再装填をして。
次に狙いを定めるのは、左の皮膜。*]
[ハッ、と気を取り直すと]
がんばろーねー!
[まったりとした発言の後、鎚を自身が振るえる柄の長さと大きさにし、こちらから駆け出そうか。**]
[目を白黒させているシルキー>>119をみて思惑通りとでもいうように笑う]
ガッハッハ!驚いたか。まあ無理もないか。ここにはいままで旅をしてきて手に入れた種やらが詰めている
[旅をしている間に細かいものをそういくつも小分けにしてもっていくのは難しい故一つにまとめたともいう。]
それを生やしたり、育てたり、やれることを試してたらいつの間にかできた。
結構頑丈だぞ
[触ってみるか?とこんこんと蔦の鎧を叩いてみせた]
月長石亭の元店長 トーマスは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
吃驚玉手箱みたいだねェ
[駆ける前に聞こえた言葉>>123に、のんびり答えて]
後で落ち着いたらね!
[と少女は返した**]
[そして少し距離を置く。正気>>122に戻ったようだ。後で確かめる>>124にはうなずいて試練を始める]
おう、シルキー!遠慮は無用だぞ!
[左腕を斜め上に向けてあげ、右肘をまげて手先をぴんと伸ばしてポーズ。
なぜかノリノリの左手首についた金剛石のバングルが単なる演出のために背後を照らし、天井の太陽と共鳴させてオーロラのような光を生む]
ではゆくぞ!
[とおっ!と飛び上がった。太陽のオブジェを背に、唸るように足が光る(ただの視覚効果)]
植物マンキッーーーーク!
[駆け出したシルキーめがけて飛び上がり、宣言通りキックをお見舞いせんとした**]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[ クラリッサが、器用に空中でトンボを切ってブレスの直撃を避けた、までは、見えたが、その後は目に入らない。
背後から咳き込む声が聞こえたのは気になったが、そちらを案じるよりも、竜を引き付けるほうが先だ ]
これが今の俺の仕事だからなっ!!
[ 最初に突き出した穂先は、気付いた竜が首を振った事で狙いを外れ、その緑色の鱗を僅かに削るだけに留まる ]
まだまだっ!
[ 踏みつぶそうとでも言うのか、足を、男の方へと踏み出す竜の動きに、笑みを刻んで、一旦引いた槍を、その足裏に向かって突き上げる。
並の槍なら竜の足の圧力で折れるところだろうが、龍牙は、龍の骨と牙で出来た長槍だ。
圧に耐えて、龍の足裏に突き刺さり『永劫』はまたギャーという甲高い苦悶の声をあげた* ]
― 世界軸上層・『月闇の間』 ―
[中層で回復や休憩に幾らか費やした後。
先の広間より更に階段を登った先は、薄暗闇に包まれた部屋だった。
形状はどうやら菱形、壁のオブジェは月の満ち欠けを模したものか]
随分と洒落た部屋じゃないか。
[一見戦いの場ではないようにすら見えるその部屋に、見覚えのある薄碧の仔竜が静かに待ち構えていた。
かつて自分たちを出迎えてくれた仔竜の片割れは、静かに試練の内容を告げる>>#2]
全力でぶつかり合え、……だって?
[思わずミリアムの顔を見た。
向こうは癒し手、戦う役目は自分がと、先の戦いで内心決めていたのに]
――ミリアム。
[相手の目を真っ直ぐ見据えながら、深く深く息を吐いた]
アンタの準備が出来たら、動く。
開始の合図はアンタが出してくれ。
[速さを武器とする自身に対し、向こうは術等の事前準備が必要だろうと踏んでの提案だった。
有利不利を考慮して、というのは理由の半分。
もう半分は――自分自身の覚悟のため*]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[近付くにつれて濃くなる『虚無の八竜』の気配。
機の属を持つ気配は、ギチリと言う機械音と共にその場にあった]
これまた、硬そうな相手だね。
[羽ばたくごとに響く硬質な音。
その発生源は機械により作られた翼だった。
美しい天色の鱗に機械仕掛けの翼は不釣合いにも見えるが、それが禍々しさを表現しているようにも思える]
さっきと同じく翼から狙っていきたいところだけど…。
[通用するかな、とメレディスの表情に緊張が走った]
機の属だったら、物理的な攻撃よりも、魔法的なものの方が効果的かもしれない。
[クラリッサの故郷は技術が発達した国だと言っていた。
そして魔法がないも同然だとも。
ただそれだけの、そこからの推測であったけれども、可能性はあるのではと思う]
(となると…僕の場合はこっち頼りになってしまうかな)
[生来の属ではほぼ物理的な作用でしか繰れない。
右手を胸元に伸ばし、握り込むのは首から提げた絆石。
ぐるり、と渦巻くものを感じたが、必死にそれに耐えた]
さぁ、始めようか、ユーリエ。
あちらさんはお待ちかねのようだしね。
[羽ばたきながら、こちらに咆哮を飛ばしてくる『破壊』を見据え、身構える。
大きく口を開くのを見れば、カードホルダーから13枚のカードを引き抜き、ユーリエを後ろに庇うように立ちはだかった]
─── speeddown
Horoscope!!
[先の戦いでも展開したカードの盾を作り上げ、放たれたブレスを防ぐ。
前回と違い単一展開であるために強度は十分なもの。
戦いを経ての成長もいくらかあるのかもしれない]
―― 『世界軸』中層 ――
[今は神子とゆっくり言葉を交わすことはできないだろうとは思っていたが、>>115
まさかこの場にいないとは思っていなかった。
ちらりと覗いた儀式の間は無人。>>29
とはいえ探している余裕もなく。
個室の集まる辺りを歩きまわっていた頃だろうか。メレディスに出会ったのは]
帰ってたんだね。調子はどう?
[と挨拶を兼ねて訊いてみた後、
治癒を、頼まれたことで調子がイマイチであることを知った。>>51
これは戻って来てよかったみたいだとほっと一息]
んん、これはたいしたことなさそう。
骨折れちゃったりとかしてると普通の怪我より時間がかかるものなんだけど。すぐ済むからねえ。
[輝ける水をまとわせた手で傷ついた箇所に触れ、
様子を診ればそんなことを。
やがて水はメレディスの周囲を巡りダメージを治癒していった。
そばにユーリエがいれば彼女にも念のため大丈夫か、と視線を向けながら問うて。
やがては再び竜の討伐に向かう者達を見送るのだった*]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[再装填をしている間にも、龍と竜の攻防は続いている。
突き上げられた一撃>>126に、青緑が苦悶の声を上げ、その態勢が崩れた所に重ねるように、左の翼へ銃口を向け、引き金を引いた]
……ちょっと、距離あるなっ……!
[ならばと正確さを取り、撃ち出すのは単射一発。
それは狙い通り、皮膜翼の関節のひとつを捉えた──かに見えたが]
……んにゃっ!?
[弾が届くより先、翼が動いて弾丸はそのまま後ろの壁へとめり込む]
なんで……早すぎるよ!
[先は捕えられたのに、と。
それ故の焦りが滲む。
ならばとモードをシングルからダブルへ切り替え、残る5発を連射するものの、やはり素早い切り返しによって直撃はせず、弾丸は翼を掠るに止めた]
なんで急に……って、あ。
[そう言えばこの竜の属は、と。
思うのと、青緑の翼が大きく羽ばたき突風を起こすのはどちらが先か。
さすがに吹き飛ばされるとまではいかないものの、再装填をするのは状況的にちょっと難しい。**]
─ 『世界軸』上層 ─
[休憩の時間は長くは取れなかったから、>>118話は試練の終わった後のお楽しみと結ぶことになっただろう。
光の門を通って、先に来た時と同じように移動して『虚空』と対峙した広間で休憩を取り。
それから>>26神子の言っていた通り上へ先へと続いている階段へ足を踏み入れ]
次の八竜は、どんなヤツだろうね。
あんまり飛び回らないヤツだと助かるんだけどな。
[>>82メレディスの言う通り、気配だけでも強大なそれが待ち構えているのが解る。
気を付けてと言われれば、そういや変な蔓が伸びたりしてたもんなと思い返しながら頷いて。
昇りついた先、その広間に足を踏み入れるより先に耳がその音を捉えた]
何だ、これ…何か、金属が擦れるみたいな…
[氷人族の郷では機械類にあまり馴染みが無いから、思い当たる節もなく。
>>129進んだ先、対峙したその姿はやけに異様に見えた]
機の属…あんまり詳しくないんだよな、俺。
クラリッサさんから話聞いときゃ良かった。
[>>130メレディスの言葉に浮かぶのは、やはり同じ柱候補の一人。
対峙するそのものは解らなくても、機械自体の弱点など推測材料が出来たかもと悔やんでも今更だ。
魔法の方が効果的と聞けば、自身の腰紐は巻いたままで胸の緋石に手を当てて。
右手に光る絆石に手を伸ばさないのは、半ば無意識のまま、だったが]
緋色は氷色 氷は雹
[>>131メレディスの声に返事をする代わり、飛んできた咆哮を見据え詠唱を紡ぎ。
目の前、自分を守るその背を見ながら短時間で可能な限りの雪礫を生み出して]
思いのままに 打ち放て!!!
[>>132名を呼ばれたを号として、その全てを無機質な翼へと降り注がせ]
まずは空に逃げない様にしないと…!
[空に逃げられたら面倒だから、と。
先の『虚空』と同じ迷惑はもうかけたくないという気持ちも含んだ呟きを落とした**]
―― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ――
[それから幾許かの時が流れ。
『深淵』なる闇の竜を討伐した場からさらに上へ続く階段を昇った先、
薄暗闇に包まれていても、
不思議と視界が確保できる不思議な部屋(月の満ち欠けを現すオブジェのおかげ?)で、
キアラとともに仔竜の片割れから試練内容を聞いていた。>>#2]
…………。
戦えって話よねえ。別にできなくはない……けれど。
[思わずキアラと顔を見合わせつつ。>>127
できなくはないが、パートナーと定められた相手にその術を行使することへのためらいがこもった表情]
………。
[真っ直ぐ見つめられれば無為にそらすこともできず。
キアラの言葉を最後までしっかり聞いた。>>128]
………、わかったわ。
[やがてキアラから距離を取り、杖を片手に目を伏せる。
かたや精神を研ぎ澄まし魔法を行使する準備に入るために。
かたや心の準備をしっかり済ませるために**]
[心の準備ができた頃、黒曜石を通じて返る声がひとつ]
――ありがとう。
私も、キアラを信じて、持てる全ての力をぶつけることにするからねえ。
― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ―
[ミリアムの合図は如何なるものであったか、いずれにしろそれを受けて]
いくよっ!!
[大きく後方に跳んで距離を取りつつ、雷を帯びた四本の針を、右手からミリアムの足元目掛け真っ直ぐに投げる。
先の戦いで既に見せた技、故に牽制と相手の出方を量る初動だった**]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[ 『永劫』の足を貫き、その声が響き渡るのを耳にすると、男は再び槍を引いて、そのまま、竜の背後へと回り込もうと駆け出す、横目にクラリッサの動きを確認すると、丁度一発の弾丸が放たれたところ ]
何......?!
[ 竜の近くに居た男には、それがはっきりと見えた。
翼に弾丸が当たる寸前、目に見えぬほどの早さでその翼が動き、弾丸は空しく壁にめり込んだ。
継いで放たれた五連射も、悉く避けられてしまう>>136 ]
(「時」の竜とは、こういうこと、か)
[ 得心した男の左の黄玉には、竜の身体がその都度、異彩を放つのが見える ]
クラリッサ?!
[ 竜の羽根が起こした突風が相棒に向かう。
どうにか踏み止まりはしているが、このままでは埒が開かない ]
どうしても...楽はさせてもらえない、か...
[ 呟き落とすと同時に、長槍を頭上に掲げ、オズワルドは、大きく息を吸い込んだ ]
オオオッ!!
[ 咆哮の如き声を迸らせ、槍の柄を、頭上から床面に思い切り振り下ろす。
床を龍牙が叩くと同時に左眼の黄玉が煌めき、どん!と、一瞬大きな音を立てて、床全体が地震のように大きく、ぐらぐらとうねり揺れた** ]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[名を呼ぶ声>>144に応える余裕はちょっとない。
それでも、このまま固まっていては埒が開かない、と。
考えていた矢先に響いたのは、咆哮の如き声]
お、おおっとぉ!?
[響く音と、揺らぐ床。
何がそれを引き起こしたのかはすぐにわかった]
……今の内に、っと。
[突然の揺れから逃れようとしてか、青緑の翼は羽ばたきの向きを変え、揚力を生みだそうとしている。
とはいえ、右への射撃が効いているのか思うようにはいっていない。
とはいえこのまま飛ばれるとまずい、そう思ったから一先ず一発だけ再装填して、眉間に向けた単射を放つ。
まずは向こうの集中力を乱すのが目的、それから、背負った鞄を下ろした]
……この手間もなんとか省けないかなあ……!
質量法則とか物理法則だから、簡単にはいかないけどさっ!
[何やらぶつぶつと言いつつ、出した特殊弾を装填して]
数撃ちゃ当たる、は主義じゃないんだけど、ね!
[現状そうも言っていられないから、と。
先に開けた距離を僅かに詰めて引き金を引く。
撃ちだされた弾は到達前に細かい複数の銃弾となり、広げられた左の皮膜に幅広く衝撃を与えた]
これなら、そうは避けらんないだろっ!
[言いつつ、右の翼にも同じ一撃を叩き込み。
それから改めて、通常弾を装填し直した]
……上等、だよっ。
[立て続けの衝撃に、竜の意識はこちらに向いている。
ならば相応、お応えするのみ。
そんな感覚のまま、両手で構えた銃口を上げる。
青緑がブレスを吐こうと口を開ける、そのタイミングにあわせて連射を撃ち込み、直後に横へと転がった。
幾つかはブレスにかき消されるやもしれないが、到達した弾丸は少なくない衝撃を与えるはずだから]
……あと、お願いっ!
[何が、とは言わないけれど。
多分それで通じるだろう言葉を一つ、投げ込んだ。**]
― 記憶 ―
[ 人間だった母は、当然に龍族よりも寿命が短く、龍眼を欠いた長子を育てる事に生涯全力を注いだがために、男に弟妹は出来なかった。
その事が、余計に重い責と孤高を男に運命づけたのだが、それはそれとして(例によって表に出しはしなかったが)そもオズワルドは兄弟姉妹というものに密かな憧れを抱いている。
それ故に、最初に小さな獣人の探検に付き合った時には「弟がいたらこんな感じだろうか?」と、どこかでその感覚を楽しんでもいた ]
女の、子?
[ だから発熱したクラリッサを運び込んだ治療師の老龍の元で、診療のために服をはだけられた姿を見て、誤認に気付いた時には、少々呆然とした。驚きのあまり、義体の存在の方に気付くのが遅れた程だ ]
[ だから発熱したクラリッサを運び込んだ治療師の老龍の元で、診療のために服をはだけられた姿を見て、誤認に気付いた時には、少々呆然とした。驚きのあまり、義体の存在の方に気付くのが遅れた程だ ]
『若、嫁入り前の娘の肌を、そうまじまじと見るものじゃありませんよ』
[ 治療師にも、クラリッサは子供にしか見えなかったようで、男の目前で治療する事自体は躊躇いもしなかったが、熱にうなされる娘を凝視する男に対しては、そんな風に揶揄い混じりの言葉がかけられた ]
あ、いや、そうか...すまん。
[ 言われて僅かに顔を赤くした男に、老龍は、珍しいものを見たという顔を向け、治療が終わると、どこか優しい笑みを浮かべて手招いた ]
『この娘の手足の仕掛けは、治療師にはどうにも出来ませんが、どうやら身体に力の負荷がかかっているようです。回復を促す術はかけましたが、ゆっくり休ませてやらねばいけません』
そうか...うん、親父に話して、うちで休ませる。
『はい、出来れば清浄な気の通る部屋を選んでやってください。それと薬湯を定期的に飲ませるように。気の流れを正して回復を早めますから。水分を摂るのも忘れず』
ああ、気をつける。
[ 事細かに出される指示にいちいち律儀に頷いて、最終的に男は再び自らクラリッサの身体を抱いて長の屋敷に運び込んだ ]
こいつの世話は俺がする。
[ 看病のための世話係をつけようかという父に、即座にそう断りを返した理由は、なんとなく、クラリッサが自分の義体を多くの目に曝すのを嫌がるのではないかと感じたのと......自身が、誰にも任せたくないと思ってしまった気持ちが半々 ]
俺が連れて来た以上は、俺の責任だから。
[ そう口にした理由は、ほぼ言い訳だ、と、父には読めていたかもしれない ]
[ そうして、クラリッサの熱が下がり、意識がしっかり回復するまでの数日、オズワルドは、殆どの時間をその傍で費やした。
離れていると、自分自身落ち着かなかったし、気のせいか男が傍に居たり、魘されている時には、その手を握ってやった方が、彼女の様子が安らぐようにも見えたのだ ]
『行かせて良いのか?』
[ やがて回復して、再び旅に出るというクラリッサを見送った後、父には、そう尋ねられた。
すっかり見透かされているな、と思いながらも、オズワルドは首を振り ]
あいつは、自由だから。
[ 如何に離れがたいと思ったとしても、縛るつもりも、閉じ込めるつもりもない。と、そう答えた ]
それに...
[ これで終わりではない、と、その時からずっと、どこかに確信はあったのだ** ]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[放たれたブレスを盾で受けると、断続的に衝撃を受けていることに気付く]
これは……金属片?
[足元に落ちたものを見ると、鋭さを伴う金属片が落ちていた。
『破壊』のブレスは機銃のように連続で金属片を放つものらしい]
ただのブレスも面倒だけど、こっちも大概だね。
[全身に浴びればひとたまりもない、と胆が冷える]
[ブレスを防ぐ間に後方からユーリエが生み出した雪礫が『破壊』の翼へと降り注ぐ。
数多の雪礫が翼を捉えるが、『破壊』もただでは受けてくれない。
爪や尾で弾いたり、翼自体で迎撃したりと、その名の通り雪礫を破壊して凌いでいた。
苦々しい表情になるが、呟く声>>139にふと考えて]
─── そうか。
壊すだけが止める方法じゃない。
[ようは飛ばさせなければ良いのだ、と。
前に出ていた場所から一歩、ユーリエの隣へと下がる]
ユーリエ、アイツの翼か、足を。
君の力で凍りつかせることは可能かい?
難しいなら、アイツの周囲を氷の粒か何かで包囲してくれないか。
表面に付着させられたなら尚良い。
そうしたら、後は僕が、”止める”。
[言いながら、右手を左鎖骨の辺りに当てた。
術の媒体たる紫黄水晶が服の下で仄かに光る]
頼んだよ。
[そう言って、メレディスは『破壊』の気を引くために飛び出した]
─── speedup
[術を切り替え、加速の術を自分自身にかける。
次いで、カードホルダーから数枚のカードを取り出し]
Oracle shot!!
[大アルカナを1枚ずつ、単発射撃とリターンを繰り返した。
途中振り降りる尾や爪には、加速の効果もあって辛うじて避けていく]
弱点、どの辺りだろうな。
[動き回りながら、『破壊』が無意識に庇っていそうな場所を探した*]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[ 大地から離れた場所で、地を揺らす術を使う事は、龍の身にとっても大きな負荷となる。
けれど、うねり暴れる床の上で、オズワルドは微動だにせず、天井に穂先を向けた龍牙を維持して、眼前の竜を睨み据えていた ]
効いたか...
[ 幾分安堵したような声が漏れたのは、竜が翼の使い方を変え、床から浮き上がろうともがき始めたのを目にした時>>146
間を置かず、背後から龍の眉間に向かって撃ち込まれた銃弾に、思わず笑みが浮かぶ ]
いいぞ。
[ バランスを崩して、ずしんと地響たてて床に落ちた『永劫』の様子を目にしながら、男はまだ動かない。
術の行使によって乱れた気脈を整え、再び力を集中するために、じっと耐えている ]
[ コエを交わさずとも、今はクラリッサが、敵を引き付け、適う限りの手段でもって虚の竜の力を削ごうとしている事を知っていた。
時を操る龍相手に、遠距離攻撃はトドメを刺す手段とは成り難い。
だから、その後は、己の役目の筈だ ]
[ 空中で分裂した散弾が、竜の左右の翼を広範囲に穿ち皮膜を破る>>147
翼の力を奪われた竜が苛立ちを露わに、クラリッサに向かって大きく口を開いたのが見えた ]
ク......!
[ 名を呼びかけて、飲み込む。この事態は彼女にとっても想定内、先にも咄嗟にブレスを避けたクラリッサなら、まともに喰らうような事は無い筈、と、信じ ]
...?!
[ そう信じて、意識を自らの内に戻した瞬間、僅かに右手の絆石が、熱を帯びたように感じた。それは、まだ、弱く不確かな感覚ではあったけれど、すっと、乱れていた気脈が楽に整うのが判る ]
(これは、絆石の力か...?)
[ 思い巡らす間は一瞬、ブレスを吐き出した『永劫』の口に、怯まず連射を叩き込みながらの、クラリッサの声が耳に届く>>148 ]
おうっ!!
[ 応えと気合を、同時に込めて、腹の底から声を出し、オズワルドは、もう一度、長槍の石突きを床に打ち付けた ]
[ 同時、床を踏みしめた足元から、ぼこりと、岩の塊が盛り上がり、忽ち、太い石柱となって、男の身体を上へと持ち上げていく。
猫のような身軽さを持たぬ龍は、足場を自ら産み出す事によって、その身を敵手の頭上へと運び ]
ハッ!!
[ 長槍の柄を両手と右肩で固定して、ブレスを搔い潜った弾丸を受けて暴れる竜の上へと飛び降りた ]
[ 狙うは、その首の付け根。可動域を得るために、表皮が薄く、太い命脈も通る筈の場所 ]
グアァー!!
[ 輝く黄玉の気と、男自身の覇気を感じた竜が、降って来る殺気を振り払おうと、時を早めた長い尾を揮う。
硬い鱗で覆われた尾の一撃は、当たれば、龍の表皮とはいえ、完全に無傷で済むとは思われぬが、それを避ける気も、その余裕も、男には無い ]
オオォォーッ!!
[ 皇龍の咆哮と共に、龍牙が『永劫』の首を深く貫く。
相前後して、竜の尾の先が、オズワルドの背を薙いで、一文字に切り裂かれた背中から、紅い飛沫が宙に散った** ]
─ 回想/『世界軸』中層 ─
[中層にはミリアム達も戻っていたらしく、探している時に丁度会うことが出来た>>133]
お帰り。
調子は…ミリアムに診て欲しくて戻って来たんだ。
[共に討伐へ向かっていたのだから、治癒を頼む様子から状態はそれで伝わることだろう。
主に痛めたのは腕や胸であることを伝え、ミリアムの診察>>134を受ける]
折れてないか、良かった。
よろしく頼むよ。
[直ぐに済むと言われ、安堵の息を零す。
ミリアムが繰る水がメレディスの周囲を巡る度、身体が軽くなっていくのを感じた]
凄いな、随分と楽になった。
ありがとう、ミリアム。
[治癒士としての手腕の見事さに感嘆の声を紡ぐ。
礼を良い、身体を動かしてみると、戻って来る時とは全く違う感触が返ってきた。
これならば次も問題なく動けるだろう]
そっちは試練だったっけ。
頑張ってね。
[討伐と同様に重要なものとなるだろう試練。
彼女達がそれを受けるというのを聞いていたから、そうエールを送ってからミリアムとは別れた*]
/*
お昼のあれそれ終わったからログ見に来たらオズワルドの人も相変わらずカッコ良いのであった…
怪我したがりも相変わらずだなとも思った訳ですがこれは此処にいる皆割とそうですよね(
そういえばオズワルドさんが兄ちゃんに占い頼んでたことはどう考えてもクラリッサさんだよねってニヨニヨして見てたんですが、考えてみたら俺も他人事じゃないんだよなぁ。
場所とか他種族との混血とかで減少傾向にある一族だから女は子供産むのが必須になってるだろうし、言い伝えの氷女だったら尚のこと子孫残すのが義務とか言われてそうだし。
柱の役目が終わったら郷で婿さん用意されてるとか普通に有りそうだ。
…想像するだけでも嫌だなぁ。
/*
独り言落としてたら丁度兄ちゃんが!
待たせててごめんよ。
今からお返事書くからね、兄ちゃん!(こっちで言っても見えません
紅玉髄の氷女 ユーリエは、電気石の赤鬼 キアラ を投票先に選びました。
/*
実は前に疾風の子でやろうとしたことをここでやったというね...
多分、相方にはバレバレである。
しかし喰らい斬り(喰らい突き?)は、ろまん。
/*
とても全方位にマメで、相変わらずの気遣いっぷりだなメレディス。
半ひきこもりが申し訳なくなるレベル。
ひっそり占い結果も楽しみにしてます♪
[ こことあそこは、ほぼ確実に中身判ってる気がしてますのです。外れてたら後で謝ろう ]
/*
そして今頃、秘話にコピペミス発見...。
恥ずかしいログがますます恥ずかしくなr......
穴掘って埋まっておこう...・゚・(ノД`)・゚・
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[>>149こちらを守るために前に出ていたメレディスからの声で、足元に視線を落とす]
…うわ、えげつな。
あの口も早くどうにかしないと駄目だな。
[幾つか散らばる、細く鋭い金属片をあの咆哮が放ってきているのだと知れば、その厄介さに顔を顰め。
けれどまずは耳障りな音を立てて羽搏こうとする翼を狙い、唱えた呪が生み出した無数の雪礫を打ち付ける。
けれど>>150『破壊』がそれを甘んじて受ける訳が無く、望んだ程のダメージを与えられないことに不甲斐なさを覚えながらも手は止めず。
何か無いか、と考える中、ふと前にあった背が動いた]
[>>151隣から聞こえた問は、正直に言えば難しい事。
氷雪を生み、操る事は確かに出来る。
けれど、これ程の巨体を抑え込める力があるとは、言えるかどうか]
[だけど]
あぁ、俺に任せて。
[答えに迷い無く頷いたのは、メレディスに応えたくて。
そんな自分の想いに呼応するように、右手の石がじわりと熱を持った]
[頼んだという言葉を残して『破壊』に向かい飛んでいくその背を見ながら、首から提げた緋石に右手を伸ばす]
…頼む。
俺に、兄ちゃんを─…
大事な人を守る力を、貸してくれ。
[緋石には何度となく頼ってきたけれど、絆石には今まで一度も願った事が無い。
罪悪感と、八つ当たりと、複雑な感情が自分の中でまだ整理出来ていなかったから。
でも、今は。自分だけの力じゃ、きっと越えられないから]
緋色を包む 白の輝き
照らす全てを 凍り尽せ!
[願いを込めた呪を解き放ち、天色にそぐわぬ無機質な翼に氷を広げていく。
先に放った雪礫が媒介となって、翼全てを覆い凍らす事は出来たが『破壊』の動きを抑える為には呪を保ち続けなければならず。
>>152メレディスに爪や尾が及びそうになっても動くことも出来ず、ただ案じ見つめるしかなかった**]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[願いに対して迷い無く頷くユーリエ>>161。
それを頼もしく思いながら後を託す]
(良い目をするようになったなぁ)
[不意に過ぎった想い。
あれ、とは思ったものの、今は集中すべきことがあり、意識は直ぐに抱いた想いから逸らされる]
[加速の術をかけているとは言え、巨体から繰り出される爪や刃を避け続けると言うのはなかなか厳しいもの。
ブレスまで飛んでくれば、流石に無傷とはいかなかった。
腕や頬に小さな切り傷が増えていく]
ちっ……同時展開出来れば、もう少し幅も広がるんだけれど。
[普段メレディスが繰る加速と減速はそれぞれを切り替えて術をかける。
両方を同時に、と言うのは以前試して出来ないと分かってから試したことは無かった]
─── いや、
出来ないなんて言ってる場合じゃ、ないね。
[やるんだ、と。
己自身に試練を課す]
[ユーリエの準備が整うまでの間、考え得る限りの箇所へ加速を付与したタロットを打ち込む。
隙を突いて背後に周り、翼の根元へとタロットを打ち込んだ時のこと]
ッ !?
[今までは敢えて防がずカウンターを返してきたりと言うこともあったにも関わらず、その箇所へと打ち込んだ時だけ、勢い良く身を翻し、その勢いで太い尾を振り回してきた]
っと……─── もしかして、
[大きな跳躍の後、宙返りをして『破壊』から距離を取る。
今、明らかに『破壊』の動きが違った。
庇ったのだ、背中を]
なるほど…そこが駆動 ── 核か。
[異形たる要因がそのまま要なのだと、そう推測する]
[その直後、機械翼に付着していた雪礫が範囲を広げ、氷となり翼を覆い尽す>>163。
ユーリエの術が『破壊』の羽ばたきを封じ込めたのだ]
さっすが!
[声をあげ、ユーリエへとアイコンタクトを飛ばす。
片目を瞑った笑みと立てた親指を示した後、メレディスは『破壊』へと向き直った]
観念してもらうぜ!
─── speeddown!
[術を切り替えると、自身にかけた加速が解けるのを感じた。
それに対して小さく舌打ちをした後、術の対象を翼を覆った氷へと定める。
メレディスの扱う加速減速の術は、本来、他者もしくは他者の技にかける場合、相手との意志の対決となる。
それに負ければ術は当然かからないし、自身の隙が大きくなってしまう。
故にこれまで、『虚無の八竜』に対して直接術をかけることは無かった。
けれど、同じ目的を持つ技、共に並び立つユーリエの技ならば。
きっと効果を生むことが出来ると、そう信じて]
Covetousness icicle!!
[胸元に提げられた絆石が仄かに光り、熱を帯びる。
直後、氷自体の速度が落ち、空間に磔のように固着した。
『破壊』が身動ぐも翼を固定されてしまい体勢を変えることが出来ないでいる]
[ユーリエは氷結の維持により動けないらしい。
彼女の氷が解除されてしまうと固着の効果も解けてしまう。
一気に畳み掛けるべきと判断し、メレディスは『破壊』に対して跳躍した]
Pentacles gain
[14枚の小アルカナをカードホルダーから引き抜き、空中にそれぞれを固定する。
それを足場として、メレディスは『破壊』の頭上まで一気に駆け上がった]
─── speedup
[カードホルダーから取り出したトランプ全てに加速の術を施す。
それと同時、上へと顔を向けた『破壊』がメレディス目掛けてブレスを吐き出した。
咄嗟、足場を踏み切って宙へと身を躍らせる]
Full hand gatling!!
[メレディスの身体は『破壊』の背後へ。
宙返りをする途中の体勢、逆さまになった状態で左手を突き出し。
弱点と定めた翼の根元に、トランプによる高速の連撃を叩き込んだ。
『破壊』は翼を動かすことも、体勢を変えることも出来ないまま、断末魔の咆哮をあげ]
………ふぅ、何とかなった、かな?
[ぷらりと、空中に逆さまになった状態のまま、気の抜けた声を零した。
メレディスの足には足場として使ったタロットが貼り付いており、それが身体を支えている。
加速と減速の同時展開は、ギリギリになって成功していたようだ]
ユーリエ、無事かー?
[物理的なダメージはメレディスの方が多いだろうが、術の維持でユーリエも疲労しているだろうと。
そう考えて逆さまのままに声をかける。
どうやって降りようか、なんて思っているのは今のところ内緒だ*]
ちょ、おっちゃん、それかっこよくってずるい!
[視覚効果をフル活用したとび蹴り>>125に、はたから聞いて訳が分からない羨ましがり方をしながらも。
できるだけ鎚を振りぬけるよう構えて――]
/*
俺の兄ちゃんがかっこよくてずるい!
と、ログ読んで真っ先に思ったことを落としつつ。
我ながらバカぽいこと言うとらんで早くお返しせんとな…
しかし本当兄ちゃんかっこいい。
何という俺得なんだろう。
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[自分の返答を受け、前へ飛び出すメレディスの背を見送る。
自分の術が発動するまでにも、発動した後も。
>>165『破壊』の尾が、爪が、咆哮が容赦なくメレディスに襲い掛かるのも、ただ見ているだけしかできなくて。
何度も、何度も詠唱を、呪を止めてしまいそうになるのを耐えたのは]
(兄ちゃんは、俺を信じてくれたんだ)
[『破壊』へと向かっていったメレディスが、頼むと言い置いて行ったから。
自分が出来ると信じてくれるその背中が、どれだけ傷つくのが見えたって]
(── 俺が兄ちゃんを信じなくて、どうするんだ!)
[強く想う心に呼応する様に、乳白色の輝きが更に増して。
>>171メレディスの跳躍は、まるでそれに応えるようなタイミングだった。
そのまま『破壊』が咆哮と共に靄に溶けていく最期の一瞬まで、呪を保ち続けて]
…やったな、兄ちゃん!!
[>>174空中に一人残る、青年に向かい笑顔で手を振った後]
俺は大丈夫。
出る前ミリアムさんに回復して貰えなかったらやばかったかもだけど。
…それより兄ちゃん。
そっから降りてこれるのか?
[まずは怪我の程度を聞こうとした所で、宙吊り状態のまま動かないのに気付いて問いかけた。
自力で難しいなら、雪を積み上げクッション代わりにしようかと申し出るか**]
─ 回想/『世界軸』中層 ─
[『虚空』を倒し、『破壊』討伐へと向かうまでの休息の間。
>>133同じく八竜討伐を済ませて戻ってきたミリアムを見つけた時は正直安堵した。
>>158治癒を頼むメレディスの隣に居はしたが、ミリアムの手腕は傍から見ていても迷い無くて。
>>159メレディスの様子を見るまでも無く、これでもう大丈夫だと思えたから。
>>134続いてこちらに向いた視線には、大丈夫だと頷きかけたけれど少し躊躇い。
疲労の回復をお願いして、治癒を施してもらい]
ありがとうございます、ミリアムさん。
ミリアムさんこそ討伐から帰ってきた所でお疲れでしょうに、すみません。
私にも回復の手があれば良かったのですが…
[ミリアムの治癒は、彼女の研鑽の結果だと解ってはいるけれど。
彼女もキアラと共に強敵と戦ってきたのにと申し訳なく思いながら彼女に頭を下げた**]
[月(背中のムーンストーン)と太陽(のオブジェ)が同じ軸に重なり聖なる光を押しなす。
数多の獲物(野菜)を狩り、群がる悪意(空腹)を沈め、(スープの)アクを許さない!]
これが漢の浪漫だ!!!
[かっこいいとの言葉に、堂々と年齢を気にしないことを叫び。日輪と月輪の力を(演出上)宿し、狙うのは、迎撃せんと迫る大槌>>175]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
そっか、それなら良かった。
[大丈夫、と声>>178が返ると安堵の色を見せる。
跳ね返り戻って来たトランプを再び纏めてカードホルダーに仕舞っていると、「それより」とユーリエから問い>>179が投げられた]
ははは……実は咄嗟にやったもんだから変に固着されちゃっててね。
体勢を戻せないから術を解くしか降りる方法がないんだ。
でもこのまま落ちたら……だろ?
[降り方に悩んでいる旨を告げると、雪を積み上げる案を申し出られ、ありがたくそれを受けることにした。
真下にクッション代わりの雪を積んでもらい、十分な量になったところで加速と減速の術を解く。
落ちる際、身体をなるべく縮めるようにして、背から落ちるように調整。
その状態で、もふっ、と雪の中へと埋まった]
[脳裏に再び雪穴に落ちる情景が広がる]
助かったよユーリエ。
……ところでさ。
僕が君の郷に居た時、雪穴の中に落ちたことって、あった?
[雪の中から這い出て来て、改めて地面に立ってからユーリエにそう問う。
雪穴に落ちた情景を見るのは二度目。
実際にあったことなのではと、確認してみようと思ったのだ*]
[振り上げられた大槌とキックがぶつかり合う。
ほとばしる汗…の代わりに飛び散る果汁。甘酸っぱいさわやかな香りが漂う無駄にやさしい仕様。
脚を守っていた蔦は耐久地を失ったようにヘタレてしまい、身を襲う鈍重な衝撃に体が軋む。体が浮き上がりそうになる。]
これがワシの全力!だ!
[絆石が呼応するように光り輝き、破裂するように脚から閃光が走る。痛む足に力が戻り、咄嗟に右方向に足を傾けるようにして、振り上げた大槌を弾き飛ばした]
これでどうだ。
[ずざざと土煙をたて、着地して、ぱっとポーズをとった。シルキーと、後、薄紫の仔竜に向けてでもあった*]
―― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ――
[水の輝きがミリアムを包み込む。
薄闇の中にあってその輝きははっきりと見て取れる。
保険の意味も込め、二重三重にと己が身に加護を施した後、キアラへと向き直った。
確か、村の子たちがチャンバラごっこやる時は、
こうやって始めていたはずだと思い返しつつ]
私が「はじめ」って言ったら始めようか。
[一息。杖を持っていない手を軽く振りあげ、]
“よーい―――…、
[直後。振り下ろす]
はじめっ”!!
[キアラはさっそく仕掛ける気満々の様子。>>142
後方に跳び、雷を帯びた針を投げようとする中、
避ける構えには入らず杖を前方にかざし、]
輝きをここに。
水よ我が呼びかけに応え、私の姿を映しだせ―――
[直後、床から湧き出るように現れた人の姿かたちをした水が、
針を受けて、水飛沫をまき散らして散る。
しかし“分身”の出現はこれだけに留まらない。
ミリアムの周囲に8体、次々に姿を現した後、
最後に弾けた水飛沫が再度寄り集まって形を為して――
計9体の“分身”が、キアラの行く手を阻もうと立ち向かう]
いろいろ考えたんだけど、
やっぱり直接対決じゃちょっとばかり分が悪いからこうすることにしたのよねえ。
この子らを倒すにはちょっとしたコツがいるわよ。
[なんてことはない、9体まとめて倒さなければ、
先程針を受けた“分身”のように復活してしまうというだけである。
あとはミリアム本体を直接叩くか。それをさせないための“分身”であるが。
“分身”とは言っても体形がミリアムの姿を模しているだけであって、
見た目はただの形ある水だ。薄闇の中にあっても区別をつけることは難しくないだろう]
[前に出る“分身”とは逆にすっと後方に下がろうとする。
ひとまず様子見に徹する構え。
ある程度消耗させなければ、いかに腕の力を強化して杖で殴っても、
キアラには通じないだろうと踏んでのこと。
結局のところミリアムが操る水では誰かを直接傷つけることはできない。
だから“分身”にだって直接攻撃をする力はない。
それでもこれが己の力だ。
生まれ持ち、これまでに磨きあげてきた*]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[>>182逆さまのままでこちらを気遣うメレディスに、それよりと問いかけて。
>>183自力では降りられないという返答に、こっち気にしてる場合じゃないだろと思ってしまったのは許して欲しい。
多分に兄ちゃんらしくもあるし、気にしてくれるのは嬉しいけれどと思いながら安全な降り方を考えて]
なら、俺がその下に雪を積み上げてくよ。
柔らかいのを重ねてけばクッションに出来るだろ。
[自分に出来る対応を提案して、その通りに雪を生み出す。
『破壊』の翼を覆っていた氷を幾らか雪に変換できたから、呪を唱えるまでも無く充分な量が確保できて。
もふり、雪へと落ちた音が聞こえる方へと自分も近づいていった]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
お疲れさま。
かっこ良かったよ、兄ちゃん。
[雪の中から出て、逆さまじゃなくなったメレディスに改めて労いの声をかけて。
>>184彼の礼には気にしないでと顔を横に振りかけた所で、続いた問に目を瞬かせた後]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
穴?
…そうだな、俺とか他のヤツが作った落とし穴には何回か引っ掛かってたと思うけど。
後はー…うちの郷に来るまでに自然に出来た溝とかあるから、そこで嵌ったことはあるかも。
[やんちゃ坊主が揃っていた為に、雪に慣れていないメレディスは良い反応をくれる兄ちゃん、でもあったから。
雪穴には1,2度問わず何回か引っ掛かっていた事を覚えている。
続いて、実際あったかどうかは解らないが推測できる可能性を口にした後]
何か気になることでもあったのか?
[雪の中で記憶に繋がるものがあったのか、と首を傾げた]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
[その返答はどうだったかはともかく、間近で見るメレディスの身体の傷はやはり目立ち]
兄ちゃん、話はまた後にしてさ。
もう一回下に戻らないか?
多分次は俺達が試練の番だろうし。
怪我の手当して、それに備えないとだろ。
[治癒の手段が無い以上、この場で出来る手当は無い。
一応血止め位は出来ないか、とチュニックの裾を裂いた布を数本、傷ついた腕や足に巻き付けてから移動しようと**]
― 『世界軸』上層・『月闇の間』 ―
[ミリアム>>187の言葉に頷く。
はじめの合図と共に床を蹴り、水の加護に包まれた彼女向け針を投げる。
相手はそれを避けようとはせず、代わりに杖を構え詠唱に入る>>188]
へえ――分身の術ってわけかい?
[最初の一体は針を受け散るものの、直後に出現した分身は8体。
更に砕け散った一体も、水であるためか即座に修復される]
/*
こう、派手さを求める趣向になって
タイダルウェイブー! とかウェルテクスー! とか叫んで押し流そうとするルートもあったんだけど
キャラ的にいかんということになりました。つまりボツ
なるほど。考えたじゃないか。
[とん、と、開始時よりも離れた場所に着地して、改めて9体の分身を見る。
分身と言っても見た目は水のままだし、表情も本体とは違いなんだか気の抜ける顔をしていた]
コツ、コツねぇ。
――いろいろと考えるより、正面突破するほうが、性に合ってるんだけ、どっ!
[両手で苦無を引き抜くと、頭上へ向けて投げ上げる。
通常ならば放物線を描き落下するところだが、最高点に到達した所で、ばちりと紫電を帯びた苦無は軌道を変えた。
まるで意志を持つかのように、ジグザグの軌道でミリアムへ向け突き進む。
軽い針ならば一撃で落とされたけれど、それなりの質量と雷による操作を受けた武器ならばどうなるかと、試すように*]
/*
ほんとに、このwwww
出先で見て挙動不審になったぞまったくwwwwww
一先ずは表優先だけど、覚えとけよwwwww
漢の浪漫……!
[トーマスの言葉>>181にぴしゃーん、と雷が落ちたような衝撃を受ける。
……今後、少女の作品に影響が出なければいいのだが。
それはそれとして、ぶつかり合ったところから、はじける甘酸っぱい爽やかな果汁>>185に、少女は]
おいしそう……!
[と、場違いな発言&食い気の影響で集中力を欠いたか、大鎚が吹きとばされた。]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
はは、ありがとう。
最後が決まらなかったけどね。
[労いと共に向けられた言葉>>193に対し、感謝に一言付け加えて肩を竦める]
[問いに対する答えは是>>194。
何度かあるらしい、と知れば「なるほどね」と一人納得していた]
さっき雪に埋もれた時にね。
前にもこんなことあったな、って言う感じになったんだ。
その前にも一度、あの蔓みたいなのに襲われた時にも。
僕が雪の中に落ちる光景が浮かんだっていうのかな。
多分、君と一緒に居た時の記憶なんじゃないかと思って。
[合ってたみたいだ、と少し嬉しげに笑う]
少しずつ、記憶が戻って来てるのかもしれない。
[懐かしいと思うのもその一端。
まだユーリエについてを思い出せていないのが残念なところだが、それも時間の問題と言えるかもしれない]
[そんな話をする最中、ユーリエが一度帰還することを提案してくる>>195]
と、そうだね。
今回もだいぶやられちゃったからな…。
[頬や腕に手を伸ばし、傷の具合を診てみる。
傷自体は浅いにしても、そもそもが頑丈ではないため、このまま次へとなるのは避けたいところ]
って、そこまでしなくとも。
[見た目は痛々しいかも知れないが、歩けないほどではなく。
チュニックの裾を裂いて包帯代わりにするユーリエに、少し申し訳なさそうにしながら応急処置を受けた]
ごめん、勿体無いことさせちゃったね。
ありがとう。
[チュニックを裂いてしまったことを指し謝罪した後、応急処置の礼を言って移動を開始した*]
負けちゃったぁ。
[少々不満げな色が滲むが、負けは負けなので、素直にそれを認める。]
トーマスのおっちゃん強いねー、強いねー。
[ポーズをとっているトーマス>>186に、じゃれつこうと。
……プライド等々高いはずの翼人族らしさは
少女からは 全く これっぽっちも 感じられなかった。*]
……だいたいそんなこと言うだろうと思ってたわ。
[そう、正面から真っ直ぐにぶつかっていくのがよほど得意なのは、>>197
『深淵』と戦う姿を見て分かったこと。
他意はなく穏やかに笑って感想をこぼしていたが、
キアラが上空へと投げ放った苦無が、ジグザグ軌道でこちらに向け落ちていくのを見れば僅かに目をみはる。
真っ直ぐなのが得意だが真っ直ぐだけ、というわけではないらしい]
[ともあれ読み切れない、と判断したミリアムの前に、
滑る流水の如き動きで“分身”の二体が立ちはだかり、
苦無を一本ずつ受ける。
――否、例の気の抜けた表情のまま苦無に撃ち抜かれていく]
まずっ――
[後方に数歩を踏む。
加護を受け流水の如き加速のついたおかげで、
苦無が足に被弾する前に避けることはできたが、
“分身”もなかなかに脆いことを露呈した形となる*]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[とっさに転がって避けたものの、広範囲に広がる蒸気は完全に凌ぐ事はできない。
だから、後を託す声を投げた後は立ち込める熱気に耐えて息を詰めていた]
…………。
[無意識、手が触れるのは首のチョーカーにあしらわれた絆石。
コエを投げるのもちょっと辛い状況だから、そこに祈りをひとつ託して後は見守る]
(……信じてる、から、ね)
[言わなくたってきっと、届く。
だから言葉にはしない想いは石を介して伝わるか。
そのぐらいの役に立ってよね、なんて無茶ぶりもちょっとあるが]
[託した事への応えのように響く気合。>>148
直後に起きた事への驚きに、空色が見開かれる]
……すご……。
[技術では決して為せぬ事、地の力を操る龍の技に上がるのは感嘆の声。
翼がなくとも飛べる、とは公国でもよく言われているが]
……こんな跳び方もあるんだ。
[零れ落ちたのは、ちょっと惚けた呟きひとつ]
……っ!
[青緑の竜の尾が動く。
先の翼同様、動きを速めているのか、それはあり得ない速度で竜へと飛び降りたオズワルドへと迫る]
ちょ、あぶなっ……!
[言った所で届かないのに、つい、声が上がる。
まだ少しふらつく足を叱咤して立ち上がるのと、咆哮>>157が響くのはほぼ同時。
繰り出された槍が『永劫』を深く貫き、相前後して紅い色が散るのが見えた]
あー、もうっ!
治療できないんだって、言ってんのにー!
[間を置いて、口をついたのはこんな叫び。
それに重なるのは、『永劫』の絶叫。
長く尾を引く絶叫はやがて、途切れ。
青緑の竜の身体は、ぱきぱきと音を立てながら薄鈍色へと変化した後、ゆっくりとその場に倒れ伏した。
かちり、と。
どこからともなく、時計の針が動いたような音が響いて。
直後に『永劫』の身体は砕け散った。
それを見届けると、愛銃をしまうのももどかしいと思いながら駆け寄って]
……怪我、見せて!
それ、止血しないとまずいでしょー!
[最初に飛んだのは、労いでも気遣いでもない、超直球な一言だった。
……まあ、心配の裏返しではあるのだが。*]
[全力の戦いは終わった。
色々とノリノリに光っていた絆石だったが、最後の最後は、ちゃんと力を貸してくれた気がする]
……ふむ…
[植物マッチョマンは筋肉で考えていたため、もしかしたら今後の彼女の作品に影響を与えてしまっているかもしれないこと>>198には気付けずに]
おう、鍛えてるからな…それと、光が力を貸してくれたからかもしれん。
[じゃれつくシルキー>>202を片腕で持ち上げたりしつつ、あんなにキラキラ光りまくったのもその前兆だったのかもしれないと推測する]
今回の試練は、絆石をもっと扱えるようになれ。ということかもしれんな。
[そう結論づけることにした]
― 『世界軸』下層 ―
……ん。
[何体目かの妖魔を撃退した直後に感じた変化に、神子は小さく息を吐く]
更に、二つ……還ったか。
残るは、『幽冥』と、『深奥』……。
[小さく呟き、軽く杖を振る。
風が揺らめき、金と緑の光がふわりと散った]
……ん。
下層にいるのは、『深奥』、の方か。
と、なれば討伐を託すべきは、『月闇』か……。
[小さく呟いた後、零れ落ちるのは小さなため息]
……やれやれ、これも因果の糸のなせる業……かな。
[独り言に応えるものはなく、神子は幾度目かの息を吐いて目をを開けた]
……さて、一度戻るとしようか。
次なる道を開かなくてはならないしね。
…………あれが出てくるのも、時間の問題だが。
彼らが『柱』として覚醒するまでは、耐えないと。
[零れる言葉は自身に言い聞かせるが如く。
それに案ずるように揺らめく風にもう一度大丈夫だよ、と告げると、神子はふ、とその場から姿を消した。**]
なかなかわかってるじゃないか。
[>>203読まれている、とは思うが、相棒相手に手の内を隠す気もない。
或いは、鬼族の誇りを背負うが故に、戦い方も鬼らしさを捨てられないというべきかもしれないが]
[さて、こちらの投げた苦無はと言えば、2体の"分身"が滑らかに動き受け止めた]
さすがに通らない、か。
[とはいえ撃ち抜かれ砕ける様子と、たたらを踏むミリアムを見れば、強度はそれほどでもないことは察せられた>>204]
ミリアム。
何か攻め手を考えないと、"先"には進めないよ。
――恐らくは。
[相棒が治癒と防御を主体とすることは承知している。
しかし、それでも二人を戦い合わせた意味があるならと、考えた上で短く助言を飛ばす。
――それでもミリアムが、あくまで防御の力を高めることで勝利を掴み取ろうというのなら、それもまたミリアムの戦い方、なのだろうけれど]
――ならば、
[娘が上着を翻すと、しゃらしゃらと音を立てて、数十の針が床に落ちる。
とん、と合図のように靴音を鳴らせば、針は電気を帯びて浮かび上がり、キアラの正面でまるで陣のように円形を描いた]
これならどうだっ!
[娘が腕を一振りすると、それらは一斉にミリアムへ向けて殺到した*]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
[ 背を切り裂かれた痛みは、すぐには襲ってこなかった。それ程、目前の敵を倒す事に集中していたのだろう ]
ふ...う...
[ 『永劫』の名を冠する虚の竜の時が止まり、その巨体が地に伏した>>208その後、深々と竜の首を貫いた長槍を掴んだまま、詰めていた息を吐き出した。途端、ズキン、と痛みが走って顔を顰める ]
ってえ......!
[ 普段硬い表皮に護られて傷を受ける機会が少ない故に、痛みから傷の深さは判断つかない。意識を保っていられるということは、それほどの深手ではないのだろう、と想像がつく程度だ ]
(やばい...)
[ 意識に浮かんだのは、傷そのものへの懸念ではなく ]
あ、ああ...うん。
[ 駆け寄って来たクラリッサの声に眉を下げると、長槍を抜いて、竜の背から胴を滑り降り ]
尾の先が、かろうじて届いただけだからな...そう、深い傷じゃない、と、思う。
[ 傷を見せろ、という相棒の前に>>209素直に背を向けて座り込みながら、オズワルドは言い訳めいた口調で言った。
少し肩を落とし、若干背を丸めた様子は、これまでに無く、悄気た様子に見えただろう* ]
― 『世界軸』中層・儀式の間 ―
[不意に、何もなかった空間に光が揺らめく。
間を置いて現れたのは、どこか疲れたような様子の神子の姿]
……ふう。
仕方ないとはいえ、やっぱり下層の空気は重い、なあ。
[零れ落ちるのは、強い疲労を帯びた声ひとつ。
それでも、止まっている猶予はない、と自らに言い聞かせつつ、神子は己が分身たる仔竜たちに意識を向ける]
……コスモ。キアラ殿とミリアム殿の試練を見届けたら、彼女たちに伝えてほしい。
休息の後に、『奥の院』まで来てほしい、と。
彼女たちだけが通れるよう、門をあけておくから。
マリアは、トーマス殿とシルキー殿に、八竜が一『幽冥』の討伐をお願いして。
それから、『陽光の間』からアレのいる場所への道を繋いでおくれ。
……ああ、こちらにも十分に休んでもらう事を忘れないようにね。
[呼びかけに、仔竜たちはそれぞれの居場所できゅう、きゃう、と声を上げる]
……次に試練に挑む面々には、気を整えてから、声を送るか。
その時は頼むよ、風乙女。
[周囲を巡る風に呼びかけた後、神子は大きく息を吐き。
それから、ゆっくりと杖を動かし、小さな光の輪を作る。
奥の院、と呼ばれる不可侵領域への門──それは、通る事が許された者にのみ、見るが叶うもの。
作り出したそれに神子はそ、と手を触れて、儀式の間から再び姿を消した。*]
─ →『世界軸』中層 ─
[途中に休憩を挟み、治療と休息のために中層まで戻って来る。
他の者達はどうしていたか。
流石に2度連続お世話になるのは申し訳ないと、今回は神殿の者に治癒を頼むことにした。
ミリアム達が戻って来たにしても、試練の後のはずだから、と言う遠慮もあってのこと]
…”戻す”……いや、普通に着替えよう。
[安易に使ってはいけないと、自らに言い聞かせて、ボロボロになった服は個室に戻って着替えることに。
不思議なことにクローゼットには同じ作りの服が並べられており、ありがたくそれに袖を通すことにした]
[個室を出て、談話の出来るエリアの椅子に腰掛け、胸元の絆石を掌に掬い上げる。
意識を集中してみたが、いつも身の内をぐるりと巡る何かの度合いが少ない]
うーん……本当に、何なんだろうな、これ。
[そう言う感覚があるだけで、原因となるものが一切分からない。
ただ、手にしていると馴染む何かがあると言うのが初めて感じられた]
実は意思を持ってて、少し認めてもらったとか?
……まさかね。
[自分で言ったことを否定して、絆石を持ち上げていた手を戻す]
……減ったとは言え、やっぱり少し具合悪くなるなぁ、これ。
[少しだけ体調を崩したようで、机にぺふりと突っ伏した*]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
そんな事ないよ。
それを言ったら俺なんか後ろで見てるだけしか出来なかったんだから。
[>>199決まらなかったというメレディスに頭を振って返した後、聞かれた質問に答え。
>>200記憶が戻って来てるのかもというその言葉に良かった、と思うと同時、少しだけ怖い、とも思ってしまった。
それが顔に出たのは、一瞬だったはずだから。
その表情は続けた案じる言葉によるもの、と思ってもらえただろうか]
そっかぁ。
[色々と意識が散っていたからか、絆石の様子など気にも留めていなかった。]
じゃぁ、これから余計に頑張らなきゃだねぇ。
独りじゃないからー、だいじょーぶー
[へらり、と気楽に笑って。
神子からの伝言>>215が来たのは、そんなじゃれあいの状況だった。]
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
そこまでなんかじゃないよ。
大した事無くても、ほっとくと怖いんだぞ。
服なんか着替えれば良いだけだし、兄ちゃんの方が大事だ。
[>>201チュニックを裂いて巻き付ける手際が悪くないのは、慣れているからだ。
住んでいる土地柄、切り傷からの出血も下手すれば凍ってしまうから。
傷があればまず保護するという郷の習慣は、こんな所で現れた。
もしかしたらメレディスの失くした記憶の中に、同じ言葉を向けた事があったかもしれない。
それから、メレディスの同意も得たことだしとまた階段を降りて中層へと戻っていった*]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
そんだけ血ぃ流してて、深い傷じゃないとかどの口が言うかな?
[言い訳めいた口調で綴られる言葉>>214に、浮かんだのは笑みだった。
ただし、尻尾が忙しなくぱたぱた左右に振れている。
笑ってるけど笑ってない、というのはそこからも容易に悟れるか。
一先ず、いつも背負っているリュックを下ろし、中からいつも持ち歩いている医療キットを引っ張り出す。
独自技術と薬草学を駆使して作られたそれは、治癒術にも縁遠い公国では必須の品と言われていた]
[道具を準備した所で、改めて向けられた背に向きあう。
改めて見るとやっぱり逞しいなあ、なんて思考は、裂かれた傷とそこから滲む色にどこかに飛んだ]
……あー、もう。
結構、切られてるじゃないかぁ……。
普段怪我しないひとは、怪我への自覚が薄いってホントだね。
[そんな文句を言いながら、滲む紅を丁寧に拭って、複数の薬草を原料とした薬を丁寧につけていく。
……なお、結構沁みる薬なのは、余談。
効果優先になりがちなのは、ある意味公国の仕様だった。
それが終わったら、上から止血のためのテープをぺたぺたと貼り付けていって、応急処置は一先ず終わり]
それ、でも。
動けないような怪我じゃなくて、よかった、よ。
[手当てが終わった所で、ぽつ、と零れたのはこんな呟き]
これ以上酷かったら、ほんとに、ボクにはどうにもできないから、ね……。
[ぽそぽそと紡がれる声は、先ほどとは一転、強い安堵を宿していた。**]
/*
猫のしっぽパタパタしてるのは怒ってる証拠ですよねー。
トーマスさんシルキーさんといいクラリッサさんオズワルドさんといいかっこいい人だけじゃなく可愛い人も多いなぁ。
まあワシもわからんけどな!
[あくまでなんとなくという感覚派な意見だ]
そうだな。頼りにしているぞ。
シルキーにも絆石の力がくるかもしれんし、ワシのほうも何かあっても大丈夫なように力を使えるようにしておかないとな。
[気楽に笑うシルキーに、太い笑みを浮かべ力を抜く。
そんなころに届いた新たな指示>>215をきく]
休憩してからといっているし、いったん戻るか。
[討伐と試練、つづけさまだったわけだし、と首をかしげてこちらを見上げ意見を求めるシルキー>>223へと答える]
ところでシルキーの腕は大丈夫か?
[武器を狙ったとはいえどうだったか、確認するようにいいながら、吹っ飛ばした大槌を拾ってシルキーに渡した後、変身をといた*]
分かりやすすぎるとも言うわねえ。
そういうところがキアラらしくて実にいいとも思うのだけれど。
[手の内を隠すなんて似つかわしくない。>>211
これも彼女の気性かとしみじみ思ったのが少し前。
今はその頃のような余裕ある思考は紡げない。
さて、次はどう出るか。
復活はできるとはいえ念には念を入れ、
これ以上は攻撃を通さぬよう“分身”にも強化の魔法をかけるか、あるいは――
思考を巡らせる最中、胸元の絆石が淡く光る]
…………。
―――、“先”に……。
[己の得意とする力を高めるだけではいずれは追いつけなくなるというのか。
その懸念がなかったと言えば嘘になる。
キアラに追いつき続けたいという純然たる願い、その裏側に]
……はは、何を立ち止まってたんだろうねえ私は。
─ 『世界軸』上層・機の広間 ─
それは違うだろう?
ユーリエが翼を押さえてくれなきゃ、こうはいかなかったよ。
[見てるだけしか出来なかったというユーリエ>>220に緩く首を横に振った。
『破壊』を倒せたのは彼女のお陰、とメレディスは思っている]
[記憶の話から怪我の話に話題が流れたため、ユーリエの表情の変化はそれに伴ったものと受け止め、何か言うことは無く。
メレディスの反応に対し表情を険しくする様子>>222に、はい、と大人しくなった]
(ここだと凍ることなんて無いんだけどな……)
(……って、 あれ、 )
[何故凍ると思ったのだろう、と。
言葉のままで受け取れば、化膿するかもしれないとも取れるはずだったのに]
(──…前にも言われたことが、ある?)
[ぼんやりと、誰かがユーリエに重なった*]
...いや、背中だから、自分では血も見えないしな。
[ 笑顔がこわい>>224と、久々に思った。ちなみに以前に同じ事を感じたのは、仔龍の頃に亡くなった母親に対してである、というのは余談として ]
......すまん。
[ せわしなく揺れる尻尾を見れば、ますます眉が下がったが ]
いっ......!?
[ 問答無用の勢いで塗られた薬は大層染みて、虚竜より、こちらの方が難敵なのでは?と、本気で思ったりもした。
もちろん、口には出せなかったが ]
/*
ふと見たら
(230) 2016/09/19(Mon) 23:33:33
何気に凄いタイムスタンプになっとった。
[胸に手を当て、その心のうちを確かめるかのように一息をつく。
しゃらしゃらと針の落ちる音に顔を上げて、>>212
次の瞬間には縁を囲むように展開した針の先端が、
ミリアムをしかと狙っているのを見る。
“分身”を防御に向かわせるか?
だがこれだけの量だ。全部突破されて魔法が解かれかねない。
ならばどうする?
守るだけでは勝ち得ない、ならば―――]
……力を……いずれ輝けるための力を、ここに。
[杖を下方に降る。
“分身”の姿はまとめて立ち消え、
ミリアムの数歩前を横切るように水が波立つ。
漣はやがて大波となってミリアムとキアラの間に立ちはだかる]
我が意に応え迫る脅威を、
[大雨の中、光の差さない荒れ狂う水の流れのように、]
―――押し流せ。
[杖を一振りすれば、大波は殺到する針を、その後方のキアラをも飲み込もうと奔りはじめた*]
/*
皆どのくらい秘話使ってるのかなー、と思うあまり使えていない僕ら。
テレパシー出来るのよ系は離れて使ってなんぼ、となってしまう癖みたいなものでもあるのだろうか…。
一緒に居ると普通に喋ってしまうw
お陰様でptの減りがいつも通り早いです(
/*
過去を秘話でやっても良いのかなー、でもテレパシー設定だしなー、ってことでやるのは自重しているわけだけども。
やったらやったでユーリエ大変になりそうなんでやらなくて正解なのかもしれない、とも思う。
[ そうして、血止めを終えたクラリッサの口から、ぽつりと零れた声に>>226男は、思わず振り返り、そこに乗る感情の色を聞き取ると、片膝を立てて、相手の正面に向き直り視線を合わせた ]
今度の怪我は俺の油断だ。
二度と、こんな無様はしないと、お前に誓う。
[ 真顔でそう宣してから、ふと、表情を緩めた ]
ありがとう、クラリッサ。お前の腕と存在に、俺はいつも助けられてる。
この先も、よろしく頼む。
俺も適う限り、お前の助けになれるよう尽くす。
[ 口調は硬いが、声音は柔らかく響いた ]
/*
もうちょっと余裕あるお姉さんキャラをやるつもりが当初はこれでもあったんだけどあるぇー?
[成長を促されてるー!? と一瞬なったのは内緒だ]
[だがアツいので問題なかった]
そうかぁ、無理しないで頑張る!
[頼られるのが嬉しくて、にぱ、と笑って。]
んじゃ、もどろっか。
[こくり、とトーマス>>228に頷いて。
続いた言葉に、こて、と首を傾げる。]
んー、ちょっと痺れはあるけど、しばらくすれば治るだろうし、
痛いのはないかなぁ。
[のほほん、とした答えを返した*]
― 『世界軸』中層 ―
[ クラリッサの方も、ブレスの影響を受けている筈だったから、暫く、その場で休息し、やがて一度きちんと治療も必要だろうという判断で、中層へと戻る事となった ]
おい、生きてるか?
[ 背中の傷を本格的に治療してもらった後、通りがかりに、机に突っ伏したメレディスの姿を見かけて声をかける>>219
相変わらずの無愛想だったが、本気で案じている事は伝わるか* ]
─ 『世界軸』中層 ─
─── んん?
[机に突っ伏していると、「生きてるか?」と声>>238が届く。
顔だけを声のする方へと向けると、いつもの無愛想な表情でこちらを見遣るオズワルドの姿が見えた]
あぁ、戻ってきてたんだね、お帰り。
ちょっとだけ、調子悪くなっちゃったから、休んでたとこ。
[最初に聞こえた声が案ずる色を含んでいたため、無愛想な表情を見ても心配してくれたのだと分かり、笑ってオズワルドに応ずる。
ゆっくりと身を起こして軽く伸びをすると、改めて彼へと顔を向けた*]
そっちも討伐だったっけ。
その様子だと無事完了したのかな。
そうこなくっちゃね!
[ミリアムを守る"分身"がまとめて消え、代わりに大波がこちらの行く手を阻む。
その流れは数十の針であってもまとめて飲み込み、更にはこちらの身すらも押し流そうとするだろう>>234]
――あの時のことは、本当に感謝してる。
[ぽつ、と胸の内言葉を紡ぐ]
さっきだって、アンタがいたから無茶が出来た。
アンタの強さはわかってる。
それでも――
その"先"が見たかったんだ。
[自分が勝つための戦いではない。
それでも、勝つつもりで戦わなければ意味がない]
ミリアム。
[迫る波を見据えながら、一歩も動かず、娘は右手を上に掲げる]
アタシも、強くなれた。
前に進めたんだ。
――アンタのお蔭で。
─ 『世界軸』中層 ─
─── んん?
[机に突っ伏していると、「生きてるか?」と声>>238が届く。
顔だけを声のする方へと向けると、いつもの無愛想な表情でこちらを見遣るオズワルドの姿が見えた]
あぁ、戻ってきてたんだね、お帰り。
ちょっとだけ、調子悪くなっちゃったから、休んでたとこ。
[最初に聞こえた声が案ずる色を含んでいたため、無愛想な表情を見ても心配してくれたのだと分かり、笑ってオズワルドに応ずる。
ゆっくりと身を起こして軽く伸びをすると、改めて彼へと顔を向けた*]
そっちも討伐だったっけ。
次は僕達が試練だけど…何やるんだろうね?
― 帰還の途中 ―
[時と機の『虚竜』が討ち破られた後。
影と天の石を持つ者たちの下に届いたのは癒しの風と]
……『永劫』と『破壊』の消滅を確認した……皆、お疲れ様。
予想はできていると思うが、次はきみたちに試練を受けてもらう。
準備ができたなら、開いた道の先──試練の間へ向かってほしい。
陽光と月闇と同様に、マリアとコスモがきみたちを導いてくれる。
[告げる言葉は端的なれど。
光と闇を示す言葉に変化が起きている事に、気付くものはあったかどうか。**]
[バチッ、と激しい音がして、娘の頭上に、雷を凝縮した球体が生まれる]
だから、あの時使えなかった全力の雷撃で――
アンタと勝負する!!
[3年前、娘の手を焼いた、純粋なる雷の球体。
薄暗闇を切り裂くようなその雷光を、ミリアムへ向けて放つ]
[しかしその行方を見届けるより早く、大波は娘の体へ到達するだろう*]
/*
いや。
確かに、今日はいろいろ余裕なかったですが……。
書き落とし多すぎでしょう、ほんとに……(とおいめ
ガハハッ!まあ無理なら任せておけ。
[誰かのためになるのが好きなシルキー>>237らしい笑みに応じる]
よし、なら休みがてら飯にでもするか!
[休めば大丈夫という腕のことについてほっとしつつ、大事な大事な食事タイムだ!と中層へと戻っていくのであった]
[と、その前に]
おう、ちびっこよ。一人と二匹で食べるんだぞ。食事というのは大切だからな
[さっきまで積んでいた果物から黄林檎を三つ。薄紫の仔竜に渡すのであった]
― 『世界軸』個室 ―
[大事なごはんタイムである]
温めてくるから少し待っておけよ
[盾やケースを置いて、事前に作り熟成させていた大鍋へと向かう。食欲のそそる芳醇な香りのシーフードカレー。そして試しでと作ってみた、トロトロになるまで煮込んだ筋肉と雪下大根の煮物。デザートには白玉とフルーツのあんみつ。
本日も部屋からいい匂いをたてて、人を誘うのであった*]
/*
>>246「トロトロになるまで煮込んだ筋肉と雪下大根の煮物」
なんの筋肉ですか(まがお
ってなったけど、これ「すじにく」か。
― 『世界軸』中層 ―
[返ってきた答えに、にぱー、と笑う。
中層へと戻れば]
ごはーーん!
[という訴えをトーマスに起こし。]
いっただっきまーす!
[並んだ食事の数々>>246に、少女はテンションMAXでありつき、
至福の表情には、後光(演出効果)が差した**]
無事ならいいが、無理はするなよ。
[ 起き上がって笑う男に>>241忠告めいた言葉を投げる。ものすごく判りにくいかもしれないが、僅かに声音は和らいでいた ]
試練か、まあ、あまり良い予感はしないな。
[ 今まで全く気にも止めていなかったが、神子が、その内容を告げるのを遅らせるにはそれなりの意味があるだろうと思っていたから、メレディスからの疑問には、そんな風に答える ]
― 『世界軸』上層・時の広間 ―
見える見えないの問題じゃないでしょーがっ!
[そんな突っ込み飛ばしつつ、手当てを進める。
痛そうな様子>>232には気づいていたが、手は緩めない。
否、ここで緩めたら意味がない、とは、国で医術発展に尽力している姉のありがたい教えである、というのは余談としておいて]
……ふにぇぃ?
[もらした呟きに真顔で返され>>235、空色がぱちくり、と瞬いた]
あ、え、と。
…………うん。
[その後に続いた言葉>>236、その声音の柔らかさに、また数度、瞬いて]
(……ずるい)
[ふ、と浮かんだのは、そんな言葉]
(そんな風に言われたら、これ以上なんにも言えないじゃないか)
[これ、素で言ってるんだろうなあ、とか。
そんな事をもにゃもにゃと考えた後]
……助けられてるのは、お互い様、だよ。
ボク一人でできる事は、そんなに多くない。
[はふ、と一つ吐いて、告げるのはこんな言葉]
でも、一緒にいてくれるから何とかなるって。
そう思えるし……すごく、安心するから。
[そこで一度、言葉を切って]
……ま。うん。
これからもよろしく頼むね、相方殿!
[告げる言葉は、翳りのない笑みと共に。
距離感はだいぶ変わって来ている、けれど。
未だに名を呼ぼうとしない事には、気づかれているかどうか。*]
─ 『世界軸』上層・機の広間→中層 ─
そう言ってくれると嬉しいけどさ。
あれが出来たのは、俺だけの力じゃないし。
[>>230メレディスに右手の絆石に視線を落としながら声を返す。
あの時、絆石が応えてくれなかったらきっとあそこまで力を出せなかったから。
そんなことまでメレディスには伝わったかどうか。
続けて彼の傷に対する言葉にムキになってたから、>>231何か思う様子に気付く事も無く。
途中休憩は挟んだものの、中層までは出来る限り急いで戻っていった。
神子からの声と癒しを届ける風>>242は、中層までの道のりの間か中層に届いてからだったか*]
どんな試練だろうと、必要なら乗り越えるだけ、だがな。
逃げては、本当に護りたいものは護れない。
[ 続けた言葉は、地脈の守護者として生きてきたオズワルドの信条であると同時に、本当に大切だと思うものを、見出した男の、芯から生じた意志でもあった* ]
おお、眩しいな。
[自分もこんなのだったのだろうか、後光が差すシルキー>>247をみてそう思いつつ次に備え自分も腹ごしらえをするのであった**]
― 『世界軸』中層 ―
[その後は一先ずの休息を取り、再び中層へ。
神子の声>>242が届いたのは、果たしてどの場所だったか]
……あー、やっぱり、内容は後回し、か。
[次に試練を、というのは予測していたけれど、その内容までは伝えられない。
その事に疑問を重ねながらもまずは休息優先、と中層へ。
戻ったら例によって、メンテナンスと改良のために、個室に籠もる事となるのだが。*]
[雷と水、持てる力純粋なるぶつかり合いが繰り広げられようとする眼前で、
キアラは言う。そうこなくっちゃ、と。
耳に聞こえる声と絆の石から流れ込む声。
ふたつを聞きながらほのかに笑みを浮かべる]
私も。
あの時貴女が応援してくれたから、
治癒魔法士として立っていこうって思えたんだ。
今は貴女の相棒として立ちたい、と思ってるんだけどねえ。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新