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次の日の朝、語り手 が無残な姿で発見された。
夜が明け、悪夢は現実のものとなった。
人狼は確かに存在するのだ。そしてその血腥い牙で我々を狙っている…。
人々は苦悩の末、最終手段を取る事にした。
投票により、1日に1人ずつ疑わしい者を処刑する。
例え無辜の犠牲者を出すことになろうとも…。
現在の生存者は、無限の紡ぎ手 シメオン、翡水 ローレル、鳴無 オズワルド、凍焔 ロヴィン、蟲鳥 グレートヒェン、封責 ゾフィヤ、 剛形 パメラ、狂刃 ギィの8名。
[二度目の叫びと共に次は急速に相手の懐目掛けて飛び込む。
急所と呼ばれる場所のみをあからさまに狙い続けるも見抜かれ]
そんな事いってほら、狙いが判りやす過ぎますよ!ほら!ほら!
ほら重心がぐらついていますよ!
[余裕の表情でこちらを揶揄してくる、ニヤついた顔が腹立たしい。
だがしかし確かに短剣はレイピアに受け流され、細かな傷が手足に増えていくのは事実。
相手の起こす風で上手く飛べないのも事実。
――それともう一つ、]
んなもんわざとだよ!ばーーっか!!
[粗方全てが思惑通りであることも、また事実だ。
挑発の声と共に短剣が鈍く緋く光り、幾度となく打ち合ったレイピアを根元で折り曲げる。
最大出力でもって熱して尚自分の手は火傷一つ無い。平常時はこうは行かないのだからきっとカードの力なのだろう。]
……っ!
勝手に、終わりにしないでよ!
[終わりだ、という宣に返しつつ、力いっぱい羽ばたいて後ろに飛びずさる。
横薙ぎに振るわれた一閃はぎりぎりで空を切り、距離の近さにほっとひとつ、息を吐いた]
ボクは、ボクの『夢』を諦めない。
そう、決めたんだから!
[叫びざま、翳した左手に集う翡翠の光。
長弓と転じたそれの弓弦を引き、連続で矢を撃ち出す。
もっとも、それは本気で射落とすためのものではなく、距離を開けるための牽制の掃射。
翡翠の煌きを放ちつつ、更に後ろに跳んだ少女は呼吸を整え]
……今は、ボクも本調子じゃないから、ちょっと下がるけど!
あんたの事は、絶対殴る!
今、そう決めた!
[言わずとも、気付かれていたかも知れない事をわざわざ言った後、無茶な宣を叩きつける。
同時、今までよりも力を込めた矢を一筋、放って。
それが当たるかどうかを確かめる事もなく、大きく翼を羽ばたかせ、一気に上空まで翔けあがった]
あ、ああ…なんという事を!
私の計画が…!ああ!ああ!!
[折れたレイピアを抱えて間抜けな声を上げる男を一瞥すると宙返りの要領で背後上方へ、そこから短剣をメイスに持ち替え重力共々相手の後頭部へ強打を加える。
意識を失いホバリングが止めば地面へ落ちる、当たり前の事。
しかし相手の身体が地面へ叩きつけられる音は一切せず、代わりに粒子となって舞い散っていった。]
…つか、計画ってなんだよ、あいつ。
[静かに落ちていくカードへ追いつきつつ呟く。
取り上げ見ればそのカードは『The Hermit』。]
また説教くせえのかよ…
[集まるのは嬉しいが、なんとも言えない気分。
ともかく一枚。これで一歩目、だ。]
― 山小屋 ―
満足?
[微苦笑と共に向けられた問い>>2に、蟷螂はざり、と地を踏む足に力を籠めた]
あんたは知ってるでしょうに。
あたしの望み。
[カードの力ですらも叶えられぬそれを]
その程度でっ――
満足できるはずないでしょうが!!
[相手は得物を出していない。
――でも、構わないと、胸の内から引きずり出された感情が叫ぶ。
地を蹴り低く飛ぶ蟷螂は、前方に鎌を向け、鴉へ向け突撃する*]
― 都市上空 ―
[曖昧な物言いが多くなるのは『紡ぎ手』的にはいつもの事。
それを相手がどう思うか、などは考えた例は一度もない。
故に、表情を歪める>>1:135のも気にした様子は全くなく]
……強き力同士のぶつかり合い……それこそが、『デュエル』に求められるもの。
『審判』の主は、その在り方に反したのでね。
[さらり、とこう言った後。
こちらの問いに対する返答>>1:136に薄く、笑った]
……ふふ。
クローディアは、こう言ったイレギュラーは嫌だと言うが。
[呟きつつ、翳した手に現れるのは銀の大鎌]
悪くはない。
[愉しげな口調で綴りつつ、現れた大鎌の柄を両手で持ち、水平に構える。
細めた瞳は、大気を打った翼の動きを静かに追っていた]
/*
[とりあえず、投票デフォを覗いて笑ったいきものの数→1]
……ラ神、ほどほどにするといい……w
[ちなみに、自分のデフォはギィ]
[振り下ろした鎌は、交差した黒剣により阻まれる。
押し合う武器の向こう、ゾフィヤの表情が変化し。
こちらの瞳向け真っ直ぐに、言葉が投げ付けられる>>11]
うるさいっ!!
[押し返す動きには逆らわず、翅を一打ちし距離を離す]
ああっ、本当に――
[真っ直ぐなその眼差しが嫌だった。
翅を綺麗だと言われたこと>>0:82は、嘘ではないと感じたからこそ苦しかった。
まるで自分の渇望が、ちっぽけなものだと思い知らされているようで]
あんたなんか大っ嫌い!!
[子供のように叫んで、右手で鎖の先の分銅を振り回す。
彼我の距離は3mほど、右斜め上から腹部を打ち据える軌道**]
翡水...ローレル...ああ、私も決めた。
[ 一気に上空へと駆け上がる翡翠の翼を見つめ、男は脇腹から滴る毒の血の痛みに嗤う ]
お前の星と月、必ず奪ってやろう。
[ 血を流し、己の毒に身を浸すごとに、少しずつ、その身に狂気の色は深く染み付く ]
[ それが、己の生そのものであるかのように** ]
投票を委任します。
剛形 パメラは、無限の紡ぎ手 シメオン に投票を委任しました。
投票を委任します。
狂刃 ギィは、無限の紡ぎ手 シメオン に投票を委任しました。
/*
どこらへんが狂刃なんだかさっぱり判らないという皆様、背後にも判ってません、ごめんなさい。
単なるマゾ男にしか見えん。
ぶっちゃけ、落ちても誰も悲しくない設定にしたかっただけなんだ!
― 都市上空 ―
そういう事だ。
[求めるものを端的に示す言葉>>13に返すのは首肯。
その、内心に巡るものは知る由もなく。
高さを取ったオズワルドが空を滑る。
現出した三日月斧に、ほぅ、と短い声を上げた後、霞色の翼が大気を打った。
現れた刃が狙うのは、右の脇。
大きく身を翻す事でその一撃をかわした後、『紡ぎ手』は翼の動きを止めて、敢えて、落ちる動きを取る。
空の乱舞において、高さはそれだけで武器となる。
それを敢えて捨て、無防備な落下の後、急激に加速をかけた降下でオズワルドの下へと回り込み]
……さて。
こうして動くのは、何百年ぶりだったかな……!
[愉しげな口調で言いながら、今度は一気に上昇する。
大鎌の刃は自身の右下に。
切り返しての上昇で距離を詰めた後、それを斜め上へと振り上げた。**]
― 川の辺 ―
[降りた先は、歩き慣れた川の辺。
ふわり、舞い降りるなり零れ落ちたのは]
……ふにぇ……。
[ほんの少しの震えを帯びた声。
震えを帯びているのは声だけではなく、小柄な身体全体が微かな震えを帯びていた。
手にしていた長弓が、翡翠色の光となって飛び散り、ポケットのカードが帯びていた熱がす、と引く]
……しっかり、しないと。
決めたん、だから。
[そ、と呟き、ポケットの中のカードに手を触れる。
触れていると気が鎮まるのは、深い共鳴故の事か]
……こわい、けど、でも。
やるって決めたんだから、逃げちゃダメ、だよね。
[どんな困難があるとしても、『夢』を掴むのだと決めたのだから。
例えそれが形の曖昧なものだとしても、そこは譲れない事だから]
……だから……逃げない。
[呟きながら、カードの齎す情報を辿る。
『塔』と『世界』を手にした人。
名前もうろ覚えだったその人の情報を読み取って]
……『狂刃』ギィ……。
絶対、一発、ぶん殴る。
[改めて固めるのは、年頃の少女としては物騒な決意、ひとつ。
ともあれ、今は疲れを癒さなければ、と。
何か異変があればすぐに察知できるよう、周囲に力を帯びた水を巡らせて。
淡い色の翼に包まるようにしつつ、近くの木に凭れて休息を取った。**]
こんな黒い翼でも欲しければ持っていけばいい!
直接奪うでも、神さまに頼むでもして!
でも簡単にはあげない。
欲しい欲しいと泣いてばかりのあなたには!
[本当に泣いているのは鴉の方。
己の気性が彼女を苦しめると分かっていても、
もう止まれない。
そのまま距離詰められたのなら、
本気の構えで頬へ平手を振るう。
外れたとしても、鴉が本当に戦う気になった、
その事は知れるだろう*]
/*
投げナイフ(一度も投げてない)
少女の力じゃ録に飛ばないよなと思ったとはいえ
自由固定や空間指定出来るって
それだけで能力になる気がした←遅い
― 管理棟前 ―
[ 上空へと翔け上がり飛び去る翡翠色をすぐには追わず、一度地上へと舞い降りる ]
は...
[ 息吐く額には、じわりと冷たい汗が滲んでいた。
狩りの高揚が鎮まれば、痛みは強く自覚される。裂けた服を一部引き裂いて、脇腹に滲んだ血を拭い、そのまま傷口を押さえて、ゆっくりと歩き出す ]
っ く
[紅い線を引き舞う雫。
相手の力量を目の当たりにしてのプレッシャー。
刹那の交差であることもあり、有するもう一つの力を発現させる暇も無い。
狼狽えるな、と己の心を叱責する]
……本当に神みてぇなことを言うんだな。
[神経を研ぎ澄ませているために拾い上げたシメオンの呟き。
数百年単位での追憶などオズワルドには想像だにしない。
彼の態度と良い、ヒトとは異なる気配を感じざるを得なかった]
[だからと言って、ここで引くと言う選択はしない。
彼がカードを持つ以上、乗り越えなければ目指す先など手に入るまい]
─── ふっ 、
[短く息を吐き、再び翼で大気を打つ。
軌道はシメオンへと突撃する動き。
三日月斧を後ろへと引き、突き出さんとする態で迫り]
[射程距離へと入った途端、羽ばたく翼の向きを、変える]
ぅらぁ!!
[ふわ、と身体をシメオンの上方へと持ち上げ、倒立姿のまま通過の動きと共に後ろへと引いていた三日月斧をシメオンの左肩目掛けて突き出した*]
― 公園 ―
[ やがて辿り着いたのは、街中にいくつか設けられた公園の一つ。中央にある小さな噴水の池で傷口を洗う。
人から身を隠そうという気も、傷ついていることを隠すつもりも無い。
とりかごの住人達の多くは、すでに何らかの異常事態が起こっている事に気付き、怯えたように遠巻きにするばかりだ ]
籠の鳥、か...
[ インフィニティ・ピースの呼び掛けに応じる事の無かった、渇望も意志も挫け、翼折れた鳥達 ]
ふ...
[ 唇を歪め、男は嗤う。彼等をではなく ]
望みなど、抱いていたのか、まだ。
[ 当然のように、目前にある力を掴み、更に全てを手にしようとする己の意志、それは、翡翠の少女の言う「夢」とは、全く違う形のものだったが、確かに己の「望み」だと、改めて気付いて ]
[ 黙々と、脇腹と腕の傷口に血止めを塗り、包帯で押さえると、ばさりと蝙蝠の翼を開き、閉ざされた空を目指す。
冷えた琥珀の瞳の奥、ちらちらとゆらめき始めているのは何だったか** ]
― 都市上空 ―
[下方からの強襲は、振り下ろされた三日月斧により想定よりも浅い手応えを伝えるのみ。>>30
それに僅かに目を細めつつ、軌道の逸れた大鎌を引いて一羽ばたき]
ふむ。
[距離を開け、対する者を見やる瞳は静かなもの。
その内心に巡るものや、自身の呟きが思わせた事>>31は知る由もなく]
求める『意志』……強き『流れ』を生み出すもの、か。
[そんな呟きの後、大鎌を右手に提げて]
[上空の均衡を打ち破ったのは、短く息吐く気配と、羽ばたき]
……どこまでも、真っ直ぐに来る……か?
[動きだけなら、真っ向突撃と読める。
ならば、と大鎌を一度自身の後ろへと下げた。
それは、懐に飛び込んできたならば刃の内へと囲うための予備動作]
……なに?
[射程に達した直後に変わる、翼の動き。>>32
何を、と思考する僅かな間は、そのまま接近する隙を相手に与えた。
倒立の姿勢から、繰り出される突きの一閃。
大鎌の柄を支えていた左の手は、とっさには動かせず。
刃の一閃が、左の肩を掠めて過ぎた。
風にふわりと紅が舞い、直後に大きく羽ばたいた霞色がそれを吹き散らす]
……強き、『力』。
ふふ、彼の『女神』が見たら、悔しがろうな。
[後ろへ向けて大きく飛んだ『紡ぎ手』が漏らすのは、こんな呟き。
左の肩に刻まれた紅は、決して浅くはない。
けれど、大鎌を構え直す様子に、揺らぎは見えず。
内心、巡らせるのは、さて、どう斬り込むか、という思案。**]
/*
オズワルドvsシメオン上手いなー
三日目残ってたらお話ついでに
余りカード狙いに行こうと思ってたけど
この人に一勝狙いにいくのか…(無理
/*
誰が勝っても面白いな、これは。
ギィに「またね」といいつつ、揺りかごで再会…
って落ちを考えたけど、予想は往々にして外れる運命
― 都市上空 ―
[手に返るのは微かな手応え>>38。
それでも、届いたと言う証明となる一撃。
吹き散る紅を眼下に、オズワルドは翼を羽ばたかせ身体を半回転させた]
………届く。
[全く手が出ない訳ではない。
それを確信し、三日月斧を握る手に力が籠もる。
距離を離し様子を見ているらしいシメオン>>39を見据え、オズワルドは翼を大きく羽ばたかせる。
最初と同様高度を取り、滑空の態を取った]
───── っ!!
[息を止め、腹に力を入れてシメオン目掛け宙を滑る。
滑空は直線ではなく、シメオンを中心に弧を描くような軌道を取り、攻撃タイミングの撹乱を目論んだ。
狙うは、シメオンの背を狙った振り下ろし*]
― 山小屋 ―
[振り回した分銅の軌道は、鎖へ打ち込まれた黒剣により逸らされる。
それに続くのは、脚で距離詰めようという動き>>26。
遠心力の働く分銅はすぐには引き戻せず、対応が遅れる。
拒絶の言葉に返るのは、同じ拒絶ではなく>>27]
知ったようなこと――言わないでっ!
[彼女の出した結論を拒絶する。
しかし、少女は知ってしまった。
嫌いだと叫んだ自分への反応で]
[パァン!と盛大な音が響く。
ゾフィヤがこちらの頬を張った音だった>>28。
避けられなかったのはきっと――その瞬間の彼女の表情を、間近に見てしまったから]
わかった。
[勢いで横を向いていた顔を、ゾフィヤの方へ戻す]
奪ってやるわ――だから。
[とん、とん、と一、二歩下がり。
翅で空を打って、更に斜め後方へ舞い上がる。
地上からでは手の届かぬ高さ]
本気で――逃げてみせなさいよ!
[飛び込みのように上体を倒し、落下の速度を借りて地面すれすれまで加速する。
低く、滑るように飛んで、擦れ違い様右手の鎌を、彼女の足元を刈るように振るう。
当たろうと当たるまいと、叶うならば再び上昇して木々より高い位置へと戻り振り返る。
ゾフィヤの出方を確かめるように*]
― 都市上空 ―
[本来であれば、手傷を負う事などない身。
そこに刻まれた傷から零れた紅は身に纏う黒衣に影を描いてゆく]
……身を斬られる痛み、か。
[それを感じたのはさて、いつ以来か。
永き時を存在する『神種』は心の奥でこんな呟きを漏らす]
久しく受けなんだが故、忘れていたな。
[小さく呟きつつ、羽ばたく翼の動きを追う。
高度を取り、空を滑り近づく姿は先の突進にも似て。
けれど、その舞う軌道は、先とは異なるもの。
どこから来るか、正面からかそれとも、と。
鋭い刃を持ち上げ迎え撃たんとした動きに反し、迫る翼は背後へと]
ほう……そう、来るか。
[背後に回り込む気配に一歩遅れ、身を翻す。
そのまま、自身の右上に向けて掲げていた大鎌の柄を押し付けるようにして、振り下ろしの一撃を押し止めた]
……よい。
己が願いに対し、真っ向から突き進む在り方は、この『世界』を変え行く『流れ』に相応しい。
[薄い笑みを浮かべつつ、静かな口調でそこまで言って]
……と、『支配者』辺りであれば言うであろうな。
[一転、表情を愉しげな笑みにすり替えてそんな事をさらりと告げ。
同時に、大鎌を大きく前へと押し出して受け止めた刃を突き放す。
そのまま、大上段に大鎌を振り被り、勢いを乗せて振り下ろした。*]
― 川の辺 ―
……ふに。
[川の辺で丸まっていた翼がふるり、と動く。
同時に上がるのは、か細い声。
閉じていた翼がふぁさ、と開き、寝惚け眼の顔が現れた]
はふ……とりあえず、邪魔されずに寝れたか、な。
[ゆっくり休めた、とは言い難いが、それでも疲れは取れている。
凭れていた木から離れ、翼を大きく広げながら身体を伸ばすと、はふ、とひとつ、欠伸が漏れた]
……さて、と。
いつもまでも、寝てちゃいけないよね。
[周囲を護っていてくれていた水を解放し、立ち上がる。
流れる水で顔を洗って残る気だるさを洗い落とすと、少女は立ち上がって、空を、見た]
……どこに、いるかな。
[誰が、とは口にはしないが、求めるのは今は一人の姿。
問うような呟きの後、胸ポケットのカードに手を触れる]
……上?
[指先に感じる、布越しの熱。
それは、上に──空に向かえ、と言っているかのようで。
しばし、上を見上げた後、少女はまた、川辺に膝を突いた]
……今度は、逃げない。
[自身に言い聞かせるように呟きつつ、左の手に力を集わせ長弓を握る。
真っ直ぐに構えて弓弦を引くに合わせて生み出される、翡翠色の矢が煌きを零す]
…………いっけぇぇぇ!
[十分に引き絞った所で、文字通りの気合を込めて放った矢は大気を裂き、甲高い音を立ててギィへと飛んだ。*]
/*
さて。
何気に、弓メインで戦うこは久しぶりです。
某戦記のルディはほとんど使えなかったから、えーと、忍ちゃん以来だね……www
忍ちゃんは飛べなかったから、また勝手が違うんだけど。
射程と間合いのバランス取り、気を付けないとなぁ。
[体勢整わぬ間に振り下ろされる、銀の一閃。
三日月斧で防ぐには間に合わない]
──── ふっ!
[防御の仕草は全くせず、腹に力を入れ肩に意識を集中。
振り下ろしの軌道から頭だけを外すように首を逸らし、大鎌の切先を左の肩口へと誘った。
銀が、服を切り裂き滑り落ちていく]
………──── っ 、
[耐えるように顔が顰められたが、飛び散る紅は広範囲に走った銀の一閃にしては極端に少ない。
切り裂かれた服の合間から、メタリックな色に変色した皮膚が垣間見えた。
硬質的な色をした肌に斬り痕が残っている]
っ、 らああぁああぁ!!
[斬撃の衝撃が残ったまま、翼を羽ばたかせ身体をその場で回転させる。
回転の勢いは強くない。
けれど、三日月斧の柄の先端を右手で掴み、遠心力の力で刃を届けんと足掻いた。
咄嗟の行動であるために回転と刃の向きを合わせ損ねていたため、打ち付けるのは刃の背となったが*]
― 都市上空 ―
[問う声>>53は届いていたが、それに答える事はなく。
言葉の代わりに繰り出すのは、銀の刃の斬り下ろし]
……む?
[その一閃を避けるでなく、頭だけを避けて敢えて受けるような動き>>54に疑問の声があがり──直後、伝わってきた硬質の手応えに、僅かに眉が寄せられた]
……ほう。
それもまた、君の『力』か。
[異質な色に変色した肌>>55に、零れるのはそんな呟き。
それをかき消すように雄叫びが響き、回転の勢いをのせた三日月斧が振るわれた。>>56]
……っ!
[刹那の物思いは僅かに回避のタイミングを遅らせ、刃の背が脇腹を打ち据える。
息が詰まるのは、ほんの一瞬。
『紡ぎ手』は大きく羽ばたいて距離を開け、ひとつ、息を吐いた]
……中々に。
[呟きと共に零れるのは、愉しげな笑みひとつ。
『紡ぎ手』はくるり、と大鎌を回した後、両手で確りと構え直して]
だが、私としても、易々とカードを渡してしまうわけにはゆかぬのでね……!
[宣と共に高さを取り、そこから一気に降下する。
大鎌は、自身の右肩に担ぐように振り被り、そのまま斜めに斬り下ろす──と見せかけて]
……はっ!
[短い気合と共に、柄から左の手が離れる。
右腕が軽く引かれ、左手が刃に近い位置を再び掴んだ。
その状態から、左の腕を引く事で強引に構えの向きを変える。
銀の刃は、今は自身の左横──オズワルドの右側に。
その位置取りで右腕を引き、横一線に刃を薙いだ。*]
キィ...ン!
[ かろうじて揮ったシャムシールの刃が、一の矢を薙ぎ払う事が出来たのは、武器を具現化したまま飛んでいたおかげだろう ]
来たか。
[ 呟いた唇が弧を描き、バサバサと蝙蝠の羽根が翻る。
飛び道具に対するに、動きを止めるのは撃ち落としてくれと言っているようなもの。
未だ距離を置くこの位置ならば、高度を上げ下げするだけでも狙うべき軌道は変わる。ましてコウモリの羽根は、鳥の翼よりも細かく動き、飛び交う事のできる構造を持つ ]
/*
持ち手ギミックやらんと気が済まないんですか?
→これやらずして、なんのロングポールサイスか……!
いや、無茶動作すいませんorz
……狙いが定まらないなら……!
[近づかれるまで、掃射あるのみ。
どうせ、このまま距離を開けていても埒が開かぬのだから、と]
Spree, et vade!
[言霊を乗せ、連続して矢を放つ。
精度を欠く連射が、どれだけ標的を捉えられるかはわからない。
そして、連射の間は全く動けない──容易く距離を詰められるという事実からは、一時目を背けていた]
ちぃっ……なんつー動きだ。
[翼を羽ばたき弾かれた身体を持ち上げて。
呟きの後、間を開けずにシメオンへと接近すべく翼で大気を打つ]
これなら……どうだ!
[下方から滑るように飛び上がり、その勢いに乗って刃を叩き上げようと言う動き。
狙いはシメオン本体ではなく、その手にある銀の刃]
[ 矢を避ける細かい動きに狙いをつけるを諦めて、少女は矢継ぎ早の連射を繰り出してくる。>>64
それが、男の待っていた瞬間だった ]
バサリ...
[ 一度大きく羽ばたいて高度を上げた後、羽根を半ば畳んで、垂直に高度を下げる。
単純だが大きな距離の移動に連射は即応できぬはずと、そう読んで ]
[ そして間を置かず、再び羽ばたいて、今度は少女の元へ下方から翔け上がるように身を運ぼうとする ]
こちらの番だ。
[ 低く囁く、その右手に握られるシャムシールの刃は、今は紅い毒の色を宿してはいなかったが、閃く鈍銀の鋭さは彼女の目にも映った筈* ]
― 都市上空 ―
[持ち手を入れ替えての一閃は、狙い通りにオズワルドを捉えるも、やはり、想定よりも返る手応えは硬い。>>68]
……副産物、か。
[先に捉えた呟き>>65の一部を繰り返しつつ。
勢いを殺す事無く大鎌を振り抜き、捉えた身を吹き飛ばした。
その勢いに乗せてくるり、回転した後、素早く持ち手を入れ替えて大鎌を構え直す。
深く斬り込めなかったものの、今の一撃は相応の痛みを与えているはず。
にも関わらず、挑むように翔ける姿に、幾度目かの薄い笑みを浮かべた]
[下方から迫る一閃。
叩き上げようとする刃の動きが狙う先がどこかは知れぬ、けれど]
…………。
[真っ向うから向かってくる姿に僅かに目を細めつつ、『紡ぎ手』は大鎌を握る手に力を込めて]
――――!
[重力と羽の加速を借りて足を刈る刃に、
地で生きる鴉に出来る事はそう多くない。
背中の羽使えば容易く避けられる攻撃も、咄嗟には動けない。
だから、前に飛び込む]
……ち、がうよ。
[地面へ前転しながら、体勢を整える。
足を刈られる致命的な傷は回避したものの、
分かり易いくらいの隙を産む。
片膝と両手を着き、見失った彼女の姿を探しながら]
わたしは逃げない!
[宣言と共に5振りの黒剣を周りに生み出し、迎撃の構えを取った*]
Etiam protege me!
[とっさに紡ぐのは、水による護りの言霊。
広がる水の障壁は、振るわれる純銀に直接斬り裂かれるのは辛うじて阻むものの、それが齎す衝撃はしかと伝えてくる]
……くぅっ……。
[短く呻きつつ、それでも精一杯翼を羽ばたかせて上へと抜け]
ん、のっ……。
お返し!
[素早く弓弦を引き、二連射を射ち込みながら更に上を目指す。
何とか一定距離を保たなきゃ、と。
まず、意識に置くのはそこだった。*]
[ゾフィヤの呟き>>71に言葉では答えない。
必要な痛みだと思った、ただそれだけのこと。
まともに受け過ぎて、今は少し赤く腫れているかもしれないけれど]
――そう来るの。
[足狙いの一撃はかわされる。
それ自体よりは回避の方法に、少女は苛立つように、空振った鎌の柄をきつく握った。
上昇し方向転換した先、ゾフィヤは地に片膝ついたまま、黒剣を生み出していた>>74]
あくまで飛ばない、か。
[歯噛みする表情で独り言ちる。
彼女が何を思ってそれを選んだかはわからない。
ただ、彼女と出会い心を乱したあの時から、彼女が一度も空を飛んでいないのは確かだ>>0:83]
― 都市上空 ―
[狙うはただ一つ。
それに集中すると、痛みなど意識から消えていった。
意思が身体の状態を抑え込む───そんな極限の状態でオズワルドは三日月斧を下方から振り上げ、渾身の力で大鎌の柄を弾き上げた。
更には弾き上げた大鎌が引き戻しにくくなるよう、掬い上げる形となった三日月斧を大鎌の柄に添えたまま上方へと振り投げる]
おおおおぉぉおぉおおお!!
[怒号一声。
オズワルドは拳を握り、右腕を後方へと引いて。
翼を羽ばたかせることで更にシメオンとの距離を詰めて、後方へと引いた右の拳で彼の顔を殴りつけた。
地面で殴る時ほどのバネは生み出せないが、接近の勢いと腰の捻りを利かせてのシンプルな一撃がシメオンを襲う]
[
内に抱く揺らがぬ強き意思。
それに呼応するように、宙に舞った
それなら――受けてみなっ!
[後翅が光り、淡いオーロラが宙に散る。
視線を振り切るように右へ急速旋回し、狙うはゾフィヤの背後。
迎撃の黒剣は見えてはいるが、地に足を着いた姿勢では、背後へ回り込んでの攻撃に素早い対応は出来ぬだろうと踏んでのこと]
はっ!
[正面から来る黒剣ならば、打ち払ってやろうと短く持った鎖を振り回す。
その手が勢い付けた分銅を投げるのは、彼女の背中までの距離が、2mまでに縮まった所*]
/*
実際空飛んでも負けると思うんだ…
機動力には大きく負けるし、
恐らく、ゾフィヤは一度も飛んだことがないと思われる。
― 都市上空 ―
……なに?
[振り上げられた刃が捉えたのは、銀の大鎌の柄。
衝撃が手の力を緩ませ、銀が弾き上げられる。
とっさ、引き戻そうとするよりも先、銀は三日月と共に宙へと舞った。
ふたつの月、その軌跡を追う刹那──それが、好きを生じさせた]
[怒号が大気を震わせ、振るわれた拳がその大気を裂く。
全く予想していなかった一撃は、『紡ぎ手』の頬を確りと捉えていた]
……くっ……!
[衝撃で崩れた姿勢を、霞色を羽ばたかす事で立て直した後。
『紡ぎ手』は、拳のまともに入った頬に手を触れた]
……ふ……くくっ……。
[場に落ちた静寂を打ち破ったのは、愉しげな笑い声]
はっはっは、これはしてやられた。
私の頬を張ろうなど考える者が、クローディア以外にいようとはな。
まったくもって、予想外だった。
[一しきり笑った後、本当に楽し気にこう言って。
それから、不意にその表情は引き締まる]
……君の……『君自身』の『力』しかと見せてもらった。
その強き意志に敬意を評し、これを進呈しよう。
[言葉と共に翳した手に舞い降りるのは、一枚のカード。
それを、無造作にオズワルドへと投げつけて]
……だが。
『死神』を譲り渡すには、まだまだ足りぬ。
真に『願い』を求めるのであれば……更に『多く』を集めてみたまえ。
[静かに告げるその手の上に、舞い降りるのは『死神』のカード]
……その時を、楽しみにしているよ?
[にっこりと、本当に楽し気に笑ってそう告げた後、霞色の翼で一度大気を打つ。
同じ色の光が舞い散り──『紡ぎ手』の姿は、その場から消え失せた。*]
[ 風切る音が耳に届けど、避ける余裕は無く ]
ぐうっ!
[ 一矢は、咄嗟に頭を庇った右腕を貫き、二矢目は、かろうじて振った左腕の鉤爪に弾かれて落ちた ]
/*
実はさ、剣山ってそんなに痛くないんだよね。
同じ圧が掛かる場所が多数だから力が分散されてかかるため。
ナイフで同じこと言えるかは謎←
翡水の名は、伊達ではない、か...
[ 流れる血は、男に痛みと高揚を齎す ]
面白い...
[ だらりと提げたシャムシールの刃を腕から流れた血が濡らしていく ]
逃がしはせん。
[ 距離を取ろうと高度を上げる少女に向かって、男はばさりと大きく羽ばたき、同時に、血塗れたシャムシールを大きく振った。
それは、切り裂くためではなく、刃から散る毒の血を、少女の身に、一滴でも届かせるための、一閃* ]
/*
それにしてもグレーテルの拾いが上手すぎて、拝む。
羽使わない理由までいけるかな。
ダイス攻撃は太陽でやろうと思うんだけど。
― 都市上空 ―
……っ はっ… はっ…
[腕を振り抜き、一拍の後に高まった集中力が途切れる。
じわじわと痛み出す斬られた傷。
息が乱れ、何度も短く呼吸を繰り返した]
[シメオンが完全に掻き消えた後、投げ上げていた三日月斧がカードとなって手元へと降り戻って来る。
それを掴み、『皇帝』のカードを重ね、『節制』が収められている胸ポケットへと仕舞い直した]
─────…………
[直後、オズワルドの身体がふらりと揺れる。
長時間飛び続けること自体が苦手な身体で戦い続けた反動。
痛みを抑え込んでいた集中力も切れた今、蓄積した疲労を押して飛び続ける体力は残っていなかった]
……っ 、
[それでも意地で翼を広げ、滑空することで緩やかに地上へと下りて行く。
旋回しながらの滑空、最終的な着地点が公園にあるお気に入りの樹の根元だったのは偶然か、無意識の必然か。
周囲の警戒も出来ぬまま、幹に背を預け身体が休息を求めるのに従い静かに瞳を閉じた]
― 上空 ―
[放った二筋の内、二の矢は切り払われるものの、一の矢は男の腕に突き立ち、紅を散らす]
……っ!?
え、なんで……。
[傷を負い血を流し、それでもわらうような姿に、上擦った声が上がった。
流れる紅が齎すもの、その深い意味まで理解は及んでいない。
本能的な恐怖が背筋を冷やし、それが、次の一手への対処を遅らせた]
……やっ……いった……!
[紅が触れた瞬間、感じたのは鋭い痛み。
生体改造をほとんど受けていない少女に、痛みへの耐性などあるはずもなく。
焼けつくような痛みに悲鳴じみた声が上がり、痛みが滲ませた涙がしばし視界を奪い、動きが止まった。*]
[>>90黒剣がこちらの居場所へ投射されるより、高速機動の速度に乗る方が一瞬早かったか。
回り込んだ先で放った分銅は、過たず彼女の肩を打ち据える]
この程、――――!?
[吹き飛んだ少女を見下ろし言葉を発しかけて。
次の瞬間、黒剣が密集し壁を作るのが見えた。
四方4m、整列しこちらへ刃先を向ける剣に圧倒される]
く、
[突っ込みかけた体を、全身と翅の力で止める。
切っ先が肌に触れる感触に、心拍数が跳ね上がり呼吸が乱れる。
そこから黒剣が動き出すまでに猶予はあっただろうか?]
[高度を上げつつ分銅を引き戻し、後ろ斜め上へ投げた。
木の枝へ引っ掛かる感触を確かめれば、そのまま鎖に捕まり重力に身を任す。
敵に背を向けての回避が出来ぬための、苦肉の策。
それは同時に、武器を一時的に使えなくなるということでもある]
[森へ飛び込みさえすれば、多少は木を盾に出来るという目論見はあるが――*]
あ。
[さっきからずっと空に佇んでいた人の所へ、何かが近づいていくのが虚ろな目にも映れば、暫くはその様子をぼんやりと眺めていた。
空を飛べない娘には遠い場所。行けぬ所で一度、二度と交錯する人らを、熱の籠らない瞳で同じ姿勢のままじっと見上げていた。]
…どっちか、落ちてこないかな。
[落ちればいい、あるいは落とせばいい。
そう思い手近な岩を投げようかと羽を伸ばした所で、片方が落ちた。
正確には離れて降りたというのが正しいが、娘にとってはどちらでも大して変わりがなかった。
視界にそれを入れたまま、自然と足は動いてゆく。
片方が落ちたのは、公園の木の根だったので娘もそこに滑り込む。]
[ 刃から飛び散った紅が、少女の白い足に散る。小さな紅い花びらのようにも見えるそれは、清い水を毒により侵す ]
痛いか?翡水。
[ 笑み佩いたままの唇が、愉しげに問いかけ ]
綺麗な水ばかりが川を流れると思うな。
[ 続く言葉の意は冷たく、だが声音は優しげにさえ響く。
そうして、涙に滲む少女の右肩を狙い、男は毒に濡れた右手のシャムシールではなく、左の鉤爪を斜めに切り裂く動きで揮う。
少女がその痛みに耐えかねて、弓を取り落とせば、即座に奪いとるつもりだ* ]
オズワルド、
――――外の世界はどんな所?
[口を開いて出た言葉は、娘にとってはローレルと別れてから誰かに聞こうと思っていた大事な用だが、カードや戦いとはやや風向きの違う、唐突かつ極マイペースなものだった*]
[黒剣がこちらへ向け殺到することはなかった。
ブラフと気付いた所で、極度の緊張による動悸がすぐに収まるものではない]
ぐ……
[起き上がったゾフィヤが追撃を放つ。
狙いは振り子を繋ぐ鎖。
支点に絡みつくそれが、黒剣を交わせるはずもなく]
[ギン、と鎖が黒剣を噛む音がし、振り子の勢いが急激に落ちた]
この……っ!
[下向きに力を籠めて、強引に鎖を枝から解く。
ミシミシと音を立てて、枝が裂け樹皮が散った。
体重と落下の勢いに飛行の力を転用して足しても、少女がそれだけの力を発揮するのは容易ではない。
再び姿勢を立て直し飛行に移るまで、幾ばくかの隙が出来た**]
……ある意味では、ここよりも生き難い場所さ。
[生活が保障されているこの都市と違い、何の保障も無い世界。
スラムのような場所で暮らしていたオズワルドが知る外の世界とはそんな場所。
そんな場所ばかりではないとは分かっていても、身に染み込んだ環境が己の知る世界であるため、それを問いを口にしたパメラへと返していた**]
い……た、い、けどっ……!
[動けぬ内に詰められた距離。
振るわれる鉤爪を避けるには遅いし、当然、弓を引いている暇もない、けれど]
でも、それくらいで、あきらめ、ないっ!
[このままただ引き裂かれてなるものか、と。
そんな想いは、弓を握る手に逆に力を込めさせる。
いたい、いたいと泣き叫ぶ弱さは強引に押し込めて]
いたいからって泣いてたら、なんにもできない、からっ!
[両手で弓の本体を握り締めるのと、右肩に爪が届くのとはほぼ同時。
その瞬間を狙い、両手で持った弓そのものを、横薙ぎに叩きつけた。*]
飛ばせ、ない……!
[森の機動は鴉の方が圧倒的に不利。
それはこれまでの追いかけっこでも分かっていた事。
だからその前に止めようと、投げ出された足首掴もうと、
飛び込んで、腕を伸ばす**]
投票を委任します。
封責 ゾフィヤは、無限の紡ぎ手 シメオン に投票を委任しました。
生きずらいのなら、
オズワルドは外に帰りたいとは思わない?
それとも、それでも、
外は帰りたい、優しいところ?
[質問ばかりではある。だが誰かに質問をする事自体、娘にとっては稀な事。
迷惑な事に相手が眠そうなのに遠慮がなかったが、カードの保持者と感じながら今はそれに手を出す素振りも見せなかった**]
[ 少女の右肩に鋭い爪が届こうとした、その時、力込めて横凪ぎに揮われた弓が、男の脇腹...丁度、先の対峙で少女の弓が引き裂いた傷の上を打ち据えた ]
ガ...アッ!!
[ 思わぬ形の反撃に、男は苦悶の声を上げて、身を捩る。
鉤爪が既に少女の肩に届いていたならば、 痛みのために強く掴んだ力が少女の柔肌に、鋭い爪を食い込ませることになったろう** ]
投票を委任します。
蟲鳥 グレートヒェンは、無限の紡ぎ手 シメオン に投票を委任しました。
/*
容赦なくやっちゃってますが(多分ローレルの人は確実に喰らうだろうとも思ってるw)
まああれだ、ワールドはぶっちゃけ万能だと思ってるんで、いざとなったらそれで回復しちゃってね、とか思ってる。
[ 引き続き負ける気満々 ]
投票を委任します。
凍焔 ロヴィンは、無限の紡ぎ手 シメオン に投票を委任しました。
/*
ローレルは12年前。洪水を起こした時期と重ねられるか。
今何歳かわからないけれど…
物心ついた時期なら2〜4歳?(歳より幼いとあるので年上の線もあり)
出逢いの捏造する気満々である。
/*
ローレルはカワセミだから、ゾフィヤの審美眼に
割と嵌まるんだよね。
確か、カワセミの羽色は光の屈折で出るもの。
構造色。羽根単体でも綺麗には綺麗だけど、
本人が纏っている時より綺麗に見えなくて
諦めたという経緯がある(と今決めた)
― 公園/樹の根元 ―
[問いに答えれば居なくなるかと思ったが、パメラは更に問いを重ねてくる>>117。
普段を考えれば珍しいと思えど、今は休みたいと言う思いが強く、表情が歪むのは止められなかった]
………
[面倒なら答えなければ良いのだが、
…外へは、出る。
俺の知る外は優しくも生き易くもねぇが…。
ここに囚われてちゃ得られねぇモンが必ずある。
[出たいと言う希望ではなく、出ると言う確定的な言葉。
願望は戦いを経て確固たる意思として昇華された。
もはや何があっても揺らがぬ、オズワルド自身に対しての誓い]
…お前ぇはどうなんだ。
[鳥篭の中で生まれ、人形の如く生きて来たように見ていた問いの主。
外を知ろうとする姿勢、カードを手にした事実。
そこから外へ出ようとする意思を推測出来るが、
― 山小屋付近の森 ―
く……!
[力を籠めた指が白くなり、鎖と擦れて血が滲む。
それでもただ待つよりは速く動けると賭けてのこと。
力任せに引き抜いた分銅がゾフィヤの方へ飛ぶが、容易にかわせるだけの間はあった>>113]
来るなっ!
[強引に鎖を引いた両腕も、全力で斜め下へ加速した後翅も、咄嗟に動きを変えることは出来ない。
苦し紛れにバタバタと羽ばたきつつ足を振り回すが、飛び込むゾフィヤを振り切るには一歩及ばなかった*]
/*
すれ違ってしまった感が否めない(ふるえごえ
落下後追い付いたつもりがその描写抜けてた(阿呆
落ちてるところに追い付く脚力って一体(齟齬に目をそらしつつ
……Aqua vulnus nunc taceam.
[は、と息を吐きつつ、一時的に傷を水の膜で覆う。
痛みは残るが、弓弦を引けないほどではない。
ただ、先ほどのような連射は難しいだろう]
……それ、でもっ……!
[それを理由に引く事なんてできないから、と。
高度を上げつつゆっくりと弓弦を引き、翡翠の矢を一筋、放った。*]
/*
泥臭い戦いに巻き込んでしまってすまない…すまない…
でもふりこ回避格好良かったから地上戦そのものは後悔してない←
/*
ギィローレル組は実質一回戦でお互いそんなに消耗して大丈夫かな…?
しかしローレルの悲鳴は、何か、色気を感じるね(真顔)
/*
落下時にほぼ黒剣使いきったかな。
残り14(20x1)振り。
回復には290分の日光浴が必要。
そろそろ切り札ちらつかせても良いかも?
[体勢を立て直せず落下する最中、ゾフィヤの手が足に届く>>122。
無理矢理な羽ばたきも合わさり、その動きは錐揉み回転のように乱れる]
落ちて……たまるもんですか!
[樹や地面へ激突すれば、多大なダメージを受けることになるだろう。
それがどちら側に偏るかは、この状態では予測もつかない。
慣れぬ翼を動かすゾフィヤを視界に入れつつ、自身も風が唸る程の羽ばたきで上昇の力を生もうとする]
く……!
[ゾフィヤの舵取りは、不格好な飛行をやや開けた空間へと流す。
片脚を引かれたアンバランスな体勢のまま、地面へと近づいていき]
止ま……れ!
[分銅を頭上の枝目掛けて投げ上げる。
しかし目測しないままの投擲では、体を支えるに十分な枝には引っ掛けられず。
翅のある背中はどうにか守ったが、脚を引かれた側の半身を、地面に擦るような形で打ち付ける]
つっ……!
[打撲と擦られた痛みに顔をしかめつつ、体を起こす。
地面に流れるような形の脚を引き戻し、再び飛び立つためしゃがんだ姿勢と取ろうとするが。
直前まで脚にしがみついていたはずのゾフィヤは、それを許してくれるだろうか?*]
[ 至近から放たれる矢を完全に避ける術は無い。
男は身を躱す代わりに、先に受けていた矢を左腕から引き抜きながら、少女へ向かって真っすぐに滑空する ]
ぐおおっ!
[ そして翡翠の光が右肩を貫くと同時に、咆哮の如き叫びと共に、血塗れた同じ矢を、彼女の弓引く腕を狙って投げつける。
当たるかどうかは意識の外。運良く掠りでもすれば毒の痛みはただ皮膚につくより大きいだろうが、それは運任せ、相手の体勢さえ崩れればそれで良かった* ]
/*
いやまあ、とりあえず死亡禁止村だし、あんまりやられすぎると、ローレルのテンションが逆に落ちそうだしね。
カード使うかも悩んだんだが、やっぱ夜に使いたいしな、うん。
/*
この、凄絶なダメージのもらい合い……w
でも、バトルで相手の攻撃を受けるっていうのは、あいだからね!
[※お前はくらいすぎだ、というのは受け付けません]
……ひぅっ……!
[投げつけられた矢が右腕の上腕を掠め、紅が散る。
裂かれる痛みに、毒が与える痛みが重なり、息が詰まった。
何とか持ち直さなきゃ、と思うものの、焼け付く痛みがそれを思うように行かせなくて。
ぎりぎり滞空は保つものの、体勢は崩れたままだった。*]
[脚を引き戻し体を起こす。
両腕と引き摺った方の片脚は、地に着けるだけでも痛みが走り、まともに力が入れられそうもない。
対して胸部など前面を擦ったゾフィヤもすぐには動けないようで、こちらを掴んでいたはずの手は、今は力なく開いていた>>129]
はあっ……、はあっ……。
[腕と掌の痛みに顔をしかめながら、分銅を引き戻す。
胸が痛むほどの動悸と呼吸の乱れが、踞る少女を前に、飛ぶことよりも決着を急ぐことを優先させた。
片膝ついたまま、震える右手で鎌の柄をただ、握り締め]
[眼前の黒い翼向け、水平に振るう*]
負けたくない――!
[揃いの付け根の傷から血を滲ませて、鴉は叫ぶ。
封責の能力を自身に掛ける。
後先考える脅えも、痛みも一時的に頭の中から消し去り、
ただ願い一色に染め上げる]
わたしは、あなたにも自分にも負けない!
[能力の余波がグレートヒェンへも振りかかったかも知れず。
そうであるなら、勝敗はより願いに直向きで
忠実であるものの手の中にあるのだろう]
第二ラウンド、始めよう!
[両手に黒剣を呼び、グレートヒェンへ斬りかかる!*]
/*
自分には無い発想のバトルを見るのはやっぱり楽しいな。
自バトルはどうしても動きが一辺倒になってしまう。
[武器捨てて殴ったりとか←]
[鎌を振るう刹那の、右手の動き>>135。
構わず得物を振り抜くも、刃が深く達するより早く、ゾフィヤの体が水平に滑る]
ち……!
[赤色が散るも、飛べないほどの傷ではない。
決めるならここしかないという一撃をかわされ、前方へ体を傾がせながら歯噛みした。
振り向いた先、少女の宣と叫びが聞こえた>>136]
あたし、……だって。
[ゾフィヤの両手に黒剣が呼び出される。
それを見た瞬間、動くのも億劫な体を両腕で跳ね上げ、その勢いのまま翅で風を掴んだ]
負けるもんですか!
[叫び、二振りの剣を鎌の柄で受け止める。
反動で僅かに距離が開けば、すぐさま後翅の力で急上昇した。
限界のはずの体を動かしたのが何であったか、少女が明確に理解することはなかったが]
いくよ!
[上段に鎌を振り上げ、翅で風を切った時。
――翅を厭う気持ちより、ただ純粋に勝ちたいという思いが、少女の中で勝っていたのだ。
そして少女は、擦れ違い様に刃を振るう*]
[ 毒矢となった翡翠の矢が少女の腕を掠め、その動きを止める。
翼までも止めて墜ちていかないのは、その気力がまだ尽きていないことの証拠だろう ]
痛いか?翡水。
[ 少女の目前まで迫った男は、先と同じように問いかける。
血に濡れた鉤爪が、少女の持つ弓を掴んで奪おうとするように引いた。
少女が抗えば、二人の間は距離を失い、互いの息がかかるほどに近くなる ]
[ 男は今は嗤ってはいない。痛みに耐える琥珀の瞳は、少女の心を覗き込むように真っすぐに見つめて ]
「外」には、これ以上の痛みが待っている...としても、お前は、諦めないのか?
[ 腕に込めた力は抜かない。
少女がどう答えようとも、戦い続ける事に代わりはないが、それでも、問いを投げたのは、今男が、己を守るための狂気を捨てかけているからかもしれなかった* ]
……諦めない、よ。
ここで、籠に囚われてるだけで、おわる、なら。
どんなに痛くても、違うものを、ボクはみたい。
違う場所を、違う、そらを。
ここよりも、もっと高いそらを、目指したい。
痛いのは、嫌だけど、でも、痛いかも知れない、で、逃げるのは、やだ。
[綴るのは、決して譲らぬと決めた自分の意志。
それが理想論、という考えが浮かばぬのは、無垢さと幼さ故のこと]
だか、ら。
[傷ついた肩と腕が痛む。
その痛みを堪えつつ、弓を握る手に力を込めて]
ボクは、諦めないっ……!
[幾度目かの宣の後、繰り出すのは今自由に動かせる唯一のもの──足を使った蹴り一発。
とはいえ、狙いを定める余裕なんてないから、当たり所は定まってはいないのだが。*]
投票を委任します。
鳴無 オズワルドは、無限の紡ぎ手 シメオン に投票を委任しました。
[振り下ろした鎌へ叩き付けられる黒剣。
両腕は鎌を落とさないようにするのがやっとで、その間にゾフィヤはこちらの身を飛び越える。
慌てて振り向こうとするもそれより早く、背中に衝撃が走る>>147]
く……!
[硬い武器による一撃に一瞬息が止まる。
迫る地面に飛行での回避は間に合わないと判断し、両腕を着いて前転する。
地上での慣れぬ動きは、ゾフィヤに比べ不格好なもの。
それでも勝利への意志はまだ消えず、土まみれでも体を起こす]
はっ!
[地を蹴り、低い姿勢で再びゾフィヤへ接近する。
足を刈る軌道と見せて狙いは別。
鎌を振り抜いた瞬間に左手で柄に繋がる鎖を跳ね上げ、ゾフィヤの身を絡め取ろうとする*]
…オズワルド、眠い?
[ひとつ、瞬きを乗せてから。]
眠いなら、待ってる。
[何を、と言わないまま、ぎしりと羽を軋ませて隣に腰かける。]
あ、そうだ。
あげる。
[ふと思い出したように、ローレルに差し出した赤い果実と同じものをひとつ、ポケットから取り出すとオズワルドの膝の上に乗せる。
そして最後の一つを取り出すと、ぼんやりと何処かを見つめながら一口、齧っていた。]
…オズワルド、眠い?
[ひとつ、瞬きを乗せてから。]
眠いなら、待ってる。
[何を、と言わないまま、ぎしりと羽を軋ませて隣に腰かける。]
あ、そうだ。
あげる。
[ふと思い出したように、ローレルに差し出した赤い果実と同じものをひとつ、ポケットから取り出すとオズワルドの膝の上に乗せる。何事かと問われれば、話の礼だと口にして。
そして最後の一つを自分の為に取り出すと、ぼんやりと何処かを見つめながら一口、齧っていた*]
[楽しいね、と子供が遊戯するように純粋な笑みを浮かべ。
痛覚飛んだBerserkは、転がりながら受け身取る>>150
グレートヒェンを追尾する。
その目に勝利への意思消えぬ事を確認して、目を細めた]
同じ動きはつまんない、よ?
[足刈る動き>>152を確認して首を傾げ。
暴走状態の脳裏は彼女の真意を悟る事出来ず、
飛び立つと同時に足を鎖で絡めとられた]
――ッ なる、ほど。考えたね。
[少女二人分持ち上げる火力は鴉翼になく、
鴉自身も羽のみで自分を支えられるほど空に適応しておらず。
ならば、意に乗ってみようかと、自ら鎖に引かれる様に
黒剣構え、グレートヒェンへと飛び込んだ*]
[転がり振り返る一瞬に、垣間見えたのはゾフィヤの笑み>>154。
ふざけてるの、と怒鳴りかけた言葉を呑んだのは、息が上がっていたせいもあるけれど。
――蟷螂も自分の中の高揚を、抑えきれないほどに感じてしまっていたから]
かかった!
[やや高めに投げた鎖は、飛び立ちかけたゾフィヤの足を絡め取る。
対するゾフィヤはそれに逆らわず、むしろ自らこちらへ向けて飛び込んだ。
無策とも思えないが、予定していた動きを変更するだけの余裕もない]
[黒剣は左手で張った鎖により受け止め、同時に右手を伸ばし、鎌の刃先をゾフィヤの首の後ろへ回すようにする。
本気で斬る気はない、が身動き取れぬ状態で生殺与奪の権を握るなら、それはほぼ勝利といっていい状況のはず、と*]
[11の炎塊は鎖すり抜け、グレートヒェンを包囲するように渦巻く。
本体はどれか一つ。
それを射抜くか、或いは全て蹴散らすか――]
[さもなくば飛んで火にいる夏の虫となるか?*]
[ 投げた問いに、諦めない、と、翡翠の少女は繰り返す。
その言葉に縋り、その言葉を杖に、前に進もうと足掻くように ]
そうか。なら、最後まで、足掻いてみせろ!
[ 諦めろ、と、言い続けていた男が、そう言い放ったのと同時、少女の足が蹴りを繰り出す。狙い定まらぬそれは、男が咄嗟に脇腹の傷を庇って身を引いたために、僅かに腹を掠めただけで空を切る。
しかし、男も弓を奪い取ることは出来ず]
バサリ...!
[ 次の矢を少女が番える前に、と、男は羽ばたきながら空中で素早く後転する。
そのまま滑空する勢いで少女の足元を抜け、背後へと回ろうとする意図は彼女にも見えただろうか* ]
[首に触れるか触れないかの刃は、本能的に恐怖をもたらすものだろうに。
鎖で縛られその状況に陥っても、ゾフィヤはなお、嗤う>>156]
――あたしだって。
[黒剣と鎖がじりじりとせめぎ合う、その最中。
ゾフィヤの身が炎に包まれる]
あなたに、
[運命に、]
負けたくない!
[11の炎塊が、こちらの身を包囲し渦巻く>>158。
単純な逃げ道など見えず、その仕掛けすらもこちらにはわからないけれど。
蟷螂の口許には笑みが浮かぶ]
[ああ、この瞬間を待っていた]
――覆せ、【運命の輪】!
[呼応するようにインフィニティピースが輝く。
運命の輪、その特殊能力は確率反転。
成功率の低い行動をこそ成功させる、逆転の力]
[カードの力を信じ、蟷螂は炎の塊向け飛び込んだ]
……ボクは、諦めない。
そう、決めたんだ……だから!
……【希望の流星】、ボクの進む道を示して……!
Pluvia meteoron, CARPO!
[言霊と共にカードを天へと投げ上げ、それを追うように天に向けて矢を一筋、放つ。
蒼穹で交差する、カードと矢。
翡翠色の光が弾け、そして]
無限の紡ぎ手 シメオンは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
[右に体を傾け、ゾフィヤの横を抜けるようにして渦巻く炎と対峙する。
高熱がちりちりと髪や肌を焼き、金属の鎖鎌もあっという間に熱を持つ。
そのまま飛び込めば無事では済まない。
ゾフィヤに鎖の一端を絡めたままでは、一瞬で全てを打ち払うことも出来ないだろう]
でも、――抜ける道はあるはず!
[確率が0でないならば。
――0ではないと、蟷螂は信じた。
翅で空を打ち、右手で鎌を振り上げて。
引き寄せられるように炎塊の一つへ向かい、払うように鎌を振り下ろす]
[幸運にも、蟷螂が打ち払ったのは、炎塊の唯一の本体>>158*]
[ けれど男の感情とは別な部分が、それが己を空から墜とす力だと認識し、その認識に従って『塔』のカードが男の手...鉤爪の中に握られた ]
Break!
[ 崩壊と悲劇を意味する『塔』のカード。その力は、破壊そのもの ]
(そういえば、オズワルドは空で戦ってた。)
[胸中思いながら、視線は傷ついたオズワルドへとまた移る。]
(どんな風に戦っていたんだろう。)
[見られない事が惜しい、そう思いながらまた視線を外し、どこかで戦っているだろう者らの事を思い馳せた。]
(どんな風に戦ってるんだろう。)
[表面上大人しかったものの、胸中では様々な事を考えて忙しなかった。]
/*
ロヴィンする事なくて顔出せないんじゃ…と、昨日かおとといの自分を思い出してこう…。
すれ違っちゃってたしなぁ。無念。
/*
判定出た出た。グレートヒェンとローレルかー。
ところでギィふかさんかなぁ…。
中身解りやすい人たち以外は今回もさっぱりな中身当てです←
/*
勝者はグレートヒェンとローレルか。
やはり最後は女の戦い…?(
とか言ってると俺の負けフラグが立つなwww
まぁなるようになるさ。
無限の紡ぎ手 シメオンは、狂刃 ギィ を能力(襲う)の対象に選びました。
翡水 ローレルは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
剛形 パメラは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
[ 鉤爪に握り込まれたカードは、破壊の意志を空に放つ。
けれど、少女の真っすぐな願いのままに降り注ぐ翡翠の流星雨は、それより早く男の黒い羽根を貫いていた ]
が...ああっ!
[ 蝙蝠の羽根に、幾つもの穴を穿ちながら、翡翠の矢は地上へ届く前に崩れ去り、翡翠色の光の粉となって風に舞い散っていく ]
バサ...
[ それでも身を空に支えようと、羽ばたけど、地に降る光の粉を追うように、その身は高度を保てず下降していく。
まるで、枯ちた葉が地に落ちるがごとく、ゆっくりと* ]
/*
おや、ゾフィヤが落ちたか。
偶然にしては出来過ぎというべきかね。
まあ、ラのやることだからな(悟りを開けそうになっている)
鳴無 オズワルドは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
狂刃 ギィは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
/*
念のためゾフィヤ投票に変更、と。
ロヴィンの票がどうなってるか不明なとこがちょっと不安要素なんだよね。まあ他皆居るし、今日は大丈夫だと思うんだが。
封責 ゾフィヤは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
― 公園/樹の根元 ―
[果実をしゃくるパメラの胸中など知る由もなく。
閉じた瞳が再び開かれたのは、彼女が果実を食べ終わる頃。
疲労は完全には解消されていないが、最初よりはマシ、と言ったところか。
胸と右脇腹の傷は治療されていないが、止血はされたようだ]
………
[膝に乗せられた果実は転がり、胡坐のために重ね合わせた足首辺りに落ちている。
紅の付いた右手でそれを拾い上げ、徐に口へと運んだ。
しゃり、と果実が削れる音が零れ落ちる]
…………
[音を響かせながら、別の音を拾おうと耳に意識を集中。
生体改造により得た超聴力は、可聴範囲はあれど常人よりも遠くの音を拾うことが出来る。
都市の端の森は流石に無理だったが、上空にて交差する音は辛うじて拾うことが出来た]
……墜ちる。
[果実を齧る音に紛れさせて零した声。
勝敗が決したと判じ、左手を胸ポケットへと添えた。
上空で戦っていたのが誰かは分からずとも、カードの移動で勝敗は知れるために]
……や……だめ!
墜ちるの、だめぇーーーーーーーーーーっ!!!!
[次の瞬間、口を突いたのは絶叫と]
Placet, aqua sustineretur!
[近くにある水に、支えてと願う言霊。
長弓を翡翠の光と転じて散らしつつ、淡い色の翼を羽ばたかせて地へと落ちるギィを追う。
言霊に応じた水は涼やかな音を立て、平たい水球を構築する。
上に落ちればぽよん、と揺れて、落下の衝撃を打ち消すクッションとなるように。*]
[見えた、というのとは少し違う。
その行為そのものが、唯一の正解と思い、賭けた。
その結果>>171]
――そこに居たんだ。
[振り下ろした鎌を受け止める硬い音。
しかし翅を使っての体当たりに近い攻撃は、受け止めの甘いゾフィヤを吹き飛ばす。
その瞬間炎は消え、勢いのまま前方に突っ込んだ蟷螂の身を焼くことはなかった]
― 都市上空 ―
[ふわり、蒼穹に霞色の粒子が舞う。
オズワルドとの対峙の後、姿を消していた『紡ぎ手』がそこに現れたのはその直後]
…………。
[眼下で繰り広げられる戦い、その様子を見つつ、緩く手を動かす。
ふわりと広がるのは、霞色の光]
……そろそろまた、『魂の檻』に赴くものが現れるか。
門を、開かねばな。
[小さな呟きと共に、霞色の光の粒子はきらり、都市へと零れて行く。*]
ひゃあっ!
[制動の力すら使い果たした蟷螂は、そのまま覆い被さるように、ゾフィヤの身の上に倒れる。
鎌の柄と鎖が噛んだおかげで、うっかり黒剣で怪我をすることはなかったが。
そのまま寝てしまいそうな体を叱咤して、上体を起こす]
蟲鳥 グレートヒェンは、封責 ゾフィヤ を投票先に選びました。
[ どういう仕組みか魔法を操らぬ男にはさっぱり不明だったが、水球は、人の身体を支えるだけの反発力を持っているようで、墜ちた身体はその上で軽く跳ねただけで受け止められる ]
は...
[ 男の手からシャムシールは消えて、力を失った『塔』のカードが、ひらりと鉤爪から離れて水球の表面に落ちた ]
[ ゆるりと身を起こした時には、水球は形を崩していたろうか? ]
.........
[ 後を追ってくる少女の姿を見上げると、男は黙って胸ポケットから、もう一枚のカードを取り出した* ]
[ 確かめるような問いに、男は目を細め、左の鉤爪を目の前に翳してみせる ]
武器はなくとも、私はまだ戦える。この爪と、我が身に流れる毒の血があれば。
[ そう言いながらも、動きはしない。腕と脇腹から流れ続ける血が、すでに動けぬほどの痛みを男に与えている事は、少女に知る由もないだろうが* ]
あり、が、…………。
[称賛>>182に素直に答えかけて、慌てて眉を寄せ口を噤む]
何へらへら笑ってるのよ。
[微笑みと共に向けられた提案に、返すのは不機嫌な声。
彼女の羽への思いはわからねど、少なくとも多大な痛みを伴う行為だ]
持ってったってしょうがないでしょ、付けられる訳でなし。
[ふいと視線を逸らし言った後、体を半回転し、彼女の隣で仰向けに寝転がる形になる]
それにさ、――
[目を閉じ、しばし思案して]
ま、今はこのままでいいわ。
少なくとも、あんたに勝てるくらいは強かったし。
[少し柔らかな声は、疲労のせいだろうか*]
[戦う術は失われていない、と。
返る言葉に零れたのは、小さなため息]
……でも、もう、飛べないよね?
ボクは、まだ、飛べる。
[弓を引くのは難しいけれど、とは、口にしないが]
それに……いくら、血が力になるって言っても、限度があるよ。
そのままじゃ……。
[死んじゃうから、と。
言いかけた言葉は飲み込み、ふる、と首を横に振った]
……なんだろね。
自分でやった事なんだけど、やなんだ。
このまま、命までとりあうような形にはしたく、ないんだ。
だから……カード、渡して。
[痛みに動けない事までは気づけない。
ただ、戦い続けるのが難しそう、というのは何となくわかるから、そう言って]
……でなかったら。
思いっきり、ぶん殴って、気絶してもらうよ?
[左の手に再び、翡翠の長弓を握りつつ、にっこり笑う。
先の決意もあり、結構本気……なのは、果たして伝わるか。*]
持っていけ...
[ ひらりと、二枚目のカードが地面に落ちたカードに重ねて落とされる ]
...最初のカードはともかく、そのカードは私よりお前に相応しいだろう。
[ 『破壊』と『悲劇』を顕すカードと、『永遠』と『成就』を顕すカード。真逆ともいえるその二枚のうち、男が選んだのは前者 ]
……あたし以外に言うんじゃないわよ、そういうこと。
[本気で刈られても知らないわよ、と。
翅を失いかけた痛みを知るものは、それすら受け入れようというような少女に忠告する。
そして口にしたことで、自分の中には、とうにその本気がなかったことにも気付かされた]
別に、あたしは好きでこうしてる訳じゃない。
[共に寝転がることに対しそんな感想を吐くけれど、起きて距離を離すようなことはせず]
まあ……でも、そうかもね。
[ぽつ、と同意した所に、そっと囁かれた言葉>>190]
[ 男は全てを壊す事を願った。そのための力と自由とを ]
[ この少女が、夢を叶えたとしたら、その後は何を望むのか ]
最後まで足掻けよ。
[ 告げる声は静かに響いた* ]
あんたの気にすることじゃない。
[それはきっと、飛ばない彼女を見るたび、胸の奥で疼いていた言葉]
だから遠慮しないで、好きなように生きな。
[カードを手にし、彼女の望みを奪うのは自分。
だからそれは、慰めにも満たないかもしれないけど]
あたしは――ここを出ていくから。
[せめて彼女の願いを背負うように、はきと決意を口にする*]
…………そっか。
[万感の思いを込めて、相槌を零す。
気にするな、と、告げる言葉に瞼をぐっと閉じて]
わたし、グレートヒェンのこと、応援しないことにした。
[友情に満たぬ思いはやっぱり友情に結実することはないのだろう。
だってこんな自分勝手な思いを、何と表せばいい?]
管理者がさ、歳が近いからきっと友達になれるよ、って。
[今にして思えば、聞き分けのないグレートヒェンへの嫌がらせに
使われたのだと思うけれど……]
嬉しかったんだ。
まだ、わたしにはそういう人ができるんだって。
[一時でも救われたから、わたしも助けになりたかった、そう笑って]
酷い怪我、しないでね。
[鴉の宝物は今も宝物なのだと幽かに呟く。
隣の彼女へ【太陽】と【悪魔】を渡し、すっと消えていった**]
[ 男の知る外の世界は、ただ闇の色に染まっている。
けれど恐らく、それが全てではない事もどこかで知っていた ]
...お前の矢の輝きは...星のように美しかったな。
[ 亡くした記憶のその向こうを思い出させた光。
それを瞼に刻むように、目を閉じる。
痛みに耐え続けた意識が、霞み始めていた** ]
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